熊本県議会 > 2022-09-09 >
09月09日-01号

  • "港湾整備事業特別会計歳入歳出決算"(1/1)
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  1. 熊本県議会 2022-09-09
    09月09日-01号


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    最終取得日: 2024-09-10
    令和4年 9月 定例会               第 1 号              (9月9日)  令和4年   熊本県議会9月定例会会議録     第1号令和4年9月9日(金曜日)  ―――――――――――――――――   議事日程 第1号  令和4年9月9日(金曜日)午前10時開会 第1 会議録署名議員指名 第2 会期決定の件 第3 知事提出議案の上程(第1号から第59号まで) 第4 知事提案理由説明 第5 人事委員会の意見(第4号) 第6 議案に対する質疑(第39号から第59号まで) 第7 決算特別委員会設置の件 事件の付託(第39号から第59号まで) 委員の選任 第8 休会の件  ―――――――――――――――――本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名 日程第2 会期決定の件 日程第3 知事提出議案の上程(第1号から第59号まで) 日程第4 知事提案理由説明 日程第5 人事委員会の意見(第4号) 日程第6 議案に対する質疑(第39号から第59号まで) 日程第7 決算特別委員会設置の件 事件の付託(第39号から第59号まで) 委員の選任 日程第8 休会の件    ――――――○――――――出席議員氏名(47人)            堤   泰 之 君            前 田 敬 介 君            城 戸   淳 君            本 田 雄 三 君            坂 梨 剛 昭 君            荒 川 知 章 君            西 村 尚 武 君            島 田   稔 君            山 本 伸 裕 君            岩 田 智 子 君            池 永 幸 生 君            竹 﨑 和 虎 君            吉 田 孝 平 君            中 村 亮 彦 君            大 平 雄 一 君            髙 島 和 男 君            末 松 直 洋 君            松 村 秀 逸 君            岩 本 浩 治 君            西 山 宗 孝 君            河 津 修 司 君            濱 田 大 造 君            前 田 憲 秀 君            磯 田   毅 君            西   聖 一 君            楠 本 千 秋 君            橋 口 海 平 君            緒 方 勇 二 君            増 永 慎一郎 君            髙 木 健 次 君            髙 野 洋 介 君            内 野 幸 喜 君            山 口   裕 君            渕 上 陽 一 君            田 代 国 広 君            城 下 広 作 君            鎌 田   聡 君            坂 田 孝 志 君            溝 口 幸 治 君            小早川 宗 弘 君            池 田 和 貴 君            井 手 順 雄 君            吉 永 和 世 君            松 田 三 郎 君            藤 川 隆 夫 君            岩 下 栄 一 君            前 川   收 君欠席議員氏名(1人)            南 部 隼 平 君  ―――――――――――――――――説明のため出席した者の職氏名     知事     蒲 島 郁 夫 君     副知事    田 嶋   徹 君     副知事    木 村   敬 君     知事公室長  小 牧 裕 明 君     総務部長   平 井 宏 英 君     企画振興部長 高 橋 太 朗 君     理    事 水 谷 孝 司 君     理    事 小金丸   健 君     健康福祉部長 沼 川 敦 彦 君     環境生活部長 小 原 雅 之 君     商工労働部長 三 輪 孝 之 君     観光戦略部長 原 山 明 博 君     農林水産部長 竹 内 信 義 君     土木部長   亀 崎 直 隆 君     会計管理者  野 尾 晴一朗 君     企業局長   竹 田 尚 史 君     病院事業            渡 辺 克 淑 君     管理者     教育長    白 石 伸 一 君     警察本部長  山 口 寛 峰 君     人事委員会            出 田 孝 一 君     委員長     監査委員   藤 井 一 恵 君  ―――――――――――――――――事務局職員出席者     事務局長   手 島 伸 介     事務局次長            村 田 竜 二     兼総務課長     議事課長   富 田 博 英     審議員兼            濱 田 浩 史     議事課長補佐    ――――――○――――――  午前10時開会 開議 ○議長溝口幸治君) ただいまから令和4年9月熊本県議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。    ――――――○―――――― 就任挨拶議長溝口幸治君) まず、去る6月定例会において選任同意になりました人事委員会委員及び任命同意になりました収用委員会委員から、それぞれ挨拶の申出があっておりますので、この際、これを許します。 人事委員会委員豊田祐一君。  〔人事委員会委員豊田祐一登壇〕 ◎人事委員会委員豊田祐一君) おはようございます。さきの6月県議会において選任同意をいただき、7月27日付で人事委員会委員を拝命いたしました豊田祐一と申します。もとより微力ではございますが、職務重要性を十分認識し、誠心誠意職責を果たしてまいりたいと考えておりますので、御指導、御鞭撻を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長溝口幸治君) 収用委員会委員山野史寛君。  〔収用委員会委員山野史寛登壇〕 ◎収用委員会委員山野史寛君) 皆様、おはようございます。去る6月の県議会で御同意をいただき、8月1日付で収用委員任命されました山野史寛でございます。任命に際しましては、県議会の御同意をいただき、誠にありがとうございました。収用委員会の使命を自覚し、与えられた職務に誠心誠意努力してまいる所存でございますので、御指導、御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長溝口幸治君) 収用委員会委員林美貴さん。  〔収用委員会委員林美貴さん登壇〕 ◎収用委員会委員林美貴さん) 皆様、おはようございます。去る6月の県議会で御同意をいただき、8月1日付で収用委員任命されました林美貴でございます。任命に際しましては、県議会の御同意をいただき、誠にありがとうございました。収用委員会の使命を自覚し、与えられた職務に誠心誠意努力してまいる所存でございますので、御指導、御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長溝口幸治君) 収用委員会委員梅澤彩さん。  〔収用委員会委員梅澤彩さん登壇〕 ◎収用委員会委員梅澤彩さん) 皆様、おはようございます。去る6月の県議会で御同意をいただき、8月1日付で収用委員任命されました梅澤彩でございます。任命に際しましては、県議会の御同意をいただき、誠にありがとうございました。収用委員会の使命を自覚し、与えられた職務に誠心誠意努力してまいる所存でございますので、御指導、御撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)    ――――――○―――――― 永年勤続議員に対する熊本県議会表彰並びに知事感謝状贈呈議長溝口幸治君) 次に、熊本県議会永年勤続議員に対する熊本県議会表彰を行います。 なお、知事蒲島郁夫君から、被表彰議員に対し感謝状を贈呈したい旨の申出があっておりますので、併せてこれを行います。 被表彰者は、 20年勤続議員  井 手 順 雄 君 15年勤続議員  髙 木 健 次 君以上2人であります。 被表彰者の諸君は演壇の前に出ていただきます。  〔被表彰者演壇前に出る〕 ○議長溝口幸治君)    表  彰  状            井 手 順 雄 様 あなたは本県議会議員として20年以上にわたり県民負託に応え地方自治発展のため多大の貢献をされました ここにその功績をたたえ表彰します   令和4年9月9日             熊 本 県 議 会  〔表彰状及び記念品贈呈〕  〔拍手〕  ----------------------------------議長溝口幸治君)    表  彰  状            髙 木 健 次 様 あなたは本県議会議員として15年以上にわたり県民負託に応え地方自治発展のため多大の貢献をされました ここにその功績をたたえ表彰します   令和4年9月9日             熊 本 県 議 会  〔表彰状及び記念品贈呈〕  〔拍手〕  ----------------------------------知事蒲島郁夫君)    感  謝  状            井 手 順 雄 様 あなたは20年以上にわたり熊本県議会議員として県民負託に応えよく県勢の発展に寄与されました その功績はまことに大でありますのでここに深く感謝の意を表します   令和4年9月9日         熊本県知事 蒲 島 郁 夫 ありがとうございました。  〔感謝状贈呈〕  〔拍手〕  ----------------------------------知事蒲島郁夫君)    感  謝  状            髙 木 健 次 様 あなたは15年以上にわたり熊本県議会議員として県民負託に応えよく県勢の発展に寄与されました その功績はまことに大でありますのでここに深く感謝の意を表します   令和4年9月9日         熊本県知事 蒲 島 郁 夫 ありがとうございました。  〔感謝状贈呈〕  〔拍手〕    ――――――○―――――― △日程第1 会議録署名議員指名議長溝口幸治君) 次に、日程に従いまして、日程第1、会議録署名議員指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第121条の規定により、小早川宗弘君、山口裕君、堤泰之君、以上3人を指名いたします。    ――――――○―――――― △日程第2 会期決定の件 ○議長溝口幸治君) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会会期は、本日から10月5日までの27日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から10月5日までの27日間とすることに決定いたしました。    ――――――○――――――
    日程第3 知事提出議案の上程(第1号から第59号まで) ○議長溝口幸治君) 次に、日程第3、知事提出議案第1号から第59号までが提出されましたので、これを一括して議題といたします。  ――――――――――――――――― 第1号 令和4年度熊本一般会計補正予算(第6号) 第2号 令和4年度熊本港湾整備事業特別会計補正予算(第1号) 第3号 専決処分報告及び承認について 第4号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行等に伴う関係条例整備に関する条例制定について 第5号 熊本手数料条例の一部を改正する条例制定について 第6号 熊本高齢者障害者等の自立と社会的活動への参加の促進に関する条例の一部を改正する条例制定について 第7号 熊本児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例制定について 第8号 熊本指定通所支援事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例制定について 第9号 熊本指定障害福祉サービス事業等の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について 第10号 熊本児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について 第11号 熊本地震震災ミュージアム中核拠点施設条例制定について 第12号 持続可能な社会の実現に寄与する熊本公契約条例制定について 第13号 財産の取得について 第14号 財産処分について 第15号 財産処分について 第16号 財産処分について 第17号 財産処分について 第18号 財産処分について 第19号 財産の無償貸付けについて 第20号 令和4年度農林水産関係建設事業経費に対する市町村負担金地方財政法関係)について 第21号 令和4年度農地海岸保全事業及び漁港海岸保全施設整備事業経費に対する市町負担金について 第22号 令和4年度県営土地改良事業経費に対する市町村負担金について 第23号 令和4年度道路事業経費に対する市町村負担金について 第24号 令和4年度流域下水道事業経費に対する市町村負担金について 第25号 令和4年度海岸事業経費に対する市町負担金について 第26号 令和4年度地すべり対策事業経費に対する市負担金について 第27号 令和4年度都市計画事業港湾事業、急傾斜地崩壊対策事業及び砂防事業経費に対する市町村負担金地方財政法関係)について 第28号 工事請負契約の締結について 第29号 工事請負契約の締結について 第30号 工事請負契約の締結について 第31号 有料道路事業変更許可申請に関する同意について 第32号 専決処分報告及び承認について 第33号 専決処分報告及び承認について 第34号 専決処分報告及び承認について 第35号 専決処分報告及び承認について 第36号 専決処分報告及び承認について 第37号 専決処分報告及び承認について 第38号 専決処分報告及び承認について 第39号 令和3年度熊本一般会計歳入歳出決算認定について 第40号 令和3年度熊本中小企業振興資金特別会計歳入歳出決算認定について 第41号 令和3年度熊本母子父子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算認定について 第42号 令和3年度熊本収入証紙特別会計歳入歳出決算認定について 第43号 令和3年度熊本県立高等学校実習資金特別会計歳入歳出決算認定について 第44号 令和3年度熊本港湾整備事業特別会計歳入歳出決算認定について 第45号 令和3年度熊本臨海工業用地造成事業特別会計歳入歳出決算認定について 第46号 令和3年度熊本用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算認定について 第47号 令和3年度熊本育英資金等貸与特別会計歳入歳出決算認定について 第48号 令和3年度熊本林業改善資金特別会計歳入歳出決算認定について 第49号 令和3年度熊本沿岸漁業改善資金特別会計歳入歳出決算認定について 第50号 令和3年度熊本市町村振興資金貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について 第51号 令和3年度熊本高度技術研究開発基盤整備事業等特別会計歳入歳出決算認定について 第52号 令和3年度熊本県のチッソ株式会社に対する貸付けに係る県債償還等特別会計歳入歳出決算認定について 第53号 令和3年度熊本公債管理特別会計歳入歳出決算認定について 第54号 令和3年度熊本国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 第55号 令和3年度熊本病院事業会計利益処分及び決算認定について 第56号 令和3年度熊本電気事業会計決算認定について 第57号 令和3年度熊本工業用水道事業会計決算認定について 第58号 令和3年度熊本有料駐車場事業会計利益処分及び決算認定について 第59号 令和3年度熊本流域下水道事業会計決算認定について 報告第1号 専決処分報告について 報告第2号 専決処分報告について 報告第3号 公立大学法人熊本県立大学経営状況説明する書類提出について 報告第4号 公益財団法人熊本県立劇場経営状況説明する書類提出について 報告第5号 天草エアライン株式会社経営状況説明する書類提出について 報告第6号 豊肥本線高速鉄道保有株式会社経営状況説明する書類提出について 報告第7号 肥薩おれんじ鉄道株式会社経営状況説明する書類提出について 報告第8号 一般財団法人熊本さわやか長寿財団経営状況説明する書類提出について 報告第9号 公益財団法人熊本総合保健センター経営状況説明する書類提出について 報告第10号 公益財団法人熊本移植医療推進財団経営状況説明する書類提出について 報告第11号 公益財団法人熊本生活衛生営業指導センター経営状況説明する書類提出について 報告第12号 公益財団法人水俣芦北地域振興財団経営状況説明する書類提出について 報告第13号 公益財団法人熊本環境整備事業団経営状況説明する書類提出について 報告第14号 一般財団法人熊本テルサ経営状況説明する書類提出について 報告第15号 公益財団法人熊本雇用環境整備協会経営状況説明する書類提出について 報告第16号 希望の里ホンダ株式会社経営状況説明する書類提出について 報告第17号 公益財団法人くまもと産業支援財団経営状況説明する書類提出について 報告第18号 一般財団法人熊本起業化支援センター経営状況説明する書類提出について 報告第19号 株式会社テクノインキュベーションセンター経営状況説明する書類提出について 報告第20号 一般財団法人熊本伝統工芸館経営状況説明する書類提出について 報告第21号 一般社団法人熊本野菜価格安定資金協会経営状況説明する書類提出について 報告第22号 公益社団法人熊本畜産協会経営状況説明する書類提出について 報告第23号 公益財団法人熊本農業公社経営状況説明する書類提出について 報告第24号 公益社団法人熊本林業公社経営状況説明する書類提出について 報告第25号 公益財団法人熊本林業従事者育成基金経営状況説明する書類提出について 報告第26号 公益財団法人くまもと里海づくり協会経営状況説明する書類提出について 報告第27号 熊本道路公社経営状況説明する書類提出について 報告第28号 一般財団法人白川水源地域対策基金経営状況説明する書類提出について 報告第29号 公益財団法人熊本武道振興会経営状況説明する書類提出について 報告第30号 公益財団法人熊本暴力追放運動推進センター経営状況説明する書類提出について 報告第31号 熊本県における事務の的確・適正な執行の確保に関する評価報告書提出について 報告第32号 令和3年度決算に基づく熊本県の財政の健全化判断比率及び公営企業資金不足比率報告について 報告第33号 公立大学法人熊本県立大学令和3年度における業務の実績に関する評価について 報告第34号 公立大学法人熊本県立大学の第3期中期目標の期間の終了時に見込まれる中期目標の期間における業務の実績に関する評価について 報告第35号 熊本教育委員会の点検及び評価報告書提出について    ――――――○―――――― △日程第4 知事提案理由説明議長溝口幸治君) 次に、日程第4、ただいま議題といたしました議案に対する知事説明を求めます。 知事蒲島郁夫君。  〔知事蒲島郁夫登壇〕 ◎知事蒲島郁夫君) 今回の定例会に提案しております議案説明に先立ち、最近の県政の動向について御説明申し上げます。 まず、新型コロナウイルス感染症への対応についてです。 6月下旬から急激に感染が拡大した第7波は、1日の新規感染者数が5,000人を超える日もあるなど、これまでの波をはるかに上回る規模の感染拡大となりました。 また、8月中旬には病床使用率が7割を超える日が続くなど、医療提供体制への負荷も過去最大となりました。 このような中、本県では、全国に先駆けて熊本BA.5対策強化宣言を8月2日に発令し、県、県民事業者が一丸となった対策に取り組んでいます。 さらに、医療関係者皆様の御協力の下、8月以降、新たに160床の入院病床を確保し、最大1,015床とするなど、医療提供体制の強化も着実に進めています。 現在、新規感染者数減少傾向にありますが、依然として医療現場は厳しい状況が続いています。 高齢者など重症化リスクの高い方が必要な医療を受けることができるよう、県民事業者皆様には、引き続きできる限りの感染対策を実践いただくとともに、医療機関適正受診などに御協力いただくようお願いいたします。 なお、先日、国が方針を示した全数把握の見直しについては、本県は全国一律実施のタイミングで導入することとし、準備を進めてまいります。 また、今後接種が開始される見込みのオミクロン株対応ワクチンについては、正式決定後に迅速に接種できるよう、市町村と連携して体制整備を進めています。 感染拡大防止に取り組む一方で、社会経済活動を維持し、地域経済の回復を図ることも重要です。 県内旅行助成事業くまもと再発見の旅については、感染状況を踏まえ、対象をふだんから一緒にいる人に限定した上で、利用期間を9月30日まで延長し、切れ目なく実施しています。 また、国において検討されている原油価格物価高騰対策の議論を注視しながら、県としても追加の対策を検討してまいります。 今後も、県民皆様の生命と健康を第一に、感染拡大防止社会経済活動の両立を目指して取り組んでまいります。 次に、令和2年7月豪雨災害への対応についてです。 被災された方々の住まいの再建に向け、災害公営住宅の建設が順調に進む中、相良村では、8月22日に、住まいの再建「くまもとモデル」の第1号として、県が管理する木造仮設住宅をそのまま引き継いで、恒久的な住まいとして活用を始められました。 今後も、被災された皆様お一人お一人に寄り添いながら、関係市町村と連携して、一日も早い住まいの再建が果たされるよう、全力で取り組んでまいります。 球磨川水系治水対策については、8月9日に、国との連携により、緑の流域治水の理念を盛り込んだ球磨川水系河川整備計画を策定しました。 これを受け、国では、流水型ダム本体設計費等概算要求に盛り込まれるとともに、県では、県が事業主体となる支川整備に向けて地元説明会を行うなど、球磨川流域の安全、安心に向けた事業が本格的に動き出しています。 また、流水型ダムについては、8月24日に、国の流水型ダム環境保全対策検討委員会が開催されました。 委員会では、環境影響評価項目案とともに、流水型ダムの構造の検討状況などが示されました。今後、委員会で議論を重ね、国において環境影響評価方法レポートが作成される予定です。 県としては、この流水型ダムについて、命と環境の両立が図られているかどうか、事業方向性や進捗を確認する仕組みをできるだけ早く立ち上げてまいります。 これまでダム問題に翻弄されてきた五木村と流水型ダム建設予定地となる相良村については、引き続き、丁寧に説明を尽くしていくとともに、村と協議を進めながら、両村の振興を進めてまいります。 人吉市においては、3月の青井地区に続き、6月に中心市街地の紺屋町において、被災市街地復興土地区画整理事業都市計画が決定されました。 また、球磨村や八代市坂本地区などの球磨川中流域では、宅地かさ上げや輪中堤の整備に向け、整備方針が固まったところから、順次設計、用地協議等が進められています。 一部で運転を再開したくま川鉄道については、流失した球磨川第四橋梁架け替えの詳細設計が完了し、令和7年度に全線復旧する見通しが示されました。高校生をはじめ、地元の皆様にとって大切な公共交通であり、一日も早い全線復旧を県として後押ししてまいります。 JR肥薩線についても、鉄道での復旧に向け、地元市町村と連携し、引き続き、国、JR九州との協議を進めてまいります。 今後も、国や関係市町村と一体となって、緑の流域治水の理念の下、球磨川流域の創造的復興に取り組んでまいります。 次に、熊本地震からの復旧、復興についてです。 8月末時点で、益城町の仮設住宅に14世帯、36名の方々が入居されています。仮設住宅については、令和5年3月末をもって終了しますが、その後は、県と益城町が連携し、仮設住宅と同様に無償で住居を提供してまいります。 また、益城町では、復興まちづくりも目に見える形で進んでいます。 区画整理区域内では、本年4月にオープンした復興まちづくりセンター『にじいろ』や来春完成予定の益城町役場新庁舎の建設など、町の創造的復興の取組も進められています。 引き続き、最後のお一人まで誰一人取り残さないという強い覚悟を持ち、創造的復興への歩みをしっかりと進めてまいります。 なお、今定例会に、県立夜間中学の教室等の整備に必要な予算を提案しております。 この整備においては、供与期間が終了した南阿蘇村の木造応急仮設住宅の資材を活用することにしており、熊本地震を経験した本県ならではの取組として、積極的に発信してまいります。 次に、こども図書館の整備についてです。 世界的な建築家である安藤忠雄氏から、未来を担う子供たちのために、こども図書館を本県で整備したいとの大変すばらしい御提案をいただき、県立図書館隣接地での整備に向けて、8月23日に協定を締結しました。 これまでも、安藤氏には、熊本地震の発生直後から、いち早く義援金をお寄せいただくなど、被災者の痛みの最小化や創造的復興にお力添えをいただいております。 このこども図書館は、設計、施工に係る費用は安藤氏に御負担いただき、建物完成後に本県に寄贈いただきます。 今回のこども図書館も、熊本地震からの創造的復興、そして将来の熊本の発展に大きく寄与するものと期待しています。 初夏には蛍が飛び交う豊かな自然や歴史文化が織りなすすばらしい環境の中で、こども図書館が多くの子供たちの夢へのかけ橋となるよう、安藤氏とともに全力で取り組んでまいります。 次に、半導体関連産業のさらなる集積についてです。 県では、これまで、TSMCの進出決定直後から半導体産業集積強化推進本部を設置し、様々な課題解決に向けて取組を進めています。 九州経済産業局におかれましても、九州半導体人材育成等コンソーシアムを設置して、半導体人材の育成に取り組まれており、熊本大学や熊本高等専門学校等における取組も動き始めています。 このほか、インターナショナルスクールや私立学校における外国籍の子供の受入れへの動きも見えてまいりました。 そして、県道大津植木線の多車線化や中九州横断道路へのアクセス道路の概略設計の着手なども決定しました。 県では、引き続き、関係機関や民間事業者の取組と連携することで、この国家プロジェクトの効果を最大化し、県内はもとより、九州全体にその波及効果を広げ、シリコンアイランド九州の復活につなげてまいります。 次に、阿蘇くまもと空港へのアクセス鉄道についてです。 昨年11月の定例会において、TSMCの本県への進出を踏まえ、当該地域のアクセス向上と県内全域の交通ネットワークの強化の観点から、これまで検討してきた三里木ルートに原水ルートと肥後大津ルートを加え、3つのルート案について追加調査を実施することを表明しました。 原水ルートは、セミコンテクノパークに最も近い原水駅で分岐するルートで、肥後大津ルートは、豊肥本線沿線の需要が広く取り込めるルートです。 今般、中間的な調査概要が取りまとまりましたので、それを報告します。 その内容は、概算事業費は、肥後大津ルートが410億円と最も低額の試算となり、費用対効果、いわゆるB/Cについても、肥後大津ルートが最も事業効果が高いとの試算となりました。 具体的な調査の内容、さらには財源確保の見通しをはじめ、整理すべき課題については、今定例会での議論を含めて、県民皆様にしっかりと説明を尽くしてまいりたいと思います。 そのような取組を行った上で、できる限り早く県としての方向性を固めてまいりたいと考えております。 次に、赤潮被害への対応についてです。 7月27日から8月31日にかけて八代海で発生した赤潮では、養殖のシマアジやトラフグなどが大量にへい死しました。これまでの被害額は約19億円となり、平成12年度に次ぐ過去2番目の大きな被害となりました。 県では、8月8日の被害報告の直後から、水産関係危機管理対策本部を設置し、赤潮の動向や被害状況の把握に努めるとともに、漁業者の皆様に対して、餌止めなどの被害防止対策を徹底するよう呼びかけました。 また、8月17日には、ワンストップ相談窓口を設置し、被害を受けた養殖業者の皆様からの相談に対応しています。 今後とも、本県水産業の中心となる養殖業が持続可能な産業として維持発展できるよう、県として関係市町や漁業関係団体と連携して、必要な支援の検討を進めてまいります。 続いて、今定例会に提案しております議案について御説明いたします。 まず、一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策や今年の大雨被害からの復旧工事などを計上しています。 この結果、111億円の増額補正となり、これを現計予算と合算しますと、9,381億円となります。 このほか、今定例会には、持続可能な社会の実現に寄与する熊本公契約条例制定など、各種条例案件や決算認定なども併せて提案しております。 また、今会期中には、人事案件についても追加提案する予定です。 これらの議案について、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。    ――――――○―――――― △日程第5 人事委員会の意見(第4号) ○議長溝口幸治君) 次に、日程第5、ただいま議題といたしました議案のうち、第4号につきましては、職員に関する条例案であり、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を聴く必要がありますので、ただいまから人事委員会の意見を求めます。 人事委員会委員長出田孝一君。  〔人事委員会委員長出田孝一君登壇〕 ◎人事委員会委員長(出田孝一君) 本議会に提案されました議案第4号について、地方公務員法第5条第2項の規定に基づき人事委員会の意見を申し述べます。 議案第4号につきましては、国家公務員の定年引上げに伴う地方公務員法の改正等を踏まえ、職員の定年等について、国家公務員と同様の措置を講じるために関係規定を整備するものであり、適当であると考えます。    ――――――○―――――― △日程第6 議案に対する質疑(第39号から第59号まで) ○議長溝口幸治君) 次に、日程第6、議案第39号から第59号までにつきまして、一括して議題とし、これに対する質疑を行いますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。    ――――――○―――――― △日程第7 決算特別委員会設置の件 事件の付託(第39号から第59号まで) 委員の選任 ○議長溝口幸治君) 次に、日程第7、決算特別委員会設置の件を議題といたします。 お諮りいたします。 令和3年度各会計決算認定等審査のため、11人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに議案第39号から第59号までを付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、11人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに議案第39号から第59号までを付託することに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議席に配付の選任一覧表のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員は、議席に配付の選任一覧表のとおり選任することに決定いたしました。  〔選任一覧表は付録に掲載〕    ――――――○―――――― △日程第8 休会の件 ○議長溝口幸治君) 次に、日程第8、休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。 12日から15日までは、議案調査のため、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、12日から15日までは休会することに決定いたしました。 なお、明10日及び11日は、県の休日のため、休会であります。    ――――――○―――――― ○議長溝口幸治君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次の会議は、来る16日午前10時から開きます。 日程は、議席に配付の議事日程第2号のとおりといたします。 本日は、これをもって散会いたします。  午前10時29分散会...