熊本県議会 > 2022-03-16 >
03月16日-08号

  • "乾杯条例"(1/3)
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  1. 熊本県議会 2022-03-16
    03月16日-08号


    取得元: 熊本県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和4年 2月 定例会               第 8 号              (3月16日)  令和4年   熊本県議会2月定例会会議録     第8号令和4年3月16日(水曜日)  ―――――――――――――――――   議事日程 第8号  令和4年3月16日(水曜日)午前10時開議 第1 各特別委員長報告 質疑 第2 各常任委員長報告 質疑 討論 議決 第3 閉会中の継続審査の件 第4 常任委員の改選 第5 議会運営委員の改選 第6 特別委員の所属変更及び選任の件  ―――――――――――――――――本日の会議に付した事件 日程第1 各特別委員長報告 質疑 日程第2 各常任委員長報告 質疑 討論 議決 日程第3 閉会中の継続審査の件 知事提出議案第81号及び第82号 質疑 討論 議決 知事提出議案の上程(第83号) 質疑 討論 議決 知事提出議案の上程(第84号) 質疑 討論 議決 議員提出議案の上程(第4号及び第5号) 質疑 討論 議決 委員会提出議案の上程(第1号) 質疑 討論 議決 議長辞職の件 議長選挙の件 副議長辞職の件 副議長選挙の件 日程第4 常任委員の改選 日程第5 議会運営委員の改選 特別委員辞任の件 常任委員辞任の件 日程第6 特別委員の所属変更及び選任の件 指定都市都道府県調整会議の構成員の選挙の件    ――――――○――――――出席議員氏名(47人)            前 田 敬 介 君            城 戸   淳 君            本 田 雄 三 君            南 部 隼 平 君            坂 梨 剛 昭 君            荒 川 知 章 君            西 村 尚 武 君            島 田   稔 君            松 野 明 美 さん            山 本 伸 裕 君            岩 田 智 子 君            池 永 幸 生 君            竹 﨑 和 虎 君            吉 田 孝 平 君            中 村 亮 彦 君            大 平 雄 一 君            髙 島 和 男 君            末 松 直 洋 君            松 村 秀 逸 君            岩 本 浩 治 君            西 山 宗 孝 君            前 田 憲 秀 君            磯 田   毅 君            西   聖 一 君            河 津 修 司 君            楠 本 千 秋 君            橋 口 海 平 君            緒 方 勇 二 君            増 永 慎一郎 君            髙 木 健 次 君            髙 野 洋 介 君            内 野 幸 喜 君            山 口   裕 君            渕 上 陽 一 君            田 代 国 広 君            城 下 広 作 君            鎌 田   聡 君            坂 田 孝 志 君            溝 口 幸 治 君            小早川 宗 弘 君            池 田 和 貴 君            井 手 順 雄 君            吉 永 和 世 君            松 田 三 郎 君            藤 川 隆 夫 君            岩 下 栄 一 君            前 川   收 君欠席議員氏名(なし)  ―――――――――――――――――説明のため出席した者の職氏名     知事     蒲 島 郁 夫 君     副知事    田 嶋   徹 君     副知事    木 村   敬 君     知事公室長  小 牧 裕 明 君     総務部長   白 石 伸 一 君     企画振興部長 高 橋 太 朗 君     理    事 水 谷 孝 司 君     健康福祉部長 早 田 章 子 さん     環境生活部長 藤 本   聡 君     商工労働部長 三 輪 孝 之 君     観光戦略部長 寺 野 愼 吾 君     農林水産部長 竹 内 信 義 君     土木部長   村 上 義 幸 君     会計管理者  手 島 和 生 君     企業局長   國 武 愼一郎 君     病院事業            渡 辺 克 淑 君     管理者     教育長    古 閑 陽 一 君     警察本部長  山 口 寛 峰 君     人事委員会            青 木 政 俊 君     事務局長     監査委員   藤 井 一 恵 君  ―――――――――――――――――事務局職員出席者     事務局長   手 島 伸 介     事務局次長            横 尾 徹 也     兼総務課長     議事課長   村 田 竜 二     審議員兼            富 田 博 英     議事課長補佐    ――――――○――――――  午前10時開議 ○議長(小早川宗弘君) これより本日の会議を開きます。    ――――――○―――――― 知事の報告 ○議長(小早川宗弘君) まず、日程に入る前に、知事から発言の申出があっておりますので、この際、これを許します。 知事蒲島郁夫君。  〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 現在本県に適用されているまん延防止等重点措置について御報告申し上げます。 今会期中の3月3日に国に再延長を申請し、その期限は3月21日までとされています。県では、この間、感染防止対策を講じるとともに、感染状況を注視してまいりました。 このような中、3月11日に、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会において、重点措置終了の新しい考え方が示されました。その考え方は、新規感染者が微増傾向または高止まりしていても、病床使用率が低下し、医療への負荷が低下する見込みであれば終了できるというものです。 現在の本県の状況は、新規感染者数は高止まりしているものの、病床使用率は低下し、医療への負荷の低下が見込まれることから、国の重点措置終了の考え方を満たしていると言えます。 このため、専門家の御意見もいただき、まん延防止等重点措置については、期限どおりに終了することを、先ほど国に要請いたしました。 重点措置が解除になりましたら、今後は、感染の再拡大防止に努めつつ、県民生活や県経済を回復させていかなければなりません。そのために、県民や事業者の皆様が安心感を持って社会経済活動を行えるよう、県としても、経済対策をはじめとして全力で取り組んでまいります。    ――――――○―――――― △日程第1 各特別委員長報告 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程に従いまして、日程第1、各特別委員会に調査を付託中の事件について、各特別委員長から調査結果の報告があっておりますので、これを一括して議題といたします。 ただいまから、各特別委員会における調査の経過並びに結果について、各特別委員長の報告を求めます。 まず、高速交通ネットワーク整備推進特別委員長の報告を求めます。 増永慎一郎君。  〔増永慎一郎君登壇〕 ◆(増永慎一郎君) おはようございます。 高速交通ネットワーク整備推進特別委員会に付託されました調査事件につきまして、委員会における調査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会は、高速交通体系に関する件、熊本都市圏交通に関する件について審議してまいりました。 本年度におきましては、これまで委員会を4回開催し、審議を行いましたが、主な内容を要約して御報告申し上げます。 まず、高速交通体系に関する件では、高規格幹線道路等の整備、航空路線の利用促進、熊本空港の運営の民間委託とアクセス改善について、執行部から説明がありました。 これに対し、委員から、本県では、九州中央自動車道の矢部清和道路や中九州横断道路の大津熊本道路、大津西から合志の新規事業化に向けた手続が進められている、加えて、熊本天草幹線道路や有明海沿岸道路、南九州西回り自動車道など、国直轄だけでも5路線で事業が展開されており、本県の幹線道路整備は大きく前進している、そのような中、新広域道路交通計画において、熊本都市圏に新たに位置づけられた3つの道路は、これまでと同様に税金を投入して整備すると時間がかかるため、有料道路方式での検討など、事業手法も含めて論議してほしいとの意見が出され、執行部から、都市圏部会を設置し、有料道路のほか、様々な手法を関係機関とともに検討して進めていきたいとの答弁がありました。 次に、委員から、航空路線の利用促進について、TSMCの熊本進出による台湾路線への影響として、今後、台北線の誘致を含め、高雄線の重要性をどのように考えているのかとの質疑があり、執行部から、TSMCの件については、高雄線の復便や新規路線としての台北線の実現にとって有意義な話と認識しており、今後も航空会社との協議を進めていきたいとの答弁がありました。 また、委員から、半導体や農作物の輸出など、本県にとっては貨物便の運航も大きな意義があるが、現在の状況はどうなのかとの質疑があり、執行部から、現在の熊本空港では貨物の取扱いは少ないが、航空会社としては、コロナ禍でも貨物の取扱いは好調であり、既存路線の復便、新規路線の就航とともに、航空貨物の取扱いについても検討していきたいとの答弁がありました。 また、委員から、フジドリームエアラインズの熊本―静岡線が利用者が少なく運休とならないよう、県としてもバックアップしてほしいとの要望がありました。 次に、熊本空港へのアクセス改善について、執行部からの空港アクセス鉄道検討に係る調査結果の説明に対し、委員から、この事業は、そもそも黒字化することを前提に努力することは当然だが、一方で、社会インフラとして考えると、道路と同様に社会の中で必要なものという公共事業として取り組む必要があるとの意見が出されました。 また、委員から、TSMCの熊本進出に伴い、空港アクセス鉄道を追加検討する意味合いは何なのかとの質疑があり、執行部から、人や物の流れに大きな変化が見込まれるため、豊肥本線や空港アクセス鉄道にどのような影響があるかを含めて検討したいとの答弁がありました。 また、委員から、TSMCは、本県における過去最大のインパクトがある企業進出であり、その影響を検討しない方がおかしい、将来に禍根を残さないようしっかりと検討してほしいが、スピード感を持って取り組んでほしい、いつ頃報告書ができるのかとの質疑があり、執行部から、これまで1年以上かかった調査期間を可能な限り短縮し、令和4年には必ず調査結果を報告したいとの答弁がありました。 また、委員から、空港アクセス鉄道は、そもそも空港利用者のためのものであり、視点がずれないように検討してほしい、三里木ルートの検討が進んでいたが、ほかのルートを追加検討する理由については、地元にもしっかり説明してほしい、追加調査の需要予測は慎重に算出する必要がある、三里木ルート以外となる場合は、県民総合運動公園のアクセス改善も考える必要があるなどの意見が出ました。 次に、熊本都市圏交通に関する件では、現状及び施策の主な取組について、執行部から説明がありました。 これに対し、委員から、熊本都市圏の渋滞緩和に向けた取組について、新広域道路交通計画に掲げた「10分・20分構想」に係る検討など、これまで検討を積み重ねてきたが、これからは、いかに実行に移すかが大事であるとの意見が出されました。 また、委員から、国道57号東バイパスの都市内交通円滑化について、どのような取組を考えているのかとの質疑があり、執行部から、国が、既存計画も含めて熊本都市圏に求められる道路網について、今年度、交通量推計を実施すると聞いている、その中で、東バイパスの円滑化についても検討されていくものと考えているとの答弁がありました。 また、委員から、熊本市と十分に連携し、課題を解決しながら取り組んでもらいたいとの要望がありました。 以上が本年度審議された主な内容でございますが、本委員会に付託されました調査事件については、引き続き調査する必要がありますので、本委員会を次期定例会まで存続し、閉会中の継続審査事件とすることに全会一致をもって決定いたしました。 各議員におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、高速交通ネットワーク整備推進特別委員長の報告とします。 ○議長(小早川宗弘君) 次に、有明海・八代海再生及びゼロカーボン社会推進特別委員長の報告を求めます。 髙野洋介君。  〔髙野洋介君登壇〕 ◆(髙野洋介君) 有明海・八代海再生及びゼロカーボン社会推進特別委員会に付託されました調査事件につきまして、委員会における調査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会は、有明海・八代海の環境の保全、改善及び水産資源の回復等による漁業の振興に関する件及び2050年県内CO2排出実質ゼロに向けた取組に関する件について審議を行ってまいりました。 本委員会におきましては、これまで委員会を4回開催し、有明海、八代海再生においては、抜本的な干潟等再生方策の検討やアサリ等の水産資源回復等による漁業の振興等について、ゼロカーボン社会推進においては、ゼロカーボンに向けた具体的行動や成果の見える化、再生可能エネルギーの導入推進等について、重点的に審議を行いました。 また、昨年11月には、早稲田大学法学学術院法学部の森本英香教授をお招きし、ゼロカーボン社会の推進に関する勉強会を開催いたしました。 それでは、本委員会に付託されました調査事件の審議の内容を要約して御報告申し上げます。 まず、執行部から、有明海・八代海の環境の保全、改善及び水産資源の回復等による漁業の振興について、対応状況や取組についての説明がありました。 これに対し、委員から、八代海湾奥部の今後の取組方針等に関しては、地元自治体や漁業者等の関係者と意見交換をするということになっていたが、どのようになっているのかとの質疑があり、執行部から、令和3年8月から9月にかけて、関係市町や漁協と意見交換を行い、宇城市からは、水害に係る防災対策を今後も支援してほしいとの要望があり、また、漁協からは、湾奥部を漁場として活用したいという意見はなく、それ以外の海域について、覆砂による漁場整備や港の泊地の確保等を推進してほしいとの意向であり、今後は、水害リスクの軽減に向けた取組を推進し、湾奥以外において、地元と連携した漁業振興に取り組むとの報告がありました。 次に、委員から、アサリ資源回復に向けた取組として、母貝団地形成については、今後どのように取り組んでいくのかとの質疑があり、執行部から、鏡町漁協の取組を参考にし、横島漁協、松尾漁協等において、被覆網による食害防止、波浪による散逸防止等の改良試験に取り組んでいる、また、本県だけでなく、沿岸4県で連携し、母貝の数を増やし、稚貝を着底させる形で資源を回復させていきたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、アサリを保護するために、覆砂、しゅんせつ、作澪等の事業を行っているが、漁獲量は年々減っている、今の方法でいいのかとの質疑があり、執行部から、今まで覆砂、作澪、ナルトビエイ駆除、母貝団地の形成等の事業をやってきたが、アサリが減った原因は様々であり、これらの取組を地道に積み重ね、アサリの漁獲量を増やしていきたいとの答弁がありました。 次に、執行部から、2050年県内CO2排出実質ゼロに向けた取組について説明がありました。 これに対し、委員から、家庭で実践していただきたい取組に関して県が作成する県民行動ブックの作成部数や配付先について質疑があり、執行部から、ウェブからもダウンロード可能とするが、冊子としては2万7,000部程度を作成し、市町村や学校等へ配付するとの答弁がありました。 さらに、委員から、各家庭でできる取組が一目瞭然で分かるようなものを作ってほしい、学校での教育にも力を入れてほしいとの要望がありました。 次に、委員から、風力発電等の再生可能エネルギー発電施設の立地に係るゾーニングについて、ゾーンを絞り込むと立地場所の選定が難しくなり、逆に広げ過ぎると意味がないが、このバランスをどう考えているのかとの質疑があり、執行部から、今年度は、地図情報を基に土地利用規制等の状況を把握し、来年度から、事業者へのヒアリングを経て、市町村の意見を聴きながらゾーニングを固めていくとの答弁がありました。 次に、委員から、各電力会社による電力の供給が賄われている場合は、太陽光発電等の出力制御を行っているが、むしろ太陽光発電等の再生可能エネルギーを優先するべきではないかとの質疑があり、執行部から、先着優先ルールというものがあり、大手電力会社が優先され、後発の太陽光発電等は制御される状態であるが、これについては、接続の優先順位について、再生可能エネルギーを優先してほしいと毎年国に要望しているとの答弁がありました。 次に、委員から、森林環境譲与税の執行状況について質疑があり、執行部から、令和元年度から3年間での市町村への譲与額は約23億円、執行率は52%の見込みであり、残り48%の約11億円については基金に積み立てられる見込みであるとの答弁がありました。 関連して、委員から、森林整備がカーボンニュートラルの要であることから、基金に積み立てるのではなく、県と市町村が一緒になって森林整備を進めていくべきであるとの意見がありました。 以上が本年度審議された主な内容でございますが、本委員会に付託されました調査事件については、引き続き調査する必要がありますので、本委員会を次期定例会まで存続し、閉会中の継続審査事件とすることに全会一致をもって決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、有明海・八代海再生及びゼロカーボン社会推進特別委員長の報告といたします。 ○議長(小早川宗弘君) 最後に、地域対策特別委員長の報告を求めます。 髙木健次君。  〔髙木健次君登壇〕 ◆(髙木健次君) 地域対策特別委員会に付託されました調査事件につきまして、委員会における調査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会は、新たな地方創生への取組に関する件、行政サービスの維持向上に関する件について審議してまいりました。 本年度におきましては、これまで委員会を4回開催し、審議を行いました。本年度は、昨年度から引き続き感染拡大と収束を繰り返した新型コロナウイルス感染症の影響を受け、管外・管内視察の実施も見送りとし、委員会は現地調査を伴わない会議を中心としたものとなりました。 それでは、本委員会に付託されました調査事件の審議の内容を要約して御報告申し上げます。 まず、新たな地方創生への取組に関する件であります。 DX、デジタルトランスフォーメーション関係、移住、定住等関係の施策を中心に審議を進めました。 DX関係については、各定例会を通して、執行部から、国、県の施策の動向、DX関係施策、DXくまもと創生会議の検討状況及び検討結果が説明されました。 移住、定住関係では、各定例会を通して、近年の人口動態、昨年度実施された移住者アンケートの結果、移住、定住の促進に向けた取組の状況が説明されました。 これに対し、委員から、市町村、民間に対する県のデジタル化支援はイメージしやすいが、DXについては、県はどのような関わり方ができるのかとの質疑があり、執行部から、一例として、スマートシティースーパーシティーの取組に対する県、自治体の役割は、地域課題を持っている県民、市民、事業者と、地域課題を解決したいと思っている民間事業者や学術機関とのコーディネートなどが考えられるとの答弁がありました。 次に、委員から、県においてDXを推進する上で、令和4年度以降の組織の拡充、在り方の見直しに関する質疑があり、執行部から、体制の強化、外部監査で指摘があったCIO、最高情報責任者、CDO、最高デジタル責任者、民間人材の登用など、来年度に向けて庁内で議論、検討しているとの答弁がありました。 次に、委員から、くまもとDXグランドデザインは、隅々まで行き届いたよくできたプランだが、中でも人材育成が重要であり、技術系の高等学校での取組を進めるべきではないかとの質疑があり、執行部から、DXグランドデザインに基づくプロジェクトに取り組む中で、技術系の高等学校との連携も視野に入れていきたいとの答弁がありました。 また、委員から、人材育成は、裾野を広く、中等教育から行った方がよいとの意見もありました。 次に、委員から、県内にはスマホを持っていない高齢者も多いが、情報格差の解消に向けての実証事業などは考えているのかとの質疑があり、執行部から、総務省が予算を確保し、携帯キャリア4社、通信回線事業者を通じて高齢者等に対するスマホ操作研修を行っており、県としては、国の動向を見極めながら、必要に応じて対応していきたいとの答弁がありました。 次に、委員から、地方部には集落によって携帯の不感地域もあり、災害等を考えると、それをなくすような取組の検討も必要だと思うがどうかとの質疑があり、執行部から、人が住んでいる地域における携帯電話エリアは99.9%とほぼ県内全世帯をカバーしているが、携帯電話がつながらない地域も残っている、これらについては、総務省から携帯4キャリアに対し、5G基地局整備の許可の際、2023年度末までに不感地域を解消することが求められているところであるが、県としても、不感地域解消に向け、地域と携帯キャリアや国との橋渡しについて対応していくとの答弁がありました。 次に、委員から、移住、定住関連では、熊本の魅力を伝えるだけでなく、生活環境の整備も大切ではないかとの質疑があり、執行部から、移住は人生に関わる重要な決断であり、生活環境も大変重要であると認識している、単純な憧れを持ってもらうだけでなく、実際に熊本での生活をイメージしてもらうことが必要、市町村も環境整備に取り組んでいるので、県も市町村を支援するとともに、暮らしの面も含めてPRしていきたいとの答弁がありました。 次に、行政サービスの維持向上に関する件であります。 執行部から、各定例会を通して、市町村の行政体制における現状と課題、今後の市町村支援の在り方が説明され、審議を行いました。その中で、県内市町村のニーズ調査の結果、分析、県の市町村支援の方向性の取りまとめが説明されました。 これに対し、委員から、地方創生など市町村の取組を県がどう支援していくのかとの質疑があり、執行部から、市町村におけるそれぞれの地域の長期的、客観的な変化、課題の見通しとなる地域の未来予測について、地方制度調査会答申の中での県の役割は、市町村の求めに応じてその作成支援、サポートをしていくものと示されている、市町村の課題や取組の方向性を共有し、一緒になって進めてまいりたいとの答弁がありました。 次に、委員から、民間から登用されたDX人材により、行政の公平性、中立性の維持が懸念され、総務省は、デジタル行政の最高責任者に現役の民間人材を登用することは想定していないとの見解と思われるが、県内市町村にそのような事例はあるかとの質疑があり、執行部から、今のところ、民間人材がCIOに就任した事例は聞いていないが、新年度に改めて状況把握に努めたいとの答弁がありました。 次に、委員から、DX推進の取組においては、個人情報のデータが収集されるので、個人情報保護の観点を念頭に置くようにとの意見が出されました。 以上が本年度審議された主な内容でございますが、本委員会に付託されました調査事件については、引き続き調査する必要がありますので、本委員会を次期定例会まで存続し、閉会中の継続審査事件とすることに全会一致をもって決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、地域対策特別委員長の報告といたします。 ○議長(小早川宗弘君) 以上で各特別委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 質疑なしと認めます。    ――――――○―――――― △日程第2 各常任委員長報告 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第2、去る8日の会議において審査を付託いたしました議案第40号から第78号まで及び第80号並びに請願について、各常任委員長から審査結果の報告があっておりますので、これを一括して議題といたします。 ただいまから、各常任委員会における審査の経過並びに結果について、各常任委員長の報告を求めます。 まず、厚生常任委員長の報告を求めます。 橋口海平君。  〔橋口海平君登壇〕 ◆(橋口海平君) 厚生常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、予算関係5議案、条例等関係5議案であります。 まず、予算関係議案の概要について申し上げます。 今回追加提出された健康福祉部の令和3年度補正予算は、新型コロナウイルス感染症のクラスター発生防止のため、高齢者施設等の従事者に対する集中的検査等に要する経費14億6,500万円余の増額補正であり、補正後の予算総額は、一般会計、特別会計合わせて4,447億1,700万円余であります。 あわせまして、繰越明許費の変更であります。 次に、今回提出された健康福祉部の令和4年度当初予算は、新型コロナウイルス感染症、令和2年7月豪雨及び熊本地震への対応のほか、様々な困難を抱えている方へのきめ細やかな支援や相談体制の拡充等、喫緊の課題への対応に要する経費等で、予算総額は、一般会計、特別会計合わせて4,204億5,500万円余であります。 あわせまして、債務負担行為の設定であります。 病院局の令和4年度当初予算は、県立こころの医療センターの管理運営や空調設備等の大規模改修事業に要する経費等で、予算総額は、収益的収支、資本的収支合わせて24億8,600万円余であります。 次に、条例等関係議案についてでありますが、熊本県民生委員定数条例の一部を改正する条例の制定について外4議案であります。 議案等の審査の過程において論議されました主なものを要約して御報告申し上げます。 まず、委員から、健康福祉部長の総括説明の中で、ワクチンの追加接種を進めるため、県民広域接種センターによる接種加速化などに取り組むとあったが、昨年の夏と比べると、副反応のおそれや重症化している人が少ないことが理由と思われる接種ペースの鈍化を感じているところ、ファイザーの予約枠は埋まる一方で、モデルナの予約枠はなかなか埋まらないと聞くが、2回目接種をした約140万人の県民が2回接種した際のファイザーとモデルナの割合はどれぐらいかとの質疑があり、執行部から、モデルナは、職域接種と県民広域接種センターのみで接種しており、一般の県民は主にファイザーを接種しているので、ファイザー9、モデルナ1の割合となっているとの答弁がありました。 さらに、委員から、今後ファイザーとモデルナのワクチン配分が半々になるという話がある中、いかにモデルナの接種率を上げて、交互接種を進めるかが重要になってくると思うので、市町村とも連携して、接種したい方がスムーズに受けられるようにしてほしいとの要望がありました。 関連して、委員から、ワクチン接種を進めることは社会的な要請であり、県民にいろいろな情報を周知することが大事だが、デジタル化の進展に合わせて、いわゆるZ世代の若い世代にも情報が届くよう発信方法を工夫してほしいとの要望がありました。 次に、委員から、子ども食堂活動支援事業、子ども食堂等応援事業に関連して、子ども食堂を自発的に運営している民間の方々を支援していくことは大事なことであり、運営費や食材費などを寄附に頼っておられる状況の中、食材の支援を行うフードバンクが各広域本部に1か所ぐらい設置できるようにしてはどうかと思うが、フードバンクの支援策はないのかとの質疑があり、執行部から、フードバンクについては、環境生活部における食品ロスの削減の一環として取り組まれており、健康福祉部では、子ども食堂の支援を中心として取り組んでいるが、フードバンクの事業を行っている団体からも話を聞くなどしており、今後も環境生活部とも連携して、必要な支援を行っていきたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、ぜひ、関係部署との連携を深めて、お互いが有効に結びつくように事業を構築してほしいとの要望がありました。 次に、委員から、医師確保総合対策事業、自治医科大学経常運営負担金に関連して、修学資金の貸与等を受けられた医師には、僻地診療所等に勤務する、いわゆる義務年限を終えられた後も、そのまま地域に残ってほしいという願いがあるものの、医師御自身の判断により残っていただけないとの課題もあると聞いており、今後どれくらいの医師が残ってもらえるかが大事であるが、義務年限後も残ってもらえるような取組は行っているのかとの質疑があり、執行部から、熊大医学部地域枠卒の医師については、まだ義務年限中であるが、義務明け後も熊大医局の人事の中で異動されるので、熊本に残っていただけるものと考えている、一方、自治医科大卒の医師については、これまで、義務年限が終了した方64人のうち36人が熊本に残られており、残留率56.3%であるが、直近の10年間で見ると、もともと熊本出身で、熊大の医局に入られている方も多くなっているということもあり、18人中14人が残られている、自治医科大卒の義務年限中の医師とは年1回程度面談し、御本人の今後の希望の確認や本県医療でのキャリアの生かし方についての助言を行うなどの取組を行っているが、引き続き、熊本に残っていただけるような働きかけや環境づくりを行っていきたいとの答弁がありました。 次に、委員から、障がい児・者歯科医療提供体制強化事業に関連して、現在、障害児者の歯科診療は、県歯科医師会口腔保健センターと、熊本市内の基幹病院である熊大病院、国立熊本医療センター、県北圏域のくまもと県北病院が担っていると思うが、県南圏域における歯科診療の拠点病院がないことについてどのように考えているのか、また、今後の見通しはどうかとの質疑があり、執行部から、県下第2の都市八代市がある県南の八代圏域には、歯科診療ができる病院がない状況であり、以前から地元歯科医師会や県歯科医師会でも病院歯科の設置を熱望されていることから、今年1月に、熊大病院、県歯科医師会、八代歯科医師会、県の4者で、八代圏域の病院歯科の設置に向けた対策会議を開催し、協議を始めたところである、歯科診療ができる病院の設置には、地元の合意形成や施設整備等の必要もあり、簡単に進むものではないが、引き続き関係者と連携しながら対応していきたいとの答弁がありました。 以上が論議されました主な内容でありますが、本委員会に付託されました議案については、全員賛成をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。 最後に、本委員会所管事務の継続審査事件については、議席に配付のとおり決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、厚生常任委員長の報告を終わります。 ○議長(小早川宗弘君) 次に、経済環境常任委員長の報告を求めます。 松村秀逸君。  〔松村秀逸君登壇〕 ◆(松村秀逸君) 経済環境常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、予算関係10議案、条例等関係2議案及び請願1件であります。 まず、予算関係議案の概要について申し上げます。 今回追加提出された商工労働部の令和3年度補正予算は、飲食店等に対する営業時間短縮要請協力金の支給に要する経費等59億9,700万円余の増額補正であり、補正後の予算総額は、一般会計、特別会計合わせて1,609億2,100万円余であります。 また、観光戦略部の令和3年度補正予算は、県認証制度の基準に沿った感染防止対策に取り組む飲食店に対する助成に要する経費5億5,200万円余の増額補正であり、補正後の予算総額は、222億3,700万円余であります。 あわせまして、商工労働部、観光戦略部関係の繰越明許費の変更であります。 次に、今回提出された環境生活部の令和4年度当初予算は、令和2年7月豪雨からの創造的復興や水俣病問題への対応のほか、2050年県内CO2排出実質ゼロ実現に向けた取組など、環境の保全や県民の快適で安全、安心な暮らしの実現に向けた施策を推進するために要する経費等で、予算総額は、一般会計、特別会計合わせて179億4,200万円余であります。 商工労働部の令和4年度当初予算は、熊本地震及び令和2年7月豪雨災害からの創造的復興、新型コロナウイルス感染症への対応のほか、半導体関連をはじめとした産業のさらなる集積に向けた新たな工業団地の整備や地域共生型の再生可能エネルギー施設の導入に向けた立地ゾーニングに要する経費等で、予算総額は、一般会計、特別会計合わせて819億9,300万円余であります。 あわせまして、債務負担行為の設定であります。 観光戦略部の令和4年度当初予算は、新しい観光スタイルの確立に向けた取組として、スポーツや漫画、アニメと地域資源を組み合わせた新しいツーリズム等の推進、令和2年7月豪雨被災地域の観光、物産の復興に要する経費等で、予算総額は、26億2,500万円余であります。 企業局の令和4年度当初予算は、発電所のリニューアルに要する経費等で、電気事業、工業用水道事業及び有料駐車場事業の3事業会計の支出予算総額は、収益的収支、資本的収支合わせて83億5,100万円余であります。 労働委員会の令和4年度当初予算は、委員報酬、労使紛争の審査、調整、あっせんに要する経費等で、予算総額は、9,200万円余であります。 次に、条例等関係議案についてでありますが、熊本県少年保護育成条例の一部を改正する条例の制定について外1議案であります。 議案等の審査の過程において論議されました主なものを要約して御報告申し上げます。 まず、委員から、雨水浸透施設促進事業について、どのような内容か、また、地下水保全対策費に関連して、今回進出するTSMCや関連企業に対する地下水涵養等についての指導はどのように考えているのかとの質疑があり、執行部から、雨水浸透施設促進事業は、地下水保全区域を対象として、雨水浸透施設等の設置効果や適地、不適地を検証するものである、また、TSMCに対する地下水に係る指導については、合弁会社に参画するソニーが実施している節水や敷地内外での地下水涵養と同等以上の取組を実施するよう申し入れており、今後進出する企業についても、できる限りの地下水涵養等の取組を要請していきたいとの答弁がありました。 次に、委員から、水俣病総合対策事業費の治療研究事業扶助費について、認定申請後1年経過した方を対象としているが、対象人数、申請からの経過年数と理由を教えてほしいとの質疑があり、執行部から、令和4年2月末時点での支給対象者は170名で、1年以上経過している理由は、体調不良や仕事の都合ですぐに検診を受けられないなど個々に事情があり、それぞれ自宅訪問や文書等で連絡を取りながら丁寧に進めている、なお、対象者のうち、申請から10年以上経過している方が10名おられるとの答弁がありました。 次に、委員から、高齢運転者安全運転支援装置等設置推進事業に関連して、これまでの実績と今後の見込みについて教えてほしいとの質疑があり、執行部から、今年度は、交通安全推進連盟と連携して、700台分のドライブレコーダー設置に対する補助を実施しているが、来年度からは2か年計画でドライブレコーダーと踏み間違い防止装置の設置について補助を行うこととしており、令和4年度は、それぞれ2,500台分の予算を計上しているとの答弁がありました。 次に、委員から、アサリの産地偽装について、国に要望している長いところルールの運用見直しは、どのような点が今ハードルとなっているのか、また、2か月後の見込みについて教えてほしいとの質疑があり、執行部から、現在、消費者庁において、他の貝類への影響などを考慮して水産庁と協議されているが、アサリは国内間でも移動があり、そういった国内の例にも配慮しなければならないことから検討に時間を要していると聞いている、2か月後の見込みについては、本物の熊本県産アサリを出荷するときには、併せて偽装の取締りをしっかり行うことは国も十分理解しているので、それまでに対応してもらえるものと考えているとの答弁がありました。 次に、委員から、なりわい再建支援事業について、事業者への意向調査もしながら、ある程度は順調に実施されていると思うが、いまだに申請できていない事業者について、その理由を教えてほしいとの質疑があり、執行部から、公共事業の影響で申請ができない事業者を30件程度把握しており、この方々については、今年度の2月補正予算で対応することとしているとの答弁がありました。 さらに、委員から、外的要因により申請ができない事業者については、引き続き支援をお願いしたいとの要望がありました。 以上が論議されました主な内容でありますが、本委員会に付託されました議案については、全員賛成をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。 なお、請願については、議席に配付の請願委員会審査報告一覧表のとおりであります。 また、適格請求書等保存方式導入に係るシルバー人材センターへの適切な措置を求める意見書を別途御提案申し上げております。 最後に、本委員会所管事務の継続審査事件については、議席に配付のとおり決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、経済環境常任委員長の報告を終わります。 ○議長(小早川宗弘君) 次に、農林水産常任委員長の報告を求めます。 末松直洋君。  〔末松直洋君登壇〕 ◆(末松直洋君) 農林水産常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、予算関係3議案であります。 議案の概要について申し上げます。 今回提出された農林水産部の令和4年度当初予算は、令和2年7月豪雨及び熊本地震からの創造的復興、新型コロナウイルス感染症への対応、将来に向けた地方創生の取組等として、本県農林水産業の持続的な維持発展のために行う事業に要する経費等で、予算総額は、一般会計、特別会計合わせて738億9,700万円余であります。 あわせまして、債務負担行為の設定であります。 議案等の審査の過程において論議されました主なものを要約して御報告申し上げます。 まず、委員から、産業動物獣医師のための修学資金給付事業について、畜産業者から、獣医師の高齢化が進み、将来が不安であるという声を聞くが、本事業による獣医師の確保はどのような状況にあるのかとの質疑があり、執行部から、修学資金を活用して、これまでに12人の獣医師が農業共済組合や県へ就職している、今後は、高校生に加えて、小中学生まで対象を広げて、獣医師の仕事について説明を行っていくとともに、地域に獣医療を提供する体制整備のための協議会を設置する動きもあるので、その中に県も入り、助言、指導を行っていくと答弁がありました。 さらに、委員から、獣医師の確保は、畜産の基盤の一つなので、しっかり取り組んでほしいと要望がありました。 次に、委員から、熊本型みどりの食料システム戦略推進事業について、国のみどりの食料システム戦略に基づいて県が新たに実施する事業なのか、また、本事業は、化学肥料や農薬を減らすことに取り組むものかとの質疑があり、執行部から、本事業は、本県が平成2年度から国に先んじて取り組んでいる土づくり・減農薬運動等により培ってきた技術を生かして、さらなる化学肥料や農薬の削減に向け、県農業研究センターにおいて、様々な技術研究に取り組むものであると答弁がありました。 さらに、委員から、化学肥料や農薬を減らした結果、生産量が減少したり価格が低下することが懸念されるので、生産量の維持、増加につながるよう、生産者と連携してしっかり成果を出してほしいとの要望がありました。 関連して、委員から、新しいみどりの食料システム戦略においては、環境に配慮した農業について消費者に理解してもらうことが最も重要であり、消費者に買い支えてもらえるよう、もっとアピールしてほしいとの要望がありました。 次に、委員から、水産物供給基盤機能保全事業費について、牛深ハイヤ大橋の損傷に伴い、令和3年9月の委員会で、京都府にある同じような構造の橋梁で支承の損傷が発生しているので、関連性があるのかどうかについて情報共有し、連携して対策を取るようにしてほしいとの発言をしたが、その後、京都府との情報共有は行ったのかとの質疑があり、執行部から、対応状況等の問合わせを行い、恒久対策も含めて工事を行い、通行止めから完了まで13か月かかって、昨年10月下旬に通行を再開しているとのこと、損傷の原因は、製作時に発生したローラー内部のひび割れに長期間力がかかり、壊れたと推察していると聞いているとの答弁がありました。 さらに、委員から、牛深ハイヤ大橋の場合も、支承の設計、製造の段階で問題があったのかどうかも含めて原因を調査するとともに、原因によっては費用圧縮の可能性もあるので、京都府と連携して対策を検討してほしいとの要望がありました。 次に、委員から、熊本県産アサリ産地偽装対策、再生に向けた取組について、県は、蓄養をなくしていくという方向で検討しているが、中国産アサリを蓄養し、偽装することなく中国産アサリとして出荷していた方々がなりわいを失って路頭に迷うことがないようにするとともに、アサリの増殖にシフトしていけるように考えていく必要もあると思うがいかがかとの質疑があり、執行部から、なりわいとしての漁業をどう再生できるのか、そして、漁業ではない蓄養から転換して、本来の漁業に力を注いでもらえるような仕組みを考えていきたいとの答弁がありました。 関連して、委員から、本県水産業の歴史として、真珠やクルマエビの養殖に外国産の種苗を導入したことで壊滅的な被害を受けたという実経験があるが、外国産の種苗に対して、県はこれまでどのような指導を行ってきたのかとの質疑があり、執行部から、外国産の種苗については、病害発生の原因と疑われるものが多いので、漁協等に対して、放流の際はできるだけ外国産の種苗を使用しないように指導しているとの答弁がありました。 さらに、委員から、これまでの失敗を繰り返すことなく、アサリの生産、増産に向けても外国産が影響しないように、水産振興、漁業振興を図ってほしいとの要望がありました。 以上が論議されました主な内容でありますが、本委員会に付託されました議案については、多数賛成をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。 最後に、本委員会所管事務の継続審査事件については、議席に配付のとおり決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、農林水産常任委員長の報告を終わります。
    ○議長(小早川宗弘君) 次に、建設常任委員長の報告を求めます。 河津修司君。  〔河津修司君登壇〕 ◆(河津修司君) 建設常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、予算関係4議案、条例等関係2議案であります。 まず、予算関係議案の概要について申し上げます。 今回提出された土木部の令和4年度当初予算は、令和2年7月豪雨及び熊本地震からの創造的復興のほか、建設産業における人材の確保、育成、熊本県新広域道路交通計画に位置づけられた高規格道路の早期実現に要する経費等で、予算総額は、一般会計、特別会計等合わせて1,033億100万円余であります。 あわせまして、債務負担行為の設定であります。 次に、条例等関係議案についてでありますが、熊本県港湾管理条例の一部を改正する条例の制定について外1議案であります。 議案等の審査の過程において論議されました主なものを要約して御報告申し上げます。 まず、委員から、公共工事品質向上対策事業に関連して、建設産業において働き手の減少が進むと、今後の公共工事の品質確保への影響が懸念されるが、どのように取り組んでいるのかとの質疑があり、執行部から、働き手の確保につながる労働環境の改善を目的として、週休2日制工事を導入したり、柔軟な工期の設定ができる余裕期間制度を積極的に活用しているほか、技術者等の不足を補うために、現場の生産性の向上を目的として、ICT活用工事等を導入しているとの答弁がありました。 次に、委員から、令和2年7月豪雨に係る人吉市、球磨村への復旧支援について、今定例会で県として新たな組織で臨むとの知事答弁があったが、土木部からもかなり技術職員を新たな組織に配置することになるのかとの質疑があり、執行部から、組織体制については、土木部からもある程度の人員を割いて、球磨地域振興局内に新たな組織をつくるよう準備を進めているとの答弁がありました。 次に、委員から、街路事業費に関連して、益城中央線の4車線化について、土木部長の総括説明の中でも、令和5年度末の部分供用開始に向けて工事を進めているとあったが、どのくらいの距離を供用開始するのかとの質疑があり、執行部から、熊本市から益城町の惣領神社がある惣領交差点まで約1.6キロメートル区間の供用開始を目指して進めているとの答弁がありました。 さらに、委員から、その区間には未買収地があると聞いているが、未買収地について収用手続が行われると、住民の反発が起きることも考えられるため、できれば話合いで解決してほしいとの要望がありました。 次に、委員から、河川整備計画について、令和2年7月豪雨を受け、球磨川水系では河川整備計画の策定が進められているとの報告があったが、県内の他の河川でも、河川整備計画の策定が始まっているところがあるのかとの質疑があり、執行部から、災害復旧助成事業の実施に伴って、芦北町の佐敷川や県北の関川で河川整備計画の策定に取り組んでいるほか、その他の中小河川においても、整備の優先度を考慮し、取組を進めているとの答弁がありました。 さらに、委員から、豪雨災害後、河川流域にお住まいの方などから、地元の川も危ないのではないかという話も聞くので、国や市町村とも打ち合わせ、災害が起きる前に河川整備計画の検討を進めてほしいとの要望がありました。 以上が論議されました主な内容でありますが、本委員会に付託されました議案については、全員賛成をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。 最後に、本委員会所管事務の継続審査事件については、議席に配付のとおり決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、建設常任委員長の報告を終わります。 ○議長(小早川宗弘君) 次に、教育警察常任委員長の報告を求めます。 吉田孝平君。  〔吉田孝平君登壇〕 ◆(吉田孝平君) 教育警察常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、予算関係4議案、条例等関係4議案であります。 まず、予算関係議案の概要について申し上げます。 今回追加提出された教育委員会の令和3年度補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策分として、学校におけるクラスター発生防止のための教職員等に対する抗原検査に要する経費1億8,200万円余の増額補正であり、補正後の予算総額は、一般会計、特別会計合わせまして1,266億7,700万円余であります。 あわせまして、繰越明許費の変更であります。 次に、教育委員会の令和4年度当初予算は、熊本地震及び令和2年7月豪雨からの創造的復興、新型コロナウイルス感染症への対応のほか、第3期くまもと「夢への架け橋」教育プランに基づき、子供たちの夢を実現する教育を推進するため、安全、安心な学校づくり、学力の向上、魅力ある県立高校づくりに要する経費等で、予算総額は、一般会計、特別会計合わせて1,251億4,300万円余であります。 あわせまして、債務負担行為の設定であります。 警察本部の令和4年度当初予算は、くまもとを支える安全、安心の確保、サイバー犯罪対策の推進、交通安全水準の向上に資する取組の強化に要する経費等で、予算総額は、400億2,500万円余であります。 次に、条例等関係議案についてでありますが、熊本県学校給食費等の管理に関する条例の制定について外3議案であります。 議案等の審査の過程において論議されました主なものを要約して御報告申し上げます。 まず、委員から、生活安全警察運営費について、サイバー犯罪対策のこれまでの成果と来年度予算に対して期待される効果を教えてほしいとの質疑があり、執行部から、令和3年中の県内のサイバー犯罪検挙件数は245件で、前年と比較して24件増えており、主な罪種は、不正アクセス禁止法違反、コンピューター電磁的記録対象犯罪、ネットワーク利用の犯罪である、産学官の連携により設置された機関で捜査員を研修させるなど、さらに人的基盤を強化して、様々なサイバー犯罪に対処していきたいとの答弁がありました。 次に、委員から、交通安全施設費について、議会において交通安全水準向上宣言決議も行っているが、対前年度比ではどのくらいの増になっているのか、また、交通信号機設置の要望は多いと思うが、要望に対してどの程度設置する予定かとの質疑があり、執行部から、対前年度比で4.1%の増となっており、信号機の設置については、昨年の要望件数65件に対し、10数か所を予定しているとの答弁がありました。 さらに、委員から、要望があっている信号機は、交通安全のためになるべく早く設置できるよう、積極的な予算確保に努めてほしいとの要望がありました。 次に、委員から、総合治安対策費について、防犯カメラの設置が予定されているが、犯罪の検挙につながる防犯カメラは、自治体でも積極的に設置されているところ、警察と自治体では設置についてすみ分けがあるのかとの質疑があり、執行部から、防犯カメラは、地域の安全、安心の確保を目的に、自治体、警察それぞれが設置していると認識しているが、警察は、特に県民のプライバシーに配慮した適正な管理、運用を行うため、県公安委員会規則に基づき管理、運用を行い、自治体では、自治体の規程等に基づき管理、運用が行われており、犯罪が発生した場合は、自治体に対し協力を依頼しているとの答弁がありました。 次に、委員から、花畑交番整備事業について、来年度予算に花畑交番の建て替えのための用地購入に要する経費が計上されているが、今後のスケジュールを教えてほしいとの質疑があり、執行部から、令和4年度に用地を購入し、令和5年度に設計委託、令和6年度から建設工事を行い、令和7年度での完成を予定しているとの答弁がありました。 次に、委員から、県立高等学校施設整備事業に関連して、空調関係経費が公費で負担されることについては感謝するが、PTAが積み立ててきた空調整備のための積立金はどのような取扱いになるのかとの質疑があり、執行部から、PTAが大事に積み立ててきた空調整備のための積立金については、これまで、県立高校のPTA連合会、校長会等と今後の取扱い等について協議してきたところであり、今後も、空調の設備や積立金等の取扱いや寄附については、各PTAにしっかりと説明を行い、御理解と御協力を得ながら丁寧に進めていきたい、また、空調の公費化については、空調を整備してこられたPTAに感謝の気持ちを持って進めていかなければならないと考えているとの答弁がありました。 次に、委員から、スクールカウンセラー活用事業、スクールソーシャルワーカー活用事業について、教員の成り手が減少する中で、教員だけでは問題解決は難しいという話を聞いているので、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの活用が進むよう、予算をもっと充実してほしいとの要望がありました。 次に、委員から、高森高校環境整備事業について、全国でも初めて県立高校に漫画関連学科が設置されるということで、県立高校の魅力化につながる画期的な取組と大変期待しているが、取組状況を教えてほしいとの質疑があり、執行部から、3月の定例教育委員会で正式に学科名が決定され、今後1年間は、高森町をはじめ関係機関と連携し、県内及び県外からも生徒が集まるよう広報活動に取り組み、高森高校の魅力化、高森町の活性化につなげていきたいとの答弁がありました。 以上が論議されました主な内容でありますが、本委員会に付託されました議案については、全員賛成をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。 最後に、本委員会所管事務の継続審査事件については、議席に配付のとおり決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、教育警察常任委員長の報告を終わります。 ○議長(小早川宗弘君) 最後に、総務常任委員長の報告を求めます。 緒方勇二君。  〔緒方勇二君登壇〕 ◆(緒方勇二君) 総務常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、予算関係5議案、条例等関係6議案であります。 まず、予算関係議案の概要について申し上げます。 今回追加提出された令和3年度一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、県民生活、県経済への影響の最小化、地域経済や県民生活の回復を図るために要する経費81億9,900万円余の増額補正であり、補正後の令和3年度の一般会計の予算総額は、1兆982億9,900万円余であります。 次に、今回提出された令和4年度一般会計当初予算は、平成28年熊本地震、令和2年7月豪雨、新型コロナウイルス感染症の3つの大きな課題への対応を最優先としつつ、半導体産業のさらなる集積に向けた取組やDX、移住、定住の推進など、将来の熊本の発展を見据えて編成されたものであります。 この結果、一般会計当初予算は、前年度と比べ379億2,900万円余、率にして4.4%増となる9,030億4,300万円余であります。 あわせまして、債務負担行為の設定であります。 次に、条例等関係議案についてでありますが、熊本県一般職の職員等の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について外5議案であります。 議案等の審査の過程において論議されました主なものを要約して御報告申し上げます。 まず、委員から、広報事業費のうち、視覚・聴覚障害者等への広報経費について、今定例会で熊本県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関する条例、いわゆる手話言語条例が成立見込みであるが、この条例ができたことによる変化が一番現れるのが、やさしいくまもとまちづくりの広報事業ではないかと思っている、条例の趣旨がきちんと各部各課に伝わり、各分野でもその趣旨に沿った広報活動をきちんとやっていくという視点や体制が必要だと思うので、条例制定後の広報についての意気込みを聞かせてほしいとの質疑があり、執行部から、既に知事定例記者会見等で手話通訳を入れており、手話をお使いの方々から御意見を伺いながら改善を図っているため、今回の条例制定によって、それをすぐに大きく変えるということはないが、引き続き、密に御意見を伺いながら改善点を把握し、全庁的につないでいきたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、点字や要約筆記なども条例の対象になってくるので、広報の在り方も、いま一度、やさしいくまもとまちづくりに資するのかという点を踏まえて、各部各課と連携し、条例ができたから本県の広報活動がこう変わったという実感を持ってもらえるような取組をぜひお願いしたいとの要望がありました。 次に、委員から、市町村行政体制維持・強化支援交付金について、地方行政のデジタル化の推進や市町村間の広域連携等の支援に係る市町村に対する交付金ということであるが、市町村間の広域連携等とはどのようなことをイメージしているのか教えてほしいとの質疑があり、執行部から、国の第32次地方制度調査会答申で、2040年頃にかけて人口減少等が進み、地域の担い手が減っていく中で、道路などの各種インフラが大量更新を迎えることが予測されており、市町村には、これを見越して、自らの行政サービスが継続して提供できるよう、あらかじめ行政需要やインフラ等の変化の見通し、いわゆる地域の未来予測をつくっていくことが求められている、各市町村には、まず地域の未来予測を作成してもらい、それに従って、行政のデジタル化や公助、共助、自助の連携、市町村間の連携などに取り組んでもらうことが重要であり、現時点で具体的な地域が念頭にあるわけではないものの、そのような取組が進むようにという趣旨で予算を計上しているとの答弁がありました。 さらに、委員から、おのおのの市町村への支援に陥らず、その枠を越えて、県全体で、あるいは市町村間で協力して取り組むという発想が大切だと思うので、そういった点をしっかりと押さえた取組を期待しており、たくさんの市町村に手を挙げてほしいとの意見がありました。 次に、委員から、令和4年度の県税収について、令和3年度と比較して200億円程度増加する見通しになっているが、このコロナ禍の中で増収となる分析結果を教えてほしいとの質疑があり、執行部から、令和3年度の県税収は、当初予算においては、前年度と比較して大幅に減る見込みとしていたが、実際にはほぼ横ばいで、当初予算よりかなり増収となっている、令和4年度の県税収は、当初予算で比較すると、前年度よりかなり増えるように見えるが、法人2税や地方消費税などの増により、令和2年度とほぼ同水準の税収と見込んでいるとの答弁がありました。 さらに、委員から、飲食業、サービス業、観光業などがコロナ禍の前の状況に戻れば、県の税収はもっと増えると考えていいのかとの質疑があり、執行部から、本県に集積している半導体関連産業による税収が、令和3年度も当初の見込みからかなり伸びており、令和4年度も同様の伸びを示すのではないかと考えている、また、地方消費税も、当初の見込みよりコロナ禍の影響は少なかったことから、レジャーや観光産業が伸びてくれば、当然プラスの影響があると考えているとの答弁がありました。 さらに、委員から、午後9時には店が閉まる今の生活に慣れてしまうところもあるかもしれないが、消費喚起ができる状況になったら、県庁全体で消費喚起に向けた取組を進める必要があり、TSMCの進出もあるので、経済状況を分析しながら、県税収確保のために力を合わせて頑張ってほしいとの要望がありました。 以上が論議されました主な内容でありますが、本委員会に付託されました議案については、全員賛成をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。 最後に、本委員会所管事務の継続審査事件については、議席に配付のとおり決定いたしました。 議員各位におかれましては、本委員会の決定のとおりよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、総務常任委員長の報告を終わります。 ○議長(小早川宗弘君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 質疑なしと認めます。 次に、討論に入ります。 討論の通告があっておりますので、発言を許します。 なお、発言時間は10分以内でありますので、さよう御承知願います。 山本伸裕君。  〔山本伸裕君登壇〕 ◆(山本伸裕君) 日本共産党の山本伸裕です。 まず、議案40号、令和4年度一般会計予算案に対し、反対意見を述べます。 知事は、議案説明において、令和4年度当初予算は、熊本地震及び令和2年7月豪雨からの創造的復興に加え、新型コロナウイルス感染症への対応を最優先に編成したと言われました。しかしながら、県民の命、暮らしを守るための予算は、極めて不十分であります。 新型コロナウイルス感染症は、私たちの命や暮らしを守る政治の仕組みが極めて脆弱であることを浮き彫りにしました。患者が急増すればたちまち医療体制がパンクしてしまう、保健所の対応が間に合わない、検査キットが足りない、ワクチン接種が進まない、事業者の倒産、廃業が急増し、弱者ほど深刻な生活困窮に直面しました。こうしたことが、感染拡大の波が来るたびに繰り返されています。そして今後も、もしまた新たな変異株が出現すれば、同じような状況が繰り返されてしまうのではないでしょうか。 熊本県内で、先月、ある70歳の男性がコロナで亡くなりました。男性は人工透析をされているということを保健所も承知していましたが、コロナ感染が確認された後も入院措置が取られず、自宅療養中に容体が急変、御家族が保健所に救急搬送を求めたけれども、結局必要な医療措置が間に合わず、お亡くなりになりました。あまりに急速に感染拡大が広がる中で、必要な対応が追いつかない事態が生じたのではないでしょうか。 熊本県は、今回の感染拡大に際し、第5波を上回る新規感染者数にも対応する病床数の確保や宿泊療養施設の整備に努めてきたと言います。しかし、幾ら器を大きくしても、肝心の医師や保健師、看護師など医療スタッフの増員、体制の拡充が追いつかなければ、現場は疲弊するばかりであります。長時間過密労働となっている職員の職場環境改善の問題も含め、もっとマンパワー拡充のための予算を確保すべきであります。 さらに、学校や高齢者、障害者施設などでのクラスターが依然として県内各地で発生しており、そうした事業所では、1週間に1回の検査キットの配付ということでは間に合いません。頻回に実施できる分の検査キットを集中的に供給すべきであります。 そして、公的医療機関の縮小、再編統廃合を進めることを前提とした地域医療構想は白紙に戻し、医療、検査、保健所体制の拡充を進める予算編成へと組み替えることを求めます。 当初予算には、介護、看護、障害、児童福祉の現場で働く方々の処遇改善として、収入上乗せ予算が計上されておりますが、全てのケア労働者の賃上げには程遠い内容であります。 看護師の場合は、賃上げの対象になるのは、就業している看護師の4割程度と言われており、訪問看護やケアマネなども対象外であります。 保育士の場合も、そもそも国の配置基準があまりにも低すぎる上に、保育スタッフである調理師などは公定価格の対象外になっており、1人当たりの賃上げ幅はますます下がることにならざるを得ません。 介護事業所にしても、コロナ禍で利用者が減少したときの報酬額が計算根拠になっております。収入の1%または3%程度の上乗せ分を支給するとされていますが、到底そうした水準に及ばないのではないでしょうか。 そもそも、福祉労働者と全産業平均賃金を比較すると、約8万円もの格差があるわけで、ケア労働者の皆さんのコロナ禍の下での懸命の献身的な奮闘を考えれば、上乗せ金額が一桁足りないんじゃないかという声が出てくるのも当然ではないかと思います。 反対の第2の理由は、大型開発依存、大企業呼び込み型の経済路線、新自由主義経済の推進が強力に打ち出された予算編成になっているという点であります。 立野ダム及び新たな流水型ダムの整備として、国直轄事業負担金48億2,400万円が計上されています。そもそも、立野ダムを含む白川の河川整備基本方針は、国交省自身が示した気候変動による雨量の増加が考慮されていません。令和2年7月豪雨のような大雨が発生すれば、ダムは洪水調節能力を喪失し、逆に大変危険な構造物になりかねません。 今年の雨季までに河川流下能力を最大限向上させられるよう、河床掘削や堤防強化などの対策を急ぐべきであります。 球磨川に関しては、土木学会が、令和2年7月豪雨の際に、人吉市街地において、中川原公園の存在が水位を約2メートル上昇させたという検証結果を公表しました。もし仮に中川原公園の撤去あるいは形状変更を行えば、人吉市街地の球磨川水位はどうなるのか。国交省や県も積極的に検証に乗り出し、検証結果を住民に知らせるべきであります。 10年以上かかる新たな流水型ダムの完成まで、どうやって球磨川の水位を下げて安全度を向上させるのか。今できる治水対策について、住民の理解と合意を図りながら、早急な具体化を進めるべきであります。 また、当初予算では、半導体産業のさらなる集積に向けた取組が強調されています。 日本の半導体のシェアは、かつて世界の5割を超えていましたが、しかし、その後衰退し、現在は1割に落ち込み、日本は半導体後進国となっています。なぜそのような道をたどったのか、その検証と反省がなければ、また同じ失敗を繰り返しかねません。 中長期的に見れば、地域の力を生かす産業振興、地域の活性化につながる地域循環型経済への転換を図ることこそが必要ではないでしょうか。全ての中小企業、地場産業、商店街を視野に入れた支援策を拡充すべきであります。 公契約条例を制定し、生活できる人件費が保障されるルールを定めるなど、持続可能な熊本経済の発展と県民生活の向上につながる施策の拡充を求めます。 TSMC進出に伴う企業立地、誘致計画に関連した工場建設、工業団地の造成、区画整理、道路の拡張などの総面積は100ヘクタールを超えると推測されます。加えて、中九州道大津熊本道路、空港アクセス鉄道、シリコンアイランド構想、大空港構想など、地下水涵養域での大規模な開発が進められようとしています。 開発面積が500ヘクタールに及ぶとすると、約5,000万立方メートルの涵養量が失われるとの指摘もございます。地下水涵養域での開発と地下水に与える枯渇や汚染などのリスクの検証は絶対に曖昧にするわけにはまいりません。県として、改めて科学的、専門的な検証を行うべきであります。 農林水産業分野では、稼げる農林水産業のスローガンの下、生産力向上、農地集約、省力化、輸出力拡大の取組がもろもろ計上されています。一方で、小規模経営や中山間地農業への支援が極めて不十分であります。けれども、熊本の農業、漁業を支えているのは、まさに小規模経営であります。 気候危機や食料危機が地球規模で進行する下で、今世界は家族経営を大切にし、地域の環境保全にも貢献しつつ、食料自給を守ろうという流れが広がっています。生産性向上だとか、規模拡大などを補助の条件とするのではなく、兼業でも小規模経営でも支援が受けられるような制度を拡充すべきであります。 米の価格下落や燃料代の高騰、コロナ禍の下での農産物価格、魚価の下落などが深刻であり、経営を支える上でも、減収補填...... ○議長(小早川宗弘君) 残り時間が少なくなりましたので、簡潔に願います。 ◆(山本伸裕君) (続) 価格保障や所得補償制度の一層の拡充が求められます。 反対の第3の理由は、特に熊本県が立ち後れている、早急に改善が求められている問題について、その打開の見通しが見えてこないという問題であります。 全国で断トツに後れている子供の医療費助成制度の対象年齢引上げについては、これまで何度も複数の議員から改善を求める意見が表明されていますが、依然として改善の傾向が見えてこないことは大変残念であります。 さらに、男女平等のレベルを示すジェンダーギャップ指数は、日本は、世界の中で149か国中110位と立ち後れておりますが、さらに、熊本県は、日本の中で、県議会の構成比でいうと全国45位、中学、高校の校長先生の男女比41位、企業役員、法人・団体管理職の比で46位、家庭、育児の男女格差は最低となっています。不名誉なレベルにとどまっているジェンダーギャップ指数の改善を図る実効的な取組の推進を求めるものであります。 次に、議案60号、熊本県一般職員等の給与に関する条例等の一部改正でありますが、特別職の減額については賛成ですが、一般職、再任用職員の引下げには反対であります。 コロナ禍や原油高騰など厳しい経済情勢が続く中、公務員の賃下げは、民間労働者の賃金にもマイナスの影響を与え、暮らしと経済に大きな影響を及ぼします。 県職員の皆さんは、災害やコロナ、鳥インフルエンザなど、次から次に難題が起きる中で、献身的に、誠実に公務を全うしておられるわけです。そうしたことに対する正当な評価がなされてしかるべきであります。 以上のような理由を申し上げ、反対討論を終わります。 ○議長(小早川宗弘君) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結いたします。 これよりまず、議案第41号から第44号まで、第47号から第50号まで、第52号から第56号まで、第58号、第59号、第61号、第62号、第64号から第69号まで、第71号から第78号まで及び第80号を一括して採決いたします。 ただいまの各常任委員長の報告は、各議案とも原案可決であります。各常任委員長の報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号外31件は、原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第40号、第45号、第46号、第51号、第57号、第60号、第63号及び第70号を一括して起立または挙手により採決いたします。 ただいまの各常任委員長の報告は、各議案とも原案可決であります。各常任委員長の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立または挙手を求めます。  〔賛成者起立または挙手〕 ○議長(小早川宗弘君) 起立または挙手多数と認めます。よって、議案第40号外7件は、原案のとおり可決いたしました。 次に、請願に対する経済環境常任委員会の審査結果は、議席に配付の委員会審査報告一覧表のとおりであります。 これより、請第35号を採決いたします。 ただいまの経済環境常任委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、請第35号は、経済環境常任委員長の報告のとおり決定いたしました。  〔委員会審査報告書及び請願審査結果報告一覧表は付録に掲載〕    ――――――○―――――― △日程第3 閉会中の継続審査の件 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第3、閉会中の継続審査の件を議題といたします。 各特別委員長から付託中の調査事件について、議会運営委員長及び各常任委員長から事務調査について、議席に配付の閉会中の継続審査申出一覧表のとおり申出があっております。 お諮りいたします。 各特別委員長、議会運営委員長及び各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長、議会運営委員長及び各常任委員長から申出のとおり決定いたしました。  〔閉会中の継続審査申出一覧表は付録に掲載〕    ――――――○―――――― 知事提出議案第81号及び第82号 ○議長(小早川宗弘君) 次に、お諮りいたします。 去る8日の会議において提出されました知事提出議案第81号及び第82号を日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、知事提出議案第81号及び第82号を日程に追加し、一括して議題とすることに決定いたしました。 知事提出議案第81号及び第82号を一括して議題といたします。  ――――――――――――――――― 第81号 教育長の任命について 第82号 監査委員の選任について  ――――――――――――――――― ○議長(小早川宗弘君) お諮りいたします。 ただいま議題といたしました議案については、委員会付託は省略して会議で議決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略して会議で議決することに決定いたしました。 これより質疑に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。 次に、討論に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、討論なしと認めます。 これよりまず、議案第81号を採決いたします。 原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。 次に、議案第82号を採決いたします。 原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第82号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。    ――――――○―――――― 知事提出議案の上程(第83号) ○議長(小早川宗弘君) 次に、お諮りいたします。 知事提出議案第83号が提出されましたので、この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、知事提出議案第83号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 知事提出議案第83号を議題といたします。  ――――――――――――――――― 第83号 監査委員の選任について  ――――――――――――――――― ○議長(小早川宗弘君) この際、議案第83号は、議員の一身上に関する事件であり、地方自治法第117条の規定に基づき、除斥が必要でありますので、しばらく髙木健次君の退場を求めます。  〔髙木健次君退場〕 ○議長(小早川宗弘君) お諮りいたします。 ただいま議題といたしました議案に対する提出者の説明並びに委員会付託は省略して会議で議決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案に対する提出者の説明並びに委員会付託は省略して会議で議決することに決定いたしました。 これより質疑に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。 次に、討論に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、討論なしと認めます。 これより、議案第83号を採決いたします。 原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。 髙木健次君の入場を求めます。  〔髙木健次君入場〕    ――――――○―――――― 知事提出議案の上程(第84号) ○議長(小早川宗弘君) 次に、お諮りいたします。 知事提出議案第84号が提出されましたので、この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、知事提出議案第84号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 知事提出議案第84号を議題といたします。  ――――――――――――――――― 第84号 監査委員の選任について  ――――――――――――――――― ○議長(小早川宗弘君) この際、議案第84号は、議員の一身上に関する事件であり、地方自治法第117条の規定に基づき、除斥が必要でありますので、しばらく増永慎一郎君の退場を求めます。  〔増永慎一郎君退場〕 ○議長(小早川宗弘君) お諮りいたします。 ただいま議題といたしました議案に対する提出者の説明並びに委員会付託は省略して会議で議決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案に対する提出者の説明並びに委員会付託は省略して会議で議決することに決定いたしました。 これより質疑に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。 次に、討論に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、討論なしと認めます。 これより、議案第84号を採決いたします。 原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。 増永慎一郎君の入場を求めます。  〔増永慎一郎君入場〕    ――――――○―――――― 議員提出議案の上程(第4号及び第5号) ○議長(小早川宗弘君) 次に、お諮りいたします。 議員提出議案第4号及び第5号が提出されましたので、この際、これを日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第4号及び第5号を日程に追加し、一括して議題とすることに決定いたしました。 議員提出議案第4号及び第5号を一括して議題といたします。  ―――――――――――――――――議員提出議案第4号   くまもと県産酒で乾杯条例の一部を改正する条例の制定について 上記の議案を、別紙のとおり熊本県議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。  令和4年3月16日提出  提出者 熊本県議会議員 吉 永 和 世              坂 田 孝 志              松 村 秀 逸              岩 田 智 子              前 田 憲 秀熊本県議会議長 小早川 宗 弘 様  ----------------------------------   くまもと県産酒で乾杯条例の一部を改正する条例 くまもと県産酒で乾杯条例(平成30年熊本県条例第59号)の一部を次のように改正する。 第6条第1項中「未成年者」を「20歳未満の者」に改める。   附 則 この条例は、令和4年4月1日から施行する。 (提案理由) 民法の一部改正により、令和4年4月1日から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることとなったが、未成年者飲酒禁止法の一部改正により、20歳未満の者の飲酒禁止が維持されるため、関係規定を整理する必要がある。 これが、この条例案を提出する理由である。  ―――――――――――――――――議員提出議案第5号   地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書 上記の議案を、別紙のとおり熊本県議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。  令和4年3月16日提出  提出者 熊本県議会議員 藤 川 隆 夫              鎌 田   聡              城 下 広 作熊本県議会議長 小早川 宗 弘 様  ----------------------------------   地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進を求める意見書 少子高齢化や人口減少の進展により、あらゆる現場で人手不足や後継者不足が叫ばれる中で、新しい地域社会の構築は、地方自治体にとって喫緊の課題となっている。また、今後は、新型コロナウイルス感染症などの感染症のまん延を防ぐ上で、人と人との直接的な接触を低減させることが必要となり、働き方や教育、医療や福祉といった、日常生活の現場の変容が求められている。 そして今、政府の「デジタル田園都市国家構想」への取組をはじめ、社会のデジタル化への流れが加速する中で、「誰一人取り残されないデジタル社会」の実現を目指して、地域の課題解決に資するデジタル化を適切かつ迅速に推進し、全ての住民がその恩恵を享受できる社会を構築する時代が到来した。 よって、国におかれては、1.子どもたちの学びの継続、2.医療への適時適切なアクセス、3.新しい分散型社会の構築、4.持続可能な地域の医療と介護、5.地域住民の安全で安心な移動など、特に地方創生と感染症対策に資するデジタル化の推進について、特段の取組を進められるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和 年 月 日      熊本県議会議長 小早川 宗 弘衆議院議長  細 田 博 之 様参議院議長  山 東 昭 子 様内閣総理大臣 岸 田 文 雄 様デジタル大臣 牧 島 かれん 様新型コロナ対策・健康       山 際 大志郎 様危機管理担当大臣デジタル田園都市国家       若 宮 健 嗣 様構想担当大臣内閣府特命担当大臣       野 田 聖 子 様(地方創生)  ――――――――――――――――― ○議長(小早川宗弘君) お諮りいたします。 ただいま議題といたしました議案に対する提出者の説明並びに委員会付託は省略して会議で議決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らうことに決定いたしました。 ○議長(小早川宗弘君) これより質疑に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。 次に、討論に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、討論なしと認めます。 これよりまず、議員提出議案第4号を採決いたします。 原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第4号は、原案のとおり可決いたしました。 次に、議員提出議案第5号を起立または挙手により採決いたします。 原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立または挙手を求めます。  〔賛成者起立または挙手〕 ○議長(小早川宗弘君) 起立または挙手多数と認めます。よって、議員提出議案第5号は、原案のとおり可決いたしました。    ――――――○―――――― 委員会提出議案の上程(第1号) ○議長(小早川宗弘君) 次に、お諮りいたします。 委員会提出議案第1号が提出されましたので、この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出議案第1号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 委員会提出議案第1号を議題といたします。  ―――――――――――――――――委員会提出議案第1号   適格請求書等保存方式導入に係るシルバー人材センターへの適切な措置を求める意見書 上記の議案を、別紙のとおり熊本県議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。  令和4年3月16日提出  提出者 経済環境常任委員会      委員長     松 村 秀 逸熊本県議会議長 小早川 宗 弘 様  ----------------------------------   適格請求書等保存方式導入に係るシルバー人材センターへの適切な措置を求める意見書 シルバー人材センター(以下「センター」という。)は、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき設立された団体で、地域の日常生活に密着した就業機会を提供することなどにより、高年齢者の社会参加を促進し、高齢者の生きがいの充実、健康の保持増進、ひいては、地域社会の活性化、医療費や介護費用の削減などに貢献している。 令和5年(2023年)10月に、消費税において適格請求書等保存方式(いわゆるインボイス制度)が導入される予定となっている。同制度が導入されると、免税事業者であるセンターの会員は、インボイスを発行することができないことから、センターは仕入額控除ができなくなり、新たに預かり消費税分を納税しなければならない、という問題が発生する。しかし、公益事業を行うセンターの運営は収支相償が原則であり、新たな税を負担する財源はない。 人生100年時代を迎え、国をあげて生涯現役社会の実現が求められている中、報酬よりも社会参加・健康維持に重きを置いた「生きがい就業」をしているセンターの会員に対して、形式的に個人事業者であることをもって、インボイス制度をそのまま適用することは、地域社会に貢献しようと努力している高齢者のやる気、生きがいを削ぎ、ひいては地域社会の活力低下をもたらすものと懸念される。センターにとって新たな税負担は、その影響が極めて大きく、まさに運営上の死活問題である。 消費税制度においては、小規模事業者への配慮として、年間課税売上高が1,000万円以下の事業者は消費税の納税義務が免除されているところである。少額の収入しかないセンターの会員の手取額がさらに減少することなく、センターにおいて、安定的な事業運営が可能となるためには、センターの会員への配分金については、「適格請求書を交付することが困難な取引として交付義務を免除し、一定の事項を記載した帳簿のみの保存で仕入れ控除が認められる」適用除外等の措置を講ずる必要がある。 よって、国におかれては、適格請求書等保存方式導入にあたり、シルバー人材センターの会員への配分金について適用除外とする等の措置を講じられるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和 年 月 日      熊本県議会議長 小早川 宗 弘衆議院議長  細 田 博 之 様参議院議長  山 東 昭 子 様内閣総理大臣 岸 田 文 雄 様総務大臣   金 子 恭 之 様財務大臣   鈴 木 俊 一 様厚生労働大臣 後 藤 茂 之 様経済産業大臣 萩生田 光 一 様  ――――――――――――――――― ○議長(小早川宗弘君) お諮りいたします。 ただいま議題といたしました議案に対する提出者の説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、議案に対する提出者の説明は省略することに決定いたしました。 これより質疑に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。 次に、討論に入りますが、ただいままで通告はありません。よって、討論なしと認めます。 これより、委員会提出議案第1号を採決いたします。 原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、委員会提出議案第1号は、原案のとおり可決いたしました。    ――――――○―――――― ○議長(小早川宗弘君) 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。  午前11時38分休憩    ――――――○――――――  午後0時59分開議 ○副議長(山口裕君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ――――――○―――――― 議長辞職の件 ○副議長(山口裕君) 次に、お諮りいたします。 議長小早川宗弘君から議長の辞職願が提出されましたので、この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口裕君) 御異議なしと認めます。よって、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 議長辞職の件を議題といたします。 この際、地方自治法第117条の規定に基づき、除斥が必要でありますので、しばらく小早川宗弘君の退場を求めます。  〔小早川宗弘君退場〕 ○副議長(山口裕君) ただいまから、議長の辞職願を事務局長に朗読させます。 ◎事務局長(手島伸介君)   辞  職  願                   私儀 今般一身上の都合により議長の職を辞任いたしたいのでお聞き届けの上お許しくださるようお願いいたします   令和4年3月16日       熊本県議会議長 小早川 宗 弘 熊本県議会副議長 殿 ○副議長(山口裕君) お諮りいたします。 小早川宗弘君の議長の辞職を許可することに賛成の諸君の起立または挙手を求めます。  〔賛成者起立または挙手〕 ○副議長(山口裕君) 起立または挙手多数と認めます。よって、小早川宗弘君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。 小早川宗弘君の入場を求めます。  〔小早川宗弘君入場〕  ――――――――――――――――― ○副議長(山口裕君) この際、前議長小早川宗弘君から退任の御挨拶があります。 小早川宗弘君。  〔小早川宗弘君登壇〕 ◆(小早川宗弘君) ただいま私の辞職願を御承認いただきまして、誠にありがとうございました。 退任に当たり、一言御挨拶を申し上げたいと思います。 まずは、去年の3月19日に第90代議長に就任してから本日まで363日間、無事に職務を全うすることができました。これもひとえに、山口副議長をはじめ議員の先生方、議会事務局職員の皆さん方、また、蒲島知事や執行部の皆さん方のおかげでありまして、心から感謝を申し上げたいと思います。 さて、今年度も、残念ながら、新型コロナの影響で、何かと不安の多い日々が続きましたが、そのような中でも、去年11月には、世界有数の半導体メーカー、TSMCの進出が決定するなど、熊本にも明るい兆しが、未来が見え始めております。 また、今年度の定例会では、これまであまり取り上げてこなかった国際的な人権問題やウクライナ侵略についても意見書や決議を行うなど、熊本県議会として世界にメッセージを発信したことは、非常に意義深いことであったと思っております。 TSMCの進出を含め、世界の中で熊本の存在感を高め、国際的にも評価される熊本づくり、世界の中の熊本づくりに向けて取り組んでいかなければならないと強く感じたところであります。 今後は、一議員として、熊本地震や豪雨災害からの復旧、復興はもちろんのこと、新型コロナへの対応や地方創生など、多岐にわたる県政の重要課題についても全力で取り組んでまいりますので、引き続き、皆様方の御指導をいただきますように心からお願いを申し上げ、退任の挨拶といたします。 皆様、本当にありがとうございました。(拍手)    ――――――○―――――― 議長選挙の件 ○副議長(山口裕君) 次に、お諮りいたします。 ただいまの議長の辞職に伴い、議長の職が欠員となりましたので、この際、議長選挙の件を日程に追加し、直ちにこれを行いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口裕君) 御異議なしと認めます。よって、議長選挙の件を日程に追加し、直ちにこれを行うことに決定いたしました。 これより議長の選挙を行います。 ただいまから議場の閉鎖を命じます。  〔議場閉鎖〕 ○副議長(山口裕君) ただいまの出席議員数は47人であります。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に緒方勇二君、前田憲秀君を指名いたします。 ただいまから投票用紙を配付させます。  〔投票用紙配付〕 ○副議長(山口裕君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口裕君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。  〔投票箱点検〕 ○副議長(山口裕君) 異常なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 ただいまから点呼を命じます。  〔氏名点呼〕  〔各員投票〕 ○副議長(山口裕君) 投票漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口裕君) 投票漏れなしと認めます。 以上で投票を終了いたします。 ただいまから開票を行います。 立会人の立会いを願います。  〔開票〕 ○副議長(山口裕君) これより選挙の結果を事務局長に報告させます。 ◎事務局長(手島伸介君)  選挙結果報告  投票総数     47票   有効投票    47票   無効投票    0票  有効投票中   溝 口 幸 治 君  42票   鎌 田   聡 君  5票以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は11.75票であります。 ○副議長(山口裕君) ただいまの報告のとおり溝口幸治君が議長に当選されました。 議場の閉鎖を解きます。  〔議場開鎖〕 ○副議長(山口裕君) ただいま議長に当選されました溝口幸治君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。溝口幸治君、御承諾願います。  ――――――――――――――――― 議長選挙投票者の氏名 前 田 敬 介 君  城 戸   淳 君 本 田 雄 三 君  南 部 隼 平 君 坂 梨 剛 昭 君  荒 川 知 章 君 西 村 尚 武 君  島 田   稔 君 松 野 明 美 さん 山 本 伸 裕 君 岩 田 智 子 君  池 永 幸 生 君 竹 﨑 和 虎 君  吉 田 孝 平 君 中 村 亮 彦 君  大 平 雄 一 君 髙 島 和 男 君  末 松 直 洋 君 松 村 秀 逸 君  岩 本 浩 治 君 西 山 宗 孝 君  前 田 憲 秀 君 磯 田   毅 君  西   聖 一 君 河 津 修 司 君  楠 本 千 秋 君 橋 口 海 平 君  緒 方 勇 二 君 増 永 慎一郎 君  髙 木 健 次 君 髙 野 洋 介 君  内 野 幸 喜 君 渕 上 陽 一 君  田 代 国 広 君 城 下 広 作 君  鎌 田   聡 君 坂 田 孝 志 君  溝 口 幸 治 君 小早川 宗 弘 君  池 田 和 貴 君 井 手 順 雄 君  吉 永 和 世 君 松 田 三 郎 君  藤 川 隆 夫 君 岩 下 栄 一 君  前 川   收 君 山 口   裕 君  ――――――――――――――――― ○副議長(山口裕君) ただいまから議長の御挨拶があります。 溝口幸治君。  〔溝口幸治君登壇〕 ◆(溝口幸治君) ただいまの議長選挙におきまして、議員各位多数の御推挙により、第91代議長に御選任をいただきました。もとより微力ではございますが、本県議会が県民の皆様の負託に応えることができるよう、常に進化を遂げ、時代の要請に合った県議会となるよう、皆さん方とともにこの県議会をつくっていく覚悟であります。 引き続き、皆様方には御指導、御鞭撻をよろしくお願いをいたします。 なお、議員各位、蒲島知事をはじめ執行部の皆様方には、厳しい時代を共に生き抜く覚悟を一緒に持って、これからも御指導、御鞭撻をよろしくお願いをいたします。 最後になりましたが、本日まで議長をお務めいただいた小早川前議長のこれまでの御功績と御労苦に心から敬意と謝意を表しまして、就任の御挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)  〔副議長退席、議長着席〕    ――――――○―――――― 副議長辞職の件 ○議長(溝口幸治君) 次に、お諮りいたします。 副議長山口裕君から副議長の辞職願が提出されましたので、この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 副議長辞職の件を議題といたします。 この際、地方自治法第117条の規定に基づき、除斥が必要でありますので、しばらく山口裕君の退場を求めます。  〔山口裕君退場〕 ○議長(溝口幸治君) ただいまから、副議長の辞職願を事務局長に朗読させます。 ◎事務局長(手島伸介君)   辞  職  願                   私儀 今般一身上の都合により副議長の職を辞任いたしたいのでお聞き届けの上お許しくださるようお願いいたします   令和4年3月16日      熊本県議会副議長 山 口   裕 熊本県議会議長 殿 ○議長(溝口幸治君) お諮りいたします。 山口裕君の副議長の辞職を許可することに賛成の諸君の起立または挙手を求めます。  〔賛成者起立または挙手〕 ○議長(溝口幸治君) 起立または挙手多数と認めます。よって、山口裕君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。 山口裕君の入場を求めます。  〔山口裕君入場〕  ――――――――――――――――― ○議長(溝口幸治君) この際、前副議長山口裕君から退任の御挨拶があります。 山口裕君。  〔山口裕君登壇〕 ◆(山口裕君) 副議長退任に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。 このたび、副議長の職を辞することにつきまして御承諾をいただき、ありがとうございました。 昨年3月19日に第99代副議長に就任して以来、小早川前議長の補佐役として議会運営に携わる機会を得ましたことは、私にとって誠に貴重な経験となりました。これも、議員各位をはじめ、蒲島知事をはじめ執行部の皆様の御協力のおかげだと、深く感謝申し上げます。 今後も、皆様とともに、豪雨災害や震災からの復旧、復興はもとより、さらなるふるさと熊本の発展に向け、精いっぱい努力してまいります。変わらぬ御指導いただきますようよろしくお願いいたします。 最後に、皆様の御健勝、御多幸を心から祈念いたしまして、退任の御挨拶とさせていただきます。 本当にありがとうございました。(拍手)    ――――――○―――――― 副議長選挙の件 ○議長(溝口幸治君) 次に、お諮りいたします。 ただいまの副議長の辞職に伴い、副議長の職が欠員となりましたので、この際、副議長選挙の件を日程に追加し、直ちにこれを行いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、副議長選挙の件を日程に追加し、直ちにこれを行うことに決定いたしました。 これより副議長の選挙を行います。 ただいまから議場の閉鎖を命じます。  〔議場閉鎖〕 ○議長(溝口幸治君) ただいまの出席議員数は47人であります。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に緒方勇二君、前田憲秀君を指名いたします。 ただいまから投票用紙を配付させます。  〔投票用紙配付〕 ○議長(溝口幸治君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。  〔投票箱点検〕 ○議長(溝口幸治君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。 投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 ただいまから点呼を命じます。  〔氏名点呼〕  〔各員投票〕 ○議長(溝口幸治君) 投票漏れはありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 投票漏れなしと認めます。 以上で投票を終了いたします。 ただいまから開票を行います。 立会人の立会いを願います。  〔開票〕 ○議長(溝口幸治君) これより選挙の結果を事務局長に報告させます。 ◎事務局長(手島伸介君)  選挙結果報告  投票総数     47票   有効投票    47票   無効投票    0票  有効投票中   髙 野 洋 介 君  39票   西   聖 一 君  5票   城 下 広 作 君  3票以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は11.75票であります。 ○議長(溝口幸治君) ただいまの報告のとおり髙野洋介君が副議長に当選されました。 議場の閉鎖を解きます。  〔議場開鎖〕 ○議長(溝口幸治君) ただいま副議長に当選されました髙野洋介君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。髙野洋介君、御承諾願います。  ――――――――――――――――― 副議長選挙投票者の氏名 前 田 敬 介 君  城 戸   淳 君 本 田 雄 三 君  南 部 隼 平 君 坂 梨 剛 昭 君  荒 川 知 章 君 西 村 尚 武 君  島 田   稔 君 松 野 明 美 さん 山 本 伸 裕 君 岩 田 智 子 君  池 永 幸 生 君 竹 﨑 和 虎 君  吉 田 孝 平 君 中 村 亮 彦 君  大 平 雄 一 君 髙 島 和 男 君  末 松 直 洋 君 松 村 秀 逸 君  岩 本 浩 治 君 西 山 宗 孝 君  前 田 憲 秀 君 磯 田   毅 君  西   聖 一 君 河 津 修 司 君  楠 本 千 秋 君 橋 口 海 平 君  緒 方 勇 二 君 増 永 慎一郎 君  髙 木 健 次 君 髙 野 洋 介 君  内 野 幸 喜 君 山 口   裕 君  渕 上 陽 一 君 田 代 国 広 君  城 下 広 作 君 鎌 田   聡 君  坂 田 孝 志 君 小早川 宗 弘 君  池 田 和 貴 君 井 手 順 雄 君  吉 永 和 世 君 松 田 三 郎 君  藤 川 隆 夫 君 岩 下 栄 一 君  前 川   收 君 溝 口 幸 治 君  ――――――――――――――――― ○議長(溝口幸治君) ただいまから副議長の御挨拶があります。 髙野洋介君。  〔髙野洋介君登壇〕 ◆(髙野洋介君) 副議長就任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 ただいまの副議長選挙におきまして、議員各位多数の御推挙によりまして、第100代副議長に御選任をいただきました。身に余る光栄でありまして、心から御礼を申し上げます。 もとより微力ではございますが、溝口議長の補佐役として、しっかりと支えさせていただきまして、県民の皆様の負託に応えることができるよう、誠心誠意、その職務を全うする所存でございます。 議員各位並びに蒲島知事をはじめ執行部各位におかれましては、一層の御指導と御協力をよろしくお願いをいたします。 最後に、円滑な議会運営に務めてこられました小早川前議長、山口前副議長の御功績に対し、心から敬意と感謝を表しまして、簡単ではございますが、就任の御挨拶とさせていただきます。 何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)    ――――――○―――――― △日程第4 常任委員の改選 ○議長(溝口幸治君) 次に、日程第4、常任委員の改選を行います。 常任委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議席に配付の選任一覧表のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、常任委員は、議席に配付の選任一覧表のとおり選任することに決定いたしました。  〔選任一覧表は付録に掲載〕    ――――――○―――――― △日程第5 議会運営委員の改選 ○議長(溝口幸治君) 次に、日程第5、議会運営委員の改選を行います。 議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議席に配付の選任一覧表のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員は、議席に配付の選任一覧表のとおり選任することに決定いたしました。  〔選任一覧表は付録に掲載〕  〔議長退席、副議長着席〕    ――――――○―――――― 特別委員辞任の件
    ○副議長(髙野洋介君) 次に、お諮りいたします。 溝口幸治君から地域対策特別委員を辞任したい旨の申出があっておりますので、この際、委員会条例第10条の2の規定により、特別委員辞任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(髙野洋介君) 御異議なしと認めます。よって、特別委員辞任の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 特別委員辞任の件を議題といたします。 お諮りいたします。 溝口幸治君の地域対策特別委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(髙野洋介君) 御異議なしと認めます。よって、溝口幸治君の地域対策特別委員の辞任を許可することに決定いたしました。    ――――――○―――――― 常任委員辞任の件 ○副議長(髙野洋介君) 次に、お諮りいたします。 溝口幸治君から、委員会条例第9条の規定により、総務常任委員を辞任したい旨の申出があっておりますので、この際、常任委員辞任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(髙野洋介君) 御異議なしと認めます。よって、常任委員辞任の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 常任委員辞任の件を議題といたします。 お諮りいたします。 溝口幸治君の総務常任委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(髙野洋介君) 御異議なしと認めます。よって、溝口幸治君の総務常任委員の辞任を許可することに決定いたしました。  〔副議長退席、議長着席〕    ――――――○―――――― △日程第6 特別委員の所属変更及び選任の件 ○議長(溝口幸治君) 次に、日程第6、特別委員の所属変更及び選任の件を議題といたします。 お諮りいたします。 各特別委員の所属変更及び選任については、委員会条例第5条第1項及び第3項の規定により、議席に配付の特別委員所属変更及び選任一覧表のとおり、それぞれ所属変更及び選任をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員は、議席に配付の特別委員所属変更及び選任一覧表のとおり決定いたしました。  〔特別委員所属変更及び選任一覧表は付録に掲載〕    ――――――○―――――― 指定都市都道府県調整会議の構成員の選挙の件 ○議長(溝口幸治君) 次に、お諮りいたします。 議会選出の指定都市都道府県調整会議の構成員の辞職に伴い、地方自治法第252条の21の2第3項第6号の規定に基づき、同会議の構成員1人の選出について、知事から依頼があっておりますので、この際、指定都市都道府県調整会議の構成員の選挙の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、指定都市都道府県調整会議の構成員の選挙の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 指定都市都道府県調整会議の構成員の選挙の件を議題といたします。 これより、同会議の構成員の選挙を行います。 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、議長の指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、議長の指名推選によることに決定いたしました。 ただいまから指名いたします。 同会議の構成員に溝口幸治を指名し、当選人とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(溝口幸治君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました溝口幸治が当選人と決定いたしました。    ――――――○―――――― ○議長(溝口幸治君) この際、常任委員、特別委員及び議会運営委員の改選等に伴い、各委員会の委員長及び副委員長互選のため、しばらく休憩いたします。  午後1時43分休憩    ――――――○――――――  午後2時14分開議 ○議長(溝口幸治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの常任委員会、特別委員会及び議会運営委員会の委員長及び副委員長の互選の結果は、議席に配付の各委員会構成一覧表のとおりであります。  〔各委員会構成一覧表は付録に掲載〕    ――――――○―――――― ○議長(溝口幸治君) 以上で本日の日程及び会期日程の全部を終了いたしました。 これをもって令和4年2月熊本県議会定例会を閉会いたします。  午後2時14分閉会    ――――――○―――――― ○議長(溝口幸治君) 本議会の閉会に当たりまして、議長として一言御挨拶を申し上げます。 2月定例会も、無事に終了をいたしました。これもひとえに、議員各位並びに蒲島知事をはじめとする執行部の皆様方の御理解と御協力のたまものであり、髙野副議長ともども、さらには本定例会の運営に当たられた小早川前議長、山口前副議長ともども、心から感謝を申し上げます。 本定例会では、県政史上最大となる総額9,030億円の令和4年度当初予算をはじめ、新型コロナウイルス感染症や国土強靱化対策など、国の補正予算に対応した令和3年度補正予算、各種条例案件など、多数の議案が議決されました。 執行部におかれましては、本会議や各委員会における議論を十分に踏まえ、関係施策を適時適切に推進し、期待される成果を上げられるよう切望するものであります。 県議会といたしましても、執行部とともに総力を挙げて、被災者の生活再建等、あるいは新型コロナウイルス感染症からの危機を乗り越え、本県のさらなる発展につなげるよう、全力で取り組んでまいる所存であります。 昨年は、熊本城天守閣の一般公開が開始されました。世界的半導体メーカーのTSMCの進出というビッグニュースもあるなど、本県にとって大変明るい兆しも見えてきております。今後は、このような新たな好機をしっかりと捉え、その効果を県内全域に波及させることが、地域経済の回復や被災地の復旧、復興への大きな弾みになると期待しています。 議員各位におかれましては、さらなる県勢の発展のため、より一層の御尽力と御協力を心からお願い申し上げます。 最後になりましたが、議員各位並びに蒲島知事をはじめ執行部の皆様方の御健勝と御活躍を祈念申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。 誠にありがとうございました。(拍手)  午後2時17分...