長崎県議会 > 2024-03-15 >
03月15日-05号

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  1. 長崎県議会 2024-03-15
    03月15日-05号


    取得元: 長崎県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 6年  2月 定例会令和6年2月定例会                 令和6年3月15日               議事日程                              第25日目-----------------------------------  1 開議  2 第57号議案、第58号議案及び第72号議案、質疑・討論、採決  3 委員長審査結果報告、質疑・討論、採決  4 発議第211号及び発議第212号一括上程、質疑・討論、採決  5 議会閉会委員会付託事件の採決  6 閉会令和6年3月15日(金曜日)出席議員(43名)     1番  大倉 聡君     2番  本多泰邦君     3番  白川鮎美君     5番  虎島泰洋君     6番  畑島晃貴君     7番  湊 亮太君     8番  冨岡孝介君     9番  大久保堅太君    10番  中村俊介君    11番  山村健志君    12番  初手安幸君    13番  鵜瀬和博君    14番  清川久義君    15番  坂口慎一君    16番  宮本法広君    17番  中村泰輔君    18番  饗庭敦子君    20番  坂本 浩君    21番  千住良治君    22番  山下博史君    23番  石本政弘君    24番  中村一三君    25番  大場博文君    26番  近藤智昭君    27番  宅島寿一君    28番  山本由夫君    30番  松本洋介君    31番  ごうまなみ君    32番  堀江ひとみ君    33番  中山 功君    34番  小林克敏君    35番  川崎祥司君    36番  深堀ひろし君    37番  山口初實君    38番  山田朋子君    39番  中島浩介君    40番  前田哲也君    41番  浅田ますみ君    42番  外間雅広君    43番  徳永達也君    44番  瀬川光之君    45番  溝口芙美雄君    46番  田中愛国-----------------------------------欠席議員(3名)     4番  まきやま大和君    19番  堤 典子君    29番  吉村 洋君-----------------------------------説明のため出席した者  知事             大石賢吾君  副知事            浦 真樹君  副知事            馬場裕子君  総務部長           中尾正英君  秘書・広報戦略部長      大瀬良 潤君  企画部長           早稲田智仁君  危機管理部長         今冨洋祐君  地域振興部長         小川雅純君  文化観光国際部長文化観光国際部政策監                 伊達良弘君  県民生活環境部長       大安哲也君  福祉保健部長         新田惇一君  こども政策局長        浦 亮治君  産業労働部長         松尾誠司君  水産部長           川口和宏君  農林部長           綾香直芳君  土木部長           中尾吉宏君  会計管理者          吉野ゆき子君  交通局長           太田彰幸君  地域振興部政策監       渡辺大祐君  産業労働部政策監       宮地智弘君  教育委員会教育長       前川謙介君  選挙管理委員会委員長     渡邊敏則君  代表監査委員         下田芳之君  人事委員会委員        辻 良子君  公安委員会委員        瀬戸牧子君  警察本部長          中山 仁君  監査事務局長         上田彰二君  人事委員会事務局長労働委員会事務局長併任)                 田中紀久美君  教育委員会教育次長      狩野博臣君  財政課長           苑田弘継君  秘書課長           黒島 航君  総務文書課長(参事監)    鳥谷寿彦君  選挙管理委員会書記長     大塚英樹君  警察本部総務課長       一瀬永充-----------------------------------議会事務局職員出席者  局長             黒崎 勇君  次長兼総務課長        藤田昌三君  議事課長           川原孝行君  政務調査課長         濱口 孝君  議事課課長補佐        永尾弘之君  議事課係長          山脇 卓君  議事課会計年度任用職員    天雨千代子-----------------------------------     -午前10時0分 開議- ○議長(徳永達也君) おはようございます。 ただいまから、本日の会議を開きます。 まず、第57号議案「長崎県教育委員会教育長の任命について議会の同意を求めることについて」を議題といたします。 お諮りいたします。 本議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、原案のとおり教育長として、前川謙介君に同意を与えることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、第57号議案は、原案のとおり同意を与えることに決定されました。 次に、第58号議案「長崎県公安委員会の委員の任命について議会の同意を求めることについて」を議題といたします。 お諮りいたします。 本議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、原案のとおり委員として、長谷川宏君に同意を与えることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、第58号議案は、原案のとおり同意を与えることに決定されました。 次に、第72号議案「長崎県監査委員の選任について議会の同意を求めることについて」を議題といたします。 お諮りいたします。 本議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、砺山祐実君について、採決いたします。 原案のとおり、同意を与えることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、砺山祐実君に同意を与えることに決定されました。 次に、大場博文君、堤 典子君について、採決いたします。 原案のとおり、それぞれ同意を与えることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、大場博文君、堤 典子君に、それぞれ同意を与えることに決定されました。 これより、さきに各委員会に付託して審査をお願いいたしておりました案件について、審議することにいたします。 まず、総務委員長の報告を求めます。 石本委員長-23番。 ◆総務委員長石本政弘君) (拍手)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。 総務委員会の審査の結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、第16号議案「職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」のうち関係部分外8件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、第16号議案のうち関係部分に関し、地方自治法の改正により新たに在宅勤務等手当を新設するとのことだが、県警における在宅勤務の実績はあるのかとの質問に対し、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため令和3年度は延べ1万1,500名が制度を利用している。 今年度は、感染症の鎮静化に伴い、2月末現在で延べ469名が利用している。 今後も、柔軟な勤務環境の整備とワークライフバランスの向上を目的として、在宅勤務制度も活用していくとの答弁がありました。 次に、第21号議案「長崎県証紙条例の廃止及び長崎県税条例の一部を改正する条例」に関し、収入証紙の廃止に伴い、新しい納付手段について、県民の方々に確実に周知していくことが重要と考えるが、どのように周知していくのかとの質問に対し、長らく使われてきた収入証紙から、それに替わる新しい納付手段をいかに定着させるかが重要であると考えている。そのため、12月の証紙販売終了までの10か月間、県の全世帯広報誌や新聞、ホームページへの掲載、チラシの配布などの周知を計画しているとの答弁がありました。 これに対し、県民の方々が混乱しないよう、周知の徹底をお願いするとの意見がありました。 次に、議案外所管事務一般で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、地域振興部所管事項について、九州新幹線西九州ルートに関し、未整備区間である新鳥栖~武雄温泉間の議論を進めていくため、佐賀県が課題の一つとしている地方負担について、長崎と佐賀両県が協力して、課題の解決を図ることはできないのかとの質問に対し、新幹線の整備に当たっては、地方負担だけではなく、ルートや並行在来線等の課題も合わせて議論していく必要があると考えており、佐賀県をはじめ、JR九州等の関係者とも協議を重ねながら取り組んでまいりたいとの答弁がありました。 次に、秘書・広報戦略部所管事項について、ビジョン特別事業の「マニアが集う長崎プロジェクト」に関し、本県を強力にアピールするため、アニメのキャラクターを「長崎県アニメ観光大使」として任命し、SNSなど様々な媒体で情報発信するなど、「長崎県アニメ元年」として取組を進めていくことはできないかとの質問に対し、部局横断的に取り組むビジョン特別事業の「マニアが集う長崎プロジェクト」については、アニメや小説などを先行コンテンツとして事業を展開していく予定である。担当部局と情報を共有し、活用の可能性について考えてまいりたいとの答弁がありました。 最後に、今回、企画部の審査において「IR区域整備計画の審査結果への対応等」に関し、「審査結果に対する質問事項への国の回答について」、その内容と対応に係る報告があり、審査を行いました。 その中で「行政不服審査法に基づく審査請求等、今後の対応を検討するに当たっては、IR区域整備計画共同提案者の意見も聴く必要がある」との意見があり、3月11日に九州リゾーツジャパン株式会社大屋代表取締役社長を参考人招致し、今回の審査結果を受けての見解、今後の対応などに関する意見聴取を行いました。 意見聴取後、共同提案者の意見を受けて、県は、今後の対応をどうするのかとの質問があり、今回の意見を受けて、県としての対応を検討したいので、改めて委員会を開催していただき、行政不服審査等への対応について報告したいとの申し出がありました。 そこで改めて3月13日に委員会を開催し、行政不服審査等への対応に関し、理事者から、様々な観点から総合的に判断した結果、「審査請求等は行わない」との報告を受け、審査を行ったところであります。 今回の報告に対し、有識者の見解では、長崎県における合意形成住民合意の段階的な形成は、非常に高く評価されている。一方、今回の結果を見ると、このままの制度では、大規模・大都市しか手を挙げられなくなるのではないか。申請して結果が出た長崎だからこそ、国に対して提案・要望すべきことはしっかりと伝えていくべきとの意見がありました。 以上のほか、一、人身安全関連事案への取組状況について、一、ニセ電話詐欺被害防止について、一、日本版ライドシェアについて、一、県庁舎の跡地活用について、一、愛宕団地公民館への対応について、一、防災ヘリの運用についてなど、総務行政全般にわたり活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、総務委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(徳永達也君) この際、念のため申し上げます。 本委員会文教厚生委員会に分割して付託いたしておりました第16号議案「職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」については、文教厚生委員長報告終了後に、一括して審議することにいたします。 お諮りいたします。 各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、第19号議案「長崎県危険物等に係る事務手数料条例の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第19号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第20号議案「長崎県住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第20号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第23号議案「長崎県警察関係手数料条例の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第23号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、文教厚生委員長の報告を求めます。 山下委員長-22番。 ◆文教厚生委員長山下博史君) (拍手)〔登壇〕文教厚生委員会の審査結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 今回、本委員会に付託されました案件は、第16号議案「職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」のうち関係部分外14件であります。 慎重に審査いたしました結果、第17号議案「長崎県手数料条例の一部を改正する条例」、第26号議案「長崎県指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例等の一部を改正する条例」、第27号議案「長崎県指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例を廃止する条例」、第29号議案「長崎県指定通所支援事業等の人員、設備及び運営の基準に関する条例等の一部を改正する条例」、第32号議案市町村立学校県費負担教職員定数条例及び県立学校職員定数条例の一部を改正する条例」、及び第52号議案「第四期長崎県教育振興基本計画について」のうち関係部分につきましては、起立採決の結果、原案のとおり、可決すべきものと決定されました。 その他の議案につきましては、いずれも異議なく原案のとおり、可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、第42号議案「長崎県公立大学法人中期目標〔第4期〕の一部変更について」に関し、法改正に伴い、長崎県公立大学法人中期目標における年度計画が廃止され、中期目標の達成に懸念を抱くが県の見解はとの質問に対し、これまで中期計画がある中で、別途、単年度ごとに計画を立てることに、大学側、設置者側、双方に相当な負担が生じていたが、年度計画を廃止することで、大学が本来取り組むべき地域における高等教育機会の提供や、教育の質の向上に取り組むことが可能になると考える。 なお、県としては、法人評価委員会を毎年開催し、中期計画の進捗が思わしくない項目に対し、助言をいただくこととしているとの答弁がありました。 次に、議案外所管事務一般で論議のありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、教育委員会所管事項について、小中学校の学校給食に関し、他県の小学校において、児童が給食を喉に詰まらせ死亡するという残念な事故が発生した。 安心安全な学校給食の実施について県はどのようなことを行っているのか。また、事故発生時の対応のためのマニュアル等が必要だと思うが作成しているのかとの質問に対し、安心安全な学校給食を提供するため、継続的な注意喚起や指導を行っていくことが大変重要であり、県としては、窒息に限らず食中毒、異物混入等を含め、各市町の教育委員会県立学校に対し、毎年、事故等の発生防止の通知や研修会を通し徹底を図っている。また、国が発出している「食に関する指導の手引き」に緊急時の対応が記載されているため、その点を踏まえ、学校では対応が取られているとの答弁がありました。 次に、福祉保健部所管事項について、ヘルプマーク普及啓発に関し、平成30年に導入しているが、長崎県では浸透していないと感じており、必要な県民に行き渡っていないのではと懸念しているが、県はどのように取り組んでいるのかとの質問に対し、外見からわかりにくい配慮を必要とする方への援助を周囲の方に促すことを目的とし、現在まで8,544枚配布しているが、その一方、県民の5割程度は認知していないとの調査報告もあっている。 ヘルプマークを着用しやすい環境づくりは、配慮する側とされる側の双方にとって大変重要と考えており、県の広報誌やデジタルサイネージの活用のほか、公共交通機関商工団体と連携し、さらなる啓発活動に取り組んでまいりたいとの答弁がありました。 次に、こども政策局所管事項について、妊孕性の取組に関し、全国調査では、不妊の心配をしたことがある夫婦が3組に1組以上、不妊の検査や治療を経験した夫婦が4.4組に1組とあり、子どもを持ちたいと切実に願う方々がいる中、県はどのような取組を行っているのかとの質問に対し、早い段階から妊娠・出産に関する知識を持ち、現在の体の状態を把握し、健康管理を行うプレコンセプションケアは大変重要と考えており、県は、妊娠や妊孕性についてわかりやすく説明した冊子を県内の高校3年生の女子生徒に配布していたが、今年度から男子生徒にも配布している。 また、来年度は九州各県の広域連携事業でシンポジウムを開催するなど、今後ともプレコンセプションケアの考えをより意識し、妊娠・出産の普及啓発を進めてまいりたいとの答弁がありました。 それに関連し、不妊治療先進医療にかかる費用について、県独自で助成制度を創設しているが、県内において、先進治療を受けられる施設は1か所のみである。通院に伴う交通費の負担が大きい可能性があり、近隣県の助成内容を意識しながら、最大限政策効果が発揮される方法を研究していただきたいとの意見がありました。 以上のほか、教育及び福祉・保健行政全般にわたり、熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、文教厚生委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますようお願いいたします。(拍手) ○議長(徳永達也君) この際、念のため申し上げます。 本委員会観光生活建設委員会に分割して付託いたしておりました第52号議案「第四期長崎県教育振興基本計画について」は、観光生活建設委員長報告終了後に、一括して審議することにいたします。 お諮りいたします。 本委員会総務委員会に分割して付託いたしておりました第16号議案を含め、各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、第17号議案「長崎県手数料条例の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第17号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第26号議案「長崎県指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例等の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第26号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第27号議案「長崎県指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営の基準に関する条例を廃止する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第27号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第29号議案「長崎県指定通所支援事業等の人員、設備及び運営の基準に関する条例等の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第29号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第32号議案市町村立学校県費負担教職員定数条例及び県立学校職員定数条例の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第32号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、観光生活建設委員長の報告を求めます。 千住委員長-21番。 ◆観光生活建設委員長千住良治君) (拍手)〔登壇〕観光生活建設委員会の審査の結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、第33号議案長崎県立自然公園条例の一部を改正する条例」外10件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、第47号議案「和解及び損害賠償の額の決定について」に関し、事故の要因となった路面と排水桝の段差が8cmあり、写真で見ても、かなり古いものではなかったかと思うので、今回の件を受けて、パトロール強化と、県下全域注意喚起を願いたいがどうかとの質問に対し、交通量に応じて、パトロールをする頻度を決めており、当路線は週に3回程度行っていたが、道路脇に存在している段差であったため、見落としやすいものであったかと考えている。こういった事例などの情報共有を図りながら、パトロールすることは重要であるので、その旨、各地方機関に改めて通知し、パトロールに対する意識を高めていきたいとの答弁がありました。 次に、議案外所管事務一般で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、文化観光国際部の所管事項について、「ながさきピース文化祭2025」に関し、過去の開催において、どれぐらいの参加実績があったのか。また、長崎県で開催した場合の見込みはどうかとの質問に対し、これまで開催した7県の平均では、総参加者数は約188万人となっており、長崎県においても、それを上回る目標を設定したいと考えているとの答弁がありました。 さらに、4月の組織改正で「ながさきピース文化祭課」を新設するとのことであるが、その規模感と、具体的な業務内容はどのようになるのかとの質問に対し、これまでの開催県の状況から、大体23名程度の規模で進めたいと考えている。 業務内容としては、開閉会式や、県事業、市町事業、障害者芸術・文化祭の担当などを考えているとの答弁がありました。 これに対し、これから事業内容が具体的になってくると思うが、市町事業の磨き上げをよろしくお願いしたいとの意見がありました。 次に、県民生活環境部の所管事項について、長崎県汚水処理構想の策定に関し、下水道と浄化槽では、個人が負担する維持管理費にどれくらい差があるのかとの質問に対し、下水道で、年間3万円から3万5,000円程度、浄化槽で、4万5,000円から5万円程度で、1万5,000円程度、浄化槽の方が高い状況になっているとの答弁がありました。 これに対し、差額について行政が負担するのではなく、仕組みで何とかできないのかとの質問に対し、法定検査のうち、浄化槽から排出される水の検査について、現地で浄化槽協会の検査員が行っているものを、保守点検業者に採水を依頼して送ってもらい、検査を行う採水員制度を導入することにより、検査費用の低廉化や、物価高騰の中での値上げ抑制につながらないか検討を行っている。現在、業者に人件費や、運送費用などの見積りを依頼しているところであり、少しでも管理者の負担軽減となるよう浄化槽協会とともに取り組んでいきたいとの答弁がありました。 次に、交通局の所管事項について、運賃に関し、県営バスの令和元年10月1日の基準賃率は、1キロ当たり33円で、県内で2番目に安い率となっているが、全国的に見て、この料金水準にどのような見解を持っているのかとの質問に対し、全国的に運賃を改定する動きがあっている中、長崎は低い水準にあるのではないかと考えているとの答弁がありました。 これに対し、安いことは非常にありがたいことであるが、今のバス事業を取り巻く環境を見た時、運転士を確保できず、路線を維持できなくなる前に、適正な料金に上げていくことも選択肢としてあるのではと考えられる。将来にわたって路線を維持していく観点から、適正な料金水準を考えていく必要はないのかとの質問に対し、適正な価格の設定は必要と考えるが、バス事業者として、現在、コロナで減少した乗客に合わせた便数設定や、運行形態を取っているため、そういうものが一定収まった段階で、適正な価格という意味で、運賃の見直しも考えていく必要があると考えているとの答弁がありました。 これに対し、料金を上げてほしいわけではないが、適正な水準を精査しないと、将来にわたって路線を維持できないため、いろいろな取組を考えてもらいたいとの意見がありました。 以上のほか、一、入札の不調・不落について、一、石木ダムの地域振興計画について、一、県北地域の観光振興について、一、こども食堂における地域交流の場としての役割についてなど、観光生活建設行政全般にわたり活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、観光生活建設委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(徳永達也君) お諮りいたします。 本委員会文教厚生委員会に分割して付託いたしておりました第52号議案を含め、各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、第52号議案「第四期長崎県教育振興基本計画について」、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第52号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、農水経済委員長の報告を求めます。 中村一三委員長-24番。 ◆農水経済委員長(中村一三君) (拍手)〔登壇〕農水経済委員会の審査結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 今回、本委員会に付託されました案件は、第37号議案「長崎県工業技術センター条例の一部を改正する条例」外7件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議がありました主な事項について、ご報告申し上げます。 まず、第39号議案「長崎県漁港管理条例の一部を改正する条例」に関し、条例の改正に伴い、漁業者以外の業者による、漁港での海業など、新たな事業展開が想定されるが、事業計画が決定する前に、地元漁協や漁業関係者と十分な協議が必要と考えるがどうかとの質問に対し、漁港は漁業活動の利用が基本であることから、地域活性化の取組に際しても、漁業利用上の支障が生じないよう、地元漁業関係者も含めしっかりと検討を行い、利害調整を進めていきたいとの答弁がありました。 次に、議案外所管事務一般で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、産業労働部関係の所管事項について、高等技術専門校の見直しに関し、当該校については、修了生の就職率が高い一方で、入校率が低いなどの課題がある。ぜひ、そこで学びたいと思われる魅力的な高等技術専門校にする必要があると思うが、どのような見直しを行うのかとの質問に対し、産業構造の転換期における企業のニーズを踏まえた訓練学科の見直しや、送り出す高校側の認識への対応など、入校者数を増やすための取組が、より一層必要と感じている。 現在、第三者の有識者会議を設置し、議論を進めており、各方面の声をしっかりと聞きながら、時代のニーズに合った高等技術専門校となるよう見直しを行いたいとの答弁がありました。 次に、水産部関係の所管事項について、中国の水産物輸入停止に関し、昨年8月に中国が水産物の輸入を停止して以降、県内の養殖マグロの出荷については、どのような状況かとの質問に対し、輸入停止当初は、約200トンを国内消費に振り向けなければならない状況であったが、2月末時点で残り60トン程になった。養殖マグロを中心に、県内外の量販店等に出荷し、引き続き消費に努めたいとの答弁がありました。 次に、農林部関係の所管事項について、農林技術開発センターと農業大学校の一体的整備に関し、当該施設について、令和9年度にかけて一体的に整備するとのことであるが、具体的にはどのような計画となっているのかとの質問に対し、今後の農林業において、デジタル化・グローバル化は、避けて通れない課題であり、「デジタル化・グローバル化に対応できる人と産業を育成する農林業の総合拠点」を基本的な考え方として、整備を進めている。 また、グリーン化においても、一体となる農業大学校で次代の農業を担う学生が農林技術開発センターで開発中の技術も含め、しっかりと有機農業を学べる環境を整備したいとの答弁がありました。 次に、地域の農業振興における環境整備に関し、活力ある農業地域をつくるためには、女性の活躍の場を設けると同時に、女性が働きやすい環境の整備が求められている。 現地での農作業において、トイレ等の設置が課題となっているが、県の見解はとの質問に対し、女性の農業参画は大変重要なことと捉えており、従前から様々な取組を行っているが、女性が働きやすい環境整備に向けては、活用可能な国庫事業の情報提供や計画づくりなど、できる限りの支援を行っていきたいとの答弁がありました。 次に、ロボット化による農作業の省力化に関し、農作業において、草刈りにおける事故が多いと聞いている。草刈りロボットの導入により、農業従事者の労働環境が改善すると考えるがどうかとの質問に対し、ラジコン草刈機を導入できる「ながさき農業デジタル化促進事業」があり、令和5年度に1件の導入実績があることから、積極的に活用いただきたいと考えているとの答弁がありました。 これに関連し、今後、農地の補修や改修などに際しても、ロボットが導入しやすいような設計を検討していただきたいとの意見がありました。 以上のほか、農水経済行政全般にわたり熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、農水経済委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますようお願いいたします。(拍手) ○議長(徳永達也君) お諮りいたします。 各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、第37号議案「長崎県工業技術センター条例の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第37号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第38号議案「長崎県窯業技術センター条例の一部を改正する条例」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第38号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、予算決算委員長の報告を求めます。 宅島委員長-27番。 ◆予算決算委員長(宅島寿一君) (拍手)〔登壇〕予算決算委員会の審査の結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 本委員会で審査いたしました案件は、第1号議案「令和6年度長崎県一般会計予算」外28件でございます。 慎重に審査いたしました結果、第1号議案、第13号議案及び第59号議案につきましては、起立採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決定されました。 その他の議案につきましては、いずれも異議なく、原案のとおり可決、承認すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、3月4日に行いました総括質疑においては、ビジョン特別事業について、県のPR戦略について、農業・水産業の振興について、産業労働行政について、土木行政について、教育行政について、子ども・子育て支援について、救急安心センター事業#7119についてなど、多岐にわたり活発な論議が交わされました。 次に、総務分科会では、地域公共交通ネットワーク再構築等推進事業費に関し、人材確保につながるコミュニティ交通への転換支援について、どのような目的で支援を行うのかとの質問に対し、現在、交通事業者が大型バスで運行している路線の中には、乗車人数が少なく維持が困難なところもあるため、デマンド化や車両の小型化によって、より効率的な運行が可能となるコミュニティ交通への転換に取り組む市町に対して、その導入経費を県が支援することで、輸送量の多い路線に大型バスの運転士を持続的に確保していくことを目的に支援を行うものであるとの答弁がありました。 これに対して、県内においても路線バスの減便などが行われており、公共交通機関の維持のためにも市町と連携して事業の活用を促してほしいとの意見がありました。 次に、文教厚生分科会では、長崎県遠隔教育センター(仮称)開設準備事業費に関し、離島・半島地域の小規模高校等における学びの充実を図るため開設される、長崎県遠隔教育センターについて、具体的にどのような準備とその後の展開を考えているのかとの質問に対し、令和6年度は、1学年2クラスの9校に、受信用の機材の整備し、効果や課題の検証や学校のニーズに応じた、コンテンツ開発・配信の試行を行う。 また、当面はウェブ会議システムで実施するが、将来的には、学校間において、バーチャル技術やメタバース空間等を活用した、よりリアルな交流についても研究していきたいとの答弁がありました。 次に、観光生活建設分科会では、国際定期航空路線維持・拡大事業費に関し、上海線の安定運航の支援とのことであるが、増便もあり得るのか。また、他国の路線誘致も戦略的に考えているのかとの質問に対し、上海線については、搭乗率が向上した暁には、増便を考えていきたい。 他国の路線については、東アジアを中心に誘致活動を継続し、長崎空港で課題となっているグランドハンドリングの海外事業者による直接実施の可能性や、搭乗率がしっかり見込めるかを総合的に考慮して、最終的な誘致先を決めていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、農水経済分科会では、長崎のさかな魅力発信事業費に関し、水産物の消費拡大を図るための「押し魚」の選定について、関係者全てが儲かるシステムづくりができるのか。また、選定後の展開について、どのように考えているのかとの質問に対し、地域の特徴的な魚種を「押し魚」として選定し、漁業者の供給だけでなく、地元の飲食店やホテルなどで安定的に提供できる体制の構築から始めていく。 難しいテーマではあるが、漁業者をはじめとした地域関係者が一体となって、所得向上を実現していきたい。 また、県内で獲れた魚の約3割しか県内で消費されていない現状であることから、まずは、県民をはじめ、長崎を訪れる観光客の方々に長崎の魚を食べていただき、地元での消費を拡大させたいと考えているとの答弁がありました。 以上のほか、予算全般に関し、熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、予算決算委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、お願いいたします。(拍手) ○議長(徳永達也君) これより、第1号議案「令和6年度長崎県一般会計予算」について、質疑・討論に入ります。 堀江議員-32番。 ◆32番(堀江ひとみ君) 〔登壇〕日本共産党の堀江ひとみです。 ただいま、議題となりました第1号議案「令和6年度長崎県一般会計予算」については、以下の理由で反対いたします。 1、特定複合観光施設対策費2,264万円。 一昨日開かれた総務委員会で、企画部長は、「特定複合観光施設(IR)誘致については、国からの不認定結果を受けて、審査請求等は行わない」と、今後の対応を答弁しました。 今から12年前、長崎県議会は、「カジノを含む統合型リゾートに関する法整備の早期実現及び統合型リゾートに関わる人材育成に関する意見書」を賛成多数で可決しましたが、私は反対しました。さらに2年後、中村知事(当時)が、カジノ誘致を県議会で表明しました。 「知事選挙の時には何も言わず、選挙が終われば、カジノ誘致を表明する。これほど県民不在のやり方はない。ギャンブル依存症など、社会的影響が広く認められるカジノ誘致は撤回を」。 私は、こうした県民の声を届けて、平成26年度当初予算、カジノ誘致を進める検討事業費328万円に反対しました。 私は、この12年間、「長崎にカジノは要らない。カジノに頼らない地域振興策を」と、県民の声を届けてきました。 一昨日開かれた総務委員会では、企画部長の「再申請をやらないということではなくて、相当程度ハードルが高い」との答弁もありました。 特定複合観光施設(IR)の誘致はきっぱりと断念する。このことが、県民の願いに応えた決断であると強く申し上げます。 令和6年度当初予算、カジノ関連の予算は賛成できません。 2、石木ダム事業河川総合開発費12億4,700万円のうちの石木ダム事業分。加えて、年度を超えて一括契約するための7億2,000万円。 川棚川における過去の洪水被害は、河川改修により対応することができます。人口減少が進む中、佐世保市に新たな水源は必要ではなく、石木ダムは不要です。事業を進めることは、水没予定地に現に生活している13世帯、約50人を行政代執行で追い出すことであり、絶対に認められません。 「石木ダムは要らない。ふるさとに住み続けたいだけ」と意思表示を行って既に半世紀、反対住民の切なる思いに、大石知事、心を寄せてください。 3、長崎新幹線事業関連25億5,570万円。 新幹線が開業しても、多額の予算が計上されます。長崎県が求める全線フル規格化による整備は、合意の見通しも、実現の見通しもありません。見通しがないまま進める事業は賛成できません。 新年度、県内自治体では、子どもを取り巻く施策について、子ども医療費無料化、学校給食費無償化、保育料無料化など、住民の願いに応えて、実現の動きが広がっています。しかし、県内自治体はそれぞれに違います。 予算総括質疑の中で、県内自治体のばらつきをなくすことをどのように考えているか。私の質問に知事は、「住む場所に関係なく、同じ条件でサービスを受けられる環境をつくることは重要な視点だが、総合的に考えることが必要」と答弁しました。 私は、知事に、県内のばらつきをなくし、全ての子どもたちを応援する立場を取ってほしいと強く求めます。 石木ダムや新幹線より、暮らしや福祉の充実を。県内どこに住んでも確保される地域公共交通体系のさらなる充実をなどを求め、反対討論といたします。 ○議長(徳永達也君) ごう議員-31番。 ◆31番(ごうまなみ君) (拍手)〔登壇〕自由民主党、ごうまなみでございます。 会派を代表いたしまして、第1号議案「令和6年度長崎県一般会計予算」について、賛成の立場で意見を申し述べ、議員各位のご賛同を賜りたいと存じます。 令和6年度当初予算は、大石知事にとって、任期の折り返しとなる3年目の予算であり、県民の皆様に、「未来大国」をコンセプトとする新たなビジョンの始動による期待感と、総合計画の推進を通じた、各種課題へのきめ細やかな対応による安心感を抱いていただける予算として編成をされております。 また、今回の予算は、物価高騰対策をはじめ、国の総合経済対策補正予算を活用した、令和5年度補正予算と令和6年度当初予算を一体的に編成されており、県民の生活をしっかりと支えながら、県内経済を活性化していくとの強い気持ちが表れているものと大いに評価するものであります。 さて、当初予算の内容を見ますと、まず、新たなビジョンにおいては、概ね10年後のありたい姿の実現を目指し、初年度である令和6年度は、先行して、「こども」、「交流」、「イノベーション」、「食」の4つの分野において、従来の枠を超え、複数の部局が、連携・融合して、一つのプロジェクトに取り組む特別事業を構築し、今後の施策展開に必要な、新たな仕組みや体制の構築を中心に取り組んでいくこととされております。 併せて、長崎県総合計画に基づき、県政の各種課題に対応するため、県政の基軸として位置づけられている子育て支援を中心とした「こども施策」をはじめ、長崎県版デジタル社会の実現や各分野における人材の確保・育成、医療・福祉のさらなる充実、力強い産業の振興に向けた施策のほか、防災・減災対策や、交通ネットワークの整備における公共事業費や県単独事業費の確保など、県民の皆様の安全・安心な暮らしの実現に向けた施策が盛り込まれております。 このほかにも、西九州新幹線の開業効果のさらなる拡大や石木ダムの整備促進、「ながさきピース文化祭2025」の開催準備などの重要プロジェクトについても、しっかりと予算化がなされているところであります。 また、厳しい財政状況の中、デジタル田園都市国家構想交付金や、有人国境離島法関係交付金などの国の有利な財源を有効に活用しつつ、ふるさと納税などの自主財源の積極的な確保に努めるとともに、施策の推進に当たっては、市町や各種関係団体、民間企業等の皆様と一体となって取り組むこととされております。 このように令和6年度当初予算は、県民の皆様が本県への誇りや未来への期待感を抱きながら、大きな夢を抱いていただける長崎県をつくっていきたいとの知事の真摯な思いが込められた予算と評価をしており、「新しい長崎県づくり」の実現を積極的に進める予算であると、賛意を表明するものであります。 知事におかれましては、人口減少や少子・高齢化など、本県が直面する様々な課題に対応するため、一刻も早くこれらの施策を県民の皆様に届けていただき、県民の誰もが実感できる大きな成果を得られるよう、さらなるご尽力を期待いたします。 以上、賛成意見を申し述べ、議員各位のご賛同を賜りますようお願いをいたしまして、賛成の討論とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(徳永達也君) 質疑・討論をとどめて、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第1号議案は、原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、第13号議案「令和6年度長崎県国民健康保険特別会計予算」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第13号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、第59号議案「令和5年度長崎県一般会計補正予算(第10号)」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第59号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決、承認されました。 次に、議会運営委員会より、発議第211号「長崎県議会会議規則の一部を改正する規則案」及び発議第212号「長崎県議会委員会条例の一部を改正する条例案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、これを一括して議題といたします。 お諮りいたします。 発議第211号及び発議第212号につきましては、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 発議第211号及び発議第212号は、原案のとおり、それぞれ可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、発議第211号及び発議第212号は、原案のとおり、それぞれ可決されました。 次に、各委員会から議会閉会中の付託事件として、お手元の一覧表のとおり申し出があっておりますので、これを許可することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(徳永達也君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決定されました。 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件の審議は終了いたしました。 この際、知事より、ご挨拶があります-知事。 ◎知事(大石賢吾君) 〔登壇〕2月定例県議会の閉会に当たり、一言、ご挨拶を申し上げます。 はじめに、「特定複合観光施設(IR)区域整備計画」の審査結果への対応について、ご報告申し上げたいと存じます。 県においては、「九州・長崎IR区域整備計画」について、昨年末、「認定を行わないこと」とした国の審査結果を受け、観光庁に対して質問を行うなど、国との認識の差について整理し、県議会でご議論いただくとともに、関係者からご意見を伺ってきたところであります。 こうした中、「行政不服審査法に基づく審査請求及び行政事件訴訟法に基づく処分の取消しの訴え」については、IR事業者や法律の専門家、並びに県議会をはじめ、関係皆様のご意見をお聞きしながら、検討を行ってまいりました。 その中で、特に県議会や関係皆様からは、IRに対する期待や強い思いなど、様々なご意見が寄せられたところでございます。 一方、県において、法律の専門家の見解を確認したところ、「IR候補地の契約が失効しており、訴えの利益が喪失するとともに、国の裁量が大きい中で、今回の審査結果が覆ることは、極めて難しいのではないか」との意見がありました。 また、IR事業者も、顧問弁護士などに相談のうえ、審査請求等については、課題も多く、ハードルが高いとの認識が示され、去る3月11日、審査請求等は行わない旨、県に対して最終的に報告がなされたところであります。 こうしたことを総合的に判断し、県としましては、このたび、「審査請求等は行わない」ことといたしました。 これまでの間、県民の皆様をはじめ、県議会、国会議員の皆様、佐世保市並びに九州各県の関係皆様には、IRの実現に向けて多大なるご支援を賜ったことに対しまして、厚く御礼を申し上げますとともに、期待された結果に至らなかったことについて、お詫び申し上げます。 県としては、佐世保市・県北地域の振興に向けて、IRに関わらず、ハウステンボスを基軸とした観光振興をはじめ、世界遺産や西海国立公園等の観光資源のほか、豊富な農林水産物、歴史と文化、特色ある産業など、多くの魅力的な地域資源を生かして県勢の発展につながるよう、全力で取り組んでまいります。 さて、このたびの議会は、去る2月20日から本日までの25日間にわたり開かれましたが、議員の皆様方には、本会議及び委員会を通して、終始熱心にご審議いただくとともに、それぞれ適正なご決定を賜り、厚く御礼を申し上げます。 この際、議会中の主な動きについて、ご報告申し上げます。 テンプル大学ジャパンキャンパスとの連携協定の締結。 去る3月8日、徳永県議会議長ご同席のもと、長崎県とテンプル大学ジャパンキャンパスとの間で、外国大学とは初めてとなる人材育成や人的交流、本県のグローバル化の推進などを目的とした包括連携協定を締結いたしました。 テンプル大学は、アメリカのペンシルベニア州立の総合大学であり、昭和57年、東京都にジャパンキャンパスを開校後、平成17年には、国から日本初となる外国大学の指定を受けられ、これまでに国際ビジネス関連分野をはじめ、多くの優秀な人材を育成・輩出されております。 また、昨年9月には、ジャパンキャンパスに観光・ホスピタリティマネジメント学科を創設されるなど、観光分野での人材育成にも精力的に取り組まれております。 県といたしましては、こうした外国大学との連携を深めていくことは、県民の皆様が、グローバルな舞台で活躍いただくために、極めて重要なことであると認識をしております。 今回の協定締結は、県内学生に対して、グローバルな教育を提供するだけでなく、優秀な学生をインターンシップ等で県内企業へ迎え入れるなど、グローバル人材の確保・育成にもつながる大きな一歩であると期待をしているところであります。 今後、大学が有する様々な知見や資源、活力などを積極的に取り入れながら、長崎県のさらなる振興を図ってまいります。 スタートアップ企業の集積促進。 スタートアップ企業と投資家とのマッチングを促進し、新たなビジネスプランを発表する機会である「ミライ企業Nagasaki」を、去る2月23日、長崎市において開催いたしました。 当日は、これから起業する方や、新たに事業展開を考えている方のアイデア構築を支援する「チャレンジ部門」において、県内各地のビジネスプランコンテスト受賞者をはじめ、8名の皆様が、プランの新規性や実現性などを競われました。 また、既存企業の資金調達を支援いたします「スタートアップ部門」では、事業内容を説明された5社すべてに対して、複数の投資家が興味を示され、今後の資金獲得に向けた具体的な協議が行われる予定となっております。 私も、現地でプレゼンテーションを拝聴いたしましたが、高校生や大学生を含む参加者の皆様の新たな取組にチャレンジしようという強い思いを頼もしく感じるとともに、今後の可能性に大いに期待を感じたところであります。 引き続き、こうした取組を通して、長崎でチャレンジしたいと思っていただける環境づくりに努め、スタートアップ企業の集積促進を図ってまいりたいと考えております。 西九州自動車道の整備促進。 去る3月1日、国土交通省において、来年度、新たに事業着手する4車線化の候補箇所として、西九州自動車道の武雄南インターから波佐見有田インターチェンジ間を選定したことが公表されました。 西九州自動車道の整備促進については、東京都での建設促進大会や、県議会の皆様との要望活動をはじめ、民間団体の方々とも連携しながら、国に対して、積極的に働きかけてまいりました。 今回の選定は、関係する皆様とのこれまでの取組が実を結んだものと考えており、本県選出国会議員の皆様をはじめ、県議会並びに地元経済界や地元自治体の方々のご尽力に対し、心から感謝を申し上げますとともに、今後の当該区間の4車線化事業が正式に決定することを期待しております。 引き続き、西九州自動車道全線の早期完成に向けて、全力で取り組んでまいります。 スポーツの振興。 2月に長崎市で開催されました「第33回全日本室内アーチェリー選手権大会」において、本県出身の青島鉄也選手が、リカーブ一般男子で見事優勝を果たしました。 選手並びに関係者の皆様のご健闘を心からたたえるとともに、今後とも、本県スポーツの振興と競技力の向上に力を注いでまいります。 このほか、会期中、皆様からお寄せいただきました数々の貴重なご意見、ご提言などについては、今後の県政に積極的に反映させてまいりたいと考えております。 さて、年度替わりの時期を迎え、皆様方におかれましては何かとご多用かと存じます。どうか健康には一段とご留意をいただき、ますますご活躍されますことを心からお祈り申し上げます。 最後になりますが、報道関係の方々には、会期中、終始、県議会の広報について、ご協力を賜り、ありがとうございました。この機会に、お礼を申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。 ○議長(徳永達也君) 令和6年2月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る2月20日に開会いたしました本定例会も、全ての案件の審議を終了し、本日閉会の運びとなりました。 この定例会中は、令和6年度当初予算の審議をはじめ、「新しい長崎県づくり」のビジョン、人口減少対策、石木ダム建設促進、九州新幹線西九州ルートフル規格による整備促進、県庁舎跡地活用、防災対策、農林・水産業振興対策、観光振興対策、土木行政、教育行政、福祉行政など、当面する県政の重要課題について、終始熱心にご論議をいただきました。 この間の議員各位のご努力と知事をはじめ、理事者の皆様並びに報道関係の皆様のご協力に対しまして、心から厚くお礼を申し上げます。 さて、去る1月1日に発生した能登半島地震は、石川県を中心に甚大な被害をもたらし、早2か月半が経過いたしますが、今もなお多くの方々が避難生活を送り、不自由な生活を余儀なくされるなど、誠に心が痛む思いがいたします。 先般、本県議会から義援金をお届けしたところでありまして、改めて、犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様には、心からお見舞いを申し上げる次第であります。 一方、今回の能登半島地震による被災や復旧の状況等から、本県における防災対策への関心が高まっており、本県議会においては、今年度、防災対策を付議事件の一つとする特別委員会の設置を決定したところでございます。 県においては、頻発化・激甚化している自然災害から県民の生命と財産を守るため、総合的な「防災・減災・国土強靱化対策」が着実に進められているところであり、引き続き、議会・理事者一体となって取り組んでまいりたいと存じます。 最後に、先ほど知事から特定複合観光施設(IR)の区域整備計画の審査結果について、行政不服審査法に基づく審査請求を行わない旨の報告がありました。 県勢の発展のため、長年にわたり、本事業の推進を後押ししてまいりました本県議会といたしましても、誠に残念ではございますが、IRに関わらず、佐世保市・県北地域をはじめ、本県のさらなる発展のため、より一層の取組が必要であると存じますので、引き続き県議会といたしましても、これらに対する取組を後押しするとともに、理事者や関係団体等と連携しながら、必要な対策に取り組んでまいりたいと存じます。 さて、いよいよ新年度も目前に迫り、皆様方には公私ともにご多忙のことと存じますが、くれぐれも健康にご留意のうえ、県勢発展のために一層のご協力、ご支援をお願い申し上げまして、閉会に当たってのご挨拶といたします。 これをもちまして、令和6年2月定例会を閉会いたします。 どうもお疲れさまでした。     -午前11時13分 閉会-  議長       徳永達也  副議長      山本由夫  署名議員     山村健志  署名議員     白川鮎美-----------------------------------       (速記者)        (有)長崎速記センター...