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令和元年11月定例会(第6日) 本文
令和元年11月定例会(第6日) 名簿

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  1. 佐賀県議会 2019-11-06
    令和元年11月定例会(第6日) 本文


    取得元: 佐賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     ○ 開     議 ◎議長(桃崎峰人君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。     ○ 黙     祷 2 ◎議長(桃崎峰人君) 議員石丸博君は、十二月十六日逝去されました。まことに哀悼痛惜の念にたえません。謹んで故人の御冥福をお祈り申し上げ黙祷をささげたいと思います。全員御起立をお願いいたします。黙祷。     〔全員起立、黙祷〕 3 ◎議長(桃崎峰人君) 黙祷を終わります。御着席ください。     〔全 員 着 席〕     ○ 報     告 4 ◎議長(桃崎峰人君) 次に諸般の報告を行います。  石丸博君の逝去に伴い、自由民主党から本日付をもって会派所属議員数二十五人を二十四人に変更する旨の届け出が提出されております。  以上、御報告いたします。     ○ 議案・請願等上程 5 ◎議長(桃崎峰人君) 日程によりまして、さきに委員会に付託いたしました議案及び請願、並びに閉会中の継続審査に付されておりました案件の全部を一括して議題といたします。     ○ 委 員 長 報 告 6 ◎議長(桃崎峰人君) これより委員長報告に入ります。  まず、各常任委員長から各常任委員会における審査の経過及び結果の報告を求めます。  総務常任委員長 岡口重文君。 7 ◎岡口重文君(拍手)登壇=皆さんおはようございます。総務常任委員長の報告をいたします。  十二月六日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、並びに継続審査中の事件につきまして、十二月十一日、十二日、及び十七日に委員会を開催し、唐津港東港地区、旧知事公舎、及びSAGAサンライズパークまでのアクセスルートである市道三溝線の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。
     十二月十二日に質疑終結の後、一旦、採決を保留し、十七日に委員会を再開しました。採決に先立ち、甲第四十三号議案「令和元年度一般会計補正予算(第四号)」に対し、木原奉文委員外九名から附帯決議案が提出されました。  附帯決議案についての提出者説明の後、採決に移り、まず、甲第四十三号議案中本委員会関係分を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  続いて、附帯決議案について採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。  なお、本附帯決議は次のとおりであります。  甲第四十三号議案  令和元年度佐賀県一般会計補正予算(第四号)  に対する附帯決議(案)  県は、令和五年に佐賀県で開催される国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会のメイン会場となるSAGAサンライズパークについて、佐賀県総合運動場等整備基本計画に基づき、整備を進めているが、中核施設となるSAGAアリーナ新築工事が入札不落となり、今議会に継続費としてアリーナ整備費六十億円を含む六十五億円という巨額の補正予算を提案している。  国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会の開催は今後の県勢の発展に不可欠であり、厳しいスケジュールの中で、中核施設であるSAGAアリーナについて整備を進めていく必要性はある。  しかしながら、予算案の審議にあたり、設計時から入札時までの期間において建設市況が大きく変化し、建設資材が高騰したことなどが説明されたが、入札不落から予算提案まで短期間の議論の過程が不透明であり、六十五億円という大きな増額の積算の根拠等について、入札案件ということを考慮しても、知事をはじめとする執行部からの説明は十分に納得できるものではなく、甚だ遺憾である。  今回の入札不落になった原因の一つは、設計会社やCM業者に頼り過ぎ、チェック機能が働かなかった知事以下執行部組織の怠慢によるものと言わざるを得ない。  佐賀県議会は、今回の事案を教訓とし、多額の補正予算を要することに対し、県民の血税であることを踏まえ、知事に対して次の事項について強く求める。 一 入札不落の原因を検証のうえ、これまでの一連の経緯を反省し、今  後真摯な態度で、透明性を持って、十分な説明責任を果たすよう努め  ること。 二 国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会を控え、今後のスケ  ジュールに極力影響を与えることがないよう整備を進めていくこと。 三 今後は、チェック機能を初め万全の組織体制の下で、整備を進めて  いくこと。 四 予算執行にあたっては節減を徹底し、これ以上の事業費の増加を抑  え、財政に影響を及ぼさないよう国庫補助金や民間助成金の活用など  の財源確保に努めること。 五 アリーナ完成後も維持管理費を節減するなど、健全な運営を図ると  ともに、多額の投資額に見合う効果が発揮できるよう活用策を講じる  こと。  以上、決議する。  以上です。  次に、甲第四十四号議案、甲第四十五号議案、乙第八十一号議案から乙第八十四号議案まで四件、乙第八十九号議案及び乙第九十九号議案、以上八件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、乙第百二号議案「教育委員会委員の任命について」、乙第百三号議案「土地利用審査会委員の任命について」をそれぞれ採決した結果、いずれも全会一致をもってこれに同意することにいたしました。  次に、請第三号請願「私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担の軽減・教育条件の改善をもとめる請願書」を採決した結果、全会一致により採択となりました。  続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ 「山を大切にする取組」の内容、「さがデザイン」、情報発信プロジェ  クト等の事業の成果と、成果指標の妥当性についての財政課の所見 ◎ 自然災害時における県内指定避難所災害備蓄物資の状況、及び地  域防災リーダーの養成など避難者の安全・安心の確保対策 ◎ 国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会の開催経費の財源と  県財政運営への影響 ◎ 神奈川県の情報流出事件を踏まえた、本県における行政文書データ  の管理状況や情報機器の廃棄等、情報流出防止の取り組み ◎ 九州佐賀国際空港の利用状況と県民が海外旅行に行きやすい環境づ  くりや、国際線の利用促進に向けた今後の取り組み ◎ 九州新幹線西九州ルートに関する知事と赤羽国土交通大臣の面談内  容と、今後の協議に向き合う姿勢 ◎ 県立博物館の役割や防災・防火対策、資料の収集・保存など管理運  営上の課題や今後の取り組み ◎ SAGAアリーナ建築工事に係る入札不落の原因と責任の所在、及  び補正予算額六十億円の積算根拠、並びに今後の整備スケジュールへ  の影響 ◎ SAGAアリーナ完成後の指定管理料と収支の見込み、及び指定管  理者の選定基準 ◎ SAGAアリーナの設計・建築工事に係るコンストラクション・マ  ネジメント会社の役割、及び県の技術系職員の活用状況 ◎ SAGAアリーナに期待される地域への波及効果や、利用促進に向  けた取り組み ◎ 外国人観光客の宿泊者数や満足度の状況、インバウンド誘致におけ  る受け入れ環境の充実に向けた今後の取り組み  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、財政確立について 一、政策の企画・調整について 一、危機管理・報道行政について 一、総務行政一般事項について 一、地域交流行政について 一、文化・スポーツ交流行政について  以上六件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。(拍手) 8 ◎議長(桃崎峰人君) 文教厚生常任委員長 古賀陽三君。 9 ◎古賀陽三君(拍手)登壇=文教厚生常任委員長の報告をいたします。  十二月六日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、十二月十一日及び十二日の両日、委員会を開催し、北部児童相談所及び県立点字図書館への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第四十三号議案中本委員会関係分、乙第八十五号議案、乙第八十六号議案、乙第九十一号議案、乙第九十四号議案から乙第九十六号議案まで三件、及び乙第百号議案、以上八件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ 虹の松原の再生・保全に係る活動状況と、交付金事業終了後の広葉  樹林化による松原の景観後退の懸念、及び今後の保全活動の取り組み ◎ 県立点字図書館の建替えに関する工事期間中の対応状況と、令和元  年八月の大雨を受けた施設整備計画の見直し内容や、利用者に配慮し  た施設整備への対応と今後の取り組み ◎ 骨髄移植に係る普及啓発の現況や、ドナー助成制度の研究状況と今  後の推進の取り組み、及びドナー休暇制度の状況と導入促進の取り組  み、並びに協力企業への周知の必要性 ◎ 幼稚園制度や無償化制度の概要と、無償化に伴う事務負担軽減策、  及び幼稚園教諭に対する研修の現状と、その充実のための今後の取り  組み ◎ 「新しい社会的養育ビジョン」の概要、及び現状と課題 ◎ 里親研修の現状や、里親支援業務の現状と課題、及び今後の対応と  包括的な実施体制 ◎ 全国学力・学習状況調査の結果と課題、及び今後の学力向上の取り  組み ◎ 教員の働き方改革の目的と推進策 ◎ 県立学校における学校図書館資料の整備状況や運営体制、及び充実  のための今後の取り組み、並びに学校図書館の運営における校長の役  割 ◎ 県内の子供の体力の現状や、体力向上のための取り組みと成果、及  び今後の取り組み  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、県民環境行政について 一、健康福祉行政について 一、男女参画・子育て行政について 一、教育の振興について
     以上四件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。(拍手) 10 ◎議長(桃崎峰人君) 農林水産商工常任委員長 定松一生君。 11 ◎定松一生君(拍手)登壇=農林水産商工常任委員長の報告をいたします。  十二月六日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、十二月十一日及び十二日の両日、委員会を開催し、「神埼地区いちご部会『いちごさん』生産現場」、「アイリスオーヤマ株式会社鳥栖工場」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  質疑終結の後、直ちに採決に移り、乙第八十八号議案を採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、甲第四十三号議案中本委員会関係分、乙第八十七号議案、乙第九十二号議案、乙第九十三号議案、乙第九十七号議案及び乙第九十八号議案、以上六件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ 「アジアベストレストラン50」及びSAGAガストロノミー会議の  概要、それぞれの大会成功に向けた準備状況、情報発信の具体策や、  開催後の取り組み ◎ 高校生の県内就職率向上や、ものづくり企業のイメージや魅力、認  知度向上策、及び産業人材確保のための今後の取り組み ◎ 洋上風力発電事業の候補海域の選定方法や、県が把握する事業者の  状況、及び住民説明会における参加者からの意見の受けとめと、事業  誘致に向けた今後の取り組み ◎ 県内の雇用情勢と即戦力となる人材確保に関する取り組みとこれま  での成果、及び今後の取り組み ◎ 県産牛肉の輸出実績と、中国への輸出再開に向けた対応、及び佐賀  県食肉センターの再整備計画の内容と今後のスケジュール ◎ 令和元年佐賀豪雨災害を初めとする自然災害による本県の農業関係  被害等の状況、及び水稲、大豆被害に対する農業共済による補償状況、  県独自の具体的被害対策 ◎ 自然災害による農業機械や施設の被災状況、及び経営体育成支援事  業の補助率や、被災農業機械等の復旧の考え方 ◎ 令和元年佐賀豪雨災害による、大町町油流出被害地区の営農再開に  向けた具体的支援の状況と今後の対応 ◎ 今年産の水稲や大豆の生産状況と生産者の声、及び次年産に向けた  対応 ◎ トレーニングファームにおける研修の状況、及び研修終了後の就農  定着に向けた出口対策と今後の取り組み ◎ 「さが園芸生産888億円推進運動」の計画策定状況と目標達成に  向けた支援チームの主な活動状況と今後の取り組み ◎ 本県の園芸農業における花卉、及び露地ミカンの生産振興に向けた  課題と今後の取り組み  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、産業労働行政について 一、農林水産行政について  以上二件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。(拍手) 12 ◎議長(桃崎峰人君) 県土整備・警察常任委員長 八谷克幸君。 13 ◎八谷克幸君(拍手)登壇=県土整備・警察常任委員長の報告をいたします。  十二月六日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、十二月十一日及び十二日の両日、委員会を開催し、「機動隊の活動・訓練状況」及び、「立川の河川整備交付金事業の進捗状況」に関する現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第四十三号議案中本委員会関係分、乙第九十号議案、以上二件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、乙第百一号議案を採決した結果、全会一致をもってこれを承認することに決定いたしました。  次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ 公共土木施設工事の入札不調・不落増加の原因や影響、及びこれま  でと今後の対応状況 ◎ 佐賀市内における交通渋滞緩和に向けた取り組み状況や国道二六三  号日の出工区、県道佐賀川久保鳥栖線高木瀬工区の整備状況と今後の  見通し、及び今後の交通渋滞緩和に向けた取り組み ◎ 県営住宅における浴室内のバリアフリー化エレベーター設置、及  び連帯保証人制度の見直しの必要性 ◎ 令和元年佐賀豪雨災害による公共土木施設の河川関係の被災状況や  災害査定の進捗状況、浸水被害の軽減に向けた取り組みと今後の災害  復旧、及び浸水対策に向けた対応策 ◎ 令和元年佐賀豪雨に伴う土砂災害、金立川で発生した土石流のそれ  ぞれの被害状況や、砂防ダム事業整備スケジュール、及び今後の土  砂災害防止対策 ◎ 令和元年佐賀豪雨災害における六角川水系の被害状況、及び六角川  水系緊急治水対策プロジェクトの検討状況と今後の見通し ◎ ダムの事前放流による洪水調節効果、国の制度に対する県の対応状  況、及び事前放流の課題と今後の対応方針 ◎ 県内交通死亡事故の発生状況と年末に向けた事故防止対策、安全な  横断歩道の実現、及び携帯電話使用等違反の絶無に向けた取り組み ◎ 県警察における女性警察官の採用状況と活躍のための推進策、及び  佐賀北警察署の現状と整備計画  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、県土整備行政について 一、災害対策について 一、警察行政について  以上三件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、県土整備・警察常任委員長の報告を終わります。(拍手) 14 ◎議長(桃崎峰人君) 次に、スポーツ振興対策等特別委員長の報告を求めます。木原奉文君。 15 ◎木原奉文君(拍手)登壇=スポーツ振興対策等特別委員長の報告をいたします。  競技スポーツの振興・競技力向上、スポーツを通した各種交流、スポーツ環境の整備、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会等の開催及び交通対策等その影響に関する諸問題の調査に関する件につきまして、十二月十六日に委員会を開催し、質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。  まず、競技スポーツの振興・競技力向上、スポーツを通した各種交流に関しまして、 ◎ スポーツエリートアカデミーSAGAの目的と、選手育成支援の詳  細や評価、及び将来有望な小中学生等の発掘方法と今後の取り組み ◎ アスリート雇用実施企業への支援状況と、理解促進に向けた取り組  み ◎ SAGAスポーツピラミッド構想における民間との連携目的や、協  定の締結状況、及び今後の推進に当たっての検討状況 ◎ ニュースポーツや障害者を初めとした誰もが楽しめるスポーツの普  及促進状況と今後の取り組み  などについての質疑が行われました。  次に、スポーツ環境の整備、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会等の開催、交通対策等その影響に関する諸問題に関しまして、 ◎ 大会開催に向けた県民の機運醸成のための具体的取り組み ◎ 大会の目標順位と天皇杯獲得に向けた取り組み、及び大会後の選手  の競技力維持向上策 ◎ 障害者の利便性を考慮した県内スポーツ施設の現状、及び特別支援  学校の障害者スポーツの拠点化に対する見解 ◎ 全国障害者スポーツ大会に向けた選手育成や、指導者の確保策、及  び大会後の取り組み ◎ 大会における競技会場の決定状況と、市町の施設整備に対する補助  制度等、支援の内容
    ◎ 県議会へのアリーナ不落の事前説明がおくれた理由と、アリーナ建  設工事の入札不落の原因、及び予見できなかった理由 ◎ コンストラクション・マネジメント、いわゆるCM会社の建設工事  への具体的かかわり、県と外部業者の役割分担と確認体制、及び今後  のアリーナ整備に向けた姿勢 ◎ SAGAアリーナ整備リスクマネジメントを踏まえた具体的スケ  ジュール ◎ SAGAアリーナ建設に係る補正予算案の総務常任委員会における  採決見送りに対する見解と、アリーナ整備にかける県の思いと覚悟 ◎ SAGAアリーナ建設に係る補正予算の内容の詳細が公表できない  根拠、予算見積額への建設市況の反映状況や、次回入札の落札見通し ◎ 国スポ・全障スポ開催に当たってのアリーナの必要性とSAGAア  リーナの入札不落に対する反省と改善点、今後に向けた決意  などについての質疑が行われました。  最後に、競技スポーツの振興・競技力向上、スポーツを通した各種交流、スポーツ環境の整備、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会等の開催及び交通対策等、その影響に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、スポーツ振興対策等特別委員長の報告を終わります。(拍手) 16 ◎議長(桃崎峰人君) 次に、決算特別委員長の報告を求めます。石倉秀郷君。 17 ◎石倉秀郷君(拍手)登壇=決算特別委員長の報告をいたします。  九月十九日の本会議におきまして、本委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました乙第七十七号議案「平成三十年度佐賀県歳入歳出決算の認定について」、及び乙第七十八号議案「平成三十年度佐賀県工業用水道事業決算の認定について」、以上二件の議案について、十一月五日から十一月十五日まで委員会を開催し、慎重に審議いたしましたのでその経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  十一月十五日に全ての質疑を終了し、直ちに採決に移り、まず乙第七十七号議案を採決した結果、賛成者多数をもってこれを認定いたしました。  次に、乙第七十八号議案を採決した結果、全会一致をもってこれを認定いたしました。  続いて、審議の過程で申し述べられました、主な意見及び要望の概要について申し上げます。  まず、総務常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、職場内のコミュニケーションの活性化を図り、働きやすい職場環境  の創出を行い、不適切な事務処理防止に努められたい。 一、平成三十年度決算における歳出不用額の増加を踏まえ、予算積算時  の精度の高度化や適切な減額補正などを行い、その縮減に努められた  い。 一、「佐賀県行財政運営計画二〇一五」の成果を踏まえ、今後の大型事  業や県民ニーズを考慮し、さらなる自主財源の確保に努め、健全な財  政運営に努められたい。 一、県民の安心・安全な暮らしを実現し、県内経済に大きな効果をもた  らす公共事業推進のため、積極的な財政運営に努められたい。 一、県税収入の確保のため、市町と緊密な連携を図り、さらなる県税収  入未済額の縮減に努められたい。 一、「SAGAローカリストアカデミー事業」について、今後も、若い  世代の地域づくりへの参画を図り、住民による自発的、主体的な地域  づくりの推進に努められたい。 一、「さが未来スイッチ交付金事業」について、今後も地域づくり基金  を有効活用し、地域への愛着や誇りを醸成する、自発の地域づくりの  推進に努められたい。 一、市町や庁内関係課と連携し、佐賀県の暮らしやすさや魅力を積極的  に情報発信し、さらなる移住促進に取り組まれたい。 一、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会の開催を契機とし、県  内スポーツの活性化や、佐賀への誇り・愛着の醸成につながるよう、  長期的展望をもって、さまざまな取り組みを推進されたい。 一、「肥前さが幕末維新博覧会」の成果や、費用対効果を検証し、今回  の貴重な経験を今後の事業に生かされたい。 一、「肥前さが幕末維新博覧会」により、県民の心に芽生えた佐賀への  誇りや志を若い世代へつなぎ、さまざまな分野へ広げていくよう、今  後の事業に取り組まれたい。 一、SAGAサンライズパークの整備について、周辺住民への影響を十  分考慮し、地域の活性化や、にぎわいの創出につながる施設運営に取  り組まれたい。加えて、アリーナ整備に係る建設工事入札不落の要因  を早急に分析・対応し、国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会  開催への影響がないよう努力されたい。 一、海外からの活力を県内各地に呼び込むため、佐賀県の魅力づくりや  受け入れ環境の充実、的確な情報発信を行い、さらなる外国人観光客  の誘致に努められたい。  との意見などが出されました。  次に、文教厚生常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、犯罪被害者支援ボランティアの拡充や、市町職員を対象とした研修  等、県警、市町、関係団体と連携し、個々の犯罪被害者等の事情に即  した、切れ目のない、きめ細かな犯罪被害者支援の強化に取り組まれ  たい。 一、九州自然歩道については、安全・安心な利用環境整備を行い、利用  者目線に立った、魅力ある情報を発信するなど、利用促進に取り組ま  れたい。 一、産業廃棄物処理業に係る手数料収入の誤報告や、県立学校における  教員特殊業務手当の追給等、定期監査の重要な指摘事項に対し、その  原因を精査し、職員研修の強化等、再発防止に取り組まれたい。 一、「土砂等の埋立て等を規制する条例」の制定や、警察、市町等と連  携を図り、産業廃棄物の不法投棄防止対策に努められたい。 一、国民健康保険について、「国民健康保険広域化等支援基金」への計  画的償還や、国民健康保険特別会計の収支状況分析を行い、公費拡充  など、安定的な財政運営に努められたい。 一、「保育士等キャリアアップ研修事業」実施による課題への支援や、「幼  児教育・保育の無償化に係る環境整備事業」による保育士意識調査結  果の活用や、認可外保育施設に対する指導監督体制の強化等を行い、  保育サービスの一層の充実に努められたい。 一、放課後児童クラブについて地域の実情にあわせた施設整備や、放課  後児童支援員の確保等の取り組みを行い、待機児童解消に努められた  い。 一、インターネットによるトラブルの未然防止のため、今後とも、「学  校ネットパトロール事業」等による、青少年のための良好な環境整備  を図られたい。 一、「神埼高校移転改築事業」における造成工事では、福岡県朝倉市の  災害発生土を有効活用してコスト削減が図れたなど、引き続き、県政  運営上の諸課題に対する問題意識、及びコスト意識を高め事業を進め  られたい。 一、教員の働き方について、「学校現場の業務改善計画」の確実な実践  により、部活動指導の適正化を初めとした教員の多忙化解消の取り組  みを図られたい。 一、「部活動指導員活用研究事業」による、部活動指導員の配置を初め、  今後とも、各市町や学校の実情に応じた体制整備を検討し、教員の負  担軽減や学校の働き方改革の推進に努められたい。  との意見などが出されました。  次に、農林水産商工常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、コスメティック構想の推進に向け、これまでの取り組みの成果や課
     題を踏まえさらなる産業集積や、県民の認知度向上に努められたい。 一、県内の産業人材確保のため、さまざまなターゲットに応じた効果的  な働きかけを行い、若者の一層の県内就職の促進を図られたい。 一、「採用力向上支援事業」について、県内企業への働きかけの強化や、  産業界への各種支援の充実を図り、人材確保を着実に進められたい。 一、「それぞれの中山間チャレンジプロジェクト」による取り組みを踏  まえ、地域の課題解決を図り、中山間地域の農業・農村の振興に努め  られたい。 一、「トレーニングファーム整備推進事業」の成果を生かし、経営力の  ある担い手の育成等、次世代の農業の担い手の確保、育成に取り組ま  れたい。 一、「さが園芸農業者育成対策事業」の推進により、「さが園芸生産88  8億円推進運動」の積極的な展開を図り、園芸農業振興に努められた  い。 一、「環境保全型農業直接支払交付金」や「さが有機農業支援対策事業」  について、現場の意向に沿った、新規取り組み者にも使いやすいもの  とし、一層の環境保全型農業の推進を図られたい。 一、県内肉用牛の振興のため生産基盤強化や、国内外への市場販路拡大  に向けた食肉センターの施設整備に取り組まれたい。 一、本県の農業生産を支える「農業生産基盤整備事業」について、工事  に対する地元要望への適切な対応を行い、事業の一層の進捗を図られ  たい。 一、総合計画二〇一五に掲げた県産木材の生産拡大や、需要拡大の目標  が、未達成であった要因を踏まえ公共建築物の木造化等、森林資源の  循環利用のさらなる推進に取り組まれたい。 一、「森林経営管理制度」の円滑な推進と市町へのサポートの充実、森  林所有者へ、同制度や補助制度の十分な周知・支援を行い、森林の適  正な経営管理に努められたい。 一、玄海地区の漁業振興のため、継続したいそ根資源回復や、「複合経  営等漁家経営改善支援事業」、「新規漁業就業者支援事業」を生かし、  漁家経営の安定、及び新規就業者の確保、育成に取り組まれたい。  との意見などが出されました。  次に、県土整備・警察常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、今後の公共投資について、さまざまな公共事業の着実な執行のため、  その予算確保に努められたい。 一、社会資本整備に係る事業の着実な推進により、繰越額や不用額の縮  減に取り組み、予算の適正な執行に努められたい。 一、建設業の健全な発展のため、週休二日の促進を初め、就労環境の改  善に努め、将来の担い手確保に取り組まれたい。 一、県内道路の整備に当たり、計画的な予算執行に努められたい。 一、道路占用許可に係る調停の遅延について、その原因を踏まえ、再発  防止に取り組まれたい。 一、暮らしに身近な道路として、「交通安全施設等整備事業の推進に関  する法律」に基づき指定された通学路のより一層の整備に取り組まれ  たい。 一、県管理河川の適切な改修や維持管理を行い、県道久留米基山筑紫野  線の冠水対策を初め、県民の生命と財産を守るための治水対策に取り  組まれたい。 一、快適で暮らしやすいまちづくりのため、市町と連携し、地域に応じ  た都市計画マスタープランの策定支援に取り組まれたい。 一、美しい景観づくり推進事業における無電柱化推進のため、さらなる  市町への支援に取り組まれたい。 一、開発許可制度について、今後の開発に不必要なブレーキがかからぬ  よう、制度の適切な運用に取り組まれたい。 一、土砂災害防止対策について、人命や財産を守るため、計画的な事業  予算執行に努められたい。 一、県管理河川における河川調査について計画的、効率的な予算執行に  努められたい。 一、県営ダムについて、適切な施設管理に努めるとともに、永続的なダ  ム機能維持のため、長寿命化計画に取り組まれたい。 一、減少傾向にある防犯ボランティア団体の活動支援を行い、その活性  化に取り組まれたい。 一、少年の非行防止や生徒の安全確保のため、県警察スクールサポー  ターの設置を進め、必要な人材や予算確保に努められたい。 一、交通事故抑止対策として、交通安全意識の高揚の推進とともに、交  通安全施設の整備の充実を図られたい。  との意見などが出されました。  以上をもちまして、決算特別委員長の報告を終わります。(拍手) 18 ◎議長(桃崎峰人君) 以上をもちまして、各委員長の報告は終了いたしました。  これより委員長報告に対する質疑に入りますが、質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◎議長(桃崎峰人君) 質疑なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終了いたします。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。あす十八日は討論、採決を行います。  本日はこれで散会いたします。     午前十一時五十一分 散会 Copyright © Saga Prefectural Assembly Minutes, All rights reserved. ページの先頭へ...