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2018-06-26 佐賀県議会 平成30年原子力安全・防災対策等特別委員会 本文 開催日:2018年06月26日 2018-06-26

  1. 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     午前十時一分 開会 ◯八谷委員長=ただいまから原子力安全防災対策特別委員会を開催いたします。     ○ 議 席 指 定 2 ◯八谷委員長=まず、質疑の議席につきましては、会議規則第四条第一項の規定を準用し、委員長において指定いたします。  議席は、ただいま御着席の議席を指定いたします。     ○ 会議録署名者指名 3 ◯八谷委員長=会議録署名者として、岡口重文君、大場芳博君、藤崎輝樹君、木村雄一君、以上の四人を指名いたします。  原子力安全対策エネルギー対策及び防災危機管理対策に関する諸問題の調査に関する件を議題といたします。     ○ 参考人の出席について 4 ◯八谷委員長=最初に、参考人の出席についてお諮りいたします。  原子力安全対策エネルギー対策及び防災危機管理対策に関する諸問題の調査に関する件について、本日、九州電力株式会社、山元春義氏、同林田道生氏、同八木繁氏及び同赤司二郎氏、以上四名の方々を参考人として、九州電力株式会社、田尻浩昭氏、同平峯克郎氏、同木庭樹美博氏及び同濱田彰氏、以上四名の方々をその補助者として本委員会に出席を求め、別紙日程のとおり、お手元に配付しています事項について意見を聞きたいと存じますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯八谷委員長=御異議ないものと認めます。よって、そのように決定し、その旨、議長に申し出ることにいたします。  暫時休憩します。準備が整い次第、委員会を再開しますので、このままお待ちください。     午前十時三分 休憩     午前十時四分 開議 6 ◯八谷委員長=委員会を再開します。  ただいまからお手元の日程に従いまして、参考人から意見を聞くことにいたします。  それでは、参考人として九州電力株式会社、山元春義氏外三名の方及び補助者として四名の方が入室いたします。     〔参考人入場〕 7 ◯八谷委員長=山元参考人を初めとする参考人補助者の皆様方に一言御挨拶申し上げます。  本日は御多忙中にもかかわらず、本委員会のために御出席いただき、まことにありがとうございます。  これより参考人の皆様方には玄海原子力発電所の再稼働後の現状等について御意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  なお、参考人は着席のまま意見を述べられて結構です。  それでは、よろしくお願いいたします。 8 ◯山元参考人=皆さんおはようございます。九州電力原子力関係を担当しております山元でございます。よろしくお願いします。 9 ◯林田参考人九州電力立地コミュニケーション本部の副本部長をしております林田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 10 ◯八木参考人=立地コミュニケーション本部の部長をしております八木でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 11 ◯赤司参考人土木建築本部の副部長をしております赤司と申します。よろしくお願いいたします。 12 ◯山元参考人=それでは、説明に入ります前に一言御挨拶を申し上げます。  皆さんこんにちは。佐賀県議会の皆様におかれましては、日ごろから当社の事業、特に玄海原子力関係で格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。  本日は、当委員会におきまして、玄海三、四号の再稼働等につきまして説明の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。しっかりと丁寧な説明に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  ここから座って説明させていただきます。  それでは、資料をお願いいたします。一ページをお開きください。     〔資料を379頁に掲載〕 13 ◯山元参考人=本日の概要でございますので、読ませていただきます。  玄海三、四号の再稼働についてでございます。  平成二十三年三月に発生しました東日本大震災に伴う東電福島第一原子力発電所事故以降、玄海原子力発電所停止しました。その後、玄海では福島事故を踏まえた多種多様な安全対策を行ってまいりました。  玄海三号は、本年三月二十五日に発電再開しましたが、調整運転中に、二次系設備である脱気器空気抜き管から微少な蒸気漏れを確認したため、発電停止し、原因究明のための点検調査を行いました。  その後、対策を講じ、四月十八日に発電を再開し、五月十六日に通常運転に復帰しております。  玄海四号は、起動工程中の五月三日に一次冷却材ポンプ内を流れる水の量、これは一次冷却材ポンプのシール部を流れる水の量でございますが、通常より多いことを確認したため、起動工程を一旦とめ、原因究明のための点検を行いました。  その後、対策を講じ、五月二十五日に起動工程を再開し、六月十九日に発電を再開しております。  これらの事象につきましては、皆様に大変御心配をかけ、まことに申しわけございませんでした。  今後に向けてでございます。  玄海三、四号は再稼働しましたが、当社は福島事故で得た教訓を踏まえ、安全性向上に向けた取り組みに終わりはないとの強い意志と覚悟を持って、安全確保を最優先とする原子力発電所の運営をしっかりと行ってまいります。  また、地域の皆様に対しましても、今後も丁寧でわかりやすいコミュニケーション活動に努め、安心していただける原子力発電所を目指してまいります。  資料の一からは、林田のほうから御説明いたします。 14 ◯林田参考人=それでは、資料の一、二ページ目でございます。説明申し上げます。     〔資料を380頁から381頁に掲載〕 15 ◯林田参考人=玄海三、四号の現況ということでございます。  上側が玄海三号の工程、下側が玄海四号の工程でございます。  今、冒頭申し上げましたとおり、玄海三号機につきましては、灰色で塗ってあるところが実績ということで、白のところが今後ということになりますけれども、実績としては、三号機につきましては、二月十六日に燃料を装荷して、三月二十三日に原子炉を起動しております。  それと、三月二十五日には発電を再開いたしましたけれども、先ほど申し上げたとおり、またこの後で御説明申し上げますが、三月三十日に脱気器空気抜き管からの蒸気漏れということが起こりまして、七五%の出力まで発電機出力が上がっておりましたけれども、三月三十一日に解列しまして、この空気抜き管の点検をしておるところでございます。  これは資料の二のところで説明させていただきます。  その後、点検を終わりまして、種々の改善修繕等を行いまして、四月十八日には発電を再開して、四月二十三日には定格熱出力一定運転に復帰し、五月十六日に通常運転に復帰ということでございます。現在も安定して運転をしておるということでございます。  右のほうに書いておりますけれども、次回の定期検査につきましては、平成三十一年六月からの予定ということになっております。  下側が玄海四号機でございます。  四月二十一日に燃料を装荷いたしまして、原子炉容器の組み立てをしているところで、これも一次冷却材ポンプのシール部の点検ということで、この点検を三週間弱やっておりまして、これにつきましても資料二で御説明したいと思います。  その後、漏えい検査等を再開いたしまして、格納容器の漏えい率検査、冷態、温態での機能の検査を行いまして、六月十六日には原子炉を起動しております。  それで、六月十九日に発電を再開してございまして、現在、段階的に出力を三〇、五〇、七五%と上げまして、本日中には九〇%まで出力が上がる予定でございます。  ということで、四号機につきましては、停止日数はここに書いてございますけれども、平成二十三年十二月に解列してから発電再開するまで、平成三十年六月ということで、六年半かかってここまで来たということでございます。  現在、申し上げたとおり九〇%に出力を上げまして、各種の調整等を今後も続けながら、工程にとらわれることなく、定格熱出力一定運転を行いまして、国の最終的な検査を受けて、通常運転に復帰したいというふうに思っております。  次に、資料の二でございます。  まず、三号機の脱気器空気抜き管からの蒸気漏れということで、左側の概略系統図で発生場所の御説明を申し上げます。  左側の図の概略系統図というところがあるんですけれども、この図でいいますと、左側のピンクで着色している部分につきましては、放射性物質を含む系統水ということでございまして、これは上に破線で囲んでありますけれども、一次系というふうに呼んでおるところでございます。  原子炉とか蒸気発生器、あるいは一次冷却材ポンプなどの主要設備がこの格納容器の中に設置されてございます。  右側のブルーで着色している部分は放射性物質を含まない系統水ということで、これは二次系と呼んでおります。  この系統につきまして、ブルーの破線で囲んでいるということで、こういう大まかな系統がございます。  今回は、二次系にあります脱気器ということで、先ほどのブルーの破線で囲んであるところの下のほうにオレンジの破線でさらに囲んである部分が脱気器でございます。  この脱気器というのは、右側の図のような形で、大きな細長いタンクがあって、その上にまた細長い小さなタンクが二つ乗っているということでございます。この上側の二つ乗っている分が脱気器ということでございます。  この脱気器というのは、二次系の水に含まれます酸素とか二酸化炭素等の、いわゆる非凝縮性の気体を除去しまして、また、給水を加熱するために備えられている装置でございます。  発生した事象でございます。  上のところに文字でも書いてございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、三月二十五日に発電を再開して、三月三十日、発電機出力七五%で調整運転中に脱気器の空気抜き管一本から微少な蒸気漏れを確認したということでございます。  二次系の蒸気漏れでありますので、本事象による環境への放射能の影響はございませんでした。  この事象が起こりましたので、三十日に国、佐賀県、玄海町、唐津市伊万里市へ連絡するとともに、プレス公表を行いまして、翌三十一日に発電停止し、点検調査を行った次第でございます。  その後、四月十三日には佐賀県様により開催されました玄海原子力発電所蒸気漏れに関する専門家の意見聴取会におきまして、いただいた御意見等を踏まえまして、原因の追及及び対策の検討を行いまして、四月十七日には国、佐賀県等の自治体の皆様に御報告を行ったところでございます。  点検調査の結果でございますが、空気抜き管というのは、先ほどの図の上のほうに青い色で示してあるところにありまして、十六本ございます。脱気器を出た非凝縮性ガスは、水蒸気とともにこの空気抜き管から集合管を経まして、大気に放出されるということになっております。  この蒸気漏れのありました当該管につきましては、この図で赤丸で囲んでおります当該配管という部分でございまして、右側に引き出し拡大図を描いておりますけれども、長さは二メートル、直径は約六センチ、厚さは四ミリの炭素鋼の配管でございます。  形としては、このように少し曲がった形で集合管についておるということでございます。  その下に写真をつけておりますけれども、左側の写真は空気抜き管を下から見たものでございます。空気抜き管は高温になるために、通常は保温材とか、あと保温材を保持するための外装板で覆われておりまして、この外装板の下面の一部には、この写真から見てとれますが、著しいさびというものが確認されます。  右の写真ですが、これは保温材とか外装板を取り外して、これを上から見たものということで、この写真からはさびの状況と、この一カ所に、これも赤丸で囲んでいますけれども、長さ十三ミリ、幅六ミリ程度の貫通孔が確認されております。  こういう状況が確認されたということなんですが、この原因といたしましては、当該配管、この配管を含む脱気器というものは全体が屋外に設置されておりまして、保温材を覆います外装板のすき間が、これは継ぎ足しながら外装板ありますので、そのすき間がありまして、通常はそこにシールというか、コーキングして水が入らないようにしているんですけれども、やはり時間的なものが関係しまして、そこから雨水が浸入したと。それで、保温材が吸水いたしまして、長時間湿潤状態──湿ったままの状態になったということで、配管の外面に腐食が発生し、貫通に至ったというふうに考えております。  やはり六年間以上とまっていたという時期がございますので、長期間停止ということで、その間に一回も温度が上がったことがなかったということで長期間の湿潤状態が続いたというふうに考えてございます。  対策といたしましては、今回の事象を踏まえまして、当該管を含む全十六本の空気抜き管につきまして、配管、外装板及び保温材の取りかえを実施いたしました。  また、三号の設備全体につきまして、さびなどのこういう腐食等、異常の兆候を見逃さないということを観点とした点検を行いまして、問題がないことを確認しております。  今後の取り組みといたしましては、点検とかパトロール、いわゆる巡視のときに、その意識向上のために、今申し上げましたように、わずかな変化でもその先には機器の故障が潜んでいるという認識を常に持つとか、あと異常の兆候を発見した際には組織内で活発な報告、共有を行うというようなことにつきまして、担当している課を含み、所全体で教育を繰り返し実施していこうということで、実際そういうことをやって取り組んでございます。  それと、点検、保守内容を見直すということで、こういう屋外とか、そういうものの使用環境を考慮いたしまして、こういう外装板とか保温材の取りかえ計画をきちっと策定していきましょうということです。  それと、外装板とか保温材が施工されております屋外配管自体の計画的な点検計画を策定していくと。これはもうこういうことを踏まえまして実施していこうということでございます。  それと、外装板等の経年変化から異常の兆候を把握するためのチェックシートですね。今までチェックシートはございましたけれども、経年変化という観点で見ていくということで、そういうチェックシートを新たにつくりまして点検を実施するということにしてございます。  さらに、必要な処置を判断する仕組み。今回の事象では、保守、補修を担当する機器をメンテナンスする部門がそこの兆候ということに、外装板のところにさびがあるということには気づいておったんですけれども、その中がこういう形で腐食が進んでいるというところまでは認識できなかったということで、こういう異常が少し出ているということについては、こういうわずかな変化でもきちっと気づきを事項として認識できるようにし、さらにまた新たに会議体を設けまして、そのような小さなことでも何かあれば、それについては担当課だけではなくて、ほかの課、あるいは所全体として、そういう気づき事項につきまして収集、集約を行いまして、過去、そういう一つの課だけで見るというところにつきましては改善して、さまざまな視点での確認を実施していくということにしてございます。  また、専門委員会がありましたので、その専門家の御意見ということを踏まえまして、さらなる取り組みといたしましては、幾つかありますが、当該配管を含みます脱気器回りは、先ほど申しましたとおり屋外ということでありますので、この屋外の範囲につきましては、やはり雨水浸入などに対する信頼性を向上させるという観点から、ステンレス鋼への取りかえ、あるいは屋根を設置するなど、抜本的な取り組みをやっていこうというふうに考えてございます。  また、さびの発生や進展に対します知見を深めるとともに、その知見につきまして、今後策定していきます点検や取りかえの計画に反映していこうというふうに思っております。  また、沿岸部ということ、海がすぐそばにありますので、そういうことを考えて、腐食というのは当然発生していくものでございますので、外装板のメッキの方法とか防錆塗料につきまして、よりほかの分野も含めまして、知見を収集してまいりたいというふうに思っております。  外装板の取りつけ方法につきましても、継ぎ目は必ずできますので、その最適化ということで、これは上部のほうに実は継ぎ目があったんですが、それを下側にするとか、横にするとか、そういうことも含めて検討していくということを考えております。  あと、こういうふうに外装板とか保温材で見えない設備に対して、非破壊検査方法の知見の収集とか活用を行っていくということも考えてございます。  あとは、実際の当該配管、さびで穴があいている外部腐食であるということは、そういう知見でございますけれども、しっかり断面の観察をして、その知見、これも今後の知見ということで役立てていこうというふうに思っております。  玄海四号機につきましては、こういうことが三号機でありましたので、特に保温材を取った後、脱気器空気抜き管を見ましたけれども、特段のさび、腐食等はございませんでしたが、やはり念のために十六本を全部新品に取りかえた上で今の状態になっておるということでございます。  そのほか、所全体としては、先ほど言いましたような取り組みをしておりますので、四号機にもこれを展開して実施してきたところでございます。  空気抜き管につきましては以上でございます。  もう一つ、下のところに今度は玄海四号の一次冷却材ポンプシール部の点検ということで書いてございます。この説明をさせていただきます。  また、その上の概略系統図でいいますと、一次系と書いているピンクのところの格納容器内の下部のところに一次冷却材ポンプということでオレンジの破線囲みがあって、そこから引き出し線をつけて下のところに書いてございます。この一次冷却材ポンプのシール部というところで発生したものでございます。  発生の事象でございますが、冒頭述べましたとおり、定期検査中の四号機は再稼働に向けた準備作業を行っていた五月三日に、一次冷却水を循環させます一次冷却材ポンプ内を流れるシール水ですね、水の量、No.2シールという、後ほど御説明しますけれども、そのシール水の戻りの量が四台の、一次冷却材ポンプ、玄海三、四号機というのは各機に四台ついております。いわゆる4ループプラントといいまして、こういう蒸気発生器が四つついておりまして、こういう系統で、原子炉一個につき、こういう冷却系統が四つついているというもので、そういう意味で一次冷却材ポンプは四台あるんですけれども、そのうちの二台のポンプで今申し上げましたシール水の流量、量が通常より多いということが確認されました。それで、起動工程を一旦とめまして、点検を行うということにいたしました。  本事象によります系統外への一次冷却材の漏えいや環境への放射能の影響はございませんでした。  五月三日に見つかったわけですけれども、今回、通報の連絡につきましては、やはり先ほども述べました脱気器の空気抜き管からの蒸気漏れにつきまして、連絡についてもう少し早くできるのではないかということもありまして、今回のシールにつきましては、また点検をして、実際に点検いたしますと工程が長くなりますので、その状況になる前に、点検をするかどうかという最終判断をする前に、まず第一報として国と佐賀県、ほかの自治体様に報告、連絡を入れてございます。  その後、シールを点検することを決定した時点で、第二報としてそういう決定したということを連絡いたしまして、その後プレスに公表しております。最初の連絡は十時五十五分ごろにやっておりまして、その後、十三時十分に決定、十五時三十分にプレス公表という時間、タイムスケジュールでやっております。  その後、五月五日にシール部の点検を開始しまして、十五日に原因と対策の報告、これはプレス公表もしておりまして、その後、復旧作業を行いまして、五月二十三日にシール部の復旧が終わっておるという状況でございます。  それで、ここに絵を描いてございますけれども、原因ということでございます。下に図を四つほどつけておりますが、一番左の図は一次冷却材ポンプの全体の図でございまして、この一次冷却材ポンプというのの大きさが、高さがポンプのところからモーターを入れまして、全長約八メートルという大きなポンプでございます。この軸の太さも二十数センチある大きな軸がついておりまして、上側の電動機、モーターと、下側のポンプとを連結している軸そのものは二十数センチという大きな軸ということでございまして、その一番下のところには冷却材のポンプということで、下から冷却材を取り入れて、横から出すというような形のポンプになっております。このモーターとポンプのつなぎ目のところのポンプから軸が出ているところに、ここにシール部というのがございます。ここがオレンジ破線でくくっているところです。この部分のふぐあいということになります。  このシール部の点検、このシールにつきましては、その右側に、これは漫画絵として描いております。先ほど言いましたとおりの絵をつけておりますけれども、このシール部というのは三つの段階に分かれておりまして、No.1、No.2、No.3という三つのシールからできております。先ほど申し上げましたとおり非常に大きなポンプであるということと、一次冷却材というのは通常運転中は百五十七気圧ぐらいの圧力がありまして、このモーターとの連結部分、このポンプから軸が出てくるところは格納容器の中にありますけれども、ほぼ大気圧ということで非常に圧力差が大きいということで、通常の一段のシールではなかなかそれをとめるためには難しいということで、こういうちょっと普通とは違う三段階のシール構造にしていたものをここに使っておるということでございます。  それで、るるありますけれども、点検の結果としては、このポンプの内部のゴム製の部品、ここOリングというのがこの第二シールのところに、右の図にありますが、Oリングというものが金属にかみ込んでいるということで、一番右端の図を見ていただきますと、赤囲みで、2)でOリングがすき間にかみ込んだ状態ということで書いてありますけれども、Oリングという、これも直径は三ミリ程度なんですが、直径というか、丸さはですね。ドーナツ状のといいますか、細いドーナツ状の形をしたものなんですけれども、このゴム製品が金属の間にかみ込んでいたということでございます。  No.2のシール部の稼働部分というのは、この一番右のところでいいますと黄色の色をつけておりますが、このリテーナというものなんですけれども、このシールがかみ込みますと、このリテーナというのは、実際は稼働して上下に動くようになっているんですけれども、この動きが悪くなりまして、その下の3)というところがありますが、No.2シールが固着し、シール面の開きが発生という、この点線囲みのところがすき間が開きまして、ここが開きますと、このNo.2シールの戻りの流量が増加するということになります。そういうことが起こっているんだということを推定したということです。  それで、まず1)のところですね。これが何でそういうことが起こったのかということですけれども、この一番右側の図の赤囲みであります、真ん中ら辺に1)と書いてあります。通常状態ではない大きな力ということでありますが、これはポンプの試運転準備作業中に外気温の上昇に伴いまして、原子炉格納容器内の温度が上昇したということがありまして、ここの部分、シール水というのは満水で密閉されていたシール水の系統の圧力が高まったということでございます。  右から二番目の絵のところ、字が小さいですけれども、ここのブルーで書いてあるところがシール水というのが通るということで、このパージ水ラインと書いてあるシール水戻りラインというのを黄色のところでマーカーしておりますけれども、パージ水ラインというところから入って、戻りラインというところから戻るんですが、ここの部分を満水に、水が満たされた状態で、両方のバルブ、小さいバルブを書いていますけど、バツと書いていますが、これはバルブを閉めている状態なんですが、この間で基本的には水が缶詰状態になったということでございます。  そうしますと、温度が上がると水が膨張するということで、そこの圧力が上昇して、その圧力が上昇したということで、1)の通常状態ではない大きな力が加わって、この黄色の部分が上に押し上げられて、先ほどのかみ込みが生じたということでございます。  それが今2)の右側の端の図でいいますと、2)のリングが先ほど申し上げましたとおりのかみ込みという状態があります。  このため、今申し上げましたとおり、下のところがすき間が開いてしまったということで、通常は一時間に三十リットルぐらいのパージ水が流れて、戻りの量も三十リットルぐらいなんですけれども、これが七十リットルを超えてふえたということで、これはここのシール水ではなくて、下側の左から二番目の図でいいますと、ピンクのところの、いわゆる一次冷却材そのものが、先ほどのシール機能が十分に、すき間が開いていたということで入り込んでパージ水の戻りの流量、シール水の流量がふえたというふうに考えてございます。  対策といたしましては、この点検結果を踏まえまして、四号機の全ての一次冷却材ポンプにつきまして、この一体型の組立品となっておりますNo.2とNo.3のシールを取りかえてございます。四台とも取りかえてございます。  さらに先ほど言いました原因として、一次冷却材ポンプの保管という、仕方というのがありますので、一次冷却材ポンプの試運転準備作業中にシール水系統の水の圧力が高まるという、その原因をなくすように、先ほど言いましたパージ水のラインのところに気相部を確保すると。この意味は、水で満水になっている、先ほどのような温度が上昇すると圧力が上がるということがありますけれども、ここのところに気相部がありますと、空気がありますと、そこでそれを吸収するということになりますので、そういう満水の状態をつくらないように、そういう気相部を確保して運用するというふうに運用を変えてございます。  こういうことを積み重ねて、今回、玄海四号機につきましては原子炉を起動して、現在、シール水の戻りの流量等につきましては、全く異常がないということを確認しながら運転をしているという状態でございます。  私からの説明は以上でございます。 16 ◯八谷委員長=ありがとうございました。  以上で山元参考人及び他の参考人からの意見陳述は終わりました。  次に、ただいまの陳述に対し質疑を行いますが、本日の質疑は、質問のある委員の挙手をお願いし、こちらから指名の後、指名された委員は自席から質問してください。  それから、質問時間はおおむね十二時までを予定しています。多くの方が質問していただけるよう、質問される方は簡潔、明瞭にお願いします。  なお、参考人に念のため申し上げますが、発言の際は挙手にて委員長の許可を得ていただくことになっています。また、参考人の方は委員に対し質疑をすることはできないことになっています。さらに、補助者は参考人から意見を求められた場合に、参考人に対し助言を行い、発言はできませんので、御了承ください。  それでは、質問のある方は挙手をお願いします。 17 ◯大場委員=先ほど説明をいただきました、玄海三号機の再稼働時に発生した脱気器空気抜き管からの蒸気漏れについてお尋ねをいたします。  本日の資料にも配管に穴があいた写真が掲載されてございますけれども、これを見て、私なりの率直な感想、なぜ事前に確認できなかったのかなと普通に思いました。県民の方々もその多くの人がそのように感じていらっしゃるんじゃないだろうかと思います。  配管は屋外に設置されていることもあって、資料のとおり、保温材や外装板で覆われているため、外部からの目視では確認が難しいことは想像できますけれども、外装板の下のほうにさびも見られることから、意識して確認すれば配管に異常があるぐらいのことはわかったのではないかと考えますが、九州電力の御所見を伺います。  また、穴のあいた配管は、運転中は高温になるようでございますけれども、発電所で働く作業員の安全を確保した上で、配管の防錆塗装をしっかり行い、外装板や保温材を外しておけば外部から容易に確認できるのではないかと考えます。外装板や保温材は本当に必要なものか、あわせてお尋ねをいたします。 18 ◯林田参考人=それでは、御回答いたします。  まず、一つ目の件でございます。確かに保温材等がありますので、直接目視はできないということ、おっしゃるとおりでございまして、ただし、当該箇所につきましては、パトロールしているときにその外装板のところにさびがあるということにつきましては担当課が認識していたということでございましたが、その外装板のところというのはほかにも鉄製の足組みとかがありますので、もらいさびみたいなやつもありますので、そういうものもあるということが頭にありまして、ただそういうものの一種であろうというふうに想像してしまったのかなと。中の配管が腐食してそういうさびが外にあるということまでは想像できなかったと。そういう意味では、その時点で保温材を取り外して点検するほどの異常は認識していなかったということで、これが事前にできなかった理由なんですけれども、今思えば、先ほどから言いますように、しっかり想像力を働かせて何か異常があるということはその先にあるということを、これはある意味当然ではありますけれども、そこをもっと徹底してやっていくということが必要と思っております。  それと、やはり一つの課でその中でこういうもんだろうというふうに思ってしまっているところがありましたので、対策のところで少し述べましたけれども、新しい会議体、気づきがあれば、それをみんなで共有するという会議体をつくって、今、週に一回程度そういう会議体の中で何かちょっとしたことでも話をして対策についてはこれで十分なのかということを徹底しているというところでございます。  それともう一つ、保温材をつけていなければ見つかったんではないかということにつきましては、やはりこの部分というのは二百度Cぐらいの温度になります。それで、基本的には保温材は、まずはそこの中の配管内の流体からの放熱を低減するという意味で保温材をつけているということと、やはり作業安全の観点からはやけどを防止するということは、直接的に管そのものを守っておくというのが大切だということで、近寄れないように保温材をしておくと、直接触れないようにしておくということで、また、外装板をつけておりまして、本来はそこのところで雨が降ったり、要するに防湿の目的としてそういうものを置いてございます。この部分につきまして、先ほど申し述べましたように、そのすき間から入り込んだということで、この辺はきちっと改善していくということが大切というふうに思っております。  したがいまして、実際外しておくというのは、非常に運用上は難しいというふうに考えてございます。  以上でございます。 19 ◯大場委員=次に、玄海四号機の一次冷却材ポンプに関連してお尋ねをいたします。  先ほどの説明で、原因として、ポンプにつながる配管のバルブを締めて満水保管したところ、水温の変化により水が膨張して大きな力がポンプに、シール部にかかりふぐあいを招いたということでございました。  そこでお尋ねしますが、もしそうであれば、これまでにも同様のふぐあいが発生する可能性があったのではないか、たまたまふぐあいに発展しなかったというようなことも考えられますけれども、このような理解でよろしいでしょうか。  また、そのシール水系配管を閉鎖して満水保管すれば、水温の変化で水が膨張して強い力がかかるのは当然のことだと思うのですけれども、そのような知見をこれまで持ち合わせていなかったというようなことになりますけれども、このような理解でよろしいでしょうか。  最後に、このポンプのふぐあいに対して、今後、満水保管せずシール水系配管に空気部分を設けるとのことでございました。結論として、そのポンプ自体を私たちも見たこともございませんし、よく理解はできないんですけれども、九州電力としてどのように考えてこの管理をしていかれるのか、もう一度わかりやすく説明をお願いしたいと思っているところです。 20 ◯林田参考人=お答えいたします。  おっしゃるとおり、水温を缶詰の状態で上げると、堆積が膨張して圧力が上がるという知見は、ほかの配管等、たくさんありますので、その知見そのものは我々も持ち合わせてございました。ただ、やはりこの温度の上昇が百度とか、高い温度に上がると当然そういう部分は考えるというのは、この数度の温度上昇があった、外気温の上昇ですので、そういう状態でここまでこういうシール機能に影響を与えるというふうには想定してございませんでした。  そもそもここのところの部分というのは、先ほどの説明の資料二に系統が書いてありますけれども、資料二の下側の右から二番目の図、ちょっと細かいんですが、系統の図でございまして、このパージ水というのが先ほど言いましたように右側に入って、また上側に行って戻る、このスタンドパイプとかいうところに行ってというところなんですけれども、実はこのシール水、先ほど言いましたとおり三十リットルぐらいの水が一時間に流れますけれども、その量というのはずっと監視してございます。今回それがふえたということでこういう事象になっているということがわかったんですが、そこに流量計がありまして、一時間に三十リットル流れているということですので、その流量計は、実はここに空気がまじると流量がはっきり出ないということで、この流量計の測定をしっかりするためには、逆に空気がないように、いわゆる空気抜きみたいなことをしっかりするというのが通常でございました。  それ自体は実際やっていくことでございますけれども、今回は再稼働ということもあって念入りにそこの部分のパージを、要するに空気抜きをして、結果として、かなり缶詰状態になったということでございます。それで、実は今、気相部を残すというのは、スタンドパイプというのが小さく水色で書いてあります、細長い縦長の部分ですが、ここを大きな管で、上のほうに本当は気相が残るけれども、先ほど言いましたとおり缶詰にしてしまったということがありますので、この上側に気相部を残すというのが今の運用にしようということと、ここを先ほど言いました流量計のところの水から空気がそこに入らないようにするという観点からすると、もうこの上のほうまで満水にする必要がないので、それと、満水保管にする必要もないので、ここに二つバルブがありますけれども、片方のバルブを開けておけばここは缶詰状態にならないということですから、保管の仕方につきましても運用を変えていくということで、先ほどおっしゃっていたような当たり前のことについてきちっとやるということをもう一度念入りに、手順等も含めて改善をしたということでございます。  以上でございます。 21 ◯大場委員=改善に改善を重ねていただきたいと思いますけれども、次に、原子力発電所における使用済み燃料対策についてお伺いをいたします。  九州電力のこれまでの説明では、平成二十二年二月のリラッキングに関する申請を取り下げて、新たに申請するのか、現在の申請書を補整するのか、今後検討するとし、また、玄海三、四号機の再稼働の状況を見ながら対応していくということでございました。  また、乾式貯蔵につきましては、発電所敷地内外を対象に検討を進めているとのことであったと思います。一方、九州電力と同じく原子力発電所を再稼働している四国電力関西電力では、本年五月に四国電力発電所敷地内で乾式貯蔵施設の設置について、二〇二三年度の運用開始を目指して原子炉設置変更許可申請を行っております。  関西電力も、福井県知事に対して使用済み燃料の中間貯蔵施設の県外立地について本年度中に具体的な計画を示すと、青森県むつ市にある使用済み燃料の中間貯蔵施設の運営会社に出資を検討しているという報道もございました。原子力発電所を運転している電力会社の中では、九州電力だけが具体的な計画やスケジュールを示していないことになりますが、九州電力として、玄海三、四号機の再稼働も踏まえ、使用済み燃料対策について今後どのようなスケジュールで計画を具体化していくお考えなのか御説明をお願いいたします。  また、九州電力では乾式貯蔵施設に関連して発電所敷地内外を対象に検討するとしてございましたけれども、敷地内外でのメリット、デメリットをどのように評価されているのか御説明をお願いいたします。  さらに、九州電力として、青森県むつ市にある中間貯蔵施設を活用するようなことは考えていないのか、理由も含めてお尋ねをいたします。 22 ◯林田参考人=それでは、回答いたします。  おっしゃったとおりの今の状況なんですけれども、もともと当社の使用済み燃料につきましては、六ケ所再処理工場への搬出を前提といたしまして、その搬出までの間、安全を確保しながら、計画的に貯蔵対策を進めていくというふうに考えているところでございます。  先ほど御質問されたとおりの状況でございますけれども、乾式貯蔵施設につきましては、やはりプール方式と併用するということで、保管方法が多様化するということなど、発電所安全性向上が図れるというような意味合いもありますから、国内外の事情、先ほど伊方の申請等の事例がありますので、そういう情報を集めまして、また、貯蔵方式につきましては、技術的な検討をまさに行っているところでございます。  当社といたしましては、先ほどありましたリラッキング、これにつきましても、審査を申請している中で補正するかどうかということがありますけれども、これは審査する立場、あるいはその乾式貯蔵側との話もありますので、その辺も含めてしっかり検討して行っていきます。  私どもとしては、やはり本来のサイクルがうまくいかない場合、要するに再処理工場へ搬出ができない場合には、この貯蔵状況を踏まえまして、できるだけ早く国の手続をしていきたいというふうなことで準備は進めているところでございますけれども、今のところは、具体的な申請の時期とか、工事時期につきましては検討中ということでございます。  四号機につきましても、今、通常運転復帰には出力は七五%から九〇%に上げている最中なんですけれども、そういう状況でありますけれども、やはり最終的にはきちっと一〇〇%の定格出力での検査を受けて、それでしっかり通常運転に復帰するというのが再稼働の最終的な工程になりますので、その辺を踏まえて、また具体的なこちらの対策のほうをしっかり検討をしていきたいというふうに思っております。  それと、乾式の敷地内外という話につきまして、メリット、デメリットなんですが、私どもとしては、今、技術的な乾式貯蔵につきまして検討をしているということなんですけれども、基本的には技術的な観点からいうと、要するに百トンぐらいある堅牢なキャスクに入れてやるというやり方は全く同じでございますし、そういう設計概念そのものは敷地内外ということでは、技術的なものとして差異はないというふうに考えてございます。その辺も含めて検討を今しているということでございます。  あと、むつの中間貯蔵施設の活用の件でございますが、現時点では、リサイクル燃料貯蔵、むつの中間貯蔵施設の利用については、検討をしてございません。当社は先ほど言いましたとおり、基本的にはやっぱり六ケ所の再処理工場が動き出して、そこに搬出するということが前提でございますので。  それと、当社では敷地内外での乾式貯蔵について、やはり技術的な検討をさらに進めていってやっていくというふうな方針でございます。  以上でございます。 23 ◯大場委員=ある程度、やっぱりスケジュール感というのは必要だろうと思いますので、そういったふうな準備等が整いましたら、また丁寧に説明をお願いしたいと思います。  私から最後の質問でございますが、再生可能エネルギー原子力発電の関係性について、ちょっとお伺いをいたします。  新聞報道等によりますと、ことしのゴールデンウイーク期間中に九州四国では一時的に電力需要に対し、太陽光発電の比率が実に八割を超えたという報道がございました。九州エリアでは今回、玄海三、四号機が通常運転に復帰することとなりますけれども、出力を一定に運転する原子力発電再生可能エネルギーでは、相性が悪いと申しますか、太陽光発電の出力を制御しなければならないような話もあります。実際にそのような事態に至った場合、どのように電力の需要と供給のバランスをとっていかれるのかお尋ねをいたします。  また、現在、改定作業が行われている国のエネルギー基本計画では、再生可能エネルギーの主力電源化という方向性も聞こえてきておるところでございます。原子力発電安全性の向上というのは、もう最重要であるということは変わりございませんけれども、一方で、再生可能エネルギーは、今後もふえ続ける中で、原子力発電を続ける必要性をどのようにお考えなのか、エネルギーの安定供給経済性など、原子力発電の果たす役割について、県民の皆様方にしっかりと説明していくことが重要と考えます。九州電力として、どのような取り組みを行っていかれるのかお尋ねをいたします。 24 ◯林田参考人=御回答申し上げます。  おっしゃっているとおり、太陽光が八割を占める時期、日があるというのは事実でございまして、需要が少ない、いわゆるゴールデンウイークとか、春、秋の季節がよくてエアコン等を使わない時期ですね、こういう日の晴れの日は、非常に厳しい、産業需要も少ない休日ですね、そういうときが厳しくなります。したがいまして、年間の数日間はそういう非常に太陽光の割合がふえていく時期があるということです。  そういう日には、昼間ですね、夜は当然太陽がないので、昼間の話になります。数時間、一番日照が強いときの話になりますけれども、九州全体の発電量につきまして、需要量が上回っていく可能性は今後もあるというふうには思ってございます。  その場合には、火力発電の出力抑制、揚水発電ですね。揚水動力、揚水でくみ上げるほうをピークの昼間の時間帯に活用するとか、あと、関門の連系線というのが、向こうの本州のほうに送る連系線がありますけれども、そういうものを活用して、他地域へ送電するなど、最大限の対応を行っていこうということで、その需要、供給のバランスを維持していくというふうに考えてございます。  これらの対応を行っても、なお、その発電量が需要量を上回る場合には、あらかじめ国が定めたルールがありまして、これに基づきまして、再生可能エネルギーの出力抑制、出力制御を行うということになりますけれども、この時期につきましては、今申し上げましたとおり、いつ、どうするんだということにつきましては、なかなか難しいんですけれども、電力需要や電源の状況等によりまして、いろいろ変動するので、原子力の再稼働は、一つの要素ではございますが、このほかの状況とあわせて見きわめながら判断していくことになるというふうに考えてございます。  あとは、その原子力の必要性という部分です。こういう状況の中での必要性ということでございますが、エネルギーは、御承知のとおりで、やはり国民生活や経済に大きな影響を及ぼす重要なものでございます。我が国の日本エネルギー自給率というのは、今八%程度ということで、世界的に見ても非常に低いということでございまして、当社といたしましては、国の考えもそうなんですけれども、原子力安全エネルギーセキュリティ経済効率性の向上、環境適合性、いわゆるS+3Eというものの実現を目指しまして、火力、原子力再生可能エネルギーなどの発電方式、これをバランスよく組み合わせてエネルギーミックスを追求していくことが必要というふうに考えております。  原子力発電につきましては、やはり安全・安心の確保が大前提でございますけれども、エネルギーセキュリティの面、あるいは地球温暖化というCO2を出さないというようなことを考えて、総合的にすぐれた電源であるというふうに思っておりまして、これがこういう意味で必要であるということで、私どもとしては、県民の皆様にはフェース・ツー・フェースのコミュニケーションをしっかりやっていきながら、丁寧に説明してまいりたいというふうに思っております。  また、当社は、こういうことをなかなかわかりにくいところもありますので、最近ホームページ内にエネルギーミックスについてわかりやすくお伝えする特設ページ、これはコマーシャルみたいになりますけれども、「エネなび」というところをつくっております。これを開設しておりますので、ここを御紹介しながら、県民の皆様への理解をいただくためにアクセスして見ていただくというような活動もしていこうというふうに思っております。  以上でございます。 25 ◯徳光委員=おはようございます。県民ネットワークの徳光清孝でございます。何点か質問したいと思います。  まず蒸気漏れについてなんですが、先ほど大場委員も質問いたしました。明らかに外から見てさびが確認できたと。先ほどのお答えですと、内部まで浸透しているというような想像はできなかったといったようなことを言われていました。  私は当然素人ですし、技術員ではありませんが、外部から点検をして、その一本の配管だけさびがしているというのであれば、おかしいなと思うのが私は普通の感覚だと思うんです。仮に、内部まで浸透しているというふうに思いがいかなくても、何でかなと思って確認をするのが私は普通の感覚だと思うんですよ。雨ざらしなので、他のところもさびているので、そのさびがついたかもしれない、考えたかもしれないと言われていましたが、そう思ったらそれを確認するのが本当じゃないですか。  あれから七年、三・一一から七年たって、これだけ原発の再稼働について慎重に、慎重の上に細心の注意を払って検査をしているというのに、その現場で働く人たちの意識というのが本当にそうなっていないというのは問題じゃないですか。その点、もう一度お尋ねします。 26 ◯林田参考人=おっしゃられていることはよくわかりますし、私どももこの事象が発生したときには、やはり何で見つけられなかったのかなということで大変反省しているところでございます。  原因については先ほど言いましたとおりで、やはりさび、ほかの部分もさびがあったとしても、さびが上から落ちてきたさびなのか、そこから出ているさびなのかというのは、やはりそこで見きわめる必要がありますし、見きわめた上でやはり点検が必要と判断すればやるということが必要だったというふうにも思います。  それで、私どもとしては、やはりこういう一つの担当課で見ますと、周りもそういう状況もあるし、やはりある意味屋外の設備だし、二次系の設備だしということでなれもあると思うんですけれども、やはりそういうところをもっと多角、多様に見ないと、やはりそういうことのなれみたいなものについては防げないということで、先ほど御説明しましたような気づき事項があったら、それを一つの課とか担当の者がそれを処理していこうというのではなくて、たくさんの目を通して、会議体を設けて、きっちりほかの違う担当していない課の課長さんというか、ラインのそういう十分経験がある人間が想像力を働かせるというのもありますので、会議体を通して、その中で処置も含めて気づいたこと、何かありますよという気づきがあれば、それに対してどう処置するんだということも含めて、その中で報告をして、その処置だと足りないんじゃないかということも含めて意見を言えるようにして改善をしているということでございます。この件につきましては重々反省してございますので、こういうことがないように、今みたいな、先ほど改善対策のところで申し上げたようなことをしっかりやっていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 27 ◯徳光委員=いつもこういうことが繰り返されて、そのたびにこんなふうな対策をしましたということが出てきます。やっぱり県民はこういうことだって物すごく不安に思うし、九電の姿勢はどうなんだということを常に感じるわけですね。多重防護というのをよく使いますけれども、それは検査だって同じだと思うんですよ。僕らだってワープロで文書つくって、公文書であれば二人、三人で点検しますよ。だから、それを徹底しないといけないというふうに思っています。  次ですが、県の専門部会の中で、その配管をステンレスに変えるとか、雨ざらしにしないように措置をするということでの意見が出ていまして、それに対しては、先ほどのお答えではその方向でやりたいと思うという、その意向は示されましたが、具体的にいつごろそれをやる予定なんですか。何月何日にやるというのは当然決まっていないかもしれませんが、もう既に再稼働しているわけですから。それから、川内はそういうことになっているわけですから、そんな意味では取りかえや家屋の設置といいますか、雨ざらしにしないような設置というのはいつごろ考えているんですか。 28 ◯林田参考人=ステンレス等への取りかえとか、屋根の設置等、おっしゃるとおり今検討しているところなんですけれども、その検討はやはり屋根の設置につきましても配管の取りかえにしても、やはりメリット、デメリットがありますので。それとあと、当社のプラントも川内はステンレスに取りかえている部分もありますけれども、やはりいいところ、悪いところをきちっと調査した上で、ほかの電力会社設備もありますので、やはり屋内設置、屋根をつけると今度はそれが風で飛んで悪さするとか、しっかりしたものをつけないといけない。しっかりした重たいものをつけると、今度は耐震上また新たな問題が生じるとか、いろいろありますので、やはりそこをしっかり検討した上でやらないと、こういうことがあったからそれをするんだということだけではやはりいけなくて、しっかりした検討が必要だと思っています。メリット、デメリットについてはしっかり検討していくということで、今の状態、ほかの対策も含めて、すぐにやらないと何か問題が生じるということではないと思っておりますので、ここについてはじっくり検討した上でやろうと思っています。  それと、やはり取りかえとか、そういうものをつけるのは、やはり発電所が、例えば、定期検査のときにやることになりますので、そういうことのスケジュール、ほかの設備の点検等々の兼ね合いもありますので、そこもしっかり考えていきながらやるということで、いつというのはまだ今、検討の状態にあるということでございます。  以上でございます。 29 ◯徳光委員=じっくり検討とか、デメリット、メリットを検討するといいますが、じゃ、それを検討した上で、ステンレスに変えないという答えもあり得るんですか。 30 ◯林田参考人=ステンレスに変えないということがあり得るかどうかについてもまだ今検討していますけれども、いわゆるステンレスに変えるということは、何といいますか、ほかのところは全部炭素鋼になっておりますので、そことの取り合いの部分とか、溶接部分とかの、先ほど言いましたように、デメリットの部分も出てくる可能性があるからしっかり見ているということで、それも含めて検討しているということでございます。 31 ◯徳光委員=いやいや、それだったら、最初のお答えですと、この専門部会の意見を聞いて、その方向で検討するとしか僕らは受けとめないんですよ。ところが今の答えだとまだ不透明ですよね、その辺、わからないんでしょう。しかも、もう既に他社のやつとかを検討しているんですか。現に川内はやっているわけですから、検討も何も川内のことを調べればすぐわかるんじゃないですか。 32 ◯山元参考人=今の林田の答弁の補足になりますが、専門家の意見も聞きましたし、いろんな条件も聞いております。そもそも、今の炭素鋼でいけないかというと、今の炭素鋼で、今のこの脱気器のこの部分については、十分に耐用年数も含めて安全に維持できます。ステンレスと言われますが、ステンレスは非常に塩分がありますとかえって悪い面もあります。川内のときにステンレスに一遍に変えたわけじゃなくて、やはりこの配管の、実は内側からの肉厚の減少が川内のほうでは見られたので、そういう形で、これは内側の磨耗に耐えるためにステンレスに変えています。川内一号、二号同時に変えたわけではありませんで、かなり時期をずらして、はかってからやっております。  それから、玄海三号につきましては、この配管の、同じように肉厚測定をずっと管理しておりました。そのときに、肉厚の減少はないので、このまま十分いけるという判断をしました。ところが、そのときに保温材の張り方等で雨水が入って、結局、長期停止。普通はここの場合には一年に一遍、三カ月とまりましてもすぐもとに戻りますので、水分は全部飛んでしまうんですけれども、七年間の異常な水の多い状況で塩分もあったということで、外側の腐食が起こってしまいました。ということを考えますと、この玄海三号、四号の脱気器のところの健全性は、十分、今の炭素鋼で管理していけば何ら問題はございません。しかし、専門家の先生方のお話、それから、今後の管理を考えると、あるいは屋根をつけていわゆる雨水をしっかりコーキングしますけれども、それでもやっぱり屋根をつけたほうがいい、あるいはステンレスの配管に取りかえることもいいということで、その両方をしっかり検討して、ここの場所にはどうするかというのを当社として考えてやっていかなきゃならんと思っています。そういうことで、否定を全然しておりません。よく検討して、よりいいものにさせていただきたいと思っております。 33 ◯徳光委員=だから、最初の答えだと、将来的に検討して、ある時期で交換するとしか僕らは受けとめないんですよ。今のお答えを聞くと、まだわからないですよね。だから、内部のこともあるかもしれませんけれども、そんなふうに丁寧に説明をしないと、えっ、違うじゃないというふうにすぐなるんですよ。  しかも、全部かどうか私も承知をしておりませんが、川内は既に幾つかステンレスにかえているということであれば、他社ではなくて、自社で知見があるわけですよ。だから、そこはごまかすつもりはないと言うかもしれませんが、今の答えを聞くと、僕から聞くと、最初に何かごまかしたとしか思わないんですよ。  ほかのはチェックシートをつくるとか、いろんな課で共有するというのは、先ほどそんなふうにすると言われましたけれども、そこはしっかりやっていただかないと、また九州電力に対する信頼性というのは失われてしまうというふうに私は思いますので、そのことはしっかり申し添えておきます。  それから、四号機のシール材なんですが、先ほどのお答えですと、温度がわずか数度上昇しただけでこういう現象になったということなんですが、このシール材とかOリングの材質に問題はなかったんですか。  一部の報道では、三菱電線ですか、そこの製品で、シール材とかOリングに不正があったかどうかは別にしても、何か不適切なこともあったというような報道も聞いているんですけれども、その辺はどうなのか、確認はされたのかどうかということを改めてお尋ねします。 34 ◯林田参考人=お答えします。  もの自体の材質に問題があったのかということですけれども、今回、分解点検をした際には、通常カセット型のものですから、中身を全部ばらばらにして、Oリングもしっかり見て、傷とかかたさ、その他の状況も全部見ております。  基本的にはきちっと基準に合致したものが使われているという確認はしてございまして、結果として、かみ込みの原因は先ほど述べましたような原因であったということであります。  以上です。 35 ◯徳光委員=材質とかその辺はメーカーに確認されたんですか。 36 ◯林田参考人=メーカーに確認しております。 37 ◯徳光委員=しかし、先ほどお答えいただいたように、数度の上昇なので、まさかそういうことが起こるとは多分認識していなかったんでしょう。どうなんですか。 38 ◯林田参考人=おっしゃるとおりで、この部分について、数度の温度上昇でこういうことが起きるということがわかっていなかった、認識していなかったというのが事実でございます。 39 ◯徳光委員=そうなりますと、やっぱり材質の問題がどうしても残ってくるんですよね。  だから、そこは引き続き九州電力さんも、取りかえたやつを破棄したのかどうかわかりませんが、多分破棄はしていないと思うんですが、それはやっぱり丁寧にしないと、私も相当上昇したのかなと思ったんですが、わずか数度ということなので、そこは引き続き材質についても検討していただきたいと思いますが、いかがですか。 40 ◯山元参考人=委員の言われるとおりでございまして、実は玄海三、四号機だけではなくて、川内でも同じ材質のものを、三菱重工製の特注品でございますが、それを使っております。  玄海四号で得た経験を当然、川内にも反映して、再発防止に努めていかなければいけないと思っております。 41 ◯徳光委員=それでは次に、これも大場議員から質問がありました使用済み核燃料の今後の保管についてです。  三月のとき、私も同じようにお尋ねをしまして、それから三カ月たっています。  何でもう一度聞くかというと、九州電力さんとしては、原発四基、全て再稼働させるという条件が今整ったわけですね。四基も再稼働させるということになれば、当然、使用済み核燃料はどうするのという問題はついていくんですね。これは、させた後、考えるのではないと思います。  先ほど林田さんでしたか、四号機については、まずは再稼働を優先させるみたいなお答えがありましたけれども、そうではなくて、再稼働すれば使用済み核燃料がどんどんふえてくるというのは、誰が考えても明らかなんですよ。  だから、再稼働もそうですが、使用済み核燃料をどうするのというのを同時に考えないといけないと思うんですよね。  大場委員から紹介がありましたとおり、四国電力が乾式で申請をしようという状況になってきた。それでも二〇二三年度に供用開始ということを伺っていますので、五年かかるわけですよ。  繰り返しますが、三号機はあと五年程度、四号機はあと七年程度というふうに言っていますので、三月のときに私も言いましたが、本当に間に合うのかどうか。  リラッキングも三サイクル半かかるというふうに山元さんはおっしゃいましたので、最低でも四年ちょっとはかかるわけですね。そうすると、本当に三号機、四号機は再稼働をさせたけれども、使用済み核燃料が満杯になるということは、私はあり得ないことではないと思うんですよね。  それで、先ほどいろいろ言われていましたが、まず、規制委員会あるいは規制庁とリラッキングのこと、あるいは乾式貯蔵の設置等について、既に技術的な協議だとかを含めて何らかの協議というのはやっているんでしょうか。 42 ◯山元参考人使用済み燃料の問題につきましては、徳光委員、それから大場委員からの御質問、御心配も本当に言われるとおりでございまして、まず、リラッキングにつきましては、平成二十二年二月に申請をして、審査そのものは、いわゆる設置許可取得寸前でしたけれども、福島事故が起こりまして、福島の知見を入れて新しい基準ができましたので、実は社内的にリラッキングにつきましても、もう一遍、審査再開してもらわないといけませんので、審査に出しているものを修正でいいのか、あるいは一遍取り下げて出したほうがいいのかということ、これも含めて社内的にどういうことを新たにしなければいけないのか、かなり詰めている状況でございまして、まだ規制庁そのものに事務的に当たる前の段階でございます。  ただ、急がなければいけないというのはおっしゃるとおりでございます。  それから、乾式の件もございます。  これにつきましても、四国電力も設置許可を申請いたしましたし、実は前の規制委員長から、福島の事例からして乾式は津波をかぶっても非常に安全性が高い面があるというようなことを言われております。  九州もぜひ考えるようにということで、技術的にかなりこれも詰めてやっております。  ただ、敷地内外なのか、この辺も地元の皆様にもいろんな面で御心配もかけたり、御理解もいただかなければいけないので、もう少し社内で細かいところを検討して、準備できましたら、もちろん国の審査も必要でございますので、また皆様にもうちの検討状況もお知らせして、進めさせてもらいたいと思っております。  時間がないのも、いわゆる運転継続にはどうしても使用済み燃料問題を片づけなければなりませんが、六ケ所がまたおくれたとかいうのもあって、今の九電でできることを早く検討して、皆さんに状況をお知らせすべきだということは十分わかっております。いましばらくお待ちください。 43 ◯徳光委員=三月のときもほぼ同じようなお答えで、なかなか検討と言われるんですが、そうなると、私は何か再稼働を優先しているようにしか受けとめられないんですよね。  だから、私が何回も言うように、稼働すれば絶対使用済み燃料がふえるというのは当たり前のことですから、じゃ、使用済み燃料をどうするのというのが県民にとってみても不安材料であるわけですよね。  四国電力は、二〇二三年度予定ですが、これはあくまでも規制庁の検査がスムーズにいった上での工程だと思うんですよね。本当にスムーズにいくかどうかもわからない。設置場所にもよるでしょうし、岩盤がどうだとかいうことにもよると思うんですよね。  今、山元さんも時間がないとおっしゃいました。私も本当に時間がないと思います。そんな意味では、そのこともしっかり検討して、常に県民に情報を公開するということでぜひお願いをしたいと思います。  それから、六ケ所で処理することが前提と言われました。ただ、これもそう簡単にはいかないと私は思います。十数回延ばされてきて、今度、操業開始というのが本当にうまくいくのかどうかわからない。それがまた延びたときは、本当にアウトだと私は思っています。  だから、六ケ所で処理するのが前提と言いましたけれども、六ケ所で処理できないという場合も私は想定して、何らかの対策はすべきだというふうに思いますので、そのことは申し添えておきます。  最後になります。  原発が四基、九州電力の中で稼働するとすれば、恐らく発電量に占める原発の比率というのは、三・一一前の四割ぐらいにほぼ匹敵するんじゃないかというふうに思うんですね。  三・一一の前は、当然ながら、全部の原発が長期間とまるというのは当然想定していなかったと思います。それで、古い火力を動かしたりとか、点検を先延ばしして動かしたり、あるいは他の電力会社から融通してもらったり買ったりということで対応してきました。  そして、今度また四割になろうとしている。それが正確に四割かどうかわかりませんけれども、ほぼそれに近い割合になると思うんですね。そうなると、余りにも原発に依存し過ぎということになるんじゃないかなと思うんですよね。  だから、今後の原発依存度のあり方、あるいは原発が四基ともとまった場合どうするのかという意味での危機管理も私は必要だというふうに思っています。  そんな意味では、私は経営優先には絶対ならないでいただきたいということを思いますので、その点についてお尋ねをして、私の質問を終わります。 44 ◯山元参考人=委員の言われることにつきまして、おっしゃるとおりな面もありまして、まずは、先ほど大場委員からもありましたけれども、再生可能エネルギーの問題もあります。我々も再生可能エネルギーは非常に大事だと思っておりますが、やはりその前に安定供給というのが一番大事だと。安定供給をどうやって維持していくかということですよね。再生可能エネルギーは、太陽光ですと昼間の天気のいい日ですから、それをどういうふうに電力供給に受け入れて、それをしっかりした電源でカバーしていくかということだろうと思います。  そういうことで考えて、それと、やはり地球環境の問題等いろんなことを考えてやっていかなきゃなりませんし、太陽光につきましては非常に短期間で物はつくれるんですけれども、ほかのしっかりした電源は、やっぱり地元の皆さんの理解とかあって結構時間がかかって、長期的なことで投資も必要ですし、やっていかなきゃいけません。  そういうことで、今、当社も電力自由化になりましたけれども、やはり私どもは九州電力の安定供給を最優先にして取り組むべきだと思っております。  今回、当面は四基体制になりますけれども、約三割ぐらいではないかと見ております。ですから、トータルで三割いければいいなと思っておるんですが、経営優先ではなくて、しっかりした安い電気を皆様にお届けするというのを使命にしておりますので、今、委員の言われることはよく考えて対応したいと思っております。 45 ◯井上祐輔委員=日本共産党の井上祐輔です。本日は参考人として来ていただいて、ありがとうございます。  原発の重大事故健康被害をもたらすだけではなくて、住民の生活となりわいを強制的に奪うものになること、このことは福島事故でも多くの国民、また佐賀県民の皆さんも実体験として感じていることだと思います。これまで原発推進、このように言われていた方々でも、原発は危険なものであり、なければそのほうがいいというふうに思われている方も数多くいらっしゃいます。世論調査では六割近い国民が再稼働に反対をし、福島事故のような過酷事故がまた起こるのではないかというふうに危惧する方は八割以上にも上っています。  そういう状況の中で、九州電力は玄海原発三号機を本年三月二十三日に、四号機を六月十六日に再稼働させました。三号機では蒸気漏れが起こり、稼働してたったの七日で発電停止に陥る、四号機では再稼働前に新品の部品に交換をしたばかりの一次冷却材ポンプで異常が見つかる、そういう状況が起こりました。  私はこの件について、定例会中ではなくて閉会中でも議会を開いて九州電力から説明を受けるべきだというふうに主張もしてまいりましたが、きょう、この再稼働した段階での説明に対して非常に不満を持っております。この間、九州電力として、安全対策、またフェース・ツー・フェースでの安全宣伝など万全の体制で再稼働に突き進んできました。しかし、その結果こういったトラブル、事故が起きてしまうということに対して、多くの住民の皆さんはより大きな不安を持っています。  私はこのぐらいなら大丈夫であろうといった安全神話につかった原発の再稼働、これは絶対に許すことはできません。玄海原発の再稼働は今すぐストップをして再生可能エネルギーに抜本的に切りかえること、このことを強く九州電力にも求めたいと思います。  私は大きく三点伺いたいと思います。  まず、住民と向き合う姿勢について伺いたいと思います。  二月定例議会のときにも、この特別委員会参考人として来ていただいて議論させていただきました。その際、パンフレットについても少し議論をしましたが、このパンフレットについては今差しかえが行われているということでもありました。事業者の責任として、これまで四・五テラベクレル、それ以上の事故は起きないんだというふうに言われて住民に説明をしてこられた、このことに対しては住民の多くの方々が誤解をしていると私は思います。  その件について、事業者の責任として、もう一度私は住民の皆さんに対して説明会を行うべきだというふうに思いますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。 46 ◯八木参考人=今、御質問いただきました四・五テラベクレルの数値につきましては、私どもとしましては今まで安全対策をいろいろととってまいりました。その対策をとったことによって、どのぐらい安全の度合いが上がったのかというのをできるだけわかりやすく皆様方にお示ししたいなという気持ちで、これをパンフレットの中に載せたものでございます。  この数値につきましては、規制委員会のほうにも御確認をいただいた上での数値ではございましたけれども、これをお配りしたときに、とり方によれば安全神話というふうにも受け取られかねないという御指摘を受けまして、私どもとしましてはこれを真摯に受けとめまして、これは皆様のほうに一方的にお配りするのはやめたほうがいいというふうに判断し、これからお配りすることはやめました。  御質問いただくようなことがございましたら、この点について、その数値がどういったことでそのようになったかというのは丁寧に御説明しているところでございます。  今、井上祐輔委員からお話しありましたような、改めて皆様に説明会を開いてというよりも、我々が日ごろ、今でも回っておりますし、これからもフェース・ツー・フェースのコミュニケーションを続けていく中で、そういった御質問を受けたら、それは丁寧にお答えしてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 47 ◯井上祐輔委員=そのフェース・ツー・フェースではなくて、住民説明会で使用して住民に対しても説明をされたんですね、県内でも五カ所。そういう形で改めて説明をするべきだと。もし県からそういう住民説明会をやりたいというふうなことがあれば、九州電力として受ける考えはあるのでしょうか。 48 ◯八木参考人=このリーフレットを使用させていただきましたのは、全戸訪問で皆様方にお回りするときにこれを持ってまいりまして、いろいろとコミュニケーションをさせていただいた。今後もそういった各戸への訪問は続けてまいります。その中で、そのような御質問がありましたらお答えしていくということで、改めて説明会を開いて、それについてまたお話をさせていただくということにつきましては、私どもは今考えておりません。 49 ◯井上祐輔委員=県から要請があっても受けるつもりはないと。私はこの間、山元参考人とも住民との向き合い方、県に対しての向き合い方について議論もしてきました。この間、住民の皆さんも本当に玄海原発に対して大きな不安を持っておられる。再稼働の際、また燃料装填される際、多くの方々が玄海原発の前に集まり、そして抗議行動をされています。この間も、この抗議について山元参考人は二月県議会の中でも、九州電力としては、抗議でどういうことを言っておられるのか、どういうことを御心配なのか、それをきっちりとお話をお聞きして、それに対して回答があれば回答すべきだと思っていますと、ここで答弁をされました。このことは今も変わっていませんか。 50 ◯山元参考人=変わっておりません。 51 ◯井上祐輔委員=私は本当にそのことが守られているのかということを二月議会のときにもお話をしましたが、今回もその気持ちは変わりません。  先日の六月十六日、四号機再稼働の際にも多くの方々が全国各地から集まって、この玄海原発の再稼働について抗議をされていました。しかし、このときも、住民の皆さんがどういう形で心配をしているんだという抗議文を受け取る、その姿勢を九州電力は見せませんでした。これが本当に丁寧な対応だというふうに言えるんでしょうか。山元参考人、もう一度伺います。 52 ◯山元参考人抗議のやり方とか、抗議の内容とか、あるいはどういうふうに九州電力の窓口、抗議の皆さんとお会いする人が対応したのか、よく承知しておりません。  実は私はこの日に川内のほうで別な御案内をしていましたので、承知しておりません。ですが、皆さんの抗議、あるいは御質問、要望とかにつきましては、担当の者がしっかりお聞きして、お答えできることはお答えし、やっていると私は思っております。(「聞いていませんよ」「対応していないやないか」と傍聴席より呼ぶ者あり) 53 ◯八谷委員長=静粛にお願いします。 54 ◯山元参考人(続)=それで、やはりいろんなお考えがあって、原子力運転を進めるにいろいろ考えがあることは我々も承知しておりますが、やはり今お話しされている、あるいは要望されていること、あるいは要請内容につきましては、誰かがしっかりお聞きして御回答すべきだと思っております。(傍聴席より発言する者あり) 55 ◯井上祐輔委員=抗議について承知をしていないと、担当がどういうふうに対応したかわからないと言っていましたが、これ、しっかりと全社に徹底すべきではないですか。その住民の声をしっかりと真摯に受けるということを、この場でも何回も何回も約束をしておられるわけですから、そのことについて九州電力全社で徹底をしていただきたい。このことについて、どうですか。 56 ◯山元参考人=皆さんいろんな形で、要請文あるいは当社の注意を受けることもありますが、それにつきましては、担当の立地コミュニケーション本部というところが窓口で地域対応をやらせてもらっておりますが、そちらのほうから、こういう内容の要請あるいは要望があったというのは全社に周知するシステムになっております。 57 ◯井上祐輔委員=今、立地コミュニケーション本部と言われましたが、立地コミュニケーション本部長、来られていますよね。どのように今後対応していかれますか。 58 ◯八木参考人=いただきました抗議の内容、それから、それぞれのそのときどきにおきます、いただきました御意見等につきまして、しっかりと私どもは社内的に共有いたしております。そして、その中でお答えできるもの、それから、できないものもございます。我々としてはそういったものを真摯に今後も対応してまいりたいと思っております。(「受け取り拒否をしているじゃない」「対応もしていないじゃない」「受け取らないじゃない」と傍聴席より呼ぶ者あり) 59 ◯八谷委員長=静粛にお願いします。 60 ◯井上祐輔委員=だから、その内容について知ることすらやろうとしていないんじゃないですか。再稼働のときに多くの方が集まって抗議をされている、抗議文も持ってきておられる、抗議文を受け取ってほしいという連絡も受けている、それなのに受け取らない。これが真摯に対応していると言えるんですか。 61 ◯八木参考人故意に受け取る、受け取らないという、そういったものでもございません。その場のやはり状況というのはございますので、そういった混乱とかいろいろなものを考えたときに、今受け取るべきかどうかというものにつきまして、我々がそのときに判断させていただいたものでございます。 62 ◯井上祐輔委員=住民の皆さんは、心配しているから、そのときに渡したいと思って持ってきているんですよ。私はその場にいました。そのときに九州電力社員の方もおられました。でも、受け取ることはされません。受け取るぐらいできるんじゃないんですか。住民は受け取ってほしいと抗議文を準備してやってきているんですね。そのことに対して、本当に真摯に丁寧に対応するというのであれば、その受け取るそのこと自体、今後やってほしいと思うんですが、いかがでしょうか。 63 ◯八木参考人=お越しいただきましたその当日は、再稼働の対応がございました。それで、持ってきていただきました抗議文につきましては、後日、日程調整をさせていただいて受けさせていただきますということでお話をさせていただきました。決して受け取らないとかそういったものではございません。 64 ◯井上祐輔委員=私が言っているのは、そのときに受け取らないと言われたと。だから、住民の皆さんは再稼働という重要な時期だからこそ、そのときに皆さんに意見を言いたいと集まって持ってきておられるんですよ。そういうこともしっかりと皆さん認識をして、今後対応していただきたい。  原発に対する姿勢について伺いたいと思います。  先ほども議論がされてきましたが、この三号機の蒸気漏れについて、これは資料にもついていますが、それを拡大したものです。(資料を示す)これ、誰が見ても簡単に外側から腐食をしているという状況わかりますよね。こういう状況でも異常がないと、そういう判断をして再稼働された。私は、これは九州電力事業者自体の危機意識の欠如だというふうに思います。そのことについて、もっと原子力を扱う事業者として、このような危機意識をしっかりと持つことが大事ではないかというふうに思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 65 ◯山元参考人=委員言われるとおりでございまして、我々としても、再稼働につきまして、念には念を入れて、実は点検をやってきました。それは玄海原子力発電所だけじゃなくて、本店からも出向いて何度も何度もパトロールし、点検をしてまいりました。その中で、今、写真をお見せいただきましたけれども、やはり屋外の、場所的には実はここから時計のあるところぐらいの非常に高いところにある離れたところの場所でございました。そこのところを、例えば、双眼鏡を使って見なかったのかとか、遠いから見えなかったとか、もうちょっといろいろ工夫があったんじゃないかというのはおっしゃるとおりでございまして、さびも、どこから流れてきているのか、もらいなのかというようなことも、非常に恥ずかしい話でございますが、もっと現場だけじゃなくて、我々も含めて広い目線でチェックをすべきだったと思っております。 66 ◯井上祐輔委員=こういった事象について、私たちは党の国会議員団と一緒に規制庁に対しても本当に審査をやっていたのかと、どういう審査をやっていたんだということで申し入れも行きました。そのとき、規制委員会事務局でもある規制庁は、九州電力の保全活動が適切ではなかったと、このように言われました。私は、これは原子力を扱う事業者としての的確性が問われているんじゃないかというふうにも思います。  こういう小さな事象であっても大きな事故につながるということは、これまでの経験でも皆さんも御存じだと思います。そういった小さな一つ一つの確認、そこをしっかりとやっていかなければ、本当に住民の安全は守られるのかと。私は住民の安全性よりも自分たちの経済が優先をされているんじゃないかというふうに言わざるを得ません。  時間もありますので、次の情報連絡体制について伺いたいと思います。  今回の事象が十九時ごろに発生をして、県が報告を受けたのが二十時五十九分、そして、玄海町が二十一時三十七分、規制庁に報告があったのが二十一時三十八分、そして、唐津市では二十一時四十一分、伊万里市では二十二時九分、それぞれの担当者に電話で連絡がされたということです。  そして、住民にこのことが伝わったのは、テレビの速報テロップで日が変わる直前にあったと。山口知事も、空振りでもいいから第一報を早くというふうにも言われました。九州電力として、この報告の遅さについてどういうふうに受けとめられているのかお伺いをします。 67 ◯八木参考人=今お話がありました、例えば、三号機の脱気器の空気抜きの管からの蒸気漏れの事象のお話をいただいたと思っております。この事象におきましては、発電停止し補修が必要であるというふうに判断した時点で連絡を行いました。これにつきまして、今後はプラントの運転に影響を与える可能性がある、そういった設備の故障であると判断した時点で、直ちに、これにつきましては先ほどお話しありましたように、空振り覚悟でも私どもが早目の連絡を実施することといたしました。この考え方を確実に実行するために、通報連絡を行います連絡要員に対しまして、しっかりと教育を行いまして周知徹底を図ったところでございます。  また、異常があった場合の連絡につきましては、安全協定の中でしっかりとこれを準用してまいりたいというふうに思っております。 68 ◯井上祐輔委員=今回の件については、この安全協定の中にもない、その事柄でも報告がされたというふうに認識をしていますけれども、他の電力事業者では何か普通のことではない、異常が起こった段階で県に連絡をするとか、自治体に連絡をする、そういう安全協定を結ばれているところもあります。  私は、安全協定自体もしっかりと見直しをしていく、新たな枠組みの中で、何か異常があればすぐに報告をしていただく、そういうふうなことも必要ではないかというふうに思っています。  この安全協定の見直しについて、私は必要ではないかというふうに思いますが、九州電力としては、どのように考えていらっしゃるでしょうか。 69 ◯八木参考人=通報連絡に関しましては、安全協定の中身にあるなしにかかわらず、できるだけ前広に、私どもはお知らせできるように今後ともやってまいりたいというふうに思っています。いわゆる協定の中身にあるからそうしたんだというんじゃなく、なくてもお知らせしたほうがいいと判断した場合にはそのように心がけてまいりたいというふうに思っております。  協定につきましては、今言いました精神に基づきまして、今あります協定の中身をしっかりと準用してまいることが私どもの務めだというふうに思っております。  以上でございます。 70 ◯井上祐輔委員=私はこの安全協定についてもしっかりと明記をして、それにしたがって報告などもしていく、そういうことが必要ではないかというふうに思っています。  再稼働後の課題について、今も使用済み核燃料の問題も議論が行われました。九州電力として玄海原子力発電所のすぐ隣の大きな土地を購入されています。そこについては、購入の際に、資材置き場として今後活用していきたいというふうに言われておりました。私は、また地域の住民の方たちも、もしかしたらその大きな土地使用済み核燃料の置き場にされるんじゃないかと、そういう心配をされている方々もいらっしゃいます。  このことについて確認をしておきたいと思いますが、その土地については、資材置き場として活用をしていくと、このことについては変わらないのかどうかお伺いします。 71 ◯林田参考人=お答えします。  当該の場所につきましては、おっしゃるとおり資材置き場、あるいは重大事故等があったときの安全要員とか資機材の受け入れ場所として活用するということでございます。 72 ◯井上祐輔委員=その乾式貯蔵をする場合、この乾式の場合、ではどれぐらいの土地が必要になってくるのか、この点についてはどのようになっているんでしょうか。 73 ◯林田参考人=広さにつきましては、そこに置く、貯蔵する体数とかそういうもので変わってくるというふうに思っておりまして、何基置くとかそういうので面積が変わりますので、一概に何本どの大きさが要るということは言えないというふうに思っております。 74 ◯井上祐輔委員=さっきの説明の中でも、百トンのキャスクに入れるというのは同じであるというふうに言われていました。私は、相当な土地が必要なんじゃないかなと、今でも玄海原子力発電所の中では手狭で、それだから資機材を置く場所を購入したと言っておられる。でも、この乾式貯蔵については、九州電力土地内外で検討するというふうに言われていますけれども、これも、どれぐらいの広さが必要なのかというところも不透明であります。  こういった使用済み核燃料の問題についても、見切り発車だというふうに私は思います。再稼働をすれば、核のごみ、使用済み核燃料はどんどんふえるということはわかっている状況の中で、それでも再稼働に突き進むと、こういうことは許されません。  最後に、同意権の拡大について伺いたいと思います。  先日、唐津市議会のほうでは、玄海原発の再稼働などを事前に話し合う協議会の設立、このことについて唐津市長が、新しく当選をした後の玄海町長と話し合う、そういった考えを示されました。私はこの同意権についても、玄海町、そして佐賀県、これだけではなくて、多くの立地自治体、立地にかかわる自治体、三十キロ圏内には八つの自治体存在をしています。そういうことで考えれば、事故が起きれば、この放射能というものは立地自治体だけではなくて、どこに広がるかわからない、そういう状況もあるもとで、同意権について拡大をしていくことが必要であるというふうに思いますけれども、この点については、九州電力としてどのような見解を持たれているのでしょうか。 75 ◯八木参考人=今お話がございました唐津市特別委員会のほうに私も出席させていただいておりました。その中でお話がございました協議会の設置について、東海第二の協定につきましてのお話を準用されまして、協議会の設置について、新しい玄海町長さんとお話をされたいというふうな御答弁を市長さんがなさいましたけれども、その協議会というものにつきまして、我々がどのようなものかよく把握をしておりませんので。それと、それが同意権にどういうふうに結びつくかにつきましても、内容につきまして把握しておりませんので、私どもから今お答えできるものはございません。  以上でございます。 76 ◯井上祐輔委員=内容については、今できていないのでわかりませんけれども、こういった同意権、地元の同意をどうするのかということが原発の再稼働の際には問われてきます。そういう中で、そういった地元の同意について拡大をしていく、このことについての見解はいかがでしょうか。 77 ◯八木参考人=今申しましたとおり、その進み方につきまして、私どもが地元からの御意見等を把握しておりませんので、今この時点で何とも申しようがございません。  以上でございます。 78 ◯井上祐輔委員=地元からのというわけではなくて、今現時点では、立地自治体にそういった同意を容認するかどうかという判断が求められています。しかし、原発の事故というのは、福島事故でもわかるように、どの範囲に放射能が飛散をするのかということは全く予想できません。そういう意味では、私は同意権をしっかりと拡大をしていく、そのことが大事だと、そういうことを思いますけれども、九州電力としては今の立地自治体だけの同意権ではなく、もっと多くの範囲の方々の意見をしっかりと聞いていく同意権の拡大、このことが必要ではないかと、そのことを聞いているんですけれども、いかがですか。 79 ◯八木参考人=委員の御質問に、そう思うとか、そう思わないとか、そういうふうに答えられる段階に今ございませんということを申し上げているわけでございます。  私ども、同意権の云々にかかわらず、地域の皆様には我々の情報等をしっかりとお伝えして、原子力安全につきましては全力を挙げるとともに、何かございましたらそういった情報をしっかりとお伝えして、皆様方から信頼をいただけるように頑張ってまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 80 ◯井上祐輔委員=なかなか答えが返ってこないので──最後に、今国会では、原発での基本法野党共同で提出をされて、国会の中でそういったものが審議をされようとしています。また、世界の中でも原発から自然エネルギーに大きく転換をしています。そういう状況の中で、私たちは九州電力に対しても、この原発を動かすことではなくて、再生可能エネルギーに抜本的に切りかえをしていく、そのことが地域で共存をしていくその道だというふうにも思っています。  この間議論もさせていただきましたが、住民の意見も真摯に聞いているというふうには私は思いません。そのことについても、しっかりと山元参考人、全社に徹底をしていただきたいと思いますし、私は原発再稼働ではなくて再生可能エネルギーに転換をしていくべきだと、このことを申し上げて質問を終わります。 81 ◯八谷委員長=ほかに質問はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯八谷委員長=質問がないようですので、これで質疑を終了します。  以上で山元参考人及び他の参考人に対する質疑を終了いたしました。  山元参考人及び他の参考人の方々には、御多忙中、長時間にわたり貴重な御意見を述べていただきまして、まことにありがとうございました。  参考人及び補助者は御退席されて結構です。     〔参考人退場〕 83 ◯八谷委員長=以上をもちまして、本日予定の参考人からの意見聴取を終了しました。  本日の委員会において、参考人の皆様方から述べられました意見につきましては、今後の委員会審議に十分反映させたいと存じます。  なお、本日の委員会での説明及び質疑応答などにおいて、数字または字句の誤り、及び不適切な表現などがありました場合は、適宜、委員長の手元で精査の上、訂正などを行うことに御承認を願っておきます。     ○ 継 続 審 査 84 ◯八谷委員長=お諮りいたします。  原子力安全対策エネルギー対策及び防災危機管理対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、重要な問題が残されておりますので、閉会中もなお継続審査に付する必要がある旨を議長に申し出ることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯八谷委員長=御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたします。  これをもちまして原子力安全防災対策特別委員会閉会いたします。どうも御苦労さまでした。     午後零時三分 閉会 Copyright © Saga Prefectural Assembly Minutes, All rights reserved. ページの先頭へ