七ページをお願いいたします。三、主な
調査結果について御
説明いたします。まず、日頃考えていることについてでございます。日頃の
悩み事を尋ねましたところ、
小中高校生全てで、日頃の
悩み事はないが最も多くなっております。令和二年度に実施しました
前回調査と比較いたしますと、自分の将来のこと、成績や進学のこと、外見やスタイルのことは大幅に減少し、
悩み事がないが大幅に増加しております。また、
悩み事の
相談相手は、
小中高校生ともに母親が最も多く、
前回調査と比較しますと、小学生で父親が七・六ポイント増加しております。
八ページをお願いいたします。学校生活についてでございます。クラスの雰囲気については、
小中高校生全てで八割以上が満足しております。成績については、小学生の七割以上が自身の成績に満足しておりますが、中高校生は五割以上が満足しておりません。また、
子供の成績に小学生と高校生の
保護者の七割以上が満足しておりますが、中学生の
保護者の満足度は五割台後半と低くなっております。
子供と
保護者を比べますと、高校生で生徒と
保護者に大きな差が見られる結果となっております。
九ページをお願いいたします。メディア・コミュニケーションについてでございます。1)インターネットにつながる自分専用の機器の所有状況でございますが、自分専用の機器の所有率は、小学生で六割台後半、中学生で八割台後半、高校生で九割台後半となっております。持っていないと
回答した者はごく少数であり、インターネットは
子供たちの生活に欠かせないものとなっている状況でございます。2)平日の学校以外でのインターネットの利用時間についてでございます。平日に三時間以上利用している割合は、中高校生で四割を超えております。右端の数字、平均利用時間を御覧いただきますと、
小中高校生全てで
前回調査より利用時間が増加している状況でございます。十ページをお願いいたします。3)フィルタリングの使用状況でございます。小中学生では使用しているが最も多く、高校生は使用していないが最も多くなっております。
続きまして、国際化についてでございます。海外留学や海外で仕事をしたいと思うかに対し、思うと
回答したのは小中学生で二割台半ば、高校生で三割台と少なくなっております。海外留学や海外で仕事をしたいと思わない理由につきましては、語学の自信のなさが最も多く、続いて治安面での不安や海外に興味がないという
回答が多くなっております。
十一ページをお願いいたします。ここからは
保護者限定の
調査となります。
子供と話す頻度と他項目との関係でございます。
子供との関係については、
小中高校生いずれの
保護者でも、
子供とよく話をする
保護者ほど
子供との関係がうまくいっているとの傾向が見られ、強い相関関係が見られました。
最後のグラフは、
保護者に
青少年の健全育成のために必要なことについて尋ねた結果でございます。
小中高校生いずれの
保護者とも、家庭でのしつけや
教育の充実が最も多くなっております。次いで、学校での道徳
教育や生徒指導の充実、就学援助や奨学金給付制度の充実など
子供の貧困に対する取組の促進となっております。
説明は以上でございます。これらの
意識調査の結果に加えまして、
計画策定に当たりまして
子供や若者から幅広く意見を直接聞くこととしておりまして、また様々な
環境にある
子供や
保護者の意見も聴取いたしまして、
こども計画に反映してまいりたいと考えております。御
審議のほどよろしくお願いいたします。
25
◯新井富美子委員長 説明は終わりました。
これより
質疑を行います。何か
質疑はございませんか。大橋
委員。
26 ◯大橋克己
委員 御
説明いただきまして、特に一番最後に述べられたところもあるんですけれども、まず今回の
こども計画の
策定に当たって、
子供の意見表明権というのがしっかりとあるはずですけれども、そこについて今手立てを考えるというふうにおっしゃいましたけれども、具体的にはスケジュールの中にどこかに入ってくると考えてよろしいですか。
27
◯新井富美子委員長 大谷こども未来課長。
28
◯大谷こども未来課長 子供の意見聴取でございますが、具体のスケジュールは記載しておりませんが、今後夏から秋にかけて
計画策定に資するものでございますので、それに間に合うよう、また関係各課に情報提供できるように合わせてスケジュールを
策定してまいりたいと考えております。
29 ◯大橋克己
委員 非常に大事な
計画でもありますので、
子供の意見というのをしっかりと考えていただきたいんですけれども、具体的にどうやって
子供さんの意見を、全員来るわけでもないですし、
イメージ的にはどのような
イメージを持っていらっしゃいますか。
30
◯大谷こども未来課長 意見聴取の手法でございますが、直接お伺いする場合は県民の方に募集をしまして、ワークショップの形式であったり、そういった形で実施したいというふうに考えております。また、ウェブアンケートも並行して実施したいと思っておりまして、そこの中でも
子供であったり若者について意見を聞いてまいりたいと思っております。また、様々な
環境におられる
子供さんにつきましては、施設等も訪問いたしまして意見聴取を行ってまいりたいと思っております。またそれを支援する関係団体の皆様についても御意見をお聞きしたいと考えております。
31 ◯大橋克己
委員 ありがとうございます。ぜひしっかりと対応していただきたいと思います。
続けてよろしいですか。
青少年の
ニーズに関する
調査の七ページですけれども、日頃考えていることについて、特に日頃の
悩み事について結果が出て、
前回と今回を比較した中でやはり違和感を感じるのが、
悩み事がないというのが突出して多いということと、それから今まで
悩み事が多かったであろう自分の将来のことであるとか成績や進学のことが
前回非常に多かったのが急に減っていますよね。このことについて、結局
調査の目的自体は、ここに書いてございますように
ニーズを把握した上で今後の企画とか立案の
基礎資料とするためでありますので、この日頃の
悩み事に、
悩み事がないんだとか、将来とか進学、成績、これについてあまり悩んでいないというふうな結果を受けてしまうと、今後の施策に非常に影響するんじゃないかと逆に心配をするわけですけれども、このあたりをどのように評価したり分析しているかを教えてください。
32
◯大谷こども未来課長 日頃の悩みがないと
回答した
青少年の割合は、二十八年度の
調査以降、令和二年、今回の令和五年
調査と、
調査を重ねるごとに増加している状況がございます。今回の
調査の中心になりました
青少年政策課のほうで他自治体の状況を確認いたしましたところ、宮城県とか愛知県、東京都の江東区のほうで、同じような
青少年に困り事があるかという
調査をされているんですけれども、その結果としましては、特にないと答えた方が、平均になりますけれども、小学五年生で六、七割、中学二年生で三割台半ば、高校二年生で二割台後半から三割台半ばという結果となっておりまして、やはり悩み自体の潜在化というか、出にくくなっているのは他県も同じ状況ではないか。私どもとしましては、こういった状況を、ほかの
子供の悩みを聞く設問をこの
調査の中で行っておりますので、その
調査も含めて私学振興・
青少年育成局と
教育庁のほうで共有しまして、またさらに分析を進めたいと思っておりますし、先ほど申し上げました
子供の意見聴取の中で、私どもも
悩み事について、またちょっとさらに掘り下げて聞いていきたいと考えております。
33 ◯大橋克己
委員 本来であれば、これだけ
悩み事がないという結果が出て、非常によかったと言いたいところなんですが、そうはちょっと考えられない現在の社会
環境の中で、やはり表明をしてくれないとかいうところもあり得ますので、共通認識を持っていただいているというのも分かりましたので、ぜひともしっかりと対応していただきたいと思います。
あと一個だけ、九ページの今回の質問は自分専用の機器の所有状況を聞かれていますよね。残念ながら、パーセンテージ的にも半分ぐらいしか
回答されていないんですけれども、もちろん機器も持っていないだろうし、あとネット
環境がない家庭って結構実はあるんですよ。そういう中で、
子供の貧困の中で、そういった子たちがもしかすると、質問が来ても自分はインターネットの使用機器以上に、ネット
環境がないのでこんな質問恥ずかしくて答えられないとか、そういうふうなものももしかするとあるのかなという気もしますので、そういったところの
子供の貧困に関わるものというのもどこか頭の片隅に置いて今後の施策に反映していただきたいと要望いたします。
34
◯新井富美子委員長 質問いただき御
回答いただきました。
ほかに
質疑はございませんでしょうか。
〔「
なし」と呼ぶ者がある〕
35
◯新井富美子委員長 ほかにないようですので、以上で本件の
質疑を終わります。
次に、「大牟田高等技術専門校建替えに係る基本設計について」を
議題といたします。
執行部の
説明を求めます。野田職業能力開発課長。
36 ◯野田職業能力開発課長 大牟田高等技術専門校建替えに係る基本設計について御
説明いたします。
福祉労働部の
委員会資料十二ページをお開き願います。一の経緯でございます。大牟田高等技術専門校は、築五十年以上が経過して老朽化が進み、令和二年七月豪雨では浸水被害が発生したことから、安心して職業訓練が受けられるよう施設の移転、建替えを行うものでございます。
二の施設整備の基本方針は、令和五年三月の
委員会で御報告をいたしました基本
計画で定めたもので三つございます。
一つ目は、訓練生のための施設であること。障がいのある人などあらゆる訓練生が受講しやすい施設、安全面等に配慮し安心して訓練が受講できる施設といたします。
二つ目は、経済性、
環境面に優れた施設であること。建設時や維持管理において経済的な施設、省エネルギー化を図るなど
環境に配慮した施設といたします。三点目は、地域に親しまれる施設であること。近隣の生活
環境に配慮し、訓練による騒音等の対策を行うとともに、職業訓練の情報発信スペース等の設置や講堂の貸出しなど、地域との交流を考慮した施設といたします。
三、施設整備の概要でございます。移転地は、大牟田駅から約一キロ、大牟田市宮坂町の旧上官小学校跡地で、敷地面積は、跡地全体の約半分、八千二百五十五・六三平方メートル。延床面積は、倉庫等、附属施設を含めまして六千二百七十一・七九平方メートル。構造は、鉄筋コンクリート造り、地上三階建てでございます。新校舎の訓練定員は、新たに開設をいたします介護サービス科を含めまして五つの訓練科、百三十名となります。
四の建設工事費は、約四十七億円でございます。
次の十三ページをお願いいたします。五、スケジュールでございます。令和六年度に実施設計、それから旧上官小学校の解体工事を行った後、令和七年度から八年度にかけて建設工事を行いまして、令和九年度の新校舎での訓練開始を目指します。
六、周辺概況図とその下、配置
計画でございます。移転地の周辺は住宅が多く立地しておりまして、周辺への日照の影響や訓練に伴う騒音等の影響が小さくなるような配置としております。なお、グラウンド側の敷地は、引き続き大牟田市が所有して、新たにコミュニティセンターを建設される予定です。
次の十四ページをお願いいたします。八、完成予想図でございます。校舎の北側、東側に駐車場や駐輪場を設け、西側には車椅子で利用できるスロープを設置することとしております。下の講堂につきましては、市、それから地域の要望により市の指定避難所として活用できるようにするほか、地域の方への貸出しも検討いたします。また、一階のエントランスには、訓練生の作品を展示するスペースを設けることとしております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
37
◯新井富美子委員長 説明は終わりました。
これより
質疑を行います。何か
質疑はございませんか。大橋
委員。
38 ◯大橋克己
委員 御
説明ありがとうございました。施設の概要の中で一階から二階、三階という形で床面積の話もありましたけれども、その中で、下に線が引いてありますけれども、それぞれ科が書いてございますが、今回余裕のある
設備を作っていただけるということなんですけれども、その中で新たに科が拡充するということはあるんですか。
39
◯新井富美子委員長 野田職業能力開発課長。
40 ◯野田職業能力開発課長 訓練科につきましては、一年間の訓練でございますが、新たに介護サービス科の設置を行います。それから、プログラム設計科につきまして、今一年間ということでございますが、二年に訓練期間を延ばして訓練をする予定としております。
41 ◯大橋克己
委員 ありがとうございます。特に大牟田においては高齢化が大変進んでおりまして、介護の需要というのが非常に逼迫をしている状況の中で、こういった拡充というのは非常にありがたいなというふうに思っております。
それともう一点ですけれども、これは要望をさせていただきたいと思うんですけれども、先ほど御
説明があったように、この上官小学校というのは、目の前に以前暴力団の
事務所がありまして、実際に抗争が起きて大変な状況があったところであります。今はもうなくなっているんですけれども、そのために、地域の方々、それから特にその時代の
保護者の方々というのは、毎日小学校前に立って
子供たちの登下校を見ていらっしゃったような地域でありますので、地域住民の方は、この小学校跡地に対する思いが非常に強いんです。その中で、三番に愛されることということを書いていただいておりますので、本当にありがたく思っております。そういった中で、いろいろと地域の意見も聞いていただいているという話でございますので、よりよき関係となるよう今後とも努力をいただきたいと要望させていただきます。よろしくお願いします。
42
◯新井富美子委員長 以上、質問と御要望でございました。
ほかに
質疑はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者がある〕
43
◯新井富美子委員長 ほかにないようですので、以上で本件の
質疑を終わります。
次に、「指定管理者による管理
運営の実施状況報告について(概要)」を
議題といたします。
順次、
執行部の
説明を求めます。若藤福祉総務課長。
44 ◯若藤福祉総務課長 指定管理者による管理
運営の実施状況について御
説明いたします。
福祉労働部の
所管事務調査資料をお願いいたします。
福祉労働部が所管をしておりますクローバープラザなど四つの施設につきまして、令和五年度の実施状況につきまして点検を行い評価をしております。点検結果につきまして、
資料の十五ページから十八ページの概要によりまして御
説明をさせていただきます。
まず、十五ページをお願いいたします。施設名は記載のとおり、三つの施設の複合施設で、通称クローバープラザでございます。指定管理者はクローバープラザ管理
運営共同事業体で、指定期間は令和二年度から令和六年度までの五年間でございます。
1)の公共性の確保でございます。福祉関係団体や障がい者、高齢者等に対する利用料金の減免制度を適切に運用しているほか、三つのセンターで連携して総合的な学習機会を提供するなど、施設の設置目的に沿った事業を展開しております。
2)の施設利用及びサービスの向上でございます。ホームページやSNSを活用した情報発信のほか、こどもの日のイベントなどにつきまして三つのセンターの協働事業の実施に当たっては、ふだんは利用が少ない
子供やその家族の来館を促すために地元の春日市や春日市
教育委員会と連携し、近隣の小学校や幼稚園等にチラシを配布するなど積極的なPR活動を行い、来館者数の増加につながっております。
点検結果につきましては、おおむね提案どおりのBの評価としております。
次に、十六ページをお願いいたします。
福岡県障がい者リハビリテーションセンターでございます。指定管理者は社会福祉法人
福岡県厚生事業団で、指定期間は令和三年度から令和七年度までの五年間でございます。
1)の公共性の確保にありますように、障害者総合支援法に基づく施設入所支援や自立訓練に取り組むとともに、利用者の家庭復帰支援や就労支援に積極的に取り組んでおります。
2)施設利用及びサービスの向上でございます。
一つ目のポツ、職員が関係医療機関や市町村を訪問し、施設の情報提供等を積極的に行いました。しかし、新型コロナウイルスの影響もありまして、関係医療機関への訪問が令和四年度まで滞っていたことにより、次に白丸で示しておりますように施設利用者は減少しております。四つ目のポツでございます。利用者に対して家庭復帰支援や就労支援を積極的に行った結果、退所者の地域生活移行率は約六八%となっております。
点検結果でございます。おおむね提案どおりのBの評価としております。
続いて、十七ページをお願いいたします。
福岡県障がい者就労支援ホームあけぼの園でございます。指定管理者は社会福祉法人
福岡コロニーで、指定期間は令和四年度から令和五年度までの二年間でございます。
1)の公共性の確保にありますように、障害者総合支援法に基づき、障がいのある人の就労支援等を行っております。
2)の施設利用及びサービスの向上につきましては、国立国会図書館の蔵書デジタル化事業等工賃の高い業務委託を受注したことにより、就労継続支援B型の利用者が増加をしております。生活介護は、重度化・高齢化により入院等の影響もあり、稼働率が下がっている状況にあります。就労支援の場において蔵書デジタル化事業を引き続き行い、就労移行が円滑に進むように取り組んでまいります。
点検結果につきましては、おおむね提案どおりのBの評価としております。
最後に、十八ページをお願いいたします。
福岡県立北九州勤労
青少年文化センター、通称北九州パレスでございます。指定管理者はJR九州サービスサポート・岡崎建工・日本施設協会共同企業体でございます。指定期間は令和四年度から令和八年度までの五年間でございます。
2)の施設利用及びサービスの向上でございます。利用者数は昨年度と比較すると七・九%の増となっておりますが、コロナ前の令和元年度との比較では依然として低い水準となっております。
3)の経営改善でございます。利用料収入は昨年度と比較して三・三%の増となっており、コロナ前の令和元年度を上回っております。
点検結果につきましては、おおむね提案どおりのBの評価としております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
45
◯新井富美子委員長 藤野自然
環境課長。
46 ◯藤野自然
環境課長 引き続き、指定管理者の管理
運営の実施状況報告について、
環境部
所管分について御
説明いたします。
資料は、
厚生労働環境委員会資料の
環境部の分で御
説明いたします。
資料は全部で四ページございますが、一ページ、指定管理者による管理
運営の実施状況報告について(概要)に従って御
説明いたします。まず、施設名は
福岡県平尾台自然観察センター。指定管理者名はハートランド平尾台株式会社。指定期間は令和四年四月一日から令和九年三月三十一日までの五年間でございます。設置目的は優れた自然の風景地である北九州国定公園平尾台地区における県民と自然の
触れ合いを促進し、もって自然
環境及び自然保護に対する県民の理解を深めることとしております。
次の事業
計画に基づく実施状況の点検を御覧ください。
1)公共性(公益性)の確保でございます。一ポツ目に自然
環境保護に関する啓発事業、二ポツ目にバリアフリー施設の整備、三ポツ目に自然保護区域の監視活動の事業を記載しております。
2)施設利用及びサービス向上でございます。二ポツ目の利用者に対するアンケートの実施により課題等の把握に努めております。三ポツ目を御覧ください。令和五年九月以降、リニューアル工事のため休館にしたことから、令和五年度の利用者数は一万二千百十八人と、対前年度比四五・四%減となっております。
3)経営収支改善でございます。二ポツ目に記載しておりますが、イベントや自然保護活動実施の際にボランティアの方々の御協力を得ることにより経費節減に努めております。委託料の実績は、前年度と同じく二千七百万円となっております。
4)職員確保方策及び健全な財政基盤でございます。二ポツ目に記載しておりますが、指定管理者は北九州市と地元企業が平尾台の自然
環境保全等を目的として出資、設立した第三セクターであり、安定した人材確保及び健全な財政基盤が確保されております。
5)施設管理上の個別事項でございます。個人情報保護の体制について記載しております。
以上、実施状況の点検結果から、おおむね提案どおりの管理
運営内容であると総合評価しております。三ページ以降にはさらに詳しい内容が記載されております。
説明は以上でございます。
47
◯新井富美子委員長 説明は終わりました。
これより
質疑を行います。何か
質疑はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者がある〕
48
◯新井富美子委員長 特にないようですので、以上で本件の
質疑を終わります。
これで、
所管事務調査を終わります。
次に、「各種
委員の選出について」を
議題といたします。
お
手元配付のとおり、議長から
福岡県
こども審議会委員の選出について、当
委員会に対し一名の
委員を選出するように依頼があっております。
この依頼の選出につきましては、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者がある〕
49
◯新井富美子委員長 御
異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
それでは、
福岡県
こども審議会委員につきましては、
厚生労働環境委員会委員長を選出することといたしまして、僭越ではございますけれども、私を選出するということでいかがでしょうか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者がある〕
50
◯新井富美子委員長 御
異議がありませんので、そのように決定し、議長に報告することといたします。
次に、
議題にはございませんが、その他として何かございませんか。吉村
委員。
51 ◯吉村 悠
委員 最近、芸能人も活用しているということで話題にもなっている卵子凍結についてお伺いをしたいと思います。先日、合計特殊出生率発表がありましたけれども、
福岡県は一・二六と、六年連続で減少している、
少子化に歯止めがかかっていない現状だと思います。そんな中で、
福岡県も危機感を持って、基金を活用した保険適用外の先進医療の不妊治療等も活用していると思いますけれども、
選択肢の一つとして卵子凍結があると思います。卵子凍結は、東京都が顕著だと思いますけれども、現在働きたい、でも将来
子供を持ちたいという方にとってしっかりとした活用が生かされているところであると思いますけれども、昨年秋から東京が卵子凍結についての助成を行っているところであると思いますけれども、
福岡県はどのように把握をしているのか、お聞きいたします。内容であったりとか、あとは活用されている数だとか、把握しているものを教えていただけたらと思いますのでお願いします。
52
◯新井富美子委員長 川越
子育て支援課長。
53 ◯川越
子育て支援課長 東京都の卵子凍結に係る内容や申請といったことでございます。健康な女性が行われる卵子凍結につきましては、健康保険制度でカバーされない自由診療のため全額自己負担となっておりまして、費用は医療機関にもよりますけれども、一回の採卵でおよそ三十万円から六十万円かかると言われております。東京都では、東京都にお住まいの年齢が十八歳から三十九歳までの女性の方で、既に不妊症の診断を受けられている方や、若い世代のがん患者の方などを除きまして、事前に都が開催する
説明会に参加され、卵子凍結に関する基本的な知識を学んでいただくなどした後、五年間、東京都の実施される
調査への協力を要件とされまして、卵子凍結を行った方に対してかかる費用を一人一回二十万円を上限に助成するとともに、次年度以降も保管更新時に、一年につき二万円を五年間助成する仕組みをつくられておられます。報道によりますと、東京都は助成を受けて卵子凍結を実施された方が五年間協力する
調査で、卵子凍結により実際に
子供の妊娠、出産につながったかなどの効果を検証、女性の
ニーズを把握し、支援策づくりに生かすとされておられます。昨年十月に東京都では申請受付が開始され、当初の想定を上回る申請があったとのことで、今年度は助成する
調査対象を二千人に増やされ、予算は五億円余とのことでございます。
54 ◯吉村 悠
委員 当初の想定を上回る申請があったということで、評判がいいのかなと思いますけれども、ただ一人二十万とはいえ、東京都のように二千人活用されることを想定したら五億円の大きい規模になるわけです。東京都以外の都道府県で現在助成をしているところはあるんでしょうか。教えてください。
55 ◯川越
子育て支援課長 東京都以外では今年度から山梨県が実施されるということで、山梨県では、女性の多様なキャリア形成、ライフプランを実現するため、加齢による生殖機能の低下に不安がある方などに対し卵子凍結保存等に係る費用を助成すると発表されておられます。対象年齢をはじめ細かな要件はまだ公表されておられませんけれども、当初予算の概要に、山梨県が実施するプレコンセプションケア研修会に参加した方などのうち卵子凍結保存等を希望される方を要件とすると記載されてあります。また、卵子凍結を行った場合の助成額は東京都と同じ上限二十万円で、保管費用に対する助成はありません。事業予算は一億一千五百万円となっております。
56 ◯吉村 悠
委員 それでは、最後に他県の状況も教えていただきましたけれども、
福岡県では卵子凍結への助成について、現在どのように考えているのか教えてください。
57 ◯川越
子育て支援課長 卵子凍結につきまして、
子供を産み育てたいと望んでいるものの今はパートナーがいらっしゃらない方や、あるいは仕事や趣味を充実させたい方などにとって卵子凍結はライフプランの
選択肢を広げるものです。東京都のパンフレットによりますと、卵子凍結をされた方は、自分自身の将来に希望が持てた、早くパートナーを見つけたいと思うようになったなどの声があっております。一方で、卵子凍結に関しまして日本産科婦人科学会は、妊娠を約束するものではないことや、確率は高くないものの排卵誘発剤によって腎不全などにつながる卵巣刺激症候群などの合併症が起こる可能性などを挙げられており、推奨も否定もされていないものの、あくまでも当事者の選択に委ねられる事項である、当事者女性、社会に対して正確な情報提供を行うことが必須、日本産科婦人科学会生殖補助医療登録施設と関係なく希望者と会社の契約というような形で行われ、医療者の手から離れる可能性があることについて十分に検討する必要があるといったようなことを考え方として述べられています。
東京都においては、今後実際に
子供の妊娠、出産につながったかなどの効果を検証、女性の
ニーズを把握し、支援策づくりに生かすとされています。まずは、東京都や山梨県の状況を注視するとともに、様々な機会を活用して女性の方の御意見を聞くなど情報収集してまいりたいと考えております。
58 ◯吉村 悠
委員 いろんな意見もあるとは思いますけれども、幸いなことにというか、先進事例が現在あっているわけで、しっかりと言われるように情報収集をやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。