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令和5年 子育て支援・人財育成調査特別委員会 本文 開催日: 2023-01-17

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  1. 福岡県議会 2023-01-17
    令和5年 子育て支援・人財育成調査特別委員会 本文 開催日: 2023-01-17


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和五年一月十七日(火曜日)    午 前 十 時 五 十 八 分 開 会 ◯椛島徳博委員長 おはようございます。それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから子育て支援・人財育成調査特別委員会を開会いたします。  なお、本田福祉労働部次長から欠席届が提出されておりますので、念のためお知らせをいたします。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  それでは、「子ども送迎用バス安全確保について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。若藤子育て支援課長。 2 ◯若藤子育て支援課長 それでは、子ども送迎バス安全確保について御説明いたします。  資料の一ページをお願いいたします。まず、一の送迎用バス安全装置装備義務化についてです。令和四年九月、静岡県の認定こども園送迎バス置き去りにされた児童が亡くなるという大変痛ましい事案が発生したことを受けまして、国は当該事案への対応を検討する関係省会議を開き、送迎用バス安全装置装備義務化を含む緊急対策を決定いたしました。これに基づき、児童福祉施設設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令等が公布され、令和五年四月一日以降、送迎用バス安全装置装備義務化されることとなっております。  県におきましては、この国の省令等改正を受けまして、令和四年度の二月議会で、福岡児童福祉施設設備及び運営基準に関する条例等改正について上程する予定としております。  下の枠囲みを御覧ください。これは、こどもバス送迎安全徹底プランとして、昨年十月に国の関係省会議で決定されましたバス送迎に関する緊急対策で、1)から4)までの四つ対策によりまして、国は子供バス送迎に当たっての安全管理徹底を図っていくこととしております。このうち1)の所在確認安全装置装備の義務付けが今回の義務化に関するものとなっております。  下の表には、県内バス送迎の主な状況を示しております。幼稚園では、送迎実施している施設が三百五十九施設車両台数九百台となっており、また、保育所については、県域の数字ではございますが、百三十一施設、百七十六台となっております。  二ページをお願いいたします。このイラストは、一ページの枠囲みで示しております国土交通省が昨年十二月に作成しましたガイドラインにおいて示された安全装置の仕様になります。降車確認式自動検知式とがございます。降車確認式は、車両の後方にブザーを設置するもので、エンジン停止後に警報が鳴り始め、運転手車内を通り、ブザーを操作するまで鳴り続けるというものでございます。自動検知式は、車内にセンサーを設置し、エンジン停止から一定時間経過後に人を検知すると警報が鳴るというものになっております。国は、この二つのいずれかの安全装置装備を求めております。  次に、二の送迎用バス安全確保に対する県の支援について御説明いたします。これらの支援に係る予算につきましては、昨年の十二月議会において承認をいただいております。  まず、(一)の送迎用バス安全装置装備費に対する助成でございます。国の補助制度を活用しまして、幼稚園届出保育施設小中学校など、安全装置の機器の購入費用設置費用を助成いたします。なお、認可保育所幼稚園型を除く認定こども園につきましては、市町村実施主体となりまして補助を行います。補助基準額については、国は市場価格を踏まえて設定するとしておりまして、一月中にその単価が示される予定となっております。なお、補助率は国庫十分の十となっております。  次に、(二)子供送迎における安全管理徹底のための研修実施についてでございます。施設においてバス送迎を担う全ての職員対象に、過去の送迎バス置き去り事故の再認識や、国のマニュアル、また昨年九月に本県が作成しました指針周知徹底など、子供送迎における安全管理徹底を図るための研修実施し、実際の運行における遵守を求めます。研修対象は、バス送迎に従事する運転手及び同乗職員で、約四千八百名を想定しております。実施時期は、今年度三月下旬から七月まで県内地域での集合研修に加えまして、eラーニングにおいても受講できる体制を整えてまいります。  なお、研修修了者には修了証を発行し、バスへの掲示を求めることとしております。県としましては、これらの取組によりまして、子供送迎用バス安全確保支援してまいります。  説明は以上となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 3 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。中牟田委員
    4 ◯中牟田伸二委員 内容は御説明いただいて、ほぼ理解したところでありますけれども、安全装置というのは、要するに管理者なりドライバーなりが確認した上で、それに加えてそういう装置を必ず装着することを義務化するものということですよね。 5 ◯椛島徳博委員長 若藤子育て支援課長。 6 ◯若藤子育て支援課長 はい。 7 ◯中牟田伸二委員 どういうことかというと、要するに、安全装置というのは、いろんな機械を使う上において必ずいろんな機械に対して安全装置はあるわけですけれども、あくまで安全装置があることによって本当に一〇〇%安全になるわけではなくて、それを使用する側がそれによって安心するものではないということを言いたいわけです。まずは、こういう場合、子供さんの安全を、それをまず確認して守るのは、園長先生だったり、ドライバーであったり、そういう方々車内を確実に確認した上で、それで見落としが仮にあったとした場合にこういう安全装置がそれを補助するというものだと思うんですね。だから、こういう措置をやることは非常に大事なことだけれども、ここにマニュアルとかの使い方、研修ということが書いてあるけれども、あくまでこれは補助装置なんだということを徹底しておかないと、その器具があることによって、もし器具に不備があった場合に、そういう見落としが、こういうことをやるということは絶対今後あってはいけないことなので、まずはドライバーであったり、責任者が、車内であったり、いろんな安全に対して徹底的に管理をするという上での補助装置としてのこういう機械であるということを徹底していただきたいというふうに思います。 8 ◯若藤子育て支援課長 今、頂きました御意見につきまして、装置をつけたから、もうこれで大丈夫というふうな話には当然なりませんので、県のほうとしましても、指針なりをつくって、それに基づいてマニュアルをつくって、そのマニュアルを踏まえて点検をするとか、所内での情報共有をするとかいうふうなこともやっていただくようにしておりますので、そういったことも改めて研修の中で伝えていきたいというふうに考えております。 9 ◯中牟田伸二委員 私が言ったことは当たり前のことなんですよね。当たり前のことなんですけれども、あえてそれを言葉として徹底しておいたほうがいいと思うんですね。以上です。 10 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。  ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯椛島徳博委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「地域学校協働活動事業について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。市村社会教育課長。 12 ◯市村社会教育課長 資料二、地域学校協働活動事業について御説明させていただきます。  資料の一ページを御覧ください。まず、一、地域学校を取り巻く現状についてでございます。地域社会のつながりや支え合いの希薄化などによる地域教育力の低下が指摘されるなど、子供を取り巻く環境が変化しております。また、学校が抱える課題複雑化・困難化しております。そのような状況の中、次代を担う子供育成地域住民自らが地域をつくっていくという意識の転換に向け、地域学校相互連携協働のもとに、地域全体で子供成長を支える体制づくりが求められております。これらの社会情勢や国の動きを踏まえ、本県では、平成二十九年度から地域学校協働活動事業を展開しております。地域学校協働活動とは、幅広い地域住民などの参画を得て、地域全体で子供たち学びや成長を支えるとともに、学校を核とした地域づくりを目指して、地域学校相互にパートナーとして連携協働して行う様々な活動のことを言います。次代を担う子供たちに対してどのような資質を育むのかという目標を共有し、地域学校連携協働するものでございます。  二、事業概要でございます。地域人材協力を得て、地域ぐるみ子供を育てる体制を整え、学校を核とした地域づくり地域教育力向上を目指して、学校支援学習支援による子供学力向上など、以下に示している活動を推進する市町村などを支援するものでございます。具体的には、地域学校をつなぐコーディネーターの役割を果たす地域学校協働活動推進員の配置や、地域ボランティアに係る謝金、活動に必要な消耗品費等の経費について財政支援を行っております。  資料の二ページをお開きください。主な活動例として、四つ示しております。まず、放課後、土曜日などの学習支援でございます。放課後や夏休みなどに地域住民や学生による子供たちへの学習支援が行われています。  次に、登下校による安全指導です。地域住民による登校指導が行われています。  三つ目は、学びによるまちづくり地域課題解決型学習です。中学生授業内容地域活性化などの課題を取り入れ、子供地域住民協議する取組がなされております。  四つ目地域の歴史、伝統文化などに関する郷土学習です。地域住民指導により人形浄瑠璃や獅子楽などを学び、その成果地域貢献活動の一環としてデイサービス施設で披露する活動などが行われています。  資料三ページをお開きください。そのほかの活動として、授業補助校庭清掃などの学校における活動や、放課後、土曜日などにおけるスポーツ、体験活動など、地域の実情や課題に応じて様々な活動実施されております。  三、福岡県内における実施校区数推移でございます。市町村立小中学校につきましては御覧のとおりとなっており、令和四年度は補助金を活用せず独自で実施している市町村も含め、政令市、中核市を除く全ての市町村において九八・八%の学校区で実施をされております。また、県立高校につきましては、今年度から四校で実施しております。  四、成果課題でございます。市町村への継続的な支援により、地域学校協働活動実施校区数は年々着実に増加しております。地域住民子供教育に関わろうとする意識を高め、地域ぐるみ子供学力向上教育環境の整備、地域貢献等に寄与しているというふうに考えております。今後は、さらに持続可能な活動とするため、好事例の紹介や活動内容に関する助言等を継続し、学校を核とした地域づくりを推進してまいります。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 13 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。中牟田委員。 14 ◯中牟田伸二委員 コミュニティスクールという言葉は出てこないんだけれども、コミュニティスクールとどう違いがあるんですか。 15 ◯椛島徳博委員長 市村社会教育課長。 16 ◯市村社会教育課長 お答えいたします。コミュニティスクールといいますのは、教育委員会によって学校に設置される合議体でございまして、学校地域住民保護者などが学校運営基本方針承認や様々な課題などを共有する協議の場ということになります。一方、今お話をしております地域学校協働活動といいますのは、学校地域連携協働して地域人材協力を得まして、いろいろな学校支援でありましたり、放課後などの学習支援体験活動の場をつくるというようなものでございますので、国のほうは地域学校協働活動取組コミュニティスクールというのを一体的に推進することにより、学校運営協議会コミュニティスクール協議したことで、学校がこういう子供を育てたいとか、そういった内容地域学校協働活動の中で、それに向けたコミュニティスクール目標に向けた活動を具現化するというところで両輪で推進するように目標を定めております。 17 ◯中牟田伸二委員 御存じでしょうけれども、春日市はコミュニティスクールが非常に有名なんですよね。私も一般質問でもしたことがあって、もう十年ぐらい前かなと思うけれども、最近はちょっと資料がないけど、全国から百以上の団体とか議会とか、それからお役所の方々が視察に来られるレベルなんですよ。コミュニティスクール一般質問をしたとき、この活動内容とか目的を見ていると、すごく似ているなと思ったものですから、そっくりだなと思ったので質問したんですけれども、前に一般質問をしたときは、やはり春日市みたいなコンパクトシティーで非常に環境的にすごくやりやすいから成り立つという意見をいただいたりもしたんですけれども、春日市はコミュニティスクールを、もともと国が推奨してやったわけですけれども、なかなか成功例全国でもそう簡単には生まれなくて、春日市の中でなんでそれをやろうとしたかというと、やはり地域学校PTAと距離があって、春日市みたいなところでもすごく荒れた時期もあるんですね。学校自体がすごく荒れた時期もあって、それはやはり地域保護者子供たち学校とのコミュニケーションがとれてないというのが基本的なところなので、一つは、これはどこでもできないんだけれども、同時に地区長制度も廃止したんです。要するに、地域ボランティア方々活動しやすいように、自治会は当然あるんですけれども。今は春日市の場合は、ここに二ページにあるような活動は、全て同じではないけれども、ほぼこういうことをやっているんですよね。地域のいろんなお祭りとか敬老会とか、ほぼ中学生と小学生が主体となって司会進行から全部やっているんですよ。中学校単位ですけれども、そういうのを二十年ぐらいかけてやったんですね。こういう取組はすばらしいし、形にしなきゃいけないので、ぜひ頑張って進めていただきたいと思うし、春日市が先駆的とかいうことを言うと宣伝みたいになっちゃうのでそうじゃないんだけれども、いいところはどんどん盗んでいただいて取り組んでいただければいいかなと思います。以上です。何か御意見あれば。 18 ◯市村社会教育課長 ありがとうございました。本当に春日市さんはいろいろな取組が進んでおりますので、ぜひそういった活動が活発な取組につきましては、いろいろな研修会等で他の市町村にも周知して、この取組が促進されるように努めていきたいと思っております。ありがとうございます。 19 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。  ほかにありませんか。浜崎委員。 20 ◯浜崎達也委員 まず、一ページ目の事業概要ですが、四点ここにございますが、この中で現状学校支援学習支援による子供学力向上が主なのか、この中身で今実施されている中で、この趣旨はどれぐらい今一番各地域で力が入っているのか、その辺をまず。 21 ◯椛島徳博委員長 市村社会教育課長。 22 ◯市村社会教育課長 一番件数とかが多いということになりますと、やはり学校支援というところが主な取組になろうかと思います。学校の求めに応じて、先ほど申しました授業補助でありますとか、地域方々が特別な授業として参加していただいたりとか、あとはミシンの授業のときとかは、やはり人手が、それぞれ子供たち進捗具合も違いますので、そういった補助に入ったりとか、そういったところで学校支援取組が一番多いのではないかというふうに思っております。 23 ◯浜崎達也委員 今おっしゃったように、しっかり把握されたほうがいいと思うんですが、子供食堂とか、そういう面と学習支援、この両面が非常に今子供たちにとって必要な部分なのかなと思うんですね。大野城なんかでも、今、春日お話が出ましたが、そういうのを取り組んでいらっしゃるところもあって、やはり学習支援というのは非常に大事だなと思うんですね。これから発生するのがいじめであったり、様々なことに起因するものがここにあると思うんですね。一方で教師の皆さんの働き方改革と相反するというか、そういう部分があります。この写真の二ページを見ますと、学校学習支援としてされているのかなと思うんですが、学校が土曜日の午後とか日曜日とかを開放するのが今難しいでしょうけれども、その辺も視野に入れていかないと、なかなかこの事業自体が広がらないのではないかなと、これは私の感想なんですけれども、その辺も視野に入れてぜひやってもらいたいと思います。  もう一点は、三ページの福岡県内における実施校区推移ということがございます。令和元年度とか、いわゆる市町村としては五十七というのは非常に数字的にはいいんですが、この内訳が分かればもっといいなと思ったんです。というのが、小学校中学校、これで地域から離れていくのは中学校から大体離れていくんですね。小学校PTAのほうが非常に盛んで、いろんな行事が、今でもやって、子供の参加は多いんですよね。親が言えば子供が従うのは小学校ぐらいまでで、中学校になると、どうしても私どもの現場でもよく言われるんですけれども、中学校から部活もある何もあるということで、地域離れが始まるんですね。そういう中で、この取組でいくと非常に学習支援をはじめ、様々な取組でいくと、地域にまだ定着させるというんですか、それができると思うんです。その分でいくと、今実施されている各市町村での教育委員会はしっかり小学校中学校でどうなのかということを注視してもらいたいなと。その分で、中学校からいろんな、ある意味では多感な時期に入っていくと思うんですよ。そういう部分でも、しっかり中学校を注視してもらいたいなと思いますが、御意見がございましたら。 24 ◯市村社会教育課長 それぞれの各学校取組内容については、まだこちらのほうで詳しく資料はございませんけれども、おっしゃいますように、きちんとそれぞれの学校取組というのを今度はその中身の充実というところをきちんと踏まえながら、この事業を展開していきたいと思っております。 25 ◯浜崎達也委員 よろしくお願いします。 26 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。  ほかにありませんか。高瀬委員。 27 ◯高瀬菜穂子委員 財政支援を行っているということで、予算的にはどうなっているのか、それから、かなりの学校で取り組まれているんですが、財政支援はどのような形で取り組んでいますか。 28 ◯椛島徳博委員長 市村社会教育課長。 29 ◯市村社会教育課長 財政支援についてでございます。この事業が国の補助事業を活用しております。基本的には、市町村補助につきましては、二小学校・一中学校、三校区を一つのモデル本部ということで考えておりまして、大体一本部当たり百万円という形の予算を目安に支援をしているところでございます。ただ、市町村においては、予算を活用せずに独自の取組もやっておりますので、その市町村数につきましても、この実施校区数の中には含まれております。 30 ◯高瀬菜穂子委員 全体の予算は。 31 ◯市村社会教育課長 全体は一億八千万円ほどです。 32 ◯高瀬菜穂子委員 その百万円ということは、例えば人件費に使われているとか、場所の確保のために使われているとか、そういう内訳というのが分かれば教えてください。 33 ◯市村社会教育課長 経費の内訳という資料は、データはございませんけれども、やはりコーディネーターをする方の謝金でありますとか、関わるボランティアの方の人件費というものと、あとはいろいろな活動をする際に道具とか、そういったものが必要になりますので、そういった道具に当たる経費についても使われているようでございます。 34 ◯高瀬菜穂子委員 分かりました。 35 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。  ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 36 ◯椛島徳博委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「児童相談所における第三者評価について(中間報告)」を議題といたします。  執行部説明を求めます。山田児童家庭課長。 37 ◯山田児童家庭課長 児童相談所における第三者評価について御報告をいたします。  恐れ入ります、資料の一ページをお願いいたします。昨年四月に施行いたしました子供への虐待防止条例に基づきまして、今年度から児童相談所の第三者評価を児童相談所部門と一時保護所部門に分けて実施しております。今回それぞれ一か所の評価案がまとまりましたので、御報告いたします。  一、第三者評価の概要でございます。この第三者評価の目的でございますが、児童相談所が求められる役割を果たす上で、抱える課題について洗い出し、改善していくことにより専門性の向上を図るものでございます。  二の実施状況でございますが、今年度は福岡児童相談所と田川児童相談所で実施しており、残りの四か所につきましては、令和五年度、六年度にそれぞれ二か所ずつ行うこととしております。評価は児童相談所職員の自己評価や関係機関へのアンケートなどにより行われ、(四)の評価項目に記載しております評価項目ごとにSからCまでの評価ランクを決定するものでございます。  恐れ入ります、二ページをお願いいたします。二の評価の全体講評の主なものでございます。まず、一、児童相談所の部では、子供の意向を踏まえた対応や児童福祉司等の増配置など、組織体制の強化について高い評価を得ております。児童相談所の職員の増員状況につきましては、恐れ入ります、参考資料集の一ページ目のほうにまとめております。平成二十八年度から今年度までにどのように増員を図ったかということをまとめさせていただいております。  次に、今後に期待する点ということで、課題でございますけれども、援助方針の決定に当たりまして、子供意見を確認するなど、子供主体性を意識した決定や、児童相談所の指導担当職員育成市町村をはじめ、関係機関との迅速かつ的確な情報共有が指摘されております。  次に、(二)、一時保護所の部でございますが、一時保護所が児相内の各課と連携しながら、子供支援していることや、一時保護所の開放的なつくり、また、子供の権利ノートの作成や感染症対策を盛り込みましたマニュアルの見直しといった質の向上に対する取り組みについて高評価を得ております。こちらの資料につきましては、恐れ入ります、また参考資料の三ページ以降に添付させていただいておりますので、後ほど御参照いただければと思います。  一方、今後に期待する点でございますけれども、一時保護所職員に対する研修体制の構築や継続した運営マニュアルの見直しなどが指摘されているところでございます。  今後、三月中に全ての評価結果がまとまる予定でございます。  三、評価結果に対する対応といたしましては、この評価結果につきまして、全ての児童相談所で共有し、指摘を受けた課題について業務の見直しや改善を行ってまいります。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 38 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。仁戸田委員。 39 ◯仁戸田元氣委員 児相の第三者評価について画期的な取組ですばらしいと思いますが、評価自体はどういうメンバーでされたのか、もし分かれば教えていただけますか。 40 ◯椛島徳博委員長 山田児童家庭課長。 41 ◯山田児童家庭課長 評価につきましては、資料に記載しておりますとおり、一般社団法人の日本児童相談業務評価機関、また特定非営利活動法人あいおらいとというところにお願いしております。こちらのメンバーにつきましては、児相のOBの方ですとか、また学識経験者の方、弁護士の方がメンバーになっていらっしゃって、そちらの方から専門的な知見をいただいているところでございます。 42 ◯仁戸田元氣委員 ありがとうございます。以上です。 43 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございました。  ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 44 ◯椛島徳博委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 45 ◯椛島徳博委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」、お諮りいたします。  このことにつきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 46 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございます。御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  なお、慣例によりまして、二月定例会において、本委員会の委員長報告を行う予定となっております。この委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 47 ◯椛島徳博委員長 ありがとうございます。御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。中牟田伸二委員、高瀬菜穂子委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして、子育て支援・人財育成調査特別委員会を閉会いたします。  どうもありがとうございました。    午 前 十 一 時 三 十 三 分 閉 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