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  1. 福岡県議会 2023-01-10
    令和5年 県土整備委員会 本文 開催日: 2023-01-10


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和五年一月十日(火曜日)    午 後 三 時 一 分 開 会 ◯江頭祥一委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまより県土整備委員会を開会いたします。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  それでは、これより本日の議事を行います。  最初に、「令和五年度政府予算案概要について」を議題といたします。執行部説明を求めます。池田県土整備総務課長。 2 ◯池田県土整備総務課長 それでは、昨年の十二月二十三日に閣議決定された令和五年度政府予算案のうち、県土整備部関連分概要について御説明いたします。恐れ入りますが、県土整備委員会資料の一ページをお願いいたします。  まず、一の国土交通省所管分でございます。国は、予算編成の基本的な考え方として、将来にわたり真の豊かさを実感できる社会の構築に向けて、公共事業予算の安定的・持続的な確保を図りつつ、国民の安全・安心確保社会経済活動の確実な回復と経済好循環の加速・拡大、豊かで活力ある地域創りと分散型の国づくりを三本柱として、令和四年度補正予算と合わせて切れ目なく取組を進め、施策効果早期発現を図ることとしております。  表の左側を御覧ください。全国枠になりますが、今回閣議決定された令和五年度予算令和四年度予算を比較した表となっております。令和五年度当初予算については太枠で囲んでおります。表の一行目国土交通省公共事業関係費でございます。総額五兆二千五百二億円で、対前年比一・〇〇倍となっております。表の二行目以下でございますが、国の直轄事業地方補助事業などが含まれます治水道路整備、港湾につきましては、それぞれ対前年比一・〇〇倍となっております。また、地方交付金事業となる社会資本総合整備につきましては、対前年比で〇・九九倍となっております。  また、参考として、表の右側に国の補正予算比較表を示しております。今回の補正は、全国枠で一兆六千百三十二億円となっておりますが、昨年度の補正に対して一・〇三倍となっております。  次に、ダム事業でございます。これは、上の表の治水内数となりますが、個別ダムごとに公表されており、水資源機構により進められております筑後川水系ダム群連携事業につきましては、事業費ベースで七・六億円の一・六九倍となっております。また、令和五年度から始まる寺内ダム再生事業につきましては、二・六億円となっております。  次に、二の厚生労働省所管分ですが、こちらも全国枠になりますが、市町村等実施する水道の整備耐震化広域化のための令和五年度の予算は三百七十二億円であり、対前年比〇・九六倍となっております。  県土整備部といたしましては、国の予算を最大限活用しながら、防災・減災対策をさらに加速させるとともに、インフラ老朽化対策基幹的交通インフラ整備推進を図ることにより、安全・安心で災害に強い福岡県の実現に向けて引き続き努力してまいります。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 3 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 4 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件質疑を終わります。  次に、「公共事業評価対象事業対応方針決定について」を議題といたします。執行部説明を求めます。植木企画課長。 5 ◯植木企画課長 公共事業評価対象事業対応方針決定について、委員会資料に基づき御報告させていただきます。お手元委員会資料二ページをお願いいたします。
     まず、一の公共事業評価制度について御説明いたします。(一)の目的ですが、本制度は、公共事業効率性及びその実施過程透明性の一層の向上を図ることを目的としており、県土整備部では、建築都市部と共に平成十年度から導入をしております。  (二)の公共事業評価検討委員会でございます。再評価実施に当たりまして、学識経験者や弁護士など八名の委員で構成する諮問機関として本委員会を設置しており、審議を行っていただいております。  (三)の対象事業ですが、(イ)の事業採択後十年間もしくは五年間が経過している事業や、(エ)の再評価実施後五年間が経過している事業など、ここに記載しております(ア)から(オ)に示している基準に該当するものでございます。  続きまして、二の令和四年度公共事業評価対象事業及びその対応方針についてでございます。恐れ入りますが、先に三ページをお願いいたします。今年度の再評価対象事業とその事業概要一覧表で示しております。左端の区分に示しておりますが、道路事業が三か所、河川事業が七か所、海岸事業が一か所の計十一か所となっております。次の四ページに箇所図を添付しておりますので、併せて御参照いただければと思います。これら十一か所の事業につきまして、事業進捗状況社会経済情勢の変化などの視点で総合的に検討し、県として継続実施とする対応方針案を作成いたしまして、公共事業評価検討委員会において御審議をいただきました。  恐れ入ります、二ページにお戻りください。審議の結果、(二)の対応方針に記載しておりますとおり、いずれの事業についても、県の対応方針案は妥当であるとの御意見をいただきましたことを踏まえ、これらの事業を全て継続実施決定したところでございます。  県土整備部としましては、今回の審議結果を受けまして、各事業実施に当たり、今後とも計画的かつ効率的な執行に努めてまいります。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 6 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 7 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。原竹委員。 8 ◯原竹岩委員 委員長どうもありがとうございます。今回、高尾川に関する事業損失補償について確認質問をさせていただきたいと思います。平成二十六年八月の豪雨によって、高尾川流域において床上浸水被害が多く発生し、筑紫野市街地に甚大な被害発生をしました。これによりまして、県では、平成二十七年度から地下河川整備を進められ、令和三年度に工事が完了しております。工事完成後、幾度かの豪雨を迎えましたが、地下河川効果が発揮をされ、浸水被害は現在まで発生をしておりません。地元からは、感謝の声が多く自分たちには届いております。  しかしながら、その一方では、工事影響による建物等被害、いわゆる事業損失発生をいたしており、という声も自分たちにしっかり届いております。工事を行った地下河川の延長が約一キロメートルと長く、損失対象物件も多いと思いますが、交渉は、工事を担当した那珂県土整備事務所対応されているものと認識をいたしております。この中で、特に不満を持たれている方がおられると地元から伺っております。このことについて質問をさせていただきたいと思っております。  まず初めでございますが、高尾川の地下河川工事を所管する河川整備課は、このことを把握しておられますか。 9 ◯江頭祥一委員長 北野河川整備課長。 10 ◯北野河川整備課長 その件につきましては、工事影響のおそれがある対象者約二百三十名を抽出しておりまして、事前調査を行っております。その中の約六十名の方から事後調査申出をまず受け付けております。その中で、おっしゃられます特に不満を持たれている方につきまして、大きく二つの理由があるものと把握をしております。 11 ◯原竹岩委員 六十名の事後調査申出の方のほとんどの方にはしっかりと対応をいただいておるということがはっきり分かりました。それでは、その二つについて御説明をお願い申し上げたいと思います。 12 ◯北野河川整備課長 まず、一つ目といたしましては、既に補償契約を交わしております。その後、補償金支払いまで終えているものの、その後、納得いかないと再度申入れがあったものです。  また、もう一つ目ですけれども、現在、事後調査が終わっておりまして、補償内容について県土整備事務所にて検討中ではございますが、その補償内容について不安を持たれているものでございます。 13 ◯原竹岩委員 一つは、補償契約後に納得がいかないという御報告でございますが、それでは、どのような点で不満を具体的に持っておられるのかお伺いします。 14 ◯北野河川整備課長 まず、県から補償内容について具体的に説明を行いまして、内容について納得をした上で契約を行っているものと聞いております。しかしながら、契約後に、当時の補償内容について十分でないということで不満を持っておられると聞いております。 15 ◯原竹岩委員 それでは、当該者の方は、この契約書署名捺印はしておられますか。 16 ◯北野河川整備課長 契約時には、契約書への署名捺印は頂いている確認事務所に行っております。 17 ◯原竹岩委員 なかなか難しい問題ですね。この事業は、私も地元の議員として、当時の県会議員と共に大きな責任を感じております。それで、補償契約書署名捺印まで行っておられ、支払いも済んでいるということを今日ちょっと確認させていただきました。また、もう一つは、補償内容検討中とのことでございます。事業損失にはいろんな不満を持たれておられる方もいらっしゃると思いますが、いずれにしましても、丁寧な対応が必要だと思います。今後とも、誠意ある対応をしっかりとやっていただきますよう強く要望しまして、今日は時間もございませんので、質問を一旦終わります。以上です。 18 ◯江頭祥一委員長 ほかに、原口委員。 19 ◯原口剣生委員 関連でさせていただきたいと思います。この案件については、当時、高尾鷺田川、大氾濫が起きました。この問題については、川の下に川を造るというような形の中の発想の中でこれはやられたと思います。その中で、あそこの問題点は、大賀酒造さんがあそこの地下水を迷惑がかからないようにしたらどうだろうかとか、いろんな案件の中において、これは今まで計画をした中においてあの工事ができて、この間、竣工した。  その中で、今、北野課長が言われるような形の中で、私たちは、この補償の問題、これについては十二分に県土整備部、特に那珂県土整備事務所の担当の方もそれに十分に気を払った中においてやられてきたと思います。そして、その中で、いつもここの中で問題が起きないようにコンサルさんを中に入れた中において物事を進めていく。そして、こうこうこういう箇所がこういうふうになってきたから、これについてはこういったところの補償をこれだけありますというようなことでそれを整理されていくと思うんですね。  でも、その中でそのお二方、一人の方は今検討中というようなことでありますから、この方についてはコンサルさんを中に入れた中において明確に今からやっていかれるだろうと思います。もう一方におかれては、署名捺印までして、やっておみえになっているとするならば、これについては、どういったところがどういうふうにいかんのか、そういった調査は必要だと思います。でもここの中で、これを蒸し返してやっていっても、私は問題が解決するとは思いません。  そこで、私が思うのは、今後の対応として、これについてはやはりこの県土整備部の一番の長は部長でありますから、部長のほうから今後どういうふうな在り方で物事を進めていくか、どういうふうにやっていくかということをまずここでお聞かせをしていただく中において、今後の対応対策を進めていかれたらどうかというふうに思いますので質問をさせていただきます。以上です。 20 ◯江頭祥一委員長 西川県土整備部長。 21 ◯西川県土整備部長 今御指摘いただきました件につきましては、公共事業で御協力いただいた方に事業損失が出たケースにつきましては、今御指摘いただきましたように、しっかりとした資料を客観的に整えて、それで御説明をしながら公明正大に手続を取らさせていただいているところでございます。いずれにしましても、今回の事案、御指摘をいただいておりますけれども、その点につきましてもしっかりと、公共事業に御協力いただいた方でございますので、事業損失内容につきましてしっかりと精査をして、今後とも事業主体の県として責任持って真摯に対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。 22 ◯原口剣生委員 はい、ありがとうございます。 23 ◯江頭祥一委員長 よろしいでしょうか。 24 ◯原口剣生委員 よろしいです。 25 ◯江頭祥一委員長 ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 26 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 27 ◯江頭祥一委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。原口剣生委員原竹岩委員、以上二名の委員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして県土整備委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。    午 後 三 時 十 八 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...