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  1. 福岡県議会 2022-12-14
    令和4年 農林水産委員会 本文 開催日: 2022-12-14


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和四年十二月十四日(水曜日)    午 前 十 時  十 九 分 開 会 ◯吉武邦彦委員長 おはようございます。それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  当委員会において審査を要します案件は、お手元に配付いたしております付託議案一覧表及び付託請願一覧表のとおり、議案四件、請願一件であります。御確認願います。  これらの審査をお手元配付審査日程案のとおり取り進めたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯吉武邦彦委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  なお、執行部より提出されました議案及び所管事務調査等に関する資料をお手元に配付いたしております。御確認願います。  それでは、まず請願の審査を行います。  当委員会に付託されております請願は、お手元配付の一覧表のとおり、継続審査中のもの一件であります。  それでは、継続審査中の請願番号第三号の一「飯塚市馬敷「金比羅山」の林地開発に関し、福岡県が「森林法」に基づき監督処分(中止を命じ、又は期間を定めて復旧に必要な行為を命ずる)を求める請願」を議題といたします。  この際、何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 3 ◯吉武邦彦委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  それでは、本請願につきましてはどのような取扱いにいたしましょうか。      〔「継続」と呼ぶ者がある〕 4 ◯吉武邦彦委員長 ただいま浦委員から継続審査という意見がありましたが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 5 ◯吉武邦彦委員長 御異議がありませんので、継続審査と決定いたします。  以上で、請願の審査を終わります。
     次に、議案の審査を行います。  まず、第一六号議案「令和四年度福岡県一般会計補正予算(第号)」所管分を議題といたします。執行部の説明を求めます。重吉農林水産部長。 6 ◯重吉農林水産部長 第一六号議案、令和四年度福岡県一般会計補正予算のうち、農林水産部所管分について説明いたします。この補正予算は、原油価格高騰の影響を受けている農業者の支援及び給与改定に要する経費を追加するものでございます。総額で二千五円余の増額をお願いしております。なお、給与改定分につきましては、総務企画地域振興委員会に付託されておりますので、これを除いて説明させていただきます。お手元の令和四年度補正予算に関する説明書の六十ページをお願いいたします。  六款農林水産業費項農業費でございますが、二目園芸振興費五千万円余の増額をお願いしております。これは、燃料低減や省力化につながるスマート農業機械の導入に対して助成を行うものでございます。  その下、三目水田農業振興費で一億八七百円余の増額をお願いしております。右側説明欄の一行目は、園芸と同様、スマート農業機械の導入に対して助成を行うものでございます。行目は、共同乾燥調整施設の燃料代を支援するものでございます。  続きまして、繰越明許費について説明いたします。資料が変わりまして、薄いほうの冊子になりますが、福岡県議会定例会議案その一の十ページをお願いいたします。追加に係る分でございますが、農林水産部所管分は、六款農林水産業費、四項農地費から次の項林業費までの三件、総額三億九八百円余をお願いしております。  その下、十一ページ、変更に係る分としては、六款農林水産業費項林業費の一件、変更後の繰越明許費は一億八七百円余をお願いしております。追加、変更とも地元協議に不測の日数を要したことから、翌年度に繰越しをお願いするものでございます。  農林水産部所管分は以上のとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 7 ◯吉武邦彦委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 8 ◯吉武邦彦委員長 特にないようですので、以上で、第一六号議案所管分の質疑を終わります。  次に、第一七六号議案「工事請負契約の締結についての議決内容の一部変更について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。重吉農林水産部長。 9 ◯重吉農林水産部長 第一七六号議案、工事請負契約の締結についての議決内容の一部変更につきまして説明いたします。福岡県議会定例会議案そのの百七十六ページをお開き願います。  本件は、県営排水対策特別事業で実施する浮島地区排水機製作据付工事について、工事請負契約を変更するに当たり、議会の議決に付すべき契約条例の規定により、県議会の議決を求めるものであります。  今回の契約変更につきましては、排水機製作据付工事において、工事設計の変更、並びに賃金及び物価の変動により、請負契約額を変更する必要が生じたもので、契約額を億三四百十一万五百円から億四百九十円に変更するものでございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 10 ◯吉武邦彦委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯吉武邦彦委員長 特にないようですので、以上で、第一七六号議案の質疑を終わります。  次に、第一七七号議案「工事請負契約の締結について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。重吉農林水産部長。 12 ◯重吉農林水産部長 第一七七号議案、工事請負契約の締結につきまして説明いたします。福岡県議会定例会議案そのの百七十七ページをお開き願います。  本件は、農業水利施設保全対策事業で実施する六合南部地区排水機補修工事について、工事請負契約を締結するに当たり、議会の議決に付すべき契約条例の規定により、県議会の議決を求めるものでございます。  今回の工事請負契約は、一般競争入札により工事請負人を定めており、地方自治法施行令の規定に基づく総合評価方式により、評価値の最も高い者を落札者に決定したところでございます。  契約内容につきましては、工事場所は柳川市大和町六合地内、工事概要排水ポンプ補修三台、原動機及び電気設備更新一式、工期は契約の効力発生の日から令和八年三月十六日まで、契約額は六億四六百八十円、工事請負人蔵田工業株式会社でございます。  なお、入札結果につきましては、百七十八ページに記載のとおりでございます。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 13 ◯吉武邦彦委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 14 ◯吉武邦彦委員長 特にないようですので、以上で、第一七七号議案の質疑を終わります。  次に、第一九一号議案「令和四年度福岡県一般会計補正予算(第六号)」所管分を議題といたします。執行部の説明を求めます。重吉農林水産部長。 15 ◯重吉農林水産部長 第一九一号議案、令和四年度福岡県一般会計補正予算のうち、農林水産部所管分について説明いたします。  この補正予算は、国の経済対策を最大限活用し、農林水産業競争力強化や防災、減災に必要な経費を追加するものでございます。総額で百四億八七百円余の増額をお願いしております。お手元の令和四年度補正予算に関する説明書、議案その三、追加提案分十三ページをお願いいたします。  六款農林水産業費、一項農林水産業企画費でございますが、二目農山漁村振興費億九千五円余の増額をお願いしております。これは、市町村が実施する地籍調査に対して助成を行うものでございます。  その下、三目安全対策費で四千五円の増額をお願いしております。これは、有機農業の拡大に向けた技術実証などに対して助成を行うものでございます。  次に、五目農林業総合試験場費で三億九七百円余の増額をお願いしております。これは、農林業総合試験場八女分場の機能強化を図るため、施設整備を行うものでございます。  項農業費でございますが、二目園芸振興費十一億三八百円余の増額をお願いしております。これは、台風に耐える強度を有するハウス整備などに対して助成を行うものでございます。  次の十四ページをお願いいたします。三目水田農業振興費で七億円余の増額をお願いしております。これは、水田農業の機械の導入や卸売市場施設整備のほか、麦、大豆の生産拡大に必要な土壌診断などに対して助成を行うものでございます。  その下、三項畜産業費でございますが、二目畜産振興費で一千万円余の増額をお願いしております。これは、中央家畜保健衛生所機能強化を図るための機器整備を行うものでございます。  ページにまいりまして、四項農地費でございますが、二目農村整備費で四十億七九百円余の増額をお願いしております。右側説明欄の一行目と行目は直轄事業負担金でございます。三行目以降は、農業農村整備関係補助公共事業でございます。  項林業費でございますが、二目林業振興費五千八百円余の増額をお願いしております。これは、キノコ生産における省エネ設備の導入などに対して助成を行うものでございます。  次に、三目森林整備費で十億九六百円余の増額をお願いしております。右側説明欄の一行目と三行目は、森林整備関係補助公共事業でございます。行目は、木材産業競争力強化に必要な高性能林業機械の整備などに対して助成を行うものでございます。  次の十六ページをお願いいたします。四目治山費で六億六百円余の増額をお願いしております。これは、治山関係補助公共事業でございます。  六項水産業費でございますが、二目水産業振興費で一億四四百円余の増額をお願いしております。これは、漁場関係補助公共事業でございます。  次に、八目漁港建設費で四億一千五円余の増額をお願いしております。これは、漁港関係補助公共事業でございます。  続きまして、債務負担行為について御説明申し上げます。ページが飛びまして八十ページをお願いいたします。  追加に係る分として、治山事業費漁港修築事業費で総額億八三百円余の限度額をお願いしております。これは、国の経済対策に伴い、来年度事業の前倒しを図るため、債務負担行為を設定するものでございます。  続きまして、繰越明許費について御説明申し上げます。資料が変わりまして、薄いほうの冊子になりますが、福岡県議会定例会議案その三の十ページをお願いいたします。  追加に係る分でございますが、農林水産部所管分は、上から五行目、六款農林水産業費、一項農林水産業企画費から、その下十一ページ、六項水産業費までの十八件、総額七十三億七千万円余をお願いしております。  次の十ページにまいりまして、変更に係る分としては、六款農林水産業費、四項農地費から、十三ページの項林業費までの三件、変更後の繰越明許費は総額十七億八七百円余をお願いしております。  追加、変更ともに、今回の補正予算に伴い、年度内の実施が困難なものにつきまして、翌年度に繰越しをお願いするものでございます。  農林水産部所管は以上のとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 16 ◯吉武邦彦委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 17 ◯吉武邦彦委員長 特にないようですので、以上で、第一九一号議案所管分の質疑を終わります。  以上で、本委員会に付託されました全議案の質疑を終了いたします。  それでは、知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 18 ◯吉武邦彦委員長 それでは、準備のためしばらく休憩いたします。そのままでお待ちください。      〔暫時休憩〕 19 ◯吉武邦彦委員長 再開いたします。  それでは、これより議案の採決を行います。  まず、採決の方法についてお諮りいたします。  採決は一括して行いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 20 ◯吉武邦彦委員長 御異議がありませんので、そのように執り行います。  それでは、第一六号議案所管分、第一七六号議案、第一七七号議案及び第一九一号議案所管分の以上四件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。      〔賛成者起立〕 21 ◯吉武邦彦委員長 起立多数であります。よって、第一六号議案所管分外三件はいずれも原案のとおり可決されました。  これで、議案の採決を終わります。  以上で、本委員会に付託されました議案の審査は全て終了いたしました。  なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 22 ◯吉武邦彦委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。  次に、所管事務調査を行います。  まず、「農業者の経営力強化の取組について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。古屋経営技術支援課長。 23 ◯古屋経営技術支援課長 それでは、農業者の経営力強化の取組につきまして御説明いたします。お手元の資料、所管事務調査の一ページをお願いいたします。  初めに、概要でございます。県では、経営発展を目指す農業経営者に対し、経営管理雇用管理販売戦略などを学ぶ講座を実施し、ビジネスプランの作成を支援しております。今後は、デジタル化の進展や頻発する災害といった情勢の変化、新たな課題に対応できる稼げる農業経営者を育成することが重要と考えております。  次に、これまでの取組でございます。平成十九年度から若手の経営者の方を対象に、専門家を講師に招きまして、財務会計人材管理など経営を体系的に学んでいただく全七回のビジネスプラン作成講座を実施しており、年間で九十六経営体が受講されました。県では普及指導センターが、受講期間中、毎回講座の内容を振り返り、理解を深める手助けをするとともに、受講後は、受講生が自ら掲げた経営目標の達成に向け、労働分析経営シミュレーションの作成といったきめ細かな支援をマンツーマンで行っております。この結果、新たな品目や加工部門の導入、販路の拡大などに取り組まれ、売上げ増などの成果が現れております。  この取組の成果事例件御紹介いたします。資料左側の受講生は経営面積の拡大と売上げの増加、右側の受講生は耕畜連携や六次化など農産物等の加工品の高付加価値化により売上げの増加を実現されています。  令和四年度からは、新たに農業大学校でのリカレント講座を実施しております。農業DXリスクマネジメントといった、現在経営者が直面する課題をテーマに、少人数で短期集中の十種類の講座を開設し、百四十三経営体が受講されています。受講生からは、農業DXやデータの利活用方法が学べて参考となった、事業継続計画策定方法を学び、災害へ備える計画の重要性を認識できたといった声をいただいております。  最後に、今後の予定でございます。これまでの受講生を対象に、経営者としての意識向上と受講者相互の交流、研さんを目的としまして、全国で活躍する企業経営者をゲストに招いた研修会を開催し、農業者のさらなる経営力の強化を図ってまいります。  説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 24 ◯吉武邦彦委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 25 ◯吉武邦彦委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「筑後家畜保健衛生所の移転と動物保健衛生所の設置について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。野田畜産課長。 26 ◯野田畜産課長 それでは、筑後家畜保健衛生所の移転と動物保健衛生所の設置につきまして御説明いたします。  動物保健衛生所につきましては、本年度、基本構想を策定しているところでございますので、その中間取りまとめを御報告いたします。お手元の資料、所管事務調査ページをお願いいたします。  まず、概要でございます。現在の筑後家畜保健衛生所をみやま市の保健医療経営大学の跡地に移転して整備いたします。新しい施設は、家畜に加え、新たに犬猫などの愛玩動物や動物園などで飼育されている展示動物及びイノシシ、鹿などの野生動物保健衛生業務を付加いたしまして、全国で初めてとなる動物保健衛生所として整備いたします。この動物保健衛生所は、人獣共通感染症薬剤耐性菌等ワンヘルスの課題に対応するための実践拠点であるワンヘルスセンターの一部として、人の健康や環境保全に関する調査・研究を行う保健環境研究所と同じ敷地に整備することとなります。  次に、施設の名称でございます。動物の保健衛生を一元的に取り扱う施設でございますので、動物保健衛生所という名称がふさわしいのですが、家畜の保健衛生を担う施設は、家畜保健衛生所法で家畜保健衛生所という名称を用いなければならないと定められておりますので、名称といたしましては、福岡県動物保健衛生所(福岡県筑後家畜保健衛生所)、これは案でございますが、こういう名称にしたいと考えております。  次に、業務内容でございます。筑後地域の家畜保健衛生業務は従来どおり継続いたします。新たな業務として、愛玩・展示、それから野生動物を対象に、家畜伝染病や人獣共通感染症、薬剤耐性菌の定期的な検査による調査・研究を行います。また、動物の重症熱性血小板減少症などの発生状況や不明疾病、流行疾病に関する情報を収集する目的で、診療獣医師からの保健衛生相談に対応します。調査で得られました情報は、庁内の関係部署や関係機関と連携いたしまして、県民や獣医師、畜産農場などの事業者に広く発信し、ワンヘルスに関する県民への教育及び普及啓発を行うなど、人や動物の健康に役立ててまいります。  資料の三ページをお願いいたします。次に、施設でございます。動物保健衛生所では、家畜と野生動物等を取り扱いますので、交差汚染により野生動物の病原体が畜産農場へ伝染することがないように対策が必要となります。そこで、家畜と野生動物を運搬する車両それぞれに専用の通路と車両消毒装置を設置いたします。解剖室、検査室は、家畜専用と愛玩・展示、野生動物専用でそれぞれ別に設けます。また、職員の執務室等は共有といたしますが、衛生対策を徹底することで執務室への病原体の持ち込みを防いでまいります。加えて、家畜保健衛生所法施行令で設置が義務づけられております焼却炉を一か所設置することといたします。なお、保健医療経営大学の既存施設の一部を改修いたしまして、会議室、研修室、防疫資材備蓄倉庫として活用いたします。  次に、配置図でございます。この配置図は、ワンヘルスセンター全体のものでありまして、右側が北を示しております。中央の紫色で示しているのは、大学の既存施設を活用した保健環境研究所の管理棟でございます。ピンク色で示しているのは、新築される保健環境研究所の研究棟でございます。動物保健衛生所は、オレンジ色で示しており、既存施設の西側に新築いたします。また、既存施設の一部、オレンジ色で示しました部分が動物保健衛生所の会議室、研修室と防疫資材備蓄倉庫として活用する部分でございます。  次に、現在の状況でございます。策定中の基本構想につきましては、今年度末に最終取りまとめを御報告する予定でございます。また、昨年度から継続いたしまして、家畜保健衛生所の職員を獣医系大学や国立感染症研究所などに派遣し、高度な研修を行っており、愛玩・展示、野生動物保健衛生業務に対応できる獣医師職員を育成中でございます。  説明は以上でございます。御審議をよろしくお願いいたします。 27 ◯吉武邦彦委員長 説明は終わりました。
     これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 28 ◯吉武邦彦委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  これで、所管事務調査を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。古川委員。 29 ◯古川 忠委員 質問ではないんですけれども、一つ、めったにない委員会だから提言をしておきたいと思います。  ワンヘルスもあって、そして先ほども補正予算の説明がありましたが、有機農業、園芸では自分たちで考えて有機をやってるところもあるんですが、水田農業は難しいなと思っておりました。ところが、早速お願いして資料もいただきましたけれども、千葉のほうで水田農業を地域でやっているのをテレビで見まして、福岡県もぜひそういう取組をやってもらいたいと。これは、個人ではなかなかできないので、行政も絡んで、それから農協も絡んで面でやらないと、水田の場合は完全有機というのはなかなか難しいので、そういうことをぜひやっていただきたいと思ってお尋ねしました。資料は前もっていただいたんだけど、簡単にどういうことをやっているかちょっと説明してくれませんか。 30 ◯吉武邦彦委員長 前田食の安全・地産地消課長。 31 ◯前田食の安全・地産地消課長 先日古川委員から資料を求められました件ですが、千葉県のいすみ市、ここは有機農業の産地づくりをしようということで、人口が三人ぐらいの農業中心の地域です。ここは、市の取組として、米の有機農業に取り組もうということで、給食に全量で四十トン、栽培面積十ヘクタール程度ということで産地の形成をして、売り先の確保を含めて給食での取扱いということで取組を進めておられます。地域での理解も必要ですし、技術的な面の取組も必要ということで、県としては改良普及センターが技術的な指導と、市のほうがそのほかの外部講師の招致、あとJAのほうが資材の調達ということで取組農家を支えて取り組んでいるということです。販売先については、当面、学校給食へ供給するということで、農家のほうも安心して作れるということで、その取組の中で少しずつ面積を拡大していって、ブランド的な米として販売していきましょうと、現在いすみ市のほうでそういう取組が進んでおるということです。 32 ◯古川 忠委員 ありがとうございます。資料をいただいたので、それを見ながら申し上げたいんですが、福岡で米農家で有機に取り組んでいるところはありますか。 33 ◯前田食の安全・地産地消課長 農林水産省のホームページで有機JASの事業者一覧というのがありまして、こちらのほうを参考に、ちょっと聞き取りも含めてさせていただいておりますが、福岡県内、米主体でやっているところは八戸、面積で四十ヘクタール程度というふうに確認しております。 34 ◯古川 忠委員 ここ、私も調べてみたけど、最初はやっぱり随分苦労しているんですよね。雑草取るまでに随分苦労している。そして、やっぱり水田の特性があって、周りもやっぱりある程度有機でないと、そこだけ有機はできないという米作りの独特のあれがあるので。しかしながら、福岡県がワンヘルスを標榜して、ワンヘルス先進県になろうと言っている以上は、僕は、福岡県内でどこかの市でもいいですから、やっぱりそういうモデルをつくってみてはどうかと。それは農家だけには任せておれないと思うんですよ。この例もやっぱり行政とJAが絡んで、しかも取りあえずは学校給食というところに生産品を卸していくと。聞いたら、最近は一般の家庭でもこの米を欲しいと言って随分買っている人が増えているという話なんですよ。ですから、やればできると私は思うんですね。特に福岡県の場合は、まさにワンヘルスの先進県という以上は、この時期に僕が言いたいのは、来年の予算もあるでしょうし、そんなに予算はかからない話だから、ぜひ農林水産部で知恵を絞って、どこかモデルをやっぱりきちっとつくってみてはどうかというふうに思うので、これをぜひ提言したいと思います。委員会、なかなかそう簡単に、もうあと何回しかないので、ここでちょっと言わせていただきたいと思います。以上で終わります。お願いしておきます。 35 ◯吉武邦彦委員長 要望ということでよろしいですね。ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 36 ◯吉武邦彦委員長 ないようですので、次に進みます。  「閉会中の調査事項について」お諮りをいたします。  お手元配付の案のとおり、八項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 37 ◯吉武邦彦委員長 御異議ありませんので、そのように決定し、所定の手続を取ることといたします。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 38 ◯吉武邦彦委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。  浦伊三夫委員、壹岐和郎委員、お人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事は全て終了いたしました。  最後に、終始熱心に審査いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝を申し上げ、農林水産委員会を閉会いたします。ありがとうございました。    午 前 十 一 時 三 十 四 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...