福岡県議会 2022-12-14
令和4年 厚生労働環境委員会 本文 開催日: 2022-12-14
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◯仁戸田元
氣委員長 松永高齢者地域包括ケア推進課長。
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◯松永高齢者地域包括ケア推進課長 国、国際的な研究でそのような報告があるというのは存じております。また、国が定めました
認知症施策推進総合戦略の中でも、認知症の
危険因子の中の一つに難聴が認知症の
危険因子ということになっているのは承知しております。
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◯高瀬菜穂子委員 このことは、学会等では、もう明らかだというふうに思うんですよね。しかしながら、その次の段にありますように、日本の場合は他国と比べて、欧米諸国と比べて、難聴を自覚する方の率というのはそう変わらないけれども、補聴器を持っている方の率というのは非常に低いと。欧州などでは、きちんと保険適用されているというような国もあって、日本の補聴器の高さに驚かれるというような話も私も直接お聞きしたんですけれども、そういう中にあって、今、研究結果を注視すると言われましたけれども、今、六級以上で補助の対象になっている方以外の方の中に、社会生活に困難を来していると、欲しいけれども持っていないという方が多数おられるということについては、どのように認識されておりますか。
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◯松永高齢者地域包括ケア推進課長 制度の対象とならない方が多数いらっしゃるということについては存じております。そういうことで、こちらといたしましては、兵庫県それから国の研究機関で、補聴器をつけた場合の
認知機能の変化と、それから社会参加の状態がどう変わるかについて調査が行われておりますので、それをまずは注視していきたいと、こういうふうに考えております。
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◯高瀬菜穂子委員 同様のお答えですけれども、たくさんおられるということは、もちろん承知していらっしゃるということですね。だからこそ、必要なのに買えないという方がたくさんおられるから、しかも高価だから、これは市町村でも予算をつけるのは非常に大変だというふうに思うんです。ところが、もう既に少なくとも百十五の市区町村で
補助制度ができていて、これは予算が多少潤沢にあるんでしょうけれども、東京都の港区、十三万七千円まで補助するというようなところだとか、それから年齢も、全年齢を対象にしているところ、田川市もそうですけれども、そういったところが出てきて、予算的にはかかるけれども、必要だと見て、この
補助制度に踏み出した自治体が全国で多数になってきております。それでも全部の自治体かといえば、まだ一部なわけです。
だから、こういう状況を見たときに、やはり国が動いてもらいたいと、国に
予算措置をしてもらいたいという声が上がるのは当然でありまして、県内でも、それから全国でも、国に
予算措置を求める請願等が今ずっと上げられてきております。その状況も見て、今、注視すると言われましたけれども、その結果を待たずとも、この必要性というのは、私はかなりはっきりしているんじゃないかというふうに思いますので、国に対する
予算措置、制度の創設などを県としてもぜひ求めていただきたいというふうに思います。議会としても、そういった方向で声を上げていただきたいというのが紹介議員としての私の意見です。
以上です。
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◯仁戸田元
氣委員長 よろしいですか。
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◯高瀬菜穂子委員 はい。
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◯仁戸田元
氣委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
それでは、本請願については、どのような取扱いにいたしましょうか。
〔「継続」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 継続審査という意見がありましたが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 御異議ありませんので、
継続審査といたします。
次に、
請願番号第二〇号の三の一「
私立幼稚園・
認定こども園をはじめとした
幼児教育の充実と発展のための請願」を議題といたします。
なお、本委員会に付託された箇所は、請願項目のうち、第二項のうち
福祉労働部の所管に属する部分及び第五項となります。
本件について、執行部の説明を求めます。
若藤子育て支援課長。
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◯若藤子育て支援課長 それでは、
私立幼稚園・
認定こども園をはじめとした
幼児教育の充実と発展のための請願のうち、
福祉労働部該当部分について御説明いたします。該当部分は、
請願事項五つのうち、
認定こども園に係る部分及び五でございます。
まず、請願の趣旨でございます。
請願事項二について、令和元年十月から
幼児教育、保育の無償化が開始され、
認定こども園に通う三歳から五歳までの児童については利用料が無料となりましたが、
通園送迎費、
食材料費等につきましては保護者が実費を負担しております。低
所得者世帯に対しましては一定の助成を行っておりますが、これらの費用について、全て無償化を求めるものとなっております。
次に、五につきましては、平成二十七年度に子ども・
子育て支援新制度が開始され、
私立幼稚園は、新制度に移行するか、新制度に移行すれば、新
制度幼稚園または
認定こども園のいずれに移行するかを選択できることとなったところです。新制度に移行した幼稚園につきましては、国の定める
公定価格に基づきまして、国、県、市町村が運営費を負担しております。これらの園について、教育、保育条件が従来の水準より後退しないように、助成の拡充や
公定価格の増額を求めるものになっております。
現状ですが、県では、
公定価格の拡充につきまして、国に対し要望をしているところでございます。
説明は以上でございます。
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◯仁戸田元
氣委員長 説明は以上のとおりであります。
何か質疑はありませんか。
高瀬委員。
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◯高瀬菜穂子委員 この請願は、毎年取り組まれて、県議会に出されているというふうに認識しております。本県の場合は、私立の幼稚園に
幼児教育が非常に依存しているというか、シェアが大きいと思います。そういう中での既に
公定価格の増額、助成の拡充を求めていただいているということではありますし、国のほうでも拡充をしてきたというふうに思っているんですけれども、それでも今、子供たちを二人、三人と預けるという場合には、なかなか困難が多いということも聞いております。さらなる拡充というのが必要だということについては認識をされていると思うんですけれども、その実態というのは、もう少し子育て中の方の抱えている今の負担について、県としての認識をもう少しお話しいただけますか。
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◯仁戸田元
氣委員長 若藤子育て支援課長。
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◯若藤子育て支援課長 子育て世帯の負担ということですが、
子育て世帯におかれましては、特にこういう
幼児教育だったり、保育だったりという部分について費用がかかっているという部分は、特に今ここは三歳以上の
負担軽減ということになっておりますが、まだ今から二歳までのとかいうふうな部分を軽減していくという必要もあると思いますので、そういった意味で、今後も
負担軽減をしていく必要はあるというふうに考えております。
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◯高瀬菜穂子委員 様々にお金がかかっているということでは、県のほうから引き続いて強く国に求めていただきたいというふうに思います。議会としても、声を上げていただきたいと思っております。
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◯仁戸田元
氣委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
それでは、本請願については、どのような取扱いにいたしましょうか。
〔「継続」と呼ぶ者がある〕
25
◯仁戸田元
氣委員長 ただいま、
継続審査という意見がありましたが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 御異議がありませんので、
継続審査と決定いたします。
次に、
継続審査中の
請願番号第四号の三の二「
私立幼稚園・
認定こども園をはじめとした
幼児教育の充実と発展のための請願」外十件を一括して議題といたします。
この際、何か質疑等はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
それでは、これらの請願については、どのような取扱いにいたしましょうか。
〔「継続」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 ただいま、
継続審査という意見がありましたが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯仁戸田元
氣委員長 御異議がありませんので、
継続審査と決定いたします。
以上で、請願の審査を終了いたします。
次に、
議案審査を行います。
第一六二号議案「令和四年度福岡県
一般会計補正予算(第五号)」所管分を議題といたします。
執行部の説明を求めます。
白石保健医療介護部長。
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◯白石保健医療介護部長 それでは、第一六二号議案、令和四年度福岡県
一般会計補正予算第五号のうち、
保健医療介護部所管分について御説明をいたします。
お手元の令和四年度
補正予算に関する説明書、六ページをお開き願います。上から三行目、三款保健費でございますが、七十七億七百万円余の
増額補正をお願いしております。このうち、六千四百万円余の
増額補正となる
給与改定分を除く
保健医療介護部所管分について御説明をいたします。
その内容でございますが、四十一ページをお開き願います。三項
生活衛生費の
五目結核感染症対策費で七十六億四千二百万円余の増額となっており、その内容は、右の説明欄の
感染症予防費でございます。これは
新型コロナウイルス感染症と
季節性インフルエンザの同時流行に備え、
医療提供体制を強化するため、
重症化リスクの低い方を対象とした
新型コロナ自宅療養者オンライン診療センター及び
インフルエンザオンライン診療センターを開設する経費、それから
発熱外来の
混雑状況等を患者が
スマートフォン等で確認できるシステムを構築する経費、さらに
感染拡大期の休日、夜間に新たに開設する
発熱外来、その処方箋を受け付ける薬局に対する協力金の給付に要する経費などでございます。
以上が第一六二号議案、
一般会計補正予算案のうち、
保健医療介護部所管分の説明でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
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◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
32
◯仁戸田元
氣委員長 特にないようですので、以上で、第一六二
号議案所管分の質疑を終わります。
次に、第一七二号議案「福岡県
環境影響評価条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。
小磯環境部長。
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◯小磯環境部長 それでは、第一七二号議案、福岡県
環境影響評価条例の一部を改正する条例の制定について、御説明いたします。
議案書は、議案その二、百三十九ページからではございますが、説明は、
委員会資料によりさせていただきます。
委員会資料の百三十一ページをお願いいたします。改正の理由についてでございます。
地球温暖化対策の推進に関する法律が改正されまして、一定の条件を満たす地域脱
炭素化促進施設、例えば
太陽光発電施設等がこれに当たりますが、この施設の整備につきましては、
環境影響評価法に基づく
配慮書手続を省略することとされました。この
配慮書手続と申しますのは、米印のところに記載しておりますが、
事業予定者が事業の検討段階におきまして、
環境保全のために配慮を要する事項を検討し、その結果について住民の皆さんや知事の意見を聴く手続でございます。この国の法改正を踏まえまして、
環境影響評価法と同様に、本県の
環境影響評価条例におきましても、
配慮書手続を省略する規定を設けるというものでございます。
なお、先ほど申し上げました一定の条件を満たすと申しますのは、そこの
地球温暖化対策推進法改正の主な内容という括弧囲みのところがございますが、市町村が太陽光などの施設整備を促進する区域を設け、その区域内で事業者が
施設整備計画を策定して、市町村に認定されるということでございます。
続いて、二の改正の概要でございます。市町村が設定した
促進区域内におきまして、市町村の認定を受けて実施される施設の整備につきましては、条例の配慮書の手続において検討すべき配慮事項と同様の検討がなされますことから、条例における
配慮書手続を省略するものでございます。
三の施行期日でございますが、令和五年四月一日としております。
説明は以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
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◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
高瀬委員。
35
◯高瀬菜穂子委員 条例の趣旨は分かりました。市町村が県の基準に基づき
促進区域を策定するということなんですけれども、そして施行期日は来年の四月一日ということになっていますが、
促進区域というのは、もう検討は進められているのでしょうか。
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◯仁戸田元
氣委員長 小磯環境部長。
37
◯小磯環境部長 現在の進捗状況でございますけれども、この
促進区域を定めるに当たりましては、県が基準を定めるということになっております。この
促進区域に含めない地域はどういうものか、あるいはその検討するに当たって考慮すべき例えば土地等はどういうものか、そういった基準を今、県の環境審議会にも諮問をいたしまして、その協議を続けているところでございます。それを今年度末までに基準をつくり上げまして、市町村に御説明等を申し上げるという形でございます。それを基に、市町村の皆さんが、
促進区域等を御検討するかどうかも含めて御検討を開始されるものというふうに考えております。
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◯仁戸田元
氣委員長 よろしいですか。
39
◯高瀬菜穂子委員 はい。
40
◯仁戸田元
氣委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
41
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、以上で、第一七二号議案の質疑を終わります。
次に、第一九一号議案「令和四年度福岡県
一般会計補正予算(第六号)」所管分を議題といたします。
順次、執行部の説明を求めます。
白石保健医療介護部長。
42
◯白石保健医療介護部長 それでは、第一九一号議案、令和四年度福岡県
一般会計補正予算第六号のうち、
保健医療介護部所管分について御説明いたします。
お手元の令和四年度
補正予算に関する説明書、議案その三、追加提案分の六ページをお開き願います。上から三行目、三款保健費でございますが、七十二億二千四百万円余の
増額補正をお願いしております。今回の補正は、国の
補正予算を最大限活用し、
新型コロナウイルス感染症対策や安全・安心の確保に取り組むものでございます。
その内容でございますが、四十一ページをお開き願います。二項健康対策費の四目母子保健費で六十五億八千五百万円余の
増額補正となっており、その内容は、右の説明欄の母子保健対策費でございます。これは切れ目のない
子育て支援につなげるため、妊婦、
子育て世帯に対する相談支援の充実を図るとともに、出産育児支援金等を支給する経費でございます。
次に、その下の表、三項
生活衛生費の
五目結核感染症対策費で七千六百万円の
増額補正となっており、その内容は、右の説明欄の
感染症予防費でございます。これは人の往来が増える年末年始の感染対策を徹底するため、帰省者や旅行者等を対象とした無料検査を実施するための経費でございます。
次に、その下の表、六項高齢者支援費の一目高齢総務費で三億五千六百万円余の
増額補正となっており、その内容は、右の説明欄の高齢化対策費でございます。これは福岡県社会福祉協議会が行う介護福祉士修学資金等の貸付けに対する助成でございます。次に、その下、三目高齢施設費で二億七百万円余の
増額補正となっており、その内容は、右の説明欄の老人福祉施設整備費でございます。これは大規模災害による停電時に電力を確保するため、高齢者施設の非常用自家発電設備の整備に対する助成でございます。
以上が第一九一号議案、
一般会計補正予算案のうち、
保健医療介護部所管分の説明でございます。御審議のほど、よろしくお願いします。
43
◯仁戸田元
氣委員長 西原
福祉労働部長。
44 ◯西原
福祉労働部長 引き続き、
福祉労働部所管分について御説明申し上げます。
令和四年度
補正予算に関する説明書、議案その三、追加提案分の六ページをお願いいたします。歳出の総括表、上から五段目でございます。五款生活労働費の補正額は三十四億円余の増額、そのうち他部局所管分を除いた
福祉労働部所管分としては、総額三十三億九千五百万円余の
増額補正をお願いしております。今回の補正は、国の
補正予算を最大限活用し、
新型コロナウイルス感染症対策、そして安全・安心の確保に取り組むためにお願いいたしております。
主な内容の御説明をさせていただきます。四十九ページをお願いいたします。三項一目児童家庭総務費で四億九百万円余の増額をお願いしております。その内容は、右の説明欄の一点目、保育対策等促進事業費で、これは届出保育施設における送迎用バスへの安全装置の導入や感染症対策に必要な衛生用品の購入経費に対する支援でございます。右の説明欄の二点目、児童福祉対策費、これは児童養護施設等における感染症対策に必要な衛生用品の購入経費に対する支援でございます。
五十ページをお願いいたします。四項一目障がい総務費で十億一千九百万円余の増額をお願いしております。内容は、右の説明欄の障がい者福祉対策費、これは障がい児支援施設における送迎用バスへの安全装置の導入や障がい福祉事業所内の消毒、清掃など感染症対策に必要な経費等に対する支援でございます。その下、四項四目障がい施設費で十九億三千八百万円余の増額をお願いしております。内容は、右の説明欄の障がい者福祉施設整備費でございまして、障がい者福祉施設の整備に要する経費でございます。
その下、五項一目生活保護総務費で二千八百万円余の増額をお願いしております。その主な内容でございます。右の説明欄の一点目、生活保護法施行事務費、これは保護施設等における感染症対策に必要な衛生用品の購入経費等に対する支援でございます。右の説明欄三点目、生活困窮者自立支援費ですが、これは令和五年一月から生活福祉資金特例貸付けの償還が始まる方の相談に対応するため、自立相談支援事務所の支援員を増員するための経費でございます。
引き続き、繰越明許費の補正について御説明申し上げます。
恐れ入ります、お手元の福岡県議会定例会議案その三、十ページをお開き願います。繰越明許費補正の追加についてでございます。五款生活労働費の三項児童家庭費及び五項生活保護費につきまして、繰越しの追加をお願いしております。これは先ほど説明いたしました歳出予算に関連するものでありまして、
新型コロナウイルス感染症対策に切れ目なく取り組むため、翌年度の期間にも対応する経費の繰越しをお願いするものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いします。
45
◯仁戸田元
氣委員長 小磯環境部長。
46
◯小磯環境部長 それでは、環境部所管分につきまして、引き続き、お手元の令和四年度
補正予算に関する説明書により御説明申し上げます。
六ページをお願いいたします。歳出予算総括表の上から四段目でございますが、四款環境費では、左から二番目の補正額に記載しておりますように、八千七百万円の
増額補正をお願いしております。今回の補正は、国の
補正予算を最大限活用し、防災、減災、県土強靱化に取り組むものでございます。
その内容について御説明申し上げます。四十五ページをお願いいたします。一項環境費のうち、四目自然環境費で八千七百万円の補正をお願いしております。これは老朽化した自然公園施設や自然歩道の標識等の再整備に要する経費でございます。
次に、繰越明許費について御説明いたします。
福岡県議会定例会議案その三、十ページをお願いいたします。上から一段目の四款環境費、一項環境費の自然公園費で八千七百万円の繰越明許費をお願いしております。これは先ほど説明いたしました歳出予算に関するものでございまして、国の交付決定後、速やかに事業に着手することとしておりますが、再整備に要する工期を約半年と見込んでおり、令和四年度中の事業完了が困難であるため、翌年度に繰越しをお願いするものでございます。
以上が環境部所管分の概要でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
47
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
48
◯仁戸田元
氣委員長 特にないようですので、以上で、第一九一
号議案所管分の質疑を終わります。
これで、本委員会に付託されました議案の質疑を終了いたします。
知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
49
◯仁戸田元
氣委員長 それでは、準備のため、しばらく休憩いたします。そのまま、お待ちください。
〔暫時休憩〕
50
◯仁戸田元
氣委員長 再開いたします。
それでは、これより議案の採決を行います。
まず、採決方法について、お諮りいたします。
採決は、一括して行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
51
◯仁戸田元
氣委員長 御異議がありませんので、そのように執り行います。
それでは、第一六二
号議案所管分、第一七二号議案及び第一九一
号議案所管分の以上三件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は、御起立願います。
〔賛成者起立〕
52
◯仁戸田元
氣委員長 起立多数であります。
よって、第一六二
号議案所管分外二件は、いずれも原案のとおり可決されました。
これで、議案の採決を終わります。
以上で、当委員会に付託されました議案の審査は終了いたしました。
なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
53
◯仁戸田元
氣委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
次に、
所管事務調査を行います。
「
新型コロナウイルス感染症への対応について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。成松保健医療介護総務課長。
54 ◯成松保健医療介護総務課長 それでは、
所管事務調査、
新型コロナウイルス感染症への対応について、御説明させていただきます。
保健医療介護部
委員会資料一ページをお願いいたします。資料中、前回の委員会から更新を行った部分に下線を引いております。本日は、この下線部分を中心に、主なものについて説明をさせていただきます。
一、コロナの発生状況等でございます。十二月十三日現在の陽性者数は累計約百二十三万人となっております。十二日現在の入院中の方は千七百十七名、宿泊療養者は四百四十七名となっているところでございます。
二ページをお願いいたします。十一月二十一日、国が示したオミクロン株対応の新レベル分類及び今秋以降の感染拡大で保健医療への負荷が高まった場合の対応を踏まえ、オミクロン株対応の福岡コロナ警報、福岡オミクロン警報を新設し、十二月一日に発動いたしました。
下の表、福岡オミクロン警報及びレベル分類にありますとおり、病床使用率は十二月十二日現在、四六・六%となっております。
続いて、五ページをお願いいたします。一番上、検査体制ですが、県内一日当たりのPCR等検査可能件数は、十二月十三日現在で約六万九千件となっております。
二つ目の丸、高齢者施設等の職員を対象としたPCR等検査につきましては、十月二十六日から、新たに通所系・訪問系施設の職員及び新規通所者を対象者に追加させていただいております。
次に、一番下の丸でございます。感染不安を感じる県民の方を対象としたPCR等検査ですが、無料検査の登録事業所数は、次の六ページに記載しておりますとおり、十三日現在、六百二十六か所となっております。
同じページの三つ目の丸、抗原定性検査キット配付・陽性者登録センターの設置についてでございます。検査キットの配付につきましては、十月三十一日受付分をもって配付を一時停止しておりましたが、十二月二日から受付を再開しているところでございます。これまでに約二十六万五千キットを配付し、約一万四千五百人の陽性者を登録しているところでございます。
その下の丸、
医療提供体制等についてですが、診療・検査医療機関につきましては、隣の七ページに記載しておりますとおり、十三日時点で二千三十八機関を指定しているところでございます。
一番下にあります経口治療薬の供給についてでございますが、ファイザー社のパキロビッドにつきましては、十三日時点で五百七十六の医療機関と県が選定しております三百四十九の薬局で供給されているところでございます。また、十一月二十二日に緊急承認されました塩野義製薬社のゾコーバにつきましては、承認後、本日まで、その作用が類似しているパキロビッドの処方実績のあります九十二の医療機関と六十四の薬局に限り供給しております。明日からは、ゾコーバを扱える医療機関及び薬局を県のほうで選定し、拡大する予定としております。
八ページをお願いいたします。宿泊療養施設等について、現在の各施設の状況をお示ししております。十一月三十日にリッチモンドホテル博多駅前を閉所いたしましたので、十二月十二日の現在の施設数は十一施設、確保室数は二千二百三十九室となっております。なお、今月二十一日にはリッチモンドホテル福岡天神が閉所となりますので、これによりまして、十施設、二千八室となる見込みでございます。ちなみに、十二日現在の入所人数は、表の右下隅にありますとおり、四百四十七人というふうになっております。
次に、飛びまして十一ページをお願いいたします。(四)のワクチンの接種についてでございますが、十二月十二日現在、十二歳以上のワクチン接種対象者の接種率は、一回目が八八・二%、二回目が八七・四%、二回接種を完了した十二歳以上の三回目の接種率は八一・四%、また三回接種を完了した六十歳以上の四回目の接種率は八六・九%となっております。
十二ページをお願いいたします。中ほどの丸、一回目から三回目接種における取組、武田社ワクチン、ノババックス接種会場の設置についてですが、十月以降は県庁内クリニックで接種を継続しており、これまでの接種実績は、延べ二千二百七十五人となっております。
その下、(五)高齢者を守るための取組についてですが、市町村と連携し、オミクロン株対応ワクチンなどの接種を促進するとともに、再掲になりますが、高齢者施設等の職員を対象としたPCR等検査について、通所系・訪問系施設の職員及び新規の通所者を対象と追加するなどし、その取組を充実させているところでございます。
飛びまして、十六ページをお願いいたします。(八)まん延防止に向けた取組みにつきましては、感染防止宣言ステッカーや感染防止認証制度等の取組を継続して実施しているところでございます。なお、飲食店に係る認証制度につきましては、十月六日に、感染防止対策の定着に伴う認証店舗の
負担軽減等を図るために、チェックリストの廃止や、認証基準の項目を四十項目から三十二項目に見直しているところでございます。
最後に、十八ページ、下のほうの(十)県民への情報提供についてでございます。直近では、隣の十九ページにありますとおり、ホームページで感染対策やマスク着用の呼びかけを行いますとともに、二十ページの下のほうにございますが、インフルエンザとの同時流行に備えた広報動画を作成し、現在、県内主要駅や繁華街、大型ショッピングセンター等のサイネージで放映を行い、県民の皆様へ周知、お願いに努めているところでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
55
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。松尾委員。
56 ◯松尾嘉三委員 私、テレビをずっといろいろ見よりまして、途中まで把握しとったんですけれども、海外とか国内で、オミクロン株がどんどんどんどん変異してきていると。そして今現在、新型コロナウイルスの変異株の発生状況、国内また福岡県内、どんな変異株が発生しているのか、これをちょっと教えていただきたい。そして、オミクロン株が、当初、BA・1からBA・2に移って、また今、BA・5とか、どんどんどんどん移り変わってきていると思うんですが、それぞれの株がどんな症状が出るのかということを教えていただければと思います。よろしくお願いします。
57
◯仁戸田元
氣委員長 牟田口がん感染症疾病対策課長。
58 ◯牟田口がん感染症疾病対策課長 まず、新型コロナウイルスの変異株についての発生状況でございます。国立感染症研究所や東京都のモニタリング会議によりますと、変異株は種類が多種多様にありますが、現段階では、国内において報告されている変異株といたしましては、まずBA・2・75の系統、BA・4・6の系統、それからBA・5の亜系統になるんですけれども、BF・7系統とBQ・1系統、それから組み替え体でございますXBB系統が報告されておるところでございます。これらの亜系統につきましては、これまでの株と違いまして、人の細胞に結合しやすい形でのたんぱく質の部分が変異しているということで、局所的に、感染増加の優位性が見られているというところでございます。先ほどおっしゃいました国のほうの、アドバイザリーボードでは、今申し上げた中のBQ・1系統の割合が増加しつつあるということで報告されておりまして、国立感染研の十一月二十八日に行った推計ですが、十二月十一日までの週に、今、BA・5が主流なんですが、BQ・1を除くBA・5が五四%まで下がってくるのに対し、今申したBQ・1は三六%まで上昇するという形の推計も報告されているところでございます。
なお、県内の状況につきましては、十月末からゲノム解析で亜系統の部分を公表いたしておりますけれども、これまで一千七百六十四件の解析を行ったところでございますが、うちBF・7系統が五十二件、BQ・1系統が四十三件、BA・2・75が二十二件、XBBが八件検出されているところでございます。
それから最後に、各変異株の症状についてということでございますけれども、オミクロン株のBA・1、BA・2、BA・5というところでは、感染力につきましては、それぞれ国内における感染者が増えてきている、第六波より第七波のほうが大きいということは明らかになっておりますけれども、重症化とか死亡につきましては、むしろ今、死亡率も第七波では低下しているというところが報告されているところでございます。また、先ほど申し上げた海外等で出ている新たな変異株につきましては、まだ国内での知見というのは明らかになっていないんですけれども、海外におきましては、感染力は、先ほど申したとおり、免疫を逃避する作用があるので若干増えていますが、重症化については、さほど従来と変わらないことが示唆されているという報告があるという状況でございます。
以上でございます。
59 ◯松尾嘉三委員 いろいろとネットニュースとか見よったら、中国で、かかったときのために、日本製のパブロンを常備薬として結構買いあさってあるということをお聞きしたことがあるんですけれども、私も万が一のことを考えてバファリンとかは自分のために用意しているんですけれども、そういった常備薬、解熱剤というのは、どういったものを置いておったほうがよろしいのでしょうか。分かればお願いできればと。
60 ◯牟田口がん感染症疾病対策課長 新型コロナウイルスの感染症状によりましては、大部分の方は軽症または無症状でございまして、自宅療養中の状況としては、せきだとか熱、または喉の痛みとか、そういったものを訴えるケースがございますので、一般的には、解熱鎮痛薬を皆さん御家庭でも常備していただくようにお願いしているところでございます。解熱剤については、イブプロフェンとか幾つか系統ございますけれども、それぞれの体質に応じたものを使っていただく必要がございますので、そこは薬局などで御相談の上で御購入いただければというふうに考えております。
61 ◯松尾嘉三委員 ありがとうございました。
62
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにありませんか。大橋委員。
63 ◯大橋克己委員 七ページの経口治療薬の件なんですけれども、塩野義さんのゾコーバについては、国内メーカーの開発品ということで、安定供給が将来的にできるというところで非常に期待をしていて、インフルエンザに対するタミフルとかリレンザのような形になれば非常に有用じゃないかなと思ってはいるんですが、実際に使用されている例の中で、感触的なものというのは耳に入ってくるものなんでしょうか。
64
◯仁戸田元
氣委員長 市村薬務課長。
65 ◯市村薬務課長 現在、先ほどございましたように、九十二の医療機関と六十四の薬局で県内では供給されておりまして、うち医療機関においては八施設、薬局においては十八施設で投与実績があるということでございますが、その効果についてまでは、手元で把握しておりません。
66 ◯大橋克己委員 今の医療機関については、使える医療機関というのは、開業医さんのレベルではなくて、病院のレベルということですか。
67 ◯市村薬務課長 診療・検査機関ということで登録されたところが前提になりますが、病院もございますし、クリニックもあるということでございます。
68 ◯大橋克己委員 じゃ、今後、その内容的なものが少しずつは聞こえてくる可能性はあるのでしょうか。
69 ◯市村薬務課長 明日から供給可能な病院、薬局も拡大してまいりますので、その辺の症例実績というのは増えてまいると考えられます。
70 ◯大橋克己委員 今後、注意をしていきたいと思っています。また教えていただきたいと思います。
それから、十一ページのワクチンの件なんですけれども、一回目、二回目、三回目、四回目ということが記載されているんですけれども、四回目の接種対象者が六十歳以上になっているというのはどういうことなのか。となると、パーセンテージが狂ってくると思うんですが。
71
◯仁戸田元
氣委員長 平山ワクチン接種推進室長。
72 ◯平山ワクチン接種推進室長 四回目のワクチン接種は、対象者が六十歳以上、医療従事者ということになっておりまして、医療従事者というのは母数が分かりませんので省いておりますけれども、六十歳以上の方を母数にカウントしての数字となっております。
73 ◯大橋克己委員 そうですかね、四回目。分かりました。
それとですね、今回、四回目接種も含めて、これもまたうわさの段階で広がっているのが、非常に副反応が強いということで、受けられることを回避されているケースというのをよくよく耳にするんですけれども、具体的にエビデンスというか、その報告、重篤になられたりとか、お亡くなりになったとかいうものは各県ごとで把握というのはできるものなんですか。ワクチンの副反応です。
74 ◯平山ワクチン接種推進室長 副反応につきましては、国のほうで一元的に管理をしておりますので、各県において、その詳細というものについては把握ができるような状況にはなっておりません。
75 ◯大橋克己委員 今の段階では、治療薬がしっかりしたものがないという中では、ワクチンというものが非常に大きなウエートを占めるということになると思うので、イメージ的なもので、ちまたでそういった副反応の強さといったものが流れていますので、そういったところで少し何か県としても重要性というものをアピールする機会があれば、ぜひともお願いしたいなというふうに思います。
以上です。
76
◯仁戸田元
氣委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
77
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「福岡県立精神医療センター太宰府病院令和三年度運営評価報告について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。猪股こころの健康づくり推進室長。
78 ◯猪股こころの健康づくり推進室長 それでは、福岡県立精神医療センター太宰府病院令和三年度の運営評価報告について、御説明いたします。
それでは、保健医療介護部
委員会資料の二十一ページをお願いいたします。運営報告の概要をまとめたものでございます。なお、併せて評価の報告書をお手元に配付させていただいておりますが、説明につきましては、
委員会資料の二十一ページの資料によりさせていただきます。
福岡県立精神医療センター太宰府病院は、平成十七年四月から指定管理者制度を導入いたしまして、一般財団法人医療・介護・教育研究財団を指定管理者に指定しております。
現在、平成二十七年度から令和六年度までの十年間の指定期間について、引き続き同財団を指定管理者とさせていただいております。
太宰府病院の運営につきましては、医療関係者や公認会計士など外部の有識者で構成いたしております福岡県立精神医療センター太宰府病院運営評価委員会を県が設置しておりまして、同委員会が毎年度、評価を行っているところです。このたび、同委員会から令和三年度の運営評価報告書が提出されましたので、それにつきまして御報告をするものです。
評価につきましては、大きく、病院の管理運営、医療機能、経営の健全化の三項目とし、その中で(一)から(九)までの小項目に分けて行うこととしております。
まず、病院の管理運営につきましてです。(一)病院組織の管理運営につきまして、病院の理念や基本方針、規程やマニュアルが必要に応じて見直され、周知徹底が図られている。また、検査機器などの設備を計画的に更新し、業務の効率化に取り組んでいる。
(二)患者の権利と安全確保、患者サービスにつきまして、医療安全管理室において一元的に対応する体制を取っているほか、患者等へのアンケートを行い、接遇の改善や待ち時間の短縮など環境整備に努めている。
続きまして、(三)医療の質につきまして、医師、看護師、その他医療技術者の数はおおむね充足しているが、多様な精神科医療ニーズに対応するため、さらなる人員確保の取組が望まれる。診療の質を改善するための体制の整備、定期的な症例検討会や研修の受講促進に努めている。
次に、医療機能の評価でございます。(四)急性期を中心とした良質な精神医療の提供について。措置入院や救急措置入院患者、県の精神科救急医療システムにおける重症患者等の受入れを積極的に行っており、拠点・専門病院としての役割を果たしている。
(五)身体合併症患者の受入について。結核病床として十床設置し、結核を合併した精神障がい者を受け入れるための体制が整っている。
(六)社会復帰の促進について。デイホスピタルや訪問看護の実施、保健福祉環境事務所等関係機関との情報交換や患者家族会の支援に積極的に取り組んでいる。
(七)その他公的医療の実施について。刑務所等矯正施設からの措置患者の受入れなど、地域の医療機関で処遇が困難な患者を受け入れている。
(八)研究・研修・教育活動の充実について。精神科研修医や看護師等医療従事者の実習生を積極的に受け入れているほか、看護学校等への講師派遣を行っている。
最後に、経営の健全化の強化でございます。(九)長期収支計画の目標達成について。太宰府病院は、長期収支計画におきまして、減価償却費を除く医業収支を均衡させることを目標としております。このたびの評価につきましては、令和三年度の医業収支は目標を達成しており、順調な経営状況であると評価されております。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
79
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
高瀬委員。
80
◯高瀬菜穂子委員 (三)で、人員確保の取組が望まれるとあります。医療機関全般に、看護師不足など、問題になっていると思いますけれども、特に太宰府病院については、その下にある公的医療の役割も果たしているということでは、困難な事例も受け入れているということもありますし、人員確保は非常に重要だと思います。どの程度の人員確保というか、どの程度あと人員が必要だと評価されているのか。教えていただけますか。
81
◯仁戸田元
氣委員長 猪股こころの健康づくり推進室長。
82 ◯猪股こころの健康づくり推進室長 まず、太宰府病院における医師、看護師等の職員確保につきましては、現在は充足している状態になっております。ただ、評価のほうでは、やはり精神面でいろんなニーズの方がたくさん入ってこられるので、適切に、より十分に対応ができるように、継続して人数の確保に努めていかなければならないというふうに評価されております。
なお、現状では、あとどのぐらい人数がいればよりよいかということについては、明確な数字というものはいただいておりません。ただ、現状として、人数としては充足しているという状況でございますので、これからのいろんなニーズを見ながら、必要だと思われる数を病院のほうで確保していくように努めていく必要があるというふうには思っております。
83
◯仁戸田元
氣委員長 よろしいですか。
84
◯高瀬菜穂子委員 はい。
85
◯仁戸田元
氣委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
86
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「令和三年度の高齢者虐待の状況について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。
松永高齢者地域包括ケア推進課長。
87
◯松永高齢者地域包括ケア推進課長 令和三年度の高齢者虐待の状況について、御報告させていただきます。
保健医療介護部
委員会資料の二十二ページをお願いいたします。令和三年度の高齢者虐待の状況について、市町村からの報告を取りまとめたものでございます。
この高齢者虐待の状況については、高齢者虐待防止法の規定に基づきまして、養介護施設従事者等による虐待の状況を公表することとなっておりますので、本日、委員会で御報告させていただいた後、県のホームページで公表する予定としております。
それでは、内容の説明に入ります。まず、一の養介護施設従事者等による虐待についてであります。養介護施設従事者等とは、老人福祉施設、有料老人ホームなどで介護の業務に従事する者です。
表にございますとおり、令和三年度に市町村が相談・通報を受理した件数は七十七件となっております。次に、令和三年度に事実確認を行った件数は七十九件で、これは令和三年度に相談・通報を受理して事実確認を行った件数と、令和二年度以前に受理し、令和三年度に事実確認を行った件数の合計でございます。そのうち、虐待と判断したものは二十七件となっております。なお、表の右端に、虐待の判断に至らなかったものが二十件ございますが、これは被虐待者が認知症等で聞き取りに対する答えが不明確であったり、答えに一貫性がないというようなことで、虐待のある、なしについて判断が難しいケースなどがございます。虐待と判断した二十七件でございますが、その発生した施設は、有料老人ホームが十二件で最も多くなっており、また虐待の種別では、身体的虐待が十八件で最も多くなっております。また、今回、犯罪と認められるような重篤な案件はございませんでした。
虐待と判断した事案については、市町村が当該施設に対して指導を行うとともに、改善状況の確認を行っております。また、県では、当該施設に対して運営指導等を行い、職員研修を実施するよう指導するとともに、改善状況の確認を行っております。
次に、二十三ページをお願いいたします。二の養護者による虐待についてでございます。養護者とは、高齢者を現に養護している者であって、養介護施設従事者等以外の者をいい、家族や親族、同居人などがこれに該当いたします。
表にございますとおり、令和三年度に市町村が相談・通報を受理した件数は千十七件となっております。令和三年度に事実確認を行った件数は九百九十四件で、これは令和三年度中に相談・通報を受理して事実確認を行った件数と、令和二年度以前に受理し、令和三年度に事実確認を行った件数の合計でございます。そのうち、虐待と判断したものが四百四十五件となっております。虐待と判断した四百四十五件の虐待の種別は、身体的虐待が三百十五件で最も多く、また虐待を受けられた方の性別は、女性が八二%で全体の約五分の四を占めております。虐待を受けた方のうち、要介護認定を受けている方の七割以上が認知症高齢者となっておりました。虐待を行った者は、息子が四〇・三%で最も多く、次いで夫、娘となっております。なお、犯罪と認められるような重篤な案件はございませんでした。
虐待と判断した事案につきましては、市町村が、虐待を行った者に対して助言・指導を行ったほか、必要に応じて、ショートステイや一時入院などにより虐待者から分離するといった対応をしているところです。県では、市町村からの個別の相談に対しまして、国が作成した対応の手引き等に基づきまして、必要な助言を行っているところです。
最後に、三の高齢者虐待防止のための県の取組についてです。施設の管理者などを対象とした集団指導で法律について説明をし、虐待防止の取組を行うように指導しております。また、実地指導等において、施設における虐待防止の取組状況を確認し、必要に応じて指導を行っております。
施設での虐待に関する情報提供があった場合は、当該施設に対し実態の把握と再発防止のための指導を行っているところです。
また、市町村や地域包括支援センターの職員を対象に、虐待の通報があった場合の具体的な対応の仕方や虐待防止に関する指導方法を修得するための研修を行っております。
それから、高齢者虐待の概要や、相談窓口などの情報を県民に周知するとともに、認知症の方を在宅で介護されている養護者の
負担軽減のため、認知症介護相談窓口の設置や認知症当事者、その家族による交流会を行っているところです。
二十四ページから三十六ページにつきましては、補足資料となっております。
説明は以上でございます。よろしくお願いします。
88
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
89
◯仁戸田元
氣委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「京築児童相談所建設に係る基本設計について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。山田児童家庭課長。
90 ◯山田児童家庭課長 それでは、令和三年度に着手いたしました京築児童相談所の建設につきまして、このたび基本設計がまとまりましたので、御説明申し上げます。
恐れ入ります、
福祉労働部委員会資料の一ページをお願いいたします。現在、京築児童相談所は一時保護所がなく、ほかの児童相談所を利用しておりますが、保護した児童のケアに迅速に対応できないなどの課題がございます。現施設の豊前総合庁舎では一時保護所を設置する面積の確保が難しいことから、新たな庁舎を建設するものでございます。
整備の概要でございます。保護した児童へのきめ細かなケアや、増加する児童虐待相談に対応するため、一時保護所や運動場の設置、相談室の増設や事務室の拡充等、機能強化を図るものでございます。
四の基本的な考え方は、以下の八点でございます。
訪問される方や子供が落ち着いて相談や生活ができる温かみのある施設にしたいと考えておりまして、できる限り内装には県産材を活用した木質化を図りたいと考えております。
二ページをお願いいたします。五の施設の概要でございます。建物は木造二階建て、一時保護所の定員は十名としております。諸室につきましては、虐待の影響等により集団生活が難しい子供が増えておりますことから、二人部屋や個室を複数配置するとともに、男女それぞれの生活空間に浴室とトイレを設置することとしております。
六、事業費は、全体で約七億四千万円を見込んでおります。
七、事業スケジュールにつきましては、来年度から建設工事に着手いたしまして、工事完了は令和七年一月を予定しております。
三ページに、周辺概況図と配置計画、四ページに、完成予想図を示しております。
説明は以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
91
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
92
◯仁戸田元
氣委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「令和三年度の障がい者虐待の状況について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。和田障がい福祉サービス指導室長。
93 ◯和田障がい福祉サービス指導室長 それでは、令和三年度の障がい者虐待の状況について、御報告させていただきます。
資料は、引き続き、
委員会資料福祉労働部の五ページをお願いいたします。この障がい者虐待の状況につきましては、本日御報告させていただいた後、障害者虐待防止法の規定に基づきまして、県のホームページで公表する予定しております。
まず、一の(一)障がい者福祉施設従事者等による虐待の状況でございます。令和三年度に相談・通報・届出を受理した件数は百十五件、事実確認調査を行ったものは九十七件、そのうち虐待と判断したものは十六件で、昨年度より一件増えております。
その下に、虐待と判断した十六件について、その状況を記載しております。一つ目の施設の種別、二つ目の虐待の種別、三つ目の虐待を受けた人の性別、四つ目の障がいの種別、五つ目の虐待を行った従業者の職種は御覧のとおりとなっておりまして、昨年度と比べますと、二つ目の虐待の種別について、性的虐待が増加しており、五つ目の虐待を行った従業者の職種では、管理者等による虐待件数が増加し、直接処遇職員と同数に至っております。
県及び市町村では、虐待と判断した事案につきまして、施設に改善計画の提出を求め、改善策の確実な履行について状況確認を行っております。
それぞれの事案の詳細は七ページから九ページにまとめておりますので、後ほど御参照願います。
続きまして、六ページ、(二)養護者による虐待の状況でございます。令和三年度に相談・通報・届出を受理した件数は百二十四件、事実確認調査を行ったものは九十九件、そのうち虐待と判断したものは三十四件で、昨年度より三件増えております。
表の下に、虐待と判断した三十四件について、その状況を記載しております。虐待の種別では、身体的虐待が多いこと、虐待を受けた人の障がいの種別は、知的障がいが多いこと、虐待を行った人の割合は、親が多いことなど、昨年度とほぼ同じ傾向でございます。
十ページ以降に詳細を載せておりますので、後ほど御参照願います。
最後に、二の障がい者虐待防止のための県の取組にございます。一つ目の後段にある実地指導、二つ目の新規指定の際における指導につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で、現地において実施しており、昨年度より指導件数は増加しております。
また、一つ目前段の施設の管理者等に対する集団指導、三つ目から五つ目の障がい者福祉施設従業者等を対象とした研修につきましては、オンラインやeラーニングを取り入れ、コロナ禍においても実施をいたしました。
今後とも、これらの取組により、虐待の防止、施設のサービス向上に努めてまいります。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
94
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
高瀬委員。
95
◯高瀬菜穂子委員 御説明ありがとうございました。
虐待の状況について、個別に書かれている九ページですけれども、十五番の放課後等デイサービスにおいて、女児に対する性的虐待が管理者によって行われたと。施設外で、性交類似行為を行ったという事例で、説明の中に、性的虐待が増えていて、また行った方が管理者が多いというのは大変気になるところではあります。研修等をやられているというふうに承知していますけれども、この事例の場合は犯罪性もあるのではないかというふうに思いますけれども、どのように処理をされたのか教えてください。
96
◯仁戸田元
氣委員長 和田障がい福祉サービス指導室長。
97 ◯和田障がい福祉サービス指導室長 説明が不足しておりまして申し訳ございません。この十五番の案件につきましては、本年三月に、本委員会のほうで報告した事案でございます。令和四年の一月三十一日、福岡地裁のほうで判決が出ておりまして、懲役処分、執行猶予つきというふうになっております。
98
◯高瀬菜穂子委員 分かりました。
99
◯仁戸田元
氣委員長 よろしいですか。
100
◯高瀬菜穂子委員 はい。
101
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
102
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「行政手続きのオンライン化について」を議題といたします。
順次、執行部の説明を求めます。横溝保護・援護課長。
103 ◯横溝保護・援護課長 それでは、行政手続きのオンライン化について、
福祉労働部所管分を御説明いたします。
資料は、
福祉労働部の
委員会資料の一番後ろ、十四ページをお願いいたします。県に対して行う申請などの行政手続につきましては、福岡県行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例におきまして、オンラインで行うことができると規定されております。この条例の附帯決議に、新たに条例に基づく行政手続をオンライン化する場合は、該当条例を所管する常任委員会において、オンライン化の内容等について事前説明を行い、了承を得ることとされております。今回、当課で所管する条例のうち、福岡県生活福祉資金貸付事業の補助に関する条例に基づく生活福祉資金貸付事業の補助金交付申請と事業の実績報告に係る手続の二件をオンライン化したいと考えております。
オンライン化の概要は記載のとおりでございますが、生活福祉資金貸付事業を実施している福岡県社会福祉協議会が補助金の交付を受けようとする場合の補助金の交付申請及び事業の実績報告書を提出する手続についてオンライン化を行うもので、令和五年の二月一日から運用を開始する予定でございます。
説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
104
◯仁戸田元
氣委員長 船津廃棄物対策課長。
105 ◯船津廃棄物対策課長 引き続きまして、環境部関連の手続について御説明いたします。
環境部の
委員会資料一ページをお開き願います。環境部では、オンライン化する手続が、廃棄物対策課所管分で四件ございます。
条例ごとの内訳といたしまして、福岡県浄化槽保守点検業者の登録に関する条例が一件、福岡県産業廃棄物処理施設の設置に係る紛争の予防及び調整に関する条例が三件でございます。
具体的な手続は、浄化槽保守点検業廃業等の届出などでございます。
なお、それぞれの手続の概要は、資料記載のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
106
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
107
◯仁戸田元
氣委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「令和四年版環境に関する年次報告書(環境白書)の概要について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。中垣環境政策課長。
108 ◯中垣環境政策課長 それでは、お手元の環境部の
委員会資料二ページをお願いいたします。令和四年版環境に関する年次報告書、環境白書の概要について、御説明いたします。
この報告書は、福岡県環境保全に関する条例に基づき、本県の環境の現状、施策を公表するものであります。
内容でございます。まず、総説では、本県の環境の現状と取組のあらましを紹介するとともに、トピックスとして、県内の主な取組を紹介しております。本白書は、今年三月に策定いたしました第五次福岡県環境総合基本計画で設定しました七つの分野に沿った構成といたしまして、本県の主な取組について掲載するとともに、持続可能な開発目標、SDGsのゴールとの関連性を解説しております。
県内の主な取組としては、地域脱炭素化、CO2フリー水素の普及促進などの脱炭素特集のほか、プラスチック資源循環推進、ワンヘルスの推進などについて掲載しております。
次に、環境の現況と対策でございます。第五次福岡県環境総合基本計画で設定した七つの分野ごとに、環境の現況と各種施策を紹介しております。
まず、1)経済・社会のグリーン化については、エコ事業所やエコファミリーにおける省エネルギー・省資源の取組の推進などに取り組んでおります。
三ページをお願いいたします。2)の持続可能な社会を実現するための地域づくり・人づくりについては、環境県民会議や県の各保健福祉環境事務所が設置しております地域環境協議会による県民・事業者・行政が一体となった
環境保全などに取り組んでおります。
3)脱炭素社会への移行については、再生可能エネルギーの普及促進などに取り組んでおります。
4)の循環型社会の推進については、食品ロス削減、プラスチック資源循環の促進などに取り組んでおります。
5)自然共生社会の推進については、希少野生動植物種の保護に関する条例に基づく指定希少野生動植物種の保護などに取り組んでおります。
6)の健康で快適に暮らせる生活環境の形成については、大気環境状況の把握、大気汚染物質高濃度予測情報の配信、注意喚起などに取り組んでおります。
最後に、国際環境協力の推進については、アジア諸地域の行政職員等に対する国際環境人材育成研修などに取り組んでおります。
続きまして、第四次環境総合基本計画の指標達成状況について御説明いたします。
資料四ページからの表を御覧ください。第四次環境総合基本計画は、令和四年度までを計画期間として、二十の指標を設定していたもので、今年三月に計画期間を一年前倒しして策定いたしました第五次計画の前の計画に当たるものでございます。
第四次環境総合基本計画の指標達成状況ですが、表の一番右の欄に丸を付した十二の項目については、計画期間最終年度の一年前の令和三年度末時点で既に目標を達成しております。残りの八項目のうち、四ページの表の下から三段目、リサイクル技術の実用化件数及び次の五ページの表の下から二段目、国際環境協力の案件数、これにつきましては今年度に目標を達成する見通しとなっております。そのほかの項目においても、最終年度前の時点で計画策定時から向上しているところですが、六ページの一番下、環境講座・環境イベント等の開催数、これにつきましては計画策定時よりも後退となっております。これは
新型コロナウイルス感染症対策の影響で、講座とかイベント等の実施が困難であったことが要因です。現在は、感染防止措置を施した上でイベント等を実施しており、引き続き、県内の感染状況を踏まえて取り組んでまいります。
以上で説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
109
◯仁戸田元
氣委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はありませんか。秋田委員。
110 ◯秋田章二委員 すいません、細かいことを聞くようで申し訳ない。三ページの7)で国際環境協力の推進とありますよね。例えば、アジア諸地域の行政職員等に対する人材研修を実施しているとかというのは、まず、そういうものはこちらから講師が誰か行ってやっているということですか、というのが一点。
それから、三番目の小学校の環境教育の普及支援、これはどういうことをやっているのかという二点を教えていただけますか。
111
◯仁戸田元
氣委員長 中垣環境政策課長。
112 ◯中垣環境政策課長 まず、人材育成の研修につきましては、委員、御質問にありました、まず、こちらへ来ていただいて行っている研修、それと場合によっては、現地に行って、専門家が向こうで実際に人を教えているという、そういうケースもございます。
次に、三番目の小学校での環境教育の普及支援につきましては、これはもともと福岡県におきましては、小学校五年生を対象といたしました、児童に対して環境教育のための副読本というものを作っておりまして、それをベースに、タイのほうにお持ちいたしまして、それをタイのほうにローカライズさせて、そういったものを現地で普及させるということで、具体的に、学校の先生とかにもそういったことを教えて、タイのバンコクのほうで、それを基に新しくバンコク版の教育読本を作られているという状況がございます。
113 ◯秋田章二委員 ありがとうございます。
要望でございます。せっかくそういう副読本を作って、それを向こう用にオーソライズされているなら、多分、まだその中にはワンヘルスの概念とかああいうのは入っていないんだろうと思うんです。過去のものだから。恐らく、そういうことも今後入れていってくれれば、福岡県が目指すアジア地域へのワンヘルスの考え方の普及、取組、普及啓発というのかな、それはスピードが上がると思うので、ぜひそのあたりも絡めて今後検討いただきたい。要望です。お願いしておきます。
114
◯仁戸田元
氣委員長 要望でよろしいですか。
115 ◯秋田章二委員 はい。
116
◯仁戸田元
氣委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
117
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
これで、
所管事務調査を終わります。
次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。
高瀬委員。
118
◯高瀬菜穂子委員 前回も申し上げたんですけれども、物価高騰の中で、医療機関等の負担が非常に重くなっているということで、九月の補正で予算が組まれましたけれども、それでは足りないという声を聞いております。十二月の補正では、それが入っておりませんでした。ぜひ医療機関の声を、これからまた第八波で、受入れをお願いする期間があると思いますので、必要な措置を行うよう、国にも言っていただきたいですし、県としても努力していただきたいというふうに要望しておきます。
119
◯仁戸田元
氣委員長 要望ということでよろしいでしょうか。
120
◯高瀬菜穂子委員 要望ということで。はい。
121
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
122
◯仁戸田元
氣委員長 ほかにないようですので、次に進みます。
次に、「閉会中の調査事項について」お諮りいたします。
お手元配付の案、八項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
123
◯仁戸田元
氣委員長 御異議ありませんので、そのように決定し、所定の手続を取ることといたします。
次に、「今後の委員会活動について」でありますが、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
124
◯仁戸田元
氣委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名委員を指名いたします。長裕海委員、田中大士委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、当委員会の議事は、全て終了いたしました。
終わりに、終始熱心に審査いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げまして、
厚生労働環境委員会を閉会いたします。
どうもありがとうございました。
午 後 零 時 二 十 八 分 閉 会
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