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令和3年 県土整備委員会 本文 開催日: 2021-08-02

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  1. 福岡県議会 2021-08-02
    令和3年 県土整備委員会 本文 開催日: 2021-08-02


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和三年八月二日(月曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 会 ◯江頭祥一委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから県土整備委員会を開会いたします。  議事に先立ち、執行部より発言の申出があっておりますので、許可することといたします。西川県土整備部長。 2 ◯西川県土整備部長 発言許可をいただきまして、ありがとうございます。  先般、朝倉県土整備事務所で発生しました文書所在不明について、私から一言おわび申し上げます。  本年六月に、朝倉県土整備事務所におきまして、個人情報を含む建設業許可証建設業許可申請書副本所在不明となっていることが判明いたしました。以後、事務所内を懸命に捜索いたしましたが、残念ながら現在も発見に至っておりません。  県を挙げて、不祥事再発防止に取り組んでいる中、県民皆様県行政に対する信頼を損ねる事案が発生しましたことにつきまして、幹部職員一同、心からおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした。  先月中に、私と技監、次長で、各県土整備事務所へ赴き、綱紀の保持と服務規律の確保、そして、個人情報を含む情報管理を徹底するよう、所長をはじめ事務所職員に訓示を行ったところでございます。  今後、一日も早く県民皆様信頼を回復できるよう、不祥事再発防止に全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。  江頭委員長をはじめ各委員皆様方には大変御迷惑をおかけしますが、今後とも御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  なお、文書所在不明事案概要につきましては、県土整備総務課長から説明をさせていただきます。 3 ◯江頭祥一委員長 池田県土整備総務課長。 4 ◯池田県土整備総務課長 概要説明に際しまして、資料を配付させていただきます。 5 ◯江頭祥一委員長 資料正副委員長確認させてください。      〔資料確認〕 6 ◯江頭祥一委員長 それでは、ただいまより資料を書記から配付させます。      〔資料配付〕 7 ◯江頭祥一委員長 それでは、池田県土整備総務課長発言をどうぞ。 8 ◯池田県土整備総務課長 今回発生しました事案概要について御説明申し上げます。
     朝倉県土整備事務所において、久留米県土整備事務所からレターパックプラスに封入して送付された、個人情報を含む建設業許可証二通と建設業許可申請書副本一通が、事務所内で所在不明となっていることが、六月十八日に判明したものでございます。  書類に含まれる個人情報についてですが、建設業許可証には、それぞれ許可を受けた業者の代表者氏名記載されており、この情報は公開されている情報になっております。一方、建設業許可申請書副本には、申請者氏名、本籍、生年月日、住所等記載された経営業務管理責任者略歴書身分証明書などが添付されており、これらの情報は公開されていない情報になっております。  所在不明文書に係る申請者三社への対応についてですが、所在不明が判明した後、直ちに事情を説明の上、謝罪を行い、了承をいただいております。  また、許可証所在不明の二社につきましては、許可証を再発行し、交付しており、申請書副本所在不明の一社につきましても、既に許可手続を完了し、許可証交付済みであります。  なお、現在に至るまで、所在不明の文書は発見されておりませんが、各申請者への影響確認されておりません。  今後の再発防止に向けた取組についてですが、文書収受を徹底してまいります。具体的には、文書管理規程に基づき、受領したレターパックプラスを速やかに特殊文書配布簿記載し、確実に関係職員に受け渡すこととします。  また、建設業許可に係る文書の発着については、電話メールにより、事務所間での情報共有を徹底してまいります。  このような取組により、個人情報を含む文書の確実な収受を図り、再発防止にしっかり取り組んでまいります。  説明は以上でございます。 9 ◯江頭祥一委員長 発言は終わりました。  このことにつきまして、何かありませんか。中牟田委員。 10 ◯中牟田伸二委員 ちょっと二、三、お聞きしたいと思います。  所在が不明になったということなんですけれども、文書所在確認できなくなった原因というのは、どういうところにあったのか、まず、教えてください。 11 ◯江頭祥一委員長 池田県土整備総務課長。 12 ◯池田県土整備総務課長 レターパックプラスは、専用封筒を利用して、対面で配達、受け取りを記録する日本郵便のサービスでございます。こうした書留扱い特殊文書については、文書管理規程に基づき、担当課に配布する際に、特殊文書配布簿受領者受領印または署名をもらう必要がありました。しかしながら、朝倉県土整備事務所では、過去から、レターパックプラス特殊文書扱いとなるとの認識をしておらず、その他の特殊文書配布簿への記載を行っていたものの、レターパックプラスについては、その処理を行っていませんでした。このことが、原因の一つと考えられます。  また、朝倉県土整備事務所建築指導課が、久留米県土整備事務所から文書が送付されていることを認識しておらず、朝倉県土整備事務所文書が到達してから所在不明となっていることが判明するまで二十日が経過し、収受に関わった職員の記憶が曖昧になったことも、文書の捜索に影響を与えたものと考えております。 13 ◯中牟田伸二委員 今回、文書所在不明になったことについてですけれども、大きく二つ原因があったということですよね。これに対して、二つ再発防止策を講じる必要があるということですけれども、具体的にはどんな対策をお考えなのか、教えてください。 14 ◯池田県土整備総務課長 まず、一点目のレターパックプラスの確実な受渡しにつきましては、六月二十九日付で部内各所属に対し、特殊文書の適正な収受について通知を発出し、文書収受手続を徹底するよう全職員に周知しました。併せて、レターパックプラスについても、特殊文書配布簿への記載が必要なことが分かるよう、様式に注意書きを設けることとしました。さらに、各所属で実施する令和三年度所属研修において、改めて文書収受について、全職員に注意喚起することとしております。  二点目の事務所間での情報共有の徹底につきましては、出先事務所における建築指導課間の郵便物のやり取りにおいて、文書を発送した場合は、送付先に対し電話またはメール到達見込み日を伝達し、情報共有を徹底することとしております。 15 ◯中牟田伸二委員 今回の文書所在不明に関してですけど、個人情報を含む文書収受が、確実に行われなかったヒューマンエラーによるものという事案ですけれども、この件に関して、職員処分等の取扱いはどのようになっているのか教えてください。 16 ◯池田県土整備総務課長 今回の事案につきましては、公文書がどの時点所在不明となったかが明確ではありませんが、この経緯等の詳細を人事課に報告しておりますので、今後人事課において、適切に対応されるものと考えております。 17 ◯中牟田伸二委員 最後ですけど、執行部に対して、ちょっと要望しておきます。個人情報漏えい紛失は、一たび発生すると、県民皆様の権利、利益を損なうということとともに、県と県職員全体への県民信頼を大きく損なうものであります。今回の事案もそうですけれども、その大半は、情報管理のルールの不遵守、職員の気の緩みといったヒューマンエラー原因で発生しています。職員一人一人が個人情報漏えい紛失が及ぼす影響を十分に認識して、ヒューマンエラーは誰にでも起こり得るということを念頭にして、緊張感を持って日々の業務に努めていただきたい、しっかり指導していただきたいというふうに思います。  また、執行部説明された再発防止取組をしっかり行って、二度と再びこのような事案が発生することのないよう強く要望いたしまして、最後の要望としてさせていただきます。終わります。 18 ◯江頭祥一委員長 ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 19 ◯江頭祥一委員長 それでは、私から一言申し上げます。  このような県民の不安を抱かせる事案が起きたことは極めて遺憾であります。  今後、執行部におかれましては、委員からの意見をしっかりと受け止め、再発防止に取り組まれるよう強く要望します。  それでは、これより本日の議事を行います。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認お願いいたします。  「小石原川ダム試験湛水状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。姫野水資源対策課長。 20 ◯姫野水資源対策課長 それでは、小石原川ダム試験湛水状況について、御説明させていただきます。  恐れ入ります、委員会資料、一ページを御覧ください。  まず初めに、試験湛水についてですが、試験湛水とは、ダム堤体貯水池周辺斜面などの安全性確認するために、ダム運用開始前に、ダムに貯留することのできる最高水位でありますサーチャージ水位まで水位を上昇させ、その後、最低水位まで降下させるものでございます。  次に、経緯について御説明いたします。独立行政法人水資源機構が建設した小石原川ダムは、令和元年十二月十四日から試験湛水を開始いたしました。  令和三年三月二十八日には、事業完了式が開催されております。  令和三年五月二十日にサーチャージ水位に到達し、ダム堤体貯水池周辺斜面などの安全性確認しながら、貯水位最低水位まで降下させておりまして、降下中に変状が認められた場合は、対策工事などを実施すると聞いております。  また、令和三年六月三十日には、付替国道五百号の供用が開始されました。  次に、今後の見通しについて御説明いたします。令和三年七月二十九日時点で、標高二百八十七・一メーター、本日八月二日九時現在で二百八十二・七四メーターまで降下しておりまして、順調にいけば、八月五日に最低水位であります、標高二百七十九・三メーターまで降下し、安全性確認後、試験湛水が完了する予定となっております。  補足といたしまして、小石原川ダムの諸元を記載しております。  恐れ入ります、二ページをお開きください。上段にサーチャージ水位到達時、下段に七月二十九日時点状況写真を添付しておりますので、御参照ください。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 21 ◯江頭祥一委員長 水資源対策課長説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 22 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 23 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 24 ◯江頭祥一委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。  中牟田伸二委員山本耕一委員、以上、二名の委員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして、県土整備委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。    午 前 十 一 時 十 四 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...