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令和3年 スポーツ立県調査特別委員会 本文 開催日: 2021-07-19

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  1. 福岡県議会 2021-07-19
    令和3年 スポーツ立県調査特別委員会 本文 開催日: 2021-07-19


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和三年七月十九日(月曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 会 前 ◯松尾嘉三委員長 皆さん、おはようございます。本日は、お忙しいところ御出席賜りまして、誠にありがとうございます。  開会に先立ちまして、本日は執行部の皆様が出席されました最初の委員会であります。まず、委員の紹介を行い、次に執行部関係部長の紹介をお願いしたいと思います。  初めに、私から一言御挨拶を申し上げます。このたび、スポーツ立県調査特別委員会委員長を務めさせていただくことになりました松尾嘉三でございます。隣が堀大助委員長でございます。微力ではございますが、堀副委員長と力を合わせて、委員会の円滑かつ適正な運営に最善の努力をしてまいる所存でございますので、委員各位並びに執行部の皆様方の御協力をよろしくお願い申し上げます。  それでは、委員各位の紹介をいたします。      〔委員長から委員を紹介〕 2 ◯松尾嘉三委員長 以上で、委員の紹介を終わります。  次に、本日出席の関係部長自己紹介をお願いいたします。      〔人づくり県民生活部長福祉労働部長商工部長教育振興部長それぞれ自己紹介〕 3 ◯松尾嘉三委員長 なお、このほかの本日出席の幹部職員につきましては、お手元配付スポーツ立県調査特別委員会執行部幹部職員一覧のとおりであります。    令和三年七月十九日(月曜日)    午 前 十 一 時 三 分 開 会 4 ◯松尾嘉三委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから、スポーツ立県調査特別委員会を開会いたします。  議題に入ります前に、ここで委員席の指定をさせていただきます。各委員の席は、ただいま御着席のとおりといたします。御了承願います。  次に、委員会の運営についてであります。お手元配付の資料、「委員会の運営について」を御覧ください。  委員会は、スポーツ振興及びスポーツ産業振興その他スポーツ立県に関する諸施策の推進を図ることを目的といたしております。  付議事件は、二に記載してあります(一)から(四)の四つであります。お目通し願います。  三の主な審議項目でございますが、(一)のスポーツ振興に関する施策の方向性及び財源につきましては、福岡県スポーツ推進計画の進捗、スポーツ推進に係る基金のあり方等につきまして審議してまいりたいと思っております。  (二)のスポーツ活性化につきましては、1)スポーツ環境整備に関する施策、2)スポーツ推進関係団体の連携・機能強化に関する施策、3)コロナ禍におけるスポーツ推進に関する施策について審議してまいりたいと思っております。
     (三)の県民生活活性化につきましては、1)大規模スポーツ大会強化合宿等の誘致・開催、そして、2)スポーツ及び運動習慣の定着による県民の健康増進、3)スポーツによる高齢者、障がい者等の社会参画の促進、4)スポーツ産業振興コロナ禍におけるスポーツ産業振興を含むものでございます。5)スポーツによるまちづくり。以上の施策につきまして、当委員会で調査を進めてまいりたいと思います。  続きまして、委員会における執行部の常時出席者について確認させていただきます。執行部の常時出席者は、お手元配付の一覧のとおりとし、その他の部局につきましては、必要により出席要請を行いたいと思います。  なお、担当部課長等の不在により十分に審議が尽くせなかった場合は、次回の委員会に出席を求めるなど適切な対応をさせていただきたいと思います。  それでは、議題に入ります。  本日の議題は、お手元配付のとおりでございます。御確認願います。  また、お手元に福岡県スポーツ推進計画、福岡県スポーツ推進計画概要版、福岡県スポーツ推進条例、福岡県健康増進計画をお配りしておりますので、御確認を願います。  それでは、議題に入ります。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  最初に、「スポーツ立県に係る令和三年度主要事業の概要について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。坂田スポーツ企画課長。 5 ◯坂田スポーツ企画課長 それでは、横長の委員会資料でございます「スポーツ立県に係る令和三年度主要事業の概要について」をお願いいたします。  一ページをお願いいたします。委員会の主な審議事項を表頭の一番左、その右に項目として各事業をぶら下げ、事業概要担当課を記載しております。  まず、(一)のスポーツ振興に関する施策の方向性及び財源です。スポーツ立県福岡の実現として、一つ目は、昨年四月に施行した福岡県スポーツ推進条例です。全三十条からなり、基本的施策として、スポーツ活動の推進、スポーツを推進する人材の育成、スポーツを推進する環境づくりスポーツを通じた地域振興等を掲げております。  二つ目は、福岡県スポーツ推進計画です。計画期間は、平成三十一年度から令和五年度です。「福岡県のスポーツをより元気に」の下に三つの柱、「スポーツの力で福岡県をより元気に」の下に四つの柱を掲げております。これらに関連する県事業を幅広に拾いますと、予算総額六十三億円超となります。お手元に計画と条例をお配りしておりますので、後ほど御覧ください。  二ページをお願いいたします。(二)のスポーツ活性化、1)スポーツ環境整備に関する施策です。その主なものは、下から三番目の福岡アスリート応援企業支援事業です。県内の企業と本県ゆかりアスリートをマッチングし、アスリート競技活動の支援や雇用につなげるものでございます。  続きまして、四ページをお願いいたします。2)のスポーツ推進関係団体の連携・機能強化に関する施策の主なものにつきましては、一番上の総合型地域スポーツクラブ育成委員会の助成です。新たに設立するクラブのキーパーソンの発掘、既存のクラブ指導者の育成などを支援しております。  3)のコロナ禍におけるスポーツ推進に関する施策の主なものは、一番下のスポーツイベント活動再開対策事業です。今年、サーモグラフィカメラを三台購入し、県主催イベントのほか、四月からは市町村や競技団体スポーツイベントにも無料でお貸ししております。  五ページをお願いいたします。(三)の県民生活活性化、1)大規模スポーツ大会強化合宿等の誘致・開催に関する施策の主なものは、下から二番目の福岡県スポーツコミッション事業です。戦略的なスポーツ大会や合宿の誘致、また、スポーツ体験に食や観光などを組み入れたスポーツツーリズムの推進を実施しております。  六ページをお願いいたします。2)のスポーツ及び運動習慣の定着による、県民の健康増進に関する施策の主なものは、一番上の県民の運動習慣の定着と、三番目のみんなで健康づくり促進事業ふくおか健康ポイントアプリを活用した健康ポイント事業の実施です。健康づくり県民運動の一環として、日々の運動や食生活の改善、健診の受診、健康教室イベントへの参加などの健康づくりに県民の皆様が楽しみながら継続して取り組めるよう、昨年二月からスマートフォンアプリを配信しております。今年、バーチャルウォーキング機能職場バランスチェック機能体力測定機能を追加したところでございます。  次に、3)のスポーツによる高齢者、障がい者等の社会参画の促進に関する施策の主なものは、一番下の障がい者スポーツ推進各種事業でございます。障がい者アスリートの発掘・育成、パラスポーツ体験イベントの実施などに取り組んでおります。  七ページをお願いいたします。4)のスポーツ産業振興に関する施策、5)のスポーツによるまちづくりに関する施策につきましては、先ほど説明いたしました福岡県スポーツコミッション事業でございます。  説明は以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。 6 ◯松尾嘉三委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。岩元委員。 7 ◯岩元一儀委員 四ページ目、総合型地域スポーツクラブは、県内に今どのくらい競技団体がございますか。 8 ◯松尾嘉三委員長 平間スポーツ振興課長。 9 ◯平間スポーツ振興課長 県内には、現在、八十三クラブが設立されてございます。 10 ◯岩元一儀委員 やっぱり指導者育成等クラブの運営に係るという部分での支援策というふうなところが課題でありますけれども、高齢化や様々な問題があると思いますが、最近の状況の中で、そういったことを含めて何か要望やら、地域からの、地域のスポーツクラブ、何かそういった特徴点があれば教えてください。 11 ◯平間スポーツ振興課長 現在、総合型地域スポーツクラブを立ち上げまして二十数年が経過をしております。その中で、当初、理事長等で積極的にやっておられた方が、やはり高齢化されてきて、後に続く世代の育成というのが非常に課題というふうになってきております。それで、福岡県スポーツ振興センターアクシオン福岡でございますが、そちらに育成委員会の事務局を置いておりまして、福岡県スポーツ協会、それから、アクシオン福岡と県の三者で連携を図りまして、そういったところにアドバイスをできるような人間を、人としては福岡県スポーツ協会の中に一名、そういったアドバイスができる担当者を配置いたしまして、各クラブの要望あるいは課題に答えるようにしているところであります。 12 ◯岩元一儀委員 そういった中で、会員等高齢化してきているというような状況もあるんだろうと思うんですね。新しい魅力あるそういうスポーツクラブとしての項目というか、こうやるべきだとか、リーダーが代わるというような部分の中で、内容的な部分もやっぱり重要視されてくると思うんですが、そこら辺のところもアドバイスしたりするんですか。 13 ◯平間スポーツ振興課長 内容的にもアドバイスをしておりますが、クラブクラブによって、多種目が可能なクラブと、単一種目あるいは高齢の方を対象としたパターン、いろいろパターンが違いますので、クラブに応じたアドバイスをすることにしております。そのうち、築上町のほうに総合型地域スポーツクラブがございますが、県の事業で特別支援学校を活用した事業というのもやっております。そういった特別支援子どもたちが日常の活動の中で運動する機会が非常に少ない。それで、学校の途中に、時間中にクラブに参りまして、一時間枠の中でクラブスポーツ活動を実施するとか、あるいは久留米のほうのクラブは、部活の指導者が非常にいらっしゃらないということで、テニスのクラブを総合型が代わって指導している、そういったクラブもございます。そこここの地域の要望に応えまして、できるようにアドバイスをするようにしております。 14 ◯岩元一儀委員 ありがとうございました。頑張ってください。 15 ◯松尾嘉三委員長 ほかにございませんでしょうか。井上委員。 16 ◯井上順吾委員 七ページの市町村老人クラブ連合会健康づくり事業とありますね。これは中身がどうのこうのではないんですけれども、今、体育協会というのが、スポーツ協会に大体ほとんど塗りかわってきたと思うんですね。それと一緒で、例えば、大野城あたりの行政区あたりでも、もう老人クラブと言わないんです。シニアクラブと言うんです。老人クラブと言ったら入りたくないと。シニアクラブだから入りやすいわけです。だから、気持ちの問題で、そして、推進計画も二十三年度までで五か年計画は終わりますから、あとはもう次の策定に入っていくということですから、できればそういう老人クラブ連合会あたりと協議しながら、できればこれからの高齢社会の元気な高齢者づくりをしなければいけないので、言葉の整理、そういうところをお願いしたいと思います。これは要望です。 17 ◯松尾嘉三委員長 ほかございますでしょうか。原口委員。 18 ◯原口剣生委員 数点お尋ねしますが、まず、福岡のアスリート応援企業支援事業、例えばこういったところにどういう方々が支援して入られているのか。そしてまた、その情報交換をどういうふうにされているか。そして、その就職等々はどういう方が行われておるか。次に、ジュニアアスリート育成強化、今、ジュニアアスリート育成でいろいろな方々がオリンピックとか、そういったところへ出ておられる早田ひなさんとか、例えば、素根輝さんとか、古賀若菜さんとか、いろんな選手がいらっしゃいますが、それに続く選手をどういうふうに育てておられるか。  それと、次に、これはちょっと外れるかもしれませんが、指定管理者が施設を見ていらっしゃると思うんですが、その施設利用に対して、いろいろ使われる団体の方々とのいろんな摩擦があると思うんですね。これを私たちはよく聞くんですが、この摩擦状況、例えば、どういったところで大きな問題が起きたか。私たちが知っているところによると、会場をある程度大きな団体が全部押さえてしまうので、一般の方々がなかなかとれないとか、例えば、今、幼稚園とか保育園、そういった方々がアリーナとかいろんなところを使用したいんだけど、なかなかとれないとか、そういうふうな交通整理をどういうふうにされているかをお聞きしたいと思います。 19 ◯松尾嘉三委員長 平間スポーツ振興課長。 20 ◯平間スポーツ振興課長 福岡アスリート応援企業支援事業についてでございます。こちらにつきましては、経団連等に全て情報をお流しいたしまして、企業でアスリートを引き受けていいといったようなところに興味を示していただいた企業につきましては、一堂に会していただいて、まずは企業説明会を実施いたします。その中で、県に登録をしていただいた企業につきましては、後にアスリートと一緒にマッチングイベントというものを開催いたしますので、そちらの御案内をさせていただいております。昨年度は十九の企業が御参加をいただきました。その中で、アスリートにつきましては、大学、それから、競技団体等内容説明をいたしまして、他県で活動しているアスリートに対しても競技団体のほうから情報が行くようにいたしまして、福岡県で就職を希望しながらスポーツをする、そういった方々に対して、その説明会のほうに参加をいただくこととしています。その中で、企業が求める人材、アスリートが求める練習環境あるいは企業の状況がうまくマッチングしたところに対しては、その先の企業に就職といったところまで進めている現状であります。雇用が成立しました場合には、県のほうから最高五十万円を上限としまして、ユニフォームをつくる際に企業名の入ったユニフォームを作成するであるとか、横断幕を作成するであるとか、そういった諸々の諸経費について県から支援をするというところにしております。昨年度は、アスリートが九名参加をいただきました。その中で、二名が契約にこぎ着けたといったところがございます。 21 ◯松尾嘉三委員長 鶴体育スポーツ健康課長。 22 ◯鶴体育スポーツ健康課長 二点御質問にお答えをいたします。まず、ジュニアアスリートの育成・支援ということでございます。先ほど原口委員の御指摘のとおり、素根輝選手あるいは古賀若菜選手、卓球の早田ひな選手等々をこれまでも県として支援をさせていただいております。このようなトップアスリート育成支援につきましては、従来、高校生だけを対象としておりましたけれども、今年度から中学生にも対象を広げまして、させていただいております。まだ令和三年度の強化指定は確定しておりませんけれども、令和二年度までは延べ二百三十三名のトップアスリートの支援をさせていただいております。そのほか、ここまでのトップアスリートを育成するところの前の段階につきましては、これは県のタレント発掘事業でありますとか、あるいは各競技団体選手発掘事業、このようなものを通して優秀な選手の発掘、育成、そして強化という流れを構築しておるところでございます。  続きまして、指定管理者についてでございます。私ども体育スポーツ健康課においては、アクシオン福岡、それから久留米の総合スポーツセンターというような大きな施設を管理運営させていただいております。この中で、まず、優先予約と申しまして、大きな大会を抱えている団体でありますとか、あるいは地元の競技団体の方々を一同に交えまして、まず早期の予約という形でさせていただきます。その後に、一般の方々の御利用という形でさせていただいております。原口委員の御指摘のとおり、まず大きな大会等の予約をしますので、一般の方々が自由に日にちを指定しての利用がなかなか難しいというところがございますので、ここも含めて指定管理者とは随時協議をしながら、一般の県民の方々も利用しやすい施設を目指して運営をしております。  なお、様々な一般の方々、利用者からのクレーム等、苦情につきましては、随時、私ども体育スポーツ健康課のほうに指定管理者のほうから情報をいただいて処理をさせていただいておりますが、時々あるのは、施設のキャンセルですね、自然災害でありますとか、現在でいくとコロナ感染状況、こういうものによってキャンセルが発生した場合にキャンセル料が発生しないような、そういうふうな対応という形も随時とらせていただいているところでございます。 23 ◯原口剣生委員 お答えいただきましてありがとうございます。まず、事業について、ほかのいろんな選手の就職、アスリートの方々が企業を選ぶときの情報交換、先般、自転車競技を私は見に行かせていただいたんですけど、そのときに高校生の方々と話す機会がありました。例えば、インターハイ、国体、コロナ禍において、やはり国体の場合は、その所属県に対して登録をしていかなくてはならない。ということは、福岡県の方でも、例えば他県で登録をしておいて国体に出るとか、そういうふうな形があります。そうなってくると、そういうふうに他県でお世話になったならば他県の企業に入っていくというようなことが見られてくると思うんですね。やはり今まで人材を発掘、そして育成をしてきた。それで、最終的にいいところだけ、よその県とか、いろんな企業に持っていかれる、これは本人さんがそこのどういった企業で自分がアスリートとして活躍をしていきたいということは分かりますが、やはりこの福岡県としても、福岡県もこういうふうに企業の中においてこういうアスリートを育てる、また、こういう競技に対しては福岡県もされたところがあるんですよというような情報交換的なものを企業にどんどん、どんどんお願いしていったり、また、県としてはどういうふうな方向でそれを手助けすることができるか、これを考えていかないといけないと思います。これが一つ。  次に、今、施設の問題でいろいろあったんですが、施設の中において、例えば、私が言ったのは幼稚園保育園とか、いろんな子どもさんたちがかかわる団体のいろんな競技、この中でよく聞くのは、運動靴を履いていないとそこでの競技ができないとか、裸足ではだめですよとか、いろんな縛り等々もあるようでございます。そして、春から秋にこういった大会が集中するとするならば、そういった方々のところに、例えば、夏の暑いところは、今はどこでもクーラーがきいていますから、その中であっても十二分にある程度やれると思いますから、そういった交通整理をある程度やっていただければいいのではなかろうかというように思いますとともに、こういうふうな形の中で、こういったところに空きがありますよというようなところを、幼稚園とか保育園とか小学校とか、そういったところに情報を出してあげる。これが私は必要だと思いますから、あとの件については、そういったことをやっていただくように要望いたします。お願いします。 24 ◯平間スポーツ振興課長 県が実施しております企業への就職等につきまして、今回オリンピックにカヌーで出場します桐明輝子選手もおられます。彼女は、現在、福井県の体育協会に所属をしながら、そこで賃金を得て、なおかつ遠征費等の補助も受けながら競技を実施しております。今回、オリンピックが終わりますと、佐賀県のほうで国体が予定されておりますので、佐賀県のほうからものすごく引きがあるんですけれども、御本人とされましては、なるべく福岡県で就職したいと。そういったこともございますので、福岡県でなるべく私どもとして就職をしていただきたいというふうな考えを持っております。そういった県出身のアスリートが県外で活躍をして、なおかつ県に戻ってこられるような、県でもこういったことをやっていますよといったようなことをPRしていくような手段を今後しっかり検討して、企業さんに御協力をいただきながら、県外で頑張っているアスリートも県内にもう一回戻ってきてできるような環境を整備してまいりたいというふうに考えております。 25 ◯原口剣生委員 それで、今、平間課長が言われたと思うんですが、コロナ禍で、せっかく福岡県は基金の創設、こういったものもやりました。だから、県は独自の中においてそういうふうな協力ができるような形でぜひ私はやっていただきたいと思うとともに、そういうふうなスポーツの中において、この福岡県でできるスポーツとできないスポーツがあると思うんですね。特に柔道なんかというのは、オリンピックに出て、その次のパリのオリンピックに出て、どこに行かれるかというと、女性軍の方々は関東のほうのミキハウス、そういうふうな女性が多いパーク24とか、そういったところに行かれるのではなかろうかと思いますが、やっぱり男性の方々もこの福岡県からいっぱい出ているんですが、全部関東に吸い取られている。ということは、将来、青少年の育成、指導、そういったときにも、そういう方々が福岡県に戻ってきていただいて、明日につながるアスリートの育成に協力ができるような形の中で布石を打っていかないと、せっかく育て上げた、それを放出して、よそでうまく使われて、そして、その中でよその県がそういうふうな形の中でよくなっていく、これも日本全国として考えればいいんだろうけれども、やはり私たちスポーツ立県福岡としてはそういったところまで、せっかく基金の創設もしましたので、そういったもののうまい活用、そして、そういったことの中においての物事の進め方を十二分に行政としては考えていただきたいという要望をして終わります。 26 ◯松尾嘉三委員長 井上委員。 27 ◯井上順吾委員 前委員会のときにも言いましたけど、今、原口委員が言われた、ふるさとで育てて、関東に行く、関西に行く、みんながそこの地方に行く、これは、私は国体のあり方と思う。ジプシー選手をつくってしまう。腰を据えることができない。仕事で入っても、二年か三年で引っ張られればそこに行く。だから、これは卓球競技だけではなく、今の柔道も一緒だと思うので、その故郷で腰を据えきられない。だから、もう今コロナですよね。コロナが収束して次の展開を考えたときに、どこの県が国体を引き受けることができるか。佐賀まで決まっているのかな。だから、早くこれは中平スポーツ局長に、国のほうで物を言ってほしいですね。次の国体のあり方を、もう九州で受けるとか、道州制じゃないけど、そういう大きなエリアの中でそれぞれの体育館を利用し、施設を利用し、そして、自分たちのところでできる競技を受けるとか。もう総合開会式もなくなるという話を今日聞きましたけど、それと一緒で、これからのあり方というのは考えていかないといけない。だから、国体のあり方というのは、ぜひ国のほうに物を申していただきたいなと。それぞれの県議会の中のスポーツに係る委員会の中で、そういうことがもう出てきているんだということをその声を上げるべきだろうと思います。もう八十万の県民と五百十万の県民と同じように考えることそのものが、これからの矛盾をつくっていくというふうに思いますので、ぜひ声を上げていただきたいなというお願いであります。中平局長、何かあれば。 28 ◯松尾嘉三委員長 鶴体育スポーツ健康課長。 29 ◯鶴体育スポーツ健康課長 先に国体の状況だけ御説明をさせていただきます。国民体育大会は、今現在、二巡目の開催でございまして、二巡目が終了するのが令和十六年、二〇三四年鳥取県が今のところ予定されております。三巡目は令和十七年、二〇三五年からということになりますので、ここに向けての議論が日本スポーツ協会等を中心に、国体検討委員会がありますので、ここで議論がなされるというような状況になります。 30 ◯松尾嘉三委員長 中平スポーツ局長。 31 ◯中平スポーツ局長 国民スポーツ大会と名称を変更しておりますが、国民スポーツ大会を所管しておりますのが教育委員会でございます。この教育委員会と我々スポーツ局のほうで連携して、国のほうにもしっかりと働きかけてまいりたいと思います。今、国のほうでは、日本スポーツ協会を中心に、国民体育大会の改革というものについては議論なされておりまして、私もそこでいろいろと話をする機会がございますので、今いただきました御意見も含めて国のほうには申し上げていきたいと思います。できれば、一つ一つの県だけではなくて、例えば九州全体で、九州の自立を考える会もございますので、そういったところからの九州全体の意向として、九州ブロックでやったらどうかとか、そういったことも含めて、新しいあり方について提案をし、また、向こうで議論がなされるような材料をお示ししながら、三巡目以降の国体のあり方についても一緒になって協議をしてまいりたいと思います。 32 ◯松尾嘉三委員長 ほかにございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 33 ◯松尾嘉三委員長 以上で本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県スポーツ推進基金について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。坂田スポーツ企画課長。 34 ◯坂田スポーツ企画課長 それでは、縦長の委員会の議題説明資料をお願いいたします。一ページをお願いいたします。福岡県スポーツ推進基金についてでございます。  まず、一は、公益財団化についてでございます。本年四月一日に認可されまして、公益財団法人となりました。その後、関係団体からの寄付によりまして、現在、総額四十四億円の基金規模となっております。  二は、令和三年度事業です。(一)は専用ウェブサイトにて実施しております魅力発信事業です。  1)は、福岡県ゆかりのアスリートやチームを紹介するページです。それぞれの競技に対する意気込みや経歴、本県とのゆかりなどについて掲載しております。  2)では、県内で開催されますトップレベルの試合動画を財団の専用ユーチューブチャンネルで配信しておりますが、動画の提供、協力に対する配信金を支払っております。例えば、御自身で撮影し、それを財団のユーチューブチャンネルにライブ配信していただければ、八万円プラス広告収入分をお支払いします。撮影を財団職員が行った場合は二万円となります。昨年九月の財団設立からこれまでに視聴回数が六十三万回超となっておりますが、視聴者やチャンネル登録者数が増えると広告収入が増えますので、東京や関西の県人会、地方省庁の県人などに広く周知しております。資料にQRコードを付けておりますので、ぜひ御覧ください。  (二)は、ファンエンゲージメントの促進事業です。  1)では、県ゆかりのアスリート、チーム、競技団体等の活動を支援するため、財団独自のクラウドファンディングの運営が始まりました。現在、二〇二二年の北京オリンピックを目指すアルペンスキーヤーの新井美桜選手が実施しております。他の事業者では二〇%ほどの手数料を取られますが、財団では、基本、手数料は無料でございます。  2)のメッセージボードでは、チームのファンクラブ会員や大会運営スタッフの募集に活用していただいております。  (三)は、トップアスリートの活動支援事業です。  1)は、福岡県で活動する日本代表選手等の競技活動に対する助成です。今年度は、先ほどの新井選手をはじめ、九名の方が決定しております。  2)は、競技力向上に大きく寄与する新たな技術や手法といったイノベーションの導入に対する助成です。予算の範囲内でございますが、対象経費の三分の二を支援しております。今年度は、審査委員会を経て、一個人、五団体に決定しております。例えば、高校バレーボール部と企業が連携し、個々人の可動域、打球の速さ、体幹バランスなどを測定し、トレーニングメニューを最適化し、効率的に選手を育成するといったものがございます。  説明は以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。 35 ◯松尾嘉三委員長 説明は終わりました。  何か質疑はございませんでしょうか。大橋委員。 36 ◯大橋克己委員 最後のトップアスリートの活動支援の中で、一番最後に説明された内容が非常に興味深いんですけれども、個人であったり、団体がいろんなイノベーションを導入するといっても、なかなか個人とか団体でそのノウハウをどうやって仕入れていいかというのができないところも多いかと思うんですね。逆に、それを提供できるサイドというのもあると思うんですが、そのマッチングをしてあげるというのも大事な仕事じゃないかなと思うんですけれども、そのあたりはどういうふうになっていますか。 37 ◯松尾嘉三委員長 坂田スポーツ企画課長。 38 ◯坂田スポーツ企画課長 我々のほうも、いろんな団体、企業等とのお付き合いもございますので、その辺の情報提供もしつつ、まずは今回の募集が今年度初めてでございますので、こういったことを事業の実績等も御報告しながら、より多くの団体や企業が、そういった大学や高校などのクラブ、部活等にそういった技術とかというものを提供できるような環境はつくっていきたいと考えております。 39 ◯大橋克己委員 特に個人であったり、団体が、例えば受ける側としてはどういったイノベーションを求めているかというのを知らないと、提供側も何を求めているかによって、だったらうちはこういったイノベーションを提案できますよということを具体的に示すことができると思うので、そのあたりのことももう少し具体的に進めていただければと要望します。 40 ◯松尾嘉三委員長 ほかにございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 41 ◯松尾嘉三委員長 以上で本件の質疑を終わります。  議題三、次に、「大規模スポーツ大会の誘致・開催について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。坂田スポーツ企画課長。 42 ◯坂田スポーツ企画課長 それでは、引き続き、資料の二ページ目をお願いいたします。大規模スポーツ大会の誘致・開催についてでございます。  まず、一の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の(一)福岡県ゆかりの出場選手です。今月六日に、今週から始まりますオリンピックの結団式がございましたが、本県ゆかりの出場選手は三十九名です。前回のリオ五輪の二十二名から大幅に増えております。資料の六ページに名簿を付けておりますので、後ほど御覧ください。  (二)はオリンピック聖火リレーです。五月十一、十二日に、県内二十市町村で行う予定でございましたが、緊急事態措置の区域に本県が追加されたため、公道での聖火リレーを中止しまして、セレブレーション会場での点火セレモニーのみを実施いたしました。緊急事態宣言下での実施は全国初でございましたが、ランナーが一堂に会し、全員がステージでトーチキスとフォトセッションに参加するという福岡方式がその後もお手本となりました。当日は、集合場所や時間が変更になっても、なおほとんどのランナーが会場にお集まりいただきました。通常は数分しか持たないトーチを一時間以上も手にすることになりまして、家族と記念撮影ができたというランナーもおりまして、思い出深いものになったと考えております。  (三)は、パラリンピック聖火フェスティバルでございます。1)の全体概要ですが、こちらの聖火の火は、アテネからではなくて、図にありますように、全国各地で起こした火を都道府県単位に集め、それを開催地で一つにするものでございます。  2)は、県内市町村の状況です。火を起こす採火式とビジットと呼ばれるイベントを両方実施する予定が十市町、採火式のみを行う自治体が二十市町村でしたが、先週末、福岡市から中止の連絡がありまして、現在、十九市町村で行います。来月十二日から十四日で、それぞれの地で行われます。  3)の本県の集火・出立式につきましては、十五日に天神中央公園で行います。新型コロナウイルス感染症や熱中症予防のため、関係者のみの式典となりますが、ユーチューブでのライブ配信を予定しております。  三ページをお願いいたします。4)の開催都市東京都での集火式は二十日、5)の開催都市内での聖火リレーは二十一日から二十四日に実施されます。本県の代表ランナー一名も走行いたします。  (四)は、事前キャンプ地の実施状況です。図にありますように、当初は十三市町で二十九の国・地域が実施する予定でございましたが、東京の選手村に直接入るところもございまして、現時点では、パラを含めまして八市町で十三の国・地域を受け入れる予定でございます。選手団が入国する空港のお出迎えから選手村に入るまでの期間を各自治体がホストタウンとして請け負います。選手団、アテンドする自治体職員や通訳は、毎日PCR検査を実施し、宿舎と練習会場の往復のみとなりますが、安全・安心な事前キャンプを提供してまいります。  四ページをお願いいたします。二の2021世界体操・新体操選手権北九州大会でございます。(一)の大会概要としましては、体操は十月十八日から二十四日の七日間を北九州市立総合体育館で、新体操は十月二十七日から三十一日の五日間を西日本総合展示場新館にて開催されます。期間中は千人を超す選手や役員に加えまして、国内外からメディアも訪れることになります。御存じのとおり二つの世界大会を同地域で同時開催することは史上初の試みでございます。また、東京2020大会直後に開催されます初の国際大会でございまして、かつ体操も新体操も日本選手のメダル獲得の可能性が高い競技でございます。国内外からの注目度が非常に高い大会でございますが、先ほど御説明しました公益財団法人福岡県スポーツ推進基金が、設立後、最初に誘致した大会でございます。  (二)の組織としましては、先月二十八日に組織委員会が設立されました。これまでの準備委員会がその事務局として機能してまいります。  (三)の気運醸成は、既に終わりましたが、百日前イベントを今月十日に北九州市主催で実施いたしました。今後は、県主催としまして、五十日前と三十日前イベントを県内のイオンモールで開催する予定でございます。元オリンピアンをお呼びして、大会の見どころを語るトークショーを企画しております。  (四)のその他としまして、大会のメダルのデザインが先日公開されました。メダル部分、小倉織のリボン部分とも、リサイクルを基本としまして地元企業が制作することとなりました。  大会チケットの販売は、来月から予定しております。今後は、県として事前合宿地の調整、ボランティアの募集などを進めてまいります。主催の国際体操連盟、日本体操協会、北九州市と一体となりまして、しっかり準備を進めてまいります。この大会を通じまして、県民の皆様がスポーツを始めたり、健康づくりをするきっかけとなるように大会のレガシーを残していきたいと考えております。  三は、ツール・ド・九州でございます。先の九州地域戦略会議におきまして決定しました内容としまして、(一)のツール・ド・九州2023の1)大会概要は、国際自転車競技連合の認定を受けた国際サイクルレースとして、二〇二三年十月に開催するものでございます。参加者は、世界各地を転戦する選手などを招待するもので一般の方の参加はできません。先月二十九日に設立しました実行委員会が主体となりまして、記念すべき第一回の大会に、福岡県、熊本県、大分県が参加することとなりました。  2)の大会スケジュールでございますが、表にありますように、五日間の行程を予定しております。  3)の各ステージコースにつきましては、エキシビジョンレースとしまして、クリテリウムと呼ばれますタイムトライアルの周回レースを考えております。福岡ステージは、県内を縦断する本格的なラインレースを、五ページでございますが、熊本ステージにつきましては、南小国町から南阿蘇村に向けて行います周回レースでございます。大分ステージは、日田から南下し、オートポリスを周回するレースを予定しておりまして、サイクリストが好みますアップダウンをふんだんに交えた設定としております。今後は、各県警との協議を経まして、国際自転車競技連合への認定申請に移ってまいります。  (二)は、サイクリング周遊型旅行商品のディスカバー九州です。九州観光推進機構が中心となりまして、九州・山口各県が参画します推進委員会を設立し、ツール・ド・九州2023と同時期に開催するものでございます。九州・山口各地の観光地などを巡るフルサポート付きの自転車旅行を企画していく予定でございます。  説明は以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。 43 ◯松尾嘉三委員長 説明は終わりました。
     これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。大橋委員。 44 ◯大橋克己委員 三ページの事前キャンプ地の実施状況のところなんですけれども、先ほど御説明の中で、お出迎えから、選手、あと、関係者、PCRのお話もあったんですけれども、ホストタウンに手を挙げていた時期には、受入側のタウンはまさかこんな状況になるとは夢にも思っていなかったんですけれども、そうなってくると、基本的にはやはり各地域が、ホストタウンがいろんなことをやらなきゃいけないわけですから、そうなってみると、小さい自治体の中には、いわゆる医療とかの専門家というのはほとんどいない状況なので、また防災の確保とか、いろんな意味で苦労をされたんじゃないかなと思うんですけど、そのあたり、県として各ホストタウンに対してのアドバイスとか、例えば、職員の派遣とか、そういったものがあるのか、そこら辺を教えてください。 45 ◯松尾嘉三委員長 坂田スポーツ企画課長。 46 ◯坂田スポーツ企画課長 事前キャンプにつきましては、県のほうで、まず県の医師会にお話をさせていただきました。その後、看護士会、また歯科医師会等にもお話をいたしましたし、あと、県内の政令市を含めた保健所のほうにもお話をさせていただいております。地域のほうでは、指定病院がなかなか難しいということですので、県の医師会から郡市の医師会のほうに話をしていただきまして、そちらのほうと連携しまして、期間中に受け入れてもらえます病院、新型コロナ以外に整形関係もございますので、整形外科関係も含めまして体制をつくらせてもらいました。県としましても、県全体の調整並びに今回選手等が毎日行っておりますPCR検査、こちらのほうは、県が一括して契約をすることによりまして各自治体の負担を減らすということをさせてもらいます。また、選手にアテンドする職員につきましては、外部の委託事業者等も活用しながら、なるべく負担が少ないようにというふうな工夫も県のほうからアドバイスとしてさせてもらいまして、そういう業者等を御紹介させてもらっております。 47 ◯大橋克己委員 今、県の関与というのを伺いましたけれども、現在の状況の中では、各ホストタウンのほうから悲鳴が上がっているとか、難しいのでというふうな相談といったものは上がってきていないと考えていいですか。 48 ◯坂田スポーツ企画課長 事前のところでいろいろと御相談いただきました。特にスウェーデンとノルウェーを引き受けます福岡市につきましては、大会中、三百人を超す選手が入ってきますので、福岡空港に最終的にはチャーター便で来ましたけれども、そういったところのフォローアップ、また選手等の中から陽性者が出た場合の対応につきましては御相談がありました。また、みやま市等の小さなところにつきましては、やはり県内で初めてといいますか、最初に入ってきましたので、空港での状況等につきましては、情報収集をしながら、国とか組織委員会の動きも見ながら、綿密に情報提供しながらやったところはございます。 49 ◯松尾嘉三委員長 松下委員。 50 ◯松下正治委員 四ページの今回の北九州で行う世界体操・新体操選手権の関係なんですが、大会概要をお聞きしましたら、参加国及び選手役員数が七十五か国、五百八十人、六十か国、六百七十人と、会場それぞれ御説明いただいたんですが、これに関しては、観客数の予定人数なんかももうだいたい定まっているのでしょうか。 51 ◯松尾嘉三委員長 坂田スポーツ企画課長。 52 ◯坂田スポーツ企画課長 現在、チケットの販売前でございますけれども、ほぼ決めておりますが、販売につきましては、一括に販売することなく徐々に販売していこうかと思っております。大体三千ほどのキャパを考えておりますけれども、今後のコロナ感染症の関係もございまして、徐々に販売しながら様子を見ようということで、今、組織委員会等の中では話をされております。 53 ◯松下正治委員 コロナの様子を見ながらということなんですが、この会場、北九州総合体育館と西日本総合展示場以外で場外の大型ビジョンを設置するとか、そうした取組なんかは予定しているんでしょうか。 54 ◯坂田スポーツ企画課長 現段階では、まだそこまでの詳細はございませんけれども、これも先ほど言いました感染症対策関係も含めまして、設置できるかどうかというものを組織委員会の中で協議させてもらおうかと思っております。 55 ◯松下正治委員 コロナ感染症対策、これが大きいところなんですけれども、ぜひとも多くの方が体感して、すばらしい初めての試みということで、皆さんが感動を味わえるように成功させていただきたいと思います。 56 ◯松尾嘉三委員長 岩元委員。 57 ◯岩元一儀委員 今の件なんですが、組織委員会が組織されて、今、北九州市とか、いろんな部分の中で、様々なことが検討をされているかと思いますが、例えば、コロナの非常事態宣言というようなものが出たとしても、これはやるという方向で今取り組まれているということでよろしいでしょうか。 58 ◯松尾嘉三委員長 坂田スポーツ企画課長。 59 ◯坂田スポーツ企画課長 主催をします国際体操連盟の会長からすると、できる限り開催したいという御意向がございますけれども、組織委員会の中にコロナ対策、コロナ感染症を見る機関もございまして、こちらのほうには政令市と県からの保健部門の担当者、また、国際体操連盟の中に医療関係をされる委員もございますので、その方を含めました専門委員会をつくっております。こちらのほうで、こういった段階になった場合にはこうしようといったものをつくっておりまして、その中で、例えば、緊急事態宣言となった場合であってどうするのかという最終的な判断をすると。それを踏まえまして、大会を開催するのか、また、観客を入れるのかという判断をさせてもらおうと思っております。 60 ◯岩元一儀委員 今後の部分ということで捉えたいと思います。それにしても、やるということを前提に考えるならば、受けてからが大変短い期間の中で、いろいろ準備が大変なんじゃないかなというふうに拝察するわけですね。特に総合体育館あたりの設備、こういったところでの心配な声というようなものも出ておりますけれども、こうした部分の設備面、そういった面の安全対策を含めて十分に準備が進んでいるのかどうか、この点について確認しておきたいと思います。 61 ◯坂田スポーツ企画課長 現在の北九州市立総合体育館につきましては、築年数が三十年以上超しているということで、老朽化もございます。北九州市としましては、もともと予定しておりました大規模改修を早目に早期に着手するということで、今年度には着手しております。その中で、例えば、今回でいいますと、一番大きいのはトイレの改修とかございますけれども、周辺の整備もさせてもらいます。ただ、もともとの体育館がそんなに大きくございませんので、例えば、海外プレスのセンターなんかというものは敷地内の駐車場を潰して実施するというものもございます。中でやるものと外でやるものを分けて、動線を確保しながら、なるべく選手の方がバブルといいますか、ほかの方に接触しないような形でやるような形で今考えております。 62 ◯岩元一儀委員 駐車場を潰してというふうになると、やっぱり近接する県の公園、ここら辺の使い方、ここら辺のところも一つ大きなポイントになってくるのではないかというふうに思っていますが、そこら辺のところはいかがですか。 63 ◯坂田スポーツ企画課長 この総合体育館のすぐそばには県立の公園がございます。こちらのほうにも駐車場がございますし、体育館の入口に近いものでございますので、そういったところを利用しながら、駐車場なりとか、あと、イベント関係も含めまして活用させてもらおうかということで、組織委員会の中では話をさせてもらっております。 64 ◯岩元一儀委員 一つには、これから七十五か国から、そして六十か国というふうなことで、選手の中で、先ほど松下委員も言ったとおり、大変心配というか、ホテル等の部分、東京オリンピックの場合はバブルというふうな方式の中で、そういったようなものでやられる。これを参考にしながら恐らくやってくれるんじゃないかと思いますが、そういうことも含めて心配な部分があります。十分気をつけて対応をよろしくお願いいしたい。  最後に、先ほど基金のほうから、そこら辺のところを援助するんだ、助成するんだという趣旨を言ったというふうにお聞きしておりますけれども、どのくらいの予算的な部分、基金的な部分からの支出というものを考えられているのか。そこら辺のところを最後にお聞きしたいと思います。 65 ◯坂田スポーツ企画課長 こちらにつきましては、大会の総経費がございますけれども、地元のほうには十二億円の負担をお願いしたいということでございました。こちらのほうを北九州市と折半ということで、県のほうにつきましては六億円、こちらのほうを大会の誘致が時間がなかったということで、先ほど言いました福岡県スポーツ推進基金のほうから支援ということでさせていただいております。 66 ◯松尾嘉三委員長 ほかにございますでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 67 ◯松尾嘉三委員長 ないようでございますので、以上で本件の質疑を終わります。  議題第四、次に、「令和三年度スポーツフェスタ・ふくおか「第六十四回福岡県民スポーツ大会」の開催について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。平間スポーツ振興課長。 68 ◯平間スポーツ振興課長 引き続きスポーツ立県調査特別委員会議題資料の七ページをお願いいたします。令和三年度スポーツフェスタ・ふくおか「第六十四回福岡県民スポーツ大会」の開催についてでございます。  この福岡県民スポーツ大会は、一の目的に示しておりますように、広く県民の間にスポーツを振興し、その普及発展とスポーツ精神の高揚を図り、一層健康で明朗な県民生活の確立に寄与することを目的に実施しております。また、令和二年度から、これまでの県民体育大会から県民スポーツ大会へと名称を変更しているところでございます。  事業の主催でございますが、二に示しております主催者で実施いたします。  次に、三の事業概要でございます。大会は、県内四地区を持ち回りで開催している大会であり、年度は北九州市・京築地区を中心に開催することとしておりましたが、(一)の年度の開催地につきましては、会場となります北九州市、京築地区の市町の体育館等の公共施設が新型コロナウイルス感染症のワクチン接種会場に急遽なりましたことから、当初予定しておりました地区以外の地域にも御協力いただき、競技を開催することとなりました。  三の(二)に示しております事業内容及び開催期日でございます。丸の一つ目、総合開会式についてでございます。年度につきましては、コロナウイルス感染症対策として、総合開会式を中止することとし、各競技による開始式のみとさせていただきます。また、全ての競技を無観客で実施することといたします。  二つ目の丸以降、夏季大会、水泳競技につきましては、九月十二日日曜日、北九州市桃園プールにおいて開催することとしております。  また、秋季大会につきましては、九月二十五日土曜日、二十六日日曜日をメインに、九月十九日から十二月二十二日の日程で、七市一町において、障がい者の部を含め二十七競技を実施することとしております。  次に、冬季大会の駅伝競技につきましては、例年、筑後広域公園で実施してきたところでございますが、現在、開催会場及び開催日につきまして調整を図っているところでございます。また、スキー競技につきましても、九重森林公園スキー場で実施予定ではありますが、その日程も現在調整中でございます。  年度につきましては、前年度中に内諾を得ておりました市町及び会場において、急遽、ワクチン接種の会場に指定されましたことにより、新たに会場を確保しなければならない状況となっておりますが、新たな会場の確保につきましては、現在、県立学校や大学の施設を借用させていただくことで調整を行っているところであります。  なお、障がい者の部につきましては、今年度は柔道(視覚の部)、サッカー(知的の部)、グラウンドソフトボール(視覚の部)の三競技を新設いたしまして、合計十四競技実施することとしております。  八ページに掲載しておりますのは、実施競技及び開催地・会場一覧でございますので、後ほど御確認をお願いいたします。  委員の皆様には、例年、各大会前に御案内をさせていただいておりましたが、今年度は、総合開会式の中止及び無観客での大会開催としておりますことから、大会への御案内は控えさせていただくこととさせていただきますので、御了承いただきますようお願いいたします。  以上、県民スポーツ大会についての御説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 69 ◯松尾嘉三委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 70 ◯松尾嘉三委員長 では、ないようでございますので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、その他を議題といたします。その他として何か委員の皆様からございませんでしょうか。守谷委員。 71 ◯守谷正人委員 昨年もこの委員会で、ちょうど夏の高校野球の大会について、観客を入れるか、どういうやり方をするかということを議論したような形を覚えております。今年も今まさに、第百三回の高校野球全国大会の予選が福岡県でも行われている最中だと思います。先日の新聞報道とかで米子の松陰高校というところ、これが前日に学校関係者がコロナに感染されたということで試合を当日辞退したという事案が発生した。これは新聞報道でそういう形で見たんですけれども、学校関係者ということで、選手全て四十数名が検査をした結果は全員が陰性であったということであったと思います。辞退ということで学校からの辞退ということになるんですけれども、この事案というのは、例えば、高野連のほうに聞かないといけないかもしれませんけれども、辞退する、コロナによって大会に出ないような基準とか、そういうコロナによる基準というのは何かあるんでしょうか。 72 ◯松尾嘉三委員長 鶴体育スポーツ健康課長。 73 ◯鶴体育スポーツ健康課長 第百三回の全国高校野球の選手権、福岡県大会の判断基準、ガイドラインが県の高野連のほうから示されております。これは、各都道府県の高野連がガイドラインをつくっておりますので、他県はまた別の基準があろうかと思いますが、福岡県を例にとって簡単に申しますと、選手、指導者等の出場の可否判断につきましては、部員に陽性者がおり、残りの部員の大部分が保健所などから濃厚接触者あるいは経過観察者と認定を受けた場合、こういう者は保健所等の指導に従い、当該校と大会本部で協議の上、最終的に判断をする。また、上記の状況で濃厚接触者及び経過観察者でない選手が九人以上いる場合、結局九人以上で試合が成り立ちますので、そういうときには連盟が出場を差し止めることはない。九人では試合が成立しますよと。ただし、これも当該校との協議が再度必要になろうかというようなものが大きくガイドラインとして示されております。 74 ◯守谷正人委員 説明ありがとうございました。濃厚接触者という定義がその状況、状況によって違いますし、今回の事例ですと、前日の夜に学校関係者が感染の確認がされた。翌日の朝八時十分にはメンバー交換をしないといけない。そして、八時半に保健所が開くということで、なかなかこの連携がうまくいかなかった事例があります。福岡県は、今、課長が説明していただいたように、きちんとした判断基準があると思いますが、今回の事例で、いろんな県でも再認識することがたくさんあると思いますので、高校球児が、今一生懸命、夏の暑いときにやっていますので、その方たちの夢をぜひ続けさせていただくような対応をしていただきたいと思います。要望です。 75 ◯松尾嘉三委員長 ほかに。江頭委員。 76 ◯江頭祥一委員 先日の一般質問で、アーバンスポーツの振興というものをさせていただいて、前向きな答弁をいただいたところなんですけれども、その質問の中で、四年後のパリオリンピックで、ダンスも正式種目に入ってくるのではないかということをたださせていただきました。福岡県、この今日いただいた資料には何もダンスという文字はなかったんですけれども、ダンスが義務教育になったとか、なっていないとか、そして、その中で自治体によってダンスに対しての教育に大きな差があるということをお聞きしています。四年後、オリンピック正式種目になるというダンスに対しての認識と、今の義務教育ではないのか、どうなのかというところをお答えいただければと思います。 77 ◯松尾嘉三委員長 鶴体育スポーツ健康課長。 78 ◯鶴体育スポーツ健康課長 まず、体育におけるダンスの位置づけでございます。これにつきましては、中学校については、ダンスは中学校一年生、二年生で必ずやるということになっておりますので、各市町の中学校で一、二年生は必ずダンスをするようになっております。また、これは、今現在のところはダンスというものは各学校の先生方の指導者も少ないところでございますので、地域の指導者を活用して、各中学校、要請があった中学校に指導者を派遣する事業も併せて県教育委員会として行っております。競技スポーツとしてのダンスというところにつきましては、まだ現在のところ、県教育委員会として積極的にかかわっているという実績はございません。また、これは県のスポーツ協会のほうに登録をして、組織化された後に強化というような形になっていこうかと思いますので、今、委員から御指摘いただいたオリンピックを見据えた強化というものは、また県のスポーツ協会スポーツ局とも議論をしていかなければならないのではなかろうかというふうに考えております。 79 ◯江頭祥一委員 ありがとうございます。久留米には、九州男児といって、もう数年間連続世界一を取っているすごいグループがいますので、そのことも申し添えてお話を終わらせていただきます。 80 ◯松尾嘉三委員長 ほかにございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 81 ◯松尾嘉三委員長 では、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  今後の委員会活動につきましては、正副委員長にて御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 82 ◯松尾嘉三委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。  会議録署名委員を指名させていただきます。桐明和久委員、守谷正人委員、以上、お二人を御指名させていただきます。よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事は全て終了いたしました。  本日は、これをもって閉会いたします。  どうもありがとうございました。    午 後 零 時 十 四 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...