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  1. 福岡県議会 2021-06-17
    令和3年 県土整備委員会 本文 開催日: 2021-06-17


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和三年六月十七日(木曜日)    午 前 十 一 時 三 分 開 会 ◯江頭祥一委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから県土整備委員会を開会いたします。  まず、議事に入ります前に、委員席の指定を行います。  各委員の席は、ただいま御着席のとおりといたします。御了承お願いいたします。  それでは、これより本日の議事を行います。  当委員会において審査を要します案件は、お手元に配付いたしております付託議案一覧表のとおり、議案一件であります。  この審査を、お手元の審査日程案のとおり取り進めたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯江頭祥一委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。  なお、執行部より提出されました、議案及び所管事務調査に関する資料をお手元に配付いたしております。御確認お願いいたします。  それでは、議案審査を行います。  第九三号議案工事請負契約の締結について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。西川県土整備部長。 3 ◯西川県土整備部長 それでは、議案のほうの御説明をさせていただきます。  第九三号議案工事請負契約の締結について御説明をさせていただきます。議案書のほうは、福岡県議会定例会議案その三の五十五ページから五十六ページでございます。内容につきましては、お手元にお配りしてございます県土整備委員会資料、右上に資料一と書いてあるものがございますけれども、これで説明をさせていただきます。  一ページを開いていただければと思います。一般国道三百二十二号は、北九州市と久留米市を結ぶ延長約百十九キロメートルの幹線道路でございまして、本県の南北軸として広域的な道路網の骨格を形成しているものでございます。嘉麻市内の現道は、大隈峠周辺線形不良箇所や副楽隧道の高さ制限等により、大型車の通行に支障を来しているところでございます。これらの課題を解消するために、平成二十三年度からバイパス事業を行っているところでございます。本事業につきましては、平成三十年度から建設工事に着手しておりまして、令和三年度からトンネル新設工事を行うものでございます。  今回の案件でございますトンネル工事につきましては、工事請負契約を締結するに当たり、議会の議決に付すべき契約条例の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。  契約の内容でございますけれども、一般競争入札の結果、契約相手は東急・サカヒラ・修成特定建設工事共同企業体でございまして、請負契約額は、十九億六千二十四万四千円でございます。工期は、令和五年六月三十日まででございます。委員会資料の二ページのほうに事業概要図を添付しておりますので、御参照いただければと思います。  御審議のほどよろしくお願いいたします。
    4 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 5 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、第九三号議案質疑を終了いたします。  これで、本委員会に付託されました議案質疑を終了いたします。  それでは、知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き、議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 6 ◯江頭祥一委員長 それでは、これより議案の採決を行います。  第九三号議案について、原案のとおり可決することに賛成の委員は、御起立お願いいたします。      〔賛成者起立〕 7 ◯江頭祥一委員長 起立多数であります。よって、第九三号議案は、原案のとおり可決されました。  これで議案の採決を終わります。  以上で、当委員会に付託されました議案の審査は、終了いたしました。  なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 8 ◯江頭祥一委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。  次に、所管事務調査を行います。  「令和三年度県土整備部組織について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。池田県土整備総務課長。 9 ◯池田県土整備総務課長 令和三年度県土整備部組織について御説明させていただきます。恐れ入りますが、お手元の県土整備委員会資料資料二の一ページをお願いいたします。  まず、機構図でございます。本庁の組織は、県土整備総務課から水資源対策課までの十課二室、出先機関は十一の県土整備事務所及び苅田港務所の合計十二の事務所がございます。  次に、職員数でございます。県土整備部職員数としましては、本庁に二百四十七名、出先機関に千三十名、合計千二百七十七名の職員を配置して、事業の進捗に取り組んでいるところでございます。  続きまして、資料の二ページ目をお願いします。出先機関組織改正内容について御説明いたします。  (一)朝倉県土整備事務所でございます。平成二十九年七月豪雨に係る復旧事業進捗状況に応じて、災害用地課の係制を廃止したほか、災害道路課を廃止したものであります。  (二)那珂県土整備事務所でございます。平成二十六年八月豪雨により被害を受けた高尾川流域の床上浸水対策事業の進捗に伴い、災害事業室を廃止したものであります。  以上、御説明しました組織改正につきましては、令和三年四月一日に改正いたしております。  次のページをお開きください。三ページから五ページ組織図を記載しております。組織図の中に波線で囲っている箇所が、昨年度末をもって廃止した組織でございます。  最後に、六ページ以降に本庁の所掌事務を掲載しておりますので、御参照願います。  以上が、令和三年度県土整備部組織についての説明でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 10 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡建設技術情報センター管理運営実施状況報告について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。野上企画課長。 12 ◯野上企画課長 それでは、福岡建設技術情報センター管理運営実施状況報告について御説明させていただきます。恐れ入りますが、お手元の委員会資料資料二の九ページをお願いいたします。  福岡建設技術情報センター管理運営につきましては、指定管理者であります公益財団法人福岡建設技術情報センターが行っております。令和二年度の終了に当たりまして、管理運営実施状況と点検結果につきまして御報告させていただくものでございます。  まず、一の管理内容等でございますが、施設名、所在地、指定管理者名指定期間につきましては、記載のとおりでございます。この施設設置目的は、建設資材の試験、研究並びに建設技術の開発、普及を行うことによりまして、良質な社会資本の維持、充実に寄与することを目的といたしております。  管理内容といたしましては、建設資材に関する各種試験の実施及び当該試験の手数料の徴収業務、次に、センターの利用の許可及び使用料徴収業務並びにセンター施設の維持、保守に関する業務を委託しているところでございます。  次に、二の管理運営についての点検結果でございますが、令和二年度の事業報告書現地確認、そしてヒアリング等によりまして点検を行ったところでございます。その点検結果でございますが、次のページ、十ページをお願いいたします。上段の表、1)管理運営状況総括表の左側の大項目に記載いたしております、まず、1)公共性公益性)の確保、2)施設利用及びサービス向上、3)経営(収支)改善、4)職員確保方策及び健全な財政基盤、5)施設管理上の個別事項、それぞれにつきまして、事業計画に掲げた取組などが提案どおり実施されたかを点検いたしました。  大項目ごとの点検結果につきましては、表の右側に記載の管理運営の概要のとおりでございます。そして、下の表の2)点検結果でございますが、次の二点を総合コメントとして記載いたしております。  まず、一点目でございますが、材料試験事業につきましては、関係団体からの出向や嘱託職員継続雇用による専門知識を有する技術者の確保に努め、各種建設材料の品質を証明するための体制が取られている。また、新型コロナウイルスの影響に伴い、オンライン申請を行えるようシステムを改修し、利用者へのサービス向上に取り組んでいるとしております。  そして、二点目、施設提供事業につきましては、新型コロナウイルスの影響により一定期間実施ができなかったものの、感染防止対策を行った上で、県市町村職員や民間の建設技術者に対する研修の場を提供し、県や市町村関係団体等と連携した利用促進を図っている。また、施設利用者アンケート調査を行い、利用者ニーズの把握に努め、そこで寄せられた利用者の要望に応えているといたしております。  以上、おおむね事業計画といたしまして提案がありました内容に沿い管理運営がなされていることを確認しましたことから、おおむね提案内容どおりB評価といたしました。  以上が、福岡建設技術情報センター管理運営実施状況報告についての御説明でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 13 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 14 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県新広域道路交通計画の策定について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。尾崎道路建設課長。 15 ◯尾崎道路建設課長 それでは、福岡県新広域道路交通計画の策定について御説明をさせていただきます。恐れ入りますが、委員会資料二の十一ページをお願いいたします。  まず、策定の目的についてでございますが、これまで本県には平成五年に策定いたしました、そして平成十年に改定を行いました広域道路整備基本計画がございました。この計画につきましては、改定から既に二十年以上が経過しております。この間、新たな国土構造の形成やグローバル化国土強靱化ICTの活用など、社会情勢の変化や道路を取り巻く環境が大きく変化しております。その変化に対応するため、福岡幹線道路協議会による議論等を踏まえまして、今回新たに広域的な道路整備の基本となるビジョン計画を策定いたしました。なお、本計画等は、県と両政令市共同で策定、公表するものとなっております。  続きまして、その内容について御説明をいたします。ビジョンは、今後二十年から三十年という中長期的な視点で地域の将来像を見据え、平常時・災害時を問わず、物流と人流を確保し、地域活性化を可能とすることを念頭に基本方針を定めました。広域道路ネットワーク交通防災拠点ICT交通マネジメントの三つの柱で構成をされております。計画は、そのビジョンを踏まえまして、より具体化したもので、ビジョンと同様に三つの柱から構成されております。  一つ目の柱でございます広域道路ネットワーク計画でございます。恐れ入ります、委員会資料の十二ページをお願いいたします。都市圏広域交通の拠点となる港湾、空港を連結するネットワークを形成することを目的といたしまして、高規格道路一般広域道路及び構想路線を位置づけているところでございます。  恐れ入ります、十一ページにお戻りください。二つ目の柱でございます交通防災拠点計画についてでございます。これは、主要鉄道駅等における乗換えの利便性の向上といった、交通拠点における結節機能の強化や、道の駅など、既存の道路関連施設において、ソフト・ハードを含めました防災機能の強化を行うものとしております。  三つ目の柱でございます、ICT交通マネジメント計画についてでございます。これにつきましては、自動運転技術ICTAI等の革新的な技術を活用した交通マネジメントの検討を行うものとしてございます。  県土の均衡ある発展と地域活性化には、適切な道路ネットワークの構築が必要不可欠でございます。今後も県民の皆様のために、道路整備の推進に邁進してまいります。  以上が福岡県新広域道路交通計画の策定についての説明となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 16 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 17 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「平成二十九年・平成三十年・令和元年令和二年災害復旧状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。吉武河川管理課長。 18 ◯吉武河川管理課長 それでは、平成二十九年・平成三十年・令和元年令和二年災害復旧状況について御報告させていただきます。お手元の委員会資料二の十三ページをお願いいたします。  本県は、平成二十九年以降、四年連続で大きな豪雨災害に見舞われました。現在、県土整備部では、被災地の一日も早い復旧、復興のため、全力で復旧事業に取り組んでおります。  まず初めに、一としまして、平成二十九年七月九州北部豪雨による災害復旧進捗状況についてでございます。施設の強化を図りつつ行う原形復旧及び川幅の拡大などを行います改良復旧進捗状況について御説明いたします。  十三ページ上段の表を御覧ください。五月末時点におけます県の公共土木施設原形復旧につきましては、道路河川砂防の全二百二十五か所におきまして、全ての箇所工事に着手しており、九割を超える二百七か所で工事が完了しております。また、令和三年度までに全ての箇所工事が完了する予定でございます。  次に、中ほどから下でございますが、改良復旧についてでございます。道路河川砂防の全七十三件につきまして、道路では、二路線三区間全てで工事が完了しております。河川では、全十三河川全てで工事に着手しており、一河川が完了しており、さらに令和四年出水期前までに四河川完了予定でございます。なお、現在、護岸整備延長約九十八キロメートルのうち、約八割の約七十八キロメートルで工事に着手しておりまして、五割を超えます約五十二キロメートルで工事が完了しております。砂防では、全五十七か所のうち四十五か所で工事に着手し、三十か所が完了しております。なお、地滑り及び急傾斜につきましては、全て完了しております。さらに、令和四年出水期までに七か所が完了予定です。  恐れ入ります、十四ページをお願いいたします。施設対応状況についてでございます。道路で、現在も通行止めを継続している箇所は一か所であり、現在、本復旧工事に着手しており、早期解除を目指してまいります。  次に、二としまして、平成三十年七月豪雨による災害復旧進捗状況についてです。五月末時点における県の公共土木施設原形復旧は、道路河川砂防の全三百八か所において、全ての箇所工事に着手し、九割を超える三百五か所で工事が完了しております。  続きまして、施設対応状況についてでございます。道路では、原形復旧箇所工事が全て完了しており、通行止めは全て解除しております。河川では、浸水被害の大きかった山ノ井川や庄内川など、五河川につきまして、現在、浸水対策重点地域緊急事業を実施しております。砂防では、災害関連事業十か所全てで工事が完了しております。  恐れ入ります、資料の十五ページをお願いいたします。三としまして、令和元年七月、八月の大雨による災害復旧進捗状況についてでございます。五月末時点におけます県の公共土木施設原形復旧は、道路河川砂防の全百二十四か所につきまして、全ての箇所工事が完了しております。  次に、施設対応状況についてでございます。道路では、原形復旧箇所工事が全て完了しており、通行止めは全て解除しております。河川では、二年連続で浸水被害の大きかった三河川で、浸水対策重点地域緊急事業を実施しております。砂防では、急傾斜地崩壊対策事業に採択された一か所については、調査・設計が完了しております。今後、用地取得後に工事に着手する予定です。  続きまして、四、令和二年七月豪雨による災害復旧進捗状況についてでございます。五月末時点における県の公共土木施設原形復旧は、道路河川砂防の全百九十六か所のうち、九割を超える百八十四か所で工事に着手し、このうち約四割の七十五か所で工事が完了しております。  恐れ入ります、資料の十六ページをお願いいたします。施設対応状況についてでございます。県管理道路で現在も通行止めを継続している箇所は二か所であり、そのうち一か所は復旧工事に着手しており、残る一か所につきましては、今後、用地買収を進め、復旧工事の着手を目指してまいります。  次に、河川では、浸水被害の大きかった河川において、浸水被害軽減に向けた対策の検討に着手しております。また、今年度の出水期に備え、河道掘削樹木伐採などを実施し、治水安全度の向上を図っております。  砂防では、災害関連事業に採択された九か所については、全ての箇所で測量・調査・設計に着手しております。  なお、委員会資料の十七ページから二十ページにおきまして、それぞれの年における災害の現在までの対応状況の写真を添付しております。御参照のほどよろしくお願いいたします。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 19 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 20 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「排水ポンプ車追加導入について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。吉武河川管理課長。 21 ◯吉武河川管理課長 それでは、排水ポンプ車追加導入について御説明させていただきます。  恐れ入ります、委員会資料二の二十一ページをお開きください。  まず初めに、一、経緯でございます。本県では、平成二十九年から令和二年にかけまして、四年連続で甚大な浸水被害が発生しました。令和二年六月に九州の県として初となる排水ポンプ車久留米地域に導入し、同年七月、久留米市で発生した陣屋川の浸水箇所排水作業を行いました。  恐れ入ります、資料の二十三ページをお開きください。こちらに当時の状況の写真を添付しております。陣屋川から筑後川へ排水作業を行うことにより、陣屋川の沿川における浸水被害の軽減に寄与したところでございます。  恐れ入ります、資料の二十一ページにお戻りください。このことを踏まえまして、洪水時における迅速な浸水被害の軽減が図れるよう、県内各地域排水ポンプ車追加導入を行うものでございます。  二としまして、導入する排水ポンプ車についてでございます。導入する台数は五台であり、管理する事務所保管場所資料中央の表に記載しております。また、車両規格は八トン車で、排水能力は毎分三十立方メートルでございます。  三としまして、排水ポンプ車の運用についてでございます。今回追加導入する排水ポンプ車は、六月上旬に各事務所に導入し、運用を開始しております。具体的な運用方法につきましては、恐れ入ります、資料二十二ページのほうで御説明させていただきます。  二十二ページ、一、緊急時の出動業者についてでございますが、ポンプ車を管理する事務所が、あらかじめ決定している業者に対し出動を要請いたします。  二、運用範囲についてですが、各事務所のポンプ車の運用範囲は、原則、表に記載のとおりでございます。ただし、大規模な浸水被害が発生した場合には、運用範囲を超えて広域的に運用いたします。  次に、三、出動要請の流れについて御説明いたします。資料の一番下に参考として連絡系統を示しておりますので、併せて御覧ください。1)浸水被害等が発生した市町村は、管内の県土整備事務所を経由して、管理事務所へ出動要請を行います。2)管理事務所から業者に出動を要請いたします。3)要請を受けた業者が出動し、排水作業を実施いたします。4)管理事務所から河川管理課に要請内容及び出動する旨を報告いたします。また、河川管理課は、管理事務所から広域出動の要請があったときに、他の管理事務所に広域出動を要請いたします。  最後になりますが、洪水時に浸水被害が発生した際には、現場に速やかに出動し、排水作業を行うことにより被害の軽減を図ってまいります。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 22 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。
     これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。原口委員。 23 ◯原口剣生委員 ちょっと質問させていただきますが、この管理事務所から業者に、例えば、連絡しますよね。連絡するとき、久留米排水ポンプ車一号のときは、業者が例えば二社とか三社とか、そこについて行うということであって、前回の陣屋川の洪水的なときについては、これはずっと業者さんが張り付いておかないかんですよね。張り付いておかないかんから、その中で問題なのは、今までの業者体制でいいのか、そういったところをもうちょっと研究していただいておかないと、昼夜その中で作業をするんだから、そういったこの間の場合は、排水ポンプ車が配備されてすぐのことであったからなかなか難しかったんだろうけど、そういったところの業者さんに対する体制も無理がいかないような体制をしていただきたいということで、どういうふうに執行部としてはお考えなのか、お答えいただきたいと思います。 24 ◯江頭祥一委員長 吉武河川管理課長。 25 ◯吉武河川管理課長 原口先生御指摘のとおり、昨年の実績では、久留米県土管内では長期間に及んだこともありまして、三社の業者さんに対応していただいております。その辺の実績も踏まえまして、今回、久留米県土には二台配備するわけですけれども、それぞれのポンプ車に対しまして、現在の考えとしては、四社ずつ対応できる業者さんのほうにお願いすることと考えております。 26 ◯原口剣生委員 業者さんにお願いするのはいいんだけど、その業者さんに対して円滑に、運用といいますかね、それができるような形、それと、夜中もこれはずっとしとかないといかんというようなことの中において、例えば今までそのポンプ車に何人配置をしておったかというのはよく存じあげませんが、その今までの人員で足りたのか。それでなかったら、ある程度人員を増やす。でも、その中においては、業者さんもそれだけ多い人員をつけられないとか、つけられるとか、いろんなことがあるので、その反復動作もさることながら、そういうふうな訓練等とそういうふうな体制を行政のほうはちゃんと考えてあげないと、業者さんに無理がかかるといけませんので。ここで答えが無理ならば、要望にかえたいと思います。 27 ◯江頭祥一委員長 ほかにありませんか。山本委員。 28 ◯山本耕一委員 広域出動の判断についてお伺いしたいと思いますが、最終的な判断は河川管理課長ということでよろしいんでしょうか。 29 ◯江頭祥一委員長 吉武河川管理課長。 30 ◯吉武河川管理課長 河川管理課のほうに情報が入りまして、県で保有するのが今回、全てで六台になりますけれども、その中で足りるのか、もしくは、さらに国のほうにお願いするのかとかあろうかと思いますけれども、私の判断、もしくは上の判断を仰ぐことにもなるかもしれません。状況によりまして、そこら辺は判断したいと考えております。 31 ◯山本耕一委員 なぜこんなことをお伺いするかというと、発災して、広域出動のお願いをするような状況のときというのは、かなり大規模な災害が発生していることが予想されるんですけれども、そのときそこで発生していたとしても、またその後に、例えば出動先のところで同じような状況が起こってしまったら、ポンプ車が出てしまっていないということが発生する可能性もあるわけですね。ですから、福岡県内全体の気象状況を俯瞰的、概観的に判断、予測できるような状況にしておかなくてはいけない。例えば防災センターとか、災害対策本部等が立ち上がっていると思うんですけれども、そういったところの情報、また、出動したポンプ車が安全に効率的にその場所に向かえるように、道路交通状況の把握等も必要になってくると思うんです。そういったマニュアルのようなものはお作りになっているんでしょうか。 32 ◯吉武河川管理課長 今指摘されたようなものは、現在のマニュアルには入ってございません。いただいた御意見も踏まえながら、今後、どのようにやっていけば円滑にいくかというのを検討してまいりたいと考えております。 33 ◯山本耕一委員 そういう状況のときには、必ず防災センター、あるいは災害対策本部が稼働していると思いますので、そういったところの判断を仰げるような、ちゃんとしたスキームをマニュアル化しておかれることが本当にいいと思いますので、強く要望しておきます。以上です。 34 ◯江頭祥一委員長 ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 35 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県県営埠頭施設整備運営事業特別会計の経営戦略の策定について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。龍港湾課長。 36 ◯龍港湾課長 それでは、福岡県県営埠頭施設整備運営事業特別会計の経営戦略の策定について御説明申し上げます。お手元の委員会資料二の二十四ページを御覧ください。  まず、一の目的でございます。県の管理港湾七港のうちの苅田港、それから三池港、それから芦屋港、宇島港の四港につきましては、埠頭特別会計を設け、運営しております。これが、いわゆる公営企業ということになります。将来にわたりまして、安定的に事業を継続していくためには、中長期的な視点に立った経営を行い、徹底した効率化、経営健全化に取り組むことが必要と考えております。そこで、経営基盤の強化を図るために、中長期的な経営の基本計画であります経営戦略を策定するものでございます。  次に、二の概要についてでございます。表の一番上を御覧ください。事業概要でございます。港湾整備事業は、港湾機能を効率的に発揮させるために必要な埠頭用地、上屋、それから、荷役機械等の整備を行うものでございます。また、右のほうの欄でございますけれども、宅地造成事業は、埋立てにより臨海部において土地造成を行い、それを民間企業へ売却するものでございます。  次に、二番目を御覧ください。経営の基本方針でございます。港湾整備事業は、関連事業の進捗予定と十分に整合を取りつつ、社会経済情勢の変化に伴うサービス需要の動向、貨物取扱見込量等を踏まえ、慎重に検討してまいります。それから、右の欄の宅地造成事業でございますけれども、用地の造成費を地方債で調達いたしまして、売却収入をもって償還することとしておりますけれども、社会経済情勢等の変化に対応しまして、状況に応じた造成地の利用計画、それから処分方法等の抜本的な見直しを行うなど、適切な措置を講じてまいります。  次に、三段目の計画期間でございます。港湾整備事業も宅地造成事業も、令和三年度から令和八年度までの事業進捗状況を鑑みまして、六年間としております。  続きまして、四段目の収支計画でございます。これは、恐れ入りますけれども、次の二十五ページをお開きください。この表は、埠頭特別会計における収支計画一覧表でございます。上の表が港湾整備事業になっております。この港湾整備事業でございますが、六年間の計画期間内における支出でございますが、二十六億三千万円余から六十七憶一千万円余で推移しておりますけれども、使用料収入や一般会計繰入金を充当するために、収支不足の発生はありません。  それから、2)の宅地造成事業を御覧ください。宅地造成事業の六年間の計画期間内における支出でございますけれども、十三億六千万円余から二十八憶二千万円余で推移しておりますけれども、土地売却収入、それから一般会計繰入金を充当するために、収支不足の発生はありません。  次に、進行管理と見直しでございます。恐れ入りますけれども、前のページの二十四ページを御覧ください。経営戦略は毎年度PDCAサイクルによる進行管理を行います。具体的には、投資・財政計画と実績を比較するなどして、経営の基本方針の達成状況を評価いたします。そして、乖離が見られる場合には、速やかに改善を図ることとしております。  最後に、三の公表を御覧ください。令和三年三月三十一日に策定いたしました経営戦略につきましては、本日の委員会報告後、ホームページに掲載し、公表することとしております。  以上が、福岡県県営埠頭施設整備運営事業特別会計の経営戦略の策定についての御説明になります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 37 ◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 38 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  これで、所管事務調査を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 39 ◯江頭祥一委員長 特にないようですので、次へ進みます。  次に、「閉会中の調査事項について」お諮りいたします。  お手元配付の案のとおり、五項目について、閉会中もなお調査を継続することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 40 ◯江頭祥一委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、所定の手続を取ることといたします。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 41 ◯江頭祥一委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。栗原渉委員、原竹岩海委員、以上、二名の委員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事はすべて終了いたしました。  終わりに、終始熱心に審査いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝を申し上げ、これをもちまして、県土整備委員会を閉会いたします。  どうもありがとうございました。    午 前 十 一 時 四 十 三 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...