5
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、採択と決定いたします。
ただいま採択となりました本請願の願意は、私学助成の拡充等について、国に対し意見書の提出を求めるものであります。
お諮りいたします。
福岡県議会会議規則第十一条第二項に基づき、本委員会から意見書案を提出したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
6
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
また、意見書の文案及びその取扱いについては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
7
◯渡辺勝将委員長 御異議ありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。
次に、
継続審査中の
請願番号第四号の一「大牟田市に「
県立中高一貫教育校」設置を求める請願」外五件を一括して議題といたします。
この際、何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
8
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、これらの請願の質疑を終わります。
それでは、これらの請願については、どのような取扱いにいたしましょうか。
〔「継続」と呼ぶ者がある〕
9
◯渡辺勝将委員長 ただいま
西元委員から
継続審査という意見がございましたが、御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
10
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、
継続審査と決定いたします。
以上で、請願の審査を終了いたします。
次に、陳情についてであります。
陳情番号第二七号の四「
新型コロナウィルス感染症拡大に伴う
緊急政策陳情書」をお手元に配付いたしております。
なお、本委員会に回付されました箇所は、緊急要望・提言事項の五についてであります。御確認願います。
この際、何か質疑等はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
11
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、以上で本陳情についての質疑を終わります。
次に、議案審査を行います。
第九三号議案「令和二年度福岡県
一般会計補正予算(第二号)」所管分及び第一〇七号議案「令和二年度福岡県
一般会計補正予算(第三号)」所管分の二件は関連がありますので、一括して議題といたします。
順次、執行部の説明を求めます。最初に、
教育委員会からお願いいたします。
上田教育総務部長。
12
◯上田教育総務部長 第九三号議案、令和二年度福岡県
一般会計補正予算(第二号)のうち、
教育委員会所管分について御説明いたします。
お手元の資料、令和二年度
補正予算に関する説明書に一番の
附箋番号をつけております六ページをお開き願いたいと思います。
歳出の表、左から三列目の補正額の欄、十
款教育費一億二千百万円余の増額のうち、
教育委員会所管分は、総額で四千七百万円余の減額補正をお願いしております。
その主なものについて御説明いたします。二番の附箋をつけております百九ページをお願いします。十
款教育費、一項
教育総務費でございます。
四目教育振興費について、表の左から三列目の補正額の九千六百万円余の減額は、県立高校と地域の方々がともに行う体験活動の中止などによるものでございます。
百十一ページをお願いします。四項
高等学校費、一目
高等学校総務費五千八百万円余の増額、百十二ページの五項
特別支援学校費、一目
特別支援学校費一千百万円余の増額及び百十三ページの六項
社会教育費、
三目文化財保護費四千九百万円余の増額は、県の
緊急短期雇用対策創出事業に基づきまして、
県立高校等における事務補助や
太宰府史跡発掘調査による出土品の
保存処理作業等の経費でございます。
百十五ページをお願いいたします。七項
保健体育費、
二目体育振興費四千六百万円余の減額は、
競技力向上事業費において予定しておりました遠征の中止などによるものでございます。
引き続きまして、第一〇七号議案、令和二年度福岡県
一般会計補正予算(第三号)のうち、
教育委員会所管分について御説明させていただきます。この
補正予算は、国の第二次
補正予算を最大限に活用しまして、
本県教育委員会における必要な経費についてお願いをするものでございます。
では、お手元の資料の令和二年度
補正予算に関する説明書に三番の附箋をつけております六ページをお願いいたします。歳出の表、十
款教育費三十一億三百万円余の増額のうち、
教育委員会所管分は、総額で十七億七千六百万円余の増額補正をお願いしております。
その主なものについて説明いたします。四番の附箋をつけております五十一ページをお願いいたします。十
款教育費、一項
教育総務費、
四目教育振興費十四億二千万円余の増額は、臨時休業中の未指導分の補習等を支援する学習指導
員の配置に要する経費などでございます。
五十二ページをお願いいたします。三項中学校費、一目教職
員費三十万円余の増額、四項
高等学校費、一目
高等学校総務費八百万円余の増額及び五項
特別支援学校費、一目
特別支援学校費九十万円余の増額は、いずれも
県立学校の健康診断を分散して行うための協力医などの増員に要する経費でございます。五十三ページをお願いいたします。
二目教育振興費二億八千百万円余の増額は、
特別支援学校における
通学バス増便期間の延長に要する経費でございます。
六項
社会教育費、六目美術館費二千二百万円余の増額は、
県立美術館の美術品をインターネットで鑑賞できる
バーチャル美術館の導入に要する経費、七目図書館費二千百万円余の増額は、
県立図書館の郷土資料などをデジタル化し、ホームページで公開するための経費でございます。
七項
保健体育費、
二目体育振興費二千万円余の増額は、中止となった部活動の全国大会の代替として地方大会を開催する場合に
各種競技団体へ助成を行う経費でございます。
説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
13
◯渡辺勝将委員長 次に、
私学振興・
青少年育成局の説明を求めます。
今泉私学振興・
青少年育成局長。
14
◯今泉私学振興・
青少年育成局長 それでは、まず、九三号議案のうち、
私学振興・
青少年育成局所管分について御説明いたします。
お手元の
予算説明書の一番の
附箋番号をつけました六ページを御覧いただきたいと存じます。中ほど歳出の十
款教育費の補正額のうち、
当局所管分といたしましては、総額で一億六千八百万円余の増額をお願いしております。
主なものについてでございます。五番の
附箋番号をつけた資料を御覧いただきたいと思います。五番の
附箋番号、百十六ページでございます。まず、八項大学費につきましては、計欄にございますように、四百万円余の増額をお願いしております。これは、県立の三大学におきまして、
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、学生や留学生を含め、働く場を失った方を緊急に雇用するための交付金の増でございます。
次に、九項
私立学校費につきましては、計欄にございますように、一千五百万円余の増額をお願いしております。これは
私立学校におきまして、
新型コロナウイルス感染症の影響により働く場を失った方を緊急に雇用するための補助金でございます。
次のページ、百十七ページに移りまして、十項
青少年費につきましては、一目にございますように、一億四千八百万円余の増額をお願いしております。この主なものは、小学校の臨時休業の延長に伴います
放課後児童クラブの運営に係る追加経費を助成するものでございます。
引き続き、一〇七号議案のうち、当局分について御説明をさせていただきます。
同じくその説明書の前に戻って恐縮ですけれども、三番の附箋を御覧いただきたいと思います。三番の附箋の六ページでございます。十
款教育費の補正額のうち、
当局所管分といたしまして、総額で十三億二千六百万円余の増額をお願いしております。
主なものについてでございます。六番の
附箋番号を御覧いただきたいと思います。五十四ページをお願いします。まず、八項大学費につきましては、計欄にございますように、七百万円余の増額をお願いしております。これは、県立三大学におきまして、
新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した学生が、就学を断念することのないよう授業料等の減免を行うための交付金の増でございます。
次に、九項
私立学校費につきましては、五億六千六百万円余の増額をお願いしております。この主なものは、私立の小・中・
高等学校等におきまして、学校が
感染症対策や学習保障に取り組むことができますよう
備品購入等を行うための補助金でございます。
次のページ、五十五ページに移りまして、十項
青少年費につきましては、七億五千二百万円余の増額をお願いしております。これは、
放課後児童クラブにおきまして、
感染症対策に必要な
衛生用品等の購入や職員の研修受講に対する費用を助成するものでございます。
説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
15
◯渡辺勝将委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
16
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、以上で第九三
号議案所管分及び第一〇七
号議案所管分の質疑を終了いたします。
これで、本委員会に付託されました全議案の質疑を終了いたします。
それでは、知事等に対する保留質疑がございませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
17
◯渡辺勝将委員長 それでは、準備のためしばらく休憩いたします。委員の皆様はそのままお待ちください。
〔暫時休憩〕
18
◯渡辺勝将委員長 再開いたします。
それでは、これより議案の採決を行います。
まず、採決の方法についてお諮りいたします。
採決は一括して行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
19
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、そのように執り行います。
それでは、先ほど本委員会で審査いたしました第九三
号議案所管分及び第一〇七
号議案所管分の以上二件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。
〔
賛成者起立〕
20
◯渡辺勝将委員長 起立多数であります。
よって、第九三
号議案所管分外一件は、いずれも原案のとおり可決されました。
これで、議案の採決を終わります。
以上で、本委員会に付託されました議案についての審査は全て終了いたしました。
なお、採決いたしました議案に関する
委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
21
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
次に、
所管事務調査に入ります。
まず、「令和二年度の学校における
教育活動の再開について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。
松永総務企画課長。
22
◯松永総務企画課長 令和二年度の学校における
教育活動の再開について御説明申し上げます。
附箋番号の七をお願いしたいと思います。まず、学校におけますこれまでの経緯についてでございます。
県立学校につきましては、五月十四日に本県に対します
緊急事態措置の解除がなされたことを受けまして、五月十八日以降、分散登校、五月二十五日以降、順次
全面開校に移行したところでございます。なお、
北九州地区の
県立学校につきまして、北九州市におけます
新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、六月一日から当面一週間、分散登校としておりましたが、六月八日以降、可能な学校から、順次、
全面開校に移行しております。なお、
市町村立学校及び
私立学校につきましても、
県立学校の取組を周知いたしまして、実態に応じて適切に判断されるよう要請を行いました。
それでは、具体的な
教育活動の再開状況につきまして、大きな二番となります。
まず、(一)
県立学校についてでございますが、全百十九校のうち、今週中、六月十九日金曜日までに
全面開校に移行しますのが百十六校という状況でございます。
また、(二)の
市町村立学校六十三
教育委員会ございますが、北九州市で感染者が生じた一部の学校を除きまして、全ての
教育委員会が今週中に
全面開校に移行いたします。
また、(三)
私立学校でございますが、九十七校中八十八校が今週中に
全面開校ということとなっております。
二枚目をお願いしたいと思います。
(四)の幼稚園でございます。公私立全四百十三園ございますが、今週中に三百五十九園が全面開園となっております。
放課後児童クラブについてでございますが、小学校の
全面開校に伴いまして、
通常どおりの開所へ移行しております。
県といたしましては、引き続き
感染症対策を徹底するとともに、
教育委員会等と連携の上、適切に対応するよう市町村に要請を行ったところでございます。
続きまして、大きな三でございます。
県立学校の教職
員及び
児童生徒の
健康管理についてでございますが、
教育活動の再開に当たりましては、
感染防止対策が重要でありますことから、
幼児児童生徒の健康状態の確認あるいは発熱等の風邪の症状が見られる場合の対応方法について具体的に明示を行っております。こまめな手洗い、マスクの着用の徹底、教室等における換気の徹底、学校医と連携した
保健管理体制の確保などの指示を行っているところでございます。
これにつきましては、
市町村教育委員会及び
私立学校の設置者に対しましても、
文部科学省通知及び
県立学校の取組を周知し、適切な対応を依頼しているところでございます。
今後、
長期休業日等の活用を行いながら、授業時数の確保を図るとともに、いわゆる第二波に備えて
ICT環境の整備など、
児童生徒の学びの保障に取り組んでまいります。
また、
県立学校におきましては、当分の間行わないこととしておりました修学旅行を含めました
学校行事等についても、六月十九日以降、
感染状況等を慎重に見極め、万全の防止対策を講じた上で実施するとした通知を昨日発出したところでございます。これにつきましては、
市町村立学校並びに
私立学校設置者に対しましても県の取組を周知しております。
報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
23
◯渡辺勝将委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
24
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、「
指定管理者による
管理運営の
実施状況について」を議題といたします。
順次、執行部の説明を求めます。
綾部文化財保護課長。
25
◯綾部文化財保護課長 指定管理者による
管理運営の
実施状況について御説明いたします。
お手元の
指定管理者による
管理運営状況の
実施状況についての資料をもとに、
教育委員会所管分を御報告いたします。
附箋八をお開きください。資料の一ページから二ページに、評価のポイント及び点検結果をまとめた概要を示しております。昨年度に引き続き、
指定管理者の
事業報告書、現地での管理状況の確認などをもとに点検、評価を行ったものです。
最初に一ページの旧福岡県
公会堂貴賓館でございます。
指定管理者は
株式会社日比谷花壇でございます。館内を季節ごとに生花を飾り、貴賓館にふさわしい雰囲気を演出したほか、多くのイベントを開催して積極的に施設の活用に取り組みました。
次に、豊前市の
求菩提資料館、朝倉市の
甘木歴史資料館、柳川市の
柳川古文書館でございます。それぞれ地元の自治体が
指定管理者でございます。各施設におきまして、設置の目的に沿って地元の貴重な文化財や歴史資料を展示するなど、歴史や文化の教育普及に取り組みました。
これらの施設の点検評価といたしましては、いずれの施設でも
新型コロナウイルス感染症による影響はありましたが、設置目的に沿った適切な
管理運営をなされていることを評価し、おおむね
提案内容どおりのBとしております。
文化財保護課の御報告は以上でございます。
26
◯渡辺勝将委員長
鶴体育スポーツ健康課長。
27
◯鶴体育スポーツ健康課長 引き続き、二ページ、
体育スポーツ健康課所管の五施設について御説明を申し上げます。
最初に、
スポーツ科学情報センターでございます。令和元年度は、県民のスポーツに親しむ機会を提供する
スプリングフェアの開催や、スポーツスタッフの派遣、相談サポート等を実施し、県民の体育スポーツ活動のさらなる普及振興に努めました。
次に、総合プールにつきましては、全日本マスターズ水泳選手権大会等の大規模大会を開催するほか、オリンピアンによる水泳教室やプールの無料開放を実施し、施設の利用促進を積極的に行いました。
次に、福岡県立久留米スポーツセンター及び久留米市中央公園内体育施設等につきましては、プロスポーツ公式戦の誘致や、全日本軟式野球大会等の全国規模の大会を開催した結果、延べ約五十四万人の方々に施設を御利用いただきました。
次に、総合射撃場につきましては、福岡県猟友会安全射撃大会を開催するなど、施設の利用促進に積極的に努めました。また、銃弾の鉛から発生する環境対策の面におきましては、定期的に水質や土壌の検査を実施し、適切に管理しているところでございます。
最後に、馬術競技場につきましては、九州ウエスタンチャンピオンシップなど九州規模の馬術大会を誘致するなど、昨年度を上回る施設の利用がありました。
五施設の点検評価としましては、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため施設を休業した期間があるため、利用者数、利用料金収入は減少しておりますが、施設の設置目的に沿った適切な
管理運営がなされていることを評価し、各施設ともおおむね
提案内容どおり、Bとしております。
以上で、
体育スポーツ健康課所管の施設について説明を終わらせていただきます。
28
◯渡辺勝将委員長 富松社会教育課長。
29 ◯富松社会教育課長 引き続き、社会教育課所管分でございます。
青少年科学館の管理状況について御説明いたします。令和元年度は、自主費用により、見て、さわる体験型の展示物を増やすなどの工夫を行いました。当施設も
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、二月二十八日から臨時休館といたしましたが、休館中は、自宅でできる科学実験や科学
工作をホームページ上に掲載するなど、子供の科学に対する興味・関心を抱かせる情報発信に努めたところです。臨時休館の影響により、令和元年度の入館者数は約三十一万人にとどまりましたが、臨時休館前の二月末時点における利用料金収入は、昨年二月末時点に比べ、百八十五万七千円増と大きく上回っております。
点検結果といたしましては、このような点を踏まえ、Aとしております。
以上で、
指定管理者による
管理運営の
実施状況についての説明を終わらせていただきます。
30
◯渡辺勝将委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
31
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、「本県
高等学校就職状況について」を議題といたします。
順次、執行部の説明を求めます。井手高校教育課長。
32 ◯井手高校教育課長 九番の附箋のついた資料をお願いします。毎年、新規
高等学校卒業者の就職状況に関する全国的な調査が文部科学省により行われておりまして、その結果が先週十二日に公表されましたので、本県分について御報告します。
まず、公立
高等学校分でございます。一の表を御覧ください。令和元年度末、つまり、令和二年三月の卒業者数は、二万四千九百七十三人、うち就職希望者は四千九百五十一人で、その率は一九・八%でございます。就職希望者のうち、就職が決定した者が四千八百六十八人で、その率、つまり就職決定率が九八・三%となっております。
この就職決定率の推移を二の表で示しております。上の段を御覧ください。今回の九八・三%は、二年連続の増で、前年比〇・二ポイント増となっております。
なお、参考として、下の段に全国の国公立及び私立の数値を示しております。
三の表は、就職希望者、決定者、決定率を学科別に示したものでございます。決定率を見ますと、普通科は、専門学科と比べて低いものの、前年度比〇・六ポイント増となりました。農業、工業、商業、水産、家庭、情報、福祉の専門学科については、九八・九%から一〇〇%と、高い決定率となっております。その他は、前年度は一〇〇%でしたが、母数が小さいため今回はこのように低い数値となっております。総合は、前年度比〇・二ポイント増となりました。
以上、昨年度の就職状況は全体的に好調な数値となりましたけれども、これから始まる今年度の採用、就職については、
新型コロナウイルスの影響による企業活動の低迷が予想されることから、緊張感を持って対応する必要があると考えております。
このため、県立十校に配置しております進路支援コーディネーターをより積極的に活用するとともに、各校においては、全ての教職
員が協力して、情報収集や企業開拓、就職活動の指導を行う体制を構築し、県
教育委員会におきましても、採用状況を注視しつつ、福祉労働部や福岡労働局と連携し、生徒の就職希望の実現に向けた必要な支援に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
33
◯渡辺勝将委員長 前原
私学振興課長。
34 ◯前原
私学振興課長 引き続きまして、本県の私立
高等学校の令和元年度の就職状況につきまして、お手元の
附箋番号十の資料に基づいて説明をさせていただきます。
まず、一の令和元年度末の就職決定者数等でございます。卒業者数は一万六千九百六十七人、うち就職を希望した生徒は二千六百六十六人、率にしまして一五・七%でございます。就職希望者のうち、三月末までに就職が決定した生徒が二千六百十三人、就職決定率は九八・〇%となっております。
次に、下の二の就職決定率の推移でございます。令和元年度の就職決定率につきましては、昨年度の九六・九%から一・一ポイント向上しております。調査を開始しました平成四年度以降で最高の値となっており、全国との差につきましても、前年度の一・三ポイントから〇・一ポイントに縮小しているところでございます。
三の学科別就職決定率でございますが、特に工業、看護、商業、その他の分野で高い決定率となっております。
県では、私学団体と連携しましてインターンシップに取り組む一方、福岡労働局等の関係機関とも連携しまして、就職未内定者と企業との就職面談に取り組むなど、キャリア教育の充実や就職の決定に向けた支援を行っているところでございます。先ほど、高校教育課長が申しましたように、特に今年度は
新型コロナウイルス感染症の影響で求人が厳しくなることが見込まれますので、福岡労働局や私学団体等の関係団体とより緊密に連携しまして、私立高校の就職率の向上に取り組んでまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
35
◯渡辺勝将委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
36
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、「全国大会中止に伴う代替大会について」を議題といたします。
執行部の説明を求めます。
鶴体育スポーツ健康課長。
37
◯鶴体育スポーツ健康課長 体育スポーツ健康課でございます。
資料の
附箋番号十一番をお開きください。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、高校生の全国大会等の中止が相次いで決定されるとともに、県高体連、高野連も同様に県内予選大会中止が決定されました。このような中、県
教育委員会としましては、高校生の運動部活動の成果を発表する場を設定すべきと考え、両団体とともに代替大会開催について協議を行ってまいりましたので、別紙のとおり報告をさせていただきます。
まず、大会テーマでございます。例年であれば、高体連の主催大会として同時期に開催されますが、本大会は主催団体も異なり、開催時期、開催方法も様々でありますので、今回はテーマを統一し、県高体連、高野連、競技団体と協議を進め、「がんばれ福岡2020」を統一テーマと設定をいたします。
代替大会の開催等につきましてでございます。別紙に載せておりますとおり、野球につきましては、高野連が主催し、県
教育委員会が共催をいたします。ラグビーにつきましては、高体連が主催する冬のインターハイとして開催され、県
教育委員会が共催をいたします。野球、ラグビー以外の競技につきましては、競技団体が主催し、高体連及び県
教育委員会が共催をいたします。
以上の内容につきましては、別紙のとおりとしておるところでございます。
なお、現在のところ、県内にチーム数が少ないボートやホッケーなどは、改めて大会開催の要望がなされていないこと、また、身体接触が多く、中央競技団体からの
感染防止対策のためのガイドライン等により対人競技が認められていない相撲やレスリングなどにつきましては、現在のところ試合形式の練習が制限されていることから、開催が難しい状況でございます。その他の競技につきましては、各競技の特性に応じて現在協議がなされております。
三、代替大会の参加につきましては、現在は気持ちを切り替えている生徒あるいは学校もあることから、生徒及び学校の意思を尊重しての大会参加といたします。
四、期間でございます。授業や
学校行事等への負担を考慮し、大会の期間は原則八月末までといたします。ただし、九月以降に開催される場合もございますので、各競技の特性に応じた対応といたします。
五、
感染防止対策でございます。関係団体が連携し、競技特性に応じて大会ごとにガイドラインを作成するなど、
感染防止対策を徹底するものといたします。
六、今後の対応でございます。
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、随時、関係団体と協議をしてまいります。
七、中学生への対応についてでございます。現在、県中体連に対しまして、市郡大会等の開催について依頼をしているところでございます。その後、県が共催する大会につきましては、先ほど御説明いたしました統一テーマのもと実施することといたします。代替大会の実施につきましては、選手にとって思い出に残る価値ある大会となるよう競技団体と連携をしてまいります。
以上、全国大会中止に伴う代替大会についての御説明でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
38
◯渡辺勝将委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
39
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。
次に、「各種委員の選出について」を議題といたします。
お手元配付のとおり、議長より福岡県文化芸術振興審議会委員の選出について、本委員会に対し一名の委員を選出するよう依頼があっております。
この委員の選出につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
40
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
それでは、福岡県文化芸術振興審議会委員につきましては、西元健委員を選出することでいかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
41
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、議長に報告することといたします。
次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
42
◯渡辺勝将委員長 特にないようですので、次に進みます。
「閉会中の調査事項について」お諮りいたします。
お手元配付の案のとおり、十一項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
43
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。
次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。
今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
44
◯渡辺勝将委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名委員を指名いたします。今林久委員、新井富美子委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、当委員会の議事は全て終了いたしました。
終わりに、終始熱心に御審議いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げ、これをもちまして
文教委員会を閉会いたします。
どうもありがとうございました。
午 前 十 一 時 三 十 四 分 閉 会
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