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  1. 福岡県議会 2020-06-18
    令和2年 県民生活商工委員会 本文 開催日: 2020-06-18


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和二年六月十八日(木曜日)    午 前 十 時 五 十 八 分 開 会 ◯畑中茂広委員長 おはようございます。それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから県民生活商工委員会を開会いたします。  当委員会において審査を要します案件は、お手元に配付いたしております付託議案一覧表及び陳情一覧表のとおり、議案二件及び陳情二件であります。御確認願います。  これらの審査をお手元の審査日程案のとおり取り進めたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯畑中茂広委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。  また、執行部から提出されました議案及び所管事務調査等の資料をお手元に配付しております。御確認願います。  まず、陳情についてであります。  陳情番号第一四五号「安藤提言を早急に実行するよう国に意見書を提出するよう求める陳情」をお手元に配付しております。御確認願います。  本件につきまして、この際何か質疑はございますか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 3 ◯畑中茂広委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、陳情番号第一四六号「県立高校食堂の休業に伴う休業補償のお願い」をお手元に配付しております。御確認願います。  本件につきまして、この際何か質疑等はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 4 ◯畑中茂広委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、議案審査を行います。  第九三号議案「令和二年度福岡県一般会計補正予算(第二号)」所管分及び第一〇七号議案「令和二年度福岡県一般会計補正予算(第三号)」所管分の二件は、関連がありますので、一括して議題といたします。  まず、人づくり県民生活部所管分の審査を行います。
     執行部の説明を求めます。山田人づくり県民生活部長。 5 ◯山田人づくり県民生活部長 第九三号議案、令和二年度一般会計補正予算のうち、人づくり県民生活部所管分について説明いたします。  お手元の令和二年度補正予算に関する説明書の七十一ページをお願いいたします。当部の所管は、五款生活労働費、一項県民生活費でございます。コロナウイルスの感染拡大に伴い見直しました事業の減額をお願いするものでございます。一目県民生活総務費は、左から三つ目の補正額百五十万円余の減額をお願いしております。その主なものでございますが、右側説明欄、一番上に記載しております社会活動推進費の減によるものでございます。これは企業と連携した県主催の社会貢献活動のセミナーの中止などによるものでございます。続きまして、下の段、二目県民生活対策費でございます。左から三つ目の補正額一億一千六百万円余の減額をお願いしております。これは右側の説明欄一番下の欄でございますが、記載しておりますスポーツ推進費の減額、これが主なものでございます。これは東京2020オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致に係る市町村への補助金などの減によるものでございます。七十二ページをお願いいたします。一番下の欄でございます。当部所管分の補正額の合計は、計欄の左から三つ目、補正額欄に記載しておりますとおり、一億一千七百万円余の減額をお願いしております。  以上が人づくり県民生活部所管分補正予算でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 6 ◯畑中茂広委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 7 ◯畑中茂広委員長 特にないようですので、以上で人づくり県民生活部所管分についての質疑を終わります。  次に、商工部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。岩永商工部長。 8 ◯岩永商工部長 それでは、第九三号議案、商工部所管分について御説明を申し上げます。  恐れ入ります、同じく説明書の六ページをお願いいたします。この商工部の補正予算につきましては、歳出予算総括表の七款商工費で、九百万円余の減額をお願いしております。その内訳は、新型コロナウイルス感染症対策のうち、緊急短期雇用の創出に要する経費といたしまして二千百万円余の増額、また、感染防止の観点から見直しを行ったものといたしまして三千百万円余の減額でございます。  主な内訳について御説明をいたします。九十一ページをお願いいたします。九十一ページ、七款商工費、一項商業費、二目商業振興費でございます。千八百万円余の増額をお願いしております。その主なものは、右の説明欄の一番上、小規模指導事業費でございます。これは商工会、商工会議所における新たな雇用創出に要する経費などでございます。  一枚おめくりをいただきまして、九十二ページをお願いいたします。二項工鉱業費でございます。三目銃砲火薬ガス等取締費でございます。百万円余の増額をお願いしております。これは保安対策事業の助成費でございまして、高圧ガスの台帳システムの改修に伴います新たな雇用創出に要する経費でございます。  第九十三号議案についての御説明は以上でございます。  続きまして、第一〇七議案について御説明を申し上げたいと思います。  恐れ入ります、令和二年度福岡県一般会計補正予算(第三号)でございますが、議案その四、追加提案分と括弧書きであるものでございます。この議案その四、追加提案の六ページをお願い申し上げます。この商工部の補正予算につきましては、歳出予算総括表の七款商工費でございまして、六百八十二億八千三百万円余の増額をお願いしております。その内訳は、国の補正予算を最大限活用いたしまして、県内の中小企業の事業継続、また地域経済の活性化を図るための経費でございます。  四十三ページをお願いいたします。七款商工費、一項商業費、一目商業総務費でございます。五百八十二億四千八百万円余の増額をお願いしております。これは中小企業振興資金融資費でございまして、売上げが一定以上減少いたしました中小企業者への金融支援といたしまして、無利子、無担保の対応資金の融資枠の大幅な拡大などに要する経費でございます。二目商業振興費につきましては、八十八億五千八百万円余の増額をお願いしております。その主なものにつきましては、右の説明欄の一番下、福岡県家賃軽減支援金でございます。これは国の家賃支援給付金の対象となります事業者に対しまして、県独自の給付率のかさ上げを実施するものなどでございます。  二項工鉱業費でございます。二目中小企業振興費につきまして、三億三千百万円余の増額をお願いしております。これは中小企業総合支援事業費で、経営革新に取り組みます中小企業が行います消毒・換気設備の導入など感染防止対策に対する助成費などでございます。  恐れ入ります、四十四ページをお願いします。三項観光費でございます。一目観光費は、八億四千六百万円余の増額をお願いしております。これは観光振興費でございまして、本県の宿泊施設を利用する旅行者の宿泊料金の割引支援などに要する経費でございます。  続きまして、債務負担行為について御説明を申し上げます。六十七ページをお願いいたします。変更に係る分といたしまして、新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給、それから、福岡県信用保証協会に対する損失補償の二件でございます。総額で二百九十八億七百万円の限度額をお願いしております。これは今回の補正予算に伴いまして、債務負担行為の限度額を変更するものでございます。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 9 ◯畑中茂広委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 10 ◯畑中茂広委員長 特にないようですので、以上で商工部所管分についての質疑を終わります。  以上で、第九三号議案所管分及び第一〇七号議案所管分の質疑を終わります。  これで、本委員会に付託されました全議案の質疑を終了します。  知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯畑中茂広委員長 それでは、準備のためしばらく休憩します。そのままお待ちください。      〔暫 時 休 憩〕 12 ◯畑中茂広委員長 再開いたします。  それでは、これより採決を行います。  まず、採決の方法についてお諮りいたします。  採決は、一括して行うことでよろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 13 ◯畑中茂広委員長 御異議がありませんので、そのように執り行います。  それでは、第九三号議案所管分及び第一〇七号議案所管分の以上二件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。      〔賛 成 者 起 立〕 14 ◯畑中茂広委員長 起立多数であります。よって、第九三号議案所管分外一件は、いずれも原案のとおり可決されました。  これで、議案の採決を終わります。  以上で、当委員会に付託されました議案の審査は、全て終了いたしました。  なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 15 ◯畑中茂広委員長 御異議がありませんので、そのように決定させていただきます。  次に、所管事務調査を行います。  「新型コロナウイルス感染症への対応状況について」を議題といたします。  順次、執行部の説明を求めます。本田社会活動推進課長。 16 ◯本田社会活動推進課長 それでは、所管事務調査県民生活商工委員会資料人づくり県民生活部のほうをお願いいたします。  一ページ目をお開きいただきたいと思います。新型コロナウイルス感染症への対応状況でございます。前回の常任委員会以降、国の緊急事態宣言の解除を踏まえまして、新たに変更したもの等の主なものにつきまして御説明をさせていただきます。  まず、一でございますが、県民等への主な周知のところでございますが、一番下の三つ目の丸でございます消費生活に関する県民相談・啓発でございます。新型コロナウイルス感染症に関連した詐欺等に対応するため、五月に引き続きまして、その後も八月までの間、通常の相談対応日に加えまして、これまで休館しておりました土曜日も開きまして、県消費生活センターでは電話による対応を行っているところでございます。  二ページ目をお願いいたします。下の欄でございますが、二の県有文化施設の臨時休館の解除でございます。文化振興課が所管いたしますももち文化センターほか三施設につきまして、五月二十日から臨時休館を解除しております。また、九州国立博物館につきましても、六月二日から解除をしております。  なお、各施設の利用につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、職員はもとより来館者のマスク着用や検温、手指のアルコール消毒などの対策を図っているところでございます。  次に、三の県有文化施設で開催されるイベント等の自粛でございますが、六月一日以降のイベントにつきましては、参加人数や施設の収容などの基準を設け、これらの基準を満たさないイベントにつきましては、指定管理者民間事業者に対しまして自粛の要請を行っているところでございます。  次のページに、コロナ対策本部のほうで五月二十九日に決定いたしました開催制限の段階的緩和ということで、その資料をお付けしておりますが、この基準に従ってイベント等の開催を実施しているところでございます。  なお、この表の米印の二つ目でございますが、北九州市のイベントについては、六月十八日までの開催を自粛というふうに書いているところでございますけれども、これにつきましては、昨日のコロナ対策本部で、十九日から北九州についても自粛要請は解除するということで決定しているところでございます。  次に、四の子どもの防犯対策でございます。これまで地域防犯団体に対しまして、青パト活動や、ながら防犯など、パトロール活動の強化をお願いしてきたところでございますが、五月十六日以降、小・中・高校の再開に当たりまして、分散登校による登下校時間の変更に対応した見守り活動の協力を依頼しているところでございます。  最後に、五の今後の主なイベントの延期・中止でございます。三つ目の丸新と書いているところでございますが、第二十回福岡県ねんりんスポーツ・文化祭につきましては、多くの県民が集まるイベントであり、参加者のほとんどが高齢者であるため、新型コロナウイルス感染症に感染した場合、重症化するリスクが高まること、また、延期する場合の会場の確保ができないことから、人が密集するメインイベント、それから、スポーツ交流大会は中止とし、文化交流大会のうち、三密を避けて実施できるイベントのみを開催することとしまして、現在、関係者と協議を重ねているところでございます。  以上が人づくり県民生活部所管分新型コロナウイルス感染症への対応状況でございます。よろしくお願いします。 17 ◯畑中茂広委員長 引き続き、冨田商工政策課長、説明をお願いします。 18 ◯冨田商工政策課長 それでは、商工部の新型コロナウイルス感染症への対応状況について御説明いたします。  商工部の委員会資料の一ページをお願いいたします。まず、一点目、事業の継続ということで、資金繰りの支援でございます。実質無利子・無担保、保証料ゼロの緊急特例融資を創設いたしております。十六日現在の保証申込みは、記載のとおり、一万七千五十四件、二千六百六十二億円余となっておりまして、審査が終わりまして保証承諾に至ったものが一万一千六百六十一件、千八百二十七億円余となってございます。また、セーフティーネット保証四号、危機関連保証について、保証料負担を県が全額補填しております緊急経済対策資金、こちらにつきましては申込みが五千五百八十三件、千四百七十億円余、保証承諾が四千四百八十七件の一千八十三億円余となってございます。その下に合計実績を記載しておりますが、保証承諾額でいいますと二千九百十一億円余に達しております。  この規模が、平成二十年九月に発生いたしましたリーマンショックと比べてどうなのかというものを下の点線囲みの中に記載をいたしております。リーマンショックが発生いたしました平成二十年九月からの三か月間の保証承諾、こちらが三千三百七十六件の五百十八億円余であったのに比べまして、今回は今年の三月から五月の三か月間で一万一千百五十件、二千二十四億円余ということで、件数が三・三倍、金額にして三・九倍ということで、件数、金額とも非常に大きく上回っているという状況になってございます。  その次の新型コロナウイルスに関する経営相談窓口でございますが、一月三十日からこの窓口を設置いたしております。  恐れ入ります、二ページを御覧いただきたいと思いますが、十七日現在でございますが、五万件を超える相談が寄せられておりまして、そのうちの九四%が資金繰りに関する相談となってございます。  その下でございますが、五月十一日からは、コールセンターを開設いたしまして相談体制を強化しているところでございます。  続きまして、資金繰り支援への配慮要請等ということで、一月三十日以来、金融機関等に対しまして、弾力的かつ迅速な融資、また、返済猶予などに柔軟に応じていただくよう要請を行ってまいっております。  続きまして、支援策等の周知につきましては、県のホームページや関係団体を通じた周知のほか、フリーランス協会、ツイッター、ライン、新聞広告、ラジオ、ローソンへのチラシ配架などにより周知に努めております。  次の三ページをお願いいたします。福岡県持続化緊急支援金でございます。国の持続化給付金の対象とならない売上げ三〇%以上、五〇%未満減少した事業者に対しまして、法人五十万円、個人二十五万円を上限に支給するものでございます。六月一日からは、ウェブ申請ができない方を対象とした申請支援窓口五か所を十か所に拡大いたしました。また、八日からは、本年、新規創業・開業した事業者につきまして、国が制度変更し新たに対象に加えたということを踏まえまして、六月八日から受付を開始いたしております。さらに、六月末までとしておりました申請期限を七月末まで一月延長をしたところでございます。十七日現在の実績でございますが、一万八千八百二十六件、六十四億円余の申請がございまして、九千六百九件、三十一億円余の給付が給付済みでございます。  続きまして、テレワーク導入販路拡大等を支援する国のものづくり補助金持続化補助金IT導入補助金に対する県費の上乗せ補助でございます。売上げが一五%以上減少した事業者に対するもので、国の補助に加えて県で十二分の一を補助するものでありますが、こちらは国の補助事業完了後に県のほうで申請受付を予定いたしております。十七日現在、二百件を超える問い合わせをいただいているという状況でございます。  続きまして、中小企業の新たな研究・製品開発等を支援する中小企業小規模事業者応援補助金創設による事業者負担の軽減でございます。こちらも売上げが一五%以上減少した事業者が対象で、県の既存補助金の補助率をかさ上げし、四分の三を補助しようというものでございますが、十七日現在、問い合わせが百九十二件、交付申請は十件ということでございまして、まだコロナ収束後の反転攻勢期に至っていない、マインドがそこまで至っていないということかなというふうに考えております。  続きまして、一ページおめくりいただきまして、四ページをお願いいたします。工業技術センターにおける依頼試験手数料設備使用料の全額免除でございますが、一五%以上減少した事業者の負担を無償化しておりますが、十六日現在、二十三件の実績となってございます。  続きまして、中小企業診断士等専門家派遣、こちらにつきましては、十七日現在、四件の派遣、調整中が三件という実績です。  次の中小企業技術経営力評価書発行の無償化、こちらも一五%以上減少が要件でございますが、十六日現在、三件無償で発行したというところでございます。  次の販路開拓支援でございますが、通販サイトを活用した県産品販売キャンペーン(福岡県ウェブ物産展)の実施につきましては、五月二日からの第一弾キャンペーンの総売上げは、一億三千万円余となってございます。六月一日から第二弾キャンペーンを実施しておりまして、割引クーポンを、第一弾の一万枚は開始後八時間で配布が終了いたしましたものですから、第二弾では七万枚に大幅に増やしているところでございます。多くの方に御利用いただけるように、テレビ、ラジオ、新聞、SNS等で情報発信をいたしております。  五ページをお願いいたします。飲食店が行うデリバリーやテイクアウトの導入など、経営革新に必要な経費の補助でございます。こちらも売上げ一五%以上減少が要件でございますが、十六日現在、申請が二百五十二件、その後、経営革新計画の承認を受けて交付決定に至ったものが十二件ということでございます。  次のウェブ配信によるフクオカベンチャーマーケットの開催でございますが、ベンチャー企業ビジネスプランの発表あるいは個別商談会マッチング支援、これをウェブ上で行うものでありますが、五月十九日、二十日に実施をいたしました。視聴申込者がそれぞれ百四十一人及び七十一人となってございまして、これまで実際に会場のほうにお集まりいただいていた場合には、五十人前後の参加者であったわけでございますが、それに比べて、今回ウェブであったということで多くなっている状況でございます。今後、六月、七月にも開催を予定いたしております。  続きまして、感染収束後の地域経済活動の回復でありますが、まず、消費喚起支援ということで、プレミアム付き地域商品券の発行規模の拡大、二〇%までのプレミアム率のかさ上げということを考えております。プレミアム助成率を三%から一〇%にかさ上げをいたしまして、コロナ収束後において速やかに地域内の消費を喚起し、売上げ回復を図りたい、このように思っております。  続きまして、需要喚起のための観光客に対する宿泊助成でございますが、これは宿泊費の二分の一、最大五千円を補助する福岡県宿泊割を今後実施してまいります。  続きまして、宿泊事業者が行う感染防止対策のための取組等に対する助成ということで、マスク、消毒液、空気清浄機の購入等に要する経費を補助ということでございますが、十六日現在、申請六十六件ございまして、交付決定が二十四件となっております。  六ページをお願いいたします。イベント開催支援であります。まず、県産品を集めた大規模販売会の開催ということで、こちらもコロナの収束後でございますが、県内の百貨店等で大規模販売会を開催いたします。また、その次でございますが、お菓子が非常に集客力が高いということを活用いたしまして、菓子祭りを開催いたしまして、域外からの来訪促進を図りたいと予定をいたしております。  次の広報宣伝支援でございますが、観光需要の回復期に向けた福岡の安全・安心、魅力を発信する国内外向けのPR動画の作成ということでございまして、PR動画を作成しプロモーションを行うということで、現在、委託事業者の選定など準備を鋭意進めているところでございます。  その次の県内先端成長産業分野における新製品の新聞広報及び動画作成、こちらは大型展示会の中止などによってPRの機会を喪失した県内先端成長産業分野の新製品について、新聞等のメディアを活用し、PRを後押しするものでございますが、現在、PR内容の情報収集等、準備を進めております。  最後に、治療薬等の開発ということでございますが、治療薬開発を目指す株式会社ボナックに対しまして、研究開発費の一部補助を実施し、福岡発の治療薬につなげていきたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 19 ◯畑中茂広委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。塩川委員。 20 ◯塩川秀敏委員 まず、人づくり県民生活部のほうですが、課長から説明がありました二ページの消費生活センターで、土曜日も相談をしていただいたということは本当にありがたいことなんですけれども、土曜日もやっていますよというのはどうやって徹底したか、ちょっと教えてもらえますか。 21 ◯畑中茂広委員長 二場生活安全課長。 22 ◯二場生活安全課長 土曜日の相談の件でございますけれども、まず、特別定額給付金に関する相談が消費生活センターのほうに寄せられているという状況もございまして、県民の皆様がすぐに相談できるようにということで土曜日の開設を決めたところでございます。 23 ◯塩川秀敏委員 それはありがたいんですけれども、普通、土曜日は、官公庁は閉まるじゃないですか。土曜日もやりますよということをどうやって皆さんに周知したかというのが質問です。 24 ◯二場生活安全課長 記者投げ込みのほうでするとともに、県のホームページ、それから、消費生活センターのホームページ、そういったところで知らせております。 25 ◯塩川秀敏委員 数字は分からないでしょうけれども、この中でこれだけ今二千五百七十四件とありますが、土曜日がどれくらいあったかとか、後でいいですけどね。 26 ◯二場生活安全課長 大体今までの状況でございますけれども、県の消費生活センターには土曜日一日に五十件強ぐらいの相談があっております。 27 ◯塩川秀敏委員 ありがとうございました。 28 ◯畑中茂広委員長 ほかに。縣委員。 29 ◯縣 善彦委員 よくまとめていただいて、資金繰りなどもかなり、三千億円近く手当されて、件数も一万六千件と、相当な取組をされてきたというふうに評価できると思います。感謝します。このあたりは、担当された課長、もしくは部長の全体を眺めての感じ、倒産件数もそんなには増えていないようにも思えますし、これでかなりの手当ができたというふうな感じなのかどうなのか、その辺、実感を述べていただければと思います。 30 ◯畑中茂広委員長 岩永商工部長。 31 ◯岩永商工部長 実感についてでございます。確かにかなりの方、今現在、融資が実行できております。そして、このコロナによる倒産につきましても、全国で二百数件、本県でも十件弱ということで、今のところはうまくいっているかと思いますけれども、まだこれから新たな生活様式とかを踏まえた事業活動が必要になりますので、また油断することなく、しっかりとした施策を実行していく必要があるというふうに考えております。
    32 ◯縣 善彦委員 収束後の対策の中で、フクオカベンチャーマーケットとか、いろいろ新しい技術についての発表の場をつくるみたいな、そういう企画も盛り込まれているようですけれど、このあたり、特に工夫した点や、こういう点は今後力を入れて頑張りたいというようなのがありましたら、部長、もしくは課長の言葉で表現してもらえればと思います。 33 ◯岩永商工部長 委員御指摘のとおり、今回、ベンチャーマーケットをウェブでやるということでございます。ベンチャー企業というのは非常に資金繰りが厳しい状況がございます。なかなか融資を申し込んでもうまくいかないというのもございますので、このベンチャーマーケットによります資金の獲得については、ウェブ開催を今後重ねることによりまして、しっかりと資金をもらっていただけるようにしたいと思っております。全体の考え方といたしましては、まず、制度融資で下支えをする。そして、制度融資で下支えをしながら現金給付という形で持続化緊急支援金、それから、今回補正でお願いをしております家賃軽減支援金、そういったことで現金給付を行っていく。あとは、新たな生活様式に対応するための補助金といたしまして、アクリル板とか、あるいは消毒液とか、個別に何かをやる際の補助も併せて別の施策としてやっていく。こういうことを総合的にやることによりまして、何とか事業活動を継続していただきたい、こういう思いで今回の六月補正も仕組んだというところでございます。 34 ◯縣 善彦委員 県でできることは最大限漏れなく取り組んでいこうということだと思いますが、特に国が取り組む課題として、飛行機がストップしているとか、そういう関連で随分痛手が大きいと思いますけれども、今後、そういう手当をしながら回復していくんだと思いますが、五ページのところで、旅行に対する助成が一件五千円ということですが、新聞記事か何かで見たら七千件を限度としてというような記述があったような気がするんですけれども、七千件で五千円だったら三千五百万円程度にしかならないので、どうなのかなと。ボリュームが少ないのかなというふうに感じたんですが、七千件というのは私の思い込みなのかどうか、上限があるのかないのか、その辺のところをお尋ねしておきたいんですけど。 35 ◯畑中茂広委員長 吉田観光振興課長。 36 ◯吉田観光振興課長 委員お尋ねの件でございます。五ページのまずは需要喚起のための観光客に対する宿泊助成、三億二千万円余の件に関しましては、最大五千円の割引でございますけれども、規模感としては五万人泊を想定しておりますので、七千というのは、ちょっとそういう数字は私どものほうでは把握しておりません。 37 ◯縣 善彦委員 勘違いですね。五万人、分かりました。 38 ◯畑中茂広委員長 ほかに質疑はありますか。野原委員。 39 ◯野原隆士委員 商工部のほうにちょっと伺いたいんですが、今回の新型コロナということで、ライフスタイルも随分変わってきた。先ほど思ったのが、ウェブ配信によるフクオカベンチャーマーケット、これはベンチャーマーケットをずっとやってきていましたよね。先ほどの説明もありましたけれども、大体五十人前後で推移している。ところが、今回こういうやり方をしていくと数がかなり増えてきている。新型コロナの影響で、いろんな会社の方とお話をすると、今まで人を多く同じフロアに集めたりしていたけれども、これを半分にしていいんだ、テレワークにしていったらいいんだと、そういうふうな形にもういろんな企業が模索し出したんですね。ですから、今後いろんな政策を進める中で、いかにこのウェブを使ってということで、特に商工部は率先してそういうやり方を見出していただきたいということをお願いしたいと思います。  それともう一つが、宿泊事業の感染防止対策の取組に対する助成、上限額五十万円ということで、ちょっと一つ気になるのが、申請件数が六十六件、交付決定の件数が二十四件、たしか二週間前か三週間前に聞いたときは交付決定が二十件だったということで、そんなに難しい審査ではないだろうと思うんですが、何で数が増えていないのかというのが一つ。そこのところをちょっと教えていただきたいんですけれども。 40 ◯畑中茂広委員長 吉田観光振興課長。 41 ◯吉田観光振興課長 感染防止対策の交付決定の件でございます。現在、申請件数六十六件、それから、交付決定が二十四件。書類の記入の方法とか、添付書類というのは緊急対策ということで極力簡素化させていただいておりますが、やはり内容確認が必要なものがありまして、確認をしながら随時決定を行っているような状況でございます。今、委員おっしゃられました二十件というのは、二、三週間前ということですが、そのときはまだ交付決定されておりませんで、申請を受け付けて随時やっているところでございまして、スピード感を持ってやらせていただいているというような状況でございます。 42 ◯野原隆士委員 やはりこれは、せっかく内需拡大ではないですけれども、数が本当にまだ少ないなと思いますので、優先的にやっていただきたいなと思います。二、三週間前に聞いたときに、二十件というふうに私は聞いたんだけど、以上であります。 43 ◯畑中茂広委員長 ほかに。加地委員。 44 ◯加地邦雄委員 皆さん、本当にお疲れさまでございます。本当に努力をしていただいた数字が出ていると思います。ちょっと気になったのが、とにかく今日を生きるのに精いっぱいということで、皆さん資金繰りについては必死で努力をされて、そしてまた県も努力をされて、これだけの実績を出していただいていますけれども、そろそろこの時期でこの数字を見て大切なのは四ページですね、中小企業診断士等専門家派遣を無償化という事業。本来ならば、これだけかつてない厳しい経営環境をコロナ後、どう生きるかということが、これからものすごく経営にとって大事だと思うんですね。この分についてこれだけ予算を組んであるのに、ほとんど申請がされていないということは、そこまで次のことを考えるだけの余裕がないということだということはもちろん分かりますけれども、県もこれだけの予算を組んでいるということは、しっかりコロナ後を見据えて経営革新をやってもらいたいと、今までの発想では生き残れませんよという意味でのこの予算だろうと思います。ただ、なかなか事業者がそこまでの認識に至っていないということなんだろうと思いますけれども、もっとしっかり、今後の経営が大事なんですよと、どこが悪いから今なんだと、コロナのこの状況でも良いところと悪いところと確実に違うわけですよね。売上げが全然下がっていないところもある、むしろ伸びているところもある。それは業種によるかもしれませんけれども、それを見越して、どう今から経営革新していくのかということについて、この数字を見て、部長、いかがでしょうか。 45 ◯畑中茂広委員長 岩永商工部長。 46 ◯岩永商工部長 今、加地委員が言われた四ページのところについて、具体的にスポット的に専門家を派遣するようなものでございまして、例えば、雇用調整助成金を申請するのになかなかできないので社会保険労務士を一時的に雇用したいとかいうのがこの件数でございます。恐れ入ります、五ページの一番上にデリバリーとかテイクアウトを実施するというのがございます。委員がおっしゃられた、経営革新というのは、委員御承知のとおり、非常に先を見据えて、今後どういうふうに売上げを上げていくかという大変前向きな計画でございます。その計画に基づく補助の申請件数が二百五十二件、点線枠囲みの中にあろうかと思います。ちょっと御説明が悪かったかと思いますが、今現在、経営革新という点では、経営革新を立てて、補助申請をやっているのが二百五十二件でございます。これは年別でいきますと、昨年は四百件もなかったぐらいかなと思います。今現在でこれぐらいありますので、また今後、経営革新というのは、委員御指摘のとおり、今後コロナを見据えて、どう事業継続をしていくかという点で非常に重要な計画と我々も認識しておりますので、この経営革新計画をもっともっと立てていただくように、そして、この補助金をもっと活用いただけるように我々としても努力をしてまいりたいと考えております。 47 ◯畑中茂広委員長 ほかに。野原委員。 48 ◯野原隆士委員 先ほど私がした質問の中で、二、三週間前に二十件と言ったんだけれども、先ほど課長が、そのとき始まっていなかったと言っているけど、五月七日は申請をやっているでしょう。何でそんな回答なんですか。 49 ◯畑中茂広委員長 吉田観光振興課長。 50 ◯吉田観光振興課長 正確にお答えできなくて申し訳ございません。交付決定はまだ始まっていない。受付自体は五月七日から始めさせていただきまして、申請を受け付けて。 51 ◯野原隆士委員 そのとき私は二十と聞いているよ。 52 ◯吉田観光振興課長 正確な日付は六月に入って……。 53 ◯野原隆士委員 間違った言い方はしないでください。申請はやっているんだから。 54 ◯畑中茂広委員長 資料はありますか。 55 ◯吉田観光振興課長 一番最初に交付決定を行ったのが六月十一日で、それが六件でございます。そこが始まりでございます。 56 ◯野原隆士委員 どうしてそのとき二十という数字が出たんですか。 57 ◯吉田観光振興課長 申し訳ございません。私自身は承知をしておりません。 58 ◯野原隆士委員 分かりました。後でまた確認します。 59 ◯畑中茂広委員長 後でその経過を整理してもらえますか。よろしくお願いします。塩川委員。 60 ◯塩川秀敏委員 ちょっと部長にお聞きしたいんですけど、本当に忙しい中で地域を回っていただいて、商工会とかに顔を出していただいて、現状をつかんだり、いろいろ行動されていることについては本当に感謝いたします。ありがとうございます。みんな元気づいておりました。全体的なことなんですけれども、私は全然全体的な把握がまだできていないんですが、一ページに、リーマンショックでは保証承諾が三千三百と。今回は一万一千、だから三倍ぐらいに現状増えている。そして、中小企業の実態が、大まかに言うと、県下では十三万五千とか十四万とかいわれますよね。そのうちの七万ぐらいが商工会とか商工会議所に入っているところで、あと六万ちょっとか何かが残っているという状況の中で、本当に必要としている人、要するに、非常に厳しい言い方ですが、何かきついことがあったら、新しい業種が生まれたり、いろいろしていくことはもちろん分かるんですが、もうそこでその波にのまれてしまう方もおられると思うんですが、こういう制度が今だんだん浸透してきていると思うんですね。この前、野原委員が言われたように、もっと情報を徹底してほしいということがあったときに、いっときしたら一枚のチラシが来ましたよね。この制度のことについて書いてある特別号みたいなのが来ました。これは本当に早いなと思って。A4の一枚で来ました。全戸に配っていただいて、中身はまた制度融資が出ていて、だんだん周知されてきていることは分かるんですけど、本当に必要な方にこれが行っているのかなという心配もあるんですが、どういうふうに見ればいいんですか。制度的には国も県も大体でき上がって、こういうものだということが浸透してきているし、私は現場でいろいろ話とかを聞いている限り、情報を持っている方はたくさん持っているんですけど、持たない人はほとんど持たないとかいうような感じのこともあるし、十三万五千ぐらいの人たちに、本当に今我々がやっているこういう制度のもとで情報がいって、これからの経営のあり方とかにどれぐらいプラスになっているかとかいうのは分からないかもしれないけど、どういうふうにお感じですか。感想をあちこち回られた感じをちょっと聞かせていただきたいんですけど。 61 ◯畑中茂広委員長 岩永商工部長。 62 ◯岩永商工部長 まず、この融資の保証申込みが二万二千、点線枠にございます。委員おっしゃられたとおり、県内に中小企業は十三万五千あって、そのうちたった二万二千しか保証の申込みをしていない、そこの差をどうするかというのはあろうかと思います。融資を申し込む方、それから、融資だけは今まで申し込んでいるので、これ以上今の段階ではもう申し込めないという御判断をされているのかとは思います。一方で、我々の持続化緊急支援金が、先ほど御説明ありましたとおり、二万件ぐらい申請がございます。これは売上げが三〇%から五〇%減少したところで二万件でございます。五〇%以上減少のところは恐らくこれの二倍近くあると思いますので、我々、広報としてはある程度できているかとは思います。ただ、一方で、私もいろんな商工会を回る中で、主立った施策は御存じの方が多いんですけれども、先ほど加地委員の御指摘にございました、例えば経営革新を立てた場合にこういう補助がありますとか、そういう細かいところが十分に周知が行き届いてないという思いも、私自身、実際にございます。したがいまして、これからも、私が回るのも限界がありますけれども、できる限り現場に行って説明をしたいと思っております。それと併せまして、県にもテレビ、ラジオ、それから新聞等ございますので、そういった広報媒体、それから商工会、商工会議所、会員が少ないといいましても七万件はございますので、そういった我々の機関を通じた広報とか、こういうあらゆる広報を通じまして、我々の施策というのを皆さんに一層お伝えしたい。さらに今回、六月補正でまた今お願いをしておりますが、この施策についても全く新たな施策でございますので、しっかりとした広報を行っていく必要があるというふうに認識をしております。 63 ◯塩川秀敏委員 ありがとうございました。ぜひその方向で、今、部長も言われましたように、私、商工会、商工会議所の現実とか、銀行とかを見ると、来られた方に対しての作業というのはものすごく進んでいるんですけど、結局、会員さんの中でも、資金のことについてはいろいろお考えもあるだろうと思うんですけれども、それ以外の方々、今来られている以外の方々に対する情報の提供の徹底、これはこれからもひとつ抜かりなく徹底してやって、行き渡るように、ぜひお願いしたいと思います。 64 ◯畑中茂広委員長 ほかに。縣委員。 65 ◯縣 善彦委員 せっかくの機会ですので、ちょっと質問をしておきたいのは、給食を四か所やっていて、そして赤字になっていますと、これを救済してもらえませんかという陳情が上がっているわけですけど、それはほかの事業体もあって、全体としては三割も売上げが減少していないということなので対象にならないという事情はあるようですけれど、それとはまた別に、昨年の十二月に会社を立ち上げて、今六月ですから、比較できない、三割、五割売上げが減ったということが証明できない。だけど、学校は休んでいるので、設備投資しているのに補助される道筋はないんですかと。仮にほかの事業体を経営していなくて給食だけをやっていて去年の十二月からスタートしたという場合は、即倒産ということになるわけですね。そういう場合に、それは一年たたないでも補助の対象になりますよという、事前の勉強会でそういう説明もあったんですが、なお確認しますということだったので、せっかくみんな知りたいことなので、その答えをちょっとこの場で公表してもらえればと思います。 66 ◯畑中茂広委員長 道岡中小企業振興課長。 67 ◯道岡中小企業振興課長 まず、昨年の十二月に立ち上げられたということであれば、持続化緊急支援金の制度は対象期間が一月から五月までとなっておりますので、当然前年度比較がないということになりますけれども、特例がございまして、昨年の一月から十二月までの間に事業を立ち上げられた、創業されたという方については、例えば、昨年の十月に立ち上げられたということであれば、十、十一、十二月という売上げがございます。それを平均しまして一月の売上げとしてみなして、それを任意の今年の一月から五月までの月と比較して、売上げが三〇%以上、五〇%未満下がっていれば対象になります。 68 ◯縣 善彦委員 十二月に立ち上げて、十二、一、二月の実績はあるけど、二月頃からコロナが感染拡大し始めましたので、そういう極めて短期、一か月、二か月しかないというような場合も対象になりますか、なりませんか。 69 ◯道岡中小企業振興課長 昨年の十二月に立ち上げられて、短い期間ですけれども、売上げがございます。昨年十二月、単月しか売上げがございませんので、それと今年の一月から五月まで、いずれかの月の売上げを比較して、それで三〇%以上五〇%未満下がっていれば対象になります。 70 ◯畑中茂広委員長 ほかに。古川委員。 71 ◯古川 忠委員 ついでにもう一つ聞いておきたいが、制度融資も含めていろんな融資がありますね。業態別に分かりますか。どういう業態が多いか。 72 ◯畑中茂広委員長 道岡中小企業振興課長。 73 ◯道岡中小企業振興課長 本当に大枠でしか融資を把握しておりませんが、一番多いのが小売業。小売には個人用だとか家庭用に販売される個店の方たちが含まれております。それと、その次に多いのがサービス業です。 74 ◯古川 忠委員 サービス業は、飲食ですか。 75 ◯道岡中小企業振興課長 サービス業は、かなり広い範囲で、宿泊、飲食、あと生活関連サービスといって理美容だとかも含まれております。三番目に多いのが建設業でございます。この三業種で、大枠の三業種になりますけれども、大体七割ぐらい占めております。 76 ◯古川 忠委員 金額が大きいものだから麻痺してきてしまった。借りるほうも、この際借りたほうがいいという人もいっぱいいるんですよ。だから、先ほどから議論になっているように、逆にこれから先が怖いよね。一年後、二年後、それ以降が非常に怖いので、業態別に、先ほどあったような経営革新というか、これはデリバリー、テイクアウトは非常に目に見えやすいから書いてあるけど、それ以外を聞くと小売業もあるみたいですから、そういうような業種についても経営革新というか、将来的に成り立っていくような、そういう指導をどこかでやらないと、中小企業にはその力があまりないと思うんですよね。当座、金を借りているが、あと三年後、四年後にはどうなるか分からないというような業種が多いような気がしますから、特に小売業というのは意外だったけど、そういうところに対しても、もうちょっと経営指導というのをしっかり力を入れていくように、各商工会とか、特に経営指導員みたいなのを強化していかないとちょっと心配だなと。私たちもあまりにも金額が大きいからだんだん麻痺してしまっているところがあるので、恐らく当座借りている方も大分麻痺してきていると思うよ。こっちも借りている、あっちも借りているから、うちも頼んでおこうという話で、そういうことが将来大変なことになりそうなので、そこのところの目配りをこれからぼちぼち考えて、そういうところに少し力をシフトしてもらわないと、後が心配ということを申し上げておきます。以上です。 77 ◯畑中茂広委員長 意見でよろしいですか。 78 ◯古川 忠委員 はい。 79 ◯畑中茂広委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 80 ◯畑中茂広委員長 ほかにないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「指定管理者による管理運営の実施状況について」を議題といたします。  順次、執行部の説明を求めます。まず、赤尾文化振興課長。 81 ◯赤尾文化振興課長 それでは、指定管理者による管理運営の実施状況につきまして御説明いたします。  資料は、県民生活商工委員会資料人づくり県民生活部の一ページをお願いいたします。一の報告理由でございますけれども、地方自治法に基づきまして指定管理者から提出されました事業報告書に基づき、県施設の管理運営の状況等につきまして点検した結果について御報告するものでございます。  二の点検方法でございますが、指定管理者から提出されました事業報告書をもとに、現地確認とヒアリングにより点検しております。  三の点検結果ですが、人づくり県民生活部所管六施設につきまして、一ページから三ページまで一覧にまとめておりますが、説明につきましては四ページ以降、それぞれの施設ごとの資料を添付しておりますので、この資料により御説明いたします。  恐れ入りますが、資料の四ページをお願いいたします。まず、アクロス福岡の愛称で呼ばれております福岡県国際文化情報センターでございます。本施設の指定管理者には、平成二十八年四月から五年間、公益財団法人アクロス福岡を指定しております。  五ページをお願いいたします。この表の左端、大項目の欄にありますように、1)公共性(公益性)の確保、2)施設利用及びサービス向上、一枚おめくりいただきまして六ページ、3)経営(収支)改善、4)職員確保方策及び健全な財政基盤、5)施設管理上の個別事項、この五項目について点検を行っております。  ここでは、その要点のみを御報告させていただきます。恐れ入りますが、五ページにお戻りいただきまして、2)施設利用及びサービス向上でございます。管理運営の概要の欄でございますけれども、トイレのバリアフリー化改修工事に伴いますシンフォニーホールの休館や新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、利用者数、施設稼働率が前年度を下回っております。二つ目の丸、文化振興事業につきましては、入場者数は目標であります十六万人を達成いたしましたけれども、前年度と比較しますと、事業数、入場者数ともに前年度を下回っております。また、その下、友の会会員数も、前年度を下回っておりますが、これは令和三年、四年度に予定しております大規模工事に伴いましてシンフォニーホールを休館するため、三年会員の受付を停止したことによるものでございます。  六ページをお願いいたします。3)経営(収支)改善でございます。管理運営の概要の欄、一つ目の中点ですが、施設利用の促進のため、大学や関連団体等に働きかけ、経営に左右されにくいとされます学会や国際会議等を前年度を上回る六十八件誘致しておりますが、利用料金収入実績につきましては前年度を下回っております。  御説明してまいりました結果を踏まえまして、二の点検結果でございます。質の高い芸術鑑賞の機会の提供や地域と連携したコンサート等の文化振興事業の実施など、施設の設置目的に沿った運営が行われており、おおむね提案どおりとしてBと評価しております。  七ページをお願いいたします。大濠公園能楽堂でございます。本施設の指定管理者には、平成三十一年四月から五年間、株式会社西日本新聞イベントサービスを指定しております。  八ページをお願いいたします。2)施設利用及びサービス向上でございます。管理運営の概要の欄、二つ目の中点ですが、施設のPR等積極的な企画営業に取り組みまして、能楽をはじめとする伝統芸能はもとより、ジャズコンサート、吟詠大会などに利用されましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、利用者数、公演件数、施設稼働率、いずれも前年度を下回っております。  四つ目の中点でございますが、昨年に引き続き、若手能楽師を起用した公演や、初心者を対象とした能楽体験イベントなどの事業を実施しております。  五つ目の中点ですが、前年度に西日本新聞社の協賛で実施した周年記念事業などが終了したことなどによりまして、事業数、参加者数ともに前年を下回っております。  九ページをお願いいたします。3)経営(収支)改善でございます。管理運営の概要の欄、二つ目の中点ですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、利用料金収入実績は前年度を下回っております。  御説明してまいりました結果を踏まえまして、二の点検結果でございます。若手能楽師の活動支援や初心者への能楽体験の機会の提供など、伝統芸能の継承・普及に努めるとともに、様々なジャンルでの利用促進に取り組むなど、施設の目的に沿った運営が行われており、おおむね提案内容どおりとして、Bと評価しております。  資料の十ページをお願いいたします。福岡県立あまぎ水の文化村でございます。本施設の指定管理者には、平成二十九年四月から五年間、公益財団法人あまぎ水の文化村を指定しております。  十一ページをお願いいたします。2)施設利用及びサービス向上でございます。管理運営の概要の欄四つ目の中点ですけれども、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により年度末の入場者数は減少したものの、五つ目の中点ですが、夏季には子供用の水遊び場として遊水パレットを開放したほか、関係団体等とも連携しながら事業を積極的に実施したことにより、入場者数は五万三百六十人と目標の五万人を達成し、前年度を上回っております。  十二ページをお願いいたします。3)経営(収支)改善でございます。当施設は利用料金を徴収していないため、利用料金収入はございません。指定管理料がゼロ円となっておりますのは、主に、県、朝倉市、民間企業などが出資しました公益財団法人あまぎ水の文化村の基本財産の運用益を充てて運営しているためでございます。  御説明してまいりました結果を踏まえまして、二の点検結果でございますが、水や森林環境について学ぶ機能の充実を図るとともに、水源地域の特性を活かした新たなイベントを開催するなど施設の設置目的に沿った運営が行われており、おおむね提案内容どおりとして、Bと評価しております。  十三ページをお願いいたします。福岡県立ももち文化センターでございます。本施設の指定管理者には、平成二十七年四月から五年間、JTB・ファビルス共同事業体を指定しております。  十四ページをお願いいたします。2)施設利用及びサービス向上でございます。管理運営の概要の欄、四つ目の中点でございますが、大ホール舞台機構・関連電気設備工事に伴う一部施設の休館、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、利用者数、施設稼働率は前年度を下回っております。なお、利用者数につきましては三十九万六百六十六人と、工事に伴います一部施設の休館を勘案した目標であります三十七万五千人は上回ったところでございます。管理運営の概要の欄の下のほう、括弧で囲んでおりますけれども、事業につきましては前年度を上回る五十六事業を実施しているところでございます。  十五ページをお願いいたします。3)経営(収支)改善につきましては、一部施設の休館、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、利用料金収入実績は七千七百万円余と前年度を下回っております。  このような結果を踏まえまして、二の点検結果でございますが、工事に伴います一部施設の休館等の影響もあり、施設の稼働率、利用料金収入などは前年に比べ減少しておりますけれども、利用者数は工事を伴う減を勘案した目標数字を大幅に上回っておりまして、幅広いジャンルの芸術鑑賞をはじめとする多様な文化活動の場を提供するなど施設の目的に沿った運営が行われておりまして、提案内容をやや上回ったとしてAと評価しております。  十六ページをお願いいたします。九州芸文館の愛称で呼ばれております筑後広域公園芸術文化交流施設でございます。本施設の指定管理者には、平成三十年四月から五年間、ちくごJR芸術の郷事業団を指定しております。  十七ページをお願いいたします。2)施設利用及びサービスの向上でございます。管理運営の概要の欄、四つ目の中点でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、利用者数、施設稼働率は前年度を下回っております。  五つ目の中点でございますが、事業につきましても、展覧会を中止あるいは期間を短縮することによりまして、参加者数は前年度を下回っております。  十八ページをお願いいたします。3)経営(収支)改善につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、利用料金収入実績は前年度を下回っております。  御説明してまいりました結果を踏まえまして、二の点検結果でございますけれども、施設の特性を活かした地域と連携したイベントや体験講座などの文化事業の実施や、高齢者や障がいのある方に配慮した施設利用者への対応など施設の設置目的に沿った運営が行われており、おおむね提案内容どおりとして、Bと評価しております。  以上、文化振興課所管分の点検結果でございます。 82 ◯畑中茂広委員長 引き続いて、柳瀬男女共同参画推進課長。 83 ◯柳瀬男女共同参画推進課長 続きまして、十九ページをお願いいたします。クローバープラザでございます。クローバープラザは、総合福祉センター、人権啓発情報センター、そして、男女共同参画センターの三つの施設で構成されております。指定管理者には、平成二十七年四月から五年間、クローバープラザ管理運営共同事業体を指定しております。  二十ページをお願いいたします。2)施設利用及びサービスの向上でございます。各施設のイベント情報につきまして、SNSなどを活用したPR、また、利用者からの要望、意見を反映した事業を実施するなど、利用者の利便性を図り、利用促進、サービス向上に取り組んできたところでございます。  五つ目の中点を御覧いただきたいのですが、来館者につきまして、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、全体としまして目標の八五%程度となっております。  二十一ページをお願いいたします。3)経営(収支)改善でございます。収支額の欄、これは利用料収入額の実績でございますが、こちらも新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、前年度を下回っているところでございます。一方、その下に管理運営費がございますが、設備の更新、省エネ対策に取り組むなど管理運営費の節減に努め、効率的な運営に努めております。  点検結果でございますが、ただいま説明しましたことを踏まえまして、クローバープラザの設置目的や特性を活かした運営、利用者サービスの維持向上を図り、利用者アンケートでも約八割以上がおおむね満足としているとの結果から、おおむね提案内容どおりといたしまして、Bと評価しております。  説明は以上でございます。 84 ◯畑中茂広委員長 引き続き、見雪新産業振興課長。 85 ◯見雪新産業振興課長 商工部所管分指定管理者による管理運営の実施状況について御報告いたします。  商工部委員会資料一ページをお願いいたします。商工部の対象は、福岡県立飯塚研究開発センターの指定管理者である公益財団法人飯塚研究開発機構で、指定期間は平成二十八年四月からの五年間、点検期間は平成三十一年四月からの一年間です。提出されました事業報告書をもとに現地確認、ヒアリングによる点検を行った結果、おおむね提案内容どおりの運営が行われていると認められます。  それでは、具体的な点検結果について御説明いたします。三ページをお願いいたします。まず、1)公共性(公益性)の確保についてでございます。機構では、筑豊地域の研究開発基盤施設として、産学官連携による研究開発の支援事業、人材育成事業、そして、最新の技術動向や支援施策の情報提供などに取り組んでおります。  次に、2)施設利用及びサービス向上についてです。機構では、コーディネーターによる研究開発支援や国の大型研究開発プロジェクト、機構独自の研究開発支援事業に取り組んでいるほか、自動車産業への参入のため、三次元設計や金型、めっきなどの関連講座を実施しております。年間のコーディネート件数は百六十六件、人材育成事業への参加者数は二百三十八件であり、いずれも目標を達成しております。施設の利用に関しては、積極的な営業、広報に取り組んでおりまして、研究開発室の入居室数は高い水準で推移しております。  次のページをお願いいたします。3)経営(収支)改善でございます。施設利用料収入につきましては、十二月までは前年度を上回っておりましたが、令和二年一月から三月の空調改修工事に伴う研修会議室の利用停止によりまして、昨年度を下回っております。経費につきましては、業務の効率化を図り節減に努めております。  4)職員確保方策及び健全な財政基盤でございます。適正な経営を心がけた結果、正味財産は昨年度水準を維持できており、健全な財務状態が維持されております。  5)施設管理上の個別事項でございます。地域のポテンシャルを活かした医工学連携を積極的に推進するなど新しい分野への展開も行っております。  以上のようなことから、二番の点検結果でございますが、おおむね提案内容どおりのBと評価いたしました。  商工部としましては、今後とも指定管理者と協力して、地元大学や自治体と連携した施設の一層の利用促進をして、地域産業の促進に努めてまいります。  説明は以上でございます。
    86 ◯畑中茂広委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。壹岐委員。 87 ◯壹岐和郎委員 ちょっと中身の件ではないので申し訳ないんですけど、人づくり県民生活部のそれぞれ文化に関するいろんな施設がずっと載っていて、この評価については問題ないんですけど、これから当然コロナウイルスの影響がどんどん出てきて、例えば計画の変更だとか、コロナウイルスの対応でこういう提案をしたいから例えばお金が要るとか、また、こんな工夫をしてみたいとか、そういう計画変更をするとかいう話し合いとか協議の場とか、それを含めて、これからどう考えているんですか。 88 ◯畑中茂広委員長 赤尾文化振興課長。 89 ◯赤尾文化振興課長 まず、コロナウイルスの対策でございますけれども、各施設に赤外線カメラ対応も図ります。それとか、非接触型の体温計でありますとか消毒設備とか、そういったものをまず整備させていただいております。これによりまして施設が安全に利用できるような体制を整えたわけでございます。五年間という長い期間の中で事業計画をそれぞれの指定管理者で立てていただいておりますので、例えば、今後コロナウイルスの関係でこういう事業ができないとか、違う形でやっていくとかいうことが出てくると思いますし、私的にもその観点で指定管理者と話をさせていただきたいと思っておりますので、当然事業計画の変更という手続がありますので、そういったものが出てくるのではないかというふうに考えております。 90 ◯壹岐和郎委員 そうだと思うんですが、指定管理者もコロナの影響をどうにか克服するような、どうやったらいいかと頭をひねっているとは思うんですが、新しい生活様式ではないんだけど、そういう文化の発信についてもかなり変わらないと、今までのようなやり方だったら、売上げが例えば五〇%減とかいうことになってしまうので、プロがやっているわけですから、その辺をしっかりフォローしていただきたいというか、積極的に提案を、こういうことをやりたいということを業者のほうから出させるという言い方はあれだけど、いろんなものが出てきたときに、それを生かせるようなことを、お金の問題もあるんでしょうけれども、ぜひやっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 91 ◯赤尾文化振興課長 例えば、一昨日ですが、九州交響楽団が七月十七日に定期公演を再開するということでございました。私どものほうにも御連絡はありまして、アクロス福岡のシンフォニーホールは、千八百人定員となっておりますが、その半分、九百程度でさせていただく。これについても、指定管理者であります公益財団法人アクロス福岡、こちらのほうと協議をした上で、例えば座席を四方向空けるような形で座席配置をするとか、控え室を通常使っている控え室ではなくて、イベントホールというホールがあるんですが、そちらのほうを出演者の控え室にするとか、そういった対策を話し合ってやっているところでございます。そういったいろいろな状況も今後出てきますし、今後、国といいますか、全国の業界団体のほうでもガイドラインを次々つくっている状況でございますので、そういうガイドラインも参考にしながら、いろいろな文化芸術活動がなるべくできるように私たちとしても努力していきたいというふうに考えております。 92 ◯壹岐和郎委員 分かりました。 93 ◯畑中茂広委員長 古川委員。 94 ◯古川 忠委員 その他で聞こうと思ったけど、九響が出たからついでに聞いておきたいんだが、定期演奏会がずっと中止になりましたよね。経済的に随分困っていると思うんだけど、現況というか、救済策みたいなのは何かあったんですか。 95 ◯畑中茂広委員長 赤尾文化振興課長。 96 ◯赤尾文化振興課長 これは事業者と同じ取扱いになりますので、公益財団法人も持続化給付金であったり、県の持続化緊急支援金の対象になっておりますので、そちらのほうを御紹介させていただいておりまして、それと雇用調整助成金のほうも九響としては申請を出していくというふうなお話を聞いております。 97 ◯古川 忠委員 それでちょっと安心しました。大変だろうなと思いながら心配していたので。それから、九響の演奏会に行くと案外年齢が高いんですよね。これは将来的に大丈夫かなと思うんですよ。これも出てきたけど、若い人を掘り起こしていたけど、真剣にやらないと、クラシック音楽を大事にしたいんだけど、演奏会に行くとどう見ても七十前後の人ばかりで、ライブハウスは盛んかもしれないけど、若い人がもう少しクラシック音楽に目を向けるような何かの仕掛けを文化振興を携わる担当課としては考えてもらいたいなと、何とか九響を助けていただきたいなと思っています。 98 ◯畑中茂広委員長 お願いということでよろしいでしょうか。 99 ◯古川 忠委員 はい。 100 ◯畑中茂広委員長 ほかに質疑はございますか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 101 ◯畑中茂広委員長 それでは、ほかにないようでございますので、本件の質疑を終わります。  次に、報告事項に入ります。  「スポーツの再開に向けた福岡県の方針について」執行部の説明を求めます。平間スポーツ振興課長。 102 ◯平間スポーツ振興課長 スポーツの再開に向けた福岡県の方針についてでございます。本報告事項につきましては、五月の二十五日にスポーツ立県調査特別委員会におきまして、スポーツの再開に向けた福岡県の方針はどのようになっているのかといったような御質問、それから、スポーツをしている最中に熱中症の心配が非常にあるといったことに対する対応についてはどうなっているのかといったような御質問をいただきました。それに基づきまして、六月三日に同委員会の臨時委員会が開催されました。その際に御報告をさせていただいた内容ということになります。  それでは、御説明をいたします。委員会資料の一ページ目をお願いいたします。  一についてでございます。催し物、イベント等の開催に当たりましては、感染症予防に係る万全な対策が講じられることを前提に、随時、県内の感染状況や感染拡大リスク等について評価を行いまして、段階的に規模を拡大していくことといたしております。  (一)のイベント等の開催制限の段階的緩和(抜粋)の表にありますように、時期につきましては、五月二十九日から六月十八日までの間、六月十九日から七月九日までの間、七月十日から七月三十一日までの間、八月一日以降といった時期を設定し、開催条件として参加者数を設定しております。  詳細につきましては、本資料三ページに掲載をしております。中ほどに全国的な移動を伴うもの(プロスポーツ等)と書いてございます。この欄の六月十八日、本日までは開催不可ということになっておりますが、明日、六月十九日以降につきましては、無観客での試合が開催可能といったようになっております。そして、七月十日からは観客も動員をし、ただし、五千人以下での観客ということになります。八月一日以降につきましては、例えば福岡ペイペイドームでありましたら四万人収容でございますので、その半分、二万人の観客を動員してのプロ野球が開催可能といったようになります。  それでは、一ページにお戻りください。続いて、(二)でございますが、イベント等の開催における感染症対策(抜粋)についてでございます。上記のイベントの開催に併せた感染症防止対策につきましては、感染者及びスタッフへの制限等や施設内における感染症防止対策等を示しております。  資料二ページをお願いいたします。二についてでございます。各種スポーツイベントの再開に当たり、県といたしましては、別添参考資料にございます公益財団法人日本スポーツ協会及び公益財団法人日本障がい者スポーツ協会が策定いたしましたスポーツイベントの再開に向けた感染症拡大予防ガイドラインに示された感染症拡大予防につきましても適切に行うよう、県内の市町村をはじめスポーツ協会、障がい者スポーツ協会、レクリエーション協会、老人クラブ連合、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団等関係団体に周知をいたしました。  三についてでございます。各中央競技団体におきましては、先ほどのスポーツ協会ガイドラインを参考に、現在、競技特性に応じた各競技別のガイドラインの作成に取り組んでいるところであります。六月十七日現在で四十競技団体が既に作成をしているところであります。その中央競技団体が作成いたしました競技別ガイドラインにつきましても、県は、先ほどの県内関係団体に周知をしているところであります。  四についてでございます。スポーツ実施時における熱中症予防についてでございますが、委員会資料の四ページをお願いいたします。環境省及び厚生労働省が五月二十六日に通知いたしました令和二年度の熱中症予防行動の二に掲載されております屋外で十分な距離を確保できる場合にはマスクを外すこと。それから、先ほどの参考資料スポーツ協会のガイドラインの五ページをお願いいたします。(二)のマスク等の準備、こちらの三行目になりますが、運動・スポーツ中のマスクの着用は参加者等の判断によるものというふうに記されてございます。したがいまして、必ずしもマスクを着用して運動しなければならないということではないということになります。ただし、運動時以外の更衣中、表彰式、開会式、そういったところにおきましてはマスクを着用していきましょうと、そういったことが記されております。このガイドラインを踏まえまして、熱中症対策に適切に対応するよう県は関係団体に周知しているところでございます。  スポーツの再開に向けた福岡県の方針についての御報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 103 ◯畑中茂広委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 104 ◯畑中茂広委員長 特にないようですので、以上で報告事項を終わります。  次に、「各種委員の選出について」を議題といたします。  お手元配付のとおり、議長より福岡県文化芸術振興審議会委員の選出について、本委員会に対し一名の委員を選出するよう依頼があっております。  この委員の選出につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 105 ◯畑中茂広委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  それでは、ただいまから正副委員長案を書記に配付させます。      〔資 料 配 付〕 106 ◯畑中茂広委員長 それでは、本案のとおり、福岡県文化芸術振興審議会委員を選出することでいかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 107 ◯畑中茂広委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、議長に報告することといたします。  次に、議題にはありませんが、その他として、何かありませんか。野原委員。 108 ◯野原隆士委員 中学・高校の全国大会の中止に係る代替大会の開催のことについて、これは本来なら部活動を所管する文教委員会というのが妥当であろうと思いますが、我々は県民のスポーツ振興を所管しておりますので、この本委員会でも幾つか質問をさせていただきます。本議会の我が会派の代表質問で原口剣生議員のほうから、中高生の練習の成果を踏まえて、そういうふうな場を設けたらいいのではないかというふうな話をさせていただきました。知事のほうからは、できる限りの支援をしてまいる、また、既に二十四競技が開催の方向で調整をしているというふうな回答がありました。代替大会の開催に当たっての今の準備状況、そして、県としてどのような支援ができるのか、あるいはどのように関わっていくのか。また、今の段階で具体的に動き出したものはあるのか、そういったことを教えていただきたいと思います。 109 ◯畑中茂広委員長 平間スポーツ振興課長。 110 ◯平間スポーツ振興課長 代替大会の開催に向けた現在の準備状況でございます。現在の開催状況につきましては、県教育委員会を通じて、三十三の競技団体に開催の依頼をいたしております。そのうち、野球やバスケットボール、それから、柔道といった様々な競技の中で二十四競技が開催の意向を示しているというふうな状況でございます。本日、教育委員会に私のほうも尋ねさせていただきましたが、あと幾つか開催の意向を示しているところもあるといったようなことも伺っております。そういった競技において実施に向けて準備を進めているといった状況でございます。  二つ目の大会への関わりについてでございますが、代替大会につきましては、基本的に教育委員会と、それから、体育団体、高校体育連盟であるとか高等学校野球連盟、中学校体育連盟、そういった体育団体が、競技を主催する競技団体と共催をする形で実施をするといったような状況になっております。県といたしましては、主催者の求めに応じまして、共催であるとか後援であるとか、そういったことをそれぞれの大会、状況に応じて応援をしてまいりたいというふうに思っております。  大会の支援についてでございます。大会の開催に当たりましては、スポーツ庁及び公益財団法人日本スポーツ協会などが策定いたしました先ほど御説明をさせていただきましたガイドラインに基づきまして、それと県が定めた感染防止のガイドライン、それに基づいて周知徹底を図りながら、子供たちが安全に、そして安心して競技ができますように支援をしてまいりたいというふうに考えております。  最後に、現在の具体的に動き出した大会についてでございます。例えば、卓球競技におきましては、スポーツ立県調査特別委員会、六月三日に開催をされました、その中で卓球協会の県の会長でもございます井上順吾委員のほうから御提案がなされました。先ほどの体育団体とは別に実行委員会形式で新たな形で大会を実施するといったような御提案でございました。そういった実行委員会形式での大会開催につきましても、県は教育委員会と協力いたしまして、具体的な内容の協議、そういったところにも参加をさせていただきたいというふうに考えているところであります。 111 ◯野原隆士委員 中学校、高校の部活動をされている皆さんというのは、やはり大会が大きな目標であったわけですから、こういった中で六月の十一日、十二日、県の高体連あるいは高野連が地方大会を開催すると言っていただいて、非常に一筋の光が見えたんだろうと思います。ぜひとも県としても積極的に応援をしていただきたいと思いますので、要望ということでよろしくお願いいたします。 112 ◯畑中茂広委員長 よろしくお願いしておきます。ほかに。加地委員。 113 ◯加地邦雄委員 先ほど文化のところで言えばよかったのかもしれませんけれども、今年一月に、台湾友好議員連盟で台湾に、会長をはじめ四人で表敬訪問いたしました。その折に、御存じのとおり、六年前だったと思いますが、私が議長のとき、九州国立博物館で故宮博物院展が開催されました。これは、今日参加の委員の皆さん、特に当時塩川事務局長、本当に努力をしていただいて、行政はもちろん財界の協力もあって、二年ぐらいかかって誘致をした経過がありました。特に議連が中心になってやったのは、国交がないから行政がなかなか表に出られないという事情もあって、議員連盟で会派を超えて努力をした結果、全国で六県ぐらい一生懸命誘致活動があっていて、東京だけ決まって、あと一か所をどこにするかという中で、福岡県議会が本当に努力をして、行政の皆さんも協力をしていただいた上で誘致が成功したという経過があります。あと、分院が台湾にできましたね。そのときに福岡県も分院に出品をして協力をしたといういろんな経過があります。実は当時は国民党、今は民進党ですけれども、委員長が替わっているにもかかわらず、その節は大変お世話になりました、福岡県の情熱のおかげで九州で開催をすることができましたということで、感謝の意を表されました。そして、ひいては、十年をめどに、できたら九州国立博物館で何らかの事業をやりたいという意向を表明していただきました。ということは、あと四年です。ということは、二年ぐらい準備にかかるでしょうから、この委員会で、忘れないうちに報告をしておきます。どこかに残しておいてください。ぜひこれは大きな事業になると思うので、私どもも努力をしますし、議会としても行政としても努力をしていただきたい。以上です。 114 ◯畑中茂広委員長 貴重な発言ありがとうございます。執行部のほうも、ぜひ御協力をよろしくお願いしたいというふうに思います。ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 115 ◯畑中茂広委員長 ほかにないようですので、次に進みます。  次に、「閉会中の調査事項について」お諮りします。  お手元配付の閉会中の調査事項案のとおり、九項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 116 ◯畑中茂広委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りします。  今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 117 ◯畑中茂広委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。  縣善彦委員、古川忠委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事は全て終了しました。  最後に、終始熱心に審査いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げ、県民生活商工委員会を閉会いたします。ありがとうございました。    午 後 零 時 四 十 二 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...