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令和2年度 予算特別委員会 本文 開催日: 2020-03-16

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  1. 福岡県議会 2020-03-16
    令和2年度 予算特別委員会 本文 開催日: 2020-03-16


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和二年三月十六日(月曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 議 ◯井上順吾委員長 おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから委員会を開きます。  本日は、ふくおか県議会だより等に掲載するため、本委員会審査状況写真撮影が行われますのでお知らせいたします。  それでは、初めに委員席の指定を行います。各委員の席は、ただいま御着席のとおりといたします。御了承願います。  次に、質疑補助者についてであります。本件については、これまでの予算特別委員会等と同様に、質疑補助者を置くことを認めることといたします。御了承願います。なお、補助者席については、発言席横に二席設けております。  次に、付託議案についてであります。本委員会に付託されました議案は、お手元配付付託議案一覧表のとおり、第一号議案令和二年度福岡県一般会計予算など二十件であります。なお、お手元に令和二年度県税収見込額説明書を配付いたしております。御確認願います。  次に、審査日程についてであります。本委員会審査期間は、本日三月十六日、十七日、十八日、十九日、二十三日及び二十五日の六日間となっております。  そこで、お手元配付審査日程案のとおり審査を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯井上順吾委員長 御異議がありませんので、この審査日程により取り進めることといたします。審査が予定された日に終了いたしますよう委員各位の御協力をお願いいたします。  なお、審査の状況等により日程変更の必要が生じた場合には、その取り扱い理事会に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 3 ◯井上順吾委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  次に、審査方法及び議事の進め方についてであります。議案の審査は議案番号順に行います。したがいまして、まず、第一号議案令和二年度福岡県一般会計予算から審査し、その後、特別会計及び企業会計予算を順次審査することといたします。  なお、一般会計予算については歳入歳出の各款ごとに、また、特別会計及び企業会計については各議案ごとに当局の説明を受けた後、質疑を行いたいと思います。また、知事等に保留された質疑については、審査の最終日であります三月二十五日にまとめて行い、全ての質疑が終わった後に採決を行うことになります。  次に、会議時間についてであります。午前十一時に開き、午後五時に散会することを原則といたしますが、議事の都合により会議時間を変更することがありますので、あらかじめ御了承願います。  次に、要求資料取り扱いについてであります。審査の中で要求された資料の提出に時間を要する場合には、当該委員の質疑を保留して議事を進め、資料が提出された際に質疑を行うことといたしますので、御了承願います。  次に、質疑者の指名についてであります。審査区分ごとに多数会派順に指名することといたしますので、御了承願います。  次に、関連質疑についてであります。関連質疑は、同一会派の委員についてのみ認めることとし、当該質疑者の質疑が終了した後に許可することといたします。また、質疑補助者関連質疑を希望されることもあるかと思いますが、同様に、当該質疑者の質疑が終了した後に許可することといたします。なお、その際は発言席に移った上で行っていただくようお願いいたします。
     このほか、本委員会の運営に当たりましては、お手元配付予算特別委員会運営要領によることとし、これに規定のない事項につきましては、その都度お諮りしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  最後に、本日から限られた日程、時間の中で審査を行うことになります。質疑者説明者、そして答弁者には、議事進行に御協力いただき、一問一答の基本に立って、要点を絞り、簡潔、簡明、的確な発言に努めていただくよう、よろしくお願いいたします。  それでは、これより審査を行います。  この際、執行部議案説明について申し上げます。審査時間を十分に確保し、円滑な運営を図るため、款項目のうち款の説明を行い、項については、各項の総額とその主な内容について説明を願います。  それでは、第一号議案「令和二年度福岡県一般会計予算」を議題といたします。  まず、歳入第一款県税について説明を求めます。野村総務部長。 4 ◯野村総務部長 おはようございます。本日からの質疑、どうぞよろしくお願いします。  一款県税について御説明させていただきます。令和二年度予算に関する説明書、この分厚い冊子でございます。五ページをお開きいただきたいと思います。  県税総額では六千五百五十六億一千八百万円余を見込んでおりまして、令和元年度当初予算と比べますと、一番右の欄になりますが、二百四十七億七千四百万円余、三・九%の増となっております。これは地方消費税率引き上げなど、税制改正の影響等による増収を見込んだことなどによるものでございます。  以下、各税目ごとに御説明します。十一ページをお願いいたします。  一項県民税につきましては、個人と法人に係る県民税及び県民税利子割でございまして、前年度当初予算比で二・六%減の千五百七十六億八千百万円余を見込んでおります。これは、給与所得の増加により、個人県民税の増収が見込まれるものの、法人税割の一部の交付税の原資化が拡充されたことに伴う税率の引き下げにより、法人県民税の減収が見込まれるものでございます。  二項事業税につきましては、個人事業税及び法人事業税でございまして、その合計額は、次の十二ページになりますが、三・五%増の千五百三十一億四千七百万円余を見込んでおります。これは、特別法人事業税からの一部復元による税率の引き上げにより法人事業税の増収が見込まれるものでございます。  三項地方消費税につきましては、税率の引き上げにより、一二・四%増の二千百四十九億七千万円余を見込んでおります。  四項不動産取得税につきましては、建築着工面積の増加が見込まれることから、五・〇%増の百七十億三千五百万円余を見込んでおります。  十三ページをお願いします。五項県たばこ税につきましては、売り上げ本数の減少が見込まれることから、四・二%減の五十八億九千九百万円余を見込んでおります。  六項ゴルフ場利用税につきましては、利用人員の増加が見込まれることから、四・七%増の十億三千四百万円余を見込んでおります。  七項軽油引取税は、トラック輸送減少傾向が続いていることから、二・九%減の三百九十六億五千八百万円余を見込んでおります。  十四ページをお願います。八項自動車税は、昨年十月導入されました一目の環境性能割と二目の種別割が平年度化することから、六百四十七億五千九百万円余を見込んでおります。  九項鉱区税は、四百万円余を見込んでおります。  十項狩猟税は、一千八百万円余を見込んでおります。  十五ページをお願いします。十一項産業廃棄物税は、一三・五%増の一億八千五百万円余を見込んでおります。  十二項宿泊税は、受け入れ環境の充実、観光資源魅力向上、効果的な情報発信観光振興体制強化に向けた新たな施策を展開するために、本年四月から導入する法定外目的税でございまして、十億五千五百万円余を見込んでおります。  十三項旧法による税につきましては、昨年十月に自動車税種別割へ移行する前に、自動車税として課税した分に係るものでございまして、一億六千九百万円余を見込んでおります。  十六ページをお願いします。自動車取得税につきましては、昨年十月一日に廃止されたことから、収入はございません。  以上が一款県税の内容でございます。  なお、各税目ごと収入見込みにつきましては、お手元に県税収見込額説明書を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 5 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 6 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第一款県税の質疑を終わります。  次に、第二款地方消費税清算金について説明を求めます。野村総務部長。 7 ◯野村総務部長 先ほどの説明書に沿いまして、引き続き御説明します。十九ページをお願いいたします。  二款地方消費税清算金は、二千三百四十四億五千二百万円余をお願いしております。これは、地方税法の規定により各都道府県に一旦払い込まれました地方消費税最終消費地都道府県に再配分するための清算金でございます。以上でございます。 8 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 9 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第二款地方消費税清算金の質疑を終わります。  次に、第三款地方譲与税について説明を求めます。野村総務部長。 10 ◯野村総務部長 引き続きましてお願いします。二十三ページをお開きください。  一項特別法人事業譲与税は、九百十五億九千八百万円余を見込んでおります。  二項地方揮発油譲与税は、三十億五百万円余を見込んでおります。  三項石油ガス譲与税は、一億三千三百万円余を見込んでおります。  二十四ページをお願いします。四項自動車重量譲与税は、二億八千八百万円余を見込んでおります。  五項森林環境譲与税は、一億三千六百万円余を見込んでおります。  六項航空機燃料譲与税は、七億三千八百万円余を見込んでおります。  二十五ページをお願いします。地方法人特別譲与税につきましては、税制改正により、本年二月譲与分をもって終了いたしましたことから、収入はございません。  以上でございます。 11 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。原竹岩海委員。 12 ◯原竹岩海委員 おはようございます。私は、県の森林環境税と国の森林環境譲与税について、確認を含めまして、私の意見も添えて発言をさせていただきたいと存じます。  森林環境税というのは、そもそも平成十五年、二〇〇三年に、高知県の橋本知事が全国に先駆けて森林環境税というものを設置されたと聞いております。高知県は森林ばっかりでございますけれども、荒廃が著しいということで、産業も非常に乏しい、こういった高知県で、どうにかしなければならないといったことで、橋本知事人頭税を中心として一人頭五百円ということでずっとやっていったわけでございますが、これが現在の地方における森林環境税の礎になっております。こういったことを含めまして、私も新人議員のときに、高知県のように、我が福岡県の荒廃林もすごいんだと。こういったことで目的税ということで、しっかり森林環境税を創設するべきではないかということで何回も議場に登壇したことを覚えておるところであります。そして結果的に、本県は平成二十年に、森林環境税がようやく設置されました。  そして、県の平成二十年から令和二年度までの税収の推移がございます。執行部にまず、この推移について説明をお願い申し上げたいと存じます。  そしてまた、平成三十一年度の税制改革におきまして、令和六年度から国税として森林環境税が課税されることと相なりましたが、森林環境譲与税につきましては、今年度から譲与が始まっております。この譲与税について、本県への譲与見込み額及び算定の方法を加えて、全国の都道府県への譲与額見込みのご教示をお願い申し上げたいと存じます。  委員長執行部に事前に、本件に関する資料要求を申し上げておりますので、資料提出のお取り計らいをよろしくお願い申し上げます。 13 ◯井上順吾委員長 お諮りいたします。ただいま原竹委員から要求がありました資料を、委員会資料として要求することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 14 ◯井上順吾委員長 御異議がありませんので、本委員会要求資料といたします。  執行部に申し上げます。ただいま原竹委員から要求がありました資料については提出できますか。西山税務課長。 15 ◯西山税務課長 直ちに提出できます。 16 ◯井上順吾委員長 資料を正副委員長に確認させてください。      〔資料確認〕 17 ◯井上順吾委員長 事務局は資料を配付してください。      〔資料配付〕 18 ◯井上順吾委員長 資料が配付されましたので、原竹委員、質疑を行ってください。 19 ◯原竹岩海委員 済みませんけど、配付いただきました資料の御説明をよろしくお願い申し上げます。 20 ◯西山税務課長 資料の一枚目をごらんください。上の表が福岡県森林環境税の税収の推移、下の表が森林環境譲与税譲与額見込み及び算定方法となっております。  まず、上の表について御説明いたします。県の森林環境税は、平成二十年度に導入いたしまして、個人県民税に五百円、法人県民税に五%を超過課税として徴収しております。税収が平年度化いたしました二十一年度以降は、約十三億円から十四億円台で推移しております。  次に、下の表でございます。国から本県へ譲与される森林環境譲与税の額につきましては、令和元年度は約九千百万円、二年度は約一億三千六百万円を見込んでおります。  二年度の算定方法を御説明いたします。譲与税の総額は四百億円でございます。このうち都道府県には一五%六十億円が配分されます。これを、国が定めております私有林のうちの人工林の面積、林業就業者数、人口、この三つの指標について、それぞれ全国に占める本県のシェアで案分することとされておりまして、その計算した額が一億三千六百万円となっております。  続きまして、資料の二枚目をお願いいたします。令和二年度、各都道府県森林環境譲与税譲与額見込みについて御説明いたします。これは、都道府県分譲与額六十億円を先ほど申し上げました指標により計算いたしました各都道府県譲与見込み額のグラフでございます。グラフの色につきましては、緑が私有林のうちの人工林の面積、青が林業就業者数、赤が人口を示しております。総額では、北海道が最も多く、本県は全国で二十番目の額となっております。 21 ◯原竹岩海委員 税収の推移とか各都道府県譲与額の状況につきましては、一定の理解をいたしたところでございます。  先ほど、令和二年度の譲与税見込み額について、私有林の面積などの指標で案分して計算されているという御説明がございました。その指標と割合はどのようなものであったか伺いたいと存じます。 22 ◯西山税務課長 森林環境譲与税は、その根拠となります森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律におきまして、間伐などの森林整備人材育成、担い手の確保、木材利用の促進、普及啓発などの施策に充てることとされております。そのため、都道府県市町村に対する譲与基準につきましては、これらの使途の対象となる費用と相関性の高い客観的な指標を用いて案分することとしております。  その指標と割合について、具体的に申しますと、間伐など森林整備に要する費用については、私有林のうち人工林の面積を指標として五割、人材育成、担い手の確保に要する費用については、林業就業者数を指標として二割、木材利用促進普及啓発については、人口を指標として三割となっております。 23 ◯原竹岩海委員 先ほど要求しました資料の二枚目、カラーで棒グラフになっているところを見てみますと、森林と余り御縁がないと思われる、例えば東京都など大都市を抱える都道府県にも多くの額がしっかり配分をされております。配分に当たりましては、整備するべき森林面積が広い自治体により多くの額を配分するべきと思います。これは目的税であります。人口という指標で三割も配分するのは、自分は到底理解できません。もう少しその理由について詳細に説明をお願い申し上げたいと存じます。 24 ◯西山税務課長 森林環境譲与税配分基準につきましては、国が定めておるところでございます。三割を人口という指標で配分することとした理由につきましては、まず、森林環境税都市部の住民も含めた国民全体の理解を得る必要があるため、都市部で行われる木材利用の促進、普及啓発につきましても使途の対象としておること。次に、森林整備が進むことにより、間伐材の供給がふえることが予想されますが、都市部において間伐材等木材利用が進めば、山間部における森林整備から都市部における木材利用までの間の経済の好循環が生まれることが期待されること。さらには、本県のように独自に森林環境税を導入している自治体において、平均で三割強が林業整備以外の事業に充てられているということ、これらを総合的に勘案いたしまして定められたものでございます。 25 ◯原竹岩海委員 課長の論理では国が定めておるからと、そういうことを説明されました。私は、国がこういったことを定めることに対して、もうちょっと地方からもいろいろな現実の声をしっかり出したほうがいいんじゃないかなと思います。二枚目のカラーのところ、三色で、真っ赤なところが人口比でございます。人口がずっと載っている。例えば、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、大阪は森林のグリーンは圧倒的に少ないです。こういったところに多くの目的税が移行されております。ルール計算上ということでございますけれども、これは現実に即して是正ができるはずでございます。こういったことで地方からも声をしっかり出すべきではないかなと。  では、言い方を変えますけれども、福岡県の森林環境税でございますが、人口比でいきましたら、こういった声も一方で、ひょっとしたら出てくるかもしれない。福岡県の森林環境税も、国の森林環境譲与税どおりにするべきではないか、ローカルルールではいけないと。そういう声がもし出た場合、本県は市町村の数は六十でありますが、人口は五百十万人と聞いております。その中で、六十の市町村で、二つの市にほとんど、過半数が住んでおられます。一つは福岡市です。人口が百六十万を超えております。そして、少なくなったとはいえ、北九州市であります。その他の五十八は必死に頑張っておるという状況でございます。人口比でやってくれと言われましたら、国のルールどおりやるべきじゃないか、森林環境税はと言われたときに、どうするかといった声も、しっかり心配するところであります。こういったところ、私どもは東京都とか、大都市で森林がないところに、こういった金を配分するといったことはいいのか、悪いのかということが心配でありますけれども、総務部長、私の意見を聞いて、総務部長の見解を求めたいと思います。 26 ◯井上順吾委員長 野村総務部長。 27 ◯野村総務部長 今、原竹委員から、森林環境税、その他の配分のお話がございました。先ほど、森林環境譲与税、新しい譲与税でございますけれども、配分のルール、五割だったり、三割だったり、二割ということは先ほどるる課長から申し上げたように、法律を定める際に国の委員会でもしっかり議論された上での結果だということでありまして、実際私ども福岡県は、見ていただけばわかりますように、相当程度、人口部分で配分されている部分もございます。実際林業を守っていくためには、やはり都市部の住民にしっかり木を使っていただく、そういう面も必要だということで、都市部における木材を使うという要素が加わっての三割だと理解しておりまして、私は現時点では、それは一定程度合理的かなと考えているところでございます。 28 ◯原竹岩海委員 福岡県の森林環境税と国の森林環境譲与税の整合性というのがあります。委員長、知事にこの辺のところも含めまして、しっかり確認をいたしたいと思っておりますので、知事保留のお取り扱いをよろしくお願い申し上げます。 29 ◯井上順吾委員長 ただいま原竹委員から申し出のありました知事保留質疑を認めることにいたします。なお、知事保留質疑は、三月二十五日水曜日に行う予定でありますので、御了承願います。 30 ◯原竹岩海委員 終わります。(拍手) 31 ◯井上順吾委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 32 ◯井上順吾委員長 ないようですので、以上で、原竹委員の知事保留質疑を残し、第三款地方譲与税の質疑を終わります。  次に、第四款地方特例交付金について説明を求めます。野村総務部長。 33 ◯野村総務部長 お願いいたします。先ほどと同じ資料、分厚い資料の二十九ページをお願いします。  四款一項地方特例交付金は、二十四億七千五百万円余を見込んでおります。これは、住宅借入金等特別税額控除による個人住民税の減収額及び環境性能割の臨時的軽減による自動車税の減収額を補填するために交付される減収補填特例交付金でございます。  子ども・子育て支援臨時交付金につきましては、幼児教育の無償化に要する経費の地方負担分を全額国庫による措置として、令和元年度に交付されたものでございまして、令和元年度で終了したことから、収入はございません。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 34 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 35 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第四款地方特例交付金の質疑を終わります。  次に、第五款地方交付税について説明を求めます。野村総務部長。 36 ◯野村総務部長 お願いします。三十三ページをお願いします。  五款地方交付税は、二千五百十八億五千八百万円余を見込んでおります。これは、一番右の説明欄のところにございますように、普通交付税二千四百七十八億五千八百万円余と特別交付税四十億円の収入見込みによるものでございまして、前年度当初予算と比べますと、百二十八億二千八百万円余、率にして五・四%の増となっております。  以上でございます。よろしくお願いします。 37 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。
     これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 38 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第五款地方交付税の質疑を終わります。  次に、第六款交通安全対策特別交付金について説明を求めます。野村総務部長。 39 ◯野村総務部長 三十七ページをお願いします。  六款交通安全対策特別交付金は、交付見込み額として十二億一千百万円余を見込んでおります。  以上でございます。よろしくお願いします。 40 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 41 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第六款交通安全対策特別交付金の質疑を終わります。  次に、第七款分担金及び負担金について説明を求めます。野村総務部長。 42 ◯野村総務部長 四十一ページをお願いいたします。  七款一項分担金は、農林水産業費分担金一億八千五百万円余を見込んでおります。  二項負担金の主なものといたしまして、一目一節空港整備事業費負担金、次の四十二ページになりますが、五目二節都市計画費負担金を計上いたしております。総額は、その計欄のところにございますが、七十四億三千五百万円余を見込んでおります。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 43 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 44 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第七款分担金及び負担金の質疑を終わります。  次に、第八款使用料及び手数料について説明を求めます。野村総務部長。 45 ◯野村総務部長 四十五ページをお願いします。  八款一項使用料は、主なものといたしまして、ページをめくっていただきまして、四十七ページになります。六目一節高等学校使用料を計上いたしております。総額といたしましては、その計欄になりますが、九十五億八千三百万円余を見込んでおります。  次に、二項手数料は、主なものといたしまして、ページが飛びまして五十一ページでございます。八目二節運転免許手数料、三節警察証明手数料を計上いたしております。総額は、次の五十二ページの計欄でございます。七十九億一千八百万円余を見込んでおります。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 46 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 47 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第八款使用料及び手数料の質疑を終わります。  次に、第九款国庫支出金について説明を求めます。野村総務部長。 48 ◯野村総務部長 五十五ページをお願いいたします。  九款一項国庫負担金でございます。主なものといたしまして、次の五十六ページでございますが、三目七節生活保護費等国庫負担金、四目一節義務教育費国庫負担金を計上しております。総額といたしまして、計欄でございますが、九百七十二億四千百万円余を見込んでおります。  次に、国庫補助金は、主なものといたしまして、少しページが飛びまして六十一ページになります。六目一節道路橋りょう費補助金、次の六十二ページの二節河川海岸費補助金を計上いたしております。総額でございますが、ページをめくっていただきまして、六十四ページになります。計欄の千二十六億七千三百万円余を見込んでおります。  次に、三項委託金は、主なものといたしまして、一目五節統計調査委託金、次の六十五ページになりますが、四目七節職業訓練事業委託金を計上しております。総額は、次の六十六ページの計欄ですが、六十一億七千六百万円余を見込んでおります。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 49 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 50 ◯井上順吾委員長 ないようですので、以上で第九款国庫支出金の質疑を終わります。  次に、第十款財産収入について説明を求めます。後藤財政課長。 51 ◯後藤財政課長 六十九ページをお願いいたします。  十款一項財産運用収入は、一目一節建物貸付料、二節土地貸付料、二目一節利子及び配当金を計上しております。総額は、一枚おめくりいただきまして、七十ページ、計欄の十九億円余をお願いしております。  次に、二項財産売払収入は、主なものは一目一節土地建物売払代で、総額として、下の七十一ページの計欄のとおり、五億二千二百万円余をお願いしております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 52 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 53 ◯井上順吾委員長 ないようですので、以上で第十款財産収入の質疑を終わります。  次に、第十一款寄附金について説明を求めます。後藤財政課長。 54 ◯後藤財政課長 七十五ページをお願いいたします。  十一款一項寄附金は、ふるさと寄附金など六千五百万円余を計上しております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 55 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 56 ◯井上順吾委員長 ないようですので、以上で第十一款寄附金の質疑を終わります。  次に、第十二款繰入金について説明を求めます。後藤財政課長。 57 ◯後藤財政課長 七十九ページをお願いいたします。  十二款一項特別会計繰入金は、二目住宅管理特別会計などからの繰入金で、総額は、計欄の三十六億六千三百万円余をお願いしております。  一枚おめくりいただきまして、八十ページをお願いいたします。  二項基金繰入金でございますが、主なものは、下の八十一ページの十五目地域医療介護総合確保基金繰入金で、総額として、計欄の百七十五億七千三百万円余をお願いしております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 58 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 59 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第十二款繰入金の質疑を終わります。  次に、第十三款繰越金について説明を求めます。後藤財政課長。 60 ◯後藤財政課長 八十五ページをお願いいたします。  十三款一項繰越金の千円は、科目設定を行うものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 61 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 62 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第十三款繰越金の質疑を終わります。  次に、第十四款諸収入について説明を求めます。後藤財政課長。 63 ◯後藤財政課長 八十九ページをお願いいたします。  十四款一項延滞金、加算金及び過料は、合計で十二億七百万円余をお願いしております。これは県税の延滞金、加算金、放置駐車の違反金でございます。  二項県預金利子は、三百万円余をお願いしております。これは歳計現金等の預金利子でございます。  一枚おめくりいただきまして、九十ページをお願いいたします。  三項貸付金元利収入でございます。主なものは、六目一節中小企業振興資金貸付金償還金、下の九十一ページ、八目一節転貸債元利償還金でございます。総額として、計欄の千百四十億九千万円余をお願いしております。  次に、四項受託事業収入でございます。一枚おめくりいただきまして、九十二ページ、四目二節試験研究費受託金、下の九十三ページ、六目十四節災害復旧事業受託金でございます。総額は、恐れ入ります、一枚おめくりいただきまして、九十四ページ、計欄の三十五億四千七百万円余をお願いしております。  五項収益事業収入は、宝くじ事業益金収入五十九億一千四百万円余をお願いしております。  次に、六項利子割精算金収入は、都道府県間の精算金で、二万一千円をお願いしております。  次に、九十五ページ、七項雑入でございます。主なものは、三枚おめくりいただきまして、百ページをお願いいたします。四十九節雑入でございます。総額は、下の百一ページの計欄の八十億八千六百万円余をお願いしております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 64 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 65 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第十四款諸収入の質疑を終わります。  次に、第十五款県債について説明を求めます。後藤財政課長。 66 ◯後藤財政課長 続きまして、百五ページをお願いいたします。  十五款一項県債でございますが、主なものは、二枚おめくりいただきまして、百八ページをお願いいたします。七目三節河川事業債、下の百九ページ、七目十四節道路事業債、さらに、一枚おめくりいただきまして、下の百十一ページ、十三目臨時財政対策債、総額は、計欄の二千二百二十四億一千九百万円余をお願いしております。  次に、ページが飛んで、四百六十一ページをお願いいたします。  地方債の現在高調書でございます。ただいま御説明申し上げました県債の発行に伴います年度末の現在高見込みを記載しております。一枚おめくりをいただきまして、四百六十三ページの一番下の合計欄、右から二列目、令和二年度末の残高は四兆二千百四十六億円余となる見込みでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 67 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 68 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第十五款県債の質疑を終わります。  以上で、原竹委員の知事保留質疑を残し、第一号議案「令和二年度福岡県一般会計予算」のうち歳入の質疑を終了します。
     次に、歳出についての審査を行います。  第一款議会費について説明を求めます。坂本議会事務局長。 69 ◯坂本議会事務局長 それでは、同じく、令和二年度予算に関する説明書の百十七ページをお開き願います。  一款議会費について御説明申し上げます。その合計額は、二枚おめくりいただきまして、百二十ページの計の欄に記載してありますとおり、三十億四千万円余をお願いいたしております。その主なものは、議員の報酬、本会議及び委員会等の議会運営に要する経費、政策の企画・立案機能の充実及び議会広報に関する経費、全国議長会に対する負担金、並びに事務局職員の人件費及び議会運営に要する事務経費等でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審査お願いいたします。 70 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 71 ◯井上順吾委員長 ないようですので、第一款議会費の質疑を終わります。  この際、しばらく休憩します。再開は午前十一時五十五分といたします。    午 前 十 一 時 四 十 三 分 休 憩    午 前 十 一 時 五 十 四 分 再 開 72 ◯井上順吾委員長 ただいまから委員会を再開します。  休憩前に引き続き議事を進めます。  第二款総務費について、順次、説明を求めます。野村総務部長。 73 ◯野村総務部長 二款総務費でございますが、先ほどからの分厚い冊子の百二十三ページをお願いいたします。  二款総務費のうち総務部所管分について御説明いたします。  一項総務管理費でございます。その主なものは、一目一般管理費の、一番右に説明欄とございます。説明欄の一番上の職員費、ページをめくっていただきまして、百二十五ページになりますが、二目人事管理費の右の説明欄の上から七つ目あたりです。退職手当などの人事管理費、少しページが飛びます。百三十一ページでございます。九目諸費の、説明欄の上から五段目の県税還付金及び還付加算金でございます。一項総務管理費の総額は、次の百三十二ページの合計欄にございますとおり、二百二十三億七千六百万円余をお願いいたしております。  百三十九ページをお願いします。三項徴税費です。その主なものは、一目税務総務費の説明欄の一番上の職員費、ページをめくっていただきまして、百四十一ページでございますが、二目賦課徴収費の説明欄の一番上の賦課徴収事務費でございます。三項徴税費の総額は、次の百四十二ページの合計欄にございますとおり、百五十六億九千五百万円余をお願いいたしております。  百四十七ページをお願いします。六項防災費です。その主なものは、一目防災総務費の説明欄の一番上の職員費、ページをめくっていただきまして、百五十ページになりますが、三目消防学校費の説明欄の上から二段目、消防学校施設整備費でございます。六項防災費の総額は、次の百五十一ページの合計欄にございますとおり、十四億四千六百万円余をお願いいたしております。  説明は以上でございます。何とぞよろしくお願いいたします。 74 ◯井上順吾委員長 野田企画・地域振興部長。 75 ◯野田企画・地域振興部長 続きまして、同じく二款総務費のうち企画・地域振興部所管分について御説明申し上げます。同じく予算に関する説明書の百三十二ページにお戻りください。  二款二項企画費でございます。その主なものは、一枚おめくりいただきまして、下の段、百三十五ページをお願いいたします。三目地域振興費の右側の説明欄の一番下に記載しております空港整備事業費負担金七十四億円余でございます。これは、空港整備に係る国直轄事業負担金でございます。  二項企画費の総額は、二枚おめくりいただきまして、下の段、百三十九ページの計欄に記載しておりますが、百四十三億六千百万円余となっております。  次に、百四十二ページをお願いいたします。四項市町村振興費でございます。その主なものは、一枚おめくりいただきまして、百四十四ページをお願いいたします。二目自治振興費の、右側の説明欄の上から三番目に記載しております市町村振興宝くじ交付金十四億八千万円余でございます。これは、市町村振興宝くじの収益金を公益財団法人福岡県市町村振興協会に交付するものでございます。四項市町村振興費の総額は、下の段、百四十五ページの計欄に記載しておりますが、十九億四千六百万円余となっております。  引き続き、百四十五ページの五項選挙費でございます。その主なものは、一目選挙管理委員会費の右側の説明欄の一番上に記載しております職員費九千百万円余でございます。五項選挙費の総額は、一枚おめくりをいただきまして、下の段、百四十七ページの計欄に記載しておりますが、一億七百万円余となっております。  次に、百五十一ページをお願いいたします。七項統計調査費でございます。その主なものは、一枚おめくりいただきまして、下の段、百五十三ページをお願いいたします。二目委託統計費の右側の説明欄一番上に記載しております総務統計調査費二十六億五千百万円余でございます。これは、国勢調査を含む総務省からの委託調査に要する経費でございます。七項統計調査費の総額は、一枚おめくりいただきまして、百五十四ページの計欄に記載しておりますが、三十億八千七百万円余となっております。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 76 ◯井上順吾委員長 奥園人事委員会事務局長。 77 ◯奥園人事委員会事務局長 二款総務費のうち人事委員会所管分について御説明いたします。予算に関する説明書の百五十五ページをお願いいたします。  八項人事委員会費は、一枚おめくりいただきまして、百五十七ページの計欄に記載しておりますとおり、二億五千万円余をお願いしております。その主なものは、委員報酬、事務局職員の人件費及び職員採用試験に関する経費でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 78 ◯井上順吾委員長 樋口監査委員事務局長。 79 ◯樋口監査委員事務局長 二款総務費のうち監査委員事務局所管分について御説明いたします。予算に関する説明書の百五十七ページをお願いいたします。  九項監査委員費は、二枚おめくりいただきまして、百六十ページの計の欄に記載しておりますとおり、三億四千九百万円余をお願いいたしております。その主なものは、監査委員及び事務局職員の人件費並びに監査に要する経費でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 80 ◯井上順吾委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。樋口明委員。 81 ◯樋口 明委員 まず、質問に入らせていただく前に、先週土曜日の読売新聞に、「福岡県知事、鉄道復旧は困難、日田彦山線、東峰村長に伝える」という記事が載っておりました。我々が今、日田彦山線について、どういうふうに復旧していこうかと議論している最中に、このような記事が出てきたわけであります。小川知事は今定例会の所信表明でワンチームになるという言葉を使われておりましたけど、今このような記事が出て、我々と、また地域とどういうふうにしてワンチームになるのでしょうか。大変遺憾であるということを申し上げて質問に入らせていただきます。  自民党県議団の樋口明であります。日田彦山線の復旧・復興について質問いたします。  今定例会の我が会派の代表質問で、この問題について知事の見解をただしてきたところでありますが、まだまだ議論が尽くされておりませんので、予算特別委員会でさらに議論を深めさせていただきたいと思っております。  まず初めに、日田彦山線の地域振興にかかわる復旧・復興のための来年度予算についてであります。知事は「日田彦山線問題」という意味深な言葉を使われていますが、昨年九月の我が会派の代表質問において、今年度中に日田彦山線問題を解決される旨の答弁をされました。そうであれば、来年度にはこの問題は当然復旧・復興に向けて前に進み出すことになります。ところが、その裏づけとなる復興予算が来年度の予算書の中に明確に示されておりません。その理由はなぜなのかお答えください。 82 ◯井上順吾委員長 石橋総合政策課長。 83 ◯石橋総合政策課長 企画・地域振興部では、広域連携プロジェクトにより地域振興、復興・復旧の取り組みを行っているところでございます。来年度、東峰村を含む朝倉地域では、広域連携プロジェクトとして、朝倉地域の自然や歴史などの魅力的な地域資源を活用した観光振興プロジェクトを初め、朝倉の魅力再発見プロジェクト、朝倉グリーンツーリズム推進プロジェクトの三事業を実施する予定でございます。  また、添田町を含む田川地域では、広域連携プロジェクトとして、引き続き田川地域の地域資源を活用し、地域外から人を呼び込む田川まるごと博物館プロジェクトを実施する予定でございます。  このほか、企画・地域振興部以外の予算になりますが、商工部では広域サイクリングルートの情報発信の強化、東京二〇二〇大会を契機とした小石原焼のPRや販路開拓支援、農林水産部では農泊の受け入れ推進、ジビエの流通促進などの取り組みが来年度予算として計上され、提案されておりまして、このような事業も日田彦山線沿線地域の地域振興に活用できるものと考えております。以上です。 84 ◯樋口 明委員 今、いろいろと伺いましたけれども、私の質問は、復興予算として来年度の予算書に明確に載っていないのはなぜですかと、そう伺ったんです。知事は平成三十年の決算特別委員会で、日田彦山線の復旧・復興について、職を賭す、政治生命をかけるという言葉を使われて、御自身の意気込みを示されました。つまり、この問題は知事にとって県政の最重要課題であるはずなんです。三月末までに結論を出されるのであれば、知事の言われる日田彦山線問題は、来年度には復旧・復興に向けて動き出すことになります。そのための予算が予算書に明確に打ち出されることで、この問題に対する知事の意気込みを感じることができるというものですが、載ってないということはどういうことですかと伺っているんです。もう一度お答えください。 85 ◯石橋総合政策課長 繰り返しになって大変恐縮でございますけれども、来年度の予算につきましては、企画・地域振興部では、広域連携プロジェクトによって、東峰村については三事業、添田町につきましては田川まるごと博物館プロジェクトを実施するという考えでございます。また、ほかの部の予算では、広域サイクリングルートの情報発信の強化、東京二〇二〇大会を契機とした小石原焼のPR、販路開拓支援、農林水産部では農泊の受け入れ推進、ジビエの流通促進、こういった事業も活用して、地域振興に役立てていきたいと思っております。 86 ◯樋口 明委員 質問の答えになっておりません。昨年の選挙の際に、小川知事は、九州北部豪雨からの復旧・復興は県政の最重要課題と言われておりましたが、その復興のシンボルである日田彦山線が、来年度から動き出そうとしているにもかかわらず、その予算が予算書に明示もされず、意気込みを全く感じないということは、選挙公約に偽りありということになりはしないでしょうか。  ところで、副知事は一体何をされておったんでしょうか。知事の側近として政治センスを持ち合わせていないといけない方が、この件について何の言及もなかったんでしょうか。知事の一丁目一番地の政策について誰よりも敏感でないといけないと思うのですが。大いに疑問を感じるところであります。  部長に伺います。なぜ来年度予算に復興予算としてはっきりと明示されていないのかお答えください。 87 ◯井上順吾委員長 野田企画・地域振興部長。 88 ◯野田企画・地域振興部長 御答弁申し上げます前に、まず、去る三月八日、九州の自立を考える会藏内会長を初め、各会派代表者の皆様、そして正副議長、関係の議員の皆様、お忙しい中、現地にお入りいただきまして御視察いただきました。また、澁谷村長を初め、意見交換もしていただいたわけですけれども、そのことにまずもってお礼を申し上げます。  その上で御答弁申し上げますが、現地を御確認いただきましたとおり、村内各地で災害復旧工事が進行中でございます。また、議員御指摘の日田彦山線につきましても、予算編成時点では、まだ復旧の方策、今日までまだ定まっていないという状況でございます。そういった状況のもとで、今なし得ることは何かということについて、沿線、地元の自治体の皆さんと協議をし、計画した事業について、令和二年度の予算に計上させていただいたところでございます。もとより、樋口委員御指摘のように、このことをもって地域の振興が成るとは、私どもさらさら考えておりませんで、知事も、さきの本会議で御答弁申し上げましたとおり、息の長い取り組み、支援が必要であると、私どもも認識しております。 89 ◯樋口 明委員 今、野田企画・地域振興部長は、まだ復旧方針が定まってないという答弁をされたと思うんですが、知事は、三月末までにこの問題の結論を出されると言われてありますから、出されれば、来年度にはこの問題は前に進んでいくわけです。当然、予算書の中に明確に予算が打ち出されるべきだと、私は思っておるから、今こういう質問をしているということなんです。私の質問と全くかみ合っておりませんので、議論をすることができません。 90 ◯井上順吾委員長 理事の方は、委員長席のところにお集り願います。委員各位には、そのままお待ち願います。      〔理事集合〕      〔理事協議〕 91 ◯井上順吾委員長 この際、しばらく休憩します。再開は放送をもってお知らせします。    午 後 零 時 十 三 分 休 憩    午 後 二 時 四 十 分 再 開 92 ◯井上順吾委員長 ただいまから委員会を再開します。  休憩前に引き続き、議事を進めます。  なお、報道機関からテレビカメラ等の撮影について申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。  撮影者に申し上げます。撮影は傍聴席で行うこととし、くれぐれも委員会運営に支障がないように撮影されますようよろしくお願いいたします。  野田企画・地域振興部長。 93 ◯野田企画・地域振興部長 まず、答弁申し上げます前に、先ほどの樋口委員の御質問に対し的確な答弁ができず、審議の停滞を招きました。井上委員長を初め、委員の皆様におわび申し上げます。  御質問は、日田彦山線沿線地域の振興策に関する予算についてでございました。改めて御答弁申し上げます。  これまで日田彦山線の復旧方策について協議をしてまいりましたけれども、関係者の間で合意に至っておりません。このため、沿線地域の今後の地域振興策に関する予算を令和二年度当初予算に計上できておりません。日田彦山線の復旧を踏まえた地域振興を望んでおられる地元の皆様の御期待に現時点で応えられておりません。このことをまずもって地域の皆様に対しておわびを申し上げたいと思います。その上で、今後、日田彦山線の復旧方策の検討状況を踏まえまして、速やかに地域振興策を検討してまいりたいと考えております。 94 ◯井上順吾委員長 樋口明委員。 95 ◯樋口 明委員 ただいま野田企画・地域振興部長から答弁をいただきましたが、到底納得のいくようなものではございませんでした。  日田彦山線の復旧方策について関係者の間で合意に至っておりませんということでありましたが、これは、知事を初め皆さん方が、地元の関係者の皆さんたちと一緒になって真剣に協議をされてこなかったから、今こういう事態に陥っているのではないでしょうか。私たちが東峰村に行って、住民の皆さんたちと話をさせていただいたときに、一番言われてあったのが、何で一緒に協議をしてくれないんですかということなんです。ですから、知事を初め、皆さんたちが本気になって、一緒にどういう方策が望ましいかと協議されてこられたら、今こんなことになってなかったのではないでしょうか。私はそのように思います。  それで、この件につきましては、予算権限の最高責任者である知事に、どのような考えをお持ちになっているのかを聞かなければいけないことだろうと思いますので、これは後日、知事に改めてお聞きをさせていただきたいと思います。  次の質問に入ります。  現在、復旧会議の中で、復旧方策についていろいろと議論を進められておると思いますが、この復旧方策案は現在幾つあるのか改めてお聞きしたいと思います。 96 ◯井上順吾委員長 片山交通政策課長。 97 ◯片山交通政策課長 ただいま、鉄道復旧案、BRT案、バス案の三つでございまして、鉄道案は一億六千万円の自治体による財政支援を前提としたものでございます。 98 ◯樋口 明委員 今、三つの案ということでお話がありましたが、この三つの案はJR九州から提案された案ですか。 99 ◯片山交通政策課長 平成三十一年四月にJR九州から提案されたものでございます。 100 ◯樋口 明委員 わかりました。JR九州は、鉄道会社として持続的に交通ネットワークが維持できるという観点で示されたものだと思いますが、それはあくまでも鉄道会社の目線で考えられたものであります。JR九州から三案が示されてもうすぐ一年になろうとしていますが、いまだに結論が出ない理由は、住民の皆さんたちの思いや気持ちに寄り添えるものではないからではないでしょうか。報道によると、復旧会議では、BRT案ばかりが詳細に住民に説明されていると聞いています。そういうことであれば、住民の支持はBRT案に傾いていくのは当然のことであって、被災地にとっての公正な判断ができなくなるのではないかと、私は危惧いたしております。  日田彦山線の不通区間である添田駅から夜明駅までは両駅を含めて十駅あります。JR九州が提案された三案以外にいろいろなシミュレーションができるのではないかと思うんですが、ほかに検討されている案はないんでしょうか、お答えください。 101 ◯片山交通政策課長 復旧会議では、先ほど申し上げましたJR九州から提案された三つの案について議論を行っているところでございまして、また、地元の説明会もこれをもとに開催されているところでございます。 102 ◯樋口 明委員 なぜ何も検討もされていないのでしょうか。三つの案が示されて一年たって、いまだ復旧の方向性も見えない状況で、もっと主体的に県はかかわっていかないといけないのではないでしょうか。どんなシミュレーションが考えられるかぐらい検討したっていいのではないですか。  先日、九州の自立を考える会が開催したJR九州との意見交換で、松尾統章九州の自立を考える会の理事からは、今ある三案以外のシミュレーションは考えられないのかとJR九州に質問がなされ、JR九州は、今は三案しかないとしながらも、検討してみますと答えられました。JR九州がこのような発言をされたのは県も承知しているはずじゃないですか。こういう状況になっているにもかかわらず、県はなぜ何も考えようとしないのでしょうか。  改めてお聞きします。三案以外のシミュレーションを検討されるべきと考えますが、いかがでしょうか、お答えください。 103 ◯片山交通政策課長 ただいま私どもで考えております案については、先ほど来申し上げています三つでございます。どのような材料を御用意したらよいか、少しお時間をいただきたいと存じます。 104 ◯井上順吾委員長 理事の皆さん、委員長席のところにお集りください。      〔理事集合〕      〔理事協議〕 105 ◯井上順吾委員長 片山交通政策課長、今、御答弁された、時間をということであります。今すぐ出ないということであれば、今、理事で話し合いまして、この際しばらく休憩します。再開は放送をもってお知らせします。    午 後 二 時 五 十 一 分 休 憩  休憩後は委員会を開くに至らなかった。 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...