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令和元年 スポーツ立県調査特別委員会 本文 開催日: 2019-11-26
令和元年 空港・交通等調査特別委員会 本文 開催日: 2019-11-26

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  1. 福岡県議会 2019-11-26
    令和元年 空港・交通等調査特別委員会 本文 開催日: 2019-11-26


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和元年十一月二十六日(火曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 会 ◯渡辺美穂委員長 皆さん、おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから、空港・交通等調査特別委員会を開会いたします。  なお、野田企画・地域振興部長から欠席届が提出されておりますので、念のためお知らせします。  また、本日、別室にて、スポーツ立県調査特別委員会が行われておりますことから、両委員会に関係する障がい福祉課長につきましては、委員長が必要と認めた場合に、一時退室できることといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯渡辺美穂委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。  それでは、議事に入ります。  本日の議題はお手元配付のとおりであります。御確認願います。  それでは、議題に入ります前に、前回の委員会において、松尾統章委員から要求がありました福岡空港民間委託に係る意見書についての資料をお手元に配付しております。御確認願います。  それでは、要求資料について執行部の説明を求めます。仙田空港政策課長。 3 ◯仙田空港政策課長 では、福岡空港民間委託に係る意見書について、御説明申し上げます。  初めに、この意見書の策定に至った経緯について御説明申し上げます。平成二十五年七月に、当時の太田国土交通大臣から知事に対しまして、福岡空港民間委託について地元において検討をしてもらいたいという御要請がございました。このため、県議会の皆様方を初めさまざまな関係者の皆様から御意見をいただきながら地元としての意見を取りまとめたものがこの意見書でございます。この意見書は、平成二十六年十一月二十六日に、福岡県、福岡市連名で国土交通省に対して提出したものでございます。  それでは、内容について御説明いたします。  一ページをお開きください。上から三分の一ぐらいの二パラ目でございますが、福岡空港民間委託については、戦略的な路線誘致等によるさらなる航空ネットワークの充実や利用者サービスの向上などが期待され、地域の振興・発展に効果があると考えるものの、一方で、民間委託される場合には、安全性の確保はもとより、福岡空港固有の課題である借地や環境対策、空港運営に地元の意見が反映される仕組みの整備などの課題があるため、これらの課題への対応を条件としまして、民間委託の検討を進めることに異存がない旨の意見書となっております。  具体的な内容を御説明いたします。  二ページをお開きください。条件は十項目ほどございまして、まず一点目、借地料につきましては、運営権者に支払わせるのではなく国が支払うこととしております。  環境対策につきましては、国が設置管理者かつ空港運営の委託者としての責任を負うこと。当分の間、経過措置として空港周辺整備機構を維持し、事業継続すること。空港環境整備協会が実施している空港と地域との共生に係る事業についても引き続き実施されるよう、国として責任を持って対応すること。  福岡空港の整備事業につきましては、滑走路増設事業などに影響が生じないよう、関係者間の協議を通じて、配慮すること。  安全性の確保につきましては、念には念を入れた対応を行うこと。
     大規模災害時や有事における対応につきましては、災害時等における運営権者の協力を義務づけること。  安定した空港運営の確保につきましては、運営権者の運営、財務、維持管理について、国が確実かつ適切に指導、監督すること。空港運営に支障が生じる場合には、国が適切に関与すること。  三ページ目をお開きください。官民の適切な役割、リスク分担の明確化につきましては、国と運営権者間の役割分担やリスク分担を明確にすること。  地域の振興に係る協力と地域の意向を反映する仕組みにつきましては、地域との協議の場である空港法協議会の設置及び協議を通じて、地域の意見が反映される仕組みを整えること。  必要な投資の確保、適切な空港利用料の設定につきましては、利用者の受益の増加範囲を超えた利用料金の値上げを行うことがないよう、国として監視、指導を行うこと。投資計画や中期的な投資計画などについて、国として点検、監視すること。  そして、最後の福岡県の空港の将来構想の実現に係る協力につきましては、空港運営権者は、地域が目指す路線誘致北九州空港への路線誘導等について、自治体と協議し、地域の方針に協力すること、このため、地域が設置する協議などへの運営権者の参加を義務づけることといった内容になっております。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 4 ◯渡辺美穂委員長 説明は終わりました。  松尾統章委員、いかがでしょうか。松尾統章委員。 5 ◯松尾統章委員 今、この意見書を久しぶりに見させていただきまして、見たら十一月二十六日、ちょうど四年前のきょう、国交省に提出したのかな、同時に、そのときの空港特別委員会でいろいろと議論されていた、そうしたこともちょっと思い出したところでもあります。  本当にこの意見書の十項目については、もう五年たった中で、委員の先生方ももしかしたら記憶からどうしても薄れていくところもあるかと思いますが、やっぱり民営化にしたときの原点がこの十項目のことでありますので、執行部、そして委員の先生方にしても、このことを頭に入れながら、今後の福岡空港の民営化の運営について、いろいろと御理解、また議論していっていただきたいと思います。  そうした中で、何点かお聞きしたいことがあるんですが、十項目、詳しくいろいろとしましたら時間がかかりますので、私が特に説明を求めていきたいのは、八番目の地域の振興に係る協力と地域の意向を反映する仕組み、それと十番目、最後の福岡県の空港の将来構想の実現に係る協力、これは重要な案件だと思っております。ことしの四月に福岡空港の民営化をしたのですけれども、この二つの意見の反映状況についてお聞きしたいと思います。 6 ◯渡辺美穂委員長 仙田空港政策課長。 7 ◯仙田空港政策課長 地域の振興に係る協力と地域の意向を反映する仕組みに係る反映状況につきましては、運営権者であるFIACは、法定協議会に既に参加しておりまして、空港法に基づき、この協議会において協議が調った事項を尊重するというふうになっております。加えまして、地域の意向を空港運営に反映するため、県はFIACに対しまして、株式の一〇%を出資し、非常勤取締役を派遣したところでございます。  もう一点、最後の福岡県の空港の将来構想の実現に係る協力に係る反映状況でございますけど、FIACは、福岡県の空港の将来構想を踏まえた中期計画等を作成し、その実現に向けた取り組みを進めております。具体的には、県の空港の将来構想や観光戦略を踏まえた欧米豪と福岡空港を結ぶ路線誘致を進めるとともに、福岡空港のセールス時に北九州空港のセールスもあわせて行うなど北九州空港へのエアラインの誘致を進めているところでございます。さらに、西鉄と共同しまして、二〇二〇年には、北九州市の小倉南区ですけど、中谷営業所バス乗り継ぎ拠点を整備いたしまして、福岡都市圏北九州空港アクセス強化に取り組むというようなことも考えているところでございます。 8 ◯松尾統章委員 今、説明の中に、非常勤取締役を派遣という形がありましたけれども、先日、FIACが決算というか、見込みのほうで大幅な赤字が出るといったような話もありますけれども、そうしたFIACの情報というものについて、どういう形の中で執行部との情報のやりとりはやっているのですか。 9 ◯仙田空港政策課長 FIACの決算状況が発表されたところでございますけど、こういった決算面の情報等経営状況につきましては、私ども、先ほどから申していますように、福岡空港に一〇%の出資をし、非常勤取締役を派遣しておりますので、取締役会の議題については、逐一、取締役会の事前に報告を受けて、内容は協議させていただいています。これが大体年に四回ほどございます。それから、それ以外に、例えば、県の観光戦略であるとか、それから国際交流の戦略、こういったものとFIACの取り組み、これが整合性を図らせる必要がございます。それから、県の空港施策、これについてはもちろんでございます。こういったことにつきましては、各県の局長レベルFIACの取締役以上の社長ほか出席した会議体を開きまして、その中で意見交換をやっているところでございます。そういった中で話し合った中では、例えば、オーストラリアミッションの派遣であるとか、県の観光戦略に沿った欧米豪、中国の路線誘致など、そういったことについての進め方なども意見交換をしているところでございます。  以上、FIACにつきましては、このような定期的な会議以外にも、逐一、いろんな大きな動きがあるときは、FIACのほうからの報告、それから県のほうからの要請に基づきまして打ち合わせ会議を開いているというふうな状況にございます。 10 ◯松尾統章委員 大体そうした定期的な以外のということもありますので、運営が始まって半年ということもあって、我々委員会のほうでしっかりとその辺、この十項目、これが基本的にその方向性で行っているのか、そういったことを含めて、今後ともに議論していきたいと思いますので、委員長、今後ともに、議題のことを含めて取り計らいをお願いしたいと思います。私からも、今後、福岡県と運営協議会のほうでしっかりと連携をして取り組んでもらいたいと要望いたしまして、終わりたいと思います。 11 ◯渡辺美穂委員長 ほかにはございませんか。      〔「ありません」と呼ぶ者がある〕 12 ◯渡辺美穂委員長 特にないようですので、以上で、松尾統章委員要求資料に基づく質疑を終わります。  それでは、議題に入ります。  まず、陳情についてであります。  陳情番号第八号「福岡空港乗換標準時間に関する陳情」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑はありませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 13 ◯渡辺美穂委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡空港北九州空港韓国線等の状況について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。吉村空港事業課長。 14 ◯吉村空港事業課長 それでは、福岡空港北九州空港韓国線等の状況について、説明をいたします。  まず、特別委員会資料の一の一ページをお願いしたいと思います。福岡空港北九州空港の韓国線の状況についてでございます。  まず、福岡空港でございます。夏ダイヤの期間中、ソウル、釜山、大邱、務安、済州の五路線が運航されておりました。八月二十五日に釜山線の一部運休、これが開始されて以降、ほかの路線についても一部運休が行われ、八月二十五日以降でいいますと、約二割の運休となったところでございます。  十月二十七日からの冬ダイヤでございますけれども、ソウル、釜山、大邱、済州の四路線が運航されておりますけれども、昨年の冬ダイヤと比較しますと、約二割減での運航が予定されておるところであります。  次に、北九州空港です。十月二十六日までの夏ダイヤの状況では、ソウル、釜山、襄陽、務安に加えまして、六月五日から大邱線が就航、運航しておりましたけれども、務安線は、務安空港の夜間工事の影響で運休しておりまして、大邱線は八月二十八日から日韓関係の影響により運休となりました。ソウル線、釜山線についても、一部の便が運休となりまして、全体でいいますと約七割が運休となったというところでございます。  冬ダイヤでございます。釜山線が週三便の運航、また十月二十七日、冬ダイヤ開始から運休となっておりますソウル線、これは十二月二十五日より週三便で運航をしていただくということになっております。十一月一日より運休となっておりました襄陽線、これは十二月一日より週三便で再度運航を再開していただけるという予定となっております。一方、務安線・大邱線につきましては、引き続き全便運休の予定でございまして、昨年の冬ダイヤ比較すると、約六割減の運航予定となっているところでございます。  次に、ハワイアン航空によるホノルル線の就航についてでございます。ことし五月からホノルル─福岡との直行便が運休いたしましたけれども、ハワイアン航空があす二十七日から運航を開始するということになっております。便数は週四往復、運航ダイヤは、資料に記載のとおりでございます。就航に合わせ、あす、簡単な就航式典が開催される予定となっております。  二ページをお願いいたします。大韓航空貨物定期便の新規就航についてでございます。  まず、運航スケジュールでございますが、ロサンゼルス空港から北九州空港を経由し仁川空港を結ぶ貨物定期便を今週末、十一月三十日から週二便で新規就航いたします。  使用機材はボーイング747─8Fでございまして、北九州空港での搭載見込みの重量、これは輸出のみでございますが、一便当たり三十トン予定されておるところでございます。  就航の理由でございますが、十年以上前から、成田・関西に次ぐ日本の拠点として九州で貨物専用機の就航を検討していただいておりましたけれども、北九州空港について、生体馬の輸入チャーターを始めたころから注目していたということでございます。今後、地元行政とも連携して、九州の貨物を九州の空港から北米・欧州を中心とした全世界へ輸出できる体制を構築していきたいと言っていただいております。  また、三十日当日ですが、早朝五時過ぎから、簡単な初荷式が開催されることとなっております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 15 ◯渡辺美穂委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。松尾統章委員。 16 ◯松尾統章委員 今、説明の中で、北九州空港貨物専用便が新規就航するといった説明がございましたけれども、北九州空港貨物拠点空港を目指して、そして福岡県と北九州市が三千メートル化の実現に向けて、もう十年以上にわたって要望を続けているんですけれども、ここでそもそも論になるんですが、そもそも三千メートルがなぜ必要なのか、この理由を改めて確認したいというふうに思います。 17 ◯渡辺美穂委員長 仙田空港政策課長。 18 ◯仙田空港政策課長 北九州空港の現在の滑走路長二千五百メートルでは、長距離の重量貨物を輸送するには滑走路長が短く、燃料を満載にして飛ぶことができません。二十四時間運用可能な海上空港の特性を生かしまして、北九州空港貨物拠点空港として発展していくためには、三千メートル化が必要であるというふうなことで取り組んでまいったところでございます。 19 ◯松尾統章委員 貨物取扱量について、この時期に私もいろいろと質問していきたいんですけれども、北九州空港貨物取扱量は全国的に見てどの程度なのか、全国のいわゆる主要拠点空港における貨物の取扱量と滑走路長の一覧について資料を要求したいと思っております。委員長には、ぜひともお取り計らいをお願いしたいと思います。 20 ◯渡辺美穂委員長 ただいま松尾統章委員から資料要求がありましたが、これを本委員会の資料要求とすることに御異議はございませんでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 21 ◯渡辺美穂委員長 御異議がございませんので、本委員会の資料としたいと思います。  執行部にお尋ねいたします。ただいま松尾統章委員から要求がありました資料について、すぐ提出できますか。仙田空港政策課長。 22 ◯仙田空港政策課長 直ちに提出させていただきます。 23 ◯渡辺美穂委員長 それでは、速やかに提出をお願いいたします。  今、松尾統章委員から要求のありました資料をお手元に配付をしております。御確認願います。      〔資料配付〕 24 ◯渡辺美穂委員長 それでは、執行部の説明を求めます。仙田空港政策課長。 25 ◯仙田空港政策課長 この資料は、拠点空港における平成三十年度の貨物量と滑走路長の関係を貨物量の多い順に整理したものでございまして、北九州空港は、貨物量で申しますと第十三位というふうになっております。  滑走路長につきましては、右のほうにお示ししていますが、北九州空港より貨物取扱量が多い空港におきましては、地理的制約におきまして滑走路延長が困難な福岡空港を除きまして三千メートル以上となっているという、こういう現状になっております。 26 ◯渡辺美穂委員長 説明は終わりました。  松尾統章委員、いかがでしょうか。松尾統章委員。 27 ◯松尾統章委員 貨物量から見ましても、三千メートル化されていない空港の中では、北九州空港、これはトップバッターだということが改めてわかったところでありますけれども、福岡空港の三千メートル化が地理的要因でできなかったことから、福岡県内の空港としては、北九州空港の三千メートル化、これは早期に実現すべきだというふうに改めて考えているところであります。このような状況にありながら、なぜもう十年以上、長年にわたって三千メートル化が実現できなかったのか、執行部が考えるところをお答えいただきたいと思います。 28 ◯渡辺美穂委員長 仙田空港政策課長。 29 ◯仙田空港政策課長 国が新たな公共事業を行う場合に、費用対効果というものを分析するようになっております。北九州空港の三千メートル化につきましては、県といたしまして、毎年、政府予算要望の最重点項目としまして、県議会と連名で国に対して強く働きかけをしてきたところでございます。国からは、費用対効果を検証する上で、北九州空港の航空貨物のニーズや利用実績、これが必要だというふうに言われておるところでございます。そのため、北九州市などと連携いたしまして航空貨物の利用促進に取り組んできたところでございます。こうした取り組みによりまして、ANAカーゴが昨年就航するとともに、先ほど御説明しましたとおり、大韓航空の貨物便が今月三十日から就航することになりました。引き続き、滑走路の三千メートル化の必要性を国に訴えて、実現に向けて、こうした取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 30 ◯松尾統章委員 そうしましたら、ちょっと切り口を変えて質問したいんですけれども、国のほうが滑走路端安全区域、いわゆるRESAというものなんですけれども、その整備を進めていると聞いておりますけれども、これについての説明を求めていきたいと思います。  また同時に、北九州空港について、この滑走路端安全区域、この整備方針についてどうなっているのか、説明を求めていきたいと思います。 31 ◯仙田空港政策課長 滑走路端安全区域につきましては、航空機が滑走路を越えて停止するオーバーラン、それから滑走路手前で着陸してしまうアンダーシュートを起こした場合に、航空機の損傷を軽減するために、着陸帯の両端に滑走路安全区域を設けることになっております。北九州空港を含む多くの既存空港は、旧基準である四十メートルの安全区域の整備がなされていますが、平成二十五年に、国内基準が九十メートルに改正されました。こうしたことから、既存空港も含む全ての空港において、この安全帯を延長するという工事を順次国としては進めていくという方針でございます。この工事は、遅くとも令和八年度中に着手するというふうな国の方針でございます。  北九州空港の滑走路は空港島の北端に接して整備されていることから、この安全帯の整備のためには、滑走路を南に移設しまして、両端に九十メートルを確保することとしております。現在、国において、この安全帯の整備に向けた調査が進められているところでございます。 32 ◯松尾統章委員 滑走路の移設工事が必要となるのであれば、あわせて滑走路延長工事を行うほうが効率的ではないかというふうに思っているんですけれども、執行部の意見をお聞きしたいと思います。 33 ◯仙田空港政策課長 今、松尾委員がおっしゃられたとおりでございまして、この安全帯の工事と滑走路延伸工事を同時に実施することができれば、それぞれの工事を単独で実施するよりもコストが安く抑えることができます。というふうに考えております。先ほど御説明いたしました三千メートル化実現の課題である費用対効果も、費用を抑えるという面で、効果が出しやすくなるのではないかというふうに考えているところでございます。 34 ◯松尾統章委員 三千メートル化の実現に向けた大きなチャンスであると思っておりますので、このタイミングを逸することなく、しっかりと取り組む必要があると考えております。地元北九州市とも連携を図りながら、これまで以上に国への働きかけを強めていく必要があります。あした予定されております北九州市に設置されております空港に関する特別委員会との意見交換においても、県と市でしっかりと連携して取り組んでいくことを確認したいと思います。今後ともに、しっかりそうした中で委員会の運営、また執行部の皆さん方の御協力をお願いしたいと思います。以上です。 35 ◯渡辺美穂委員長 ほかに、この要求資料に関する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 36 ◯渡辺美穂委員長 ほかにないようですので、以上で、要求資料に基づく質疑を終わります。  それでは、本来の議題に戻りまして、ほかに質疑はございませんでしょうか。樋口委員。 37 ◯樋口 明委員 先ほど、韓国線のことで御説明がありましたけど、福岡空港そして北九州空港、どちらも減便または運休というようなことになっているという状況でした。それで、先ほどもお話がありましたように、報道等で、福岡国際空港株式会社のいわゆる赤字の幅が三十億円ぐらいだったでしょうか、ふえたと。その原因は、韓国線が運休、減便になってということが要因であるというようなことだったと思います。それで、今後、国のいわゆる外交の状況等で、よくなったり、悪くなったりということがあるんだろうと思うんですよ。それは韓国にかかわらずだと思うんですけど、そういうことを考えると、いわゆるリスクヘッジみたいなことを空港行政においても考えておかないといけないんじゃないかというふうに思うんです。それはどこかの便に大きく偏るんじゃなくて、いろいろ分散化させるとか、やっぱりそういうことが必要になってくるんじゃないかというふうに思うんですけど、まずその点について、どのようにお考えかをお聞かせいただければと思います。 38 ◯渡辺美穂委員長 吉村空港事業課長。 39 ◯吉村空港事業課長 韓国線の影響が非常に大きく出ているので、それに対してリスクヘッジが必要ではないかというお話でございまして、全く我々もそれと同様の考えでございます。福岡空港でいいますと、大体韓国からの国際線の旅客が約半分ぐらいを占めておりまして、それが非常に激減しているという状況もございますので、我々といたしましては、多角化、これを図っていきたいというふうに考えております。中国、東南アジア、あと欧米豪も含めまして、なるべく国と国との関係に影響されないようなネットワーク、これを一生懸命構築していきたいというふうに考えております。 40 ◯樋口 明委員 わかりました。  福岡空港についてですけど、福岡空港は混雑空港で、なかなか新たな路線の誘致は難しいというような話を聞いていますけど、今でも、福岡空港に就航したいと言ってきている航空会社は結構あるんですか。 41 ◯吉村空港事業課長 かなりの航空会社が就航を希望しているというふうに聞いております。 42 ◯樋口 明委員 わかりました。  そうしましたら、今回のこういう状況のことを踏まえて、いろんな路線の可能性を探っていただいて、空港の運営を今後、より安定していけるようなことを考えていっていただきたいというふうに思っております。要望です。 43 ◯渡辺美穂委員長 よろしいですか。 44 ◯樋口 明委員 はい。 45 ◯渡辺美穂委員長 ほかに質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 46 ◯渡辺美穂委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡空港滑走路増設事業の再評価の手続きについて」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。吉村空港事業課長。 47 ◯吉村空港事業課長 それでは、資料の三ページをお願いいたします。福岡空港滑走路増設事業の再評価の手続きについて、説明をいたします。  まず、一、公共事業の再評価についてでございます。現在、福岡空港滑走路増設事業は、国土交通省の直轄事業として、令和七年三月末の完成を目指して進められております。国土交通省は、公共事業の効果や必要性を評価する事業評価の一つとしまして、新規の事業採択後に五年が経過した時点で継続中の事業等について、有識者等による事業評価監視委員会の意見を聴取した上で、事業継続を判断することとしております。  対象事業や実施主体、実施の時期等については資料に記載のとおりでございますが、再評価の視点といたしましては、事業をめぐる社会経済情勢の変化や事業の投資効果、事業の進捗状況等となっております。  中段には、事業評価全体の流れを示しております。  次に、二番でございます。福岡空港滑走路増設事業における再評価でございます。  先ほど御説明いたしましたように、この事業は、平成二十六年、国土交通省の直轄事業として新規事業採択が行われ、その後、五年が経過いたしました。そこで、今年度に、この事業の再評価が行われるということになっております。供用開始予定は令和七年の三月末、総事業費は一千六百四十三億円でございます。  再評価の実際の手続ですが、これは本日ですが、国、国土交通省の九州地方整備局が事業評価監視委員会を開催することとなっております。この委員会での意見を踏まえ、年明け一月ごろには、再評価の結果が国土交通省航空局から公表される予定となっております。  また、この再評価に伴いまして、事業費の地元負担を行っております本県に対しまして、当該事業に対する意見の照会がございました。その照会に対して、県としては、事業の継続が必要という回答をさせていただいております。  なお、朝夕のピーク時間帯を中心とした遅延、混雑の状況、また近年の発着回数の伸びを踏まえますと、事業の必要性、これは新規事業採択時よりも増していると思われることから、当然ながら、事業継続の判断がなされるものと考えております。
     説明は以上です。よろしくお願いいたします。 48 ◯渡辺美穂委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。井上忠敏委員。 49 ◯井上忠敏委員 二番目の福岡空港滑走路増設事業の中の総事業費が千六百四十三億円、これは国、県、市の負担は前提ですか。 50 ◯渡辺美穂委員長 吉村空港事業課長。 51 ◯吉村空港事業課長 一千六百四十三億円、これは総事業費でございまして、このうち三分の一を地元として県が負担しております。その県の負担のうち四〇%、これを福岡市が負担しておるところでございます。 52 ◯井上忠敏委員 三分の一の中の四〇%を福岡市。 53 ◯吉村空港事業課長 そのとおりでございます。 54 ◯渡辺美穂委員長 よろしいでしょうか。  ほかに質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 55 ◯渡辺美穂委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県交通ビジョン二〇一七の実施状況報告について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。片山交通政策課長。 56 ◯片山交通政策課長 福岡県交通ビジョン二〇一七の実施状況報告について、御説明を申し上げます。  お手元の委員会資料の二をお願いいたします。資料は三種類ございまして、三十年度福岡県交通ビジョン二〇一七の実施状況(概要版)でございます。そして、交通ビジョン二〇一七の実施状況、三番目に、カラーでお配りしておりますビジョン二〇一七冊子のこの三種類でございます。本日の説明は、概要版に沿ってさせていただきたいと思います。各個別の施策に関する具体的な取り組みにつきましては、実施状況のほうに記載をいたしております。  それでは、概要版の一ページをお願いいたします。交通ビジョンで掲げております三十件の数値目標の進捗状況でございます。目標達成済みが三件、順調に推移しているものが十九件、今後努力が必要なものが八件というふうになっております。  次の二ページをお願いいたします。交通ビジョンで定めております五つの基本方針、青帯の部分がこれに該当する部分でございますが、その一つ目、アジアの活力取り込みと人・モノの流動拡大についてでございます。  主な取り組みといたしましては、先ほど触れられました福岡空港の滑走路増設に向けた整備、あるいは平行誘導路の二重化、北九州空港路線誘致活動による国際定期路線の新規就航、福岡高速六号線、いわゆるアイランドシティ線の整備などでございます。  三ページをお願いいたします。基本方針一で設定しております令和三年度の目標値と平成三十年度時点の現状値でございます。北九州空港の利用者数など四件につきましては、目標に対し順調に推移をしております。  北九州空港の航空貨物取扱量につきましては、計画策定当初よりも増加はしているものの、目標達成のためには、より一層の努力が必要な状況でございます。このため、平成三十年六月から、ANA定期貨物便が新たに就航し、北九州空港を深夜に出発し、上海、香港、バンコク、シンガポールへ翌日早朝に到着する物流ルートを実現させ、令和元年度からは新たに北九州空港における国際貨物の通関体制を構築し、深夜貨物便の強みを生かしながら、さらなる集荷促進のための取り組みを進めていきたいと考えております。  続きまして、四ページをお願いいたします。基本方針二、地域間の連携強化と九州・山口の一体的発展についてでございます。  主な取り組みといたしましては、下関北九州道路の早期整備に向けた調査取りまとめ、空港、港湾、インターチェンジなどにアクセスする道路の整備等となっております。  続いて、五ページをお願いいたします。目標値と現状値でございます。鉄道利用者数など三件につきましては、目標に対し順調に推移をしております。  一方で、県内延べ宿泊者数につきましては、当初の値よりも増加しているものの、より一層の努力が必要な状況でございます。こちらにつきましては、西日本豪雨等の発生による国内の観光客の減少に伴い、外国人を含めた全体の宿泊者数が減少したことが要因となっております。今後は、交通事業者と連携し、関西より西からのさらなる誘客を図るとともに、中部地方からの誘客による国内観光客の掘り起こしに向けた取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。  続きまして、六ページをお願いいたします。基本方針の三、大規模災害への備えと事故の未然防止についてでございます。  主な取り組みといたしましては、道路のり面等の崩落・落石、橋梁の落橋といった致命的な損傷を防止するための耐震対策、道路・港湾施設やバス、鉄道の保守・点検のほか、七ページに移っていただきまして、高齢者の事故防止、飲酒運転撲滅に向けた取り組みなどを行っております。  その下の表でございますけれども、防災メール・まもるくんの登録者数など二件につきましては、平成三十年度をもって目標を達成しております。県管理道路橋の落橋・崩落防止対策率など八件につきましては、目標に対し順調に推移をしております。  八ページをお願いいたします。主要ターミナル駅耐震化率など三件につきましては、今後努力が必要なものというふうになっております。まず、主要ターミナル駅耐震化率についてでございますが、これは西鉄薬院駅及び大橋駅におきまして、駅舎内のテナントの調整に日数を要したことから、工期にややおくれが生じていることが要因となっておりますが、今年度中の完了を見込んでいるところでございます。次に、交通事故死者数についてでございます。事故の発生件数につきましては前年から三千五百八十三件の減少というふうになっておりますが、死者数につきましては前年から三人の減少にとどまっているため、悪質性・危険性の高い交通違反者の取り締まりを強化するとともに、高齢者の交通事故抑止対策など、総合的な対策を推進してまいります。次の飲酒運転による交通事故発生件数についてでございますが、広報啓発活動や取り締まり等を推進してきたものの、前年から十八件増加というふうになっております。引き続き、第三次福岡県飲酒運転撲滅推進総合計画に基づきまして、取り締まりの強化や関係機関と連携した広報啓発活動、交通安全教育などを推進してまいります。  恐れ入ります、九ページをお開き願います。基本方針の四でございます。地方創生のためのまちづくりと連携した交通網の整備についてでございます。  主な取り組みといたしましては、コミュニティーバス等の広域運行やデマンド交通の導入促進、駅やバスターミナルなどと公共施設や福祉施設とを結ぶ道路における歩道の拡幅や段差解消などのバリアフリー化などとなっております。  十ページをお願いいたします。目標値と現状値でございます。立地適正化計画の策定市町村数につきましては、平成三十年度をもって目標を達成しており、駅前広場の整備率など四件につきましては、目標に対し順調に推移をしております。  一方で、地域鉄道利用者数など三件につきましては、今後努力が必要というふうになっております。まず、地域鉄道利用者数についてでございます。これには甘木鉄道、平成筑豊鉄道、筑豊電気鉄道が該当いたしますが、当初の値よりも十三万六千人減少しておりますが、引き続き、沿線自治体などで構成します各種協議会における利用促進の取り組みや平筑における観光レストラン列車の運行などにより、鉄道利用者の維持・増加に努めてまいります。次に、駅・バスターミナルの段差解消率及びノンステップバスの導入についてでございます。現在、交通事業者により、国や県等の補助事業を活用しつつ、段差の解消だけでなく、道路の幅員確保や多機能トイレの設置、また車両更新時には原則ノンステップバスに切りかえるなど、取り組まれているところでございます。引き続き、高齢者や障がいのある方などが安心して移動できるよう、バリアフリー化に必要な予算の確保に努めるとともに、交通事業者に対する要望活動を実施してまいります。  続きまして、十一ページをお願いいたします。基本方針の五、地球温暖化対策の推進についてでございます。  主な取り組みといたしましては、交通渋滞の解消・緩和のための道路や踏切の整備、FCVなど環境対応車の普及促進などとなっております。  目標値につきましては二件ございますが、いずれも再掲でございます。  続きまして、十二ページをお願いいたします。数値目標の上方修正が一件ございます。先ほど、基本方針の四で説明をいたしました立地適正化計画の策定市町村数につきましては、目標としておりました七市町村を達成いたしましたことから、令和三年度の目標値を十一市町村へと修正をいたします。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 57 ◯渡辺美穂委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。縣委員。 58 ◯縣 善彦委員 せんだって、那覇空港をお邪魔したのですが、その際に、先ほど説明のありましたANAカーゴにつきまして、運ぶ物が少なくて大変苦戦しているという話が安里社長のほうからあったので、ちょっと不安を覚えたわけですが、せっかく昨年就航して動き始めたものが、また途絶えるということになると困りますので、今後何か、工業製品がある程度多いというふうには聞いておりましたが、農産物とか、工業製品の規格とか、あるいは今後伸びていける要素、それがどのあたりにあるのか、もしお考えがあれば教えてもらいたいと思います。 59 ◯渡辺美穂委員長 吉村空港事業課長。 60 ◯吉村空港事業課長 那覇ハブのお話でございます。今、北九州空港からANAの貨物定期便が成田から北九州空港を経て那覇空港まで週五便飛んでおります。当初、ANA側としましては、一日当たり大体三十トンぐらいを運びたいということで就航していただいているのですが、委員御指摘のように、現時点では、十トンをちょっと超えているぐらいの数量となっております。  我々としましても、ANAと連携いたしまして、荷主様でございますとか、あとフォワーダー、そういうところに対してセールス活動を一生懸命繰り広げておるところでございます。そういう中で、少しずつ認知度が上がってきているということもありまして、数量自体は減ってはおりません、微増ぐらいしているということでございまして、今後、北九州空港に直接貨物が運搬できる体制、これがとれますように、我々としても、物の流れをちょっと変えていかないかんということで、いろんな知恵を絞って一生懸命対応していきたいと思っております。 61 ◯渡辺美穂委員長 よろしいですか。  ほかに質疑はありませんでしょうか。壹岐委員。 62 ◯壹岐和郎委員 わかったら教えていただきたいのですが、十ページの乗合バス利用者数は非常に順調であるということで、下の地域鉄道利用者数はなかなか厳しい。乗合バスというのは、全県を押しなべての件数ですか。 63 ◯渡辺美穂委員長 片山交通政策課長。 64 ◯片山交通政策課長 おっしゃいますとおり、全県での数になっております。 65 ◯壹岐和郎委員 地域鉄道に即した、例えば、バスの状況が地域的にどうなのかというのは、分析はあるんですか。 66 ◯片山交通政策課長 積み上げの数でございますので、当然ながらその統計的な資料はございますが、申しわけございません、ただいま手元に数字を持ち合わせておりません。 67 ◯壹岐和郎委員 後でも結構なんですが、教えていただければ。  あともう一件、ノンステップバスの導入というのは委員会でも取り上げたのですが、今二九・六で、下にずっと書いてあって、基本的には、車両更新時にずっと更新していくと。車両更新時に更新していったら、これで七〇%以上になるのはおおむねどのぐらいかかるんですか。 68 ◯片山交通政策課長 委員会のほうでも御答弁さしあげたところでございますけれども、現実としまして、福岡県の中におきましては、西鉄さんが大部分のバスの所有を占めておられます。西鉄さんのバスの更新計画に基づいて更新されるということでございますので、今後の更新が毎年何十台というふうに必ずしも固まっているものではないと。数十台ずつというふうには聞いております。したがいまして、具体的に何年に七〇%というのを申し上げるのは難しいかと思いますが、少なくとも、現状では、この計画期間内での達成は困難だというところでございます。具体的に何年というのは、済みません、この場ではちょっと申し上げにくいところかと思っておりますが。 69 ◯壹岐和郎委員 今、数字はいいですけど、更新を、こういうことを書いてあるわけですから、更新時には原則ノンステップバス、その辺は西鉄さんとしっかり協議とかされていると思うんですけど、更新だけでいったらどのぐらいかかるのかというその辺の実態自体はやっぱりきちっと、できる、できないはちょっと、すぐ七〇%にというのは非常に厳しいんでしょうけど、その実態を把握しておっていただきたいと思うんですが、どうですか。 70 ◯片山交通政策課長 この問題につきましては、せんだって特別委員会で取り上げられましたすぐ後に、西鉄のほうに状況をヒアリングいたしまして、西鉄さんの更新計画、そういったものもヒアリングをしてきたところでございます。何分、それ相当額の投資を伴うものでございますので、西鉄さんも、今の時点でいつとか、何台ずつとかいう確約的なものはなかなか難しいというところでございました。ただ、実態として、御利用される例えば高齢者の方とか、障がい者の方、こういった方が困らないようにということで、今、仮に、ワンステップバスでありましても、スロープをつけるような形になっております。今、ビジョンのほうでお配りしておりますけれども、カラーの冊子の五十九ページに書いております。写真入りで入っておりますけれども、これはノンステップバスということで、乗車口のところにスロープが出ております。これはワンステップバスでありましても、こういった形でスロープを出して、障がい者の方あるいは車椅子の方とかでも乗れるようにという配慮は西鉄さんのほうでもやっておられますので、そういったことも含めまして、まず乗車される方々の利便性、不自由がないようにということは、西鉄さんのほうでも十分配慮していただき、その上で、ノンステップバスの導入についても、少しでも早く、加速するようにということをお願いしているところでございます。 71 ◯壹岐和郎委員 よろしくお願いします。  業者の対応が非常に重要なので、県のこういう方針について、しっかりもう訴えられておると思うんですけど、引き続き御努力をよろしくお願いします。以上です。 72 ◯渡辺美穂委員長 ほかに質疑はありませんか。樋口委員。 73 ◯樋口 明委員 五ページ、数値目標で、順調に推移しているもので、この表の一番下に、福岡県への旅行満足率と書いてあって、現状値が一九・三、これは「大変良い」と回答した観光客の割合です。これはどういう指標に基づいての満足率なんですか。旅行が楽しかったという指標ですか、それともこれは交通のことについてですか。 74 ◯渡辺美穂委員長 片山交通政策課長。 75 ◯片山交通政策課長 これは具体的には、観光局のほうで行っているものでございますけれども、したがいまして、交通面だけではなくて、旅行での満足度というふうな指標だというふうに聞いております。 76 ◯樋口 明委員 それだったら、ここで議論する話じゃなくなるんだろうと思うんですけど、一応言いますけど、これ、福岡県に来られた方で、大変よいと答えた方が現状で一九・三%しかいないということですよね。これって私は低い数字だなと思っていて、これから福岡県がいわゆる観光でもっと集客をしていこうというようなことを考えたら、これはもっと頑張らないといけない数字だなというふうに思うんですよ。この目標値が二〇%なんですよね。これも余りにも目標としては低い数字なのかなと思っていて、福岡県に来た観光客の方が、福岡県がいい県だったと、旅行は楽しかったと思ってもらえる人の割合というのは、もっと高く設定する必要があると思うんですよ。だから、この辺は部局が違うから余り言ってもしようがないけど、でも、ここはちょっと低いのかなというふうに思っていて、もっと目標を高く持って頑張ってもらう必要があるんじゃないかというふうに思います。議論にならないと思いますから、要望で。 77 ◯渡辺美穂委員長 よろしいでしょうか。  ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 78 ◯渡辺美穂委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 79 ◯渡辺美穂委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  このことについては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 80 ◯渡辺美穂委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。樋口明委員、原田博史委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で本日の議事は、全て終了いたしました。  これをもちまして、空港・交通等調査特別委員会を閉会いたします。  どうもありがとうございました。    午 前 十 一 時 五 十 九 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...