3)
スポーツを通じた
国際交流も、他県にはない本県独自の
項目であります。県では、
ラグビーワールドカップのレガシーとして
アジアラグビー交流フェスタに取り組むほか、
オリンピック・
パラリンピック事前キャンプの誘致を機に、
相手国と交流する
ホストタウンの
取り組みなどを進めております。これらの
取り組みの成果を
一過性のものにすることなく、今後も
国際交流の手段として
スポーツを活用すべく、
項目として盛り込んでまいりたいと
考えております。
長くなりましたが、
説明は以上でございます。御
審議のほどよろしくお願いいたします。
3
◯塩川秀敏委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何か質疑はございませんか。
浜崎委員。
4
◯浜崎達也委員 非常に素晴らしい
条例だと思います。まず、この
条例自体が
福岡県、政令市も含めて全県的に通用するというか、使う
条例でしょうか。
5
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
6
◯中平スポーツ振興課長 この
条例につきましては、県の
責務を定めるということでございますので、まずは県が
スポーツに関してこのようなことをしっかりやっていくということを
県内外に示す
条例というふうに
考えております。その中で、このA3版の
資料でいいますと、四の
責務、
役割の中に(二)から(六)まで、県以外の団体の
役割という示し方をさせていただいております。この中には
市町村の
役割と、これにつきましては
市町村の
役割とするのか、
市町村との連携とするのか、これはまた今後検討してまいらなければならないと
考えておりますが、もちろん
スポーツ立県、あるいは
スポーツの
振興を図っていく上では、それぞれの
市町村の
スポーツに対する活動を
活性化していただく必要もあるかと
考えておりますので、ここにつきましても、県内すべての
市町村に対して周知をし、一緒になって取り組んでいくという姿勢を示したいと
考えております。
7
◯浜崎達也委員 そこで、この
スポーツアスリートもさまざまあるんですけれども、やはり
草の根の
スポーツ振興が私は非常に大事だと思うんです。ソフトボールにしても何にしても、やはり小さいころから身近なところでできる、そういう場所があまりにも
市町村では少ないんですね。私が住んでいる南区でもそうなんですけれども、
五郎丸選手が小さいころにいた
ラグビーの
チームがいつも
がんセンターで練習していたんですけれども、
がんセンターの建てかえに伴ってものすごく困ったんですよ。これは
福岡市内なんですけれども、那珂川のほうでようやく
練習場を見つけたんです。伝統的にずっとやっている
クラブチームなんですけれども、そのときに私も感じたのは、
福岡市内なら特にそうなんですけれども、
公園があっても、いろんな制約があってなかなか球技とかできない。
児童公園ということもあるんですけれども、身近に
スポーツのできる、できるところはどうかというとかなり込み合っている、
市民センターなんかもですね。そうなったときに、この
条例における
市町村の
役割、この中でしっかりそういう、何といいますか、
基本的施策の中にあります多様な
スポーツ活動に参加する機会の創出、また
環境の
整備ですね、この辺は私は非常に大事だなと思う。そこから
アスリートというのは誕生していくと思うんですね。そういう観点をしっかりお願いしたいと思っております。
8
◯塩川秀敏委員長 施設面もあるので、お答えできますか。
9
◯中平スポーツ振興課長 子供たちが
スポーツ活動に親しんで、
スポーツ好きになってもらうためには、やはり
スポーツ活動の場としての
施設は重要であろうと
考えております。そのほかにも
指導者がいることとか、さまざまな条件があろうかと
考えておりますが、その場につきましては、県でもさまざまな
公園とか体育館とか、そういったものの
整備に努めておりますが、今御指摘の部分については、
草の根のという意味でいえば
市町村の
施設ということになろうかと思いますので、こうしたことにつきましては、
市町村のほうとも連携を取りまして、その
整備と活用については、しっかりと相談をしながら努めてまいりたいと
考えております。
10 ◯浜崎達也委員 スポーツ立県というからには、どこの県よりもそういうことが進んで、
地域においても
スポーツに携われるチャンスが多い、そういうところを目指してしっかり取り組んでもらいたいと思います。以上です。
11
◯塩川秀敏委員長 井上順吾委員。
12
◯井上順吾委員 これは一つの見方なんでしょうけれども、まちというのはどんどん変わっていきますし、
市町村というとらえ方をするわけで、昔はよく
公園には
遊具があって、
遊具も全国どこでも同じような
遊具。今は地方として出てきているのは、できれば広場、自由にボール蹴りができたり、そういう広く遊べるような、広くちょっとした
スポーツができるような、そういう一つの
環境を県のほうで、例えばこれから
公園を再
整備していくときには、今までは
遊具が絶対的なものであったかもわからないけれども、でも、やっぱり健康な
子どもたち、運動ができる
子どもたちをより多くつくるためには自由な広場、どちらかというと、
芝生公園であったり、何かそういうものを県として、こう
条例制定にあわせて
市町村のほうに提案をしていくと。その中には必ず
公園条例とかいろんなものが絡んできますので、これは
都市計画とか、そういうところと連動していかなければいけないんですけれども、できれば指針として、
条例が絡むものがあれば何かそういう見直しを含めて、今、
浜崎委員が言われたように、できるだけ
スポーツができるような
環境整備、そういうものを検討していただければと、そういう
要望です。
13
◯塩川秀敏委員長 要望でいいですか。では、検討していただければと思います。
原口委員。
14
◯原口剣生委員 関連して。今、
施設の問題があったんですが、例えば、私どもが住むところは筑後川という河川があります。
河川敷でよく
サッカーでも
ラグビーでもするんですが、まず一番言われるのは、走り回る土壌、これがガタガタなんですね。だから、足をくじいたり、そういうけがにつながるような大きな
施設が多い。そういった
整備は、県として、この
スポーツ振興条例の中でどういうふうな指導をしていかれるおつもりですか。
15
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
16
◯中平スポーツ振興課長 この
条例につきましては、
スポーツの
推進に関する
基本理念をしっかりと定めたいということと、県の
責務、
役割、これを明確にお示ししていきたいと
考えております。今、御指摘のありました、けがのない、安全に運動ができる
施設についても、この
環境というところに当たろうかと
考えておりますので、県が有するもの、国が持っている場所、それから
市町村が持っている
施設、さまざまあろうかと思いますので、そういった
関係者とはしっかりと協議ができるように、この
スポーツ環境の
整備といったところで、広く、ここにいう
スポーツ環境というのは、
施設ももちろんございますし、
指導者といった人的な
環境といったものも広く
環境としてとらえておりますから、この
条例の中で広く示すことによって、その中に読み込めるようにしっかりと
考えてまいりたいと思います。
17
◯原口剣生委員 今言われるようなことはよくわかるんですが、これはずっと今まで言われてきたことだと思うんですね。ところが、各
市町村においてもそういったものがなかなかやれていない。だから、
河川敷は空いておっても、そういったところを使いたくないという方はいっぱいいらっしゃると思うんです。今度
ラグビーワールドカップがありました。ああいうふうにちゃんとした
ラグビー場でやるについてはけがもないし、風の対向的なものもない。そういう中で一つお願いしたいのは、これは生涯の
スポーツとして、
高齢者がやるのは
グランドゴルフとかがあるんですが、あまり大きくない広場でもこれはできると思うんですね。その中で
高齢者が言われるのは、ある程度の
屋根つき、
ポールがどんと立って、屋根がある程度立って、その中での大会というものをできることはないだろうかという
要望を私たちはよく受けるんですね。確かに、
施設をつくるにおいても財源的なものが要るというのはわかるんですが、そういった
高齢者に対してもやさしい、また
子どもに対してもやさしい、そういうふうな全天候でできるような
施設、そういったものもこういった中において取り組んでいこうということはお
考えでしょうか。
18
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
19
◯中平スポーツ振興課長 例えば今、上に屋根がついているというところでいえば、北九州市の
穴生ドームとか、そういったところがあると思いますが、どのような
施設を
整備していくべきかというところは、この
条例の中に明文化してうたい込むというよりは、この
環境整備の中に広く読み込めるように
考えていきたいと思っております。それから、主にそれぞれの
地域ということになりますと、
市町村の
施設が多くなろうかと思いますが、今、県では県内六十の
市町村を集めた
スポーツに関する
勉強会を開催させていただいておりまして、その中で、どうしても
市町村の
スポーツに関する
方々は、
スポーツだけではなくてほかの文化とか、いろんなことも一緒になってやっておられる
方々が多くございます。そういう感じでいいますと、なかなか忙しくて
スポーツのことをしっかり
考えられないというところもあるようでございまして、そういった
方々に集まっていただいて、せっかくこういう
オリンピックとか
ラグビーで盛り上がっている時期であるので、そういったことを契機に
スポーツで少し
まちづくりをしていこうよという提案、県と
市町村が一緒になって
考えているところでございまして、多くの
市町村が新しい事業を生み出してくださっております。そうした中では、やっぱり
施設が要るよねという
考え方も声としては上がってきておりますので、そういった中でもこの
条例にうたい込ませていただいて、並行して、施策的にもそういった
市町村の
方々との協議の中で、そういった
施設整備についても
考えられるように進めてまいりたいと
考えております。
20
◯原口剣生委員 これは
要望にかえますが、
ラグビーワールドカップが今度ありました。
大変ブームになりました。
ブームになってくると、
ラグビー場というところを指摘されます。たしかに運動
公園で
ラグビー場にできるようなところがあるんですが、
サッカーは
ゴールポストがぽんと置けるが、
ラグビーは
リッチポールを立てなくてはいけない。そういった中において、そういったところがあるにもかかわらず、そういったことがやれないというのが多いと思うんですね。だから併設してやれるようなこともこの中でお
考えいただいて、
福岡県の中でそういう
施設はいっぱいあると思うんです。そういう多目的で使えるような形の中で
推進できるようなことをぜひうたってほしいなと、これは
要望でございますから、よろしくお願いいたします。
21
◯塩川秀敏委員長 冨田委員。
22
◯冨田徳二委員 条例ですから、みんなで意識を共有するということになるんだろうと思うので、ここの前文のところで、私が読み切れてないのかもしれませんが、
スポーツはということから始まっているので、
規範意識の醸成、
社会性の
確保あたりも、おそらく具体的にはあるんでしょうけれども、中に
基本理念としては入れておくべきじゃないかという気がしておりますが。
23
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
24
◯中平スポーツ振興課長 ありがとうございます。そういったところも含めて、この
基本理念、あるいは前文の中にしっかりと盛り込めるように検討してまいりたいと思います。
25
◯塩川秀敏委員長 今、
施設面の
意見がいっぱい出ていますが、直接ではないかと思いますけれども、一番関係の深い山田部長さんに、確固たる答弁はできないと思いますけれども、今、
委員のほうから出ました
骨子案の中では生涯
スポーツに関しても
環境整備がうたってあるし、
スポーツ環境の
整備及び活用促進ということで、
整備をしっかりやっていきますということが出ておりますので、県知事もしっかり
スポーツ立県ということを打ち出してありますので、それなりのお
考えはあると思いますが、そういう
意見があったということを何らかの形で知事に伝えるなりして、こういう
意見が強かったということを伝えてもらいたいんですが、いかがですか。山田
人づくり・県民生活部長。
26 ◯山田
人づくり・県民生活部長 今、
施設整備に、あるいは
子どもたちの
スポーツのお話でありますとか、もっと多目的に、多角的に活用できるようにする方法もあるんじゃないかというさまざまな御
意見をいただきました。もちろん、きょうの御
意見につきましては知事のほうにもいろいろ相談をして、検討をしていきたいと
考えていますし、
条例ではどうしても大きな方向性、基本的な
考え方、ここを定めることになります。今後、この
条例の方向に基づきまして、県庁内の関係の部局でありますとか、それから各
市町村ともいろんな協議をさせていただく中で、
スポーツ環境の
整備が少しでも進むように努めてまいりたいと
考えております。よろしくお願いいたします。
27
◯塩川秀敏委員長 ありがとうございました。ほかには。
ちょっと私のほうからお願いなんですが、この
委員会は次回は二月五日しかないんですよ。皆さんも勉強は十分されてきたと思うんですけれども、お手元
資料の三ページを開いていただいていいですか。ここに
福岡県
スポーツ推進条例と他
県条例との比較というものをつくっていただいております。
条例をつくっている他県の
項目がずっと挙がっているんですが、右端のほうに十四とか十二とか十四とか四とか書いてありますが、これは、もう御存じと思いますが、十四は十四の
条例に載っていますよということです。その数段下に
アスリートの
役割がゼロとありますね。これはほかの
条例にはない、
福岡県だけが
制定しているものですよということでありますので、全体をずっと見ていただいて、ゼロがインティグリティから、下のほうにある
スポーツを通じた産業の
振興、
スポーツを通じた
国際交流。その下の定義からについては、これはうちにはないと。ほかのところには、こういうところにこういうのが載っていますということですので、大体他県と比較をしてみたときに、一覧表として非常にわかりやすい表をつくっていただいておりますので、こういうことをごらんいただきまして、今のこの
条例も
条例案で
骨子ですけれども、こういうことでいいのかというのを、ちょっと二、三分時間をとりますので、もう一回お目通しをいただいて、お気づきの点などありましたら、きょう言っておいていただかないと、なかなか言う機会がございませんので。大橋
委員。
28 ◯大橋克己
委員 ちょっと気になっていたんですけれども、前回もお話をしたかもしれませんけれども、
地域スポーツとか
スポーツ少年団の
役割というのは、少子・高齢化になってきて学校の再編が進んでいる中で、非常に大きくなってくると思うんです。そういう中で、
骨子案の中にはたしかに
スポーツ団体として書いてありますけれども、もう少し
地域スポーツといったところを強調するというか、今後は多分重要性が高まってくると思いますので、このあたりもしっかりと別建てにする必要があるんじゃないかという思いがあるんです。今、
委員長から言われたところからいうと、この
地域スポーツというところが三他県で
制定されていますけれども、本県の
条例では
地域は今のところ別建てになっていないというふうになっていますので、このあたりとの兼ね合いの中で、
地域スポーツの団体の
役割とか、そういったところも
考えていくのも一つの
考え方じゃないかと思います。
29
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
30
◯中平スポーツ振興課長 地域スポーツの
振興、御指摘のとおり大変重要な課題だろうと思いますし、その担い手として、県内に現在八十一ございます総合型
地域スポーツクラブの
役割も大きいと
考えております。基本的にここでお示しをいたしました
スポーツ団体等というふうにくくらせていただいておりますが、この中には、今御指摘のようなクラブなども含まれると
考えております。今の御
意見としましては、それを別建てしてはどうかというふうな御
意見でございました。ちょっとこの後検討させていただければと思います。ありがとうございます。
31
◯塩川秀敏委員長 ほかにお気づきの点がありましたら、きょうできるだけ出していただいておったほうがいいんですが。
原口委員。
32
◯原口剣生委員 これは、
スポーツを専門的にやるもう一個前の
地域というのが今言われる
スポーツのあり方なんですが、例えば各小学校の中において、私たちのところで久留米
オリンピックというのがあるんですが、これは陸上、綱引き、親から
子どもまで入ってやる
スポーツなんですが、これが校区の
まちづくり振興会の
方々が、
子ども集めが大変だから、もうこういったものをやめようという声が
地域で出てきているんですね。ということは、集団的に集まってやる
スポーツそのものがここでなくなりますよと。その中から足の速い子、持久走、いろんな力のある子、そういった子を認めていく中において、粗削りの子を見つけていくというのは大変必要だと思うんですが、その
地域がそういった活動をやめようという声が出てきているのは御存じでしょうか。
33
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
34
◯中平スポーツ振興課長 県内くまなくということではございませんが、そういった話が多くの
地域であるというのは聞いております。
35
◯原口剣生委員 だから、そういったところをもう一回行政、県も、市も町もなんでしょうけれども、そういったところと手を携えていかないと、校区の
まちづくり振興会とか、そういったところにぽんと投げて、はい、こういう大会を開きますから集めなさいというのは、なかなか無理な話だろうと思っているのが今日なんですね。昔は遊びごとがなかったから、そういうことをするとわっと人が集まってきていた。ところが、今はいろんな遊びとか、親がどこそこに行ったりとかいうことで、集まること自体になかなか難しさが出てきている。こういったところからこの
スポーツに対して興味を持たせる、これも必要じゃないのかということでちょっと思ったもんですから、これはちょっと頭の中に入れておってもらえばいいと思います。
36
◯塩川秀敏委員長 ほかに。
浜崎委員。
37
◯浜崎達也委員 基本的施策、これは文教
委員会で質問しなきゃいかんのかもしれませんが、学校における
スポーツ環境の
推進というのがありますね。教育の資質の向上というのは、何に対してもこの言葉で終わっているんですけれども、私はちょっと前に、中学校の全国大会に出るようなメンバーがおったときに、県立高校に引っ張られて行ったんですけれども、行った瞬間に先生がかわって、その子は走り高跳びで全国で二番目ぐらいだったんですよ、女子でしたけれども。その子がやる気をなくしたんですよね。自分を引っ張ってくれた先生が若松かどこかに転勤になったんですね。校長もかわる、担当の先生もかわる、そして走り高跳びの機材といいますか、それもそこにはなかったので、入れると言っていたんですけれども、結局、先生がかわって、入れもしなくて、その子はバレー部に移ったんですね。そういうこともあって、非常に人材の遺失といいましょうか、そういうケースもあるので、この資質の向上ももちろん大事なんですけれども、そういう人事のあり方といいますか、そういうことも踏まえて、
条例に入れろとか言う力はないんですけれども、やっぱりそういうことが連続性の中で
アスリートの輩出になっていくんじゃないかと思うんですね。学校教育の中でそういうことをしっかり取り組んでもらいたいと思います。文教
委員会ではないですけれども、そういう話をさせていただきました。きょうは文教関係もお見えになっていると思いますので、一言お答えください。
38
◯塩川秀敏委員長 稲富体育
スポーツ健康課長。
39 ◯稲富体育
スポーツ健康課長
委員御指摘の件でございます。推薦入試等で入学した子が教員の人事異動等で
環境がなくなったということでございますので、教員の人事配置等につきましては、私どもの課でなくて教職員課がやっておりますけれども、まずは中学と高校のつなぎといいますか、県立高校でも営業活動といいますか、生徒を募集するに当たって、こういう生徒に受けてほしいということもございます。その中で注意しないといけないのが、県立高校の場合は人事異動等があるということなので、そこについては、十分そういったことを踏まえてやるようにするべきだろうと私自身は思っております。
この
条例で定めておりますのは、
指導者の資質向上ということで、もちろん小学校、中学校、高等学校、授業をする力を高めるというのと、中学校、高等学校においては部活動の指導力の向上ということを視野に入れて定めさせていただいておりますので、そういったところに今後とも取り組んでまいりたいと思っております。
40
◯塩川秀敏委員長 ほかに。井上博隆
委員。
41 ◯井上博隆
委員 基本的施策の幼児期の
スポーツ活動の
推進の幼児期から
スポーツ活動に参加する機会の提供というのは、これは具体的にだれが提供するということを想定してあるんでしょうか。
42
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
43
◯中平スポーツ振興課長 これは、広く
子どもたちに関わる大人ということになりますが、親が主な大人ということになろうかと思います。ただ、幼児期の
スポーツに、あるいは運動に、体を動かすことに、あるいは遊びの中に体を動かすということを取り入れるといったことは、その後の
スポーツに、あるいは体力の向上に非常に大きな
役割があるとも言われておりますので、この幼児期の運動体験をしっかりつけるためには、まずは親が
子どもに
スポーツを、体を動かす経験をさせようという、外で遊ばせようとか、そういったことを感じていただけるような
取り組みを進めていく、これは県や
市町村が一緒になってやっていくものであろうし、その場として受け入れてくれるような場所づくりとしては、例えば先ほども出ましたが、総合型
地域スポーツクラブとか
地域の
クラブチームとか、卓球クラブとか、小さなころから始めていたほうがいいと言われている卓球は、そういった幼児を受け入れられるような仕組みもつくっていただいておりますし、そういったクラブやサークルといったところをたくさん
地域の中で準備をし、そしてその中で
子どもたちが楽しめるように、親がそこに行きなさいと言ってくれるような意識づけというものを県としてもしっかりやっていきたいという意味で、ここに書かせていただいております。
44 ◯井上博隆
委員 担当課は課長のところですか。
45
◯中平スポーツ振興課長 基本は、
スポーツに関することはうちが所管ということになりますが、うちだけではなくて、全庁的に子育て支援課とか、そういったいろんなところが絡んでやっていくべきだろうと
考えておりますので、県を挙げて協力体制をとってやっていきたいと思います。
46
◯塩川秀敏委員長 ほかに。守谷
委員。
47 ◯守谷正人
委員 全体を見回してきちんとできている文ではありますけれども、
高齢者施策についてがいまいち少ないような気がしました。文章的にはねんりん
スポーツのことが載っておりますけれども、
福岡県挙げて今は健康寿命を上げようという中において、
高齢者の健康維持というのは非常に大事じゃないかなと。それには
スポーツを使っていくという、そういう内容が意外と少ない。載ってはいますけれども、意外と少ないなという印象はありました。先ほど
原口委員から
地域の
スポーツが減少しているという話もありましたし、そのメインでやっている
スポーツ推進委員の研修会というのが十二月に行われるという御案内をいただいております。例えばその中で、こういうことを県がやろうとしておりますけれども、現場の声はどうでしょうかというふうに、丁寧に県民の方に聞くというのも一つの案じゃないかなという気がしました。ちょっと私が今気づいたことで、二点ほど述べさせていただきました。
48
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
49
◯中平スポーツ振興課長 ありがとうございます。健康寿命の延伸というのは、
スポーツ活動を通してというところでいいますと、非常に大事だというふうに
考えております。この中で、
基本的施策で幼児や学校とか女性、障がいのある方というふうな表現をしておりますが、その中に、今の御指摘では
高齢者の
スポーツということも入れてはどうかということかなと感じましたが、それにつきましては、これからどのように入れ込んでいくのか検討をさせていただきたいと思います。
もう一つの御質問でございますが、広く県民の皆さんにお話を聞いてみたらどうかと。特に
スポーツ推進委員さんとか、直接現場でやられている
方々にというふうなこともございました。これにつきましては、我々もその
スポーツ推進委員さんたちとお話をする機会もたくさんございますし、日ごろからそういったお話は聞かせていただいております。また、これは県だけでつくるのではなくて、広く
市町村の
方々にもこういったことをやってくれないかという話をするような理念
条例でありますので、そういった意味では
市町村の皆さんにもしっかりとお話を聞いた上で、この
条例を
制定してまいりたいと
考えております。
50 ◯守谷正人
委員 十二月八日ですか、
スポーツ推進委員の研修会をやられるということで、県のほうからだと思いますので、そのあたりも一つのチャンスではないかと思います。よろしくお願いしておきます。
51
◯塩川秀敏委員長 井上順吾委員。
52
◯井上順吾委員 今、
高齢者の健康
スポーツということですが、きょうは保健医療介護部長もおられるから。私は卓球をしているんです。卓球をしていて、四百六十人ぐらいの、卓球の中でも硬式とラージボールという部門があるんですけれども、ラージボール部門といったら、五十歳から八十何歳まで、四百六十人ぐらい九州から集まってこられる。その中で私が手を挙げさせたことがあるんです。私の調査に協力してくださいと、そして目をつぶってください。皆さんの中で友だちが認知症で、自分のクラブをやめた人が何人おられますかと。できれば手を挙げてくださいと。手を挙げた人は四人です。だから、
高齢者の
スポーツをいかに
推進するかによって、家から出る元気なお年寄り、
高齢者、そして何よりも時間をいっぱい持っている人たちですから、いつでもその趣味の
スポーツに行くことができる。ということは、やはり一人にならない、そして閉じこもらない、元気な
高齢者になる。これがまさしく、今、守谷
委員の言われたように、そういうところの調査をやっていただいて、そして、これが医療費の削減につながっていく、これからの
高齢者施策の中でこれが重要な柱になっていくという、これは卓球に限らず、バレーボールであったりバウンドテニスとか、いろんなニュー
スポーツができていますので、先ほど
原口委員が言われました、そういう
環境を整えることによって、そこに人が動き出すという、何かそういうものをぜひ発信をしていただきたいというのが私のお願いです。
53
◯塩川秀敏委員長 大群健康増進課長。
54 ◯大群健康増進課長 御指摘の
高齢者の
スポーツというか、私たちが健康づくりということで、運動習慣の定着を進めていく。その中で健康寿命の延伸を図っていこうということで、
取り組みの柱の一つとして運動習慣の定着というものを掲げております。御指摘のように、それぞれの
スポーツ、私自身も
サッカーをやっているんですが、ずっと年代を追ってもできるような
スポーツの
環境というのが非常に大事だと思いますし、私たちが今進めているのは、だれもが気軽に楽しめるということで、スロージョギングであったり、ウォーキングであったり、ケアトランポリン、そういったものに参加していただいて、
高齢者の方も含めて健康寿命を延ばしていただくという
取り組みを引き続き
推進してまいりたいと
考えておりますので、よろしくお願いいたします。
55
◯塩川秀敏委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「
福岡県の
スポーツ推進に係る基金の創設について」を議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
中平スポーツ振興課長。
56
◯中平スポーツ振興課長 それでは、引き続き
委員会資料の五ページをお願いいたします。
福岡県の
スポーツ推進に係る基金の創設についてであります。前回、八月に開催いたしましたこの
委員会の中では、基金の方針について御
説明をさせていただきました。その際、基金を何に使うのか、その目的についてはこの五ページの
資料にお示しをしております二点、トップ
アスリートの育成と大規模
スポーツ大会の誘致・開催等とする旨を御確認いただいたところであります。現在、前回いただきました御
意見等を踏まえまして、基金の創設に向け検討を重ねているところでございますが、二の検討課題の枠囲みにお示しをしておりますような課題も見えてまいりました。(一)トップ
アスリートの育成に関しては、トップ
アスリートをどのように定義すべきかといったことや、次世代
アスリートの養成については、事業そのものを支援するのか、あるいは個人を支援するのかといったことも決定をしていかなくてはならない、整理をしていかなくてはならないと
考えております。また、大規模
スポーツ大会の誘致・開催につきましても、国内外で開催をされている大会のうち、どのような大会の誘致・開催に基金を活用すべきかなど、さまざまな内容について検討が必要となってまいります。今後、このような課題を整理した上で基金の事業の範囲やその規模、どのように管理・運用をしていくのかなどを具体化し、改めて本
委員会に御提案をさせていただきたいと
考えておりますので、まずは、本日はこうした検討課題について御
審議をいただければと思います。
簡単でございますが、
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
57
◯塩川秀敏委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。
何かございませんか。この答えは出ないと思いますけれども、いろいろ御
意見をいただいたら、そういうものを含めて
執行部が
考えてくると思いますので。
井上順吾委員。
58
◯井上順吾委員 基金の活用、基金をいかにということだろうと思うんですね。今回の
ラグビーワールドカップ、特に九州というのを感じたのは、
福岡県と大分と熊本、三県で
ラグビーが開催された。そういうことによって、
福岡県だけに限らず、北部九州に広い範囲になったわけですね。だから、まさしく九州の成長戦略の中に
スポーツが一つの柱になっておりますから、だから観光産業、そして、ここに書いてあるように、大規模な
スポーツ大会をこの九州、
福岡に呼ぶことによって、そこに多くの人が流れてくる。そして、そこに宿泊をする、買い物をする。大きな大会は、おそらく一週間から十日間ぐらい、事前準備から本大会とか関わるわけですね。そこに千人規模とか一万人規模とか、そういう形で訪れるわけですが、そこでネックになっているのが、公共の
施設であれば、当然利用料
条例がある、使用料
条例がある。それはいい体育館ほどやっぱりそれなりの値段を取るわけです。でも、インカレであるとか、そういう規模であっても、やっぱり使用料が高いものだから、なかなか地方までそれを伸ばしてというようなことがあるみたいなんですけど、できれば、その使用料を、減免するということではなくて、こういう基金をもって助成をしてやる。そういうことの視点の中でネックとなるものを解消できないかということの
要望を受けたりするわけなんですけれども、それについて、もし御
意見があれば。
59
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
60
◯中平スポーツ振興課長 (二)大規模
スポーツ大会の誘致に関することであろうと思いますが、実際に私もこれまでキャンプ地の誘致活動に取り組んでまいりましたが、そういった中では、大体その
施設は使わせてもらえるのとか、泊まれるのとか、いろんな課題が出てまいります。今の件に関しても、例えばキャンプであれば体育館とかグラウンドとか使うんですけれども、そういったときの費用はどうしたらいいのとか、そういうものがなければぜひ来たいねという声を聞いたりしますので、これは大会の誘致に係る要素の一つだろうと
考えておりますから、そういったものについて、誘致をしていく上ではそのようなことも今後視野に入れて検討していかなくちゃならんと
考えておりますので、今後、この仕組みをつくっていく中でしっかりと検討してまいりたいと
考えております。
61
◯塩川秀敏委員長 浜崎委員。
62
◯浜崎達也委員 この検討課題の四角にありますけれども、今の
考えをちょっとお聞きしたいんですけれども、トップ
アスリートの定義と次世代
アスリートの養成で、どのように
考えられているか、まずお聞かせください。
63
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
64
◯中平スポーツ振興課長 今
考えておりますトップ
アスリートの定義となりますと、全国の国内の大会で優勝がねらえる、あるいは入賞がねらえる選手、あるいは世界大会に出場できる選手、
福岡県を代表して世界大会に出たり、国内大会で入賞できたりといったところが基本的にはトップ
アスリートの範囲かなというふうには
考えております。これでよろしいかというところをしっかりと
考えていかなくちゃいかんということであります。
それから、次世代
アスリートというのがどういうものかということでありますが、今、
福岡県は全国に先駆けてタレント発掘事業という事業をこれまでもやってまいりました。小学校四年生で募集をして、
子どもたちの神経系の能力が最大限伸ばせる時期に伸ばそうという
取り組みでありましたけれども、そういった中で
子どもたちの体力の状況を見ながら、この子はこの種目に向いているんじゃなかろうかといったような、サジェスチョンといいましょうか、紹介をしてまいったりという
取り組みをしてまいりましたが、次世代
アスリート、種目によって早い時期から取り組んでおかなくちゃいけないものもあれば、そうでないものもございますので、そういった競技ごとの特性も見ながら、競技団体がこの時期から強化をしていくべきだという
アスリートというのが基本的な次世代
アスリートかなというふうに、今の段階では
考えております。
65
◯浜崎達也委員 特に、次世代
アスリートのほうなんですが、今おっしゃった小学校四年ぐらいからして、どこかで選別じゃないですけれども、この人はボートに向いているとか、いろんなことをやられているんでしょうけれども、どういうことを養成の中で助成というか、どんなイメージになるんですか。
66
◯中平スポーツ振興課長 実際には、そうした事業を進めていくということにはやはりお金がかかりますので、そういったものに使うのかどうかというのもちょっと
考えなくちゃならんと思います。個人に助成をする場合に、これまでの経験のお話でいいますと、日本は島国ですので、海外との
チームと対戦するとなると、海を渡っていかなくちゃいけない。国境が隣接をしているところは、ヨーロッパの国は国際試合として結構やられたりされているようですが、日本はどうしても出ていかなくちゃいけない、あるいは迎え入れなくちゃいけないということがございます。そういう経験が少ないので、なかなか国際試合に出たときに物おじをしてしまうとか、力を出し切れずに負けてしまうということが、これまで国の中ではございました。そういった世界に出ていくための個人への助成といったものが必要になるんじゃなかろうかと
考えまして、今、県では
アスリートに対する助成事業として、そのようなことも数年前から実施しておりますが、そういった助成事業などはこの基金の中でやるべきなのかなと
考えております。
67
◯浜崎達也委員 ということは、例えばフィギュアなんかでも、個人で相当金がかかるというんですね、トップ
アスリートになるまでに。おっしゃるように交通費から、海外に行く遠征費から何から、ほかの競技でもそうだと思うんですよ。それを
チームでやる部分もあるし、個人も
チームも含めて、今もされているんでしょうけれども、その辺に対しての手厚い助成といいますか、そういうことを念頭に置いていていいんですか。いいというか、そういうことは当然含まれるという理解でいいんですか。
68
◯中平スポーツ振興課長 ある程度の線引きは必要だろうと
考えております。例えば、今お話にありましたフィギュアスケートでいえば、衣装代に幾ら、コーチ費に幾ら、練習するためのリンクを借りるために幾ら、そして海外遠征に幾らというふうに、かなり大きなお金が必要になる競技もあることは承知しております。その中のどこに、あるいはどのレベルの選手に、あるいはどのくらいのものを助成するのかというのは、これからしっかりと
考えていかないと、だれにでも出せるというわけではないかなというふうには思います。
69
◯浜崎達也委員 次世代
アスリートの定義といいますか、こればかりは
可能性ですからね、まだ結果の前の部分でしょう。非常にここは判断しづらい部分もあるし、専門家が見ればその人の
可能性はわかるかもしれませんけれども、その辺でしょうね。
70
◯中平スポーツ振興課長 これはなかなか難しいと思いますが、これまで競技力を支えてきたのは競技団体の皆さんが支えてきてくださいました。そういった競技団体には、強化を担当される方、あるいはジュニア育成をされる方、さまざまいらっしゃいますので、今後は、しっかりと競技団体のお話を聞きながら、どういったことに、あるいはどういった選手に助成をしていくべきなのかも含めて、基準を決めてまいりたいと
考えます。
71
◯塩川秀敏委員長 冨田委員。
72
◯冨田徳二委員 だから、いわゆる助成の対象の選定みたいなものを検討する非常設の機関かなんかあったほうがいいんじゃないですか。そのときどきに、どんな使い方をやっているのかみたいな話にならないように、という気がするんですが、いかがでしょうか。
73
◯塩川秀敏委員長 中平スポーツ振興課長。
74
◯中平スポーツ振興課長 多くの予算を使って
アスリートを育成するということになりますと、やっぱり透明性というものが大事になってくるだろうと思いますので、そういった機関の創設も含めて、これからしっかりと
考えていきたいと思います。
75
◯塩川秀敏委員長 これは、要綱みたいなものをまた別にきちんとつくってということになるんでしょう。その辺はどうですか。
中平スポーツ振興課長。
76
◯中平スポーツ振興課長 実際に基金をつくって助成をしていくということになれば、その交付要綱等、そういったことはきちんと
整備していかなくちゃいかんと
考えております。
77
◯塩川秀敏委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
78
◯塩川秀敏委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、最後でございますけれども、「
ラグビーワールドカップ二〇一九
福岡開催について」を議題といたします。
執行部の報告を求めます。篠原
人づくり・県民生活部副理事。
79 ◯篠原
人づくり・県民生活部副理事 報告に入ります前に、一言お礼を申し上げます。
九月二十日に始まりまして、南アフリカの優勝で幕を閉じた
ラグビーワールドカップでございます。日本中が大変盛り上がったわけでございますが、ここ
福岡でも大変な盛り上がりを見せたところでございます。議員の皆様には大会前からピンバッジの着用、また大会直前にはポロシャツの購入、着用もいただきましたし、特に、本
委員会の皆様におかれましては、各種イベントにも参加いただきまして、御協力、御支援をいただいたところでございます。この場をおかりしまして、お礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
それでは、報告に入らせていただきます。
では、
委員会資料の一ページをお願いいたします。まず、試合についてでございますが、
福岡会場で行われた三試合は、いずれもほぼ満員でございました。特に二試合目のフランス・アメリカ戦、三試合目のアイルランド・サモア戦のチケットは完売となったところでございます。合計で約五万三千人の来場があり、海外からも多くの観戦客が訪れ、試合会場は大いに盛り上がったところでございました。また、交通輸送に関しましては、シャトルバスの運行を初め大きな混乱もなく、県警察の御協力もあり、計画どおりスムーズに実施できたところでございます。
ファンゾーンにつきましては、JR博多駅前広場におきまして、当初十二日間の予定で実施する予定でございましたが、台風の影響で、残念ながら八日間の開催になりました。ただ八日間で合計四万三千人を超える来場者があり、連日入場規制を行わなければいけないなど、大変な盛り上がりを見せたところでございます。
二ページをお願いいたします。パブリックビューイングにつきましては、ファンゾーン以外でも、その表にお示ししておりますとおり、天神中央
公園や舞鶴
公園等で実施をいたしました。延べ一万二千人の来場者があり、大変な盛り上がりを見せたところでございます。なお、この表につきましては、我々が実施をした分でございまして、これ以外にも
福岡選手の出身地である古賀市であるとか、流選手出身地である久留米などでもパブリックビューイングが実施をされております。
次に、シティドレッシングでございます。二ページの下段にありますとおり、このような場所で
ラグビーワールドカップの装飾をほどこしたシティドレッシングを実施したところでございます。
資料の五ページ、六ページにその場所、また、そのときの様子の写真を掲載しておりますので、後ほどごらんいただければと思っています。
三ページをお願いいたします。大会のレガシーを残す
取り組みとして、観戦招待事業を実施いたしました。県内小中高生約三千人を一戦目のイタリア・カナダ戦、二戦目のフランス・アメリカ戦に招待をしたところでございます。この招待した
子どもたち、それぞれの学校で事前学習として
ラグビーの体験を実施したり、出場国の国歌の練習を行い、試合本番では出場国の国歌斉唱にあわせて歌っていただくなど、国際理解、協力の
推進にも取り組んでいただいたところでございます。
また、七にありますけれども、
ラグビーワールドカップの目的の一つでありますアジアへの普及を目指しまして、昨年に引き続き、アジア各国から
子どもたちを招待し、九州の
子どもたちも参加した
アジアラグビー交流フェスタを開催したところでございます。海外、国内、それぞれ八
チームが参加いたしまして、
ラグビー交流大会や
ラグビークリニック、日本文化体験や地元中学生との交流などを行ったところでございます。このような
取り組みは他の開催都市では行われておりません。日本
ラグビーフットボール協会、アジア
ラグビーフットボール連盟からも高い評価をいただいている
取り組みでございます。