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令和元年 県民生活商工委員会 本文 開催日: 2019-11-19

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  1. 福岡県議会 2019-11-19
    令和元年 県民生活商工委員会 本文 開催日: 2019-11-19


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和元年十一月十九日(火曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 会 ◯畑中茂委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから県民生活商工委員会を開会いたします。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  それでは、本日の議事をとり行います。  初めに、陳情についてであります。陳情番号第一一号「要望書 新福岡県立美術館の建設について」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、この件について何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯畑中茂委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県文化芸術振興条例(仮称)の制定について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。赤尾文化振興課長。 3 ◯赤尾文化振興課長 それでは、福岡県文化芸術振興条例、仮称でございますけれども、この制定について御説明いたします。資料は、県民生活商工委員会資料人づくり県民生活部になります。二ページをお願いいたします。  一の福岡県文化芸術振興条例骨子案でございますけれども、条例骨子案は、国の文化芸術基本法障害者による文化芸術活動推進に関する法律の二つの法の趣旨を踏まえて作成しております。今回、御提出しております骨子案につきましては、今後、条文にしていく中で、法制上の精査や関係機関との御議論、また、本日の委員会での御審議を踏まえ、項目の追加や削除などの変更を加える可能性がございますことを御理解いただきまして、御意見をいただければと考えております。  二ページの資料一をお願いいたします。骨子案の概要について御説明いたします。条例は、前文の第一章の総則から第二章の基本計画等、第三章の文化芸術に関する基本的施策で構成しております。  まず、前文では、文化の価値や条例制定の背景を踏まえ、文化芸術振興していく必要性について記載しております。  続いて第一章の総則では、目的、基本理念、責務・役割について記載しております。まず、目的では、条例県民の心豊かな生活及び活力ある地域社会の実現に寄与することについて記載しております。次に、基本理念では、文化芸術に関する施策の推進に当たっての基本的な考え方を記載しております。また、責務・役割では、県の責務、市町村の役割、文化芸術団体の役割を記載しております。  三ページをお願いいたします。第二章の基本計画等では、文化芸術推進するための基本計画策定について、また、新たに文化芸術振興審議会を設置することについて記載しております。  第三章の文化芸術に関する基本的施策では、文化芸術に親しむことができる環境づくり、障がいのある人による文化芸術活動推進文化芸術振興文化芸術を活用した地域づくり魅力発信の四つに分けて整理し、それぞれの施策を記載しております。九月の県民生活商工委員会で、本県の特色として、条例において重点的に検討したいと御説明しておりました障がいのある人の文化芸術活動の充実、世界遺産の保存及び活用、アジア諸国との文化交流推進につきましては、いずれもこの三章の中で記載しております。骨子案の詳細につきましては、参考資料として六ページ以降に添付しておりますので、後ほど御確認いただければと存じます。  一ページのほうにお戻りください。二の有識者からの意見聴取についてでございます。九月の県民生活商工委員会におきまして御報告させていただきました、福岡県の文化芸術振興に関する有識者会議の第一回目の会議を十月二十八日に開催いたしました。有識者会議では、先ほど御説明いたしました資料一の文化芸術振興条例骨子案、また、六ページ以降に添付しております参考資料を提示し、御意見をいただいたところでございます。委員会から出た主な意見につきましては、四ページの資料二に、また、有識者会議委員の名簿につきましては、五ページの資料三に添付させていただいております。後ほど御確認いただければと存じます。  三の今後のスケジュールでございます。十一月二十七日に第二回の有識者会議を開催し、十二月十三日に予定されております県民生活商工委員会で再度御審議いただきまして、令和二年二月議会で条例案を御提案させていただきたいと考えております。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
    4 ◯畑中茂委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。塩川委員。 5 ◯塩川秀敏委員 まず、直接関係ありませんけど、先日の県民文化祭のときに参加をさせていただいて、もう見られたと思いますが、障がい者の振興について、新聞がこんなに大きく、カラーで取り上げてくれて、これもひとえに文化振興課の努力のたまものと思って非常に喜ばしく思っております。地道な努力でしょうけれども、確実に内容のあるものを積み重ねていただいている結果だと思いますので、今までにない、大事な大きな成果だと思いますので、そういうのを感じましたから、最初、質問の前にこれを申し上げました。  条例の中身ですけども、まず、六ページの骨子案のところですが、有識者の意見の中にも地域の活性化というのがあるんですよね。それで、地域の振興やどのように文化を保存していくかが課題となっておるということですので、そういうことからしたら、六ページの基本理念の(三)のところですけども、最後のほうに、文化芸術の発展が図られることと、地域の人々による主体的な文化芸術活動への配慮、地域の人々ですから、まさに地域。各県内各地の特色ある多様な文化芸術の発展が図られることという、こうなっていますが、有識者の意見にもあるように、どのように保存していくかということが課題ですので、例えば保存とか維持とか、そういうのを一つここにつけ加えたらどうかなというふうにちょっと感じました。それはまたお考えいただいて、文化芸術の維持、発展とか、これが今、地域でなかなか、地域の文化の担い手がいなくて、だんだん消滅していっている状況にありますので、ぜひこれは考えていただきたいと思います。  それから、七ページに行きまして、市町村の役割なんですけど、県の責務、市町村の役割、文化芸術団体の役割とこう三つありますが、県は責務ということですから、責任がありますよという、まあ、努力義務じゃなくてしなきゃいけないということでしょうけど、市町村に関してはちょっと、そんなに県から高圧的に物を言うわけにはいかんでしょうから、役割と書かれたんだと思いますが、この中で、こういう漠然とした書き方でもいいんですが、やっぱり何でもその窓口というのは僕は必要じゃないかと思うんですね、どんなことにしてもですね。だから、何か市民とか町民の方たちがこういうことをしたいなと思ったときに、大体役所に行くと福祉関係をずっと、障がい者の人がしたいなと思ったら障がい者係に行ってくださいと、そこは福祉の関係ならよくわかるけど、芸術関係なんていうのはちょっと私のところはと、こういうふうにならせんかと思うんですけどね。ですから、そういう相談窓口を何か明確にするなどとか、ちょっとだけこう、突っ込んだ書き方もどうかなと思ってますので、そこらあたりはちょっと検討をしていただきたいと思います。  それから、これは、私、今、スポーツ立県のほうで、結局県内のスポーツ団体の体協とか、障がい者スポーツとか、高齢者とかずっと今、回らせていただいて、トップの方とお会いして、現状と課題をずっと今聞いて、もう少しで終わるんですけど、その中で感じたのは相互の連携なんですね。だから、県がこう何か物するときは、例えば障がい者団体のこういうものをやりたいといった場合には、当然障がい者の団体とか施設とか、そういう方々と連携しなきゃできないと思うんですが、県がやる場合はこう、上下の関係でこういくんですけど、横の関係、いわゆる文化団体の横の関係をとっていくということが重要と思うんですね。それで、九ページの上のほうには障がいのある人による文化芸術活動推進というのがあるんですが、この九番目には、関係者連携協力と書いてあるわけですよ。これは非常に大事なことと思う。特に障がい者関係は、これがないとまたできない面があると思うんですが、そういうことは、ほかの健常者団体にも当然言えることですので、これは、私のほうのちょっと次の議題になるかと思いますが、スポーツのほうは、ちょっと見ていただくとわかると思いますが、十八ページに、こうやって相互の連携というのを県の責務の中の六番目として入れてるわけですよ、スポーツのほうはですね。県の責務の六番目として入れてるわけです。それで、話をもとに戻して七ページが、これが文化のほうですから、この四番目あたりに、やっぱり文化団体の相互の連携ということをちょっと入れていただいて、全体的に横の連携をとっていきますよということもぜひ入れていただきたい。これは、私が各団体の長を回って、各団体は一生懸命してあるんですが、ほかの団体が何をしてあるかはほとんど知らないんですよ。だから、今度、やっぱりそういう横の連絡会議なんかを開いていかないと、県のスポーツはよくならないと思っているんですけども、そういうことを感じますので、特にこの県の責務のところになるかどうかはまた判断していただくかと思いますが、スポーツのほうは、県の責務として相互の連携をここに書いていますので、これもぜひ入れていただいて、連携をとりながら進めていただきたいなというところを、ちょっとざっとですけど、読ませていただいて感じましたので、その対応について伺いたいと思います。 6 ◯畑中茂委員長 赤尾文化振興課長。 7 ◯赤尾文化振興課長 まず、地域づくり伝統文化の継承、保存、発展ということですけれども、これについては、少し検討させていただきたいんですが、具体的には私どもも、十ページをちょっと開いていただきますと、(四)文化芸術を活用した地域づくり魅力発信というところで、二番目のほうに少しそのあたりをちょっとうたわさせていただいております。少しもうちょっと詰めていきたいと考えております。  それと、市町村の役割の中で窓口が、特に障がい者の文化芸術活動であるということだと思うんですけれども、それについては少し、役割まで示すことができるのかどうかも含めてちょっと検討させていただきたいと存じます。  それと、最後の連携については、七ページの四の(一)の特に三つ目ですけれども、ここで県民芸術家文化芸術団体文化施設社会福祉法人、学校という連携の話をここでちょっと書かせていただいているところでございます。      〔「七ページのところ」と呼ぶ者がある〕 8 ◯赤尾文化振興課長 はい、四の(一)のポツの三つ目でございます。県民芸術家文化芸術団体文化施設、学校、社会福祉法人事業者その他関係機関連携、協働することにより、文化芸術に関する施策の効果的推進に努めるというふうに書かせていただいております。七ページの四の県の責務等の(一)です。それの三つ目に、県民からずっと書いてあります。 9 ◯塩川秀敏委員 これは、僕もそこは読んだんですけど、縦の関係じゃないかと思うんですよ、これ。県民芸術家これこれこれこれ、事業者その他関係機関連携、協働することにより進めるというのは、県が何かするときにそういう団体連携、協働しますよという、何か縦の関係のイメージが強かったんですよ。だから、そうじゃなくて、私が言いたいのは横の関係文化団体の横の関係をこれからとっていく必要があると思いますので、ここは、僕はそういうふうに読んだんです。だから、そこのところはまた違ければ言っていただいていいんですが、ですから、別にやっぱり横の関係をしっかりすることをきちっとうたうべきじゃないかというふうに思いました。 10 ◯赤尾文化振興課長 表現の仕方については工夫させていただきますけど、横の連携のつもりで私どもはちょっと書いておりまして、ちょっと表現の仕方が悪かったのかなと思いますので、少しそこら辺は検討させていただきます。 11 ◯畑中茂委員長 塩川委員、よろしいですか。 12 ◯塩川秀敏委員 はい。 13 ◯畑中茂委員長 野原委員。 14 ◯野原隆士委員 条例を制定してやっていかれるということで、今、塩川委員のほうから障がいのある方ということで話が出ています。この障がいのある人による文化芸術活動推進というものをもちろんこの中に上げていくんであれば、それは、やはり今後展開をしていかなきゃいけないんですけども、現段階でそういうことを推奨しているということは、何か確認かなんかどこかされているところというのはあるんですか。 15 ◯畑中茂委員長 赤尾文化振興課長。 16 ◯赤尾文化振興課長 まず、県におきましては、県民文化祭の中で、文化芸術活動教育文化芸術活動ということで、絵画とか書道とか写真とかの展覧会、先ほど塩川委員にも御紹介していただきましたけども、そういった発表をさせていただいております。それと、ツナガルアートフェスティバルというものをして、障がいのある方もない方も一緒に芸術活動を進めていこうというようなイベントをしたり、ホールのほうには、県のほうで障がい者の芸術活動に関する相談に応じる機関をつくらせていただいて、普及、推進を進めているところでございます。 17 ◯野原隆士委員 それはね、単純にありきたりな回答なんですよ。先ほど塩川委員も言ってあったんだけども、例えば障がい福祉課とかそういったところで情報収集とかされていますか。 18 ◯赤尾文化振興課長 当然、障がい福祉課とも連携をとらせていただいています。先日の県民文化祭の障がい者美術展におきましても、障がい福祉課の方にも来ていただきまして、一緒に事業を進めていったところでございます。 19 ◯野原隆士委員 もうはっきり言うと、例えば近県で言うと佐賀県の鳥栖市、あそこ全体でやっぱり障がい者アートを盛り上げていこう、その原点になったのが、病院があるんですよ、医院さんが。ここはもう、非常に今有名で、就労支援のB型をおとりになってて、障がい者の方がアートに取り組んでいるんですよ。非常に前衛的というか、昔はやっぱりゴッホとかもそうだったんじゃないかとかといろいろ言われるように、非常に色遣いがよくて、これが今どんどん使われたり製品になったりして、いろいろしているんですよ。それを鳥栖市も応援していこうなんて言って事をやっているんだけども、やっぱりどうせやられるのであれば、福岡県もそういうところを参考にしていただいて、そして、例えば先ほど言ったように、障がい福祉課ともっと深い連携をしていってやっていただかないと、せっかくここに文化芸術活動推進と書いてあるならば、ありきたりなことを、今までのことをちょっと膨らかすぐらいではなくて、もっときちっとした施策を参考にしていただきたいと思いますので、ぜひそういったところもよく勉強していただきたいと思います。以上であります。 20 ◯赤尾文化振興課長 野原委員のおっしゃるとおりでございまして、しっかり障がい福祉課とも連携して、あと勉強もさせていただきたいと思っています。福岡市南区のほうに工房まるというのがあるので、こちらをちょっとお訪ねさせていただいて、そういった活動がすばらしい仕事だと私も認識しておりますので、鳥栖市の事例もちょっと勉強させていただきたいと思っております。 21 ◯畑中茂委員長 野原委員、よろしいですか。 22 ◯野原隆士委員 はい、大丈夫です。 23 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はありますか。塩川委員。 24 ◯塩川秀敏委員 ちょっと忘れてましたけど、六ページ、ちょっと私の感覚だけかもしれませんけど、基本理念の(一)文化芸術活動を行う者のという、この者の自主性、この者に僕はちょっとひっかかるんですよ。それで、例えば十六ページのスポーツの場合は、全ての県民が生涯にわたってと、こう基本理念になってるんですね。ですから、芸術活動を行う全ての県民のとか、何かこう者とか言うたら、何かこう、私の感覚では上から物を見ているという感じのような言葉に、私の感覚だけかもしれませんが、ですから、全ての県民がとか、何かそういう県民とかいう言葉を使われたほうが適切じゃないかなと思ってますので、それは御検討を、専門的な法律用語もあると思いますので、検討をぜひお願いしたいと思いますが。 25 ◯畑中茂委員長 赤尾文化振興課長。 26 ◯赤尾文化振興課長 塩川委員の御指摘も含めまして検討させていただきたいと考えております。 27 ◯畑中茂委員長 よろしいですか。 28 ◯塩川秀敏委員 はい、お願いします。 29 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 30 ◯畑中茂委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県スポーツ推進条例(仮称)の制定について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。中平スポーツ振興課長。 31 ◯中平スポーツ振興課長 それでは、委員会資料十一ページをお願いいたします。福岡県スポーツ推進条例(仮称)の制定について御説明をさせていただきます。  前回、九月の常任委員会では、他県の条例制定の状況、県として独自に重点的に検討する項目についてお示しをさせていただきました。八月の第一回スポーツ推進審議会でいただいた有識者の意見についても御説明をさせていただいたところでございます。その後、県として条例に盛り込みたい項目を整理をいたしまして、条例骨子案として十月に開催をいたしました第二回審議会にお示しをし、御意見をいただいたところであります。本日の委員会では、この審議会でお示しをした骨子案について御説明をするとともに、有識者からも御意見をいただいておりますので、その御意見についても御報告をさせていただきたいというふうに思います。なお、この骨子案は、今後、条文にしていく中で、法律御専門の方との協議や市町村への聞き取り、関係機関との議論や本委員会での御意見を踏まえまして、条例から落ちていく項目とか、条例でなく福岡県スポーツ推進計画の中で個別具体に実効性を持たせて進めていくものとして整理をする項目などが出てくる可能性はございます。本日お示しをしておりますものが全てこのまま条例になるということには限らないということを御理解いただきまして、まずは、現時点における条例の骨子の素案について、委員の皆様から項目や内容について御意見をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、十二ページ、資料一をお願いいたします。福岡県スポーツ推進条例案の次の十三ページまでの二枚にわたり、全体概要をお示しをさせていただいております。条例は、前文に始まり、全体を三つの章で構成をしております。前文では、スポーツの価値や条例の背景を踏まえまして、本県のスポーツ推進する条例必要性について触れております。次の第一章は、総則として条例の目的と基本理念、県の責務等について触れております。次のページでございますが、第二章では、スポーツ推進する基本計画を定め、第三章では、福岡県のスポーツ推進する基本的施策を、スポーツ活動の推進スポーツ推進する人づくりスポーツ推進する環境づくり、そしてスポーツを通じた地域振興の四つの節でまとめ、福岡県のスポーツそのものを推進することはもとより、スポーツ立県福岡の趣旨も踏まえ、スポーツを通じた地域振興についてもお示しをさせていただきました。  このうち福岡県において独自に、また重点的に条例に盛り込みたいと考えている項目に絞って御説明をさせていただきたいと思います。恐れ入りますが、十二ページにお戻りいただきたいと思います。まず、資料一の一段目の下段、責務、役割にありますスポーツ団体の役割の三つ目の黒丸、プロスポーツチームの役割、協働でございます。ラグビーワールドカップの日本代表の活躍やホークス初の三年連続日本一など、日本代表チームやプロスポーツチームが県民に与える影響は多大なものがございます。この項目では、プロスポーツチームや選手が県民に夢や希望を与え、県のスポーツ振興に大きな貢献があることから、県に拠点を置くプロスポーツチームの役割を条例に明記をしまして、スポーツを通した地域づくりのパートナーとして積極的な役割を果たしていただくことを期待をしたいと考えております。  次に、その下、アスリートの役割についてでございます。県を代表するようなトップアスリートには、そのスポーツに取り組む姿勢や心構えが子供たちにとって見本になってほしいと考えておりまして、スポーツにおける健全性や、自他を尊重し、フェアプレーに取り組むよう努めてもらうことを期待をしているところでございます。このようにアスリートの役割を定めている条例というのは他県にはなく、本県独自の項目でございます。  次に、十三ページをお願いいたします。第三章、基本的施策、第一節、スポーツ活動の推進の六つ目の丸、障がいのある人のスポーツ活動の推進についてでございます。この項目は、他県でも多くの県が定めておりますが、本県においても重要であると考えている項目の一つであります。特に本県独自の内容として、障害者差別解消法の趣旨も踏まえまして、障がいのある人が利用しやすい施設環境の整備及び合理的な配慮の提供について、条例で触れてまいりたいと考えております。その次の丸、女性のスポーツ活動の推進についてでございます。この項目は、女性の活躍推進の面からも、女性の身体的特性や妊娠・出産というライフステージに応じたアスリート支援の必要性を鑑みまして、条例として盛り込みたいと考えております。一方で、先日の第二回福岡県スポーツ推進審議会において、そのような考え方を基本理念のほうに取り入れてみてはどうかといった御意見など、委員の皆様からさまざまな御意見をいただいた項目でもございまして、事務局としても、県のスポーツ推進する条例の項目として引き続き検討をしてまいりたいと考えております。  続いて第二節、スポーツ推進する人づくりの施策の中の二つ目の丸、人材の育成及び活用についてでございます。この中では、スポーツの指導者等の養成、育成、活用だけではなく、アスリートや指導者が現役を引退した後も、スポーツで培ったスキルを幅広く社会に生かすことができる環境づくりについても想定をしているところであります。  第三節、スポーツ推進する環境づくりでは、一つ目の丸、スポーツにおける健全性等の向上を条例に盛り込みたいと考えております。前回委員会では、スポーツ・インテグリティの向上というふうに御説明をいたしましたが、スポーツ・インテグリティという言葉がまだ一般的ではないこと、国でも直訳に当たる言葉が今のところないことから、スポーツ・インテグリティが示すスポーツの健全性、誠実性、高潔性をまとめて健全性等とさせていただいております。続いて三つ目の丸の情報発信の推進についてであります。福岡県スポーツ推進計画では、県が留意すべき事項として、スポーツ・インテグリティの向上と並んでスポーツ情報発信を掲げておりまして、条例においても明記してまいりたいと考えております。  最後に、第四節、スポーツを通じた地域振興についてでございます。二つ目の丸、スポーツを通じた産業の振興は、他県にはない独自の項目であります。スポーツと地域が持つさまざまな資源、課題、例えば健康、食、福祉、観光などこれらをスポーツと掛け合わせ、地域経済の活性化につなげていきたいという考えで条例に盛り込みたいと考えております。また、指導者のプロ化など、今後、国が推し進めていくスポーツそのものの産業化についても触れたいというふうに考えております。スポーツを通じた国際交流も他県にはない本県独自の項目であります。県では、ラグビーワールドカップのレガシーとしてアジアラグビー交流フェスタに取り組むほか、オリンピック・パラリンピック事前キャンプの誘致を機に、相手国と交流するホストタウンの取り組みなどを進めております。これらの取り組みの成果を一過性にすることなく、今後も国際交流の手段としてスポーツを活用すべく、項目として盛り込んでいきたいと考えております。  次に、十四ページ、資料二についてでございます。十月三十日に開催をいたしました第二回福岡県スポーツ推進審議会後に、委員の皆様からいただいた主な御意見をお示しをしているものでございます。また、その次の十五ページには県スポーツ推進審議委員の名簿を、さらに十六ページから二十ページには同審議会で提案をいたしました骨子案のさらに詳しい詳細を参考資料としてつけさせていただいております。  長くなりましたが、説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 32 ◯畑中茂委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。加地委員。 33 ◯加地邦雄委員 まず、質問、意見を言わせていただく前に、何度も、前回も私も意見で言いましたプロスポーツ選手の活用という項目が明確にここに入れていただいている。それとアスリートの役割ということも、これを入れていただくことによって、プロスポーツ選手を含めてトップアスリートが地域の中で資源として生かされる項目をきちっと入れていただいたということについては、非常に感謝をしたいと思っております。  それと二点ございます。どうしても、このスポーツ基本理念のところを見ましても、私も審議会に以前入れていただいていましたので、意見として言わせていただいたのは、スポーツ、どうしても競技スポーツに偏るという傾向があると思います。ただ、競技スポーツというのは健康になりそうで健康にはならんのですよね。苦しいとか、柔道やって強かったけど、五十になったらぼろぼろになっとるとか、大体スポーツというのは、健康になるよりも体を痛めるということでむしろ不健康になるという一面もあるわけですよ。だから、ここでやっぱり具体的に、スポーツというのはそういう競技スポーツにかかわらず、もっとレジャー、それにいろんな楽しめる、お年寄り、子供も含めて楽しめるスポーツがたくさんあるわけで、そういうことをスポーツに偏らない、スポーツの定義に、ここに十四ページに意見としてあります。スポーツの定義についてということで、スポーツイコール競技スポーツだけにとらわれないというこの項目が入ってますけども、こういうことを具体的にこの定義の中に示していくべきだというふうに思っています。それが一つ。  それともう一つ、女性のスポーツの活動ということの中で、意見の中にも二つに分かれてますよね。理念の中に入れるべきだという意見もありますけれども、私としては、スポーツ庁も明確に女性のスポーツ振興推進というものをうたっています。地域スポーツをやっていまして、大会をやっていますけれども、ソフトボールにしても、女子ソフトボールの大会がもうできなくなってきているんですよ。やっぱり以前に比べると、十年、二十年前に比べると、要するに男性、女性含めて夫婦が共稼ぎをしていかなければいけないということで、女性スポーツ推進が非常に難しい。団体がだんだん減ってきている。その結果、やっぱり女性の健康維持とか、そういうものについても僕は弊害が出てきていることは事実だと思っています。ですから、これはもう明確に、この条例に陣立てをするということを明確にしていただきたいということを意見として申し上げたいと思います。以上です。 34 ◯畑中茂委員長 中平スポーツ振興課長。 35 ◯中平スポーツ振興課長 ありがとうございます。まず、スポーツの定義でございますけれども、資料でいいますと、参考資料の十六ページに、基本理念のさらに詳しく書き込んだものをお示しをさせていただいております。十六ページ、三、基本理念の(一)、ここにスポーツの定義的なもの、今、委員から御指摘のありました、単に競技スポーツだけではないというふうな定義をさせていただいたところでありますが、今の御意見では、しっかりと定義的に明示をするべきではないかというふうな御意見だというふうに理解をいたしました。今後検討する中で、そういったことについても、御意見を踏まえまして検討させていただきたいというふうに思います。  それから、二点目の女性スポーツについて、これも審議会の中ではかなり意見として、さまざまな御意見をいただいたところでありますが、この委員会での御意見もしっかりと踏まえて、再度どのような形で示していくべきか検討させていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。 36 ◯畑中茂委員長 よろしいですか。 37 ◯加地邦雄委員 はい。 38 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はありませんか。塩川委員。 39 ◯塩川秀敏委員 私、スポーツ立県ですけど、まだ調査特別委員会が開かれてないので、この資料を先に常任委員会のほうで見せてもらってますので、ちょっとこう、いろいろ気になる点をちょっと言わせていただきたいと思うんですが、まず、先ほど加地委員が言われました点は、私もちょっと感じてましたので、こういう理念の中に書くんじゃなくて、きちっとした項立てで、こういうのをスポーツとしますよということを、幅広い意味の競技スポーツに偏らない形でお願いしたいなと思います。それから、女性については、もう今おっしゃったとおりでございますが、もう一つ、文化のほうを見ながら気づいたんですけど、文化のほうは、八ページにはっきり4)で高齢者文化芸術活動の充実といって、高齢者のことが挙がっとるわけですよ。あと子供とか障がい者のほう全部挙がっとるんですが、スポーツのほうは、どれが高齢者に属するかとか思ってずっとこう見ていきよったら、十八ページの基本的施策の3)ぐらいの生涯にわたるスポーツのようなところに高齢者が含まれるかとか、その3)の三番目、その他の生涯にわたるスポーツ活動の推進に必要な施策とかいうところに含まれたりするかなと思いよったんですけど、私は、やっぱり基本政策の十九ページに、基本政策の7)が十九ページに書いてあります。(一)の7)が書いてありますよね。こういうところ、順番はどうなるかわかりませんけど、やっぱり高齢者スポーツの件もちょっと項立てをしていただいたほうがいいんじゃないかという気がして、文化がしっかりうたってますし、高齢者スポーツについてもしっかりうたっていただいたほうがいいんじゃないかというふうにちょっと読ませてもらいました。  それともう一つは、高齢者関係して、実は、このスポーツ推進計画ももうじっくり読ませていただきましたけど、これはスポーツ立県調査特別委員会のほうで、向こうも関係しますけど、健康寿命とか、これもこの中にも入ってまして、だから、私は、やっぱりこの中に健康寿命というのがないんですね、今出ている中に言葉として。先ほど加地委員が言われましたように、やっぱりスポーツすることによって健康でずっと長生きするというか、そういうことにつながっていくこともぜひやらないといけないと思ってますので、どこかに高齢者の欄等含めて、これでいったらどこに入るかということをちょっとこう考えてましたけど、十八ページの2)の健康の保持増進というところに関係するかもしれませんけど、どこかに健康寿命ということを入れていただくような検討をしていただきたいと思います。  最後ですけど、これは文化も言いましたけど、市町村の役割のところでやっぱり窓口を、こういう運動をしたいなと思って、障がい者や高齢者や、何か誰かが相談に行ったときにたらい回しにならないように、きちっとした窓口をつくってもらうのは、これは文化と同じですが、そういうことを検討していただいたらと思うんですが、どうでしょうか。 40 ◯畑中茂委員長 中平スポーツ振興課長。 41 ◯中平スポーツ振興課長 ありがとうございます。まず、高齢者スポーツについてであります。大変重要な御意見だと考えておりますので、どういった表記の仕方をするかは、これから検討してまいりたいと思いますが、そういった部分についても、子供や障がい者、女性とあわせて表記ができるように検討させていただきたいと思います。  それから、健康寿命という文言をどこかに盛り込んでいいんじゃないかという御意見をいただきました。確かに県としましても、県全体の中で健康寿命の延伸というのは大きな課題だと認識をしておりますので、このスポーツがそうした効果を高めるというようなこともあるだろうと考えておりますので、これについてもどこかに明記できるように検討させていただきたいと思います。  それから、市町村の役割についてであります。簡単に一文で書かせていただいておりますが、ちょっと今後、これもお時間をいただいて検討させていただきたいと思いますけども、実際にスポーツ振興を図っていく上では、県内の六十の全ての市町村がやはり同じ思いでスポーツを進めていくというようなことが肝要であろうかと認識をしておりますので、そうした意味で、いろいろなところに、いわゆるたらい回しにされるのではなくて、スポーツをやりたいという方々がいらっしゃったときにワンストップでできるように、しっかりと市町村の役割についても、これは、責務というよりも努めていただきたいという思いを込めて書き込めるように検討していきたいと思います。ありがとうございます。 42 ◯畑中茂委員長 塩川委員、よろしいですか。 43 ◯塩川秀敏委員 ちょっときょう、局長の篠原君が来てませんけど、皆さんもそうだと思うんですが、ラグビーのワールドカップについて、本当に中心となって努力していただいたおかげで、非常に感動的なラグビー観戦もできましたし、すばらしい大会になったなと思ってます。彼がおったら、ちょっと何か言うとってください。みんなからそういう意見が出とったと。きょう来てれば喜ぶと思うけど、本当、御苦労さまでしたね。本当、いいお仕事していただいたなと思ってますので、みんなの意見と思いますけど、感謝を申し上げます。 44 ◯畑中茂委員長 はい、ありがとうございます。加地委員。 45 ◯加地邦雄委員 十三ページ、スポーツを通じた産業の振興という項目の中に含まれるのかもしれません。スポーツを通じた経済の活性化、産業化と書いてありますけど、私、グラウンドゴルフ大会を年に一回やるんですね。お年寄りに聞きますと、なかなか一泊で温泉つきの大会の場所がないんですよ。温泉地に、学校が廃校になった。近くに温泉がある。宿泊費はホテル並みに高くは取れない。だから、廃校になった学校、それに近くの温泉施設と並行した町づくり、これは、当然バスとか交通網も関係あります。この需要が大変多いんですよね。やっぱりピンピンコロリですよ。きのうまで元気なお年寄りがきょう亡くなった。これは一番理想ですよね。そういう面でも、やっぱり先ほど塩川委員からお年寄りの項目と言われましたけど、やっぱり健康なお年寄りをどう健康にしていくかという意味でも、具体的にこうするとわかりづらいと思いますけど、例えば老人福祉を含めたスポーツツーリズム、だから、田舎を生かす施策ということを具体的に提示してやれば、もっとおもしろいスポーツのあり方、そして、スポーツすることよりも笑うことのほうが健康になるんですよ、御存じのとおり。私の後輩が笑い塾というのをしてますが、百人ぐらい芸人を抱えて、そしてお年寄りの施設とかに行って、笑っていただく。これは、田舎の商店街に行くと、閉店街になってますけども、僕は、いつも彼に言うのは、笑う笑店街、空き店舗にその人たちが行くことによってお年寄りが集まってくる。コミュニティーが始まる。そしたら、今度グラウンドゴルフがあるから、今度ツアーに行かんねと。例えば一万ぐらいで温泉つきで一泊とかという施策を、県がいろいろ地域で情報を持ってありますよ。空きスペースがある、あいとる学校がある、そういうのを具体的に県が施策として示してやれば、非常におもしろいお年寄り対策に、健康寿命。目的は、スポーツをやることで健康になって、福祉予算をやっぱり削減していかなきゃいけないわけですから。そういうことも含めて、ぜひ何か考えていただければと思います。 46 ◯畑中茂委員長 中平スポーツ振興課長。 47 ◯中平スポーツ振興課長 ありがとうございます。スポーツと観光、あるいは食、温泉など、そうしたスポーツツーリズムの考え方は、非常に私も重要であろうというふうに考えております。きょう、この後、沖縄でそういったコミッションを御視察いただく予定でございますので、そういったところでも私も一緒に勉強させていただきながら、地域に眠る資源、廃校されているところとか、そういったところも含めた資源もどういったものがあるのかしっかりと見ながら、その活用に向けても、スポーツを通じた地域振興の中で考えてまいりたいと思います。これは、条例に具体的に盛り込むのか、あるいはそれを、条例を広くしておいて計画の中でしっかりとうたい込んでいくのかというのは、今後検討させていただきたいと思いますが、そのように御意見を踏まえまして検討してまいりたいと思います。 48 ◯畑中茂委員長 加地委員、よろしいですか。 49 ◯加地邦雄委員 はい。 50 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はございますか。塩川委員。 51 ◯塩川秀敏委員 すみません、僕は高齢者と申し上げたのは、今、加地委員もおっしゃいましたけど、私が県老連の会長さんとお話ししよって、この爪先、こうしてね、これも運動だそうですよ。だから、僕たちが運動と言うと何か走ったりする、高齢者にとってはこれを三十回することが運動なんだと。だから、やっぱりいきいきサロンとか地域でやってますよね。ああいうことも全部やっぱりスポーツと捉えないで、運動とこう捉えるような感じで進めていくということが大事と思うんですよね。ですから、ぜひこの高齢者に関しては、具体的にはまたいろいろ、条例にどのように載せるかということは、また専門的な知識が必要でしょうけど、僕は、そこでそういうのを、いっぱい物すごく話が広がりまして、ああそうですか、そうですかと、よろしくお願いしますと、もう高齢者を頼んどきますよと帰ってきたんですけど、そういうことがやっぱり条例の中にちょっと高齢者がないと寂しいなというふうに思ってますので、ぜひ御配慮のほうをお願いしたいと思います。これは意見でいいです。 52 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 53 ◯畑中茂委員長 ないようですので、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県自転車安全利用条例の見直しについて」を議題といたします。執行部の説明を求めます。本田生活安全課長。 54 ◯本田生活安全課長 それでは、人づくり県民生活部の資料二十一ページをお願いいたします。福岡県自転車安全利用条例の見直しについてでございます。  一の趣旨でございますが、県では、平成二十九年三月に、福岡県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例を制定いたしまして、自転車事故の防止に取り組んできたところでございます。条例の附則で、施行後三年をめどとしまして、自転車を取り巻く状況を勘案し、必要があると認めるとき、条例の規定について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずることとされております。このため、本県の自転車事故の発生状況や、昨年五月に施行いたしました国の自転車活用推進法の施行など、この条例の施行後の状況を勘案しまして、今回、見直しを検討するものでございます。  まず、二の主な見直しの内容でございますが、まず一点でございますが、自転車の安全で適正な利用のさらなる促進でございます。これは、国が、先ほども申しました自転車活用推進法の施行後、自転車の損害賠償保険について、自賠責保険の検討を最初に行いました。その中では、やはりナンバープレートの装着でありますとか小売店舗の負担でありますとか、そういったこともございまして、この制度は見送るということになりまして、ことしの二月に、国土交通省のほうが事務局でございましたけれども、都道府県と政令市に対しまして、自転車の損害賠償保険の加入義務の義務化を定めた条例のひな形を技術的助言として発出をいたしました。また、近年、外国人の留学生、就労者の自転車ルールのマナーが問題となっている地域もございます。これらの点を踏まえまして、今回、検討を行うものでございます。  具体的な検討の見直し事項でございますが、まず、(一)のアでございますが、自転車の利用者、また、その利用者が十八歳未満の場合は、保護者も含みますが、そういった者、さらに事業活動において自転車を利用する事業者、そしてレンタサイクルということで自転車貸付事業者を対象としまして、自転車の損害賠償保険の加入について、現在、努力義務化としておりますが、これを義務化するものであります。この損害賠償保険の加入義務化の実効性を担保するために、イとしまして、事業者、学校における通勤・通学利用者への保険加入の確認の努力義務化を初め、ウとしまして、自転車貸付事業者については、保険の加入状況の届け出を義務化するとともに、県における加入保険の確認及び未加入の場合の指導等を行うこととしております。そういったことの内容でございます。それから、エとしまして、交通安全教育の対象でございますが、現条例では、学校教育法でいう学校の者、あるいは大学、専門学校等においても啓発を行うというふうに定めておりますが、日本語学校、県内は大体五十校ぐらいございますけれども、そういった者はこの対象になってないということもございますので、そういった日本語学校も含めた自転車の安全教育啓発を推進していく必要がございます。この点につきましては、検討委員会の中でも非常に御意見が多くございまして、通常の専門学校でも、学校によっては留学生が半分以上、外国人の方がいらっしゃるところもあると、また、事業所においてもそういうふうな状況のところがあるということで、これまで以上に県警察と連携し、交通安全教室を開催し、自転車のルール、マナーの啓発や保険の加入について取り組んでいく必要があるのではないかという御意見を賜っているところでございます。  次に、二点目でございます。(二)自転車活用の推進に関する規定の追加でございます。本県ではことし三月に、自転車活用推進法に基づきまして、自転車活用推進計画を策定しております。今後、自転車の安全で適正な利用のさらなる促進とあわせまして、この自転車の活用を推進させまして、総合的に取り組んでいくということが重要でございますので、この点を踏まえまして、今回、自転車活用推進の規定を盛り込むことの検討を行うこととしております。具体的には、検討事項としましては、アとしまして、道路環境整備を含む自転車を快適に利用できるまちづくりの推進、イとしまして、自転車を活用したスポーツ活動と健康づくりの推進、ウといたしまして、自転車を活用した観光振興と地域の活性化推進条例における基本的施策として盛り込むということでございます。  次に、有識者からの意見聴取でございますが、当条例の見直しの検討に当たりましては、交通関係の学識経験者、弁護士、交通安全推進団体、自転車関係事業者、保険団体等の専門委員等から成る専門委員会を、先月三十一日に設置をいたしたところでございます。  今後のスケジュールでございますが、今月下旬と来月に、この検討委員会におきまして、条例見直しに当たっての提言書をまとめていただくこととしております。その内容を来年一月の当委員会に御報告をしまして、これを踏まえまして見直し内容が固まれば、二月議会の県議会におきまして、この条例の改正案を上程してまいりたいというふうに考えております。  なお、次のページをごらんいただければと思います。これは、先ほども申しました先月三十一日の検討委員会の主な意見でございます。一つ目の丸でございますが、自転車損害賠償保険の加入の義務化のところの最初のポツでございますが、保険の加入の義務化については、罰則がないとしても、他府県の例を見ると、周知・広報の効果が大きく、自転車保険の加入率が伸びていることから、被害者の救済に資するものと考えるという御意見をいただいておりまして、今後とも積極的に、この保険加入の義務化については取り組んでいくべきという御意見をいただいております。  それから、下から二つ目の丸でございます日本語学校における自転車安全教育の啓発促進につきましては、近年は外国人がふえていることから、外国人を対象とした交通安全教育や損害賠償保険への加入の普及や啓発が必要であるということや、その下でございますが、自転車を活用した観光振興の促進のところでございますが、外国人観光客をふやすことは重要な課題なので積極的に進めてもらいたいが、その際、特に事故がないよう安全利用についての方策をとってもらいたいと、このような御意見ということで、日本の交通ルール、マナーを十分理解しない外国人の方もいらっしゃいますので、そういった啓発が急務であるという御意見をいただいているところでございます。  最後に、この検討委員会の構成メンバーを参考までにおつけしているところでございます。  簡単でございますが、説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 55 ◯畑中茂委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。塩川委員。 56 ◯塩川秀敏委員 二十二ページのところ、条例見直し検討委員会における意見が述べてありますが、今、下から二番目の丸についてありましたけど、日本語学校における自転車の安全教育、これは、以前、議連と留学生との交流会がありよったんですよね。そのときに留学生の方がおっしゃるのは、自転車、要するに放置自転車というんですか、それをこう全部没収していきますよね。その自転車でいいから払い下げてくれないかとかという意見もあったように、留学生の方も非常に自転車を利用してあるんじゃないかと思うんですよ。実態はちょっとわかりません。そのときはそういう意見がいっぱい出ました。それで何とかしようということになって、その後どうなっているかちょっとわかりませんが、ですから、この日本語学校の方はわかります、近くにもたくさん来てあるので、ルールは必要ですが、やっぱり留学生に関しても、これ、かなり来ていると思うんですよ。二万まで来ておらんめ、どれくらい来ておるんかね。留学生が今、全国で二番目やろ、留学生の数とかいうのは。ちょっと数がわかったら教えてもらいたいけど、たくさん来ているので、そうした人たちが恐らくたくさん自転車を使っているんじゃないかと思う。そこに対するやっぱり安全教育とかいうのが必要じゃないかと思うので、その辺をどう考えてあるか、ちょっとお願いしたいと思います。 57 ◯畑中茂委員長 本田生活安全課長。 58 ◯本田生活安全課長 今の御質問でございますけれども、委員の御指摘のとおり、この外国人の方への安全教育というのは非常に重要だというふうに考えております。現在、これは県警のほうを中心に、この自転車利用に関する交通安全教室の実施状況でございますけれども、全体で大体千四百回、対象人数にしまして約十七万人の方が、この交通安全教育を、最寄りの警察署さんのほうから派遣をしていただいたりをしてやっておりますけれども、こういった機会を今後非常にふやしていきたいということを考えておりますので、県警と連携をいたしまして、そういった学校にも働きかけをしたり、事業所にも働きかけをかけまして、積極的にこの啓発をやってまいりたいというふうに考えております。 59 ◯塩川秀敏委員 県警と働きかけてやるということは重要ですけど、学校とか留学生、あそこのアクロスにもあるんですよ、留学生センターとか。ああいうところの機関と連携すると、あそこは大体留学生を把握している、相談にもいっぱい来てますし、そういう大学とかアクロスの交流センター、そういうところとの連携をとりながら、なるべく留学生の方にそういう安全教育が行き届くようにぜひお願いしたいと思いますので、そこら辺ももう一回お願いします。 60 ◯畑中茂委員長 御意見でよろしいでしょうか。 61 ◯塩川秀敏委員 はい、意見で、お願いします。 62 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕
    63 ◯畑中茂委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、報告事項に入ります。「中小企業支援のための相談機関等について」執行部の説明を求めます。永吉商工政策課長。 64 ◯永吉商工政策課長 それでは、中小企業支援のための相談機関等について説明いたします。恐れ入ります、商工部の委員会資料をお願いいたします。表紙をお開きいただきまして一ページをお願いいたします。  県では、中小企業の経営課題に対して相談機関等を設置し、専門家によるアドバイス等の支援を行っております。それぞれの支援内容について説明いたします。一番上のふくおか六次産業化・農商工連携サポートセンターでは、農林水産物を活用した商品の開発、販売等、専門家による訪問指導を実施しております。二番目、専門家派遣事業では、中小企業からの支援要請内容に応じ、専門家を選定いたしまして派遣をいたしております。三番目の福岡県知的財産支援センターでは、中小企業の知的財産の保護・活用などに対して、専門家がトータルで支援を行っているところでございます。次の福岡県中小企業生産性向上支援センターでは、これは、前回の委員会で御報告させていただいた分でございます。企業の現場診断の結果に基づき、生産性アドバイザーが、生産性の向上の取り組みを継続的に支援するものでございます。次の福岡県プロフェッショナル人材センターでは、技術開発、販路開拓などを目指す中小企業が必要とする即戦力人材の確保をマッチングにより支援するものでございます。福岡アジアビジネスセンターでは、中小企業の海外展開、登録アドバイザーによる個別コンサルティングや現地サポートを実施いたしております。最後、ベンチャーサポートセンターでございます。毎月開催するフクオカベンチャーマーケットを通じて、事業計画の練り上げから資金調達や販路拡大まで一貫した支援を行っているところでございます。それぞれの運営主体、平成三十年度実績及び県事業費は資料のとおりでございます。  簡単でございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 65 ◯畑中茂委員長 ただいまの説明は、前回の委員会における壹岐委員からの、ほかに何か中小企業の支援のための相談機関があるのではないか、そのことについて一つずつ説明してくれということについての説明でございますので、そういう意味の整理で質疑をいただくものです。何か御質疑はございますか。壹岐委員。 66 ◯壹岐和郎委員 どうもありがとうございました、いろいろお手間をかけて資料をつくってもらって。いろんなところが専門的な支援をされていると、一つは、何をじゃあ、中小企業に対して支援していくの、その方向性をしっかりわかりたいということがあったので、もう一つ、当然、私が言うまでもなく、部長または知事なんかは、それ以上に考えておられるんでしょうけど、もう人口はどんどん減って、人がどんどん採りにくくなって、最低賃金はどんどん上がるわけですよね。最低賃金がどんどん上がって一番困るのは中小企業ですよね。中小企業はそんなに賃金が払えない。そんなときにやっぱり一番重要なのは、体質をいかに強化していって中小企業が生き残れるかと。これは、ぼうっとしとったら、多分五人、十人の企業とかこれからどんどんなくなってくるような世の中にならざるを得ない。もうそこには人がどんどん少なくなって、人が来ないと思うんですよね。もう私が言うまでもないが、東京に何で人が行くかというと、給料が高いから行くわけですよね。そういう意味で中小企業をしっかり生き残らせていただきたいというのが思いなんですね。ここは、一億以上かけてこのセンターを立ち上げられたわけですから、ぜひ、福岡県として中小企業を本当にこれからどうやって支援して、どうやって生き残らせて、どうやって生産性を本当に向上させていけるのかという、これ、ちょっと、もう真剣に考えておられるのはおられるんでしょうけど、その辺を、早く福岡県のモデルというか、中小企業の支援のモデルをしっかりこのセンターで、僕は物すごく期待して、伴走型でしっかり長く見ていく、それをお願いしたいなと思うんですよ。もうそれは当然頭の中にあると思うんですけど、それと、もう一つ、こういう言い方をすると誤解されるかもしれませんけど、規模がやっぱり大きくならないと、なかなか人を雇うにしても給料を出すにしても、統計上大企業のほうが高いわけですから、また中堅企業のほうが給料は高いんですよね。そういうことの生き残りをかけて、中小企業というのはよっぽど何か工夫してやらないと、これから人材が採れない、給料が出せないということで、どんどんやっぱり雇用が失われていくという、そういうことになりかねないんで、ちょっとこれからの福岡県の中小企業の支援のあり方ということをちょっと、今、もしお聞きできるんやったらお聞きしたいし、こういう支援機関がざっとある中で、どういうふうに連携させて、本当にそういう企業一つ一つつくっていくのかと、目指すところがないと、やりましょうね、こういうことが困ってます、じゃあ、こういう専門家を派遣しましょうねと、それも大事なんですけど、生き残らせていかないといけないんで、福岡県として、どうその辺は中小企業の五年、十年先をどう考えておられるのか、ちょっとその辺をお聞きしたい。 67 ◯畑中茂委員長 岩永商工部長。 68 ◯岩永商工部長 中小企業の今後五年、十年をどうしていくのかということでございます。委員から御指摘が今ございました。まず、生産性の向上、それから、もう一つありますのが事業承継、この大きく二本の柱があろうかと思っております。生産性の向上につきましては、もう生産年齢人口がどんどん少なくなって、その中で零細企業がどう生き残っていくかということにおきましては、生産性を上げるしかもうないというふうに思っております。また、一方で、社長さんの年齢が六十五歳を超えているのがもう非常に高い割合でございます。また、この事業承継をどう進めていくのかというのも喫緊の課題であると思います。そして、この二つというのは非常にこう密接に関連をしております。事業承継をする際には、もうかっていないと次の世代に事業承継をしないという、こういう考え方もございますので、この二つを柱に本県の中小企業対策を強力に推進していきたいと考えています。そういう中で、今回、生産性向上センターを九月十七日に立ち上げを行いました。ここで、これは他県にはない、全国初めての取り組みでございます。中小企業診断士が個別に企業に出向きまして、そこでこの企業に何が足りないのかというのをしっかり診断をまず行われる。行った上で、例えば5Sができてなければ5Sの専門家が行くとか、事務の活用ができていなければその専門家が行くとか、こういった手厚い支援を行います。そして、その後には補助金とか裏負担の制度融資もございますので、こういう生産性向上支援センターによる支援、それから、昨年から実施をしております事業承継支援、この二つによって福岡県内の中小企業の振興を図ってまいりたいと考えております。 69 ◯壹岐和郎委員 大体、その二つと私も思います。そのときに、事業承継のときに、そのまま事業承継をするというのもいいんでしょうけど、できれば、例えば規模を拡大していくような、M&Aとか、これから多分いろいろと国の制度もやりやすいようにこれからなってくると思うんで、そういう目つけを持たないと、事業承継しました、この企業は生き残りました、どうにか生き残れましたじゃなくて、やっぱりこれから企業の体質を強化していくんだという目線をやっぱり持たれて、今、二つの点を言われたから、もう十分わかると思うんですが、その辺をしっかりやっていただきたいなというふうに思います。なかなか難しいことだと思いますので、よろしくお願いします。 70 ◯岩永商工部長 事業承継、大きく二種類あると思います。一つは、親族の中で継続していくというやり方、もう一つは、M&Aとか、あるいは事業革新計画を新たに立てまして、さらに違う業態に進んで大きくなっていくという二種類あろうかと思います。それぞれのやっぱり体力もあろうかと思いますが、M&Aでやる場合には、国からの補助金も多額に出るという制度もございます。こういったことをしっかり中小企業の皆さんに御紹介しながら、そのどちらを選ぶのかということを我々も一緒に考えてまいりたいと考えております。 71 ◯畑中茂委員長 よろしいですか。 72 ◯壹岐和郎委員 ありがとうございました。 73 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はございますか。塩川委員。 74 ◯塩川秀敏委員 二点。一つは、農福の相談もここの一番上のふくおか六次産業化、ここでいいのかというのが一つ。農福連携の、その相談事というのはここでいいのかというのが一つ。 75 ◯畑中茂委員長 永吉商工政策課長。 76 ◯永吉商工政策課長 農福連携関係は、こちらでは相談には乗ってありません。 77 ◯塩川秀敏委員 どこで乗りようと。 78 ◯永吉商工政策課長 たしか障がい福祉課が事業の窓口になってたかと思います。 79 ◯塩川秀敏委員 そのたしかが取れるように、関係しているんでしょう。要するに商工も関係しているので、そこをちょっとどうなっているかということをちょっと調べてください。  それから、二つ目は、今、この前開所しました中小企業生産性向上支援センター、非常に期待して、ところが、私、ときどき行くと、アコーディオンが一メートルぐらいしかあいてないときがあるから、何かちょっとのぞいて見るんですよ、こうして。何かこう、しているのかしてないのかわからないようなアコーディオンの閉め方をしているので、あけ方をしているというか、だから、やっているときはバーンとあけて、そして、やっぱり立ての看板だけじゃなくて、何か中小企業の皆さん何とか、何かこう少し、何かあそこにこう、何かセンターですよというようなのを別の何かこうキャッチコピーかなんかをしたらどうかなという気がしますので、これはまた検討してくださいね。  それで最後ですね、最後、僕は、これは経験したけど、下から二番目のアジアビジネスセンター、これは、前のセンターのときに僕は行ったんですよ。あそこの人とよく話してみたら、結局何でやったかといったら、今度の海外県人会のときもセミナーがあったでしょう。ちょっと今回は余り、私はぱっとしなかったなと自分なりの評価をしているんですが。だから、そこに行ったときに、ここは本当にシステムはでき上ってるんですよ。海外に行きたいなという人は、そこに行ったら、その海外に、例えばベトナムに行きたければベトナムで契約した人と現地調査をしてもらって、その情報を全部注文者にやって、いろんな条件を整えて進出できるようなすばらしいシステムができてるが、こういうことをしていますよという情報がどこまで届きようとねと聞いたんですよ。商工会議所までも行ってなかったんだ、私が前に聞いたときはね。今、私の携帯にそれは来るんですよ。きょうはどこ、筑豊地区でABCのこういう研修をしてますと。だから、問題は、ここにあるようなことが本当に中小企業の人の目に触れるようなシステムができているかどうか、これは質問。 80 ◯畑中茂委員長 永吉課長、わかりますか。 81 ◯塩川秀敏委員 わからんやったらわからんでいいよ。 82 ◯永吉商工政策課長 それぞれのセンターは、いろいろメルマガの全てかどうかはわかりませんけれども、メルマガのそういった送信があると思いますので、そういうのを通じては流しているとは思っております。個別にどれがどの分というのは、ちょっと個別に聞かないとわからないと思いますけれども。 83 ◯塩川秀敏委員 要するに、もう立派な宝があるわけだから、その宝が本当に中小企業の方の人の目に触れるように、その情報の伝達、発信をどうしているかということをしっかり調べて、そして、もう最先端を私が言うまでもない、商工会や商工会議所が最先端ですから、そこまではもういろんな情報が行って、そこから先は、そこの経営指導員を指導して、また情報を伝えてもらうなりすればいいわけですので、できる範囲でどのようにこの情報が伝わっているかどうか、ちょっと再確認をして、今、農福と、この二番目のセンターのシャッターの件はいいですから、看板はぜひお願いしたいし、それから情報はどういう形で、どこまでどういう形で行っているか、これ、もう一回きちっと調べて、次回のときに報告していただきたいと思いますが、ぜひ取り上げていただきたいと思います。 84 ◯畑中茂委員長 課長、次回、資料として出せるものであるかどうか、まずそれを答えてください。 85 ◯永吉商工政策課長 次回の委員会にそういった周知の方法でございますね、それぞれのセンターの取り組み等に対する周知の方法を御報告したいと思います。 86 ◯畑中茂委員長 塩川委員、よろしいですか。 87 ◯塩川秀敏委員 もう一回。ちょっと私がこう、差し出がましいですけど、これ、課長全部行かれて、そこのセンターの方といろいろ情報交換とか全部されてるわけでしょう。 88 ◯永吉商工政策課長 申しわけございません。全ては私のほうは行ってません。それぞれの所管が商工部内、課がございますので、そちらのほうは当然行ってございます。 89 ◯塩川秀敏委員 ちょっと僕は厳しく言いますが、こういうところでこれを出す限り、所管が違いますとかいうようなことは困ります。出す限り、この資料についてはやっぱり十分熟知して、現地を把握するなりして、これは特別どうこう言っているわけじゃありませんけど、そうしないと中小企業の方は救われないんじゃないですか。だから、これは意見として申し上げておきますから、十分これから気をつけていただきたいと思います。以上です。 90 ◯畑中茂委員長 ほかに質疑はありますか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 91 ◯畑中茂委員長 なければ、中小企業の問題については、今、壹岐委員からも塩川委員からも言われていますように、靴の裏から足をかくようなもどかしい行政システムになっているということは、私も感じています。それはなぜかというと、やっぱり効果がいきなり出てこないという、ダイレクトに効果があらわれてこないという代物かもしれませんけど、システムとしてやっぱりばらばらであるということも一方であると思うんですね。そういう意味で、今、塩川委員が言われました意見は真摯に捉えていただいて、商工部でも連携、連絡のできる体制を整えていただければというふうに思います。  それでは、ほかにないようですので、以上で、報告事項を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 92 ◯畑中茂委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」でありますが、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 93 ◯畑中茂委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。塩川秀敏委員、山本耕一委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  これをもちまして、県民生活商工委員会を閉会いたします。ありがとうございました。    午 後 零 時 十 六 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...