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  1. 福岡県議会 2019-07-29
    令和元年 厚生労働環境委員会 本文 開催日: 2019-07-29


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和元年七月二十九日(月曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 会 ◯大橋克己委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから厚生労働環境委員会を開会いたします。  本日の議題は、お手元に配付のとおりであります。御確認願います。  初めに、「福岡食品の安全・安心確保に関する基本計画平成三十年度実施状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。田村生活衛生課長。 2 ◯田村生活衛生課長 それでは、福岡食品の安全・安心確保に関する基本計画平成三十年度実施状況について御報告いたします。  お手元資料一ページをお開きください。この計画は、福岡食品の安全・安心確保に関する条例に基づき、平成二十九年六月に作成したもので、その推進に当たり、庁内五部十七課が参加しております。計画の期間は、二十九年度から五年間で、今回が二度目の報告となります。  施策方向性は三つございまして、三ページをお開きください。三ページから四ページにございます体系表のとおり、それぞれ中項目、小項目に分類し、計三十四の施策を実施しております。  一ページにお戻りください。平成三十年度の主な取り組みについて御説明いたします。  まず、一番目、生産から販売に至る一貫した食品の安全・安心確保についてでございます。農産物の生産段階では、家畜伝染病の発生、動物用医薬品残留等のリスクに対する安全性確保するため、農場HACCPの普及を推進しました。取り組み農場数は三農場ふえ、十二農場となっております。HACCPとは、本来食品衛生管理手法でございますが、畜産農場における衛生管理を向上させるため、農場HACCPの考え方を取り入れたものが農場HACCPでございます。次のポツをごらんください。食品流通段階では、飲食店製造施設等に対し、食品衛生法に基づき監視指導を行っております。また、次のポツでございますが、食中毒を疑う事例を探知した際には、速やかに施設調査等を行い、十三件の事例において営業停止の処分を行っております。  続きまして、二番目の食品関連事業者の自主的な取り組み促進についてでございます。米、大豆の生産団体連携し、研修会等によりGAPに取り組む産地の拡大を図りました。  GAPにつきましては、二ページをごらんください。二ページの下段に記載しておりますが、農業者点検項目に沿って生産活動を実施し、記録等を行う自発的な改善活動でございます。  一ページにお戻りください。このGAPには国際的な認証制度がございますが、新たに九件ふえ、GAP認証取得件数は三十一件となっております。  二ページをお開きください。HACCP、これは先ほど申しましたが、国際的に認められている食品衛生管理手法でございますが、この導入を進めるため、二十の事業者に対しアドバイザーを派遣し、導入支援を行ってまいりました。その結果、HACCPに取り組む施設は、自主的な取り組みも含め五十六施設ふえ、三百四十九施設となっております。次のポツでございます。食品製造業者等が行った食品自主回収につきましては、四十四件の情報を県のホームページで公表いたしております。主なものといたしましては、賞味期限などの誤表示に関するものでございます。  最後に、食品の安全・安心確保に関する相互理解促進信頼関係の確立でございます。県、食品関連事業者消費者相互理解を深めることができるよう、シンポジウム等におきまして意見交換会を実施し、八百六十二名に参加いただいております。また、最後ポツでございますが、県認定農薬指導士食品衛生関連団体で活動する食品衛生指導員など、指導的な立場となる方の人材育成を目的とした研修会も実施しております。  以上でございます。 3 ◯大橋克己委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕
    4 ◯大橋克己委員長 特にないようですので、以上で本件質疑を終わります。  次に、「福岡気候変動適応センター設置について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。野中環境保全課長。 5 ◯野中環境保全課長 それでは、福岡気候変動適応センター設置について御説明をいたします。  環境部資料の一ページをお願いいたします。まず、適応センター設置の趣旨でございますが、昨年十二月に施行されました気候変動適応法に基づきまして、気候変動による影響適応策に関する情報収集発信拠点となります福岡気候変動適応センター設置し、本県における気候変動影響による被害の防止・軽減策適応策)を推進するものでございます。  センター設置は八月七日を予定しておりまして、太宰府市にございます県の保健環境研究所設置することとしております。  四、体制にございますように、センターには、センター長センター次長及びセンター職員を置くこととしております。センター長には保健環境研究所長を、センター次長には同研究所環境科学部長を充てることにしております。また、研究所企画情報管理課職員のほか、気候変動適応関連業務に従事する研究所職員センター職員として位置づけることにしております。  センターの主な業務でございますが、五の(一)にございますように、国の気候変動適応センターであります国立環境研究所福岡管区気象台連携しまして、県内地域特性に応じた気候変動予測自然災害、健康、農林水産業といった分野別影響、また県内外適応策に関する情報収集整理・分析いたしまして、市町村事業者県民皆様に提供してまいります。また、(二)にございますように、国立環境研究所福岡管区気象台、それと災害対策・健康・自然生態系など気候変動影響に関する専門家、さらに県の関係機関政令指定都市等で構成されます気候変動適応推進協議会を開催いたしまして、気候変動影響適応策について関係者間で情報を共有しますとともに、気象台専門家の御助言をいただきながら、県内における効果的な適応策推進を図ってまいります。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 6 ◯大橋克己委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。新開委員。 7 ◯新開昌彦委員 今、県土整備とかいろんなところで独自にこのデータを持っておられますよね。そことの連携気候変動適応推進協議会といったところで連携をとるんでしょうけど、いざとなったときというのはどんなふうに、ここの適応センターという位置づけというのがよくわからないんですけれども、教えてもらえますか。 8 ◯大橋克己委員長 野中環境保全課長。 9 ◯野中環境保全課長 まず、庁内の連携をしっかりすべしという御指摘かと思います。県のほうで気温温暖化対策に関します施策を調整、連携する連絡会議を設けておりまして、そこで庁内の関係課室十五課と一室で運営をしております。そこは環境保全課事務局になっておりますので、庁内の施策については、しっかりその場で情報共有と、それと連携した取り組みを進めてまいりたいと考えております。今回センター設置いたしますので、センターではそういった県の取り組みについても当然整理いたしますけれども、加えまして、各部からいろいろなニーズも踏まえまして、気象台からいろいろと地域特性に合った気候変動情報をいただく。それと、国立環境研究所からは、その気候変動影響にどう対応していくのか、国内の事例適応策についての情報をいただく。そういったものについてわかりやすく分野別整理をして発信していくということにしております。したがいまして、こういったセンターを設けることを機に協議会での御意見もいただきながら、県としての適応策をしっかり各部連携して拡充してまいりたいと考えております。 10 ◯新開昌彦委員 今も、例えば県土整備であるとか、防災の所管であるとか、そういうところも気象庁とかいろいろなところと連携してやっていますよね。そこはリアルタイムでやっていく部署であろうとは思うんですけれども、それとここが気候変動適応センター設置するという意味がよく理解できないんですけど。 11 ◯野中環境保全課長 現在も委員指摘のように、各部しっかりそれぞれ情報をとって、適応策に関する取り組みを進めておるところでございますけれども、センターとしましては、県の施策そのものを充実させていくのは当然のことでございますが、やはり適応策は県だけではなかなか十分な取り組みができないというふうに認識しておりまして、例えば、熱中症であれば県民皆様方熱中症対策をわかりやすくお伝えしていく必要がございますし、あるいは農林水産物に対する影響ということであれば、農業者方々に必要な情報をお示ししていく、そういった各主体の適応取り組み、これをしっかり推進していく。そのために必要な情報収集して整理して発信していく、そういった機能センターとして果たしていきたいと考えております。 12 ◯新開昌彦委員 今もされていますよね、熱中症であるとか。例えば、市町村を特定して、熱中症に注意をしてくださいということで発信をされていますけれども、このセンター位置づけというのは、将来的にデータを集めておいて、その警告を発するとか、そういったことになるんですか。それともリアルタイムでやっていく、リアルタイムにもかんでいくんですか。 13 ◯野中環境保全課長 既に起こっている気候変動による影響熱中症とかがございますが、それについてはやはり最新の対策とか、そういった知見をお示ししていくというのがございます。それと、やはり中長期的に懸念されるもの、これについては気候変動に関する予測、それと今後必要となるであろう適応策、こういったものについてお示しをして、県民事業者の方が取り組まれる際の参考にしていただく、そういったことを想定しております。これまでは情報をそれぞれの課が発信しておりますが、それぞればらばらに情報があって、なかなか県民事業者からはわかりづらいというところもあったかと思いますので、そういった気候変動影響に関する情報を取りまとめまして、ワンストップ県民事業者の方に理解していただけるような情報発信の仕方を工夫してまいりたいと考えております。 14 ◯新開昌彦委員 しっかりと見ておきたいと思います。今やっていらっしゃるところでも、必要なデータというのは、私はもらっていると思います。例えば、防災メールまもるくんに登録をしてあれば、ちゃんとそういったデータも来るわけですので、しかも自分の住んでいるところ、違うところを選ぶこともできるわけですから、それを今さらながら、この適応センター設置するという意味がよくわからないということだったんですが、それを一元化して新たに構築をするという意味でよろしいんですか。 15 ◯野中環境保全課長 はい。委員指摘のとおりでございまして、それぞれ各部が取り組んでいるものについては、引き続きそこは、例えば大雨に関する情報とか、そういった危機管理に関する情報危機管理局のほうでやっておりますし、熱中症もそれぞれの部署がやっておりますけれども、そういった取り組みはそれぞれの課でしっかりこれからも担当していくことになりますが、あわせてセンターでは、中長期的な視点も含めまして、必要な情報を取りまとめて、県民方々が、このセンターホームページとかセンター発信する情報参考にすると気候変動に関する情報がわかりやすく全体的に理解できて、それぞれがどういうふうに対処すべきかがわかる、そういうふうなお話をいただけるように運営に心がけてまいりたいと考えております。 16 ◯新開昌彦委員 そういう今おっしゃったようなビジュアル的なことも含めて、今後、お示しになるということでよろしいですかね。 17 ◯野中環境保全課長 さようでございます。 18 ◯新開昌彦委員 わかりました。 19 ◯大橋克己委員長 ほかにございませんでしょうか。仁戸田委員。 20 ◯仁戸田氣委員 新開委員に関連して、この気候変動適応法に基づいて、この適応センターができていると思うんですけど、全国四十七都道府県でどれぐらいの都道府県がこの気候変動適応センター設置しているのかわかれば教えていただきたい。 21 ◯大橋克己委員長 野中環境保全課長。 22 ◯野中環境保全課長 現時点で把握している情報によりますと、既に十一県で設置をしております。 23 ◯仁戸田氣委員 これを設置するに当たっての国の補助率はどれぐらい出ているんですか。 24 ◯野中環境保全課長 都道府県におけますセンター設置に対する国の財政補助金補助制度とか、そういったものはございません。 25 ◯仁戸田氣委員 県単でということですか。 26 ◯野中環境保全課長 今回、令和元年度の予算の中で計上させていただいたところです。 27 ◯仁戸田氣委員 概ね人件費という認識でよろしいですか。 28 ◯野中環境保全課長 人件費につきましては、保健環境研究所職員が対応いたしますが、予算案としてお願いしておりましたのは、この協議会運営に関する経費と、それとセンターがしっかり機能を果たしていくために、県内で生じて、今後予測される気候変動情報、それとその影響適応策に関する情報をしっかり調査整理するための調査委託費を計上させていただいたところであります。 29 ◯仁戸田氣委員 はい。ありがとうございます。大丈夫です。 30 ◯大橋克己委員長 ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 31 ◯大橋克己委員長 ほかにないようでございますので、以上で本件質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 32 ◯大橋克己委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」でありますが、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 33 ◯大橋克己委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。田中久也委員堀大助委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして、厚生労働環境委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。    午 前 十 一 時 十 九 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...