5 ◯議長(栗原 渉君) 次に、
県民生活商工委員長の報告を求めます。
畑中茂広君。(拍手)
*
県民生活商工委員長報告
6
◯県民生活商工委員長(畑中 茂広君)登壇 私は、
県民生活商工委員会の委員長といたしまして、ただいま議題となりました議案のうち、本委員会に付託されました第八八
号議案所管分、第九〇
号議案所管分及び第一〇六号議案の以上三件について、審査の結果を簡単に御報告いたします。
関係議案について当局から説明を受け、慎重に審査を行いました。
採決の結果、いずれの議案も起立多数をもって原案のとおり可決いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
7 ◯議長(栗原 渉君) 次に、
農林水産委員長の報告を求めます。
浦伊三夫君。(拍手)
*
農林水産委員長報告
8
◯農林水産委員長(浦 伊三夫君)登壇 私は、
農林水産委員会の委員長といたしまして、ただいま議題となりました議案のうち、本委員会に付託されました第八七
号議案所管分、第九〇
号議案所管分、第九五号議案、第一〇三号議案及び第一〇四号議案の以上五件について、審査の結果を簡単に御報告いたします。
関係議案について当局から説明を受け、慎重に審査を行いました。
採決の結果、いずれの議案も起立多数をもって原案のとおり可決いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
9 ◯議長(栗原 渉君) 次に、
県土整備委員長の報告を求めます。
片岡誠二君。(拍手)
*
県土整備委員長報告
10
◯県土整備委員長(片岡 誠二君)登壇 私は、
県土整備委員会の委員長といたしまして、ただいま議題となりました議案のうち、本委員会に付託されました第九〇
号議案所管分及び第九八号議案から第一〇〇号議案までの以上四件について、審査の結果を簡単に御報告いたします。
関係議案について当局から説明を受け、慎重に審査を行いました。
採決の結果、いずれの議案も起立多数をもって原案のとおり可決いたしました。
なお、花宗川
改修事業について質疑がなされました。委員からは、これまでも
県土整備委員会において
国会議員の
不適切発言を発端とした花宗川
改修期成会の問題について、たびたび取り上げてきましたが、この問題は花宗川
河川改修が完成し、県民の方々が安全で安心して生活ができるまで継続した問題であるとの意見が出されました。
委員会といたしましては、これらの意見を踏まえ、今後も引き続き調査を行っていくことといたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
11 ◯議長(栗原 渉君) 次に、
建築都市委員長の報告を求めます。
大塚勝利君。(拍手)
*
建築都市委員長報告
12
◯建築都市委員長(大塚 勝利君)登壇 私は、
建築都市委員会の委員長といたしまして、ただいま議題となりました議案のうち、本委員会に付託されました第九〇
号議案所管分、第九六号議案及び第一〇一号議案の以上三件について、審査の結果を簡単に御報告いたします。
関係議案について当局から説明を受け、慎重に審査を行いました。
採決の結果、いずれの議案も起立多数をもって原案のとおり可決いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
13 ◯議長(栗原 渉君) 次に、
文教委員長の報告を求めます。
渡辺勝将君。(拍手)
*
文教委員長報告
14
◯文教委員長(渡辺 勝将君)登壇 私は、
文教委員会の委員長といたしまして、ただいま議題となりました議案のうち、本委員会に付託されました第八八
号議案所管分及び第九〇
号議案所管分の以上二件について、審査の結果を簡単に御報告いたします。
関係議案について当局から説明を受け、慎重に審査を行いました。
採決の結果、いずれの議案も起立多数をもって原案のとおり可決いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
15 ◯議長(栗原 渉君) 次に、
警察委員長の報告を求めます。
井上博行君。(拍手)
*
警察委員長報告
16
◯警察委員長(井上 博行君)登壇 私は、
警察委員会の委員長といたしまして、ただいま議題となりました議案のうち、本委員会に付託されました第八八
号議案所管分及び第九〇
号議案所管分の以上二件について、審査の結果を簡単に御報告いたします。
関係議案について当局から説明を受け、慎重に審査を行いました。
採決の結果、いずれの議案も起立多数をもって原案のとおり可決いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
17 ◯議長(栗原 渉君) 以上で
常任委員長の報告は終わりました。
このたび、
立川由美君から、第一〇五号議案及び第一〇六号議案について討論の通告がありました。
これより討論を行います。発言を許可いたします。
立川由美君。
*
立川議員討論
18 ◯二番(立川 由美君)登壇
日本共産党の
立川由美です。
日本共産党県議団を代表して、第一〇五号議案「福岡県
宿泊税条例の制定について」及び第一〇六号議案「福岡県
宿泊税基金条例の制定について」に対する
反対討論を行います。
宿泊税については、先月二十四日に
福岡市議会において可決、成立されており、本条例案が制定されれば、福岡市において、県と市がともに宿泊税を徴収する全国初の二重課税となります。二重課税は、一つの
課税原因に対して同種の租税が重複して課税されることがあり、納税
者に過重な税負担を課したり、公平性を損なわれたりすることから回避、調整することになっています。それを知事と
福岡市長との
トップ会談で調整するなど、到底県民、市民の納得するところとは思えません。
また、本条例案で、
宿泊料金にかかわらず、税額を一律
福岡市内の施設は五十円、その他を二百円としてあり、低所得
者に配慮するという
累進課税の考え方が無視されています。しかも、
負担能力のない子供からも無条件に徴収することになっています。東京都は一万円未満、大阪府は七千円未満の宿泊料は非課税とするなど、免税点を設け、京都市では
修学旅行生には課税しないこととするなど、一定の措置を設けているところもありますが、本県の場合何の配慮もなく、税の公平性の観点からも問題があります。
さらに旅館、
ホテル業者は、宿泊税の
特別徴収義務者として、宿泊税の徴収や税の
申告納入、帳簿の記載など、新たな事務が義務づけられ負担がふえることになります。とりわけ
中小零細業者にとっては、宿泊税の導入によって業者間の低
価格競争に拍車をかけ、消費税同様、宿泊税の税額を
宿泊料金に転嫁できず、負担せざるを得ないなど一層苦しい立場に追い込まれることが懸念されます。実態すら把握できていない、この
違法民泊には有効な手だてが打てないままであり、不公平な課税によって
中小零細業者にとっては一層の脅威となるものではないでしょうか。十月には消費税の増税も予定されています。二重、三重に負担を強いることは、
中小零細業者にとって死活的な問題であり、到底看過できません。
以上の理由から、第一〇五号議案「福岡県
宿泊税条例の制定について」及び第一〇六号議案「福岡県
宿泊税基金条例の制定について」、反対を表明し、討論とします。
19 ◯議長(栗原 渉君) 以上で討論を終わります。
*採決
これより採決いたします。
まず、第九〇号議案、第九一号議案、第一〇二号議案、第一〇五号議案及び第一〇六号議案の五件について、委員長の報告はいずれも
原案可決であります。委員長の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
20 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、第九〇
号議案外四件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、第八七号議案から第八九号議案まで、第九二号議案から第一〇一号議案まで、第一〇三号議案及び第一〇四号議案の十五件について、委員長の報告はいずれも
原案可決であります。委員長の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
21 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、第八七
号議案外十四件はいずれも原案のとおり可決されました。
日程に従い、
予算特別委員会に付託いたしております第六七号議案から第八六号議案までの二十件を
一括議題といたします。
この際、
予算特別委員長の報告を求めます。樋口明君。(拍手)
*
予算特別委員長報告
22
◯予算特別委員長(樋口 明君)登壇 私は、
予算特別委員会の委員長といたしまして、ただいま議題となりました第六七号議案「令和元
年度福岡県
一般会計予算」など二十件の
審査経過及び結果について報告いたします。
いずれの議案も県政運営上重要なものであり、慎重に審査を行ったところであります。特に県政の
重点課題を中心に活発な議論が交わされ、委員の熱意が十分に伝わってくる委員会でありました。
それでは、令和元
年度予算の概要から報告をいたします。令和元年度の当初予算は、
一般会計で一兆七千八百五十八億一千六百万円余、
特別会計の総額で九千五百三億一千九百万円余、
企業会計の総額で百六億一千万円余の規模となっており、
一般会計の前年度当初予算比で三・一%の増となっております。
歳入では、県税等が法人二税や
地方消費税の増により百七十一億円の増となっております。また県債については、
臨時財政対策債は減となったものの、
豪雨災害の復旧、復興による通常債の発行に伴い五十六億円の増となっております。
歳出では、
社会保障費が
幼児教育、保育の
無償化等により百八億円の増となっております。また
公共事業費及び
災害復旧費については、
豪雨災害復旧、復興を初めとして、それぞれ百六十二億円、百六十六億円の増となっております。
以下、予算案の
集中審査の過程における主な質疑について御報告いたします。
まず、知事の
政治姿勢についてであります。知事は、昨年の
決算特別委員会で、
日田彦山線の一日も早い復旧に向け、
被災自治体の先頭に立って職を賭す、
政治生命をかける、そうした覚悟で取り組むと答弁されました。もちろん前提は鉄道による復旧でありました。しかしながら、その後、鉄道による復旧が望ましいとしながら、一方で
交通ネットワークという言葉を使い、鉄道以外の復旧案について
地元住民の意見を聞くという考えを示すなど、昨年の
決算特別委員会において示されたはずの知事の覚悟が全く見えないその姿勢について、県民に寄り添い、熱意を持って問題を解決するという気持ちが全く伝わらない、
信頼関係が築けないと、厳しくただされ、知事の答弁に信頼性が担保できないこのような状況では審査ができず、委員会が中断することとなりました。そのため、
栗原議長から知事に対し誠意ある回答を求めていただきましたが、知事からは責任ある回答と言えるものがなく、
審査日程が延長され、さらに会期の延長を余儀なくされる事態となりました。
知事からは、審査が中断し、日程がおくれたことについて陳謝があり、県議会の皆様としっかりとした
信頼関係を築きながら、共通の目的である県の発展、
県民福祉の向上に向けて、これまで以上に努力していくとの決意が示されました。その上で、
日田彦山線問題の解決については、住民の方々にとって最善の方策は何かという観点から検討し、解決の方法を決断していく、全身全霊で取り組んでいくとの答弁がありました。この質疑を聞かせていただき、この問題に対する知事の主体性のなさを感じずにはいられませんでした。知事は、今期の最大の課題は被災地の復興と言われております。それならば、知事みずからが、まず第一に
被災地復興の最善の方策を示されるべきであり、その覚悟を県民の皆さんは期待し、望んでいるものと考えます。
JR日田彦山線が一日でも早く復旧されることを切に願うものであります。
次に、
朝倉地区の
災害復旧についてであります。被災地の復旧、復興については、インフラの復旧が不可欠であり、
早期復旧に向けた決意がただされ、執行部からは、早期の復旧、
復興事業の進捗に全力で取り組んでいくとの答弁がありました。委員からは、
避難生活も二年になり、
人口流出も進んでいる。八月に退去を迫られている
仮設住宅入居者も、河川等の
復旧完了期間がわからず、自宅の
再建手続に入れない。住民への連絡を密にしてほしい。早く復旧してほしいと強く要望がなされました。
次に、宿泊税についてであります。全国初の二重課税となる
宿泊税導入は、
特別徴収義務者である
宿泊事業者、納税
者となる宿泊
者ともに新たな負担となる。このため双方が混乱しないよう、丁寧な説明を行うことでスムーズな導入を図るべきではないかとただされ、知事からは、
宿泊事業者だけでなく
旅行事業者、宿泊
者の理解を深めるため、リーフレットやホームページなどにより税の趣旨や
制度内容の周知を図る。また事業
者には手続の説明会を実施し、スムーズな導入を図るとの答弁がありました。今定例会において宿泊税の
条例案提出に至ったのは、まさに九州の自立を考える会の協力、県議会と執行部が車の両輪として機能した成果であり、令和二年の予算に向け、具体的にどのような
観光振興を検討していくのかただされ、知事からは、福岡県の観光の魅力の底上げを図り、全国的な競争力をつけていく施策を検討していくとの答弁がありました。
次に、
職員研修についてであります。昨年の
決算特別委員会において、
不祥事対策の効果が見られなかったことから、
一般会計決算が不認定となりました。このことをどう重く受けとめ、
管理監督者研修に取り組むか、
毎日部下の顔を見て、声を聞く、声をかける、そんな職場をつくっていく決意をただされ、知事からは、そのような
職場づくりに精進するとの答弁がありました。
次に、
公共交通機関の
バリアフリー化についてであります。ノン
ステップバスについて、県は福岡県
交通ビジョン二〇一七において、平成二十九年度末二九・六%である導入率を、令和三年度に七〇%以上を目指すという目標値を掲げた。しかし、導入されたノン
ステップバスは八年間でわずか六台のみ、やっていないのと同じだ。今後どういう施策を展開していくのか、新たな
補助制度なども含め一歩前に進む決意があるのかと強くただされ、知事からは、
目標達成が難しいことを認めた上で、県内の
路線バス事業者と
車両更新の加速化について協議し、促進策を検討していきたいとの答弁がありました。また乗降しやすいユニバーサルデザインタクシーの普及については、知事からは、外国の方の誘客、福祉の面からも有用性を認識している。県内で普及できるよう
補助制度の創設について
補正予算も含め検討するとの答弁がありました。
次に、
スポーツの振興についてであります。知事は、
スポーツ立県福岡の実現に向けた
取り組みを進めると発言されましたが、提案してきた
スポーツ振興に欠かせない
基金創設は、今年度当初予算には計上されていない。本当に創設するつもりはあるのかとただされ、知事から、トップアスリートの計画的、継続的な
育成強化や、
国際大会の誘致などに活用するための安定的な財源の必要性は認識しており、現在基金の創設に関するさまざまな課題について整理し、検討を重ねている。今後も基金の創設に向け、県議会の意見も聞きながら進めていきたいとの答弁がありました。
次に、
少子化対策についてであります。出会い・
結婚応援事業の
数値目標は達成しているが、
婚姻件数、出生数はふえていない。
事業効果を検証し、もっと具体的な
数値目標を立てて施策を行っていく必要があるのではないかとただされ、知事からは、今後新たに
次期ふくおか子ども・
子育て応援総合プランを策定する予定であり、有識
者の方々の意見も踏まえて検討し、適切な指標を設定した上で、若者の結婚に全力で取り組むと答弁がありました。
次に、福祉問題であります。全国的に
児童虐待件数が急増する中、その防止にどう取り組んでいくのかとただされ、知事からは、
児童相談所の
体制整備を着実に進めていくとともに、警察等の
関係機関と連携し、
早期発見と防止に全力を挙げていくとの答弁がありました。また
民生委員・
児童委員の
なり手不足、高齢化などの課題に対しては、法改正も含め、
民生委員・
児童委員の
負担状況も把握した上で、活動が支障なく行えるよう
全国主要都道府県民生主幹部(局)
長連絡協議会などを通じて国に要望していくとの答弁がありました。
次に、子供の安全、安心についてであります。登下校時に
子供たちが事件、事故に遭う痛ましいケースが多発する中、子供が犠牲となる事件、事故を防止するための
予算確保についてただされ、知事からは、ハード、
ソフト両面からの具体的な対策について必要な予算を確保した上で取り組んでいきたいとの答弁がありました。また発達に困難を持つ
放課後児童クラブ利用児童については、下校時間の変更や災害時の対応等について迅速な
情報提供だけでなく、児童の特性や学校での児童の様子の変化などについて、定期的な連絡会の場を設けるなど、市町村及び
市町村教育委員会の
取り組みを支援していくとの答弁がありました。
次に、商工問題についてであります。知事は、みずからの公約に年間千件の新規創業を掲げているが、
中小企業は資金繰りに悩まされている事業
者が多い。どう取り組むのかただされ、執行部からは、県の制度融資として、新規創業支援、事業承継を支援する資金に加え、今年度十月からの消費税引き上げ対策の資金を加える予定としている。このような
取り組みを通して
中小企業が抱えるさまざまな課題に的確に対応できるよう、資金の円滑化を図っていきたいとの答弁がありました。
このほかにも、外国人材受け入れ対策、市町村での自動運転導入に伴う支援、
違法民泊対策、子供の貧困対策、障がい
者の雇用促進、県内温泉地の周遊、荒廃農地対策、新規就農
者や農業経営
者の育成、性犯罪の撲滅と被害
者の支援、にせ電話詐欺対策、スクールロイヤー制度導入、学校給食における県産農林水産物の利用拡大、青少年のインターネット依存など多岐にわたって質疑、要望がなされました。
以上が議案に対する質疑の概要であります。
質疑終了後、付託を受けました第六七号議案から第八六号議案までの二十件について採決を行い、いずれの議案も起立多数をもって原案のとおり可決しました。
以上が
審査経過の概要及び結果であります。
冒頭述べましたように、知事の姿勢から本委員会が空転したことはまことに遺憾であります。知事は、常々県民に寄り添う県政を行っていくと述べられていますが、知事は政治家です。五百万県民のトップとして、政治家としての基本に立ち返り、決断力と熱意を持って、県民の負託にしっかりと応えていただくよう切に願うものであります。
結びに際し、終始熱心に御審査いただきました委員各位、誠意を持って御協力いただきました執行部各位に深く感謝を申し上げ、委員長報告といたします。(拍手)
23 ◯議長(栗原 渉君)
予算特別委員長の報告は終わりました。
このたび、高瀬菜穂子君から、第六七号議案について討論の通告がありました。
これより討論を行います。発言を許可いたします。高瀬菜穂子君。
*高瀬議員討論
24 ◯六十八番(高瀬 菜穂子君)登壇
日本共産党の高瀬菜穂子です。議案第六七号、令和元年度
一般会計予算案に対する
反対討論を行います。
知事は、議案説明において、手放しでアベノミクスを持ち上げ、経済の明るい見通しを示されました。政府は、厚労省による毎月勤労統計等の不正調査や隠蔽が行われた不正確なデータを根拠に、景気が回復していると強弁していますが、GDPの実質成長率は年率換算で二・五%減、安倍政権の六年間で家計消費は年二十五万円、労働
者の実質賃金は十万円の減、雇用の実態も非正規の増大によるものです。事実を直視し、県民の暮らしを下支えする施策の実行こそが、知事の責務ではないでしょうか。
景気が下落傾向にある中で、十月には消費税の増税が予定されております。国民、県民に与える影響ははかり知れませんが、本予算案では増税を見越し、県立公文書館等のあらゆる使用料、手数料の改定、増額が見込まれています。福祉の増進に努めるべき地方公共団体としてとるべき措置とは思えません。本予算案は、実質過去最高額を更新していますが、保健費、環境費、生活労働費など、ほぼ前年度並みであり、社会保障充実の視点がありません。児童生徒一人当たりの教育予算は、全国で最も少ない県の一つであり、行き届いた教育のための少人数学級に対する県単独予算のない五つの県のうちの一つです。わずかな私学助成の県独自予算もふえていません。さらに事務事業の見直しとして、生活困窮世帯の子供支援費、特別支援学校現場実習強化費、
中小企業総合支援費など、本来充実すべき事業が廃止、減額されています。被災
者の切実な要望である仮設住宅の入居期限延長にさえ背を向ける知事に、県民幸福度日本一を口にする資格はありません。
公共事業については、小石原川ダム開発や工業団地開発を引き続き推進する予算が計上され、必要性、採算性が明確でない下関北九州道路にほぼ例年どおりの調査費を計上しています。一方で、災害関連や国の国土強靱化緊急対策関連の事業を除くと、おくれている河川整備や土砂対策の県単独の予算は例年並みで、計画自体進んでいません。不要不急の開発よりも、緊急度の高い生活密着型、防災型公共事業の優先的推進を強く求めます。
以上の理由から、令和元年度
一般会計予算に反対し、討論といたします。
25 ◯議長(栗原 渉君) 以上で討論を終わります。
*採決
これより採決いたします。
まず、第六七号議案及び第八〇号議案の二件について、委員長の報告はいずれも
原案可決であります。委員長の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
26 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、第六七
号議案外一件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、第六八号議案から第七九号議案まで、及び第八一号議案から第八六号議案までの十八件について、委員長の報告はいずれも
原案可決であります。委員長の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
27 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、第六八
号議案外十七件はいずれも原案のとおり可決されました。
日程に従い、第一〇七号議案から第一〇九号議案までの三件を
一括議題といたします。
*採決
これより採決いたします。
まず、第一〇七号議案「副知事の選任について」、同意することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
28 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、第一〇七号議案は同意することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
〔参照〕 同意された
者
福岡県副知事 大 曲 昭 恵
──────────────────────────────────────────
29 ◯議長(栗原 渉君) 次に、第一〇八号議案「人事委員会委員の選任について」、同意することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
30 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、第一〇八号議案は同意することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
〔参照〕 同意された
者
福岡県人事委員会委員 吉 岡 正 憲
──────────────────────────────────────────
31 ◯議長(栗原 渉君) 次に、第一〇九号議案「
監査委員の選任について」、同意することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
32 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、第一〇九号議案は同意することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
〔参照〕 同意された
者
福岡県
監査委員 長 裕 海
──────────────────────────────────────────
*委員会提出議案上程
33 ◯議長(栗原 渉君) このたび、議会運営委員会から、委員会提出第一号議案「福岡県議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」がお
手元配付のとおり提出されましたので、これを日程に追加し、報告上程します。
──────────────────────────────────────────
34 ◯議長(栗原 渉君) お諮りいたします。本件を直ちに議決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者がある〕
*採決
35 ◯議長(栗原 渉君) 御異議がありませんのでそのように決定し、これより採決いたします。
委員会提出第一号議案について、原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
36 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、委員会提出第一号議案は原案のとおり可決されました。
次に、所管の
常任委員会に付託いたしております請願三件を
一括議題といたします。
*請願審査結果報告
本件に関し、委員会の審査結果はお
手元配付の一覧表のとおりであります。
──────────────────────────────────────────
*採決
37 ◯議長(栗原 渉君) これより採決いたします。採決は一括して行います。
請願三件について、いずれも委員会の報告のとおり決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
38 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、これらの請願はいずれも委員会報告のとおり決定いたしました。
*意見書案上程
次に、このたび意見書案第一号「農林水産物及び食品の更なる輸出拡大を求める意見書案」外五件がお
手元配付のとおり提出されましたので、これを日程に追加し、一括報告上程いたします。
──────────────────────────────────────────
39 ◯議長(栗原 渉君) お諮りいたします。これらの意見書案を直ちに議決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者がある〕
*採決
40 ◯議長(栗原 渉君) 御異議がありませんのでそのように決定し、これより採決いたします。
意見書案第二号、第三号及び第五号の三件について、原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
41 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、意見書案第二号外二件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、意見書案第一号及び第四号の二件について、原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
42 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、意見書案第一号外一件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、意見書案第六号について、原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
43 ◯議長(栗原 渉君) 起立少数であります。よって、意見書案第六号は否決されました。
*決議案上程
次に、このたび決議案第一号「空港・交通等調査特別委員会設置に関する決議案」外五件がお
手元配付のとおり提出されましたので、これを日程に追加し、一括報告上程いたします。
──────────────────────────────────────────
44 ◯議長(栗原 渉君) お諮りいたします。これらの決議案を直ちに議決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者がある〕
*採決
45 ◯議長(栗原 渉君) 御異議がありませんのでそのように決定し、これより採決をいたします。採決は一括して行います。
決議案第一号から第六号までの六件について、原案を可決することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
46 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、決議案第一号外五件はいずれも原案のとおり可決されました。
*特別委員会委員選任
それでは、ただいま設置されました空港・交通等調査特別委員会など各調査特別委員会の委員の選任を行います。
お諮りいたします。同委員の選任については、この際議長の指名に御一任願うこととし、お
手元配付の委員一覧表のとおり指名したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者がある〕
47 ◯議長(栗原 渉君) 御異議がありませんので、ただいま指名いたしましたとおり選任することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
*議員派遣議決
48 ◯議長(栗原 渉君) 次に、この際日程に追加し、議員派遣の件を議題といたします。
これより採決いたします。お
手元配付の議員派遣の件について、議員を派遣することに賛成の諸君は御起立願います。
賛 成
者 起 立
49 ◯議長(栗原 渉君) 起立多数であります。よって、本件は議員を派遣することに決定いたしました。
──────────────────────────────────────────
*閉会中の
常任委員会及び議会運営委員会調査事項付議
50 ◯議長(栗原 渉君) このたび、各
常任委員会及び議会運営委員会から、お
手元配付の事項について閉会中これを継続調査したい旨の申し出がありました。
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51 ◯議長(栗原 渉君) お諮りいたします。本件について各
常任委員会及び議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者がある〕
52 ◯議長(栗原 渉君) 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。
*会議録署名議員指名
会議録署名議員を指名いたします。
立 川 由 美 君
安 部 弘 彦 君
後 藤 香 織 君
吉 田 健一朗 君
井 上 正 文 君
以上五名の諸君を指名します。
以上で本定例会の議事は全て議了いたしました。
*閉会
これをもって令和元年六月第二回福岡県議会定例会を閉会いたします。
午 後 零 時 五十九分 閉 会
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