*
採決
32
◯議長(
井上 順吾君) これより
採決いたします。
まず、
委員会の
審査結果表中、
整理番号一号の
請願について、
委員会の
報告のとおり決することに
賛成の
諸君は御
起立願います。
賛 成 者 起 立
33
◯議長(
井上 順吾君)
起立多数であります。よって、本
請願は
委員会報告のとおり決定いたしました。
次に、ただいま
採決いたしました一件を除く
整理番号二号外四十二件の
請願について、いずれも
委員会の
報告のとおり決することに
賛成の
諸君は御
起立願います。
賛 成 者 起 立
34
◯議長(
井上 順吾君)
起立多数であります。よって、
整理番号二号外四十二件の
請願はいずれも
委員会報告のとおり決定いたしました。
*意見書案上程
次に、このたび意見書案第九二号「駅ホームにおける安全性向上対策の促進を求める意見書案」外四件がお
手元配付のとおり提出されましたので、これを
日程に追加し、一括
報告上程いたします。
──────────────────────────────────────────
35
◯議長(
井上 順吾君) お諮りいたします。これらの意見書案を直ちに
議決いたしたいと思いますが、御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者がある〕
*
採決
36
◯議長(
井上 順吾君) 御
異議がありませんのでそのように決定し、これより
採決いたします。
まず、意見書案第九二号から第九五号までの四件について、
原案を
可決することに
賛成の
諸君は御
起立願います。
賛 成 者 起 立
37
◯議長(
井上 順吾君)
起立多数であります。よって、意見書案第九二号外三件はいずれも
原案のとおり
可決されました。
次に、意見書案第九六号について、
原案を
可決することに
賛成の
諸君は御
起立願います。
賛 成 者 起 立
38
◯議長(
井上 順吾君)
起立少数であります。よって、意見書案第九六号は否決されました。
次に、各調査特別
委員会に付議しております事件の調査の経過について、
委員長の
報告を順次求めます。
まず、住・ひと・しごと創生調査特別
委員長の
報告を求めます。仁戸田元氣君。(
拍手)
*住・ひと・しごと創生調査特別
委員長報告
39 ◯住・ひと・しごと創生調査特別
委員長(仁戸田 元氣君)
登壇 私は、住・ひと・しごと創生調査特別
委員会の
委員長といたしまして、昨年二月定例会における中間
報告以降の活動状況について
報告いたします。
昨年度以来、本
委員会は、一つ、地方創生及び一億総活躍
社会の実現に関すること、一つ、新たな成長産業の育成及び既存産業の再生・高度化
支援並びに地域資源または遊休資産の活用による多様な仕事の場の創出、一つ、地方創生及び成長産業の育成等を支える人材の育成・確保の三つを柱とし、調査を進めてまいりました。その中で、今年度、本
委員会では三つ目の柱である、人材の育成及び確保に関する取り組みを中心に、国の施策を踏まえた今後の施策推進の
方向性について調査、審議をしてまいりました。以下、特に議論の中心となりました、高度な知識・技能等を有する人材の育成、女性・高齢者・障がい者が働きやすい環境を整え、活躍できる場をつくるための
支援、求職・求人の現状と課題、地域における仕事の場の創出の四項目について
報告いたします。
初めに、高度な知識、技能等を有する人材の育成についてであります。物づくり分野において必要とされる高度技術を習得した人材の育成の取り組みについて執行部に
説明を求めたところ、技能労働分野への就業促進として、高等技術専門校のカリキュラムにおいて企業のニーズに対応した訓練内容の充実を図っていることや、自動車産業など先端成長分野において事業拡大を進める上で必要となる中核人材の確保、育成
支援を実施する中で、平成二十八年度の事業開始から毎年三百人以上の対象者に
支援を行っていることが
報告されました。これに対し委員からは、技術専門校の入校者が年々減少している現状を指摘するとともに、人材不足が問題となっているにもかかわらず、卒業生の就職者が減少していることに触れ、事業内容の検証を行い、企業の求める人材ニーズをしっかり把握した上で新たな事業構築を行うべきではないかとの意見が出されたところであります。執行部からは、地域の企業、業界が求める人材を供給していくことが技術専門校の役割と認識し、修了後も就職が決まっていない生徒については引き続き
支援を行っていくとの答弁がありました。
次に、女性、高齢者、障がい者が働きやすい環境を整え、活躍できる場をつくるための
支援についてであります。女性や高齢者、そして障がい者への就職
支援等について執行部に
説明を求めたところ、子育て中の女性が受講しやすいよう託児サービスを付加した職業訓練などを実施し、受講者の半数以上が就職しているとの
報告がありました。委員からは、成果を評価する一方、就労の持続という点からの追跡調査や受け入れ態勢を整えるための企業
支援が必要であるとの指摘がなされました。また、高齢者の就職
支援についても、面接を受けたり、職が決まっても、思っていた仕事ではない、体力的につらいなどの理由からやめてしまう現状があるので、就業者の定着状況など追跡調査や検証を行うことが効果的な
支援につながるのではないかとの意見が多く出されたところであります。障がい者の
支援については、障害者就業・
生活支援センターにおいての一体的な
支援や、民間企業を活用した就職
支援、テレワークの
検討など取り組みが行われています。その中で、委員からは、障害者手帳を持たない難病の方も、テレワークによる障がい者の雇用促進の
検討に加えるとともに、企業側の配慮を求める働きかけを行うよう要望が出されました。
次に、求人、求職の現状と課題についてであります。本
委員会では、これまでの取り組みを踏まえた上で、今後の人材の確保を考えるため、県全体、そして地域ごと、職業ごとの求人状況等について執行部に
説明を求めました。執行部からは、県全体として雇用情勢は大きく改善しており、地域差はあるものの、ここ五年間の有効求人倍率は大幅に上昇している。一方で、職業別で見ると建設、製造、飲食業などで大きく求人数が伸びているにもかかわらず、就職希望者が少ないため人手不足となっており、非常に深刻な状況であるとの
説明がなされました。委員からは、これら人手不足と言われる産業の中でも、特に警備員などの保安業と建設業はオリンピックの影響を受け、今後、首都圏との賃金格差などが原因で人材が流出するのではないかとの意見が出されました。執行部からは、労働局、商工部が連携し地元企業の魅力を伝えていくとの答弁がなされましたが、地元企業の中には、工事の請負額は変わらない中、人件費は上がっており、人手は足りないのに雇用できないとの声もあるため、働く場の魅力を伝えていくだけでなく、こうした地元企業の意見も配慮しながら取り組んでいくよう要望が出されたところであります。
最後に、地域における仕事の場の創出についてであります。新たな雇用を生み出す産業として注目されている観光産業について執行部に
説明を求めたところ、地域資源を観光振興に活用するための取り組みとして、観光スポット周遊を促すサイクリングモデルコースの設定や、本県に数多くある伝統工芸の工房や酒蔵などでの体験プログラムの開発などに取り組んでいるとの
報告がなされました。また、農林漁業においては、担い手の高齢化が進む中、営農から
生活関連まで一体的に受けつける相談窓口の設置や、就業相談会の開催、就業希望者への林業体験研修や、ノリやカキの養殖技術研修等を通じ、担い手の育成や確保を進めているとの
説明がなされました。あわせて、安定的な雇用の確保などが期待される農業経営体の法人化を希望する経営者に対して研修会を開催したり、経営発展を目指す農業経営者を対象に、ふくおか農業経営発展塾を開催して経営管理などを学んでもらう
支援を行っているとのことであります。これらの取り組みについて、委員からは、新規就農者については着手する品目に偏りがあり、県全体の農業生産や農地を維持していくためにも、県として
方向性を出して
検討していくことを要望する意見が出されました。
以上が本
委員会の調査の概要であります。執行部におかれましては、
委員会で出された意見、要望等を十分に踏まえ、関係各部各課のさらなる連携強化に努められ、魅力ある雇用機会の創出等により、本県の各地域が活性化し、
県民一人一人が幸福を実感できるよう、全庁を挙げての対策、たゆみない努力を切にお願いする次第であります。
結びに、本
委員会の調査に当たりまして、終始熱心に御協力を賜りました委員各位並びに執行部の皆様に対し深く感謝を申し上げ、
報告を終わります。ありがとうございました。(
拍手)
40
◯議長(
井上 順吾君) 次に、広域行政推進対策調査特別
委員長の
報告を求めます。十中大雅君。(
拍手)
*広域行政推進対策調査特別
委員長報告
41 ◯広域行政推進対策調査特別
委員長(十中 大雅君)
登壇 私は、広域行政推進対策調査特別
委員会の
委員長といたしまして、昨年二月定例会におきます中間
報告以降、本
委員会が今日まで取り組んでまいりました調査活動の経過について、その概要を
報告いたします。
本
委員会は、広域行政の円滑な推進を図るため、次の三つを審議の柱として、その諸課題を調査してまいりました。第一の柱が、広域連携について、第二の柱が、国と地方の役割分担及び税財源配分のあり方について、第三の柱が、広域的な成長戦略についてであります。
委員会におきまして、以上のことを踏まえ、まず地方分権改革をめぐる動向につきまして執行部の
説明を求めました。まず、国が、地方の発意に根差した取り組みとして平成二十六年から導入している、地方分権改革に関する提案募集方式について、執行部から平成二十九年の募集結果の
説明があり、次いで通算して五回目となる平成三十年の提案募集において、九州地方知事会が、九州が一体となって取り組む課題十四件を共同提案し、そのうち六件が前向きな対応とされたことが
報告をされました。このことについて委員から、平成二十九年の以前に前向きな対応とされた提案のその後の状況についてただされ、執行部から、平成二十六年から平成二十九年までの九州地方知事会から提案された四十八件中、
検討中の五件を除き、法改正まで至った旨の
説明がありました。委員からは、具体的な実現性を確認するため、今後は単年の結果ではなく、その後の取り組み状況も含め
報告するように要望されたところであります。
次に、広域的な観光振興の取り組みについて執行部に
説明を求めました。まず、一般社団法人九州観光推進機構の昨年度の事業内容について、ラグビーワールドカップ二〇一九を契機とする欧米及びオーストラリアからの誘客促進に向けたプロモーション動画の作成による
情報発信、海外の旅行会社の招請や、海外での商談会の開催等による九州観光の魅力発信、さらに地域通訳案内士の育成や、九州フリーWiFiプロジェクトの実施など、観光インフラ整備に関する実績とともに、組織体制の強化として、地域の観光づくりをリードする組織である日本版DMOに登録されたことが
報告されました。
次に、いよいよラグビーワールドカップの開催が迫ってきたことから、大会を契機とする国内外から集客効果を九州全体に行き渡らせるための取り組みについて調査し、現在の状況について
説明を求めたところ、執行部から、九州内対戦国を初め本大会を契機として誘客が期待できる国・地域に対するPR活動の実績や、九州地域戦略
会議による九州・山口の祭りを活用した周遊促進の取り組みなどについて
報告がありました。また、本
委員会では、昨年十月、ラグビーワールドカップに向けた他県の取り組み状況について調査するため、神奈川県
議会を訪問し、神奈川県の外国人観光客の誘客促進に向けた取り組みについて
説明を受けたほか、建設中の新国立競技場、また国が
所管するハローワーク事業を地方に移管した事例として、埼玉県にあるハローワーク浦和・就業
支援サテライト、その他、本
委員会の調査
目的に関連する施設を訪問し、その取り組みの詳細について視察調査を行い、貴重な知見を得たところであります。
次に、九州農産物通商株式会社による九州連携の取り組みについてであります。本県が出資する
福岡農産物通商株式会社が、平成二十八年四月、社名を九州農産物通商株式会社に変更いたしました。このことは、九州の自立を考える会の九州の成長戦略に係る政策提言の柱の一つである農林水産業の経営力強化に関する提言事項に沿ったものであり、同社の現在の経営状況について執行部に
説明を求めました。執行部からは、これまで連携に取り組めていなかった県とも連携が調い、九州全体における輸出を希望する産地の
情報をもとに、各国バイヤーのオーダーに九州農産物を供給できる体制が構築され、現在も九州各県との取引を拡大していること、売り上げは平成二十九年度は増加し、三十年度も順調に推移をしていること、そして九州各県と連携し米国等で販売促進フェアを開催したことなどの実績が
報告されました。
最後に、九州統一的ロゴマークについて執行部に
説明を求めました。昨年五月、九州地域戦略
会議において、九州が一体となった取り組みを国内外にPRするため、九州ロゴマークを
制定し、発表しましたが、これも九州の成長戦略に係る政策提言において、九州各県の連携を象徴しつつ、九州が記憶に残る印象的なロゴマークを作成し、普及させるべきと提案した内容に沿ったものであります。執行部からは、同
会議において、当面二〇二一年度まで、九州各県や官民が連携して取り組む事業においてこのロゴマークを活用することが決定されたこと、及び早速フランスでの九州合同プロモーションや国内のイベントにおいてこのロゴマークを活用したことが
報告されました。委員からは、本県では、ロゴマークの普及に向けて、県職員によるピンバッジの着用や名札にシールを張りつけるなどの取り組みが行われているが、本県以外の九州各県ではまだ取り組みが進んでいない現状についてただされるとともに、過去のロゴマークが普及しなかったのは、九州各県で同じような意識で取り組むという意識が醸成できなかったことが原因として考えられるとの指摘があり、また九州地域戦略
会議で決められたことであるから、九州全体が熱心に同じレベルで取り組むよう話し合ってもらいたいとの要望や、各県の県庁所在地で九州フェアを開催するなどしてロゴマークをアピールし、九州は一つとの意識づけに取り組むべきであるとの意見がありました。また、各県の東京事務所と連携して東京でPRをすれば、世界への発信力も強まるのではないかなどの意見が出されました。
以上が今日までの調査活動の概要でありますが、国際的な地域間競争が激化する中、本県が安定的に経済発展を継続していくためには、本県単独ではなく、九州各県が広域的に連携し、共通の成長戦略のもと、より効果的、効率的な産業政策と地域づくりに取り組むことがますます必要となってまいります。執行部におかれましては、本
委員会での要望、意見等を踏まえ、広域行政を推進し、真の地方分権型
社会を実現していくため、今後とも県
議会とともに取り組まれることを切に願っております。
終わりに、本
委員会の調査に当たり、終始熱心に御審議賜りました委員各位並びに執行部の皆様方に心から深く感謝を申し上げ、私の
報告とさせていただきます。ありがとうございました。(
拍手)
42
◯議長(
井上 順吾君) 次に、スポーツ振興・国際交流推進調査特別
委員長の
報告を求めます。秋田章二君。(
拍手)
*スポーツ振興・国際交流推進調査特別
委員長報告
43 ◯スポーツ振興・国際交流推進調査特別
委員長(秋田 章二君)
登壇 私は、スポーツ振興・国際交流推進調査特別
委員会の
委員長といたしまして、昨年二月定例会におきます中間
報告以降、本
委員会の今日までの調査活動の経過について、その概要を
報告いたします。
まず、二〇一九年ラグビーワールドカップ、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック大会の開催を契機とした海外との交流促進やトップアスリートの育成等のスポーツ振興についてであります。本県が開催地の一つとなっているラグビーワールドカップ二〇一九については、大会の成功に向けて、交通輸送や警備に関する実施計画の策定、
県民の機運醸成、集客に向けた広報、小中学生へのラグビー普及などさまざまな取り組みが実施されております。二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック大会については、本県の事前キャンプの受け入れ市町村数は十二自治体、対象は二十五の国と地域に上り、その数は
全国有数となっており、またホストタウンにおいては地域住民とのさまざまな交流が実施されていることが
報告されました。本
委員会では、この二つの大きなスポーツ大会を中心に審議を進める中、特に開催を控えたラグビーワールドカップ二〇一九の観戦のために訪れる海外からの観光客の受け入れに関して多くの意見が出されました。県内で実施される予定のパブリックビューイングについては、チケットが入手できなかった人も観戦できるだけでなく、観戦者同士の交流の場にもなることから、その実施方法や規模についてただされました。執行部からは、博多駅前に、飲食しながら大型スクリーンで試合観戦が楽しめるファンゾーンを設置する計画があることや、それ以外にも、公の場で、かつ出入り自由な場所でのパブリックビューイングや、飲食店内のテレビで観戦できるよう、商工
会議所等を通じた店舗への呼びかけ等について
検討中であるとの答弁がありました。また、大会期間は四十四日にもわたり、九州では熊本、大分でも試合が開催されることから、試合がない日は、海外からの観戦者による九州内周遊が期待されるところであります。しかし、外国人観光客の中には、宗教的な理由またはファッションで入れているタトゥーにより入浴施設等から入店を断られることも予想されることから、委員からは、最終的な判断は各施設に委ねるとしても、大会開催県として、例えば外国人のタトゥーに限っては入浴を認めるといった意思表明をすべきではないかとの意見が出されました。
そのほか委員から、昨年の酷暑を踏まえた学校及び地域スポーツでの熱中症対策について、適切な指導を行ってほしいとの要望が出されました。
次に、海外との文化、経済等の交流促進や友好、協力関係の構築促進についてであります。本県は、アジアを中心に多くの国々との友好、協力関係を構築し、幅広い分野での交流促進を図っていることから、
委員会では、その取り組みについて
説明を求めました。現在、本県には六つの国の総領事館と領事館が設置されております。委員からは、これらの国のうち、自治体レベルでの友好提携締結には至っていないオーストラリアとの交流の可能性についてただされました。執行部からは、東京にあるニューサウスウェールズ州の事務所を訪問し、協議を行ったところであり、現在どのような交流事業ができるか
検討中であるとの答弁がありました。交流拡大に向けては、
福岡とオーストラリアを結ぶ直行便も重要となってくるため、航空路線を
所管する担当部局とも連携して進めてもらいたいとの要望が出されたところであります。
九州各県合同で実施されたフランスでの観光プロモーションについては、委員から、九州が一体となった取り組みというより、各県がそれぞれPRをする場になってしまっていたとの指摘があり、
福岡県が先頭に立って各県の均衡を図り、九州全体での取り組みとなるようにしてもらいたいとの意見が出されました。執行部からは、今後同様の機会があれば、協調できるところは協調し、競争すべきところは別の形で競争できるようにしていきたいとの答弁があり、委員からは、その姿勢を示すためにも、
福岡県が主体となって九州一体の観光パンフレットをつくるなど、リーダーシップを発揮し進めていただきたいとの要望がありました。
次に、九州国立博物館と一体となったアジア諸地域との文化交流等の促進についてであります。九州国立博物館の平成二十九年度の入館者数については、開催された特別展の入館者数が少なかったことから、約八十四万二千五百人と前年度と比較して約二十二万五千人の減少となっております。
委員会では、ほかの国立博物館における入館者増に向けた取り組み状況と九州国立博物館の取り組みの
方向性についてただされました。執行部からは、各館においてそれぞれ取り組みの特徴はあるものの、大きな特別展に力を入れたところは集客につながっていること、今後入館者数をふやすため、特別展の企画充実、常設の文化交流室における特集展示の開催回数の増、若者向けや夜間開館日のイベントについての工夫、広報の強化に取り組んでいきたいとの答弁がありました。
以上、調査の概要を述べてまいりました。東京オリンピック・パラリンピックまであと一年、そしてラグビーワールドカップの開催まで、きょうであと二百十一日と、両大会ともいよいよ目前となってまいりました。両大会の成功に向けて、そして大会を契機とした本県のスポーツ振興や地域活性化のため、全庁を挙げて取り組んでいく必要があります。さらに、九州の雄県である
福岡県として、本県の利益のみにとらわれず、リーダーシップを発揮して、九州全体を盛り上げていかなければなりません。執行部におかれましては、本
委員会で出された意見、要望を十分踏まえ、スポーツ振興、国際交流、文化交流の推進に努められ、活力ある
福岡県づくりに尽力されますよう強く要望いたします。
結びに、本
委員会の調査に当たり、終始熱心に御協力賜りました委員各位並びに執行部の皆様方に深く感謝を申し上げ、私の
報告といたします。ありがとうございました。(
拍手)
44
◯議長(
井上 順吾君) 以上で調査特別
委員長の
報告は終わりました。
*閉会中の
常任委員会及び
議会運営
委員会調査事項付議
このたび、各
常任委員会及び
議会運営
委員会から、お
手元配付の事項について閉会中これを継続調査したい旨の申し出がありました。
──────────────────────────────────────────
45
◯議長(
井上 順吾君) お諮りいたします。
本件について各
常任委員会及び
議会運営
委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者がある〕
46
◯議長(
井上 順吾君) 御
異議がありませんので、そのように決定いたしました。
*議員表彰
次に、このたび規定の在職年数に達した県政功労議員に対し、本県
議会議員表彰規程に基づき、これより表彰を行います。
表彰の実施に当たっては、この際議長に御一任願います。
被表彰者はお
手元配付の被表彰者名簿のとおりであります。
──────────────────────────────────────────
47
◯議長(
井上 順吾君) 被表彰者を代表して田中久也君、
登壇願います。(
拍手)
〔田中久也君
登壇 井上議長表彰状朗読〕
表 彰 状
福岡県
議会議員 田 中 久 也 殿
あなたは昭和四十六年四月以来四十八か年間
福岡県
議会議員として在職し終始県政の発展と
県民の福祉増進のた
め尽力されその功績はまことに顕著であります よってここに
福岡県
議会議員表彰規程に基づきこれを表彰しま
す
平成三十一年二月二十一日
福 岡 県 議 会
〔拍 手〕
48
◯議長(
井上 順吾君) 引き続き、ただいまの被表彰者に対し、知事から感謝状が贈られます。
代表して田中久也君、
登壇願います。
〔田中久也君
登壇 小川知事感謝状朗読〕
感 謝 状
福岡県
議会議員 田 中 久 也 殿
あなたは県
議会議員として四十八年の長きにわたり県政の発展に尽くされ地方自治の振興に貢献されましたその
功績は誠に顕著であります よってここに感謝の意を表します
平成三十一年二月二十一日
福岡県知事 小 川 洋
〔拍 手〕
49
◯議長(
井上 順吾君) この際、被表彰者を代表して田中久也君から発言がありますので許可いたします。田中久也君。
*田中(久)議員挨拶
50 ◯八十六番(田中 久也君)
登壇 皆さん、こんにちは。本来なら、皆さんの名簿の中に、四十九名でありますけれども、大体私は五十名の表彰者が出るとばっかり思っておりましたけれども、残念ながら四十九名が表彰されることになりました。任期を全うできなかった議員におかれましては、無念だったろうと、このように拝察するわけでございますが、表彰を承りました四十九名を代表いたしまして、一言お礼の御挨拶をさせていただきます。
私どもは、ただいま県政功労者として
議会から表彰状、知事から感謝状をいただきました。これもひとえに、県勢発展のために力を尽くしてまいりました県
議会の皆様を初め関係各位の長年にわたる格別の御指導と御鞭撻のたまものでありまして、厚く御礼を申し上げます。
私どもは、今日まで県政推進のために全力を持って取り組んでまいりましたが、本日の栄誉を契機といたしまして、この困難な時代における諸問題の解決のために、皆様と手を携えて取り組んでまいる所存であります。今後とも、御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願いを申し上げます。
なお、御承知のとおり、本定例会は平成という時代の最後の
議会となり、また今任期の最後の
議会でもあります。来る四月には統一地方選挙がございます。決意も新たにこれに臨まれる皆様方の再選を心から祈念を申し上げ、また後進に道を譲られます方々につきましては、どうかいつまでも御健康で
福岡県の発展を見守っていただきますようお願いを申し上げまして、私の代表の挨拶とさせていただきます。
どうも皆さん、ありがとうございました。おめでとうございました。(
拍手)
51
◯議長(
井上 順吾君) 以上で表彰を終わります。
*
会議録署名議員指名
会議録署名議員を指名いたします。
森 下 博 司 君
吉 村 敏 男 君
冨 田 徳 二 君
中 村 明 彦 君
田 中 久 也 君
以上五名の
諸君を指名いたします。
以上で本定例会の議事は全て議了いたしました。
*閉会
これをもって平成三十一年二月第二十回
福岡県
議会定例会を閉会いたします。
午 後 一 時 二十六分 閉 会
閉 会 の 挨 拶
井 上 議 長
今期最後の、そして平成最後の定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
今期四年間の県
議会を振り返りますと、平成二十八年熊本地震、平成二十九年七月九州北部豪雨、平成三十年西日本豪雨と、九州では三年続けて大きな自然災害に見舞われました。県
議会においても迅速に対応し、被災地では着実に復旧、復興が進んでおります。
そのような中、平成二十九年十月には、第三十七回
全国豊かな海づくり大会に天皇、皇后両陛下の御臨席を、平成三十年九月には、第四回世界
社会科学フォーラムに皇太子、同妃両殿下の御臨席を賜り、両陛下、両殿下ともに被災地である朝倉市を御訪問いただき、被災者の方々にお見舞いのお言葉をかけていただきました。
また、本県
議会議員の多くが会員である九州の自立を考える会の成長戦略に係る政策提言の取り組みが着実に進んでいる中で、議員提案による観光王国九州とともに輝く
福岡県観光振興
条例、
福岡県
犯罪被害者等
支援条例、そして本日
議決をいたしました
福岡県における
性暴力を
根絶し、
性被害から
県民等を守るための
条例を
制定するなど、九州各県と一体となった本県の成長発展や、
県民の安全、安心の確保を図ってまいりました。
さらに、
福岡県タイ友好議員連盟を初め県
議会を挙げた誘致活動が実を結び、昨年十月にタイ王国総領事館が
福岡市に開設されるなど、国際交流の分野についても大きな成果を上げることができました。
この間、
議員各位におかれましては、
県民福祉の向上と県勢発展のために御尽力いただきましたことに深く敬意を表しますとともに、
議会活動の御協力に対しまして心から感謝申し上げます。また、執行部の皆さんにおかれましては、
議会審議に御協力をいただきましたことに深く感謝申し上げます。さらに、
議会活動を支えていただきました
議会事務局職員の皆様にも、第六十五代
井上忠敏議長を初め四代の正副議長を代表いたしまして、心から御礼申し上げます。
さて、我々は来る四月七日に、
県民の皆様の審判を仰がなければなりません。心新たに出馬される議員の皆さんにおかれましては、
県民の厚い信頼を得て、再びこの議場でお会いし、県勢発展のため御活躍いただきますよう心から祈念申し上げます。
また、今期を最後に御勇退されます皆さん方には、これまで県勢発展に尽くしてこられました御功績に対し深く敬意を表しますとともに、心から御礼を申し上げます。今後とも、御自愛の上、それぞれのお立場で
福岡県政へのお力添えを賜りますようお願いを申し上げまして、私の挨拶といたします。
本日はありがとうございました。(
拍手)
小 川 知 事
ただいま我々の任期の最後の
議会が終了をいたしました。議員の皆様方におかれましては、本当にお疲れさまでございました。また、この間、県政の推進に多大な御理解、また御
支援をいただきまして、厚くお礼を申し上げます。
今期限りで御勇退をされます議員の皆様におかれましては、県政の発展と
県民の福祉の向上のために、長年にわたり大変な御尽力をいただきました。その御功績に対しまして深く敬意を表し、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
この四年間は、二度の大きな災害に見舞われる一方で、二つのユネスコの世界文化遺産の登録、タイ王国総領事館の開館など、明るい出来事も数多くございました。こうした県政を進めることができましたのも、議員の皆様の御
支援と御協力のたまものであります。重ねてお礼を申し上げます。
皆様方の御健勝、御活躍を心から祈念をいたしまして、またこれまでの御厚情、御
支援に心から感謝を申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました。(
拍手)
Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...