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  1. 福岡県議会 2019-02-01
    平成31年2月定例会(第1日) 本文


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 *開会 ◯議長(井上 順吾君) ただいまから平成三十一年二月第二十回福岡県議会定例会を開会いたします。 *会期決定  会期についてお諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から二月二十一日までの十六日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯議長(井上 順吾君) 御異議がありませんので、会期は十六日間と決定いたしました。  議事日程はお手元配付日程表のとおりであります。御了承願います。      ────────────────────────────────────────── *賀詞決議 3 ◯議長(井上 順吾君) 賀詞奉呈の件を議題といたします。  お諮りいたします。天皇陛下の御即位三十年をお祝いし、本県議会として天皇、皇后両陛下に賀詞を奉呈いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 4 ◯議長(井上 順吾君) 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。  次に、奉呈いたします賀詞については、お手元配付の案文のとおり議決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 5 ◯議長(井上 順吾君) 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。      ────────────────────────────────────────── 6 ◯議長(井上 順吾君) ただいま議決いたしました賀詞は、議長において速やかに奉呈いたします。御了承願います。 *諸般の報告
     諸般の報告を行います。  知事から専決処分報告二件、福岡国民保護計画の変更、監査委員から出納検査結果報告一件が、それぞれお手元配付のとおり提出されました。  以上、報告いたします。 *議案及び諮問上程  このたび、知事から第一号議案平成三十一年度福岡一般会計暫定予算」外四十六件及び諮問第一号「退職手当支給制限処分に対する審査請求に関する諮問について」がお手元配付のとおり提出されましたので、これを一括報告上程いたします。      ──────────────────────────────────────────  第 一号議案  平成三十一年度福岡一般会計暫定予算  第 二号議案  平成三十一年度福岡財政調整基金特別会計暫定予算  第 三号議案  平成三十一年度福岡公債管理特別会計暫定予算  第 四号議案  平成三十一年度福岡市町村振興基金特別会計暫定予算  第 五号議案  平成三十一年度福岡国民健康保険特別会計暫定予算  第 六号議案  平成三十一年度福岡母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計暫定予算  第 七号議案  平成三十一年度福岡災害救助基金特別会計暫定予算  第 八号議案  平成三十一年度福岡就農支援資金貸付事業特別会計暫定予算  第 九号議案  平成三十一年度福岡県営林造成事業特別会計暫定予算  第一〇号議案  平成三十一年度福岡林業改善資金助成事業特別会計暫定予算  第一一号議案  平成三十一年度福岡沿岸漁業改善資金助成事業特別会計暫定予算  第一二号議案  平成三十一年度福岡小規模企業者等設備導入資金貸付事業特別会計暫定予算  第一三号議案  平成三十一年度福岡公共用地先行取得事業特別会計暫定予算  第一四号議案  平成三十一年度福岡県営埠頭施設整備運営事業特別会計暫定予算  第一五号議案  平成三十一年度福岡流域下水道事業特別会計暫定予算  第一六号議案  平成三十一年度福岡住宅管理特別会計暫定予算  第一七号議案  平成三十一年度福岡病院事業会計暫定予算  第一八号議案  平成三十一年度福岡電気事業会計暫定予算  第一九号議案  平成三十一年度福岡工業用水道事業会計暫定予算  第二〇号議案  平成三十一年度福岡工業用地造成事業会計暫定予算  第二一号議案  福岡県職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  第二二号議案  福岡事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について  第二三号議案  福岡保健福祉関係手数料条例の一部を改正する条例の制定について  第二四号議案  福岡児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について  第二五号議案  福岡県立粕屋新光園福岡こども療育センター新光園とすることに伴う関係条例の整理に関する条例の制          定について  第二六号議案  福岡部落差別事象の発生の防止に関する条例の全部を改正する条例の制定について  第二七号議案  福岡国営土地改良事業負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について  第二八号議案  福岡土地収用法関係手数料条例の一部を改正する条例の制定について  第二九号議案  福岡建築都市関係手数料条例の一部を改正する条例の制定について  第三〇号議案  福岡建築基準法施行条例の一部を改正する条例の制定について  第三一号議案  福岡屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について  第三二号議案  附属機関の設置に関する条例及び福岡社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例の制定について  第三三号議案  福岡県立学校職員定数条例及び福岡市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例の制定について  第三四号議案  福岡公立学校職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について  第三五号議案  福岡県公の施設の設置及び管理に関する条例及び福岡県立社会教育総合センター使用料条例の一部を改正す          る条例の制定について  第三六号議案  福岡県警察の組織及び定員に関する条例の一部を改正する条例の制定について  第三七号議案  福岡警察職員特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について  第三八号議案  福岡迷惑行為防止条例の一部を改正する条例の制定について  第三九号議案  専決処分について(交通事故による損害賠償)  第四〇号議案  包括外部監査契約の締結について  第四一号議案  工事請負契約の締結についての議決内容の一部変更について  第四二号議案  公立大学法人福岡県立大学定款の一部変更について  第四三号議案  県道路線の廃止について  第四四号議案  福岡北九州高速道路公社定款の一部変更に対する同意について  第四五号議案  福岡水道ビジョンの策定について  第四六号議案  監査委員の選任について  第四七号議案  公安委員会委員の任命について  諮問第一号   退職手当支給制限処分に対する審査請求に関する諮問について      ────────────────────────────────────────── 7 ◯議長(井上 順吾君) この際、知事から提案理由の説明を求めます。小川知事。 *知事提案理由説明 8 ◯知事(小川 洋君)登壇 本日ここに、第二十回定例県議会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御参集をいただき、厚くお礼を申し上げます。  このたびの議会は、議員各位また私にとりまして任期最後定例県議会であります。皆様方におかれましては、県勢の発展のために多大な御尽力をいただき、心から敬意を表します。  また、県政運営に深い御理解と御協力を賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げる次第であります。  私は、知事就任以来、県民幸福度日本一福岡県を目指して、これまで県民の皆様の生活の安定、安全、安心、その向上に全力で取り組んでまいりました。その際には、生活者の視点を重視しながら、課題や問題を抱えておられる県民の方々に寄り添う温かみのある行政を心がけ、福岡県をさらに元気にすべく施策を推進してきました。  その主なものを挙げますと、まず第一に、地域経済活性化と魅力ある雇用の創出であります。  中小企業の振興につきましては、県内四地域地域中小企業支援協議会を設置をいたしまして、個々の企業の成長段階事業環境に応じてきめ細かな支援を行ってまいりました。就任以来、力を入れてきましたグリーンアジア国際戦略総合特区は、国から全国七つの特区の中で最も高い評価を得ているところであります。北部九州自動車産業は、百五十九万台の生産能力に、開発、設計機能というものが加わり、生産まで一貫して担うことができる世界有数生産拠点に成長いたしました。このほか、将来の成長が見込まれるバイオ、ロボット、水素エネルギーIoT、航空機といった先端成長産業の育成にも取り組んでまいりました。  農林水産業では、ブランド化輸出促進、六次産業化を推進するとともに、担い手の確保、地産地消にも力を入れてまいりました。はかた地どりは出荷羽数九州一、これを実現をいたしまして、平成二十九年度の県産農林水産物輸出額も三十二億円を超え、過去最高を更新をいたしました。  観光面では、インバウンド観光客が急増いたしております。さらなる誘客に努めるとともに、福岡空港や北九州空港利便性の向上、多言語コールセンターの設置など受け入れ環境整備に取り組んでいるところでございます。また、明治日本産業革命遺産と「神宿る島」宗像・沖ノ島関連遺産群がユネスコの世界文化遺産にそれぞれ登録をされました。無形文化遺産に登録をされました博多祗園山笠、戸畑祇園大山笠、また世界の記憶に登録された山本作兵衛コレクションなどとともに、歴史、伝統、文化、そして観光の面からも本県の魅力を国内外に発信をしております。  こうした産業振興策によりまして雇用の場の確保を図るとともに、求職者の年齢や状況に応じたきめ細かな就職の支援にも取り組んでまいりました。現在、県の有効求人倍率は、昭和三十八年の統計開始以来、過去最高の水準で推移をいたしておりまして、就業者数もこの一年間で四万七千人ふえております。  第二に、若い世代の夢と希望をかなえる社会の実現であります。  これまで、若者のライフステージに合わせたきめ細かな施策を総合的に切れ目なく講じ、出会い応援団体子育て応援宣言企業の登録の推進、保育所整備保育士の確保などを進めてまいりました。また、子供医療費支給制度を大幅に拡充いたしまして、入院、通院とも、その対象を小学校就学前から小学校六年生まで引き上げました。  平成二十七年、ふくおか未来人財育成ビジョンを策定をし、社会の宝であります子供たちが国際的な視野を持ち、地域で活躍をする人材に育つよう、各種施策を展開をしているところであります。  第三に、安全、安心、災害に強い福岡づくりであります。  福岡県は、この八年の間に三度、豪雨災害に見舞われました。平成二十四年の災害につきましては、昨年度末をもって全ての復旧が完了をいたしました。一昨年、昨年の災害につきましては、復旧、復興に全力を挙げているところであります。あわせて、熊本地震や一昨年の九州北部豪雨を教訓とした地域防災計画の見直しを行うとともに、災害時における支援受援体制整備を進めるなど防災対策の強化を図ってまいりました。  治安面では、暴力団対策飲酒運転撲滅性犯罪対策、にせ電話詐欺防止などにも取り組んでまいりました。  第四に、誰もが活躍できる社会の実現であります。  就任以来、県みずから率先をして県庁の女性管理職を三倍にふやすなど女性の活躍を進めてまいりました。本県から始まった七十歳現役社会のその取り組みは、九州・山口まで広がりを見せております。また、障がいのある方の自立支援社会参加の促進に努めるとともに、今年度から、県民一人一人が自分の健康について考え、みずからその維持、増進に取り組んでいくふくおか健康づくり県民運動、これを新たに開始したところであります。  そのほか、生活の利便性安全性を高め、産業の発展を支える社会基盤整備を進めてまいりました。  平成二十八年、東九州自動車道北九州市から宮崎市までの全線が、二十九年、有明海沿岸道路の大牟田市から大川市までがそれぞれ開通をいたしました。三十年には、五ケ山ダム及び伊良原ダムが竣工いたしまして、県道八女香春線合瀬耳納トンネルが完成をいたしました。  また、スポーツの力で県と県民生活をより元気にするスポーツ立福岡、これに取り組んでいるところであります。特に、本年九月から開催されますラグビーワールドカップ二〇一九の成功と、国内外からの観戦客の誘客と周遊に向けた取り組みに加えまして、ラグビーワールドカップ二〇一九、二〇二〇年東京オリンピックパラリンピック競技大会にかかわるキャンプ地の誘致を進めてまいりました。こうした施策に取り組み、各分野において着実に成果は上がってきております。  毎年実施をしております県民意識調査によりますと、福岡県に生まれてよかった、生活してよかったと感じていただいている方が、知事就任以来、上昇基調にございまして、ここ三年連続して八割を超えるなど、県民の皆様の幸福実感は着実に高まっていると考えております。  福岡県の人口は五百十三万一千人で、前年からふえ続けている七都県の一つでございます。その一方で、この福岡県もやがて人口減少に転じると予測されておりまして、本県においても地方創生が喫緊の課題であります。地方創生の基本は、誰もが住みなれたところで働き、安心してお子さんを産み育て、長く元気に暮らすことができる、そうした地域社会をそれぞれの地域につくっていくことであります。県民の皆様と知恵を出し合い、力を合わせ、それぞれの地域の強みや特色に磨きをかけ、各地域を元気にし、この福岡県を前進、発展させていきたいと、このように考えております。そして、福岡県を日本海側の、しかもアジアを向いた一大拠点として成長させ、九州を牽引し、我が国のバランスのとれた発展に貢献をしてまいります。  さて、本日提案をいたしております平成三十一年度予算は、統一地方選挙が行われるため、暫定予算によることといたしております。今回の暫定予算は、四月から七月までの四カ月間に必要な行政運営経費を計上することといたしております。社会保障費につきましては、国の制度改正対象人員変動等を見込んで必要額を計上いたしております。公共事業費は、上期の契約額の確保に配慮し、全体として前年度当初予算額の二分の一を上回る事業費を計上いたしております。災害復旧費は、復旧計画に基づく所要額と合わせまして、新たな災害に備えた応急復旧費、これを計上いたしております。  以上の方針に基づいて編成をいたしました暫定予算は、一般会計で七千六十一億二千九百万円余、特別会計の総額で二千三百八十六億四千五百万円余、企業会計の総額で五十一億一千八百万円余の規模となり、一般会計の対前年度当初予算比は四〇・八%となっております。  一般会計の歳入につきましては、国庫支出金、県債などの特定財源のほか、県税、地方交付税などを計上いたしております。  次に、歳出予算の主な項目について御説明申し上げます。  まず、総務部では、防災危機管理体制を強化をするため、防災・行政情報通信ネットワークの再整備に要する経費を計上いたしております。また、九州のブランド力を向上させるため、九州ロゴマークの活用に要する経費を措置するとともに、県庁庁舎整備をする託児施設実施設計費を計上いたしております。  企画・地域振興部では、関門海峡ミュージアムリニューアルオープンに合わせまして、北九州市と共同で行う記念イベントに要する経費を措置するとともに、北九州空港のより一層の利用促進のため、新規路線の誘致及び路線の定着に要する経費を計上しております。また、タイ王国総領事館正式開館に合わせたレセプション及びタイフェスティバルの開催に要する経費を計上しております。  人づくり県民生活部では、ラグビーワールドカップ二〇一九の開催に要する経費を措置するとともに、世界フィギュアスケート国別対抗戦二〇一九大会及び第百三回日本陸上競技選手権大会開催支援に要する経費を計上しております。また、「神宿る島」宗像・沖ノ島関連遺産群の価値を広く発信をするため、海の日に実施をする遺産群周遊イベントに要する経費を計上しております。そのほか、私立学校の経営の健全性を確保し、保護者経済的負担の軽減を図るための私立学校振興対策費を計上いたしております。  保健医療介護部では、災害の発災直後から中長期にわたり、精神科医療及び精神保健活動支援を行う災害派遣精神医療チームふくおかDPAT、その整備に要する経費を計上しております。また、所得の低い高齢者の方が負担する介護保険料軽減強化に要する経費を措置するとともに、ふくおか健康づくり県民運動を着実に進めるため、ふくおか健康づくり団体事業所宣言の登録の推進、専用ホームページによる情報発信に要する経費を計上しております。  福祉労働部では、待機児童早期解消を図るため、認定こども園等整備保育士等キャリアアップ研修の実施に要する経費を措置するとともに、保育士処遇改善に要する経費を計上しております。また、各都道府県が共同で設置をしております被災者生活再建支援基金への追加拠出に要する経費を措置するほか、若者、中高年、子育て女性といった年代別及び対象別就職支援センター運営費職業訓練に要する経費を計上しております。  環境部では、アジア地域の環境問題の解決に貢献するため、ベトナム国内での福岡方式による廃棄物処分場に対する技術協力、中国やインド、ASEANの環境施策に携わる職員を対象とした国際環境人材育成研修に要する経費を計上しております。また、フードバンク活動が持続可能な取り組みとなるよう、食品提供企業の開拓や食品の受け入れ、管理を一元化する取り組みへの支援に要する経費を措置しております。そのほか、浄化槽の設置に対する助成費産業廃棄物適正処理の推進に要する経費を計上いたしております。  商工部では、地域経済を支える中小企業の円滑な資金繰りを支援するため、中小企業振興資金の融資枠を引き続き十分確保するとともに、県内企業生産性向上課題解決を図るため、県内各産業へのIoT導入を促進するIoTビジネスフォーラム福岡の開催に要する経費を措置しております。また、本県及び九州への外国人観光客を拡大するため、フランスで開催されるジャパンエキスポ二〇一九で行う、ラグビーワールドカップ二〇一九のプロモーションに要する経費を計上しています。  農林水産部では、九州北部豪雨で被災した朝倉地域における被災者営農再開と産地の復興を支援するため、省力機械、新たな栽培技術収益性の高い園芸品目を導入する複合経営園地整備に要する経費を計上しております。また、県産農林水産物の販売、消費拡大のため、アンテナレストラン福扇華を活用した福岡の食の魅力の発信の強化に要する経費を計上いたしております。そのほか、農業農村整備、林道、治山、造林及び沿岸漁場、漁港など農林水産施設公共事業費を措置するとともに、高収益型園芸農業の振興に要する経費を計上いたしております。  県土整備部では、一昨年、昨年の豪雨災害からの復旧を加速するため、災害復旧費を措置するとともに、災害再発防止対策を推進をするため、河川の拡幅、道路施設の改良、砂防施設の設置などの改良復旧費を計上いたしております。また、災害発生時に、被害状況を迅速かつ安全に把握をし、早期の応急対応を行うとともに、復旧事業進捗状況地域住民情報発信をするため、カメラ搭載のドローンを導入する経費を計上いたしております。  建築都市部では、九州北部豪雨における被災者の住まいの確保を支援するため、災害公営住宅等整備を進めるとともに、仮設住宅等からの引っ越し費用民間賃貸住宅に入居する際の初期費用に対する助成費を計上いたしております。そのほか、公営住宅、街路、都市公園などの都市施設公共事業費、市街地再開発事業費及び流域下水道建設費を措置するとともに、民間の大規模建築物及び木造戸建て住宅耐震改修に対する助成費を計上いたしております。  警察本部では、女性警察官の採用、登用を拡大するため、SNS等を活用した警察官魅力発信に要する経費を措置するとともに、警察署における更衣室等女性専用施設整備費を計上いたしております。また、高齢運転者を対象とした講習等を円滑に実施をするため、予約受け付けコールセンターの設置、講習等管理システムの構築に要する経費を計上しております。そのほか、G20福岡財務大臣中央銀行総裁会議の円滑な進行を確保するための警備に要する経費を計上いたしております。  教育委員会では、近年の猛暑や日常生活の中で空調使用一般化をしている状況等を踏まえまして、PTAにより設置、管理をされております県立学校空調設備を県に移管するための経費を計上しております。また、県立学校施設の大規模改築県立スポーツ施設バリアフリー化老朽化対策工事に要する経費を措置しております。  以上が暫定予算の概要であります。  本日、ここに提案をしております議案及び諮問は、ただいま御説明申し上げました予算議案二十件のほか、条例議案十八件、専決処分したものについて報告し承認を求める議案一件、契約の締結に関する議案二件、その他の議案四件、人事に関する議案二件、福岡教育委員会が行った退職手当支給制限処分について知事への審査請求がなされたことに伴う県議会への諮問一件であります。  このうち、条例議案について、その概要を御説明申し上げます。
     第一は、福岡部落差別事象の発生の防止に関する条例の全部を改正する条例であります。その内容は、部落差別の解消の推進に関する法律が制定されたことに鑑み、部落差別の解消に関し、基本理念を定め、県の責務を明らかにするほか、必要な事項を定めるものであります。  第二は、福岡迷惑行為防止条例の一部を改正する条例であります。その内容は、透視機能を用いた写真機での撮影行為など、近年の多様化した暴力的不良行為等に的確に対応するため、これを規制するとともに、罰則の改正を行うほか、所要の規定の整備を行うものであります。  そのほか、旅券の発給申請の受理や交付の事務を上毛町に移譲する条例、屋外広告物にかかわる条例の制定や改廃に関する事務を古賀市が処理することとする条例県立学校及び市町村立学校職員の定数を改める条例、関係法令の一部改正等に伴い所要の規定の整備を行う条例五件などであります。  以上、提出議案等の概要について御説明を申し上げましたが、いずれの議案県政運営上緊要なものでありますので、慎重御審議の上、議決くださいますようお願いを申し上げます。 9 ◯議長(井上 順吾君) 知事の説明は終わりました。  本日はこれをもって散会いたします。           午 後 零 時  三 分  散 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...