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平成31年 スポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会 本文 開催日: 2019-01-22
平成31年 こども・子育て支援調査特別委員会 本文 開催日: 2019-01-22

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  1. 福岡県議会 2019-01-22
    平成31年 スポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会 本文 開催日: 2019-01-22


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十一年一月二十二日(火曜日)    午 前 十 時 五 十 九 分 開 会 ◯秋田章二委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから、スポーツ振興国際交流推進調査特別委員会を開会いたします。  なお、神代観光政策課長から欠席届が提出されておりますので、念のためお知らせいたします。  議題に入ります前に、ここで委員席の指定をさせていただきます。各委員の席は、ただいま御着席のとおりといたします。御了承願います。  本日の議題は、お手元に配付のとおりであります。御確認願います。  それでは、まず、「ラグビーワールドカップ二〇一九福岡開催について」を議題といたします。  執行部の説明を順次求めます。篠原人づくり県民生活部副理事。 2 ◯篠原人づくり県民生活部副理事 それでは、ラグビーワールドカップ二〇一九福岡開催について御説明をさせていただきます。  それでは、スポーツ振興国際交流推進調査特別委員会資料人づくり県民生活部商工部所管分の一ページをお願いいたします。  いよいよ大会まで残り二百四十一日となりました。改めて大会の概要を記載させていただいております。四番の出場チームでございますが、昨年十一月に最後の一枠でありました敗者復活戦の予選が行われまして、その勝者がカナダに決定をいたしまして、全二十チームが決定しております。これによりまして、本県で行われます三試合の対戦カードも全て決定をしたところでございます。  五番にチケット販売総数を載せておりますが、先週の土曜日、十九日から一般先着順販売がスタートをしたところでございます。おかげさまで大変好調でございまして、福岡開催の三試合のうち、そこに挙げております十月二日のフランス対アメリカ戦、それから十月十二日のアイルランド対サモア戦に関しましては、現在の状況では在庫切れという状況になっております。イタリア対カナダ戦につきましても在庫は低いという状況でございます。  七番に、参考までにラグビーワールドカップ公認チームキャンプ地の状況、それから事前チームキャンプ地、それから熊本県、大分県で行われます試合の日程を掲載させていただいております。  二ページをお願いいたします。大会成功に向けましたこれまでの取り組みについて説明をさせていただきます。  まず、大会の開催準備でございますが、交通輸送・警備計画、それからファンゾーンの計画を策定することとしております。昨年リハーサルを実施しておりまして、その結果を踏まえ、現在最終的な内容の精査をしているところでございまして、本年度中には策定を完了することとしております。それから、その他、大会周知のためにチケット販売等の時期を捉えまして、シティドレッシングも行ってきたところでございます。また、大会運営をサポートしていただきますボランティアの募集を行ったところ、募集予定人数の上限であります九百人を大きく超える方に応募いただきまして、その中から過日、約七百名の方を採用したところでございます。  次に、気運醸成の取り組みでございます。開催までの節目のタイミングごとカウントダウンイベントをこれまで実施をしてきておりますほか、過去の日本代表戦におきましてもパブリックビューイングを実施してきたところでございます。また、推進委員会の主催事業だけではなく、県内各部、また関係団体等が開催するイベント等にも出かけまして、県民の気運の醸成も図ってきたところでございます。  次に、広報・集客の取り組みでございます。まず、海外から一人でも多くの方に福岡、また九州に訪れていただきますよう、九州の他の開催都市であります熊本・大分両県、また、九州観光推進機構等の関係団体と連携いたしまして、海外プロモーションを実施してきたところでございます。具体的には、昨年四月に、アジア最大ラグビーイベントであります香港セブンズ、また、福岡、熊本、さらには、勝ち進めば大分での準々決勝にも出場する可能性があるフランス、それから、過去の大会を見ましても非常に観戦客の多いオーストラリアにおいてプロモーションを行いまして、九州の魅力、福岡の魅力を発信してきたところでございます。その他、フェイスブックツイッター等におきましても、積極的に情報発信を行っているところでございます。  最後に、ラグビー普及取り組みでございます。アジア各国の中学生を本県に招聘いたしまして、ラグビーを通した交流を行いますアジアラグビー交流フェスタを昨年実施いたしました。また、県内のラグビートップチーム等と連携いたしまして、県内の小学校におきましてラグビー普及取り組みも行ってきたところでございます。  大会開催まで、いよいよ残りわずかとなってまいりました。成功に向けて、関係者の皆様とスクラムを組んで大会準備を加速化させるとともに、県内の気運をより一層盛り上げてまいりたいと思います。  報告は以上です。よろしくお願いいたします。
    3 ◯秋田章二委員長 続いて、中垣観光振興課長。 4 ◯中垣観光振興課長 引き続きまして、観光面の取り組みについて御説明します。  資料の三ページをお願いいたします。国内外からの誘客促進でございます。  まず、一点目の観光プロモーションです。ラグビーワールドカップ二〇一九において九州内で対戦する国を初め、大会を契機として誘客が期待できる国・地域に対するPR活動の実施や、現地旅行会社などを招請し、観光地の視察や商談会を行い、当該国や地域からの県内周遊旅行商品の造成を促進する取り組みを行っております。  具体的な取り組みです。まず、昨年七月にパリで行いました九州合同プロモーションにおきましては、九州一体となって九州観光セミナー、商談会、合同レセプションの開催、ジャパンエキスポへの出展を行いました。次に、現地旅行会社ランドオペレーターの招請として、本年度は、昨年末までに八件、海外メディアやブロガーの招請として二十六件、海外旅行博などへの出展として六件の事業を実施しております。  二点目は、祭りアイランド九州の実施です。これはラグビーワールドカップ二〇一九の開催にあわせまして、九州を訪れます国内外の観戦者などに対しまして、九州・山口各地の特色や熊本地震からの復興をPRするとともに、各地への周遊を促すため、昨年秋の九州地域戦略会議におきまして開催が決定されたものです。詳細については、祭りアイランド九州実行委員会事務局九州観光推進機構を中心に現在検討されているところですが、概要について御報告させていただきます。  下の表をごらんください。まず、左側の九州の祭り集結です。これは大会期間中の九月二十八日、二十九日の両日、熊本市内中心部に九州・山口各地の祭りが集結するというものです。現時点では、三十八団体の祭りが集結する予定となっており、そのうち、本県の祭りは、ユネスコ無形文化遺産であります博多祇園山笠戸畑祇園大山笠を初め、計八団体が参加予定となっております。  次に、右側の九州・山口地域の周遊促進です。これは大会期間中に九州・山口各地で行われております秋祭りへの外国人旅行者や九州外からの日本人の周遊を促進しようとするものです。現時点では、四十団体の参加が予定されておりまして、そのうち、本県の祭りは六団体となっております。今後も国内外からの誘客促進に向けまして、関係者の皆様と一体となって取り組みを進めてまいりたいと考えております。  説明は以上です。よろしくお願いいたします。 5 ◯秋田章二委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。渡辺委員。 6 ◯渡辺勝将委員 わかれば教えていただきたいんですけど、先ほど福岡開催チケット在庫がほとんどないというお話でありましたけど、インターネット販売の量、六万枚というのは、多分二万席掛け三試合、エージェントがもともととっているチケット枚数というのはおわかりになりますか。 7 ◯秋田章二委員長 篠原人づくり県民生活部副理事。 8 ◯篠原人づくり県民生活部副理事 その件に関しましては、基本的に百八十万枚のうち九十万枚が国内の組織委員会、残り半分の九十万枚がワールドラグビー、それから海外のエージェントが販売するという仕組みになっております。ただ、六万枚の内訳に関しましては単純にそういうことになっておりまして、福岡開催につきましては、その半分が国内の組織委員会が販売、残り半分が海外のエージェントワールドラグビーが販売という仕組みになっております。 9 ◯渡辺勝将委員 ということは、半分の三万枚はまだわからないというような見解でいいんですか。 10 ◯篠原人づくり県民生活部副理事 今回の一般先着順販売におきましては、海外のOTA、オフィシャルトラベルエージェントが販売いたします分のうち、既にもうこれは不要だというハンドバックを含めて、今販売を始めているところでございます。ただ、それがどれぐらいの数で今在庫切れになっているかという数字につきましては、まだ明確になっておりませんで、このチケット販売に関しましては、今後、随時ハンドバックが返ってくる予定になっておりまして、その都度インターネット上で販売をするという計画になっております。 11 ◯秋田章二委員長 ほかにございませんか。武藤委員。 12 ◯武藤英治委員 幾つかあるんですが、まず、二ページ目にあるラグビーの普及、福岡市を除くというのは、宿泊税でもめているからしなかったんですか。 13 ◯秋田章二委員長 篠原人づくり県民生活部副理事。 14 ◯篠原人づくり県民生活部副理事 これは、福岡市は福岡市独自の事業として既にやっているということがありましたので、県の事業としましては、福岡市を除くその他の地域の小学校で実施をしているというものでございます。 15 ◯武藤英治委員 福岡市も全小学校で。 16 ◯篠原人づくり県民生活部副理事 基本、原則的には全ての小学校でと聞いておりますが、基本的には学校の裁量で行っているところ、行っていないところがあるやに聞いております。 17 ◯武藤英治委員 じゃ、市の問題だから市会議員に言っておきましょう。それと、年明けて別府の温泉組合がタトゥーを、これは前からタイミングを見て公にしようと私が皆さんに言っていたんだけど、温泉とゴルフ場、これはいわゆる日本でいう入れ墨はノーだということになっていますよね。ほかに入れ墨をしていたら入場禁止という施設はあるんですか。 18 ◯秋田章二委員長 中垣観光振興課長。 19 ◯中垣観光振興課長 具体的なところは正確には存じませんけれども、多分スポーツ施設等でも肌を見せるような施設とかに入場する際には、それを見たところで断られる可能性はあるかと思っております。 20 ◯武藤英治委員 例えば、海外から来たラグビーが好きな、スポーツが好きな方はフィットネスに行くかもしれないですね。そこにはサウナとかお風呂が併設されているところが多い。そんなところを含めて、三県合同でいいんですよ、周遊する話だから。九州は外国人に限りタトゥーを認めましょうと、そんな打ち出しをするべきだと思います。工藤會の入れ墨と外国人のタトゥーは意味合いが違う。マフィアがやっているわけじゃない。一週間に一度ほどのゲームの開催、応援に来た自分の国のチーム、あと五日間、六日間どうするのというのは、当然九州は温泉アイランドでしょう。どこに行っても、指宿に行ってもいいんですよ、脇田温泉に行ってもいいんですよ。広い意味で九州はというのを打ち出す努力をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 21 ◯中垣観光振興課長 国内におきましては、やはり風紀上、治安上の理由から、入れ墨がある方に対する独特のイメージをお持ちの方がおられまして、そういうところで、以前観光庁のほうでも調査をいたしましたところ、やはり半数以上の施設で自主的判断におきまして入場をお断りしているというところがございます。それで、観光庁のほうも、そういった入れ墨、タトゥー、外国人の方の入浴に関しては、委員おっしゃられたとおり、暴力団ではなくて宗教上の理由だとか、あるいはファッション、そういったことでされていることもあるということで、そういうことも十分留意していただきながら、対応事例といたしまして時間帯をずらすだとか、あるいはちょっと小さいものであればシールを張るとか、別の貸し切りの風呂を提供するだとか、そういうふうなことで対応したらどうかというような周知文を出しているところでございまして、県といたしましても、それにあわせまして各施設への周知を行っているところでございます。  それで、先ほどの別府の温泉につきましても、温泉組合のほうが自主的に行っているところでございまして、行政といたしましてどこまでできるかというところもございます。といいますのが、結果的には個々の温泉施設の経営上の判断ということになってきますので、行政が行うということを積極的にすることによって経営上の問題が出てきた場合はちょっと難しくなるかなと思っているところでございます。 22 ◯武藤英治委員 もちろん強制ではないんです。呼びかけをしないかという話です。県の方針として、あるいは開催三県の方針として、もっと言えば九州観光推進機構として、それぐらいの取り組みを呼びかけをする。それは強制じゃありませんよ。それも難しいですか。 23 ◯中垣観光振興課長 改めまして、国のほうの方針、県のほうの方針といいますか、対応として、ほかの日本人の方々とかに影響が及ばないような形で周知を改めまして、個々の施設のほうで判断を行ってもらいたいということでの周知を行っていきたいと考えております。 24 ◯武藤英治委員 周知というのが何なのかよくわからないけど、それは例えば温泉の組合とかゴルフ場連盟とか、まとめるところがあるんですよね。そういうところに周知するということですか。 25 ◯中垣観光振興課長 今、委員がおっしゃられました業界団体を通じまして周知を行っていくということで考えております。 26 ◯武藤英治委員 国の方針というのは、ねばならない、なんですか、どうなんですか。その縛りの強さ、弱さというのはあると思うんですよ、国の指針というのは。クラブ活動を週二日休みなさいなんて言って、そんなのうそじゃないですか。現場に任せておく部分があるじゃないですか、国の指針というのは。 27 ◯中垣観光振興課長 観光庁からにおきましては、各施設の対応の御検討をお願いしたいというような形であります。 28 ◯武藤英治委員 ですから、よく練って、福岡県としてはとか、九州としてはとか打ち出す、後の対応は任せればいいんですから、それが経営上プラスと考えるのか、マイナスと考えるのか、観光政策としていいなと思うのか、悪いと思うのか、大浴場はだめだ、小浴場はいいでも何でもいいじゃないですか。初めから国の指針がどうだというような話ではなくて、やってみようという思いでぜひ取り組んでください。 29 ◯中垣観光振興課長 関係機関と協議いたしまして取り組んでまいりたいと思います。 30 ◯武藤英治委員 タイミングがあります。行く前にみんな旅をするときは考えるじゃないですか。できるだけスピードアップしてやってください。  もう一点、篠原副理事にお尋ねします。パブリックビューイングに私も何度か行きました。一緒に応援しましたね。でも、あれは小さなスポーツバーみたいなところだった。これの説明がよくわからない。スポーツバーレベルじゃないんですよね、イングランドの大会なんかを見てみたら。天神中央公園でやっているんですよ、スケールがそんな感じです。さっきのチケットの販売が好調であるということは、行きたくてもチケットが手に入らない人が出てくる。あるいは、決して安い金額じゃないから、懐が寂しければチケットは購入できない。でも、例えばドームのマルチビジョンみたいなもので見たいとかいう思いは出てくるんですよね。そういう意味で、例えばドームを借りてもいい。どのようなスケールで考えておられますか。 31 ◯秋田章二委員長 篠原人づくり県民生活部副理事。 32 ◯篠原人づくり県民生活部副理事 大会本番のパブリックビューイングに関しましては、まず、今、福岡のファンゾーンを博多駅前の広場を使用することの準備を進めておりまして、まず一カ所につきましては、あそこに大きなビジョンもございますので、そちらでパブリックビューイングを実施する計画をしております。また、その他の会場でもできるだけパブリックビューイングを実施したいという意向を持っているところでございますが、ただ、その会場の設置数の制限等は、組織委員会のほうからある程度の制限を設けるという話が来ておりまして、それについて、今、組織委員会のほうに交渉しているところでございます。ここで申しますパブリックビューイングというのは、あくまでも今委員がおっしゃられたように、公の場で自由に入ってこられて多くの方が見ることができる場所でのパブリックビューイングを今準備をしたいと考えているところでございます。 33 ◯武藤英治委員 福岡での残念なことは、会場周辺にお店がないんですよね。二十カ国を見ても、イギリスから伝わったラグビーでありますから、イングランド大会なんかをごらんになったでしょうから、パブが嫌というほどあるんですよ。試合前の二時間前から飲んでいるんですよ。終わってまた二時間ぐらい飲んでいるんですよ。そういう意味で、パブリックビューイングにもそういう屋台があるとか、多分海外から来る人はそれが当たり前と思って来る。試合前から楽しむ、交流をする、議論をする。それを福岡方式で何かうまく考えて、ぜひやっていただきたい。試合前の楽しみ、試合の後の楽しみというのを熱心なファンは当然考えています。そこで日本のラグビーファンとの交流が始まったりするんですよ。ぜひその辺、縛りを何とかしてもらって頑張ってください。 34 ◯篠原人づくり県民生活部副理事 ありがとうございます。まず、ファンゾーンにおきましては、当然飲食等もできるような環境で準備をしたいと思っております。それから、もう一つは、観光局、それから関係の商工会議所、青年会議所等とも今いろんな協議を進めておりまして、先ほど委員から御紹介ありました例えばスポーツバーであるとか、いろんな福岡の町なかの飲食店でもテレビを見ながら観戦できるような、そういった店舗を呼びかけるでありますとか、そういったことについて今検討を進めているところでございまして、より多くの方に楽しんでいただけるようなおもてなしを進めてまいりたいと考えているところでございます。 35 ◯秋田章二委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 36 ◯秋田章二委員長 ほかにないようでございますので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「キャンプ地誘致の取り組みについて」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。中平スポーツ振興課長。 37 ◯中平スポーツ振興課長 それでは、キャンプ地誘致の取り組みについて御説明をさせていただきます。  人づくり県民生活部所管分の資料のほうでお願いいたします。  一ページをお願いいたします。昨年七月の委員会での報告以降、東京オリンピック・パラリンピック関連で、新たに二件の事前キャンプ地が決定をいたしました。  (一)でございますが、八月十九日には、ドイツのハンブルグにおきまして、県、田川市とドイツ車いすスポーツ連盟とが、車いすフェンシング競技のキャンプ実施に係る基本合意書調印式を行っております。パラリンピック競技のキャンプ地は、昨年七月の飯塚市に続きまして二件目となりました。  (二)でございますが、十一月二十八日には、古賀市のリーパスプラザこがにおきまして、県、古賀市、福津市とルーマニア柔道連盟との基本合意書調印式を行いました。  次に、(三)の基本合意締結自治体一覧をごらんください。先ほど御説明をいたしました二件を含めまして、これまでに十二件の事前キャンプ地が決定をしております。受け入れ市町村数は十二自治体、対象国数は二十五の国・地域となりまして、その数は全国でも有数となっております。このほかにも基本合意に向けた協議中の案件もございます。また、具体的な活動を行っていないものの誘致意向を示している市町村もあることから、今後も引き続き、一つでも多くの国の誘致を実現すべくしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  次に、資料の二ページをお願いいたします。事前キャンプ受け入れの状況でございます。既に基本合意を締結いたしました国・地域からのキャンプの受け入れが始まってきておりまして、これまでにブルガリア、ロシア、オセアニア諸国など九つの国・地域の選手等の延べ百名を八つの市町で受け入れていただいております。来年度につきましては、これらの国・地域に加えまして、スウェーデン、ノルウェー、カザフスタン、南アフリカのキャンプ受け入れも調整中でございます。ラグビーワールドカップの公認チームキャンプを含め、表の下のマップに記載をしておりますほとんどの国・地域のトップアスリートが県内でキャンプを実施する予定となっております。  次に、資料の三ページをお願いいたします。ホストタウンの登録状況についてでございます。昨年十二月、国、県と久留米市の連名でカザフスタンを追加登録いたしました。このことによりまして、県内の登録自治体数は十一、対象国・地域数は二十四となっております。先ほど御説明いたしましたキャンプ受け入れの期間中には、このホストタウンにおきまして、県内競技団体、大学等との合同合宿によるコーチやアスリート間の交流はもちろんのこと、地域の学校訪問やイベントへの参加、ホームステイ等での地域住民との交流も実施されているところでございます。県といたしましても、これらのホストタウンの取り組みの効果を県全域に広げていきたいというふうに考えております。昨年八月には、宗像市で開催いたしました県主催の福岡スポーツ交流フェスティバルにブルガリアの柔道選手を招待し、イベントに参加した子どもたちと一緒にさまざまなスポーツ体験で交流を深めてもらいました。来年度は、大会一年前となり、さらに多くの国の選手たちが本県でキャンプを実施することとなります。今後とも県内市町村と連携協力をしながら、できるだけ多くの県民の皆様が世界のトップアスリートと交流ができる場を設けていきたいと考えております。  説明は以上でございます。 38 ◯秋田章二委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 39 ◯秋田章二委員長 特にないようでございますので、以上で本件についての質疑を終わります。  次に、「在福岡県外国公館等について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。古川国際政策課長。 40 ◯古川国際政策課長 それでは、在福岡県外国公館等について御説明をいたします。  企画・地域振興部の委員会資料のほうをお願いいたします。  まず、在福岡県外国公館全体について御説明いたします。  資料の三ページをお開きください。本年一月現在、本県には、外国公館としまして六つの総領事館と領事館、二十三の名誉総領事館と名誉領事館、合計二十九の公館がございます。  なお、このうち、名誉領事は、文字どおり名誉的な地位でありまして、当該国と関係のある企業の代表者、あるいは当該国との交流に貢献された個人が任命されている例が多く、主に設置地域におけるネットワーク形成等の役割を担っております。  次に、四ページをお願いいたします。領事館等の外国公館のほか、外国政府等関係機関としまして、そこに記載しておりますとおり、本県には通商事務所あるいは弁事処など九つの機関が設置されております。このような在福岡県外国公館等は、本県と相手国をつなぐかけ橋の役割を担っていただいておりまして、県では、これらの機関とも協力をしながら、本県国際交流の推進を図っているところでございます。  それでは、申しわけありません、一ページのほうをお願いいたします。昨年度報告をいたしました後、一年間の在福岡県外国公館等の開設、閉鎖の状況につきまして御説明をいたします。  まず、Iの外国公館についてでございます。在福岡タイ王国総領事館が、昨年十月一日に開設をされました。現在、博多駅近くに臨時事務所が設置をされておりますけれども、業務内容は、在日タイ人及びタイ人観光客の保護・支援に限定をされておりまして、ビザの発行業務等につきましては、正式事務所の開設にあわせて開始をされると聞いております。現在、タイ政府におきまして、正式事務所の開設に必要な手続を行っているとのことでありまして、事務所の場所や業務の開始時期等につきましては、改めてタイ政府のほうから発表される予定でございます。  次に、在福岡ミャンマー連邦共和国名誉領事館が、昨年七月二十六日に開設をされました。名誉領事には、麻生セメント株式会社代表取締役会長の麻生泰氏が任命をされております。  続きまして、二の閉鎖についてでございます。在福岡モンゴル国名誉領事館が、昨年三月五日に不在、閉鎖となっております。  次のページをお願いいたします。在福岡ロシア連邦名誉領事館が、昨年十二月十七日に閉鎖となっております。  また、在福岡ネパール連邦民主共和国名誉領事館が、本年一月一日に閉鎖となっております。  続きまして、II、外国政府と関係機関についてでございます。タイ国政府観光庁の福岡事務所が、昨年十一月三十日に開設をしております。この事務所は、平成二十八年一月に一旦閉鎖をされておりましたけれども、昨年十月の在福岡タイ王国総領事館の開設に伴い再開をしたものでございます。本県を初め、十二の県を管轄しておりまして、タイ国の観光促進のための情報発信を行っております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 41 ◯秋田章二委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。渡辺委員。 42 ◯渡辺勝将委員 先ほど三ページの質問の中で、総領事館、領事館が六つあるというお答えがございましたけれども、実は私も一般質問のほうでさせていただきましたけど、オーストラリアについてであります。オーストラリアは、一般質問では知事から前向きな御答弁をいただきましたけれども、その後何か進展があるかどうかお答えください。 43 ◯秋田章二委員長 古川国際政策課長。 44 ◯古川国際政策課長 九月議会におきまして、知事のほうからオーストラリアとの交流につきまして委員の御質問に答えさせていただきまして、オーストラリアとの交流の芽を育てていきたいという答弁を差し上げたところでございます。その後の動きといたしまして、私どものほうで、まずオーストラリアの総領事館のほうに早速伺いまして、友好交流、オーストラリアの自治体との交流についての可能性について、まず話を伺いました。そうしましたら、オーストラリアのシドニーがありますニューサウスウェールズ州という州があるんですけど、そちらの州の日本の事務所が東京にあるということをお聞きいたしまして、総領事館のほうからちょっと間をとっていただきまして、東京のほうのニューサウスウェールズ州の事務所、それから観光事務所も別にございますので、こちらのほうに当部の部長とともに伺いまして、交流の可能性についてお話を伺ったところでございます。お話としましては、いろいろ困難な面もございますけれども、何か一つでも両方ウィン・ウィンになるような交流ができれば協力したいというお話もいただいておりますので、現在、知事も答弁しましたけれども、スポーツ、観光を含めまして、どのような交流事業が考えられるのかというのを検討しているところでございます。 45 ◯渡辺勝将委員 交流に向けていろいろと動きがあっているようにお聞きしておりますけれども、交流や友好提携に向けては、やはり福岡から直接オーストラリアに入れる、要は飛行機で直行便が今のところありませんので、この直行便がまた復活すると、留学や旅行客、福岡、九州に訪れていただけるように思いますけれども、この件について、何かそういう意見交換というのがあったのかお聞かせください。 46 ◯古川国際政策課長 直行便につきましても、総領事館のほうから、当然直行便があるほうが、交流については非常に大事だという話はもちろん伺っておりますし、我々国際局としましても、直行便といいますのは国際交流を進めていく上での有効な基盤の一つであるというふうに考えております。ただ、この直行便の誘致というものにつきましては、当部の空港対策局のほうが所管をしておる状況でございまして、大変申しわけありませんが、私のほうから責任のある答弁を申し上げることができません。それで、この話につきましては、委員からお話しいただきましたので、当部の部長ですとか、所管部局のほうに私のほうからお伝えをさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。 47 ◯渡辺勝将委員 すみません、よろしくお願いします。交流拡大に向けては、この直行便というのは一つのキーワードになってくると思いますので、連携をしながらしっかりとやっていただきたいと思います。要望です。 48 ◯秋田章二委員長 ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 49 ◯秋田章二委員長 ないようでございますので、以上で本件についての質疑を終わります。  次に、「九州国立博物館の平成三十一年度の展示について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。上田九州国立博物館室長。 50 ◯上田九州国立博物館室長 では、人づくり県民生活部の資料、四ページをお願いいたします。九州国立博物館の平成三十一年度の展示について御報告をいたします。  まず、上の表でございますが、来年度はこの四つの特別展を予定しております。順に申しますと、まず、四月二十三日から「京都・大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」を開催します。大報恩寺開創八百年を記念し、釈迦如来像を初め、鎌倉彫刻の名品の数々を一挙に公開いたします。  次に、七月十三日から、「室町将軍─戦乱と美の足利十五代」を開催いたします。京都・等持院蔵の歴代足利将軍像がお寺の外に初めて勢ぞろいする展覧会でございます。  次に、十月一日から、「日中文化交流協定締結四十周年記念 三国志」を開催します。日本でも人気の高い三国志ですが、近年中国で発掘されました考古資料から、考古学ならではの三国志像を紹介する展覧会でございます。  次に、来年二月四日から、「フランス絵画の精華展」を開催します。フランス絵画が華やかな発展を遂げました十七世紀から十九世紀の作品の中から、名品の数々を紹介する展覧会でございます。  続いて、下の表でございますが、「文化交流展・特集展示」の内容を記載しております。四階にあります常設の文化交流展におきましては、定期的に陳列がえを行っておりますが、その中で多様なテーマによる特集陳列を特集展示と位置づけております。来年度は、館蔵更紗名品展など八回の開催を予定しております。  なお、ここで、資料にはございませんが、今年度の入館者数の状況について御報告いたしますと、昨年十二月末現在で六十八万二百五十六人の方に来館いただいております。年間の入館者数が確定いたしましたら、来年度の本委員会で報告をさせていただきます。  最後に、お手元にパンフレットをお配りしております。今年度最後の展覧会であります「京都・醍醐寺─真言密教の宇宙─」を一月二十九日から開催いたします。委員の皆様にはぜひ御観覧いただければと存じます。  今後とも魅力ある展示や多彩なイベントを開催しまして、一層の来館者サービスに努めてまいります。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 51 ◯秋田章二委員長 説明は終わりました。
     これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 52 ◯秋田章二委員長 特にないようでございますので、以上で本件についての質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。原竹委員。 53 ◯原竹岩海委員 一点だけちょっと説明いただければと思います。先ほどの説明でちょっと気になったので、福岡空港からハワイ便でございますけれども、撤退が決定したのか何か、決定らしいんですね。その関係で誰か知ってある方、これは国際交流の中でも大きな問題になっていることだと思います。福岡県のほうで何か行政として情報収集をされているのか、その対応について協議をする予定はあるのかということをお伺いしたいと思います。 54 ◯秋田章二委員長 古川国際政策課長。 55 ◯古川国際政策課長 大変申しわけありません。航空路線の誘致とかにつきましては、先ほどもちょっと申しましたが、空港対策局のほうが所管をしておりまして、本委員会には空港対策局のほうが出席をしておりませんので、大変申しわけございませんが、中身についてこちらのほうでなかなかお答えすることが難しい状況にございます。 56 ◯原竹岩海委員 これは国際交流の担当の委員会だろうと思いますけれども、当然これは新聞でも報道されていますから、その辺のところについての質疑が出るような感じもしますが。 57 ◯古川国際政策課長 委員御指摘のとおり、空港の路線といいますのは、確かに国際交流の中の有効な基盤の一つでございますので、我々としても、どこの路線があるとかいうのは把握をしておりますけれども、実際に路線をつくるとか撤退する具体的な中身につきましては、空港対策局のほうが所管をしているというのが実態でございます。 58 ◯秋田章二委員長 ほかにありませんか。山口委員。 59 ◯山口律子委員 ことしの夏の猛暑など、また去年以上にひどくなると思うんですが、熱中症対策について、特に小学校、中学校、高校などについて、お願いします。熱中症が物すごく心配されるわけですが、この暖かい正月を迎え、ことしの夏はさらにひどくなると思うんですが、昨年の熱中症の状況、特に小中高校生の競技などで問題があったのかどうか、その辺のことをまずお聞きしたいと思います。 60 ◯秋田章二委員長 寺崎体育スポーツ健康課長。 61 ◯寺崎体育スポーツ健康課長 昨年夏の酷暑によります熱中症の状況でございますが、昨年四月から八月末日までに、公立学校で百八十六校、四百二十三名の児童生徒の方が熱中症と見られる症状によりまして病院に搬送されております。小学校で三十九名、中学校で二百二十六名、高校で百五十名ということになっておりまして、その中身は、ほぼ部活動やクラスマッチ、体育大会の練習などの屋外の活動で多く発症しております。幸い重篤な事案は報告はあっておりません。 62 ◯山口律子委員 重篤な状況はないということで、ちょっと安心はするわけですが、小学校でほかの県で死亡事故が起こったりというようなこともありました。ことしはさらにひどくなるのではないかということは心配されますが、各部活動などのスポーツクラブでは、四月になってその年度のいろいろな計画がなされると思うんですね。そういうときに、まず、そういうクラブなどに対しての指針というのがあるのではないかと思うんですが、熱中症対策に対して、どのような県としての指針、また国としての指針があるのか。例えば、温度が何度以上はスポーツをするべきではないとか、そういうところをまず教えてください。 63 ◯寺崎体育スポーツ健康課長 現在、日本スポーツ協会、当時、日体協、日本体育協会と申しますが、平成二十五年に暑さ指数と申しましてWBGTという言い方で言われますが、熱中症予防のための指針というのが提言をされております。その中では、その暑さ指数といいますのが、計算式がございまして、いわゆる一般的な温度でいいます乾球温度でありますとか湿球温度とかということで特別な公式がございまして、それによりますと、WBGT、暑さ指数が三十一度以上になりますと、これは運動を中止するということで、本県におきましても、そういったことを通知をしまして周知をしておるところでございます。  なお、本年度の夏は非常に異常な暑さでございまして、全国的なデータを調べますと、過去非常に熱中症が多発した、大体六月から九月までの三カ月間で搬送されますのが、二〇一〇年度が非常に高くて五万六千人、二〇一三年度が五万八千人ほど搬送された方がいらっしゃったんですが、今年度は九万二千人以上ということで非常に暑い夏でございました。そういったこともございまして、中体連あるいは高体連のほうも、小まめに水分補給するとか、あるいはミストシャワーを体育祭の練習中にグラウンドに設置するとか、あるいは特に中体連では大会日数をふやして、予備日を設けて柔軟に対応するとか、そういったことをしてきておりまして、来年度に関しましても、そういった予備日を設けるとか、あるいは各大会に給水タイムを設けるとか、さまざまな取り組みをするように指導を事前にしていきたいというふうに考えております。  また、地域スポーツ等に関しても、福岡県体育協会等から地域のスポーツ少年団等に、さまざまな周知、熱中症対策についても周知をしておるところでございます。  以上でございます。 64 ◯山口律子委員 指針があるということで、まずはそれを徹底していただきたいと思うんですが、今聞きまして三十一度と、三十一度というのはずっと毎日三十一度以上の状態、去年の七、八月ごろは、これで三十一度以上はスポーツはだめだというふうなことでは、本当に指導者の皆さんは苦慮するだろうと思うんですよね。この指針を周知されているということですが、中学校とか高校の部活だったら周知がかなり徹底されるんじゃないかなと、まず思うんですが、地域のスポーツ、例えば、私のところでは、以前、子ども会でバレーとかソフトボール、そういうのも指導してきたんですが、本当に子どもさんのお父さん、お母さんがそういう地域のスポーツの指導者になって一生懸命やられているんですね。そういうところまでもどのように周知をされようとしているのか。 65 ◯寺崎体育スポーツ健康課長 まず、先ほどの指針の話でございますが、暑さ指数で三十一度以上と申しましたが、これは通常の気温、乾球温度に直しますと大体三十五度以上ということでございまして、三十五度以上は原則運動は中止ということになろうかと思います、普通の気温でいえば。  それから、地域への周知ということでございますが、先ほど少し申しましたが、地域のスポーツ少年団あるいは地域のスポーツ大会等によりますと、これは福岡県体育協会にもお願いをしまして、本県が発出をしております、昨年十二回ほど通知文を発出しておりますが、そういった内容を踏まえた周知をしていただくように今後もお願いをしまして、地域スポーツに対します指導者、地域へもそういった対策がなされますよう周知を図っていきたいと思います。  また、その中で具体的な話ですが、環境省のほうで熱中症予防サイトというのがございまして、メール登録をすれば、例えばそういった厳しい暑さ指数になりましたら、それが自動的にメールに入ってくる配信システムがございますので、そういった配信システムも周知を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 66 ◯山口律子委員 小中高の部活サークルなどはかなり徹底はされると思うんですが、スポーツというのは、平和を広げるとか、仲間を広げるとか、他者との交流も非常にすばらしいスポーツなんですけれども、時々新聞などに伝えられている暴力問題、子どもたちに対して指導者が圧力をかけるというようなことが伝えられています。今は選手の人権を大事にして、科学的、合理的な指導をするということで、全国ではそのことが広がりつつあると思うんですけれども、そこがまだまだ、経験上圧力をかけて力で指導したら伸びるんじゃないかと。もうこの点は間違いだというのはもうはっきりしているわけで、先日、テレビを見ていましたら、明治大学のラグビー部がすばらしい成績で優勝したということで、指導者がしっかりと選手同士または指導者との間のミーティングを大事にして、その中で急激に学生が伸びていったというようなことがありました。本当にミーティング、民主的な運営が大事だと思うんですが、なかなかそういうトップの方の考え方が全体に広がるというのは難しいところで、指導者として圧力をかけるんじゃないか。そういう意味では、学生の、また生徒たちの命を守る、安全である、健康のためのスポーツの中で、この熱中症対策が本当に徹底されることが必要だというふうに思います。昔は、水を飲むなとか、いろいろと非科学的なことをやられていましたが、それが本当にどこまで徹底されるのか、民主的な運営が、科学的に監督が指導できるのかなというところで、そこが県としての役割だと思うんですね。そういう意味で、地域のスポーツの指導、また学校の部活動でもですが、そういう科学的な指導を徹底して、まずはやっていただきたい。それをすることによって熱中症も防げるようなところが出てくるんじゃないかと思いますが、その辺、どうでしょうか。 67 ◯寺崎体育スポーツ健康課長 私どもの課としましては、各学校も所管をしておりますし、また、県の体育協会傘下の四十一競技団体も所管をしております。学校に関しましては、運動部活動指導者研修会、中高の先生方をお呼びしての研修会等で科学的なトレーニングの方法、部活の考え方等について毎年研修をしておりますので、また引き続きそれもやっていきたいと思っております。  また、四十一競技団体におきましても、指導者研修会を毎年、全体会、そして強化担当者会等々、指導者研修会をやっております。その中で非科学的なトレーニングを初め、今はスポーツ・インテグリティという形で、スポーツへの健全性、公平性等をしっかり遵守していくといった考え方も含めて今年度も研修をしていったところでございます。そういった流れの中で、科学的なスポーツのあり方についても今後とも継続して指導してまいりたいというふうに考えております。 68 ◯山口律子委員 四月に入って新しい年度で、各試合、いろんな競技大会の日程が決まってくると思うんですね。三十五度以上というのが、ことしの夏どのくらいの期間あるのかというのは、今からですからわかりませんが、去年から判断すると、去年以上に多くなるんじゃないかなというふうにおそれます。日程を、私の地元の話なんですけど、提灯山笠というのがありまして、子どもがお昼に引くわけです。七月の終わりにそれをやるということでしたが、危ないということで延期しまして、十月にやりました。本当にそれは正しい判断だったなと思うんですが、これからの競技の中で、日程を配慮しなきゃいけないんじゃないか。暑い時期に、全国大会からの流れでなかなか日程を決めるというのは難しいとは思いますが、夏場の危険な日時を配慮していくような指導というのはできないんでしょうか、県としての指導が。 69 ◯寺崎体育スポーツ健康課長 昨年の夏も非常な酷暑の中でございましたので、その都度、中体連、高体連、高野連の会長、理事長等とさまざまな機会で相談をしてまいりました。その結果、中体連、高体連では、例えば一つの具体例でございますが、サッカーの試合中に、例えば四十分ゲームであれば二十分のところで給水タイムを確実に全ての試合で設けるとか、あるいは野球であれば、各裏表交代の時期にアナウンスをかけて、観客の方々に水分補給の周知をするとかいうこと、あるいはまた中体連でいえば、先ほど申しました予備日を活用して、休憩日を設けて一日休みにするとか、そういったことがございましたので、そういうことを踏まえて、来年度に向けても事前にそういった双方の協議を含めて指導してまいりたいというふうに考えております。 70 ◯山口律子委員 今、お答えいただきましたように、正しい知識で、そしてそれを科学的な指導方法、それと皆さんの努力でぜひ熱中症を減らすこと、それから不幸なことが起こらないように、ぜひこれからもしっかり頑張っていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 71 ◯秋田章二委員長 ほかにございませんか。原竹委員。 72 ◯原竹岩海委員 さっきちょっと中途半端で、執行部にちょっと申し上げたいのが、渡辺委員がせっかくいい質問をされて、スポーツと国際交流、国際交流には船とか飛行機とか関連性が全部ありますし、そして調査特別委員会というのは、いろんな行政の垣根を越えて集合して、いろんな角度からの質問に答えるということが原理原則にあるのではなかろうかなというふうに考えておりますので、今回も二人から質問があったけれども、回答ができないということでございますので、その辺のところをもうちょっときちっと回答ができるような体制づくりをお願い申し上げたいと思います。 73 ◯秋田章二委員長 ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 74 ◯秋田章二委員長 ほかにないようでございますので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」をお諮りいたします。  今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 75 ◯秋田章二委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  また、慣例によりまして、二月定例会において行うこととなっております本特別委員会の委員長報告につきましても、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 76 ◯秋田章二委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。渡辺勝将委員、今井保利委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。  以上で、本日の委員会の議事は全て終了いたしました。  本日は、これをもって閉会いたします。どうもありがとうございました。    午 後 零 時 零 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...