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平成30年 県民生活商工委員会 本文 開催日: 2018-12-17
平成30年 総務企画地域振興委員会 本文 開催日: 2018-12-17

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  1. 福岡県議会 2018-12-17
    平成30年 県民生活商工委員会 本文 開催日: 2018-12-17


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十年十二月十七日(月曜日)    午 後 一 時 零 分 開 議 ◯堤 かなめ委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから県民生活商工委員会を開きます。  なお、本日報道機関からテレビカメラ等の撮影について申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。  撮影者に申し上げます。撮影に当たっては、記者席に配付しております撮影エリア図面及び撮影に当たっての注意事項をよくごらんいただき、それらを遵守していただくとともに、事務局の指示に従っていただきますようお願いいたします。  それでは、十二月十四日の阿部委員質疑に対する執行部の回答を求めます。重松人づくり県民生活部長。 2 ◯重松人づくり県民生活部長 福岡スポーツ推進計画の変更につきましては、阿部委員からの質問に対し、速やかに対応できず、長時間審議を中断させることとなってしまいました。まずは、委員の皆様に心よりおわびを申し上げます。本当に申しわけございませんでした。  阿部委員から、知事は、代表質問において、基金の創設について答弁をしたにもかかわらず、この計画では触れられていない、基金の規模や運用方法など、基金の形を示さなければ議論ができないという御意見をいただきました。このことにつきましては、さきに答弁しましたとおり、知事の指示により検討を始めたところでございます。基金の具体的な内容につきまして、この場で直ちにお答えすることは難しい状況にございます。ぜひ御理解をお願い申し上げます。  しかしながら、阿部委員の御意見、また知事の答弁を踏まえますと、スポーツ振興取り組みを加速させ、充実強化させていくためには、基金の創設について本計画に盛り込む必要があると判断をいたしました。したがいまして、お手元配付福岡スポーツ推進計画案を加筆修正させていただきたいと考えております。修正したものを提出させていただき説明をさせていただきたいと思います。委員長、お取りはからいのほどよろしくお願い申し上げます。 3 ◯堤 かなめ委員長 阿部委員、いかがでしょうか。 4 ◯阿部弘樹委員 ただいま部長から、福岡スポーツ推進計画案を加筆修正したいという考えが示されましたので、私はこれを了解いたします。 5 ◯堤 かなめ委員長 それでは、資料正副委員長に確認させてください。       〔資料確認〕 6 ◯堤 かなめ委員長 書記は資料を配付してください。       〔資料配付〕 7 ◯堤 かなめ委員長 資料が配付されましたので、重松人づくり県民生活部長、説明をお願いいたします。 8 ◯重松人づくり県民生活部長 お手元修正版でございます。二十五ページをお願いいたします。施策推進に当たってということを追加させていただきました。  まず、一点目でございます。施策推進に当たっては、県内のスポーツ関係者関係機関、団体、市町村の皆さんと一体となって取り組みを進めます。そして、二つ目でございます。スポーツ振興取り組みを加速させ、充実強化させていくために、新たな基金の創設について課題を整理し、関係者と具体的な検討を進めます。こういった加筆をさせていただいたところです。御審議のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 9 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  阿部委員、いかがでしょうか。
    10 ◯阿部弘樹委員 基金の創設について計画に記載されたことについては評価いたします。しかしながら、県民のため、この計画が実効あるものにするためには、基金を早期に創設しなければなりません。今後も議会人として注視していきますので、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。 11 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何か。武藤委員。 12 ◯武藤英治委員 もう既にスポーツ振興基金というのが、知事部局でなくて教育委員会所管でありますよね。これとの整合性はどうするのか。実際にこの推進計画も、教育委員会が果たす役割というのは大変大きいのを読めば読むほど感じます。そういう中で、この間の議論を聞いておりましたら、例えば、お金がかかるなというのは国際スポーツ大会誘致等でありましょう。上乗せをするのか、新たに同じようなものをつくるのか、その辺を整理しなきゃいけないし、そしてまた、基金の法律の裏にあるものは、運用の果実をもって施策に当たるというのが基本であります。百億積んでも、今いろんな基金運用益を見たら、一%未満の運用益なんです。百億あっても、運用したって一億手にすることができないというような状況です。ただ、一方で、基金の中には取り崩しを認める基金もあります。その辺の性格を休憩前に申し上げたんだけど、論点を絞らないと、なかなか屋上屋を重ねることをしても行政としておかしいし、その辺よく議論をし、意見を聞き、いい案を、最もふさわしい案を。私はラグビーの関係者ですから、なかなかワールドカップの福岡大会というのも来んよと、いろんな来福者、滞在人数、期間なんかを考えますと。そういう中で具体的なものはどんなものがあるのか。だから急ぐんだと。この基金をつくるよりも、方法も幾つもある、積立型もある、寄付募集型もある。そんなこともよく検討して、いいプランをぜひ提示をしていただきたいと思います。これは聞き置いておいて。 13 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございますでしょうか。阿部委員。 14 ◯阿部弘樹委員 最後に、部長から決意のほどをちゃんとお話しいただきたいと思います。 15 ◯堤 かなめ委員長 重松人づくり県民生活部長。 16 ◯重松人づくり県民生活部長 ありがとうございました。知事代表質問の答弁で申し上げましたように、今後、基金につきましては、今、武藤委員からもございましたように、どのような形のどのような趣旨のどのような規模のもの、いろいろ議論をすることがたくさんございます。そもそもどういうことに使っていくのか、スポーツ振興というふうに大きく言っておりますので、そのあたりをしっかり議論をして、スピード感を持って進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 17 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございますでしょうか。       〔「なし」と呼ぶ者がある〕 18 ◯堤 かなめ委員長 ほかにないようですので、以上で第一七六号議案質疑を終わります。  次に、第一七七号議案福岡犯罪被害者等支援計画策定について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。重松人づくり県民生活部長。 19 ◯重松人づくり県民生活部長 第一七七号議案福岡犯罪被害者等支援計画策定について御説明申し上げます。  議案につきましては、議案その二の百九ページでございますが、内容につきましては、お手元の委員会資料に基づいて御説明いたします。  恐れ入りますが、委員会資料百十二ページをお願いいたします。まず、一の提案理由でございます。福岡犯罪被害者等支援計画について、福岡犯罪被害者等支援条例第十条第三項の規定に基づき、県議会の議決を求めるものでございます。  次に、二の基本構想についてです。まず、(一)計画策定の趣旨について御説明いたします。同条例の趣旨にのっとり、犯罪被害者等支援を総合的かつ計画的に推進するため策定をするものでございます。(二)計画の性格でございます。同条例第十条の規定に基づき策定するもので、本県における犯罪被害者等支援に関する基本方針及び具体的施策について定めるものでございます。(三)の計画目標についてですが、犯罪被害者等権利利益の保護及び誰もが安心して暮らせる地域社会の実現による県民福祉の向上に寄与することを目指すとしております。続きまして、(四)基本方針をごらんください。ごらんのとおり、三本の基本方針を掲げております。そして、その下に施策の柱を四つ掲げております。施策の柱一では、基本的施策として、具体的には百十四ページに記載をしておりますが、相談及び情報の提供等取り組みます。また、施策の柱二では、基本的施策として、心身に受けた影響からの回復と、また施策の柱三では、損害賠償の請求についての援助等に取り組むこととしております。施策の柱四では、基本的施策として、県民等の理解の増進に取り組むというふうにしております。  続きまして、百十三ページをお願いいたします。(五)推進体制でございます。条例第九条に基づきまして、庁内関係課で構成される福岡犯罪被害者等対策会議、そして、県内の関係機関・団体で構成されます福岡犯罪被害者支援協議会及び県内各地域の警察署犯罪被害者支援協議会、この三つの組織が相互に連携を図り、犯罪被害者等が居住する地域に関係なく同じ支援を受けられる体制を整備するものでございます。  次に、三の計画期間につきましては、二〇一九年度から二〇二一年度までの三年間でございます。  最後に、四の具体的施策の方向につきましては、次ページ以降の一覧表に記載をしているとおりでございます。  以上が今回の計画策定の概要でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 20 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。       〔「なし」と呼ぶ者がある〕 21 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で第一七七号議案質疑を終わります。  これで、本委員会に付託されました全議案質疑を終了いたします。  それでは、知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。       〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 22 ◯堤 かなめ委員長 それでは、準備のためしばらく休憩します。そのままでお待ちください。       〔暫時休憩〕 23 ◯堤 かなめ委員長 それでは、再開いたします。  これより議案の採決を行います。  まず、採決の方法についてお諮りいたします。採決は一括して行うことでよろしいでしょうか。       〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 24 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのようにとり行います。  それでは、第一六一号議案所管分、第一六三号議案及び第一七五号議案から第一七七号議案までの以上五件について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。       〔賛成者起立〕 25 ◯堤 かなめ委員長 起立多数であります。よって第一六一号議案所管分外四件は、いずれも原案のとおり可決されました。  これで、議案の採決を終わります。  以上で、当委員会に付託されました議案についての審査は全て終了いたしました。  なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。       〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 26 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのように決定させていただきます。  次に、所管事務調査を行います。  「「中小企業の動向及び平成二十九年度中小企業振興施策実施状況(案)」について(福岡中小企業振興基本計画年次報告)」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。松本商工政策課長。 27 ◯松本商工政策課長 それでは、中小企業の動向及び平成二十九年度中小企業振興施策実施状況案について御説明申し上げます。  県民生活商工委員会資料所管事務調査商工部、表紙をめくっていただきまして、一ページをお願いいたします。本県では、福岡中小企業振興条例に基づきまして、二十八年三月に計画策定したところであります。計画実施状況につきましては、毎年度福岡中小企業振興基本計画年次報告として取りまとめ、審議会県議会関係団体等の御意見を踏まえ、公表することとなっております。今回は、平成二十九年度の年次報告案策定いたしましたので、御説明申し上げます。  年次報告の本編は、お手元の分厚い冊子のほうでございますが、本日は委員会資料に基づきまして、ページをめくっていただきまして、二ページからの概要版で説明させていただきます。  恐れ入ります、二ページをお願いいたします。まず最初に、本県経済の動向でございます。一番、県内総生産でございますが、これは最新値が二〇一五年度となりますが、名目で三・七%、物価変動の影響を除去した実質ベースで二・一%増加となりました。  二番以降は二〇一七年の本県経済の動向の指標でありますが、全体として景気が緩やかに拡大という状況でございます。二番の鉱工業の動向ですけれども、鉱工業生産指数も八業種中六業種で前年を上回っており、三番の設備投資につきましても、二〇一七年度は対前年度比一三・八%の上昇となっております。  恐れ入ります、三ページをお願いいたします。四番、貿易額につきましても、二〇一七年は、円安を追い風に幅広い品目で輸出が増加し、図表の赤色のところでございますが、輸出額五・六兆円、輸入額、青色のところですが、二・七兆円と、輸出入ともに増加し、本県貿易額は、前年から二割増の八・三兆円となりました。  五番の企業倒産も、前年に比べ大型倒産の発生により負債総額は上昇したものの、件数は減少となっております。  六番、家計消費でございますが、百貨店・スーパー販売額につきましては、前年比〇・二%増にとどまっております。  七番、賃金につきましては、二〇一七年は、名目、実質ともに二〇一六年の平均を上回ったところでございます。  四ページをお願いいたします。ここからは中小企業を取り巻く環境であります。  一番、福岡県の人口につきましては、国勢調査では増加を続けておりますが、人口ビジョンによりますと、一の左の図表のとおり、減少局面を迎えることが予想されております。また、生産年齢人口は既に減少に転じていること。また、右の図表のとおり、六十五歳以上の高齢者世帯は、世帯主が六十四歳以下の勤労者世帯に比べまして、一人当たりの平均消費支出額が一万円少ないことを考えますと、今後消費市場は縮小していくことが見込まれます。  二番の労働力市場状況でございますが、有効求人倍率は、二〇〇三年以降、上昇基調となっており、二〇一七年は一・五倍を超えました。さらに、労働力市場からの退出が進む六十歳から六十九歳の人口が七十四万人に対しまして、これから労働力市場に参入してくる世代、十五歳から二十四歳の人口は五十万人と、約二十四万人の人口ギャップがありますことから、労働力不足に拍車がかかっている状況でございます。  五ページをお願いいたします。三番、貿易の状況ですが、貿易相手国のうち、輸出の六割、輸入の七割がアジアで、全国と比較しても、本県は中国を筆頭にアジアからの輸出入が多いという状況であります。  四番、本県への外国人入国者数、図表の一番上の段のとおり、前年から二二・八%上昇し、約三百十九万人となりました。二〇一二年からの五年間で約四倍の増加であります。  全国ベースでも、五の図表の赤線のとおり、二〇一七年は前年より四百六十五万人ふえたことから、青の棒グラフ、旅行消費額も、前年比一七・八%増の四兆四千百六十二億円となったところであります。  六番、IoTの日本市場でありますが、自動車、家電、工場の製造装置など、あらゆるものがインターネットにつながるインターネット・オブ・シングスの市場規模は、二〇一七年時点で五・八兆円が、五年後には二倍になると予測されております。  六ページをお願いいたします。本県中小企業数ですが、二〇一六年の数値でありますが、二〇一四年から八千者減の十三万五千者となっております。  二番、開業率でございますが、二〇一七年は六・八六%と全国の平均値を大きく上回っております。一方、既存の中小企業においては、経営者の年齢は高齢化が進んでおり、本県アンケート調査でも、図表のとおり七五%の企業が、後継者が決まっていない、あるいは、決まっていても事業承継の準備に着手していない、と回答しております。  七ページをお願いいたします。四番、人手不足状況ですが、アンケート調査結果では、ほぼ半数の企業人手不足と回答をしたところでございます。  続きまして、第二部、中小企業振興施策実施状況について御説明申し上げます。八ページをお願いいたします。ここからは、基本計画の四つの柱に沿いまして、二十九年度の取組内容目標指標進捗を整理しました。  一つ目の柱のところでございますが、二十九年度は、創業間もない方を対象としたセミナーの開催、相談会の開催、また、首都圏在住者に対してPRするイベントの開催などに取り組み目標指標進捗状況ですが、一番の創業セミナー創業塾参加人数に対しては、実績二千九百五十七人と目標を上回ったところであり、開業数につきましても、当初値四千七百九十三件に比べ千三百三十六件の増加となりました。  九ページをお願いいたします。二つ目の柱でございます。二十九年度は、商工会議所商工会において事業計画策定支援、また資金調達支援などを行ったところであります。  また、次のページ、十ページでございますが、(五)2)に記載のように、福岡事業引継ぎ支援センターにおいてマッチングなどを行ったところでございます。  その結果、目標指標進捗上三つにつきましては順調に進捗という状況でございます。一番下の公共職業訓練受講者就職率でございますが、目標値九〇%に対し八七%ということで、引き続き訓練生の希望を聞きまして、就職先マッチングを図っていくこととしております。  十一ページをお願いいたします。五つ目の柱でございます。ここでは、福岡プロフェッショナル人材戦略拠点により人材確保支援、また工業技術センターにおける共同研究などにより技術の高度化の促進に取り組んだところでございます。  また、次のページ、十二ページでございますが、(五)のとおり、福岡アジアビジネスセンター商工会議所商工会などにおけるセミナーの開催などにより、アジアを初めとする海外展開を促進いたしました。  その結果、目標指標進捗ですが、四つ目標指標を上げておりますが、いずれも順調な進捗というところでございます。  最後に、十三ページ、四番、小規模企業者の事業の持続的な発展を図るための施策でございます。二十九年度は、事業計画策定支援、生産性の向上のためのセミナーに取り組んだほか、経営指導員による日常的な巡回指導、専門家の派遣により経営全般にわたる支援を行ったところでございます。  その結果、目標指標を二つ掲げておりますが、いずれも順調に進捗しているところでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 28 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。       〔「なし」と呼ぶ者がある〕 29 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「福岡事業承継支援ネットワークによる支援状況について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。平田中小企業振興課長。 30 ◯平田中小企業振興課長 それでは、お手元の委員会資料の十四ページをお願いいたします。  福岡事業承継支援ネットワークによる支援状況について御説明いたします。  本年五月十一日に中小企業事業承継、これを進めるために、さまざまな機関が連携しまして、福岡事業承継支援ネットワークを構築したところでございます。約半年がたちまして、その状況について御説明したいと思います。  まず、体制でございますが、構成機関は百七十一機関、ブロックコーディネーターを四名置いております。それから、中小企業診断士、税理士、弁護士など専門家を百四十五名そろえております。  周知活動としましては、まずチラシの配付、これを今まで十月末までに四万四千者配っております。それから、事業説明会を十八回開催しまして、千人を超える参加を見ております。  支援者のための研修活動としまして、商工会議所が行います研修会を二回、商工会連合会が行います研修会を二回、それから、ネットワーク構成機関職員のスキルアップ研修としまして、四地域で五回行っております。そして、十二月に、先ほど言いました中小企業診断士、税理士、弁護士など士業の方々、それから金融機関担当者向けの研修会を二回開催することとしております。  四番でございますが、十一月末までにそのような結果は経営指導員にお願いしておりますが、事業承継診断を実施しております。約千八百件の事業承継診断を行っておりまして、本年度の目標二千四百件ということに対しまして、約七五%の進捗となっております。  五番でございますが、その相談を受けまして専門家を派遣したところが百七十二件ございます。  それから、事業承継税制の相談受付件数としまして、百七十九件ございます。  説明は以上でございます。 31 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。       〔「なし」と呼ぶ者がある〕 32 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県観光振興財源検討会議の報告書について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。神代観光政策課長。 33 ◯神代観光政策課長 県民生活商工委員会資料所管事務調査商工部資料十五ページをお開き願います。  標記会議につきましては、二に記載の有識者の方々をメンバーといたしまして、七月十三日に設置されました。  資料三に記載の開催状況のとおり、これまで四回の会議が開催され、福岡県観光の現状と課題、県が取り組むべき施策施策推進するために必要となる財源確保策等につきまして議論がされ、宿泊税を導入することが適当であること、そして、その制度の基本的な考え方につきまして報告書としてまとめられ、先月十六日、神野委員長から知事に提出されました。その報告書につきましては、委員会資料ということで別添を添付させていただいております。
     その報告書の概要を委員会資料に基づきまして御報告させていただきます。資料の十六から十九ページに報告書の概要を示しております。報告書は、福岡県観光の現状と課題、福岡県観光振興に必要となる施策福岡県の財政状況、新たな財源確保のあり方、そして、宿泊税の制度設計の五つの項でまとめられております。  十六ページをお願いいたします。観光振興に係る財源を検討するに当たりまして、そのベースとなります福岡県観光の現状と課題、これにつきまして入国外国人数、宿泊者数、旅行者の周遊状況、観光消費額の状況などの概況が整理されております。また、県が実施いたしました外国人旅行者への調査や市町村へのヒアリングの結果などを踏まえまして、観光振興の課題として観光客の受入環境の充実、地域住民の生活に与える影響の軽減、観光消費額単価の向上と整理されております。  次ページをお願いいたします。観光振興に係ります広域自治体である県の役割、そして基礎自治体であります市町村の役割及び観光振興に必要な施策として主なものの概要イメージが整理されております。  資料右側、市町村が果たすべき役割といたしまして、地域の観光資源の磨き上げや受入環境の充実、旅行者が地域住民の生活に与える影響の緩和と整理されております。  一の地域の観光資源の磨き上げや受入環境の充実といたしまして、市町村は、自然、歴史、文化等の地域の観光資源に最も近い基礎自治体として、地域で観光に携わる方々と連携、協力し、資源を発掘し、磨き上げていく。また、個々の観光施設におけます受入環境を整備すること。二の旅行者が地域住民の生活に与える影響の緩和といたしましては、旅行者来訪によって生じる住民生活への影響や課題について、現場に近い市町村が把握した上で、住民と協議をしながら、その地域に最も適切な解決を見出すこと。このように二点が求められると整理されております。  続きまして、県が果たすべき役割といたしまして、資料左側に示しておりますが、広域的な観点からの観光振興施策の実施、観光地づくりの核となる組織体制の強化、そして、市町村が実施する観光振興施策への財政的支援と整理されております。広域的な観点からの観光振興施策の実施についてでございますが、観光は、広域性を有することから、市町村の観光の取り組みをつなぐコーディネーター的な役割が県には期待されている。取り組むべき施策のイメージとして、広域観光ルートの整備、旅行者の広域的周遊を促す観光案内サービスや多言語対応コールセンターなど、受入環境の充実などを上げられております。  二の観光地づくりの核となる組織体制の強化です。観光を推進する組織づくりと、その組織の中で、中核人材の育成と継続的な確保が重要であるとされ、取り組むべき施策のイメージとして、DMOの設立支援、戦略的な施策実施のためのデータ整理、観光人材の確保や育成に向けた支援などを上げられております。  三の市町村が実施する観光振興施策の財政的支援です。県が実施いたしました調査によると、市町村は観光振興の取り組みの財政的支援を県に対して求めているという結果でございました。市町村は、観光振興により地域を活性化しようとしておりますが、総じて財政が厳しい状況にあります。これらを踏まえ、県では、県内市町村の観光振興の取り組み支援し、県全体の観光の底上げを図るために、安定性、継続性のある財源を確保した上で、市町村が実施する観光施策への財政的支援の充実を図るべきであると整理されております。こうした役割分担の考え方に基づきまして、観光振興施策に係る事業規模について、県が主体となり推進する事業分として約十八億円、市町村主体事業分として県事業と同規模の十八億円と見込まれております。事業概要と事業規模は、あくまでも現時点でのイメージとして示されたものでございます。  次のページをお願いいたします。福岡県の財政状況ですが、福岡県財政改革プラン二〇一七に基づき、人件費の抑制、事務事業の見直し、社会保障費の増加の抑制などの改革を実行されているところですが、社会保障費や公債費など義務的経費の増大により、改革措置を行っても厳しい財政状況が継続する見込みであり、新たな観光財源を基礎財源から安定的かつ継続的に確保することは難しいという財政状況の概要が示されておりました。  こうした状況を鑑みまして、四の新たな財源確保のあり方について、負担を求める対象、財源確保の手法、課税対象とする観光行動の検討が行われ、その結果といたしまして、宿泊行為への課税が適当という結論に結ばれております。  次のページをお願いいたします。宿泊行為への課税が適当とされた上で、その制度設計についての検討が行われました。納税義務者及び免税点につきましては、先行自治体の事例も参考としながら、免税点を設けないことが適当である。また、ホテル、旅館、簡易宿所、民泊と特区民泊の宿泊者を対象とすべきという提言がされております。次に、税率につきましては、受益の程度、簡素な制度設計、観光振興施策の事業規模、先行自治体と比較した納税者の負担感などの観点で検討が行われ、税率区分を設けず、一律の税率とすることが適当であり、税率は一律二百円とすることが適当とされました。徴収方法、特別徴収義務者につきましては、宿泊事業者等とすることが適当とされております。課税を行う期間についても検討がされ、税制度のあり方を五年ごとに慎重に検討すること。ただし、制度開始当初は三年程度で検証することが適当とされております。税の制度案としましては、十九ページ表頭左図のとおり、こちらが原則ということになっております。原則といたしまして、県税として一人一泊当たり一律二百円を課税する。また、表の右でございますが、市町村が課税自主権に基づき宿泊税を導入する場合には、宿泊者に過重な負担が生じないよう、右図のように、当該市町村内の県の税額を減額するという特例措置を検討するなど、慎重な検討が必要ではないかという参考案が例示されております。なお、宿泊税に関する制度設計につきましては、総務部において報告書で示された内容を基本に検討が行われているところでございますので、念のため申し添えます。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 34 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。  なお、ただいま執行部から説明がありましたとおり、宿泊税に関する制度設計につきましては、総務部において報告書で示された内容を基本に検討が行われているところであり、所管の総務企画地域振興委員会で調査が行われておりますので、念のため申し添えておきます。  何か質疑はございませんでしょうか。阿部委員。 35 ◯阿部弘樹委員 宿泊税の問題について、福岡市との関係が取りざたされていますが、福岡市の宿泊税の制度案について説明をお願いいたします。 36 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 37 ◯神代観光政策課長 福岡市におきましても、福岡市宿泊税に関する調査検討委員会が十月三日から開催されまして、三回委員会が開催されております。そして、十一月二十八日の日に委員長から副市長に対して提言がされております。その内容でございますが、課税客体につきましては、納税義務者ですが、これにつきましては、県と同様に、旅館業法に規定するホテル、旅館、簡易宿所、そして住宅宿泊事業法に規定する住宅宿泊、いわゆる民泊ですね、住宅宿泊事業者が営む施設となっております。徴収方法につきましても、県と同様に特別徴収ということで、旅館業等を営む者から徴収するとなっております。免税点については設けないということになっております。そして、税率でございますが、一人一泊について、宿泊料金が二万円未満については二百円、二万円以上については五百円ということになっております。  以上が福岡市の宿泊税の制度でございます。 38 ◯阿部弘樹委員 福岡市との実務者同士の協議が始まっていると知事は答弁されていましたが、現在の協議の状況と、互いの主張について説明をお願いします。 39 ◯神代観光政策課長 宿泊税の協議でございますが、十一月二十一日に第一回目を開催しております。これまで二回の協議を行っております。協議の中で、福岡市からの意見でございますが、九州のゲートウェイ機能の強化、MICEの充実など、独自に取り組んでいる。また、地方自治の原則は、基礎自治体優先であり、二重課税は二重行政を招き、税の原則である簡素性に反するとともに事業者の負担にもなる。このことから、二重課税は避けるべきである。したがって、福岡市内では、県は課税すべきではないという意見を述べられております。これに対しまして県からは、九州のゲートウェイ機能を担います福岡空港等の整備、そして、九州誘客に取り組む九州観光推進機構の運営に多額の負担をしていること、地方自治法の原則では、広域にわたる観光行政は県が取り組むべき行政課題であり、県は県全体の観光の底上げを図るために施策に取り組む、二重課税そのものが二重行政を招くものではなく、互いの施策が最大の効果を発揮するように調整する、税額は原則二百円でありますが、市が課税する場合は、納税者の負担を軽減するため、福岡市内の税額は百円とする、こういった意見を述べております。引き続き、こういった論点で実務者同士の協議をしっかり積み重ねていきたいと考えております。 40 ◯阿部弘樹委員 今の答弁を聞く限り、このまま協議が進むのか心配になります。妥結できると考えていらっしゃいますか。 41 ◯神代観光政策課長 先ほど申し上げましたとおり、十一月二十一日から二回開いております。互いに理解を深められるようにしっかり協議をしてまいり、妥結に向けて頑張ってまいりたいと思っております。 42 ◯阿部弘樹委員 実務者協議をしっかり重ね、協議を頑張るということはわかりましたが、いつ協議が妥結し、いつ条例を提案するのか、見通しを示してもらいたいと思います。 43 ◯神代観光政策課長 先ほど申し上げましたとおり、私どもといたしましては、実務者協議をしっかり積み重ねて、お互いが理解できるように努めてまいりたいと思っております。現段階では、協議の状況を踏まえて、条例の提案の時期についても総務部のほうともしっかり協議をしながら考えてまいりたいと思っております。 44 ◯阿部弘樹委員 事務方が実務協議で互いの主張をしていることはわかりましたし、協議妥結に向けて大変苦労されているということは受けとめております。しかし、実務者間で協議を調えるのは、このままでは難しいのかなと感じる次第でございます。この問題は、県民はもちろん、事業者の方々など各層からさまざまな意見があり、早急に結論を出さなければいけない問題だと考えております。そこで、知事はどう考え、この問題の解決にどう臨もうとしているのか、改めて知事の決意を伺いたいと思いますので、当委員会への知事の出席の取り計らいを委員長にお願いしたいと思います。 45 ◯堤 かなめ委員長 阿部委員から知事に対して出席要請がありましたので、委員の皆様にお諮りいたします。  知事に対し、出席要求を行うことに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 46 ◯堤 かなめ委員長 それでは、そのように決定いたします。  知事の都合もあろうかと思いますので、この際、しばらく休憩いたします。  再開は、放送をもってお知らせいたします。    午 後 一 時 四 十 二 分 休 憩    午 後 二 時 二 十 分 再 開 47 ◯堤 かなめ委員長 それでは、再開いたします。  休憩前に引き続き、議事を進めます。  阿部委員知事に対しての質疑を行います。  知事に入室願います。委員各位には、しばらくお待ち願います。       〔知事入室〕 48 ◯堤 かなめ委員長 それでは、これより阿部委員知事に対する質疑を行います。阿部委員、どうぞ。 49 ◯阿部弘樹委員 一昨年十月、議員提案により成立した観光王国九州とともに輝く福岡県観光振興条例で、知事は観光振興に必要な財源の確保に取り組む、と規定されました。これを受け、観光振興財源検討会議が今年度設置され、議論の結果、検討会から、宿泊税の導入が望ましいとした上で、その制度設計案が示されました。また、十一月一日、トップ会談が行われ、この会談を受け、現在、県と市の実務者間で協議が進められていると商工部から説明がありました。事務方の皆さんが大変苦労されているのは理解していますし、その努力に敬意を表したいと思います。  しかし、説明を聞く限り、なかなか進捗しないように受け取られました。県と市との宿泊税の課税については、県民はもちろん、事業者の方々からなど各層からさまざまな御意見があると報道されています。知事はどういう結果が望ましいと考えていらっしゃるのかお聞かせ願いたいと思います。 50 ◯堤 かなめ委員長 小川知事。 51 ◯小川知事 御指摘のありました検討会議におきましては、本県が新たに取り組むべき観光施策、その観光振興財源の確保策といたしましては、宿泊税の導入が適当であること、また、宿泊税を導入する場合の税制について基本的な考え方をおまとめいただきました。また、市町村が課税自主権に基づき宿泊税を導入する場合には、県の税額を減額し、当該市町村には交付金を配分しない、そういう特例措置を講ずる案も御提示いただいたところでございます。この報告書は、今後の県と市町村が一体となった本県の観光のさらなる振興という観点から、大きな道筋を示していただいたものと考えております。この案を軸にいたしまして、県の宿泊税の検討を進めていきたいと考えております。 52 ◯阿部弘樹委員 検討会議の案を軸に進めていきたいという知事の決意がありました。我々も、現在県が検討を進めている案により宿泊税が実現されることが望ましいと考えており、知事の考えを応援するものであります。  しかし、交渉事には相手があり、また、県民の皆さんや宿泊事業者の皆さんなども不安を抱いていると報道もあります。このような点を考えると、いたずらに福岡市との協議を長引かせるわけにはいきません。少しでも早く議論の妥結を導き出すことも県の責任ではないでしょうか。県内市町村、そして、県の観光振興の財源確保のために、福岡市との交渉に当たっては柔軟性を持って協議に臨んでいただきたいと、そう要望し、私の質問を終わらせていただきます。       〔発言する者がある〕 53 ◯堤 かなめ委員長 武藤委員。 54 ◯武藤英治委員 今の質問も知事の答弁も可とするところであります。福岡市の幹部とこの宿泊税の問題を議論したら、福岡市議会は、議員の提案で、議会の提案で条例が通ったと。それに基づき急いでやったんですという、本音かどうかわからん答えが返ってくる。最初に申し上げた質問も、そのまとめの論旨も可とします。知事の答弁も可といたします。そうした場合に、我々観光を所管する委員会としては、ここに出席している議員、あるいは欠席者がおりますが、議員全員、大いに応援をするという立場をとるのは当然ではないか。議会の行政のという問題ではなくて福岡県の問題であると。県民の代表である二元代表制における一方の知事と我々議会が、まさに車の両輪として前に進むような環境をつくり、努力すべきだろうと今の議論を聞いていて感じました。委員長、ぜひこの委員会はもとより、議会全体がこの問題について一丸となって取り組むと、一心同体だという、知事も私どもも残された任期はわずかでありますが、その後のことは抜きにして、今取り組むべき喫緊の課題であろうかと思います。これを委員長に宣言せよと言っても無理かもしれんけど、そういう意思統一をすべきではないかと、この委員会において委員の皆様にも申し上げたい。  以上です。 55 ◯堤 かなめ委員長 武藤委員の御意見、しっかり承りました。  以上で、知事に対する質疑を終わります。知事は退席されて結構でございます。 56 ◯小川知事 どうもよろしくお願い申し上げます。       〔知事退室〕 57 ◯堤 かなめ委員長 それでは、次に進みます。  ほかに質疑はございませんでしょうか。       〔「なし」と呼ぶ者がある〕 58 ◯堤 かなめ委員長 ほかにないようですので、以上で所管事務調査を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんでしょうか。武藤委員。 59 ◯武藤英治委員 ワールドカップについて質問したい。時間も経過しておりますので、簡潔に申し上げます。  きのう、おととい、土曜、日曜、大変興味深いことがあって、今朝は三時に起きて録画したものを見ました。ラグビーの試合です。四年前を思い起こしてほしいんです。私は、イングランド大会、ぜひ今度の福岡でのゲームに反映したいと思って一人でイングランドに行きました。いろんなことを見聞させてもらいました。そのときに参考資料にしたのは何だろうかということです。課長、今、一番熱心にラグビーの放映をしているテレビ局はどこでしょう。無理して言わんでもいいよ。お答えします。ジェイ・スポーツ、間違いなく。花園大会全試合とか、大学ラグビー全試合とか、トップリーグ全試合とか、南半球、北半球のそれぞれのリーグ戦も全試合やっている。三年半ぐらい前に私はジェイ・スポーツをずっと見ていたので、チェックした。開催地のコマーシャルというか、宣伝、案内ですよ。グラスゴーという町があれば、こんな町だ、こんな特徴がある、ロンドンから何時間だと、こんなのがずっとあっているんですよ。日本が対戦する都市の、こんなのを活用しなきゃいけないと思うんですよ。極端に言えば、福岡県がスポンサーになってでもジェイ・スポーツを通じて全世界に発信してもらうような、そんな取り組みをしてほしい。全くわからない町もありました、初めて聞くような。それを見ることによって、よし、ここに行こうと、試合の前後にはこういう観光をしようと、周遊をしようと、そういう思いになるんですよ。この間のコカ・コーラの向井さんの講演も聞かれたでしょう。あれに通ずるものがあると思うんです。発信がなければ受信はないんです。どうやってその発信を促すかということをぜひお考えいただきたい。行こうと思う人間は、そのときに興味を抱くんです。旅の楽しみは、行く前と当日と帰ってきてからとよく言われます。今その行く前の段階に来ています。ただ、福岡県がパンフレットをつくって紙を配っても行き届くものでもない。でも、行こうと思う者だったら、そういう特集があったら絶対に見ます、特に初めて行くところだったら。そういう意味で、まだ時間的に間に合います。そういう努力をぜひしてほしい。それは宿泊税じゃないけれど、福岡県だけじゃなくてもいいんです。熊本、大分と一緒になってもいいんです。そうすれば幅は広がります。アメリカも入る、フランスも入る、イタリアも入る、ウェールズも入ると非常に楽しい話になる。そんな努力をぜひ県の組織委員会、あるいは国に呼びかけて国の組織委員会、やはりいかにメディアを活用するかということが私の実体験では大切なことだと思っています。それを見たいんです。興味を持ちたいんです。そこから行動を決めたいんです。ぜひそんなことを考えていただきたいと、今朝私は録画を見ながらそう思いました。いかがでしょうか。 60 ◯堤 かなめ委員長 中平スポーツ振興課長。 61 ◯中平スポーツ振興課長 実際に試合が始まる前に、この開催地の福岡のことを知っていただくというのは非常に大事だというふうに思っております。今、開催の準備に向けて、県の開催推進委員会を設置しまして取り組みを進めているところであります。ここにはメディアの方々にも委員としてお入りいただいておりますので、そういったところで議論をしてまいりたいというふうに思いますし、今御指摘がありました日本として盛り上げていくという意味では、組織委員会のほうにも今いただきました内容について御相談をしてまいりたいと思います。 62 ◯武藤英治委員 BSはコマーシャルも安いんですよ。そんなものを使ってでもやるべき価値があるものだろうと。行こうという意思のある人たちは見ます。知らない町、知らない都市に行くんですから、大分も福岡も熊本もわからないですよ、初めは。そういう中でそんなものが世界で何十億という人が見るワールドカップなんです。それはBSが中心なんです。公共放送ではありません。地上波ではありません、世界的には。その辺を踏まえて、集まった人にお願いするのではなくて、ターゲットを絞って頼まないとできない。ぜひその辺を留意して、与えられたものを食べるんじゃなくて、こっちから食べたいものを言わなきゃだめです。ぜひそういう努力をしていただきたい。それが単にワールドカップの盛り上がりということだけじゃなくて、県行政全体に、あるいは九州の経済に必ずいい結果を生むと私は思っています。ですから、集まった方に言うのではなくて、集めて言うぐらいの話を、前向きな取り組みをぜひしていただきたいと思います。 63 ◯堤 かなめ委員長 よろしいですか。中平スポーツ振興課長。 64 ◯中平スポーツ振興課長 今いただきました御意見を踏まえて、しっかり取り組んでまいりたいと思います。 65 ◯武藤英治委員 ぜひ実を結びますように要望して終わります。 66 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。       〔「なし」と呼ぶ者がある〕 67 ◯堤 かなめ委員長 ほかにないようですので、次に進みます。  次に、「閉会中の調査事項について」、お諮りいたします。  本件につきましては、お手元配付の閉会中の調査事項案のとおり、九項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。       〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 68 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。  次に、「今後の委員会活動について」をお諮りいたします。  今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。       〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 69 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。阿部弘樹委員、二宮眞盛委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事は全て終了いたしました。  最後に、終始熱心に御審議いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げ、県民生活商工委員会を閉会いたします。ありがとうございました。    午 後 二 時 三 十 七 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...