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平成三十年十二月十四日(金曜日)
午 前 十 一 時 零 分 開 会
◯堤 かなめ委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから
県民生活商工委員会を開会いたします。
本日は、
家守企業管理者にも御出席いただいております。
なお、本日
報道機関から
テレビカメラ等の撮影について
申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。
議事に先立ち、
執行部から
発言の
申し出があっておりますので、これを許可することといたします。
家守企業管理者。
2
◯家守企業管理者 企業管理者の
家守でございます。このたびの
企業局職員による不祥事、
委員の
皆様方に心からおわび申し上げます。まことに申しわけございません。
本件につきまして
資料を配付させていただきたいと思いますので、
委員長、お取り計らいのほどよろしくお願いします。
3
◯堤 かなめ委員長 それでは、
資料を配付してください。
〔
資料配付〕
4
◯堤 かなめ委員長 それでは、
家守企業管理者、どうぞ
発言を続けてください。
5
◯家守企業管理者 ただいまお配りいたしました
資料の一枚目をごらんください。一の被
処分者のところに
記載しておりますけれども、この
職員を
処分いたしました。本年四月から再任用で
企業局に勤務しております。
事実の概要のところに書いてございますけれども、
処分理由の一つは、
営利企業等の
従事制限に違反していた。
平成二十六年二月から
平成三十年三月までの約四年間でございますけれども、いわゆる
兼業禁止規定に違反。それから、
訪問介護サービスの従事に際しまして、実態と異なる
介護記録を作成することで不正に
介護報酬を得ていた。これは重大な公務員としての
信用失墜行為に当たります。
この二点を理由として、三の
処分内容に書いてございますけれども、私、
任命権者、
企業管理者名で、十二月四日付で
懲戒免職処分といたしました。
二枚目をごらんください。この
介護ヘルパー従事に係る経緯についてでございますけれども、三の(一)に書いてございますが、本年五月に外部からの
情報提供が寄せられました。(二)でございますが、直ちに本人に事情聴取しておりますけれども、
介護ヘルパーとして母親の
介護に従事していたということと報酬を得ていたと、この二点については本人も認めました。さらに、(四)にございますけれども、この
介護事業所の
主務官庁、
指導官庁は
福岡市でございますけれども、
福岡市のほうから、七月に、実際に従事した
ヘルパー業務時間と
介護記録とにそごがある
可能性があるから、引き続き
調査を行うという
情報提供がございました。この
調査につきましては、県としても協力いたしまして、
福岡市のほうでは、(六)に書いてございますが、十月に現地での
監査指導、それから(九)にございますけれども、十一月二十七日に
当該事業所に対しまして、
改善勧告、それから
介護報酬の
返還命令を出しました。この文書につきましては、十一月二十八日から二十九日にかけまして、県のほうも入手しまして、
事業所、それから
福岡市の了解のもと、十一月三十日、(十二)のところでございますけれども、
企業局の
職員が実際に行きまして、虚偽の経歴を
記載した
履歴書、これは登録すると虚偽になることを隠しておりまして、その
履歴書、それから事実と異なる
記載のある
介護記録というものを実地に確認いたしました。それを受けまして、一番下のところですけれども、先ほど申しました十二月四日に
懲戒免職処分といたしたところでございます。
次の
ページをお開きください。
当該職員につきましては、この
介護従事の案件のほか、本来受け取ることができない、本来対象とならない
扶養手当を受け取っていたという事実がございます。
二の経緯の(一)のところに書いてございますけれども、本年四月に、
福岡市の
生活保護担当部署から県に対しまして、
職員の
在籍確認、それから県からの
扶養手当の受給の有無について問い合わせがありまして、県として
職員の親が
生活保護を受けているという事実を認識いたしたところでございます。直ちに本人に事情聴取いたしましたところ、
扶養手当は親の収入が百三十万円以上の場合は対象にならないことになってございますけれども、
職員は親の
生活保護を明確に把握しておらず、百三十万円未満だと思っていたというような供述をいたしております。その後、
福岡市の協力も得ながら、
生活保護費が百三十万円以上であることの確認、それから直ちに算定できます直近五年間の
扶養手当の算定を行いまして、(七)のところに書いてございますけれども、六月に直ちに確認可能な直近五年分の
扶養手当四十八万円を返納請求いたしまして、同日、
当該職員はこれを納付しております。それで、五年より前の十年分につきましても、
福岡市の協力を得ながら
算定作業を行いましたけれども、その間にいろんな
制度改正が行われているということもありまして、現在のシステムが使えない、それから文書についても
保存期間を超えているというような文書もございましたので、最終的に十年分の金額が確定いたしましたのが(十一)、十一月二十六日、金額が九十四万円でございます。これについても直ちに返納を求めたところですけれども、現在までには返納に至っていないということでございます。
次の
ページには、
本県職員の経歴をつけさせていただいております。事実の経緯につきましては、ただいま御
説明したとおりでございますけれども、判明いたしました事実は、
県民の
皆様の県に対する信頼を大きく損なうとともに、公金の適正な支出に疑念を抱かせるものであります。
任命権者として、
委員の
皆様を初め、
県議会、
県民の
皆様に大変申しわけなく、心よりおわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。
6
◯堤 かなめ委員長 発言は終わりました。
このことについて何かありませんか。
32 ◯中平
スポーツ振興課長 この
計画の見直しに当たりましては、今、
委員御指摘の現状がどうであるのか、それをどう目指していくのかというふうな観点でも見ております。今後、この
計画に沿って進めていく中では、進捗管理を図っていかなくてはならないというふうに思っておりますので、まずは御指摘の現状値と、それから将来の姿と、そこに向かってどう進捗をしているのかというのは、この
委員会の中でも御報告させていただきたいというふうに思っております。
33 ◯塩川秀敏
委員 どうもありがとうございます。今、
スポーツ振興課は、非常に障がい者の関係もぐっと広まってきましたし、本当に
スポーツが
県民のものに、障がいがある
なしにかかわらず広がってきている気配がありますので、ぜひそれを進めてもらいたい。
それからもう一つは、十五
ページになりますが、今、働き方改革の部分ですけれども、中学校あるいは高校での部活のことが、働き方改革で外部講師を呼ぶとか呼ばんとか、一週間に何回か休みにしなさいとか、これは基本的には私、自分の考えはあって、必ずしもそのとおりにならないほうがいいなと、働き方改革が前面に出て、先生たちが子どもたちと触れ合う時間がそれによって少なくなることについては、私は自分なりの意見はあるんですけれども、これを読みますと、十五
ページの一番最後の丸のところに、中学校及び高等学校における運動部活動を持続可能なものにするため、適正な運営を推進するとともに、部活動のあり方、
福岡モデルを構築しますと。部活動の
福岡モデルなんて初めて聞きましたから、大体どういうことを構築しようとしているのか、ちょっと
説明してもらうとありがたいんですが。
34 ◯中平
スポーツ振興課長 この件に関しましては、直接的な
所管は教育
委員会になるわけでありますけれども、今、教育
委員会の中では、運動部活動の活性化の検討
委員会、外部からの人もお招きをして、さまざまな御意見をいただきながら、この
福岡モデルの制作に着手をしているところであります。具体的なイメージとしましては、特に中学校に多いんですけれども、その競技の経験のある専門の先生方が直接子どもたちに指導するという割合が非常に少ないというのが実態となっておりますので、外部から専門的な指導力を持った方にたくさん入っていただいて指導の補助をしていただくというのがこれまでの考え方だったんですけれども、実際には、今、考え方としては、顧問として入って、直接引率もしながら監督でベンチに座れるといった部活動の指導のあり方に、一般の方が入ってこれるように変革をしているという形であります。最終的には、運動部活動と地域の
スポーツが一体化できるような形というのが理想的な形であろうというふうな方針も
委員の中からは意見としていただいておりますので、そういったところを取りまとめて最終的な
福岡モデルとして、特にやはり先生の負担というよりも、子どもたちがよりよい指導が受けられるというのが部活動のあり方では一番大事にされるべきところであろうというふうに思っておりますので、そういったところを中心に今議論をされておりますので、それらを踏まえて最終的な
福岡モデルとして提案をされるというふうに考えております。
35 ◯塩川秀敏
委員 そうすると、今の学校現場の現実としたら、大体顧問というのは教諭がなるんですね、その学校の先生がなる。監督は外部から呼んできてやっている。ということは、子どもたちを引率していく場合は顧問が引率していかなきゃいけない。監督が引率することはできないわけですね。今の現状ですよ。それを専門的な知識を持った人を、監督ではなくて顧問としてということは、教諭と同じように扱って、その顧問が引率とかもできるような話で進んでいるんですか。
内容がよくわかりませんけど。
36 ◯中平
スポーツ振興課長 その方向で今検討が進んでおります。
37 ◯塩川秀敏
委員 ちょっとそこでどういうまとめになるか知りませんけど、海外の学校現場の状況を見ると、この前オーストリアに行ったときに、先生方とちょっとお会いしたときに、もう三時半になったら子どもを連れて帰りますと。あと、部活とかは地域のサークルでどんどん、どんどん、御存じのようにやっているわけですね。ところが、日本の場合は、不思議なもので、子どもたちの姿というのは、部活のときの姿と授業のときの姿は違う場合が多いんですよ。一人の人間を見る人が違うと、部活のときの姿は外部から見えた専門の先生がよく知ってある。それで、授業のときの姿は学校で授業をする先生が知ってある。部活のときの姿というのは、結局授業をする先生がなかなかわからない状況になってくる。日本の場合は、どうしても子どもたちを育てるという教育面が非常に入ってきますので、そういうことも考えて議論をこれから進めていただいて、やはり教育の一環として部活が進んでいくような状況でぜひお願いしたいと、そこはちょっとお願いをしておきます。
それから、最後になりますけど、私ども
調査特別
委員会でずっと健康寿命ということでやってきました。ここの九
ページにもそのことがありますけれども、
福岡県の場合を見てみますと、男性、女性で十歳から十二歳ぐらいの健康寿命との開きがある。これを縮めていくということで、この平均寿命と健康寿命が縮まっていくということが大きな目標であると思うんですが、そういう意味でも、
スポーツに皆さんが関係してくると、ここに書いてあるように、健康寿命というものも延びてくるんじゃないかと思うんですね。だから、ぜひできるだけ多くの人が
スポーツに取り組むことをどんどん進めていただきたいと思うんです。そのときに一つだけお願いしておきたいのは、先ほどの総合型にしても、それから、部活動にしても、それから、この健康寿命については地域の老人会のいきいきクラブとかいうこともやっていますが、これも大きく見れば
スポーツに入るかどうかわかりませんけど、本当に地域との連携を密にしていかないと、こういう政策というのは進まないと思いますので、少ない人数で大変でしょうけど、そこら辺の地域の実情をよく踏まえながら、これをどんどん進めていっていただきたいということを要望しておきたいと思います。
以上です。
38
◯堤 かなめ委員長 ほかにございませんでしょうか。阿部
委員。
39 ◯阿部弘樹
委員 我が会派の自民党県議団では、代表質問で、知事の新しくスローガンとして掲げられた
スポーツ立県
福岡、それを実行に移すためのこの
計画であるというふうに承知しているところでございます。しかし、つらつら考えてみますと、二〇一九年には
ラグビーワールドカップ、二〇二〇年には東京オリンピック、前回、一九六四年、昭和三十九年、東京オリンピックが開催されたときは、日本は戦後から脱却して高度成長を遂げた時期、あのオリンピックを契機に、それまで旧制中学や専門学校、旧大学などの学生を中心とした
スポーツから国民が
スポーツをするという、ある意味では
スポーツ思想の大転換期であったというふうに言う評論家の方もいらっしゃいます。まさに二〇二〇年の東京オリンピックも、また、国が
スポーツ庁をつくって、そして、
スポーツをやることの効果、健康である、あるいは精神面でも豊かになる、そういう、また
スポーツ思想の一大転換期になるのではないかというふうに考えられるわけでございます。そこで知事は、代表質問の質問に答えられて、単に一般財源でその都度、その都度、予算をつくるのではなく、大きく基金を設けて対応していくことに賛成する発言をされたと思いますが、部長、その点は知事はどういう
発言をされましたか。
40
◯堤 かなめ委員長 重松人づくり・
県民生活部長。
41
◯重松人づくり・
県民生活部長 知事が答弁をさせていただきました、
スポーツ振興に係る取り組みを加速させ、そしてまた、充実強化をさせるとともに、国際規模の大会を県内に誘致し開催をしていくためには、機動的に活用できる安定した資金を確保していく必要があり、基金の創設はその一つの方策であるというふうに回答をしております。
また、一方、その創設に当たりましては、対象となる
事業の範囲、あるいは規模、あるいは管理運営の主体をどうするのかと、そういったふうなさまざまな課題がありますことから、それについて整理をし、解決をしていく必要がある。そして、このために、まずこれらの課題をどう解決をしていくのかという検討を進めてまいると、こういった答弁をさせていただいております。
42 ◯阿部弘樹
委員 それまでは、基金の創設という言葉は、知事の言葉の中にはどこにも出てこなかった。むしろアジア大会の開催など声が上がったときには、知事は資金面などを理由に実行には移されなかった。これから雄県
福岡としては、競技別の国際大会はもちろんのこと、さまざまな総合的な
スポーツ大会も、
県民参加の
スポーツ思想の盛り上げには非常に重要なことではないかというふうに考えております。そういった点で、基金について全く
発言してこられなかった知事が、そういうことを前提にない上で今後五年間の
スポーツ計画をこのように提案される。基金のこと、あるいはこの骨子の五
ページ目、大規模
スポーツ大会が盛んに行われる、海外のトップアスリートが参加する国際大会やさまざまな競技の全国大会が開催されるほか、県内各地でトップアスリートによる強化合宿が行われる、これは国際大会のことですか。
43
◯堤 かなめ委員長 中平
スポーツ振興課長。
44 ◯中平
スポーツ振興課長 国際規模の大会ということでございますので、今お話しのありました国際大会あるいは国内の日本選手権など大きな大会のことも含めて指しております。
45 ◯阿部弘樹
委員 例えば、世界水泳を開催するに当たり、幾ら規模の予算が必要となってまいりますか。
46 ◯中平
スポーツ振興課長 正確な数字は持ち合わせておりませんが、数百億程度のお金がかかる、二百億程度のお金がかかるというふうには聞いております。
47 ◯阿部弘樹
委員 そういう
計画が持ち上がったときに、基金が創設されてない。そうすると、いつも小川知事の論法で言うと、お金がないからできません。もちろん
福岡市とのコミュニケーションもうまくいっていない。そういう中で、基金についてはこの推進
計画のどこに書いてあるんですか。
48 ◯中平
スポーツ振興課長 基金も含めてその財源については、この
計画の中には触れておりません。
49 ◯阿部弘樹
委員 そういう先見性とか、あるいは創造性とか欠けるこの
スポーツ推進計画というのは、今後五年間、特に二〇二〇年の東京オリンピックを、あるいは
ラグビーワールドカップを控えたこの日本において、著しく
スポーツ思想としては小さ過ぎるんじゃないですか。知事の代表質問の意見と、このお出しになっている推進
計画というものについて、そごが生じておりますので、よく検討いただきたいというふうに思うわけでございますが、どうですか。
50
◯堤 かなめ委員長 重松人づくり・
県民生活部長。
51
◯重松人づくり・
県民生活部長 確かに
委員おっしゃいましたように、今後の国際的な規模の大会あるいは地域
スポーツもそうでございますが、やはり資金の確保というのは非常に重要な要素になってこようかと思います。これまでの
計画につきましても、毎年度予算の要求をし、実行をするというふうなことでやってきております。今回提案させていただきました
後期計画につきましても、これまで同様の毎年度要求をし、措置をしていくと。その際、国の交付金ですとか補助金とかの活用にしっかり努めていくというようなことでございました。しかしながら、
委員御指摘のように、今回の代表質問において、知事が基金について、それも一つの有効な方策であるというふうな答弁をさせていただきましたので、すぐさまその検討について指示があっているところでございます。
52 ◯阿部弘樹
委員 知事がお答えになったように、どういう形での基金の創設なのか、あるいはどのくらいの規模の基金の創設なのか、あるいはどういう形での運用をしていくのか、それも一切わからぬまま、この五年
計画をここで議論するというのは、私は不適切だというふうに思いますので、
委員長、よく答弁ができる状況になるまで、しばらく取り計らいをお願いしたいと思います。
53
◯堤 かなめ委員長 それでは、この際、しばらく休憩いたします。
再開は放送をもってお知らせいたします。
午 前 十 一 時 五 十 一 分 休 憩
休憩後は
委員会を開くに至らなかった。
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