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平成30年 生涯健康安心社会調査特別委員会 本文 開催日: 2018-11-28

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  1. 福岡県議会 2018-11-28
    平成30年 生涯健康安心社会調査特別委員会 本文 開催日: 2018-11-28


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十年十一月二十八日(水曜日)    午 前 十 時 五 十 九 分 開 会 ◯新開昌彦委員長 おはようございます。それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから生涯健康安心社会調査特別委員会を開会いたします。  本日の議題は、お手元配付のとおりでございます。御確認願います。  それでは、まず、「介護人材確保定着に向けた取組みについて」を議題といたします。執行部説明を求めます。成松高齢者地域包括ケア推進課長。 2 ◯成松高齢者地域包括ケア推進課長 それでは、介護人材確保定着に向けた取り組みについて説明させていただきます。  それでは、委員会資料一ページをごらんください。まず、本県の現状でございます。介護職員数推移につきましては、お手元資料の一の(一)でございますが、平成二十八年度までに、二十五年と比べまして七千八百四十二人の増加がございます。それに対しまして、(二)の有効求人倍率につきましては、三十年九月現在におきまして、全産業が一・六〇倍、それに対しまして介護職につきましては三・五七倍とかなりの開きがございます。私どもとしましては、やはり依然厳しい状況にあるというふうに考えております。それから、介護職員数需給推計でございます。これは、平成三十年五月の厚生労働省公表資料からとったものでございますけれども、七年後、平成三十七年度におきましては、福岡県におきまして不足数が九千四百五十六人という推計が出ているところでございます。  次に、二の主な取り組みでございます。主な取り組みにつきましては、六月の本委員会報告させていただいたところでございますが、本日は、その進捗状況を御報告させていただきたいと思います。まず、(一)の参入促進でございます。1)福岡福祉人材センターにおける取り組みでございます。今年度から福祉人材センター就職支援専門員を二名配置して充実を図っているところでございます。この就職支援専門員による支援状況でございますが、十月末までの相談件数は百五十二件、そのうち就職決定まで至った方が十七名というふうになっているところでございます。二ページをお開きください。入門的研修でございますが、これは、元気高齢者などの介護未経験の方に介護をまず知っていただく、そして、短い時間でも仕事についていただくということを目的実施しております。十二回開催予定でございまして、予定を含みますが、二百三十四名ということになっております。2)の福岡県七十歳現役応援センターにおける取り組みでございます。これは、高齢者向けと考えられます業務を仕分けをした上で求人開拓をし、就職希望者マッチングをするという事業でございます。例えば配膳、掃除、シーツ替え、こういった業務につきましては、介護職介護福祉士等専門職でなくてもできる部分でございますので、そういった業務を切り分けて求人マッチングを行うということでございます。今、十月末まででございますが、四オフィス合計して百三十六名の就職決定者を生んでいるところでございます。次に、3)の経済連携協定EPA)に基づきます介護福祉士候補者受け入れ施設への支援でございます。EPAにつきましては、平成二十一年度から国の補助金を活用いたしまして、日本で就労・研修をしながら介護福祉士資格取得を目指す候補者を受け入れた介護施設、あくまでも介護福祉士国家資格取得を目指した方を受け入れるというような事業でございます。日本語学習介護分野の専門的な知識習得などの支援に要する経費を県は助成しているところでございます。EPAに基づきます受け入れ状況でございますが、二十一年から三十年度までで受け入れ総数は八十三人ということになっております。そのうち国家試験を受験された方は十六名、合格者は十四名ということで、高い合格率になっているところでございます。介護施設に対する助成状況でございますけれども、今年度につきましては、まだ見込みではございますが、十四施設に対しまして一千三百三十四万三千円の金額で国と協議を今進めているところでございます。それから四番目、介護福祉士養成施設外国人留学生に対します修学資金貸し付けでございます。これは、平成五年度から実施しておりますけれども、今年度からより貸し付けを受けられやすくなるように、連帯保証人の要件を従来二名だったものを一名と緩和をしております。また、法人による連帯保証の手続につきまして明文化、明確化をしたところでございます。介護福祉士養成施設の在学生は、現在、学生総数は四百八十六名、うち留学生は六十七名ということでございます。修学資金貸与状況でございますけれども、今年度貸付契約件数は、留学生につきましては六名、貸付決定額につきましては一千八万円、この貸付決定額につきましては、二年分をまとめて決定しているところでございます。  三ページをごらんください。職場環境の整備でございます。介護職員管理能力向上といたしまして、介護施設、それから介護事業所管理者対象といたしまして、雇用管理改善人材育成に関する研修実施しております。この研修におきましては、参加者の方に目標を設定していただきます。例えば定着率であったり、非正規を正規に移すというような目標を設定していただきまして、半年の研修期間改善を実践していただくというような研修をしております。三十年度でございますけれども、二十四回、二十一会場で実施予定しております。参考にありますとおり、二十九年度参加者数百八十八名のうち百五名が定着率向上など定めた目標を達成しているというような状況でございます。2)の介護ロボット導入促進でございます。介護施設事業所介護業務負担軽減効率化に資する介護ロボットを導入する場合の助成でございます。今年度から対象となる機種を拡大しております。コミュニケーションロボット介護業務支援ロボットについても対象としているところでございます。それから、補助上限額についても、今年度から一台十万円から三十万円に引き上げを行っているところでございます。助成状況につきましては、平成二十九年度六十八台、四百万円程度というふうになっているところで、二十八年度に比べて大きく伸びているところでございます。  最後に、賃金改善でございます。介護職員処遇改善加算取得支援を行っております。これは、介護職員処遇改善加算取得につきましては、おおよその団体事業所では取得をされておりますけれども、まだ小規模団体等取得が難しいところに対しまして、助言、セミナー、あるいはアドバイザー派遣というようなことをして、できるだけこの加算を取っていただくように努めているところでございます。三十年度の支援状況につきましては、キャリアパス導入支援セミナーにつきまして、今現在二十四回、申し込み者数二百三十三名ということになっております。アドバイザー派遣につきましては、まだ受け付け中でございますけれども、三十施設事業所実施をしたいというふうに考えているところでございます。このような取り組みを通しまして介護人材確保定着を進めてまいりたいと考えているところでございます。  説明は以上でございます。 3 ◯新開昌彦委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。大橋委員。 4 ◯大橋克己委員 一ページ目の介護職員数推移はここに明記をしてあるんですけれども、最後のほうにもお話があったように、やっぱり介護人材定着というのが非常にやっぱり重要だと思うんですね。そのためのいろんな施策を講じてらっしゃると思うんですけれども、離職者の数、推移とか数の統計とかそういったものはあるんでしょうか。 5 ◯新開昌彦委員長 成松高齢者地域包括ケア推進課長。 6 ◯成松高齢者地域包括ケア推進課長 離職者数推移があるんですけど、ちょっと今手元にありませんが、平成二十九年度の離職率につきましては、介護職員につきましては全国で一六・二%、全産業では一四・九%ということで、離職率が全産業に比べて高いというふうになっております。 7 ◯大橋克己委員 今、お手元にないけど、あることはあるんですね。ぜひ、それは後ほどいただきたいなと思います。 8 ◯新開昌彦委員長 資料要求でよろしいですかね。 9 ◯大橋克己委員 はい。 10 ◯新開昌彦委員長 それでは、ただいま大橋委員から資料要求がありましたが、本委員会要求資料とすることに御異議はございませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯新開昌彦委員長 御異議ございませんので、本委員会要求資料といたします。  それでは、この件につきましては正副委員長に御一任願いたいと思いますが、皆さん、よろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 12 ◯新開昌彦委員長 それでは、そのようにさせていただきます。大橋委員。 13 ◯大橋克己委員 その離職者数推移を見ていけば、今やっていらっしゃるさまざまな施策が功を奏して定着率向上しているかどうかというのを判断ができると思いますので、そことリンクをしながらしっかりといろいろやっていただきたいなと思います。以上です。 14 ◯新開昌彦委員長 ほかに質疑はございませんか。塩川委員。 15 ◯塩川秀敏委員 今のと関係するかもしれませんけど、今していただいたのが現状報告なわけですよね。だから、これも一緒に考えてください、幾つか言っておきますので。一ページ目の(三)のこの例の二〇二五年の需給格差が九千余あると。ありますよという報告だけです。だけど、大事なのはこの差をどうやって解決して、どうしていくかということを言わなきゃ、ここの委員会は別に意味がない。報告だけ受けたって意味ないわけですから、この現状をどのように評価して、どうしていくのかということが一つ。全部そうです。それから、下のほうの福岡福祉人材センターにおける取り組みについても、約一割ですよね、決定者数は。この決定者数を担当としてはどう評価しているのか、これを上げていくためにはどうしたらいいのか、そういうところを聞きたいんですよ。二ページにいきます。これは、七十歳についても決定者数百三十六人をどう評価しているのか。同じようにEPAについてもこの受け入れ者数が八十三人でしょう。上のほうを見ると、介護福祉士資格取得を目指す候補者を受け入れた介護施設に対しと、こういうふうに書いているので、ここのところ、受け入れ者数に対する受験者数が十六人、これは約二割ぐらい。そして、今さっきおっしゃったのは、合格率は高いですと、そりゃ十六人受けて十四人通ったんだから、合格率は高いですはいいですけど、この数字自体はどうなのかね。それから、その下のほうの介護福祉士養成施設の在学生の数ですよ。この学生については、これは日本人も入っての数でしょう。それから、現在、これは福岡県の、ちょっと範囲はわかりませんけど、どこかの介護福祉士養成施設に四百八十六人の学生がおって、そのうち留学生が六十七人、こうなってるわけでしょう。これについて、同じことですよ。しかもここを目指しているのが修学金貸与ですから、その六十七人の留学生のうち六人はこの修学貸与になったと。そういうことがどうなのか、僕たちは、これが評価できるものなのか、もっとどうなのかということがよくわからないですよ、これを見る限りね。本当に修学学生の四百八十六人中九十七人が貸付契約をしたということ自体が、もうこれでいいのか、それとも何かいろんな条件があってまだできない人がおるのか、もっとすべきなのかということを、やっぱり施策をする限りちゃんと評価をしながら、そして、それに対して今後どう取り組んでいくかということをするのがここの委員会じゃないですかね。何か報告だけ受けたって、もうこれで終わりますということになりますので、非常に残念ですけど、何かそれもあわせて、もうこの時期ですので、できる範囲でいいですから、報告をしていただきたいなというふうに委員長に要望いたします。 16 ◯新開昌彦委員長 成松高齢者地域包括ケア推進課長。 17 ◯成松高齢者地域包括ケア推進課長 塩川委員の御指摘を踏まえまして、しっかりと評価、それから分析をしてまいりたいと思います。一点ですね、申しわけありません、説明不足でございました。二ページのEPAでございますけれども、EPAにつきましては、八十三名のうち現在六十三名はまだ在学中でございます。卒業した方のうち十六名が試験を受けているというような状況でございます。 18 ◯塩川秀敏委員 そしたら、二十人が卒業したんですね。そのうちの十六名が受験したと。そう聞くと少しはわかるけど、それを聞かない限り何かなと思うし。ありがとうございました。そういうことも含めてひとつお願いいたします。 19 ◯新開昌彦委員長 塩川委員、いいですか。 20 ◯塩川秀敏委員 別にこれは質問じゃないんですけど、私も現場をよく知っている一人として、三ページの賃金改善、これはどうしようもないんですよ。どうしようもないので、もうこれしかないんですよ。だから、これを労務士とかに頼んでやるとなるとまた月々何ぼかとられる、御存じのとおりなんですよ。だから、ここのところの支援労務士の手を煩わさないでいくようになると、二、三万とかのマイナスというか、支出が出ないでいいようになると思いますから、これをぜひ進めて、これが入ってこないと食われないわけですから、給料は上がらない、上がらないです、給料は。だから、そこら辺のところの努力をお願いします。以上です。 21 ◯新開昌彦委員長 ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 22 ◯新開昌彦委員長 委員長のほうからいいですかね。部長、出てきてもらっていいですか。この件は塩川委員がおっしゃったとおり、大変重大な問題でありますし、また、しっかりと取り組んでいる施設はあるわけでありまして、私たち、この前千葉にも行きましたけども、そういったうまくいってるところもあります。やめていないと。あそこは離職率が低かったわけですから、大橋委員のおっしゃったとおりでもございますし、ぜひ、この委員会として、委員長として申し上げておきたいと思いますが、しっかりとこの件について一つ一つ施策を取り組む決意をちょっとお聞きしたいと思います。大森保健医療介護部長。 23 ◯大森保健医療介護部長 今、大橋委員塩川委員から御指摘がございました。介護人材の問題というのは非常に重要な問題でございます。まず定着を図る、離職をさせないということ、それからまた、いかに新規参入を図っていくか、それらの施策目的を持ってやっております。その結果等を適切に評価しながら、二〇二五年問題、ここでの、今のところは需給ギャップがあるようなケース、そこをなるべく少なくするような形で、県として全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。 24 ◯新開昌彦委員長 ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 25 ◯新開昌彦委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「ふくおか健康づくり県民運動について」を議題といたします。執行部説明を求めます。佐野健康増進課長。 26 ◯佐野健康増進課長 それでは、私のほうから、ふくおか健康づくり県民運動について、委員会資料五ページで御説明させていただきたいと思います。  まず、ふくおか健康づくり県民会議についてでありますけれども、この特徴は、さまざまな分野関係団体が一体となって行うことをもって健康寿命の延伸を図ることを目的としておりまして、そのため構成としましては、百十団体、さまざまな団体になっていただき、福岡県知事会長に、ここの資料にありますような副会長を選任させていただいております。また、八月十日に設立総会を開催させていただきました。  この県民運動、主な取り組み内容でございますけれども、この設立総会におきまして、健(検)診受診率向上、食生活の改善運動習慣定着、この三つを取り組みの柱として設定させていただきます。今後、これら具体的取り組み事項につきましては協議を行い、次回、県民会議総会にて示す予定とさせていただいております。次に、健康づくり団体事業所宣言、これは、県内の団体事業所におきまして、健康づくりに関する取り組み内容を宣言してもらい、それを県に登録するものでございます。今後、優良取り組み事業所の表彰などにより、こういった取り組みを県としても支援させていただきたいと考えております。また、健康づくり県民運動情報発信サイト、これは、構成団体、市町村が行う健康づくりに関するイベントですとか健診情報、これらを集約して一体的に発信する専用ホームページサイト、これを構築させていただきました。また、この中に生活習慣病発症予測ツールであります「ひさやま元気予報」というものを掲載しております。概要は、次ページ、六ページに記載しておりますけれども、これからあらかじめ用意させていただいておりますプロジェクターを使用しまして、その説明をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 27 ◯新開昌彦委員長 ただいま健康増進課長から、プロジェクターを使用して説明したい旨の申し出がありましたが、許可することでよろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 28 ◯新開昌彦委員長 御異議がありませんので、使用を許可することといたします。それでは、お願いいたします。 29 ◯佐野健康増進課長 ありがとうございます。では、早速御説明させていただきます。  このひさやま元気予報は、久山町研究の最新の知見を活用しまして、五年後、十年後の生活習慣病発症リスクを、自分の健診データを入力することで見やすい形で表示するものであります。これがそのページですけれども、次、この久山町研究、九州大学と久山町が協力したもので、五十年以上にわたる研究に基づくもの、また、特に亡くなられた方の病理解剖、これがかなりの高い確率で行われておりまして、精度の高い疫学調査を実施したものであります。以降、実際のページに基づきまして御説明させていただきたいと思います。まず、パソコン、スマートフォン等でインターネットのほうに接続していただくと、まず、このふくおか健康づくり県民運動という情報発信サイトがあります。この中から、右側、ひさやま元気予報というところをクリックいただきます。スマートフォンでは右上にメニューがありますので、そこからメニューに入っていただくことになります。そうするとこのページになりまして、下のほうを見ていただくと、ステップ一、ステップ二、ステップ三という形で、入力、発症リスクの確認、それからシミュレーションというふうな形になっております。これは、順次御説明させていただきます。また、注意事項としまして、このひさやま元気予報というのは、あなたの個別的な状態に対して医学的判断や病気の診断をするものではありませんという注意事項を記載しております。この内容に同意していただき、利用していただくことになります。ここで、これまで自身が受けられていた健診データ、特に特定健診のデータの一部を入力いただくことになります。今回は、少しシミュレートということで仮の数字というのを入れさせていただきます。主な内容としましては、年齢、身長、体重、それから特定健診でやります腹囲、それから血圧、ヘモグロビンA1cというのは糖尿病をあらわす指標であります。それからコレステロール、糖尿病の家族歴、また喫煙本数、運動習慣、これらを順次入力していただきましてデータを出していただきます。そうしますと、まず、同性同年代の平均な人と比較した発症倍率が数字と八段階の天気で表示されています。上は、将来の生活習慣病発症リスク、糖尿病と心血管病、この心血管病というのは、脳卒中と虚血性心疾患、そういったものが入っております。それが倍率、また、少し見にくくて申しわけないんですけど、下の段に五年後、十年後の発症確率というものが記載されております。そして、次はシミュレーションなんですけれども、例えば右の禁煙をするという選択をした場合に、この倍率等が確率が変わってきます。また、順次運動をするとした場合、また体重を減らした場合、このような形で少し自分のデータからどれくらいの倍率になるかというのをシミュレーションしていただき、健康づくり、また、これは特定健診を受けた場合のデータを記入しますので、特定健診受診のきっかけになればというふうに考えて構築したものであります。  スライドによる説明は以上でございます。以降は資料に戻りまして、引き続き御説明させていただきます。  資料六ページ、(四)健康づくり県民運動ロゴマークから続けて御説明させていただきます。これは、関係団体が一体となって県民運動を推進していただくため、健康づくり県民運動のシンボルとするロゴマークを作成する予定としております。これに関しましては、広く県民から公募を行いまして、次回県民会議総会において公表させていただく予定としております。  次に、二、日本健康会議での報告でございますけれども、これは、去る八月二十七日、東京都で開催されました日本健康会議二〇一八において、知事が「健康寿命の延伸を目指す福岡県の取組みについて」というタイトルで、このふくおか健康づくり県民運動について御報告させていただきました。なお、当日は、関係大臣、また国、経済界、さまざまな団体、関係者約五百名が出席しておりました。  最後に、健康二十一世紀福岡県大会の開催をさせていただいております。これは、本年十月二十一日、第十七回の大会になっております。県以外にも福岡県医師会等、保健・医療、健康づくり関係団体十三団体が連携しまして、体験ブースですとか相談ブースを設置いただきまして、県民に直接健康づくりの働きかけを実施したものであります。当日は、トークショーのほか、ウオーキング、体操の実演指導もあわせて実施しております。  以上で、ふくおか健康づくり県民運動についての御説明をさせていただきました。以上です。 30 ◯新開昌彦委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。田中正勝委員。 31 ◯田中正勝委員 それでは、今御説明いただきましたふくおか健康づくり県民運動についてでございますが、家庭においても地域においても県の行政においてもそうですが、家庭であれば、病気をした人が一人おれば非常に医療費というのが家計を圧迫すること、また、全体的に県とか地域とか含めれば、医療費の削減というのがいかに財源を削減していくかということのつながりとともに、健康であることの大切さという角度から、基本的なことを含めて質問をさせていただきます。確認でございますが、本県の平均寿命と健康寿命をまず確認させてください。 32 ◯新開昌彦委員長 佐野健康増進課長。 33 ◯佐野健康増進課長 直近、平成二十八年のデータがございます。男性・女性別で分かれておりますけれども、まず本県、平均寿命といたしましては、男性で八〇・七二年となっております。それに対応する男性の健康寿命は七一・四九年となっております。また、一方、女性は、平均寿命で八七・三二年、健康寿命が七四・六六年となっております。 34 ◯田中正勝委員 平均寿命と健康寿命の差については、男性で九・二三年、女性は一二・六六年となっておるかと思いますが、この差をできるだけ短くして、健康で過ごせる期間を延ばすことが大切なわけでございますが、県としてのその取り組みは、確認でございますが、平均寿命と健康寿命の差をできるだけ短くしていくことが大切かと思いますが、県としての取り組みの確認を。 35 ◯佐野健康増進課長 健康づくり取り組みでございますけれども、健康寿命の延伸についてさまざまな取り組みをさせていただいております。また、この取り組みに関しましては福岡県の健康増進計画を策定させていただいておりまして、ライフステージに応じた取り組みを計画的に実施しておるところでございます。 36 ◯田中正勝委員 ということは、そういった平均寿命と健康寿命の差というのは、元気で長生きする年齢というのが大切であると思いますが、そのためには要介護や要支援となることを防がなきゃならないわけでございますが、この介護の必要となった主な原因はどんなことが考えられるか確認でございます。 37 ◯佐野健康増進課長 要介護・要支援一つ生活習慣病というところが要因となっておりまして、そのほかに脳卒中ですとか心疾患ですとか、そういったものも含まれます。また、それ以外にも要介護・要支援となる要因としまして、認知症、関節疾患、骨折転倒、こういったものが主な要因として挙げられております。 38 ◯田中正勝委員 きょう、説明をいただきましたこの(三)の1)、2)の中で取り組みの柱とか健康づくり団体事業所宣言とかありますが、健康寿命の延伸に向けては健診を受診することが当たり前という社会をつくっていくことが必要なわけでございますが、健康寿命の延伸に向けた県の特徴的な取り組みというのは幾つか挙げられると思いますが、基本的なことですみませんが、御説明をお願いします。 39 ◯佐野健康増進課長 幾つかありますので、主なものだけ述べさせていただきます。例えば健診受診率向上という形にしまして、また、がん検診の推進という形におきまして、がん検診登録事業所というのを御登録いただいて、がん検診受診の向上に取り組んでいただいております。また、食生活の改善におきましては、県内食の健康サポート店というものを五百店舗以上登録いただいてまして、また、これは店舗拡大に向けて今後いたしているところでございます。この食の健康サポート店といいますのは、さまざまな飲食店等で健康にいいヘルシーメニューと称しますけれども、そういったものを御提供いただく店舗でございます。また、さらに運動習慣定着に関しましては、一つはロコモティブシンドロームの予防というところで、ロコモティブシンドローム予防の推進員というのを養成するとともに、また、県医師会等と連携しまして、「医師と歩こう!県民健康ウオーク」というものを開催、共催させていただいて、県民の方の健康づくりに取り組んでいただくような形を取り組んでいるところでございます。 40 ◯田中正勝委員 (三)の2)の健康づくり団体事業所宣言というのがありますが、登録マークの配布・掲示が今三千七百飛んで三事業所ということでございますが、この数値目標というのはどこまで考えておられますか。 41 ◯佐野健康増進課長 本年、設立総会、先ほど申しましたように八月に設置させていただきましたけれども、それから一年間で五千事業所をまず目標としております。 42 ◯田中正勝委員 先ほど説明いただきました健康寿命の延伸に向けた県の特徴的な取り組みの中で、食の健康サポート店の登録拡大ということで、ヘルシーメニューを提供する飲食店、販売店を登録してという御説明でございましたが、この登録数というのは現時点で幾つぐらいあるんですか。 43 ◯佐野健康増進課長 平成三十年五月末現在でありますけれども、五百七十二店舗御登録いただいております。 44 ◯田中正勝委員 先ほどの健康づくり団体事業所宣言においては、三十年十一月七日現在ということで三千七百三と答弁いただきましたが、五月現在と今お答えになりましたけれども、これは、近々の数字というものを、私、きのうホームページを見たんですけれども、五月の登録店の数が載っておったのと、十一月の健康づくり団体事業所宣言は十一月のが、そこでより新しいデータを載せていただければと思います。最後に、このふくおか健康づくり県民運動というのは、成人、大人を対象とした取り組みだと思いますが、大事なのは生まれてくる赤ちゃんとか、そういう、例えば新生児の聴覚異常とか、そういう意味ではより早期発見とか早期予防、早期治療というのが大事かと思いますので、この点についてもしっかりとあわせて取り組んでいただくことによって、福岡の県民一人一人が健康で健やかな生活ができることを強く望んで終わります。以上です。 45 ◯新開昌彦委員長 要望でよろしいでしょうか。 46 ◯田中正勝委員 はい。 47 ◯新開昌彦委員長 ほかにございませんか。塩川委員。 48 ◯塩川秀敏委員 ちょっとよくわからないんですけれども、五ページの(三)の1)のところなんですけど、その一番最後のところ、次回県民会議総会において柱ごとの行動目標を示す予定と、こうなっておりますが、ちょっと非常に興味があるところなんですけども、この三つの健診受診率向上から食生活の改善から運動習慣定着というこの柱について具体的にどのような行動目標、どのようなことをするかということを示すんでしょうけど、これは、そういう情報は、今、この委員会だから、この委員会は次、どうやってこう、この次のときはもうこの委員会におるかいないかわからない。それから、こういう該当の委員会に入らないとこの情報はこないのか。これ、どういうふうにして県議会議員に流すつもりなのか、ちょっとお聞きしたいんですけど、この結果をね。柱ごとの行動目標が決まったら、これが続いていけば、次回のときに出てくる可能性は強いと思うんですけども、どうやって流すつもりですか、聞かせてください。 49 ◯新開昌彦委員長 佐野健康増進課長。 50 ◯佐野健康増進課長 まず、手続としましては、次回、今年度中に予定しておりますけれども、県民会議総会のところでまず取り決め、そこで御承認いただいたのが前提となります。それ以降、もちろん構成団体ですとか県民の方々、市町村を通じまして、幅広く県の取り組みというところを伝えていきたいというふうに思っております。また、御質問の県議会のほうですけれども、当然、必要があるならば個別に回りますし、また必要な機会等を通じまして御説明させていただければというふうには思っております。 51 ◯塩川秀敏委員 余り今聞いても何やけど、必要な機会とはどういうことを想定しているんですか。 52 ◯佐野健康増進課長 具体的にまだ議会事務局長とも決めておりませんので、また事務局等とも御相談させていただきまして、また各委員会、議長、あるいはそういった機会の場があれば御説明させていただければというふうに思っております。 53 ◯塩川秀敏委員 では、もう要望しておきますが、皆さん方はどうか知りませんけど、できたらここの委員にはこういうことが行動目標として決まりましたとかいうことはぜひ知らせてほしいなというふうに思います。 54 ◯新開昌彦委員長 要望ということでよろしいですか。 55 ◯塩川秀敏委員 要望でいいですから。 56 ◯新開昌彦委員長 ほかにありませんか。堀委員。 57 ◯堀 大助委員 情報発信サイトのところについてちょっと伺いたいんですけれども、これから閲覧者をふやしていく必要があると思いますけれども、今って、何ていうんでしょうか、フェイスブックとかツイッターとかインスタグラムとかあって、結構自分からそのホームページにいくというよりは、見てもらいたい側のほうが誘引していくという仕組みが必要だと思うんですけれども、その辺は今どういうふうにされているんですか。 58 ◯新開昌彦委員長 佐野健康増進課長。 59 ◯佐野健康増進課長 今後、引き続きではありますけれども、さまざまな機会を通じまして、この情報発信サイトがあるということ、また、そういったアドレスとかQRコードみたいなものとかをお示しして見ていただく。また今回、構成団体百十団体ありますし、市町村、またさまざまな機会を通じてこの情報発信サイトに関して提供していきたいというふうに思っております。 60 ◯堀 大助委員 さっき言ったみたいに、結構今SNSとかを日常利用される方が多いので、例えば可能だったらそういうところでの広告だったりとか、あと、福岡県の場合ってフェイスブックページ、東京事務所とか持ってますよね。ああいうところや、ほかのもしフェイスブックページがあれば、そのところでPRしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  それと、もう一つ聞きたいのは、ひさやま元気予報というのは、健診データとかの数値を入れるということですよね。その点に対してちょっと確認で聞きたいんですけども、健診データというのは今どういうふうにして受けた人の手元にくるんですか。大体郵送なんですかね、ここは。 61 ◯佐野健康増進課長 今、私が述べましたのは、特定健診のお話をさせていただきましたけれども、この特定健診と申しますのは、医療保険者が主体となって実施するものであります。なので、保険者ごとに返し方というのは違うと思いますけれども、主に健診結果は後日郵送で送られているところが多いんじゃないかというふうに思っております。 62 ◯堀 大助委員 紙ベースでもし郵送とかで送られるんであれば、そこに、こういうひさやま元気予報がありますとかいうのも一緒に入れてもらったりしたら、その場にデータがあったほうがその場でやれるし、いいかなと思うので、もし実施されてないんだったらしていただきたいなと、しているんであればそのまま続けていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 63 ◯佐野健康増進課長 御助言、アイデア等いただきましてありがとうございます。また保険者等との協議も必要であるかと思いますので、参考にさせていただき、検討させていただきたいと思います。また、フェイスブックに関しましては、福岡県、我々の健康づくりのほうも福岡県のフェイスブックサイトにもう既にこういった情報とか取り入れさせていただいてます。ほかのSNS等にも引き続き検討したいというふうに思っております。ありがとうございます。 64 ◯新開昌彦委員長 よろしいですか。 65 ◯堀 大助委員 はい。 66 ◯新開昌彦委員長 ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 67 ◯新開昌彦委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 68 ◯新開昌彦委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。このことにつきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 69 ◯新開昌彦委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。  また、慣例によりまして、二月定例会において行います本特別委員会委員長報告につきましても、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 70 ◯新開昌彦委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。岳康宏委員、野田稔子委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  最後に、御挨拶をさせていただきます。この二年間、野原副委員長ともども大変お世話になりました。ありがとうございました。始まる際に、健康寿命ということを切り口にしていきたいというふうに申し上げて、この委員会運営を展開をさせていただいたつもりでございます。視察先であるとか、そういったことについても、そこに特化をして探させていただきました。皆様にとっては大変絞り込みが激しくて物足りなかったかもしれませんが、本当にありがとうございました。県といたしましても、また、今回議題になりましたふくおか健康づくり県民運動というのがことしの八月に始まりました。また委員のほうからもいろいろお話がございましたけれども、いよいよこれからだというふうに思っております。知事のほうからも、真の健康寿命を延ばす長寿県にしていきたいという決意もお聞きをしておりますし、これからだということでございますので、どうか取り組みのほどよろしくお願いしたいと思います。  最後になりますが、田中秀子委員初め委員の皆様におかれましては、この二年間大変にお世話になりました。また、執行部の皆さんにも大変お世話になりました。これからでございますので、大変にいろんなことがあろうかと思いますが、本当にこの福岡県を健康な県にしてまいろうというふうに思っております。そういった意味では、先ほど塩川委員がおっしゃっておりましたが、いろんな角度で、また、堀委員も言っておられましたが、いろんな角度から発信をしていただきたいというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。以上で、御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。以上で終わりたいと思います。      〔拍手〕 71 ◯新開昌彦委員長 以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  本日は、これをもちまして、生涯健康安心社会調査特別委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。    午 前 十 一 時 四 十 七 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...