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平成30年 農林水産委員会 本文 開催日: 2018-11-06

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  1. 福岡県議会 2018-11-06
    平成30年 農林水産委員会 本文 開催日: 2018-11-06


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十年十一月六日(火曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 会 ◯堀 大助委員長 皆さん、おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  議事に入ります前に、前回の委員会松本委員から資料要求のありました、学校給食における県産農林水産物導入が進んだ優良事例についての資料をお手元に配付いたしております。御確認をお願いいたします。  それでは、資料について執行部説明を求めます。才田食の安全・地産地課長。 2 ◯才田食の安全・地産地課長 前回、九月二十一日の農林水産委員会松本委員から要求のありました資料につきまして御説明をいたします。  お手元要求資料をお願いいたします。学校給食における県産農林水産物導入が進んだ優良事例についてであります。  まず、本年度の取組でございます。県では、学校給食における県産農林水産物利用拡大するため、県産米の夢つくしや元気つくし、福岡有明のり学校給食への導入を支援しているところでございます。また、市町村食育学校給食担当者に、学校JA直売所が連携して、地元産や県産農林水産物導入が進んでいる事例の紹介、それから利用割合の低い市町個別訪問いたしまして、利用拡大というものを推進しているところでございます。  今回、優良事例といたしまして、下記の四市町取り組みを御説明いたします。  まず、岡垣町の取り組みでございます。これは農産物取り組みです。岡垣町では、中学校給食センターが開設されたこと、それから栄養教諭の配置、これをきっかけといたしまして、学校給食における地産地消を進めるために、地元直売所である、やっぱぁー岡垣JA北九からの仕入れをふやす取り組みが始まりました。現在も、町やPTAの代表、それから栄養教諭直売所JA等によります協議会が開催されておりまして、その中で、野菜などの生産状況納入価格などの情報共有を図り、栄養教諭ができるだけ地元農産物を使用した献立を作成することによって、昨年度の青果物利用割合は、地元産で三割、地元産も含めました県産で五割まで拡大しております。県産では県内トップ利用割合というふうになっております。  次に、糸島市における取り組みでございます。これも農産物取り組みでございますが、合併前の志摩町が女性生産者グループに、野菜や果物を学校給食に提供してほしいと依頼いたしまして、地元産の野菜などを供給したのをきっかけに、生産者組織化、それから納入ルールの統一などが行われました。その取り組みが今では糸島市全体に拡大しているところです。現在も、JA生産者グループ栄養教諭等で年間の納入価格などが協議されております。さらに、JAが中心となりまして、生産者グループ等関係者との会議を開催し、翌月分の供給量とか価格などについて協議されております。天候や作付などの関係から供給量が不足するということもありますけれども、この場合には、JAが調達して学校へ供給されているところです。  次に、宗像市における取り組みでございます。これは水産物取り組みを紹介させていただきます。宗像市では、学校管理課というところがあるんですが、その中に地産地消を進める担当者を配置いたしまして、魚食を進めるために、漁協と連携いたしまして、まずブリを試行的に市内の小学校一校に導入したのが始まりです。現在では、漁協は、学校給食へ安定的に供給するために、ブリとかイカといったものを加工場で切り身にして冷凍しております。栄養教諭は、翌月の供給見込み量に基づいて献立を作成して、漁協から学校へ、そのものが供給されております。  最後に、うきは市の取り組みでございます。これは畜産物取り組みを紹介させていただきます。旧吉井町の養豚組合が、子供たちにおいしい豚肉を食べさせたいという思いから、旧吉井町の教育委員会に働きかけを行いまして、PTAとか学校関係者を集めた試食会などを行いまして、地域のブランド豚であります耳納いっーとんを町内四つ小学校に供給したのが始まりでございます。現在、この豚肉は、うきは市の全ての小学校、十校あるんですが、そこで使用されているところです。  これらの市町では、できるだけ地元産を使おうと、献立を作成したり、JAなどの団体が供給不足を補ったりなどして、産地と学校がしっかり連携しながらやっているというところでございます。私どもといたしましても、教育庁との連携を一層密にして、市町村での学校給食の県産農林水産物利用を進めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 3 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。  松本委員、いかがでしょうか。 4 ◯松本國寛委員 事例を聞いたら、本当に頑張っているところはきちっとやっているんだなと思うんですが、そもそも学校給食地産地消、食育ということの中の、協議会も設置をしてあるんですが、意味といいますか、こういうことを進めることによって、どういうものを得ようとしているかというお考えを聞きたいのですが。 5 ◯堀 大助委員長 才田食の安全・地産地課長
    6 ◯才田食の安全・地産地課長 委員からの御質問でございます。まず、初めに食育関係から、先ほど、地産地消なり、食育なりということでしたので、まずそこのところからで、食育に関しましては、そもそも食育は生きる上での基本ということで、知育とか、徳育、体育の基礎となるべきものというふうに位置づけがされております。例えば、農業体験調理実習とか、さまざまな経験を通して食に関する知識、それから食を選択する力、こういうものを習得して健全な食生活を実践できる人間を育てる、これが食育ということになっております。  県では、県民の皆さん本県農林水産業への理解、それから積極的な支持を拡大するために、ふくおか農林漁業応援団づくりというものをやっております。この中で、応援ファミリーとかもあるわけなんですが、この方々を対象としました体験ツアー、そういうもので現地に行ってもらうと、生産者と直接交流することによって、安心感とかそういうものも得られて、もっと行ったところのものを買ってみようとか、そういう声とかもいただいております。それこそがまた地産地消、地元のものを地元で消費するというようなものにもつながっていくものというふうに考えております。  それから、今御質問の中の学校給食関係でございますけれども、学校給食に県産農林水産物を供給するということは、給食を通して、農林水産物がつくられる背景とか、農林水産業の歴史、食文化、そういうことを知る機会にもなります。給食子供たちにそういうものを食べてもらうと、おいしさとか、親しみということが感じられ、将来の消費拡大にもつながっていくものというふうに考えております。  ですので、先ほどおっしゃられました食育、それから地産地消、地元のものを地元で消費していく、こういう取り組みというものは、将来の消費拡大につながり、生産者所得向上にもつながっていくものというふうに考えているところでございます。 7 ◯松本國寛委員 なかなか難しいよね。もっともらしい話だけれども。確かに大きく分けて、我々福岡県というのは生産県であり、そしてまた消費県であると同じように、生産地であるところと、全くこの福岡市の中で田んぼとか見ませんから、若干あるけど、そういった意味では消費するところであると。今おっしゃったようなことは、その二つを分けて考える必要があるんだと思います。そういった意味では、教育委員会は独立していますから、それぞれの特色を持ったところで教育していくんだろうと、こういうふうに思うんですが、だからこそ今、ツーリズム云々という農業体験とかいうことは都市部の話なんだろうし、桐明さんみたいに、やりたくなくてもやった人もいるだろうと思うけれども、僕も農家なんですけれども、そういうふうに分けていって、特色あるような形でやっていってほしいというふうに思っています。  その中で、ここに四つの市町事例が書いてありますけれども、これは自校方式センター方式、どっちをとっているんですか。  ついでに聞きますけれども、県内の義務教の中で、自校とセンター方式、どっちが多いんですか。 8 ◯才田食の安全・地産地課長 今言いました宗像市以外は、全て自校方式でございます。(「岡垣は」と叫ぶ者がある)中学校センター方式です。 9 ◯松本國寛委員 その質問はもういいです。  センター方式のほうが確かにやりやすいんだろうから、そういったところに対しては、やっぱりロットが一括という形になるので、当然センターのほうがやりやすいんでしょうから、そういったことも含めて、それを進めていくべきじゃないかというのが一つ提案です。  もう一点は、これは何で宗像市は魚だけなの、うきはは肉だけなの。こういう取り組みをしているということは、野菜も含めて、全てにおいて食材をそういうふうにとっていっているんだろうと思うんですが、その辺、どうなんですか。 10 ◯才田食の安全・地産地課長 お話はそのとおりでございまして、青果物とかは宗像市とかうきは市も高うございます。今回は、特色あるところというところで、農産物それから畜産物水産物、それぞれの取り組みのところで、一つ事例として、うきはについては豚のところを報告させていただいたところです。青果物うきはは高うございます。宗像とかも、全てにおいて大体学校給食導入をしていこうというところの分は、品目に限らず、全体的にみんなできるだけ使おうというような形で取り組みがなされています。 11 ◯松本國寛委員 だから、これは町によってといいますか、人によって変わってくると。栄養教諭を配置したところに関しては、特にこういうふうに進めているということになっているので、今後は教育庁と話をしていきますという話ですが、今、どのくらい進めているのですか。 12 ◯才田食の安全・地産地課長 ことしも教育庁のほうでも栄養教諭研修会とかが開催されているんですけど、そういう場において、こういう県産農林水産物利用拡大とか、そういうものを話していただくようにしておりますし、必要なときには私たちも行って話をしたいというふうに思っております。 13 ◯松本國寛委員 そっち側から来るのと、もう一つの例が、米飯給食に対しても過去、僕は質問していったりしたんですが、お米の消費拡大のために学校給食に御飯をふやしていきましょうという段階で、なかなか教育委員会経由だとまどろっこしかったので、ちょうど山田部長のときでしたけれども、もうこれは町長に言ったほうが早いよと、町で取り組んでもらったほうが早いよというふうな提案して、そういう形で支援金も含めた形で取り組んでいただいたときは、かなり早かったです。やっぱり決定権者というのはどこなのかということを考えると、今、教育委員会制度もそうですが、町長の任命というふうに変わってきています。だから、独立性が薄くなってきているので、むしろ、町の取り組み、市の取り組みといった形で取り組んでいったほうが必ず効果は高いと思いますので、教育委員会との協議は続けながらも、そういった形で工夫してみてください。町村会にお願いするとか、市長会にお願いするとか、いろんな形があるんだと思っています。  それと、出先の農林事務所とか普及センターの中に、それぞれ地域分けしていますので、そのほうがやりやすいんだと思うので、そういったところと市町とのつながりというのはあるはずなんです。だから、むしろ、首長さんもそうですし、あとは農林水産分野の担当の方々とそういう機運を高めていって、それが市町に反映されていくと、こういう形がいいんじゃないかと思うので、細かい話を聞きたいところはいっぱいあるけれども、まず提案として、そういうことに取り組んでいただきたいと思うんですが、いかがですか。 14 ◯才田食の安全・地産地課長 今、松本委員がおっしゃられましたように、やっぱり直接町なり、市というところが非常に大事なところだと思っておりますので、今言われた御提案を受けまして、行動に移したいというふうに思っております。 15 ◯松本國寛委員 だと思いますよ。でないと、これは利用割合の低い市町村への個別訪問を実施と書いてあるから、本当は市町にやっているはずなんだよね。だから、もっとそういう形で両面から攻めていくようにしていただきたいということと、もう一つ、これは教育委員会じゃないので、なかなかこちらからは言いにくいのですが、学校給食の中で地産地消を進めていく上で、僕は、フードマイレージということを最近聞かなくなってきているんだけれども、これは遠くから運ばれてくるよりも、地産地消によって、その地域から持ってくることによって、それだけ大気を含めた環境に対して、すごく優しい問題なんだということは、これは学校教育の中で教えていただきたいと思うんですよ。ネットワークがあるならば、そういうことも提案をしていっていただきたいというふうにお願いをしておきます。以上です。 16 ◯才田食の安全・地産地課長 今、委員おっしゃられましたフードマイレージのこととかも一緒にあわせて子供たちに教えていただけるように話を進めていきたいというふうに思っております。 17 ◯松本國寛委員 しっかり、あとはもっと足で稼いでください。 18 ◯堀 大助委員長 ほかに質疑はありませんか。田辺委員。 19 ◯田辺一城委員 私も関心ある分野で、少しだけ聞かせてください。岡垣町の中で、青果物利用割合というのは県産の割合が出ているんですけれども、これ、そもそも県全体では何%ぐらいなんですか。 20 ◯堀 大助委員長 才田食の安全・地産地課長。 21 ◯才田食の安全・地産地課長 県全体では、この年の二四・五%になります。 22 ◯田辺一城委員 二十九年度、昨年度のことですね。 23 ◯才田食の安全・地産地課長 二十九年度でございます。 24 ◯田辺一城委員 割合の低い市町への個別訪問実施ということは、多分、何%ぐらいが何市町村みたいなのがあると思うんです。どのぐらいの割合で、どのぐらいの市町村取り組みを進められているかみたいなところ、そういうものがわかれば教えてもらえますか。 25 ◯才田食の安全・地産地課長 今おっしゃられたのは階層ということでよろしゅうございますか。 26 ◯田辺一城委員 そういうことです。 27 ◯才田食の安全・地産地課長 今、四割を超えている市町村が八つあります。それから、三〇%から四〇%までの分が十六市町、二〇から三〇%が二十二市町、二割に満たないところが十四市町ということになっております。 28 ◯田辺一城委員 恐らく、その優良事例のところは、さっきのお話を踏まえると四割以上に入ってくるんだろうと思いますけれども、なかなか半分以上の市町村が三割未満になっているという現状ですから、個別訪問による、さっき松本先生もおっしゃったような促していくというのは県としても非常に重要な役割があるなというふうに感じますので、頑張っていただきたいと思います。  あわせて、これは二十九年度で、今年度もこうした状況というのは調べているんですか。 29 ◯才田食の安全・地産地課長 話が前後してしまいますけれども、先ほど言いましたものは青果物重量ベースで調べたものでございます。今年度につきましては、農林水産物全体の品目数で調査をすることとしております。一回六月のところではとっておりますが、トータル的には、また十一月にもそういう調査を行います。 30 ◯田辺一城委員 恐らく、重量ベースより品目ベースのほうが正確な傾向が見えるという判断でされているんだと思いますので、そこはまた、関心がありますので注目をしておきます。しっかり市町村と一緒に、先ほどおっしゃっていただいた将来の消費拡大生産者所得向上で非常に大切な部分だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。以上です。 31 ◯堀 大助委員長 よろしいですか。 32 ◯田辺一城委員 はい。 33 ◯堀 大助委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 34 ◯堀 大助委員長 ほかにないようですので、以上で、松本委員資料要求に基づく質疑を終わります。  それでは、本日の議事をとり行います。  初めに、「有害鳥獣捕獲対策について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。山下畜産課長。 35 ◯山下畜産課長 有害鳥獣捕獲対策につきまして、調査事項の一ページでございます。御説明をさせていただきたいと思います。前回の委員会におきまして、桐明委員から捕獲対策についての説明をということでございましたので、今回、捕獲対策について御説明申し上げます。  まず、本県における捕獲の現状でございます。昨年度の捕獲頭数につきましては、イノシシで約二万五千頭、鹿で約一万頭でございまして、それぞれ二十二年度、これは二十二年度は被害額がピークになった年でございますけれども、その年の一・一倍と三倍、それぞれふえてきております。それから、捕獲方法に関しましては、わなによる捕獲が最も多くございまして、イノシシで八四%、鹿で六七%を占めております。このことによりまして、さらに捕獲を強化するためには、わなによる捕獲方法の効率化、省力化が必要であるというふうに考えております。  次に、新たな捕獲方法の導入状況でございまして、これから御説明する装置等につきましては、全て国庫事業を活用して導入しているものでございます。  まず第一が、個体の大きさをセンサーで検知いたしまして、成獣のみがわなに入った場合に、ゲートを自動で閉じて捕獲する装置でございます。これは九市町村で構成する四協議会に三十二基導入されておりまして、価格につきましては、一基八万円から十万円程度でございます。  それから、二つ目でございます。これはわなが作動した場合に、自動でメール送信する装置でございまして、これは八市町村で構成する六協議会に三十二基導入されておりまして、価格は一基五万円から十三万円程度でございます。  それから、次のページでございます三つ目でございます。こちらが大型の囲いわなに入った頭数と周辺にいる頭数をセンサーで検知いたしまして、群れの大半がわなに入った状態を自動で判断いたしまして、ゲートを閉じて捕獲する装置でございます。こちらは二市町で構成する一協議会に一基導入されておりまして、価格は一基百万円程度でございます。  それから、四つ目でございます。こちらは農林業総合試験場資源活用研究センターで考案したものでございます。特別な器具あるいは技術は必要ございません。鹿を効率的に捕獲する方法でございまして、鹿の通り道に倒木を置いて、その倒木から約三十センチの位置に、この図に示しているとおりでございますけれども、こちらにくくりわなを設置いたしまして捕獲する方法でございます。くくりわなだけを設置する場合に比べると、捕獲効率が約二倍に向上いたしておりまして、これは昨年度から、国庫事業により支援を行い、六十八頭の捕獲実績でございます。  今後の取組でございます。これらの取り組み導入状況あるいは成果などを市町村や猟友会に情報提供いたしまして、効果的、効率的捕獲方法を普及し、捕獲の強化を行ってまいりたいと思います。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 36 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。桐明委員。 37 ◯桐明和久委員 今、説明の中では、国庫の事業を使っているということですが、助成とかその辺のところはどのくらいあるんですか。 38 ◯堀 大助委員長 山下畜産課長。 39 ◯山下畜産課長 今導入していただいているところ、御説明申し上げたとおりでございますけれども、そちらのところに、これは全て国庫事業を活用して導入していただいております。 40 ◯桐明和久委員 特に今、テレビ等でもそうでありまして、この間も北九州で砂防ダムの中に入って、助けるのどうのという騒動があったみたいですけれども、要は、当然、各市町村でこれは説明があっていると思いますけれども、相当導入に向けて前向きなところがあるかと思いますが、現状的にはどうなんですか。このくらいの数なんですか。基数的に少ないと思うんですけれども。 41 ◯山下畜産課長 実際これはICTなど新しい技術を使ったものの導入でございます。そして、今、それ以外にも、従来の箱わなの設置で対応しているところもございまして、これまでも、今、二十年度からずっと、もうほぼ十年間になりますけれども、くくりわなとかも含めまして、約三千七百基箱わな等の設置を見ておりまして、それぞれで効果を上げていただいているというところでございまして、各市町村あるいは協議会で取り組んでいただいておるところでございます。 42 ◯堀 大助委員長 よろしいですか。  松本委員。 43 ◯松本國寛委員 今の話だと、例えば、上のセンサーのところを含めて、八女市とかは被害が大きい割にはそこに入っていないということは、早目に取り組んで充足されているという見方でいいわけですか。 44 ◯堀 大助委員長 山下畜産課長。 45 ◯山下畜産課長 従来から八女市には早く取り組んでいただいております。その中で、箱わなの設置、それと、いわゆる緊急捕獲というものも進めていただいておりまして、その二つで今、取り組んでいただいております。ICTの設置につきましては、効率的、あるいは省力化というところもございますけれども、八女市の場合には、当初から取り組んでいただいた従来型の箱わなを各適材適所のところに設置していただいているという状況でございます。 46 ◯松本國寛委員 だから、例えば、もう箱わなをたくさん持っていて、巡回する巡回員もいるということになれば、新たなコストをかけてセンサーとかつける必要がないというような捉え方なんですね。 47 ◯山下畜産課長 八女市のほうからは、特にはそういったICTを活用したというものの要望は上がってはきていないんですけれども、実際捕獲頭数がふえてくれば、それだけ効率的、省力的というのは必要になってくると思いますので、私たちとしてもまたこのようなものは、先ほども申し上げましたように、市町村あるいは市町村協議会のほうに御紹介しながら、効率的にとれる方法については、これからも進めていきたいというふうに思っております。 48 ◯松本國寛委員 それから、添田町で、オオカミがほえるみたいなやつがあっているんだけれども、あれって、テレビで見たけれども、かなり効果があると。しかし、後ろが手薄になっているみたいなことがあったんですが、そもそも捕獲をする、頭数を下げて制限するということと、効率的にどうなのかなと思って、追い払うだけであれば頭数は減らないということなんですけど、その相関関係ってどういうふうに見ていますか。 49 ◯山下畜産課長 委員御指摘のように、追い払うだけだと、場所を移動するだけになってしまうおそれがございます。私どもとしては、捕獲を強化していくべきだと思いますし、そのために、きょう御紹介したようなICTを活用したものでありますとか、先ほど申しました緊急捕獲というものもございまして、そういった捕獲に対する助成もございますので、そういったもので対応していくべきだというふうに思っております。 50 ◯松本國寛委員 それは野生のイノシシ、鹿、猿とか、その頭数というのは掌握しているんですか。そういう数の捕捉をしているのかと。計画的に捕獲の頭数を割り出しているとか、そういうことってやっているんですか。 51 ◯山下畜産課長 生息数につきましては推測の範囲でございまして、それ自体は数字的にはございます。ただ、それを今から先、計画的に年間どれぐらいとっていくかということで進めていっておるところでございます。 52 ◯松本國寛委員 わかりました。  それと、少し脱線しますけど、この間の北九州のやつ、あれも県のかかわりがあったんだと思いますけれども、例えば、あれ、北九州市と県とで、おおむね費用はどのくらいかかったんですか。その辺の、テレビ見ていてもおかしくてね。何やっているんだと。あそこにおっこちたやつは殺されなくて済むわけやな。わなに入ったやつは死ななならんわけよね。どうもおかしいなと。あれもある意味では、ああいう話が大きくなる前に、きちんと駆除対象の動物だということで、しかし、自然動物に対して、捕獲して生息に影響を与えちゃならんと。おもしろい法律やなと思うんだけれども、あれもすぐ発見当初から猟銃使って殺処分して、ちゃんと解体工場に持っていってジビエとして生かしていく、こういう方法もあったんだろうけれども、なぜああいう形になったのかね。 53 ◯山下畜産課長 済みません、委員、その辺の事情については私もよく存じておりません。 54 ◯松本國寛委員 北九州市というのは、ああいう屠畜についての専門家とかいうのはいるんですか。 55 ◯山下畜産課長 屠畜と申しますと実際とること、それは北九州市でもいらっしゃるというふうに思います。 56 ◯松本國寛委員 要は、あれは北九州市はしばらく放置していて、出ていかないので、市民の声が強くなってきたので殺すに殺せなくなったと、こういうことなんですか。わからんわな。(「県土ですよね。市じゃなくて県がやっているんだ、あれは」と呼ぶ者がある)あれは砂防ダムだから県土が行った。あれ、治山ダムやったら農林部が行くわけ。そこ、どうなっているんですか。 57 ◯堀 大助委員長 石松農村森林整備課長。 58 ◯石松農村森林整備課長 治山施設は県の農林水産部のほうで管理しておりますので、私のほうで捕獲して、その際は、畜産課とまた話して、速やかに、こうした世論とかそういうことは出らんように速やかに対処したいというふうに思っております。 59 ◯松本國寛委員 それが正解なんだと思うんだけど、何でああいう全国的なことになったのかということで、かなり費用もかけたんだろうと。あなた、冷たいね。土木にちゃんと、うちが行こうかと言ってあげればいいんだ。いかんよ、縦割りは。県は一丸となってやっていくというのが必要なんだと思うんですけれども、どうなんですか。今後もやっぱり治山ダムだけ行きますか。 60 ◯石松農村森林整備課長 今、委員御指摘のとおり、私どもが鳥獣のほうを扱うところなので、私のほうから砂防管理、治山課と打ち合わせるべきではなかったかと、一言言えば、また事態も変わってきたのかもしれません。今後、そこは反省して対応していきたいと思っております。 61 ◯松本國寛委員 そうしてください。 62 ◯堀 大助委員長 よろしいですか。 63 ◯松本國寛委員 はい。 64 ◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 65 ◯堀 大助委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「有明海におけるアサリ資源状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。濱田水産振興課長。 66 ◯濱田水産振興課長 それでは、有明海におけるアサリ資源状況についてを御説明させていただきます。  調査事項の三ページをお願いいたします。まず、概要でございますが、県では、有明海の漁場環境改善を図るため、覆砂事業を実施するとともに、福岡有明海漁業協同組合連合会による保護区の設定や稚貝の移植など資源管理を支援しております。この結果、覆砂した漁場を中心にアサリ資源が増加し、平成三十年のアサリ資源量は、平成十九年以来の高水準に達しております。  このことについて、本県におけるこれまでの取り組み状況について御説明させていただきます。  一つ目は、覆砂事業についてでございます。県では、平成十二年度の不漁不作の後において、平成十三年度からですけれども、有明海の漁場環境改善のため、干潟域を中心に、大規模な覆砂を実施しております。この覆砂した場所において、平成二十七年にアサリ稚貝が多く発生いたしました。  次に、資源管理についてでございます。県では、有明海漁連に対し、稚貝が多く発生した区域について、アサリが一定サイズに成長するまでの間、採捕を禁止する保護区の設定を指導しております。さらに、稚貝の成長を促し、生残を高めるため、保護区のアサリ稚貝を、ほかの漁場へ移植放流することを指導しております。これらの取り組みの結果、アサリ資源量は、平成二十八年から増加し、三十年には、約一万二千トンの高水準に達しております。漁獲については、平成二十八年の春から増加し、三十年には、春から秋にかけて順調に漁獲をされております。  最後に、今後の取り組みについてでございます。アサリ資源を維持するため、覆砂事業に取り組むとともに有明海漁連による保護区の設定や稚貝の移植など資源管理の取り組みを引き続き支援いたします。また、定期的に資源状況の把握を実施いたします。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 67 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 68 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、報告事項に入ります。  「農林水産公共事業再評価の実施について」を議題といたします。
     執行部説明を求めます。成末農山漁村振興課長。 69 ◯成末農山漁村振興課長 農林水産公共事業再評価の実施について、御説明いたします。  報告事項の一ページをお願いいたします。まず、再評価の趣旨であります。公共事業は、事業規模が大きく、多額の費用を要し、実施期間が長期にわたる場合が多いことから、効率的な執行及び透明性の確保を図ることを目的に、国は、平成十年度に公共事業再評価を制定しております。あわせて、農林水産省、林野庁、水産庁並びに自治省から、各県においても同様の制度を導入する旨の通知がありまして、本県においても平成十年度に導入をしております。再評価に当たりましては、民間委員による評価委員会の意見等を踏まえ、検討委員会で行い必要に応じて事業の見直しを行うものであります。  二番の再評価の対象ですけれども、事業採択後十年を経過した地区等を対象としております。また、十年を超えて継続する事業につきましては、五年ごとに再評価することとなっております。今回再評価の対象となりました事業は、湛水防除事業筑後西部前期地区、林道事業西犀川線、豊前坊線の合計三件であります。なお、詳細は表に記載されているとおりでございます。  三番の再評価の内容ですけれども、事業の進捗状況、事業をめぐる社会情勢の変化、事業コスト縮減の可能性、その他必要事項について審議し、評価するものであります。  四番の再評価の実施状況でございます。平成三十年七月二十日に、公共事業検討委員会で再評価案を作成しました。次に、八月三十一日に、学識経験者等で構成されました農林水産公共事業評価委員会において現地調査及び意見聴取を行いました。その意見を踏まえ、検討委員会で再評価を行い、十月十一日に再評価を決定しております。  最後に、再評価の結果でございますが、三件とも継続という決定をいたしました。主な評価の内容は、記載されているとおりでございます。  説明は以上です。 70 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 71 ◯堀 大助委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県産しいたけロゴマークの作成について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。成末農山漁村振興課長。 72 ◯成末農山漁村振興課長 福岡県産しいたけロゴマークの作成について、御説明申し上げます。  資料の二ページをお願いいたします。まず、目的ですが、県では、八女地域を中心にシイタケ生産が盛んに行われておりますが、県産シイタケの認知度が低いのが現状であります。このため、認知度の向上に向け、福岡県らしいロゴマークを作成し、県産シイタケの魅力を広くPRすることといたしました。今回、県産シイタケのロゴマークを決定しましたので、御報告申し上げます。  決定しましたロゴマークは、資料の右のとおりです。コンセプトとしましては、二つのシイタケでfを構成しており、このfには、福岡のf、新鮮(フレッシュ)のf、食物繊維(ファイバー)のf、未来(フューチャー)のfといったメッセージを込めております。  三番のこのロゴマークの披露についてでございます。平成三十年十二月四日火曜日の十一時から十六時、福岡市東区東浜のゆめタウン博多一階、緑の広場で行いますシイタケの試食販売会で披露したいと考えております。当日は、前日の十二月三日の月曜日に開催します福岡県椎茸品評会に出品されたシイタケを提供販売するものです。  最後に、今後の取組についてでございます。県産シイタケの認知度向上及び消費拡大を図るため、商品にロゴマークを貼付するとともに、のぼりやポスターを作成し、各種イベントのPRを進めてまいります。なお、ロゴマークの使用基準は、原木への植菌や菌床ブロックへの接種から収穫までを県内で行っていること、ほだ木、おが粉、種菌が国内産であることとしております。  説明は以上です。 73 ◯堀 大助委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。桐明委員。 74 ◯桐明和久委員 シイタケのPRということで、本当にありがとうございます。特に、隣の大分があれだけ有名なのに、隣接する本県では、なかなかPRができていないということで助かるんですが、要は、聞きたいのは、特に生産者から言うと、ここに書いてありますが、使用基準のところだと思いますが、海外と国内、やはり非常に今、中国とか海外から入ってくる中で、その差別ができないということですが、使用基準のところで、例えば、中国で菌床をつくって入ってくる、そしてそれによって生産をした、ちょっと微妙なんですが、この基準では、それはだめということなんですか。 75 ◯堀 大助委員長 成末農山漁村振興課長。 76 ◯成末農山漁村振興課長 輸入の菌床はだめだということでございます。 77 ◯桐明和久委員 わかりました。  それと、これを多くの生産者の方に使っていただくのですが、その使用、どこが基準を判断し、このマークは使うようにするんですか。県が全部するんですか。 78 ◯成末農山漁村振興課長 今までシイタケのルートは、生産者が直接販売店に持ち込むというのが大半だったんですけど、今回このロゴマークを使うに当たって、JAが中心となった集中的な集荷体制というものに転換しようと思っています。ですから、JAが間に入っていただくことで、その使用基準というものをきちんと守っていただくようにやっていきたいと考えております。 79 ◯桐明和久委員 そこを聞きたかったんですが、要は、どこがそのところをしていくのかということで、きちっと今、JAと出てきましたので、その辺をはっきり書いていただきたい。特に、県には特用林産振興会がありまして、非常にそこは心配しているんですよ。今回、協議の中ではそのところ、事務局は入っていないというようなことも聞きましたので、ぜひその辺のところをJAを中心にしっかり入れてやっていきますよということをきちっと打ち合わせをしていただきたいと思います。以上です。 80 ◯成末農山漁村振興課長 今、桐明委員からありましたように、今後、JAを中心とした集荷体制、しっかりやっていきたいと思います。 81 ◯堀 大助委員長 松本委員。 82 ◯松本國寛委員 これ、十二月四日にPRやるというけれども、今後何回ぐらいPRしていくんですか。 83 ◯堀 大助委員長 成末農山漁村振興課長。 84 ◯成末農山漁村振興課長 今は、この十二月四日一回だけを考えております。 85 ◯松本國寛委員 これはPRというよりも、発表会みたいな感じで、継続的にやっていかないと、本当のその意味というのがなかなか損なわれるのではないかと思います。それで、成末課長のところでシイタケ売ってこいと言ってもしようがないわけで、これは販売の専門の課があったんだと思いますけど、そこは取り扱わないんですか。 86 ◯堀 大助委員長 城石福岡の食販売促進課長。 87 ◯城石福岡の食販売促進課長 シイタケでございますけれども、先ほど来、お話があっていますように、大分県等他の産地との差別化が難しゅうございます。メーン食材として単品でシイタケいかがでしょうかとお勧めするのが難しい食材でございます。現在は、開催が決定しましたフェアのメニューの中で、お魚とかお肉のメーン料理のソースの具ですとか、あとは本県産の他のシメジとかスギタケといったキノコ尽くしといったテーマのお料理で使っていただく周辺食材としての提案を行っているのが現状でございます。今後は、今回決定しました二つのシイタケでfの文字をかたどったこのロゴマークを示すことで、正真正銘国内、県産のシイタケでございます、生シイタケでございますということで、この魅力を発信しながら、認知をしていただいて、シイタケありませんかと、福岡県産のシイタケ使いたいんだけどということで御指名いただくように販売促進を行っていくつもりでございます。 88 ◯松本國寛委員 なかなかシイタケって売りにくいわけだ。このロゴマークつけてどうするのかなと。これ、心配しているのは、今から十九年前ぐらいに、博多ぶなしめじ、マイタケが出てきたんですが、大々的に発表したんだけれども、その後、息が続かないと。だから、開発をしていく上で、きちっと税金かけてつくったのなら、継続的に売っていこうという、そういうものがないとだめだと思うんです。確かにシイタケは林産物かもしれんけれども、食材としてこれだけ切り出すのでなくて、生産されたからには、野菜と同じような形の流通の中に入っていくべきだと思うんですよね。実際、成末さんは説明するけれども、取り扱いはJAという話よね。 89 ◯堀 大助委員長 成末農山漁村振興課長。 90 ◯成末農山漁村振興課長 そのとおりです。JAです。 91 ◯松本國寛委員 だから、むしろこれは菌床栽培、キノコ類は、成末課長のところじゃなくて、ほかのものと同じような扱い方したらどうなのかね。 92 ◯成末農山漁村振興課長 販売のやり方とかは、部内できちんと横の連絡をとりながら、しっかりやっていきたいと思います。 93 ◯松本國寛委員 ついでに聞くけど、博多ぶなしめじはもうなくなったんですか。 94 ◯成末農山漁村振興課長 いえ、しっかりとスーパーでも売っております。 95 ◯松本國寛委員 僕はあれは大好きなので探そうと思っても、ないんですよね。今、どのくらいの出荷になっているんですか。生産。 96 ◯成末農山漁村振興課長 現在、六千トン出荷しております。 97 ◯松本國寛委員 それ、また後で教えてください。以前聞いたときには、生産量といいますか、菌床工場というか、そこの生産量が決まっているので、なかなかヒット作しかつくっていかない、ほかのシメジがふえてくると、そこは縮小されていったりとかするというふうに聞いていたので、そのせいで食卓に並ばないのかなと思っていて、かなり生産量も少なかったんですけれども、六千トン出ているんですか。 98 ◯成末農山漁村振興課長 はい、六千トン出ております。 99 ◯松本國寛委員 わかりました。じゃ、また探してみます。  もう一つだけ言っておきたいんですが、今度の大晩餐会とかに、こういったマークをつくって売り出すのならば、僕はこれ、好きとか嫌いとかは言いませんけれども、ああいう場所できちっとお披露目していったほうが、小ぢんまりとスーパーの中でやるよりもいいような気がするんですよ。どうですか。 100 ◯成末農山漁村振興課長 今、松本委員から御指摘のありました大晩餐会でのロゴマークの披露についてですけど、指摘を受ける前に気づくべきだったと反省しております。晩餐会での披露は有効なPR手段というふうに思いますので、PRブースの確保とか、食材の確保、またのぼりとかチラシの手配を早急に関係者とやって、当日PRできるように準備を進めていきたいと思います。 101 ◯松本國寛委員 大晩餐会は食に興味がある人たちが、食材も吟味していこうということで来るので、いい機会だと思いますので、ぜひそういった場を有効に使っていってほしいと思います。何か消化試合みたいな形にならずにやっていただきたいということを要望して、終わります。 102 ◯堀 大助委員長 才田食の安全・地産地課長。 103 ◯才田食の安全・地産地課長 晩餐会、今月の二十二日ということで行います。本当に県の食材の魅力とか、そういうものをPRする場でもありますので、成末課長のところと話をして、しっかりブースなりを設けていきたいというふうに考えております。 104 ◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。桐明委員。 105 ◯桐明和久委員 まず、先ほどちょっと食のほうで言われたけど、これは生だけじゃなくて、干しシイタケのほうは使わないの。 106 ◯堀 大助委員長 成末農山漁村振興課長。 107 ◯成末農山漁村振興課長 規格に合ったものは生、干し、両方使っていきます。 108 ◯桐明和久委員 ちょうどきのうかおとといかテレビであったんですが、シイタケは非常に健康にいいと。その先生が言われておったけど、例えば、ブナシメジだったらば肝機能にいい、シイタケは疲労回復にいい、マイタケは風邪とかの免疫を上げる、エノキはメタボとか糖尿病にいいとか、具体的に、要するに、健康にいいということをきちっと言われた中で、シイタケ、食べていただきたいと言われていましたし、料理方法もやっていたんです。だから、以前から言うように、のぼりとか上げているのはいいけど、一つは、そういうPRの、前、ちらっと有明のりのときも言ったけど、PRソングなんかを使いながら、イベントでしっかりとその効果とかをすれば、本当にイメージは変わってくるし、特に、健康にいいということになると、皆さんが相当目を向けてもらえるんじゃないかと思うんです。だからぜひ、これはシイタケの問題ですけど、やはりそういうふうなPRソングをつくりながら多くの消費者にPRをしていかないと、なかなかそれを知らないという方々が多いので、ぜひそっちのほうにもPRに取り組んでいただきたいと、それは要望しておきます。 109 ◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 110 ◯堀 大助委員長 ないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かありませんか。高瀬委員。 111 ◯高瀬菜穂子委員 請願のほうで継続になっている飯塚市馬敷の金比羅山の林地開発に関して質問したいと思います。  この件については継続審査になっているわけですけれども、お聞きすると、十一月二十六日の森林審議会に、この件についてかかるというふうにお聞きしております。一方で、飯塚市のほうでは、十月二十二日に協働環境委員会というところで、この中止をしてほしいという請願について、慎重に対応したいということで継続審査ということになっており、また飯塚市の自然環境保全条例に基づく事業計画の届け出というのが十月一日、そして事業計画書の閲覧が十月三十一日に始まったところで、四十五日間、住民からの意見を聴取すると。さらに、それを受理した後、そうした意見に対する見解を事業者から聞き取って、その後、事業計画の改善も含めた判断も行うというような流れになっているというふうに聞きました。  そうしますと、市で取り組まれているこうした手続、自然環境保全、それからさまざまな影響が住民に及ばないかということも含めて検討がされ、住民もこれに対して意見を言っているというその真っ最中に県のほうで審議会にかけられるというのは、何か市それから住民の、地元の住民の皆さんから、ぜひ見直してほしいというような意見が県にも上がってきているわけですけれども、そうした思いを無視した形で進むのではないかと。ぜひとも、今回の森林審議会にかけるということを延長すべきじゃないか、時期尚早なのではないかというふうに思うのですけれども、手続的な面なんですけれども、見解をお聞きいたします。 112 ◯堀 大助委員長 成末農山漁村振興課長。 113 ◯成末農山漁村振興課長 確かに今、高瀬委員がおっしゃったように、十月二十九日付で飯塚市から意見書が出ております。ただ、その意見書の中には、飯塚市の意見として、開発を見直してほしいとか、そういう文言はありませんし、環境条例に基づく、そういう手続がされているということは書いてありますけど、それをもって審査の見直しとか、開発の見直しという文言がないので、県としては、十一月二十六日に予定している森林審議会にかけていくべき案件だと考えております。 114 ◯高瀬菜穂子委員 県のほうから市長の意見を聞くということで、十月二十二日までに出すようにという要請をされたというふうに聞いております。市のほうでは、同じ二十二日に協働環境委員会が行われたというような中で、市がどのような形でまとめたのかというのがよくわからないが、というような議事録になっておりました。今、課長のお話ですと、市としては特に問題があるというふうには書いておられないようではありますけれども、しかし、今、これから住民の意見も聴取するという中にあって、手続が形骸化しないようにしていただきたいと。六月に住民の説明会を行っている中で、業者の側が地元住民に対して、地元の皆様が全員反対されたりしても、議事録を住民の反対の立場の意見も書いて作成し、県に提出すれば、申請は受け付けますというふうな議事録があって、とにかく形だけやれば通っていくんだというふうにも聞こえるわけです。そして、十一月の森林審議会にかけ、十二月には許可がおりるというようなことを言っておられて、住民の皆さんは、それだったらこういう説明会をしても意味がないじゃないかというような反発の声もあるわけです。  こういったことを考えますと、ここは特に、一つには土砂災害警戒区域、特別警戒区域に隣接した土地であるということ、それから、この地域の地盤が繰り返し鉱害復旧工事が行われたということで、すかすかじゃないかと、陥没の可能性があるんじゃないかということをとても心配されている中で、メガソーラーの計画と。どんな工事が行われるのか、どんな手だてが行われるのかというのが住民に明らかにならない中で、林地開発の森林法に基づく、そこだけを見た、四項目を中心に見たところの許可が先にされるというのは、これは後々また住民の皆さんのいろんな疑念とかを起こすのではないかということを大変危惧しております。  ぜひ、これ以上ここで言っても同じお答えになるかと思いますので、もう一度検討していただきたいと。早いんじゃないかと。これは住民の皆さんの感情とは合わないというふうに思いますので、そのことを強く申し上げて、質問を終わります。これ以上、答えは申し上げませんけれども、検討していただきたいということです。以上です。 115 ◯堀 大助委員長 ほかに何かありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 116 ◯堀 大助委員長 ほかにないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」、お諮りいたします。  今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 117 ◯堀 大助委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。桐明和久委員、大城節子委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして、農林水産委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。    午 後 零 時 五 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...