福岡県議会 > 2018-10-29 >
平成30年 住・ひと・しごと創生調査特別委員会 本文 開催日: 2018-10-29

ツイート シェア
  1. 福岡県議会 2018-10-29
    平成30年 住・ひと・しごと創生調査特別委員会 本文 開催日: 2018-10-29


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十年十月二十九日(月曜日)    午 前 十 一 時 三 十 一 分 開 会 ◯仁戸田氣委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから、住・ひと・しごと創生調査特別委員会を開会いたします。  まず初めに、さきの委員会において資料要求されました事項について、執行部から説明を求めます。  資料は、森下委員高橋委員から要求のありました二件とあわせまして、原口委員から御指摘がありました事項についても執行部説明を求めることといたしますので、御了承願います。  まず、森下委員から要求のありました資料、「子育て女性就職支援センターにおける就職支援状況」について、執行部説明を求めます。白鳥雇用開発課長。 2 ◯白鳥雇用開発課長 それでは、要求資料について御説明いたします。  委員会資料福祉労働部労働局の一ページをお願いいたします。  子育て女性就職支援センターにおける就職支援状況についてでございます。本件につきましては、森下委員から、平成二十九年度における四センター別就職者数と、その正規・非正規について要求がございました。説明するに当たりまして、その就職に至るまでの支援状況をよりわかりやすくお示しするために、センター利用者数や具体の就職支援取り組みなどを追加して資料を作成しております。  それでは、説明させていただきます。まず、前回の委員会でも御報告いたしましたが、本センターには、子育て中の女性の方から就職に係るさまざまな相談があっておりまして、その件数は、上段の表に記載のとおり、四センター計で六千百四十五件となっております。そして、就職支援を受けるためにセンター利用された方が、その下の表になりますが、四センター計で二千八百四十四人おられます。この利用者の中には、就職はしたいと希望されておりますが、やはり離職後のブランクがあり、再就職への不安を抱えている方、仕事と家庭の両立にやや不安を感じられている方などさまざまな方がおられます。こういった状況を踏まえまして、センターにおきましては、利用者お一人お一人の状況をじっくり聞きながら、仕事復帰に当たっての不安の要素を一つ一つ取り除いていくような取り組みを行っております。  具体的には、そちらに書いておりますが、センターにおいて、その方たちがまず就職活動に入る前の支援といたしまして、就職希望時期や就職に向けた現在の状況等を確認する面談をまず行いまして、保育関連情報の提供やサポートセミナーを実施することによって、就職活動に一歩踏み出す勇気とか意欲、こういったものを持っていただけるように働きかけているところでございます。その方たち就職活動に行くための支援として、センターがその方たちに紹介する企業を選考するために必要なその方の経験・スキル希望条件等を確認する面談のほか、応募書類の書き方とか求人企業の紹介、独自開拓求人への就職斡旋などの支援を行っているところでございます。  そのような支援の結果、二十九年度就職者数につきましては、上から三番目の表になりますが、四センター計で八百八十二人となっておりまして、森下委員から資料要求のございました四センター別内訳はそちらに記載のとおりとなっております。  次に、もう一つ資料要求がございましたセンター就職者に係る正規・非正規状況についてでございますが、先ほど説明いたしました就職者数には、センターにおいて面談いたしまして、求職者意向等に合った求人先として、センターからハローワーク求人も紹介して、そこに就職された方なども含まれております。このようなセンターにおいて就職斡旋までをしていない方の正規・非正規情報につきましては、十分に把握できておりません。このため、正規・非正規状況をしっかり把握できている、このセンターが独自開拓した求人への斡旋就職者についての情報を一番下の表に記載しておるところでございます。二十九年度におきましては、独自開拓求人への求職者数が四センター計で二百五十六人おられまして、うち正規が三十四人、非正規が二百二十二人となっております。繰り返し申し上げますが、センターにおきましては、求職者意向等を十分に踏まえて、企業の紹介、就職斡旋を行っております。そのような中、子育て中の方は、やはり育児との両立を重視して短時間勤務等希望が多い状況がございます。その結果、パートなどの非正規雇用が多くなっておりまして、全ての地区におきまして非正規が八割以上となっているものと考えております。  説明は以上でございます。 3 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  森下委員、いかがでしょうか。 4 ◯森下博司委員 課長説明ありがとうございました。資料も大変に参考になりました。一つ二つ質問をちょっとさせてください。就職に係るさまざまな相談受付状況の中で、相談件数が、例えば福岡北九州はほぼ変わらない。就職支援状況も、ここに書いているように、福岡千六十八人、北九州が千二名。その下ですね、数字が、その中で就職者数を見ると、福岡は約三〇%就職しています。北九州は二〇%、筑後、筑豊は約五〇%ですね。そうすると、北九州のこの二〇%という数字の中身ですよね、何か原因があってこういうふうになったのかなと思って、ちょっと質問させてください。 5 ◯仁戸田氣委員長 白鳥雇用開発課長。 6 ◯白鳥雇用開発課長 一応北九州センターにつきましては、委員おっしゃいましたように、管内規模に比して就職者数の低い状況が従前からございました。そのような中、二十八年五月にウーマンワークカフェを開設いたしまして、それ以降、この北九州センター利用者就職者数は、それぞれ入居前より一・五倍というふうに急増しております。そのような中、より効果的、効率的な取り組みを行おうという観点から、北九州センターで他のセンター取り組み状況と比較検討いたしたところ、北九州センターにおいては、ほかの三つのセンターに比べまして求職者に関するフォロー等がちょっと弱い部分がございました。そういう部分がございまして、センター合同会議とかをうちのほうでしております。そのセンター合同会議を開催したり、北九州センターのほうに直接出向いたりいたしまして、そこのフォローの分を強く、ほかのセンターと同じような形でするような形で指導しているところでございます。 7 ◯森下博司委員 ウーマンワークカフェ北九州の発足がちょうど一年半前で、その実績として北九州がふえてきているんだと、約五〇%アップしているという、そうであるならば、もう少し何か課題というか、明確にして、ここの福岡と合わせた就職者数をふやしていく。そのためにはミスマッチをなくすとか、広報を強く周知していこうとか、このカフェ自体がすばらしいものだと僕は思っているから、それで、就職者決定者数をもっとふやすんだとか、そういったところの観点がない限りは、何ぼいい箱物をつくっても、中身のやっていることのソフトが弱ければだめじゃないかなという思いがしました。もう一つは、日曜、祭日も、もうそろそろ考えていい時期じゃないかなと。今、平日だけの来館者ということになっているんだけど、日曜、祭日も少しは考えてほしいなということをある人から言われたので、これもちょっと要望をしておきます。
     もう一つ、私が心配なのは、きょうは教育委員会は来てないんですよね。伝えておいてほしいんですけれども、結婚したら女性仕事をやめるのが当たり前みたいな、そういう環境が、教育環境の中にどうもあるみたいです。これはウーマンワークカフェに勤めている方の意見でちょっと聞いてきたんだけど。それで、学校教育の中で、中学、高校生のときから仕事選択肢、これはしっかり早い時期から与えないと、こういう発想になっちゃって、やはり結婚したらやめるということに。これは少し教育委員会とぜひ話をして前に進めてもらいたいなと思います。  いずれにしろ、今、企業も、短時間勤務労働女性求職ニーズマッチングさせるのに大変だと思うので、企業支援もやっていって受け入れ態勢整備をやらないと、子育ての世代はなかなか職につけない。環境整備も私のほうから強くプッシュしたいと思うんですが、その件に関して意見を聞かせてください。 8 ◯白鳥雇用開発課長 そういう子育て中の方の職場環境整備とか、妊娠とか出産をいたしまして、そういうライフステージの変化で、企業が退職とかの分をできるだけ少なくするために、県としては子育て応援宣言企業制度とかを設けまして、そういうことがないように企業のトップが宣言して、それに基づくような職場環境整備とか、そういうのを一方で進めてございます。 9 ◯森下博司委員 しっかりスピード感を持ってやっていただくことを要望して終わりたいと思います。 10 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で、本件質疑を終わります。  次に、高橋委員から要求のありました資料、「障害者就業生活支援センターにおける就業支援状況」について、執行部説明を求めます。白鳥雇用開発課長。 12 ◯白鳥雇用開発課長 続きまして、資料の二ページをお願いいたします。障害者就業生活支援センターにおける就業支援状況についてでございます。  本件につきましては、高橋委員から、センター登録者数就職件数に占める、手帳を所持していない難病患者の数についての要求がございました。説明するに当たりまして、就業支援状況をよりわかりやすくお示しするために、身体、知的、精神など障がい種別ごと状況と、新規求職者数の項目を追加して資料を作成しております。  それでは、説明させていただきます。センターにおきましては、障がいの種別にかかわらず、休職中の障がいのある人に対する就職に向けた相談支援、それに続く在職中の障がいのある人に対する職場定着に向けた相談支援等を実施しております。その支援はやはり長期にわたりますので、毎年度支援対象となる新規登録者が追加されまして、当該年度末時点のセンター利用登録者は、どの障がいの種別においても、上段の表に記載のとおり増加しているところでございます。このうち、手帳を所持していない難病患者の方も、平成二十七年度の十八人から、二十九年度は二十九人へと増加しているところでございます。一方、中段の新規求職者数と下段の就職件数は、上段登録者数と異なりまして、累計でなく単年度での数値となっております。  まず、新規求職者についてでございますが、ここには早期に就職が決まりそうな方だけでなく、就職に向けての訓練とか準備が必要な方も多くおられます。センターにおきましては、求職者状況に応じまして、就職に向けた相談助言等やコミュニケーションや時間管理など、社会人として必要な基礎的スキル訓練等支援を行っております。そのような支援取り組みによりまして、就職件数は全体として毎年度順調に伸びております。このうち、手帳を所持していない難病患者の方の平成二十九年度就職者は、下段のところにありますが、ゼロ件となっております。一応念のため、二十九年度に、真ん中に八人新規登録の方がおられまして、その方の現状について確認いたしたところ、今年度に入りまして就職決定された方がお一人おられるということでございます。県では、引き続きセンターを通じまして、県難病相談支援センターハローワークなど関係機関と十分連携して、難病患者の方の適切な就職支援ができますよう取り組んでまいります。  説明は以上でございます。 13 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  高橋委員、いかがですか。 14 ◯高橋雅成委員 難病の方は非常に少ないですけれども、今、ハローワーク等との連携ということでおっしゃいましたけど、連携というのはどういう連携をされているんでしょうか。 15 ◯仁戸田氣委員長 白鳥雇用開発課長。 16 ◯白鳥雇用開発課長 ハローワーク県難病相談支援センターとも一体の連携をしておりまして、それぞれのセンター相談される方に対して相互の利用ができるようなことをお互い紹介するような形でしております。その際、相談された本人さんの同意があった場合には、それぞれの支援等において支援に必要な情報を共有して対応しているということでございます。 17 ◯高橋雅成委員 登録者数等も少ないんですけれども、その中でも就職がなかなかできないという、どこら辺に壁があるんでしょうか。一番問題になっているようなことがもしあれば教えていただけますか。 18 ◯白鳥雇用開発課長 難病患者の方の就職支援につきましては、やはりその症状が多種多様であることや、同じ疾病であっても、病気の進行具合とか、処方された薬が合うとか合わないなど状況がさまざまであると聞いております。個々の状況によってきめ細かな支援が必要になってくると思いますので、そういうところで、やはりなかなか就職支援というのが長期にわたるようなことになるんじゃないかなと思っております。 19 ◯高橋雅成委員 難病の方の就職支援を一生懸命頑張っている、難病の方自体の団体があるんですけれども、そういう方たちのお話をいろいろ聞いていますと、企業の側がさまざまに配慮していただければ、自分たち健常者と変わらずに十分働けるんだと。それがなかなか企業の方の配慮というか、難病そのものに対する無理解といいますか、そういうのがあってなかなか就職が難しいんだというような話を聞いております。しっかりと企業側働きかけをお願いしたいというふうに思います。  それと、障害者就業生活支援センターという名称が、障がい者しか行けないセンターだというイメージにならないですかね。そもそも難病の方が行きにくいんじゃないかというふうに感じるんですけれども、名称の変更、「障害者等」にするとかも含めて、もし法律で決まっているんだったら無理なんでしょうけれども、検討していただきたいと思うんですけれども、いかがですか。 20 ◯白鳥雇用開発課長 障害者就業生活支援センターというのは法律のほうに決められていると思います。今、委員おっしゃられたとおり、そういう障がい者の方だけしか行けないんじゃないかなというふうに思わないように、先ほど言ったように連携でそういうふうな機関がありますよと、難病の方は病院とかにおられると思いますので、そういうところで、この障害者就業生活支援センター難病等の方についての就職支援センターもしていますよということをお伝えするような形で取り組んでいきたいと思っております。 21 ◯高橋雅成委員 わかりました。前段で申し上げましたように、企業への働きかけをしっかりとお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 22 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 23 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で本件質疑を終わります。  次に、原口委員から御指摘がありました「七十歳現役応援センターにおけるマッチング状況」について、執行部説明を求めます。白鳥雇用開発課長。 24 ◯白鳥雇用開発課長 続きまして、資料の三ページをお願いいたします。前回の委員会におきまして、センターマッチング状況につきまして、七十歳まで働ける制度導入企業状況と混同してわかりにくい説明となりまして申しわけありませんでした。  それでは、七十歳現役応援センターにおけるマッチング状況について御説明いたします。  まず、二十九年度におきます新規求職申込者希望職種についてでございますが、センター利用登録者二千八百二十人のうち、希望する職種の申し出がありました千四百九十二人の第一希望職種上位五つをこちらに記載しております。軽作業的な職種希望が多くございまして、1)の運搬・清掃・包装等の職と2)のサービスの職の二つで半数以上を占めております。次に、二十九年度におきますセンターが独自に開拓した求人職種内訳についてでございますが、センターにおきましては、先ほど申し上げました利用登録者の方の希望職種等を踏まえまして、千三百七十五件の求人を開拓しております。順位は入れかわっておりますが、ここでもサービス運搬等の職で半数以上を占めているところでございます。この独自に開拓いたしました求人のほか、センターにおきましては、高齢求職者の方と面談をして、その方の希望事情等を十分に踏まえて、ハローワークにおける求人シルバー人材センターなど多様な選択肢を紹介しているところでございます。その結果、二十九年度は千四百七十七人の方の就職が決定いたしまして、その職種状況は、ここでもサービス運搬等の職で半数以上を占めているところでございます。  以上のとおり、センターにおきましては、利用登録者の方の希望事情等を十分に踏まえて、その意向に沿った求人開拓マッチングを行って、引き続き適切なマッチングを行えるように取り組んでまいりたいと思っております。  説明は以上でございます。 25 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  原口委員、いかがですか。 26 ◯原口剣生委員 この中で、今、説明はわかりましたが、独自開拓求人職種内訳の中で、包装とか販売、こういったものがここに新たに出てきているんですが、新規申し込み決定者の中においては、こういったものが全然含まれてないんですが、どこに含まれておるんですか。二番、三番、包装職販売職と書いてあるでしょう。これは新規求職申込者の中にも入ってないし、就職決定者就職内訳の中にもこれは入っていないんですね。これはどこの部類に入っているんですか。 27 ◯仁戸田氣委員長 白鳥雇用開発課長。 28 ◯白鳥雇用開発課長 清掃・包装職希望職種が一番目にございます。一番多いということです。求人職種内訳は二番目に多いというふうになっています。それで、就職決定者が二番目に多くという形になっておりますが。 29 ◯原口剣生委員 販売職は。 30 ◯白鳥雇用開発課長 販売職は、6)のその他の中に入っております。 31 ◯原口剣生委員 そしたら、その他の中にはどういう職業が主に入っていますか。 32 ◯白鳥雇用開発課長 職種別で申しますと、順不同になりますが、多いところで言うと、社会福祉の専門的職業や、建築、土木、測量技術者とか、製品製造・加工処理の職業などがございます。 33 ◯原口剣生委員 そしたら、せっかく就職をされておるんですが、大体平均どれぐらいで退職されて、退職された方のまた申し込みとか、どういうことで退職をされたかという追跡調査はされていますか。 34 ◯白鳥雇用開発課長 センター就職斡旋した方につきましては、就職して約三カ月後に定着状況の調査を行っております。昨年度平成二十九年につきましては、八割の方が三カ月後も継続して勤務して、二割の方が何らかの理由で離職されているという状況がございます。 35 ◯原口剣生委員 三カ月は大体もつと思うんですよね。だから、やっぱり半年、一年、こういったところまである程度追跡調査をしないと。三カ月でやめられる方は、もう根本から合わないと、行ってみて、だからやめられる方は多いと思うんですね。三カ月もったとするならば、半年、一年ぐらいまでの追跡調査をある程度していただけるほうが私たちはよりわかるんだけど、それくらいもたないと、せっかく就職しても、斡旋してあげても何もならないかなというような思いは持つんですね。そういったことはしてないでしょう。 36 ◯白鳥雇用開発課長 原口委員おっしゃいましたように、センターとしては三カ月後の定着の分までしかしておりません。 37 ◯原口剣生委員 わかりましした。それなら、その二割のやめた方の原因は。 38 ◯白鳥雇用開発課長 離職の理由として一番多いのは、体力不足とか体調不良というところが三三%というふうに聞いております。その次に自己都合。自己都合の中にちょっと詳しいことはございませんが、そういうふうな形で聞いております。 39 ◯原口剣生委員 退職者の主なやめた職種は。 40 ◯白鳥雇用開発課長 申しわけございません。その資料は、今手元にございません。 41 ◯原口剣生委員 最後にですが、やっぱりやめた方というのは、先ほど言ったように、根本的に合わない、体力的に云々という話があるんですが、そういったとき、就職する場合によくこういった職種の内容ですよということを示されておるのかなと。やめた理由の中でそこがあったんじゃないかなと思うんですね。だから、私たちがよく年配の方に聞くのは、行ってみたけど、自分の思っていたのとは全然違った、説明の内容と違ったということなんですね。だから、面接等々のときによく御説明をしてあげないと、やっぱりせっかく就職が決まって喜んだにもかかわらず、全然違うところに、そういったところに行かされて、働くことができない。じゃ、また探さなくてはいけない。探しても、またそういうふうな同じような職種が紹介されるのであれば、また同じような過程が起こるかもしれませんので、そういったところは行政のほうでしっかり見てあげて、そういった行動もしてあげることが必要だと思いますから、そういったことをぜひやっていただくことを要望しまして終わります。 42 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。桐明委員。 43 ◯桐明和久委員 今、原口委員のところでもそうなんですが、私のイメージでは、要するに、六十、六十五で定年をする。そして、その後、結局、今、問題になっているけれども、もう少し、元気なうちは七十代も現役で働いてくれということで、要するに、ちょっと今この中でサービスとか清掃と書いてありますが、本来は、確かに給与は下がるかもしれないけど、今までの能力を使って、また新たに再就職をする、その経験を活かす。ただし、高齢になりますから、先ほど言うように働き方あるいは時間とか日にちを少なくしてというイメージだったんですが、結局今の現状としては、それは完全に切って、求人の中にある職種、その優先なんですか。せっかく定年までした能力を活かすという、その辺のマッチングというのは余り活かされてないんですかね。 44 ◯仁戸田氣委員長 白鳥雇用開発課長。 45 ◯白鳥雇用開発課長 センターにおきましては、マッチングのとき、やはり事前にその方、就業を希望する方の事情等を十分聴取しております。それで、一応そういうのを踏まえて、こういうふうな仕事がありますよという形で十分調整をいたしましてマッチングをしているところでございます。こちらの三ページのこの表なんですが、一応この表につきましては、登録者の方で希望する職種がこういうふうにベストファイブじゃないんですけど、こういうファイブがありまして、一応それらをもとにセンターのほうでも受け入れ、就職先と申しますか、そういうのを拡大するに当たっての参考として、結果として、この中段になりますが、求人職種はこういうふうになっておりますということで、基本的には、就業される方の経歴とか、そういうのを聞いて、十分調整してマッチングしているところでございます。 46 ◯桐明和久委員 ということは、一番初めに就職希望職種内容で、要するに登録が二千八百、しかし、実際はその半分、二分の一は合ってないという考え方でいいんですか。 47 ◯白鳥雇用開発課長 希望される職種の申し出があってない方が半分。 48 ◯桐明和久委員 要するに、そこはそういうことだと。 49 ◯白鳥雇用開発課長 はい。ある意味、どういうところでもよろしいという間口の広い方もおられるかもしれませんので。 50 ◯桐明和久委員 わかりました。 51 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 52 ◯仁戸田氣委員長 ないようですので、以上で本件質疑を終わります。  それでは、議題に入ります。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  まず最初に、「本県の人口移動にかかる分析について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。石田調査統計課長。 53 ◯石田調査統計課長 本県の人口移動にかかる分析について御説明申し上げます。  資料でございます。委員会資料の企画・地域振興部、本県の人口移動にかかる分析について、A四判の資料説明いたします。  御承知のとおり、人口といいますのは、出生、死亡の自然増減と転出、転入の社会増減によって全体の増減が決まっております。本日の資料では、人口の転入、転出の差である転入超過数について、圏域ごとに男女・年齢別区分について整理しております。  初めに、資料一ページ目をお開きください。本県の人口移動の概況でございます。これにつきましては、もう一つ資料でA三縦長のカラーの資料をお配りしておりますので、これの一ページ目の総合版といいますか、一ページ目をあわせてごらんいただくとわかりやすいかと思いますが、参考資料、このA三判の縦長ですけれども、一ページ目の左の青線で囲んだグラフ、これは福岡県と他県との年齢区分別の人口収支、入りと出の差をあらわしております。青の棒が男性、赤の棒が女性です。棒がゼロから上にあれば転入超過、下にあれば転出超過となっています。  県全体で見ますと、おおむね転入超過基調となっておりますが、ちょっと小さくて申しわけございませんけれども、左から四番目の棒、十代後半で転入超過が顕著になっております。これは九州各県から多くの若者が進学で本県に集まってくるということです。それから、その右ですけれども、二十代前半、これは就職時期でございます。女性は引き続き転入超過でございますが、男性では大きく転出超過となっています。下の表でございますけれども、直近四年の転入超過の推移をあらわしております。二〇一四年、三千九百人となっていますけれども、この表でございます。県全体では転入超過が続いており、その数は増加傾向にあります。二〇一七年、六千三百八十八名となっております。  右側の赤枠のグラフ群、これは物すごく小さくなっておりますけれども、一度にあらわしておりますのでこんな感じになっておりますけれども、十五圏域の状況です。スケールを合わせておりますので、グラフの大きさを比較いただければと思います。十五圏域全ての転入超過数を合計しますと、プラスマイナスを打ち消して左の県全体のグラフになるというふうになっております。  全体的に見ますと、福岡市ほか一部の圏域を除いて、十代後半の進学時期、それから二十代前半の就職時期に大きな転出になっております。以降の世代で徐々に薄まっていく傾向がございますが、六十歳前後、少し山がある地域が少しあります。リタイア時期に一部の地域に転入超過の傾向があるということになっております。圏域別の大まかな傾向につきましては、一定の特徴が見られる七つの圏域を、このA四の資料の二ページ以降、記載しております。  A四資料二ページ目をお開きください。まず、北九州市圏域です。これは北九州市、一市単独の資料データとなっておりますが、大学等の立地で進学世代の十代後半で転入超過、就職時期に当たる二十代前半で転出超過が顕著になっております。三十代から四十代前半、それから子ども、ゼロから九歳、2)でお示ししたところです。ここは転出超過になっておるところから、子育て世代が転出しております。右下に小さく表があると思いますが、直近四年の転入超過の推移でございます。これは昨年、お示しして御説明いたしましたが、そこではございませんで、今回初めてといいますか、表示してみました。これを見ますと、総数でマイナスとはなっておりますが、二〇一六年、マイナス二千六百二十三人、二〇一七年、二千二百四十八人ということで、二年連続で転出超過数が減少し、これは改善が見られているということがおわかりになると思います。  次に、三ページ、次のページをお願いします。京築圏域でございます。こちらも同様に、進学時期の十代後半で転出超過、就職時期でまた転出超過と顕著になっておりますが、三十代前半、四十代、それから子どもですね、ゼロ歳から九歳の年代で転入超過が見られて、子育て世代の転入がうかがわれます。また、男性は転入超過となっておりますが、これは自動車産業など製造業の立地によるものと分析しております。  次、四ページをお願いします。福岡市圏域でございます。ここの特徴は、ゼロ歳から四歳、一番左になりますけれども、ここがマイナスとなっております。転出超過でございます。特に大学等の立地や企業の集積を背景に、進学年代の十代後半、就職時期に当たる二十代前半で転入超過が顕著になっております。全体として高い水準で転入超過が続いております。  次に参ります。五ページでございます。宗像・糟屋北部圏域です。こちらも就職時期の二十代前半で転出超過となっておりますが、進学年代の十代後半で転入超過、二十代後半から四十代前半まで、それから子ども、ゼロ歳から十四歳ぐらいまでの年代で転入超過が顕著であることから、この部分は子育て世代の転入がうかがわれます。  次に参ります。六ページでございます。八女・筑後圏域です。進学世代の十代後半、就職時期の二十代前半、これは転出超過でございます。それから、子育て世代、三十代から四十代前半、ゼロ歳から十四歳の年代で転入超過となっていることから、子育て世代の転入でございます。直近四年の推移をごらんください。右下の表でございます。二〇一七年は男性の転入超過数がプラスに転じております。十になっています。全体的に見ても転出超過数が大幅に減少しています。女性もそうですけれども、ここは転出超過が減少している、改善ということでございます。  次に参ります。七ページでございます。久留米圏域でございます。ここも進学世代の十代後半、それから就職時期の二十代後半で転出が顕著でございますが、一方で、三十代から四十代前半、ゼロ歳から九歳まで、子育て世代での転入がうかがわれます。この右下の四年の推移でございますけれども、総数で見ますと、二〇一五年にマイナス百八十五というのがおわかりになると思いますが、これから転出超過に転じまして、先ほどの二〇一七年、マイナス五百十五人というふうになっております。  次に参ります。八ページでございます。これは最後でございますが、飯塚・嘉穂圏域でございます。進学世代、十代後半、大学の立地により転出入が均衡している状況でございます。十代後半では均衡している。就職時期、二十代前半では転出超過が顕著になっております。直近四年の推移をごらんください。転出超過が続いておりますが、二〇一七年は特に男性でその数が減少しておりまして、改善が見られております。  以上、七地域を特に特徴があるところをピックアップして御説明しましたけれども、ほかの地域につきましては、このA三の縦、これで全てお示ししておりますので、御確認いただければと思います。  以上で説明を終わります。 54 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 55 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で本件質疑を終わります。  次に、「「福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略」の実施状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。牛島総合政策課長。 56 ◯牛島総合政策課長 続きまして、福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略の実施状況について御説明をいたします。  この計画は、平成二十七年度から平成三十一年度までの五カ年の計画期間のうちの二十九年度までの三カ年の実施状況を要約したものでございます。  まず、一枚めくっていただいて二ページをお願いいたします。これは、地方創生総合戦略に掲げる指標、個別のKPIの進捗状況の一覧でございます。進捗状況の考え方でございますが、五カ年計画期間でございますので、その三年分に当たるおおむね六割の進捗をクリアしているものを順調に進捗しているもの、それ以外を努力が必要なものというふうに整理をいたしました。それで、全部で九十八件ございますけれども、順調に進捗しているKPIが七十四件、努力が必要なものとして二十二件ということに整理をしております。  続きまして、その次のページでございます。三ページ以降が基本目標というふうに呼んでおりますが、基本目標一から四までございます。その四つの柱ごとの、まずは最初の枠囲みの中ですけれども、そこには、まずは大きな数値目標、そして主な取り組み内容、それと、冒頭に御説明いたしましたKPIの進捗の状況を基本目標ごとにまとめたものでございます。KPIにつきましては、順調に進捗しているものについてはその主なもの、努力が必要なものにつきましてはその全てを今後必要な取り組みとともに記載をいたしているところでございます。  それでは最初に、三ページでございます。基本目標一、「魅力ある雇用の場」をつくるというところ、その柱でございます。まず、最初の枠囲みの中の中ほどですけれども、この柱の大きな目標というのは二つございます。一つが、雇用者の創出数を五年間で一万人ふやすというもの、もう一つが、若い世代を中心に正規雇用の確保に努めるという、この二つが大きな目標となっておりますけれども、最初の枠囲みの中ほどです。「目標とする」というところでございますが、雇用者創出数につきましては、本県の就業者数は今のところ六万七千人増加をしているところでございます。また、若者における正規雇用の割合というのも、若干ですけれども、六〇・三%から六三・二%というふうに増加をしているというところでございます。  次に、主な取り組み内容をその下に記載をしておりますけれども、中小企業、先端成長産業、観光、企業誘致等、農林水産業、就職支援と六つの項にまとめております。これは総合戦略に掲げた政策のパッケージがございます。これを毎年チェックしながら取り組んでいるところでございます。  次のページをお願いいたします。四ページ、五ページでございます。この柱の取り組みをチェックするための指標、KPIでございます。この柱の中では、全部で三十二ございますが、順調に進捗している主なものといたしまして十六挙げさせていただいています。  一方で、五ページです。これは努力が必要なもの、これは三つございます。開業数、それと経営改善計画を策定した企業数、それと政府関係機関の本県への移転実現というこの三つでございます。その状況及び今後必要な取り組みというのをその下に書かせていただいておるところでございます。  続きまして、六ページ、七ページでございます。六ページ、七ページは、基本目標の二つ目、若い世代の結婚・出産・子育て希望をかなえるというところでございますが、これの大きな目標といたしまして、最初の枠の中ほどですけれども、平均初婚年齢の上昇を抑制するという目標にしております。これですけれども、ちょっと数値が中にあります。男性・女性平成二十六年度は三十・七歳と二十九・二歳ですが、平成二十九年度は男性が三十・七歳、女性が二十九・三歳ということで、男性は同水準、女性はわずかに上昇したというところでございます。一方で、合計特殊出生率は全国平均を若干上回る増加をしておるというような状況でございます。  主な取り組み内容は、安定雇用、それと結婚応援、子どもと母性の健康、子育てという四つの項のそれぞれの施策に取り組んでいるところでございます。  KPIでございますが、順調に進捗している主なものとして、高校就職決定率ほか七つ挙げさせていただいております。努力が必要なものは五つでございます。大学等就職決定率、それと出会い応援イベントへの参加者数、保育所待機児童数、子育て応援の店の登録店舗数、それと育児休業の男性の取得率、この五つでございます。
     続きまして、基本目標の三番目です。八ページ、九ページでございますが、これは人材の育成・定着と首都圏等からの人材の還流を進めていこうというところでございます。ここの大きな目標としましては、本県と大都市圏との転出、転入の不均衡を是正しようというものであります。その状況ですけれども、本県から東京圏への転出者数というのは、平成二十五年が二万五千三百三十二人でございましたが、二十九年は二万六千七百八十二人と増加をしています。それに対して転入者数、これは二万一千五百三十七人から二万九百七十二人というふうに減少しているというところでございます。転出転入の不均衡というのは、ここの期間でいけば拡大傾向にあるということになっております。  主な取り組み内容でございますが、人材育成、地域で活躍する人材の育成、それと地元進学・地元就職取り組みですとか留学生の県内定着、それとUIJターン、移住、定住といったところでございます。  KPIでございますが、九ページです。順調に進捗している主なものとして八つ挙げさせていただいています。努力が必要なものは三つございます。学力でございますけれども、これは、中学校の数学に関して、もう一つが全国学力・学習状況調査における質問紙の五項目、ちょっとこれはわかりにくいんですけれども、その下に書いてありますが、将来の夢や目標を持っているかとか、自分には良いところがあると思うか等の五つの質問をやっています。その肯定的回答率を全国平均を上回らそうというところでございます。それと、国際理解教室の推進事業への参加者数、この三つが努力が必要なものというふうに整理をしております。  最後に、基本目標、四番目であります。四番目は、住み慣れた地域で暮らしていける安全・安心で活力ある地域づくりということです。  ここの目標でございますけれども、県内の各圏域における転出者数の人口に対する割合の減少を図るというのが大きな目標です。これは十五圏域のうち九圏域で減少をしているところです。一方で、増加している地域は六圏域ございます。減少しているところ、増加しているところ、一番上の箱の下に書かせていただいておるところでございます。  主な取り組み内容といたしまして、地域振興のさまざまな取り組み、それと多様な主体の活躍の応援・支援、共助社会づくり、生活環境の向上、循環型社会づくり、社会資本等の整備というところです。  KPIでございますが、順調に進捗している主なものとして二十項目挙げさせていただいています。努力が必要なものは十一ございます。十一ページから十二ページにかけまして、小さな拠点づくりに取り組む市町村数ですとか、コミュニティバス等の広域運行の路線数等々、最後、北九州空港の貨物取扱量というところの十一項目努力が必要なものというふうに整理をさせていただいているところでございます。  最後のページ、十三ページですけれども、KPIの達成状況を踏まえまして、四件の目標値を上方修正させていただいています。六次産業化の取り組みによる新商品数ほか三件。  それと、最後、世界遺産の関連でございますけれども、登録が実現しましたもので、KPIを新たな目標を掲げて新たに設定をさせていただいているところでございます。  以上が、総合戦略の実施状況でございます。  説明は以上です。 57 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 58 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で本件質疑を終わります。  次に、「第三十五回伝統的工芸品月間国民会議全国大会について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。神代観光政策課長。 59 ◯神代観光政策課長 商工部特別委員会資料をお手元にお願いいたします。  今週の十一月一日から開催されます第三十五回伝統的工芸品月間国民会議全国大会について御報告申し上げます。  資料一ページをお願いいたします。この大会は、伝統的工芸品への理解と普及を図ることを目的に開催されておりまして、伝統的工芸品月間国民会議全国大会、これを三十年ぶりに福岡県で開催し、伝統的工芸品産業の振興を図ります。この大会につきましては、昨年度、当委員会におきまして開催決定の御報告をしたところでございますが、今回は、大会がいよいよ近づき、これを契機として産地への誘客、販路拡大など、産地や地場産業の振興につなげる取り組みとして、その内容を御報告するものでございます。  まず、一の福岡大会の概要について御説明いたします。本大会の主催でございますが、経済産業省、伝統的工芸品産業振興協会など全国の組織、そして、福岡県伝統的工芸品の県内の産地組合、それから、福岡市、久留米市など産地組合の地元自治体、観光関連団体等で構成いたします福岡県伝統的工芸品月間推進協議会が主催となっております。  開催の期間は、十一月一日から四日までの四日間です。大会のコンセプトでございますが、記載のとおりでございまして、伝統的工芸品の魅力を国内外へ発信することにより、より多くの誘客につなげるとともに、身近に感じてもらうことで販路の拡大に、また伝統と創造の融合により持続的な発展につなげるなど、コンセプトに基づき今後の産地及び産業の振興につながる大会にしてまいりたいと考えております。  開催内容ですが、アの記念式典につきましては、十一月一日、アクロス福岡のシンフォニーホールにおいて開催いたします。イの展示・販売会等につきましては、十一月二日から四日までの三日間、マリンメッセ福岡におきまして、全国及び県内の伝統的工芸品等の展示・販売やステージイベントを行うこととしております。さらに、国内外のバイヤーを招聘いたしまして、商談会を開催することにより販路の拡大につなげてまいります。また、一日の記念式典、そして、二日のマリンメッセ福岡での開会式におきましては、高円宮妃殿下に御臨席を賜ることとなっております。皇室の御臨席は、三十五回の全国大会の中で初めてとなっております。  次に、県主催事業の内容について御説明いたします。福岡県伝統的工芸品展ですが、県内七つの産地それぞれがブースを構え、産地ごとの匠の技や特色を活かした作品の展示、販売、実演、体験などを行います。さらに伝統と創造の融合というコンセプトに沿いまして、有名なクリエーターとコラボいたしまして、この大会に向けて新しい製品を制作しております。新たなファン層の獲得に取り組み、販路の拡大につなげてまいりたいと考えております。有名クリエーターとのコラボレーションですが、そちらのほうに七つ掲載しておりますが、博多人形はフラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏のアレンジによります斬新な展示、八女提灯は墨絵アーティスト西元祐貴氏によります新しい提灯の制作、展示、こうしたことを行う予定でございます。また、会場中央に、博多人形師が制作し、博多織や久留米絣ともゆかりが深く、博多織と同じく七百七十七年を迎えます博多祇園山笠の飾り山笠を展示することとしております。  次のページをお願いいたします。県知事指定の工芸品といたしまして、久留米の籃胎漆器、柳川まりといった三十四品目についても展示、販売を行います。  また、(三)の青年部企画展では、地元に定着して産地を継いでいく若手職人の皆さんが、それぞれの産地の工芸品を使って、大川組子の茶室の中で八女伝統本玉露の提供、またカフェを展開いたします。こうした取り組みによって、多くの人に工芸品のよさを身近に知ってもらう取り組みを行いたいと考えております。  (四)の伝統的工芸品と大学のコラボ展でございますが、これまで工芸品とあまり縁がなかった若い人たちにも工芸品や産地への興味を持ってもらう、あるいは知ってもらう、そうした取り組みといたしまして、県内五大学の学生が二年間かけて産地を知り、産地と一緒に作品やPR動画を制作しております。こうしたものをブースの中で発表し、またステージでも発表したいと考えております。  大川家具・ライフスタイル提案展示では、大川家具と小石原焼の器など、県内の伝統的工芸品を組み合わせた生活空間を展示いたします。  展示のほかに、(六)にありますようなステージイベントも実施することとしております。  (七)の国内外のバイヤーと産地事業者の商談会でございますが、こういった商談会を開催し、新たな販路開拓につなげてまいりたいと考えております。  三ページをお願いいたします。その他関連事業といたしまして、県立美術館や八女伝統工芸館、九州芸文館、また久留米地域地場産業振興センターなどで体験、展示などの事業を行います。また、これに加えまして、表の中段にありますが、福岡工芸ウィークといたしまして、日比谷花壇など、福岡市内の店舗と連携した工芸品の展示、販売を行うなど、県内各地でさまざまな関連事業を実施してまいります。  これまで御説明いたしましたとおり、今回の大会でさまざまな取り組みを行ってまいりますが、こうした取り組みを一過性のものに終わらせることなく、今後の産地の振興、観光の振興につなげる大会としてまいります。また、今週一日からの事業となります。サテライト会場を含め、一人でも多くの方に会場に足を運んでいただき、見ていただき、そしてまた買っていただけるように、今からしっかり追い込んでまいりたいと考えております。  また、委員の皆様に、二日のマリンメッセの開会式を御案内しているところです。御出席いただければ幸いでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 60 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 61 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で、本件質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 62 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」、お諮りいたします。  このことにつきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 63 ◯仁戸田氣委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。原口剣生委員、椛島徳博委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  本日は、これをもちまして、住・ひと・しごと創生調査特別委員会を閉会いたします。  どうもありがとうございました。    午 後 零 時 三 十 三 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...