では、
知事の
発言を受けて、今回の連続した
職員の
逮捕事案について、ちょっとお話をさせていただきますけれども、これは昨年の八月から起こっております。昨年の八月に
飲酒運転で逮捕された
職員がおりました。それから、合計八件の
逮捕事案が起きて、先月
飲酒運転がまた、一年後に
発生をしておると。これは不幸中の幸いという表現が当てはまるかどうかわかりませんが、二件の
飲酒運転ともに
人身事故は起こっておりません。しかしながら、
県民の生命、財産を守るのが
県政であり、そこに仕えるのが
県職員です。この
委員会で、このような負の
連鎖をしっかり断ち切っておかないと、もし、これ、
県職員が
飲酒運転して、その車で
県民の命を奪うような、そんなことがあったら、私どももそういった
不祥事等々、
人事を扱う
総務委員会として悔やむに悔やまれないということで、二度とこういったことを起こさせないためにどうするのか、
知事に直接お伺いをするものです。
二度目の
職員の
飲酒運転の
事案の後も、
飲酒運転防止キャンペーンで、
事業所にステッカーを張ってほしい旨、依頼をしておるそうです。一体これはどんな顔をして
職員がお願いをしておるのか、私は本当に理解できません。
また、
福岡県は日本で初めて
罰則つきの
飲酒運転撲滅運動推進条例を施行した県です。その第三条に、
率先垂範として、
知事、
県議会議員、
県職員は、みずからの
行動を厳しく律し、
県民に範を示すべき
立場を深く自覚するとともに、
飲酒運転は絶対にしない、させない、許さないというかたい決意を持って
飲酒運転の
撲滅に率先して取り組むものとするということを明文化してあるわけです。これ、
平成二十四年にできた
条例です。もう四年たっておりますけれども、この
条文がしっかり
職員の
皆さん、理解をして
行動されているのかと。
知事自身もそれをわかっていらっしゃるのかと
思います。
この
条文の、先ほど申し述べました
率先垂範の文言に極めて似ております、このような
事態にあっては、まずは、私
自身がみずからを厳しく律し、
全身全霊で
職務に邁進する姿を
職員に示すことが組織の
トップとしての責務ということを、
自民党県議団の
代表質問でお答えになりました。これ、
条文をそのまま写しているような感じで、
知事の、本当に今回の八件連続の
不祥事の
連鎖を受けて、心の底から言われているような気がしないんですね。何か、前あった文章をそのまま持ってきているようにしか見えないんです。なぜならば、
一つ一つ検証してみます。
まず、
全身全霊で
職務に邁進する姿とおっしゃいました。前回、
委員会で入院問題だとか、
博多駅前の
陥没事故の
対応だとか、豊かな
海づくり大会の
事件など
指摘をさせていただきましたけれども、一番顕著な
事例を、ここで
指摘させていただきますと、八年前の
一般質問で、
トップ会談開催を、
塩川議員のほうから促されております。その後も、何年かに一度、定期的に
福岡市、
北九州市、政令都市二つあるんだから、
トップ会談をやったらと。
北九州市とはできるようになりましたけれども、
福岡市とはいまだにできておりません。そのたび、問われるたびに、必要に応じて行うという形で、
言葉は申しわけないですけれども、のらりくらりとかわされ、その挙句、
福岡市とちゃんと
した協働ができずに、
有力候補の
一つの都市でもあったG20
サミットの
首脳会議開催地に選ばれなかった。そして、一番直近で、
福岡市からだまし討ちのような
宿泊税の話が出てきておるわけですよ。これは、八年間放置して、必要に応じて行います、必要に応じて行いますと、
サミットも逃した、
宿泊税の話なんかも唐突に出てきて、何だ、これはと。
一極集中をなくして、県全体で盛り上がっていこうというのが、
観光条例の肝だったんじゃないですか。それができないような
状況になるような
福岡市との
関係しか、今築けてないと。これが果たして
全身全霊で
職務に当たっている姿、そのように
職員に見えているんだろうかというのが、私が思ったところでございます。
もう
一つ、みずからを厳しく律するということも言われました。みずからを厳しく律するという
意味では、こうやってサラリーをもらっていらっしゃる方からしてみれば、
給与削減というのは、ある
意味一番厳しくおのれを律する姿と思われるんですけれども、しかしながら、
給与削減をしている二カ月の間に、二件の
逮捕事案が新たに起こっていると。これは、この間も言いましたけれども、
執行猶予中に再犯して、普通だったら、すぐ実刑を食らうような、そういう
緊急事態、
異常事態が起こっていると。それに
飲酒運転まで含んで
発生している。これは、
職員にとって、
知事の
給与削減というのが、みずからを厳しく律しているというふうに、とても伝わってないんじゃないかと感じられる次第です。
さらに、もう
一つつけ加えたいのは、九月
議会の
発言じゃないですけれども、六月
議会に、ことしから
公務員倫理なんかを含めた
職員研修の見直しを行いましたと、これによって
職員の
倫理を高めていきますみたいなことを言われましたけれども、八月の
飲酒運転というのは、
飲酒運転防止研修の翌日に起こっている、そういったひどい
事態なんですね。こういうのを聞いていると、本当に
知事の
言葉とか
精神論とか、
研修をやりますみたいな強化では、全くグリップがきいてないんじゃないかというのが、私も含めて、
委員のいろんな方にも話を聞きましたけれども、そういう
思いであります。
二〇一三年、
知事になられて二年目のことですけれども、覚えていらっしゃいますでしょうか。
県職員が
覚醒剤所持で逮捕されるという前代未聞の
不祥事が
発生しました。そのときは、一年で七件の
不祥事が起こるという、このときもとんでもない
事態だと。
逮捕案件七件ではありませんけど、
不祥事が七件起こるというような
状況でした。うち四件が
痴漢、あるいは盗撮などの
性的非行だったんですね。その当時の
総務委員会とか、
決算特別委員会で
議論になったのは、その当時は、
小山部長が
人事課長だったんですけれども、
セクハラとか
性的非行に関して、まだまだ
時代の流れに
処分の規則が全然追いついてなくて軽かった。二カ月とか、それぐらいの
処分にしかならなかった。おかしいじゃないかと。そういった七件も起こっているような
状況の中で、これは
不祥事の
防止という
意味も含めて、
罰則をしっかり規定しなきゃいかんだろうと、時流に合った
罰則にということで、それを
指摘した後、二〇一四年の当初に、
懲戒処分の
指針、こういったものをしっかり決めていただいて、
セクハラだとか、
性的非行だとか、今まで詳しく
事例を決めてなかったものに関して、
処分をきっちり決めていただいて、しかも、それはなかなか重いものにしていただいたというふうに記憶をしております。そのときは、七件の
不祥事のうち四件が
性的非行事案だったんですけれども、ことし一年間で起こっている八件のうち、まだ褒められたものではないですけれども、二件、
痴漢と盗撮というのが出てきておるわけです。盗撮も、今回新たなタイプの盗撮でありますから、もしかしたら、
時代に追いつかないような何かがあるのかもしれませんけれども、ひょっとしたら、そういうものは、ちゃんと明文化して、形あるものに出していただくことで、ちょっとずつ
効果が出てきている部分もあるのかもしれないと感じるわけでございます。
平成二十二年に、我が
福岡県は
全国初の
暴力団排除条例を導入しました。しっかりと
効果が上がって、
工藤會、もうちょっとでせん滅できるんじゃないかというところまで
県警本部は一生懸命頑張っています。我々もそれを応援する、そういう機運があって、そういうものに向かって、
県民一同頑張っているような
状況です。
平成二十四年三月は、
全国初の
罰則つきの
飲酒運転防止条例ができました。これも
全国初でございます。残念ながら、今回
職員はそれをないがしろにするような行為をしましたけれども、ほとんど多くの
職員、あるいは多くの
県民は、何とかこういうものはなくしていかなきゃいけないと、そういう非常に高い
倫理観を持ちつつあるんじゃないかと
思います。
知事、きょうの
答弁を聞きました。
言葉とか、
精神論とかじゃなくて、やっぱり具体的なもの、形、あるいは
あかし、こういったものがなければ、そういったものを示さなければ、
成果というのはあらわれないんじゃないでしょうか。具体的な形、あるいは
あかしとなるようなものを、
総務委員会に
答弁としてしっかり提示していただかなければ、我々
総務委員会は、もし将来、
職員が
県民の命を奪うような、そんな
飲酒運転とか
不祥事が起こったときに、悔やんでも悔やみ切れません。ぜひそれを、ここで出していただくことで、私は納得したいと
思いますが、今の
答弁では納得できません。
委員長、私の
思いは以上です。
6
◯西元 健委員長 小川知事、何か。
7
◯小川知事 板橋委員から、今御
指摘を受けました。就任して以来、
不祥事が起こってきた。そのたびに、私なりにいろいろ考えて、その
再発防止に努めてきたところでございます。
今回
飲酒運転撲滅、
県議会の
皆さんは
条例も制定していただいて、
一緒になって、その
撲滅に向けて取り組んでいただいている、そういう
状況にある中で、
率先垂範すべき
職員が、再び
事件を起こしたということは、本当に
県民の
皆様、そして、なかんずく
議会の
皆様に申しわけないと、そういう気持ちでおります。
その上で、毎回
不祥事が起こるたび、私、一生懸命考えるわけでございますけれども、なぜそういうものが起こるんだろうかということでございますが、人は、誰かを殺したり、人の物を盗んだり、人を殴ったり、
飲酒運転をしたり、いわゆる
性犯罪を犯したりすることは、普通の人はしないわけですね。しかしながら、世の中からそういった
犯罪はなくならないというのも事実でございますので、そういう
犯罪を犯す人をどうやって減らしていくか、それが課題であると思っているわけであります。そのために、一人一人の心にもう一回
反対動機といいますか、それを持ってもらう、その
努力をしていかなければならないと。なかんずく
公務員は
法令を遵守する義務があるわけです。
公務員の
職務ということを考えなきゃいかん
立場にあるわけであります。
そこで、改めて
公務員の
初心、
原点に返ってもらう必要があるということで、
公務員倫理、その
研修等を充実させてきたわけであります。そして、
カリキュラム数をふやしたり、その
内容も心に訴えかけられるような
内容、響くような
内容に、
専門家の
意見も聞きながら変えてきたわけでございます。そういう中に起こっていますので、悔やみ切れないところが、私
自身もあるわけであります。
しかし、それでは済みませんので、そういった形で
研修についても、以前から、
採用のときから何とか、いろんな適格というのを判断できるものがないだろうかということも
検討、指示しておりまして、
採用の試験で民間の企業で取り入れられているような手法ができるものかどうか、そういう
検討を、今やらせてもらっているところでもあります。
それから、もう一方で大事なのは、罪を犯す、
犯罪を犯すと、どういうことに
自分がなるのか、あるいは
家族がなるのかということを、しっかり認識をしていただく必要があるということで、厳しい
処分、厳正な
処分というものを心がけてきたわけであります。先ほど
板橋委員もありましたように、
性犯罪指針をつくって
対応していくとか、そういった
事態の
発生状況に合わせて、それにふさわしい有効なものを考えながらやってきたわけでございます。したがって、厳正な
処分につきましても、いわゆる停職の期間を伸ばしていただく
条例も制定していただいたわけであります。
そういうことから、まずは
公務員としての
職務、
立場、それに
初心に返ってもらう、
原点に返るというのを一人一人がやるということ、それから、厳正な
処分をやる。それを犯した場合にどういうことになるかを、それぞれ考えてもらうということをやりたい。その上で、
風通しのいい
職場をつくって、何でも相談ができると。この前
議会でも御
指摘がありましたけれども、そういう兆候があらわれているはずではないかという御
議論もあります。したがいまして、そういった
風通しのいい
職場ということで、何でも相談できる
職場環境、そういったことを各
部局と
一緒になって、今進めているところでございます。私
自身も、いろんなところに行って、その
努力をしているわけでございます。
それから、そういった
風通しのいい
職場をつくると同時に、県庁の
チーム、これが一丸となって、
県民の求める
行政というものに邁進していって
成果を上げていく。そのことが、また
チームとしての
一体感を醸成することにもなると、このように考えております。
また、今
検討しておりますのは、
職場の
懇親会とか、そういった
飲酒の
機会があるような場では、
管理監督者から
不祥事について
注意喚起をする、そういったことを
仲間同士でやっていくことも大事なことかなと。本来は、
本人の
内心の
動機、
自分自身の判断で踏みとどまる人がほとんどなんですけれども、そういうことがとどまらないところがあるということであれば、それは、みんなで
注意喚起をしていく、それが必要ではないかと思っているところであります。
それから、
暴力団対策法、
全国に先駆けて二十二年につくっていただきましたが、その後、
知事になりましてから数年かかりましたけれども、
暴対法の
改正を国に働きかけ、今までの人脈とかを使って、
自民党が野党だった、民主党の政権だったわけですけれども、それまでのいろんな、私なりのネットワークを駆使して、
暴対法の
改正をしていただきまして、事務所の
使用制限がかけられたということ、これも全体の
暴力団を追い込んでいく上では大事なツールというものを、我々は手にして、
条例があって、また
暴対法があって、また、
県民、市民の
皆様の御協力があって、今日まで来ていると思っているところであります。
暴力団対策だけではありません。こういった県でやっていかなければならない
行政というものに、これからもしっかり邁進していき、
県民の
皆様に信頼される
県政、これを一生懸命やっていきたいと思っているところであります。
8
◯板橋 聡委員 大変長い
答弁でございましたけれども、
知事、申しわけございません。
一つも新しいことは言われていません。
研修のこと等に関しましても、
職場の
風通しの話、あるいはそれぞれの
職員に対して罪を犯すとどういうふうなことになるかなんて話も、全て今まで、六月
議会以前に話し合われたことですし、これからもやりますと。それはやっていただいて結構ですし、しっかり実績を出していただければいいんですけれども、そういうことをやっているにもかかわらず、
罰則つきの
飲酒運転条例の中に入っている
率先垂範の事項をあざ笑うかのように、
飲酒運転を行う
職員がいた、この事実をどういうふうに受けとめられるか。そして、六月にあれだけの陳謝をされたにもかかわらず、新卒の、まだ
採用になってない、仮
採用の人間が
事件を起こしたと。今から
研修で、新たな
採用時点で判断できるような方法はないかと。いや、それはいいです。しかしながら、ほとんどの方が、今ここで
職員として働いている方ですから、そこに対しての
効果はない。それを考えたときに、最後に
知事、何で
暴対法の話をされているのかなと
思いましたけど、
暴対法でこういうことをやったから、いろんなことができましたと言われましたよね。だから、新しく、何かちゃんとつくらないといけないんじゃないですか。それを、ちゃんと今回、八月の二件の、これはとんでもない
事例ですよ。これが起こったことを受けて、では、何を見直して、どういうふうなことにするんだ、例えば、新たな
条例をつくるのがいいのか、新たな
職員の
罰則の規定ができるのか、それは、私にはわかりませんけれども、
執行部として、
議会に提示していただく新たな形、
あかし、これがなければ、とてもじゃないけれども、今、この
委員会をそれでよしと言うわけにはいかないと思うんですけれども、いかがですか。
9
◯小川知事 なぜこういう
事態になるかというと、一人一人が
法令を守れてないところがあるからなわけですね。守るためには、その人がそういうことをやらない、しないということにしなきゃいけないわけです。それは
本人の
内心、意志の問題なわけですね。そこに働きかけるしかないところがあります。したがって、働きかける
働きかけ方について、いろんな形、
工夫をしてきたし、
回数をふやす。今までは、要するに
研修を段階を追ってやっていく、あるいは時期を、ランクが上がるたびにいろんな
研修がありますが、そのたびにやるとか、そのときの伝わり方、よく伝わるようにやるとか、中身もそうです。それから、頻度、
回数、タイミング、それから、先立って
採用のところまで、今来ているという
状況でございます。したがって、あとは、
反対動機というか、人を殺しちゃいけないといったら殺しちゃいけないわけですが、そういったことが芽生えるようなことを考えなきゃいけないということで、厳正な
処分で、
本人のそれまでの
生活、あるいは
家族の
生活が一変するような状態に
処分はされるとなるわけでございます。そこが、やっぱり基本になろうかと
思います。その中で一生懸命
工夫をさせていただきたいと思っております。
10
◯板橋 聡委員 ちょっと堂々めぐりになっているんですけれども、それを今までやって来られた。それを否定するつもりは全くございません。もっとやって、ちゃんと
成果を、時間がかかるかもしれませんけれども、出していただければいいと
思いますけれども、それにもかかわらず、いろんな
不祥事がずっとずっと起こり続けている。しかも、逮捕ですよ、これ。
職員内のちょっとした無断欠勤とかいう話じゃなくて、逮捕されている人間が八人いると。
知事、これ、日本一かどうかとか、そういうのがわかりますか。一年間で、過去四十七都道府県で八人も逮捕者がいる都道府県がありますか。
11
◯小川知事 少ない数ではないと
思いますけれども、一番かどうかはわかりません。それから、各都道府県の件数がどれだけかというのは、今手元には持っておりませんけれども、その中で、飛び抜けてどうだとかということは、今のところ、私は持ち合わせておりません。
12
◯板橋 聡委員 つまり、そういった分析もできてない中、今までどおりのやり方をやると。これでは、我々うんとは言えないとは
思いませんか。いかがですか。
13
◯小川知事 今、
答弁で申し上げましたけれども、この八件という数字が、もっと多い県がありましたよと、私が、もし答えたとしますよね。それは、だからどうだということだと思っております。ですから、八件という数字は大きい数字だと思っておりまして、それに対して、先ほど来申し上げています、
犯罪を犯す人を減らす、そのために何かができるかという観点から、その人の
反対動機というものがしっかり心の中に芽生えてもらわないと、やりようがないところがあるということは御了解をいただきたいと思っております。
14
◯板橋 聡委員 それは十分わかっておりまして、それは
県職員ではなくて、一般の人たち、子供たち、大人まで当たり前のことを言われているだけで、
県職員というある程度しっかりとした選抜を受けて、選ばれて、
県民のために公僕として働く人たちが、一年間で八件の逮捕者を出している。しかも、しっかりとした
罰則も決めた、いろんな
条例も決めた、そういう中でも、そして、
研修もした翌日に
飲酒運転をしていると、そういう
状況であることを踏まえて、ちゃんとした形、
あかしを出してくれないと、これ以上一歩も話が進まないし、今、すごく堂々めぐりの
答弁になっていると
思います。
委員長、今の状態では、ずっと堂々めぐりになって話になってないと思うんですけれども、ちょっとお取り計らいのほどお願いします。
15
◯西元 健委員長 小川知事に申し上げます。先ほど来、
板橋委員が言っていらっしゃるのは、今までのやり方、
倫理に訴えるやり方だけで
犯罪が続いていると。その上で、新しい考え方を持ってやらなければならないということを言っておりますけれども、堂々めぐりが続いております。
知事、明快な回答はできますでしょうか。
16
◯小川知事 堂々めぐりというふうに受け取られておられるようですけれども、いわゆる
法令違反する、
犯罪を犯している人がいるわけです。そこを何とかしなきゃいけないわけですけれども、先ほど申し上げた二つの点、それぞれの
公務員としての
初心にもう一遍立ち返ってもらう、そのために、もう一回訴えかけをするというのをいろいろやってきているわけですけど、それをまた
工夫するしかないんだろう、それを
工夫していきたいということが
一つ。
それから、もう
一つは、厳正な
処分をすることによって、
自分が選択した判断が、どういう結果をもたらすかということを、
皆さんに認識をしていただく、それを広げていくことを、まずはやらなきゃいけないことじゃないかと思っているわけでございます。
17
◯板橋 聡委員 二〇一七年十二月定例会の
答弁と全く同じ
内容でございます。それから、あと、これだけ多くの
不祥事が
発生をしておるということを考えると、それだけで
効果が出てないということじゃないかと。
知事はこれでいいというふうに思われているということを強くおっしゃられますけれども、私は、それでは納得がいかないということを申し上げます。
18
◯小川知事 いいと申し上げているんじゃなくて、
研修の中身とか何かは、いろんな
専門家の
意見も聞きながら、中身を充実させる、強化をする、頻度を上げる、タイミングを選んで何回もやっていくとか、そういった
工夫を重ねていきたいということを、今申し上げております。このままで、何もしないということを申し上げているわけではない。それから、
職場で、全体としてもっと取り入れられる、やれることがあれば、しっかりやっていきたいと、これもお答え申し上げたところであります。
19
◯板橋 聡委員 今の流れのことに関して、今やっていることをやるなと言っているわけじゃなくて、
効果がないと言っているわけじゃなくて、それはどんどんやってください。それだけでは
効果が出てないのが、この一年間の結果ですねということを言う中で、次の、ほかのことは何もやらないんですか、やりませんというお話だったので、私は堂々めぐりになっていると
思いますので、これ以上話しても、なかなか難しいんじゃないでしょうか。
20
◯西元 健委員長 答弁が、
板橋委員の
質問に答えられていると
思いません。
この際、しばらく休憩いたしたいと思っております。再開の連絡は、放送をもってお知らせしたいと
思います。
午 後 六 時 二 分 休 憩
休憩後は
委員会を開くに至らなかった。
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