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  1. 福岡県議会 2018-09-21
    平成30年 県民生活商工委員会 本文 開催日: 2018-09-21


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十年九月二十一日(金曜日)    午 前 十 一 時 零 分 開 会 ◯堤 かなめ委員長 おはようございます。それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから県民生活商工委員会を開会いたします。  なお、本日、報道機関から、カメラ等の撮影について申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。  議事に先立ち、執行部から発言の申し出があっておりますので、これを許可することといたします。重松人づくり県民生活部長。 2 ◯重松人づくり県民生活部長 失礼いたします。冒頭、私からおわびをさせていただきます。先月十二日、本県職員が酒気帯び運転の容疑で逮捕されました。そして、先月十七日には、この職員に対しまして懲戒免職の処分が出ております。県では、昨年八月にも職員の飲酒運転事故があり、県を挙げて再発防止に取り組んでおりますさなかに、再度このように飲酒運転の事件が発生をいたしました。飲酒運転撲滅条例におきましては、県職員は飲酒運転撲滅に率先して取り組むものとすると規定をされております。その県職員が昨年に続き飲酒運転の事件を起こしましたことは、飲酒運転撲滅運動の総括をしております立場にある者として極めて深刻に受けとめております。日ごろから飲酒運転撲滅の推進に御指導をいただいております県民生活商工委員会の委員の皆様を初め、その取り組みを実践いただいております県民の皆様、事業者の皆様、関係機関、そして団体の皆様に深くおわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。今回の事案を受けまして、改めて今後飲酒運転を起こす職員が出ないよう、職員一人一人に常に飲酒運転撲滅意識を肝に銘じ、みずからの行動を厳しく律し、再発防止に全力で取り組んでまいる所存でございますので、御指導のほどよろしくお願い申し上げます。 3 ◯堤 かなめ委員長 発言は終わりました。このことについて何かありませんか。塩川委員。 4 ◯塩川秀敏委員 今、謝罪のお言葉をいただきましたけども、実は、私が申し上げたいのは、もう全てわかっているというか、平成二十六年六月に私が一般質問したときに、知事がお答えになっている答弁書が手元にあるんですよ。もうこれは変わらないと思いますね。不祥事を防止するためには、職員倫理法令遵守による意識の徹底はもとより、職員一人一人がやりがいを持って、疎外感なく生き生きと職務に専念できることが重要でありますと、そのとおりでしょうね。そして、いろいろ書いてありまして、上司が率先して挨拶や声かけを励行し、また、所属長みずから職員一人一人と面談を行いまして、その悩みや心配事があれば気軽に相談してもらえるように語りかけるといった取り組みを行っているところでありますと。これは二十六年六月ですから、二十八、二十九、三十。また、従来から、これは私が人権感覚とか働きやすい職場づくりとかいうことに書いてあるんですけれども、きょう、私が申し上げたいのは、今、再発防止のために、今後、所管の部でもあるし、しっかりやっていきますということを言われましたけど、どんなことをしたらいいかということを、私が思うのは、もう二十年ぐらい教員をやってきて、結局生徒に万引きするなするなと言ってもするんですよ、これは。職員にいかんよ、いかんよ、いかんよ、いかんよと言っても、わかっとるけどやるんですよ。やってるわけですよ、現に。万引きをする子がどうやってとまったかというと、ある小学校の子供が万引きして学校に連絡があったと、で、行った。そしたら、そこのお店の方は、その先生をお父さんと間違えて激しくののしるというとおかしいですが、厳しい言葉を浴びせるわけですよ。子供はじっとそこで聞きよる。そして、いよいよ言うだけのことを言われて外に出た。子供は何と言ったか。先生、どうしてお父さんやないち言わなかったのと、こう先生に言うたわけですよ。先生はどう言ったかと、いいじゃないか、学校では俺はおまえの父ちゃんみたいなもんやと。こういうものなんですよ、人間が変わっていくというのは。何ぼあれせい、これせい、あれするな、これするなと言ってね、変わるもんじゃないんです。琴線に触れていかないと変わらない。そのためには、やっぱり職員をまず課長さん方が、部下が何人かいらっしゃるでしょうから、二十人かおらっしゃる、その職員一人一人について、子供が何人おるとか、どういう状況とか詳しくやっぱり、それは今情報の開示が云々いうけど、僕はそういうことは関係ないと思う。詳しく知って、おまえ、きょうは誕生日やね、早く帰って母ちゃんと一緒に飯でも食えと、たったこの一言で、ああ、課長は俺のことを理解してくれてるんだなと。あの仕事を早よせんか、これせんかじゃね、そんなんばっかりじゃなくて、おまえの子供は来年から小学校に入るとやない、おめでとうと、こういうことをやっぱり課の中で繰り返していくのが働きやすい職場であるし、生きがいを持って職員が仕事をすることになるんですよ。知事が言ってるんだから、そういうふうに。もう何年たつですか。しかも一年間で八名とかね、飲酒運転だけの問題じゃないでしょう。だから、僕は、少なくとも県民生活商工の中ではそういう雰囲気を課長がみずからつくってもらいたい。何か肩にさわったら何かセクハラとか何か、今非常に難しいかもしれませんけどね、やっぱりさわるということは、僕は毎日生徒に、いやがってますけども、いやがる人もおるかもしれん。だけどやっぱり、おはよう、きょうは元気か、何かこういう一言を課長とかがかけるという雰囲気を、やっぱりその課の中で、商工部なら商工部とか、県民生活の中でこう、課長みずからが、例えば部長ならもうこれからずっと課長のところを全部回って、おはよう、きょうも頼んどくねというふうな、何かね、何か知らんけどそういう何ていうのかな、そういうものが実践なんで、僕に言わせたら。そうすると、ゼロになるとは言えないかもしれんけど、やっぱり、ああ、俺は思われてるんだなと、思われとったら迷惑かけちゃいかんなと、こうなるわけですよ。思われとったら期待に応えないかんなと、こうなるわけですよ。そしたら仕事もできるし、そういうことも減ってくると。ぜひね、もう先駆けてそういうのをやることをちょっと決意してもらいたいと思いますね。決意のほどをよろしくお願いします。 5 ◯堤 かなめ委員長 重松人づくり県民生活部長。 6 ◯重松人づくり県民生活部長 塩川委員、ありがとうございました。私ども、今回のことに限らず、不祥事を起こしました直後には緊急に部課長会を開き、情報を共有し、そして、先ほど言われましたような部下職員、課長、係長、それこそ同僚も含めまして、悩みを抱えている人に対してどのような取り組みができるのか、これをもう一度考えてまいりたいと思います。風通しのいい職場づくりというような言葉は非常に心地のいい言葉でございますけれども、本当に我が事のように考えて組織を運営して我々はまいりたいというふうに思います。ありがとうございました。 7 ◯塩川秀敏委員 以上です。終わります。 8 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何か。阿部委員。 9 ◯阿部弘樹委員 今回の飲酒運転は、前日に課の研修会をした翌日に飲酒運転をすると。だから、皆さん方がおっしゃってあるような研修とか意識を高めるとかいうものが功をなしてないんじゃないかということの指摘があります。知事自身も毎回同じ言葉を議会でおっしゃいますけど、じゃあ、今回どうやって責任をとられるのか、全く責任をとられる様子が見当たらないものですから、幾ら謝罪の言葉を重ねられても、我々議会や、あるいは県民に伝わってこないので非常に残念だと思いますので、部長のお言葉は必要ないですけど、そのように感じました。研修の翌日に飲酒運転ですから、とっても困った問題だなと思って、根が深いなと思っております。終わります。 10 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯堤 かなめ委員長 それでは、ほかにないようですので、私からも一言申し上げます。  県を挙げて飲酒運転撲滅に向けた取り組みが進められている中、このような事件が発生したことはまことに遺憾であります。執行部におかれましては、再発防止に向け、しっかりと取り組まれますよう、今、お言葉がありましたけれども、再度重ねて要望いたします。  それでは、議事に入ります。当委員会において審査を要します案件は、お手元に配付いたしております付託議案一覧表及び付託請願一覧表のとおり、議案一件、請願一件であります。御確認願います。  これらの審査をお手元の審査日程案のとおりとり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
    12 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  また、執行部から提出されました議案及び所管事務調査等に関する資料をお手元に配付いたしております。御確認願います。  まず、請願の審査を行います。当委員会に付託されております請願は、お手元配付の一覧表のとおり、継続審査中のもの一件であります。  継続審査中の請願番号第二号の四の二「「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択に関する請願第三項、第四項に関する事項」を議題といたします。この際、何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 13 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  それでは、本請願についてはどのような取り扱いにいたしましょうか。      〔「継続審査」と呼ぶ者がある〕 14 ◯堤 かなめ委員長 ただいま阿部委員から継続審査という意見がありましたが、御異議ありませんでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 15 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、継続審査と決定いたします。  以上で、請願の審査を終了いたします。  次に、議案審査を行います。  第一二〇号議案「平成三十年度福岡県一般会計補正予算(第一号)」所管分を議題といたします。執行部の説明を求めます。岩永商工部長。 16 ◯岩永商工部長 第一二〇号議案、平成三十年度福岡県一般会計補正予算、このうちの商工部所管分について御説明を申し上げます。恐れ入ります、お手元の平成三十年度補正予算に関する説明書の六ページをお願い申し上げます。  今回の商工部の補正予算総額は、こちらにありますとおり七款商工費の補正額の欄をごらんいただきますと、二億四千六百万円余となっております。この補正予算をお願いしているところでございます。  続きまして、個別の事業について御説明を申し上げます。同じく四十五ページをお願い申し上げます。四十五ページ、七款商工費、一項商業費でございます。一目商業総務費におきまして二百万円余の増額をお願いしております。これは、平成三十年七月豪雨で被災をされました中小企業への金融支援に要する経費でございます。続きまして、その下、二目商業振興費でございます。二千万円余の増額をお願いしております。これは、被災いたしました小規模事業者が行います販路開拓への取り組みを支援するための経費でございます。続きまして、二項工鉱業費でございます。六目工鉱業振興費におきまして六千百万円余の増額をお願いしております。これは、中小企業の新製品の開発を支援するために、県の工業技術センターに測定器を導入するための経費でございます。続きまして、一番下、三項観光費でございます。一目観光費におきまして一億六千二百万円余の増額をお願いしております。これは、旅行需要を喚起するために宿泊料金の割引を支援するための経費でございます。  以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 17 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 18 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で、第一二〇号議案所管分の質疑を終わります。  これで本委員会に付託されました議案の質疑を終了いたします。  それでは、知事等に対する保留質疑がありませんので、引き続き議案の採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 19 ◯堤 かなめ委員長 それでは、これより議案の採決を行います。  第一二〇号議案所管分について、原案のとおり可決することに賛成の委員は御起立願います。      〔賛成者起立〕 20 ◯堤 かなめ委員長 起立多数であります。よって、第一二〇号議案所管分は、原案のとおり可決されました。  これで、議案の採決を終わります。  以上で、当委員会に付託されました議案についての審査は終了いたしました。  なお、採決いたしました議案に関する委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 21 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのように決定させていただきます。  次に、所管事務調査を行います。  「福岡県スポーツ推進計画の在り方(答申案)について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。中平スポーツ振興課長。 22 ◯中平スポーツ振興課長 それでは、福岡県スポーツ推進計画在り方答申案について御説明をいたします。人づくり県民生活部資料の一ページをお願いいたします。  まず、一の概要でございます。平成二十六年四月に策定をいたしました福岡県スポーツ推進計画中間見直しを行うため、福岡県スポーツ推進審議会に諮問を行いました。このたび同審議会におきまして、福岡県スポーツ推進計画在り方答申案がまとめられたものでございます。  二の審議会における審議状況でございますが、四月二十日に小川知事より審議会へ諮問を行い、それを受けまして、四月から八月にかけて審議会及びワーキング会議における御検討をいただきました。去る九月三日の審議会におきまして答申案の御審議をいただき、今回、答申案の策定が行われたところでございます。なお、この審議会には、本委員会からも縣委員にお入りいただきまして、議論の中で貴重な御意見をいただいております。  次に、三の答申案の概要でございますが、次のページにA3のカラーの福岡県スポーツ推進計画在り方答申案の概要をおつけしておりますので、そちらのほうをごらんいただきたいというふうに思います。  計画の基本理念といたしましては、スポーツ立県福岡を目指し、福岡県のスポーツをより元気に、そして、スポーツの力で福岡県をより元気にが掲げられております。また、その実現を図る上での留意点といたしまして、誠実性、健全性、高潔性などと訳されますスポーツ・インテグリティの向上と、スポーツに関する情報の発信の充実というものが示されております。計画の性格や期間、計画の理念、スポーツの範囲、スポーツの力につきましては、その下段にお示しをしておりますとおりとなっております。  続きまして、資料の右側の御説明をさせていただきます。本計画の目標といたしまして、福岡県のスポーツをより元気にするという視点から三項目、スポーツの力で福岡県をより元気にするという視点で四項目、合わせて七項目が掲げられました。スポーツを元気にするという視点での一つ目の目標でございますが、スポーツを始めるきっかけや活動の場を提供することなどによりましてスポーツにかかわる人がふえること、二つ目は、子供を取り巻く学校や地域のスポーツ環境を充実させることにより、子供のスポーツ機会が充実すること、三つ目が、ジュニアからトップに至るまでの一貫指導体制の構築やトップアスリートへの適切な支援により、アスリートの競技力が向上することが示されております。  次に、下段のスポーツの力で福岡県をより元気にするという視点では、四つ目が、大会の誘致、開催に向けた受け入れ環境体制整備により、大規模スポーツ大会が盛んに行われること、五では、スポーツを通した健康づくり生きがいづくりを目指し、健康になる、生きがいがふえること、六つ目といたしまして、青少年の健全育成や心のバリアフリーの推進などに取り組むことにより、人を育み、共生社会が実現すること、七つ目は、スポーツを通じた魅力発信観光振興、国際交流の推進を通し、地域と経済が活性化することと示されております。  なお、それぞれの目標の右側には、目標を達成するための取り組みの方向性が示されております。また、右端になりますが、その取り組みを行った結果として、福岡県が目指す五年後の姿というものをお示ししております。右側の中段になりますが、福岡県のスポーツをより元気にと、スポーツの力で福岡県をより元気に、この二つがそれぞれ影響を及ぼすことにより、好循環を生み出すことを示す矢印が入っております。以上が、福岡県スポーツ審議会による答申案の概要でございます。  最後に、一ページ目にお戻りいただきまして、四の今後のスケジュール案でございます。九月下旬に答申案に関するパブリックコメントを行いまして、十月下旬に審議会から知事へ答申を行う予定でございます。その後、計画案を策定いたしまして、十二月に議会の上程を経て、今年度中に福岡県スポーツ推進計画として公開をしてまいりたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 23 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 24 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。塩川委員。 25 ◯塩川秀敏委員 質疑じゃないんですけど、ちょっと報告をさせてもらいたい、スポーツのところですので。スポーツ推進計画はできましたけども、もちろん障がい者も一緒になってやるということだと思うんですが、今、中平課長が説明されましたが、ちょっと私、感動したことがありましたので、ちょっと伝えさせてください。ブラインドゴルフというのがあるんですね。目が不自由な方がゴルフをする。できるのかなと思われると思いますが、現にもう十二回、十三回の九州大会が続いている。そこに僕は中平さんに来てもらったんですね。そして、理解をしてもらって、ああ、こういうことかと。障がい者の人たちがどうやってゴルフをするんだろう、全然皆さん検討がつかないと思うんですが、実際にやるわけで、それはそれでいいんですが、その大会がある前日に前夜祭があったんですが、そのときに僕が感動したのは、目の不自由な方ですから、名刺を持ってきたんですよ。今まで中平さんの名刺は普通の名刺でしたけど、そのときは点訳の名刺をつくってきたんです。この職員はすばらしいなと思って聞いたら、いや、私がつくったんじゃありませんと、これは笑ってもいいんですけど、部下がつくったんですって。こういうスポーツ振興課っていいなと思うんですよ。そういうことが不正をなくしていったり、つながっていくと思うんです。だから、この振興計画というのもやっぱりそういう精神がないと広まりもないし、何かね、そして、みんなそこに来てあったブラインドゴルフの世話の人たちが、僕がそれを大きな声で言うたもんだから、もう、ありがとうございます、ありがとうございますと、やっぱり県の職員が見えて、しかも自分たち、来るときにわざわざ、わざわざと言ったら大変あれやけど、当然のことかもしれんけれども、点訳の名刺をつくって見えたということに感動してあるんです。県の職員の評価がぐっと上がるわけですよ。飲酒運転では下がっても、上がるわけ。だから、やっぱりそういうところの付加価値をどうやってつけていくかということは、同じ会合に出てもどういう形で出るかということは、文化振興課も言いたいけど、これはやめます。スポーツじゃないからやめますけど、ちょっとそれを言わせてもらいました。質疑には直接関係ないけど非常に大事なことだと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 26 ◯堤 かなめ委員長 塩川委員より御報告いただきました。ありがとうございます。  次に、「第四次福岡県男女共同参画計画の平成二十九年度実施状況について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。間野男女共同参画推進課長。 27 ◯間野男女共同参画推進課長 それでは、第四次福岡県男女共同参画計画について、平成二十九年度の実施状況について御報告させていただきます。同じく人づくり県民生活部資料の三ページをお願いいたします。  本計画は、県の男女共同参画推進条例第二十一条の規定に基づきまして、男女共同参画の推進に関する施策の総合的、計画的な推進を図るために策定しているものでございます。第四次計画の計画期間は、平成二十八年度から三十二年度までの五年間で、今回は二年間の実施状況ということになります。  二に記載しております四つの目標を立てております。そのもとで二十三の成果指標を設定して、各種施策を推進しているところでございます。  三の実施状況ですが、この二十三の成果指標のうち、今回目標を達成したもの及び順調に進捗しているものが十一件、それから努力が必要なものが八件となっております。なお、それ以外の調査実施が五年ごとであるために実績値がないものが四件ございます。これらの指標につきましては、来年度実施する意識調査の中で把握していくこととしております。詳細につきましては、四ページ以降に成果指標ごとの目標数値、二十九年度の実績値、主な取り組み内容などをまとめておりますけれども、説明は、三ページのこの三のほうに沿ってさせていただきます。  まず、目標を達成したもの及び順調に進捗しているものとして、主な指標を四つ挙げております。二十五歳から四十四歳の女性就業率ですが、出産・子育て期に離職がふえる女性の就業率、これを底上げしようというもので、平成三十一年度までに七三%にするという目標を設定しております。計画当初値七〇・三%に対しまして、平成二十九年度は七四・三%となり、目標を達成したところでございます。その下、子育て応援宣言企業の登録数です。平成二十八年度で目標の六千社を達成しており、新たな目標として平成三十三年度までに八千社を目指すこととしております。平成二十九年度末現在で六千三百六社となっております。それから、次の子育て女性就職支援センターによる就職者数です。これは、毎年度七百五十人を目標とするもので、就職者数は年々増加してきており、二十九年度は八百八十二人と大幅に伸びております。女性と子どもの安全みまもり企業数ですが、平成二十九年度末現在で六千二百四十六の事業所に登録していただいており、新たな目標値七千事業所を目指しているところでございます。  次に、進捗が思わしくなく努力が必要なものとして、主な指標を四つ挙げております。保育所待機児童の解消でございますが、核家族化や女性の就労拡大に伴い、保育需要はさらに拡大傾向にあります。今年度は、約四千八百人分の保育所等施設を整備するとともに、引き続き保育人材の確保等に努めてまいります。事業所管理職に占める女性の割合ですけれども、これは、県が三年置きに実施しております雇用均等・仕事と家庭の両立実態調査によるもので、直近の数値は一四%とほぼ横ばいの状況です。今後の取り組みとしまして、管理職として活躍が期待される女性を対象とした講座の開催や、企業の女性活躍の取り組みを支援していくこととしております。その下の市町村審議会等委員に占める女性の割合については、わずかに増加しているものの、目標の四〇%達成には努力が必要です。ただ、全国平均が二六・一%と、この数字に比較しますと、本県の水準は高い状況でございます。自治会長や審議会委員など意思決定の場に参画できるよう、地域で活動する女性の人材育成に係る取り組みなどを進めるとともに、女性登用率が低い市町村への一層の働きかけを行ってまいります。県の審議会等委員に占める女性の割合につきましては、平成二十九年度実績値は四一・五%と微増にとどまっており、目標達成にはかなりの努力が必要と考えております。今後、改選の機会を捉えまして、委員構成の見直しを行うなど、関係部局と協議を進めてまいります。以上、特に進捗状況がよくないものにつきましては、その要因を分析しまして、目標達成に向けてしっかり取り組んでまいります。  説明は以上でございます。 28 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 29 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑をおわります。  次に、「福岡県犯罪被害者等支援施策の提言骨子(案)について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。本田生活安全課長。 30 ◯本田生活安全課長 それでは、同じく人づくり県民生活部資料の九ページのほうをお願いいたします。  まず、一、概要でございますが、本年三月に制定されました福岡県犯罪被害者等支援条例に基づきまして、犯罪被害者等の支援に関する計画を策定するため、福岡県犯罪被害者支援協議会専門委員会議を設置しました。  そこで、二にございます専門委員会議における検討状況に掲げておりますとおり、これまで三回ほど検討をしていただきまして、今回、提言骨子案がまとめられましたので、本委員会に御報告をいたします。  三の提言骨子の概要でございます。恐れ入りますが、次のページの十ページ、A3の資料のほうをごらんいただきたいというふうに思っております。まず、上部の左側のほうから、計画目標、その横に基本方針というふうにございますけれども、これは、条例で定めております目的でありますとか基本理念などに基づきまして掲げております。また、この基本方針を推進するため、4つの施策の柱を定めております。次に、条例の各条項で定めております基本的施策に基づきまして、今回提言をいただいた主な施策につきまして御説明をさせていただきたいというふうに思っております。  まず、柱の一でございますけれども、支援体制の整備の充実としまして、一、相談及び情報の提供の一番端でございますが、1)福岡県犯罪被害者総合サポートセンター及び性暴力被害者支援センター・ふくおかの相談体制の充実でございます。これは、県内各地でカウンセリングなど同様の支援を受けることができるよう、犯罪被害者総合サポートセンターの相談体制の強化をすること、また、性暴力被害者支援センターについては、性暴力被害者の状況に応じた適切かつきめ細やかな対応をするため、法律家や保健医療の専門家等の連携を強化すること。次に、その下でございますけれども、済みません、2)の関係機関と連携した緊急支援体制の構築でございます。これは、一昨年、神奈川県の相模原市の障がい者施設で起きたような死傷者が多数に上る重大事案が発生した場合に、直ちに犯罪被害者等に対しまして二次的被害、これは事件に関連いたしまして傷つけられる出来事でございますけれども、そういった二次的被害を防止するなど、情報の提供やカウンセリングなどの心理的支援、病院等への付き添いなどを行えるよう、県弁護士会でありますとか関係機関と連携いたしまして、緊急支援体制を構築することでございます。  次に、施策の柱の二でございまして、精神的、身体的被害の回復・防止としまして、一の心身に受けた影響からの回復の1)でございます。性暴力被害者に対する中長期的なカウンセリングの実施でございます。これは、警察に被害届を出せない性暴力被害者に対する精神的ケアを充実させることでございます。  次に、施策の柱の三、損害回復、経済的支援としまして、一の損害賠償の請求についての援助のところでございますが、その具体的施策としまして1)でございますが、損害賠償請求訴訟再提訴時の支援です。これは、損害賠償請求訴訟の判決が確定したにもかかわらず、加害者による賠償額の支払い義務が履行されない場合に再提訴の支援等を行うとともに、国に対しまして再提訴時の負担軽減を求めていくというものでございます。また、その横でございますけれども、2)で犯罪被害者等への法律相談の支援でございます。これは、犯罪被害者等が刑事事件、刑事裁判、損害賠償の請求に関する民事裁判等について一体的に相談ができるよう必要な支援を行うことでございます。  それから次に、施策の柱の四、県民等の理解の増進でございまして、事業主の理解の増進としまして、1)犯罪被害者等への事業者の理解の増進とございます。それと二の県民の理解の増進としまして、1)犯罪被害者等への県民の理解の増進でございます。これらは、二次的被害を防止するため、県民や事業者に対し、犯罪被害者の置かれている状況や犯罪被害者に対する支援の必要性について理解を深めるための啓発等を行うものでございます。主な具体的な施策で御意見をいただいたものは以上のとおりでございます。  お手数ですが、前の九ページ目のほうにお戻りください。四の今後のスケジュールでございますけれども、九月下旬から、別添、お手元に配付しております提言骨子案がございますけれども、こちらのほうに基づきまして、県民への意見聴取といたしましてパブリックコメントを一カ月ほど行わせていただきたいと考えております。その後、十一月上旬から専門委員会の親会議であります犯罪被害者支援協議会で提言がまとめられた後、知事への意見具申がされたことを踏まえまして支援計画案を策定しまして、次の十二月議会に計画案を上程させていただきたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。御審議のほどお願いいたします。 31 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 32 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「一般社団法人九州観光推進機構の経営状況について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。神代観光政策課長。 33 ◯神代観光政策課長 委員会資料所管事務調査商工部資料一ページをお願いいたします。  福岡県観光振興条例の規定に基づきまして、県が九州全体の観光振興を一体的、広域的に推進する法人と定めております一般社団法人九州観光推進機構、この事業について報告いたします。なお、同条例第九条の規定に基づく当該法人の経営状況につきましては、本定例議会に報告いたしております。  まず、一の九州観光推進機構の経緯でございます。九州観光推進機構は、平成十六年の九州地域戦略会議におきまして、官民一体となり策定した九州観光戦略、この実行組織として、その翌年の平成十七年四月に設立されております。九州観光推進機構は、平成二十六年から十年間の戦略期間である第二期九州観光戦略に基づき、広域的な観光振興を実施しているところでございます。第二期九州観光戦略におきましては、二にございます観光産業を九州の基幹産業とする十年と位置づけまして、二に記載の四本の戦略に基づき事業を推進しております。また、同戦略の数値目標につきましては、三のとおり定めております。  次ページをお願いいたします。A3横長の資料となります。先ほど申し上げました四本の戦略に基づきまして、主な事業を御説明申し上げます。戦略Iの九州ブランドイメージ、これにつきましては、効果的なイメージ発信の実施といたしまして、二〇一九年のラグビーワールドカップを契機とした欧米豪からの誘客を図るため、新しいプロモーション動画を作成いたしまして、十一月からユーチューブで配信しております。その視聴回数は、昨年度末現在百二十八万回となっておりまして、英仏豪など世界に拡散しております。また、九州の強みであります九州観光列車、温泉、世界遺産など、九州のブランドイメージとしてメディア、SNSなど活用して発信しているところでございます。  戦略IIの観光インフラ整備につきましては、特区制度を活用して、平成二十五年度から開始した九州地域限定の通訳案内士の育成を行っております。なお、特区制度を活用して始めた地域限定の通訳案内制度につきましては、平成二十九年九月の法律改正により、全国においても取り組むことができるようになっております。また、外国人観光客受入体制整備といたしまして九州フリーWiFiプロジェクトを実施いたしまして、昨年度末の接続可能施設数は、対前年度比千七百増の一万四千施設となっております。  戦略III、九州への来訪促進でございます。昨年度は、ラグビーワールドカップ二〇一九の機会を捉えた欧米豪へのプロモーションに力を入れたところでございます。ロンドン、パリにおいて現地の旅行会社やメディアを集客した商談会、旅行者向けの観光フェアを開催いたしまして、九州観光の魅力を発信するとともに、旅行商品の造成を促す取り組みを実施しております。また、九州で試合が行われる国、イギリス、フランス、オーストラリア、アメリカ等の公式旅行代理店を九州に招聘いたしまして、試合が行われる競技場やその周辺の観光地、宿泊施設などを視察いただき、旅行商品造成を促したところでございます。それから、一つ下がりまして、修学旅行誘致拡大に向けたプロモーションでございますが、熊本地震後に国の予算を活用して実施いたしました九州ふっこう割からの反動減を抑制し、引き続きの誘客を図るために、じゃらん、楽天などオンライントラベルエージェントと連携した、九州からありがとうキャンペーンを実施いたしまして、約十二万人泊の実績を上げております。あわせて九州への団体旅行を企画、実施した旅行会社に対して、貸し切りバス借り上げ料の一部を助成し、九州内外からの旅行需要の獲得に努めました。  戦略IVの来訪者の滞在、消費促進といたしまして、二次交通の整備や宿泊、滞在型の観光地づくりに取り組んでおります。特に昨年度は、福岡県と大分県の連携事業といたしまして、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群を初めとした本県の古代の遺跡や周辺の観光スポットをPRする福岡古代の旅と、宇佐・国東半島の修験者たちの文化、史跡をPRする六郷満山開山千三百年を組み合わせた周遊モデルコースに旅行会社を招聘し、商品造成を促しました。  その他でございますが、昨年度末、日本版DMO、いわゆる地域の観光地づくりをリードする組織ですが、これの認定を受けております。これら事業の決算額は、四億五千万円余となっております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 34 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。塩川委員。 35 ◯塩川秀敏委員 ちょっと二点。一つは、戦略III、九州への来訪促進ということで、この神宿る島ですけど、あれ、結果的にどんな観光になると。現地には行けないから、何か島をぐるっとこう回るとか、どういう観光になるのかくさ、ちょっとそこら辺説明して。 36 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 37 ◯神代観光政策課長 塩川委員おっしゃるとおり、「神宿る島」沖ノ島には行くことができません。ただ、構成遺産群は、大島、それから宗像大社、そして新原・奴山古墳群がございます。こういった遺産群につきまして、しっかりその魅力をお伝えする観光のプロモーションの冊子をつくっております。また、福岡県内には同時代の遺跡でありますとか、あるいは宗像大社と同じように神社仏閣等がございます。こういったものにつきましても、その魅力を発信するプロモーション冊子を昨年つくりまして、それで誘客を図っているところでございます。また、そういったところをめぐる周遊ルートにつきましても、ウエブサイト、冊子のほうで発信をしております。 38 ◯塩川秀敏委員 それは何となくわかったけど、結果的に大島から先まで行って、ぐるっとあの沖ノ島を回るようなのもルートに組んであるんですか。 39 ◯神代観光政策課長 沖ノ島につきましては、沖ノ島は宗像大社のものであるということがございます。そして、その海域に、たしか二キロだったと思いますが、二キロまでは近づけないということがございます。確かに近いところで船から見ることができれば、大島の切り立った岩肌、ああいったものは本当に観光資源になり得るものだと思いますけども、そこに船をどのように出せるのかということにつきましては、宗像大社、また漁業組合の方々ともまだお話がついてないように聞いております。 40 ◯塩川秀敏委員 それはちょっと、これから決めていただいて進めてもらいたいです。もう一つは、海外からの方でぜひお願いしたいのは、案内標識というか看板ですね。我々は、やっぱりほかのところに行ったときにちょっとこう、そういうのがあると、本当に運転しながらでも助かりますよね。この前、議員団の研修があったときにも言われておりましたけど、その方はほとんど中国に住んであるんでしょうけども、から来たときに、博多駅にトイレという、トイレがここにありますよという案内板があるかないか、その方が調べられたそうですよ。一回目通ったときには気がつかなかったけど、二回目に来たら中央のところに何かこうあったと、しかもそれは日本語で書いてあったと、お手洗いとですね。そんな状態でいいのかなと。もう少し、まあ主に中国、韓国、台湾、香港とかそういう方が多いと思うので、もう少し海外からお見えになった方が、トイレの案内がこうですよとか、こう、何かそういうことをこの観光機構の中で、福岡県の博多駅だけじゃなくていろんなところがあると思うので、総合的にいろいろ議論して、うちからも出とると思いますので、そういうことは提案をしていって、やっぱり外国からお見えになった方が不自由しないような案内板とか、そういうものの整備を進めてもらいたいなと思うんですが、いかがですか。 41 ◯神代観光政策課長 外国人の方々が来られたときに、安心で安全でまた快適に周遊していただくためには、塩川委員おっしゃるように、案内標識を含めまして受け入れ環境の整備が必要だと思っております。今、受け入れ環境の整備につきましては、九州運輸局、そちらのほうで九州各県でありますとか、また機構が入ったところで、どういった受け入れ環境の整備が進んでいるのかについて議論しているところでございます。また、国におきましては、受け入れ環境の整備の補助金がございます。それにつきましては、JRの駅におきましても、こういった多言語表示に関する補助金というものがございますので、そういったことも活用していただきながら整備を進めていきたいと思っております。 42 ◯塩川秀敏委員 要望にしておきますが、この観光機構が平成十七年にできているということは、もう十三年たっているわけですから、十三年たっても海外からお見えになった方の看板一つできてないなんていうのは本当にやる気あるのかなと。だから、積極的に、やっぱり利用者の立場にならないとわからないですよ。この辺だけでこう考えよって、そこに実際ある、海外とかに行ったときの自分の体験なんか生かして、ぜひ不自由のないような体制を早急に整えてもらいたいと思いますので、途中経過なり報告してくださいね。以上です。 43 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございますでしょうか。武藤委員。
    44 ◯武藤英治委員 一つ提案したいことがあります。たまたま、福岡県神社庁というのがある、その庁長さんが私は親しくしている方なもので、相談をしたら、相談の内容はどんなことかというと、例えば福岡市の例で言えば、筥崎には玉せせりという非常に興味深いお祭りがある。太宰府には曲水の宴というのがある。あるいは櫛田神社には博多祇園山笠、それから最近は、そういうお宮という、神社というインフラを利用して、護国神社で音楽祭、大変な人気です。あるいは太宰府天満宮で、あれは何やったかな、お花の先生、オランダ人か何かの、そうそうバーグマンの神社全体を花で飾るイベントがある。そう考えると、まだまだ知らないそういうものがあるんですよ。親しくしておるので、神社庁長に、福岡県のそういう秋の大祭とか春の大祭とかいう定例行事以外に、それぞれの神社が取り組んでいるユニークな、あるいは埋もれたものの資料をくれと言ったら、こんなものが来たんですよ。夏だけで一センチぐらいある。それで、特に来年のワールドカップ、秋なんですよ。一年分調べるとなったら大変だなと思ったんですよ。私は、第一弾で夏を調べた。それは、議会挙げての観光議員連盟の大会が福岡であるからそれに間に合わそうとして、ただ間に合わなかったから、おくれて来た。それで、ぜひ秋の神社の、とりあえず秋に焦点を合わせて、というのは、九州三カ所でラグビーワールドカップがある。周遊性というのが当然、平均十六日滞在するということですから二週間以上、十六日というのは、一週間ごとぐらいしか試合がないから、三試合ぐらいかな。ということは、あとの十三日は何かしているんですよ、特に海外からのお客さんは。そうしたときに、例えばワールドカップとは関係なく高千穂で薪能があるとか、いろんなものがあるんですよ。私も見てびっくりした、こんなにあるのかなと、夏の部を見てね。秋もそんなものを列挙して、ぜひ来年に間に合わせてほしいなと思ってるんですよ。神社庁は私が紹介しますから、行政として求めるものを一度協力を願って、いろんなものがあると思いますよ。夏のを見てびっくりしました。秋もある、四季折々ある。なかなか時間がかかろうから、それをどう、私の考えとしては、周遊するという意味では福岡県に限らない話で、九州全域、秋にどんな催しがあるのか、そんなものを整理して打ち出してほしいなと思うんですよ。今、何ていうの、パソコンで、ネットで見ることが我々も多くなった、ペーパーで見るんじゃなくて。そういうもので流すというのはそんなに予算がかかるものでもない。時系列にだあっと九月から十一月まで並べれば、非常に目を引くんじゃないかと思うわけです。それは県行政の仕事なのか、九州観光推進機構の仕事なのか、その辺の仕切りの問題は別として、ぜひ秋のそういう伝統、ものから体験へというような、爆買いから体験というような、特にインバウンドの変化、日本人も一緒だと思うんですよ。埋もれたもの、そんなものを掘り出す努力をしてもらいたいなと。まだ一年あるから間に合うんじゃないかなと思っております。ですから、いつでも神社庁の方は、私は紹介します。つくってくださった方、庁長の指示でしてくださったんですけど、それはもう、私が個人で言うよりも行政が言ったほうが、あるいは観光推進機構みたいなああいう機関が言ったほうがいいだろうと思いますね。別に宗教性を求めるものでも何でもないし、いわゆるお祭り、イベント、ぜひそんなものを資料で、今持ってる。 45 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 46 ◯神代観光政策課長 今、私どもで知り得ている範囲のものにつきましては、クロスロードふくおかの中で、それだけを切り取っていうことではなくて、年間の観光の行事ということで掲載させていただいております。ただ、委員が今おっしゃいましたように、一センチもあるほどの私ども情報を得ておりませんので、そこまで情報は恐らくまだ持っていない状況かなと思っております。 47 ◯武藤英治委員 ぜひ、やっぱり神社庁が一番早いと思う。いろいろ考えたり、それで立派な丁寧過ぎる資料をいただいた。その中で、周遊性を高めるためには、それが高千穂でもいいじゃない、熊本でもいい、長崎でもいい、そのものを提供できればおもしろいんじゃないかなと。冊子にするということじゃなくてもやりようがあると思う。そんなに予算はかからないですよ。手はかからない。ぜひそんなことを提案したいと思いますので、御検討を願いたいと、こう思います。 48 ◯神代観光政策課長 今、委員から御提案いただきました内容につきましては、九州観光推進機構のほうにお伝えいたしまして、どういった対応ができるのか、まず出口がどうあるのか見定めた上で、神社庁のほうにお手をわずらわせぬためにも、まずこちらができることをまずまとめた上で、また御相談させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 49 ◯武藤英治委員 観光推進機構が首を縦に振らなきゃ、福岡県でもやるぐらいの覚悟を持っていただきたいということで質問を終わります。 50 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。阿部委員。 51 ◯阿部弘樹委員 まず、この経営状況報告というのは、これは経営状況報告なんですか、大体。数字も何も入ってない。そこを聞きたい。 52 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 53 ◯神代観光政策課長 失礼いたしました。経営状況報告につきましては、冊子を議会のほうに、本議会で報告をさせていただいております。その中で、主に事業につきまして今回は御説明をさせていただいたという状況でございます。 54 ◯阿部弘樹委員 概要版でも数字のものも出していただければ、本議会で議論できませんので、例えば外郭団体もそうなんですが、なかなか議論する機会がないわけですから、ここで議論させていただきたいと思いますので、それは、ぜひとも次回からお願いします。  それと、いいですか、委員長、この九州観光機構がロゴマークをつくったということでお聞きしてるんですが、そのようなことはございますか。 55 ◯神代観光政策課長 九州地域戦略会議の中で、まず九州観光のブランドイメージということで、一回ブランドイメージをあらわすロゴマークというのができ上がりました。あわせまして、昨年度の九州地域戦略会議の中で、九州は一つというものが観光、それからほかの九州全体をPRするロゴマークということで設定をされております。九州観光推進機構におきましては、今、最初に観光としてでき上がりましたブランドイメージのマーク、それから九州は一つということで九州全体をPRしていく今回のロゴマーク、それを今併用しているところでございます。 56 ◯阿部弘樹委員 発表されたのはいつぐらいですか。 57 ◯神代観光政策課長 最初にできましたマークは、平成二十六年六月の九州地域戦略会議の場におきまして、観光プロモーションのロゴマークとして設定されております。また、本年五月に九州ロゴマーク、こちらのほうが九州地域戦略会議の場で決定されております。 58 ◯阿部弘樹委員 九州の州という字によく似たロゴマークについてはいつ発表されたんですか。 59 ◯神代観光政策課長 九州地域戦略会議の場におきまして、九州各県の知事、それから経済界が一緒にこのマークにつきまして記者発表しております。 60 ◯阿部弘樹委員 いつしたんですか。 61 ◯神代観光政策課長 済みません、本年五月でございます。 62 ◯阿部弘樹委員 ここに、大和ハウスのグループ、コスモスホテルマネジメントグループのMIMARUホテルというのがことしの二月八日にオープンをしています。そのロゴマークと全くうり二つじゃないですか。 63 ◯神代観光政策課長 九州ロゴマークにつきましては、総務部県民情報広報課のほうで九州地域戦略会議に諮っておりますので、私のほうでそのロゴマークがどういった、同じなのかどうなのかということにつきましては存じ上げてないという状況でございます。 64 ◯阿部弘樹委員 ちょっと存じ上げてないじゃ、この委員会じゃ議論できませんので、存じ上げるかどうかよく調べていただきたいと思いますので、委員長、取り計らいをお願いします。 65 ◯堤 かなめ委員長 この際、しばらく休憩いたします。再開は、放送をもってお知らせいたします。    午 後 零 時 四 分 休 憩    午 後 一 時 四 十 四 分 再 開 66 ◯堤 かなめ委員長 それでは、ただいまから委員会を再開します。  休憩前に引き続き、議事を進めます。岩永商工部長。 67 ◯岩永商工部長 先ほどの阿部委員の御質問に対しまして的確な答弁ができませんでした。また、そのために長時間審議を中断させることとなってしまいました。心よりおわびを申し上げます。大変申しわけございませんでした。 68 ◯堤 かなめ委員長 阿部委員。 69 ◯阿部弘樹委員 九州のロゴマークについてお話しいたします。このロゴマークは、昨年七月に公募を行い、十一月に九州地域戦略会議においてデザインを決定したというふうにうかがっておるわけでございます。この九州地域戦略会議は、各県知事や九州の経済界などが集まって、九州の戦略をうかがう会議と承っております。その中でも我が県の小川洋知事がリーダーシップをとって、そして広報課がロゴマークをつくり、そして公募の中で選定されたというふうにうかがっておるところでございます。九州の地域戦略会議の所管は、我が福岡県の地方分権室だというふうにうかがっておるところでございます。そうしますと、この戦略会議の所管は、総務企画地域振興委員会になるということでございますので、我が委員会の所管ではないので、その委員会に議論を委ねたいと思っております。しかし、九州のロゴマークがホテルのロゴマークとデザインが非常に似通っていると、そして、双方が商標登録なり登録をしておるということでございますので、いかがなものかなというふうな印象を持ちますので、そういう意見を申しまして、総務委員会での議論をお待ちしたいというふうに考えております。委員長、終わります。 70 ◯堤 かなめ委員長 阿部委員からの意見があり、総務企画地域振興委員会のほうに議論を委ねるということにしたいと思います。ほかに何かございますでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 71 ◯堤 かなめ委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「福岡県観光振興財源検討会議における検討状況について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。神代観光政策課長。 72 ◯神代観光政策課長 商工部資料をお願いいたします。六月議会の本委員会で検討会議の設置につきまして御報告しておりますが、その後、二回会議を開催しておりますので、会議の検討状況、そして議論の状況について御報告いたします。  一、会議の設置目的は、受け入れ環境の整備、観光資源の魅力向上などの観光振興に必要な施策の財源確保等について検討するものでございます。  六ページ、別紙一をお願いいたします。こちらに記載の委員により御議論をいただいております。委員長は、東京大学名誉教授の神野直彦先生にお願いしております。  三ページのほうにお戻りください。現時点のスケジュールは、三に記載のとおりでありまして、七月十三日、八月二十九日と二回検討を進めております。  次に、これまでの会議での検討内容について御説明いたします。七月十三日に開催いたしました第一回会議では、まず、委員の皆様方に観光振興に必要な施策、そして、その財源の確保等を議論いただく前提となります本県の観光振興の現状と課題につきまして、国や本県の観光統計データ、また、本県の観光施策、予算の規模、財政状況など、こういった資料に基づきまして説明しております。その上で、アからキに記載の事項について御認識いただいたところでございます。具体的には、本県におけるインバウンドの状況や観光消費額の状況、そして、ウにございます外国人観光客の周遊、滞在を促すための体験型観光のニーズ、エにございます空港や港湾などインフラ整備の状況、オにございます多言語対応や案内標識など受け入れ環境整備の充実や観光資源の磨き上げの重要性、そして、その取り組みを進めるための新たな財政需要の発生、そして、キにございます本県の財政状況を見ると、観光分野の新たな取り組みに必要な経費について、既存の財源から安定的、継続的に確保していくことが困難であること、こうした認識のもとに福岡県の観光振興をさらに進めるため、施策の加速化、拡充、課題解決の取り組みについて、その方向性について御意見をうかがっております。  第一回の会議の議論でございますが、七ページ、別紙二に記載しております。その主なものを御紹介いたします。本県の観光の現状と分析につきましては、次回の検討会議に向けて追加で資料の要求がございました。2)観光施策の方向性につきましては、一ポツ目でございますが、日本の観光産業の地位が低いこと、それから二つ下がりまして、九州を見据えた施策を掲げていくこと、東京や三大都市圏、アジア圏、これらと競うための施策を考える必要があるということ、二つ下に下がりますが、観光地周辺の地域住民の住みよい環境づくりにも力を入れるべきであること、三つ下がりますが、東京に集中する訪問客を分散させるためにも、観光の拠点となるところ、福岡県から活性化していくことには賛成であること、三つ下がりますが、観光資源の競争力向上が必要であること、あわせて観光の持続可能性といった視点で施策を検討することが必要であるということでございます。また、財源の検討につきましても御意見がございまして、そこに掲げておりますように、宿泊税の議論となった際には、民泊を含め不公平感がないようにしてほしい、財政状況が厳しい状況の中、高齢化、人口減少に対応して持続可能な施策をするためには財源についての工夫が必要だと実感している、こうした意見をいただいております。  続きまして、八月二十九日に開催いたしました第二回の会議について御報告いたします。こちらの会議では、1)福岡県の観光振興に必要な施策についてでございますが、東京、京都、大阪といったゴールデンルートの自治体や、北海道、沖縄など他の自治体の観光振興施策、そして本県の施策を比較検討し、本県の今後取り組むことが期待される施策の概要を次のとおり整理し、議論いただいております。アでございますが、観光地としての魅力を向上させるとともに、地域住民の生活にも配慮をした観光地づくりを進めるために、観光資源の魅力向上、そして受け入れ環境の充実、これに一体的に取り組む観光地づくりの総合的な対策が必要ではないか、外国人だけではなく、高齢者や障がいのある方も安全、安心に満足度の高い旅行ができるよう、バリアフリーやユニバーサルデザインを見据えた施策、ウでございますが、観光関連産業の生産性向上、人材確保に向けた支援施策、エとオでございますが、受け入れ環境の充実ということで、観光案内施設の機能強化、観光案内サインの整備、多言語化・WiFi整備・キャッシュレス対応の支援強化、また、観光地周辺の公衆トイレや駐車場の整備、こういったことについて御議論いただいております。さらに、観光振興財源確保の比較検討として、地方自治体の自主財源とその主な事例につきまして比較検討をいただいております。また、委員からは、議論を進めていくに当たって、関係者の意見を聞くことが大変重要であるとの指摘があり、現在六十市町村に対し、資料に記載の四つの事項につきまして、文書で意見照会を行っているところでございます。  第二回の会議での主な議論の概要でございますが、八ページの別紙その三に記載しております。その主なものを御紹介いたします。二つ目のポツでございますけれども、観光消費額を高め、地元を潤す取り組みを考えることが必要である。体験型観光の充実に取り組むべきである。そして、それをつないで周遊ルート・面として地域をつくる取り組みが必要である。また、受け入れ環境では、キャッシュレスの促進が不可欠である。さらに、MICE誘致につきましても政令市等と連携して取り組んだらよいのではないか。次の段落でございますが、地域の観光地としての総合的な魅力を高めることが必要である。行ってみたいと思う地域とするための総合的なコーディネートが必要である。それを推進する組織、人材が必要であり、観光協会の機能充実、DMOの育成が重要である。次のポツでございますが、県内にある観光資源、これを県はそれらをコーディネートし、また、芽が出たところを伸ばしていく、そういった取り組みが必要ではないかといった御意見をいただいているところでございます。  二の観光振興財源確保の比較検討につきましては、一ポツ目にありますように、税以外の方法はないのか。税を導入するとしても有期限とするべきではないか。課税による地域間競争力の低下の懸念がある。二つ下でございますが、観光客がふえたことで、ふえた税収を優先的に観光振興に充て、それでも不足する場合に他の財源を検討するべきではないか。競争力の低下の恐れについても議論が必要ではないか。次のポツでございますが、観光振興に資金が必要なのは事実である。地域間競争力の話になると思うが、必要なものは必要であり、観光財源を確保する制度をつくってはどうか。次に、仮に宿泊税を導入する場合には、公平性と与えられる恩恵についてしっかりと考え、使途を県民や納税者にきちんと知らせることが必要であるということ。二つ下でございますが、独自課税の場合、有期限のものは多くある。仮に税を導入する場合には、メリット、デメリットの議論は当然必要となる。県民全体が必要と思うかどうかで税の導入は決まってくると思う。こういった御意見をいただいているところでございます。今後の検討状況につきましても、本委員会での報告に加えまして、適宜委員の皆様方に御報告をさせていただきます。  なお、福岡市におきまして、市長が宿泊税を課するとした福岡市観光振興条例が九月十四日に成立しております。今後、この検討会議、そして県内の他の市町村の意見を十分踏まえまして、福岡市としっかり調整してまいります。  説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 73 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。阿部委員。 74 ◯阿部弘樹委員 福岡県観光振興財源検討会議、現在まで二回の検討会議が開催されているということで、また、一方で、九州のみならず日本を代表する専門家の皆さんから会議に参加をいただき、議論をいただいているさなかに、福岡市においては条例が可決され、かつ意見書が福岡県に届いておるということでございまして、議論に水を差すのみならず、異常な地方公共団体としてのその行動については、知事が大変遺憾の意を表明されたところでございます。ところで、福岡市から提案された意見書というもの、私はまだ見ていないところなんですが、委員長、よろしければこの意見書を委員会資料として御提出いただけますでしょうか。よろしく取り計らいをお願いします。 75 ◯堤 かなめ委員長 ただいま阿部委員から資料要求がありましたが、これを本委員会の資料要求とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 76 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、本委員会の要求資料といたします。  執行部に申し上げます。阿部委員から要求のありました資料について提出できますでしょうか。神代観光政策課長。 77 ◯神代観光政策課長 直ちに提出いたします。 78 ◯堤 かなめ委員長 資料を正副委員長に確認させてください。      〔資料確認〕 79 ◯堤 かなめ委員長 書記は資料を配付してください。      〔資料配付〕 80 ◯堤 かなめ委員長 資料が配付されましたので、御確認をお願いいたします。      〔資料確認〕 81 ◯堤 かなめ委員長 阿部委員、いかがでしょうか。 82 ◯阿部弘樹委員 今、意見書を読ませていただきました。朗読させていただきます。最後のフレーズですが、「福岡県におかれては、福岡県観光振興財源検討会議において、観光振興財源のあり方を検討されているところですが、宿泊税導入を決定した福岡市内において、県も宿泊税を課されることとなれば二重課税となり、宿泊者や宿泊事業者に対する過重な負担がかかるおそれがあるなど、その影響が大きいと考えられます。つきましては、福岡県におかれましては、上記事情を参酌の上、慎重な検討を行っていただくよう要望します。」と、市長名で届いております。知事が本会議の中で答弁されましたが、このことについては、観光局長、どういうふうに感じてあるか、よろしくお願いします。 83 ◯堤 かなめ委員長 高原観光局長。 84 ◯高原観光局長 お答えいたします。先週金曜日に、福岡市議会が今回の条例案を成立、可決いたしました。可決したその直ちに、福岡市におきましては、福岡市の担当ではない課長さんが本県のほうに意見書を、アポイントもなくこちらのほうにお持ちされたわけでございます。内容につきましては、ただいま阿部委員が説明いただきました内容でございまして、私どもが本年、観光財源の検討会議を一つ一つ積み上げてきた状況があるにもかかわらず、福岡市におきましては、自分たちの取り組みについて財源の宿泊税を導入したいという内容の文言になっております。私たちに慎重な検討をという内容でございまして、私たちが積み上げてきたことを無視するような形でありまして、昨日、知事が申しましたように、その内容、そして、その手続につきまして大変遺憾に感じているところでございます。 85 ◯阿部弘樹委員 この検討会議の資料によりますと、多分福岡市を含めてだろうと思いますけど、六十市町村に文書で意見集約をしている最中だというふうに読み取れますが、いかがですか。 86 ◯高原観光局長 第二回の財源検討会議におきまして、市町村、それからいろんな関係者の皆さんのいろんな御意見を聞くことが必要だという委員からの御指摘を受けました。それを受けまして私どもは、六十市町村に対し文書で照会をするということを、委員の皆様と御議論をした上で決定をしたわけでございます。その旨につきましては、直ちに福岡市のほうにもお伝えをし、連絡をしたわけでございますけれども、そういう状況にもかかわらず、今回、条例を制定、可決し、意見書という形で、福岡市のほうが本県にこういう意見書をお渡しするという形をとったわけでございます。私どもとしては、今、そういう意見照会をしている、観光というのは、やっぱり広域的な観光でございます。宿泊地、それから観光地というのが必ずしも同じ市町村にとどまっているわけではございません。たくさんの方が今来られて、例えば大宰府であったりとかいうところでは非常な交通渋滞も起こっているというような状況もございます。福岡県内の市町村も自分たちの地域をどれだけよくしていこうかということで取り組んでいるところでございます。そういうことを六十市町村がどういうふうに考えているのかということを意見照会をしているところでございますので、もっとそれを福岡市も、私どももそれを取りまとめて財源会議の中で議論をし、進めていきたいと思っているところでございます。そういう意味では、福岡市の今回の決定につきましてはちょっと拙速過ぎるのではないかというふうに私としては考えるところでございます。 87 ◯阿部弘樹委員 高原局長から御説明があったように、福岡市、同じ地方公共団体としてやや拙速だなという印象も拭い切れないと思っておるところでございます。また、今後は、このようなことを踏まえまして、検討会議、あるいは観光局として福岡県としてどのようなことを考えているのか、答えられる範囲で結構ですので、お願いいたします。 88 ◯高原観光局長 福岡市からこういう意見書も出ておりますけれども、福岡市の市議会でこういう条例を可決したという現状は、ある意味、私どもとしてはそこは抑えなきゃいけないと、私たちは、先にこういったことの検討を進めてきたということも、当然、県議会の条例を受けて動いていることでもございます。私どもとしては、これをどうやって調整をしていくかということになるのではないかと思います。昨日の知事の御答弁にもさせていただきましたけれども、福岡市のほうと調整の場を設けるように、私どものほうから、むしろ私どものほうから働きかけて、この問題を解決していきたいというふうに考えているところでございます。 89 ◯阿部弘樹委員 調整の場がこの意見書提出後設けられるやに聞いておりましたが、マスコミ報道でしか我々は知らないんですけど、その後の経過というのは何かあったんですか。 90 ◯高原観光局長 福岡市との関係につきましては、私の認識としては二つあると思っています。一つは、福岡市の市議会がこういう条例を可決する審議の中で、福岡市は県に対して、福岡市の中でやっている取り組みについて県のほうに説明に行くというふうな議会答弁をしております。そして、それを受けた形だと思うんですけれども、意見書をこういう形でつくっておりまして、その意見書については、当方にお持ちになられたときに、改めてまた説明に来ますというようにその課長は申しておりまして、当然、それは説明に来るものだというふうな認識でおりまして、それが今週の火曜日でございますけれども、お越しにはなられたんですけれども、結果としては、プレスの対応の関係もございまして、先方としては実務的な打ち合わせだと思っていたというようなことでございまして、その説明を受けるという形が現状としてはそこは実現をしていないというのが一つでございます。それと、もう一つ別の問題として、今回、中身は基本的には同じことにかぶってはくるかと思うんですけれども、今、こういう条例を福岡市がつくったということで、当方としてはこういった財源検討会議も進めているということでありますので、中身についてどうやって調整をしていくのかということが必要になるかと思います。中身、いわゆるお互いがどういう観光施策に取り組んでいくべきなのか、そして、県民、市民にとって観光振興がどういう位置づけでどういう取り組みをすることが一番有効なのかということをしっかり議論をして、その上で財源をどういうふうな形で整理していくのがいいのかということを、福岡市と本当は真摯に議論したいと思っております。そのことを昨日の議会でも申し入れるというふうにお答えをしております。昨日のことでございますので、このことにつきましては、近々に福岡市のほうに協議を申し入れたいというふうに考えている次第でございます。 91 ◯阿部弘樹委員 わかりました。ただ、今回福岡市がとられたこのような行政行為については私も大変遺憾だと思いますし、一方で、知事自身が、福岡市とのコミュニケーションが不足しているんじゃないかということは一般質問でも言われていることで、従前、議会でも言われていることでもございます。今後、今議会は決算特別委員会もありますので、そこでまた我が会派のほうは議論したいという意向を持っておりますので、ここでは、これで私の質問を終わりたいと思います。 92 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございますでしょうか。縣委員。 93 ◯縣 善彦委員 私も阿部委員と同じような気持ちですが、福岡市が定めた今回の条例、それを資料として提出していただけますか。 94 ◯堤 かなめ委員長 ただいま縣委員から資料要求がありましたが、これを本委員会の資料要求とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 95 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、本委員会の要求資料といたします。  執行部に申し上げます。縣委員から要求のありました資料について提出できますか。神代観光政策課長。 96 ◯神代観光政策課長 直ちに提出いたします。 97 ◯堤 かなめ委員長 資料を正副委員長に確認させてください。      〔資料確認〕 98 ◯堤 かなめ委員長 書記は資料を配付してください。      〔資料配付〕 99 ◯堤 かなめ委員長 資料が配付されましたので、御確認をお願いいたします。      〔資料確認〕 100 ◯縣 善彦委員 じゃあ、ちょっと主要なところをかいつまんで説明してもらえますか。 101 ◯堤 かなめ委員長 縣委員から今、説明の依頼がありましたが、いかがでしょうか。神代観光政策課長。 102 ◯神代観光政策課長 まず、基本理念ということで、観光振興に係る基本的な考え方を第二条で定めております。そして、第三条から第五条まで市の責務、市民の役割、事業者の役割ということで、それぞれの役割について定めているところでございます。そして、以下、観光振興に取り組むべき、観光振興の施策につきまして、観光産業の振興、受け入れ環境の整備、観光資源の魅力の増進、MICEの振興、そして持続可能な観光の振興、こういった取り組むべき施策の柱について掲げられております。そして、第十一条でこうした施策に要する費用に充てるために、地方税法第五条第七項、これは法定外目的税の規定でございますが、この規定に基づき宿泊税を課する。二項で、前項に規定するもののほか、宿泊税については別に条例で定めるということで、別条、税条例のほうに委ねております。そして、この条例は規則で定める日から施行するということになっております。  以上でございます。 103 ◯縣 善彦委員 ありがとうございます。また、税額等については別の条例で定めるということで、まだ定められていない現状だということですね。これから協議を進めるということですので、これは、資料としてお預かりしておきます。そして、意見書の中に、福岡県下の宿泊者の約五〇%を福岡市が占めているということで、その存在の大きさを示しているんだろうと思いますけど、これも議論のための資料として、福岡市が年間何ぼで、五〇%で、金額にして幾らというような、六十市町村の宿泊者数、宿泊料金、比率等を示した表が恐らくあるでしょうから、それも、この場ではなくても結構ですので、資料として届けてもらえないでしょうか。 104 ◯堤 かなめ委員長 個人資料ということですか。 105 ◯縣 善彦委員 全員に、全員必要でしょうから。 106 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 107 ◯神代観光政策課長 資料につきましては、後日整理させていただきますが、現状でございますが、宿泊施設の部屋数等につきましては、市町村別ということではなく、保健所設置市、あるいは保健所の設置箇所ということと、それと実際に宿泊者数につきましては、従業員十人以上の施設につきましては、政令市に何人泊まったかはわかるんですが、各それぞれの市町村までの統計というのは統計データはございません。また、従業員数が十人未満ということで、それを全部かぶせてしまいますと、政令市に何人泊まったかといった宿泊のデータはないという状況でございます。 108 ◯縣 善彦委員 それはわかる範囲で出してください。 109 ◯神代観光政策課長 はい、かしこまりました。 110 ◯縣 善彦委員 もう一個だけ。それと、産業廃棄物の税というのを、何トンに対して千円とかいうのが、十年ぐらい前、北九州市と福岡県との間で協議したことがあったと思いますが、それの結果というか、どういう話し合いが行われて、どう落ちついたというようなことをちょっと示すペーパーをいただけないでしょうか。今後の議論をしていく上の参考になると思いますので、それもお示しいただきたいと思います。 111 ◯堤 かなめ委員長 ただいまの資料も個人資料ということでよろしいですか。 112 ◯縣 善彦委員 結局、二重課税ね、二重課税になったと、それをどう回避して両自治体でおさまりがついたのかという一つの事例になると思いますので、それを示していただきたい。皆さん要らなければ、私にください。 113 ◯堤 かなめ委員長 それでは、ただいまの資料につきましては、執行部におかれまして対応をよろしくお願いいたします。 114 ◯縣 善彦委員 はい、終わります。 115 ◯堤 かなめ委員長 武藤委員。
    116 ◯武藤英治委員 宿泊客というくくりで議論されていますが、観光を目的とした税と、ここに。宿泊客の中にビジネス、観光、そういう分類はできるんですか、目的別。 117 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 118 ◯神代観光政策課長 そういった明確に分類できるものは統計上ございません。 119 ◯武藤英治委員 何も推測するようなものもない。どれだけ観光客が入ってるかとかいう数字は出てるじゃないですか。それが、福岡市は五〇%のうちどっちの比率が高いのというのが僕らはわからない。 120 ◯神代観光政策課長 宿泊旅行統計というものがございます。その中で、宿泊者ではなく宿泊施設のほうにビジネス・観光目的の旅行者、宿泊者が五〇%以上の宿泊施設か、あるいは観光目的の宿泊者五〇%未満の宿泊施設かということをお聞きいたしまして、その上で五〇%以上のところには何人泊まってらっしゃる、観光目的が五〇%未満のところには何人泊まってらっしゃる、そういった統計データがございます。推測するとすれば、このデータになりますけれども、ホテルの中で、ホテルとしては五〇%以上観光客だろうと思って推測していると。そうなると、観光目的というくくりで捉えているんですけれども、五〇%以上は。じゃあ、残りの四九%がビジネスだったとしても、それは全て観光目的になると。観光目的が五〇%未満、ビジネスが五〇%以上のホテルだよと、自分のところはそういうホテルだということで宿泊者数を統計しておりますが、残りの半分近い方が観光目的だったときには、そこも全部ビジネスということで統計されている、そういったデータになっております。 121 ◯武藤英治委員 それしかない。 122 ◯神代観光政策課長 観光統計データは、このデータが観光かビジネスかというときの切り分けはそうなんですが、かなり荒っぽい、ホテルの中は全部百かゼロかという形になりますので、このデータで推計することもかなり荒いのかなと思っております。 123 ◯武藤英治委員 九州観光推進機構にもそういうデータはないの。あそこは観光に特化している組織でしょう。ないの。 124 ◯神代観光政策課長 九州観光推進機構も昨年度から、インバウンドの方々の情報などをスマホをもって推計するということを始めておりますけれども、日本人も含めてこういったデータというのはないという状況でございます。 125 ◯武藤英治委員 じゃあ、求めても出てこんということやね。わかりました。 126 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。守谷委員。 127 ◯守谷正人委員 今、るる議論があっておりますので、かいつまんで質問したいと思います。この委員会でも観光振興に関してはこれまでたくさんの議論をされてきたと思います。その中で、今、阿部委員や縣委員、武藤委員からもいろいろ質問がありました。先ほどの要望書なんですけど、ああいう提出の仕方というのは、自治体から県に対してよくあることなんですか。意見書ですね。 128 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 129 ◯神代観光政策課長 まず、こういう市長名で知事充てということであれば、何もアポイントもなく届けられておりますので、その提出の仕方ということについては、通常はあり得ないだろうと思います。また、中身につきましても、このように他の自治体の行為について参酌ということでお話があっております。中身につきましても、こういったものを意見書で提出するということであれば、事前に提出するということについて、中身について協議をするということではなく、こういったものを提出するということについては、通常は事前に何らかの連絡を受けた上でそれなりの対応を私どももしていく、それが通常やらせていただいております。 130 ◯守谷正人委員 きのう、一般質問の中で知事が答弁されて、非常に遺憾であるという、これは私も同じ意見ですし、多分そちらに座ってらっしゃる皆さんも同じ意見、遺憾ではないかと思っております。知事の答弁の中で、きのう、福岡市との意見交換を含めて情報のやりとりということで、有識者会議、先ほどの会議のこと、夏までに立ち上げる予定であることを説明したりとか、また、税を導入する目的の条例が検討されているような報道を受けて、有識者会議の立ち上げ時期を説明するとともに、会議の立ち上げ後は、この会議での検討議論の状況などを適宜説明してきたということを答弁で知事は述べられましたけども、このことに関しては、もう本当に一部で、先ほど阿部委員のほうからありましたが、コミュニケーションが不足しているという言い方もあったんですね。このことに関しては結構きちんとやってこられたということでよろしいですよね。 131 ◯神代観光政策課長 この件につきましては、私どもも事前に立ち上げ前から説明しておりますし、また、福岡市のほうでこういった議会で検討がされるという報道がなされた後は、特に私どもの検討の状況につきまして、検討会議がこの日にあるということ、また、傍聴もできるということ、会議が終わった後にはこういった議論があったということ、そういったことにつきまして逐次説明をさせていただいているところでございます。また、こういった常任委員会での議論につきましても、福岡市のほうには報告をしておりました。 132 ◯守谷正人委員 一部にそういう形でコミュニケーション不足という言い方もあったので、ぜひそこは否定をしていただいて、福岡県もきちんとしていたということをぜひ声を大きくして言っていただきたいと思います。その検討委員会の中、検討委員会を開こうとする直前、五月ぐらいの知事の記者に対しての会見の中で、検討委員会のこの会議というのは、福岡市あるいは周辺の市町村、関係団体に意見を聞きながら検討を進めていくということを記者の皆さんの質問に答えられております。いっそのこと、この検討会議に福岡市さん、もしくは提案者に来てもらって説明していただくというのも一つの案じゃないでしょうか。どうでしょう。 133 ◯神代観光政策課長 市町村、あるいは関係者の方々、その意見の聞き方というのはいろいろあろうかと思います。今、守谷委員から御指摘がありましたように、実際に来ていただいて、検討会議の委員の方々から実際にこの条例の趣旨でありますとか、あるいは今後進めていこうとする観光施策、そういったものをお聞きいただくということもあろうかと思いますが、いずれにしましても、委員会につきましては、今、検討会議の委員長、それから委員の方々に委ねておりますので、意見の聞き方につきましても、委員長、それから委員の先生方にお諮りしたいと思っております。 134 ◯守谷正人委員 市の宿泊者が多いというのは福岡市、これはもう当たり前ですけども、逆に宿泊者が余りいないけども、県の観光、県のシンボル的なところで多くの観光客が来てらっしゃるという市町村もいっぱいあると思うんですね。ですから、そういう方の意見も踏まえながらぜひ進めていく、やはり広域的なものの考え方をぜひ進めていただきたいと思います。先ほど縣委員の資料要求で公報、官報が出ておりました。実は、私の手元にあるのが、これは、当日条例を出された福岡市議会から、もしくは福岡市からいただいたものです。この中で私がぱっと見ると、財源について、例えば幾ら以上で幾ら課税しますとか、いつからやるというのは書いてないと思うんですが、認識いかがですか。 135 ◯神代観光政策課長 おっしゃるとおり、これはあくまでも市長は宿泊税を課するということを決められた条例で、宿泊税についてどうするというものについては記載されてないものでございます。 136 ◯守谷正人委員 逆に、まだそういう段階ですので、これからやはり県の意見も主張しながら、いろんな、二重課税とかいろんな言い方をされておりますけども、本当に県民のため、もしくは受益者の負担にならない、きちんとできるような、そういう税の取り方を今後検討していただきたいと思いますし、それをまたこの委員会でもぜひ報告していただきたいと思います。遺憾という言葉、本当に私も遺憾に思っておりますし、最後にまた知事が言われた言葉というのは、しっかりと調整をしてまいりますということでした。ぜひ全力で調整をしていただき、また、いろんな報告をしていただきたいと思います。要望で終わります。 137 ◯堤 かなめ委員長 要望ということで次にいきたいと思います。それでは、ほかに何かございますでしょうか。塩川委員。 138 ◯塩川秀敏委員 ちょっと意見だけで、質問じゃなくて。これね、高島市長名で来ているということを、これは、いかなる理由も成り立たないと思うんですよ。事前にいろいろ話をしていって、こうこうしましたと言っても、高島市長名で来てるんだから。議会が決めたとか決めてないとかいう問題じゃなくて、高島市長名で来たということはどういうことかということをよく、これは肝に銘じてもらいたいと思うんですね。どういう関係ない人が説明に来たとか、そんな細かいこと、高島市長がこれを持ってきてるんですから。福岡市だけで観光は成り立つわけじゃない、守谷委員も言われるように。そんなこともみんなわかった中で、高島市長がこれを持ってきているんだから、わからんで持ってきているんじゃないですよ。だから、どういう接し方を今までやってきたかとか、何か形だけいついつ誰々と話しましたなんていう、そういうことだけ並べたって、それが功を奏しているならこんなことないはずと私は思うんですよ。奏してないからこういうふうになってるんですよ。だから、ああしました、こうしましたということをここで何ぼ言ったっちゃ、この結果をやっぱり真摯に受けとめる、そして、話を進めていかないと、おまえ言うちょったやないか、こいつらそんなことで、決まる。このね、やっぱりこれは僕は大きいと思いますよ。そこをやっぱりしっかり入れてもらわないと、一番困るのは、やっぱり来てくださる人であろうし、旅行する人であろうし、あと細かいことは、今、守谷委員も言われている。これからのこともありますので、期待はしますけど、ちょっと遺憾どころじゃないですね、僕はこれはね。何を考えているのかという、そういうふうにさせたのは誰かということですよ、要は。そこをしっかりやっぱり反省してもらいたいなという、反省の上に反省を重ねてください。以上です。 139 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 140 ◯堤 かなめ委員長 ないようですので、以上で、所管事務調査を終わります。  次に、報告事項に入ります。  まず、「第二十六回ふくおか県民文化祭二〇一八の開催について」執行部の説明を求めます。上田文化振興課長。 141 ◯上田文化振興課長 第二十六回ふくおか県民文化祭二〇一八の開催について御説明いたします。資料は、報告事項人づくり県民生活部の一ページをお願いいたします。  まず、一の目的でございますが、これは、記載しているとおりでございまして、二の主催についても記載しているとおりでございますが、今年度から福岡県障害者社会参加推進センターが共同で主催することといたしました。  三の開催テーマにつきましては、公募により決定しておりまして、今年度は、文化の力というテーマを採用いたしました。テーマの説明としては、障がいのある人ない人、女性男性、大人子供関係なく私たちに元気や楽しさ、発見、感動を与える力を持っているのが文化だと思うからということでございます。  四の事業の概要でございます。(一)から(十)に記載しております主催事業が全部で四十四事業、(十一)の協賛事業が六十三事業で、合計百七の事業を実施いたします。今年度の予算額は四千四百九十四万八千円となっております。このうち(一)の記念式典につきましては、十月二十一日日曜日に行います。会場は、県内四地域持ち回りで開催することとしておりまして、今年度は太宰府市で開催いたします。(五)の障がい児者美術展につきましては、記念式典である表彰のほか県内五カ所での展示を予定しております。(六)の多様な人々によるアート普及イベント、(七)の障がい者芸術祭、ツナガルアートフェスティバルは、障がいのある方を初め、多様なアーティストがみずからの作品を語ったり、また、障がいのある方とない方が芸術、文化を通じて交流したりする事業でございまして、今年度からの新規事業でございます。そのほか県内各地で実施いたします事業の一覧は、二ページと三ページに掲載しております。また、お手元に全ての事業を紹介したナビゲーションガイドという冊子をお配りしておりますので御参照ください。委員の皆様には、記念式典の御案内状を送らせていただきますので、御都合がよろしければ御出席いただければ幸いに存じます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 142 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。塩川委員。 143 ◯塩川秀敏委員 ちょっと大事なところを言うてもらいたいんですが、一ページの主催者、去年と違うところをきちっとちょっと言ってくださいよ。 144 ◯堤 かなめ委員長 上田文化振興課長。 145 ◯上田文化振興課長 今年度から新たに主催者に入っていただきましたのは、二行目に書いております福岡県障害者社会参加推進センターという団体でございます。 146 ◯塩川秀敏委員 去年よりもことし、本当に進歩するというか、これもやっぱり執行部の努力のたまものと思うんですね。だんだんだんだん、本当に県民のものにこの文化祭がなってきているし、この中にはもう、前回のときも入ってましたけども、入るようになりまして、いろいろ厳しい意見もありましたけど、文化振興課におかれましても、少しずつ努力をしていただいていることに感謝を申し上げます。以上です。 147 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 148 ◯堤 かなめ委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「平成三十年度スポーツフェスタ・ふくおか「第六十一回福岡県民体育大会」の開催について」執行部の説明を求めます。中平スポーツ振興課長。 149 ◯中平スポーツ振興課長 それでは、平成三十年度スポーツフェスタ・ふくおか「第六十一回福岡県民体育大会」の開催についてでございます。同じ資料、委員会資料の四ページをお願いいたします。  この大会は、資料の一と二にお示しをしておりますとおり、そちらの目的、主催者で実施をしておりまして、県内の四地区を持ち回る大会でございます。本年度は、筑後地区開催となっております。  三の事業概要の(二)にお示しをしておりますが、夏季大会水泳競技を八月十九日日曜日、筑後広域公園プールにおきまして、千三百九十一名の選手の参加のもと実施をいたしております。その下の秋季大会は、あすからとなりますが、九月二十二日土曜日、二十三日日曜日、筑後地区の七市四町におきまして十三競技を実施することといたしております。なお、委員の皆様には既に御案内をさせていただいているところでございますが、あすは、久留米アリーナにおきまして総合開会式を行うことといたしております。  次に、三の(二)の丸の三つ目でございますけれども、スポーツの総合祭典市町村対抗「福岡駅伝」は、十一月十八日の日曜日、今年度も筑後広域公園におきまして、六十市町村参加により実施をすることとして準備を進めております。  その次にお示しをしております障がい者の部でございます。昨年度新設をいたしました四競技に加え、本年度は、その表の右側に米印の二と書いてあるのが今年度新たに設置をしている競技でございますが、ウィルチェアーラグビー競技(車椅子のラグビー競技)、それから精神障がいのある方のバレーボール競技、知的障がいの部としてのソフトボール競技、そして卓球競技、この四種目を新たに加えまして、今年度八競技、障がい者種目を実施することといたしております。  次に、五ページをお願いいたします。今年度の夏季大会、秋季大会の十三競技と市町村対抗福岡駅伝の開催市町、開催日をお示しをさせていただいております。  説明は以上でございます。よろしくお願いします。 150 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。塩川委員。 151 ◯塩川秀敏委員 これもまた同じ。ちゃんと今説明がありましたけど、四種目、新しい種目をつけ加えていただいて、やっぱりこういう、障がい者の部と言ったらおかしいですけど、こういうところに目が行くようになって、そういう方々に光が当たるようになってくると、県の品質というのかな、県の質というのかな、それはやっぱり非常に高くなっていると私は思うんですよね。そういう意味で、先ほどの文化といい、体育といい、いい傾向になってるなと思っておりますので、ぜひこれからもこういう努力を続けていただきたいと、感謝とお願いをしておきます。以上です。 152 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございますか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 153 ◯堤 かなめ委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「第十八回福岡県ねんりんスポーツ・文化祭の開催について」執行部の説明を求めます。中平スポーツ振興課長。 154 ◯中平スポーツ振興課長 それでは、続きまして委員会資料六ページをお願いいたします。第十八回福岡県ねんりんスポーツ・文化祭の開催についてでございます。  事業の目的、主催、参加資格等につきましては、資料一から三にお示しをしておりますとおりでございます。  事業概要でございますが、メーンイベントにつきましては、県内四地区を持ち回りで開催をしておりまして、今年度は、糸島市の伊都文化会館で、十一月二十三日の祝日に開催をいたします。お手元にチラシを配付しておろうかと思いますので、そちらをごらんいただければと思います。会場では、障がいの有無にかかわらず誰もができるビームライフル・ビームピストルが体験できるスポーツ・レクリエーションの体験コーナーを含め、さまざまなイベントを実施することといたしております。式典に先立ちまして、初めての試みといたしまして、糸島の中学生の挑戦と題して、音楽掛けるスポーツのイベントを開催いたします。糸島市の五校の中学生、吹奏楽部が、県内のスポーツの映像に合わせた演奏を行うという内容でございます。委員の皆様には、後日式典の御案内状をお送りする予定でございますので、御都合がよろしければ、ぜひ御出席を賜りますようにお願いを申し上げます。スポーツ・文化交流大会につきましては、資料の七ページに記載のとおり開催をすることとしております。  説明は以上でございます。よろしくお願いします。 155 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 156 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「第三十五回伝統的工芸品月間国民会議全国大会について」執行部の説明を求めます。神代観光政策課長。 157 ◯神代観光政策課長 委員会資料商工部報告事項資料の一ページをお願いいたします。第三十五回伝統的工芸品月間国民会議全国大会の開催について御報告いたします。  今大会は、伝統的工芸品への理解と普及を図ることを目的に開催されるものでございまして、本県での開催は三十年ぶりとなります。福岡大会の概要について御説明いたします。  本大会の主催は、経済産業省、伝統的工芸品産業振興協会など国の組織、そして福岡県伝統的工芸品の県内の産地組合、福岡市、久留米市などの産地組合の地元自治体、観光関連団体等で構成いたします福岡県伝統的工芸品月間推進協議会となっております。開催の期間は、十一月一日から四日までの四日間です。大会のコンセプトは、記載のとおり、伝統的工芸品の魅力の国内外の発信、伝統的工芸品を身近に感じてもらうこと、伝統と創造の融合、サテライト会場設置による県全体の盛り上げ、そして、小石原焼が伝統的工芸品となっておりますので、その復興支援の感謝の意と被災地の復興ぶりを伝えるものでございまして、このコンセプトに基づいて大会を開催いたします。開催内容ですが、ア、記念式典等につきましては、十一月一日にアクロス福岡のシンフォニーホールにおいて開催いたします。イの展示販売会等につきましては、十一月二日から四日までの三日間、マリンメッセ福岡におきまして、全国の伝統的工芸品の展示販売、ステージイベント、県内の伝統的工芸品等の展示販売等を行います。  次に、二、県主催事業について御説明いたします。福岡県伝統的工芸品展ですが、県内の七つの産地がそれぞれブースを構えまして、産地ごとに特色を出した展示、販売、実演、体験などを行ってまいります。さらに、伝統と創造の融合というコンセプトに沿いまして、有名クリエーターとのコラボレーションによりまして、新しい工芸品を制作し、展示、販売いたします。例えば博多人形につきましては、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏のアレンジによる斬新な展示を行う予定になっております。また、会場中央には、博多人形師が制作し、博多織、久留米絣ともゆかりが深く、博多織と同じく七百七十七年を迎えます博多祇園山笠、この飾り山笠を展示いたします。  次のページをお願いいたします。このほかに(二)の県知事指定の工芸品三十四品目や九州・沖縄の工芸品の展示、販売を行うほか、(三)から(五)にありますような展示を工夫を凝らして展開してまいります。また、展示のほかに(六)にありますステージイベント、(七)の国内外のバイヤーと伝統的工芸品の制作、販売する方の商談会なども実施してまいります。  三ページをお願いいたします。その他関連事業といたしまして、県立美術館や八女伝統工芸館、九州芸文館などで展示、体験などの事業に加えまして、福岡市内にあります日比谷花壇などの店舗と連携した工芸品の展示、販売を行います福岡工芸ウィーク、表の中ほどにございますが、その福岡工芸ウィークというものを十月二十六日から十一月四日まで、期間中に開催するなど、県内各地でさまざまな施設で関連企画を実施し、大会を盛り上げてまいります。  一ページ目にお戻りください。本事業に係る県の予算でございますが、五千八百万円余でございますが、国、それから地元自治体の予算を合わせまして、事業全体の予算額は一億四千五百万円余となっております。  十一月二日にマリンメッセにおきまして開会式を開催いたします。本委員会の委員の皆様方にも御案内を差し上げますので、御都合のつく委員の皆様方につきましては御出席いただきますようによろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 158 ◯堤 かなめ委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。塩川委員。 159 ◯塩川秀敏委員 これは後からでいいですから、僕が説明するとやったら、県知事指定特産品の何か冊子を持ってくるとか、大体福岡の伝統工芸七つはわかるんですよ。だから、こういうときに、やっぱり、ほかの委員さんは三十四品目を知ってあるかもしれんけど、僕はちょっとわからないんですよ。だから、何かこう、行事予定だけじゃなくて、何ていうか、こういうものが三十四品目にありますよとか、もっとこうハートのある説明の仕方というのはできやせんかなと思うんよね。工夫していただきたいと思いますね。この際、やっぱり、この際一つでも理解していただくという、そういうものを持って説明しないと、ばらばらばらばら言うだけやったら読んどけばいいもん。今後、やっぱりそういうことをお願いしたいですね。だから、後から、あるでしょう、あるかどうか聞いてください。ありますか。 160 ◯堤 かなめ委員長 神代観光政策課長。 161 ◯神代観光政策課長 はい、ございますので、後ほど委員の方々にお持ちいたします。申しわけありませんでした。 162 ◯塩川秀敏委員 よろしくお願いします。 163 ◯堤 かなめ委員長 ほかに何かございますか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 164 ◯堤 かなめ委員長 ほかにないようですので、以上で、報告事項を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 165 ◯堤 かなめ委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「閉会中の調査事項について」お諮りいたします。本件につきましては、お手元配付の閉会中の調査事項案のとおり、九項目について、閉会中もなお調査を継続することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 166 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 167 ◯堤 かなめ委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。武藤英治委員、守谷正人委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。  以上で、当委員会の議事は全て終了いたしました。  最後に、終始御熱心に御審議いただきました委員各位、御協力いただきました執行部各位に感謝申し上げ、県民生活商工委員会を閉会いたします。ありがとうございました。    午 後 二 時 四 十 七 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...