点検結果としましては、おおむね
提案内容どおりの適切な
管理運営がなされていると評価をし、Bと判定をしております。
次に、春日公園でございます。
指定管理者は、木下緑化建設株式会社でございます。
指定期間は、
平成二十九年度から三十三年度まででございます。
野球場のナイターの利用期間を延長したほか、テニス教室やサッカー教室、3B体操教室等の自主事業を実施しております。また、公園全体の高木の地上二メートル程度の枝打ちを行いまして、見通しの確保や安全性の
向上につなげております。
点検結果としましては、おおむね
提案内容どおりの適切な
管理運営がなされていると評価をし、Bと判定をしております。
三ページをお願いいたします。中央公園でございます。
指定管理者は、岡崎建工株式会社、
指定期間は、
平成二十五年度から二十九年度まででございます。
スケッチ教室、ヨガ教室、写真展、自然観察教室等を引き続き行うとともに、新たに毎朝ラジオ体操を実施するほか、ホームページやSNSでの情報発信、マスコミへの情報提供を行っております。また、外灯の点灯タイマーを全てソーラー方式に取りかえるとともに、
料金が安価な新電力会社に一部切りかえるなど、経費節減を行っております。
点検結果としましては、おおむね
提案内容どおりの適切な
管理運営がなされていると評価をし、Bと判定をしております。
次に、筑豊緑地でございます。
指定管理者は、九電工・カホスイミング・九州林産グループでございます。
指定期間は、
平成二十五年度から二十九年度まででございます。
幅広い層が楽しめるよう自然観察会や木工教室、ラグビー親善試合、テニス教室等の自主事業を実施しております。また、屋外プールや多目的広場の利用時間の延長を引き続き行っております。
点検結果としましては、おおむね
提案内容どおりの適切な
管理運営がなされていると評価をし、Bと判定をしております。
次に、
筑後広域公園でございます。
指定管理者は、
筑後広域公園振興事業団でございます。
指定期間は、
平成二十五年度から二十九年度まででございます。
オリジナルの工芸品の販売などを行うクリエーターによるフリーマーケット等のイベントやサッカー教室などの自主事業を引き続き行っております。また、二年目を迎えましたドッグランでは、混雑する土日祝日はスタッフを一名増員するなど、
サービスの
向上に努めております。
点検結果としましては、おおむね
提案内容どおりの適切な
管理運営がなされていると評価をし、Bと判定をしております。
最後に、
筑後広域公園のプールでございます。
指定管理者は、
筑後広域公園振興事業団、公園の
指定管理者と同じ名称ではございますが、構成団体が一部異なっております。
指定期間は、
平成二十八年十二月から三十四年度まででございます。
トレーニング室において利用の目的やレベルに応じたメニューを作成したほか、
施設の魅力をホームページやSNSを活用して、きめ細やかに発信をしております。また、利用者の安全確保のため、指導員によるスタッフへの応急救護教育や訓練を行うとともに、状況に応じたプール監視員の増員等適切な人員配置を行っております。
点検結果としましては、おおむね
提案内容どおりの適切な
管理運営がなされていると評価をし、Bと判定をしております。
公園街路課の所管分は以上でございます。
32
◯高橋雅成委員長 讃井県営住宅課長。
33
◯讃井県営住宅課長 次に、
県営住宅課所管分について御報告させていただきます。
委員会資料四ページをお願いいたします。
施設名は、
福岡県営住宅でございます。
指定管理者は、
福岡県
住宅供給公社で、
指定期間は、
平成二十六年度から三十年度まででございます。
点検結果でございますが、公平性・安定性などが求められる
県営住宅の
管理につきまして、
指定管理者として、これまで培ったノウハウを生かし、
入居者募集業務、家賃収納業務、保全業務、苦情対応などの一連の業務が適正に実施されております。
入居者募集では、
住宅に困窮されている方に的確に
住宅が供給できるよう、通常業務、年に三回実施している抽せん方式の募集でございますが、これに加え、
住宅困窮度に応じたポイント方式による選考や新婚・子育て世帯への優先入居が実施されております。特に、九州北部豪雨により被災された方に対しまして、発災直後から受け入れ体制を整備し、土日祝日も含め
住宅支援窓口を設置するなど迅速かつ円滑な受け入れが行われており、また県の関係部局と連携して災害支援物資が適切に配付されております。
以上のように、
提案内容をやや上回る
管理運営が行われましたことから、
点検結果をAとしております。
以上、建築都市部におけます
指定管理者の
管理運営の
実施状況報告を終わらせていただきます。
34
◯高橋雅成委員長 説明は終わりました。これより
質疑を行います。
何か
質疑はありませんか。松下
委員。
35 ◯松下正治
委員 今、御
説明をいただきましたが、公園の
管理について質問をしたいと思います。
西公園の
説明の中で、外国人に対する情報発信力を強化していると、そういう
説明をいただきましたし、また大濠公園では、インバウンドに対する
利用促進策を進めているという
説明がございました。そういった中で、今、実際外国の方がどのくらい公園を利用されているのか、その傾向とか、実際の数とか、そういうものを把握されているのであれば教えていただきたいと思うんです。
36
◯高橋雅成委員長 堀之内公園街路課長。
37
◯堀之内公園街路課長 まず、
西公園それから大濠公園の外国人の入場者数ということでございますが、無料の
施設ということで、実際にカウントするというのは非常に難しいところではございますが、有料
施設に関しましてはカウントできますので、
日本庭園につきまして御報告をさせていただきますと、昨年度、五万八千人の方々に訪れていただいております。一昨年度が四万九千人ということでございますので、九千人ほど伸びております。このうち
平成二十九年度の外国人の入場者数につきましては約二万七千人というふうになっておりまして、全入場者数の約四六%を占めております。これも
平成二十八年度から入場者数それから占める割合ともふえております。これは一番には、インバウンドの増加ということもございますが、
指定管理者によりますと、先ほど御
説明したとおり、四カ国語表示の案内看板を
日本庭園の入り口付近に設置したということで、
日本庭園の情報をそこで確認されて入ってこられる方がふえてきたというふうにお聞きをしております。
日本庭園の魅力発信につきましては、昨年度から四カ国
語対応のパンフレットを作成したり、それから茶会館での抹茶の提供をふやしたりとか、そういった事業を行っておりますので、今後も、
指定管理者と連携しまして、観光資源としての魅力
向上に努めてまいりたいというふうに考えております。
38 ◯松下正治
委員 ありがとうございます。大分外国の方が訪れているというのはわかりました。やはり体験型観光というか、そういったものがかなり人気を集めているのだなというふうに感じますが、その中で、昨年、古川
委員から質問がありました外国の方のためにもトイレの整備をしっかりするようにという指摘がございまして、本当にもっともだなと思うんですけれども、これを見ましたら、大濠公園のほうは一部洋式化を実施したというふうにあるんですけれども、
西公園につきましては、ここも桜の名所ということで、夜に桜が見られるようにライトアップをしていると聞きます。今、外国の方はなかなか夜中、日本で観光する場所がないというところで、ここは本当に夜の観光スポットとして外国の方にも人気を集めているんじゃないかと思います。そういったことを考えると、やはりトイレの整備というものは今後しっかり進めていかなければならないと思いますし、またこれは外国の方に限らず、ことしもいろいろ花見はあったのですが、それに行かれた方から、特に女性の方から、やはりトイレをもっと整備してほしいという声が上がっておりますので、それをしっかりやっていただきたいのと、あと夜、花見をしていると、足元が暗くて危ないという声も上がっていました。そういったところも、夜の観光スポットとしての整備を今後しっかり取り組んでいただきたいと思いますが、その点、どうでしょう。
39
◯堀之内公園街路課長 県営公園のトイレにつきましては、これまで
指定管理者が自主的に洋式化を図っていたということで、昨年、古川
委員からの御指摘もございました。それで、近年、インバウンドによります外国人観光客の増加であるとか、それから日本人の中でも、和式トイレは使いづらいという方も非常に多くございます。県としましても、まずは利用者が特に多い大濠公園において洋式化に取り組むということでございます。
指定管理者は、茶会館の屋内の部分を一基だけ今回、洋式化しておりますけれども、県としましては、昨年度から本年度にかけまして、十六基のトイレを洋式化することとしておりまして、大体年内をめどに完成させたいというふうに考えております。今、松下
委員から言われました
西公園を初めとしますほかの洋式トイレの件でございますが、各公園のトイレの洋式化の状況を踏まえまして、今後のインバウンドもございますので、しっかり検討してまいりたいというふうに考えております。
それから、夜、足元が暗いんじゃないかという
西公園のお話がございました。花見のライトアップにつきましては、周辺の住環境も配慮しながら、一応十時ぐらいをめどにライトアップは終了させていただいておるところではございますが、現在、
指定管理者のほうで自主的にライトアップをさせていただいております。それとは別に、地元の商工会で、ちょうちんをつるしまして、露店であるとか、花見の雰囲気づくりのためにライトアップを実施しているところではございますが、暗いという御指摘に対しましては、また来年の花見の前には、しっかり関係者と確認をしながら、協議をさせていただきたいというふうに考えておりますし、また花見とは別に、公園
管理者としても、公園利用者の安全確保のために、昨年度、照明灯周りの樹木の伐採を行うなど園路の明るさの確保には努めてまいりました。安全は
管理者にとりまして最優先の課題というふうに認識しておりますので、今後も、安全確保の取り組みについてはしっかり進めてまいりたいというふうに考えております。
40 ◯松下正治
委員 どうもありがとうございます。
先日、
委員長が本会議で、災害時の非常電源
点検ということで、大濠公園の能楽堂が負荷運転を怠っていたんじゃないかという厳しい指摘がありましたけれども、やはり災害時にもしっかり対応できるような安全確保というのは大切だと思いますので、そういった点もしっかり踏まえた対応というのを今後よろしくお願いしたいと思います。これは要望で。
41
◯高橋雅成委員長 要望で。
42 ◯松下正治
委員 はい。
43
◯高橋雅成委員長 ほかに
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者がある〕
44
◯高橋雅成委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の
質疑を終わります。
次に、
議題にはありませんが、その他として、何かございませんか。江藤
委員。
45 ◯江藤秀之
委員 一昨日起きました大阪でのプールのブロック塀倒壊について質問させていただきたいと思います。きのう、渡辺先生が質問をされたと思うんですが、その答弁もあったのですが、まずは、おとといの地震で四人亡くなられた、そして三百七十六名の方々がけがをされた、そして多くの方々が今、避難をされているということで、亡くなられた方々には心からお悔やみ、そして被災を受けた方々には心からお見舞い申し上げたいと思っております。
小学校のプールの壁が倒壊したということで、小学四年生の女の子が亡くなられた。渡辺先生の質問で、知事答弁ですね、ブロック塀対策として、
平成十七年、
福岡西方沖地震を受けて、関係機関と連携をとって通学路等のブロック塀の
点検を行い、そして所有者に指導を行ってきたと答弁があったと思うんですが、具体的には、どのような
点検をされたのかということを質問します。
46
◯高橋雅成委員長 大藪建築指導課長。
47 ◯大藪建築指導課長 お答えいたします。
西方沖地震を受けまして、建築基準を所管する県内の特定行政庁と建築関係団体で、
福岡県ブロック塀安全対策推進協議会を立ち上げました。その構成員である建築関係団体の協力を得まして
点検を行っております。
点検は、小学校の校門から半径五百メーター以内の通学路や商店街等の人通りが多い道路に面して設けられたものを重点的に行っております。
48 ◯江藤秀之
委員 点検の結果、恐らく、危険なブロック塀があったと思うんですが、どういう指導をされたのかを質問いたします。
49 ◯大藪建築指導課長 県の所管分としまして、約二万カ所を
点検いたしました。そのうち、約一%に相当します二百カ所につきまして、安全性の確認ができませんでした。これらの塀につきましては、所有者等に対しまして、リーフレットを手渡し、改修等について個別指導を実施いたしております。なお、本年三月末時点で、この二百カ所の三分の一、約七十カ所程度について、撤去、改修が進んでいることを確認しております。残りの未改修のブロック塀につきましては、今回の大阪での事故を受けまして、昨日から、所有者に対し、改善等を促す通知を改めて行っているところです。
50 ◯江藤秀之
委員 点検の結果、安全性が確認できなかった塀が二百あったうちの百三十がまだ確認とれていないということであります。今回の被害を受けて、ブロック塀の所有者である県民の皆さんには、安全性の意識というのを持っていただかなくちゃいけないと思うんですが、県として、どのようなことをされているんですか。
51 ◯大藪建築指導課長 県としましては、ブロック塀の適切な
管理を所有者に行ってもらうために、リーフレットを作成しまして、県のホームページに掲載するとともに、セミナー等での配布を通じて啓発を行っているところでございます。
52 ◯江藤秀之
委員 なかなか難しいと思うんやけど、啓発とか、先ほど言われたようなホームページなんか、恐らく、空洞ブロックと思うんですが、こういうものをやっているというのは、もう何十年も前の方だと思うし、恐らく、ホームページやら見ないし、リーフレットを例えば配っても、見たか見ないかわからないということだと思うんですよ。だから、残り百三十件あると聞いていますので、そこについては県のほうから指導に行って確認をする、そして是正してもらうなり、撤去してもらうということをしっかりやっていただきたいと思います。そうしないと、せっかくやっていることも何もならないし、民間人として、例えば、自分が持っていたら、隣、してないやんという話になる可能性のほうが高いかなと思っていますので、ぜひともここは県の職員の方々、これは県土整備も一緒でしょうから、一緒に連携とっていただいてやっていくべきではないかと思います。これは要望にかえますが、よろしくお願いしたいと思います。
きのうの知事答弁で、
平成二十八年から再
点検を行っていると聞いていますが、どういう
点検をされているのか、お願いします。
53 ◯大藪建築指導課長 前回の西方沖地震の
点検のときから十年以上が経過しておりまして、経年劣化した塀がふえていると思われること、また、新たに設置されたものもありますことから、前回と同様の範囲で、県土整備
事務所の職員が目視による
点検を実施しているところでございます。
54 ◯江藤秀之
委員 今やっていることというのは、いつごろまでに終わる予定ですか。
点検ですね。
55 ◯大藪建築指導課長
平成二十八年度から三年間で行うこととしておりました。しかし、今回の事故を受けまして、今までの小学校から中学校へと
点検範囲を拡大することといたしました。できるだけ早期の完了を目指していきたいと考えております。
56 ◯江藤秀之
委員 今回の事故というのは公共
施設だったということで、本来なら一番安心・安全なもの、工作物じゃないといけないのかなと思っていたんですが、
点検が不十分だった。逆に、行政の甘いところという感覚かなと私は思うんです。学校
施設というのはどうしても所管が違う、教育
委員会なり、教育庁なり、きょうも隣の文教
委員会のほうで話が出ていると思うんですけど、建築都市部は、
県営住宅を所管されており、その中にはブロック塀があると思うんですが、どういう
点検をされているんですか。
57
◯高橋雅成委員長 讃井県営住宅課長。
58
◯讃井県営住宅課長 県営住宅の敷地内のブロック塀につきましては、
指定管理者であります
福岡県
住宅供給公社のほうで三カ月に一度、老朽化の状況について、主には目視または触手、手で触るとか、打診、そういうことによって
点検を行っております。ひび割れとか破損、また傾斜等老朽化が進んでいる状況を発見した場合には、必要に応じて立入禁止等の措置をとり、その後、適切に補修工事を行って安全性の確保を行っているところでございます。先月、定期
点検を行っておりますけど、ひび割れ、破損等がないということで報告、確認をしております。
59 ◯江藤秀之
委員 建築都市部の所管されている部分はそういうふうにやっているというのはわかったのですが、もともとこれは昭和五十三年、一九七八年に宮城沖地震、たしか十八名ぐらいの方がブロック塀の倒壊で亡くなったと思うんですが、その三年後に法
改正があって、高さ三メーターから二・二メーターになった。まず、そのときからの話だと思うんですね。そして、その後、大きな地震とかいろいろあったと思うんですが、西方沖のときに一人亡くなった、そして熊本地震でも一人亡くなった。そのときにいつもやると言ったらおかしいかな、事故が起こったときしかやらないというのもちょっとおかしいのかな。今回、一番タイミングが、こういう事故が起こったということで、一気にやっていこうということだろうと思うんですが、本来なら常に、建築都市部もそうでしょうし、許可として出しているんですよね。工作物とかいう許可も含めて出されていると思うんですが、その確認とか、常にやっぱりやっていただかないと、こういう事故が起こってからやるべきことじゃないと私は思っています。これを今からいかにスピード感を持ってやられるか。いろんなことがあると思うんですが、やっていただきたいと思いますが、それについてはどう考えてありますか。
60 ◯大藪建築指導課長 今後の対応につきましては、早期に再
点検を終わらせるとともに、危険な塀を減らしていくことで、県民の皆さんの不安を取り除いていくことが重要であると考えております。再
点検に当たりましては、まず学校周辺の通学路を優先しまして重点的にブロック塀の
点検に取り組んでまいりたいと考えております。教育
委員会におきましても、学校
施設のブロック塀の
点検を実施すると聞いておりますので、技術的支援を行うなど連携を図ってまいりたいと考えております。早急に
点検が進むよう、協議会にも呼びかけをしまして、一体となって進捗を図ってまいりたいと考えております。
61 ◯江藤秀之
委員 今言われたように、教育
委員会も含めてですが、県土整備
事務所等、建築都市部も含めて、一緒の連携をしないと、所管が違うからみんな逃げるという話になってこないようにしてほしいと思う。これは本当にスピード感を持って、今回、このタイミングですぐにやっていただきたい。また
点検したら、百三十は多分ふえると思うんですよね。三月末だったから百三十だったかもわからない。またふえてきたりしたときに、そういうことにスピード感を持ってやっていただいて、事故がないようにしていただきたいと思います。これは要望にかえます。終わります。
62
◯高橋雅成委員長 いいですか。
63 ◯江藤秀之
委員 はい。
64
◯高橋雅成委員長 ほかに
質疑はございませんか。
中村委員。
65
◯中村誠治委員 関連です。今、政府指導があったので、文部科学省に小中学校というのがあったから、いわば中学校まで拡大をして五百メーター云々ということなんですね。だけど、じゃ、高校、本県が所管する大学、三つ県立大学があるんですけれども、これはどうなっているんでしょう。
66
◯高橋雅成委員長 野田営繕設備課長。
67 ◯野田営繕設備課長 県立学校それから大学の関係でございますけれども、本来は、
施設管理者に早急に
点検していただくということでございまして、昨日、県の財産活用課のほうが、建築指導課の先ほどのリーフレットなんかを使って、県有
施設の
管理者に、早急に
点検を行ってくださいということで、その促しをやってございます。それから、あと県立高校につきましては、これも昨日なんですけれども、教育庁の
施設課のほうから各県立学校長宛てに、ブロック塀の緊急
点検を要請する文書が発出されているという状況でございます。営繕設備課につきましては、そういう
施設管理者からブロック塀の
点検であったり、改修方法、こういうものの御相談を受けたら、技術的な支援、こういうものをしっかりとやっていきたいというふうに考えております。
68
◯中村誠治委員 そもそも建築基準法における法定
点検の対象は自治体が
指定するということになっているんですか。公共
施設とか、病院、商業
施設ということになっていると思うんですが、ここはどう展開されるんでしょう。学校だけ。
69 ◯大藪建築指導課長 他の公共
施設ということでございます。
70
◯中村誠治委員 今まで、耐震はしっかりやってきた、今、そういう理屈で。ほかの建物は、ほぼ一〇〇に近い。見通しを入れて一〇〇に近い状況になっている。塀は。
71 ◯大藪建築指導課長 そういうほかの公共
施設の塀については、今の時点では考えてはおりません。
72
◯中村誠治委員 前例はない。じゃ、対象とする件数はどれくらいある。建物はカウントしてあるんでしょう。じゃ、塀はカウントしてないね。
73 ◯大藪建築指導課長 公共
施設の塀のほうということでしょうか。
74
◯中村誠治委員 自治体が、
福岡県が
指定しているというか。これは私、認識違いかもしれんけれども、基準法によると、法定
点検の対象は、自治体が
指定する公共
施設となっているわけでしょう。ほかに病院、商業
施設とか。
75 ◯大藪建築指導課長 定期報告という
制度がありまして、三年に一度、そういった建物につきましては報告していただくというものがございます。そういった中で、建物と、それに附属する敷地内のこういった塀でありますとか、そういったものも報告する
制度がございます。そういったものは、特定行政庁で
指定をしまして、
指定に基づきまして定期報告する
制度がございます。
76
◯中村誠治委員 報告だとすると、一般
住宅は何ら報告の義務もないということですよね。
77 ◯大藪建築指導課長 そのとおりでございます。
78
◯中村誠治委員 先ほどの先生の話ですけれども、西方沖地震で、警固断層が海の部分半分で、陸の部分半分ですね。これは箇所によっては大阪北部以上の震度、これは六弱だったんですが、久留米とか、中流域、朝倉とか、うきはに及ぶ
地域では六強になるだろうと。これは長期評価によるとSですから五、六%ぐらいの可能性があるよというふうに言われているんです。そうなると一般
住宅にどれくらいあるのか見当は全然つかないということなんですか。
79 ◯大藪建築指導課長 全ての一般
住宅について、箇所を把握するのは、数の面もございます。
80
◯中村誠治委員 あとは工作者責任だよということになるんですか。
81 ◯大藪建築指導課長 ブロック塀につきましては、私どもとしましては、適正な
管理というのは、まず所有者の責務であるというふうに考えておりまして、安全対策については、まずは御自分で講じていただきたいというふうには考えております。しかしながら、今回のような事故とかもありますので、今回
点検しておりますように、通学路についての
点検をすることによって、安全性については、その所有者の方々にリーフレットをお配りして、安全性の対策というものをしていただきたいというふうに思っております。
82
◯中村誠治委員 今申し上げたとおり、ほとんど見えていない。しかし、可能性は非常に高いということもあって、一遍に工作者責任というんじゃなくて、何かそこに建築都市部として、家や立地にあった研究をして、、この機会にしっかり、同じ規模、大阪、ほぼ同じ地震が予測されているわけですから、三百何十名負傷者、死者四名ということは想定できるわけですから、もうちょっとそこに何か工夫ができるようなことを少し論議していただくことを要望して、終わります。
83
◯高橋雅成委員長 要望でよろしいですか。
ほかに
質疑はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者がある〕
84
◯高橋雅成委員長 ほかにないようですので、次に進みます。
次に、「閉会中の調査事項について」お諮りいたします。
お
手元配付の案のとおり、八項目について、閉会中もなお、調査を継続することにいたしたいと思いますが、御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者がある〕
85
◯高橋雅成委員長 御
異議がありませんので、そのように
決定し、所定の手続をとることにいたします。
次に、「今後の
委員会活動について」お諮りいたします。
今後の
委員会活動については、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者がある〕
86
◯高橋雅成委員長 御
異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名
委員を指名いたします。栗原渉
委員、松下正治
委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、当
委員会の議事は全て終了いたしました。
終わりに、終始熱心に御
審議いただきました
委員各位、御協力いただきました
執行部各位に感謝を申し上げ、
建築都市委員会を閉会いたします。
どうもありがとうございました。
午 前 十 一 時 五 十 五 分 閉 会
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