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平成30年2月定例会(第8日) 本文
平成30年2月定例会(第8日) 名簿
平成30年 スポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会 本文 開催日: 2018-02-08

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  1. 福岡県議会 2018-02-08
    平成30年 スポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会 本文 開催日: 2018-02-08


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十年二月八日(木曜日)    午 前 十 一 時 二 分 開 会 ◯秋田章二委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまからスポーツ振興国際交流推進調査特別委員会を開会いたします。  なお、今泉国際局国際政策課長高原観光局長神代観光局観光振興課長から、欠席届が提出されておりますので、念のためお知らせいたします。  本日の議題は、お手元に配付のとおりであります。御確認願います。  それではまず、「キャンプ地誘致の取組みについて」を議題といたします。  執行部説明を求めます。中平スポーツ振興課長。 2 ◯中平スポーツ振興課長 それでは、キャンプ地誘致の取組みについて、御説明をいたします。  スポーツ振興国際交流推進調査特別委員会人づくり県民生活部所管分資料一ページをお願いいたします。まず、東京オリンピックパラリンピック競技大会事前キャンプ地誘致活動現状について御報告をさせていただきます。  本県では、キャンプ地誘致を希望する市町村連携をしながら対象国競技の絞り込みを行い、相手国へのプロモーションや視察受け入れ等誘致活動を展開しております。  その結果、本年度に入りまして、各国オリンピック委員会競技団体現地視察が相次ぎ、昨年十二月までに、全国最多、七件の事前キャンプ決定をしております。具体的には、昨年度までに県と福岡市が基本合意を締結いたしましたスウェーデン、ノルウェーに加えまして、昨年七月に北九州市がタイと、同八月には県と久留米市がケニアとの間で基本合意を締結いたしました。さらに、同十二月には県と四市町オセアニア諸国と、県と宗像市がブルガリア、ロシアとそれぞれ基本合意を締結したところでございます。  次に、キャンプ実施内定をしている国でございます。田川市ではドイツの車椅子フェンシング、飯塚市では南アフリカの車椅子テニス事前キャンプ内定をしておりまして、現在、基本合意の締結に向けて調整中でございます。いずれの場合も、基本合意を締結できれば、パラリンピック競技では本県初キャンプ地決定となります。  このほかにも、カザフスタン、フィンランド、インドネシアが本県視察に訪れたほか、まだ具体的な活動を行っていないものの、誘致意向を示されている市町村もあることから、今後も引き続き、一つでも多くの国の誘致を実現すべく、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  なお、欄外に一番下段に記載をしておりますが、誘致意向を示している十一の市町につきましては、それぞれの市町において内部で検討している段階でございますので、市町村名を含め、非公表とさせていただいております。  次に、資料の二ページをお願いいたします。ラグビーワールドカップ二〇一九のチームキャンプ地誘致取り組みについてでございます。  本大会初戦の約十日前から大会終了までの期間実施をされる公認チームキャンプ地につきましては、北九州市、久留米市、春日市、宗像市の四市が候補地となっております。現在、各チームによります現地視察が始まっておりまして、本年春以降、順次、各チーム公認チームキャンプ地が発表される予定でございます。  次に、大会期間前に各チームが独自に行う事前チームキャンプ地についてでございます。既に昨年十一月、北九州市がウェールズとの間で基本合意を締結しているほか、福岡市が世界一のニュージーランド代表オールブラックス誘致活動に取り組んでいるところでございます。  今後も、両大会キャンプ地誘致実現に向けまして、県議会の皆様を初め、関係者一体となって、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。  最後に、県内事前キャンプ決定状況のマップを二ページ下に記載しておりますので、これをごらんいただきたいと思います。緑色部分が、既に事前キャンプに係る基本合意を締結した市町内定した市町を示しております。県内全域キャンプ地が広がりつつあるかというふうに思いますが、今後は、県といたしまして、この緑色市町村をふやしていくだけではなくて、キャンプ地誘致効果がその周辺の市町村にも波及していきますように、キャンプ受け入れ交流事業等について、市町村の垣根を越えた広域的な連携の促進を図ってまいりたいと考えております。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
    3 ◯秋田章二委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。      〔「ありません」と呼ぶ者がある〕 4 ◯秋田章二委員長 特にないようですので、以上で、本件質疑を終わります。  次に、「平成三十年度九州国立博物館特別展について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。上田九州国立博物館室長。 5 ◯上田文化振興課長九州国立博物館室長 では、平成三十年度の九州国立博物館特別展について御説明いたします。  資料の三ページをお願いいたします。来年度は、この三つの特別展を予定しております。  まず、五月十九日から、「至上の印象派展ビュールレ・コレクション」を開催いたします。本展は、スイスの実業家ビュールレが収集した西洋美術作品の中から、ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」や、四メートルを超えるモネ晩年の大作「睡蓮の池、緑の反映」など、フランス近代絵画の名品六十四点を紹介する展覧会です。参考としてパンフレットをお配りしております。  次に、十月二日から、「大倉集古館展」を開催いたします。日本最初私立美術館であります大倉集古館所蔵日本・東洋の珠玉の古美術品や、横山大観などによる近代日本画の中からえりすぐった名作を御紹介いたします。  続きまして、来年一月二十九日から、「京都醍醐寺真言密教の宇宙─」を開催いたします。京都醍醐寺に伝わる本尊薬師三尊像を初めとする仏教美術のほか、豊臣秀吉による醍醐の花見ゆかりの品々など、華やかな近世美術を紹介します。  次に、文化交流展特別展示について御説明いたします。下の表をごらんください。四階の常設の文化交流展示室におきましては、定期的に陳列替えを行っておりますが、その中で、テーマを決めて行う特集陳列特別展示と位置づけております。来年度は、「茶の湯を楽しむ 博多文琳黒田家の茶道具」など九回の開催を予定しております。  なお、ここで資料にはございませんが、今年度の入館者数状況について簡単に御報告いたします。今年度の入館者数につきましては、来年度に改めて御報告させていただきますが、一月末現在で六十九万二千七百四十六人の方に御来館いただいております。このうち、特別展につきましては、四月から六月にかけて開催しました「タイ~仏の国の輝き~」は五万六千人余、七月から九月にかけて開催しました「世界遺産ラスコー展」が十一万八千人余、十月、十一月に開催しました「新・桃山展」が八万七千人余となっております。  また、お手元パンフレットをお配りしておりますが、今年度最後特別展であります「王羲之と日本の書」が二月十日から開催されます。委員皆様には、御観覧いただけましたら幸いでございます。  今後とも、魅力ある展示や多彩なイベントを開催いたしまして、一層の来館者サービスに努めてまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 6 ◯秋田章二委員長 説明は終わりました。これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。平井委員。 7 ◯平井一三委員 最後来館者数の御報告をいただきました。何年か前、ちょうど台湾の故宮博物院展が終わった後ぐらいに、私、議会で質問したことあるんですけど、そのときに、目標は毎年百万を大きく見据えてやっていこうというふうな意思はあるというような答弁いただきました。それに向けて、いろんな皆さんが来るような特別展を企画する、あるいはその特別展をなかなか常に来場者を呼べるようなものができないのであろうということで、それを補うような形のために、子供たち、あるいは小中学校学校の修学旅行であるとか、県内学校から見に来てもらうような形、そういうふうなものを続けていくことによって、大人になって、もう一回来ようというふうなリピーターをつくっていこうとかいうことでの取り組みをお願いした経緯があったんですけど、そのような取り組み現状でどうなっているのか、少し効果が出てきているのか。  それからあと、ことしは今、約七十万ぐらいで、百万、ちょっといかないんじゃないかなというふうな気がしていますけど、去年あたりはどうだったかというのもあわせて教えていただけますか。 8 ◯秋田章二委員長 上田九州国立博物館室長。 9 ◯上田文化振興課長九州国立博物館室長 まず、入館者数、昨年度でございますが、平成二十八年度は百六万七千人余の入館者がございました。百万人を超えたところでございます。  それともう一点、最初学校子供たち関係でございますが、昨年度は、学校単位で、お申し込みの上でお越しになった学校小中学校四百四十校、三万一千八百人余の小中学生がお見えになっておりまして、この数字は、ここ数年、やや上昇、キープしているところでございます。また、新しい取り組みとしましては、今年度から、遠隔地で、なかなか九博に来にくいような学校の生徒さんに、バスの借り上げ料などを負担してお見えいただくという取り組みを九博と教育委員会公益財団法人九州国立博物館振興財団共催で行いまして、今年度は、二十七校の学校がお見えいただいております。 10 ◯平井一三委員 ありがとうございます。いろいろ取り組んでいただいているということであります。  あと開館時間とか、あと休館日なんかの工夫もやっていただいているようなことでございますけど、そのあたり状況はどうですか。 11 ◯上田文化振興課長九州国立博物館室長 開館時間につきましては、今年度四月から、夜間開館を始めました。金曜日と土曜日の夜の開館を夜八時まで延長する取り組みを行っております。入館状況なんですが、夜間開館日の前後の入館者数のうち、夜間開館日の約九%が夜間開館の時間帯に入館いただいているということで、入館した方には、ゆっくり観覧できてよかったというような感想をいただいているところでございます。 12 ◯平井一三委員 わかりました。以上です。 13 ◯秋田章二委員長 ほかにございませんか。田辺委員。 14 ◯田辺一城委員 一点だけ、外国人来場ってどういう傾向にあるかわかりますか。 15 ◯秋田章二委員長 上田九州国立博物館室長。 16 ◯上田文化振興課長九州国立博物館室長 厳密に外国人の方をカウントすることはしておりませんが、外国語音声ガイドを使っている方の数値で算出しますと、現在、約三%程度の方がお見えになっているのではないかと思われます。この割合は、年々増加しているところでございます。 17 ◯田辺一城委員 先般、タイ議連バンコクを訪問した際に、バンコク国立博物館も行かせていただきました。東京国立博物館所蔵品がもちろん一番多いんですけれども、九国からも四点、所蔵品を出していただいていて、タイのほうでも日本文化に対する関心が高まっているということは現地でもおっしゃっておられたし、福岡に来られる東南アジアの方もふえていますので、そういう方が、自国で関心を持った方が九州国立博物館にも関心を持つというところも生まれてくるんだろうなというのを現地で感じましたので、多言語対応を今やられている部分もあると思いますが、しっかりフォローできるように、また今後も頑張っていただけたらと思います。よろしくお願いします。以上です。 18 ◯秋田章二委員長 ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 19 ◯秋田章二委員長 ほかにないようでございますので、以上で、本件についての質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。渡辺委員。 20 ◯渡辺勝委員 タイ領事館の件でお話をお聞かせいただきたい。タイ領事館の話で、昨日だったと思いますけれども、報道等で、領事館の話が決まったというような報道を耳にしたところであります。きょう、この特別委員会開催をされておりますけれども、まず、議題にも上がっていないということもあります。この辺の経緯について、少しお聞かせいただきたいと思います。 21 ◯秋田章二委員長 高崎地域課長。 22 ◯高崎地域課長 福岡県へのタイ総領事館誘致につきましては、議長、またタイ友好議員連盟先生方はじめ議員先生方に大変御尽力いただきまして、大変感謝申し上げます。このたび、現状でございますけれども、一月十六日に、タイ政府によりまして、福岡県への総領事館誘致閣議決定されたということでございます。そして、現在、両国の政府間において手続が進められているという状況でございます。  本日、実は、まさに今朝ですけれども、タイの副首相を初めとする訪問団福岡県にお見えになっております。本日十二時から、ソムキット首相、それと知事議長会派代表議員皆様方による会談、そして昼食会なども行われることとなっております。また、明日九日の午後には、ソムキット首相御自身による記者会見も予定されております。そういった中で、総領事館設置について、また新しい情報、また進展があるというような可能性もあると思いますので、そういったときにはまた委員皆様方にもお知らせさせていただきたいと思っております。 23 ◯渡辺勝委員 今のお話を聞くと、今のところ、まだいろんなことで完全に決まってはいないというようなところと、その中で、この委員会ではまだ報告ができる状態ではないというふうな形の認識でよろしいですか。 24 ◯高崎地域課長 タイ政府の中での閣議決定はされておりますので、タイ政府の中で、総領事館を設置するというような意思決定はされております。その後で、タイ政府日本国政府との間で事務の手続がございますので、その完了を待つ必要がございます。 25 ◯渡辺勝委員 この件については、公表できるタイミングになりましたら、委員会のほうにもしっかりと報告をしていただきたいと思います。これは要望でお願いします。 26 ◯秋田章二委員長 ほかに。武藤委員。 27 ◯武藤英治委員 二点お尋ねしたいと思います。  先月、知事議長、各会派代表者なんかと私もインド・デリーに行ってまいりました。それで、配られたのが、このリーフレットでありました。我々には日本語であった。このリーフレットについてお尋ねしたいので、担当はどなたでしょうか。我々には日本語であったけど、当然、インド相手に対しては英語リーフレットになっていますか。 28 ◯秋田章二委員長 武濤国際局長。 29 ◯武濤国際局長 はい、英語のものを配付いたしました。 30 ◯武藤英治委員 これ、いつつくったの。 31 ◯武濤国際局長 二〇一三年でございます。 32 ◯武藤英治委員 何部。それで、英語版もあれば日本語版もあれば、何版があるか、その辺を教えてください。 33 ◯武濤国際局長 済みません、今、手元にそのデータはございませんけれども、後ほど調べまして御報告したいと思います。 34 ◯武藤英治委員 何部つくって、四年半ぐらいか、どれぐらいお配りしたのか。それもわからん。 35 ◯武濤国際局長 済みません、そこも含めまして、後ほど御報告したいと思います。 36 ◯武藤英治委員 これ、QRコードが親切についているので、私も見てみました。ところが、ひどいものになったら三十回しか見られていない。一番多くて二百四十一回。費用対効果の問題もあるし、この辺、どう認識されます。これも後ほどですか。 37 ◯武濤国際局長 確かに御指摘のとおり、その再生回数が少ない、見られている回数が少ないということになるかと思います。そういった点につきましては、もっと周知していく、PRしていく努力が必要かと認識しております。 38 ◯武藤英治委員 四年半ぐらいの間に、いろんな変化も福岡県にも起きている。例えば、これを見たら、アムステルダムに飛んでいる、になっているんですよ。ない。ヘルシンキは載っていない。当然、変化しますよね。あるいは、見ておると、知事が麻生さんが出てくるんですよ。これ配って、外国の、デリーの市長さんが見たら、あっ、知事が違うなと思われるんじゃないのと。もう少し刷新をする努力。刷新のことをまず、そのお考えを聞きましょう。 39 ◯武濤国際局長 委員からも御指摘ありましたように、こういったパンフレットや、ユーチューブなどのデジタルコンテンツといいますか、そういったものにつきましては、費用対効果というものを十分考えていかないといけないとは認識しております。その中で、パンフレットにつきましても、どういうふうに改善していくか、あるいはそういったデジタルの映像等につきましても、どういったふうにしていくかということにつきましては、費用対効果のところを踏まえて改善、どういったことができるかというのを考えていきたいと思っております。 40 ◯武藤英治委員 この何年間か、こういうインド、あるいはインドネシアとかいろいろ行ってみて、結局、これで反応は余りないということは、この数字が示していると思うんですよね、三十何回しか見られておらんというのは。机の上に置いておっても、別にこれについての説明は余りなかった。もっとやっぱり他国と交流するに当たって、置いておって見てくださいという、時間さえあれば、ビジュアルなもので、これが福岡だと、クロスロード福岡だというようなものを用意しないと、向こうも忙しい、こっちも遠路行く、そういう中で、効果は薄いんじゃないかと。インドからどれだけ行ったかなんて私は見きらんけど、どこから来たなんていうのはわかりませんけど、もっとやっぱり効果を考えないともったいないような気がする。いろんな会合に出て、読んでくださいよりも、見てくださいのほうが早いんじゃないか。その部分をもっと工夫しないと。同じものでもいいですよ。見てもらったら、おもしろいぞと、QRコードで宣伝するかもしれない。そういう効果というのは考えらんなと思って今回、インドから帰ってきました。  これを四年、五年同じものを使っている。データも違いがある。福岡の変化もある。これの刷新と、もっとああいう会議では、ビジュアルに開始冒頭に十分なり二十分のものを必ず見てもらうと。それも、予算等の関係がありましょうけど、刷新をしながらやっていかないと、行くだけでも大変なお金かかっているはずなんですよ。知事議長、各会派代表、そしてまたそれに伴う行政職の方、こういう一回の訪問団、十人、十五人必ずなります。そうしたら、何千万かかかるんですよ。その時間の使い方として、効果を考えるならば、もっとよりよい方法というのをぜひ考えていただきたい。そうしなければ、黙っておれば、来年もこれを使っているかもしれない。それじゃあ福岡の本当のPRにならないんじゃないかと。タイムリーな話を、さっきの議題にあったラグビーワールドカップ福岡であるんだよ、こんなことでもいいし、いろんなスポーツ大会がありますよ。オリンピックは東京だけど、福岡市は国際水泳の大会も計画していますよね。いろんなものがあるじゃないですか。そんなものをやっぱりタイムリーに載せていかないと、誰も見ないというような感じじゃないかなと。興味を引かないと。ぜひ多くの人が福岡に興味を持つようなものを考えていただきたい。いかがですか。 41 ◯武濤国際局長 確かに他部局でもいろんな取り組みをされていまして、イベントもあります。そういったものにつきましても、他部局でのPR、そういったものも含めまして、どういったことができるかということについては相談してまいりたいと思っております。 42 ◯武藤英治委員 相談はいいですけれども、相談の受け手はどうなるのかと。相談はしたけれど、なんじゃいけません。著作権があるのかどうかわからないけれども、他部局のものを編集するだけだったら、予算ということを言えば、そんなにコストがかからないはず。もう少し、縦割りの行政じゃなくて、部局を超えてやるべきことじゃないかと、そう思います。  二点目です。昨年末だったか、今のブラジルの山田大使は来福というか、帰福というか、されましたよね。県庁を訪ねられたのですか。 43 ◯武濤国際局長 お訪ねいただきました。 44 ◯武藤英治委員 どなたがお会いになられました、対応されました。新聞記事が出たじゃないですか。その内容は覚えておられますか、山田さんのインタビュー記事。山田大使は福岡出身なんですよ。私の後輩なんですけれども、お父さんは西新で産婦人科をなさっていたんですよ。私の長男は、そこでオギャーと生まれたんですよ。それはいいとして、だから来福か帰福かという表現したんだけど、その記事の内容を私から言いましょう。福岡県は大変すばらしい国際交流をなさっている、特に、海外県人会との交流は日本でもナンバーワンだろうと。その中で、県費留学生制度というものを守り続けて、大変な成果を上げていると、こういう内容でした。きょう、持ってきていないけど。  それで、その県費留学生制度を中心としてお尋ねをしたいんです。始まって何年になりますか。それも私が答えましょう。五十二年目に入っていると思います。私は行政のほうにずっと、五十周年で何かメモリアル的なことをやろうやと。はい、やりますと、相談しますと。その相談というのがあってなかったので、たまたま二年前にメキシコであった福岡県人会世界大会がその五十周年の年だったんですよ。そして、そこで開かれた代表者会議で何が決議されたか。局長、わかります、覚えています。 45 ◯武濤国際局長 これだけの県費留学生、実績ございますので、そういったものに対しての記念の何がしかのものをつくっていきたいということを宣言されたと思っております。 46 ◯武藤英治委員 つくっていきたいというよりも、福岡県に対して、やってくれという要望決議であったと思います。県人会が主体ではなくて。当然、うちから出してもらわないとできないと、そういう要望であったと思います。今、各県人会見渡しましたら、県費留学生のOBが会長になったり、役員になったり、中心メンバーになっているところ、幾らもあって、本当に日本と、福岡と海外とを結ぶかけ橋を立派に務めているなと私は思います。熊本の地震、あるいは今度の朝倉の大水害、そのときも全員がそろってボランティアに行くというような気持ちを持った留学生、来ているんですが、私も当然同行しました。来年、世界大会福岡で開きます。五十周年の記念事業は何をするのか、議論はなされているのでしょうか。 47 ◯武濤国際局長 これにつきましては先ほど委員も述べられましたけれども、メキシコ大会で、次回が平成三十一年ですけれども、世界大会を母県福岡でやると。その中で、そうした県費留学生制度の五十周年を記念した事業につきましても、その大会に合わせて行うということで、内容の検討にこれから入っていこうと考えております。 48 ◯武藤英治委員 冒頭申し上げた山田大使の話をなぜ出したかというと、例えば、もう県費留学制度をやっていない宮崎県でも、すばらしいものを五十周年につくってあるんです。記念誌を。こんなもの、時間かかりますよ。検討に入るという、県人会の協力がないと。決議をしたのだから、当然協力するという思いを海外の方、福岡県人はお持ちなんですよ。こっちからのアプローチがおくれると、いいものできるんだろうかと。そのことを含めて、ぜひ今度の世界大会に向けて、早く準備会なり、実行委員会なりを立ち上げていただきたい。前回、非常にいい取り組みをしていただきました。この自席で私はお礼を言ったこともある。ただ、やはり特に記念事業を別にするとなれば、準備は容易ではないと考えます。前と同じようなペースでいいよという、別に何かをするんですから。それが代表者会議での決議だったんですから。この辺、ひとつ引き締めて、そういう命題が別にもあるんだということと同時に、参加してくださる世界中の県人会の会員の皆さんは前回以上のものを望まれるはず。そこにはやっぱり知恵や工夫が要ると思います。ぜひ、この時期からもう準備に入らないと。特に記念事業なんていうのは、その年の予算なんかでできるものじゃありません。時間も。手間がかかります。国内じゃないんですから。その辺、よく理解していただいて、真剣に取り組んでいただきたい。準備は決して早くはないと思っています。次年度の予算で何が出てくるのかよくわからないけれども、その辺、予算の裏づけも要る話でしょう。マンパワーも要ります。簡単ではないと思う。ぜひ心して取り組んでいただきたい。決意を聞かせていただきたいと思います。 49 ◯武濤国際局長 確かにおっしゃるとおり、準備というのはしっかり取り組んでいかないといけないと認識しております。平成三十年度には、県が事務局となりまして、センターや海外移住の協会さん等も含めました準備委員会を立ち上げまして、この大会、そしてまた県費留学生の方々の記念事業、そういったものをしっかりやれるように、検討に入っていきたいと考えております。 50 ◯武藤英治委員 よろしくお願いしたい。終わります。 51 ◯秋田章二委員長 ほかにございませんか。加地委員。 52 ◯加地邦雄委員 ここでこれを私が発言することがいいかどうかわかりませんけど、たまたま四、五、六と台湾に今度、知事議長はじめ行ってまいりました。その折、四日にたまたま、今回七日にありました地震の予震だろうと思いますけれども、台北のホテルの中で、かなり揺れたんですよ。たまたま六日に帰ってきて七日の朝ですから、我々も助かったわけですけれども、台湾から、今度の北部豪雨のときにも、かなり義援金をいただいたと思います。こういうときにこそ、我々福岡県としても恩返しをしなきゃいけないと思いますけれども、県としては、何かそういう義援金に関して、どこかで論議をされているのでしょうか。 53 ◯秋田章二委員長 武濤国際局長。 54 ◯武濤国際局長 現時点で、今、まだ義援金等の検討というのはあってないんですけれども、まずお見舞い状を副総統と弁事処の処長のほうにお出しいたします。それから、あと弁事処さんのほうで義援金の受け付けをされるということを伺っております。 55 ◯加地邦雄委員 今度一緒に伺ったときにも、副総統にも御挨拶する機会もありましたし、ぜひやっぱり何らかの活動をやるべきだろうと思いますので、ぜひ早急に考えていただきたい。要望しておきます。 56 ◯秋田章二委員長 要望で。 57 ◯加地邦雄委員 はい。 58 ◯秋田章二委員長 ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 59 ◯秋田章二委員長 ほかにないようでございますので、次に進みますけれども、先ほど武藤委員から御質問がありまして、担当課長がきょう、欠席届出ております。武藤委員の御質問に対しての回答は後日になるかと思いますけど、委員各位も情報として知りたいことだと思いますので、この委員全員に御配付、武藤委員、ようございますか。 60 ◯武藤英治委員 いいです。 61 ◯秋田章二委員長 していただきたいと思います。お願いします。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  今後の委員会活動については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 62 ◯秋田章二委員長 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。  また、慣例によりまして、二月定例会において行うことになっております本特別委員会委員報告につきましても、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 63 ◯秋田章二委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。武藤英治委員、大塚勝利委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の委員会の議事は全て終了いたしました。  本日は、これをもって閉会いたします。どうもありがとうございました。    午 前 十 一 時 四 十 四 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...