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ヒット) 1 平成二十九年十一月二十九日(水曜日)
午 後 三 時 四 十 五 分 開 会
◯十
中大雅委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから、
広域行政推進対策調査特別委員会を開会いたします。
なお、
山田企画・
地域振興部次長から
欠席届が出されておりますので、念のためお知らせいたします。
また、本日は、
議題の
関係上、常時
出席者以外に、
総務部から
野上県民情報広報課長に、
人づくり・
県民生活部から
徳永次長及び
仙田世界遺産登録推進室長に出席を求めておりますので、お知らせをいたします。
それでは、本日の
議題はお
手元配付のとおりであります。御確認願います。
まず、「
提案募集方式における
地方からの
提案の
状況について」を
議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
石田分権改革推進室長。
2
◯石田分権改革推進室長 総合政策課分権改革推進室の石田でございます。よろしくお願いします。
提案募集方式における
地方からの
提案の
状況について、御
説明申し上げます。
前回、七月二十四日の
特別委員会におきまして御
質問を受けました
提案募集方式についてでございます。今回まとめさせていただいております企画・
地域振興部の
委員会資料、一
ページをお願いいたします。
最初に、
提案募集方式の
概要を書いておりますけれ
ども、これは手短に申し上げますけれ
ども、
提案の対象、
提案の主体、時期、以上のとおりとなっております。
二番目に移らせていただきます。
提案の団体の
状況についてでございます。
九州地方知事会におきまして、
九州が
一体となって取り組むべき課題を抽出し、
九州地方知事会名で国へ、
地方分権の
提案の
働きかけを行っております。
直近二カ年の
提案団体の
区分ごとの件数の
状況を調べております。件数は、下にございますとおり、
関西広域連合が、二十八年十九件となっていると思います。
右側、二十九年度は三十二件となっておりますけれ
ども、これが数でございます。県が複数、
一体となって取り組むというのが、似たようなところでは関西がありますけれ
ども、
九州も同じように、複数で
提案する
方式をとっております。この
関西広域連合に比べますと、やはり少ないということでございますけれ
ども、
九州地方知事会では二十八年十三件、二十九年十七件という数でございます。
この数でございますけれ
ども、一定の
提案数は確保できていると考えておりますけれ
ども、量、
質ともに
充実していかなきゃいけないと思っておりまして、
九州一体となって取り組むという特徴を生かしながら取り組んでいきたいと考えております。
子細の
状況を申し上げますと、二十八年は、都道府県が百六十一となっておりますけれ
ども、平均しますと、一県四件ぐらいとなりますけれ
ども、これは単県で出しているものです。平均して一県四件となりますけれ
ども、実を言いますと、一番多いのが
兵庫県でございます。毎年
兵庫県からはたくさん出ておりまして、
兵庫県から、二十八年度は二十八件、二十九年度は二十一件ということで、二十件以上の数を
兵庫県が稼いでいるという
状況です。この
兵庫県が何でこんなに多いのかを、直接電話して調べましたけれ
ども、たくさん出ております国への
予算要望であるとか、あるいは
新聞記事とか、広く
アンテナを張って、できるだけ拾うようにしているということでございます。
この
方式、私
どももやっておりますし、去年からは、いろんな
民間団体のほうから県に対する要望とかもありますけれ
ども、その辺まで
アンテナを広げてやっておるつもりで、まだ効果が十分出ないかもしれませんけれ
ども、一方、
九州に
アンテナを広げているということでございますので、この特徴を生かしながら、一生懸命この
方式を続けていこうと考えております。
次の
ページをお願いします。この
地方からの
提案に対する
対応状況についてでございます。これは前回、国のほうの
閣議決定で
対応方針が毎年出ますが、そのときに
前向き対応と整理されたものがございます。これは本当に
前向き対応なのかと、
前向き対応と整理されたものの中で、
一体それが
フォローアップされているのかという御
質問であったかと思います。これを、今回また
子細に調べております。
るる書いておりますけれ
ども、要は、この
一覧表のとおりでございまして、この表の一番
右側の計の欄、右から二番目、千二百九十というのがあると思います。これが二十六年から三年間の
全国の
合計数の
提案でございます。千二百九十ありまして、それを受けまして、国のほうで
対応方針ということで、
前向き対応になったのが、下から三番目の八百十一でございます。千二百九十出て八百十一が
前向き対応ということで、これは内閣府のほうで整理しております。六二・九%でございます。
同じように、
九州はどうなっているかといいますと、三年間で五十件出て、三十六件が
前向き対応と整理いたしております。この三十六件が、果たして本当に
前向き対応がされているのかということを、今回
事業ごとに調べております。
次の
ページをごらんください。これは、四番の
説明にありますけれ
ども、上段に書いておりますのは、
フォローアップは、やはり
地方だけではございませんで、国においても
フォローアップ、毎年やっております。毎年の結果を
ホームページとかで公表しておるということです。先ほど申しました、
九州の三十六件がどうなったかということでございます。一番右の計欄をごらんください。三十六件
前向き対応となっています。このうち
実施済みが二十六件でございました。その下、五件とありますのが、これが
実施待ちということでございます。これはもう時間の問題でございまして、
法制度とかが整えられて待っているということで、
着手済みと整理させていただいております。一番下の五件というのが、検討・
調整中でございます。これは、例えば、平成三十二年までに検討しますとか、そういうふうに国が回答しているものでございますので、まだまだ完成までには至ってないということでありますが、これは
前向き対応ということで、
省庁側には圧力がかかっておりますので、何らかの
調整をしていなきゃいけないということで進んでいくと思われます。
以上のとおり、多くの
提案が実現、または
実現予定となっておりますので、いろいろ問題がございまして、私
どもの努力が足りませんけれ
ども、
提案募集方式は一定の効果、意義が認められるものと考えております。
次の四
ページ以降をごらんいただくと、これは細かくなってしまいますが、二十六年、二十七年、二十八年と、ことし二十九年をやっておりますけれ
ども、今申しました
対応の
状況を示しております。
右側に、
事業ごとの
対応を示しております。一番下には実現できなかったものがあります。これは国のほうで、やっぱりこれはできないと、
地方から上がってくるけれ
ども、それは安全上できないとか、あるいは質の確保がどうしても必要だから、その辺の
資格要件はきちんとやるとか、そういうものが多いんですが、そういうふうな整理となっております。これは
子細になりますので、後ほどごらんいただければありがたいと思っております。
説明は以上でございます。
3 ◯十
中大雅委員長 説明は終わりました。
この際、
質疑はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
4 ◯十
中大雅委員長 特にないようでございますので、以上で、本件の
質疑を終わります。
次に、「
世界遺産「「神宿る島」
宗像・
沖ノ島と
関連遺産群」に係る取組みについて」を
議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
仙田世界遺産登録推進室長。
5
◯仙田世界遺産登録推進室長 世界遺産登録推進室長の
仙田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
先ほどは、
辺津宮を御視察いただきまして、どうもありがとうございました。
それでは、
人づくり・
県民生活部の
特別委員会資料、一
ページをお開きください。本年七月に
世界遺産に
登録されました「神宿る島」
宗像・
沖ノ島と
関連遺産群に係る、
地元市等と連携した今後の
保存活用の
取り組みについて御報告いたします。
本
遺産群の
概要についてでございますが、一、「神宿る島」
宗像・
沖ノ島と
関連遺産群についてにお示ししておりますとおり、
未来世代に引き継いでいくべき
人類共通の
遺産として、本年七月に
世界遺産委員会におきまして、八つの
構成資産全てについて
登録が認められたところでございます。これも県議会の
皆様方のこれまでの御支援、御
協力のたまものと思っております。どうもありがとうございました。
二番に移らせていただきます。二、
保存活用協議会の
設置についてでございます。こうして
世界遺産となりました本
遺産群を適切に
保存活用していくためには、国、県、市、
所有者、
地元の
関係者などが共通の認識のもと
役割分担を行いまして、
地域で一貫した施策を進めていく必要がございます。このため、下の図にお示ししていますとおり、
福岡県、
宗像市、
福津市の長と
教育長及び
宗像大社代表の七名で構成する
保存活用協議会を、本年十月に
設置いたしました。この
協議会において、
地元の
事業者やコミュニティーとの連携等々、並びに国、
専門家会議、
地元選出県議の
皆様を初めとした顧問の
皆様からの御指導、御助言、御
協力のもと、
構成資産の
保存、
周辺環境の保全、
公開活用に関する方針を決定し、必要な
調整を図ってまいります。
資料の二
ページをごらんください。この
保存活用協議会で行っていく
取り組みの
概要についてお示ししております。
内容につきましては、(一)
遺産群の
保存管理と、(二)
遺産群の
公開活用と、大きく二分類させていただいております。
まず、
遺産群の
保存管理のうち、
構成資産の
保存についてでございますが、
世界遺産としての
資産の
価値を確実に
次世代に引き継ぐため、
宗像大社の社殿などの
維持修理や
古墳群の墳丘の
修復整備、
沖ノ島の
防犯対策などに取り組んでまいります。
二点目の
周辺環境の保全としましては、
資産だけではなく、
世界遺産としてふさわしい
周辺環境を守るため、景観の
維持向上、
景観保全の意識の醸成などに取り組んでまいります。
三点目の
調査研究でございますが、
資産の
価値をさらに高めていくために、引き続き
調査研究に取り組んでまいるところでございます。
四点目の
地域住民との協調でございますが、
遺産群の
保存管理には
地域の方々の御理解と御
協力が欠かせません。このため、信仰上の
禁忌等を周知するとともに、
遺産群の保護を継承する
次世代の育成などに取り組んでまいります。
(二)
遺産群の
公開活用についてでございますが、
遺産群を将来世代に守り伝えていくためには、広く
公開活用することで、
世界遺産としての
価値をより多くの方々で共有し、
遺産群の保護の意識を向上していくことが重要でございます。
このため、一点目の
価値の発信として、この
遺産群を正しく理解し、
価値を共有するため、
ホームページ等による
情報発信や、渡島できない
沖ノ島の
価値を伝えるための
展示、解説の
充実などに取り組んでまいります。なお、渡島できない
沖ノ島の
価値を伝えるための
展示・解説の
充実でございますが、間もなく開会されます十二月議会におきまして、本
遺産群の
構成資産を迫力ある大きさで放映する
映像設備を、
遺産群の
ガイダンス施設である海の
道むなかた館に
設置、
整備する予算をお願いすることとしております。
二点目の
受け入れ環境の
整備として、
来訪者のための
展望所の
整備や
交通網の
充実、
ガイドの
育成等案内体制の
充実に取り組んでまいります。
三
ページから四
ページには、本
遺産群の
概要を参考までにつけさせていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
6 ◯十
中大雅委員長 引き続き、
神代観光振興課長、
説明をお願いします。
7
◯神代観光振興課長 観光振興課の
神代でございます。きょうは視察に同行させていただきまして、勉強させていただきました。どうもありがとうございました。
委員会資料、
商工部、一
ページ目をお開きください。
世界遺産「神宿る島」
宗像・
沖ノ島と
関連遺産群を活用した
観光振興の
取り組みにつきまして、御
説明させていただきます。
観光振興の
取り組みにつきましては、
観光局だけでできるものではございません。
宗像、
福津を初めとします
市町村、それから、
世界遺産登録推進室、交通、あるいは
道路部局などなど、
庁内関係部局とも連携しながら
取り組みを進めております。
市町村、
関係部局の
取り組みも含めまして、御報告をさせていただきたいと思っております。
報告の
柱立てでございますけれ
ども、本年度、
福岡県
観光振興指針を策定させていただいております。その柱にのっとりまして、
観光資源の
魅力向上、
受け入れ環境の
充実、そして
情報発信ということでまとめさせていただいております。
まず、
観光資源の
魅力向上でございます。
観光資源の掘り起こしと
観光ルートの
開発ということで、
市町村、
観光協会から、
宗像・
沖ノ島と
関連遺産群、これと同時代の
古代の
スポットでありますとか、あるいはいろいろと御利益のあります神社、そういった
情報につきまして収集し、整理しているところでございます。また、これをさまざまなテーマでということで、
宗像・
福津三社めぐりなど、
観光ルートを
開発しているところでございます。
また、
展示・
解説施設の
充実でございますが、
宗像市におきまして、
大島交流館の
整備、
福津市におきまして、
福津市
複合文化センターに
歴史資料館などを加えた
カメリアステージの
整備、こういったことを進めていただいておりまして、こちらのほうで
遺産群の
ガイダンス、あるいは
遺産群の
展示が
充実してきております。
また、先ほど
世界遺産の
仙田室長から話もありました、
臨場感のある
映像設備につきまして、海の
道むなかた館に
整備予定ということで、今回の十二月議会に補正をお願いしているところでございます。
二点目の
受け入れ環境の
充実でございます。
眺望環境の提供ということで、
宗像市にあります
御嶽山展望台の
整備、また新原・
奴山古墳群、こちらのほう、きょうバスからごらんいただいたかと思うんですけれ
ども、高いところからごらんいただけるような
視点場がございます。まだ、こちらのほうが
駐車場の
整備であるとか、あるいは
休憩スペース等整備がなされておりませんので、こういった
整備が進んでくる
予定となっております。
それから、
沖ノ島発見アプリということで、
沖ノ島は遠方にございますので、どちらの方角に見えるのかを
アプリで確認できる、そういった
アプリの
開発が進められております。
続きまして、
交通ネットワークの構築でございます。きょうの視察の中でも話がありましたが、
大島島内をめぐっていただくための
観光バスを、本年四月から
宗像市が西鉄バスに委託し、
巡回バスを運行中でございます。一日七便運行されております。
また、
宗像・
福津サイクリングロードもございますので、こちらを
自転車でめぐっていただくということで、
宗像市に五十七台、
福津市に三十二台、
電動アシストつきの
自転車が
整備されております。
それから、
観光案内の
充実ということで、
道路標識の
整備、こちらが、国道、県道から、それぞれの
資産に案内する
整備が、二十七カ所完了しております。また、これにつきましては、日本語と英語による表記となっております。
それから、
古墳、
宗像大社の
ピクトグラムでございますが、神社、
古墳というのが、
JIS規格の
ピクトグラムはございませんが、
外国人にわかりやすい記号、イメージを、
国土地理院が出しておりまして、こういったものも参照にしながら、
ピクトグラムの表示もされているところでございます。
デジタルサイネージの設備が、神湊のターミナル、
JR東郷駅に
設置が完了しております。
また、
世界遺産の歴史的、あるいは文化的な
価値、こういったものをしっかり知っていただくということで、
宗像市におきまして九十四名、
福津市におきまして三十六名の方で、
ガイドの会が
設置されて、またそれぞれ
皆様方、そういった歴史・文化についても学んでいただいているところでございます。
多言語対応の
充実につきましては、先ほどの
道路標識の多
言語化に加えまして、
パンフレット、
ウエブサイト、それから、
案内表示の
多言語、
展示の多
言語化等が進められております。
また、
無料WiFi施設につきましても、
宗像市内十拠点に
設置がされる
予定になっております。
三本目の柱が、
観光誘客に向けた効果的な
情報発信でございます。
世界遺産はもとより、
県内の
古代の
スポット、そういったところをめぐっていただくということで、
世界遺産の資源、それから、
周辺の
観光スポット、
古代の
スポット、そういったものにつきましても、あわせて
情報発信しているところでございます。
情報発信の方法といたしまして、まず、
個人旅行者向けにということで、
旅行者向けの
パンフレット、特設の
ウエブサイトを開設しております。
次の
ページをお願いいたします。また、
全国の方にも知っていただこうということで、
全国の千のJR駅に、
宗像大社、
宮地嶽神社を初め、
古代の
スポットを宣伝するためのポスターを掲示させていただきました。九月の一カ月間でございます。
また、
国内最大の
旅行博であります
ツーリズムEXPOジャパンに出展いたしまして、こちらでも
宗像・
沖ノ島について紹介をさせていただいております。
海外の
旅行博におきましても、七月以降出展いたしまして、こういったPRをさせていただいたところでございます。
また、
福岡都市圏在住者、
福岡市
訪問者に対しましても、こういった
情報を発信するために、ソラリアのゼファ、
ライオン広場などでイベントを開催させていただいております。
二番目が、
旅行商品造成に向けた
旅行会社への
働きかけでございます。東京、大阪など、
全国五都市で開催されます
観光素材説明会で、
世界遺産の
構成資産を初めとしまして、
古代に関する
観光スポット、また
宗像・
福津におきます
交通手段でありますとか、食事の
情報、そういったものにつきまして提供させていただいております。
また、実際に
宗像・
福津に来ていただいて、見ていただいて、それをもとに
旅行商品を造成していただこうということで、
招請事業につきましても実施しております。
また、
海外の
商談会におきましても、こういった
情報について積極的に展開しているところでございます。
こういった
取り組みを通しまして、
観光客の方に県を訪れていただき、また周遊いただこうという
取り組みを進めております。また、きょう
お話の中にも、
葦津宮司のほうから、環境と
観光の融合という言葉がありました。
宗像大社、両市、
皆様方の意向も踏まえながら、今後
県内の
観光に波及できるように取り組んでまいりたいと思っております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
8 ◯十
中大雅委員長 説明は終わりました。
これより
質疑を行います。
質疑はございませんでしょうか。
吉村委員。
9
◯吉村敏男委員 標識で、
ピクトグラムを採用していただいたことを評価したいと思います。これは
県内の
観光地に順次、こういう
ピクトグラムで、
海外からの
旅行者がわかりやすいように、統一的な
対応を、今後も進めていただきたいと思います。
そこで、
沖ノ島の
関係で言うと、八
構成遺産が全部合わせて指定をされて、問題は、今室長が言ったように、一番のメーンに渡れないので、これをどうやって広めていくかは大変なことと思います。それはそれで、今からの努力だと思います。
そこで、これはかねてから私
ども会派で
提案しているんですけれ
ども、あの
周辺に、レンタサイクルのところで触れてあるけど、
津屋崎千軒とか、
赤間宿とか、言うならば、時代は違うけれ
ども、
古墳とか、三
女神等、全然違うんだけれ
ども、そこだけやるとうまくいかないけれ
ども、これと組み合わせると、非常に有望な
観光スポットになり得る
地域が、あの
地域にあるので、
観光コースの
開発もそうだけれ
ども、今言うところの、そういうふうに少し視点を広げて、
観光エリアとして捉えて、
コースの設定もすべきじゃないかと思いますが、その辺はいかがですか。
10 ◯十
中大雅委員長 神代観光振興課長。
11
◯神代観光振興課長 吉村委員おっしゃるとおりでございます。
旅行会社の方に
お話をお聞きした際にも、やはり、そこだけではなかなかお客様を呼んでも、そこ一点だけと、時間が一日もたないというところもございます。何かと組み合わせることによって、
世界遺産の
価値はもとよりなんですけれ
ども、
観光地としての
魅力も向上するということで
お話も伺っております。私
どもも、
宗像市さん、
福津市さんと
お話をする際に、そういったところの
ルートをどうやってつくっていくのか、そういったことも御相談しながら、
ルートの
開発を進めているところでございます。
また、食というところでも
大変魅力があると思っております。
宗像では、
水産局でもアナゴとかタイとかフグとかもフェアでやっておりますので、そういったところとも連携しながらやっていきたいと思っております。ありがとうございます。
12
◯吉村敏男委員 そういう視点があるということは、私も結構だと思います。私
どもの
代表質問で、二度ほど指摘をしているんですよ。
津屋崎千軒も、
赤間宿な
ども、それともう一つ、何とか宿ってあるよね。
一つ一つを見ると、なかなか
スポットを浴びにくいんだけど、
沖ノ島などと組み合わせると、またいろいろ意味が違うので、
魅力が違うので、だから、これは非常にいい
エリアになると思います。しっかり取り組んでください。これは要望です。
13 ◯十
中大雅委員長 ほかにございませんか。井上委員。
14 ◯井上順吾委員 きょう、
宗像大社で
説明を受けるときに
パンフレットをいただいたですよね。この新原・
奴山古墳群のあたりでも。
宗像大社は無人飛行機禁止と書いてあるんです。禁止の立て札がある。でも、写真で見るよりも、空からこの一帯を映像で二十秒でも、三十秒でもいいんですけれ
ども、そういうのをずっと見せると、例えば、さっき言われた
観光案内をする、そういうところで少し流してやると、そこに行ってみたいという気分になると思うんです。きょうの海もそうだったんですけれ
ども、何かそういう動画で、動きで見せるということもできるように考えていただきたい、これは要望です。
15 ◯十
中大雅委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
16 ◯十
中大雅委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の
質疑を終わります。
次に、「
九州の統一的ロゴマークについて」を
議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
野上県民情報広報課長。
17 ◯
野上県民情報広報課長 それでは、
九州の統一的ロゴマークについて、御
説明を申し上げます。
総務部の
委員会資料をお願いいたします。この件は、前回、七月二十四日の当委員会で中間報告をいたしておりますので、その後の経緯と現在の
状況及び今後の進め方について、御
説明を申し上げます。
総務部の
資料、一
ページをお願いいたします。一の経緯でございます。五月の
九州地方知事会議及び
九州地域戦略会議におきまして、各県知事や経済界の代表者による議論を行いました結果、専門家とも連携しながら、改めて公募を行うとの合意がなされたことを受けまして、七月十三日から八月二十三日まで、委託
事業者の公募を実施いたしました。
その結果、二十八の
事業者から四十作品の応募がございまして、これを九月五日と二十七日の二次にわたる審査会において、専門家の
皆様に審査をしていただき、三作品まで絞り込みを行いました。
そして、十月末から十一月の
九州地方知事会議及び
九州地域戦略会議におきまして、各県知事や経済界の代表者の皆さんの事前評価で、最もポイントの高かった第一位の作品、これは二
ページの別紙の作品でございますけれ
ども、これをロゴマークのデザインの最終案とすることが決定されたものでございます。なお、この作品に対する作者の考えたコンセプト及び審査会における講評を記載しておりますので、御参照ください。
また、ロゴマークの色につきましては、使用する具体的な活用事例に合わせまして、最適な色で表現することとしております。
一
ページにお戻りください。二の現在の
状況でございます。決定後、特許事務所における事前調査を実施いたしまして、商標
登録の申請が可能であることがわかりましたので、十一月二十日月曜日に特許庁への申請を行いました。なお、申請から
登録完了までには約六カ月程度を要する見込みでございます。
三の今後の進め方でございます。今後は、ロゴマークの具体的な活用の場面や方法につきまして、引き続き各県及び経済界で構成するワーキンググループで議論し、合意を得てまいります。
また、商標
登録が完成した後には、ロゴマークの正式発表を行いたいと考えております。
説明は以上でございます。
18 ◯十
中大雅委員長 説明は終わりました。
これより
質疑を行います。
質疑はありませんか。
吉村委員。
19
◯吉村敏男委員 長年にわたって、私が言い出しっぺで、時間がかかって、ようやくここまで来たんですが、それはそれで評価しますが、ちょっと意見を言わせてもらうとすれば、専門家が選んだので、けちをつけるわけじゃないけれ
ども、結局審査の基準、これは漢字がもとになっているんですよ。その前に、私が一番最初に言ったのは、
九州観光推進機構が出しているのは、漢字で
九州と書いてある。これが
外国人に読めますかと、最初に言ったんです。これで
九州という
地域がイメージできますかと言ったんです。今回、これまた、
九州という漢字が下地になっているんだよね。要するに、外国の人たちが、下にローマ字で書いてあるからあれだけど、
九州という
地域、
地方をこれでイメージできるかどうかということについて、私は疑念があります。やっぱり。これは漢字がモチーフなんでしょう。だから、結局前の
九州と同じじゃないか、それをデザイン化しただけじゃないかと思うんですね。ここまで決まっているからしようがないけど、これはまた不振だったら、つくりかえないかんかね、というふうに思います。以上です。
20 ◯十
中大雅委員長 藏内委員。
21 ◯藏内勇夫委員 私も、これは何かなあという印象なんです。きちんとした組織で決められたんだから、それにとやかくは言えんのだけど、もし、これでいくとした場合に、例えば、僕らが使うとしたときに、何となく明るくないよな。とすると、これに色をつける、例えば、
九州の自然だとか、火山だとか、温泉だとか、そういうところが強い希望を書いてきたんだよな。そういったことはできるのかな。
22 ◯十
中大雅委員長 野上県民情報広報課長。
23 ◯
野上県民情報広報課長 まず、形につきましては、いろんな御意見が、率直に申し上げてありましたので、全てが全て、最初からこのデザインを、皆さんが一番に選ばれたわけではないんですけれ
ども、それぞれの組織で点数化して、あと、専門家の御意見も含めて、このデザインになったということでございまして、これを使いながら、このデザインが世の中に広まっていくように、なかなか形だけでデザインの意味を全てわかっていただくのは難しいんですけれ
ども、使うことによって、このデザインが認知されるように努めてまいりたいと考えております。
次に、色につきましては、先ほど御
説明いたしましたように、これは商標の
登録というのは、形だけを
登録するものでございまして、色は自由ですので、さまざまな具体的な事例、活用の場面に合わせて、最もよい色で表現してまいりたいと思っております。
24 ◯藏内勇夫委員 そうしたら、我々委員会等で、こういう色はどうだという
提案をした場合には、それは使えるということ。
25 ◯
野上県民情報広報課長 例えば、のぼりとかピンバッジとかもありましょうし、いろんな紙の
資料の上に表現する場合に、紙の地の色と申しますか、もともとのベースになる色が何なのかということとの
関係などによっても、使う色というのは、いろいろと考えられると思いますので、さまざまな御意見、御提言をいただければ、それも含めて一番いい場面で、一番いい色で表現できるように努めてまいりたいと思っております。
26 ◯藏内勇夫委員 それは、商標
登録に抵触しないの。
27 ◯
野上県民情報広報課長 登録につきましては、形と、どういうカテゴリーといいますか、どういうものに
登録するかということだけでございますので、色については最適な色で表現することは可能でございます。
28 ◯十
中大雅委員長 吉村委員。
29
◯吉村敏男委員 我々の感覚と専門家の感覚というのは、ちょっとずれているんだなと思いますけど、この前の代が、温泉マークみたいなのがあったじゃないですか。あれも専門家が選んで、結局全く不評で、どこにあるかわからないようになってしまったけれ
ども、これも、結局そういうふうになれば、また次の新しいマークの制定を考えるということですよね。
30 ◯
野上県民情報広報課長 せっかく長い時間を頂戴して検討して、各県とも、経済界とも
調整してまいりましたものですから、今
吉村委員御指摘のようなことにならないように、一生懸命使ってまいりたいと思います。
31
◯吉村敏男委員 前のマークも、いつの間に使わないようになったかわからないときに、自然消滅したじゃない。これも、多分そういう運命をたどるんじゃないかと心配しているんだけれ
ども。とにかく決まったものは、一旦は使ってもらって、その上で評判が悪かったら、さっさっと撤退して、
九州らしさをイメージしたロゴマークを考えたほうがいいと思います。以上。
32 ◯十
中大雅委員長 ほかに
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
33 ◯十
中大雅委員長 ほかにないようでございますので、
質疑を終わらせていただきます。
次に、
議題にはありませんが、その他として何かございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
34 ◯十
中大雅委員長 特にないようですので、次に進みます。
次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。
来年二月七日から九日までの日程で、管外視察を
予定いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。