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平成29年 こども・子育て支援調査特別委員会 本文 開催日: 2017-11-29
平成29年 広域行政推進対策調査特別委員会 本文 開催日: 2017-11-29

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  1. 福岡県議会 2017-11-29
    平成29年 広域行政推進対策調査特別委員会 本文 開催日: 2017-11-29


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成二十九年十一月二十九日(水曜日)    午 後 三 時 四 十 五 分 開 会 ◯十中大雅委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから、広域行政推進対策調査特別委員会を開会いたします。  なお、山田企画地域振興部次長から欠席届が出されておりますので、念のためお知らせいたします。  また、本日は、議題関係上、常時出席者以外に、総務部から野上県民情報広報課長に、人づくり県民生活部から徳永次長及び仙田世界遺産登録推進室長に出席を求めておりますので、お知らせをいたします。  それでは、本日の議題はお手元配付のとおりであります。御確認願います。  まず、「提案募集方式における地方からの提案状況について」を議題といたします。執行部説明を求めます。石田分権改革推進室長。 2 ◯石田分権改革推進室長 総合政策課分権改革推進室の石田でございます。よろしくお願いします。  提案募集方式における地方からの提案状況について、御説明申し上げます。  前回、七月二十四日の特別委員会におきまして御質問を受けました提案募集方式についてでございます。今回まとめさせていただいております企画・地域振興部委員会資料、一ページをお願いいたします。  最初に、提案募集方式概要を書いておりますけれども、これは手短に申し上げますけれども提案の対象、提案の主体、時期、以上のとおりとなっております。  二番目に移らせていただきます。提案の団体の状況についてでございます。九州地方知事会におきまして、九州一体となって取り組むべき課題を抽出し、九州地方知事会名で国へ、地方分権提案働きかけを行っております。  直近二カ年の提案団体区分ごとの件数の状況を調べております。件数は、下にございますとおり、関西広域連合が、二十八年十九件となっていると思います。右側、二十九年度は三十二件となっておりますけれども、これが数でございます。県が複数、一体となって取り組むというのが、似たようなところでは関西がありますけれども九州も同じように、複数で提案する方式をとっております。この関西広域連合に比べますと、やはり少ないということでございますけれども九州地方知事会では二十八年十三件、二十九年十七件という数でございます。  この数でございますけれども、一定の提案数は確保できていると考えておりますけれども、量、質とも充実していかなきゃいけないと思っておりまして、九州一体となって取り組むという特徴を生かしながら取り組んでいきたいと考えております。  子細状況を申し上げますと、二十八年は、都道府県が百六十一となっておりますけれども、平均しますと、一県四件ぐらいとなりますけれども、これは単県で出しているものです。平均して一県四件となりますけれども、実を言いますと、一番多いのが兵庫県でございます。毎年兵庫県からはたくさん出ておりまして、兵庫県から、二十八年度は二十八件、二十九年度は二十一件ということで、二十件以上の数を兵庫県が稼いでいるという状況です。この兵庫県が何でこんなに多いのかを、直接電話して調べましたけれども、たくさん出ております国への予算要望であるとか、あるいは新聞記事とか、広くアンテナを張って、できるだけ拾うようにしているということでございます。  この方式、私どももやっておりますし、去年からは、いろんな民間団体のほうから県に対する要望とかもありますけれども、その辺までアンテナを広げてやっておるつもりで、まだ効果が十分出ないかもしれませんけれども、一方、九州アンテナを広げているということでございますので、この特徴を生かしながら、一生懸命この方式を続けていこうと考えております。  次のページをお願いします。この地方からの提案に対する対応状況についてでございます。これは前回、国のほうの閣議決定対応方針が毎年出ますが、そのときに前向き対応と整理されたものがございます。これは本当に前向き対応なのかと、前向き対応と整理されたものの中で、一体それがフォローアップされているのかという御質問であったかと思います。これを、今回また子細に調べております。  るる書いておりますけれども、要は、この一覧表のとおりでございまして、この表の一番右側の計の欄、右から二番目、千二百九十というのがあると思います。これが二十六年から三年間の全国合計数提案でございます。千二百九十ありまして、それを受けまして、国のほうで対応方針ということで、前向き対応になったのが、下から三番目の八百十一でございます。千二百九十出て八百十一が前向き対応ということで、これは内閣府のほうで整理しております。六二・九%でございます。  同じように、九州はどうなっているかといいますと、三年間で五十件出て、三十六件が前向き対応と整理いたしております。この三十六件が、果たして本当に前向き対応がされているのかということを、今回事業ごとに調べております。  次のページをごらんください。これは、四番の説明にありますけれども、上段に書いておりますのは、フォローアップは、やはり地方だけではございませんで、国においてもフォローアップ、毎年やっております。毎年の結果をホームページとかで公表しておるということです。先ほど申しました、九州の三十六件がどうなったかということでございます。一番右の計欄をごらんください。三十六件前向き対応となっています。このうち実施済みが二十六件でございました。その下、五件とありますのが、これが実施待ちということでございます。これはもう時間の問題でございまして、法制度とかが整えられて待っているということで、着手済みと整理させていただいております。一番下の五件というのが、検討・調整中でございます。これは、例えば、平成三十二年までに検討しますとか、そういうふうに国が回答しているものでございますので、まだまだ完成までには至ってないということでありますが、これは前向き対応ということで、省庁側には圧力がかかっておりますので、何らかの調整をしていなきゃいけないということで進んでいくと思われます。
     以上のとおり、多くの提案が実現、または実現予定となっておりますので、いろいろ問題がございまして、私どもの努力が足りませんけれども提案募集方式は一定の効果、意義が認められるものと考えております。  次の四ページ以降をごらんいただくと、これは細かくなってしまいますが、二十六年、二十七年、二十八年と、ことし二十九年をやっておりますけれども、今申しました対応状況を示しております。右側に、事業ごと対応を示しております。一番下には実現できなかったものがあります。これは国のほうで、やっぱりこれはできないと、地方から上がってくるけれども、それは安全上できないとか、あるいは質の確保がどうしても必要だから、その辺の資格要件はきちんとやるとか、そういうものが多いんですが、そういうふうな整理となっております。これは子細になりますので、後ほどごらんいただければありがたいと思っております。  説明は以上でございます。 3 ◯十中大雅委員長 説明は終わりました。  この際、質疑はございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 4 ◯十中大雅委員長 特にないようでございますので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「世界遺産「「神宿る島」宗像沖ノ島関連遺産群」に係る取組みについて」を議題といたします。執行部説明を求めます。仙田世界遺産登録推進室長。 5 ◯仙田世界遺産登録推進室長 世界遺産登録推進室長仙田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  先ほどは、辺津宮を御視察いただきまして、どうもありがとうございました。  それでは、人づくり県民生活部特別委員会資料、一ページをお開きください。本年七月に世界遺産登録されました「神宿る島」宗像沖ノ島関連遺産群に係る、地元市等と連携した今後の保存活用取り組みについて御報告いたします。  本遺産群概要についてでございますが、一、「神宿る島」宗像沖ノ島関連遺産群についてにお示ししておりますとおり、未来世代に引き継いでいくべき人類共通遺産として、本年七月に世界遺産委員会におきまして、八つの構成資産全てについて登録が認められたところでございます。これも県議会の皆様方のこれまでの御支援、御協力のたまものと思っております。どうもありがとうございました。  二番に移らせていただきます。二、保存活用協議会設置についてでございます。こうして世界遺産となりました本遺産群を適切に保存活用していくためには、国、県、市、所有者地元関係者などが共通の認識のもと役割分担を行いまして、地域で一貫した施策を進めていく必要がございます。このため、下の図にお示ししていますとおり、福岡県、宗像市、福津市の長と教育長及び宗像大社代表の七名で構成する保存活用協議会を、本年十月に設置いたしました。この協議会において、地元事業者やコミュニティーとの連携等々、並びに国、専門家会議地元選出県議皆様を初めとした顧問の皆様からの御指導、御助言、御協力のもと、構成資産保存周辺環境の保全、公開活用に関する方針を決定し、必要な調整を図ってまいります。  資料の二ページをごらんください。この保存活用協議会で行っていく取り組み概要についてお示ししております。  内容につきましては、(一)遺産群保存管理と、(二)遺産群公開活用と、大きく二分類させていただいております。  まず、遺産群保存管理のうち、構成資産保存についてでございますが、世界遺産としての資産価値を確実に次世代に引き継ぐため、宗像大社の社殿などの維持修理古墳群の墳丘の修復整備沖ノ島防犯対策などに取り組んでまいります。  二点目の周辺環境の保全としましては、資産だけではなく、世界遺産としてふさわしい周辺環境を守るため、景観の維持向上景観保全の意識の醸成などに取り組んでまいります。  三点目の調査研究でございますが、資産価値をさらに高めていくために、引き続き調査研究に取り組んでまいるところでございます。  四点目の地域住民との協調でございますが、遺産群保存管理には地域の方々の御理解と御協力が欠かせません。このため、信仰上の禁忌等を周知するとともに、遺産群の保護を継承する次世代の育成などに取り組んでまいります。  (二)遺産群公開活用についてでございますが、遺産群を将来世代に守り伝えていくためには、広く公開活用することで、世界遺産としての価値をより多くの方々で共有し、遺産群の保護の意識を向上していくことが重要でございます。  このため、一点目の価値の発信として、この遺産群を正しく理解し、価値を共有するため、ホームページ等による情報発信や、渡島できない沖ノ島価値を伝えるための展示、解説の充実などに取り組んでまいります。なお、渡島できない沖ノ島価値を伝えるための展示・解説の充実でございますが、間もなく開会されます十二月議会におきまして、本遺産群構成資産を迫力ある大きさで放映する映像設備を、遺産群ガイダンス施設である海の道むなかた館設置整備する予算をお願いすることとしております。  二点目の受け入れ環境整備として、来訪者のための展望所整備交通網充実ガイド育成等案内体制充実に取り組んでまいります。  三ページから四ページには、本遺産群概要を参考までにつけさせていただいております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 6 ◯十中大雅委員長 引き続き、神代観光振興課長説明をお願いします。 7 ◯神代観光振興課長 観光振興課神代でございます。きょうは視察に同行させていただきまして、勉強させていただきました。どうもありがとうございました。  委員会資料商工部、一ページ目をお開きください。世界遺産「神宿る島」宗像沖ノ島関連遺産群を活用した観光振興取り組みにつきまして、御説明させていただきます。  観光振興取り組みにつきましては、観光局だけでできるものではございません。宗像福津を初めとします市町村、それから、世界遺産登録推進室、交通、あるいは道路部局などなど、庁内関係部局とも連携しながら取り組みを進めております。市町村関係部局取り組みも含めまして、御報告をさせていただきたいと思っております。  報告の柱立てでございますけれども、本年度、福岡観光振興指針を策定させていただいております。その柱にのっとりまして、観光資源魅力向上受け入れ環境充実、そして情報発信ということでまとめさせていただいております。  まず、観光資源魅力向上でございます。観光資源の掘り起こしと観光ルート開発ということで、市町村観光協会から、宗像沖ノ島関連遺産群、これと同時代の古代スポットでありますとか、あるいはいろいろと御利益のあります神社、そういった情報につきまして収集し、整理しているところでございます。また、これをさまざまなテーマでということで、宗像福津三社めぐりなど、観光ルート開発しているところでございます。  また、展示解説施設充実でございますが、宗像市におきまして、大島交流館整備福津市におきまして、福津複合文化センター歴史資料館などを加えたカメリアステージ整備、こういったことを進めていただいておりまして、こちらのほうで遺産群ガイダンス、あるいは遺産群展示充実してきております。  また、先ほど世界遺産仙田室長から話もありました、臨場感のある映像設備につきまして、海の道むなかた館整備予定ということで、今回の十二月議会に補正をお願いしているところでございます。  二点目の受け入れ環境充実でございます。眺望環境の提供ということで、宗像市にあります御嶽山展望台整備、また新原・奴山古墳群、こちらのほう、きょうバスからごらんいただいたかと思うんですけれども、高いところからごらんいただけるような視点場がございます。まだ、こちらのほうが駐車場整備であるとか、あるいは休憩スペース等整備がなされておりませんので、こういった整備が進んでくる予定となっております。  それから、沖ノ島発見アプリということで、沖ノ島は遠方にございますので、どちらの方角に見えるのかをアプリで確認できる、そういったアプリ開発が進められております。  続きまして、交通ネットワークの構築でございます。きょうの視察の中でも話がありましたが、大島島内をめぐっていただくための観光バスを、本年四月から宗像市が西鉄バスに委託し、巡回バスを運行中でございます。一日七便運行されております。  また、宗像福津サイクリングロードもございますので、こちらを自転車でめぐっていただくということで、宗像市に五十七台、福津市に三十二台、電動アシストつき自転車整備されております。  それから、観光案内充実ということで、道路標識整備、こちらが、国道、県道から、それぞれの資産に案内する整備が、二十七カ所完了しております。また、これにつきましては、日本語と英語による表記となっております。  それから、古墳宗像大社ピクトグラムでございますが、神社、古墳というのが、JIS規格ピクトグラムはございませんが、外国人にわかりやすい記号、イメージを、国土地理院が出しておりまして、こういったものも参照にしながら、ピクトグラムの表示もされているところでございます。  デジタルサイネージの設備が、神湊のターミナル、JR東郷駅に設置が完了しております。  また、世界遺産の歴史的、あるいは文化的な価値、こういったものをしっかり知っていただくということで、宗像市におきまして九十四名、福津市におきまして三十六名の方で、ガイドの会が設置されて、またそれぞれ皆様方、そういった歴史・文化についても学んでいただいているところでございます。  多言語対応充実につきましては、先ほどの道路標識の多言語化に加えまして、パンフレットウエブサイト、それから、案内表示多言語展示の多言語化等が進められております。  また、無料WiFi施設につきましても、宗像市内十拠点に設置がされる予定になっております。  三本目の柱が、観光誘客に向けた効果的な情報発信でございます。世界遺産はもとより、県内古代スポット、そういったところをめぐっていただくということで、世界遺産の資源、それから、周辺観光スポット古代スポット、そういったものにつきましても、あわせて情報発信しているところでございます。情報発信の方法といたしまして、まず、個人旅行者向けにということで、旅行者向けパンフレット、特設のウエブサイトを開設しております。  次のページをお願いいたします。また、全国の方にも知っていただこうということで、全国の千のJR駅に、宗像大社宮地嶽神社を初め、古代スポットを宣伝するためのポスターを掲示させていただきました。九月の一カ月間でございます。  また、国内最大旅行博でありますツーリズムEXPOジャパンに出展いたしまして、こちらでも宗像沖ノ島について紹介をさせていただいております。海外旅行博におきましても、七月以降出展いたしまして、こういったPRをさせていただいたところでございます。  また、福岡都市圏在住者福岡訪問者に対しましても、こういった情報を発信するために、ソラリアのゼファ、ライオン広場などでイベントを開催させていただいております。  二番目が、旅行商品造成に向けた旅行会社への働きかけでございます。東京、大阪など、全国五都市で開催されます観光素材説明会で、世界遺産構成資産を初めとしまして、古代に関する観光スポット、また宗像福津におきます交通手段でありますとか、食事の情報、そういったものにつきまして提供させていただいております。  また、実際に宗像福津に来ていただいて、見ていただいて、それをもとに旅行商品を造成していただこうということで、招請事業につきましても実施しております。  また、海外商談会におきましても、こういった情報について積極的に展開しているところでございます。  こういった取り組みを通しまして、観光客の方に県を訪れていただき、また周遊いただこうという取り組みを進めております。また、きょうお話の中にも、葦津宮司のほうから、環境と観光の融合という言葉がありました。宗像大社、両市、皆様方の意向も踏まえながら、今後県内観光に波及できるように取り組んでまいりたいと思っております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 8 ◯十中大雅委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はございませんでしょうか。吉村委員。 9 ◯吉村敏男委員 標識で、ピクトグラムを採用していただいたことを評価したいと思います。これは県内観光地に順次、こういうピクトグラムで、海外からの旅行者がわかりやすいように、統一的な対応を、今後も進めていただきたいと思います。  そこで、沖ノ島関係で言うと、八構成遺産が全部合わせて指定をされて、問題は、今室長が言ったように、一番のメーンに渡れないので、これをどうやって広めていくかは大変なことと思います。それはそれで、今からの努力だと思います。  そこで、これはかねてから私ども会派提案しているんですけれども、あの周辺に、レンタサイクルのところで触れてあるけど、津屋崎千軒とか、赤間宿とか、言うならば、時代は違うけれども古墳とか、三女神等、全然違うんだけれども、そこだけやるとうまくいかないけれども、これと組み合わせると、非常に有望な観光スポットになり得る地域が、あの地域にあるので、観光コース開発もそうだけれども、今言うところの、そういうふうに少し視点を広げて、観光エリアとして捉えて、コースの設定もすべきじゃないかと思いますが、その辺はいかがですか。 10 ◯十中大雅委員長 神代観光振興課長。 11 ◯神代観光振興課長 吉村委員おっしゃるとおりでございます。旅行会社の方にお話をお聞きした際にも、やはり、そこだけではなかなかお客様を呼んでも、そこ一点だけと、時間が一日もたないというところもございます。何かと組み合わせることによって、世界遺産価値はもとよりなんですけれども観光地としての魅力も向上するということでお話も伺っております。私どもも、宗像市さん、福津市さんとお話をする際に、そういったところのルートをどうやってつくっていくのか、そういったことも御相談しながら、ルート開発を進めているところでございます。  また、食というところでも大変魅力があると思っております。宗像では、水産局でもアナゴとかタイとかフグとかもフェアでやっておりますので、そういったところとも連携しながらやっていきたいと思っております。ありがとうございます。 12 ◯吉村敏男委員 そういう視点があるということは、私も結構だと思います。私ども代表質問で、二度ほど指摘をしているんですよ。津屋崎千軒も、赤間宿ども、それともう一つ、何とか宿ってあるよね。一つ一つを見ると、なかなかスポットを浴びにくいんだけど、沖ノ島などと組み合わせると、またいろいろ意味が違うので、魅力が違うので、だから、これは非常にいいエリアになると思います。しっかり取り組んでください。これは要望です。 13 ◯十中大雅委員長 ほかにございませんか。井上委員。 14 ◯井上順吾委員 きょう、宗像大社説明を受けるときにパンフレットをいただいたですよね。この新原・奴山古墳群のあたりでも。宗像大社は無人飛行機禁止と書いてあるんです。禁止の立て札がある。でも、写真で見るよりも、空からこの一帯を映像で二十秒でも、三十秒でもいいんですけれども、そういうのをずっと見せると、例えば、さっき言われた観光案内をする、そういうところで少し流してやると、そこに行ってみたいという気分になると思うんです。きょうの海もそうだったんですけれども、何かそういう動画で、動きで見せるということもできるように考えていただきたい、これは要望です。 15 ◯十中大雅委員長 ほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 16 ◯十中大雅委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「九州の統一的ロゴマークについて」を議題といたします。執行部説明を求めます。野上県民情報広報課長。 17 ◯野上県民情報広報課長 それでは、九州の統一的ロゴマークについて、御説明を申し上げます。  総務部委員会資料をお願いいたします。この件は、前回、七月二十四日の当委員会で中間報告をいたしておりますので、その後の経緯と現在の状況及び今後の進め方について、御説明を申し上げます。  総務部資料、一ページをお願いいたします。一の経緯でございます。五月の九州地方知事会議及び九州地域戦略会議におきまして、各県知事や経済界の代表者による議論を行いました結果、専門家とも連携しながら、改めて公募を行うとの合意がなされたことを受けまして、七月十三日から八月二十三日まで、委託事業者の公募を実施いたしました。  その結果、二十八の事業者から四十作品の応募がございまして、これを九月五日と二十七日の二次にわたる審査会において、専門家の皆様に審査をしていただき、三作品まで絞り込みを行いました。  そして、十月末から十一月の九州地方知事会議及び九州地域戦略会議におきまして、各県知事や経済界の代表者の皆さんの事前評価で、最もポイントの高かった第一位の作品、これは二ページの別紙の作品でございますけれども、これをロゴマークのデザインの最終案とすることが決定されたものでございます。なお、この作品に対する作者の考えたコンセプト及び審査会における講評を記載しておりますので、御参照ください。  また、ロゴマークの色につきましては、使用する具体的な活用事例に合わせまして、最適な色で表現することとしております。  一ページにお戻りください。二の現在の状況でございます。決定後、特許事務所における事前調査を実施いたしまして、商標登録の申請が可能であることがわかりましたので、十一月二十日月曜日に特許庁への申請を行いました。なお、申請から登録完了までには約六カ月程度を要する見込みでございます。  三の今後の進め方でございます。今後は、ロゴマークの具体的な活用の場面や方法につきまして、引き続き各県及び経済界で構成するワーキンググループで議論し、合意を得てまいります。  また、商標登録が完成した後には、ロゴマークの正式発表を行いたいと考えております。  説明は以上でございます。 18 ◯十中大雅委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。吉村委員。 19 ◯吉村敏男委員 長年にわたって、私が言い出しっぺで、時間がかかって、ようやくここまで来たんですが、それはそれで評価しますが、ちょっと意見を言わせてもらうとすれば、専門家が選んだので、けちをつけるわけじゃないけれども、結局審査の基準、これは漢字がもとになっているんですよ。その前に、私が一番最初に言ったのは、九州観光推進機構が出しているのは、漢字で九州と書いてある。これが外国人に読めますかと、最初に言ったんです。これで九州という地域がイメージできますかと言ったんです。今回、これまた、九州という漢字が下地になっているんだよね。要するに、外国の人たちが、下にローマ字で書いてあるからあれだけど、九州という地域地方をこれでイメージできるかどうかということについて、私は疑念があります。やっぱり。これは漢字がモチーフなんでしょう。だから、結局前の九州と同じじゃないか、それをデザイン化しただけじゃないかと思うんですね。ここまで決まっているからしようがないけど、これはまた不振だったら、つくりかえないかんかね、というふうに思います。以上です。 20 ◯十中大雅委員長 藏内委員。 21 ◯藏内勇夫委員 私も、これは何かなあという印象なんです。きちんとした組織で決められたんだから、それにとやかくは言えんのだけど、もし、これでいくとした場合に、例えば、僕らが使うとしたときに、何となく明るくないよな。とすると、これに色をつける、例えば、九州の自然だとか、火山だとか、温泉だとか、そういうところが強い希望を書いてきたんだよな。そういったことはできるのかな。 22 ◯十中大雅委員長 野上県民情報広報課長。 23 ◯野上県民情報広報課長 まず、形につきましては、いろんな御意見が、率直に申し上げてありましたので、全てが全て、最初からこのデザインを、皆さんが一番に選ばれたわけではないんですけれども、それぞれの組織で点数化して、あと、専門家の御意見も含めて、このデザインになったということでございまして、これを使いながら、このデザインが世の中に広まっていくように、なかなか形だけでデザインの意味を全てわかっていただくのは難しいんですけれども、使うことによって、このデザインが認知されるように努めてまいりたいと考えております。  次に、色につきましては、先ほど御説明いたしましたように、これは商標の登録というのは、形だけを登録するものでございまして、色は自由ですので、さまざまな具体的な事例、活用の場面に合わせて、最もよい色で表現してまいりたいと思っております。 24 ◯藏内勇夫委員 そうしたら、我々委員会等で、こういう色はどうだという提案をした場合には、それは使えるということ。 25 ◯野上県民情報広報課長 例えば、のぼりとかピンバッジとかもありましょうし、いろんな紙の資料の上に表現する場合に、紙の地の色と申しますか、もともとのベースになる色が何なのかということとの関係などによっても、使う色というのは、いろいろと考えられると思いますので、さまざまな御意見、御提言をいただければ、それも含めて一番いい場面で、一番いい色で表現できるように努めてまいりたいと思っております。 26 ◯藏内勇夫委員 それは、商標登録に抵触しないの。 27 ◯野上県民情報広報課長 登録につきましては、形と、どういうカテゴリーといいますか、どういうものに登録するかということだけでございますので、色については最適な色で表現することは可能でございます。 28 ◯十中大雅委員長 吉村委員。 29 ◯吉村敏男委員 我々の感覚と専門家の感覚というのは、ちょっとずれているんだなと思いますけど、この前の代が、温泉マークみたいなのがあったじゃないですか。あれも専門家が選んで、結局全く不評で、どこにあるかわからないようになってしまったけれども、これも、結局そういうふうになれば、また次の新しいマークの制定を考えるということですよね。 30 ◯野上県民情報広報課長 せっかく長い時間を頂戴して検討して、各県とも、経済界とも調整してまいりましたものですから、今吉村委員御指摘のようなことにならないように、一生懸命使ってまいりたいと思います。 31 ◯吉村敏男委員 前のマークも、いつの間に使わないようになったかわからないときに、自然消滅したじゃない。これも、多分そういう運命をたどるんじゃないかと心配しているんだけれども。とにかく決まったものは、一旦は使ってもらって、その上で評判が悪かったら、さっさっと撤退して、九州らしさをイメージしたロゴマークを考えたほうがいいと思います。以上。 32 ◯十中大雅委員長 ほかに質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 33 ◯十中大雅委員長 ほかにないようでございますので、質疑を終わらせていただきます。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 34 ◯十中大雅委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。  来年二月七日から九日までの日程で、管外視察を予定いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
     また、今後の委員会で審議すべき議題が生じました場合の委員会の開催、並びにこれらの成果を踏まえました二月議会における当委員会の委員長報告、その他今後の委員会活動につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでございましょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 35 ◯十中大雅委員長 ありがとうございます。御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。  阿部弘樹委員、松下正治委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして、広域行政推進対策調査特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。    午 後 四 時 二 十 三 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...