一番上の表ですが、平成30年度の
国内線利用者数302万人を基に計算した
混雑度は1.33となります。この比率は
利用者数に応じた望ましい面積を実際の面積で割ったもので、数値が大きいほど混雑していることを示します。令和16年度、
国内線の将来
目標案347万人について同様に計算しますと、1.49まで数値が上昇し、現在よりも混雑することとなります。
次に、中ほどの表を御覧ください。転用によって
延床面積が1万9,628㎡となりますことから、令和16年度での
混雑度は1.17と、現状の1.33よりも緩和されることとなります。
次ページをお開き願います。
上側29
ページを御覧ください。
松山空港の将来
目標(案)387万人達成に向けては、
国際線、
国内線ともに
既存路線の
利用拡大を図りつつ、
新規路線の開設に取り組んでいく必要がございます。
また、第2回
検討会では、1点目として、
国際線複数便に同時に対応するためには、
国際線ビルの
施設整備が欠かせない。2点目、
国内線の需要を取り込んでいくためには、
国内線施設の再編についても検討が必要との御意見がありました。
下側30
ページを御覧ください。
意見等を踏まえて、将来
目標(案)を達成するための
国際線ビル整備の条件といたしましては、1つ、
国際線ビルは、
国際線2便
同時対応を想定している令和6年度の
供用開始が適当。
2つ目、
国内線施設の拡充を考慮した場合、
ビル建て替えが適当となり、下の表にございますように、この2つの条件を満たしますのは案4の
ビル建替、
段階整備となります。
次ページをお開き願います。
第3回
検討会で協議いただいた結果、この31
ページに記載しております案4の
西側展開(
ビル建替、
段階整備)が
国際線ビルの
配置案として
全会一致で決定されました。
下側32
ページを御覧ください。
国際線旅客ビルの
内部配置について、県としてのイメージ図をお示ししたものです。今後、
新型コロナウイルス対応強化のための
機能拡充も想定されるところですが、具体的な配置や
面積等については、
松山空港ビル株式会社が今後実施する
設計作業を進めていく中で、国や
関係機関と協議して決定されるものでございます。
次ページをお開き願います。
最後に、国への要望について御説明申し上げます。
この33
ページと
次ページが国に要望した令和3年度国の
施策等に関する提案・要望でございます。この要望につきましては、先月11日、知事が直接、
国土交通省政務官に対してウェブで要望いたしました。
要望の内容は、
松山空港の
受入環境を充実・強化するため、
国際線スポットの
早期増設や
国際線旅客ビルの
機能拡充など
ターミナル地域の
整備促進を図っていただきたいというもので、
検討会の
決定事項等を踏まえたものでございます。
現在は
新型コロナウイルス感染拡大により、
空港利用者が激減するなど大変厳しい状況にありますが、
事態収束後に
本県経済をいち早く
回復軌道に乗せ、さらなる
成長軌道に押し上げていくためには、
松山空港を核として、本県と国内外との間の人やモノの流れを早期に復活させ、
交流人口のさらなる拡大を進めていくことが不可欠であります。
このため、県といたしましては中長期的な視点の下、国に対して
重要要望などあらゆる機会を捉えて
スポットの
早期増設等を要望いたしますとともに、
国際線旅客ビルの
建て替えについては、
スポット増設時期を見据えながら、
関係機関と緊密に連携して
整備促進を図るなど、今後とも
松山空港の
機能拡充に積極的に努めてまいりたいと考えております。どうか
委員の
皆様方におかれましても、引き続き御理解、御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わらせていただきます。
○(
大西誠委員長) 以上で
理事者の説明が終わりました。
委員の
皆さん、議題に関する質疑はありませんか。
○(
岡田志朗委員) ありがとうございます。今の説明の中で、前提となる
庁舎管制塔の移転については触れられてないようですけれども、これがどのような時期にどこへ、そしてどこの費用でされるかということを教えていただいたらと思います。
○(
交通対策課長)
庁舎管制塔は、国が管理している施設で、これについては最後に御説明申し上げた県からの要望を踏まえて、今後国において検討されるもので、現時点では時期や
場所等については全く決まってはおりません。
○(
岡田志朗委員) そうしましたら、県としての
松山空港の
整備方針に合わせて国がどこかの場所に
庁舎管制塔を移転するという前提で動くということですか。
○(
交通対策課長)
委員おっしゃられますように、県から国への要望を受け、国において、早期に
ターミナル地域の
整備促進を図っていただきたいと考えております。
○(
岡田志朗委員) 多分この辺にこうなるだろうとか、ここにすればいいんじゃないかとか、そういう
移転先の
候補地案とは全くないんでしょうか。
○(
交通対策課長)
移転先候補地も含めまして、今後、国の方で御検討いただくこととなります。
○(
岡田志朗委員) ありがとうございました。
○(
大政博文委員)
皆さん空港を利用されており、
セキュリティチェックのときのあの混雑を解消してほしいと思っているんじゃないかと思いますので、
国際線が
国内線に転用されることによって、その混雑が解消されるのは大変いいことだと思います。
ただ、この計画は、15
ページに出ておりますとおり、現状の
国内線9
路線38便が、10年後には10
路線41便、
国際線3
路線7便が、5
路線24便に増えるという想定の下で進んでいると思うんですけれども、この
あたり、
路線の拡充に関する見通しについてはどうなんでしょうか。
○(
交通対策課長) 現在のところ、確たるものはないんですけれども、
利用促進、
エアポートセールスの実施などによりまして、10年後にはその
目標を達成できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
○(
大政博文委員) こういう
目標を達成するため、また
老朽化に対応するためにも
施設整備が必要という考え方でしょうけれども、13
ページの資料に、最初の
検討会が今年の1月24日となっております。まだ
コロナが本格的に拡大していない頃から検討を始め今のような状況になっているわけなんですが、例えば仕事の仕方を見ても、
テレワークや
リモート会議などが取り入れられて、
飛行機を利用する出張が少なくなっており、今後さらに定着する
可能性も十分あると思うんですけれども、こういう
コロナ発生前の状況を踏まえた
計画目標を達成するとの見込みで進めているということでよろしいんでしょうか。
○(
交通対策課長) この
目標自体は、
新型コロナ感染症拡大前に示したものではございますが、事態が収束後には一日も早い
利用回復や
新規路線、便数の
増大等に取り組みまして、この
目標値を達成できるよう進めてまいりたいと考えております。
○(
大政博文委員)
目標を持って、それに向かって政策を進めていくというのは大変重要なことだと思います。大変なこともあろうかと思いますけれども、ぜひそうしてもらいたいのと、併せて、
空港関係者だけの努力ではなかなか難しいと思いますので、
空港利用により恩恵を受けている農業や
観光業など、いろんな業種の方々と連携を深め、この
松山空港の
活性化を図っていくべきと思いますが、そういう方との連携は十分図られているんでしょうか。
○(
交通対策課長)
委員おっしゃられるように、
松山空港の
利用促進には、行政や
航空会社だけでなく、
愛媛県内の
産業全般で御協力いただく必要があるため、
経済団体や農業、工業、
観光業等の
関係者が会員となっている
松山空港利用促進協議会において、
各種事業を展開しておるところでございます。今年度当初予算で、この
協議会に
エアポートセールスの
専門スタッフを配置したところであり、
コロナ禍が収束しましたら民間の方々と協力して、積極的に
利用促進施策を展開してまいりたいと思っております。
○(
大政博文委員) そしたら最後に
あと一つ。
私、地元が松前町なんですけれども、
松山空港に
飛行機が着陸する場合は、海の方からの着陸が基本になっておると思うんですけれども、天候によって陸の方からの着陸になる場合があり、そのときに
飛行機が松前町の上を飛ぶので、今でも
騒音関係でいろんな苦情があるんですけれども、今後、
計画どおりに便数が増えた場合の住民に対する
騒音対策といいますか、その
あたりの考えはいかがでしょうか。
○(
交通対策課長)
空港周辺の地域の皆様には騒音で大変御迷惑をかけておるところでございます。今後の
松山空港ビルの
施設改修や便数、
路線数の増加につきましては、その都度、
地域住民の方々に丁寧に御説明申し上げて、御理解をいただきたいと考えております。
○(
大政博文委員) その
地域住民の中に
松前町民が入っているかどうかは別として、これによって愛媛県の経済が発展して、県民の
利便性が向上するということですから、今、いろいろと心配されることを申し上げましたけれども、その
あたり十分留意して、ぜひ愛媛県の
経済活性化のために取り組んでいただきたいと思います。
○(
菅森実委員) 御説明ありがとうございました。
ビルの
建て替えに伴い
空港に集まってくる人も増えてくると思います。
駐車場について、9
ページに示していただいているんですけれども、第2
駐車場の台数が減り、新設された第3
駐車場が170台となっております。
松山空港は、
駐車場が第1、第2、第3と散らばってあるようなイメージなんですが、それに伴う
整備がどのように進んでいるのか教えてください。そのままでいくものなのか、もっとほかにも広がっていくものなのか。
○(
交通対策課長)
松山空港は、市街地に非常に近く便利な
空港であります一方で、用地の面での制約があって、
委員御指摘のように
駐車場が第1、第2、第3という形で分散しているため、管理運営している
一般財団法人空港振興・
環境整備支援機構において、御利用いただく方々の
利便性を極力損なわないよう様々な取組を検討いただいているところでございます。今後の
整備につきましても、国と機構において検討される予定でございまして、申し訳ありませんが、県の方ではちょっと分かりません。
○(
菅森実委員) 私の
居住地は広島県との県境に近く、
広島空港へは高速を使うと1時間で行け、
松山空港へは2時間以上かかるため、かつては
広島空港をよく利用しておりました。
広島空港の
駐車場は
バリアフリーなどの面において、非常に
利便性が高いので、
松山空港においても、車椅子の方や、大きい荷物を持たれている方のために段差をなくすとか、ぜひそういった
バリアフリー施策も進めていただけたらと思います。よろしくお願いします。
○(
越智忍委員) 展開についての御説明ありがとうございました。
この案でいくと4案が有力かなと思っているんですが、概算で46億円という工事費が示されております。この費用の負担割合についてお伺いしたいんですが、冒頭の説明で、土地については国が持っていて、
ビルについては
松山空港ビル株式会社が所有しているという御説明があったわけですけれども、
松山空港ビル株式会社というのは、たしか県も出資をしているし、
航空会社も出資しているし、伊予鉄も出資しているということで、いろんな方が出資されていると思います。この
空港ビルの
建て替えということになると、出資している団体間での費用負担はどうなるんですか。
○(
交通対策課長)
国際線ビルも含めて
空港ビルの建物は、
松山空港ビル株式会社の所有ですので、基本的には株式会社が経費を負担することになり、それに対する資金手当等について、今後検討していくことになります。
○(
越智忍委員) 今後検討するということですが、この
コロナ禍の影響で各
航空会社は非常に深刻なダメージを受けております。身近な例では、うちの親戚が某
航空会社に勤めているんですけれども、ボーナスはカットされ、基本給もカットということで大変厳しい状況にあるようです。
また、ちまたのうわさにすぎませんけれども、国内大手2社が合併するんじゃないかという話まで出ており、回復には相当な時間を要するんではないかと想定もされております。
ですから、今後の検討といっても恐らく大体の話はされているんだろうと思いますけれども、そういった経緯などにも十分気をつけていただいて、これから協議されますよう要望しておきたいと思います。
それと最後にもう一点、
ビルの所有については
空港ビル株式会社ということで理解したんですけれども、もう一点教えてほしいのが、
ビルに設置されているボーディングブリッジなんですが、これは
空港ビル株式会社が所有しているのか、
空港の施設として国が所有しているのか、どっちの所有になるんですか。
○(
交通対策課長)
空港ビル株式会社の所有でございます。
○(
越智忍委員) 分かりました。ありがとうございます。
○(
大西誠委員長) ほかに議案に関する質疑はありませんか。
○(菊池伸英
委員)
コロナ禍が落ち着いた後、以前のように
松山空港を使う方が増えてくるという予測の下、この
松山空港の
機能拡充について進められているということで理解させていただきました。
松山空港は、
ビルだけではなく、滑走路の耐震化がすごく問題だと私は考えています。本会議で
空港の民営化について質問をすると、滑走路の耐震化が問題ということを部長も必ず答弁されているように、ここが一番問題になっていると思います。
しかし、滑走路の耐震化を心配する一方で、
飛行機の便をどんどん増やして、さらに機能を拡充するために
空港ビルの
整備をしていくということなんですが、今回のこの計画で、滑走路の耐震化についてどのような検討がなされたのか聞かせていただきたいんですが。
○(
交通対策課長) 今回の検討は、
国際線ビルをどう展開していくか、またそのために
松山空港利用者数の
目標をどう定めるかというところに主眼を置いたものですので、滑走路の耐震化については検討しておりません。ただ、
委員御指摘のように
松山空港の海側500m部分が未耐震ということで、災害が起こった場合、陸側の2,000m部分で緊急的な
航空機の発着は可能ではありますが、その後の経済活動を早期に復活させるためには、海側の500m部分の耐震化も必要不可欠と考えておりますことから、これについては、国に対する
重要要望の中で強く要望しているところでございます。
○(菊池伸英
委員) この要望書を国へ持って行ったということですけれども、滑走路の耐震化が一番の原因で民営化の検討もできないし、いろいろと
松山空港の改革ができなかったと、僕は思っておりますので、ぜひこの中に滑走路のことを入れてほしいと思います。ここを議論せずに
機能拡充について話し合うのも、僕は不思議なことと思っておりますが、できたらここも含めて議論をしていただければと。今日は要望にしておきますので、よろしくお願いします。
でも、ここは部長の意見聞きたいですね。
○(
企画振興部長) ここに添付している要望書は、
空港ビルの拡充と
スポットの増設についてのもので、耐震化については、毎年別様で国に対し要望しております。
○(
西原進平委員) 14
ページに10年後と15年後の
利用者数が載っていますが、10年後、15年後の愛媛県の人口は幾らなのか、推計が出ていますよね。今の130何ぼからはおそらく減っとるんだろうと思いますが、まずそのことが加味されているのかどうか。
それともう一つは、先ほどの大政
委員の質問にも関わるんだけれども、
空港として乗降客だけの話にするのか、それとも名古屋の
空港のようにもうひとつ考えて、観光施設というか、要は一般の人にも来てもらうような施設にするのか、それとも、そんなの何もなしで単に数字だけでやってきたのかという、そこら辺があるんだけれども、実際、こういう数字を起こすときには、当然そこまで加味せんといかん。そうでなかったらやっぱりできんと思うし、そのときに増便の話も出てくる。これは施設の話だからそこまで言っちゃいけないんだろうけど、仮に増便するとすれば、やはり管制の問題も出てくると思うわけで、そこら辺も全部入れ込まないと現実問題として、機能強化というところまで行かないんじゃないかと思うわけよ。そこら辺は行政として、当然しますと言われるのか、今後の問題と言われるのか、お考えはいかがですか。
○(
交通対策課長)
松山空港の将来需要の算出にあたっては、将来の人口減少といいますか人口推移も加味いたしております。しかし、国内人口が減少する一方で、インバウンドについては、国が2030年に6,000万人という
目標を立てておりますので、それに向かった増加を織り込んで試算をしたものでございます。また、施設の規模の推計に当たっては、単なる人口、経済面だけでなく、日本人、外国人旅行者等の推計、また為替等の想定等も加味しているところでございます。
○(
西原進平委員) それで、一つお願いしておきたいのは、要するに
空港を乗降客だけの利用ではなく、名古屋の
空港みたいに楽しめる
空港にするのであれば、当然
建て替えるときに、そのスペースを確保しておく必要があるということ。そうしないと、施設が完成してからスペースがないというような話にもなりかねないので、それも加味した上でこの事業を進めていただきたい。これは要望ですけれども、そこら辺も含めてよろしくお願いしたいなと思っています。
○(
大西誠委員長) 今の御質問について、
検討会では、
空港利用者限定ではなく、
空港を訪れる一般の方々の数も踏まえて検討したのかどうかということだけ、もし承知しておれば教えていただきたい。
○(
交通対策課長)
検討会の中ではないんですけれども、
松山空港ビルを、単に
飛行機の乗り降りで利用する方だけでなく、
地域住民やその他の県内の方々に訪れていただいて、
空港全体を
活性化するという議論もございますので、
委員御指摘の点につきましては、今後、
松山空港ビル株式会社が設計を進めていく中で、十分に反映するよう申入れをしたいと考えております。
○(
大西誠委員長) 今後、県として要望していくということですが、西原
委員、よろしいでしょうか。
○(
西原進平委員) 主なことは聞きましたので結構です。
○(
大西誠委員長) それでは、よろしくお願いします。
ほかに議題に関する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
大西誠委員長) それでは、せっかくの機会ですので、所管事項も含めて質問はありませんか。
○(菊池伸英
委員) 今、ソウル便、上海便、台北便といった海外
路線が全部止まっている状況ですけれども、今後、国の状況や
コロナ禍の状況、また相手国の状況もあるとは思うんですけれども、県として、どのような働きかけをしていくのか、もしよかったら聞かせてください。
○(
交通対策課長)
国際線につきましては、経済労働部の所管でございますので、詳細についてはお答えできないところなんですけれども、経済労働部からは、運航再開時期は、現段階では未定でありますけれども、
航空会社等とは可能な限り早期での運航再開に向けた協議を粘り強く行っていると聞いております。
○(菊池伸英
委員) 所管が違うのでちょっと質問しづらいんですけれども、韓国との間では、今、ビジネス客を段階的に受け入れようという話になってきているんですけれども、愛媛県は、先方のチェジュ航空と話合いなんかをする予定ですか。所管が違うのでなかなか答えにくいかもしれませんけれども、分かる範囲で教えていただければと思います。
○(
交通対策課長) その詳細については、経済労働部から伺っておりませんので申し訳ございませんが、お答えできません。
○(菊池伸英
委員) 分かりました。関連だったので、すみません。
○(
岡田志朗委員) やはり
空港に関連した話なんですが、実は私、この前、上京するのに
空港を使ったとき、内子インターから高速に乗って、松山インターから新しくできた環状線のほうへ降りて、そっちから
空港に行きました。こういう時期ですので手荷物検査等で時間もかかるんじゃないかと、十分時間に余裕をもって行っていたので、結果的に問題はなかったんですけれども、高速道路の内子インターから松山インターまでの所要時間よりも、そこから先の環状線から56号線をまたぐところが、坊っちゃんスタジアムよりもずっと手前の方から渋滞していて、ちょっと焦りました。
多分こういうのは、時間帯とか曜日とか、そういう統計データの中で、今はこれぐらいかかりますという想定ができるんじゃないかなと思います。
松山市内では、
空港まで大体何分くらいかかりますという電光掲示板がありますが、そうじゃないところからも大体これぐらいかかりますよというのが事前に分かれば、それなりの時間を想定して動くことができると思うので、ネットでここを検索したら分かりますとか、何かそういう手段を講じていただければ有り難いと思うんですけれども。
一昔前、
空港の
駐車場が
整備中だったときには、
駐車場に入れなくて
国際線に乗り遅れたというような話もあったと聞いておりますけれども、今は、そういった交通形態の中での所要時間の差という問題があるんじゃないかと思うので、何か方法があればやっていただくよう併せて要望したいんですけれども、いかがでしょうか。
○(
交通対策課長)
空港へのアクセスについては、道路を所管する土木部と相談しながら、
空港や道路利用者の
利便性が向上するよう努めてまいりたいと思います。
○(
岡田志朗委員) 実は、我々の場合、状況によっては、伊予
市のインターで下りて、下を通ったほうが早いという場合もあるので、参考までにということで結構ですので、この時間帯、この区間はちょっと時間がかかりますよということを周知していただくなり、ここにアクセスしたら大体の時間がわかりますよというものをつくっておいていただいたらと思います。
併せて、
コロナで
航空会社が大変疲弊しているということで、先日、国土交通省から、
航空会社の着陸料を引き下げるという報道がありましたが、それについて詳しく説明していただければと思います。
○(
交通対策課長) 10月16日、国土交通省から、
国内線の旅客数が減少していることを踏まえて、航空ネットワークを維持していくために、今年の8月から令和3年2月までの7か月間、着陸料及び停留料を45%軽減することが発表されております。
○(
岡田志朗委員) 民間と国土交通省との間の話として理解はしておるんですが、県としては、何か対応しているんでしょうか。
○(
交通対策課長)
松山空港の場合は国管理
空港でありますので、県として、着陸料等の軽減自体には、関与できないところでございますが、6月補正予算で議決いただきました
松山空港利用回復緊急支援事業において、全日本空輸、日本航空、そしてジェットスタージャパンに対し、
利用促進に係る支援を行っているところでございますので、それを通じまして
松山空港の利用者拡大に努めてまいりたいと思っております。
○(
岡田志朗委員) ありがとうございました。
○(
西原進平委員) 先ほどからいろいろ話が出ていますけれども、結局、交通対策課だけでは対応できないことがいっぱいあるわけよね。観光だったり土木だったり、みんなが入って初めて
松山空港の振興につながるわけなんだけれども、そのときに、各部なり各課なりを集めてきて、
松山空港全体の将来像をつくっていくのは
企画振興部じゃなくて総務部になるのかな。そういう全体的なものを考えていくのは。
○(
企画振興部長)
企画振興部でございます。
○(
西原進平委員) だったら、それは大変な作業になるとは思うんだけれども、菅内閣もいろいろ行政改革をしていくと言っておるし、知事もそうおっしゃっておるだろうから、そこら辺はぜひ一回検討してみていただきたい。そして部局横断的な体制をひとつ考えていただきたい。
これは、今答えることはできないと思うが、そういう方向に向けて、部を挙げて頑張っていただきたい、これはお願いしておきます。
○(
企画振興部長) 先ほども課長が答弁いたしましたけれども、
松山空港の
利用促進については従前から土木部や経済労働部、また民間の事業者もそうなんですけれども、様々な
関係者が参画いたします
利用促進協議会の中で、大きな方向性を共有しながら前向きに検討を進めております。
今回の
施設整備の
検討会においても、
委員やその背後の地元の方々の声も踏まえ、計画策定を行ってきたつもりでございまして、この姿勢は今後も堅持しながら、誰にとって使い勝手のいい施設なのか、これについてはいろんな捉え方もあるだろうと思うんですけれども、
空港利用者のみならず一般県民に愛される施設ということで、今後の
施設整備に
あたりましては、アメニティの確保であるとか、魅力発信など、多面的な検討を行っていきたいと思っております。
○(
大西誠委員長) 要望ですのでよろしくお願いします。
ほかに質問はありませんか。
○(
大政博文委員)
コロナの関係で今年度は開催の中止が既に発表されておりますけれども、本来でしたらサイクリングしまなみが開催され、5Gの先進的な取組の実証実験が行われる計画だったと思います。
コロナの関係での中止は仕方ないとして、それに代わるような取組を何かされておるかどうかお聞かせ願いたいんですけれども。