愛媛県議会 2019-07-02
令和元年第364回定例会(第8号 7月 2日)
令和元年第364回定例会(第8号 7月 2日) 第364回
愛媛県議会定例会会議録 第8号
令和元年7月2日(火曜日)
〇出席議員 47名
1番 中 野 泰 誠
2番 西 岡 新
3番 山 崎 洋 靖
4番 菅 森 実
5番 浅 湫 和 子
6番 角 田 智 恵
7番 中 田 晃太郎
8番 大 政 博 文
9番 新 田 泰 史
10番 黒 川 理惠子
11番 欠 番
12番 欠 番
13番 武 井 多佳子
14番 田 中 克 彦
15番 西 原 司
16番 塩 出 崇
17番 高 橋 英 行
18番 松 下 行 吉
19番 川 本 健 太
20番 帽 子 大 輔
21番 大 石 豪
22番 宇 高 英 治
23番 欠 番
24番 欠 番
25番 菊 池 伸 英
26番 古 川 拓 哉
27番 兵 頭 竜
28番 大 西 誠
29番 松 尾 和 久
30番 福 羅 浩 一
31番 三 宅 浩 正
32番 西 田 洋 一
33番 欠 番
34番 欠 番
35番 木 村 誉
36番 笹 岡 博 之
37番 鈴 木 俊 広
38番 石 川 稔
39番 梶 谷 大 治
40番 徳 永 繁 樹
41番 高 山 康 人
42番 渡 部 浩
43番 戒 能 潤之介
44番 欠 番
45番 欠 番
46番 越 智 忍
47番 横 田 弘 之
48番 毛 利 修 三
49番 赤 松 泰 伸
50番 本 宮 勇
51番 西 原 進 平
52番 中 畑 保 一
53番 明 比 昭 治
54番 岡 田 志 朗
55番 森 高 康 行
――――――――――
〇欠席議員 なし
――――――――――
〇欠 員 なし
――――――――――
〇出席理事者
知事 中 村 時 広
副知事 神 野 一 仁
副知事 原 昌 史
公営企業管理者 兵 頭 昭 洋
総務部長 高 橋 正 浩
企画振興部長 金 子 浩 一
スポーツ・文化部長 高 石 淳
防災安全統括部長 福 井 琴 樹
県民環境部長 岸 本 憲 彦
保健福祉部長 山 口 真 司
営業本部長 八十島 一 幸
経済労働部長 田 中 英 樹
農林水産部長 田 所 竜 二
土木部長 杉 本 寧
会計管理者出納局長 菅 豊 正
教育長 三 好 伊佐夫
副教育長 武 智 俊 和
人事委員会委員 大 内 由 美
公安委員会委員長 渡 部 智磨子
警察本部長 松 下 整
監査委員 本 田 和 良
監査事務局長 山 本 亜紀子
――――――――――
〇
出席事務局職員
事務局長 東 野 政 隆
事務局次長 八 塚 洋
参事総務課長 松 本 賢 固
参事議事調査課長 西 田 洋 一
政務調査室長 入 舩 理
議事調査課主幹 二 神 裕 志
――――――――――
〇本日の会議に付した事件
定第64号議案ないし定第82号議案
請願
定第83号議案ないし定第86号議案
議発第2号議案
継続調査承認の件
議員派遣の件
午前11時 開議
○(
西田洋一議長) ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の会議録署名者に明比昭治議員、赤松泰伸議員を指名いたします。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) この際、報告いたします。
各
特別委員会正副委員長の互選結果は、お手元に配付の正副委員長名簿のとおりであります。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) これから、定第64号議案令和元年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第82号議案及び請願を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。
まず、
総務企画委員長に報告を願います。
○(松下行吉議員) 議長
○(
西田洋一議長) 松下行吉議員
〔
松下行吉議員登壇〕
○(
松下行吉総務企画委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
財源対策用基金の状況と今後の見通しについてであります。
このことについて一部の委員から、本基金の現状と今後の見込みはどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
西日本豪雨災害に対応するため、183億円を思い切って投入した結果、昨年12月補正時点では、前年度末から239億円減の217億円となったが、その後の特別交付税などの国の財源措置により歳入が増加したため、昨年度末残高は352億円にまで復元できる見込みである。
しかしながら、今年度当初予算における80億円の取り崩しに加え、今回の補正予算においても、11億円を取り崩さざるを得なかったことから、6月補正後の残高見込みは261億円となり、依然として厳しい財政状況となっている。
今回の甚大な被害を経験し、万が一の場合に備えて、財源をキャッシュで確保しておくことの重要性を痛感したところであり、今後想定されるさまざまな財政需要を考慮し、これまで同様、経費節減や効率的な財源配分の努力を積み重ね、基金の積み増しに努めていきたい旨の答弁がありました。
第2点は、
鉄道ネットワークのあり方についてであります。
このことについて一部の委員から、厳しい経営環境にあるJR四国の路線維持に向けた今後の利用促進の取り組みはどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県では、6月5日に沿線市町や交通事業者等による検討会を開催し、松山近郊などでの利用者をさらに伸ばすことで、JR四国全体の活性化を図るという方向性を確認したところである。
今後は、路線ごとに設置するワーキンググループで利用促進に向けた具体策を協議するほか、予土線については、高知県とも連携しながら検討を進め、年度内には対策を取りまとめたいと考えている。
また、JR四国に対する国の支援スキームが、現在は十分機能していないため、四国4県が一体となって抜本的な見直しを行うよう国に要望している旨の答弁がありました。
第3点は、自転車新文化の推進に向けた取り組みについてであります。
このことについて一部の委員から、自転車新文化の推進に向けた取り組み状況と今後の方向性はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、これまで
国際サイクリング大会を契機としたサイクリストの誘客や
しまなみ海道エリアの魅力発信、
マルゴト自転車道の整備等を行い、現在、
サイクリングアイランド四国の実現に向け、四国4県が連携した取り組み等も進めているところである。
また、本年3月には、
自転車活用推進法に基づき、愛媛県自転車新文化推進計画を策定し、今後4年間で、E-BIKEの活用等による幅広い層への普及・拡大のほか、国内外のサイクリストの呼び込みによる交流人口の拡大や、自転車を生かした都市環境の形成などの
自転車施策を総合的かつ計画的に推進していきたい旨の答弁がありました。
このほか、障がい者雇用、遊休県有地の有効活用、働き方改革の推進、第3期
アクションプログラムの推進、
デジタルマーケティングの活用などについても論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
当委員会に付託されました請願1件については、願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
西田洋一議長) 次に、
環境保健福祉委員長に報告を願います。
○(
松尾和久議員) 議長
○(
西田洋一議長)
松尾和久議員
〔
松尾和久議員登壇〕
○(
松尾和久環境保健福祉委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、災害廃棄物の処理協定についてであります。
このことについて一部の委員から、新たな
災害廃棄物処理協定の締結状況とその内容はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、昨年7月の豪雨災害において、発災直後の初動対応や平時からの市町と関係団体との協力体制の構築が課題とされたことから、平成15年に県が現
えひめ産業資源循環協会と締結していた
災害廃棄物処理協定を見直し、20市町を加えて新たな協定を締結したところである。
今回、締結した協定では、災害時には市町から協会に直接応援を要請することや、平時より、市町と
産業廃棄物処理事業者との密接な関係を築いて迅速に対応できるようにすることなどを盛り込み、今後の大規模災害に備え、実効性のある
災害廃棄物処理体制の構築を図っていきたい旨の答弁がありました。
第2点は、災害時における
中間支援組織の活動についてであります。
このことについて一部の委員から、今後、現場の
ボランティア活動を支援する
中間支援組織をどう支援していくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、被災時に各避難所等において、行政が対応できない課題に対処するには、
中間支援組織が窓口となり、さまざまなボランティアへの支援と地域をつなぐ取り組みが不可欠であり、今後の大規模災害に備え、
中間支援組織を核とした全県をカバーする
地域協働ネットワークの構築を支援することとしている。
具体的には、今年度から実施する
地域協働ネットワーク構築支援事業において、県内に9つある
中間支援組織をネットワーク化し、
災害ボランティアセンター等と適切な連携を図ることで、今後の被災者支援をより効果的・効率的に行える体制づくりに努めていきたい旨の答弁がありました。
第3点は、
西日本豪雨被災者の生活再建についてであります。
このことについて一部の委員から、
西日本豪雨被災者の生活再建にどう取り組むのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県では、被害の大きかった宇和島市、大洲市、
西予市及び八幡浜市の4市と
県社会福祉協議会等と連携し、昨年8月以降順次設置した地域支え合いセンターにおいて、応急仮設170世帯、
借り上げ型民間賃貸200世帯、在宅4,723世帯等の約5,200世帯を対象に、被災者の孤立防止等のための見守りや生活・健康相談、被災者の新たな
コミュニティづくりの支援等を行っている。
今後とも、被災市町と連携を図り、住まいに関する意向や生活再建を進める上での課題等を把握するため、被災者に対する調査を改めて行い、今後の方針を検討することとしている旨の答弁がありました。
このほか、災害時市町受援・
応援体制強化事業、原子力防災等におけるドローンの活用、災害発生時の医療提供体制の確保、抗
インフルエンザウイルス薬の備蓄、
薬物乱用防止対策などについても論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
当委員会に付託されました請願2件につきましては、いずれも願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
西田洋一議長) 次に、
農林水産委員長に報告を願います。
○(
高橋英行議員) 議長
○(
西田洋一議長)
高橋英行議員
〔
高橋英行議員登壇〕
○(
高橋英行農林水産委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、六次産業化の取り組みについてであります。
このことについて一部の委員から、県が支援した六次産業化商品の売り上げ状況、成功事例、今後の取り組み方針はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県では、平成26年度に六次
産業化サポートセンターを設置し、
チャレンジ総合支援事業を活用しながら、さまざまな相談にきめ細かく対応しており、平成27年度から30年度の間に新規開発された36商品の売り上げ合計は、昨年度、約4,900万円に上っている。
成功事例としては、平成29年度に
全日空ファーストクラスの機内食に採用された
調味料塩みかんを初め、宇和島市のきぬ青のり、道後のホテルで食材として採用された湯葉などがある。
今後は、より売れる商品の育成に重点を置き、一つでも多くの成功例を生み出すことで、農林漁業者の意欲向上と所得拡大につなげたい旨の答弁がありました。
第2点は、
県ブランド産品の供給体制と営業戦略についてであります。
このことについて一部の委員から、
県ブランド産品の現在の供給体制はどうか。また、
トップブランドの産品について、今後、どのような営業活動を行っていくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、愛媛甘とろ豚、媛っこ地鶏については、販売に応じた供給体制が整っている。さくらひめについては、連続出荷できる栽培体系を確立し、今年度からその普及を図っており、紅い雫については、施設化等への支援を通じて作付拡大を促すなど、生産拡大に取り組んでいる。
また、伊予の媛貴海、
愛媛あかね和牛などの
トップブランドの産品については、贈答用として百貨店などをターゲットにした営業を展開しており、今後とも、生産者のメリットを最優先に考えながら、生産振興と販売促進のバランスを考慮した営業活動に努めたい旨の答弁がありました。
第3点は、水産物の生産・販売状況についてであります。
このことについて一部の委員から、ことしの真珠の販売数量と金額、養殖ハマチ、マダイの価格動向はどうか。また、海外に向けた
愛育フィッシュの販路拡大にどう取り組んでいくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、平成30年度の真珠の販売数量は6,940kg、金額は平成12年以降最高の61億円となり、13年連続で日本一となっている。養殖ハマチ、マダイについては、ともに一時はキロ当たり1,000円を超えていたが、現在は、ハマチが850円、マダイが870円程度で落ちついている。
海外に対しては、今後、
愛育フィッシュの品質のよさを浸透させながら、中華系富裕層などをターゲットに、県開発の大型ブリや
みかんフィッシュ等を戦略商品として、需要拡大につながる食の提案や既存商流の拡大に、官民一体となって取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
このほか、ため池の緊急点検状況と今後の取り組み、県が有する柑橘品種等に係る知見の流出対策、境界不明森林への対応、
道前道後平野用水施設の保全対策、試験研究機関の技術職の人員確保などについても論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
西田洋一議長) 次に、
経済企業委員長に報告を願います。
○(古川拓哉議員) 議長
○(
西田洋一議長) 古川拓哉議員
〔
古川拓哉議員登壇〕
○(
古川拓哉経済企業委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
グループ補助金についてであります。
このことについて一部の委員から、
グループ補助金の現状と今後の対応はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、現在、新たに2グループの認定申請を受け付けており、認定されれば60グループ、694事業者となる。そのうち補助金要望は545事業者、要望額は96億7,000万円で、今後、締め切りまでの追加も含め、最終的には590事業者を見込んでおり、今年度中の交付完了を目指している。
また、申請手続の過程で生じた個々の問題については、現地オフィスにおける行政書士を含めた昼夜を問わない対応によりその都度解決できているが、今後、公共事業や集団移転などで自己の責めに帰さない申請遅れ等があった場合には、個別に協議を行うこととしている旨の答弁がありました。
第2点は、
機能性表示食品に対する支援についてであります。
このことについて一部の委員から、機能性成分を含む食品の開発や販路開拓に対する支援の内容はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
機能性表示食品の市場規模が約2,000億円と拡大する中、県では、相談窓口を設けるとともに、全国に先駆けて外部専門家と
コンサルティング契約を結び、総合的な支援を行っており、今後も、新たな機能性素材の研究のほか、消費者の心に届く
ストーリーづくりのサポート等により、県内企業における売れる
機能性表示食品の開発を支援していきたい。
また、販路開拓に当たっては、生産体制の整備、
マーケティング経費や人員の確保といった中小企業にとっての課題を勘案し、企業の要望に寄り添いながら、営業本部とも連携して対応していきたい旨の答弁がありました。
第3点は、
県立新居浜病院整備事業の進捗状況についてであります。
このことについて一部の委員から、病院の建てかえに向けた進捗状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、平成30年2月に設計・施工業者で構成するJVと事業契約を締結し、事前調査、周辺住民への説明、先行解体工事及び新診療棟の設計を進めてきた。
本事業では、設計と施工を一体的に発注し、両者を同時進行させることで、工期の短縮を図るというデザインビルドの特徴を生かし、設計作業を行いながら、本年5月末に新診療棟の工事に着手したところであり、令和3年4月の完了を予定している。
その後、医療機器、諸設備の搬入や患者の引っ越し等を行い、令和3年7月ごろをめどに、新診療棟の使用を開始することとしている旨の答弁がありました。
このほか、中国との
国際eコマース、G20愛媛・
松山労働雇用大臣会合に向けた取り組み、
県立病院看護師の採用・退職の状況、ドクターヘリの運用と関係機関との連携強化などについても論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
西田洋一議長) 次に、建設委員長に報告を願います。
○(石川稔議員) 議長
○(
西田洋一議長) 石川稔議員
〔
石川稔議員登壇〕
○(
石川稔建設委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、災害防除事業についてであります。
このことについて一部の委員から、事業の具体的な内容はどうか。また、道路の防災対策の状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、本事業は、重要インフラの緊急点検により、防災対策が必要とされた道路のり面や道路冠水箇所のほか、道路施設の定期点検の結果、著しい損傷等が確認されたトンネルや横断歩道橋など合計86カ所の修繕等を実施することとしている。
また、道路において防災対策が必要な箇所は、2,512カ所と非常に多いため、まずは
緊急輸送道路を最優先に取り組んでおり、今回の補正予算で1次
緊急輸送道路ののり面対策が完成する見通しであり、できる限り早期に
緊急輸送道路全体の防災対策を完了させたい旨の答弁がありました。
第2点は、宇和島港大浦地区における臨港道路の整備についてであります。
このことについて一部の委員から、早期完成に向けて、今後どのように事業を進めていくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、この臨港道路は、大浦地区に令和2年の春にオープンする予定の新たな
水産荷さばき施設と水産関連施設や企業、来場者の多いきさいや広場などの各施設を有機的に結ぶ重要な道路である。
この事業は長大橋梁を含む大規模な事業となるため、県では、宇和島市と連携して国に対し事業化の要望を行い、今年度補助事業として採択されたところである。
現在実施している橋梁の詳細設計完了後は、速やかに用地補償に着手したいと考えており、今後も、宇和島市と連携して確実な事業費の確保に努め、早期完成に向け取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
第3点は、鹿野川ダム改造による治水効果についてであります。
このことについて一部の委員から、先日完成した
トンネル洪水吐によって、肱川流域の
治水安全度向上にどのような効果があるのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
トンネル洪水吐の完成によって、従来よりも低い水位から洪水調節が可能となり、治水容量が約1.4倍に増強されている。
国では、この増強された容量を野村ダムの運用にも活用し、堤防整備状況に見合った最大限の治水効果が発揮されるよう、関係機関や流域住民の意見も踏まえ、野村ダムと鹿野川ダムの操作規則を変更し、6月6日から運用を開始したところである。
この運用により、西日本豪雨と同規模の洪水が発生したとしても、浸水被害が大幅に軽減され、治水安全度の向上が図られることとなっている旨の答弁がありました。
このほか、JR松山駅
付近連続立体交差事業、
緊急輸送道路における無電柱化の状況、
東温スマートインターチェンジの整備などについても論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
西田洋一議長) 次に、
スポーツ文教警察委員長に報告を願います。
○(兵頭竜議員) 議長
○(
西田洋一議長) 兵頭竜議員
〔
兵頭竜議員登壇〕
○(
兵頭竜スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、ジュニア世代の
アスリート強化支援についてであります。
このことについて一部の委員から、えひめ愛顔の
ジュニアアスリート発掘事業の取り組みとジュニア世代への支援の状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、本事業は、平成27年度に開始し、県内の小学4年生から中学2年生を対象に、身体能力が高く、今後の成長が期待できる人材を選考している。
各学年約30名ずつ愛顔の
ジュニアアスリートに認定し、栄養や体のケアなどに係る座学やストレッチ等に係る演習、身体能力がさらに伸びるようなトレーニングを取り入れるとともに、さまざまな競技を体験するプログラムを展開しているほか、競技団体に適性を見出された子供たちを中央競技団体などに紹介する取り組みも行っている。
また、支援については、競技力向上対策本部から競技団体を通じ、県外遠征や強化合宿、トップコーチの招聘等に係る費用の補助を行っている旨の答弁がありました。
第2点は、5G時代におけるICT教育環境の整備についてであります。
このことについて一部の委員から、5G時代が到来する中で、電子黒板を導入する理由及び教育的効果はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、電子黒板については、5G時代の到来により、さらなる利活用が見込まれるICT環境の整備の一環として、生徒に対する教育的効果が大いに期待できるため、今年度から計画的に導入するものである。
教育的効果としては、生徒のプレゼンテーションや複数意見を共有するツールとしての活用、ネットワークを活用した調べ学習成果のリアルタイムによる表示、視覚・聴覚効果を生かしたシミュレーションの活用のほか、他校の生徒等との交流が可能となることなどにより、理解を深める授業展開が期待でき、今年度整備するWi-Fiシステムと合わせて活用することで、さらなる効果が生み出される旨の答弁がありました。
第3点は、交番の安全対策等についてであります。
このことについて一部の委員から、大阪府の交番で警察官が襲撃される事件が発生したが、県警ではどのような対策を考えているのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、全交番・駐在所の安全設備及び装備資機材の再点検を実施するとともに、拳銃奪取を想定した訓練を実施している。
また、平素から地域警察官に対し、常に緊張感を持ち、警戒心を解くことなく勤務すること、耐刃防護衣を常時着用すること、来訪者対応や通報現場等では複数対応を基本とし、応対時には間合いをとって対象者等の動向を注視することの徹底など、警戒意識の保持について指導している。
今後も、実践的で活用度の高い教養・訓練を反復実施するなど、交番・駐在所のセキュリティー対策を一層強化していきたい旨の答弁がありました。
このほか、東京オリンピック・パラリンピック事前合宿、四国遍路の世界遺産登録、県教育委員会における通学路の安全対策、学校における働き方改革、G20愛媛・
松山労働雇用大臣会合の警備体制等、警察における通学路の安全対策などについても論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
西田洋一議長) 以上で各委員長の報告は終わりました。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) お諮りいたします。
各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) お諮りいたします。
知事から、定第83号議案愛媛県
人事委員会委員の選任につき同意を求めることについてないし定第86号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
西田洋一議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
知事の説明を求めます。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) ただいま上程されました議案について説明申し上げます。
人事委員会委員、宇都宮嘉忠氏が本年7月12日をもって任期満了となりますので、新たに安藤潔氏を選任したいと存じます。
安藤氏は、弁護士としての専門的な知識と豊富な経験を有し、県土地収用事業認定審議会委員として活躍されるなど、人格、識見ともにすぐれ、
人事委員会委員として適任であると存じます。
次に、収用委員会委員の阿部弘治氏が本年8月9日をもって任期満了となりますので、新たに大西泰祐氏を任命したいと存じます。
大西氏は、不動産鑑定士としての専門的知識と豊富な経験を有し、現在、県不動産鑑定士協会副会長を務められるなど、人格、識見ともにすぐれ、収用委員会委員として適任であると存じます。
同じく収用委員会委員の長井明美氏が本年8月9日をもって任期満了となりますが、税理士としての専門的知識を生かし、収用案件に適性な判断をいただくなど、収用委員会の運営に欠かせない人材であるため、再任したいと存じます。
また、収用委員会予備委員の丹下真由美氏が同じく本年8月9日をもって任期満了となりますが、税理士としての専門的知識を有し、人格、識見ともにすぐれ、収用委員会予備委員として適任であるため、同じく再任したいと存じます。
以上、適切な議決をどうぞよろしくお願いいたします。
○(
西田洋一議長) お諮りいたします。
以上の議案に対する質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) お諮りいたします。
横田弘之議員から、議発第2号議案農協改革に関する意見書が提出されましたので、日程を変更追加して、上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
西田洋一議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
お諮りいたします。
議案は、お手元に配付のとおりでありますので、本件に対する説明、質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) これから、定第64号議案令和元年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第82号議案及び請願並びに定第83号議案ないし定第86号議案及び議発第2号議案を一括議題とし、討論を行います。
○(武井多佳子議員) 議長
○(
西田洋一議長) 武井多佳子議員
〔武井多佳子議員登壇〕
○(武井多佳子議員) (拍手)ネットワーク市民の窓の武井多佳子です。
私は、請願第1号辺野古埋立をめぐって、沖縄県と「対話」のテーブルに着くことを国に要請する意見書の提出を求めることについてに賛成の立場から、不採択に反対の討論を行います。
戦後74年を経て、なお、国土の約0.6%の沖縄に約70.3%の米軍基地が集中していることは、深刻に受けとめなければなりません。沖縄では、米軍をめぐる事故や事件が繰り返されています。騒音による生活環境の悪化、命に危険が及ぶ落下・墜落事故、許しがたい女性への暴力や殺人事件、沖縄の人々の人権が侵害されています。
原因は、過重な基地負担にあります。普天間基地を移設しても、新たに辺野古基地を建設したのでは、沖縄が望む負担軽減にはなりません。このことが県知事選挙や衆参選挙で反対派が勝利をし、2019年の県民投票では、辺野古新基地建設に賛成18.98%に対し、反対が71.73%という結果として揺るぎない沖縄の民意として示されています。
しかし、日本政府は、沖縄のこの民意に無視を続けています。民主主義国家としてゆゆしき事態と考えます。このような国民主権と地方自治をないがしろにする行為を愛媛県議会が見過ごしていいはずはありません。
6月23日、沖縄慰霊の日に玉城デニー知事は、平和宣言でこう呼びかけています。米軍基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、我が国の外交や安全保障、人権、環境保護など、日本国民全体がみずから当事者であるとの認識を持っていただきたいと願っています。対話のテーブルにつくという沖縄の要望に寄り添い声を上げることが、今、愛媛にいる私たちが当事者の認識を持ってとるべき行動ではないでしょうか。
さて、昨年12月、琉球新報で、ブッシュ政権下パウエル国務長官の首席補佐官を務めたローレンス・ウィルカーソン元陸軍大佐のインタビューにおいて、沖縄の基地に関する情報が報じられました。
1990年代初頭、米軍基地再編、閉鎖に関する調査研究で分析した結果、日本政府が多額の駐留経費を負担する在沖海兵隊は、アメリカ側の負担が50から60%安く済み、財政上都合がよかったと指摘し、沖縄の海兵隊駐留に正当な戦略上の必要性はない。全てお金と海兵隊の戦力維持のためだったと明らかにしています。
また、日本政府が主張する抑止力についても、もろ刃の剣だ。抑止力の一方で、米軍の駐留は、中国の軍事費を増大させ、より強力な敵にさせると軍事的緊張を高める要因になると指摘しています。
このような情報もある中、辺野古一辺倒の方針には疑問が深まります。しかし、本請願は、辺野古建設の是非を求める内容ではありません。政府に対して、沖縄の民意に真摯に向き合うことを求めるものです。
国連差別撤廃委員会は、日本政府に対し、2010年、基地集中が現代的な形の人種差別と認定し、差別を監視するために沖縄の人々の代表者と幅広く協議するよう勧告しています。昨年8月にも、米軍基地の起因する米軍機事故や女性に対する暴力について、沖縄の人々が直面している課題と懸念を示し、2010年に次いで差別の根拠に米軍基地問題を勧告で掲げています。
6月25日、ハワイ在住日系4世のロバート梶原さんが国連人権理事会で、沖縄が偏見と差別の犠牲になっていることへの調査を求めて演説しました。今や世界が注目しています。沖縄はアジア・太平洋戦争で20万人に及ぶ方々の犠牲を生んでいます。その上に基地負担を強いられている沖縄の人たちの訴えに、私たちは、耳を塞いでいいのでしょうか。ぜひ一緒に声を上げてください。
以上で私の反対討論を終わります。(拍手)
○(
西田洋一議長) 討論を続けます。
○(田中克彦議員) 議長
○(
西田洋一議長) 田中克彦議員
〔田中克彦議員登壇〕
○(田中克彦議員) 日本共産党の田中克彦です。
請願第2号「マクロ経済スライド」の廃止、「最低保障年金制度実現」など若い人も高齢者も安心できる年金制度を求めることについては、委員長報告では不採択でしたが、採択の立場から討論を行います。
年金だけでは足りないから、老後に向けて夫婦で2,000万円必要という金融庁の報告が問題になりましたが、経済産業省も、産業構造審議会部会資料には、2,895万円必要との試算が示されていたことも明らかになりました。
消費税は10%増税されるのに、年金には頼れない、将来への展望が見えないとの思いが、国民の皆さんの間には広がっています。金融庁の報告書を受け取らず、まともに答弁せず、野党からの提案は無責任と突っぱね、予算委員会審議は求められても応じない。こうした姿勢こそが、年金不信をさらにあおっていると言わざるを得ないと考えるものです。
請願された方は、第1に年金を削減していくマクロ経済スライドを廃止することにより、減らない年金制度にすることを求められています。当然のことと考えます。
安倍政権は、給付と負担のバランスと言われながら、この仕組みが続けば7兆円もの公的年金が削減になると、安倍首相自身が明らかにしています。国民年金では、実質2万円が削減され、約4万5,000円しか支給されない計算となります。
安倍首相は、380万人の仕事がふえたから保険料収入もふえるだろうとも言われておりますが、380万人のうち7割が高齢者です。暮らせる年金がないから働いている方々です。また、ことしは0.1%年金額をふやしたと言われておりますが、ことしについては、物価は1%上がっています。本来なら1%上げないといけないものが0.1%ですから、0.9%分は目減りしているということになるわけです。
少なくともマクロ経済スライドは廃止をし、減らない年金制度にすることは、多くの皆さんの願いだと考えます。
第2に、請願者が指摘されている問題は、公的年金制度が余りにも貧しい年金となっていることです。
請願が求めているように、低年金の方への緊急の底上げは必要です。その上で、全額国庫負担による最低保障年金制度は、全国市長会もその創設を求められておりますし、ヨーロッパでも当たり前のものとなっています。こうした貧しい年金制度の底上げこそ急務の課題です。
私は、高額所得者優遇の年金保険料の見直しや年金積立金を給付に活用すること、賃金を上げ、正規雇用をふやすことなどによって、保険料収入と加入者をふやすなどの対策をとることによって、減らない年金制度へと進め、さらには、大企業優遇税制の改正などにより財源をつくり、安心できる年金制度にしていくことが必要だと考えます。
年金を受給されている方も、40歳以下の若い方も含めて国民的な議論が制度の面でも、もちろん財源論でも必要だと考えます。暮らしに希望を届ける、安心できる年金制度をつくっていくための真摯な姿勢が政治の側にこそ求められていると思います。
国がこの年金問題でも国民の声を聞こうとしない中で、地方から声を上げていくことが今こそ重要だと考えます。
皆さん方の御賛同を呼びかけ、討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○(
西田洋一議長) 討論を続けます。
○(浅湫和子議員) 議長
○(
西田洋一議長) 浅湫和子議員
〔浅湫和子議員登壇〕
○(浅湫和子議員) (拍手)えひめリベラルの会の浅湫和子です。
請願第3号上関原発建設計画を再開させないよう山口県に求める意思表示を愛媛県議会が行うことについての委員会審査結果の不採択について、反対討論をいたします。
松山市より西68㎞の山口県には、中国電力による上関原発計画があります。8年前の福島原発事故のときに中断されたままです。
この海面埋め立ての工事の免許は、山口県知事がことし7月に2度目の免許更新をしなければ失効して、工事は再開できなくなります。
2019年6月19日、先日、衆議院経済産業委員会での上関原発計画と埋立免許について、立憲民主党の宮川伸衆議院議員の質問について、自民党、世耕経済産業大臣は、現時点において、原発の新設、増設、リプレースは想定しておりませんと何度も答弁されました。7月21日までに山口県知事にて再び免許を更新させるということのないよう、愛媛県でも国の考えと同調し、想定外のことが起こらないように、近県として何らかの意思表示をする必要があると考えます。
そして、ここ近日でも地震が日本列島で多発していることも心配です。今後、30年間で最大マグニチュード9クラスの南海トラフ地震が発生する確率は、70から80%あります。当然、愛媛県にも大きくかかわってきます。伊方原発だけでも愛媛県にとって甚大な被害が及ぶと予想されているのに、その上、上関原発の新設が行われると、避難計画等防災の見直しも根本から変更を余儀なくされ、予想だにしない被害が起きるでしょう。愛媛県は、2つの爆弾を抱えているのと同じことになるのではないでしょうか。
現在の福島県を見てください。いまだに故郷の地を踏むことができない、これから先も帰れない住民がいるのです。こんな悲惨な光景を愛媛県でも起こしたくありません。子供たちの未来を壊したくないのです。
愛媛県は、1年を通じ山口県から来る西風が多く、風下である私たちは、故郷をなくしてしまうおそれがあるのです。観光都市、松山市はなくなってしまうかもしれません。
ここで一般質問でも発言させていただきましたが、大飯原発3、4号機の運転差し止め裁判の裁判官である樋口英明氏判決文をもう一度紹介いたします。たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である。
心ある県議の皆様、今から行われる本日の表決が愛媛の県民の命と安全と財産を危険にさらすか否かという判断をするということなのです。愛媛県民の未来の幸せのために、本請願を採択していただきますようお願いし、討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○(
西田洋一議長) 以上で討論を終局し、表決を行います。
まず、定第64号議案令和元年度愛媛県
一般会計補正予算を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第65号議案令和元年度愛媛県国営農業水利事業負担金特別会計補正予算ないし定第67号議案、定第69号議案ないし定第78号議案及び定第81号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第68号議案愛媛県手数料条例等の一部を改正する条例及び定第79号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第80号議案令和元年度港湾事業の負担金についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第82号議案専決処分の承認についてを議題とし、本件を承認することに賛成の議員は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、承認することに決定いたしました。
次に、請願第1号辺野古埋立をめぐって、沖縄県と「対話」のテーブルに着くことを国に要請する意見書の提出を求めることについてないし請願第3号を一括議題といたします。
以上の請願に対する委員長報告は不採択であります。
以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、定第第83号議案愛媛県
人事委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第84号議案愛媛県収用委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第85号議案愛媛県収用委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第86号議案愛媛県収用委員会予備委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、議発第2号議案農協改革に関する意見書を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) お諮りいたします。
お手元に配付のとおり、各委員長から継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
西田洋一議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) お諮りいたします。
この際日程に追加し、議員派遣についてを議題とし、本件をお手元に配付のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) この際、原副知事から挨拶があります。
〔原昌史副知事登壇〕
○(原昌史副知事) 西田議長の御配慮を賜りまして、歴史と伝統ある本議場において、退任の御挨拶を申し上げる機会を賜りましたこと、まことにありがとうございます。
私は、御縁をいただき、平成27年7月に総務部長として着任し、議会の同意をいただき、翌28年8月より副知事として、通算4年間にわたりまして愛媛県で奉職をさせていただきました。
この間は、中村県政の第2ステージから第3ステージに大きく飛躍していく期間であり、県庁が政策立案官庁として進化する中で、全国自治体のフロントランナーとなるお手伝いや国体、
西日本豪雨災害対応を初めさまざまな局面で国などの関係機関と交渉する場面に微力ながら下支えをさせていただきました。中村知事の庇護のもと、県議会の先生方の温かい御指導を賜りながら、為政清明の精神で、清く、明るく、そして正しく仕事をさせていただく環境を与えていただいたことを誇らしく思っております。
また、地縁、血縁のない愛媛県において、県議の先生方には、愛媛県の人や県政の歴史、地域の課題、ひいては地方議会政治とは何かということについて御教示賜り、時には地域のお祭りや行事に御一緒させていただくなど、公私にわたって鍛えていただいたことは、地方自治を任務とする自分を形づくっていただいたと思っております。本当にありがとうございました。
既に全国で冠たる地位を占める愛媛県でありますが、全国随一のリーダーシップとマネジメント能力をお持ちである知事、車の両輪として中村県政に強力な推進力を与えてくださる議会、そして、何より真面目で遂行能力の高い愛媛県職員が三位一体となって一石を投じる政策立案を通じて国を動かすとともに、愛媛県民が県民であることに誇りを持てる、愛顔あふれる愛媛県がより深く浸透していくことを祈っております。
私ごとになりますが、この4年間で、政治・行政の分野に加えまして、民間企業や住んでいる地域のコミュニティの方々にもおつき合いをいただき、東京出身の自分にもようやくふるさとと呼べる地ができました。仕事も人も土地も愛媛県が大好きであります。
今後は、霞ヶ関と立場は変わっても、愛媛愛を胸に御恩に報いるべく頑張りますので、どうぞこれからも変わらぬ御指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後に、愛媛県の一日も早い復興と限りない発展、議員の皆様方の御健勝、御活躍を心から祈念申し上げまして、そして、いただきました数々の御厚情に重ねて感謝申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。
4年間本当にありがとうございました。(拍手)
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) 知事から挨拶があります。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) 6月定例県議会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
議員各位には、終始熱心に御審議をいただきまして、まことにありがとうございました。おかげをもちまして提案させていただきました議案につきましては、全て滞りなく議決を賜りますとともに、人事案件につきましてもそれぞれ御同意をいただき、厚く御礼を申し上げます。
今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分に配慮してまいりたいと存じます。
また、原副知事の退任に際し、本議場において挨拶の機会を与えていただきました議長を初め、議員各位の温かい御配慮に感謝を申し上げます。
原副知事には、これまで4年にわたり、総務部長、そして副知事として力を発揮され、特に、えひめ国体・えひめ大会や昨年の豪雨災害における国との折衝など、県政をしっかりと支えていただきました。総務省復帰後も、国と本県を結ぶパイプ役となっていただくことを期待いたしますとともに、この場をおかりして、私からも感謝を申し上げたいと思います。
さて、
西日本豪雨災害の発生から今週末でちょうど1年を迎えます。改めまして、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、これまで被災地への御支援や御協力をいただきました全ての皆様に心から御礼を申し上げます。
復旧・復興への取り組みにつきましては、今後、生じる新たな課題にもきめ細かく対応していくことで、被災地の皆さんが希望を持ち、前を向いて進むことができますよう、スピード感を持って、全力で取り組んでいく所存でございますので、議員各位におかれましても、引き続き御協力を賜りますようお願い申し上げます。
これから暑さも日増しに厳しくなってまいります中で、参議院議員選挙の本番をあさってから迎えるわけでありますが、議員各位の一層の御自愛と県民の皆さんの積極的な投票参加をお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
――
―――――――――――――――
○(
西田洋一議長) これをもって第364回愛媛県議会定例会を閉会いたします。
午後0時6分 閉会...