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  1. 愛媛県議会 2018-10-03
    平成30年スポーツ文教警察委員会(10月 3日)


    取得元: 愛媛県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    平成30年スポーツ文教警察委員会(10月 3日) スポーツ文教警察委員会会議録   〇開催年月日  平成30年10月3日(水) 〇開会時刻   午前  9時59分 〇閉会時刻   午前  10時48分 〇場所     スポーツ文教警察委員会室審査調査事項等  〇 第359回定例会平成30年9月)提出議案   − 件名は別添「スポーツ文教警察委員会日程」のとおり − 〇出席委員[7人]  委員長     古川 拓哉  副委員長    逢坂 節子  委員      明比 昭治  委員      大西  渡  委員      川本 健太  委員      福田  剛  委員      本宮  勇
    欠席委員[0人] 〇その他の出席者[0人] 〇出席理事者[7人] (スポーツ・文化部)  スポーツ文化部長   土居  忠博  スポーツ局長      齊藤  直樹  文化局長        竹内  耕三  地域スポーツ課長    客本  宗嗣  競技スポーツ課長    友澤  義弘  文化振興課長      山岡 恵美子  まなび推進課長     佐川  光俊               午前9時59分 開会 ○(古川拓哉委員長) ただいまから、スポーツ文教警察委員会を開会いたします。  傍聴されている方に申し上げます。  委員会開会中は、所定の席で静粛に傍聴を願います。また、携帯電話等は電源を切っていただきますよう、御協力をお願いします。  これより議事に入ります。  本日の会議録署名者本宮勇委員福田剛委員を指名いたします。  それでは、スポーツ文化部議案審査を行います。  定第100号議案を議題として、審査を行います。  理事者説明を求めます。 ○(地域スポーツ課長) 地域スポーツ課平成30年度補正予算案について御説明いたします。  資料3、平成30年度補正予算案説明書の100ページをお開き願います。  体育振興費でございますが、1の愛媛マラソン大会補助金は、来年2月10日に開催される愛媛マラソンを通して、本県のイメージアップや地域経済活性化を図るため、大会実行委員会に対する運営費の補助、2のオリンピックパラリンピック教育推進事業費は、東京オリンピックパラリンピックへの機運を醸成するとともに、大会理念の普及・浸透を図るために実施するオリンピックパラリンピック教育推進に要する経費、3の東京オリンピック事前合宿等支援事業費は、東京オリンピックに向けたオーストリア代表スポーツクライミングチーム事前合宿等受け入れ体制支援に要する経費でございます。  以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(文化振興課長) 文化振興課平成30年度補正予算案について御説明いたします。  資料3の104ページをお開き願います。  文化振興費でございますが、愛媛国際映画祭プレイベント開催事業費は、平成31年度の本格開催に向け、今年度プレイベント開催し、文化芸術活動に対する県民理解促進地域活性化を図るため、県や松山市等で構成する実行委員会に対して開催経費の一部を負担するものでございます。  以上でございます。よろしく御審議をお願いいたします。 ○(まなび推進課長) それでは、まなび推進課平成30年度補正予算案について御説明いたします。  資料3の107ページをお開き願います。  社会教育施設災害復旧費でございますが、7月の豪雨により、激しい雨漏りが発生した生涯学習センター及び歴史文化博物館復旧工事を行うための経費でございます。  以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(古川拓哉委員長) 以上で理事者説明が終わりました。  委員皆さん議案に関する質疑はありませんか。 ○(福田剛委員) 資料3の104ページなんですけれども、愛媛国際映画祭ですけれども、そもそもの成り立ち等を詳しく御説明いただけると助かります。 ○(文化振興課長) 愛媛国際映画祭につきましては、6月に初めて開催されました熱海国際映画祭実行委員会関係者の方から、ことしの1月、本県での開催について打診を受け、検討を開始したものであり、熱海国際映画祭開催状況等を踏まえ判断した結果、招待作品の上映や華やかなセレモニー開催などにより愛媛国内外にアピールできる。また、関連イベント実施により多くの県民がさまざまな分野の芸術に触れることができる。また、映画コンペを行うことで世界中から多くのすぐれた作品が集まり、映画関係者の注目が愛媛に集まるといったことで、本県文化振興地域活性化交流人口の拡大など、大きな効果が見込め、将来的な発展性にも富んだ事業であることから、今年度のプレイベント及び来年度の開催に向け準備を進めているところでございます。 ○(福田剛委員) 映画祭東京国際映画祭とか、歴史があって有名なんですけれども、いずれ愛媛国際映画祭もパルムドールで知られるカンヌ国際映画祭みたいな世界的に有名な映画祭を目指すような心づもりはあるかどうかも教えてもらえればうれしいです。 ○(文化振興課長) 本格開催に当たりましては、作品コンペの実施も予定しておりまして、将来的にはカンヌとか、ベルリンとか、ベネチアなどのような世界に誇れる映画祭を目指していきたいと考えております。 ○(明比昭治委員) 関連して、松山市との共催みたいなお話をされていたと思うんですけれども、松山市と県との負担割り振りはどうなっておるんですか。 ○(文化振興課長) 今回の国際映画祭は、実行委員会を立ち上げて開催したいと考えております。県と松山市の費用負担ですが、県は1,000万円で、そのうち500万円は国の交付金を活用しております。そして松山市から500万円の負担をいただくようにしております。 ○(明比昭治委員) 松山市は別途の予算を組んでおるということですか。 ○(文化振興課長) そのとおりでございます。 ○(明比昭治委員) 松山市も国から500万円いただいておって1,000万円の予算ということなんですか。 ○(文化振興課長) 松山市については、国の交付金は充当しておりません。 ○(明比昭治委員) 松山市と共催するプレイベントは、審査会とかいろんな、県と松山市の実施内容割り振りはどうなっておるんですか。 ○(文化振興課長) 具体的にはこれから実施内容を検討していきますが、県も松山市も実行委員会負担金を拠出するという形になりますので、その中でどういった内容にしていくかというのを検討していくことになります。 ○(明比昭治委員) 今まで熱海がやっておったのをやめるので、これから愛媛で、来年だけじゃなくて、ずっと愛媛映画祭を続けるということで進めておるんですか。 ○(文化振興課長) 熱海国際映画祭は今年度初めて開催されましたけれども、報道によりますと来年度も開催をするというふうに聞いております。また、愛媛国際映画祭につきましては、本年度プレイベント開催いたしまして、その検証結果を踏まえて本格開催をしていきますが、当面3年ぐらいは県が主体となって開催をして、それ以降は民間主体開催を検討していきたいと考えております。 ○(古川拓哉委員長) ほかにありませんか。 ○(川本健太委員) 説明書の100ページなんですけれども、オリンピックパラリンピック教育推進事業費のところですが、今、福井国体がちょうど開催されている時期で、13位以内というような高い目標を掲げて臨んでおりますし、また、2020年の東京オリンピックパラリンピックに向けた機運醸成というのもすごく大切だろうと思っております。そういった中で、今回の教育推進事業費の内訳ですとか、どういうふうな目的・目標を持ってこの事業に取り組むのかをお聞かせいただきたいんですが。 ○(地域スポーツ課長) 今回計上させていただいておりますオリンピックパラリンピック教育推進事業費ですけれども、オリンピックパラリンピックを素材として、子供たち多様性スポーツ価値への理解を深めて、国際的な視野を持って世界の平和に貢献できる人材を育成しようとするものであり、国のスポーツ庁委託事業を活用しまして実施したいと考えております。  具体的には、幼稚園から高校、特別支援学校等も含めまして計10校を教育委員会と連携しながら推進校に指定をさせていただいて、その後、教員への指導や、オリンピアン・パラリンピアンの方々に実際に推進校へ行っていただいて講演や実技指導を行っていただいたり、また、子供たちと一緒にスポーツ体験をしたり、こういったことを通じてオリンピックパラリンピックの意義や価値に対する理解を深めていきたいと考えております。  また、これらの取り組みの成果をワークショップのような形で発表して、横展開を図っていくことで機運の醸成に取り組んでいきたいと考えております。 ○(川本健太委員) ありがとうございました。  オリンピックパラリンピックのところで障がいのある方に対する環境整備というのもすごく重要だと思っております。前回のこの委員会で、県内のある市では、車椅子バスケットでの会場の使用が難しかったというようなお話をさせていただいたんですけれども、障がい者スポーツもしっかり推進していくということであれば、やはりそれに対する環境整備の方もあわせて行っていただきたいと思っておりますので、要望になりますけれども、ぜひよろしくお願いします。 ○(本宮勇委員) 100ページの愛媛マラソン関係でお伺いしたいんですけれども、補助金が320万円ということで計上されているんですけれども、例年この程度予算を補助しておるのか。あわせて大会運営に総額としてどのぐらいの費用をかけているのかお伺いします。 ○(地域スポーツ課長) 愛媛マラソンへはここ数年、今回計上させていただいております額と同学の324万円を実行委員会へ出させていただいております。これは、実行委員会の中で県は特別協力という形で協力をさせていただいておりまして、その費用ということで負担をさせていただいております。  また、愛媛マラソン実行委員会全体の経費といたしましては、約1億5,000万円の規模となっております。 ○(本宮勇委員) 県とは直接関係ないんですけれども、1億5,000万円の経費というのは、民間企業等からのいろいろ御協力があっての予算になっているんでしょうか。 ○(地域スポーツ課長) 実行委員会事務局は南海放送が担っておりますけれども、実行委員会事務局を中心に企業協賛もいただきながらマラソン大会の運営に必要な経費を幅広く募って、それで経費に充てているという状況でございます。 ○(本宮勇委員) 本当にかなり費用を要して大会を開いていただいているんですけれども、非常に人気のある大会になっておる。非常に成果が上がっていると思うんです。それで県ももっと出していいんじゃないかなというふうに個人的には思うんですけれども、そんな中で、よく調査機関経済効果を発表したりするんですけれども、大会を開くことによってどの程度経済効果を生んでおるのかお伺いしたいんですが。 ○(地域スポーツ課長) 愛媛マラソン経済効果ですけれども、前回の第56回大会につきまして、いよぎん地域経済研究センターが行った経済調査の算出結果によりますと、およそ5億1,500万円というふうに試算されております。県内外からもいろんな面で高い評価をいただいているマラソン大会ですので、県もいろいろな形で支援をしてまいりたいと考えております。 ○(本宮勇委員) かなり経済効果が出ているということなんですけれども、来年の大会に向けての現在の準備状況と、参加したいけれども抽せんでなかなか当たらないというようなことを皆さんからよく聞くんですけれども、抽せんが終わっておるのでしたら、ことしはどの程度の応募があったのかも含めて御説明いただければと思います。 ○(地域スポーツ課長) 今年度の応募状況ですけれども、昨年とほぼ同じ約2万4,000人の方に御応募をいただいております。その上で抽せんが行われて、現在、抽せんで当選された方へ、いついつまでに入金をしてくださいという旨の連絡が事務局からいっておりまして、その入金が終わったのを待って実際の出場が確定するという段取りになっております。 ○(本宮勇委員) 現実に走られる方は1万人程度ですよね。そんな中でなんですけれども、サイクリングでは費用を高くしてプレミアムエントリーみたいな形で募集したりしているんですけれども、直接県は関係ないにしても、そういった形での愛媛マラソンでの募集はしていないんでしょうか。 ○(地域スポーツ課長) 一定の金額を払っての出場枠ということになろうかと思うんですけれども、ほかのマラソン大会で幾つか採用されている事例があることは承知しております。ですから、マラソン大会全国各地で行われている現状の中で、今後、愛媛マラソンとしての特色であったり、また、固定的なファンあと全国各地からの確実な誘客ということを考えていく中で、お話しいただきました所定の金額を払っての優先枠というのは十分検討すべき項目であると思いますので、実行委員会の中で、今後、協議・検討してまいりたいと考えております。 ○(逢坂節子委員) 107ページで7月豪雨災害被害に関して、生涯学習センター歴史文化博物館被害復旧経費が出ておりますが、これの被害状況をお聞きしたいのと、特に聞きたいのは歴史文化博物館ですが、そこには非常に貴重でさまざまな歴史的なものがあると思いますが、それが果たして復元できるものがどの程度復元されたのかというところの状況をお聞かせください。 ○(まなび推進課長) 7月豪雨関係でございますが、まず、生涯学習センターにつきましては、ホールがある小劇場ですけれども、その付近の雨漏りが非常に広範囲でありまして、利用者の方に御不便をかけたり、美観を損ねるような状況になっておりますが、応急的な処置をしております。あと雨漏りによって小劇場の入り口の自動ドアのセンサーが壊れました。これにつきましては、指定管理者が修繕をして直っておりますが、雨漏りにつきましては、屋上の防水加工のところをきちっと工事する必要がございますので、そこを今回の予算で修繕したいと考えております。  それから歴史文化博物館でございますが、大きな雨漏りとしてエントランスを入ったところから館長室にかけてが非常に大きゅうございまして、ここにつきましては、応急的にといをかけて外へ出す工事とか、美観を損ねないようにマットを敷くなどのさまざまな応急処置をしております。  あと、雨漏りによりましてガス警報器空調ファンが傷んでいまして、それも指定管理者応急処置をしております。  今回、収蔵庫の上のところについては直接被害がございませんので、収蔵品等についての被害は全くございませんし、開館についても支障なく行っておりますが、エントランスについては、かなり広範囲に雨漏りがありますので、今回の9月補正予算において修繕をしたいと考えております。 ○(逢坂節子委員) それでは、中に展示されているものの被害は少なかったわけですね。 ○(まなび推進課長) 収蔵品については、被害の報告は上がっておりません。全く大丈夫でございます。 ○(古川拓哉委員長) ほかに議案に関する質疑はありませんか。 ○(明比昭治委員) オリンピック関係で、今度、オーストリア選手を受け入れるということで、西条市が対象になっておるわけですけれども、事前合宿支援事業費ですが、テレビで話しておりましたけれども、10月13日に西条市がスピード競技場を完成させて、いわばオリンピック種目競技の設備が全部完成したということで、オープニングセレモニーみたいなものの予定があるようですけれども、その事業対象になっておるんですか。それとも合宿に来たときの費用のみを対象予算を組まれているのか、これはどうなんですか。 ○(地域スポーツ課長) 今回計上させていただいております東京オリンピック事前合宿等支援事業費関係西条スポーツクライミング関係ですけれども、今月実施される記念行事でありますとか、あとオーストリア代表日本代表との合同合宿、また、オーストリア代表単独合宿、そして地元学校訪問、そういった住民の皆さんとの交流事業、これらを対象といたしまして、その中で県が対象とする経費を定めまして、それについて所要経費の3分の1を負担するための経費を計上させていただいております。ですので、対象とさせていただいております。 ○(明比昭治委員) 今回の10月13日の行事を含む予算ということですね。  続いて再来年の本番に向けて県も市町もいろんな種目競技合宿誘致に努力されておると聞いておるんですけれども、その後、松山バドミントン西条スポーツクライミングがありますが、その他の状況はどうですか。 ○(地域スポーツ課長) 県内オリンピック事前合宿誘致状況ですけれども、先般、県の総合運動公園を主会場合宿を実施いたしましたマレーシアのバドミントンチームのほか、今回計上させていただいております西条市でのオーストリアスポーツクライミングがあり、そして新居浜市でのサウジアラビアを対象としたウエイトリフティング、これにつきましては新居浜市が主体となって先方の競技団体への働きかけを行っているところです。  また、それ以外にも、先日、アフリカのモザンビークからオリンピック委員会会長等が来県されまして、可能性のある9つの競技について、我々県の職員とともに県内市町の御協力をいただきながら会場確認等を行ってきたところであります。  そのほか、各市町におきましても、それぞれ対象国であるとか、競技を定めて誘致活動を行っておりまして、県もともに協力をしながら取り組んでいるところでございます。 ○(古川拓哉委員長) せっかくの機会ですので、所管事項も含めて質問はありませんか。 ○(福田剛委員) 7月にお聞きしましたが、サッカーワールドカップ日本代表長友選手が、出場時間数が1番になったことを踏まえて県民栄誉賞はどうだというふうな話をしたら、愛顔えひめ文化スポーツ賞愛媛県では用意しているとの話がありまして、その後受賞されたのかどうか。災害がありましてそういう雰囲気が飛んじゃったのかなと思いつつも、それはそれとしてとても喜ばしいことだと思っているんですが、進捗状況を教えていただければと思います。 ○(地域スポーツ課長) 長友佑選手への授与の関係ですけれども、先般の6月県議会の委員会の後、7月18日に県庁へ表敬訪問をしていただき、その後、被災地を訪問していただいて、子供たち被災者皆さんへの勇気づけを行っていただいたところです。  愛顔えひめ文化スポーツ賞につきましては、確認したところ、今度戻ってこられる機会が今の段階でははっきりしていないということでしたので、既に同選手お送りをさせていただきました。 ○(福田剛委員) セレモニーみたいなものは特になかったと理解すればいいんでしょうか。 ○(地域スポーツ課長) 愛顔えひめ文化スポーツ賞ですけれども、全体表彰につきましては1回日程を延期しまして8月24日に行いました。長友選手につきましては、そういった事情でこっちへ戻ってくる機会が先になりそうということでしたので、表敬をいただいた7月18日付の表彰状を、豪雨災害状況を見ながら8月に入ってから、郵送でお送りをさせていただきました。 ○(川本健太委員) 私からは、四国遍路についてお伺いしたいんですけれども、今議会で我が会派の森高議員一般質問で、四国遍路世界遺産登録に向けた研究などについて質問されました。  個人的な話なんですけれども、実は私、10年ほど前に歩き遍路四国を一周回りまして、そのとき私が回ったきっかけというのが、巡礼していたオランダ人の青年と近所でたまたま知り合って、その晩うちに泊めて一緒にお酒を飲んでいろんな話をしたんですけれども、その中でわざわざ海外からそれを目的に来るぐらい魅力のあるものなんだなと、そんなものが家の近く、地元にあったんだなということで、そういったことを海外の人に聞かれたときに、せっかく地元の者なのに答えられないのは恥ずかしいとの思いもあって回ってみたんです。世界遺産登録に向けてというところもあるんですけれども、四国遍路というすばらしい歴史文化を持っているので、しっかり魅力の発信をしていただいて、県外から、また、海外からもお客さんに来ていただけるような取り組みをしていっていただきたいなと思っております。  それで、魅力発信という部分についての取り組み、また、実績を聞かせていただきたいのと、もう一点、もし統計をとっていればでいいんですけれども、外国人巡礼者の方がどれぐらい来られているのか。例えば何年前に比べてどれぐらいふえているとか、そういったデータがもしあればあわせてお示しいただきたいんですが。 ○(まなび推進課長) 四国遍路八十八カ所の世界遺産登録に向けて、これまで四国4県や関係市町四国地方整備局四国の大学などさまざまな団体で構成しております協議会を中心に魅力発信に努めてきたところでございます。特に日本遺産の認定を平成27年度に受けまして、国の日本遺産魅力発信事業を活用しまして、首都圏で実際にブースを出して展示会をしたり、あるいはホームページ等をリニューアルして英語対応ホームページにしたり、それから7カ国語のパンフレットを作成しておりまして、現在、札所あるいは市町等に配布させていただいております。  外国人が実際にどれぐらい入っているかということについては正確な数字がございません。何年か前に新聞記事で出ていたかと思いますが、今、手元にはございません。正確な数字はとっておりませんけれども、札所等に聞きますと確実にふえていると。特にこの二、三年は大きくふえているという話をどこに行っても聞いておりまして、先般、韓国人の方が先達として登録されて本を書いたというようなこともありまして、どちらかというと欧米の方が多いんですけれども、韓国人の方も非常に関心を持って来ていただいているのではないかなと思っております。  そういった中で今後ですけれども、国際シンポジウム、これは四国持ち回りでずっとやっておりまして、ことしは高知なんですけれども、来年度は愛媛開催を予定しておりまして、今後、国内外にアピールできるものにしていきたいと考えております。 ○(川本健太委員) 先ほど四国4県というお話も出ましたが、愛媛県はもちろんですけれども、やはり四国4県がしっかり協力していくということが物すごく重要なんじゃないかと思っております。ですので、四国4県の、例えば愛媛大学巡礼研究センターであるとか、そういった関係機関協力体制取り組みについても聞かせていただきたいんですが。 ○(まなび推進課長) 愛媛大学との連携でございますが、お遍路の普遍的な価値の証明をしていかなければならないんですけれども、遍路協議会の中にそういった研究会を置いておりまして、愛媛大学胡先生委員になっていただいて御協力をいただいております。今年度は新たにほかの専門家の方も招聘いたしまして、研究会の体制を強化したところでございまして、特に胡先生には研究的な立場から事あるごとに世界遺産登録に向けて御助言をいただいておりますので、今後とも巡礼研究センターと連携してまいりたいと考えております。 ○(川本健太委員) 今、世界遺産登録に向けてというような答弁をいただきましたので、世界遺産に登録されると訪れる方も爆発的にふえると思います。それは今までそうじゃなかったところが認定されて爆発的にふえたということでも証明されていると思います。ですので、国においても大きなテーマとなっているインバウンドとして、この四国遍路を一つのきっかけにして、愛媛にどんどん人が来ていただけるようにしっかり取り組んでいただきたいと思っております。要望です。
    ○(本宮勇委員) 関連して、世界遺産登録に向けて四国4県で連携をとっておるということですが、その組織はどういったメンバーで、どういう形で開かれておるのかお伺いしたいんですけれども。 ○(まなび推進課長) 世界遺産登録推進協議会でございますが、構成員といたしましては、四国4県、それから札所のある関係市町、国の機関としましては中四国農政局、四国地方整備局四国運輸局等、それから大学としましては、国立大学協議会の5つの大学に四国大学、徳島文理大学を加えた7つの大学、それから四国八十八カ所霊場会、経済団体といたしましては、四国経済連合会、愛媛経済同友会もその中に入っておりますけれども、あとNPO法人等を含めまして97団体で構成しております。  その中で、普遍的価値の証明を担当する部会、資産の保護措置を担当する部会、それから受け入れ体制の整備をする部会、お接待文化の継承部会、それプラス普及啓発部会の5つの部会の体制を組んでやろうということで、お接待文化の継承部会がまだ未設置でありますけれども、現在は4つの部会を設置して、大学等の先生方を呼んで研究会開催するなど、四国全体として協議会で検討を進めているところでございます。 ○(本宮勇委員) 会長はどなたがやられているんですか。 ○(まなび推進課長) 四国経済連合会の会長です。 ○(本宮勇委員) 四国のそれぞれの立場の人がほとんど入って、部会もつくってやられておると。そして四国経済連合会の会長が協議会の会長を務めていただいておるということで、組織的には非常にすばらしい組織ができていると思うんですけれども、やはり97団体も入るとどうしてももたれ合いみたいになって、さっき言われていた四国4県持ち回りでシンポジウムを開く、これはいいことではあるんですけれども、やはり本当に世界遺産登録に向けていろいろ課題があるわけなので、体制はいいんだけれども、現実的にはここが責任を持ってやるんだというような、例えば四経連の会長が、私が何が何でも世界遺産登録に向けて先頭で走るんだというような形になっておるのか。そうだろうと僕自身は思うんですけれども、よく四国は一つというんですけれども、もう一つ、四国一つ一つなんていう言葉もあるわけです。だからこの世界遺産登録に向けて、本気を出すためにはもっと積極的に取り組んでもらいたいと思います。 ○(まなび推進課長) 四国4県の担当者が部会ごとに定期的に集まって協議を進めておりますが、先般、文化庁からの助言もございまして、4県の担当者が熊野古道の世界遺産センター等と一緒に、熊野古道の視察と意見交換を実施いたしました。そういったさまざまな場面の中で、特に4県担当者がスクラムを組んでやっていくんだという意識がありますので、事務局は香川県が中心でございますけれども、そういった機会をふやしていって、4県が一緒になってやれるような方向で進めてまいりたいと考えております。 ○(本宮勇委員) 意気込みを聞けて本当にありがとうございます。何としても実現するんだという強い気持ちをまず担当者が持っていただいて、それで協議会としてもそういう気持ちでこれまで以上に取り組んでもらいたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ○(古川拓哉委員長) ほかにありませんか。 ○(明比昭治委員) 今、福井国体が開かれていますね。これから後半戦ということであさってから私も応援に行こうと思うんだけど、状況はどうですか。 ○(競技スポーツ課長) 福井国体は、御存じのように大変な悪天候の中スタートしまして、現在、前半がまだ終了していません。競技によっては、弓道のように決勝進出の8チームが全て優勝というような変則的な運営をしたところも一部ありますが、きのうまでで獲得し確定した得点ということでいいますと、天皇杯が22位でございます。それから皇后杯は11位で健闘しております。今後は、ボートなどの得点がまだ確定しておりませんので、これに上積みされていく形になろうかと思うんですが、まだまだ厳しい戦いが続く状況にあります。選手はとにかく本大会に出ればやはり勝ちたいという強い気持ちを持って臨んでいただいておりますので、我々としては現地に入ってひたすら応援し、サポートできるところは精いっぱいやっていきたいと思っております。 ○(古川拓哉委員長) ほかに質問はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(古川拓哉委員長) それでは、質疑等もないようですので、採決を行います。  定第100号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算(第5号)中、歳出第10款及び第11款関係分を議題とし、本件を原案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                〔全員挙手〕 ○(古川拓哉委員長) 全員挙手と認めます。  よって、定第100号議案は原案のとおり可決決定いたしました。  以上で、スポーツ文化部議案審査を終了いたします。  なお、あす4日は午前10時に開会し、教育委員会及び警察本部の議案審査を行います。  以上をもちまして、本日のスポーツ文教警察委員会を閉会いたします。               午前10時48分 閉会...