愛媛県議会 2018-07-11
平成30年第357回定例会(第6号 7月11日)
平成30年第357回定例会(第6号 7月11日) 第357回
愛媛県議会定例会会議録 第6号
平成30年7月11日(水曜日)
〇
出席議員 43名
1番 武 井 多佳子
2番 田 中 克 彦
3番 松 井 宏 治
4番 塩 出 崇
5番 高 橋 英 行
6番 松 下 行 吉
7番 川 本 健 太
8番 帽 子 大 輔
9番 大 石 豪
10番 宇 高 英 治
11番 欠 番
12番 欠 番
13番 菊 池 伸 英
14番 福 田 剛
15番 中 政 勝
16番 逢 坂 節 子
17番 古 川 拓 哉
19番 大 西 誠
20番 松 尾 和 久
21番 欠 番
22番 欠 番
23番 木 村 誉
24番 石 川 稔
25番 梶 谷 大 治
26番 西 田 洋 一
27番 中 田 廣
28番 大 西 渡
29番 福 羅 浩 一
30番 三 宅 浩 正
31番 欠 番
32番 欠 番
33番 欠 番
34番 欠 番
35番 欠 番
36番 笹 岡 博 之
37番 黒 川 洋 介
38番 毛 利 修 三
39番 徳 永 繁 樹
40番 高 山 康 人
41番 渡 部 浩
42番 戒 能 潤之介
43番 鈴 木 俊 広
44番 欠 番
45番 横 田 弘 之
46番 越 智 忍
47番 村 上 要
48番 赤 松 泰 伸
49番 本 宮 勇
50番 欠 番
51番 西 原 進 平
52番 中 畑 保 一
53番 明 比 昭 治
54番 岡 田 志 朗
55番 森 高 康 行
――――――――――
〇
欠席議員 1名
18番 兵 頭 竜
――――――――――
〇欠 員 3名
――――――――――
〇
出席理事者
知事 中 村 時 広
副知事 上 甲 俊 史
副知事 原 昌 史
公営企業管理者 兵 頭 昭 洋
総務部長 菅 豊 正
企画振興部長 西 本 牧 史
スポーツ・文化部長 土 居 忠 博
防災安全統括部長 福 井 琴 樹
県民環境部長 金 子 浩 一
保健福祉部長 山 口 真 司
営業本部長 八十島 一 幸
経済労働部長 田 中 英 樹
農林水産部長 田 所 竜 二
土木部長 杉 本 寧
会計管理者出納局長 岸 本 憲 彦
教育長 井 上 正
副教育長 武 智 俊 和
人事委員会委員 池 田 公 英
公安委員会委員長 渡 部 智磨子
監査委員 山之内 芳 夫
――――――――――
〇
出席事務局職員
事務局長 内 田 万 美
事務局次長 山 田 裕 章
参事総務課長 北 川 謙 二
参事議事調査課長 松 本 賢 固
参事政務調査室長 西 田 洋 一
議事調査課主幹 井 原 重 喜
――――――――――
〇本日の会議に付した事件
定第69号議案ないし定第85号議案
請願
定第86号議案ないし定第91号議案
議発第1号議案ないし議発第4号議案
継続調査承認の件
午前10時 開議
○(
鈴木俊広議長) ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の
会議録署名者に
毛利修三議員、
笹岡博之議員を指名いたします。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) 知事から、報告があります。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) このたびの7月豪雨による
被害状況について御報告をさせていただきます。
7月5日から降り続き、8日には県内では初めてとなる
大雨特別警報も発令されました記録的な豪雨により、南予地方を中心に県内全域にわたる甚大な被害が発生しています。松山市、今治市、宇和島市、大洲市、西予市では、
土砂崩れ等により26人の方が亡くなられ、いまだ鬼北町などで2名の方が安否不明でありますほか、河川の氾濫等による数多くの床上・床下浸水が発生しました。
亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われました方々には心からお見舞いを申し上げさせていただきます。
県では、発災後直ちに私自身が本部長を務める
災害対策本部を設置し、これまでに被害情報の収集、分析に努めるとともに、人命救助を最優先に行うため、自衛隊、
緊急消防援助隊などの派遣を要請するほか、
避難生活等を余儀なくされている方々を支援するため、ボランティアの
受け入れ準備や支援物資の供給など、
災害応急対応に全力で取り組んできたところでございます。
被災地域では依然として孤立状態の地区もあり、また、被災者の方々は
避難所等での不便な生活を強いられているとともに、浄水場や配水管が被災し各地で断水が続くなど、ライフラインにも支障が生じている状況が続いています。
また、浸水被害を受けられた方々にとっては家屋の復旧が喫緊の課題となっています。特に、被害の大きかった南予地域は高齢化が進んでおり、
流入土砂等の撤去作業には人員の確保が急務であることから、一昨日には安倍首相、
菅官房長官を訪問し、人的支援を初めとした緊急要望をさせていただきました。要望に対して、首相からは、救命救助、復旧、
生活支援を含めた大規模な人員の投入が必要で、状況に応じて機動的に増強していくとともに、被災者に寄り添った支援をしていきたい、政府として責任を持って財政的な措置を講じるという心強い発言をいただきましたので、県民の皆さんには安心していただけると思っています。
今後は、被災地の状況を見きわめながら私自身が直接現地を訪問するなど、
被害状況の
早期全容把握に努め、被災者の救済を最優先に、
公共土木施設や農地被害などについても、市町、関係機関との緊密な連携により
チームえひめの底力を発揮して、一日も早い復旧に全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。
以上でございます。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) ただいま報告がありましたとおり、今回の豪雨災害により県内に甚大な被害が発生しました。
亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。
また、被害を受けられた方々にお見舞いを申し上げます。
ここに、県議会として、亡くなられた方々に哀悼の意を表し、1分間の黙祷をささげたいと思います。
御起立を願います。
黙祷。
〔
全員起立 黙祷〕
○(
鈴木俊広議長) 黙祷を終わります。
御着席ください。
〔
全員着席〕
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) ただいま故
寺井修議員の遺影が入場されますので、御起立願います。
〔
全員起立、遺影入場〕
○(
鈴木俊広議長) 御着席ください。
〔
全員着席〕
○(
鈴木俊広議長)
横田弘之議員から、故
寺井修議員に対し追悼の言葉がございます。
〔
横田弘之議員登壇〕
○(
横田弘之議員) 愛媛維新の会の
横田弘之でございます。
議員各位の御同意をいただきましたので、去る6月15日に御逝去されました
寺井修先生に対し、
愛媛県議会を代表し、ここに謹んで追悼の言葉を申し上げます。
寺井先生には、今年の2月議会で体調不良のため本会議を欠席されたときから心配しておりましたが、閉会日には本会議へ出席されている姿を見てひとまず安心しておりました。再度入院されたと聞いたときも、
寺井先生なら必ずや病魔に打ちかち、元気な姿で戻ってきてくれると強く信じておりましただけに、突然の訃報に接したときには余りのことに耳を疑い、言葉を失いました。
懸命に看病された御家族の悲しみはいかばかりかと思うと、お慰めの言葉も見つかりません。
思い返せば、
寺井修先生は、平成7年の県議選に地域の圧倒的な支持により初当選され、以後、6期連続当選されました。この間、
総務企画委員長、
農林水産委員長など要職を歴任され、平成21年には第94代副議長、平成23年には第99代
県議会議長に就任され、常に全力で県政に尽くされてきました。
私は、
寺井先生の1期先輩として特に親しくさせていただきました。平成10年の
自民党平成会結成の際には、
寺井先生とは同じ会派に所属し、激動の中をともに同じ志を持って懸命に行動したのが、ついきのうのことのようであります。
寺井先生は、何事にも強い信念を持って取り組んでこられました。特に、本県の
果樹農業振興に対しては格別の思いと情熱を持っておられました。
県議会果樹振興議員連盟会長として活躍され、平成26年から28年まで
全国みかん生産県議会議員対策協議会会長を務められ、
我が国果樹農業の振興に奔走されたほか、知事とともに国内外の
トップセールスに参加し、県産品の販売促進や
本県農業の
競争力向上、
農業従事者の経営安定などに尽力され、大きな御功績を残されました。
また、お人柄は、皆から慕われる方でありました。お酒をこよなく愛し、豪快なところがある反面、面倒見がよく、自分のことより人のことを気遣う本当に優しい方でした。特に私とは酒好きの仲間としてたびたび杯を傾け、肝胆相照らす友として交友させていただきました。
寺井先生が
県議会野球部のマネージャーであったとき、高知県での交流試合の後、焼き肉屋で打ち上げをした際、日本酒が20本も残ってしまって、2人で半分ずつ平らげたことがありました。懐かしい思い出です。
66歳といえば、政治の世界では円熟の年代で、これからの政治家、
寺井修先生の御活躍に大きな期待をしていただけに、このたびの突然のお別れは余りにも早く、本当に残念でなりません。まさに、風のごとく駆け抜けた政治家であったと思います。
寺井先生が懸命に守ってこられた
本県農業は、必ずや私
たち県議会議員がその志を引き継ぎ、守り、そして次代の発展につないでいくことをかたくお約束いたしますので、
寺井先生、どうか安心して安らかにお眠りください。そして、先生の愛された郷土愛媛県と、残された奥様、お子様、お孫様を天国から温かく見守ってください。
名残は尽きませんが、ここに仲間である私
たち議員一同、
寺井先生のこれまでの御功績をたたえ、謹んで先生の御冥福をお祈りいたしまして、追悼の言葉といたします。
寺井修先生、ありがとうございました。さようなら。
○(
鈴木俊広議長) これより故
寺井修議員の遺影が退場されますので、御起立願います。
〔
全員起立、遺影退場〕
○(
鈴木俊広議長) 御着席ください。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) これから、定第69
号議案平成30年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第85号議案及び請願を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。
まず、
総務企画委員長に報告を願います。
○(
西田洋一議員) 議長
○(
鈴木俊広議長)
西田洋一議員
〔
西田洋一議員登壇〕
○(
西田洋一総務企画委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、愛媛県公文書の管理に関する条例についてであります。
このことについて一部の委員から、この条例を制定する目的と今議会に提案した狙い、条例化により期待される成果はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県では、これまでも
文書管理規程に基づき、適正な
公文書管理に努めてきたところであるが、国における公文書の不適正な管理の問題があり、
公文書管理に対する県民の関心が高まっていることから、できるだけ速やかに条例化を図ることが重要であると考え、6月議会に提案したところである。
条例では、県民の知る権利に応え、
政策決定プロセスを事後検証できるよう、経緯も含めた意思決定に至る過程等がわかるような文書の作成や公文書の
管理状況の公表、職員の意識啓発に係る研修の実施を新たに義務づけることとしており、県民への
説明責任の徹底や県行政のなお一層の透明化につながる旨の答弁がありました。
第2点は、
職員採用に向けた取り組みについてであります。
このことについて一部の委員から、自治体の
採用環境が厳しい状況の中、本県では、優秀な
人材確保にどのように取り組んでいるのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、本県では、有為な人材を確保するため
受験資格年齢の上限を29歳未満から34歳未満へ引き上げたほか、
民間企業等経験者試験の創設や東京及び大阪での一次試験の実施など、受験対象の拡大や受験しやすい環境を整備するとともに、
職場見学会や保護者をターゲットにした説明会の開催など、積極的にPR活動を展開している。
さらに、今年度は新たに、
本県職員の魅力をPRする
若手職員等による
プロジェクトチームを立ち上げ、若者目線での検討結果をもとに、年間を通じて継続的な広報に努める旨の答弁がありました。
第3点は、
岡山理科大学獣医学部についてであります。
このことについて一部の委員から、本会議においても各議員から、疑念が払拭できていない旨の発言があった中、
加計学園が今後、記者会見を行う予定がないとの記事を目にしたが、県に対し、いつ、どのような内容の連絡があったのか。また、
加計学園は、県との
信頼関係をつくり上げていくとともに、県民に対する
説明責任を果たす必要があると思うがどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、当日の昼前、学園から番町
記者クラブへ、今後、会見を行う予定がない旨のファクスが送信され、県には午後になって連絡があった。学園には、報告が事後になったことに対し、
信頼関係を損ねるものとして、厳重に抗議を行った。
また、県民の税金を活用した事業であるため、学園には、学生を第一に考え、対外的な
説明責任を果たし疑念を払拭するとともに、コンプライアンスやガバナンスを確立することを引き続き求めていきたい旨の答弁がありました。
なお、このことに関連して一部の委員から、学部の開設を喜ばしく受けとめているものの、学園には、県民にきちんと説明して、いつまでもこの問題を引きずることなく早期に決着を図ってもらいたい。県民の不信感を払拭するためにも、学園には真剣に考えてもらい、さらなる
信頼関係を築くための努力を期待したい旨の要望がありました。
このほか、自動車税の
クレジットカード納付、県庁本館の魅力発信、
地方創生関連交付金などについても、論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
当委員会に付託されました請願4件については、いずれも願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 次に、
環境保健福祉委員長に報告を願います。
○(
宇高英治議員) 議長
○(
鈴木俊広議長)
宇高英治議員
〔
宇高英治議員登壇〕
○(
宇高英治環境保健福祉委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
乾式貯蔵施設の
安全性等についてであります。
このことについて一部の委員から、
伊方発電所で計画している
使用済み燃料の
乾式貯蔵施設の安全性はどうか。また、県は一時的な保管であるということをどう担保するのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、乾式貯蔵は、閉じ込め機能、
臨界防止機能、遮蔽機能、除熱機能といった4つの
安全機能を有するとともに耐震性も高く、一般的には安全性が高いと言われているが、当該施設の
安全性等については、現在、
原子力規制委員会において審査中であり、
原子力安全専門部会で県においても並行して
安全性等の確認を行うとしている。
また、県と四国電力との
安全協定では、最終的に再処理工場へ搬出することを義務づけるとともに、設置に係る
事前協議申し入れ時に、知事から同社社長に対し一時的な保管であることを明確にするよう求め、同社からはあくまでも一時貯蔵であるということの回答を得ている旨の答弁がありました。
第2点は、
ドクターヘリの
運航状況等についてであります。
このことについて一部の委員から、
ドクターヘリの有効性はどうか。また、
運航経費の状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
ドクターヘリの有効性について、
緊急処置までの数分が明暗を分ける中で、山林作業中の事故による重傷者や離島で発生した重症患者、病状の悪化で転院搬送し、病院到着時に
心肺停止状態であった患者を
緊急処置により救命につなげており、特に
大動脈疾患の29件、交通外傷の約20件について有効であった。
また、
運航経費の補助については、他の事業との
統合補助金となっており、全体の内示率は6割程度で、本来、国が負担すべき経費が地方に転嫁されている状況にある。
このため、国に対してさまざまな機会を通じて改善要望を行った結果、平成30年度の内示率は全体で9割近くとなり一定の改善が見られたが、依然として100%の補助には至っていないことから、引き続き、国の責任において財源を確保するよう求め続けることとしている旨の答弁がありました。
第3点は、
医師確保についてであります。
このことについて一部の委員から、本県における医師の配置状況と対策はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、平成28年12月現在の本県の医師数は3,745人で、人口10万人当たり262.5人と
全国平均の240.1人を上回っているが、
県内医師のうち約6割が松山圏域で勤務しており、他の圏域では
全国平均を下回っている状況で、医師の
地域偏在が課題となっている。
このため、県では、
地域医療医師確保奨学金制度による、いわゆる
地域枠医師を190人養成することとしており、将来、これらの医師が県内各地で
地域医療の担い手となるよう取り組んでいきたい。
また、診療科別に見ても
地域偏在が明らかであることから、県では
愛媛大学医学部に
地域医療学講座を設置し、専門の診療科にかかわらず総合的な診療能力を有する医師の養成に努めている旨の答弁がありました。
このほか、水道施設の耐震化、大
規模災害発生時における広域的な
職員応援体制、
太陽光パネル廃棄時の適正処理の推進、
不妊治療助成制度、
児童福祉施設への入所措置などについても、論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
当委員会に付託されました請願2件については、いずれも願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 次に、
農林水産委員長に報告を願います。
○(
松下行吉議員) 議長
○(
鈴木俊広議長)
松下行吉議員
〔
松下行吉議員登壇〕
○(
松下行吉農林水産委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、生産者の
所得向上に向けた
ブランド産品の
生産振興についてであります。
このことについて一部の委員から、
愛媛Queenスプラッシュやさくらひめについて、生産者の
所得向上に向けた
生産振興にどう取り組んでいくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
愛媛Queenスプラッシュの平成29年産は、積雪等の影響もあって約2.7tの出荷にとどまったが、平均単価は
キロ当たり1,488円と、甘平の約2.4倍の高単価で販売された。今後は、ハウスや
点滴かん水装置導入による
施設栽培の推進や技術指導を強化することで、当面は年間10tの出荷を目指したいと考えている。
また、さくらひめについては、
栽培面積拡大に向け、
栽培支援塾による
新規生産者の掘り起こし、
種苗コストの削減等を図る研修の実施により収益性の改善を進めるとともに、今年度から、施設整備や種苗導入に対する
支援拡大も図っており、引き続き
ブランド産品の
生産振興に取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
第2点は、
岡山理科大学獣医学部との連携についてであります。
このことについて一部の委員から、大学をどう生かすのかといった視点が大事であるが、県の考えはどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、今回の
獣医学部の開設は、県やJAなどの
獣医師不足の解消に直結するだけでなく、より大きな視点で考えた場合、70名を超える教員の知見や、今後、ふえていく学生たちの研究力が活用されることで、
鳥獣害対策や
ブランド畜産物の開発等はもとより、養殖魚の魚病対応や
ワクチン開発など、
水産分野でも連携効果が期待できることから歓迎している。
県にも
試験研究機関はあるが、基礎研究や
フィールドワーク等の分野での強みを有する大学と連携することで、互いに補完し合いながら、本県の
農林水産業の発展につながっていくことを期待している旨の答弁がありました。
第3点は、県1漁協合併の取り組みについてであります。
このことについて一部の委員から、県1漁協の現在の合併構想の中で想定されているメリットと
デメリットについて、県の認識はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、水産業を取り巻く環境が厳しい中、合併によるメリットとしては、体制の強化により、これまで手薄であった事業にも取り組むことができるほか、出荷等に関する効率化が図られることなどが挙げられる。
その一方で、一つの組織になった場合に、それぞれの地域の意見が反映できるのかという懸念もあるが、計画では、現在の漁協は支所として存続させ、それをまとめる統括支所も設置するなど、地域の意見を吸い上げられる体制となっていることから、大きな
デメリットはないと考えている旨の答弁がありました。
このほか、TPP11による影響と今後の県の対応、農福連携の推進、林業における
外国人技能実習の取り組み、
県漁業信用基金協会に対する出資金に係る
払い戻し請求権の放棄などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 次に、
経済企業委員長に報告を願います。
○(
大西誠議員) 議長
○(
鈴木俊広議長)
大西誠議員
〔
大西誠議員登壇〕
○(
大西誠経済企業委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
中小企業の
人材確保支援についてであります。
このことについて一部の委員から、
中小企業の
人材確保支援にどのような対策を講じているのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
中小企業の
人材確保のため、ジョブカフェ愛workを通じ、若年者に対する就職相談やセミナー等を開催するとともに、昨年度、東京、大阪にふるさと愛媛Uターンセンターの県外窓口を設置し、大都市圏に在住している若者に対し、本県での就職促進に取り組んでいる。
また、今年度、奨学金を利用している学生に対し、地元企業に就職した場合、県と企業が共同で奨学金の返還を支援する新たな制度を創設し、現在、当制度に参画する地元企業を募集しているところである。
さらに、中高生向けにスゴ技企業を初めとする県内
中小企業紹介冊子を作成、配布し、県内企業への理解を深め、地元就職につなげていきたい旨の答弁がありました。
第2点は、海外との経済交流等についてであります。
このことについて一部の委員から、海外経済交流を進め、営業実績につなげていくためには、開拓した交流やルートのフォローが重要だと思うが取り組みはどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、経済交流協定の締結先や知事の
トップセールスなどで訪問、交流した国や地域との交流をしっかり継続、深化させ、現地進出企業の営業活動のみならず、県内企業の海外展開を積極的に支援できるよう、フォローしていきたい。
また、海外での営業活動を展開する上でも、
信頼関係の構築やフォローが大変重要と感じており、培った人脈を生かしながら、新規開拓等を行っているところである。定期的な訪問や意見交換により愛媛県の魅力を知ってもらうことが、成約の増額にもつながるとの考えのもと、引き続き営業活動に取り組んでいきたい旨の答弁がありました。
第3点は、公営企業施設の耐震化の状況についてであります。
このことについて一部の委員から、大阪府北部を震源とする地震において多くの施設に被害が出ているが、公営企業が所管する施設の耐震化の状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、工業用水道施設については、平成27年度に今治地区の耐震化が完了しており、松山・松前地区、西条地区においても、現在、耐震補強工事を実施しており、平成34年度には耐震化を完了する予定である。
また、発電施設については、今年度から耐震補強工事を進めており、施設の共同管理者と合意を図りながら、平成34年度をめどに耐震化を完了したいと考えている。
なお、県立病院については、対応が必要な施設は耐震工事や建てかえを実施済みであり、4病院とも震度6強に対する耐震性を確保している旨の答弁がありました。
このほか、高機能素材研究開発機器整備費、東予東部圏域振興イベントえひめさんさん物語、県立新居浜病院の建てかえ、県立病院看護師等の採用などにつきましても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 次に、建設委員長に報告を願います。
○(松井宏治議員) 議長
○(
鈴木俊広議長) 松井宏治議員
〔松井宏治議員登壇〕
○(松井宏治建設副委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、道路の防災・減災対策の進捗状況についてであります。
このことについて一部の委員から、6月補正予算に計上されている災害防除事業の具体的な内容と道路の防災・減災対策の進捗状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、災害防除事業では、19路線21カ所ののり面対策を実施するとともに、定期点検の結果、損傷が確認された8カ所の横断歩道橋等を修繕する経費を計上している。
また、道路の防災・減災対策の進捗状況は、要対策箇所2,512カ所のうち、昨年度末で1,693カ所が完了し、進捗率は67%となっている。そのうち、応急復旧活動の核となる緊急輸送道路については、要対策箇所939カ所のうち、876カ所が平成29年度末で完了し、進捗率は93%となっており、平成30年代前半の整備完了を目指している旨の答弁がありました。
第2点は、土砂災害防止法関連基礎調査事業についてであります。
このことについて一部の委員から、土砂災害防止法関連基礎調査事業の内容と調査の進捗状況はどうか、また、土砂災害危険箇所のマップの作成状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、本事業では、農林水産省所管の地すべり危険箇所のうち保全人家のある514カ所の基礎調査を追加調査するものであり、進捗状況については、現在約49%が完了しており、計画どおり平成31年度には対象箇所全てを完了させたいと考えている。
また、土砂災害危険箇所のマップは、住民に土砂災害の危険箇所を周知し、早期避難につなげるもので、各市町が作成し、住民に配布している。県では、基礎調査が完了した箇所について、その調査結果を速やかに区域内の住民に周知し、注意喚起している旨の答弁がありました。
第3点は、愛媛県空き家対策ネットワークについてであります。
このことについて一部の委員から、先般、設立された県空き家対策ネットワークの概要と活動目的はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、空き家対策は行政のみの対応では限界があるため、大学、司法等関係団体、不動産関係団体など38団体で構成する県空き家対策ネットワークを5月24日に設立したところである。活動目的は、所有者不明の空き家への対応や利活用などの課題について、解決策を検討するものであり、同ネットワークでは、今年度、所有者不明の空き家への対応マニュアルを策定し、来年度以降、民間主導により中古住宅の流通が加速される仕組みづくりにも取り組むこととしている。
県としては、同ネットワークを活用して空き家対策の主体である市町に対するバックアップ体制を強化していきたいと考えている旨の答弁がありました。
このほか、県工事における安全対策、洪水対策に係る河床掘削の状況、トンネルの交通安全対策などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 次に、スポーツ文教警察委員長に報告を願います。
○(古川拓哉議員) 議長
○(
鈴木俊広議長) 古川拓哉議員
〔古川拓哉議員登壇〕
○(古川拓哉スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、県内における東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿についてであります。
このことについて一部の委員から、事前合宿の支援に関しては、県内市町や団体とも連携を図る必要があり、費用負担に関しても市町とのルールづくりが必要ではないかとただしたのであります。
これに対し理事者から、事前合宿の誘致に向けた取り組みには、県主導の場合、市町が主導の場合、県と市町が当初から一緒になって取り組む場合の3つのケースが想定される。マレーシアのバドミントンの事前合宿については、県が主導して取り組んだことから、県が経費の3分の2を負担し、合宿等を受け入れる市町が3分の1を負担することで協議が整ったところであり、市町が主導する場合や、県と市町が一緒に取り組んでいる場合については、それぞれの関与の度合いを経費負担に反映させ、県と市町がオール愛媛で事前合宿の誘致に取り組めるようなルールづくりを進めている旨の答弁がありました。
第2点は、ブロック塀対策を含む通学路の安全確保についてであります。
このことについて一部の委員から、大阪府北部の地震によるブロック塀の倒壊事故を受け、社会的にも防災への機運が高まる中、学校施設に加え、通学路の安全確保についてどう取り組んでいくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県教育委員会では、市町教育委員会及び県立学校に対し、学校施設や通学路の安全点検及び児童生徒の安全確保に努めるよう通知したところである。通学路等にある民家など民間施設のブロック塀等について直ちに対応することは困難であるが、各学校では、周囲の状況を十分に確認して、児童生徒がみずから判断し、避難できるよう、防災教育を行うとともに、必要に応じ通学路の変更を行っている。
また、市町においては、交通安全の観点から、地域住民や警察等と連携して毎年、通学路の合同点検を実施しており、県教育委員会としては、今後、防災の視点にも十分留意するよう指導していきたい旨の答弁がありました。
第3点は、拳銃奪取防止対策についてであります。
このことについて一部の委員から、富山県で警察官が刺殺され、奪われた拳銃で警備員が撃たれて死亡するという事案が発生したが、県警では、日ごろからどのような対策を講じているかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県警ではこうした事案を防止するため、地域警察官に対して常に緊張感を保持して来訪者等にすきを見せないこと、襲撃を受けた際の対応をシミュレートすること、耐刃防護衣等の常時着用に加え、刺股等の装備資機材を即座に使用できるよう整備しておくこと、殉職・受傷事故防止の観点で交番の机の配置状況等を常に点検・整備することなどを徹底している。
また、富山県での事案を受け、改めて全地域警察官を対象に本部術科師範等の直接指導による拳銃奪取防止訓練、盾や警杖等を使用した殉職・受傷事故防止訓練を集中的に実施することとしている旨の答弁がありました。
このほか、スポーツ専門員の現状、博物館・美術館の夏休み中の利用促進、運動部活動における外部指導者の活用、道徳の教科化、あおり運転の抑止、大規模災害に備えた県警の取り組みなどについても、論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
当委員会に付託されました請願1件については、願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 以上で各委員長の報告を終わりました。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
知事から、定第86号議案愛媛県副知事の選任につき同意を求めることについてないし定第91号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
知事の説明を求めます。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) ただいま上程されました議案について説明をさせていただきます。
副知事上甲俊史氏の任期が本年7月31日をもって満了しますので、新たに、元
経済労働部長の神野一仁氏を選任したいと存じます。
神野氏は、
経済労働部長として本県の観光振興や産業振興に手腕を発揮し、成果を上げるとともに、県商工会連合会の専務理事として県内商工業者の経営支援に尽力するなど、豊富な識見を有しており、副知事として適任と考えております。
次に、教育長井上正氏の任期が本年7月30日をもって満了しますので、新たに、元副教育長の三好伊佐夫氏を任命したいと存じます。
三好氏は、南予地方局長、
総務部長など県政の重要ポストを歴任した後、副教育長として井上教育長とともに県立学校の耐震化等の重要課題の推進に尽力するなど、豊富な識見を有しており、教育長として適任と考えております。
また、教育委員会委員丹下敬治氏が本年5月23日をもって辞任されましたので、新たに、竹本公三氏を任命したいと存じます。
竹本氏は、県教育委員会指導部長及び県高等学校長協会会長を務めるなど、長年にわたり教育行政に従事されており、人格、識見ともにすぐれ、教育委員会委員として適任であると存じます。
次に、
監査委員の山之内芳夫氏が本年7月17日をもって任期満了となりますので、新たに、永井一平氏を選任したいと存じます。
永井氏は、株式会社伊予銀行代表取締役副頭取として活躍され、財務や経営管理に関する豊富な知識と経験を有し、人格、識見ともにすぐれておりますので、
監査委員として適任と存じます。
また、
監査委員の岡田清隆氏が本年5月11日をもって辞任されましたので、新たに、元監査事務局長の本田和良氏を選任したいと存じます。
本田氏は、監査事務局長を務められ、監査制度に精通するとともに、人格、識見ともにすぐれており、
監査委員として適任と考えております。
次に、公安委員会委員の増田吉利氏が本年7月13日をもって任期満了となりますが、同氏は弁護士としての豊富な法令知識を生かし、委員会の適正な運営に務められるなど、公安委員会委員として欠かせない人材でありますため、再任したいと存じます。
以上、適切な議決をどうぞよろしくお願いいたします。
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
以上の議案に対する質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
黒川洋介議員から、議発第1
号議案平成30年7月豪雨による災害に関する意見書ないし議発第4号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
お諮りいたします。
議案は、いずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) これから、定第69
号議案平成30年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第85号議案及び請願並びに定第86号議案ないし定第91号議案及び議発第1号議案ないし議発第4号議案を一括議題とし、討論を行います。
○(武井多佳子議員) 議長
○(
鈴木俊広議長) 武井多佳子議員
〔武井多佳子議員登壇〕
○(武井多佳子議員) (拍手)ネットワーク市民の窓の武井多佳子です。
議案第70号愛媛県公文書の管理条例案に反対し、その理由を述べます。
2009年に
公文書管理法が制定されて9年たった今、公文書をめぐり、財務省における決裁文書の改ざん、防衛省の日報隠しと、民主主義の根幹を揺るがす重大な問題が次々と発覚いたしました。
愛媛県では、
加計学園問題をめぐる文書のあり方も問われており、全国が注目する中、この時期に
公文書管理条例を策定することの意義は大変大きいわけですが、残念ながら不十分な内容だと言わざるを得ません。
まず、行政手続、意見募集に問題があります。パブリックコメントにおいて要綱第5条、意見の提出では、一月程度としていますが、国の動向や県民の関心が高いことから6月議会での上程を予定していることを理由に、20日間と内部で判断をしています。内容は概要のみ、とても県民への
説明責任を全うしたと言えるものではありません。県民の関心が高いからこそ十分な時間を確保すべきでしたし、条例内容を示すべきです。まさに県民軽視と言えます。
次に、目的です。
公文書管理法第1条の目的において、「公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものであることにかんがみ、国民主権の理念にのっとり」と掲げていながら、今、国においてはずさんな
公文書管理の実態が明らかになっています。こんなときだからこそ、愛媛県の条例化に当たっては特段にこの点を重視し、高らかに掲げるべきと考えます。また、
公文書管理と情報公開は車の両輪です。知る権利の保障は不可欠だと考えます。
さて、
加計学園問題をめぐる課題は、今回公表した備忘録やメモを公文書でないと一蹴することではなく、メモなどから可能な限り文書を作成、復元し、いかに県民への
説明責任を果たすかということです。これに向き合わずして、知る権利を保障し得る
公文書管理とは言えません。また、今後ガイドラインに委ねる部分が多く、全容は見えず、とても是非を判断できる状況ではありません。
行政に都合のよいものとならないよう、また、県民の声を反映できるよう、ガイドラインや規則などの制定においても熊本県のように行政文書管理委員会へ諮問し、第三者の意見を求めるようなシステムは必要だと考えます。一日も早い見直しを求めて、このたびの
公文書管理条例案に反対をいたします。
○(
鈴木俊広議長) 以上で討論を終局し、表決を行います。
まず、定第69
号議案平成30年度愛媛県
一般会計補正予算を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第70号議案愛媛県公文書の管理に関する条例を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第71号議案愛媛県県税賦課徴収条例等の一部を改正する条例ないし定第77号議案、定第79号議案及び定第82号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第78
号議案平成30年度林道開設事業の負担金について及び定第81号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第80
号議案平成30年度土木建設事業の負担金についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第83号議案専決処分の承認についてないし定第85号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも承認することに賛成の議員は、起立を願います。
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも承認することに決定いたしました。
次に、請願第129号日本政府が核兵器禁止条約に署名批准することを求める意見書の提出について、請願第130号、請願第132号、請願第134号及び請願第135号を一括議題といたします。
以上の請願に対する委員長報告は、不採択であります。
以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第131号憲法92条の県民自治に基づく参政権の基礎をなす知る権利を保障する公文書の管理に関する条例を制定することを求めることについてを議題といたします。
本件に対する委員長報告は、不採択であります。
本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、請願第133号大学生への給付制奨学金制度の早急な拡充を求めることについてを議題といたします。
本件に対する委員長報告は、不採択であります。
本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、委員長報告のとおり決定いたしました。
〔退場する者あり〕
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) 次に、定第86号議案愛媛県副知事の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第87号議案愛媛県教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第88号議案愛媛県教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――
〔入場する者あり〕
○(
鈴木俊広議長) 次に、定第89号議案愛媛県
監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第90号議案愛媛県
監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第91号議案愛媛県公安委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、議発第1
号議案平成30年7月豪雨による災害に関する意見書ないし議発第4号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長)
全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
お手元に配付のとおり、各委員長から
継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) 知事から、挨拶があります。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) 6月定例県議会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
議員各位には、終始熱心に御審議いただきまして、まことにありがとうございました。おかげをもちまして、提案させていただきました議案につきましては、全て滞りなく議決を賜りますとともに、副知事の選任や教育長の任命を初めとする人事案件につきましてもそれぞれ御同意をいただき、厚く御礼を申し上げます。
今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして、十分に配慮してまいりたいと存じます。
なお、このたび退任されます上甲副知事には、関係各界との豊富な人脈と高い見識を生かして、伊方原発の安全対策や南海トラフ地震に備えた防災・減災対策、しまなみ海道を核とした自転車新文化の推進、えひめ国体・えひめ大会の開催など、県政の重要課題に関しまして力強く支えていただきました。
また、井上教育長には教育委員会制度改革後、初の教育長として県立学校耐震化の完了、小中学校における全国上位の学力の維持、向上など、教育行政の推進に手腕を発揮していただきました。
この場をおかりいたしまして、心から感謝を申し上げたいと思います。
今回の7月豪雨につきましては、
被害状況の早期把握に努めますとともに、今後、臨時議会の招集も念頭に、早期対策を検討してまいりたいと考えておりますので、
議員各位におかれましては御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
――
―――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) これをもって、第357回
愛媛県議会定例会を閉会いたします。
午前11時16分 閉会...