17番 岡 野 達 也 君
18番 帽 子 敏 信 君
19番 藤 原 敏 隆 君
20番 清 家 俊 蔵 君
21番 栗 林 新 吾 君
22番 小 田 慶 孝 君
23番 高 橋 克 麿 君
24番 中 矢 民三郎 君
25番 三 好 一二三 君
26番 菊 池 平 以 君
27番 横 田 弘 之 君
28番 篠 原 実 君
29番 堀 内 琢 郎 君
30番 高 門 清 彦 君
31番 森 高 康 行 君
32番 越 智 忍 君
33番 浜 田 祐 功 君
34番 村 上 要 君
35番 成 見 憲 治 君
36番 笹 田 徳三郎 君
37番 柳 沢 正 三 君
38番 田 中 幸 尚 君
39番 山 本 敏 孝 君
40番 谷 本 永 年 君
41番 山 本 順 三 君
42番 中 畑 保 一 君
43番 在 間 功 典 君
44番 高 山 利 恵 君
45番 玉 井 実 雄 君
46番 亀 岡 秀 雄 君
47番 池 田 忠 幸 君
48番 先 田 通 夫 君
49番 中 川 鹿太郎 君
50番 岡 田 稔 君
51番 岡 田 己 宜 君
53番 星 加 茂 実 君
54番 俊 成 薫 君
55番 欠 番
――
――――――――――――――――
〇欠席議員 1名
52番 小 野 義 章 君
――
――――――――――――――――
〇欠 員 なし
――
――――――――――――――――
〇出席理事者
知事 伊 賀 貞 雪 君
副知事 高 木 方 知 君
出納長 小 菅 亘 恭 君
公営企業管理者 小 川 一 雄 君
企画総室長 宮 内 薫 君
総務部長 三 浦 勉 君
生活文化部長 石 井 由 彦 君
県民福祉部長 石 川 晋 吾 君
保健環境部長 高 橋 弘 君
環境局長 山 田 清 君
経済労働部長 長谷川 學 君
農林水産部長 真 田 明 志 君
水産局長 渡 部 正 人 君
土木部長 石 橋 正 穂 君
公営企業管理局長 加 藤 穂 積 君
教育委員会委員長 村 重 享 君
教育長 阿 部 茂 君
人事委員会委員長 安 岡 文 雄 君
公安委員会委員長 宮 武 隆 君
警察本部長 佐々木 俊 雄 君
監査委員 政 岡 弘 君
――
――――――――――――――――
〇
出席事務局職員
事務局長 柿 原 邦 夫 君
事務局次長 小 林 朋 視 君
総務課長 野 本 和 道 君
議事課長 山 口 信 行 君
副
参事総務課長補佐 岩 崎 充 尋 君
副
参事議事課長補佐 林 知 省 君
――
――――――――――――――――
〇本日の会議に付した事件
定第61号議案ないし定第86号議案
請願、陳情
継続審査承認要求の件
定第87号議案ないし定第93号議案
議発第3号議案ないし議発第5号議案
――
――――――――――――――――
午前11時 開議
○議長(小田慶孝君) ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の
会議録署名者に菊池平以君、笹田徳三郎君を指名いたします。
――
――――――――――――――――
○議長(小田慶孝君) これから、定第61号議案平成7年度愛媛県
一般会計補正予算ないし定第86号議案及び請願、陳情を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。
まず、
総務企画生活委員長に報告を願います。
○28番(篠原 実君) 議長
○議長(小田慶孝君) 篠原実君
〔28番 篠原 実君登壇〕
○
総務企画生活委員長(篠原 実君)(拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
地域連携軸構想についてであります。
このことについて一部の委員から、先般国土庁から公表された全国12カ所の事例調査結果の本県関係分の概要と今後の取り組みはどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、本県関係分は中
四国地域連携軸と西瀬戸地域が選定されており、このうち中
四国地域連携軸については、「人の暮らしに関わる地域連携」を重点テーマに、交流・連携促進のための組織、仕組みの形成や
地域高規格道路等の交通基盤の整備の必要性などが提案されている。
西瀬戸地域については、「国際性を持った広域交流圏の形成」を重点テーマに、国際化を視野に入れた交流・連携の必要性及び広域的な
陸上交通基盤や国内外との海と空の交通ルートの整備、文化及び生活レベルの交流機会の創出などが取り上げられている。
今後、関係各県と連携して
次期国土計画に反映されるよう努めてまいりたい旨の答弁がありました。
第2点は、
瀬戸内海大橋架橋に伴う
受けざらづくりと
記念イベントについてであります。
このことについて一部の委員から、架橋に伴うハード面での
受けざらづくりをどのように行うのか。また、
記念イベントの内容はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、受けざら対策について現在、今治新都市の開発整備に取り組んでいるほか、国道317号及び今治・
小松自動車道などの
交通基盤整備等に努めているところである。
記念イベントは、地域活性化の起爆剤となるものであり、研究委員会がまとめた基本構想によると開催時期を平成11年の春から半年程度、開催方式は一点集中の博覧会型ではなく、広域的に会場を配置する広域連携型とし、多彩なイベントを組み合わせることとしている。
具体的には、今後、関係市町村とも協議しながら基本計画の中で順次煮詰めてまいりたい旨の答弁がありました。
第3点は、選挙における投票率の向上対策についてであります。
このことについて一部の委員から、投票率の向上のため移動投票所の設置など新しい対応を講じてはどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、選挙のたびに投票の啓発に努めているが、投票率はその選挙における争点や天候、有権者の意識などが複雑に絡み合うこともあって、投票率の向上に十分結びついていない。
移動投票所の設置については、選挙の管理執行の上からむずかしいが、今後とも種々の工夫をこらした啓発を行い、投票率の向上に努めてまいりたい旨の答弁がありました。
第4点は、県民の海外渡航についてであります。
このことについて一部の委員から、県民の海外渡航の状況と今後の見込み並びに旅券法の改正内容はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、平成6年中の本県の
海外渡航者数は、7万8,165人で前年に比べ12%の増加となっている。
旅券発行者数は、本年4月に松山−ソウル便が開設されて以来大幅に増加し、前年同月比では4月が39%、5月が52%それぞれ増加している。今後、海外への修学旋行がふえることなども予想されることから、
海外渡航者数は増加するものと見込んでいる。
また、旅券法の主な改正内容は、10年旅券が新設され、20歳以上の者では5年旅券と10年旅券との選択が可能になること及び15歳未満の者についても1人1旅券になるほか、発行手数料が12歳未満の者については1万円から5,000円に減額されることなどであり、ことし11月1日から施行されることになっている旨の答弁がありました。
このほか、
消防防災対策、
地域バランスのとれた県有施設の配置、県税収入の現状と今後の見通し、県債の状況などについても論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
請願第1号の1は、願意を満たすことができないとして不採決と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○議長(小田慶孝君) 次に、
福祉保健委員長に報告を願います。
○43番(在間功典君) 議長
○議長(小田慶孝君) 在間功典君
〔43番 在間功典君登壇〕
○
福祉保健委員長(在間功典君)(拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、24時間
対応型ヘルパーについてであります。
このことについて一部の委員から、24時間
対応型ヘルパーの事業内容はどうか。また、今後どのように普及していくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、この事業は24時間体制でヘルパーを派遣することにより、介護に当たる家族の負担を軽減するもので、これまでヘルパーを派遣していなかった午後9時から午前7時までの間も、ヘルパーが各家庭を巡回し、サービスを行うものであり、モデル事業として実施するものである。
今後、実施状況を見ながら、この取り組みが県下全域に普及するよう積極的に取り組んでまいりたい旨の答弁がありました。
第2点は、新しい
地域保健体制についてであります。
このことについて一部の委員から、平成9年度から
保健サービスが市町村に移され、保健所の統廃合も考えられるが、保健所の数はどうなるのか。また、保健活動の中心となる
市町村保健婦の設置状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、地域保健法の目的は、住民に身近な
対人サービスを市町村に移すとともに保健所の機能強化を図ろうとするものである。
保健所所管区域についても必要があれば見直しを行うこととしているが、
住民サービスが後退しないよう検討委員会において十分検討していただきたいと考えている。
また、
市町村保健婦は、平成7年4月1日現在289人であり、ほとんどの市町村に設置されているが、人材確保が困難な小規模な町村については、県と町村が協力して保健婦の確保を図ってまいりたい旨の答弁がありました。
第3点は、
えひめ環境保全指針についてであります。
このことについて一部の委員から、
えひめ環境保全指針が策定されたが、今後、この指針をどのように活用し、推進していくのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、
えひめ環境保全指針は、
各種事業計画の策定や具体的に事業を実施するに当たり、環境保全上望ましい方向へ誘導するための指針となるものである。
この指針の目標を達成するためには、行政、事業者、県民それぞれが、果たすべき役割に応じて、相互に協力し、行動していくことが必要である。今後とも指針の普及啓発に努め、各主体の自主的な活動を促すとともに推進体制の整備、環境教育・学習の推進、
環境基本条例の制定など総合的な推進施策を積極的に展開してまいりたい旨の答弁がありました。
このほか、
ショートステイ等の利用促進、「
えひめこどもの城」の整備内容、食品の期限表示に対する取り組み、伊方原発の蒸気発生器の交換などについても論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
請願第2号は、願意を満たすことができないとして不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○議長(小田慶孝君) 次に、
農林水産委員長に報告を願います。
○31番(森高康行君) 議長
○議長(小田慶孝君) 森高康行君
〔31番 森高康行君登壇〕
○
農林水産委員長(森高康行君)(拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、水稲の作柄見通しについてであります。
このことについて一部の委員から、ことしは全国的な低温と日照不足の傾向により稲作への影響が懸念されるが、本県の状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、松山市の5月、6月の日照時間は平年並みで、日照不足の影響は出ていない。また、5月上旬以降やや低温だったことなどにより、早期栽培は2日程度のおくれが見られるが、生育には問題はなく、普通期栽培にも影響は出ていない。
長期予報では、8月にやや不順な天候が予想され、もみの生育不良やいもち病の蔓延などが懸念されることから、
定点観測調査や
病害虫発生予察調査を行うとともに、日照不足や低温等に対する
技術対策指針を配布し、万全を期している。
今後とも、一昨年の冷夏・長雨の教訓を生かし、関係機関、団体との連携を図り、気象変動に対応したきめ細かな技術指導に努めてまいりたい旨の答弁がありました。
第2点は、野菜の輸入状況と影響についてであります。
このことについて一部の委員から、最近、輸入野菜が増加しているが、県内への流入量とその影響はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、松山市
中央卸売市場における輸入野菜の取り扱いは、平成3年以降年間2,000から3,000トンで、全体入荷量の2から3%台で推移している。本県では、生シイタケ、
ブロッコリー等に一部影響が見られるものの、主力野菜であるキュウリ、トマト等には大きな影響は出ていない。
しかしながら、食生活の高度化、
輸送管理技術の発達、円高の進行などから、今後も輸入野菜の増加や産地間競争の激化が見込まれるので、昨年策定した
野菜振興計画により、栽培面積9,000ヘクタール、生産量20万トンを目標として、生産基盤の整備、栽培管理の省力化、集出荷や流通の改善とあわせ、県産野菜のPR等の産地強化に努めている旨の答弁がありました。
第3点は、シマアジについての技術開発と養殖への見通しについてであります。
このことについて一部の委員から、シマアジの種苗生産や
放流技術開発の成果、さらにまた養殖魚種としての見通しについてただしたのであります。
これに対し理事者から、昭和62年度から
日本栽培漁業協会から
シマアジ種苗の配布を受け、宇和海の養殖漁場を利用した飼付け放流の技術開発や平成5年度からは
種苗生産技術の開発に取り組んでいる。
その結果、飼付け放流試験では、定着効果が判明し、平成5年度までに放流した76万1,000尾のうち約6%に当たる4万5,000尾を回収しており、種苗生産の
技術開発試験では、ことし全長5センチの稚魚5万尾の生産に成功するなど、宇和海の
シマアジ牧場づくりの実現は明るい見通しを持っている。
また、県では、養殖魚の多様化を進めており、ハマチ、マダイに並ぶ養殖魚種として期待している旨の答弁がありました。
このほか、
認定農業者制度、
農業振興地域整備計画の見直し、
南予用水事業の進捗状況、伊方地区ふれあい
漁港漁村整備計画などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○議長(小田慶孝君) 次に、
警察経済委員長に報告を願います。
○25番(三好一二三君) 議長
○議長(小田慶孝君) 三好一二三君
〔25番 三好一二三君登壇〕
○
警察経済委員長(三好一二三君)(拍手)
警察経済委員会の報告をいたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず最初に、
経済労働部関係では、円高・不況対策についてであります。
このことについて各委員から、今後県が講じる具体的な円高対策についてただしたのであります。
これに対し理事者から、今回の補正予算では、
中小企業緊急特別融資枠の拡大など金融対策を強化するとともに、中小企業者に対し、技術指導や新技術・新商品開発への助成措置等の技術支援に努めることとしており、中小企業の経営の安定と地域経済の活性化を図ってまいりたい旨の答弁がありました。
また、このことに関連して一部の委員から、本県経済を活性化させるため、今後の産業政策をどう考えているのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県では、本県の産業構造を不況の影響を強く受ける
素材型産業中心から高
付加価値型産業への転換を図るため、
トリガー産業の育成や
テクノポリス構想を推進するとともに、新たに
スーパーテクノゾーン構想に取り組み、技術重視の産業構造へと転換を図ってまいりたい旨の答弁がありました。
次に、
公営企業局関係では、
県立北宇和病院の整備についてであります。
このことについて一部の委員から、新病院の概要と
改築スケジュールについてただしたのであります。
これに対し理事者から、
県立北宇和病院は、高齢化が進むなど地元の実情を踏まえ、全面改築することとしたもので、その規模は、
鉄筋コンクリート造り3階建て、延床面積5,775平方メートル、病床数100床を計画している。
また、眼科、循環器科、麻酔科、泌尿器科の4診療科を新設し診療機能を充実させ、特に高齢者医療の確保、地域医療の補完、救急医療への対応を図ることとしている。
今後の
スケジュールは、設計を完了後12月に着工し、平成9年4月にはオープンしたいと考えている旨の答弁がありました。
次に、警察関係では、毒ガス等を使用した特殊犯罪への対応についてであります。
このことについて一部の委員から、サリン事件のような毒ガスを使用した事犯等に対し、迅速・的確に対応するための取り組みはどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、化学防護服、
空気呼吸器等の必要な機材の整備充実や専門的知識を持った捜査員の養成・訓練に努めるとともに、事件発生時には県外から専門捜査員の派遣を求め、的確な現場措置と徹底的な事件捜査を行い犯人検挙を図ることとしている。
また、消防・医療機関との連携の強化や、住民の避難等についての広報活動も重要と考えている旨の答弁がありました。
このほか、観光客の動向、
発電関連ダムの貯水状況と発電状況、県内におけるオウム真理教の動向と捜査状況、けん銃の
取り締まり対策などについても、論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
請願第3号及び第4号は、願意妥当と認め全会一致で採択し、当
委員会所属議員により、
暴力団まがいの
悪質右翼団体等への寄附金等を拒否する決議を提案することといたしました。
以上で
警察経済委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(小田慶孝君) 次に、建設委員長に報告を願います。
○33番(浜田祐功君) 議長
○議長(小田慶孝君) 浜田祐功君
〔33番 浜田祐功君登壇〕
○建設委員長(浜田祐功君)(拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、第9次港湾整備五箇年計画の策定と港湾予算の確保についてであります。
このことについて一部の委員から、国の
次期港湾整備五箇年計画の
策定スケジュールと本県の整備計画はどうか。また、
港湾関係予算は、一昨年の
財政制度審議会の答申により抑制すべきとされたが、国の平成7年度予算の状況はどうかとただしたのであります。
これに対し理事者から、第9次港湾整備五箇年計画は、
港湾整備事業の緊急かつ計画的な実施を図ることを目的として、運輸省が取りまとめ、平成8年度中に港湾審議会へ諮問し答申を得た後、閣議決定を経て確定することとなっている。本県としては、「
FAZ関連港湾施設の整備」や「物流の高度化及び効率化を図るための基盤整備」などを基本として策定するとともに、重要港湾を中心に必要額を積極的に要求し、早期整備が図られるよう国に要望していきたいと考えている。また、国の予算は、平成7年度の概算要求で、対前年度比4%増の3,690億円を要求していたが、1%増の3,530億円にとどまっている旨の答弁がありました。
このことに関連して一部の委員から、港湾事業を取り巻く環境は厳しい状況にあるが、本県にとっては、
FAZ関連事業の推進や防災対策など、県土の均衡ある発展を支える上で港湾整備はきわめて重要な課題であることから、港湾予算の拡大と本県への傾斜配分について、国に強く働きかけていく必要がある旨の意見がありました。
以上の論議を踏まえ、当
委員会所属議員から第9次港湾整備五箇年計画における所要額の確保及び平成8年度
港湾関係予算の拡大等に関する意見書を政府に提出することにいたしました。
第2点は、
石鎚スカイラインの安全対策についてであります。
このことについて一部の委員から、
石鎚スカイラインの無料開放後の
落石防止対策への取り組みと
パトロール体制についてただしたのであります。
これに対し理事者から、落石防止については、
交通事故防止対策事業等により順次対応することとしている。また、パトロールについては、当面現行どおり1日3回実施することとしており、今後とも安全の確保に万全を期してまいりたい旨の答弁がありました。
第3点は、山鳥坂ダムと中予分水についてであります。
このことについて一部の委員から、中予分水に伴い塩水遡上や地下水の低下が懸念されているが、肱川の正常流量を確保することにより、これらの問題は解消できるのか。また、正常流量はどのようにして決定されたのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、建設省の調査では、大洲基準点において、夏期毎秒6トン日量51万8,400トン、冬期毎秒5トン日量43万2,000トンの正常流量を確保することによって、河川の環境維持に必要な流量を安定的に確保できることとなり、これまで以上に塩水遡上や地下水位の低下が防止できると考えている。
なお、正常流量は、水質、生態系、塩害防止、地下水位の維持や既得の水利流量の確保など建設省が定める10項目の基準を各地点においてすべて満たす流量を夏期と冬期に分けて検討し決定したものである。
今後とも、誠意を持って地元に説明を行い、地域住民の理解と協力を求めてまいりたい旨の答弁がありました。
このほか、
震災対策事業の概要、節水対策への取り組み、
公共事業用地の取得、有料道路の無料化の見通しなどについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○議長(小田慶孝君) 次に、文教委員長に報告を願います。
○41番(山本順三君) 議長
○議長(小田慶孝君) 山本順三君
〔41番 山本順三君登壇〕
○文教委員長(山本順三君)(拍手)報告いたします。
当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、原案のとおり可決決定されました。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、愛媛教育21世紀委員会についてであります。
このことについて一部の委員から、この委員会の設置目的、任務、委員構成についてただしたのであります。
これに対し理事者から、今後の愛媛教育のあり方や改革の方策等を明らかにするため設置するもので、21世紀を展望した学校教育、社会教育、体育・スポーツのあり方について調査審議し、その結果を報告することになっている。委員は、23名程度考えており県内の教育の専門家や学識経験者から幅広く選任することとしている旨の答弁がありました。
第2点は、学校週5日制の月2回実施についてであります。
このことについて一部の委員から、本年4月から月2回、学校週5日制が実施されたが、実施状況はどうか。また、学力低下につながるおそれはないのかとただしたのであります。
これに対し理事者から、県内の各学校においては、教育課程全体の見直しや指導方法の工夫改善に努めるとともに、学校週5日制の趣旨について家庭や地域社会への啓発にも積極的に取り組んでおり、円滑に実施できている。
また、学力の低下については、調査研究協力校の調査報告、各学校の実施状況等からも文部省の示す標準授業時数は確保できる見込みであり、授業改善の努力とあわせて、教育水準を維持するようにしている旨の答弁がありました。
第3点は、水産実習船「えひめ丸」の代船建造についてであります。
このことについて一部の委員から、代船の規模、特徴、生徒の乗船実習についてただしたのであります。
これに対し理事者から、代船は、総トン数約490トン、全長約58メートルで現在のえひめ丸と同程度の規模であり、操船性の向上を図るシステムや緊急通信装置の導入による航海の安全性の確保や居室スペースの拡大、作業の省力化、海洋観測機器の充実等実習生の居住環境や学習環境の改善を図ることとしている。
生徒の乗船実習は、海洋漁業科、海洋工学科及び専攻科の生徒が交代で年3航海を行い、1航海が74日で主に中部太平洋のハワイ諸島周辺でマグロはえ縄の調査操業を行いながら、船の操縦、海洋観測、船体の整備などの実習を行うこととしている旨の答弁がありました。
このほか、家庭教育力の向上、オウム真理教事件に関する教育のあり方、図書館教育の充実、総合運動公園陸上競技場ナイター施設の利用などについても論議があったことを付言いたします。
最後に、請願について申し上げます。
請額第1号の2は、願意を満たすことができないとして不採択と決定いたしました。
以上で報告を終わります。(拍手)
○議長(小田慶孝君) 以上で各委員長の報告を終わりました。
――
――――――――――――――――
○議長(小田慶孝君) お諮りいたします。
各委員長報告に対する質疑及び討論は省略し、表決に移ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田慶孝君) 御異議ないものと認め、表決を行います。
まず、定第61号議案平成7年度愛媛県
一般会計補正予算を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 起立多数。御着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第62号議案平成7年度愛媛県中小企業振興資金特別会計補正予算ないし定第86号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 全員起立。御着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
最後に、請願、陳情につきましては、関係の委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田慶孝君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
――
――――――――――――――――
○議長(小田慶孝君) お諮りいたします。
お手元に配付のとおり、議会運営委員長から
継続審査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田慶孝君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
〔出納長小菅亘恭君、
公営企業管理者小川一雄君退場〕
――
――――――――――――――――
○議長(小田慶孝君) お諮りいたします。
知事から、定第87号議案愛媛県副知事の選任につき同意を求めることについてないし定第93号議案が提出されましたので、日程に追加して一括上程付議することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田慶孝君) 御異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
なお、関係議案に対する人事委員会の意見はお手元に配付のとおりであります。
知事の説明を求めます。
○知事(伊賀貞雪君) ただいま上程されました議案について御説明申し上げます。
副知事高木方知君及び出納長小菅亘恭君から、本年7月31日をもって辞職したい旨の申し出がありましたのでこれを承認し、新たに副知事に小菅亘恭君を出納長に小川一雄君を選任したいと存じます。
また、人事委員会委員田中富雄氏が本年7月11日をもって任期満了となりますので再任し、収用委員会委員阿部藤吾氏及び福冨博之氏、収用委員会予備委員土居清志氏がそれぞれ本年8月9日をもって任期満了となりますので、福冨博之氏を再任も、新たに土居清志氏を委員に、西園寺哲郎氏を予備委員に任命したいと存じます。
次に、職員の給与に関する条例及び職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例でありますが、理事の設置に伴い、その給与及び旋費について定めるため改正するものであります。適切な御議決をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(小田慶孝君) お諮りいたします。
以上の議案に対する質疑、委員会付託及び討論は省略し、表決に移ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田慶孝君) 御異議ないものと認め、表決を行います。
〔3番 山崎尚明君退場〕
――
――――――――――――――――
○議長(小田慶孝君) まず、定第87号議案愛媛県副知事の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 全員起立。御着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第88号議案愛媛県出納長の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 全員起立。御着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
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〔出納長小菅亘恭君、
公営企業管理者小川一雄君、3番 山崎尚明君入場、着席〕
○議長(小田慶孝君) 次に、定第89号議案愛媛県人事委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 全員起立。御着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第90号議案愛媛県収用委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 全員起立。御着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第91号議案愛媛県収用委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 全員起立。御着席を願います。
全員起立と認めます。
よって本件は、同意することに決定いたしました。
次に、定第92号議案愛媛県収用委員会予備委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の諸君は御起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(小田慶孝君) 全員起立。御着席を願います。
全員起立と認めます。