香川県議会 2022-02-06
令和4年2月定例会(第6日) 本文
▼最初の
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ヒット) 出 席 議 員
十 河 直 君 高 城 宗 幸 君
鏡 原
慎一郎 君 松 岡 里 佳 君
白 川 和 幸 君 岡 野
朱里子 君
秋 山 時 貞 君 斉 藤 勝 範 君
松 本 公 継 君 森 裕 行 君
米 田 晴 彦 君 木 村 篤 史 君
山 本 悟 史 君 谷 久 浩 一 君
氏 家 孝 志 君 高 木 英 一 君
樫 昭 二 君 山 田 正 芳 君
香 川 芳 文 君 高 田 良 徳 君
竹 本 敏 信 君 三 野 康 祐 君
西 川 昭 吾 君 新 田 耕 造 君
松 原 哲 也 君 広 瀬 良 隆 君
辻 村 修 君 石 川 豊 君
尾 崎 道 広 君 宮 本 欣 貞 君
山 本 直 樹 君 黒 島 啓 君
五
所野尾 恭 一 君 花 崎 光 弘 君
大 山 一 郎 君 都 築 信 行 君
鎌 田 守 恭 君 平 木 享 君
高校における生徒数の減少が続く中、昨年度の入試から行っている全国からの生徒募集、いわゆる「せとうち留学」は、県立高校において活気ある教育活動を展開していく上で重要な取組であります。今年度の入試から、全ての公立高校と県立中学校で実施しており、昨年度よりも志願者数を増やしているとお聞きしています。
そこで、どの程度志願者数が増えているのか、また、今後の生徒確保に向けた取組や、宿舎などの受入れ体制確立のための対応状況について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、昨年度の入試では、自己推薦入試と一般入試を合わせて志願者が二十八名、そのうち合格者は二十一名である。今年度は、自己推薦入試の志願者が三十二名、一般入試の志願者が十二名であり、自己推薦入試の合格者が二十七名となっていることから、全体としては昨年度の倍近い入学者になるのではないかと考えている。
来年度は全国からの生徒募集を効果的に推進するため、新規事業としてせとうち留学パイロット校事業を立ち上げ、内閣府などが主催して全国募集を行っている高校が参加している地域みらい留学に小豆島中央高校が参画し、合同説明会やオンラインによる地域みらい留学ライブイベントなどを通じたPR活動の実施や効果的な広報に関する知見を得たいと考えている。他県から来ている生徒の受入れについては、学校の学生寮、祖父母など親類のほか、地元の方に受け入れていただいている。下宿等に要する費用を補助していただいている地元自治体もあり、地元の方の受入れは、学校と地域の連携ということで、今後も非常に大事だと考えている。生徒の受入先の選択肢が広がるように、民間の寮や公益財団法人が運営する学生寮などでの受入れについても検討していきたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、歯と口腔の健康づくり、動物愛護管理の推進、ヤングケアラーの実態調査、後期高齢者医療、特別支援学校の教育環境の充実、コロナ禍での学校の対応、「いのちの教育」の取組等々についても、意見、要望を交えながら
理事者の見解をただしたのであります。
以上のような
審査過程を経た後、付託されました議案十九件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決し、陳情一件につきましては、お手元に御配付の
審査報告書のとおり決した次第であります。
これをもって文教厚生
委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(十河 直君)経済
常任委員長谷久浩一君。
(谷久浩一君登壇、拍手)
◯谷久浩一君
今期定例会における経済
委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本
委員会に付託されました案件は、議案八件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず、第一点は、番の州臨海工業団地の分譲についてであります。
番の州臨海工業団地は、大規模な区画であったことから、昭和六十三年を最後に分譲が進んでいませんでしたが、平成二十年代に入り、大束川浄化センターの一部を企業誘致の分譲用地に転換するとともに、区画をおおむね五ヘクタール以上のまとまった規模に分割し分譲を進め、平成二十二年度以降に十社の立地が決定し、昨年度、全ての分譲が完了しました。
そこで、十社の立地を総括して、県内にもたらされる経済波及効果や昨年度分譲した三社の稼働に向けた支援について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、現在建設中の三社も含め、建物の建設費や機械設備費等で約四百五十一億円の投資がなされ、約七百六十名の新規雇用が創出されるとともに、固定資産税額と個人住民税で年間六億円以上の税収増が見込まれるほか、工業用水、電気、ガス等の
使用料は年間で二十九億円を超える見通しであるなど、大きな経済波及効果が期待される。昨年度に分譲した三社は、現在、本格稼働に向け、その準備に取り組んでいるところであり、県としては、三社が一日も早く操業を開始し、地域経済の発展に貢献いただけるよう坂出市とも連携し、建築や環境保全に関する行政手続のサポートを行うほか、電気やガス、工業用水などのインフラ企業や地元の関係者との協議・調整を随時行うなど、ワンストップサービスに全力で取り組んでまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第二点は、今後の観光振興についてであります。
観光関連産業がコロナ禍の影響により大きな打撃を受けている中、旅行環境の変化や新しい生活様式に応じた観光コンテンツの造成は重要であります。
そこで、今年度の取組を踏まえ、今後の観光振興にどう取り組むのか、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、今年度は宿泊助成事業に加え、安心・安全なマイクロツーリズムやアドベンチャーツーリズムの需要に対応できるよう、地域の資源を活用し、適切な感染対策を実施した誘客イベントや体験型コンテンツの造成への支援を行ったほか、個人旅行者の多くが利用するオンライントラベルエージェント(OTA)と連携したアウトドアアクティビティーなどの体験型商品の造成・販売に取り組んできた。さらに、新たな働き方や旅行スタイルとして注目されているワーケーションについても、本県でのプランを旅行商品として開発したところである。来年度は、宿泊旅行者が旅行中に体験型コンテンツに参加申込みができるよう、宿泊施設で紹介していただくほか、OTAとの連携を強化し、二千円を上限とする割引キャンペーンを実施する。また、男木島、女木島、塩江を対象エリアとして開発したワーケーションの旅行商品の広告・販売を行うほか、令和五年の弘法大師空海御誕生千二百五十年祭に向けて、
四国遍路や中讃エリアなどを全国にPRする。引き続き
県内外の感染状況を注視しつつ、宿泊助成などの需要喚起策とともに、瀬戸内国際芸術祭二〇二二との相乗効果が見込めるよう、本県への誘客と滞在型・体験型観光の促進に取り組みたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、環境保全型グリーン農業推進事業についてであります。
国が二〇五〇年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指している中、農業分野においても取組を進めていく必要があり、県では来年度、環境保全型グリーン農業実証定着事業を創設し、環境に優しい農業へ転換するため、産地に適した栽培技術や省力化技術の実証・導入を図るとのことであります。
そこで、環境に優しい農業に具体的にどのように取り組むのか、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、環境に優しい農業とは、化学農薬・化学肥料の使用量を低減した農業や有機農業など環境への負荷の軽減に配慮したものであり、通常の栽培である農業生産に比べ、収量の減少や作業時間の増加など生産性が低下するリスクがあることから、この課題の克服のため、「環境への負荷に配慮した栽培技術」に「省力化に資する先端技術」を組み合わせた技術の実証に取り組むものである。具体的には、温室効果ガスの削減、化学農薬の低減、化学肥料の低減、有機農業の取組という四本柱で、県内の産地に適した栽培技術の実証を行うこととしており、四か所ある農業改良普及センターの地域ごとに農業者やJAが構成員となる産地協議会を設け、現地の圃場で検証し、実証に向けた栽培マニュアルの検討や産地戦略を策定する。特に、温室効果ガスの削減については、水田からのメタンの排出を抑制するため、簡易水位センサーを利用して水稲栽培における中干しの期間を延長する水管理技術や、ドローンを活用して生育不良箇所のみにピンポイントで肥料を施すことにより、化学肥料を減らしていく栽培技術の実証などに取り組んでいく。今月末に農業者やJA、大学等関係者による香川県グリーン農業コンソーシアムを設立し、栽培技術の総合的な実証計画の策定に加え、栽培マニュアル等のパンフレットの作成やセミナーの開催などにより、環境に優しい農業への理解や普及を図ってまいりたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、中小企業等への支援、就職・移住支援センターにおける就職支援、戦略的な観光情報発信、地域公共交通の維持、稲作農家支援、さぬきの棚田アワード、水産資源の管理等々についても、意見、要望を交えながら
理事者の見解をただしたのであります。
以上のような
審査過程を経た後、付託されました議案七件については、原案のとおり可決すべきものと決し、一件については承認すべきものと決した次第であります。
これをもって経済
委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(十河 直君)以上で委員長報告を終わります。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)これより議案の採決に入ります。
まず、議案第一号から第四号まで、及び第二十号の五議案を
一括議題といたします。
これらの五議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
これらの五議案を、いずれも原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立多数、よってこれらの五議案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、議案第七号から第十九号まで、第二十一号から第三十六号まで、及び第三十九号から第四十四号までの三十五
号議案を
一括議題といたします。
これらの三十五議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
これらの三十五
号議案を、いずれも原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よってこれらの三十五議案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、議案第三十七号を議題といたします。
本案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
議案第三十七号を、承認することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よって本案は、承認することに決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、議案第四十五号、香川県
教育委員会委員の
任命同意についてを議題といたします。
本案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
議案第四十五号を、同意することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よって本案は、同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、議案第四十六号、香川県
収用委員会委員の
任命同意についてを議題といたします。
本案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
議案第四十六号を、同意することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よって本案は、同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、議案第四十七号、香川県
収用委員会予備委員の
任命同意についてを議題といたします。
本案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
議案第四十七号を、同意することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よって本案は、同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、陳情の採決に入ります。
まず、陳情元の十四及び陳情二の二の二件を
一括議題といたします。
これらの陳情二件の
委員会審査報告書は、いずれも継続審査であります。
これらの陳情二件については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
陳情元の十四及び陳情二の二の二件を、いずれも
委員会審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立多数、よってこれらの陳情二件は、いずれも
委員会審査報告書のとおり決定いたしました。
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◯議長(十河 直君)次に、陳情三の一を議題といたします。
本陳情の
委員会審査報告書は、継続審査であります。
本陳情については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
陳情三の一を、
委員会審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立多数、よって本陳情は、
委員会審査報告書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、陳情三の十五を議題といたします。
本陳情の
委員会審査報告書は、不採択であります。
本陳情については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
陳情三の十五を、
委員会審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立多数、よって本陳情は、
委員会審査報告書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、日程第四十六、閉会中
継続調査事件を議題といたします。
各
常任委員長及び
議会運営委員長から、
会議規則第九十三条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中継続調査の申出があります。
お諮りいたします。
各
常任委員長及び
議会運営委員長から申出のとおり、閉会中継続調査に付したいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(十河 直君)御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、日程第四十七から日程第五十までを
一括議題といたします。
まず、
発議案第三号、
原油高騰による
ガソリン等の
燃料価格の抑制を求める
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(十河 直君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第三号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、
発議案第四号、
デジタル社会の実現に向けた
支援等を求める
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(十河 直君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第四号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立多数、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、
発議案第五号、
脊柱側弯症早期発見体制の整備を求める
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(十河 直君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第五号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)次に、
発議案第六号、
シルバー人材センターの
安定的事業運営のための適切な措置を求める
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(十河 直君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第六号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(十河 直君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(十河 直君)以上で全日程を終了いたしましたので、議事を閉じます。
(互礼)
◯議長(十河 直君)これをもって、今期議会を閉会いたします。
午前十一時四分閉議・閉会
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