香川県議会 2020-06-05
令和2年6月定例会(第5日) 本文
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 出 席 議 員
西 川 昭 吾 君 十 河 直 君
鏡 原 慎一郎 君 松 岡 里 佳 君
高 木 英 一 君 白 川 和 幸 君
岡 野 朱里子 君 秋 山 時 貞 君
斉 藤 勝 範 君 松 本 公 継 君
森 裕 行 君 米 田 晴 彦 君
木 村 篤 史 君 山 本 悟 史 君
松 原 哲 也 君 谷 久 浩 一 君
氏 家 孝 志 君 樫 昭 二 君
山 田 正 芳 君 香 川 芳 文 君
高 田 良 徳 君 竹 本 敏 信 君
三 野 康 祐 君 高 城 宗 幸 君
有 福 哲 二 君 新 田 耕 造 君
佐 伯 明 浩 君 広 瀬 良 隆 君
辻 村 修 君 石 川 豊 君
綾 田 福 雄 君 尾 崎 道 広 君
宮 本 欣 貞 君 山 本 直 樹 君
黒 島 啓 君 五所野尾 恭 一 君
花 崎 光 弘 君 大 山 一 郎 君
◯議長(
西川昭吾君)以上で諸般の報告を終わります。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)日程第一、議案第十六号、香川県
公安委員会委員の
任命同意についてを議題といたします。
知事の
提案理由の説明を求めます。
浜田知事。
(
知事浜田恵造君登壇)
◯知事(
浜田恵造君)議案の御説明、御報告に先立ち、このたびの令和二年七月豪雨の影響により、犠牲となられました多くの方々の御冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
また、現在も避難されている方をはじめとして、被害を受けられた
皆様方に対しまして、心からお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
さて、ただいま上程されました議案の御説明の前に、
新型コロナウイルス感染症について御報告いたします。
本県においては、県民や
事業者の
皆様方が一丸となって
外出自粛や休業の要請等に御協力いただくとともに、県としても、
感染拡大防止対策と
医療提供体制の整備に全力を挙げて取り組んできたところであります。
こうした取組によりまして、本県の
感染状況は一旦の収束を見せておりましたが、今月十日、県内で二十九人目の患者が確認されました。まずは、感染された方が一日も早く回復されますことをお祈り申し上げます。
県としては、県民の皆様への的確な
情報提供を行うとともに、第二波、第三波の
感染拡大に備え、一層気を引き締めて、
医療提供体制や
検査体制の
充実強化などに取り組み、県民の皆様の安全・安心が確保できるよう、万全を期してまいります。
加えて、
感染リスクをコントロールしながら
社会経済活動のレベルを引き上げていくために、改めて、県民の皆様に新しい
生活様式の実践を徹底するようお願いするとともに、
事業者の皆様に適切な
感染防止対策を講じていただくよう、引き続きの御理解、御協力をお願い申し上げます。
さて、本日、追加上程されました議案につきまして御説明いたします。
第十六号議案は、
人事案件で、
任期満了に伴う
公安委員会委員の
後任者を任命しようとするものであります。
提案いたしました方は
適任者であると思いますので、議員の
皆様方におかれましては、よろしく御同意賜りますようお願いいたします。(降壇)
◯議長(
西川昭吾君)以上で
提案理由の説明を終わります。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)お諮りいたします。
ただいま説明のありました議案については、
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、
委員会付託を省略いたします。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)次に、日程第二から日程第十七までを
一括議題といたします。
本件に関し、各
常任委員長の報告を求めます。
総務常任委員長高城宗幸君。
(
高城宗幸君登壇、拍手)
◯高城宗幸君
今期定例会における
総務委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本
委員会に付託されました案件は、議案六件、陳情四件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、
文化芸術活動の支援についてであります。
新型コロナウイルス感染症の影響により、県民が
文化芸術に触れる機会は激減し、
文化芸術団体などで
文化芸術活動を行っている方々は、長期にわたり活動や公演が休止となり、非常に厳しい状況に置かれており、支援が必要であります。
そこで、
県立文化施設における
新型コロナウイルス感染症の影響と今後の対応について、また、
文化芸術活動を行う者に対してどのような支援を行うのか、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、前年と比較して
県民ホールの三月から五月の
利用者数が九七%減となるなど、
県立文化施設の
入館者数は、大幅に減少している。また、かがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラの
発表会や
演奏会の中止、東山魁夷せとうち美術館では特別展の中止など、イベントなどにも大きな影響があった。
今後は、マスクの着用、各施設の消毒、
アクリルパネルの設置などの対策のほか、
文化施設感染症予防事業を活用した
来場者の体温を確認できる
赤外線カメラの導入などにより、
感染症対策を十分に講じた施設の
管理運営に努めてまいりたい。
また、
文化芸術活動を行う者への支援として、前向きに頑張る
事業者を応援する
総合補助金や
文化芸術振興活動費助成金による支援、
県民ホールの
利用料金の補助、文化庁の
文化芸術活動への
緊急総合支援パッケージなど、県や国の
支援策を周知し、活用していただくとともに、
関係者からの
個別相談にもきめ細かに対応するなど、
文化芸術活動の再開や
事業継続に加え、新たな取組を支援してまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第二点は、
私立学校の
教育費負担の軽減についてであります。
本年四月から、国による
私立高校授業料の
実質無償化の制度が導入されるとともに、県による
私立高等学校入学金軽減補助制度が創設され、
支援制度の拡充が図られています。また、昨年度からは、
就学支援金において
マイナンバーの利用が開始されています。
このような中、
新型コロナウイルス感染症の影響による
家計急変世帯においては、学業を断念させることがないような支援が必要とされております。
そこで、
私立高等学校の
教育費負担制度や、
マイナンバーの
利用状況、また、
新型コロナウイルスによる
家計急変世帯への支援について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、
世帯年収五百九十万円未満の
私立高校生の
授業料を
実質無償化する国の
支援制度により、本県では約半数の生徒の
授業料が昨年度より軽減されている。また、今年度から、
世帯年収が五百九十万円未満の世帯に対し、本県独自の
入学金軽減補助を実施している。また、従来の
就学支援金の申請では、毎年度、
市町発行の
課税証明書の提出が必要であったが、昨年度からは、入学時に
マイナンバーを提出すれば、その後の
課税証明書の提出が不要となり、
保護者の手続の負担が軽減されている。
さらに、県では従前から、前年の
収入状況によって支援の可否を決定する国の
就学支援金制度の対象とならない場合でも、年収の見込みが三百五十万円未満となる
家計急変世帯については、県独自の
授業料軽減策により、
就学支援金の上限額と同額の支援を行っており、今回の
新型コロナウイルスによる
家計急変世帯も対象であることを各
私立高等学校に
通知済みであり、個別の事案に適切に対応してまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、
犯罪被害者等支援条例についてであります。
犯罪被害者等支援条例については、昨年九月
定例会で、知事から、これまでの本県における取組や他県の状況を踏まえるとともに、県議会の御意見も伺いながら、様々な観点から検討してまいりたいとの答弁があり、昨年十一月
定例会では、
条例制定を求める請願が採択されております。また、全国で既に二十一
都道府県で条例が制定されているところであります。
そこで、
犯罪被害者等支援条例の策定に関しての考え方と今後のスケジュールについて、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、請願の趣旨を踏まえ、より総合的かつ計画的な支援を行うことが望まれていることから、改めて
犯罪被害者等への支援の取組を整理し、これまでの香川県犯罪のない安全で安心な
まちづくり推進条例とは別に、
犯罪被害者に特化した、
犯罪被害者等への
支援施策を推進するための条例を、早期に策定する必要があるものと考えている。
七月
開催予定の香川県
被害者支援連絡協議会での議論や
パブリックコメントなどとともに、県議会をはじめ、
関係団体や県民の意見を広く聞き、早ければ九月
定例会において
条例骨子の案を示し、議会の御意見を伺い、十一月
定例会において
条例案を示し、議決されれば、県民や
関係団体への周知を行い、来年四月から施行したいとの答弁がなされたのであります。
このほか、香川県
持続化応援給付金をはじめとする
新型コロナウイルス感染症に係る
支援策、災害時の
体制強化、
感染症対策を踏まえた避難、
交通事故対策、人勧と
採用計画等々についても、意見、要望を交えながら
理事者の見解をただしたのであります。
以上のような
審査過程を経た後、付託されました議案六件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決し、陳情四件につきましては、お手元御配付の
審査報告書のとおり決した次第であります。
これをもって
総務委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(
西川昭吾君)
環境建設常任委員長佐伯明浩君。
(
佐伯明浩君登壇、拍手)
◯佐伯明浩君
今期定例会における
環境建設委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本
委員会に付託されました案件は、議案一件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、
地球温暖化対策についてであります。
気候変動に関する
政府間パネル(IPCC)が公表している報告書や、気象庁の
地球温暖化予測情報などによると、
地球温暖化は、今世紀末に向けてさらに進むとされております。現状においては、これまでに経験したことがない高温や大雨など、
地球温暖化が原因と言われている深刻な状況が生じている中、
地球温暖化防止に向けた取組は重要な課題であります。
そこで、本県の
地球温暖化に対する取組について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、平成二十七年に策定した第三次香川県
地球温暖化対策推進計画において、「地域から取り組む
地球環境の保全」を
基本目標に、
省エネルギー行動の拡大や
再生可能エネルギーの
導入促進などに取り組んでいる。具体的には、クールビズやクールシェアの呼びかけ、各家庭や
事業所での省エネ・節電の
取組状況を確認できるインターネットのかがわ
省エネ節電所の開設による取組の見える化、学校や地域での
環境教育や
環境学習、
事業所向けの
省エネ講座や
省エネ診断、
省エネ相談などを行っている。また、日照時間が長いという本県の特性を踏まえて、
太陽光発電の導入の促進に積極的に取り組んでおり、
県立高校などの
県有施設での
太陽光発電システムの導入を進めるとともに、
住宅用太陽光発電設備や
家庭用蓄電池に対する補助を実施している。
風力や小水力、地熱など、太陽光以外の
再生可能エネルギーについては、昨年度、改めて利活用の可能性を検討するための調査を行ったほか、
エネルギー効率が高く、利用時に
温室効果ガスを排出しないなど優れた特徴を有する水素については、県民の皆様に
水素エネルギーの重要性や有効性を知っていただくため、
各種啓発を行っているとの答弁がなされたのであります。
第二点は、
県管理ダムにおける
事前放流についてであります。
平成三十年七月豪雨や
令和元年東日本台風などを踏まえ、国は、昨年十二月に
既存ダムの
洪水調節機能の強化に向けた
基本方針を示し、ダムの
事前放流に関して、国管理の
一級水系については、今年度の出水期から新たな運用を開始するとともに、
一級水系の取組を
都道府県に展開していくこととされております。
そこで、本県が管理するダムの
事前放流の取組について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、県は、国の
基本方針などを受けて、土木部が管理している全ての十五ダムについて、それぞれ
事前放流実施要領を取りまとめた。具体的には、
ダムごとに、
事前放流の実施を判断する
基準降雨量を決定して、気象台から発表される二十四時間の
予想降水量と
累計雨量の合計が、
基準降雨量を超える場合等に
事前放流を開始できることとし、放流する量については、利水面にも配慮して決定する必要があることから、過去の実績に基づき、ダムの貯水位が一連の
降雨等の後に
制限水位等までに回復できる
限度水位を
ダムごとに定め、運用することとした。
事前放流の運用により、
水害対策に使える容量が、十五ダムで、これまでの千三百四十万立方メートルから、最大千五百九十万立方メートルと約一・二倍となり、
ダム下流域における
洪水予防に寄与できると考えている。
事前放流は、利水についても大きな影響があることから、
関係者に説明を行い、全てのダムについて理解をいただけたことから、七月一日から運用を開始したい。
なお、
府中ダムについては、
工業用水専用の
利水ダムとして整備されており、
洪水調節容量を有していないため、現在までに
事前放流の検討を行っていないが、国の
基本方針では、
利水ダムを含む全ての
既存ダムを対象としていることから、今後、
事前放流の運用に向けて、
管理者である香川県
広域水道企業団と協議を進めてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、レッドデータブック、
豊島廃棄物等処理施設撤去等事業、森林公園の整備、
空き家対策、
県営住宅の
活性化対策、
公共事業の平準化等々についても、意見、要望を交えながら
理事者の見解をただしたのであります。
以上のような
審査過程を経た後、付託されました議案一件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
これをもって
環境建設委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(
西川昭吾君)
文教厚生常任委員長山本悟史君。
(
山本悟史君登壇、拍手)
◯山本悟史君
今期定例会における
文教厚生委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本
委員会に付託されました案件は、議案七件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、
新型コロナウイルス感染症に係る
医療機関における
院内感染防止対策等についてであります。
県内の
新型コロナウイルス感染症の状況については、四月二十一日以降は
感染者の確認はありませんでしたが、先日、八十一日ぶりに新たな
感染者が確認されました。そして、全国でも、東京を中心に、再び
感染者の発生が続いており、患者数の増加に伴い、改めて
医療機関での
院内感染が懸念されております。県内の
医療機関においても、第二波、第三波に備えて
院内感染防止に取り組んでいるところであり、こうした対策への支援が必要であります。
そこで、県内の
医療機関における
院内感染防止策の状況と、今後、県としてどのように取り組んでいくのかについて、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、各
医療機関においては、N95マスクやゴーグルなどの防護具の着用、
感染症の疑いのある患者と一般の患者との動線の区分け、
入院患者の面会の制限など、それぞれの状況に応じて工夫しながら
院内感染防止に努めている。
そのような中、今回の補正予算において、ハード、ソフト両面からの
医療提供体制の整備を図る三つの支援事業を行うこととしている。ハード面では、一つ目は、
医療機関の
院内感染防止対策への支援として、簡易陰圧装置等の設備整備等、二つ目は、
感染拡大防止等への支援として、院内での動線確保やレイアウト変更、遠隔診療体制の確保等に要する経費への補助等、また、ソフト面では、
感染症患者受入れ時の対応などの研修・訓練として、専門知識の講義や症例研究等を行う研修などを予定している。
県としては、
医療機関内等でのクラスター発生を防止するとともに、
感染症の疑いがある患者に対する円滑な医療提供がなされるよう、県内の各
医療機関に対する働きかけや医療現場の最前線で対応される医療従事者への研修等を行い、今後、発生が予想される第二波、第三波に備えてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第二点は、
県立病院事業会計の令和元年度決算見込み等についてであります。
県立病院事業会計の令和元年度決算見込みは、十三億六千二百万円の純損失となり、七年連続の赤字決算となるようであります。
県立病院が、民間では対応困難な医療や質の高い医療を引き続き提供していくためには、安定的な経営が必要であります。
そのような中、今年度は
県立病院の経営指針である第三次中期経営目標の最終年度に当たり、現行計画に替わる新たな経営指針を策定する予定とのことであります。
そこで、令和元年度の決算見込みの認識と、新たな経営指針の策定の取組の状況について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、令和元年度の
県立病院事業会計は、前年度から医業収益が八億五千六百万円増加した一方で、医療の高度化に伴う材料費の増加などにより、医業費用も七億六千万円増加している。このほか、十月に消費税率の変更があり、控除対象外消費税が一億二千九百万円余増加するなど、収支悪化の大きな要因となっている。今年度は、
新型コロナウイルス感染症による影響もあり、経営環境はさらに厳しくなると認識している。
そのような中、新たな経営指針の策定においては、今年度から新たに設置した専任のグループを中心に、今後も継続して質の高い医療が提供できるよう、香川県地域医療構想や
新型コロナウイルス感染症への対応等を踏まえた新たな経営改善の取組を検討していきたい。策定時期については、
新型コロナウイルス感染症に対応している病院現場の負担に配慮するとともに、病院経営への影響を十分に見極める必要があることから、来年度の半ばを目指して検討を進めてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、
新型コロナウイルス感染症による学校における授業時数の確保等についてであります。
六月に学校が再開してから一か月が経過し、新しい様式での学校生活が定着しつつありますが、
新型コロナウイルス感染症による臨時休業によって実施できなかった教育活動は多く、学校現場では引き続き十分な対策を講じながら環境を取り戻さなければなりません。
そこで、臨時休業に伴って実施できなかった授業時数の確保、学校行事の在り方、高校受験への配慮や大学受験対策等について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、今年度、おおむね、小・中学校では三十日、高校では三十一日、授業日数を補う必要があると考えており、夏休みの短縮や学校行事の重点化と組み合わせて、各市町や各学校の実態に応じて総合的に判断し、対応している。学校再開時の授業での熱中症対策については、授業中の水分補給や、運動時の適切なマスクの脱着等について通知している。
学校行事については、子供にとって大切なものと考えており、小・中学校では、中止や延期となった運動会を簡素化しての実施や、代替行事を検討している学校もある。
県立高校の文化祭は、日程の短縮や校内限定開催等の工夫をしながら、できる限り実施したい。また、修学旅行は、学校として実施の可否について慎重に検討しているところである。
高校入試については、現時点では出題範囲の変更は考えていないが、中学校長会等と連携して、今後の学習状況を確認しながら判断していきたい。大学入試については、国から日程や調査書についての配慮の方針が現在示されており、このような情報を収集しながら、丁寧に進路を指導していきたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、女性のがん対策強化事業、児童相談所の現状、第八期高齢者保健福祉計画、魅力あふれる
県立高校推進ビジョン、ICTの活用、市町立小中学校人的体制緊急整備事業、新県立体育館の整備スケジュール等、ネット・ゲーム依存症対策条例、次期香川県教育基本計画等々についても、意見、要望を交えながら
理事者の見解をただしたのであります。
以上のような
審査過程を経た後、付託されました議案七件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
これをもって
文教厚生委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(
西川昭吾君)経済
常任委員長松原哲也君。
(松原哲也君登壇、拍手)
◯松原哲也君
今期定例会における経済
委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本
委員会に付託されました案件は、議案五件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、
新型コロナウイルス感染症を踏まえた雇用対策についてであります。
香川労働局によると、先月二十六日現在、本県における
新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響としては、雇用調整の可能性のある
事業所が二百八十五社、解雇された、またはその見込みがある労働者数は百七十六人に達しており、今後の経済状況などにより、雇用情勢がさらに悪化することも懸念されています。
そこで、
新型コロナウイルス感染症を踏まえた雇用対策の具体的な内容について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、
新型コロナウイルス感染症の影響により離職を余儀なくされた方や、雇用悪化の影響を受けやすい非正規労働者の方などを対象に、人手不足分野の企業などとのマッチングを図るため、合同企業面接会を開催するほか、中小企業等ICT活用推進事業として、テレワークやウェブ面接の導入のメリットや運用における注意点などを分かりやすく説明するセミナーを実施する。さらに、採用選考が進まず困っている中小企業などがウェブ面接システムを導入する際に必要な経費に対し、十万円を上限に、補助率四分の三の助成を行う。
このほか、就職氷河期世代への支援として、今年度から、地域若者サポートステーションの対象年齢を五十歳未満にまで引き上げたほか、先月十五日に設置したかがわプラットフォームにおいて、今後、
KPI(重要業績評価指標)の設定や、事業実施計画の策定、事業などの進捗管理を行うこととしている。さらに、就職促進セミナーやキャリアカウンセリングを実施した上で、合同企業面接会でマッチングを行い、正社員就職の促進を図るなど、就労支援に積極的に取り組んでまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第二点は、県内宿泊促進事業についてであります。
新型コロナウイルス感染症の全国的な
感染拡大に伴い、本県においても観光面への影響は著しく、香川県ホテル旅館生活衛生同業組合の調査によると、五月の宿泊数は前年同月比で約九〇%の減と大きく落ち込んでおり、六月から七月までの予約状況も同じく約九〇%の減となるなど、引き続き厳しい状況が続くと予想されています。
そこで、県内宿泊の促進について、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、県では、落ち込んだ観光需要の早期回復を図るため、先月十九日から、県民が県内に宿泊した場合、一泊当たり一万円を上限に半額を助成する、うどん県泊まって癒され再発見キャンペーンを県観光協会において実施しており、現時点で約一万二千泊の予約が入っている。当初は、予算額に達した段階で打ち切ることとしていたが、予想以上に要望が多いため、全体予算の中で今月末まで継続したい。
さらに、八月からは、今後の
新型コロナウイルス感染症の影響を注視しながら、宿泊助成の対象者を県外の方にも拡大し、その際には、今後、実施が予定されている国のGo To キャンペーンとの相乗効果も得られるよう取り組むなど、観光需要の早期回復に向けた取組を着実に進めてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、
新型コロナウイルス感染症による県産農水産物への影響と需要回復への取組についてであります。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う観光需要の減少等により、県産農水産物について、需要が低迷していることから、どのような影響が出ているのか、また、需要回復にどのように取り組むのか、
理事者の見解をただしたのであります。
これに対して
理事者は、和牛については、卸売価格が四月を底値に、過去三か年の平均に比べて七割程度になったが、六月には飲食店での需要増加を見越した取引が見られるなど、一定の回復傾向が見られる。水産物については、外食産業での需要が高い天然のタイやヒラメ、サワラなどで、卸売価格が今年四月以降、過去三か年の平均に比べて六割から八割と低迷しており、六月も同様の状況にある。また、花卉については、卸売価格が今年四月に過去三か年の平均に比べて八割程度に低下したが、五月の「母の日」需要などで、卸売価格は平年並みに持ち直してきている。
生産者や
関係団体からは、和牛や水産物、花卉を除いては、大きな影響には至っていないと聞いているが、
新型コロナウイルス感染症の影響は長期にわたることも想定されるため、今後も本県農水産物の取引状況について注視してまいりたい。
一方、県産農水産物の需要回復に向けては、国の補助事業を活用し、売上げが減少している和牛や水産物について、学校給食として活用を希望する市町の教育
委員会などと連携し、小・中学校を対象に、オリーブ牛やハマチ、マダイなどを、シチューや塩焼きなどの食材として無償で提供しようと考えている。さらに、国の
支援制度等の
情報提供や、新聞広告等による応援消費の呼びかけなどを通じて、まずは県内で需要喚起を図るとともに、今後は首都圏や関西圏でのトップセールスや、県内外の量販店と連携したフェアの実施などにも取り組み、戦略的な販売促進や情報発信による需要回復に努めてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、
持続化応援給付金、設備投資への支援、
新型コロナウイルス感染拡大が県経済に与えた影響、県産品の消費需要の喚起、
新型コロナウイルスによる県産品振興への影響と今後の展開、オリーブ産業の振興、豚熱等家畜伝染病の発生防止対策、香川「旬のイチオシ」農産物PR事業、農業分野における外国人労働者等々についても、意見、要望を交えながら
理事者の見解をただしたのであります。
以上のような
審査過程を経た後、付託されました議案第一号、第三号、第四号及び第十三号の四件については、原案のとおり可決すべきものと決し、議案第十二号については、承認すべきものと決した次第であります。
これをもって経済
委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(
西川昭吾君)以上で委員長報告を終わります。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)これより議案の採決に入ります。
まず、議案第一号から第四号、第六号から第十一号及び第十三号から第十五号までの十三議案を
一括議題といたします。
これらの十三議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
これらの十三議案を、いずれも原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よってこれらの十三議案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)次に、議案第五号を議題といたします。
本案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
議案第五号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立多数、よって本案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)次に、議案十二号を議題といたします。
本案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
議案第十二号を、承認することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本案は、承認することに決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)次に、議案第十六号、香川県
公安委員会委員の
任命同意についてを議題といたします。
本案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
議案第十六号を、同意することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本案は、同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)次に、陳情の採決に入ります。
まず、陳情元の十四及び陳情二の二の二件を
一括議題といたします。
これらの陳情二件の
委員会審査報告書は、いずれも継続審査であります。
これらの陳情二件については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
陳情元の十四及び陳情二の二の二件を、
委員会審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立多数、よってこれらの陳情二件は、いずれも
委員会審査報告書のとおり決定いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(
西川昭吾君)次に、陳情二の四を議題といたします。
本陳情の
委員会審査報告書は、不採択であります。
本陳情については、討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
秋山時貞君。
(秋山時貞君登壇、拍手)
◯秋山時貞君 本議会で受理された陳情二の四について、賛成の立場で討論します。
私は、本陳情が付託された
総務委員会にて不採択となったことに強く反対します。
さきの二月
定例会において、香川県ネット・ゲーム依存症対策条例が制定されて以降も、条例の制定過程について、県民のみならず全国から様々な批判が寄せられました。非公開での議論や会議録がないこと、
パブリックコメントの問題など、議会の透明性・公平性について、疑問や疑念が日に日に強まっていることが繰り返し報道されています。県議会の信頼が損なわれてしまったと言わなければなりません。
もとより、依存症に苦しむ当事者や家族に対して、これを個人の問題とせず、行政が関係機関とも協力して、社会として予防も含めたあらゆる支援の条件を整えていくことは必要です。だからこそ、議論の透明性の担保や
パブリックコメントで寄せられた意見をしっかりと吟味することなど、県民の思いに寄り添った、当事者や家族の思いに寄り添った施策こそ必要です。
今後、このような疑念を生まないためにも、
条例制定に係る議会内議論や検討に必要な手続をあらかじめ定め、適切に運用を図ることが重要になります。私ども日本共産党議員団は、自由民主党議員会、リベラル香川の三会派で、これまで議長に対して、今後、同じようなことが起こらないよう問題点を整理し、議会として県民に対して説明責任を果たすための検証
委員会の設置を求めてきました。
そうした中で、さきの
総務委員会の態度決定でも、本陳情の採択を求める意見も多く、五対五の可否同数となりました。最終的には、委員長の決するところにより不採択となりましたが、本陳情は、香川県ネット・ゲーム依存症対策条例の制定過程における問題点を洗い出し、県民への説明責任を果たすことを求めるものであり、県民から寄せられる疑問や疑念の声に誠実に応え、信頼回復を図るため、まさに今、県議会が責任を持ってやらなければならないことであります。
また、先日の一般質問で我が党の樫議員も取り上げましたが、香川県弁護士会からも会長声明が出され、立法事実の欠如や自己決定権の侵害、子どもの権利条約に違背するなど、条例の中身についても具体的に指摘がされています。法律の専門家である弁護士会の声明ですから、これはやはり非常に重いものです。
さらには県内の高校生が、条例は憲法違反だとして訴訟の準備を進めていると報道されております。その支援を求めるクラウドファンディングでは、開始からわずか数日で目標金額の五百万円を超える支援が集まるなど、全国から大きな注目を受けています。
私は、本条例は中身と決め方の両面に問題があると反対してきました。本条例の中身の見直しに関するものについては、もう一つ別の陳情にはなりますが、こうした条例の内容の問題についても、その根本を問う意見を真剣に受け止め、考えていかなければなりません。
いずれにしても、この依存症の問題を県民が一丸となって考えていくためにも、県民の思いに真摯に応え、検証と丁寧な説明により、議会の信頼を回復させていくことが必要不可欠です。
以上の理由から、県議会として本陳情を採択し、必要な
委員会の設置などを行うことを強く求めて、討論を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(
西川昭吾君)以上で通告による討論は終わりました。
討論を終局いたします。
お諮りいたします。
陳情二の四を、
委員会審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立多数、よって本陳情は、
委員会審査報告書のとおり決定いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、陳情二の五を議題といたします。
本陳情の
委員会審査報告書は、不採択であります。
本陳情については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
陳情二の五を、
委員会審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立多数、よって本陳情は、
委員会審査報告書のとおり決定いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、日程第十八、閉会中
継続調査事件を議題といたします。
各
常任委員長及び
議会運営委員長から、
会議規則第九十三条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各
常任委員長及び
議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査に付したいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、日程第十九から日程第二十四までを
一括議題といたします。
まず、
発議案第一号、
地方財政の充実・強化を求める
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第一号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、
発議案第二号、大
規模災害に対する備えの充実を求める
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第二号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、
発議案第三号、
新型コロナウイルス感染症対策の
充実強化を求める
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第三号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、
発議案第四号、
県立病院の
経営安定化に関する
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第四号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、
発議案第五号、
GIGAスクール構想の実現に向けた取組みに関する
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第五号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)次に、
発議案第六号、
公共交通事業者の
事業継続を確実にする支援に関する
意見書案を議題といたします。
本
発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。
お諮りいたします。
本
発議案については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(
西川昭吾君)御異議なしと認め、そのように決定いたします。
本
発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第六号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(
西川昭吾君)起立全員、よって本
発議案は、原案のとおり可決いたしました。
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◯議長(
西川昭吾君)以上で全日程を終了いたしましたので、議事を閉じます。
(互礼)
◯議長(
西川昭吾君)これをもって、今期議会を閉会いたします。
午前十一時十六分閉議・閉会
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