香川県議会 2011-11-05
平成23年11月定例会(第5日) 本文
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 出 席 議 員
山 本 直 樹 君 水 本 勝 規 君
氏 家 孝 志 君 山 下 昭 史 君
松 本 公 継 君 高 木 英 一 君
広 瀬 良 隆 君 白 川 容 子 君
山 本 悟 史 君 三 野 康 祐 君
森 裕 行 君 新 田 耕 造 君
佐 伯 明 浩 君 谷 久 浩 一 君
松 原 哲 也 君 石 川 豊 君
都 築 信 行 君 樫 昭 二 君
村 上 豊 君 高 田 良 徳 君
竹 本 敏 信 君 十 河 直 君
香 川 芳 文 君 高 城 宗 幸 君
花 崎 光 弘 君 斉 藤 勝 範 君
西 川 昭 吾 君 大 山 一 郎 君
有 福 哲 二 君 砂 川 保 君
梶 正 治 君 綾 田 福 雄 君
白 井 昌 幸 君 尾 崎 道 広 君
鎌 田 守 恭 君 平 木 享 君
宮 本 欣 貞 君 辻 村 修 君
黒 島 啓 君 五所野尾 恭 一 君
山 田 正 芳 君
欠 席 議 員
な し
─────────────────────────────
地方自治法第百二十一条による出席者
知 事 浜 田 恵 造 君
副 知 事 天 雲 俊 夫 君
病院事業管理者 小 出 典 男 君
政 策 部 長 西 原 義 一 君
総 務 部 長 荒 井 陽 一 君
環境森林部長 井 上 貴 義 君
健康福祉部長 川 部 英 則 君
商工労働部長 高 畠 正 博 君
農政水産部長 川 池 秀 文 君
土 木 部 長 高 口 秀 和 君
知事公室長 榎 本 典 昭 君
防 災 局 長 丹 睦 宏 君
観光交流局長 工 代 祐 司 君
水 道 局 長 岡 輝 人 君
会計管理者 西 村 隆 史 君
病 院 局 長 大 津 佳 裕 君
教育委員会 藤 村 育 雄 君
委 員 長
教 育 長 細 松 英 正 君
公安委員会 横 井 久 子 君
委 員 長
警察本部長 藤 本 隆 史 君
代表監査委員 仲 山 省 三 君
監 査 委 員 高 徳 敏 弘 君
事 務 局 長
人事委員会委員 東 条 正 幸 君
人事委員会 山 田 哲 也 君
事 務 局 長
労働委員会 村 上 直 実 君
事 務 局 長
政策部次長 羽 白 淳 君
─────────────────────────────
議 事 日 程(第五号)
平成二十三年十二月十五日(木)午前十時開議
第 一 議案第 一号 平成二十三年度香川県
一般会計補正予算議案
第 二 議案第 二号 議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等
に関する条例の一部を改正する条例議案
第 三 議案第 三号 香川県
青少年保護育成条例の一部を改正する条例
議案
第 四 議案第 四号 香川県
介護保険財政安定化基金条例の一部を改正
する条例議案
第 五 議案第 五号
香川県立保健医療大学条例の一部を改正する条例
議案
第 六 議案第 六号 香川県
スポーツ振興審議会条例の一部を改正する
条例議案
第 七 議案第 七号
工事請負契約の締結について
第 八 議案第 八号
瀬戸大橋記念公園の
指定管理者の指定について
第 九 議案第 九号
坂出緩衝緑地(番の州球場を除く)の
指定管理者
の指定について
第 十 議案第 十号 土器川公園の
指定管理者の指定について
第 十一 議案第 十一号 さ
ぬき空港公園の
指定管理者の指定について
第 十二 議案第 十二号
香川県営住宅等(直島団地を除く)の
指定管理者
の指定について
第 十三 議案第 十三号
香川県営住宅等(直島団地)の
指定管理者の指定
について
第 十四 議案第 十四号
香川県立体育館及び
香川県立武道館の
指定管理者
の指定について
第 十五 議案第 十五号
香川県立丸亀競技場の
指定管理者の指定について
第 十六 議案第 十六号
当せん金付証票の発売について
第 十七 議案第 十七号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
議案
第 十八 議案第 十八号
公立学校職員の給与に関する条例等の一部を改正
する条例議案
第 十九 議案第 十九号 知事等の給与等の特例に関する条例の一部を改正
する条例議案
第 二十 議案第 二十号 平成二十三年度香川県
一般会計補正予算議案
第二十一 議案第二十一号 香川県
緊急雇用創出基金条例の一部を改正する条
例議案
第二十二 議案第二十二号 香川県
高等学校等修学等支援基金条例の一部を改
正する条例議案
第二十三 継続審査
議案第 十九号 平成二十二年度香川県一般会計の決算の認定につ
いて
第二十四 継続審査
議案第 二十号 平成二十二年度香川県特別会計の決算の認定につ
いて
第二十五 継続審査
議案第二十一号 平成二十二年度
香川県立病院事業会計の決算の認
定について
第二十六 継続審査
議案第二十二号 平成二十二年度香川県
水道用水供給事業会計の決
算の認定について
第二十七 継続審査
議案第二十三号 平成二十二年度香川県
工業用水道事業会計の決算
の認定について
第二十八 継続審査
議案第二十四号 平成二十二年度香川県
五色台水道事業会計の決算
の認定について
第二十九 陳情六件
第 三十 閉会中
継続調査事件
第三十一 発議案第 一号 香川県歯と口腔の
健康づくり推進条例議案
第三十二 発議案第 二号
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への拙速な
参加表明に抗議し、国民への十分な説明を求める
意見書(案)
第三十三 発議案第 三号
サイバー攻撃に対する
情報セキュリティ対策の強
化を求める意見書(案)
第三十四 発議案第 四号
私学助成制度の堅持及び充実・強化を求める意見
書(案)
第三十五 発議案第 五号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める
意見書(案)
第三十六 発議案第 六号 子どもに対する手当財源の地方負担に反対する意
見書(案)
第三十七 発議案第 七号 受診時
定額負担導入に反対する意見書(案)
第三十八 議員派遣の件
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)ただいまから本日の会議を開きます。
本日の日程は、配布のとおりであります。
日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。
職員に朗読させます。
(職員朗読)
諸般の報告
一、会議規則第二十三条の規定に基づく発議案七件を受理いたしました。
一、各
常任委員長及び
議会運営委員長から、会議規則第九十三条の規定に基づ
く閉会中継続調査申出書を受理いたしました。
一、各
常任委員長及び
決算行政評価特別委員長から、会議規則第九十四条の規
定に基づく
審査報告書を受理いたしました。
一、会議規則第百二十五条の規定に基づき、尾崎道広君外七名から「香川県議
会ベトナム訪問団」の
議員派遣申請書が提出されました。
◯議長(山本直樹君)以上で諸般の報告を終わります。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)日程第一ないし日程第二十九を一括議題といたします。
本件に関し、各
常任委員長及び
決算行政評価特別委員長の報告を求めます。
総務常任委員長宮本欣貞君。
(
宮本欣貞君登壇、拍手)
◯宮本欣貞君 今期定例会における
総務委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本委員会に付託されました案件は、議案六件、陳情一件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、
情報システムの最適化についてであります。
県の各種施策を進めるに当たり、
情報システムを活用することは、事務の効率化や
行政サービスの高度化を図るために有効ではありますが、その利用拡大に伴う費用の増大が本県財政を圧迫する要因になることから、新しい技術を採用した効率的なシステムへの置きかえや無駄なシステムの廃止など、最適化を図ることが重要であります。
そこで、
情報システム最適化のためのこれまでの取り組みと、その成果を生かした今後の取り組みについて、理事者の見解をただしたのであります。
これに対し理事者は、平成十七年度に
情報システム調達審査委員会を設置し、
特定ベンダーに依存しない技術の採用などの視点から、
調達仕様書の内容や契約方法などを事前にチェックするとともに、全庁的に利用されている十六の主要な
情報システムを再構築し、
サーバー等の集約や運用管理の一元化などに取り組んできた結果、運用経費を年間十四億円余り削減できたところである。
今後は、新しい技術への対応として、クラウドの導入を進めるとともに、
情報システムの導入・運用を統括できる人材の計画的な育成や、適正な調達を行うためのマニュアルの整備などにより、
調達審査体制の維持に取り組んでまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第二点は、
自主防災組織に対する支援についてであります。
県では、自助・共助・公助の連携を基本理念とする
防災対策基本条例を制定し、災害に強い県づくりに取り組んでおりますが、住民の生命や財産への被害をできるだけ少なくするためには、地域における取り組みが不可欠であり、
東日本大震災により、改めて
自主防災組織の重要性を認識したところであります。
そこで、
自主防災組織の充実・強化に対する県の支援について、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、
自主防災組織が災害発生時に有効に機能するためには、実際に活動する地元住民と一緒になった訓練が重要であると考えており、現在、地域の子供や保護者と一体となって行う実践的な訓練に対し、その費用の一部を市町に補助することについて、検討を進めているところである。このような支援を通じて、
自主防災組織の育成・強化や結成促進を図り、コミュニティーとしての防災力の向上につなげてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、
自転車事故対策についてであります。
香川県は
自転車王国と言われ、自転車が幅広い層に利用されておりますが、全国的にもルールやマナーの無視が後を絶たず、
自転車関連事故の全交通事故に占める割合が増加傾向にあるため、警察庁では
自転車総合対策を取りまとめ、指導・警告により自転車の車道通行の原則などを徹底させ、悪質で危険な運転は交通切符で摘発するよう指示しております。しかしながら、通行環境の整備が不十分で、自転車の車道通行が危険な箇所もあるので、地域の実情に応じた的確な対策をとることが重要であります。
そこで、
自転車総合対策を受けた本県の
自転車事故抑止対策について、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、
自転車総合対策は、自転車は車両であるという考え方を徹底し、自動車、自転車、歩行者の三者の安全を確保していこうとするものであるが、個々の道路の実態に応じ、車道の交通量が多く自転車の通行が危険な場合や歩行者が少ない場合には、歩道通行可の交通規制を継続するほか、
道路管理者と連携して、自転車道の整備など、自転車の通行環境の確立に努めてまいりたい。
また、参加体験型の交通教室や高齢者に対する
世帯訪問等により、ルールの周知と安全教育の推進に努めるなど、
自転車運転者に対する注意喚起や啓発活動、
指導取り締まりにより安全確保に努め、
自転車事故の抑止を図ってまいりたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、
エネルギー政策、地域活動の活性化、
航空ネットワークの拡充、
県立ミュージアムのあり方、県産品の振興、
物品調達等の考え方、
私学助成等の充実、
土地開発公社の抜本的改革、特定非
営利活動促進法等の改正への対応、
青少年保護育成条例の改正、重要未解決事件への取り組み、
広域緊急援助隊の活動等々についても、意見、要望を交えながら、理事者の見解をただしたのであります。
以上のような審査経過を経た後、付託されました議案六件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決し、陳情一件については、お手元御配布の
審査報告書のとおり決した次第であります。
これをもって
総務委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(山本直樹君)
環境建設常任委員長山田正芳君。
(山田正芳君登壇、拍手)
◯山田正芳君
今期定例会における
環境建設委員会の審査の経過及び結果について御報告をいたします。
本委員会に付託をされました案件は、議案六件、陳情一件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、家庭における
省エネ行動の促進についてであります。
本県では、低炭素社会の構築を目指して、
地球温暖化対策推進計画が新たに策定をされたところであります。二酸化炭素の削減につきましては、何よりも県民一人一人の取り組みが重要であります。
そこで、その取り組みについて、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、今年度は
環境家計簿を全世帯に配布するとともに、無理なく節電に取り組んでもらえるよう
チェックリストを作成するなどして、CO2の排出抑制に努めてまいりたい。また、
地球温暖化防止活動推進員と連携をして、環境教育や環境学習の推進に取り組むなど、家庭における
省エネ行動のより一層の促進を働きかけてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第二点は、
クルーズ客船の誘致についてであります。
クルーズ客船の誘致は、サンポート高松の
にぎわい創出にもつながり、観光立県香川の実現のためには大変重要であります。このため、高松港の客船バースの改修工事が行われ、ことし九月には五万トン級に大型化されたところであります。
そこで、
クルーズ客船の誘致に向けた取り組みについて、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、改修工事により、これで日本に寄港する
クルーズ客船の約八割が高松に寄港が可能となった。現在は、高松港を含む西日本の五つの港と連携し、
外国クルーズ船を誘致する五港物語の取り組みに力を注いでいるところである。今年度は、国内外の船会社や旅行会社など約二十社を訪問することとしている。また、海外の船会社の幹部が来県した際には、瀬戸の島々のアートなど香川の魅力を紹介し、高松港が寄港地として選ばれるようPRをしてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、
工業用水道の給水区域の拡充についてであります。
工業用水の県西部への導水は、長年の課題であります。先般、丸亀市、三豊市及び多度津町から、立地企業の振興と新たな企業誘致のための工業用水の早期導水を求める陳情がなされたところであります。
そこで、丸亀市以西への給水区域の拡充における課題と、その対応について、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、公営企業として健全な経営を継続させていくためには、何よりもまず、受水企業による長期的かつ安定的な給水量の確保が最も重要な課題であると認識している。このため、現在の一立方メートル当たり三十四円のままでは、給水区域の拡大は困難であると判断する。したがって、
計画給水量に基づく新たな料金体系を検討する必要が出てくる。また、工事の費用は企業債で賄われることになるが、給水量が十分確保されない場合は地元負担もお願いせざるを得ない。いずれにしても、水道局としては、該当する企業を対象に、直ちに需要量を調査してまいりたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、
住宅用太陽光発電への補助、宝山湖及び府中湖の水質、
指定管理者制度、詫間港の利用促進、台風十二号被害からの教訓等々についても、意見、要望を交えながら、理事者の見解をただしたのであります。
以上のような審査過程を経た後、付託されました議案六件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決し、陳情一件につきましては、お手元御配布の
審査報告書のとおり決した次第であります。
これをもって
環境建設委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(山本直樹君)
文教厚生常任委員長香川芳文君。
(香川芳文君登壇、拍手)
◯香川芳文君
今期定例会における
文教厚生委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本委員会に付託されました案件は、議案十一件、陳情四件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、
地域医療再生計画についてであります。
今期定例会に、
地域医療再生臨時特例基金造成のための
補正予算議案が提出されております。この基金については、当初、七十一億円余の交付金を要望しておりましたが、国の予算額を大幅に上回る要望が全国から寄せられたことなどから、本県には要望額の六割程度の配分しかなく、
地域医療再生計画の大幅な変更を余儀なくされました。
そこで、計画の見直しの経緯と重点的に取り組む事業について、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、計画の見直しに当たって、国の事業評価における外部有識者からの意見の分析や事業費の精査などを行うとともに、関係者の意見を伺い、事業の優先順位を見きわめた上で、中核病院の院長などで構成された検討会での議論を経て決定したところである。今回策定した新たな
地域医療再生計画は、「医師・看護師などの医療人材の確保」、「
医療連携体制の構築」及び「
小豆医療圏の
公立病院再編」を三本柱としており、計画の骨子については、当初の
計画どおりとなっている。今年度は、診断能力の高い米国の総合医を招聘し、若手医師の実践的な診断能力を高めるとともに、医療と介護の連携を図る
クリティカルパス整備事業等に取り組むこととしている。
また、小豆地区の
公立病院再編に当たっては、一定のまとまった額の交付が不可欠であることから、見直しの結果、四十四億円余の内示額のうち二十五億円を配分することになったとの答弁がなされたのであります。
第二点は、新中央病院の医療機能についてであります。
次期県立病院中期経営目標では、「新中央病院は、県の基幹病院として
急性期医療に機能特化するとともに、
救急医療等民間での対応が困難な医療や、がん、心疾患、
脳血管疾患医療等の高度・特殊医療などに重点的に取り組む」とされております。
そこで、この目標の実現に向けて、新中央病院が担うべき医療機能について、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、まず救急医療については、重症及び複数の診療科領域にわたる重篤な患者に対する三次救急医療を中心に、二十四時間・三百六十五日体制で対応する予定であり、
救命救急センターに広い
処置スペースを確保するとともに、放射線や検査などの部門と緊密に連携できるような配置を行うこととしている。
また、
がん医療等の高度医療については、診療科を集積し、放射線、薬剤などの
医療技術部門と一体となった
専門医療センターを設置するとともに、ICUの増設や重症患者を治療するHCUの新設等による
集中治療部門の強化を図ることとしている。
平成二十五年度中の開院に向けて、さらに専門外来の機能を充実するなど、県の基幹病院にふさわしい施設整備を進め、県民医療の最後のとりでとして十分に役割が果たせるようにしてまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、中学校における武道の必修化についてであります。
教育基本法が改正され、我が国の伝統や文化を尊重するとの考え方から、柔道や剣道などの武道が来年度から中学校の保健体育の授業において必修となります。
そこで、来年度からの武道の授業の実施に向けた対応について、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、ことし九月の調査結果によれば、公立中学校七十二校中、九〇%に当たる六十五校で既に武道の授業が実施されており、来年度からの
実施予定種目では、柔道が四十五校、剣道が四十校、なぎなたが二校、相撲、弓道、少林寺拳法がそれぞれ一校となっている。また、武道場の設置状況は六三%であるが、体育館や近隣の
社会体育施設を利用することにより、すべての学校で武道の授業が可能となる。さらに、授業の実施に必要な用具の整備率は、現在、柔道で七二%、剣道で七三%となっており、今年度末までにはすべての学校に配備される予定であるとの答弁がなされたのであります。
このほか、
保育所待機児童対策、歯科保健の現状と今後の取り組み、医師・助産師の確保対策、
特別養護老人ホームの居室定員、ポリオの予防接種、がん検診率の向上策、次期香川県
高齢者保健福祉計画、
次期県立病院中期経営目標、高校生の就職対策、指導教諭の配置、高校入試の
自己推薦選抜、教員の
多忙化解消、
埋蔵文化財発掘調査の災害防止への活用、学校長の権限、県立学校の
管理運営費、教員の
長期社会体験研修、県立高校の財産管理等々についても、意見、要望を交えながら、理事者の見解をただしたのであります。
以上のような審査過程を経た後、付託されました議案十一件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決し、陳情四件につきましては、お手元御配布の
審査報告書のとおり決した次第であります。
これをもって
文教厚生委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(山本直樹君)経済
常任委員長十河 直君。
(十河 直君登壇、拍手)
◯十河 直君
今期定例会における経済委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
本委員会に付託されました案件は、議案五件であります。以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第一点は、食品産業の振興についてであります。
本県の特徴であり強みにもなっている食品産業は、原材料を供給する農水産業や外食産業などサービス業との結びつきが強く、雇用のすそ野が広いため、経済に与える影響が非常に大きな業種であり、かがわ次世代ものづくり産業振興プランにおいて重点的に支援する分野と位置づけられております。
そこで、食品産業に対するこれまでの支援策とその成果、また今後の取り組みについて、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、これまで、産業技術センターでの食品の安全性や健康機能性に関する研究成果を生かし、県産農産物を活用した高付加価値食品の開発を支援するとともに、産学官連携による希少糖を利用した食品の開発支援、中小企業応援ファンドや農商工連携ファンドによる新商品開発や販路開拓に対する助成などを行ったところであります。その結果、希少糖含有シロップを使った和洋菓子の商品化や、ポリフェノールが約二倍の小麦粉、食品素材用コンニャクを利用した食品の開発などが図られ、国内最大級の見本市で五十七件の契約が成立したところである。
今後とも、マーケティング支援センターやかがわ産業支援財団等を積極的に活用するとともに、香川大学などと連携しながら、市場ニーズに合った商品づくりや販路開拓などを支援してまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第二点は、次回瀬戸内国際芸術祭における中西讃の島々での取り組みについてであります。
昨年開催された芸術祭には、国内外から九十万人を超える来場者があり、芸術祭効果とともに、「アートの香川」としての魅力を世界に発信できたものと思われます。この成果を受けて、平成二十五年の次回開催が決定され、前回のエリアに沙弥島や本島など中西讃の四島を加え、新たな展開を図ることとしたところであります。
そこで、これら新規参加エリアにおける開催期間や開催方法、また、島への交通アクセスの確保等について、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、六月に、北川総合ディレクターが関係市町に対して芸術祭の意義などを説明したほか、事務局では、市町を通じて地元との意見交換や意向確認を行い、具体的な会場が決定されたところである。
また、初めての開催となる島での地元負担を考慮し、百八日間の会期のうちの一定期間内での開催を考えており、市町の担当者や住民との意見交換を重ね、島のイベントやお祭りとの連携を検討してまいりたい。
さらに、交通アクセスの確保が課題であることから、地元関係者と連携して、JR駅から港までのバスの臨時便や島への船便の増強、チャーター船の確保などを検討してまいりたいとの答弁がなされたのであります。
第三点は、グリーンツーリズムの推進についてであります。
近年、山や海、里山などの農山漁村に滞在して、その土地の自然や文化に親しみ、地元の人々との交流を楽しみながら余暇を過ごすグリーンツーリズムがふえてきており、都市と農山漁村との交流を活発化していくことは、観光振興や地域活性化の面からも重要であります。
そこで、本県におけるグリーンツーリズムの現状と今後の取り組みについて、理事者の見解をただしたのであります。
これに対して理事者は、県内のグリーンツーリズム関連施設は、農林漁業体験施設や観光農園など七十施設あり、このうち県単独事業で支援している十三施設での交流人口は増加傾向にあり、平成二十二年度には七十九万人となっている。本県は県土が狭く、都市と農村が近接していることから、日帰りでの交流が主であり、利用者の四分の三が県内からの来訪者である。また、イチゴ狩りやうどん・そば打ちなどが代表的な体験活動であり、受け入れ人数が二十人程度までの小規模な施設が多く、農林漁業の作業体験などを提供する農林漁家民宿が少ないのが現状である。
今後は、県外からの来訪者をふやすため、中山間地域や離島を中心に、農林漁家民宿の開業を促進するとともに、瀬戸内国際芸術祭二〇一三に向けて、島々への来訪者に提供する体験メニューの構築や情報発信などの支援にも取り組んでまいりたいとの答弁がなされたのであります。
このほか、四国の電力需給、ものづくり産業の振興、商工会のあり方、ワーク・ライフ・バランス、TPP問題、栗林公園商工奨励館の改修計画、まち歩き観光、K.ブランドの見直し、アジア太平洋盆栽水石大会、JA香川県の不祥事、「おいでまい」の生産振興、有害鳥獣対策、農業試験場の試験研究、海ごみ対策、ため池の緊急防災対策等々についても、意見、要望を交えながら、理事者の見解をただしたのであります。
以上のような審査過程を経た後、付託されました議案五件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
これをもって経済委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(山本直樹君)
決算行政評価特別委員長白井昌幸君。
(白井昌幸君登壇、拍手)
◯白井昌幸君 決算行政評価特別委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
さきの九月定例会におきまして本委員会に付託されました議案は、平成二十二年度香川県一般会計及び特別会計並びに公営企業会計の決算認定に関する六議案であります。
さて、平成二十二年度は、県財政の危機的な状況が続く中、新たな財政再建方策に基づき、県有未利用地の売却を初めとした歳入確保とともに、総人件費の抑制、事務事業の見直しなど歳出削減の徹底が図られる一方で、厳しい経済・雇用情勢に対応するため、国からの交付金等の積み立てによる各種基金の有効活用や、県独自の経済対策を盛り込んだ補正予算の編成など、経済や地域の活性化、県民生活の安全・安心の確保などに積極的に取り組まれたところであります。
この結果、平成二十二年度の一般会計の決算は、歳入が四千五百三十二億円余、歳出が四千四百十一億円余で、前年度と比べ、歳入は一・七%の減、歳出は二・七%の減となり、歳入、歳出ともに二年ぶりに減少しておりますが、平成十八年度から二十年度までの決算額を上回っております。形式収支は百二十億円余の黒字、翌年度に繰り越すべき財源を除いた実質収支は六十億円余の黒字であり、単年度収支も七億五千万円余の黒字となっております。
なお、臨時財政対策債の発行により県債残高は増加しておりますが、他の県債発行の抑制に努めた結果、臨時財政対策債を除いた県債残高は八年連続で減少しております。
また、特別会計の決算につきましては、十七ある会計の歳入総額が一千九百十九億円余、歳出総額が一千九百二億円余であり、実質収支額が赤字になった会計はなく、全体では十六億円余の黒字となっております。
次に、公営企業会計の決算のうち、県立病院事業会計につきましては、事業収益が二百十一億円余、事業費用が二百十億円余で、純損益は一千四百万円余の黒字であり、平成二十二年度末までの累積欠損額は百二十二億円余となっております。
さらに、水道局所管の
水道用水供給事業会計の純損益は三億円余の黒字、
工業用水道事業会計の純損益は二億円余の黒字、
五色台水道事業会計の純損益は二百八十万円余の黒字となっております。
また、平成二十二年度決算に基づく健全化判断比率については、財政の早期健全化を図るべき基準値をいずれもクリアしております。
本委員会は、こうした平成二十二年度決算内容につきまして、予算執行が県議会の議決の趣旨に沿い適正かつ効率的に行われたか、また、県の施策や事務事業が県勢の発展と県民福祉の向上に寄与したかなどの観点に立ち、鋭意審査を行ってまいりました。その内容は多岐にわたりますので、主な項目のみを御報告申し上げます。
政策部関係では、国内外の
航空ネットワークの充実・強化、国勢調査の実施状況と今後の取り組み、市町合併の取り組み等について。
総務部関係では、県税等の収納対策、県有未利用地の売却、
土地開発公社の抜本的改革等について。
環境森林部関係では、豊島廃棄物等処理事業、再生可能エネルギーの導入促進、森林環境税の導入等について。
健康福祉部及び病院事業関係では、各種基金事業の成果、医師・看護師の確保対策、
保育所待機児童対策、県立病院の経営状況等について。
商工労働部関係では、雇用対策、中小企業の振興策、うどん県プロジェクトによる県外への情報発信等について。
農政水産部関係では、TPPへの対応、鳥獣被害対策、オリーブ牛・オリーブハマチ等について。
土木部関係では、住宅の耐震化促進、県営住宅家賃の滞納対策、高松港コンテナターミナル等の利用状況等について。
教育委員会関係では、
自己推薦選抜制度、高等学校等奨学金の未収対策、特別支援学校生徒の就労対策等について。
公安委員会関係では、交通安全教育、放置違反金の未納対策、退職警察官の活用等について。
水道事業関係では、水道施設の更新・耐震化、水道事業の広域化、水道水のPR等について。
また、総括としては、二十二年度決算・行政評価結果を踏まえた今後の取り組み等々、県政全般にわたり熱心に審査が行われたのであります。
以上のような審査過程を経た後、付託されました六議案を採決いたしましたところ、いずれも認定すべきものと決した次第であります。
これをもって決算行政評価特別委員会の報告を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(山本直樹君)以上で委員長報告を終わります。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)これより議案の採決に入ります。
まず、議案第一号ないし第七号、第十六号及び第二十号ないし第二十二号の十一議案を一括議題といたします。
これらの十一議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
これらの十一議案を、いずれも原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立全員、よってこれらの十一議案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、議案第八号ないし第十五号及び第十七号ないし第十九号の十一議案を一括議題といたします。
これらの十一議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
これらの十一議案を、いずれも原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立多数、よってこれらの十一議案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、継続審査議案第十九号ないし第二十四号の六議案を一括議題といたします。
これらの六議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
これらの六議案を、いずれも認定することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立多数、よってこれらの六議案は、いずれも認定することに決しました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)これより陳情の採決に入ります。
まず、陳情二十三の十五を議題といたします。
本陳情の委員会
審査報告書は、採択であります。
本陳情については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
本陳情を、委員会
審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立多数、よって本陳情は、委員会
審査報告書のとおり決定いたします。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、陳情二十三の十、陳情二十三の十一、陳情二十三の十三及び陳情二十三の十四の四件を一括議題といたします。
これらの陳情四件の委員会
審査報告書は、いずれも不採択であります。
これらの陳情四件については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
これらの陳情四件を、いずれも委員会
審査報告書のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立多数、よってこれらの陳情四件は、いずれも委員会
審査報告書のとおり決定いたします。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、残余の陳情一件を議題といたします。
陳情一件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
陳情一件を、委員会
審査報告書のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、陳情一件は、委員会
審査報告書のとおり決定いたします。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十、閉会中
継続調査事件を議題といたします。
各
常任委員長及び
議会運営委員長から、会議規則第九十三条の規定により、お手元に配布の申出書のとおり、閉会中継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各
常任委員長及び
議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査に付したいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十一、発議案第一号、香川県歯と口腔の
健康づくり推進条例議案を議題といたします。
本発議案は、議員尾崎道広君外九名の各派共同提出であります。
案文は、配布のとおりであります。
提出者代表五所野尾恭一君の説明を求めます。
五所野尾恭一君。
(五所野尾恭一君登壇、拍手)
◯五所野尾恭一君 提案者を代表して、ただいま上程されました発議案第一号、香川県歯と口腔の
健康づくり推進条例議案について、提案理由を御説明いたします。
まず、本条例議案を提出するに至った背景と経緯についてであります。
歯と口腔の健康は、会話や食事を楽しむなど豊かな人生を送るとともに、肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防し、心身の健康の保持や増進を図る上で大変重要であります。しかしながら、成人の八〇%以上が歯周病と言われている一方で、歯科健診を受けた人の割合はまだまだ少ないと伺っております。
こうした状況の中、国においては本年八月二日に、国民保健の向上に寄与するため、歯科疾患の予防等による口腔の健康の保持に関する施策を総合的に推進することを目的に、歯科口腔保健の推進に関する法律が可決され、同月十日に施行されたのであります。
一方、本県では平成十四年に、健康長寿かがわの実現を目指して、県民みずからがライフステージに応じた健康づくりに取り組むことができるよう、平成二十四年度を目標年度とする歯科保健対策を盛り込んだ、健やか香川21ヘルスプランを策定し、これまで中間評価や二回の見直しを実施するなど、市町や歯科医療従事者、関係団体等と連携協力し、県民への歯科保健対策の推進に取り組んでいるところであります。
しかしながら、本県における虫歯のない幼児の割合は、全国平均を下回って推移しており、加えて、八十歳で二十本以上自分の歯がある人の割合も三割弱にとどまっているのが現状であります。こうした現状を踏まえ、法律や県の計画に加えて、今後、歯と口腔の健康づくりを推進するための条例を制定することは、より積極的な歯科口腔保健の推進を図る上で大変意義のあることと考えております。
そこで、我が香川県議会といたしましては、より県民に身近な県議会として、歯と口腔の健康づくりを推進するための条例を発議・制定し、県や市町、歯科医療関係者はもとより保健や医療、福祉、教育に携わる者が互いに連携しながら、県民とともに積極的に歯科口腔保健対策を推進しようとするものであります。
こうしたことから、本年八月、議長を含め各会派からの十三名の委員により構成される、「香川県議会歯と口腔の健康づくり推進に関する条例検討委員会」を立ち上げたのであります。これまで四回にわたり検討委員会を開催し、また、その中で、関係団体の代表の方々に御意見をお伺いするなど検討を進め、先月二十四日に開催した第四回の検討委員会において、本条例議案を取りまとめたところであります。
このような経緯を経て、今定例会に、「香川県歯と口腔の
健康づくり推進条例議案」を発議するに至ったものであります。
次に、本条例議案の概要について御説明いたします。
本条例議案は、県民の歯科口腔保健の推進に関し、県や県民の責務並びに市町等の役割を明らかにするとともに、県の基本的施策を定めることにより、歯科口腔保健を総合的かつ計画的に推進し、歯科疾患の予防等の取り組みを通じて、心身の健康と長寿を保ちながら豊かな生活を営むことのできる社会の実現に寄与することを目的としております。
また、県が総合的・計画的に実施すべき施策としては、基本的施策、市町との連携や計画の策定、いい歯の日・歯と口腔の健康づくり週間、歯科口腔保健に関する実態調査などを規定しております。特に、第八条の県が実施する基本的な施策としては、乳幼児期から高齢期に至るまでの各ライフステージにおける歯科口腔保健事業や、障害者や介護が必要な方への歯科口腔保健、離島・僻地での歯科保健医療体制の確保などの各種施策を規定しております。
最後に、本条例議案が可決・制定後は、条例制定を契機として、歯と口腔の健康づくりへの機運が醸成され、広く県民の歯と口腔の健康づくりが推進されることを大いに期待しております。
議員各位におかれましては、既に本条例議案の趣旨を十分御理解いただいていることと存じますが、改めて御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。(拍手、降壇)
◯議長(山本直樹君)以上で提案理由の説明を終わります。
お諮りいたします。
本発議案については、委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
本発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第一号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立全員、よって本発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十二、発議案第二号、
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への拙速な参加表明に抗議し、国民への十分な説明を求める意見書案を議題といたします。
本発議案は、議員宮本欣貞君外十名の自由民主党議員会、社会民主党・県民連合、公明党議員会、元気な香川をつくる会、新世紀香川共同提出であります。
案文は、配布のとおりであります。
お諮りいたします。
本発議案については、提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
本発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第二号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立多数、よって本発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十三、発議案第三号、
サイバー攻撃に対する
情報セキュリティ対策の強化を求める意見書案を議題といたします。
本発議案は、議員宮本欣貞君外八名の自由民主党議員会、公明党議員会、元気な香川をつくる会、新世紀香川共同提出であります。
案文は、配布のとおりであります。
お諮りいたします。
本発議案については、提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
本発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第三号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立全員、よって本発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十四、発議案第四号、
私学助成制度の堅持及び充実・強化を求める意見書案を議題といたします。
本発議案は、議員宮本欣貞君外十一名の自由民主党議員会、社会民主党・県民連合、公明党議員会、日本共産党議員団、元気な香川をつくる会、新世紀香川共同提出であります。
案文は、配布のとおりであります。
お諮りいたします。
本発議案については、提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
本発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第四号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立全員、よって本発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十五、発議案第五号、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書案を議題といたします。
本発議案は、議員香川芳文君外十名の自由民主党議員会、公明党議員会、日本共産党議員団、元気な香川をつくる会、新世紀香川共同提出であります。
案文は、配布のとおりであります。
お諮りいたします。
本発議案については、提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
本発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第五号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立多数、よって本発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十六、発議案第六号、子どもに対する手当財源の地方負担に反対する意見書案を議題といたします。
本発議案は、議員香川芳文君外九名の自由民主党議員会、社会民主党・県民連合、元気な香川をつくる会、新世紀香川共同提出であります。
案文は、配布のとおりであります。
お諮りいたします。
本発議案については、提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
本発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第六号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立全員、よって本発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十七、発議案第七号、受診時
定額負担導入に反対する意見書案を議題といたします。
本発議案は、議員香川芳文君外十一名の自由民主党議員会、社会民主党・県民連合、公明党議員会、日本共産党議員団、元気な香川をつくる会、新世紀香川共同提出であります。
案文は、配布のとおりであります。
お諮りいたします。
本発議案については、提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(山本直樹君)御異議なしと認め、さよう決します。
本発議案については、討論の通告がありませんので、直ちに起立により採決いたします。
発議案第七号を、原案のとおり可決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立全員、よって本発議案は、原案のとおり可決いたしました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)次に、日程第三十八、議員派遣の件を議題といたします。
本件については、討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
白川容子さん。
(白川容子君登壇、拍手)
◯白川容子君 議員の海外派遣に対して反対の立場で討論を行います。
何度もこの問題で討論に立ってまいりましたので、詳しくは繰り返し申しませんが、率直な気持ちは、「もういいかげんにやめませんか」ということです。
今、未曾有の大震災と世界経済危機のもとで、国民・県民生活は大打撃を受けています。このようなとき、多額の費用、税金を費やす海外視察を従来どおりに行っていてもいいのかが問われています。現時点で、香川県議会での海外視察のあり方について、深くお考えいただきたいと思います。
先日、議会事務局にお願いをいたしまして、全国の都道府県議会の海外視察の状況を調べていただきました。既に全国十七の府県議会が、
東日本大震災や県財政の悪化などを理由に、海外視察の自粛や休止を行っています。我が香川県議会でも、そうした議論を真剣かつ徹底的にするときです。厳しい財政事情を理由に県民サービスを削減し、職員にも人員削減や給与カットを押しつけながら、議員の海外視察だけは聖域として続けるのは理屈が通りません。
九日付の四国新聞「一日一言」でも、議会改革検討委員会を取り上げ、議員定数や会期の見直し、対面式演壇などの検討項目のほかにも、「ほとんどの県が実施している政務調査費の全領収書添付や、議員の費用弁償、海外視察のあり方など全国で議論になっているテーマは幾つもある。行政の無駄遣いなどをチェックするのは議会の役目。だが、議会の問題を改めるのは議員自身にしかできない。県民が選んだ『選良』の改革に期待しよう」とありました。
前期の議会改革検討委員会のときにも、当時の尾崎委員長は、応招旅費についても見直しを審議すべきとの我が会派の主張に対し、議論を約束しながら、その後何度審議を要求しても議論は行われないままとなっています。県民が選んだ選良の改革として、議員の海外視察を初め、これらのテーマを非公開ではなく県民に公開し、しっかりと議論すべきです。
また、繰り返し申し上げていますが、視察に参加する本人だけでなく、参加することに賛成をした議員一人一人にも大きな責任があります。心から賛成ではないけれど、おしりを半分上げて立つ議員さんも、その責任は同じです。賛成をする前にもう一度、その必要性と県民生活の実態に真正面から向き合うべきです。
今回の議員の海外派遣に反対することへの御賛同を求めるとともに、今後、私が海外派遣に対してしつこく反対討論に立たなくてもよいように、海外視察の中止を強く議員の皆さんに呼びかけさせていただきまして、討論を終わります。(拍手、降壇)
◯議長(山本直樹君)以上で通告による討論は終わりました。
討論を終局いたします。
これより議員派遣の件を起立により採決いたします。
尾崎道広君外七名を、お手元に配布のとおり、議員派遣することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
◯議長(山本直樹君)起立多数、よって本件については、議員派遣することに決しました。
─────────────────────────────
◯議長(山本直樹君)以上で全日程を終了いたしましたので、議事を閉じます。
これをもって、今期議会を閉会いたします。
午前十一時二十三分閉議・閉会
Copyright (c) Kagawa Prefectural Assembly Minutes, All rights reserved....