平成31年 2月
定例会 平成三十一年二月
徳島県議会定例会会議録(第一号) 徳島県告示第六十四号 平成三十一年二月
徳島県議会定例会を次のとおり招集する。 平成三十一年二月六日
徳島県知事 飯 泉 嘉 門 一 期日 平成三十一年二月十三日 二 場所 徳島市
徳島県庁 ──────────────────────── 議 員 席 次 一 番 山 西 国 朗 君 二 番 原 井 敬 君 三 番 岩 佐 義 弘 君 四 番 島 田 正 人 君 五 番 眞 貝 浩 司 君 六 番 高 井 美 穂 君 七 番 古 川 広 志 君 八 番 上 村 恭 子 君 九 番 須 見 一 仁 君 十 番 井 川 龍 二 君 十一 番 岡 佑 樹 君 十二 番 中 山 俊 雄 君 十三 番 元 木 章 生 君 十四 番 岡 田 理 絵 君 十五 番 南 恒 生 君 十六 番 長 池 文 武 君 十七 番 達 田 良 子 君 十八 番 山 田 豊 君 十九 番 丸 若 祐 二 君 二十 番 岩 丸 正 史 君 二十一番 寺 井 正 邇 君 二十二番 喜 多 宏 思 君 二十三番 木 下 功 君 二十四番 重 清 佳 之 君 二十五番 木 南 征 美 君 二十六番 黒 崎 章 君 二十七番 岸 本 泰 治 君 二十八番 川 端 正 義 君 二十九番 嘉 見 博 之 君 三十 番 岡 本 富 治 君 三十一番 樫 本 孝 君 三十二番 杉 本 直 樹 君 三十三番 西 沢 貴 朗 君 三十四番 来 代 正 文 君 三十五番 臼 木 春 夫 君 三十六番 庄 野 昌 彦 君 三十七番 長 尾 哲 見 君 ──────────────────────── 平成三十一年二月十三日 午前十時二十九分開会
出席議員計三十六名 (その番号・氏名左のとおりである) 一 番 山 西 国 朗 君 二 番 原 井 敬 君 三 番 岩 佐 義 弘 君 四 番 島 田 正 人 君 五 番 眞 貝 浩 司 君 六 番 高 井 美 穂 君 七 番 古 川 広 志 君 八 番 上 村 恭 子 君 九 番 須 見 一 仁 君 十 番 井 川 龍 二 君 十一 番 岡 佑 樹 君 十二 番 中 山 俊 雄 君 十三 番 元 木 章 生 君 十四 番 岡 田 理 絵 君 十五 番 南 恒 生 君 十六 番 長 池 文 武 君 十七 番 達 田 良 子 君 十八 番 山 田 豊 君 十九 番 丸 若 祐 二 君 二十 番 岩 丸 正 史 君 二十一番 寺 井 正 邇 君 二十二番 喜 多 宏 思 君 二十三番 木 下 功 君 二十四番 重 清 佳 之 君 二十五番 木 南 征 美 君 二十六番 黒 崎 章 君 二十八番 川 端 正 義 君 二十九番 嘉 見 博 之 君 三十 番 岡 本 富 治 君 三十一番 樫 本 孝 君 三十二番 杉 本 直 樹 君 三十三番 西 沢 貴 朗 君 三十四番 来 代 正 文 君 三十五番 臼 木 春 夫 君 三十六番 庄 野 昌 彦 君 三十七番 長 尾 哲 見 君 ────────────────────────
出席職員職氏名 事務局長 市 原 俊 明 君 次長 和 田 茂 久 君
政策調査課長 岡 島 敏 子 君 議事課副課長 松 永 照 城 君
政策調査課副課長 藤 本 泰 史 君
議事課課長補佐 島 尾 希 実 子 君
議事課主査兼係長 三 橋 昭 子 君
議事課係長 一 宮 ル ミ 君
議事課主任 中 田 真 君
議事課主任 富 永 加 容 子 君 ────────────────────────
列席者職氏名 知事 飯 泉 嘉 門 君 副知事 後 藤 田 博 君 副知事 海 野 修 司 君 政策監 福 井 廣 祐 君
企業局長 東 端 久 和 君
病院事業管理者 香 川 征 君
政策監補兼県土整備部長 瀬 尾 守 君
危機管理部長 朝 日 隆 之 君
政策創造部長 山 本 俊 也 君
経営戦略部長 木 下 慎 次 君
県民環境部長 板 東 安 彦 君
保健福祉部長 久 山 淳 爾 君
商工労働観光部長 黒 下 耕 司 君
農林水産部長 川 合 規 史 君
会計管理者 戸 根 秀 孝 君
病院局長 延 良 朗 君
財政課長 平 井 琢 二 君 財政課副課長 金 丸 武 史 君 ──────────────────────── 教育長 美 馬 持 仁 君 ────────────────────────
人事委員長 笹 谷 正 廣 君
人事委員会事務局長森 裕 二 君 ────────────────────────
公安委員長 塩 本 泰 久 君
警察本部長 根 本 純 史 君 ────────────────────────
代表監査委員 矢 田 等 君
監査事務局長 岡 田 芳 宏 君 ──────────────────────── 議 事 日 程 第一号 平成三十一年二月十三日(水曜日)午前十時開会 第一 議席の一部変更 第二
会議録署名者の指名 (三 名) 第三
会期決定の件 (二十四日間) 第四 議案自第一号至第六十六号、計六十六件 〔
提出者説明 (第六十五号・第六十六号、計二件先議 議 決)〕 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) ただいまより、平成三十一年二月
徳島県議会定例会を開会いたします。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) これより本日の会議を開きます。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 まず、
議長会関係等について申し上げます。 去る一月二十五日、東京都において
全国都道府県議会議長会役員会及び
定例総会が開催され、
地方行政上の当面する諸問題について協議を行った次第であります。 また、
都道府県議会議員共済会総会にも出席いたした次第であります。 次に、
監査委員から、昨年十月から本年一月にわたり実施した
定期監査及び
現金出納検査等の結果について、
議長宛て報告書が提出されておりますので、御報告いたしておきます。 次に、知事から、お手元に御配布のとおり、議案等の
提出通知がありましたので、御報告いたしておきます。 次に、知事、
人事委員長、
公安委員長及び
代表監査委員から、お手元に御配布のとおり、
説明者委任の通知がありましたので、御報告いたしておきます。 諸般の報告は以上であります。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) これより本日の日程に入ります。 日程第一、「議席の一部変更」を行います。 議員の異動に伴い、議席の一部変更を、お手元に御配布いたしてあります「
議席変更表」のとおり行います。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) 次に、日程第二、「
会議録署名者の指名」を行います。
会議録署名者は、議長において、 眞 貝 浩 司 君 須 見 一 仁 君 臼 木 春 夫 君の三名を指名いたします。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) 次に、日程第三、「
会期決定の件」を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から三月八日までの二十四日間といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(重
清佳之君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は、本日から三月八日までの二十四日間と決定いたしました。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) 次に、日程第四、「議案第一号・平成三十一年度徳島県
一般会計予算より第六十六号に至る計六十六件」を議題といたします。 以上の六十六件について、
提出者の説明を求めます。
飯泉知事。 〔
岸本議員出席、
出席議員計三十七名となる〕 (
飯泉知事登壇)
◎知事(
飯泉嘉門君) 本日、二月
県議会定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては、御出席をいただき、まことにありがとうございます。 ただいま提出いたしました議案の御説明とあわせ、県政に取り組む私の所信を申し上げ、
議員各位を初め県民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 まず、平成三十一年度当初予算につきまして、平成三十年度は、本県にも大きな影響を及ぼした平成三十年七月豪雨や台風二十号、二十一号といった
豪雨災害に加え、大阪府
北部地震や
北海道胆振東部地震も相次ぎ、数十年に一度の大
規模災害が常態化、広域化するなど、日本が
災害列島の様相を呈し、
国難打破という新たな課題への対策が不可欠となっております。 このため、四月に
知事選挙を控えた平成三十一年度当初予算は、
骨格予算とする一方で、
県土強靱化を推進し、県民の皆様の命と暮らしを守るため、十一月から二月
補正予算、そして平成三十一年度
骨格予算までを一体的かつ戦略的に捉えた十五カ月型・
県土強靱化予算の集大成を担う第三弾として積極果敢に編成し、対前年度当初
予算比で九九・四%、総額四千八百四十四億円を確保いたしたところであります。 具体的には、大
規模災害を迎え撃つ災害に強い
県土強靱化の推進や、本県が全国を先導する新次元の
消費者行政、
消費者教育のさらなる展開など、安全・
安心対策の推進、TPP11や日EU・EPAなど
経済グローバル化に即応するとくしまブランドの
強力展開や、働き方改革の実践、
外国人材の活用という
県民生活に密接な法改正への対応、本年十月から引き上げとなる
消費税増税対策など、経済・
雇用対策の推進、
とくしま回帰のさらなる加速や、いよいよ開幕を迎える三大
国際スポーツ大会に向けた本県の
魅力発信ととく
しまレガシーの創出など、大胆素敵とくしまの実現の三つの柱により、切れ目のない施策を積極的に展開するための予算を計上いたしました。 とりわけ
公共事業につきましては、さきの九月
県議会や十一月
県議会での御論議を初め、去る一月八日に、
県議会の総意として、昨年に引き続き、全会派から頂戴いたしました御要望を真摯に受けとめ、本県の
政策提言により臨時特別の措置として認められた防災・減災、
国土強靱化のための三カ年
緊急対策に係る
国補正予算の積極的な獲得に努めるとともに、
県単独維持補修費につきましても、当初予算で過去最大となる、当初
予算比二三%増の六十二億円を計上いたしました。 これにより、
公共事業と
県単独維持補修費を合わせ、前年度十四カ月
予算比で百十九億円の増、平成二十九年度当初
予算比では二百四十七億円の大幅増となる総額八百九十二億円を確保し、県民の皆様の安全・安心の確保をより一層力強く推し進める十五カ月型・
県土強靱化予算といたしております。 この
事業効果を早期に発現させるため、全庁一丸となって執行力の強化を図り、
県土強靱化の推進はもとより、TPP11や日EU・EPAを初め
経済グローバル化に対峙できる
本県農林水産業の
基盤整備を促進し、より一層の
競争力強化に努めてまいります。 また、平成三十一年度は、
vs東京「
とくしま回帰」
総合戦略の総仕上げとなる極めて重要な年となります。徹底した
県民目線、
現場主義のもと、県民の皆様に
地方創生の成果をしっかりとお届けするとともに、
人口減少や大
規模災害を迎え撃つべく、
国難打破の先陣は徳島との強い気概を持って、全力で取り組んでまいりますので、
議員各位の御理解、御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、主な事業につきまして御報告を申し上げます。 第一点は、
地方創生の旗手!「
ふるさと回帰・加速とくしま」の実現であります。 まず、
消費者庁等の
徳島移転につきましては、新年早々、実に喜ばしい話が飛び込んでまいりました。 本年六月、日本が初めて議長国を務めるG20が大阪で開催される好機を捉え、国に対し、その
サイドイベントである
消費者政策国際会合の
本県開催を強く提言いたしたところ、去る一月九日、
宮腰光寛消費者行政担当大臣が来県され、
国際会合を徳島市において開催することを決定したとの御報告をいただきました。それにあわせ、
消費者庁と徳島県の共催という新たな御提案をいただき、重
清議長さんの御同席のもと、これを快諾いたしたところであり、本年九月五日、六日の両日、
JRホテルクレメント徳島で開催する運びとなりました。 本県がこれまで取り組んでまいりました新次元の
消費者行政、
消費者教育の展開はもとより、本県の魅力を世界へ発信する千載一遇のチャンスと捉え、
消費者庁を初め
関係機関の皆様と一丸となり、
国際会合が実りあるものとなるよう、しっかりと対応いたしてまいります。 また、本年はいよいよ、
消費者庁等の移転について、その方向性が示される総決算の年であります。 一月十一日には、
産学官言労金の
各界代表で構成する
消費者庁等移転推進協議会が開催され、
消費者庁の
徳島移転の実現に向け、熱い思いが語られるとともに、国に対する要請文が
全会一致で決議されました。 また、一月二十日、
自由民主党の
岸田文雄政務調査会長が来県され、
消費者行政新
未来創造オフィスや本県の
取り組み状況を熱心に御視察をいただき、
推進協議会の
代表者の皆様方とともに、私から直接、
消費者庁等の徳島への
全面移転を要請いたしたところであります。 さらに、一月三十日には、
与党自由民主党加藤勝信総務会長及び
公明党山口那津男代表に対し、重
清議長、そして
消費者庁等移転推進協議会の
岡田好史会長とともに、東京一極集中に歯どめをかけ地方への新たな人の流れを具現化する
消費者庁等の徳島への
全面移転をしっかりと要請いたしてまいりました。 今後とも、新次元の
消費者行政、
消費者教育をより一層展開するとともに、全国、さらには世界へとその成果を発信し、国内外から共感と賛同の輪を広げることを通じまして、
消費者庁等の
徳島移転につなげてまいりますので、引き続き、
議員各位の御理解、御協力をよろしくお願いを申し上げる次第であります。 次に、若者の定住、Uターンの促進につきまして、県外への転出者のうち半数近くを十代後半から二十代の若者が占めており、
転出超過の流れに歯どめをかけるためには、若者の
とくしま回帰が不可欠であります。 県では、若者の地元への定着と地域における
雇用創出を図るため、平成二十七年度、全国に先駆け、
奨学金返還支援制度を創設し、これまで、県外の大学生を含む四百八十七名を支援の対象となる
助成候補者として認定し、
本県産業を担う
人材確保に取り組んでまいりました。 この
取り組みをさらに充実させ、
県内産業界における
人材不足の深刻化に積極的に対応するため、制度の対象を短大生、
専修学校生専門課程まで拡大し、若者のさらなる
とくしま回帰を目指すとともに、引き続き産業界と連携し、徳島が誇る魅力ある企業の
情報発信や
ふるさと回帰セミナーの案内など、きめ細やかなフォローアップを行うことにより、若者の
県内就職、定着を促進いたしてまいります。 また、昨年七月には、
県内大学生八名を
中心メンバーとするとくしま
若者回帰プロジェクトを立ち上げ、
本県出身の
首都圏大学生を対象とした
洋上セミナー、
県内高校生対象の
高校生スタディツアーを開催し、若者の
ふるさと回帰の
機運醸成を図ってまいりました。 早速、このたび
洋上セミナーに参加された学生の発案により、
本県出身の
蔦哲一朗監督が手がけた、「若者の
とくしま回帰」をテーマに、主人公の移住への揺れる思いを題名に込めた映画「AWA TURN(仮)」が完成し、来る三月八日から十日まで開催される
徳島国際映画祭を皮切りに、
移住フェアなどで上映いたします。 さらに、去る二月六日には、高校生、大学生の保護者の皆様を対象に、先進的な
取り組みを行っていただいている
県内企業を御訪問いただき、我が子が
ふるさと徳島で働き暮らすことのメリットを学ぶ
ふるさと就活スタディツアーを開催いたしたところであります。 今後とも、
若者目線に立った
情報発信や
創意工夫を凝らした施策を展開し、若者の
とくしま回帰の流れを加速いたしてまいります。 第二点は、未来を創る!「経済・好循環とくしま」の実現であります。 まず、
在住外国人の支援につきまして、
国際化の進展に伴うインバウンドの増加に加え、
出入国管理及び
難民認定法の改正により、本年四月から、新たな
在留資格、
特定技能が創設され、今後、県内に在住、滞在する
外国人のさらなる増加が見込まれます。 そこで、県では、徳島駅ビルにあるとくしま
国際戦略センターに、英語、中国語、
ベトナム語に対応した
多言語相談窓口を設置するとともに、
県内在住外国人の生活上の
課題把握や
受け入れ体制の整備を担当する
地域外国人コーディネーターを配置し、
在住外国人の
支援機能の強化を図ってまいります。 また、
留学生向けに、
県内高等教育機関と連携し、その
受け入れ拡大のため、
日本留学フェアでの
発信強化や
オープンキャンパスの開催、
共同サポートセンター設置による留学中の生活から卒業後の
県内就職までの
一体的支援に取り組んでまいります。 さらに、
県内企業を対象とした
外国人採用の留意点を学ぶ
ノウハウセミナーや、
外国人留学生や
JETプログラム参加者を対象とした
マッチングフェアの開催、農業や介護の各分野、
地域おこし協力隊への
外国人材の活用など、県内における
外国人の就労を支援いたしてまいります。 さらに、全庁を挙げ、
外国人材の円滑な
受け入れや
共生社会の実現を目指すため、あす、
外国人材受け入れに関する
部局横断型の
連絡調整会議を立ち上げ、具体的な対応策の検討を開始いたします。 今後とも、住むなら徳島、働くなら徳島と選ばれるよう、
外国人材の活用に向けた
体制整備にしっかりと取り組んでまいります。 次に、
企業誘致の推進につきまして、本県では、
全国屈指の
光ブロードバンド環境と
立地優遇制度を生かし、
情報通信関連産業の積極的な誘致に取り組んでおります。 このたび、東京に本社を置く株式会社うるるBPOが、小松島市において、データのスキャニングサービスや
入力代行などを行う
事務処理センターを新たに開設することを決定され、来る二月十五日、小松島市を加えた三者で
覚書調印式をとり行うこととしており、将来的には百名程度の新たな
地元雇用が予定されております。 今後とも、立地から操業、増設まで、多様なニーズに切れ目なくきめ細やかに対応する
ワンストップサービスの
誘致活動を展開し、
情報通信関連産業のさらなる集積を図り、
県内経済の活性化と雇用の確保にしっかりと取り組んでまいります。 次に、
経済グローバル化への対応につきまして、昨年十二月三十日にTPP11が、本年二月一日には日EU・EPAが発効し、我が国にとってはいまだかつて経験したことのない巨大な
自由貿易圏が誕生いたしました。 また、本年九月、
ラグビーワールドカップを皮切りに、三年連続で
国際スポーツ大会が開催されるとともに、二〇二五年には大阪・
関西万博が開催されるなど、今後、国全体で
世界規模の
イベントが相次ぎ、
経済グローバル化の波が押し寄せてまいります。 県ではこれまで、
県内企業の
海外展開支援や
農林水産業の
競争力強化などさまざまな施策を推進してきたところであり、本県が誇るLEDを初めとした
工業製品や、三大
香酸かんきつ、
ハラール牛肉など
農林水産物の
輸出拡大、
にし阿波地域を初め本県への
外国人旅行者の増加など、
徳島ならではの強みを生かした、世界を相手とする
経済活動が着実に広がりを見せております。 この広がりをさらに加速するため、十五カ月型・
県土強靱化予算に、
本県農林水産業が
経済グローバル化に対応するための
農業用水の
パイプライン化や
漁港施設など、
生産基盤の整備をフルセットで盛り込むことはもとより、
貿易自由化や
国際化に向けた対策に切れ目なく対応する予算を編成いたしました。 急速に進む
経済グローバル化にしっかりと対峙するとともに、またとない絶好の機会を逃すことなく、三大
国際スポーツ大会や大阪・
関西万博による
経済効果を本県に確実に波及させていくため、守りを固め、
徳島ならではの強みを生かした攻めの施策を展開いたしてまいります。 第三点は、未来を守る!「
安全安心・強靱とくしま」の実現であります。 まず、防災・
減災対策の強化につきまして、平成三十年七月豪雨を初め相次いで発生した
豪雨災害の教訓を踏まえ、機動的な救助・
救援活動を可能とする徳島県大
規模風水害即応機動部隊を創設することとし、来る三月十六日、発足式をとり行う運びとなりました。この部隊は、全国で二カ所、西日本で唯一、本県に
水陸両用機能を備えた全
地形対応車が配備されることを契機として、
土砂災害や大
規模風水害への対応に特化した県内の全
消防本部で構成する
消防部隊であります。 現在、国におきましては、本県からの
政策提言を受け、
緊急消防援助隊での
部隊創設に向けた検討が進められており、県といたしましても、全国モデルとなるよう、本年の出水期を見据えた運用訓練を実施し、いざ発災となった際には、県内はもとより県外にも迅速に出動できる、消防の広域応援体制の強化にしっかりと取り組んでまいります。 また、平成三十年七月豪雨では、広域災害発生時における受援の難しさが顕在化し、特に、限られた人員での対応が求められる市町村にとっては、受援力の強化が喫緊の課題となりました。 この教訓を踏まえ、本県では、南海トラフ巨大地震に備えるべく、全市町村の協力のもと、全国に先駆け、徳島県災害マネジメント総括支援員制度を創設いたします。 そこで、来月七日には、人材育成はもとより、円滑な受援の礎となる顔の見える関係を築くため、県及び市町村職員を対象としたキックオフセミナーを開催し、制度の本格展開に向けた第一歩を踏み出してまいります。 来年度は、災害時の新たな業務や状況に柔軟に対応できるよう、さらなる災害マネジメント力の向上及び受援体制の構築に向け、実践的な研修や訓練を実施するほか、職員の災害対応の迅速化と標準化に向け、発災前後における自治体の災害対応業務のタイムライン化や可視化する災害対応フローの策定に取り組んでまいります。 今後とも、市町村との緊密な連携のもと、応援・受援体制の一層の強化を図り、あらゆる大
規模災害に迅速かつ的確に対応することのできる災害対応力の実装に取り組んでまいります。 次に、高松自動車道の四車線化につきまして、来る三月八日、鳴門インターチェンジ-高松市境間の供用開始を迎える運びとなり、定時性や走行環境の向上はもとより、南海トラフ巨大地震発生時における被災地支援や早期復旧など、四国8の字ネットワークの機能強化が図られることとなりました。 今後とも、本県における経済、産業の発展、観光振興など、
地方創生の実現に重要な役割を果たす高速道路ネットワークのさらなる整備促進に全力を傾注いたしてまいります。 次に、徳島市中心部の慢性的な渋滞緩和の切り札となる徳島東環状線につきまして、来る三月十四日、元町沖洲線安宅交差点に接続する上りランプを含む北行き九百四十メートルが開通する運びとなりました。 このたびの開通により、北行きは、城東と安宅の二つのランプが利用可能となり、交通分散により渋滞緩和が図られるとともに、安宅交差点から阿波しらさぎ大橋方面へのノンストップ走行実現による走行時間の大幅短縮など、利用者の利便性や安全性に大きく寄与するものと期待するところであります。 今後とも、中心市街地の渋滞緩和や地域活性化に資する、残る区間の一日も早い供用に向け、環状道路の着実な整備を促進いたしてまいります。 第四点は、未来へつなぐ!「環境首都・新次元とくしま」の実現であります。 近年、生態系に及ぼす影響が懸念される海洋プラスチックごみへの対策が世界的に喫緊の課題となっており、本年六月、我が国で初開催されるG20におきましても、議長国として、その対策を各国に義務づける実施枠組みの合意を目指しているところであります。 全国初の脱炭素社会の実現を掲げたすだちくん未来の地球条例を制定し、環境首都を標榜する本県といたしましても、この課題にいち早く対処すべく、まずは県民の皆様方に、本県沿岸部における海ごみの現状を知っていただき、環境に配慮した行動を実践していただくため、去る二月九日、海岸保全・海ごみ対策フォーラムinとくしまを開催いたしました。 当日は、今年度、認定した、豊かな海づくりに取り組むSATOUMIリーダーの方々にも御協力をいただき、子供さんたちが県南部の海岸三カ所でプラスチックごみを回収する清掃活動や、東京海洋大学名誉博士でタレントのさかなクンによる海ごみ問題を学ぶ講演などを実施し、多くの県民の皆様方に、プラスチックごみの発生抑制や適正処理、海の環境保全への理解を深めていただいたところであります。 さらに、現在改定作業を進めております徳島県環境基本計画に、国が策定中のプラスチック資源循環戦略を踏まえ、効果的なプラスチックごみ対策を盛り込むとともに、市町村、企業、NPOを初め幅広い主体との連携を強め、地球規模の課題解決を本県がリードするとの気概を持ち、しっかりと
取り組みを進めてまいります。 第五点は、未来を支える!「みんなが元気・輝きとくしま」の実現であります。 後発医薬品の使用促進につきまして、国民医療費が年間四十兆円を超える状況にある現在、ふえ続ける医療費の抑制は、急速に高齢化が進行する我が国の最重要課題であり、国におきましては、骨太の方針二〇一七において、二〇二〇年九月までに使用割合八〇%という目標を掲げ、後発医薬品の使用を促進しているところであります。 一方、昨年七月時点における本県の後発医薬品の使用割合は、全国平均七四・六%に対し、残念ながら全国最下位の六七・〇%でありますが、直近一年間では、全国トップクラスの七・五%増と、これまで取り組んできた成果が着実にあらわれているところであります。 この流れをさらに加速するため、親しみやすいオリジナルキャラクターを活用した普及啓発、医療機関が後発医薬品への転換を進める際のわかりやすい切りかえ手順書の活用などを実施いたしてまいります。 また、来年度は新たに、薬の飲み残し対策となる残薬管理、必要以上の薬が処方されている多剤併用の解消を目的として、高齢者の方々を対象に藍色のバッグを配布し、自宅にある全ての薬をこのバッグに入れて持参をいただき、かかりつけ薬剤師がチェックする、とくしま藍バッグキャンペーンを展開いたしてまいります。 今後とも、
関係機関と密接に連携し、後発医薬品の正しい知識の普及と使用割合の飛躍的向上を図り、県民の医療費負担の軽減はもとより、持続可能な医療制度へとつなげてまいります。 第六点は、世界に羽ばたく!「まなび・成長とくしま」の実現であります。 本県高等学校における運動部の育成を目的として平成二十七年度から推進いたしてまいりました徳島トップスポーツ校育成事業につきましては、継続して全国大会で上位入賞を果たす競技が増加しており、着実な成果があらわれているところであります。 来年度におきましては、この制度を進化させ、新たにNEO徳島トップスポーツ校強化事業として、強化指定校を二十校から二十四校へ、指定運動部は三十六部から四十五部へとそれぞれ拡大するとともに、各競技ごと一校指定による集中強化、指定競技の拡大による新たなお家芸競技の創出、実績に応じて支援強化を図る成果主義の三つの柱によりまして、全国大会で上位入賞を目指す強化指定校、各競技種目を核として競技力向上を担う育成指定校を設け、さらに効率的かつ効果的な強化に努めてまいります。 具体的に少し申し上げてまいりますと、これまでもインターハイや国体などで数多くの実績を上げておられるライフル射撃やウエイトリフティング、レスリングなど有力競技を成果に応じ集中強化するとともに、カヌーや新体操など指定競技の拡大により、新たにお家芸競技を創出し、入賞を期待することのできる選手の発掘、育成を図ってまいります。 また、各種競技団体と連携し、将来有望な小中学生のジュニア選手の発掘と、中学校トップスポーツ競技への継続した強化支援を行い、競技力の底上げを図り、高校スポーツへとつなげてまいります。 二〇二二年には、四国四県において、高校スポーツの祭典である全国高等学校総合体育大会が開催されます。本県は幹事県として、総合開会式の開催を初め、複数種目の競技実施に向け、しっかりと準備を進めてまいりますとともに、今後とも、高校スポーツの成果をレガシーとして継承し、全国や国際大会で活躍するアスリートの輩出を目指してまいります。 第七点は、世界を魅了!「大胆素敵・躍動とくしま」の実現であります。 まず、
国際スポーツ大会に向けた
取り組みにつきまして、本年は、アジア初開催となる
ラグビーワールドカップ二〇一九を皮切りに、いよいよ三大
国際スポーツ大会が幕あけする年であります。 そこで、去る一月六日には、芝生を全面改修し、冬でも鮮やかな緑を保つ国際レベルの競技環境となった鳴門・大塚スポーツパーク球技場において、事前キャンプを実施するジョージアのラグビー代表チームや食文化を紹介するキックオフ
イベントを開催いたしました。 当日は、県内ラグビー競技者を初め約五百名の県民の皆様方に御参加をいただき、世界水準の芝生に、気持ちがよい、プレーしやすいと好評価をいただきますとともに、県産食材を使ったジョージアの食を御堪能いただくなど、事前キャンプに向けた機運の醸成を図ったところであります。 また、東京オリンピックにつきましては、ドイツとカンボジアのホストタウンとして、キャンプ地誘致を積極的に進めてまいりました。 その結果、まずドイツに関しましては、去る一月十一日、ドイツ柔道連盟のペーター・フレーゼ会長が来県され、代表チームの事前キャンプに関する基本協定を締結したところであり、二〇二〇年オリンピック事前キャンプに加え、本年は、オリンピックの前哨戦となる世界柔道選手権大会の事前キャンプ、さらには二十一歳以下の代表チームの強化キャンプを行うことが決定いたしました。 また、今月二十七日には、ドイツカヌー連盟のトーマス・クニエツコ会長を本県にお招きし、県及び那賀町との三者において、代表チームの事前キャンプに関する基本協定を締結する運びとなりました。 次に、カンボジアに関しましては、徳島商業高等学校とカンボジア日本友好学園との交流を礎といたしまして、今月三日、カンボジアオリンピック委員会との間で、代表チームの事前キャンプに関する包括協定を締結するとともに、カンボジア水泳連盟とは、事前キャンプや強化キャンプに関する基本協定を締結いたしました。 これまでの
取り組みが着実に実を結んできており、この千載一遇のチャンスを逃すことなく、県民の皆様のスポーツに対する機運を大いに高め、たくさんの夢と希望をお届けし、未来へつなぐスポーツレガシーの創出に向け、全力を傾注いたしてまいります。 次に、観光誘客の推進につきまして、
妖怪伝承を地域の活性化や観光誘客につなげるため、徳島、岩手、鳥取の三県が一体となり、平成二十四年度から各県持ち回りで怪フォーラムを開催いたしてまいりました。 三巡目、第七回の開催となる本年は、怪遺産の世界発信を強化するため、訪日
外国人旅行客でにぎわう国際的な文化都市京都において、去る一月二十六日から二日間、“
妖怪先進県”への誘いをテーマとして、怪フォーラム二〇一九in京都を開催いたしました。 このたびのフォーラムでは、荒俣宏氏ら作家陣と三県知事で各地域の
妖怪文化の魅力について語り合う
妖怪大談義のほか、
妖怪文化の伝承、普及に尽力されている山城・大歩危
妖怪村の皆様も京都に結集していただき、人形劇や
妖怪紙芝居の上演に御協力をいただき、多彩な
イベントとともに、
妖怪文化の魅力を大いに発信いたしたところであります。 さらに、「でり・ばりキッチン阿波ふうど号」を活用し、新たなメニューであるそば米のミネストローネの提供や、最先端VR技術による臨場感あふれるかずら橋、鳴門の渦潮、阿波おどりなどの疑似体験など、工夫を凝らして、本県の食文化や観光の魅力も体感をいただいたところであります。 また、京の春の風物詩として親しまれております節分おばけ☆仮装百鬼夜行に、にし阿波の
妖怪も参加し、日本中から参集した百名余りの
妖怪たちと、京都国際マンガミュージアムから二条城までの約一キロメートルを練り歩き、国内外の観光客の皆様方にも楽しんでいただいたところであります。 今後とも、本県ならではの観光コンテンツに磨きをかけ、その魅力を国内外に強力に発信し、さらなる観光誘客に
創意工夫を凝らしてまいります。 次に、徳島の次世代への大きなチャレンジとなる阿佐東線へのDMV導入につきまして、DMV(デュアル・モード・ビークル)は、線路と道路をシームレスに走行することのできる次世代の乗り物であり、県南の観光振興や地域経済活性化の起爆剤となる観光資源はもとより、災害時における交通機能のリダンダンシーの確保に資するものとして、今後、インバウンド需要のさらなる増加が見込まれる東京オリ・パラ開催年、二〇二〇年の開業を目指しております。 このたび、阿佐海岸鉄道オリジナルとなる第一号車両の製作が本年二月に完成する運びとなったことから、去る一月二十八日、阿佐東線DMV導入協議会において、応募総数三百七十三点の中から、車両の最優秀デザインと愛称「未来への波乗り」が選定、発表されたところであります。 また、三月九日には、県民の皆様にいち早く新しいDMVをごらんいただけるよう、海陽町内において、記念すべき第一号車両のお披露目
イベントを開催いたします。 さらに、来る歴史的な道路及び線路上での走行に向け、昨年十月以降、甲浦駅の線路と道路をつなぐスロープの整備に着手しており、まさに今、次世代交通の幕あけを告げるつち音が響いているところであります。 平成三十一年度は、DMV車両全三台の完成を初め、駅ホームの改修など施設整備の総仕上げの年であり、鉄道会社や関係自治体との緊密な連携のもと、世界初となる本格営業運行に向け、しっかりと取り組んでまいります。 次に、今回提出いたしております議案の主なものについて御説明を申し上げます。 第一号議案より第二十七号議案は、平成三十一年度一般会計を初め当初予算関連議案であり、特別会計につきましては、用度事業特別会計を初め二十一会計、企業会計につきましては、病院事業会計を初め五会計の予算を提出いたしております。 また、第六十五号議案は一般会計、第六十六号議案は工業用水道事業会計についての平成三十年度二月
補正予算案であり、国の
補正予算に呼応し、平成三十年度十一月
補正予算及び平成三十一年度当初予算案と合わせた十五カ月型・
県土強靱化予算として編成することにより、県民の皆様の安全・安心の確保に切れ目なくしっかりと対応いたしてまいります。 予算以外の提出案件といたしましては、条例案二十八件、その他の案件九件であります。そのうち主なものにつきまして御説明を申し上げます。 第三十二号議案は、本県が持つ豊かな伝統や、未指定を含めた文化財の魅力に、より一層の磨きをかけ、県を挙げて次世代に誇れる文化レガシーの創出を図るため、現在、教育委員会が所管している文化財保護業務を知事部局に移管する条例改正を行うものであります。 第三十七号議案は、子供を安心して育てることができる環境整備を引き続き計画的に推進するため、徳島県安心こども基金の設置期間を一年間延長する条例の改正を行うものであります。 以上、概略を御説明申し上げましたが、詳細につきましてはお手元の説明書などを御参照願うこととし、また御審議を通じまして御説明を申し上げたいと存じます。 十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますよう、どうぞよろしくお願いを申し上げる次第であります。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) この際、議事の都合により、「議案第六十五号・平成三十年度徳島県一般会計
補正予算(第六号)及び第六十六号の計二件」を先議いたします。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(重
清佳之君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 以上の二件は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(重
清佳之君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 十七番・達田良子君。 (達田議員登壇)
◆十七番(達田良子君) 私は、日本共産党を代表して、「議案第六十五号・平成三十年度徳島県一般会計
補正予算(第六号)」について、反対の立場で討論いたします。 この予算案の第三表債務負担行為補正には、徳島東警察署PFI事業契約の平成三十一年度から平成四十七年度までの債務負担行為限度額を二億八千百四万七千円追加するというものが含まれております。 反対の理由の第一は、増額の理由が不透明という点です。 昨日、防災委員会での説明では、計画地のボーリング調査によると、地下地盤の耐力が当初想定していたものより弱いことが判明し、くい五十二本から百二十二本に増加する必要があるなどの理由が述べられております。しかし、当初は、隣接する裁判所のボーリング調査を業者に提供して、事業者の提案を受けて事業を進めていたといいます。 防災センターとしても、県警察にとって重要な機能が求められる建物でありながら、なぜ県が最初からボーリング調査をしてこなかったのか、全く不可解です。県がボーリング調査をした後で入札公告を出し、その上で提案を受けていれば、このような事態は避けられたのではないかと考えるものです。 第二は、議会に十分な説明も資料も示さずに先議するというのでは、県民の理解は得られないと考えます。 当初示した裁判所のボーリング調査、また県が行ったボーリング調査の結果など、地盤の調査結果、設計変更の資料、また官側でモニタリングを委託し、サービスの質、事業計画そのものの質が低下しないようにしているというのですから、コンサル事業者の見直しに対する報告書、これらを議会に提出して、十分審議するべきです。口頭による説明だけで約二億八千万円増額、開会日に先議というのでは、議会軽視も甚だしいと言わざるを得ません。 第三に、今回の
補正予算は、減額して契約した分を取り戻すというものではないのかという点です。 徳島東警察署建設においては、当初、大林組グループが七十五億三千百六十六万九千六百六十七円で落札しておりました。しかし、リニア談合事件にかかわっていたとして辞退し、次点の清水建設との契約も見送り、第三位であった四電工グループとの随意契約となったという経緯があります。 四電工グループは、随意契約を行う上の法令上の要件から、大林組の落札金額以下での契約をしなければならなかったので、みずから応札した額七十七億三十一万一千二百十九円から約一・七億円を減額し、七十五億三千百六十二万八千二円で随意契約をしておりました。今回の補正で、契約金額は七十八億一千三百三万五千二円となり、当初の入札金額よりさらに約一億一千二百七十万円も多くなります。詳しい資料も示すことなく先議するというのですから、結局、当初の減額分を補填し、さらに上乗せするための
補正予算ではないかと見られても仕方がない状況ではないのかと考えます。 徳島東警察署整備は、計画から完成まで約八年を要する長期の事業です。追加予算の増額のときだけ、なぜこれほど急がなくてはならないのでしょうか。議会における十分な審議時間の保障をするべきです。 以上、反対の主な理由を述べました。
議員各位の御賛同をお願いし、討論を終わります。
○議長(重
清佳之君) 以上をもって、通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 〔岸本議員退席、
出席議員計三十六名となる〕 まず、「議案第六十五号・平成三十年度徳島県一般会計
補正予算(第六号)」を起立により、採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(重
清佳之君) 起立多数であります。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 〔
岸本議員出席、
出席議員計三十七名となる〕 次に、「議案第六十六号・平成三十年度徳島県工業用水道事業会計
補正予算(第二号)」を起立により、採決いたします。 本件は、これを原案のとおり決することに御賛成の方は、御起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(重
清佳之君) 起立全員であります。 よって、本件は、原案のとおり可決されました。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) お諮りいたします。 明二月十四日、二月十五日及び二月十八日の計三日間は、議案調査のため休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(重
清佳之君) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決定いたしました。 二月十六日及び二月十七日の両日は県の休日のため休会、二月十九日再開いたします。 ────────────────────────
○議長(重
清佳之君) 本日は、これをもって散会いたします。 午前十一時十五分散会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△平成31年2月
徳島県議会定例会の議案について(提出) 財第416号 平成31年2月13日徳島
県議会議長 重 清 佳 之 殿
徳島県知事 飯 泉 嘉 門 平成31年2月
徳島県議会定例会の議案について(提出) このことについて,別添のとおり提出します。 平成31年2月
徳島県議会定例会提出議案第 1 号 平成三十一年度徳島県
一般会計予算第 2 号 平成三十一年度徳島県用度事業特別会計予算第 3 号 平成三十一年度徳島県市町村振興資金貸付金特別会計予算第 4 号 平成三十一年度徳島県都市用水水源費負担金特別会計予算第 5 号 平成三十一年度徳島県母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算第 6 号 平成三十一年度徳島県国民健康保険事業特別会計予算第 7 号 平成三十一年度徳島地方独立行政法人徳島県鳴門病院資金貸付金特別会計予算第 8 号 平成三十一年度徳島県中小企業・
雇用対策事業特別会計予算第 9 号 平成三十一年度徳島県中小企業近代化資金貸付金特別会計予算第 10 号 平成三十一年度徳島県徳島ビル管理事業特別会計予算第 11 号 平成三十一年度徳島県農業改良資金貸付金特別会計予算第 12 号 平成三十一年度徳島県林業改善資金貸付金特別会計予算第 13 号 平成三十一年度徳島県県有林県行造林事業特別会計予算第 14 号 平成三十一年度徳島県沿岸漁業改善資金貸付金特別会計予算第 15 号 平成三十一年度徳島県公用地公共用地取得事業特別会計予算第 16 号 平成三十一年度徳島県流域下水道事業特別会計予算第 17 号 平成三十一年度徳島県港湾等整備事業特別会計予算第 18 号 平成三十一年度徳島県県営住宅敷金等管理特別会計予算第 19 号 平成三十一年度徳島県奨学金貸付金特別会計予算第 20 号 平成三十一年度徳島県証紙収入特別会計予算第 21 号 平成三十一年度徳島県公債管理特別会計予算第 22 号 平成三十一年度徳島県給与集中管理特別会計予算第 23 号 平成三十一年度徳島県病院事業会計予算第 24 号 平成三十一年度徳島県電気事業会計予算第 25 号 平成三十一年度徳島県工業用水道事業会計予算第 26 号 平成三十一年度徳島県土地造成事業会計予算第 27 号 平成三十一年度徳島県駐車場事業会計予算第 28 号 徳島県立西部防災館の設置及び管理に関する条例の一部改正について第 29 号 不正競争防止法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について第 30 号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正について第 31 号 職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について第 32 号 徳島県部等設置条例等の一部改正について第 33 号 徳島県の事務処理の特例に関する条例の一部改正について第 34 号 徳島県行政財産使用料条例の一部改正について第 35 号 徳島県控除対象特定非営利活動法人を定める条例の一部改正について第 36 号 徳島県立男女共同参画交流センターの設置及び管理に関する条例等の一部改正について第 37 号 徳島県安心こども基金条例の一部改正について第 38 号 徳島県立総合福祉センターの設置及び管理に関する条例等の一部改正について第 39 号 徳島県保健福祉関係手数料条例の一部改正について第 40 号 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律施行条例の一部改正について第 41 号 徳島県がん対策推進条例の一部改正について第 42 号 徳島県立工業技術センターの設置及び管理に関する条例等の一部改正について第 43 号 徳島県肥料等の不当に大量な施用等の防止に関する条例及び徳島県食の
安全安心推進条例の一部改正について第 44 号 徳島県畜産関係使用料手数料条例の一部改正について第 45 号 徳島県腕山放牧場の設置及び管理に関する条例等の一部改正について第 46 号 徳島県県土整備関係手数料条例の一部改正について第 47 号 徳島県法定外公共用財産管理条例等の一部改正について第 48 号 徳島県立牟岐少年自然の家の設置及び管理に関する条例等の一部改正について第 49 号 徳島県学校職員定数条例の一部改正について第 50 号 徳島県立学校使用料、手数料徴収条例の一部改正について第 51 号 文化財の保護に関する条例の一部改正について第 52 号 徳島県地方警察職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について第 53 号 徳島県工業用水道事業料金等徴収条例の一部改正について第 54 号 徳島県駐車場事業管理条例の一部改正について第 55 号 徳島県病院事業の設置等に関する条例の一部改正について第 56 号 平成三十年度県営土地改良事業費に対する受益市町負担金の追加について第 57 号 平成三十年度農地保全に係る地すべり防止事業費に対する受益町負担金について第 58 号 平成三十年度広域漁港整備事業費等に対する受益市町負担金の追加について第 59 号 徳島県警察駐在所整備等PFI事業の特定事業契約の変更特定事業契約について第 60 号 権利の放棄について第 61 号 権利の放棄について第 62 号 包括外部監査契約について第 63 号 公平委員会の事務の受託に関する協議について第 64 号 学校業務支援システムの共同化に関する事務の受託に関する協議について第 65 号 平成三十年度徳島県一般会計
補正予算(第六号)第 66 号 平成三十年度徳島県工業用水道事業会計
補正予算(第二号)報告第1号 損害賠償(交通事故)の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について報告第2号 損害賠償(道路事故)の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について
△説明者の委任について(通知) 財第418号 平成31年2月13日 徳島
県議会議長 重 清 佳 之 殿
徳島県知事 飯 泉 嘉 門 説明者の委任について(通知) 平成31年2月
徳島県議会定例会に出席して説明することを,次の者に委任したので通知します。 副知事 後藤田 博 副知事 海 野 修 司 政策監 福 井 廣 祐
企業局長 東 端 久 和
病院事業管理者 香 川 征
政策監補兼県土整備部長 瀬 尾 守
危機管理部長 朝 日 隆 之
政策創造部長 山 本 俊 也
経営戦略部長 木 下 慎 次
県民環境部長 板 東 安 彦
保健福祉部長 久 山 淳 爾
商工労働観光部長 黒 下 耕 司
農林水産部長 川 合 規 史
会計管理者 戸 根 秀 孝
病院局長 延 良 朗
財政課長 平 井 琢 二 財政課副課長 金 丸 武 史 徳人委第1321号 平成31年2月13日 徳島
県議会議長 重清 佳之 殿 徳島県人事委員会委員長 笹谷 正廣 説明者の委任について(通知) 平成31年2月13日開会の
徳島県議会定例会に説明のため出席することを,次の者に委任したので通知します。
事務局長 森 裕二 徳公委第71号 平成31年2月13日 徳島
県議会議長 重清 佳之 殿 徳島県公安委員会 委員長 塩本 泰久 説明者の委任について(通知) 平成31年2月13日開会の
徳島県議会定例会に説明のため出席することを次の者に委任したので通知します。 徳島県
警察本部長 根 本 純 史 徳監第1106号 平成31年2月13日 徳島
県議会議長 重 清 佳 之 殿 徳島県
代表監査委員 矢 田 等 説明者の委任について(通知) 平成31年2月13日開会の
徳島県議会定例会に説明のため出席することを、次の者に委任したので通知します。
監査事務局長 岡 田 芳 宏
△
議席変更表 議席変更表 28293031323334353637 川端正義嘉見博之岡本富治樫本 孝杉本直樹西沢貴朗来代正文臼木春夫庄野昌彦長尾哲見 192021222324252627 丸若祐二岩丸正史寺井正邇喜多宏思木下 功重
清佳之木南征美黒崎 章岸本泰治 9101112131415161718 須見一仁井川龍二岡 佑樹中山俊雄元木章生岡田理絵南 恒生長池文武達田良子山田 豊 12345678 山西国朗原井 敬岩佐義弘島田正人眞貝浩司高井美穂古川広志上村恭子 演 壇 ...