先ほども御
説明の中にあったのですけれども、3月上旬を待たずにできるだけ早めに国から
情報を得て、我々が来年度
予算を
審議する材料になるように求めていただきたいと思います。また
予算審議の中でその
辺りをしっかりと議論していきたいと思います。
続いて、新しい
病院構想について
質疑を行います。
まず、
先ほど当日
配付資料で御
説明があったのですが、
基本計画策定会議が設置されて、この中で
基本計画とか、
基本計画に向けての新たな
施策を
審議されるということだと思います。今までは
高度医療・
人材育成拠点ビジョン推進会議という
検討体制で行われてきたわけですけれども、今後はこの
策定会議で
基本計画のたたき台みたいなものをつくられて、それが、例えば議会や県の
担当課に示されて、
基本計画として提出されるという
流れなのですか。その
辺りの
流れをもう少し詳しく教えてください。
4:
◯答弁(
医療機能強化担当課長) 今ありました
基本計画策定会議は、
先ほど委員にお示しさせていただいたとおり、
木下健康福祉局長を
委員長として、
関係の
病院の
院長、
関係者や我々県が入った
会議体となっており、
基本計画の内容を検討してまいりたいと考えているところでございます。
そのほか、今ございました
外部の
委員も入った
拠点ビジョン推進会議にも
節目節目で御
意見を伺いながら、
計画を進めてまいりたいと考えているところでございます。なお、この
会議につきましては、
基本は月に1回程度開催させていただきながら議論を進めてまいりたいと考えているところでございます。
5:
◯質疑(
畑石委員)
先ほど、中区、南区の
地域懇話会を立ち上げるというお話がありました。
地域懇話会の
構成メンバーを見ると、
地域の
社会福祉協議会の会長をはじめ、地区の
医師会でありますとか、かなり幅広い
ステークホルダーの方が入られていろいろと
意見や
要望を出してもらうことになっています。
地域懇話会で出された
意見とか
要望がどの程度、
基本計画策定会議にフィードバックされて、反映されるのか、その辺の
権限はいかがなのでしょうか。
基本計画策定会議の
メンバーを見ると、3
病院の
院長、
看護部長、同
病院の
メンバープラス県の
担当課という
構成になっていて、今までの
推進会議は、
医療関係者以外の、例えば
経営形態はどうするかといった
専門家も入られていたと思うのですけれども、
策定会議がかなりの
権限を持たれて
基本計画策定に向けて進むということでいいのでしょうか。フィードバックの話を含めて御
答弁をお願いします。
6:
◯答弁(
医療機能強化担当課長)
基本計画策定会議は、
基本的には新
病院の
基本計画を、どういう
病院にしていくかを
中心に考えて、議論していくと考えているところでございます。
地域懇話会は、今の
県立広島病院や中電
病院を
中心とした
医療体制をどういう形で整えていくかを
中心に議論していくところでございまして、当然関連していくところではございますが、
地域懇話会で御
意見を伺いながら、
広島県としてどういう
体制がいいのかを考えていくというように考えております。それを
基本計画策定会議や、また、
先ほど来申しましたが、
拠点ビジョン推進会議、こうした
外部の
有識者等もございますので、こうしたところに御
意見を伺いながら、最終的に
広島県として取りまとめたいと考えているところでございます。
7:
◯質疑(
畑石委員)
基本計画策定会議の
メンバーの話を
先ほどしたのですけれども、例えば専門的な
医療のどの分野を絞ってやっていくのかとか、逆に
地域との連携をどうしていくのかという議論は、
基本的には
策定会議で決めるのですか。それとも
拠点ビジョン推進会議に、
策定会議での内容などは報告しながら、
推進会議で決めるのでしょうか。例えば、がんの中でもゲノムに特化したりとか、今までもそういう提言は
推進会議からいろいろあったかとは思いますし、これまでの報告を見る限りでは、そういうネタ出しみたいな
推進会議だったようなイメージがあります。これから
基本計画を策定していくということは、ある程度絞り込んでいく作業になるかと思うのですが、それを
先ほどの
メンバーでやっていくにしては、この
メンバー構成はどうなのかと率直に感じたところですけれども、そこはいかがですか。
8:
◯答弁(
医療機能強化担当課長) これまでも
基本構想につきましては、大学の
関係者や
医師会等の
関係者、様々な皆様と議論を重ねながら進めてきたところでございます。こうしたことは、我々も引き続きさせていただきたいと思っておりまして、大学とはまた別の
会議体、
広島大学・
広島県連携
会議という
会議も持っております。また、
医師会とも個別に協議させていただきながら
広島県としての考え方をいろいろお伺いした上で、それを今度、
基本計画策定会議で議論させていただき、そちらで反映させていただくという方式を考えているところでございます。
9:
◯要望・
質疑(
畑石委員) しっかり方向性を出す
会議だと思いますので、その他の議論の推移については議会にもしっかり御報告いただきたいです。
策定会議の
先ほどの
メンバーが悪いと言っているのではなく、今までの
推進会議などはもっと幅広い有識者から
意見を聞いていたことに比べると、急に限定的な、3
病院の
関係者だけになってしまっているのは、
基本計画を策定する上でどうなのかという疑問が少しあります。この
辺りは、今日まだ提案されたばかりですので、もう少し詳しく御
説明していただきながら議論を進めていただきたいと思います。
それから、もう一つ、懇話会の設置について一つ
要望させていただきます。
先日、東区の
医師会の先生方とも
意見交換をさせていただいたところ、中区や南区は
病院がなくなることの影響についてかなり懸念されているところがあると思われました。東区の
医師会の先生方は、今、JR
広島病院と非常に良好な
関係を結んで
地域包括ケアの大変重要な役割を担っていただいており、
地域の中核
病院という位置づけでやっていただいています。今、特に在宅
医療について、三本柱で東区の
医師会が事業を行っていらっしゃって、JR
広島病院をはじめ、東区内にある6
病院と連携を取って在宅
医療を受けていらっしゃる方が急遽入院しないといけないときなどに、特にメインで受皿になってもらっているのが、このJR
広島病院だということです。あと、各
地域の診療所、クリニックの先生方が自分たちのところで診られない、例えば
広島大学
病院とか
県立広島病院に紹介するほどではないけれども、少ししっかりとした検査をしないといけないときにこのJR
広島病院に紹介して診てもらっているとのことです。そういう
地域医療の連携が非常に今スムーズにいっている中で、大
病院になってしまうと、この連携が今後どうなるのだろうかと、今までうまく連携できていたものができなくなるのではないかという懸念を持っていらっしゃいます。その
辺りについては、今、県としてはどのように捉えておられますか。
10:
◯答弁(
医療機能強化担当課長) 今、
委員御指摘ございましたとおり、JR
広島病院におきましては、
地域医療支援
病院といたしまして、患者の紹介、逆紹介など、
地域のかかりつけ医との連携が深められているところでございます。一方、
県立広島病院におきましても、
地域医療支援
病院としての指定を受けまして、南区のみならず、県内各地の
医療機関との連携を行っているところでございます。
新
病院におきましては、こうした
医療機能をしっかり引き継いで、各地における
地域かかりつけ医との連携や役割分担を図りながら
地域完結型の
医療を進めてまいりたいと考えているところでございます。とりわけ立地的に近い東区の
医療機関の皆様とは密な連携を図る必要があるものと考えておりますので、近々、東区の
医師会の皆様などと今後の
医療体制の在り方についてしっかり議論させていただきまして、新
病院の開院後もこれまでの
地域医療体制がしっかり守られるといったことを検討してまいりたいと考えているところでございます。
11:
◯要望(
畑石委員)
地域懇話会という形かどうかは別にして、今御
答弁ありましたけれども、ぜひ東区の
医師会の皆さんとも話していただきたい。特に細かい話になるのですけれども、今度の新しい
病院が東区の
医師会の中に入ってくれるのかどうかも気にされていましたので、やはり
地域完結型の
医療を進めるためには定期的にいろいろやり取りをしていかないといけない。大学
病院みたいに独自の地区の
医師会に入らないことになると非常に困るというお話をされていました。
それから、もう一つ付け加えるなら、今度の
病院が目指す方向性、今、
地域完結型の
医療も補完していくという話があったのですけれども、一方で、高度な
医療を突き詰めていって専門的な
医療をしていくことによって全国から研修医を集めてくるという話もあって、両方を本当に追い求めていけるのかと大変心配されていらっしゃいました。そういったことも含めて、
基本計画にどういう方向性をつけていくのか。診療科によっても恐らく違ってくると思うのですけれども、ぜひ東区の
医師会の方ともお話をしていただいて、
基本計画の策定に向けてフィードバックをしっかりしていただくことを
要望して終わります。
(5) 閉会 午前11時24分
発言が指定されていません。
広島県議会 ↑
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