• "資料番号"(/)
ツイート シェア
  1. 広島県議会 2022-10-19
    2022-10-19 令和4年生活福祉保健委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和4年生活福祉保健委員会 本文 2022-10-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 23 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯要望質疑畑石委員選択 2 : ◯答弁文化芸術課長選択 3 : ◯質疑畑石委員選択 4 : ◯答弁文化芸術課長選択 5 : ◯要望質疑畑石委員選択 6 : ◯答弁文化芸術課長選択 7 : ◯要望質疑畑石委員選択 8 : ◯答弁文化芸術課長選択 9 : ◯質疑渡辺委員選択 10 : ◯答弁安心保育推進課長選択 11 : ◯要望質疑渡辺委員選択 12 : ◯答弁疾病対策課長選択 13 : ◯意見渡辺委員選択 14 : ◯質疑山下委員選択 15 : ◯答弁疾病対策課長選択 16 : ◯質疑山下委員選択 17 : ◯答弁疾病対策課長選択 18 : ◯要望山下委員選択 19 : ◯質疑田川委員選択 20 : ◯答弁こども家庭課長選択 21 : ◯意見質疑田川委員選択 22 : ◯答弁こども家庭課長選択 23 : ◯要望田川委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、委員長が県外調査のお礼を述べた。)  (1) 開会  午前10時30分  (2) 記録署名委員の指名        渡 辺 典 子        窪 田 泰 久  (3) 当局説明   1) 危機管理監が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 環境県民局長が報告事項(2)について、別紙資料1により説明した。   3) 健康福祉局長が報告事項(4)について、別紙資料1により説明した。   4) 産業廃棄物対策課長が報告事項(3)について、別紙資料2により説明した。   5) ネウボラ推進担当監が報告事項(5)について、別紙資料3により説明した。   6) 疾病対策課長が報告事項(6)について、別紙資料4により説明した。   7) 新型コロナウイルス感染症対策担当課長が報告事項(7)について、別紙資料5により    説明した。   8) ワクチン政策担当課長が報告事項(8)について、別紙資料6により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯要望質疑畑石委員) 私から、まず、先ほど御説明のありました令和5年度国の予算編成に向けた提案について、指摘させていただきます。  春にも予算要望のときに指摘させていただいたのですけれども、海ごみ対策の部分で、生活系のプラスチックに対する支援については、先ほど御説明あったとおり、この提言の中にしっかり盛り込まれています。けれども、以前から指摘させていただいているとおり、この海ごみの問題に関しては、やはり漁業系のプラスチックをどうするのかが極めて重要であり、私は基本的にはここが本質だと思っています。ということで、このたびの国への支援策の要望に、漁業系のプラスチック対策に関することが入っていないのは、大変残念であります。  環境保全課と水産課で協力しながら、環境省、水産庁に要望しないといけない事項だと思います。環境保全課だけのことではないですので、ここでは答弁は求めませんけれども、このことに関しては、去年の12月定例会で議会として意見書も出しておりますし、今、漁業者、漁連もここに対する意識が大変高まってきています。とはいえ、1つ五、六千円の発泡スチロールに対して、代替品の活用やコーティングをすると、6倍ぐらいのコストがかかってしまいます。そういう意味でいくと、国がしっかり代替品に対して予算をつけてくれれば、通常の発泡スチロールと遜色のない金額で導入できる道が開けてくるのではないかと思います。この辺りはまた水産課としっかり協議していただきながら、県として国に対して、支援策の提言を盛り込む方向で、予算要求をぜひ検討していただくことを要望して、この件については終わります。
     続いて、縮景園のボランティアガイドについてお伺いします。  縮景園にボランティアガイドが常駐されております。県としてこのボランティアガイドの位置づけについてどのように認識されているのか、まずお伺いします。 2: ◯答弁文化芸術課長) 現在の縮景園のボランティアガイドにつきましては、平成7、8年頃にガイドを行っている団体から申入れがありまして、縮景園としてこれを受け入れる形で始まったものでございます。縮景園に来園する方々にとっては、縮景園の歴史や自然をより深く理解できる機会になっておりますし、ガイドで回っている方々が、自分たちの目で見た縮景園の美しさ、面白さをホームページでもPRされていまして、縮景園の魅力向上にもつながっており、縮景園に対するおもてなしの仕組みとしては非常に重要なパートナーであると思っています。 3: ◯質疑畑石委員) 重要なパートナーだという御答弁がありました。  このガイドは、ほぼ毎日常駐されています。確認したところ、ガイド料は、待ち受け──縮景園に来られた方がその場でお願いをされた場合は無料で、予約された場合には、交通費として1,500円のみ受け取っていらっしゃるということでした。ボランティアガイドは、雨の日も雪の日も、縮景園を訪れる方をもてなしているということです。先ほどもお話しされたように、歴史的なことや縮景園の見どころといった様々なことを細かく説明していただくことで、縮景園を訪れた方が、ただお庭がきれいだというだけではなく、いろいろな知識を得ながら回ることができるということで、実際利用された方には大変喜ばれているという話も聞いています。また、コロナ前は年間で8,000人ぐらいの方が、ボランティアガイドを利用しているという話もお伺いしました。  まず、縮景園のホームページを見ると、ボランティアガイドから見た縮景園の見どころのページはあるのですけれども、ボランティアガイドの予約や連絡先は全然見当たりませんでした。それから、ボランティアガイドには英語の通訳ができる方もいらっしゃるということですが、海外向けのホームページなどに、英語でのガイドをお願いできる記載があるのかどうか、この辺りはいかがですか。 4: ◯答弁文化芸術課長) ボランティアガイドにつきましては、2つの団体に入っていただいています。その中で、活動日として曜日を分けて担当され、御案内されています。活動される際には、当日担当される方の名簿を頂きながら、円滑に活動されていると思っております。  ただ、活動団体が2つありまして、先ほど言った利用料金とか英訳とか、それぞれ対応状況が違っておりますので、縮景園のホームページにおいて、各団体の問合せ先を御案内するといった対応をしているのが現実です。 5: ◯要望質疑畑石委員) 2つの団体があるというお話でしたけれども、特に海外の観光客に向けて、ガイドを利用することで縮景園を回るよさがより出てくると思いますので、この辺りのPRについては、県として、もう少しホームページ等で後押ししていただくことをお願いします。  次に、先ほどもお話がありましたけれども、ボランティアガイドは、観光に訪れる方の目線でお庭を見ていらっしゃいます。今、指定管理者が縮景園を管理しているわけですけれども、至らないところでありますとか、もう少しこういう工夫があったほうがいいのではないかといった訪れる方の目線で、これまでも随分と県にも要望してこられているというお話は伺っています。ボランティアガイドの様々な意見でありますとか、感じていらっしゃることを聞く機会は、頻繁に設けられているのですか。 6: ◯答弁文化芸術課長) ボランティアガイドとのコミュニケーションの機会は、県とガイドの双方の思いを共有するという意味では非常に重要だと思っています。現在においても、文化芸術課職員と縮景園の副園長、指定管理者も交えて、ボランティアガイドの方々と意見交換をする機会を設けてありますし、今後もこれはやっていこうと考えております。 7: ◯要望質疑畑石委員) 先ほどもお話ししたとおり、利用者目線でお話をされると思いますので、場合によっては、指定管理者からすると耳の痛いことも恐らくあると思います。なので、そこはやはり県が、ボランティアガイドの位置づけでありますとか、彼らが言っていることに関して、もう少し積極的な姿勢を見せていただくことで、指定管理者からすると、少しうるさいことを言ってきたみたいなところができるだけなくなるように、指定管理者とボランティアガイドが車の両輪で、縮景園に来られた方をおもてなしすることで喜んで満足して帰ってもらえるように、ボランティアガイドの意見を聞く機会も含めて、少し充実していただきたいと思います。  最後に、ボランティアガイドへの施設内での待遇がもう少し必要と思っています。お聞きしたら、例えば、女性ボランティアの着替え場所であるとか、荷物を置くロッカーの設置などは少しずつ要望を聞き入れていただいて、改善してもらっているということで、大変感謝していますというお話もされていました。一方で、そんなに広いスペースでなくてもいいのですけれども、休憩場所、ミーティングルームみたいなものはできれば欲しいというお話もされていました。  今、縮景園では、コロナ対応で飲食が禁止になっているそうです。ボランティアガイドは、毎日担当を決めて何人か出てこられ、朝10時ぐらいから夕方3時ぐらいまでいらっしゃると思うのですが、縮景園の中が当然飲食禁止になっていることで、彼らが弁当を食べる場所もないということもお伺いしました。さっきもお話がありましたとおり、手弁当で来て、来られる方をおもてなししていただいているガイドの皆さんが気持ちよく縮景園の中を案内してもらえるような、施設面の整備でありますとか、後押しをぜひしていただきたいと思います。  9月の補正予算でサミットに向けて、約3,000万円の縮景園の改修費も可決されました。見栄えの部分ばかりではなくて、こういったガイドへの後押しをすることで、ソフト面の充実もぜひ図っていただきたいと思います。この件について、何か御答弁があればお願いします。 8: ◯答弁文化芸術課長) ボランティアガイドについては、先ほど申しましたように、平成7年か8年にスタートしていて、委員のお話にもあったのですけれども、ロッカーや更衣室を、少しずつ改善しながら進めてきております。そう言いつつも名勝縮景園でございますので、何もかもできるというわけではなく、制約もあったりしますので、先ほど言った意見交換会の中で御意見を聞きながら、できるところは知恵を出し合いながら、より工夫しながら、縮景園の魅力を向上する方向性でやっていきたいと思っております。まずそういったコミュニケーションを増やして、引き続きガイドの皆さんと連携して取組を進めていきたいと思います。 9: ◯質疑渡辺委員) 私からは2点お伺いしたいと思います。  まずは、配付資料で説明はなかったのですけれども、保育園と幼稚園、それから認定こども園のバスの点検をされたという報告を受けておりますが、緊急点検された目的と、これをして今後どういうことにつなげたいのかについて教えてください。 10: ◯答弁安心保育推進課長) この緊急点検でございますけれども、今年9月に静岡県での認定こども園で発生した事案を受けまして、一斉点検を行いました。その内容は、子供の乗降時に人数の確認をして、その内容を職員間に共有しているか、子供の出欠状況について保護者や職員間で情報共有しているかというものでございました。今回の緊急点検を受けての実地調査でございますけれども、これは緊急点検として各施設において自己点検をされた項目になっており、それを施設と行政が一緒になって現地で点検や確認をさせていただくことで、安全対策の徹底を図っていくものでございます。  今後も、国から年内をめどにという依頼が来ておりますので、県でもそのように対応して、順次調査を行っていきたいと思っております。点検や調査によって改善すべきところがあった場合などは、改善を促していきたいと考えております。また、今後も指導監査等の機会を活用いたしまして、適切にフォローアップしていきたいと思っております。  今後ですけれども、子供を預かる施設で子供が亡くなるという悲惨な事案が起こることがないように、関係機関と連携しながらこうした点検や調査をしっかり取り組んでまいりたいと考えております。 11: ◯要望質疑渡辺委員) この緊急点検ですけれども、具体的な点検結果を見せていただきました。バス送迎のノウハウ部分の問題かという気もいたしますけれども、やはり幼稚園はバスでの通園がこれまでもずっとありましたので、点検結果として比較的にいい結果が出ているという気はします。保育園に関しては、どうしてもバスでの通園のノウハウ自体が幼稚園などに比べてなかったのかという点が少し気になるところでもあります。ただ基本的に、お子様を持っている皆さんはお分かりだと思うのですけれども、子供というのは毎日御機嫌でいい子とは限らないのです。何でこんなタイミングにうんちを漏らしてしまうのかとか、どうして雨が降っていないのに今日は長靴を履きたいと言い出すのだろうといった本当にイレギュラーで突発的な、大人にはよく理解できないことを、突然言い出すのが子供です。また、発達の状態もお子様それぞれで違うでしょうし、手のかかり方についても違うと思うのです。  何か起こったときに、どうしてもそのお子さんに手がかかります。そういった場合、点検ができたかとか、カメラがあるかどうかということよりは、やはりお子様には人の手が要ると思うのです。私は、人の手が要るのではないかとすごく思っていまして、先日も、保育園の設置基準についての要望が協会から来ておりましたけれども、こういうことを一つのきっかけにするのではなくて、こういうことが起こる前に本当はしてほしいのです。こういうことが起こったことで危機感をより高めていただきたい。今回、国への要望にも保育士の設置基準という部分についての具体的な提案はなかったように思いますけれども、今後もこの点検を国から要望されて、言われたからやりましたではなくて、やはり解決するためにやります、こういう予算措置をするための根拠としてこれをやりたいのですぐらいの意気込みが欲しかったというのは私の個人的な考えです。どうか今後、予算措置にもつなげていただけたらと思いますので、もう少し頑張ってください。お願いします。  次に、自殺対策について説明していただきましたけれども、この計画策定は、恐らく今死にたい人、もう死にたい、いつ死のうか、もう明日にでも死にたいという人たちへの対策だと思っています。だけれども、すごく難しい問題ではありますが、本当はそうならないようにしないといけないというのが、根本的にあると私は思っています。我が国は先進国でありながら、随分前から、若年層、20代、30代の死因原因第1位は自殺だということが問題視されています。自殺者のこういった状況について、課題、根本的な原因、あるいはどういったことにアプローチできるかということを、局としてどういうお考えをお持ちなのか、ざっくりでいいので、お答えいただけますか。 12: ◯答弁疾病対策課長) 先ほどおっしゃいました若者の自殺の件、死因のところでは、特に現行計画では、若者の自殺対策を重点的に取り組んできました。令和2年5月から、通年で利用できますSNS相談窓口を開設いたしました。令和2年度は1,811件、令和3年度は2,177件の相談がございました。特に若年層の女性の利用が多く、10代、20代の女性においては相談件数が増加しております。今年度から、SNS相談窓口の実施日を週3日から週4日に増やしました。今後、相談体制の充実強化を行ってまいります。  また、利用促進について、どういうふうに困ったときに、どこに相談していけばいいのかということも行いながら、若年層の方の自殺対策を推進していきたいと考えています。 13: ◯意見渡辺委員) 相談件数が増えているということで、相談しようと思える場所をつくっていただけていることは大変ありがたいことですし、これからも一生懸命これを進めていっていただきたいと思っていますけれども、ここにいる皆さんは、福祉に携わる方です。私の個人的な意見としてお願いさせてもらいたいのです。  恐らく死にたいと思うときは、すごい理不尽に遭っているときだと思うのです。自分ではどうしようもできないことに直面しているときに、死にたいと思うのだと思うのです。生きていくのはとてもつらいのではないですか。皆さんも多分、多かれ少なかれ経験していると思うのです。女性は、女性というだけで理不尽な目に遭います。いじめに遭っている子は、その子が悪いのではないのです。きっと何かしら運が悪かったり、そのときの環境で何かしらの小さなきっかけでいじめに遭っていたりします。それはこの世の理不尽です。私たちは本当に根本的にどういうことを仕事としてやっていかなければならないかというと、そういうこの世の中にある理不尽とか不平等を少しでも政策的に、構造的に取り除いていくために、何をしてあげられるのかと考えることだと思っているのです。なので、この福祉に携わっている皆様方には、これからも自分たちの仕事は、死にたいと思う人を1人でも救っているのだという気概を持って、ふだんから1つでも2つでも、理不尽を取り除くための施策をつくるのだという思いでやっていただきたい。そういう応援を込めて、私見を述べさせていただきました。どうか頑張ってください、お願いします。 14: ◯質疑山下委員) 私からも自殺の話をさせていただきます。  自殺対策については、今、骨子案が出たので、これから検討していくのだと思います。ただ、現状の中で、令和2年までは本県も随分減少してきていましたが、令和3年に急に伸びた。91人ということですけれども、多分この数字は全国的にトップクラスだと思います。違うかもしれませんが、東京都の次ぐらいの数字です。  本来なら、コロナ禍でこんなふうになったということですけれども、実は令和2年のほうが全国的には数値的には多いのです。令和3年に少し落ち着いて、数字が減ってきたというのが全国の傾向です。その中で広島県は、令和2年までは何となく抑えてきたけれども、令和3年にどっと増えてきたということだと思うのです。なぜ広島県では令和3年にこんなに急に自殺者が増えてきたのかについて、分かる範囲で結構です、教えていただきたいと思います。 15: ◯答弁疾病対策課長) 委員御指摘のとおり、令和3年につきましては、全国と比べまして広島県は増加しました。この要因ですけれども、本日の資料番号2の骨子案の次に参考資料をつけております。表題が1全国と広島県の傾向の違いということで、なぜ広島県が全国と違うのかを分析いたしました。  男性のところですけれども、全国では年齢階層別には20代で増加傾向にありますけれども、令和3年におきましては、広島県においては80代以上を除く全ての年齢階層で増加しており、そのうち中高年層が半数以上を占めているという結果が出ました。また、次のページですけれども、女性につきましては、全国は増加傾向にありますけれども、そのうち若年層の増加が顕著だということです。広島県においては、令和3年には40代が大きく増加し、若年層が減少したということで、全国と広島県の違いについて分析しているところでございます。 16: ◯質疑山下委員) 違いについては分かりました。その人数が増えたのは分かるけれども、なぜそうなったのかが大事なことだと思います。  それでは、令和4年は、これまでの中でどういう状況にあるのか。令和3年までのデータがありますが、それに対して令和4年は下がってきているのか、同じようにまたさらに上がってきているのか、分かる範囲で結構ですけれども、その辺りも教えていただきたいと思います。 17: ◯答弁疾病対策課長) 令和4年の状況でございます。警察庁の自殺統計の速報値が出ておりますけれども、9月末現在で昨年度と比べまして9.5%、約1割、広島県は減少しております。 18: ◯要望山下委員) ありがとうございました。  減少しているのはいいと思うのですけれども、先ほど渡辺委員のお話にもありましたように、今から骨子案をつくり、計画していくということであります。しっかりとその辺りを織り込んで、令和4年度にはもう間に合わないと思いますが、令和5年度には、しっかりと対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、要望ですけれども、先ほどネウボラの話があったのですが、三次市などがずっと同じ人が担当したら認知度がよかったといった説明をされたのですけれども、そもそもネウボラというのは同じ人がずっと担当していくのが、多分フィンランド辺りでは売りだった気がします。できる限りそういう制度に近づけていくのは、多分人手も要るし、教育も要るし、いろいろなものがあるとは思いますけれども、やはり同じ人に小さいときからずっと面倒を見てもらう、という言い方は悪いですけれども、相談してもらえるほうが安心感はずっとあると思いますので、できるだけそういう方向に寄っていくような方法で進めていただきたいと思います。 19: ◯質疑田川委員) 私からは、ドメスティックバイオレンス──DVによる被害者支援について質問をします。  先ほど渡辺委員から、理不尽を取り除く施策を進めてほしいという、まさにこれもその一つでありまして、いろいろなデータがありますけれども、女性の3割がこのDVを経験する。そして、3割はどこにも、誰にも相談していないということです。広島県には、ひろしまDV防止・被害者支援計画がありますけれども、その資料を見ますと、広島県の場合は58%、約6割の人が誰にも相談していないということです。ということは、DV被害には遭っているけれども誰にも相談できずに潜在化しているということです。私は、これに非常に危機感を抱いておりまして、今日はそういうことで質問したいと思います。  DVのための機関といえば、配偶者暴力相談支援センターを各都道府県につくるということで、広島県の場合は広島県こども家庭センターがそれに当たると思うのですけれども、広島県こども家庭センターでの現在のDVの全体の相談件数と、それから、年代別、特に、デートDVが想像される10代、20代の若い層、ホームページでは30~50代が一番多いので30代以上の割合を併せて教えていただければと思います。 20: ◯答弁こども家庭課長) 県の配偶者暴力相談支援センターで受け付けました令和3年度のDV相談件数は560件ございまして、令和2年度の651件と比べますと若干減少はしておりますが、依然として高い状況にあると考えております。  また、年代別ですけれども、面接相談でのものになりますが、相談者の年代別割合は、10代が5%、20代が14%で、30代以上が8割以上を占めているという状況でございます。 21: ◯意見質疑田川委員) 相談件数560件ということは、結構たくさんの相談が寄せられていると思いました。やはり統計上もそうですけれども、30~50代に一番被害が多いと言われていて、相談もやはり30代以上の人が多いということです。ですが、特に10代、20代はデートDVが想像されるのですけれども、DVというと何か肉体的な暴力を想像することがあると思いますが、実際にはDVの定義は、脅すとか、大声を出すとか、罵るとか、あるいは配偶者などの場合でいえば、生活費を渡さないことも全部DVに当たります。実際はそういうことが十分に知られていない可能性があるのではないかと。これらも全部DVですと知らせていくことも、非常に重要ではないかと思うのです。  今の数字の報告を見ても、特に若い世代では、DVの認識がもしかしたら非常に弱いのかもしれません。こういう方々にきちんと、こういうこともDVだと知らせていくことや、若い方々にこういう相談支援センターがあることを教えていくことも大事だと思うのですけれども、若い人にもっと周知させていく取組は、県としてはされているのでしょうか。 22: ◯答弁こども家庭課長) 委員御指摘のとおり、DVの防止や早期発見のためにも、DVに関する正しい知識の普及でありますとか、相談窓口の周知の取組は非常に重要だと認識しております。本県におきましては、ホームページ等を活用した啓発をはじめ、若年層からの教育、啓発の充実を図るため、教育委員会と連携し、相談窓口などを記載した啓発グッズの配付でありますとか、デートDVの予防講座を実施できる人材の育成や確保などに取り組んでいるところでございます。 23: ◯要望田川委員) 若い人だけではなく、DVが相談するほどのことではないと思い込んでしまって、潜在化してしまうことを危惧しなければいけないと思います。そういうことが起きないために、もっと積極的に県が相談窓口を紹介する、あるいは、これもDVなのかもしれませんとアピールする仕組みがあってもいいと思うのです。岡山県の例ですと、誰にも相談しない割合は37%ぐらいで、広島県に比べるともっと少ないのですけれども、この潜在からの取組を考えられて、プッシュ型でSNSに、もしかしたらDVかもしれないという広告を出しまして、そして県の特設ホームページに誘導する仕組みをつくっています。最近はSNSを見ると、バナー広告がよく出ますけれども、これは場所、地域、それから年代も特定して広告を出すことができるということですから、例えば若い人向け、あるいは、先ほどありました、統計上は30~50代のDVが一番多いということであればそういう年代層にと、特定して広告を出すこともできて、県のホームページ等に誘導することができるそうで、こういう取組もされておられます。これをそのままやるということではないのですけれども、このようにいろいろな工夫をして、潜在化している被害者を救う取組をされているのだと思うのです。ぜひ広島県でもこういうことを検討していただいて、多くの理不尽な目に遭っている方を救うための政策を進めていただきたいと思っております。  (5) 閉会  午前11時37分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...