広島県議会 2020-12-05
令和2年12月定例会(第5日) 本文
5:
◯議長(
中本隆志君) 次は、文教委員会の報告を求めます。文教委員長
畑石顕司君。
【文教委員長
畑石顕司君登壇】
6:
◯文教委員長(
畑石顕司君) 文教委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、その他の議決案件二件の合計三件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、新型コロナウイルス感染症の影響で、修学旅行等の実施が困難な状況となっていることから、今後も引き続き児童生徒の健康と安全を守ることを最優先としながら、授業だけでは得ることができない貴重な学びの場が失われることがないよう必要な措置を講じられたいこと。
第二に、保健・医療・福祉分野の人材育成は全国的な課題であり、また、地域にとって不可欠な取組であることから、県立広島大学大学院総合学術研究科保健福祉学専攻博士課程後期の設置を着実に進め、地域の保健・医療・福祉を支える人材の育成を図る必要があること。
第三に、新型コロナウイルス感染症の影響で、今後も経済的に困難な家庭が増加することが見込まれる状況を踏まえ、奨学金をはじめとした支援策の充実を図る必要があること。
このほか、百八十条専決処分報告に関わる事故が生じた場合の再発防止策の徹底、学校現場での新型コロナウイルス感染症対策のより一層の徹底、学校を臨時休校とする場合の基準の有無、入学者選抜に関わる感染防止対策及び救済措置の実施、生徒指導上の諸課題への対応などについて問いただされたところであります。
次に、請願の審査につきましては、お手元に配付しております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ、文教委員会の報告といたします。(拍手)
7:
◯議長(
中本隆志君) 次は、警察・商工労働委員会の報告を求めます。警察・
商工労働委員長出原昌直君。
【警察・
商工労働委員長出原昌直君登壇】
8:
◯警察・
商工労働委員長(
出原昌直君) 警察・商工労働委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、その他の議決案件二件の合計三件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、新型コロナウイルスの県内での感染は、緊急事態宣言時を超える拡大状況にあることから、観光誘客の促進に向けては、これまでの事業効果を検証するとともに、直近の感染動向などを十分踏まえた上で、県内の経済回復と感染対策を両立させていけるよう、国や関係部局等と緊密に連携を取りながら、慎重に事業を進めていく必要があること。
第二に、コロナ禍で大学生など新卒者の就活環境は激変していることから、就活が本格化する前の早い段階で県内企業の魅力をしっかりと学生へ届け、マッチング機会を積極的に提供することで、県内での就職促進につながるよう取り組む必要があること。
第三に、運転免許の更新に伴う感染症対策においては、免許証の有効期間の延長手続などを分かりやすく情報発信するとともに、更新時の申請において混乱や手続の不備が生じないよう適切な対応に努められたいこと。
このほか、契約に基づき発生した違約金等の権利放棄の再発防止、警察職員の新型コロナウイルスの感染防止対策の徹底と発生した場合の組織的な対応、プロフェッショナル人材採用後のフォローアップと事業の効果検証の実施などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、警察・商工労働委員会の報告といたします。(拍手)
9:
◯議長(
中本隆志君) 次は、総務委員会の報告を求めます。総務委員長的場 豊君。
【総務委員長的場 豊君登壇】
10:
◯総務委員長(的場 豊君) 総務委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案二件、その他の議決案件二件の合計六件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、情報通信基盤整備事業に関しては、県内の光ファイバー利用可能世帯率一〇〇%に向けて着実に実施するとともに、大幅に予算を減額補正している状況を踏まえ、予算の精査等に留意されたいこと。
第二に、議会の議決を欠いた物品購入事案については、財務会計システムの改修によるヒューマンエラーの防止に加え、各業務プロセスでどのような誤りがあったのかを分かりやすく見える化することなどにより、再発防止策を講じる必要があること。
第三に、デジタルトランスフォーメーションの推進に当たっては、各局があらゆる事務事業の中でデジタル技術を活用した取組の実践を積み重ね、その成功や失敗の経験を全庁的に共有し、連携・協力していく体制を一層強化されたいこと。
このほか、SNS利活用の促進、税外債権の効率的かつ適切な管理などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、総務委員会の報告といたします。(拍手)
11:
◯議長(
中本隆志君) 次は、生活福祉保健委員会の報告を求めます。生活福祉保健委員長
吉井清介君。
【生活福祉保健委員長
吉井清介君登壇】
12:
◯生活福祉保健委員長(
吉井清介君) 生活福祉保健委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、その他の議決案件一件の合計三件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、新型コロナウイルス感染症に対応する医療提供体制の確保に当たっては、病床の確保だけでなく、医療従事者の確保が必要となることから、病院で勤務することに不安を感じさせることのないよう、感染防止対策の徹底等に努める必要があること。
また、医療提供体制が逼迫する中で、さらなる病床確保を拡大させていくことについては、現状を適切に分析し、必要な病床数や予算確保などの対応方針を早急に整理するとともに、不安を感じている県民に向けて、その方針を示す必要があること。
第二に、勤務医の働き方改革の推進に当たっては、医師の勤務実態を十分に把握した上で取り組む必要があるほか、医療機関の取組だけでなく、医師確保や、医療の機能分化・連携、県民の医療のかかり方など、土台となる環境整備が重要となることから、県のこれまでの施策をさらに強化し、それぞれの医療機関が働き方改革に取り組みやすい環境整備を図り、実効性のある取組とする必要があること。
第三に、コロナ禍の独り暮らし高齢者等の見守り支援に当たっては、地域とのつながりの希薄化等の環境変化により、支援の展開が難しくなっている状況があることから、困っている方に支援の目が行き届くよう、民生委員の活動の実態を十分に把握し、効果的に取り組む必要があること。
このほか、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた地域医療構想の検討、地域医療構想における公立・公的医療機関の再編等の取扱いなどについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、生活福祉保健委員会の報告といたします。(拍手)
13:
◯議長(
中本隆志君) 次は、農林水産委員会の報告を求めます。農林水産委員長
鷹廣 純君。
【農林水産委員長
鷹廣 純君登壇】
14:
◯農林水産委員長(
鷹廣 純君) 農林水産委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算三件、条例案一件の合計四件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、高病原性鳥インフルエンザ緊急対応については、引き続き、蔓延防止対策や封じ込め対策に万全を期すとともに、さらなる発生の防止に向け、県内養鶏農家への情報提供や啓発活動及び施設改修への財政的支援などの対策を積極的に講じる必要があること。
第二に、農業制度資金利子補給等事業について、新型コロナウイルス感染症の拡大状況は厳しさを増しており、今後、外食需要のさらなる落ち込み等が懸念されることから、広島和牛の需要状況や価格の推移、生産者への影響などについて引き続き注視し、必要な対策を適切に講じる必要があること。
第三に、広島県産酒米活用支援事業について、本県は、西条を中心とした多くの酒どころを有し、また、日本酒は広島の食のブランドとして欠かせない産品であることから、コロナ禍における実需者の動向把握など、関係者と連携の上、本県の酒米生産者を積極的に支援されたいこと。
このほか、地場の漁業を守ることに主眼を置いた漁業法の改正内容の周知や制度の適切な運用などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、農林水産委員会の報告といたします。(拍手)
15:
◯議長(
中本隆志君) 以上をもちまして、各常任委員長の報告は終わりました。
これより採決に入ります。上程中の各案中、まず、県第一一五号議案 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案を採決いたします。本案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
16:
◯議長(
中本隆志君) 起立多数であります。よって、本案は常任委員長報告のとおり決しました。
次は、県第九二号議案から県第九九号議案及び県第一〇二号議案の九件を一括して採決いたします。右各案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
17:
◯議長(
中本隆志君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。
次は、ただいま分離議決いたしました十件を除く議案十五件を一括して採決いたします。右各案は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
18:
◯議長(
中本隆志君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。
次は、請願を一括して採決いたします。請願第二の二号及び第二の三号に対する常任委員長の報告は、いずれも不採択であります。右請願二件は、常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
19:
◯議長(
中本隆志君) 起立多数であります。よって、右請願二件は、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第二十七 令和元年度広島県歳入歳出決算認定の件
第二十八 令和元年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件
20:
◯議長(
中本隆志君) 次は、日程第二十七、令和元年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに日程第二十八、令和元年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件を一括上程議題といたします。
決算特別委員長報告
21:
◯議長(
中本隆志君) 右各案は、本年九
月定例会において決算特別委員会に審査を付託し、閉会中の継続審査といたしておりますので、この際、審査の経過並びに結果について決算特別委員会の報告を求めます。決算特別委員長桑木良典君。
【決算特別委員長桑木良典君登壇】
22: ◯決算特別委員長(桑木良典君) 決算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会は、去る九
月定例会において設置され、令和元年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに令和元年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件について審査の付託を受けました。以来、局別審査に加え、知事の出席を得て総括審査を行うなど、九回にわたり委員会を開催してまいりました。その間、当局から詳細な説明を聴取し、今後の県政に反映できるよう、予算執行の適否や行政効果等について、慎重かつ厳正に審査を行いました。その結果、各会計いずれも、その執行はおおむね所期の目的を達成しているものと認められ、令和元年度広島県歳入歳出決算認定の件並びに令和元年度広島県公営企業の決算の認定及び剰余金の処分の件については、全会一致で、いずれも認定並びに原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程において各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げ、これに対する当局の適切かつ積極的な対応を強く要請するものであります。
第一に、近年、広島県における契約事務や法令等に基づく行政手続において、不適切な事例が散見される状況にあることから、職員研修の充実、チェック体制の強化など、県民の信頼回復に向けて、あらゆる対策を講じ、再発防止に取り組んでいく必要があること。
第二に、少子高齢化に伴い衰退が進む中山間地域と都市部との格差の縮小に向けては、起業意識が高い方へのサポートを充実させるなど、芽生え始めた取組成果を確実なものとするとともに、県のリーダーシップの下、中山間地域の課題を県民全体で共有、解決する仕組みを検討する必要があること。
また、情報通信基盤等の環境整備を進め、積極的に県外からの移住促進に取り組むなど、一層の中山間地域活性化策を講じ、均衡ある県土の発展に取り組まれたいこと。
第三に、行政需要に適切に対応するための経営資源の確保に向けては、部局横断的な検証の強化による予算の合理化、最適化を図り、これまで以上に
選択と集中を徹底させる必要があること。
あわせて、継続的な事業の見直し、困難事案の着実な解決により、将来世代に負担を強いることがないよう努められたいこと。
第四に、国民健康保険制度を将来にわたり維持していくためには、医療費水準に影響が生じる福祉医療費等サービスの一元化や、安定して確保できる保険料の設定と徴収方法の確立に向けて、県のリーダーシップを発揮して取り組む必要があること。
また、保険料及び保険税の統一化等に向けて、スケジュールを定め、早期に検討を本格化させる必要があること。
第五に、男女共同参画社会の実現に向けた取組について、成果目標としているエソール広島における利用者数は、男女共同参画社会づくりに直接寄与するものではないことから、施策の目的とエソール広島の取組の関係性について関係団体等と検討する必要があること。
第六に、集落法人化を推し進めてきた県として、法人の経営を守る抜本的な対策を早急に検討するとともに、県土保全の観点から、農業振興に資する農地改良や農業技術指導等を積極的に推進する必要があること。
第七に、県内の森林整備の推進と併せて、県産材の需要を喚起する必要があることから、住宅分野への木材の利用促進に加えて、森林環境譲与税の活用等により、公共施設の木造化、木質化を推進されたいこと。
第八に、公共事業の執行に当たっては、発注者、受注者それぞれの責務が十分に果たされるよう、設計コンサルタントが実施する調査設計業務の監理、検査を適切に行うとともに、県職員の確保や技術力向上などに取り組むこと。
また、災害復旧をはじめとした公共事業の円滑な実施に必要となる建設事業者が各地域において維持されるよう、地域の実情を踏まえた入札契約制度を検討すること。
第九に、創造的復興に向けた取組については、被災前よりも強靱化が図られるよう、改良復旧事業など、県民生活の安全・安心、利便性を大きく向上させるストック効果の高い事業を基点とした集中的な整備に努めること。
第十に、学校用情報端末の調達に当たっては、調達方法や決裁規程の見直しなど必要な措置を講じ、適切な取引が確保されるよう努めるとともに、児童生徒の学習に支障を生じることがないよう対応する必要があること。
第十一に、個別最適な学びを推進するに当たっては、県民や学校現場の理解を進めるため、調査研究の成果を分かりやすく周知し、ICTを活用した教育を進めていくロードマップを示すとともに、小中学校の教員に対するサポート体制の充実を図ること。
第十二に、社会環境が変動する中において本県経済を守るには、既存産業を支えつつ新たな産業を見出していく必要があることから、その開拓に取り組み、新産業の創出とその事業推進に取り組まれたいこと。
特に、医療関連産業の市場成長が今後も期待されることから、さらに充実した取組が必要であること。
第十三に、横断歩道での交通事故の未然防止に向けては、重点箇所の洗い出しにより摩耗の進む白線を早期に修繕するとともに、必要な予算の確保と併せ、コストメリットの高い発注方法の導入など、維持修繕に要する予算の有効活用にも努める必要があること。
このほか、旧広島陸軍被服支廠における利活用の理念の明示及び多様な主体からの意見聴取、ITガバナンスの向上に向けた情報システムの庁内の全体最適化及び国や県内市町との共同化等の推進、デジタル技術を活用した働き方改革の実現に向けた中等教育機関等における人材の育成、核軍縮の進展に向けた被爆県広島としての取組の推進、必要な介護保険施設サービスの確保に向けた利用状況や経営実態の適切な把握、安全かつ健康的で日常生活に近い過ごし方ができる住民保護の観点を持った避難所づくり、出産意欲の向上に向けた出産時や子が成長した際の納税に応じた現金給付制度の創設、健康寿命の延伸に向けた取組のエビデンスを踏まえた見直しによる効果的な施策の展開、農業用ため池に関する新たな特別措置法の制定を踏まえた県の防災工事等推進計画の適切な策定、広島和牛の地理的表示保護制度への登録などブランド力の底上げに向けた取組の推進、離農や耕作放棄地の拡大防止に向けた意欲ある担い手への一層の支援、地域産業の活性化に向けた民間主導による農林漁業の六次産業化の推進、広島高速五号線シールドトンネル工事契約に係る検証結果を踏まえた再発防止に向けた取組の推進、県土全体の発展につながる次期社会資本未来プラン等の策定と公共事業予算の確保、土木技術者の確保に向けた積極的なDXの導入等による建設業界の働き方改革の推進、水道施設における管路の更新及び耐震化の早期実施、主体的な学びの浸透や教員の指導力向上を図る指標の在り方の検討、教員不足の解消を図る働き方改革など労働環境の整備、いじめや不登校など生徒指導上の課題に対する迅速な対応及び学校体制の構築、児童生徒の学びを保障するための支援制度の周知及び学習指導員などの指導体制の確保、従業員の奨学金返済支援補助制度の利用促進に向けた十分な周知、今後のデジタル化に向けたAI人材の集積や育成への継続的な取組、高齢者が多くを占める特殊詐欺被害に対する様々な手法による注意喚起の実施、児童虐待対策における現職警察官の増員派遣等の検討などが議論されたところであります。
これらのほか、本委員会において指摘された事項について、当局におかれては真摯に受け止められ、今後の事業執行や予算編成に当たって十分留意されるよう要請し、決算特別委員会の報告といたします。(拍手)
23:
◯議長(
中本隆志君) 委員長の報告は終わりました。
直ちに一括して採決いたします。右各案は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
24:
◯議長(
中本隆志君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも委員長報告のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第二十九 広島県選挙管理委員及び補充員の選挙
25:
◯議長(
中本隆志君) 次は、日程第二十九、広島県選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。
お諮りいたします。この選挙は、地方自治法第百十八条第二項の規定により、指名推選によることとし、議長において指名するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
26:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。
それでは、まず選挙管理委員を指名いたします。
選挙管理委員
国 政 道 明 君
田 邊 誠 君
大 辻 茂 君
井 戸 陽 子 君
以上四人の諸君を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま指名いたしました四人の諸君を選挙管理委員の当選人と決するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
27:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました四人の諸君が広島県選挙管理委員に当選されました。
次いで、補充員を指名いたします。
補 充 員
水 中 誠 三 君
戸 井 佳 奈 子 君
長 井 紳 一 郎 君
日 山 恵 美 君
以上四人の諸君を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま指名いたしました四人の諸君を補充員の当選人と決するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
28:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました四人の諸君が広島県選挙管理委員の補充員に当選されました。
なお、この場合、お諮りいたします。補充員の補充の順位は指名の順とするに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
29:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
ただいま当選されました諸君の当選受諾手続については、後刻、事務局に処理させますので、御了承願います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
県議第四号議案(広島県議会議員の議員報酬の特例に関する条例案)
30:
◯議長(
中本隆志君) この場合、議案の提出がありますので、書記に報告させます。
【書 記 朗 読】
県議第四号議案
広島県議会議員の議員報酬の特例に関する条例案
右別紙の通り提出する。
令和二年十二月十四日
県議会議員 城 戸 常 太
外八人
県議会議長 中 本 隆 志 殿
31:
◯議長(
中本隆志君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま報告の県議第四号議案 広島県議会議員の議員報酬の特例に関する条例案を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
32:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、県議第四号議案 広島県議会議員の議員報酬の特例に関する条例案を議題といたします。
この場合、提出者より提案理由の説明を求めます。佐藤一直君。
【佐藤一直君登壇】
33: ◯佐藤一直君 ただいま提案いたしました県議第四号議案 広島県議会議員の議員報酬の特例に関する条例案について、提案者を代表いたしまして御説明申し上げます。
この条例案は、令和三年一月一日から同年六月末までの半年間、議長が一二%、副議長及び議員については一〇%の議員報酬の削減を提案するものであります。
広島県議会は、本年六月一日から先月の十一月末までの半年間、議員報酬のカットを行い、総額で三千四百八十九万円余の削減を行ってまいりました。そのときに我が会派は、半年間ではなく一年間の議員報酬削減を提案いたしましたが、今後の状況が見通せないことなどを理由に、当面、半年間の削減とする案が採択され、この十一月をもって終了しております。
しかし、その半年間が経過し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況は、むしろ深刻と言える事態となっています。そのような中で、多くの県民が、先が見えない不安を抱える中でも懸命に新型コロナウイルス感染症に立ち向かっています。広島県の経済や県民の生活が元どおりになるのには相当の時間と費用がかかると考えますし、必要な経済対策や生活支援を打ち出し、長期的な取組を推進するためにも、少しでも多くの財源を確保する必要があります。
我々県議会議員も、県民の皆様に寄り添い、共に痛みを分かち合い新型コロナウイルスに立ち向かうことを表明し、県民が安心して暮らせる広島県を取り戻すため、さらに引き続いて半年間の議員報酬の減額をするべきだと考えますので、これを提案いたします。
何とぞ御賛同の上、御議決いただきますようお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。(拍手)
34:
◯議長(
中本隆志君) 質疑の通告はありません。
お諮りいたします。この際、本案は委員会への審査の付託を省略し、直ちに本会議において議決するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
35:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、採決いたします。本案は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
36:
◯議長(
中本隆志君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
意見書案(台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書外二件)
37:
◯議長(
中本隆志君) この場合、意見書案の提出がありますので、書記に報告させます。
【書 記 朗 読】
発議第九号
発 議 書
台湾の世界保健機関(WHO)への参加を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
令和二年十二月十六日
県議会議員 緒 方 直 之
外十一人
県議会議長 中 本 隆 志 殿
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
発議第十号
発 議 書
国会における憲法議論の推進と国民的議論の喚起を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
令和二年十二月十六日
県議会議員 緒 方 直 之
外十一人
県議会議長 中 本 隆 志 殿
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
発議第十一号
発 議 書
核兵器禁止条約の発効に伴い建設的な議論を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
令和二年十二月十六日
県議会議員 緒 方 直 之
外十一人
県議会議長 中 本 隆 志 殿
38:
◯議長(
中本隆志君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま報告の意見書案三件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
39:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、発議第九号 台湾の世界保健機関への参加を求める意見書から発議第十一号 核兵器禁止条約の発効に伴い建設的な議論を求める意見書までの三件を一括上程議題といたします。
お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
40:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。
お諮りいたします。右意見書案三件は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
41:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
これより採決に入ります。それでは、まず、発議第十号 国会における憲法議論の推進と国民的議論の喚起を求める意見書を採決いたします。本意見書案は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
42:
◯議長(
中本隆志君) 起立多数であります。よって、右意見書案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、発議第九号 台湾の世界保健機関への参加を求める意見書及び発議第十一号 核兵器禁止条約の発効に伴い建設的な議論を求める意見書を一括して採決いたします。右意見書案二件は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
43:
◯議長(
中本隆志君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
44:
◯議長(
中本隆志君) 書記に諸般の報告をさせます。
【書 記 朗 読】
令和2年12月16日
広 島 県 議 会 議 長 殿
広 島 県 知 事
(財 政 課)
12月定例県議会の追加議案及び説明書について
令和2年12月定例県議会の追加議案及び説明書を、別冊のとおり提出します。
45:
◯議長(
中本隆志君) 別冊はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま報告の追加議案を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
46:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
追県第一九号議案
47:
◯議長(
中本隆志君) それでは、追県第一九号議案 令和二年度広島県一般会計補正予算を議題といたします。
この場合、知事から追加議案に対する提案理由の説明を求めます。知事湯崎英彦君。
【知事湯崎英彦君登壇】
48: ◯知事(湯崎英彦君) ただいま追加提出いたしました議案につきまして、その概要を御説明いたします。
新型コロナウイルス感染症につきましては、広島市を中心に、新規感染者数はこれまでにないスピードで増加しており、昨日の発表ベースで、延べ一千七百九十八人となっております。広島市における直近一週間の人口十万人当たりの全療養者数や新規感染者数などが、既にステージ4の指標を大きく超えております。
仮に本県でステージ4になった場合には、県民の皆様に対する外出自粛要請のほか、事業者の皆様に対しては生活必需品を取り扱う施設以外の施設の使用制限などを要請することとしており、県民、事業者の皆様にとって極めて厳しい措置を講じざるを得なくなります。このため、この切迫した危機の抑え込みに向けて、県及び広島市が連携して、今月十二日から来月三日までの間、
集中対策期間として感染拡大防止対策に取り組んでおります。
まず、広島市民の皆様には、マスクの着用や手指消毒などの基本的な対策の徹底に加えて、外出機会の削減、同居の家族以外との会食などを控えること、飛沫防止対策等を講じた飲食店を利用することを要請しております。次に、広島市内の飲食店の皆様には、パーティション等の設置による飛沫感染予防対策や換気による感染予防対策の実施、利用者への飛沫防止対策の徹底について、これらを講じられない店舗等には、休業することを含めて、その実施を強く要請しております。さらに、広島市内の事業所の皆様には、テレワークの活用等により出勤者の割合を五割を目標に削減すること、県民の皆様には、広島市を含む感染拡大地域を往来する帰省の自粛などを要請しております。
県といたしましては、Go To イートキャンペーンの食事券の新規販売を一時停止するとともに、既に発行された食事券等の広島市内での利用を控えていただくよう要請しております。また、Go To トラベル事業につきましては、広島市内に居住する方が他の地域に旅行して感染を拡大することを防止することや、他地域の方が広島市に旅行に来られても安心して観光していただける状態ではないことから、広島市を一時除外することについて国に要請しているところであり、今月二十八日からの全国一律の事業の一時停止よりも先行して実施できるよう、国に対し強く働きかけております。
これらの取組に加えて、このたび、この感染拡大に歯止めをかけるため、マスクを外した状態でリスクが最も高くなると考えられる飲酒の場への対策として、酒類を提供する飲食店に対して、今月十七日から来月三日までの間、酒類の提供時間を午前五時から午後七時までに、営業時間を午前五時から午後八時までに短縮するよう要請いたしました。この要請に応じて営業時間の短縮等に協力した店舗や、結果として休業した店舗に対して、支援を行ってまいります。
また、感染拡大防止に取り組む県内の飲食店につきましては、県民の皆様が安心して飲食店を利用できる環境を整備するため、パーティションの設置経費を補助する制度を創設することとしております。
これらの対策に必要な予算、また、今年度中の不測の事態に柔軟かつ機動的に対応するための予備費を増額することとしております。
これらの結果、一般会計の歳入歳出補正予算額は八十四億六千八百四十七万円となり、本年度予算の累計額は一兆二千五百八十七億四千七百七万円となります。
新型コロナウイルス感染症につきましては、感染状況は県内全域にわたって拡大基調となっており、このままでは、県民、市民の生命、健康、生活に大きな影響が及ぼされるリスクがあるため、この切迫した危機の抑え込みに向けて、強力に感染拡大防止対策に取り組む決意でございます。
どうぞ、慎重に御審議いただき、適切な御議決をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
49:
◯議長(
中本隆志君) 質疑の通告はありません。
ただいま上程の追加議案については、所管の常任委員会に審査を付託いたします。議案付託表は後刻お手元に配付いたします。
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会期延長の件
50:
◯議長(
中本隆志君) この場合、お諮りいたします。会期延長の件を本日の日程に追加し、議題とするに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
51:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。それでは、会期延長の件を議題といたします。
お諮りいたします。今次定例会の会期は、本日までと議決されておりますが、新型コロナウイルス感染の拡大防止対策を引き続き審議する必要があるため、会期を十二月十七日まで一日延長いたしたいと思います。さよう決するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
52:
◯議長(
中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、会期は一日延長することに決しました。
明日は午前十時三十分から会議を開きます。
本日はこれをもって散会いたします。
午前十一時二十五分散会
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...