ツイート シェア
  1. 広島県議会 2019-01-24
    2019-01-24 平成31年紙屋町周辺地区活性化推進特別委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成31年紙屋町周辺地区活性化推進特別委員会 本文 2019-01-24 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 40 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯要望質疑宮崎委員選択 2 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 3 : ◯質疑宮崎委員選択 4 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 5 : ◯要望宮崎委員選択 6 : ◯質疑窪田委員選択 7 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 8 : ◯質疑窪田委員選択 9 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 10 : ◯質疑窪田委員選択 11 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 12 : ◯質疑窪田委員選択 13 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 14 : ◯要望窪田委員選択 15 : ◯質疑佐藤委員選択 16 : ◯答弁都市計画課長選択 17 : ◯要望質疑佐藤委員選択 18 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 19 : ◯要望佐藤委員選択 20 : ◯質疑日下委員選択 21 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 22 : ◯意見・質疑日下委員選択 23 : ◯答弁(文化芸術課長) 選択 24 : ◯要望質疑日下委員選択 25 : ◯答弁(観光課政策監(観光魅力創造担当)) 選択 26 : ◯要望日下委員選択 27 : ◯質疑(高山委員) 選択 28 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 29 : ◯意見・質疑(高山委員) 選択 30 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 31 : ◯要望(高山委員) 選択 32 : ◯質疑(中原委員) 選択 33 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 34 : ◯質疑(中原委員) 選択 35 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 36 : ◯質疑(中原委員) 選択 37 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 38 : ◯質疑(中原委員) 選択 39 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 40 : ◯要望(中原委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 6 会議の概要  (開会に先立ち、委員長が現地調査のお礼を述べた。)  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名        森 川 家 忠        山 下 智 之  (3) 委員会におけるこれまでの議論等についての説明   委員長が委員会におけるこれまでの議論等について、参考資料により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯要望質疑宮崎委員) それでは、質問に入る前に、今までの議論を踏まえ、2点ほど意見を申し上げたいと思います。  まず1点目は、去る12月定例会の一般質問におきましても県庁の敷地のあり方について質問がありましたけれども、都市の再開発には相当の年月を要するため、県庁の耐震化工事と並行して県庁敷地のあり方の検討に着手することは、決して早過ぎないということであります。こうして特別委員会を設置し、議論してきたこと、これまでの意見などを執行部として真摯に受けとめ、次期議会期中あるいは今後4年の早いうちには県庁敷地のあり方の検討に着手していただきたいことが1点目であります。そして、2点目につきましては、県と広島市の連携強化であります。紙屋町・八丁堀地区の再開発の動きが加速してきております。民間に任せっきりだけではなくて、県と広島市が今まで以上に連携を密にして、速やかに高次都市機能の充実強化等を誘導するための具体的な施策を講じていくことをお願いして、質問に入りたいと思います。  まず、質問の1点目は、紙屋町・八丁堀地区の活性化についてであります。  都市再生緊急整備地域の指定後、さまざまな新聞等でも取り上げられ、特に新年1月1日の中国新聞では特集記事が組まれるなど、機運が高まってきているのを感じているところでもあります。こうした機運により、きょうの資料にもあるように、開発案件が今後もどんどん出てきて、まちのリニューアルが進み、この都市が中四国の中枢としてさまざまな人が行き交い、人を引きつけるためににぎわいを持った都心になることを期待しているところでもあります。  そこで、改めて紙屋町・八丁堀地区を活性化させるための課題をどのように認識しているのか、お伺いいたします。 2: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 本日の資料にもこれまでの議論がまとめられておりますが、その現状と課題ということで、今までもいろいろな御意見をいただいたところでございます。このようなさまざまな課題がある中で、特に我々として都心を活性化させるための課題として考えているものといたしましては、平和公園にはオバマ前大統領の訪問以来、世界中から多くの人が集まってきておられるにもかかわらず、紙屋町・八丁堀地区への人の流れや滞留時間が少ないこと、この地区におきまして更新時期を迎える建物が多くございますが、その更新が余り行われていないこと、紙屋町・八丁堀地区につきましては、商業施設の利用が他の地区と比べ、直近では若干回復というふうな調査もございましたが、長期的に見て、やはり相対的に減少傾向といったことなどが挙げられると考えております。このため、中長期的な視点から、どうやって中枢都市にふさわしい魅力ある都市空間につなげていくのか、また、ハードとソフトの両面を含めた持続的な魅力向上に向け、地域主体の体制をどのようにつくっていくのかを検討し、取り組む必要があると考えております。 3: ◯質疑宮崎委員) 今、幾つか課題を挙げられましたけれども、その中でも、今後、都心の活性化を考えていく上で、都心を訪れ滞留する人をふやしていくことが必要であり、そのためには、今、答弁があったように、平和記念公園に来る人をいかに本通方面に呼び込むかということが重要な課題であると思います。こうした観点からは、平和記念公園と本通の接点に当たり玄関口とも言うべき地区である大手町1丁目、紙屋町2丁目地区の役割が重要であると思っております。しかしながら、平和記念公園側から見たとき、アーケードがつながっておらず、本通のにぎわいが余り感じられません。また、近くにある爆心地の碑の周辺は道路が狭く、コインパーキングを含め駐車場が多く、車の交通量も多いため、ゆっくり立ちどまれないということもあります。人を呼び込むためには、個別の建物再開発も重要でありますが、地区全体としてどのように人の流れをつくっていくのかを考えていく必要があると思いますが、どうお考えでしょうか。 4: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 今、委員からも御指摘いただきましたとおり、紙屋町・八丁堀地区における人の流れや滞留をつくり出すためには、我々も平和記念公園からの玄関口に当たります大手町1丁目、紙屋町2丁目地区の役割は非常に重要なものであると考えております。本通へつながるところだけではなく、紙屋町交差点方面や爆心地の碑を経て旧市民球場跡地につながっていく道筋などを含め、この地区全体の活性化に取り組んでいく必要があると思っております。  一方で、当然のことながら、現在、この地区には関係する住民や商業者などの多くの方がいらっしゃって、個々の建物の建築年数や所有者の資金状況など個別の事情がございます。このため、この地区にかかわるさまざまな方々が人の流れや町並みなども踏まえた将来的なまちの姿や、それを実現するためのルールを共有し、地域の価値や活力の維持向上になるよう、長期的、段階的に建物の建てかえやイベントの開催などにハード・ソフトの両面から取り組むことが重要であると考えております。こうしたエリアマネジメントの取り組みを、広島市と連携しながら進めてまいりたいと考えております。 5: ◯要望宮崎委員) 平和記念公園からの玄関口に当たる地区なので、しっかりと進めてもらいたいと思います。  なお、この地区の中心には、都心でも数少ない県有施設である広島県民文化センターがあります。この施設をしっかり活用すれば、県としても直接活性化に関与できると思います。また、現在の建物は建設から30年以上が経過しており、更新時期が来ます。地区の将来像を検討する際には、この施設の機能や将来的なあり方について、都心の活性化という観点からもあわせて検討を行っていただくとともに、地権者として地区の動きをリードしていただくことを要望して、質問を終わります。
    6: ◯質疑窪田委員) 昨年9月に、広島市からの提案でありましたが、老朽化しております商工会議所のビルを移転して建てかえるということで、広島市営基町駐車場のほうに移転する案が示されております。それから年を越し、その協議がどういうふうに進んでいるのかということと、これは改めて経済界、商工会議所と広島市が中心になってやることでしょうが、県として具体的にどういうふうにかかわっていくのか、教えてください。 7: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 今、委員からお話がありましたように、昨年9月に広島市が広島商工会議所の移転、建てかえの検討を提案されまして、商工会議所も了承されたということを受けまして、現在、広島市、商工会議所、地権者を交えて再開発に当たっての進め方などについて検討を行っている最中でございます。県といたしましても、その意見交換に参加させていただきながら、この地区の活性化に資するものとなるよう、一緒に議論を進めていきたいと思っております。そうした中で、県としてどのように具体的に関与できるのかということについても、今後検討してまいりたいと考えております。 8: ◯質疑窪田委員) 具体的な議論はこれからというふうに感じております。本来であれば、今回耐震化という形で進めておりますが、県庁の建てかえがこの紙屋町・八丁堀地区の再開発のシンボリックなものになるのではないかと思っていたのですが、なかなかそうはいかずに、商工会議所の移転のほうが先に具体化してきているということで、この周辺の地域の再開発をしっかりとリードしていっていただきたいと思っております。商工会議所の移転は小さな一つの単位での開発でありますが、やはりこの周辺地域の活性化ということでございますので、そうした大きな観点から見ると、将来的にこのまちの将来像をどうしていきたいのか、改めて教えていただきたいと思います。 9: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 今、委員の御質問にありましたように、市営基町駐車場のところだけでは一単位の建物ということになりますが、その周辺エリアをどうしていくのかということが一つ当然あると思います。先ほど宮崎委員にも答弁させていただきましたように、地区全体としてどういうふうに活性化させていくのかということを考えていく必要があると思っております。それから、先ほど答弁させていただきました大手町1丁目、紙屋町2丁目のエリアといったところもまた、個別にエリア単位で考えるのではなくて、紙屋町・八丁堀地区全体としてどのようにしていくのかを考えていく必要があると思っております。これにつきましては、都市再生緊急整備地域の指定の際に、国、県、市、商工会議所、学識経験者、金融機関等幅広い関係者で構成いたします都市再生緊急整備地域検討協議会というものを設けまして、地区の整備方針を作成してございます。これにつきましては、この委員会の第1回目の資料としても提出させていただいておりますが、広く国際平和文化都市の都心にふさわしいにぎわいと交流、さらに、革新性が高いビジネスを生み出す都市空間を形成するということを目標に掲げながら、都市開発を通じて増進すべき都市機能に関する事項ですとか、公共施設その他公営施設の整備に関する事項などを整理したところでございますので、こういったことに基づきながら進めてまいりたいと考えております。 10: ◯質疑窪田委員) 都市再生緊急整備地域に指定され、いろいろな要件が緩和され、税制面の優遇もあるということで、しっかりとこの地区や周辺の具体的な再開発が進んでいってほしいと思っているのと同時に、先ほどインターネットで、上から俯瞰して見られるグーグルマップを見ておりましたら、この県庁の敷地は、対面するパセーラ、バスセンター、そごうの敷地よりも若干大きいのです。こうやって見ると、いかに有効活用されていないかを改めて感じておりますが、それはそれでなかなか難しい問題だと考えております。  まちのあり方として、東京とか大阪といった大都市に行くと、JRとか駅の周りがどんと開けて、それからだんだん少しずつ次の駅に従って縮小し、また駅に近づくにつれて大きくなっていくというような駅中心のまちづくりがされています。片や広島といえば、今、広島駅周辺も再開発が進んで変わってきておりますが、都心が駅から遠い。初めて広島を訪れた人たちは何の知識もなかったら、広島というところは、駅前はこれぐらいのものか、もっとにぎわったところはないのかというふうなイメージを受けるのではないかと思うのです。やはりしっかりとゾーニングによって地域を回遊させていく考えが必要だと思うのですが、その辺が果たしてうまく回遊というか、駅からの人の流れをこちら側に持ってくることができるのか、どういうふうに考えていくのかを含めて、教えてください。 11: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) ひろしま都心活性化プランの中におきましては、都心の回廊づくりということで考えております。ただ、広島の都心は、広島駅前地区、それから紙屋町地区の2つを楕円の都心という形で捉えておりまして、この2つの都心をつなげていくことを考えていく中で、特にその中心となります西国街道沿いの整備、それからサイン表示などを充実させていくことも考えております。そうした中で、人が中心となるネットワークということで、誰もがスムーズに回遊できるまちでありますとか、歩いて楽しい、人が中心となるまち、かつ歩きやすい歩行空間、自転車などによりまして誰もが快適に移動できる空間、誰もが利用しやすい交通拠点といった5つのことを念頭に置きながら、回遊ネットワークをつくってまいりたいと考えております。 12: ◯質疑窪田委員) 大変難しいことだと思うのですけれども、広島は、6本の川が流れる三角州で、それがメリットであり、デメリットでもあると思うのです。例えば、僕は学生時代、渋谷のほうに学校がありましたが、渋谷の地形というのが、JRの駅から東西に宮益坂と道玄坂が延び、平地の部分というのは余り広くないのです。その坂の途中にデパートだったりお店があったりというような形で、その不利な地形を有効に活用しているまちづくりなのだろうと思った次第です。広島市は、そういった意味で、三角州や川をしっかりと活用するということで、京橋川のカフェのような形でされていますが、あの辺は広島市が中心にされているのでしょうが、ああいったものに県はかかわっているのですか。 13: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 広島市が水の都ひろしま推進協議会というものを立ち上げられておりまして、そうした中に県としても委員として参画させていただき、一緒に検討させていただきながら、水辺の空間づくりということで、今、委員がおっしゃったカフェでありますとか、水に親しみやすい環境づくりも一緒になってさせていただいているところでございます。 14: ◯要望窪田委員) 何が言いたいかというと、そうした地形とか人気のあるところをしっかりと生かしてまちづくりを進めていく観点が必要だと思っていますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 15: ◯質疑佐藤委員) 私の質問は、まず、東京で都市計画学会が主催した都市計画セミナーに参加してきたのですけれども、内容は、官民連携による都市空間の有効活用ということが主題としてあって、国土交通省の担当の方々が来られて、都市のスポンジ化の対策について語られたのです。ちょうど数年前から都市のスポンジ化が国としても問題だということで、昨年7月に改正都市再生特別措置法が施行されました。具体的に言えば低未利用土地権利設定等促進計画というものですが、都市のスポンジ化とはどういうことか、調べてみると、都市の内部で空き地や空き家がランダムに数多く発生し、多数の小さな穴を持つスポンジのように都市の密度が低下することとあります。要するに、中心地に空き家、空き地、シャッター通りがよくありますけれども、さらに、中心部のいろいろなところにあるコインパーキングとか駐車場が低利用で効果的に使われていないということで、低未利用土地をどうしていくかが全国的な課題としてあり、国がこれをどうにかしていこうとしているのです。駐車場などを一つの大きな敷地にして、それを自治体がいろいろなことに使っていくということで、多分民間だけではやっていけないので、行政が間に入って、例えば土地の交換をやっていくことによって、その地域の活性化をしていこうというのが今回の趣旨ということで、いろいろな地域の成功例を聞いてきたのです。  聞きたいのは、この都市のスポンジ化に対して、県として今後、計画があるのかどうか、7月に法律が施行されたばかりなので、まだないかもしれないですけれども、具体的にあれば教えてください。 16: ◯答弁都市計画課長) 都市のスポンジ化というのは、今言われましたように、人口減少ということもございまして、都心部においても空き地や空き家がふえて、密度の低いスポンジの空間があるような状態になってくるということで、これは特に、歩いて暮らせるまちといった観点からも非常に問題になることだと思っております。人口減少社会の中で、今後、コンパクトシティーということがございますけれども、都市を集約化して、密度の高い都市機能を集約した都市にしていくといったことが必要だと思っております。そういった方向で、空き家対策ですとか、いろいろな方策を今後検討していかなければいけないという認識でおります。 17: ◯要望質疑佐藤委員) 今、言われたとおり、スポンジ化に対応する施策について、国が大まかなことを決めましたので、それぞれの地域で、もちろん県だけではなくて自治体が中心となってやっていかないといけないと思うのです。今からは動きやすくなっていく。それが中心部だけの話ではなくて、少し離れた郊外の話でもあるのです。空き家対策はずっと話があったのですけれども、このスポンジ化という部分でいうと、空き家もいろいろなところにあって、その1戸1戸に対応していっても、実は地域的にはなかなか活性化ができないという問題もあって、やはり広範囲で活性化を進めていかないといけないと、僕も改めて考えさせられました。県としてもこの件を進めていってもらいたいと思います。  紙屋町の活性化という部分でいえば、大きなビルの建てかえ、例えば、今言われた商工会議所の移転だったり、もとの天満屋が入っていたビルがもしかしたら建てかえられるかもしれないという大きい話があります。ばらばらになっている駐車場、コインパーキングをどうしていくかも、地域の商店街を含めて、行政が間に入って主導して考えていくべきです。このときに話があったのは、民間の人が来て、土地を活用させてくださいと言っても、その土地の所有者は余り信用してくれないらしいのです。けれども、そこに行政が入ってくると、何か信用が増して、それだったらいいよというふうな感じで言われるらしいのです。やはりこういう再開発は、行政がどんどん主導してやっていかないと進まないのでしょう。そういう意味で、今回は官民連携をどんどん進めていこうというセミナーだったので、県としてもそれをやっていってもらいたいと思います。  あと、先日、我々が行った県外調査で一番話題になったのが、種地という問題です。ビルの開発に当たっては、まず最初に種地があれば、建てかえようとするビルがそこに移って、移ったところを壊して、壊したところにまた建てて、ほかのところが来てという連鎖的な形でやっていきます。この県庁の敷地は広大な種地になる可能性があるわけですから、有効活用していくことを考えれば、先ほど宮崎委員が言われましたけれども、本当にこの敷地をどうするかという議論はもう来年度には始めていかないといけません。1年、2年でできる話ではなく、5年、10年の計画になるだろうからこそ、議論はきょうからスタートしてもいいような案件だと思いますので、できるだけ早くという表現ではなくて、本当にもうやってもらいたいと思っております。  あと、総括的なことで言えば、以前も私から話をさせてもらったのが、紙屋町交差点の横断歩道の復活です。参考人の方とか、県外調査でも話をすると、交差点をなくして歩行者を地下におろしたのはおかしい、間違いだとよく言われます。今は車のことよりも歩行者がどれだけ中心部で買い物しやすくなるかということを考えないといけないわけで、今の時代に逆行している、車を優先させているあの交差点は、地上を歩けた昔のように早く戻して、紙屋町交差点の横断歩道復活をやってもらいたい。それをするには県だけではできないはずだと思いますけれども、最後に、もしそれを復活させるとしたら、どういうところと協議していかないといけないのか、市とか警察とか地域の方々とかいろいろあるのでしょうけれども、どういう手順でやっていけばいいのか、お伺いします。 18: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 前回、地下街開発の話の中で、道路の動線をどう変えていくのかということで、広島県、広島県警、中国地方建設局、中国運輸局、広島市といったところが中心となってお話を進めていただいたということでございます。こうしたところを中心に、今後の動線、人の流れをどうつくり出していくのかということを、地元の皆様ともいろいろお話しさせていただきながらやっていく必要があると思っております。 19: ◯要望佐藤委員) 具体的にやっていくに当たって紙屋町交差点の横断歩道の復活も掲げて、その分野だけでもいいから、例えば紙屋町交差点横断歩道復活検討協議会みたいなものもスタートさせてもらいたい。紙屋町の横断歩道が復活することによって、いろいろなことがもしかすると動き始めるぐらいインパクトがあることだと僕は思うのです。この委員会でもいろいろな方々に聞いて、やはりここは変えないといけないという共通認識になっているのではないかと思います。せっかくこういう特別委員会を設け、我々委員から声が出たわけだから、今後、ぜひとも県にそれに対応してもらわないと意味がないので、ぜひとも早急にやっていただくことを要望して終わります。 20: ◯質疑日下委員) 本日は総括審査で最後ですので、意見を申し上げたいと思っております。  先ほど委員長から現状や課題などについてお示しくださいました。皆様がいろいろ議論してこられて、50年、100年先を考えてまちづくりをしていかないといけないということもありますけれども、ことしに入りまして、新聞で開発案件とかさまざまなところがこれから決まっていくのではないかとありまして、何か気持ち的には、早く紙屋町あたりが変わっていくのではないかと非常に個人的にも期待と希望があるわけです。県だけではなかなかできないことかもしれませんが、商工会議所や市と一緒になって検討委員会を立ち上げて、徐々に形は変わっていくのでしょうけれども、県としてはどのぐらい先を見越しておられるのか、まずお伺いしたいと思います。 21: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) ひろしま都心活性化プランを今回提示させていただいたということでございます。その中におきましては、一つの目安として、被爆100周年に当たる2045年を見据えた上で、できるだけ早目にいろいろなことを動かしてまいりたいと思っております。 22: ◯意見・質疑日下委員) 被爆100周年といいますと、あと27年先ぐらいですが、あと10年、20年たつと、世の中も随分と変わっていくのではないかと思います。先ほど委員の皆さんからスピードアップという話がありましたけれども、被爆100周年がゴールだとしても、やはり早く検討委員会を立ち上げていく、また小委員会のそれぞれの検討部会を立ち上げていく、そうしたことを本当に早目にしていかないといけないのではないかと思います。  それとともに、きょうの参考資料の1の(4)に、「求められる都市機能を一つ一つ検証しながら」とあります。この委員会でも参考人として商工会議所の方に来ていただいたのですが、やはりまちのにぎわいといいますからには、若い人、特に若い女性の方の意見が入るような仕掛けが要るのではないかと思っております。今回、瀬戸内観光も、商工労働局のほうで若い女性の視点を非常に注視して、女性の方に来ていただくような仕掛けをいろいろした結果、非常に盛り上がりを見せたのです。この検討部会に集まってこられる皆様の世代を考えますと、若い人、また、若い女性の方に、自由に自分たちの将来のまちづくりに対する意見を言ってもらいたい。被爆100周年には今の10代、20代の方が中堅になっていかれるわけですし、働く女性もふえてきますから、このスタート地点でなかなか意見を言えないような10代、20代の方も何とか検討部会に入っていただいて意見が言えるようにしていかないと、私たちも含めて、今の50代、60代の人が中心になって話をしても、あと20年、30年たつと、その人たちは果たしているのかどうかわからない。30年先の広島は今の10代、20代の方々が中心になることを考えますと、高校生も非常にしっかりした意見を持っていますし、そういった若い方がまちづくりを考えるような機会も検討していく必要があるのではないかと思っております。  あと、紙屋町で、県庁のことはずっと議論がありましたけれども、築30年になります県民文化センターは実際に県が管理している県の財産ですので、紙屋町の入り口付近にありますここのあり方を今後どうしていくのか。サンモールとかエディオンとかいろいろなところが既に新しくしようとされていますが、県としてはこの県民文化センターのありようを早く考えていかないといけないのではないかと思います。県民文化センターの今後のありようについてお伺いしたいと思います。 23: ◯答弁(文化芸術課長) 県民文化センターは昭和60年3月に建築いたしまして、今年度末で34年たつ形になっております。耐用年数といたしましては、コンクリートづくりですので50年以上ございますが、半分以上過ぎているということですので、やはり今後老朽化等で修繕のほうも経費がかかっていく見込みでございます。したがいまして、今から始まる紙屋町地区の開発の状況等にもあわせまして、まちの未来をいかに支えていくのかという観点で、県民文化センターを単体で考えるのではなく、まちづくり全体の中でどうあるべきか、考えてまいりたいと考えます。 24: ◯要望質疑日下委員) 築34年ということですので、耐震化ということにはならないと思っております。そこは、従来のありようとは恐らく大きく変容していると思います。県立大学も、先日報道がありましたように、幟町の大学が移転して、サテライトキャンパスも県立大学に移行します。そうしましたら、あそこのもとのありようから大きく変わるので、積極的に民間から売ってくださいとか貸してくださいとか言われる前に、県としてもそこをどうしていくのかということを積極的に一歩前に進んで考える必要がある時期ではないかと思っております。  それから、2ページの(4)の自転車でございます。私は、ことしに入って自転車に乗る機会が多くなっておりまして、毎日のように紙屋町あたりを自転車で通ります。先ほど課長からコンパクトシティーという話もありましたが、まちの機能が集約すればするほど、若い人は特に自転車移動が多いですので、自転車の街乗りの需要が非常に高まってくるのではないかと思います。駐輪場が基町にもございますが、駐輪場のありようが地下に潜ったりしてなかなか見えにくくて、自転車をいざとめようとしてもわかりにくいということがあります。それで、自転車置き場というのがコンパクトシティーをつくる上での非常に大事な核になります。東京都荒川区などは、商店街の真ん中に自転車を置けるような場をつくったり、自転車を置けるところの見える化が進んでいる地域もあります。こういった駐輪場のありようについても、今後しっかり検討していただきたいと思っております。  あと、2ページの(6)に「広島城等の歴史、文化遺産を十分に活用できていない」ということが挙がっています。広島城入城400年ということで、この2月からチームラボとコラボして光の祭典というのがあると、今、盛んに報道されています。私は近くに住んでいますが、あえて広島城に行こうと思ったことが、今まで残念ながら一度もないのですが、そのチームラボの光の祭典があるという報道を見て、個人的に行こうと思って、若い人と話をしてみましたら、あの広島城がどういうふうになっていくのか、関心があるので行ってみたいという20代の方がとても多くてびっくりしました。中区には、広島城のほか、頼山陽史跡資料館、縮景園もございます。いつも行かれている方のみならず、やはり若い人が行けるような、行ってみたいと思うような仕掛け、今回のチームラボの光の祭典を通して、広島城そのものというよりも、あの地域がどういうふうになるのか、行ってみたいと思わせる仕掛けは非常に大事だと思っております。ですから、歴史のある建物、地域とAIやインターネットやあらゆるものを駆使して若い人を引きつけていく民間とのコラボレーションも、非常に大事になってくるのではないかと思っております。今回、この仕掛けは広島県もかかわって一緒にされたのですか、どういった経緯でああいった形になったのでしょうか。 25: ◯答弁(観光課政策監(観光魅力創造担当)) ただいま御質問のありました広島城を活用したチームラボの光の祭典ですけれども、広島城入城400年という中で、このたび、中国運輸局、広島県、広島市、株式会社中国放送で実行委員会をつくりまして実施することとなりました。経緯といたしましては、夜の魅力づくりを何とかつくっていきたいということを、県、広島市、関係者等とで話している中で、株式会社中国放送からこういったものをやってはどうかという提案がございまして、中国運輸局などとも話をした上で、関係団体で実行委員会をつくって実施することとなったものでございます。 26: ◯要望日下委員) 私は、今回のイベントはとてもいいことだと思います。やはり若い人や外国人の方の意見が重要で、インバウンドで外国人の方に夜の観光を提供しようという声が今多くありますが、実際に外国人の方の声を聞く場があるのかといえば、検討部会にしても、先ほどの小委員会にしても、若い女性の声がなかなか反映されないということも含めて、多様な人を取り込むために、やはり在住の外国人の方の意見についても取り込めるような仕掛けを考えていただきたいと思っております。  広島城周辺に関して、もう一つ、スポーツ推進課が教育委員会から知事部局に移りました。第2期スポーツ推進計画を策定しようということで、先日、集中審議がありましたけれども、スポーツには、運動という観点もございます。広島城周辺でマラソンなどの運動をする方がいらっしゃいますが、先ほど言った文化遺産を一つの運動の拠点と考えて、健康寿命の延伸に生かせるような取り組みも大切なのではないかと思います。今後の課題ですけれども、特別な人が中心地に集まるのみならず、地域の方が、ちょっとしたスポーツをしに町なかに来るような仕掛け、もともとある広島城とか、中央公園のサッカー場のことも話題になっていますけれども、一般の方のスポーツと市内中心地との兼ね合いも今後考えていただくよう要望いたしまして、終わります。 27: ◯質疑(高山委員) 新聞によると、きょうのメンバーは、私を除き全員無投票のようで、田舎の人といったら広島市以外は3人です。  もう終わりという話なので、少し思い出話をしてみたいと思います。私は、平成16年3月18日の予算特別委員会で県庁舎の整備について話しました。平成16年というと、もう15年ぐらい前のことです。そのときに出した絵がこれです。この間、横田真二さんという、そのときの総務企画部長で、今は消防庁の次長をやっている人と東京で会って、いろいろな話をしたのですけれども、この庁舎の話もおもしろかったです。平成16年というのは非常に経済が悪いときで、結局、庁舎を建てかえるお金もないし、お金を活用する人もいないから、現在地で壊して建てかえるのは無理ですという答弁を、当時の藤田知事がされたのです。ならば、将来どうあるべきかという議論をやったらどうですかということで、学生に考えてもらえ、もう30年、40年したら私は死んでいるので、学生ぐらいの人たちにこの広島市のあるべき姿を考えてもらってみたらどうかと言ったのです。私が、現在、建蔽率40%で容積率400%だから、これは確実に特区として、建蔽率80%と容積率800%以上にしたらどうかと言ったときも、最終的には市町村合併、道州制の問題があるからなかなか考えにくいということだったのです。その当時は、一番大きな話というのは県庁の建てかえ、ここをどうするかという議論に持っていったのです。平成16年3月18日の予算特別委員会は、全員委員会室でするでしょう。藤田知事がいらっしゃって、知事、もし地震が起きたらあなたは背が高いから一番に亡くなると言いました。天井が落ちてきたら一番早い。地震が来たらパニックだから、私は早く逃げるためにドアのそばにいないといけないと思っています。あそこは、もし本当に地震が起きたら半分以上死にますから、耐震化するなら耐震化するべきでないかという話をしたのです。  そのとき、広島県がどうあるべきかという話が3つありました。空港のアクセスです。広島空港へのアクセスにリニアを使わないといけない、今のままではいけないという話と、もう一つが、その当時コンパクトシティーという議論はなかったけれども、広島市には、広島市の中に観光としてやってくるものがない。当然原爆で全部なくなっているから、あるとすれば宮島だけれども、宮島は広島から少し遠いでしょう。原爆ドームを見たって観光ではないから、それならどうすればいいかという中で、ロシアのエルミタージュ美術館の分館をつくったらどうかという3つが大きい議論だったのです。で、全部が全部だめになって、15年間何をしていたのかと思うのだけれども、全てがもうパアになったのです。  県庁を建てかえる議論があって、今、こういう特別委員会ができたところに、当然広島市がやることだろうというのは我々の気持ちの中にあるし、広島市の今までの怠慢だったのではないかと、この間、参考人も、その辺を随分と言っていらっしゃったのは事実だと思うのですけれども、やっぱり30年後にはここも建てかえをします。耐震も30年ですから、30年先にこの建物をまだ耐震化する、改装するのはまず無理だから、今からこのまちをどうするかというときに、最初に選挙は私だけと言った意味が何かといったら、2市3町が合併した今の尾道市をあちこち歩いていると、みんなそのまちを愛しています。瀬戸田は瀬戸田で自分の町が好きだし、因島は因島で自分の町が好きなのです。だから、その田舎に帰ってほしいけれどもなかなか就職口がなく帰ってこないということで、彼らが言うのは、東京へ行って帰ってくるのは嫌だということです。親としては、東京まで行かれてもう帰ってこないというのは非常に苦しい。旅費もかかるし時間もかかるし、一番いいのは広島市ということです。広島市は今、高速道路ができたし、いろいろな意味で道路整備ができたから、その日でも来られるという議論なのです。その最たるものがマツダスタジアムで、マツダスタジアムへは広島県内からだとバスで来ます。紙屋町だったらなかなか来られなかったのが、新幹線で来られる立地になったから、かなり来るのです。実は、私の後援会が来るときは3台ぐらいバスが来ます。  広島市の発展を広島県の皆さん方が非常に考えているから、広島市と広島県だけで考えるのではなく、先ほどいろいろな人を入れたほうがいいと言いました。田舎の人たちも広島というまちはいいまちだというものをどうやってつくるか、ものが進まない中で、この紙屋町の真の再生の夢を描いてあげる。広島市だけのことだと思うけれども、県庁を含めて考えたら、そうではありません。  このまちは札仙広福の他の都市と比べて、私は一番住みやすいと思います。原爆ドーム、平和公園だけは絶対手は出せないけれども、あそこは非常に緑が多くて、子供たちをつれて歩くにはいいところです。あとの問題は、札仙広福で何が違うかといったら、一番違うのが経済です。  わかるかどうかわかりませんが、聞いてみたいけれども、広島市は支店経済でもっていたのです。それが、いろいろな通信網が発達して支店が要らなくなったのです。いろいろなまちの人や出張族の話を聞くと、広島へ来るのが楽しいのは、流川が楽しいのです。あそこのまちが楽しい、夜は全然あそこが楽しい、お好み焼きが食えるというようなことを言うけれども、まずは、支店が、40年、50年前と比べてどのようになっていると認識されていますか。 28: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 申しわけありません。今、手元にはっきりしたデータがありません。 29: ◯意見・質疑(高山委員) はい、いいです。  86市町村が23市町になりました。それで、最近ではもう本当に何もかもみんな広島市で、それはそれでコンパクトシティーということでいいのかもわかりません。今の広島県市長会の会長は松井さん、市議会議長会の会長は永田さんで、全部広島市が持っています。これは皆さん方の問題ではないけれども、結局はよそのまちの人たちが来たいというまちをつくらないと、どんどん廃れていってしまう。ビジネスも含めて、ここに来たいと思うものは何かといったら、やはりいろいろな遊び心があるところ、遊べるところ、食べるところといったものを考えてやっていかなくではいけないだろうと思います。  それと、市街地再開発事業は第1種事業と第2種事業があるわけですが、どちらを選ぶかという議論を一番にやらないと、もわっとして広島市と広島県がするのですと言ったのでは、ものができないのです。だから、第1種に焦点を合わすのか、第2種に合わすのか。要は、公共性と緊急性が一番高いのが第2種なので、第2種事業にいくように皆さん方が広島市や広島市以外の人たちを寄せてつくることが、一日でも早いここの再開発イコールにぎわいづくりにつながると思います。佐藤委員も言ったけれども、あそこの真ん中に歩道をつくって上に上がるとかといったことは、福山や尾道の人たちには想像ができない。けれども、考えると、ああ、そういうこともある、このほうがいいという人も尾道にも福山にもいると思う。地元だから見えない部分がある。  商店街の話がたまに出るのです。広島の商店街は元気がいいというのです。この前来た参考人が言うには、あの商店街は2階までしか使えないから、固定資産税が余り取られなくて、家賃も安くて余りいい店舗が入ってこないという話なのです。それならあのアーケードを取ったほうがいいのか悪いのかと言ったら、尾道の人たちは絶対アーケードがあったほうがいいと言う。たまにしか来ないからです。常時そこにいる住民の人たちは、上をマンションにしたいから、アーケードがないほうがいいと言います。上をマンションにして、高さ制限をとってあげたら、病院は近いし、学校は近いし、あんなにいい場所はありません。そういうことを、札仙広福というのではなく、広島市の問題ではなく、広島県全体でここのまちに来たいというものをつくらないと、30年たってもやる意味がない。先ほど言った商店街のアーケードなどは本当に重要な問題で、早く結論を出していくほうが、夢があっていい気がします。  最後に、先般、日経だったと思うけれども、持続可能な都市というのが出ました。この中に、中国地方からは岡山市が入りました。一番は京都市だけれども、広島市は当然出ていないし、出ていたのは岡山市だけでした。なぜそうなっているのかを調査しないと、次に向けては行けません。先ほど言った支店経済がだんだんなくなるということもあります。東京へ前に視察に行ったけれども、霞が関ビルというのは私が大学の1年のときにできました。あれは、構造的に鋼構造といって、揺れない建物なのです。最近の高層ビルは揺れるのです。全く構造が違うのですけれども、霞が関ビルになぜあれだけお医者さんがいっぱい入るかといったら、地震が来ても揺れない構造でお医者さんが入りやすいから、5階までは全部医者なのです。だから、ここの真ん中に個人病院専用のビルを建てたら、随分人が来ます。医療についても、医療は全部呉だとか西条だとかという仕分け、分析をやっていくことが一日でも早い再開発になるのではないかと私は思っているのですけれども、再開発のやり方で、第1種と第2種という議論をされたことがありますか。 30: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 広島都心の話ということですけれども、これからまちをどういうふうにしていくか、将来図を描いていく中で、委員御指摘のような第1種、第2種というそれぞれのやり方があると思うのですけれども、現時点ではそういった具体的な話はしておりません。 31: ◯要望(高山委員) まだそこまで決めていないのだから、全くゼロベースということです。きょうで終わるけれども、広島市と県とでよく考えて、第2種でいくぐらいの気持ちを持たないと、本当に乗りおくれてしまうのではないかと思いますので、頑張ってください。  私たち尾道に住んでいる人間は、若い人たちが東京へ行くのは嫌でも、広島へ来るのは、すぐそこですから、もう完全にイエスです。広島市が住みやすいまちになるように、皆さん協力して頑張ってください。よろしくお願いします。 32: ◯質疑(中原委員) 最後なので、幾つか意見を述べたいと思います。  先ほど佐藤委員が紙屋町交差点の横断歩道を復活させようという話をされて、私は平成3年に広島市議会にいたときに、シャレオをつくるという話と同時に横断歩道をどうするかという議論を市議会でしたのを思い出したのです。そのときは、中に数人、人を地下に潜らせて車を優先するのかという議論を大上段に構えて議場で徹底的にやられた議員の方もいらっしゃって、今から思えばすごく先見性のある議論でした。ただ、何であのとき横断歩道をなくしたほうがいいかというと、車が多過ぎて紙屋町交差点が大渋滞していたのです。中心部に駐車場も少なかった。もう一つは、あそこの交差点は人通りも多いし車も多いので、事故が多かったということがあります。そういうことを解決するために、あそこの交差点はシャレオをつくって地下街にしたほうがいいのではないかという議論をした記憶があります。ただ、今は、車の量も大分減って、歩行者の数はどうかわかりませんけれども、交通規制もかなり先進的なものが取り入れられておりますから、横断歩道が復活したらスムーズにできるかもわかりません。  そのとき、同時に、当時は平岡市長だったのですけれども、広島市をどうするのかという議論をしたときに、紙屋町・八丁堀あるいは駅前に人も車も物も一極集中していて、都市のあり方としてふさわしくないということで、商工センターをつくったり緑井をつくったりしたのです。多角化した都市づくりをしようという発想で、広島市が動いていたことは確かだと思います。その後、府中にソレイユができて、宇品と皆実町にゆめタウンができて、ますます多角化が進んでいます。そうすると、この中心部には人が来なくなるというのは当たり前の現象だと思うのです。それを、中心部の元気がなくなったから何とかしようということで、県庁があるのだから県が何かやらないといけないだろうというのがこの特別委員会の趣旨だと思うのですが、かれこれ1年近く議論してきて何かやるという話は一切なく、非常に残念だと思っています。  それで、1点お聞きしたいと思いますのは、ちょうどこの特別委員会が立ち上がったときに都市再生緊急整備地域の指定を受け、そこからいろいろな動きがあっただろうと思います。この委員会でもいろいろ出ましたが、地権者が多過ぎて土地がまとまらなくて、民間の資金が紙屋町・八丁堀地区ではなかなか動かないという課題も言われていました。この緊急整備地域に指定されて半年余りがたつけれども、一体全体、その指定の効果があったのかどうか、分析されていますか。 33: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 委員御指摘のとおり、10月に都市再生緊急整備地域に指定されたということでございます。それにあわせて、広島市のほうでは、都市再生緊急整備地域を推進していく、建てかえ等を促進させていくために、相談窓口を庁内に設けまして、さまざまな方々からの御相談を受けている状況でございます。広島市からは、1月23日の時点で50件を超える相談等が寄せられているとお伺いしております。相談の中身は、再開発という話だけではなくて、自分の持っている土地がどういう格好で利用できるのかとか、自分の区域がその中に入っているのかとか、どのような優遇が受けられるかといったことや容積率の緩和など、制度に関する問い合わせ等もあるのですけれども、皆様方の一定の関心を引くという意味合いにおいては、建てかえ等の促進に寄与しているものと思っています。 34: ◯質疑(中原委員) 委員長のまとめたものにもあるのですけれども、国の動きに呼応して50件ぐらい問い合わせがあったということですが、本当にこの地域の投資価値が高まっていると思われますか。その分析がすごく大事だと思います。 35: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) どう投資価値が高まっているかは、こういった動きが出てくる中でどのぐらい動くかということとの兼ね合いの中で出てくるものだと思っております。一遍に変わるということではなくて、機運が高まりながら動きが出てくるところとの兼ね合いの中で価値が高まる部分もあろうと思いますし、それに呼応して、行政がどういった形で全体の絵姿を描きながら支援を行っていくかといったところともバランスをとりながら出てくるものだと思っております。 36: ◯質疑(中原委員) 3ページのオフィス需要も、平成27年9月時点の需給バランスが3.9%で、平成23年度以降高まっているということですが、最新のオフィス状況は把握されていますか。 37: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 最新ということで、どの時点かはあれですが、いろいろ聞くところによると、5%を切る、かなり低い、オフィス需要の逼迫している様子だと聞いております。 38: ◯質疑(中原委員) せっかく都市再生緊急整備地域に指定されて、民間の投資価値が本当に高まっていって、特にオールジャパンであったり、グローバルな企業でもいいのですけれども、広島に投資してみようという者が出てくるかどうかが一つの非常に大きなポイントになるだろうと思うので、そこはやはり注視しないといけません。また、今、くしくもおっしゃいましたが、県が何をするのかをもうちょっと前に出していただきたいと思います。質問にも出ましたが、商工会議所が等価交換で移転して紙屋町に進出したいと言っているのに、県は見ているだけなのでしょうか。それに関して、県としてはこういうことをしますから、ぜひそういう考え方を進めてくださいとか、県庁舎は耐震化していくのですけれども、自治会館とか農林庁舎とか、まだ古い庁舎がたくさんありますから、このいろいろある庁舎をもう少し整理して合築しましょうとか、高層化のこういう知恵がありますとか、何か積極的に絡んでいこうという気はないのですか。 39: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 先ほど窪田委員の御質問の際にも答弁させていただきましたように、現在、広島市、商工会議所を中心に関係地権者の皆様と意見交換等の協議が行われている状況でございまして、県もその協議の中に入らせていただきながら、いろいろ意見交換させていただいているところでございます。こういった意見交換等の動きの中で、どういったものができてくるのか、どういう役割を果たしていくのか、また、先ほどもありましたように、周辺地域を含めたエリアの中でどういう価値を発揮させていくのかといったことも重要であろうと考えております。そうした中で、県に何ができるかということについては、その内容を見ながら検討してまいりたいと考えております。 40: ◯要望(中原委員) せっかく我々もこうして議論して、紙屋町周辺地区の活性化のためにいろいろな提案をしました。けれども、例えばこの中にあるMICEは、もう紙屋町につくる気は全くないということだと思います。そういう中で、一体県として何をするのかをぜひ出していただきたい。紙屋町という地区にある県庁舎を持つ広島県が具体的にこの地域のために何をするのか出てこないのが非常に残念ですが、これまでの議論で出てきた、特にシャレオのこととか紙屋町交差点のことをぜひ真剣に議論して、県として何ができるかを明確にしていただきたいと思います。  (5) 閉会  午前11時50分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...