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2019-01-17 平成31年広域・国際観光振興対策特別委員会 本文
2019-01-17 平成31年広域・国際観光振興対策特別委員会 名簿

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  1. 広島県議会 2019-01-17
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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成31年広域・国際観光振興対策特別委員会 本文 2019-01-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 47 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑下西委員選択 2 : ◯答弁観光課長選択 3 : ◯質疑下西委員選択 4 : ◯答弁観光課長選択 5 : ◯質疑下西委員選択 6 : ◯答弁観光課長選択 7 : ◯質疑下西委員選択 8 : ◯答弁観光課長選択 9 : ◯要望下西委員選択 10 : ◯質疑上田委員選択 11 : ◯答弁観光課長選択 12 : ◯要望質疑上田委員選択 13 : ◯答弁観光課長選択 14 : ◯要望上田委員選択 15 : ◯質疑福知委員選択 16 : ◯答弁道路企画課長選択 17 : ◯要望質疑福知委員選択 18 : ◯答弁道路企画課長選択 19 : ◯要望福知委員選択 20 : ◯質疑森川委員選択 21 : ◯答弁空港振興課長選択 22 : ◯質疑森川委員選択 23 : ◯答弁空港振興課長選択 24 : ◯質疑森川委員選択 25 : ◯答弁空港振興課長選択 26 : ◯要望森川委員選択 27 : ◯質疑(金口委員) 選択 28 : ◯答弁観光課長選択 29 : ◯質疑(金口委員) 選択 30 : ◯答弁観光課長選択 31 : ◯意見・質疑(金口委員) 選択 32 : ◯答弁観光課長選択 33 : ◯要望(金口委員) 選択 34 : ◯質疑(緒方委員) 選択 35 : ◯答弁道路企画課長選択 36 : ◯要望質疑(緒方委員) 選択 37 : ◯答弁(観光課政策監(観光魅力創造担当)) 選択 38 : ◯意見・質疑(緒方委員) 選択 39 : ◯答弁観光課長選択 40 : ◯意見・質疑(緒方委員) 選択 41 : ◯答弁観光課長選択 42 : ◯要望(緒方委員) 選択 43 : ◯質疑(児玉委員) 選択 44 : ◯答弁(観光課政策監(観光魅力創造担当)) 選択 45 : ◯要望質疑(児玉委員) 選択 46 : ◯答弁観光課長選択 47 : ◯要望(児玉委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち、委員長が現地調査のお礼を述べた。)  (1) 開会  午後1時31分  (2) 記録署名委員の指名        金 口   巖        緒 方 直 之  (3) 当局説明   1) 観光課長が報告事項(1)、(2)について、別紙資料1、2により説明した。   2) 道路企画課長が報告事項(3)について、別紙資料3により説明した。   3) 港湾漁港整備課長が報告事項(4)について、別紙資料4により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑下西委員) 資料番号5を参考に、観光施策についてお伺いします。  広島県の旅行者の地域別動向について、西部、東部、北部というくくりになっていますが、それぞれの伸び率はどのように見ておられるのか、お伺いします。 2: ◯答弁観光課長) 現在、整理ができております市町別、地域別の数値としましては、平成29年までのものとなりますけれども、私どもで調べました観光動向の調査によりますと、平成29年で西部地区、安芸地区におきまして3,621万人、対前年で132万人増、備後地区、東部地区におきまして2,283万人で、対前年プラス100万人、備北地区におきましては604万人で、対前年マイナス11万人という状況になっております。 3: ◯質疑下西委員) 伸び率という点では、東部、特に北部については非常に低いと見ているのですけれども、今後どのように考えておられるのか、また、資料番号1では、今後、ワーキング部会もつくられるということでございますけれども、この点の取り組みについてお伺いしておきたいと思います。 4: ◯答弁観光課長) 西部地域は、平和記念公園を初めとした広島市の観光地、それから宮島、廿日市の観光地が有名観光地であり、お客様が多い地域でございます。私どもとしましては、そちらに来られるお客様にできるだけ東部、それから北部地域にも周遊していただく施策を展開していきたいと思っております。  また、先ほどのワーキング部会ですけれども、そういった県内周遊を促進するための、例えば二次交通の整備も必要ではないかといった意見、それからまた、東部地域、北部地域で楽しむことができるプロダクトの開発が必要ではないかといった意見が出てくるものと考えておりまして、いずれにしましても県内周遊促進を図り、県内滞在時間を延ばし、そして消費を生んでいくような施策に取り組んでいきたいと思っております。 5: ◯質疑下西委員) 今後はオリンピック・パラリンピック等もあって、そういった中で海外からのお客さんをしっかり呼び込むこともお考えになっておられると思うのですけれども、もう一つ県全体に大きな影響を与えるのが広島デスティネーションキャンペーン、せとうち広島DCです。これについては、2020年10月1日から12月31日までということになっており、県内開催は7年ぶりということでございます。瀬戸内エリアを中心として広域的な観光を広げていくということでございますけれども、これについては目標をどのようにお考えか、それから、ことしはプレDCと位置づけられているわけでございますけれども、具体的にはどういったことを企画されているのか、お伺いします。 6: ◯答弁観光課長) 2020年の10月から12月ということでせとうち広島DCが計画されております。このせとうち広島DCは、JRとの連携による事業となりまして、JR各社のさまざまな広報媒体を使って、全国各地にこのエリアの観光情報を発信していただく予定となっております。そうした意味で、広島県を初めとするこのエリアに全国各地からお客様が来ていただけるものと考えておりまして、目標といたしましては、私どもはやはり宿泊につなげていくということに重点を置いて考えておりますので、2020年10月から12月の宿泊者を対前年の10%増を目標として取り組んでまいりたいと考えております。  また、ことし2019年はプレDCの期間ということになっております。このプレDCにおきましては、来年のDC本体において誘客、旅行商品を使って広島に来ていただくことを主眼といたしまして、旅行会社等に旅行商品をつくっていただく取り組みを進めてまいりたいと思っております。そのための一番大きな手法が、10月にJRと連携した販売宣伝促進会議を開催して、全国から600名から700名規模の旅行会社の関係者の皆様を誘致いたしまして、県内観光地情報、また県内を実際に回って、現地の観光地を体験していただく、旅行商品づくりの素材としていただくといったことを考えております。
     その素材になるための観光プロダクトにつきましては、各市町と連携して、現在、その素材づくりに取り組み始めているところでございます。 7: ◯質疑下西委員) 宿泊者数を10%アップさせていくという目標とのことでございますけれども、こういった取り組みをされる中で特に重要なのが、やはり地域が持っているさまざまな観光資源とその話題性だろうと思っております。これまで積み重ねてこられたものもあるでしょうし、今後大きな話題性のあるイベント、また映画やドラマなど、本当に地域がブレークするような流動的な取り組みがないと成功しないと思うのですけれども、この点についてはどのようにお考えか。広島市、廿日市市だけが中心となるのではなくて、島々のさまざまなところ、いろいろいいものが眠っているところもたくさんあると思いますので、そういった部分にしっかり取り組んでいただきたいと思うのですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 8: ◯答弁観光課長) 御指摘のとおり、各地域の観光資源が非常に重要になってくると思っております。瀬戸内海、島嶼部で言えば、瀬戸内海の美しい景観を体験していただくために、例えばクルーズ商品を構築したり、JRの列車に乗ってこられたお客様は瀬戸内のクルーズ船に乗りかえてクルーズを楽しんでいただき、陸に戻りましたら、また電車に乗って県内を周遊していただくといったような旅行商品構築を進めてまいりたいと思っております。 9: ◯要望下西委員) 先日の日本経済新聞を見ておりましたら、米紙ニューヨークタイムズの電子版では、読者に勧める旅行先、2019年に行くべき世界の中の52カ所という中で、瀬戸内の島々が第7位になっているのです。カリブ海、インドとかバハマとか、いろいろある中で、世界的に非常に大きく注目されているということであり、これまで災害で落ち込んだ観光客を取り戻すということも含めて、しっかり地域の話題性というのも引き出して取り組んでくださるようお願いします。 10: ◯質疑上田委員) 昨年11月に実施したフィリピンでの現地調査に関連して、2点お伺いさせていただきたいと思います。  まず、1点目に、外国人材の受け入れについてお伺いします。  フィリピンのマニラで日本語教育センターを訪問しまして、介護実習生を目指す生徒さんが30人ぐらいおられたかと思うのですが、最初、簡単な自己紹介をしていただきました。どの生徒さんも日本語が上手で、生き生きと笑顔で対応していただき、また、日本で働くことを希望していらっしゃいました。このたび改正出入国管理法が成立し、ことし4月から14業種で外国人材の受け入れが始まることになります。現在、14業種で約60万人の雇用が必要であると言われており、5年後にはその約3倍である150万人が不足するという中で、その中に宿泊業も入っております。  そこで、県内のホテル、旅館業の方々から、県に対して外国人材の受け入れに関して何か相談等があったのかどうか、また、県として宿泊業での外国人材についてどう取り組もうとされているのか、お伺いいたします。 11: ◯答弁観光課長) 改正出入国管理法に関しましては、4月から外国人材の受け入れについて、現在国において制度設計がなされており、まさにきょう、国のほうで説明会があると聞いております。それとあわせて、外国人材が安心して働き暮らすことができる環境整備のための検討ということも国において十分になされるべきであると考えております。  現状では、我々観光部署のほうに対しまして、この法律に関して、ホテル、旅館のほうから相談や要望というものは寄せられておりません。  今後、制度の内容や検討の進捗状況を注視する必要があると考えておりますけれども、私どもといたしましては、観光客の皆様に満足度の高い旅行を楽しんでいただけるよう、おもてなしの向上や受け入れ環境の充実に向けて、引き続き宿泊事業者の皆様と連携した取り組みを進めてまいりたいと考えております。 12: ◯要望質疑上田委員) 現状、県に相談はないということでございますが、今年4月、導入当初は試行錯誤する面があろうかと思います。ぜひとも県内のホテル、旅館業の方々の声をよく聞いていただき、その生活面での支援も含めまして、関係機関としっかり連携を図っていただくよう要望します。  2つ目の質問ですが、広島空港を活用した旅行商品についてお伺いします。  フィリピンでJNTO日本政府観光局を訪問した際に、所長さんから、外国人観光客の誘客にはツアー商品、ツアーの造成がまず鍵であるという話をされました。そこで、直近で広島空港に就航したシンガポールからのインバウンド向けのツアーの造成状況は、現在どのようになっているのか、お伺いいたします。 13: ◯答弁観光課長) シンガポール-広島線を利用したインバウンド向けの旅行商品の造成につきましては、航空会社のシルクエアーと連携して、シルクエアーが特に送客力があるとして選定した現地の有力旅行会社4社に対し重点的に働きかけを行っているところです。その結果、年間を通じて催行される、シリーズツアーと呼んでいますけれども、シリーズツアーとしては現在のところ4社で計7商品が造成されているところです。各旅行会社が自社のホームページで広島旅行の商品情報を掲載し販売していただいておりますので、ネット上での広島の情報量がふえており、観光地としてのイメージの醸成を図っていくという狙いは達成できているのではないかと考えております。  また、シリーズツアー以外に、シンガポールの旅行シーズンである12月に旅行会社の目玉商品として、こちらは単発のものとなりますけれども、企画ツアーというものが造成されており、2社2商品が造成されました。この2社は先ほどの4社と重複いたしますけれども、この2商品のうち1商品につきまして、48名の方が参加し、来広されたという実績も出ているところです。  シリーズツアーの送客実績につきましては現在集計中でございます。最少催行人員に達しなかったため催行できなかったというケースも少なくないとは考えております。今後は造成した旅行商品に関しての課題や改善を要する点について把握し、シルクエアーや関係の旅行会社とともに協議して、さらなる送客につながるよう旅行商品のブラッシュアップを図ってまいりたいと思っております。 14: ◯要望上田委員) 今、シンガポールのシリーズツアーにおいては4社に持ち込んで対応いただいているということですが、広島空港に就航している韓国、中国、これから県が取り組みを進めようとしているタイも含め、広島空港を活用したインバウンド向けのツアーの造成について、今後の広島空港の民営化に向けて弾みがつくよう取り組みを一層強化していただくようお願いして、質問を終わります。 15: ◯質疑福知委員) 資料番号3、自転車の活用推進計画に関連してお尋ねします。  法が施行されて、自転車活用推進計画ということで、今後、サイクリングロードの整備をどのように進めていこうと考えておられるのか、お伺いします。 16: ◯答弁道路企画課長) 現在、しまなみ、さざなみ、やまなみ、かきしま、とびしまといろいろなサイクリングロードがございますけれども、その整備に当たりましては、ブルーラインの設置であるとか距離標あるいは警戒標識等も設置しております。今後、サイクリングロードがふえてくれば、そうした整備を進めていきたいと考えております。  また、しまなみのようにサイクリストの多いところの整備につきましては、走行空間の安全性とか機能向上に努めていかなければいけないので、現況の幅員構成の中で再配分していくという考えを持っています。新たに用地買収をして道路を広げたり、新たなコースをつくるとかということではなく、現況の道路を活用した整備を行っていきたいと考えております。具体的には、1.5mぐらいとれるところがあれば、自転車専用通行帯ということで、カラー舗装であるとかピクトサイン、そういうものを路面に標示していくということもございますし、そういう余裕がないところにつきましては、従前の路側にブルーラインを引くというような整備を考えております。 17: ◯要望質疑福知委員) 先ほど下西委員からもあったとおり、ことし世界で訪問すべきところということで、変化がテーマで、変わったのでぜひ行くべきだというような視点で瀬戸内の島々が選出されたようですけれども、こういうふうに取り上げられることによって、しまなみに対して外国人観光客、サイクリング客も恐らくふえてくるのではないかということは想定されるので、道路の整備もそうですし、外国人の方に対応したような整備、そこはしっかり観光部署と連携して取り組んでいただきたいと思います。  それから、しまなみとかではなく、外国から例えば広島市内とかに来られた方が自転車で広島市内を周遊されるといったこともあろうかと思います。先ほど自転車専用帯というようなお話もあったと思うのですけれども、広島市内あるいは観光地の自転車専用帯の整備の状況や方向性についてもお尋ねします。 18: ◯答弁道路企画課長) 町なかの自転車通行空間の整備は市町が中心となって自転車ネットワーク計画というのを策定します。これは主に道路の整備のほうですけれども、その方向でどういう経路を整備するのか、幅員構成をどうするのかというのを立てていきます。これは市町が作成することになっておりますので、我々県としましては、例えば技術的な支援とか、ネットワーク計画の策定に係る資料を示すなど支援していき、それによって多くの市町にネットワーク計画を策定していただいて、走行空間の整備につなげていただこうと思っております。 19: ◯要望福知委員) 基本は市町ということでありますけれども、道路の整備という観点、先ほど申し上げた観光という観点、あるいは計画の骨子には入っていますが、やはり安全性の観点、小学生の通学路を高校生がすごいスピードを出して、結構事故があるというようなお話もあります。これらを総合的に県と市町がしっかり連携して、相互に安全あるいは観光の部分としっかり連携して整備を進めていただくように要望して、質問を終わります。 20: ◯質疑森川委員) 先ほどの上田委員の質問に関連して、聞いてみたいのですけれども、近年、韓国とシンガポールに新たに航空会社が就航したのですけれども、現在の利用状況がどうなっているのか、また、タイの新規路線についてはどういう状況か、わかれば教えてください。 21: ◯答弁空港振興課長) まだ12月の数値が出ていないのですけれども、ソウルにつきましては、災害があった7月以降の搭乗率でいうと、9月が78.5%、10月は少し悪くて50.4%、11月は55.6%という搭乗率になっております。その点につきましては、この3月から5便になっていたのですけれども、10月から3便に減便になっているという状況がございますので、9月の補正予算のときに促進策の予算をいただきまして、今、それに向けての事業を展開している最中でございます。  シンガポールにつきましては、9月が77.4%、10月が81.3%、11月が83%と、最近は搭乗率の状況はよくなってきております。ただ、シンガポール線につきましても、この1月、2月は閑散期に入りますので、週3便から週2便に減便になっておりますけれども、3月からの確実な復便を目指して、やはり同じように9月の補正予算をいただき取り組んでいるところです。  タイにつきましては、ニュージェン・エアウェイズというタイの航空会社がございまして、昨年、CEOが知事にも表敬をされました。今年度中の就航に向けてというお話をいただいているのですけれども、今のところ、就航のめどは立っていないという状況であり、引き続きエアポートセールスを続けてまいります。 22: ◯質疑森川委員) 非常に寂しい答弁だったと思うのですけれども、タイは一回就航していてやめたという経緯があります。上田委員の関連で、私もこの前フィリピンへ行って、これからフィリピンからかなりの労働者が入ってくるのではないかと感じました。セブには常石造船が大きく事業をしておられます。フィリピンの女性がかなり日本に結婚して来られており、広島県にもかなりおられると考えます。そうした中で、広島-フィリピン間の利用者が多いのではないかと感じたのですけれども、エアポートセールスの相手国を選んで話を持っていく際にはどういうことを基準にしておられるのか、聞いてみたいと思います。それと、フィリピンに飛行機を飛ばすことの可能性について、県では今どう見ているのか、教えてください。 23: ◯答弁空港振興課長) 東南アジアの方面で、先ほど言われたシンガポールとタイに向けては、やはり広島県の企業の進出も多いという状況でございます。その上で、東南アジアの国々から日本への観光客も、今、増加傾向にあるということで、現在、空港サイドとしましては、東南アジア、特に今回就航しましたシンガポール、あわせてタイ路線に力を入れてセールスを行っております。フィリピンにつきましても、その先の状況として、また引き続きセールスを行っていければと思っております。 24: ◯質疑森川委員) 画一的な基準というものはないということですね。 25: ◯答弁空港振興課長) はい。 26: ◯要望森川委員) フィリピンとか、これからベトナムからも外国人の労働者ということで、広島にもかなりの人が入ってくるのではないかと思っています。ぜひ、そういうところに打診してみていただくよう要望して、終わります。 27: ◯質疑(金口委員) 資料番号2の広島県の観光客統計調査に関するガイドラインの策定についてお尋ねします。  まず、なぜ今、このガイドラインを新しく策定しようとされているのか。これまでの統計数値が、今の広島県の観光客数の動向にも、平成元年からずっと載っています。平成21年に国が、各都道府県において共通基準による調査を実施するということで、平成22年4月から基本的には統計数値というのは全国一緒になっているのだろうと私は思っていたのですが、今ここに来て、このガイドラインを出されたということは、広島県はこの基準に基づいて、やれなかったのかもわかりませんが、現実的には多分やっていなかったのだろうと思うのですけれども、その辺はどういう考え方なのか、お尋ねします。 28: ◯答弁観光課長) 広島県の観光統計ですけれども、県といたしましては、市町が集計、統計をしたデータを取りまとめ、県の観光の動向ということでまとめて発表しているところでございます。市町によってその統計のとり方が、共通基準が出された以降もまだ少しばらつきがある状態でしたので、そこを共通基準に基づいたとり方をしてくださいということで、今回、ガイドラインとして示させていただいたところです。  また、資料の主旨にも書いておりますけれども、昨今、客観的なデータに基づいて観光施策をとり行っていかなければいけないという、やはり全体的な流れがございますので、もととなる正確なデータに基づいて政策を展開するために、市町に協力の依頼を出しているところです。 29: ◯質疑(金口委員) 客観的データに基づいて施策は講じられなくてはならないと、私は思います。それはおっしゃるとおりだと思いますが、広島県も観光立県を目指してここまで、湯崎知事は就任されてもう9年です。観光庁がガイドラインを出したのは平成22年ですよ。広島県が観光立県を目指した後も各市町がばらばらな統計数字を出されて、広島県は上がってきた数字を足し算していただけ、足していって、何人来られましたという数字を出すことだけ、そこには全然、各市町の整合性などとれていなかったということになるのではないかと思うのです。私は、正確な数字がつかめない中でこういった観光政策を打ってきたのがいかがなものかということも思うわけです。  今後、このガイドラインに基づいて新しい数字が出されたときに、観光課長として、これまでの数字とどのように変化していくと考えられますか、お尋ねします。 30: ◯答弁観光課長) 委員の御指摘のありましたとおり、各市町がこのガイドラインに基づいて同じ条件で積み上げたデータにしていくのがベストであろうと思います。ただ、市町の統計につきましては、やはり毎年行ってきたやり方というのがございますものですから、このガイドラインに基づいて翌年からすぐに変更していただけるかどうかというのは、これからの調整といいますか、しっかりと話し合いをしてまいりたいと考えております。ただ、目指すところは、客観的な積み上げデータによって同じ条件でデータをそろえていくというところだと思っております。 31: ◯意見・質疑(金口委員) そこは県として指導力を発揮すべきだろうと思います。来年になると、まだやってくれるかどうかわからないということでは、何のためにこのガイドラインを出すのだということになりますから、各市町がこのガイドラインに合わせて広島県の正確な数字を出すのだということはやはりきちんと市町に伝えなければいけないと思います。  もう一つは、これまでの広島県の入り込み観光客の数字が、もしかしたら崩れる、上がる可能性より下がる可能性のほうが多いと私は思います。ちなみに尾道も600万人とか700万人の入り込み観光客があると言われておりますけれども、昔から、本当にそんなに人が来るのかという思いも持ちながら、その数字を判断しておりました。そういったことも私はあるのではないかと思うのです。ですから、やはりきちんと共通したデータ収集をして、何をピックアップして何を今度捨てるかというのは当然ガイドラインに書いてあると思うのですけれども、それをきちんと横に並べていく必要があるのではないかと思います。これからどういうぐあいにやっていくのか。やってくれるか、やってくれないかではなく、やはりきちんとやるべきだろうと思うのですけれども、その辺、どのようにお考えか、もう一度お尋ねします。 32: ◯答弁観光課長) 御指摘がございましたとおり、しっかりとガイドラインに基づいて客観的なデータがそろえられるように、市町と話をして、指導もしてやっていきたいと思います。 33: ◯要望(金口委員) ぜひそのようにしていただきたいと思います。  最後に一つ言うと、なぜ8年もかかったのか、私は疑問に思います。確かに強制力があるものではないでしょうから、なかなか切りかえられないというのはわからなくはないのです。しかし、広島県を観光立県にしていくためには、やはり客観的な数字がなくては政策が打てないわけですから、これからもその辺をきちんとやっていただくことをお願いして終わります。 34: ◯質疑(緒方委員) まず、自転車活用推進計画についてお伺いしたいと思います。  この計画の骨子案を見ると、担当部局はもちろん土木建築局だけではなくて、商工労働局と警察本部の施策もあると思うのですが、部局横断的な形でこういった推進計画をつくっていく中で、どのような連携体制でつくられているのか、お伺いしたいと思います。 35: ◯答弁道路企画課長) 今おっしゃったとおり横断的な計画でございまして、これにつきましては関係部局との連携を密にして骨子等をつくっております。この計画をつくるに当たって、そのようなワーキングであったりとかというのはつくってはおりません。 36: ◯要望質疑(緒方委員) 警察であれば自転車が巻き込まれる事故をなくしていこう、観光であればもっと自転車を積極的に観光客にも使ってもらって広島のよさを体験してもらおうと、目的はそれぞれあると思うのです。それぞれの部局が全力で邁進していくというのが、例えば広島県内で、自転車による事故がどれぐらいあるのかといったところをきちんと把握した上で、バランスというか、どれに力点を置いてやるのかというのは、かなり重要になってくるのではないかと思います。ぜひ関連部局間で情報共有をしながらバランスをとって、非常にいい計画を考えていただければありがたいと思っております。  ここは観光の委員会ですから、観光面から少しお伺いしたいのですが、自転車に乗っている私の友人などもたくさんいるので、こういう計画があって、自転車に乗っていてどうかという話を聞いたときに、結局、いろいろな大会だったり場所があるのはすごくいいのだけれども、電車などに自転車を乗せることができないので、もし仮に途中で自転車が壊れたら、持っていかなければいけないし、非常にしんどい。自転車は楽しそうで、楽でいいよねと言われるのだけれども、これは行きはよいよいで、帰りはかなりきついのだということで、公共交通機関、特に電車などに自転車を持ち込めるようなものが必要になってくるのではないかという意見が非常に多かったのですけれども、そういったことについて何か対策を考えて、JRと連携をとるとか、何か考えておられますか。 37: ◯答弁(観光課政策監(観光魅力創造担当)) 今、御質問がありました公共交通機関、特に電車への自転車の持ち込み等につきましては、一昨年度から中国5県で、サイクリングを活用した観光振興という観点から、中国地方知事会の中で部会をつくり、サイクリング振興に関するいろいろな検討を進めております。その中で、各県連携してJRに要望に行こうということで、要望書をつくって、JRのほうには要望しております。電車のそのほかの乗客の安全性確保というようなところから、すぐに実現ということはできていないのですけれども、自転車を分解して袋に入れれば電車に積むことはできますので、輪行袋の貸し出しとか、駅に自転車を組み立てるスペースを確保するというようなところで協力していただきたいという話もあわせてしておりまして、そうした自転車の組み立てスペースの確保などというところでは一定の成果が出てきているところではございます。 38: ◯意見・質疑(緒方委員) いきなり全てをというのは難しいのは理解していますけれども、ヨーロッパなどではそういうのが普通にできています。日本は結構かちかちに電車のスケジュールなどがあるけれども、ヨーロッパはその辺、少しおくれてもいいみたいな雰囲気があるので、文化の違いなどもあるので全てができるとは思いませんけれども、ただ、そういうことによってかなりまた新たなサイクリストが来てくれるのではないかという意見は非常に多かったということを申し上げておきます。  それから、しまなみなどでサイクリングをした後に、それだけで帰らせてしまうのはすごくもったいないという意見が多かったのです。例えば自転車を電車などに乗せることができたならば、宮島など、いろいろなところに行くこともできる、プラスアルファができる。それを全部自転車で行くというとかなり難しい、あり得ないということなので、やはり移動手段をもう少し充実させることによって観光消費額も上がるのではないかという意見が多かったので、お伝えさせていただきます。  あとは保険の加入とか、そういったところもやはり指導は同時にしてほしいと。気軽に来てもらえるのはいいのだけれども、やはり事故もあるので、お互いが気持ちよく使えるように、保険の加入であったり、あるいはちょっとしたことなのだけれども、空気入れとか、そうしたものがスポットに置いてあると喜ぶよという声があったので、お伝えさせていただきたいと思います。  それから、もう1点なのですけれども、資料番号2の広島県観光客統計調査に関するガイドラインについて、今いろいろと委員の皆さんからの御意見がありましたけれども、まずお伺いしたいのは、このガイドラインは今回の資料の中にはないのですけれども、ガイドラインはどういった形なのですか。冊子なのか、資料一枚のようなものなのか。物がないので議論のしようがないのではないかと思うのですが、ガイドラインを策定しましたというのはわかるのですけれども、そのガイドラインというのは、どこにあるのですか。 39: ◯答弁観光課長) 大変申しわけありません。このガイドラインの策定についての資料は、ガイドラインそのものではございません。ガイドラインは、ページ数でいいましたら11ページ、12ページのものと、各統計調査の報告様式で整理しております。中身につきましては、統計の、例えば観光客数積算の手法とか推計の仕方といったような、作業的なことが書いておりますものですから、今回の委員会の資料については割愛させていただいているものでございます。申しわけございませんでした。 40: ◯意見・質疑(緒方委員) そうは言いましても、例えばよくいろいろな計画案が出たら概要版が出たりとかもするのではないですか。別に概要版をつくってほしいというわけではないのですけれども、もとがない中で何を議論したらいいのか。用語の定義とありますけれども、どういう用語の定義だったのか、気になりますし、調査基準とはどういうことが記載されているのか。そこをもって、例えばこういう委員会で議論していいものをつくっていければいいのではないかと思うのですが、ただ策定しましただけでは、委員会として協議できないような気がします。いずれまた見せていただければありがたいと思います。  結局、こういったデータをもとに、その先が大事だと個人的には思っておりまして、そこは何をつくるかというと、多分仮説になってくると思うのです。膨大な定量データをもとに一つの仮説を立てて、そしてそれを検証していくということで政策ができ上がっていくのだと思うのですけれども、今回、こういった調査、統計をとっていく先の仮説というのは、誰がどのように立てていくのか、教えてください。 41: ◯答弁観光課長) 今、私ども県のほうでは、この市町から出されましたデータをもとに、経年状況を把握したり、先ほどございましたように、エリアごとの増減といったものを見たり、また、宿泊客数がどれだけふえているか、全体客数のうちの宿泊客数の割合がふえているのか、減っているのかといったところを見ているところであります。私どもの方針は、日帰りから宿泊へのシフトによる消費額のアップを基本としておりますので、仮説を立てるのは、やはりどういった施策をとれば宿泊がふえていくのかといったことにつなげていくことを考えております。また、その仮説は、市町から出されましたデータをもとに私ども県のほうで考えていくべきものと考えております。 42: ◯要望(緒方委員) データというのは一つの具材、素材だと思っていまして、それをどう料理するかが妙味というか、やりがいがあるというか、そこから仮説を立てて検証していく、ここが本当の肝で、でもここを観光課がやるのか統計課がやるのか。いろいろな人間が仮説を立てて検証していく、ここをダイナミックにやったら、もっとおもしろい観光政策が打ち出せるのではないかと。ただその数字の上げ下げだけに一喜一憂するのではなく、その先にあるビジョンにまで見越して、いいものができるのではないかと思いますので、ぜひ、いい仮説をどんどん立てていただいて、検証して、いい観光施策をつくっていただければと思いますので、お願いします。 43: ◯質疑(児玉委員) 広島県の観光振興ということで、いろいろな施策が複合的に重なって、この振興をするべきだと思うのですが、私は1点、広島神楽ということでお聞きしたいと思います。  年末に民放で、「神楽人」という約1時間の番組の放映がありました。政策監も出ておられ、広島神楽の歴史や文化、ブラジルやメキシコ、パリといった海外での公演の状況、また、広島県が展開する施策、外国人向けの神楽公演といった様子が、実にうまく広島の神楽をPRできるのではないかというような放送でした。  広島県の課題として、観光消費額がなかなか伸びていないということで、夜、神楽をすることによって宿泊客をふやしていくのだという施策を広島県のほうで展開されておりますが、この広島神楽に対して、さらにこれからどういった施策を打っていかれるのか、まずお聞きしたいと思います。 44: ◯答弁(観光課政策監(観光魅力創造担当)) 広島神楽を活用した観光振興につきましては、現在、広島市内中心部で外国人向けの夜神楽公演を行っておりますけれども、私どもとしては、将来的には、神楽に興味を持っていただいた外国人を初めとする観光客の方が県内の神楽の本場である県北地域に実際に行って、その場で神楽を楽しんでいただける。そのためには県内に宿泊するということが必要になってこようかと思いますので、そうしたことで広島県内での観光消費額を伸ばしていきたい、そのように考えております。 45: ◯要望質疑(児玉委員) 昼間は、広島には世界遺産を初め、すばらしい観光地がたくさんあると思うのですが、夜の観光地というか、歴史と文化を学ぶという意味では神楽は非常にすばらしい素材だと思いますので、しっかりと進めていっていただきたい。  それから、先ほど上田委員のほうからありましたけれども、ツアー造成というのが非常に必要になってくるのではないかと思います。広島県の場合は、陸・海・空、全てのツールが使えるということで、他県と新幹線を使った陸のルートで連携することもできますし、海のルートでいいますと、大型客船を招いて何千人という観光客が一遍に来ることもできますし、空のルートは、今のような路線をしっかりと使っていただきながら、また新規路線も含めて、いろいろなところでそれぞれにツアー造成ができれば、大きな観光振興につながるのではないかと思います。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関しても、広島から入って東京から出るのもいいですし、東京から入って広島から出るといったことも含めて、東京だけではない、広島のよさをしっかりPRしていくことが必要だと思うのですが、これから来年、再来年にかけての広島の施策展開をどのように考えられているのか、お聞きしたいと思います。 46: ◯答弁観光課長) やはり2020年東京オリンピック・パラリンピック、そして10月から12月にせとうち広島DCという非常に大きなイベントが一つのピークと思って、来年度から取り組みを始めていこうと思っているところであります。まず、インバウンドにおきましては11の重点市場のそれぞれの特性に応じた内容と、その地域の方々が好まれるような内容で情報発信をして、また、その地域の方々がより得やすい手法、情報の媒体で発信していくということを継続的に行ってまいりたいと思っております。また、国内に向けましては、首都圏がボリュームゾーンでございますので、首都圏から広島県、この地域への誘客のための情報発信、また、広島県内、そして近県の方から広島に来ていただくための例えばテレビ番組の造成とかといったことにも来年度早々には取り組んでまいりたいと考えております。 47: ◯要望(児玉委員) 最初に「神楽人」という番組のことを言いましたけれども、これは実は地元の人、広島の人に見ていただきたいと思ったのです。こんなに海外からもすばらしい評価を得ているのだということを、地元の人がどんどんPRしていくことによって広がっていく、こういったことが複合的に広島県の観光振興につながっていくのではないかと思っています。広島県の皆さんが自信を持って勧めるものがたくさんあるということをしっかりと県から発信していっていただきたいと思います。  (5) 閉会  午後2時41分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...