島根県議会 2017-09-26
平成29年_農水商工委員会(9月26日) 本文
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_農水商工委員会(9月26日) 本文 2017-09-26 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別
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◯加藤委員長 選択 2 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 3 :
◯加藤委員長 選択 4 :
◯斎藤審査調整課長 選択 5 :
◯加藤委員長 選択 6 :
◯加藤委員長 選択 7 :
◯加藤委員長 選択 8 : ◯浅野委員 選択 9 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 10 : ◯浅野委員 選択 11 :
◯斎藤審査調整課長 選択 12 : ◯園山委員 選択 13 :
◯斎藤審査調整課長 選択 14 : ◯浅野委員 選択 15 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 16 : ◯浅野委員 選択 17 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 18 : ◯浅野委員 選択 19 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 20 : ◯浅野委員 選択 21 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 22 : ◯浅野委員 選択 23 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 24 :
◯加藤委員長 選択 25 : ◯浅野委員 選択 26 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 27 : ◯浅野委員 選択 28 :
◯立石労働委員会事務局長 選択 29 : ◯浅野委員 選択 30 : ◯加藤委員長 選択 31 : ◯成相委員 選択 32 : ◯加藤委員長 選択 33 : ◯加藤委員長 選択 34 : ◯安井商工労働部長 選択 35 : ◯加藤委員長 選択 36 : ◯木次観光振興課長 選択 37 : ◯加藤委員長 選択 38 : ◯園山委員 選択 39 : ◯加藤委員長 選択 40 : ◯木次観光振興課長 選択 41 : ◯加藤委員長 選択 42 : ◯園山委員 選択 43 : ◯加藤委員長 選択 44 : ◯木次観光振興課長 選択 45 : ◯加藤委員長 選択 46 : ◯園山委員 選択 47 : ◯加藤委員長 選択 48 : ◯木次観光振興課長 選択 49 : ◯加藤委員長 選択 50 : ◯園山委員 選択 51 : ◯加藤委員長 選択 52 : ◯木次観光振興課長 選択 53 : ◯加藤委員長 選択 54 : ◯園山委員 選択 55 : ◯加藤委員長 選択 56 : ◯加藤委員長 選択 57 : ◯加藤委員長 選択 58 : ◯馬庭商工政策課長 選択 59 : ◯加藤委員長 選択 60 : ◯加藤委員長 選択 61 : ◯加藤委員長 選択 62 : ◯加藤委員長 選択 63 : ◯木次観光振興課長 選択 64 : ◯加藤委員長 選択 65 : ◯大谷企業立地課長 選択 66 : ◯加藤委員長 選択 67 : ◯浅野委員 選択 68 : ◯加藤委員長 選択 69 : ◯大谷企業立地課長 選択 70 : ◯浅野委員 選択 71 : ◯大谷企業立地課長 選択 72 : ◯浅野委員 選択 73 : ◯大谷企業立地課長 選択 74 : ◯浅野委員 選択 75 : ◯大谷企業立地課長 選択 76 : ◯浅野委員 選択 77 : ◯加藤委員長 選択 78 : ◯岩田委員 選択 79 : ◯加藤委員長 選択 80 : ◯大谷企業立地課長 選択 81 : ◯加藤委員長 選択 82 : ◯岩田委員 選択 83 : ◯加藤委員長 選択 84 : ◯大谷企業立地課長 選択 85 : ◯加藤委員長 選択 86 : ◯岩田委員 選択 87 : ◯加藤委員長 選択 88 : ◯大谷企業立地課長 選択 89 : ◯加藤委員長 選択 90 : ◯高見委員 選択 91 : ◯加藤委員長 選択 92 : ◯木次観光振興課長 選択 93 : ◯加藤委員長 選択 94 : ◯高見委員 選択 95 : ◯加藤委員長 選択 96 : ◯木次観光振興課長 選択 97 : ◯加藤委員長 選択 98 : ◯高見委員 選択 99 : ◯加藤委員長 選択 100 : ◯大谷企業立地課長 選択 101 : ◯加藤委員長 選択 102 : ◯高見委員 選択 103 : ◯加藤委員長 選択 104 : ◯浅野委員 選択 105 : ◯加藤委員長 選択 106 : ◯伊藤商工労働部次長(観光) 選択 107 : ◯加藤委員長 選択 108 : ◯浅野委員 選択 109 : ◯加藤委員長 選択 110 : ◯田中雇用政策課長 選択 111 : ◯浅野委員 選択 112 : ◯田中雇用政策課長 選択 113 : ◯浅野委員 選択 114 : ◯田中雇用政策課長 選択 115 : ◯加藤委員長 選択 116 : ◯浅野委員 選択 117 : ◯加藤委員長 選択 118 : ◯浅野委員 選択 119 : ◯田中雇用政策課長 選択 120 : ◯加藤委員長 選択 121 : ◯浅野委員 選択 122 : ◯加藤委員長 選択 123 : ◯松浦産業振興課長 選択 124 : ◯浅野委員 選択 125 : ◯加藤委員長 選択 126 : ◯松浦産業振興課長 選択 127 : ◯浅野委員 選択 128 : ◯加藤委員長 選択 129 : ◯美濃中小企業課長 選択 130 : ◯浅野委員 選択 131 : ◯園山委員 選択 132 : ◯浅野委員 選択 133 : ◯園山委員 選択 134 : ◯浅野委員 選択 135 : ◯園山委員 選択 136 : ◯浅野委員 選択 137 : ◯加藤委員長 選択 138 : ◯美濃中小企業課長 選択 139 : ◯加藤委員長 選択 140 : ◯浅野委員 選択 141 : ◯加藤委員長 選択 142 : ◯成相委員 選択 143 : ◯加藤委員長 選択 144 : ◯松浦産業振興課長 選択 145 : ◯加藤委員長 選択 146 : ◯成相委員 選択 147 : ◯加藤委員長 選択 148 : ◯松浦産業振興課長 選択 149 : ◯成相委員 選択 150 : ◯加藤委員長 選択 151 : ◯田中雇用政策課長 選択 152 : ◯加藤委員長 選択 153 : ◯成相委員 選択 154 : ◯加藤委員長 選択 155 : ◯田中雇用政策課長 選択 156 : ◯加藤委員長 選択 157 : ◯加藤委員長 選択 158 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 159 : ◯加藤委員長 選択 160 : ◯浅野委員 選択 161 : ◯加藤委員長 選択 162 : ◯太田商工労働部次長 選択 163 : ◯加藤委員長 選択 164 : ◯浅野委員 選択 165 : ◯細田委員 選択 166 : ◯浅野委員 選択 167 : ◯加藤委員長 選択 168 : ◯細田委員 選択 169 : ◯加藤委員長 選択 170 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 171 : ◯細田委員 選択 172 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 173 : ◯細田委員 選択 174 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 175 : ◯細田委員 選択 176 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 177 : ◯細田委員 選択 178 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 179 : ◯細田委員 選択 180 : ◯浅野委員 選択 181 : ◯細田委員 選択 182 : ◯浅野委員 選択 183 : ◯加藤委員長 選択 184 : ◯成相委員 選択 185 : ◯加藤委員長 選択 186 : ◯成相委員 選択 187 : ◯加藤委員長 選択 188 : ◯成相委員 選択 189 : ◯加藤委員長 選択 190 : ◯成相委員 選択 191 : ◯加藤委員長 選択 192 : ◯加藤委員長 選択 193 : ◯成相委員 選択 194 : ◯加藤委員長 選択 195 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 196 : ◯加藤委員長 選択 197 : ◯成相委員 選択 198 : ◯加藤委員長 選択 199 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 200 : ◯加藤委員長 選択 201 : ◯成相委員 選択 202 : ◯加藤委員長 選択 203 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 204 : ◯成相委員 選択 205 : ◯成相委員 選択 206 : ◯加藤委員長 選択 207 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 208 : ◯加藤委員長 選択 209 : ◯成相委員 選択 210 : ◯加藤委員長 選択 211 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 212 : ◯成相委員 選択 213 : ◯加藤委員長 選択 214 : ◯長野農産園芸課長 選択 215 : ◯成相委員 選択 216 : ◯加藤委員長 選択 217 : ◯成相委員 選択 218 : ◯加藤委員長 選択 219 : ◯福間しまねブランド推進課長 選択 220 : ◯加藤委員長 選択 221 : ◯成相委員 選択 222 : ◯加藤委員長 選択 223 : ◯岩田委員 選択 224 : ◯加藤委員長 選択 225 : ◯岩田委員 選択 226 : ◯加藤委員長 選択 227 : ◯加藤委員長 選択 228 : ◯松浦農林水産部長 選択 229 : ◯加藤委員長 選択 230 : ◯西村農林水産総務課長 選択 231 : ◯加藤委員長 選択 232 : ◯前島林業課長 選択 233 : ◯加藤委員長 選択 234 : ◯加藤委員長 選択 235 : ◯加藤委員長 選択 236 : ◯西村農林水産総務課長 選択 237 : ◯加藤委員長 選択 238 : ◯鈴木水産課長 選択 239 : ◯加藤委員長 選択 240 : ◯加藤委員長 選択 241 : ◯加藤委員長 選択 242 : ◯川津畜産課長 選択 243 : ◯加藤委員長 選択 244 : ◯前島林業課長 選択 245 : ◯加藤委員長 選択 246 : ◯長野農産園芸課長 選択 247 : ◯加藤委員長 選択 248 : ◯足立農地整備課長 選択 249 : ◯加藤委員長 選択 250 : ◯鈴木水産課長 選択 251 : ◯加藤委員長 選択 252 : ◯成相委員 選択 253 : ◯加藤委員長 選択 254 : ◯長野農産園芸課長 選択 255 : ◯加藤委員長 選択 256 : ◯成相委員 選択 257 : ◯加藤委員長 選択 258 : ◯足立農地整備課長 選択 259 : ◯加藤委員長 選択 260 : ◯長野農産園芸課長 選択 261 : ◯加藤委員長 選択 262 : ◯成相委員 選択 263 : ◯加藤委員長 選択 264 : ◯足立農地整備課長 選択 265 : ◯成相委員 選択 266 : ◯加藤委員長 選択 267 : ◯浅野委員 選択 268 : ◯加藤委員長 選択 269 : ◯浅野委員 選択 270 : ◯加藤委員長 選択 271 : ◯長野農産園芸課長 選択 272 : ◯浅野委員 選択 273 : ◯加藤委員長 選択 274 : ◯石川貿易促進支援室長 選択 275 : ◯加藤委員長 選択 276 : ◯浅野委員 選択 277 : ◯加藤委員長 選択 278 : ◯中村委員 選択 279 : ◯加藤委員長 選択 280 : ◯鈴木水産課長 選択 281 : ◯中村委員 選択 282 : ◯加藤委員長 選択 283 : ◯鈴木水産課長 選択 284 : ◯中村委員 選択 285 : ◯加藤委員長 選択 286 : ◯園山委員 選択 287 : ◯加藤委員長 選択 288 : ◯中村委員 選択 289 : ◯園山委員 選択 290 : ◯加藤委員長 選択 291 : ◯鈴木水産課長 選択 292 : ◯加藤委員長 選択 293 : ◯中村委員 選択 294 : ◯園山委員 選択 295 : ◯加藤委員長 選択 296 : ◯成相委員 選択 297 : ◯加藤委員長 選択 298 : ◯石川貿易促進支援室長 選択 299 : ◯加藤委員長 選択 300 : ◯成相委員 選択 301 : ◯加藤委員長 選択 302 : ◯石川貿易促進支援室長 選択 303 : ◯加藤委員長 選択 304 : ◯成相委員 選択 305 : ◯加藤委員長 選択 306 : ◯石川貿易促進支援室長 選択 307 : ◯成相委員 選択 308 : ◯加藤委員長 選択 309 : ◯成相委員 選択 310 : ◯加藤委員長 選択 311 : ◯成相委員 選択 312 :
◯加藤委員長 選択 313 : ◯高見委員 選択 314 :
◯加藤委員長 選択 315 : ◯川津畜産課長 選択 316 :
◯加藤委員長 選択 317 : ◯高見委員 選択 318 :
◯加藤委員長 選択 319 : ◯川津畜産課長 選択 320 :
◯加藤委員長 選択 321 : ◯園山委員 選択 322 :
◯加藤委員長 選択 323 : ◯川津畜産課長 選択 324 :
◯加藤委員長 選択 325 :
◯加藤委員長 選択 326 : ◯事務局(佐々木書記) 選択 327 :
◯加藤委員長 選択 328 :
◯加藤委員長 選択 329 :
◯加藤委員長 選択 330 :
◯加藤委員長 選択 331 :
◯加藤委員長 選択 332 :
◯加藤委員長 選択 333 : ◯中村委員 選択 334 :
◯加藤委員長 選択 335 : ◯森上農業経営課長 選択 336 :
◯加藤委員長 選択 337 : ◯中村委員 選択 338 : ◯成相委員 選択 339 :
◯加藤委員長 選択 340 : ◯成相委員 選択 341 :
◯加藤委員長 選択 342 : ◯森上農業経営課長 選択 343 :
◯加藤委員長 選択 344 :
◯加藤委員長 選択 345 : ◯園山委員 選択 346 :
◯加藤委員長 選択 347 : ◯中村委員 選択 348 : ◯園山委員 選択 349 : ◯成相委員 選択 350 : ◯園山委員 選択 351 :
◯加藤委員長 選択 352 :
◯加藤委員長 選択 353 :
◯加藤委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:
◯加藤委員長
おはようございます。ただいまより農水商工委員会を開催いたします。
本日の委員会は、労働委員会、商工労働部、両部共管、農林水産部の順で所管事項の審査及び調査を行います。その後、委員間協議を行いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、これより労働委員会の所管事項について審査を行います。
初めに、労働委員会事務局長の挨拶をお願いいたします。
2:
◯立石労働委員会事務局長
おはようございます。労働委員会事務局でございます。
本日は、補正予算案の御審議をお願いしております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、来週から10月でございますけれども、労働委員会のほうでは、労働者個人と使用者との間の紛争の相談とかあっせんを行っておりますけれども、10月をその全国一斉の周知月間といたしております。主な活動としましては、労働委員会の存在、役割をできるだけ多くの方々に知っていただくために、鳥取県と連携をしながら、テレビ、新聞、ケーブルテレビなどを通じましてさまざまなPR活動を行うこととしております。既に9月からもう行ってるものもございます。また、10月22日には、日曜日でございますけれども、島根労働局や法テラスと一緒になりましてくにびきメッセのほうで合同で労働相談会を行うこととしております。こうした取り組みによりまして、今後も引き続き周知、広報に努めまして、県民の皆様に労働委員会を知っていただきまして、利用していただくよう努めてまいりたいと考えております。後ほど、補正予算案につきまして、課長のほうから御説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
3:
◯加藤委員長
それでは、付託議案の審査を行います。
予算案の審査を行います。
第88号議案のうち、労働委員会関係分について御説明をお願いいたします。
斎藤審査調整課長。
4:
◯斎藤審査調整課長
それでは、平成29年度9月補正予算案について御説明いたします。お手元の労働委員会資料の2枚目をごらんください。
今回お願いしておりますのは、人件費のうち、一般職給与740万7,000円の増額補正であります。これは、当初予算では昨年の12月1日現在の人員で計上しておりましたが、これを本年7月1日現在の人員に基づいて補正をするというものでございます。
以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
5:
◯加藤委員長
ここで質疑を受けることにいたします。何か質疑ございますか。ないですか。
〔「なし」と言う者あり〕
6:
◯加藤委員長
それでは、採決を行います。
お諮りいたします。第88号議案のうち労働委員会関係分について原案どおり可決すべきものとすることに異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
7:
◯加藤委員長
異議なしと認め、よって、第88号議案のうち労働委員会関係分については、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で付託議案の審査を終了いたします。
その他、委員の皆さんから何かございますか。
浅野委員。
8: ◯浅野委員
労働委員は何人ですか。
9:
◯立石労働委員会事務局長
15名の委員がおられます。
10: ◯浅野委員
報酬は幾らですか。
11:
◯斎藤審査調整課長
今、ちょっと済みません、手元に正確な数字を持っておりませんので、後ほど。
12: ◯園山委員
正確な数字なんかえわね。月、何ぼかね、1人当たり。
13:
◯斎藤審査調整課長
済みません、今、手元にちょっと正確なものを持っておりません。
14: ◯浅野委員
毎月、会しちょうだか。
15:
◯立石労働委員会事務局長
はい、毎月2回総会をやっておりまして、第2、第4の木曜日です。
16: ◯浅野委員
15名の総会を。
17:
◯立石労働委員会事務局長
はい、15名の委員、皆さんお集まりであります。
18: ◯浅野委員
それで、結局、不当労働行為で何か訴えられたものに対しての対応だけかね、労働委員は。
19:
◯立石労働委員会事務局長
いや、大体、いろんな相談のいろいろ協議とかですね、それから……。
20: ◯浅野委員
中身は何ですか。
21:
◯立石労働委員会事務局長
中身は、最近多いのが、今、今年度の大体8月末現在で90件ぐらい相談があっておりまして、大体4割ぐらいはパワハラとか、いじめとか、そういう内容が多うございです。あとは、残業代払ってもらえないとか、そういったこともありました。
22: ◯浅野委員
大体その程度のことか。その程度が大事なことだが。ああ、そうですか。
23:
◯立石労働委員会事務局長
傾向としましては、過去5年までさかのぼって、集団的な不当労働行為とかそういうものが発生しておりませんで、どちらかといったら個別紛争っていいますか、個人と使用者との間のいろんな紛争っていう形で、あっせんが昨年6件とかあっておりますけれども、今年度に入ってまだ、半年たちますけれども、そうしたあっせんまでに至っていないと。事前に相談の段階でいろいろ対応できてるっていう部分があるのかなと思っております。
24:
◯加藤委員長
浅野委員。
25: ◯浅野委員
最後に。最低賃金が今700何ぼかいな。(「740円でございます」と言う者あり)1,000円にせえってっていう声がある、議会もあぎゃんことで、採択したこと覚えとる。そぎゃんことは労働委員会では話さんかね。労働委員会では労働者だけの組合の代表か。
26:
◯立石労働委員会事務局長
労働者とその使用者との間の紛争を調整するっていうことでございますので、個別に最低賃金は幾らだとか、それがどうだっていうそういうお話はなかなか出てこないです。
27: ◯浅野委員
いや、そういうことを、使用者と労働者が協議をして、何とか建議するかってやなことでも言うもんですかということが聞きたかったんです。
28:
◯立石労働委員会事務局長
組合があるところは、組合と使用者との間で賃金の交渉とか、いろいろ出てくるわけですけど、その中で、例えば労働争議とか、いろいろ不当労働行為とかあったときに間に入って、その調整をする場を設けるということでございます。
29: ◯浅野委員
はい、わかりました。
30: ◯加藤委員長
成相委員。
31: ◯成相委員
ちょっと議会質問でもやらせてもらったんだけど、例えば電通の高橋まつりさん。あそこも大分いろいろ警告受けていながら重ねられて、結局ああいう気の毒なことになってしまったわけですよね。恐らく、建前上の話、表向きな話以上に、内部ではさっきパワハラとかいじめとかそれはあるんだろうなということは誰しも想像できる。今また選挙が始まるわけですけど、やはり選挙って、隠れたところでいわゆる権利の侵害が起きてることは私はよく知ってるんですよね。選管委員長が、それは警察届けないけんなっていう話しとったら、いつまでたっても直らせん、そんなことしたら首になるんですかと。ですから、関係部局と、委員会でもいいんだけど、何かその未然に防止するような啓発活動以上のことを、やっぱり何か行動を起こさないと、私が県会議員させてもらってから30年間、この話はずっと聞いとる。それは、積極的に行政として何らかのかかわりを、もっと一歩前へ出ないとなくならないと思うんですね。今ここで答弁してもらうのは難しい話だろうと思うんですけど、きょうちょっとお話ししましたんで、選管と社会福祉部局もあるし、いろんな法律でそういうことを規制してる課、全体包括して、みんなでそういうことが防げないかどうか、横の連絡をちょっととってもらいながら、対策が講じられるものなら講じてほしいということを要望しておきます。
32: ◯加藤委員長
ほかにありませんか。
なければ、労働委員会の所管事項の審査を終了いたします。
執行部の方はお疲れでございました。
〔執行部入れかえ〕
33: ◯加藤委員長
これより商工労働部所管事項の審査及び調査を行います。
初めに、商工労働部長の挨拶をお願いいたします。
安井商工労働部長。
34: ◯安井商工労働部長
おはようございます。委員の皆様には、日ごろから商工労働行政の推進に大変御支援、御理解いただいておりますことを、まずもって御礼申し上げます。ありがとうございます。
県内経済の状況ということですけれど、リーマンショック以降、ずっと四半期ごとに聞き取り調査をしておりますけど、仕事量そのものは今ふえてきていると確かに聞いておりますけど、一方で、人材の確保、育成、働き方改革等々に取り組んでいる企業が非常に多くて、その分コストもかかっていると考えておりまして、企業にとりましてこの状況が本当に体力の強化につながっているかどうか、非常に見通せない状況であります。今後も各施策をしっかり展開しながら注視していきたいと思っておりますけど、今後、来期に向けて何が必要かということを検討していきたいと思っております。
また、雇用では、高校卒業生の就職活動が始まりますけど、来年春の卒業生はほぼことしと一緒の数でございます。その中で、現時点での希望状況を聞きますと、労働局が発表してますけど、70人ぐらいが就職のほうにふえてるということでございます。景気のいいこともあって、相当求人がふえてますので、多少そういうことがあるかもしれません。その70人のうちの県内でふえているのが40人ぐらいということで、実数がふえる可能性はございますけど、何せ県外からの求人が非常に強いものがありますので、よくこれも注視していきたいと思っています。
観光につきましては、速報で今年上期、6月までですけども、状況を見ますと、ほぼ昨年同様ですけど、地域的に見ますと、隠岐、石見が少し悪いということと、宿泊の業態を見ますと、旅館が減ってホテルのほうへシフトした、そうした状況があって、各地域ではいろんな増減の状況が出ております。来週ですね、東京でも委員長、副委員長も御参加いただいて観光情報説明会やりますし、EXILEとのことしのプロモーションも本格的に始めたいと思っております。秋から冬へのイベント、それから誘客活動をしっかり力を入れていきたいと思います。
もう一つ、本日報告いたしますけど、SWS西日本株式会社の状況ですが、詳しくは後ほど報告しますが、106人という非常に大きな再雇用をあっせんしていかなくてはいけません。最後までしっかり県としても支援できるように務めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
本日はよろしくお願いいたします。
35: ◯加藤委員長
それでは、付託議案の審査を行います。
初めに、条例案の審査を行います。
第104号議案のうち、商工労働部関係分について御説明ください。
木次観光振興課長。
36: ◯木次観光振興課長
それでは、第104号議案、島根県手数料条例の一部を改正する条例のうち、商工労働部関係分について御説明をいたします。委員会資料、商工労働部所管分の1ページをお願いいたします。
1、改正理由についてですけれども、6月に公布されました通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律によりまして、新たに旅行サービス手配業の登録制度が創設されるということになりました。この登録事務につきましては、政令のほうで旅行サービス手配業の主たる営業所を管轄する都道府県知事が行うということになりましたので、その登録事務に必要な手数料を規定するため、所要の改正を行おうとするものでございます。
旅行サービス手配業と申しますのは、この1ページの中ほどに法律上の定義を記載しているところでございますけれども、例えば旅行会社から委託を受けまして、旅行業者と旅行の素材を提供されます宿泊施設やバス会社、そういうものとの間に入って、ホテルとかバスなどの手配をする事業、そういったものが該当するということになっておりまして、ランドオペレーターといったような呼び方もされてるところでございます。
旅行業法の改正の背景なり法改正の概要についてですけれども、全国的に見ますと、このランドオペレーターに旅行手配を丸投げをしたりとか、キックバックを前提に訪日外国人などを土産物店へ連れ回したりする、そういった事例がいろいろと起きておりまして、旅行商品の質の確保でございますとか旅行者の保護を図る、そういったことを目的としまして、この旅行サービス手配業を登録制にし、管理者の選任などが義務づけされるということになっております。
2の改正内容ですけれども、旅行サービス手配業の新規登録に係る手数料を1万4,800円といたしまして、条例の中に新たに規定しようとするものでございます。
施行期日につきましては、通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律の施行の日、平成30年1月4日の予定としております。
私からは以上でございます。
37: ◯加藤委員長
ここで質疑を受けることにいたします。質疑ございますか。ありませんか。
園山委員。
38: ◯園山委員
これは具体的にはどういうことが想定されるのですか。例えば、旅行業法だと、今、いわゆるあちらこちらにある、エージェントありますよね。エージェントも多分この旅行業の仲介、あっせんをしとるわね。このランドオペレーターというのは、これは法人……、要するに個人でもできると。だけど、普通の今までだと旅行業法のそのあっせん仲介をしようとする人は相当なお金を積んで、いわゆる旅行保険に類するような損害賠償に当たるためのものを積んでないと、まず申請もできなかったんだけど、そういうものとこれはどういうふうに変わって、すみ分けはどういうふうになるんですか。
39: ◯加藤委員長
木次観光振興課長。
40: ◯木次観光振興課長
今回のこのランドオペレーターの関係でございますけれども、委員おっしゃいますように、これまでも旅行業を既に登録されてる方が、同様にこの間に入っていろいろな手配をされてるということはございます。今回は、その旅行業を既に登録されてる方については、別途、この旅行サービス手配業の登録は要しないということになっております。現在、問題になっておりますのが、先ほど断片的に申し上げましたけれども、特に昨年の1月に軽井沢のスキーバス事故がありまして、これがいわゆる旅行会社が、このランドオペレーターが複数絡むような形で、このランドオペレーターの方が無資格というか、現在、届け出の必要がありませんので、そういう旅行業を持っておられない方がやられていたということで、いろいろ問題が起きたということが昨年の1月にございました。観光庁の調査によりますと、現在こういった仲介の業務をやってる会社がいろいろあるんですけれども、アンケート調査を行いましたら、かなりの業者の方が旅行業の登録なくやっておられるということが把握できておりまして、今回はその資格のない方を新たに届け出をしていただいて、きちんとした旅行の質の確保を図るというようなことをやっていくということで、旅行業の登録は引き続き当然ございますし、新たに、今まで資格がなかった方について、この制度に基づいて県のほうに登録をしていただくということになっております。
41: ◯加藤委員長
園山委員。
42: ◯園山委員
わかったような、わからんような答弁だもんだけん、具体的にどういうその業が、何というか、想定できるんですか。例えば、フロント業務をやってる仲介業もありますわね。それから、そういうフロントを通さずにやってるものもありますわね。だけど、またそれに今度、こういうのがあって、それは旅行業の取引業主任者の資格を、例えばこのランドオペレーターになるためには、その旅行業の取引業主任者の資格を取得してる人じゃないとできないのか、無資格者でもいいのか、どういうことですか。今までは、1種、2種と、今度その規制緩和で着地型だけだったら、いわゆる地域限定で旅行業の取り扱いもできますよというのが3年ほど前にできましたが、またこういうのができると、わけわからんやになあへんですか。
43: ◯加藤委員長
木次課長。
44: ◯木次観光振興課長
先ほど委員のほうからお話のありました。新たにランドオペレーターの方に登録してもらうということはあるんですが、単に登録するだけではございませんで、旅行サービス手配業務取扱管理者という、新しい管理者でございますけれども、旅行サービス手配業の登録をする企業につきましては、選任が必要ということになっております。先ほど委員のほうからありました、これまでも旅行業の取扱管理者を選任されている旅行会社等いらっしゃいますけども、そういう会社につきましては、別途この旅行サービス手配業の管理責任者を置く必要はありませんで、既にその資格を持っていらっしゃる方がいれば、その方をもって管理者ということでランドオペレーターの事業を行うことができるということになっております。
45: ◯加藤委員長
園山委員。
46: ◯園山委員
だから、ちゃんと、例えば今回の業の申請には国家資格が要るのか要らないのか、例えば申請者は何らかの資格を有しなければならないのか、無資格者でいいのか、あるいは経験年数でいいのか、そういうのは全くなくて、フリーで登録さえすればこの業につけますよというのか、どういうもんですか。
47: ◯加藤委員長
木次課長。
48: ◯木次観光振興課長
先ほど申し上げました旅行サービス手配業務取扱管理者でございますけれども、これにつきましては定期的な研修の受講が義務づけられておりまして、3年から5年ごとという想定でございますけれども、この研修を受講された方については、この管理者となることができるということでして、その方を管理者ということでランドオペレーターとして登録することができるということでございますので、あくまでも研修を受けていただくということが前提で、全くそういうものを受けないで、この管理者になることはできないというふうになっております。
49: ◯加藤委員長
園山委員。
50: ◯園山委員
国家資格を有する人、あるいは国家資格、そういう何か要件がないとこれはできないのかどうなのかって聞いてるわけですよ。講習を受講すれば、要するに、そういう資格者じゃなくても、講習さえ受講すればこれにはなれるんですということですね、あなたが言うのは。これはとにかくこういう講習を受けに行ったら誰にでもできますよと、それでその要件はありませんと、ただ、この業につくためには例えば3年なり5年なりに1回講習さえ受けとけばいいと、こういうもんですか。
51: ◯加藤委員長
木次課長。
52: ◯木次観光振興課長
先ほど申し上げました研修を受けることによって資格を取得できるということになっておりまして、そういう意味では研修を受けることが資格の要件ということになっております。
53: ◯加藤委員長
よろしいですか。
54: ◯園山委員
いや、いいの悪いのって、法律だけんしようがないけど、だけどそぎゃんことで本当にまともな仲介がなるとは思わんけどね。よけ悪んなあやな気がするけど。
55: ◯加藤委員長
何かほかにありませんか。(発言する者あり)いいですか。よろしいですか。
〔「なし」と言う者あり〕
56: ◯加藤委員長
それでは、採決を行います。
お諮りいたします。第104号議案のうち商工労働部関係分について原案どおり可決すべきものとすることに異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
57: ◯加藤委員長
異議なしと認めます。よって、第104号議案のうち商工労働部関係分については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、予算案の審査を行います。第88号議案のうち商工労働部関係分及び第95号議案、以上2件について御説明ください。
なお、質疑は説明後、一括して受けることにいたします。
馬庭商工政策課長。
58: ◯馬庭商工政策課長
それでは、資料の2ページをお願いいたします。第88号議案、平成29年度一般会計補正予算、第95号議案、平成29年度中小企業近代化資金特別会計補正予算について御説明いたします。
まず、一般会計でございますが、商工労働部所管分として、総額656万7,000円の補正をお願いするものでございます。
課別の内訳につきましては、2の課別歳出予算のとおりでございますが、主な内容は、各課共通の補正事項といたしまして、7月1日現在の人員配置によります給与費の補正を計上しております。また、中小企業課では、中小企業近代化資金特別会計の補正と連動した繰出金の減額、雇用政策課につきましては、国の平成28年度補助事業の額の確定に伴う返還金を計上しております。
次に、特別会計でございますが、3の中小企業近代化資金特別会計に掲載しておりますけれども、総額1億8,300万円余の補正をお願いしております。これは、給与費の補正と、平成28年度の決算を踏まえ、繰越金額確定に伴う歳出の整理を行っております。
資料の3ページ以降、一般会計補正予算の各課の内容、特別会計の内容を個別に記載しております。繰り返しの説明になりますけれども、3ページから7ページまでは商工政策課、観光振興課、しまねブランド推進課の商工費分、産業振興課、そして、企業立地課の給与費の補正、8ページにつきましては、中小企業課の給与費の補正と特別会計と連動した繰出金の補正、9ページは、雇用政策課の給与費の補正と、国の補助事業の確定に伴う返還金の補正、10ページでは、中小企業近代化資金特別会計の給与費の補正と繰越金確定に伴う補正の内訳を記載しているところであります。
説明は以上でございます。
59: ◯加藤委員長
ここで質疑を受けることにいたします。何か質疑ございますか。ありませんか。
〔「なし」と言う者あり〕
60: ◯加藤委員長
それでは、予算案2件について、一括して採決を行いたいと思いますが、異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
61: ◯加藤委員長
それでは、お諮りいたします。第88号議案のうち商工労働部関係分及び第95号議案について、原案どおり可決すべきものとすることに異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
62: ◯加藤委員長
異議なしと認め、よって、第88号議案のうち商工労働部関係分及び第95号議案について原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で付託議案の審査を終了いたします。
続いて、報告事項について御説明をお願いします。
なお、質疑は説明後、一括して受けることとし、それでは、順次、説明をお願いいたします。
木次観光振興課長。
63: ◯木次観光振興課長
私からは、地域伝統芸能全国大会等の開催並びに山陰インバウンド機構の一般社団法人化の2点につきまして御説明をさせていただきます。
まず、地域伝統芸能全国大会の開催について御説明いたします。資料11ページをお願いいたします。
この大会につきましては、島根県では平成9年の大会以来、20年ぶりの開催ということになっておりまして、今回につきましては、11月4日、5日のところで、海外から御参加いただく2団体を含めまして40の団体などに参加いただいて、大会を開催するという予定にしております。平成9年の大会では松江市と大社町が会場となっておりましたが、今回につきましては、出雲市民会館をメイン会場、出雲大社周辺をサブ会場、それから浜田市の石央文化ホール周辺をサテライト会場といたしまして、県下3会場に分かれて大会を開催する予定にしております。(6)の催事内容のところですけれども、11月4日につきましては、メイン会場におきまして記念式典や各賞を受賞されました団体の表彰式などを行いますほか、メイン会場、サブ会場におきまして、先ほど申し上げた海外から参加いただいた団体も含めまして公演を行う予定としております。また、翌11月5日につきましては、引き続きメイン、サブの会場での公演がございますが、サブ会場の神門通りにおきまして、団体によるパレードを行う予定にしておりますし、また浜田のサテライト会場におきましても、県内外の団体の公演、それから石央文化ホール前でのパレード、あるいは、後ほど御説明いたしますが、「山陰いいものマルシェ」というイベントを同時開催する予定にしておりまして、その屋台コーナーの開設などを行う予定としております。
次に、資料12ページをお願いいたします。この大会への具体的な出演団体をまとめております。少し文字が小さくて大変申しわけございませんけれども、表頭の右側の部分の「会場」の欄に、それぞれ団体ごとに白丸ですとか黒丸を付しております。11月4日に御出演いただく団体が白丸、それから、翌5日に出演いただく団体を黒丸で表示しております。海外のほうからは、台湾の獅子舞の関係など2団体。それから、県外からは、受賞団体も含めまして計11団体、それから、県内からは、受賞団体含めまして27団体ということで、計40団体に御出演いただきまして、それぞれの会場で伝統芸能の魅力に触れていただくという予定としております。
続きまして、13ページをお願いいたします。先ほど御説明いたしました地域伝統芸能大会のサテライト会場と同時開催という形で、「山陰いいものマルシェin石見」を開催するということで、これについて御説明いたします。昨年度、山陽方面などからの誘客を図るといったことを目的としまして、初めて「山陰いいものマルシェinアクアス」ということで開催いたしました。今年度につきましては、先ほどの地域伝統芸能全国大会と一体となって同時開催ということで、にぎわいのあるイベントを行うという予定としております。会場は先ほどの石央文化ホール周辺ということでございまして、伝統芸能の公演を行います石央文化ホールと隣接する浜田ワシントンホテル、それからその前の通りを車両通行どめ、歩行者天国としまして、このエリア一体でブースの出展ですとか、あと、ミニステージなども設けまして、地元の団体に御出演いただくというようなことも予定しております。今後、多くの方にお越しいただけるよう、県内外のPRをしっかりとやっていきたいと考えております。
続きまして、14ページをお願いいたします。山陰インバウンド機構の一般社団法人化について御説明いたします。昨年の4月に山陰両県の官民の団体によりまして山陰インバウンド機構を設立いたしまして、各種の誘客対策を進めてきているというところでございますけれども、このたび、社会的信頼度の向上、あるいは地域と一体となった新たな事業展開、そういうことを通じまして山陰経済の振興等に寄与することを目的として、一般社団法人化することとなりました。設立日は10月2日を予定しております。社員ですとか役員などは、この資料の中の1の、(3)のほうに記載しているとおりでございますけれども、4)の事務局体制の強化のところで記載しておりますが、今回の法人化に合わせまして、新たにANAとJALから職員派遣を受けるということになりまして、事務局体制が14名から16名に強化されるということになりました。
現在、(4)の法人の事業内容に記載しております1)から8)までの事業を進めているところでございますが、この法人化以降の取り組みのポイントということで3点ほど御説明をさせていただきます。
まず、2の(1)の「縁の道~山陰~」への誘客につきましては、引き続き東アジアや欧米をターゲットにプロモーションなどを進めていくということでございますけれども、先ほど申し上げましたように、新たに航空事業者から職員派遣を受ける予定があるということもございますので、萩・石見空港の利用促進、そういったことも念頭に置きながら、萩・石見空港と鳥取空港をイン、アウトに使った2泊3日程度の商品でございますとか、そういった旅行商品の企画、販売なども今後進めていくという予定としております。
(2)の地域支援につきましては、「縁の道~山陰~」につきましては、山陰エリアに12の拠点を設けているところでございますけれども、その魅力向上を図るために民間企業と連携しながら研修会の開催などを行ったりしておりまして、新たな体験メニューの開発などを引き続き支援をしていくという予定でありますとか、7月には中海・宍道湖・大山圏域インバウンド機構が立ち上がったところでございまして、こういった両県内にあるDMOともしっかり連携していく予定としております。
(3)のインバウンドを活用したビジネスの創出につきましては、現在、実証実験という形で、山陰エリアの観光施設などをお得に利用できるVisit San’in Tourist Passというスマートフォンを使った周遊パスを販売しておりまして、今後もこういった取り組みを含めて、地元消費拡大の仕組みづくりについて検討を進めていく予定としております。また、7月には今井書店グループとパートナー企業の協定を締結したところでございますけれども、今後もこういったインバウンドに積極的な企業との連携等を図りまして、新たなビジネス創出などにつなげていきたいということを思っております。引き続き山陰インバウンド機構や鳥取県などとしっかりと連携して、山陰への誘客を進めていきたいと考えております。
私からは以上でございます。
64: ◯加藤委員長
大谷企業立地課長。
65: ◯大谷企業立地課長
まず、企業立地計画の認定につきまして6件御報告をいたします。
資料の15ページをお願いいたします。大阪府四條畷市が本社のサン電子工業株式会社から、アルミ電解コンテンサの増産を図るため、出雲工場及び益田工場で生産設備を増設する計画が提出され、7月6日に立地に関する覚書を締結いたしました。サン電子工業株式会社は、昭和33年に会社を設立して以降、開発、設計から生産、完成品検査までを一貫体制で行うことを強みに業績を拡大し、県内では長浜工業団地にある出雲工場と石見臨空ファクトリーパークにある益田工場の2工場でアルミ電解コンデンサを製造されています。このたびの計画は、普及が進むハイブリッド自動車や電気自動車のシステム制御用に登載される電子回路の受注拡大が見込まれるため、両工場のそれぞれで生産設備を増設するもので、操業後3年で16名の雇用増を計画されております。
次、16ページをお願いいたします。広島県海田町が本社の株式会社ワイテックから邑南町にある工場で生産設備を増設する計画が提出され、7月18日に立地に関する覚書を締結いたしました。株式会社ワイテックは、昭和35年に会社を設立して以降、自動車の骨格を支える重要部品であるシャーシを主要製品として、高い技術力を背景に業績を拡大してこられました。このたびの計画は、近年の自動車業界で求められている燃費向上を目的とした車体の軽量化に対応するため、新規設備の導入などにより競争力の強化を図るもので、操業後3年で11名の雇用増を計画されております。
次に、17ページをお願いいたします。安来インター工業団地にある城東化成株式会社から、工場の増築及び生産設備を増設する計画が提出され、8月1日に立地に関する覚書を締結いたしました。城東化成株式会社は、昭和48年に大阪市鶴見区が本社の城東製作所の安来工場として島根県に進出されて以降、昭和53年には城東化成として分離独立、主に、プラスチックやゴムの精密成形部品を生産され、平成21年には安来インター工業団地に新工場を建設、移転するなど、着実に事業を拡大してこられました。このたびの計画は、自動車や携帯電話の部品に使用される精密スイッチやコネクターの需要増加に対応するため最新鋭の射出成形機を導入するなど、より高品質で精密な部品の製造に向け生産体制を強化するもので、操業後3年で10名の雇用増を計画されております。
続きまして、18ページをお願いいたします。三重県が本社の株式会社大勢シェルから東出雲町にある工場の増築及び生産設備を増設する計画が提出され、8月25日に立地に関する覚書を締結いたしました。株式会社大勢シェルは、昭和44年に三重県で創業、昭和48年に法人化、昭和52年には松江市東出雲町に島根工場を設立し、鋳物用中子の製造を手がけられ、着実に業績を拡大してこられました。このたびの計画は、自動車業界や建設機会業界からの受注拡大に対応するため、工場増築と機械設備を増設し、あわせて作業環境の改善を図るもので、操業後3年で12名の雇用増を計画されております。
続きまして、19ページをお願いいたします。東京に本社がある株式会社パソナテックから松江市内にソフトウエアの開発拠点を新設する計画が提出され、8月28日に立地に関する覚書を締結いたしました。株式会社パソナテックは、パソナグループの一員として、テクノロジー分野に特化した人材サービス事業を中心に順調に業績を拡大してこられました。このたびの計画は、地元IT企業と連携し、大手企業の内部管理システムの開発をプログラミング言語Rubyを活用して行うもので、操業後3年で10名の雇用増を計画されております。
次に、20ページをお願いいたします。東京都立川市が本社の日本光研工業株式会社から江津市内に工場を新設する計画が提出され、8月31日に立地に関する覚書を締結いたしました。日本光研工業株式会社は、昭和30年に日本初のパール顔料の専門メーカーとして設立されて以降、自動車の外装塗装や化粧品を始め、さまざまな用途に使用されるパール顔料の製造を手がけてこられました。このたびの計画は、受注の増加やリスク分散に対応するため、江津地域拠点工業団地に最新ラインを備えた新たな工場を建設されるもので、操業後3年で20名の雇用増を計画されております。
続きまして、SWS西日本株式会社島根工場の閉鎖に伴う離職予定者への支援等について御報告させていただきます。資料の21ページでございます。
5月の委員会でも御報告させていただきましたけれども、SWS西日本は、当社が生産している自動車用ワイヤーハーネスの国内での生産量が減少していることから、島根工場の操業を、今週末でございますけれども、9月29日をもって終了し、事業を大分工場に移管、集約することを決定されました。会社のほうで従業員に対して、大分工場など県外の事業所への配置転換か、それとも退職して他の企業に再就職するか、その意向を確認されておりましたけれども、その結果が1ぽつのとおりでございます。島根工場勤務者の118名と島根工場付で他の事業所に勤務してる方15名を合わせた全従業員133名のうち27名が大分工場などの県外の事業所への転勤を希望され、残りの106名の方は、退職し地元に残る選択をされたところでございます。この106名のうち約4分の3の78名が雲南市在住、残りの方が松江や出雲在住者となっております。
SWS西日本は、退職者に対して誠意をもって対応すると表明されており、会社都合で退職する従業員に対して手厚い支援を支給される予定でございます。当社は確定拠出年金制度を導入されているので、退職金自体はありませんが、再就職支援、生活補償の意味合いで一時金を用意されております。また、本来は支払う必要のない12月の賞与につきましても、2分の1相当額を支給される予定でございます。さらには、年休の残日数についても金額換算した額で買い取ることとされております。このような支援もあることから、退職希望者の方全員が今週末の9月29日の工場閉鎖日まで勤務されると伺っております。
また、2ぽつの(2)にありますように、再就職支援の業務を専門会社のリクルート社に委託されております。就職希望者の最後の一人が決定するまで無期限で支援を継続する契約のようでございまして、また、再就職したけれども自分に合っていないということで半年たたずに離職してしまった方については、1回に限り再度支援を行うと、そういった内容のようでございます。3のぽつにありますように、県も加わっております支援対策本部において、生活相談から就職支援までさまざまな取り組みを行っておりますが、この取り組みを通じて、退職者の方がスムーズに再就職できるように努めてまいりたいと思っております。現在のところ、求人数としては約550件程度ありますが、この中には製造業以外にも建設、運輸、介護福祉なども含まれており、また、パートといった非正規の社員も多く含まれていることから、すぐには就職先が決まらないケースも想定されます。支援対策本部として、今後のマッチング状況を分析した上で必要に応じて追加の支援策等も検討するなど、冒頭で部長が言いましたように、最後の最後まで支援していきたいというふうに思っております。以上です。
66: ◯加藤委員長
ただいまの報告に関して、委員の皆様から何かございますか。
浅野委員。
67: ◯浅野委員
20ページの日本光研工業か、この下に、真珠やアワビ貝などが放つやわらかで美しい輝きの真珠光沢がどげだいで、結局、女の人が、男でも、顔に塗るもんですか、これは。顔に塗ると、光って見えやになあだか。
68: ◯加藤委員長
大谷課長。
69: ◯大谷企業立地課長
女性の方が目の周りとかにつけられるときにぴかぴか光る、そういった物がパール顔料でございまして。
70: ◯浅野委員
それは本当に光るんですか。
71: ◯大谷企業立地課長
光って見える。
72: ◯浅野委員
そうですか。ええもんですな。そぎゃんもんがあるんですな。
73: ◯大谷企業立地課長
あと、自動車とかにも塗装で少しプラスすると、少し高級感がある、ぴかぴか光るような塗装、そこにも含まれているというふうに聞いております。
74: ◯浅野委員
それを高齢者なんかが夜の運転したときなんかにそれ車に塗っちょうと光って見えるちゅうわけだな。
75: ◯大谷企業立地課長
反射とはまたちょっと……。多分付加価値が高い製品ですので、そのあたり、ビジネスに乗るかどうかわかりませんけれども。
76: ◯浅野委員
わかりました。
77: ◯加藤委員長
よろしいですか。
ほかに何かありませんか。
岩田委員。
78: ◯岩田委員
済みません、SWSの件ですが、106人の退職なさる方のうちで、現段階で再就職が決定してる方が何人いらっしゃって、それが、正規で再就職されてるのか、非正規で再就職されてるのかとかも内訳がわかれば教えていただきたいと思います。
79: ◯加藤委員長
大谷課長。
80: ◯大谷企業立地課長
私が今のところ聞いてるところでは、106名のうち、就職が決まったという方はいらっしゃらないと聞いております。既に求人票を渡されたり、合同の説明会をやって、幾つか希望をされてるところがあるようには聞いておりますけれども、最終的に内定とか就職が決まったという方はまだいらっしゃらないというふうに聞いております。
81: ◯加藤委員長
岩田委員。
82: ◯岩田委員
この問題が、要は企業が閉鎖をされるっていうのが発表されてから、もう結構な日数がたつと思うんですけど、もう少し、逆に言うと、例えば次の職場にスムーズに移行できる体制っていうのは組めるかなと思ってたんですね。前回の6月議会のときも全力で支援するというふうにおっしゃっておられたので、ちょっと意外だったんですが、それは何か事情があるのか、ちょっと一人も決まってないっていうのは逆に問題じゃないかなっていう認識を持ってますが、いかがですか。
83: ◯加藤委員長
大谷課長。
84: ◯大谷企業立地課長
従業員の方の御意向をいろいろと確認してるところでございますけれども、支援対策本部としては、まさに委員がおっしゃるように、少しでも早く次のところをというところを思って、いろいろと対策を行ってるところですけども、従業員の方の希望といいますか意向につきましては、月内までSWSできちっと仕事をして、先ほど説明したようなそういった手当も受給し、一旦離職したことによって再度就職先を決めると、そういったことによって、また再度再就職支援についてのそういった手当、支援もあるように聞いておりますので、そういった手当を活用しながら次のところを決めていくと、そういった方がほとんどであるというふうに伺っております。
85: ◯加藤委員長
岩田委員。
86: ◯岩田委員
ほとんどというか、一人も決まってないっていうのはそういうことなんですか。ですから、私が尋ねてるのは、それは社員の皆さんの希望でもあって、例えば一旦退職をされて、そこから失業手当なりなんなりを受け取って、しばらくの間、再就職に向けた活動をするっていうのが、それが要は、皆さん106人がベストだと判断をされているのか、一方でなかなか、再就職したいっていう希望はあるんだけど、マッチングに至らずにこの9月29日を迎えてる人がいらっしゃるのか、それがどっちなんですかってお尋ねしてるんですよ。
87: ◯加藤委員長
大谷課長。
88: ◯大谷企業立地課長
それぞれの企業の方は、求人票をもとにいろいろ企業を調査されたり、先週の金曜日、土曜日には合同の会社説明会もありますので、そういったところで今就職活動をされているところでございまして、まだ希望したけれども決まっていないとか、そういった状況ではございませんで、まさに先週以降から本格的に10月、11月に向けて就職活動が始まるというふうに思っております。ですから、そういったところのマッチングの状況を踏まえて、うまくいかないケースについては再度支援策を、対策を講じてまいりたいというふうに思っております。
89: ◯加藤委員長
高見委員。
90: ◯高見委員
観光のことですけども、地域伝統芸能全国大会とかいいものマルシェですね、お話しいただいたんですけど、ここには広報部は来ますか。
91: ◯加藤委員長
木次課長。
92: ◯木次観光振興課長
現在、まだ広報部のほうから、実際この当日には来ていただけるということは決まっておりませんが、事前にイベントのPRをするということで、広報部のほうにこのPRのお願いをしておりまして、広報部の各種媒体で、主には県内の方々ですけれども、そういったところにPRをしていただく予定としております。ぜひ、当日も取材なりも含めまして来ていただければと思っております。
93: ◯加藤委員長
高見委員。
94: ◯高見委員
広報部ができてもう半年たつんですけども、それでまだ、私は変わったなという感じは受けていないんですけども、そういう今おっしゃったようなことがどのようにして決められているのかなっていうのを思っておりまして、この間、米子のJRのデスティネーションキャンペーンには、知事も部長も課長もおそろいでしたけども、広報部は来てなくて、恐らく県だけでどれだけ頑張っても集められないような全国から旅行関係者とか勢ぞろいで来て、700人ぐらいですか、来ていて、この上ないチャンスだと私は思ったんですけども、そういうとこには来てなかったわけですよね。それで、こういうのを全部に出るというのは無理な話なので、各部局で、これはどうしても出ておいたほうが、絶対出なきゃいけないとかありますよね。そういうのをせっかく部局横断で広報に関する会議ができたので、そういうところで各部局で話し合って、これがじゃあ最優先で広報部長が行くとか、何かそういう話し合いがされているのかされていないのか、そういったところがどうなっているのかなというところが見えてこないんですけれども、このあたりは今どうやって、どこに広報部が行くっていうのはどうやって決まっているのかというのを教えていただけますか。
95: ◯加藤委員長
木次課長。
96: ◯木次観光振興課長
広報部のほうでは、各部局の担当者と意見交換を進めておられまして、少し前の時期になりますけれども、商工労働部につきましても、観光振興課の先ほども言いました会議的なものですとかイベント、どういった内容かとか、どれぐらいお客様がお集まりになるかということを聞きたいということで、こちらから情報提供しております。ただ、おっしゃいますように、商工労働部のほうからの、例えば先般、委員にも御出席いただきました全国宣伝販売促進会議、ぜひ来てくださいというところまではその場では言っておりませんで、今後は、そういった情報提供はもちろんしていきますけれども、商工労働部としても、広報部から何か依頼がある前に、逆に、部としてもぜひここは取材をということでお願いをしていきたいと考えております。
97: ◯加藤委員長
高見委員。
98: ◯高見委員
これより先はもう広報部に言うべきことだと思うのですけれども、この地域伝統芸能全国大会も島根県が20年ぶりに開催するということで、全国から、海外からもですか、一堂に集まるということで、多分こんなチャンスはもう、これに関して言うとほとんどないというぐらいの重要なイベントだと思うので、ぜひそのあたりは、この中身を知っているのはその担当部なわけで、しっかりとその辺は調整していただきたいと思います。
それと済みません、もう一つ、SWSのことで私も聞きたいんですけども、今回のことを教訓にして、もちろんあってはいけないですけども、こういうほかにも事例が今後起こる可能性はもちろんあるわけで、何か今回のことを教訓にして、そのほかの企業に対して何か働きかけをしているのか、反省すべき点とか、今後はこういうふうにふだんからしておこうとか、何かそういうことっていうのはありますか。
99: ◯加藤委員長
大谷課長。
100: ◯大谷企業立地課長
SWS西日本につきましては、島根工場に定期的にフォローの専門員が訪問しましたり、あと、業況調査の対象企業でもありましたので、訪問して業況等を確認しておりましたけれども、結果的にこういうことになっておりまして、そういった経営に携わっている方からお話が聞けてなかったというところもありますので、工場だけではなくて、本社といいますか、親会社といいますか、そういったところである程度そういった経営の権限を持っていらっしゃる社長、役員に対して、やはり定期的に訪問するべきではないかというふうに反省をいたしておるところでございます。従来もやってはおりますけれども、それをさらにやはり強化をして、部長、次長、私も含めて、幹部につきましては、そういった本社、親会社への訪問をふやしていきたいというふうに思っております。
101: ◯加藤委員長
高見委員。
102: ◯高見委員
最後です。それで、今まさにこの件については対応しておられる最中なので、それを最優先にしていただきたいんですけども、その今おっしゃったような、もちろんその会社の状況がどうなのかというのを把握するっていうのは一つあると思うんですけども、それ以外にも、そのもう閉鎖が決まった後の対応についても、恐らくこうしておけばよりベターだったっていうことはあると思うので、そういうことは検証して、第二の事例が起きたときにはまた違った対応ができるようにしっかり総括をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
103: ◯加藤委員長
ほかにありませんか。
なければ、その他、皆さん方、何かありますか。
浅野委員。
104: ◯浅野委員
観光振興課の予算の中の航空路の利用促進だけども、これ、海外へ出ますのに相当チャーター便集めてやったこともあったけれども、もうないが、チャーター便っていうのは高いもんですよね、90人か100人乗せないけんから。これ、貸し切って海外行ける。したがって、一番いいのは、福岡空港から朝10時ごろにどんどんどんどんたくさん出るわ。それから、5時ごろに大体帰るわ。それで、福岡空港は国内便と国際便のとこが、あそこ100メートルほどちょっと歩きゃええわけだから。ナイトステイを出雲でやってごせと、出雲空港から福岡空港の便、前から言っとるわね。そうすると、海外へ出ようとする島根県のもんが、海外に出ようとする者は、本当に安く出られるんですよ。ところが、どっか、鹿児島から出て、それから熊本へ行きて、熊本から出て、中途半端なところで福岡から出雲へ来るわな。また中途半端なところへ行くから、結局、福岡で泊まらないけんだ。夜中にバスで行きゃええかもしれんけど。それは若ぇ若ぇもんがやることであって、ちいと金持ったやな者は、夜中にバスで行くやなことしゃあせんわ。なしてならんかっていうことだ。そういう格好の動きをやっておられますかどうかということが聞きたい。何ぼしてもなりませんと、出雲みたいなとこはたいしたことああせんけん、やりませんってって航空会社が言っとるのか。どこの会社とやっとられます。あすこは、日航しかやらへんだけんな、出雲は。その辺のことをちょっと。やったどもだめですとか、今後、もう一遍やってみますとか、また、ある人が、そういう人を通じてやったらなるんじゃございませんかってって教えたもんがあったけん、わしは全然わからんから。結果がならんようなもんだったら、何ぼ希望しても、そぎゃんとこ、ナイトステイしませんということならしようがないわな。この辺どうですか。観光振興課か。今のこと、今、急に言ったけんね、今すぐ言われんだったら、後からでもええですからね、また教えてください。
105: ◯加藤委員長
伊藤次長。
106: ◯伊藤商工労働部次長(観光)
私、以前、交通対策もやっておりましたので。まさしく地域振興部のほうで、出雲-福岡便の充実に向けては、いろいろと航空会社のほうへ働きかけ、ナイトステイも含めまして、便の増便ですね、等々は、日本航空のほうへ毎年要望をしてるところですが、現実問題、なかなかまだうまくいっていない状況でございます。島根県にとりましても、関西空港、それで、西は福岡空港、重要な国際線の、外国人が入ってくる窓口でもございますし、海外旅行への島根県の窓口となっておりますので、引き続き、地域振興部がメーンではございますが、商工労働部としても観光面でいろいろと協力して路線が自立するよう努力していきたいと思います。
107: ◯加藤委員長
浅野委員。
108: ◯浅野委員
私に教えた人は、名前は言いませんけども。日本航空か、出雲はね、独占だわな。そうでなくって、出雲はドル箱なんだから、出雲空港は。ほかの航空……、安く運転する航空会社があるが、ああいうところの名前だったよ、そこだったらやりますよと、こう言ったもんがあったから、そういうことも含めてやらんと、日本航空、出雲で独占しとるから威張っとる。ああ、いや、面倒くさいことは、さんよっていうこういう姿勢があるようだ。そうでなくて、もうちょっとアタックしてみる必要があると。具体的なことはまた教えるけど。わしは全然その業界のことは知りませんよ。だから、国の国土交通省だかな、しゃんとこからも行ってみるとか、県庁だけではいけんってことなら、行きてみて、それすれば、相当需要が伸びると思う。若いときは、どんどんどんどん中国から、あそこで、チャーター便出いたもんだ、100人ぐらい集まるから。だけども、高うついていけん。人数集めないけんし。だけん、福岡を使うが一番ええだ。ナイトステイなら7時ごろに立ってごしゃあね、すっと福岡行きて、すると、100メーターほど歩いて向こうにある。10時ごろのやつ、どんどんどんどん、どっこにでも出られえだ、東南アジアは。それから、夕方5時に帰ってから、ナイトステイの7時ごろに来るやつに乗ってくれりゃね、安うつくんですよ。その点をちょっと、何遍も言うけども、一向に進まんようだが、そういう格好で、県が直接その会社じゃなくてもええわね、国の機関もあるわ。そういうところをちょっとハッパをかけて、ハッパっていうか、何か要望してみて、そうして、とりあえず誰だり来うせんっていうなら仕方がない。よろしくお願いします。
これが一つと、それからもう一つ聞きたい、普通怠けておって申しわけないんで、雇用政策課か、高年齢者の雇用・就業促進事業って4,000万円もある。これは具体的に高齢者が雇ってもらったがええでしょう、まんだ60代なんていうのは仕事が何ぼでもできるもんが遊んどうがね、もったいないが、これ雇うがええだ。何ぼ金出すかね、どういう条件ですかっていうことが知りたいだ、教えてください。
109: ◯加藤委員長
田中雇用政策課長。
110: ◯田中雇用政策課長
今、委員から御質問がありました高齢者の雇用・就業促進事業は、県のほうでは一つ高齢者の就職促進ということで、ミドルとシニアという、中高齢者の方を対象として就職支援の施設を松江と浜田に置いておりまして、そこで就職のあっせんをしております。
111: ◯浅野委員
世話をしとることになっとるか。
112: ◯田中雇用政策課長
ええ、やっております。
113: ◯浅野委員
具体的にどげな実績があるか、何ぼのもんがどげな、何ぼついとるかそういうことで具体的なことをもう少し。
114: ◯田中雇用政策課長
はい、具体的に。それでは、昨年の実績では、それぞれ、浜田と、それから松江のほうですね、就職のあっせんをいたしまして、昨年のところでいいますと、全部で合わせまして125人の就職を促進をしたところでございます。それで、ことしのところでは120人という目標を掲げておりまして、今も実際、もう5カ月で84人の就職を決定いたしましたので、今の時点でも70%達成しておりますので、目標である120人は超えるというふうに考えているところでございます。
115: ◯加藤委員長
浅野委員。
116: ◯浅野委員
ちょっと要望ですが、例えば、今、福祉法人の施設でつくったけんってって、働く者がおらんでいけませんってって声ばっかが出るに。60代でもいいわね。60歳が、何歳までが、90歳のもんってわけにはいかんだろうが、60代なんてまんだ高齢者じゃない、65歳から74歳まで準高齢者だね、本当は、これからは、高齢者じゃないわ。その者をそこへ雇用すると、何ぼ補助金を出しますよという制度ができとるかといったら、そうでないか。ただあっせんしてあげてますだけか。それで、そういう人はどういうところへ出られたか。65歳から74歳だよ、その方々がどういうところへどげんなったかちゅうことを、人が来ん、人が来んじゃ、若えもんが来らんなら、年寄り使えやええだがな。経験豊かだけん、何でも年寄りちゅうのは対応するもんだと思うが、そういう具体的なことがあったら教えてください。これはお願いです。
117: ◯加藤委員長
いいですか。
118: ◯浅野委員
いや、何度答えても……。後からでもええけん、資料下さい。
119: ◯田中雇用政策課長
では、データをじゃあ、お持ちいたします。
120: ◯加藤委員長
なら、資料をよろしくお願いします。
ほかに何かございますか。
なければ。
121: ◯浅野委員
なけりゃ、もう二つ聞きたいことがある、わからんけんですよ。ごめんなさい。
何だかいな、これは。産業振興課、特定有人何だか、隠岐だ、1億2,000万円も金が出とるが、具体的に隠岐でどげんなったですか。補助金でもあって、企業が何かできたか、何か具体的にあるんですか。
122: ◯加藤委員長
松浦産業振興課長。
123: ◯松浦産業振興課長
先般も当課の職員が隠岐の4町村のほうに行ってお話を聞いてまいりまして、町のほうでは、今、具体的に補助金の申請を受けて、交付決定をされまして、いろいろとさまざまな事業、水産業を活かしたイワガキでの雇用を生み出す事業ですとか、観光関係だとか、さまざま事業が今から動き出していくところでございまして、ちょっと資料今持っておりませんが、10数件ぐらいの事業が、新しい取り組みが今起ころうとしているところでございます。
124: ◯浅野委員
それで、ほんなら、それを具体的に農林、ほかに対してはあらへんやろうけど、農林ぐらいなもんだ、産業は、農林水産だな。具体的に補助金が何ぼ出て、どうなるかということを、補助要綱があればまた教えてください。この次の機会でもいいです。それから、もう1つ最後のほうに書いてますがね。
125: ◯加藤委員長
松浦課長。
126: ◯松浦産業振興課長
先ほどの件数ですが、現在18件の新しい取り組みが起こっております。
それからあと、補助要綱等につきましては、また後ほど提出させていただきたいと思いますので。
127: ◯浅野委員
お願いします。
それと、最後にお願い……。保証協会のことだけれども、この間、資料を見とったら、保証協会が、なかなか保証協会で保証が難してどげだいこげだい言って、毎回、言いよったものだが。何と、この間、どこだかの議会で資料もらったら、そしたら、22年の保証件数が何ぼかいな、4,000件か、今2,900件、半分になっとるです。それから、保証金額も半分だ、7,000億円が今3,000億円だというんだ。結局、企業がそれで倒れてしまったのかどうかわからんわけだが、難して。そうでなくって、近年、何ぼでも銀行が貸せえけん、保証協会までお願い、頭下げに行かあでもええやになったから、こういうふうに半分になっちょるだ。前からもってもどんと減った。なしてですかということが、わからんだ。
128: ◯加藤委員長
美濃中小企業課長。
129: ◯美濃中小企業課長
直接的な原因、結果のところの関係というのは、私どもも今、調査、分析をしている最中でございます。委員のほうからも御指摘ございましたように、今、民間のほうの金融機関で、保証に頼らない融資というのを大分始めていただいてると、そうしますと、ある程度会社のほうの事業性評価が高い企業については、保証なしでも金融機関から入ってくるので、これは多分、件数の減のほうに動くと思われます。ただ、一方で、小規模な企業、特に、その事業資金の資金繰りが非常に厳しい状態で事業を続けておられるようなとこについては、やはり保証協会の保証があって、初めて金融機関も融資を決断されるような場面が多いと聞いております。そのあたりのバランスといいますか、そのあたり、もう少し検討した状態で御報告なりさせていただきたいなと思っております。
130: ◯浅野委員
これお願いして。
131: ◯園山委員
関連でいいですか。
132: ◯浅野委員
これ、ちょっと済みません、わし。
133: ◯園山委員
今、関連で保証協会、いいですか。
134: ◯浅野委員
はい。
135: ◯園山委員
保証協会は、保証を受けないんですよ。要するに、企業がプロパーで借りれるところっていうのは、プロパーの金利が安いから、もう企業は保証協会の保証なんか頼みませんよ。ところが、保証を頼むと、保証承諾をしないです。保証承諾しないんですよ、保証協会が。だから減るんですよ。保証協会なんか、もう全然あてにもくそにもならんですよ。なくなってもええぐらいです、本当に。本当、ひどいから。もう追認保証なんかは、銀行の審査が通ればもう自動的にやるけども、そうじゃなくて、もう今ここを何とか乗り切っていきたいとか、あるいは構造不況の業種なんかが、例えば10年のローンを20年に延ばして、それで月々の返済額を減らして、それで頑張って再建しようというときに、応援をしてやるのは保証協会ですよ。従前はそれは保証人だったり、担保だったりだったんですけど、今それは国の通達もあって、保証人や担保に頼らないということになってる。そうすると、最後の頼みは保証協会しかないんですよ。ところが、保証協会はそういう債権一切受け付けないですよ。だから、何ぼでもいい技術を持っとる、まだ人間、人員もおる、そういうところが、わずか1億円や1億5,000万円の負債で倒れてしまうんですよ。これは恥ですよ、島根県は。
もう今までそういうことは何回も言ってきた。加藤委員長だって言っとられる。だけど、全然だめだ。なぜかというと、これは県議会のメスが入らないから。保証協会は、出捐金は県が出してるけれども、保証協会がずっと今まで毎年毎年利益を出して、その利益の剰余金を自己資金としてカウントしてるんですよ。こんなことはあり得ないですよ。利益の蓄積っていうのは資本じゃないですよ。あくまでも、もともとの資本金っていうのは島根県が出したのが資本金だから、だから、そんな島根県の出捐金のそのパーセントが下がるわけないですよ。ところが、県の監査を免れるがために、保証協会はそういう詭弁を使ってるんですよ。毎年毎年の利益が出た、その利益の剰余金を自己資金に組み入れして、県のその出した資本額は、どんどんどんどんパーセントが50パーセントだったものが40パーセントになります、25パーセントになります、もう今は4分の1以下だから、だから監査も対象にならない。行政評価も対象にならない。もう必要最小限度の報告でいいぐらいになってしまってるんですよ。議員の皆さんによくこれからも相談させてもらいますけれども、これは、やっぱり県議会がきちっとかかわっていく、その外郭団体に県議会の議決で指定して、監査とか、それから議会のチェックが入るようにしないとだめですよ。私はそういうふうに思います。関連でした。
136: ◯浅野委員
わしゃ中身のことはわからんけんだが、今、雇用促進で企業誘致、一生懸命でやっとる、あの努力は多としていますよ。高い賃金を払ってもらう企業が来ていただくだろうと思って多としてるが、安い賃金払っても、倒産するもんが結構あるんだ。わしんとこの近所見ちょっても、3軒ほど、どこだえ逃げちまった。それで、そのことがわかるのは保証協会じゃない、金融機関だわな。金、貸しちょるわけだから。金融機関との連携が、金融機関が倒産も一遍に倒産せんけん、二、三カ月前に分かって倒れるっていうわけじゃないと思うが、1年か2年先から状況がわかるわね、金融機関は。そことの連携を県が、どっか誰かがとっていただいて、これ秘密ですからね、企業秘密だから、プライバシーのこともあるわけだから、秘密を守る機関の行政類似機関だわ。そこが見取っていただいて、それをそういうところや保証協会へ、もし倒産しても見ちゃあけんなってやな、県の行政との制度をつくってあるということができんだろうかなと、前にも議会で言ったども。だけん、動向がわかったら、県庁のOBがいっぱいおるわけだから、多少やっとったやなもんが、そこへ行きて、こらこら、おまえんとここぎゃん状態でゴルフや何かしちょっちゃいけんだねかとかってって社長に言われんと……。社長はゴルフしちょった、2年後には倒れてしまったやなもんが知ってるもんだから、未然にそういうことがならんのかなと、これが県の行政だと思うがね。民間企業だけんね、そこまではやれんって言やあそれまでだけども、せっかくに金も出いて、企業を誘致いうと、またこっちからどんどんどんどん倒れてきて、労働者が……、ああいう格好があるようだから、だから、企業誘致、何人雇用しましたとは言うけども、倒れたことは言わへんからね。その辺のことは、もう倒れるということはよっぽどなことですよ。よっぽどなことだが、それを銀行はわかっとるから、それを銀行から秘密で教えてもらって、保証協会も楽にやっちゃれと。そのかわり、県もここでもし倒れたら、あれは何かそういう制度ができんのかなという、私は商売のことは全然わからんけども、現実で結果を見ると……。なったら教えてください。
137: ◯加藤委員長
美濃課長。
138: ◯美濃中小企業課長
全てを取り扱えるわけではないんですが、例えば、企業がいたずらに倒れていくのを見てるわけではなくて、金融機関のほうも口座の取引の状況とかを見ながら、その企業が立ち直っていくきっかけをつくっていくという意味合いで、再生協議会のような場所、民事再生を進めていく。銀行同士がまず、その企業を再建するためにどういった手だてが打てるかっていうのを話し合いをするような場面とかも、私どものほうもかかわらせていただくことがございます。ただ、それは一部の案件という部分になりますので、今後また、おっしゃられましたような、特に地元の企業が事業を続けていけるような環境をいかにつくっていくかというところは、関係の機関とも話をしながら、また、御指摘ありましたように、非常にデリケートな情報を含む部分でございますので、そうしたところに我々がどういった立ち位置で入っていき、また、その得た情報というのをどう管理していくか等もございますので、都度また御協議させていただきながら、あり方を探っていければと考えております。
園山委員からいただきましたお話につきましても、やはり企業の事業をいかに円滑に進めていく、そのために資金をいかに届けていく、また、その届けるための評価をいかに評するかというところは常に抱えている課題だと認識しております。できるところから改善が図れるように調整を図っていきたいと思いますので、またいろいろ御相談をさせていただければと思っています。よろしくお願いします。
139: ◯加藤委員長
浅野委員。
140: ◯浅野委員
これで終わるからね。近所だって言っちゃいけんが、倒れてしまったら気の毒ですよ。財産も何にもなくなってしまって、逃げてしまわれたとこがあるわ。何ともっとこばやにならなかったかなと思うわ。
そこで、ある人が、今、優良企業になってますわね。金融機関から言われて、こんなことではいけんがなってって言われて、社長も。その社長が言ったことは、汽車待っとるときにホームの前で待っちょらへんと。従業員からどぎゃんことされるかわからんけん、後ろからぽんと押されりゃ線路へ落ちないけんけん、私はホームのとき一番後ろで待っちょりますって言っとった、社長は。ほう、そこまでやらせちょるかいなと思ったわ。その社長は大変な努力されて、今、優良企業になってますわ。そういうことが金融機関もわかるわけだから、そういうことを具体的にやって、転ばぬ先のつえだわねって言ったてて社長にハッパばっかりかけとったらいけんから、保証料何かも、保証料なんかとらでもいいけん、ただでやるけんな、それは県庁が見ちゃるけんなっていうような、そういう制度ができんのか、組織が。我々、議員なんか、ぺらぺら言うこと言うもんだから。議員なんかはどげでもいいですよ、言われないような、ひとつそういう制度をつくってやっていうようなことができんのかなという、具体的なことです。ここでどげこげならんと思いますんで、よろしく、要望しておきます。
141: ◯加藤委員長
成相委員。
142: ◯成相委員
初めて聞くんで、聞かせてほしいんですけど、産業振興のしまね海外ビジネス展開支援事業、8,000万円。これ、どんなことしとって、どういう事業効果が、政策効果が出てますか。
143: ◯加藤委員長
松浦課長。
144: ◯松浦産業振興課長
しまね海外ビジネス展開支援事業でございますが、これは、一つには、国内の市場が人口減少等で縮小していく中で、海外の市場を取り込みながら、製造業を中心に県内での雇用をふやしていただきたいという思いでの事業でございまして、取り組みといたしましては、まず1点目、タイのバンコクに3年ほど前にビジネスサポートオフィスという拠点をつくっておりまして、そこは現地の日系の会計会社に委託をして運営していただいておりまして、そこでは、島根県の企業がASEANのほうに進出している企業も数社ありますけども、そういったところの支援ですとか、さらには、県内の企業が東南アジアを中心とした海外の情報収集、そういったところのサポート、あとは視察等の対応、それから、現地のネットワークの構築などを現地の支援拠点で中心にやっております。
また、あとは、助成事業といたしましては、県内の企業が海外のほうに目を向けて、海外の情報を知っていただくようなセミナーを開催いたしましたり、実際に海外に進出するというふうなことを考えられてる企業には、その計画段階から進出までのサポートをする。または、輸出等につきましても、そうした海外への輸出だとか海外での展示会へ製品を出展したりしながら、そういった海外企業とのマッチング、市場の取り込みを目的にそうした展示会出展の補助金等々の支援をしております。
あとは、人材の確保といいますか、海外ビジネスをしていくための、県内の会社においてそういう人材を確保していく、そういった場合の助成金ですとか、海外のほうに工場を建てられた場合に、その現地の技術者を育成するために、例えば外国人の技術者を島根県の会社に来ていただいてそういった技術指導をするような、そういったところの助成金なども支援をさせていただいております。
最初に申し上げました、しまねビジネスサポートオフィスにおきましては、昨年度は県内企業等から91件の具体的な相談を受けて対応をしているところでございます。以上でございます。
145: ◯加藤委員長
成相委員。
146: ◯成相委員
それで具体的に、どの程度、何社タイへ進出したのか。あるいは、タイの事務所の情報に基づいて、国外に事業移転なり進出をするのが何件ぐらいあって、どれぐらいの資本が投資されたのか。そして、それが県内の企業にどうフィードバックされてるのかっていう、そういう事業効果が知りたいんですよ。やってる理念や何かは説明を受けてるから、聞かせてもらってわかっているんですけどね。
147: ◯加藤委員長
松浦課長。
148: ◯松浦産業振興課長
今のタイのほうには5社進出しております、製造業ですけども。また、インドネシアに1社、それからベトナムにはIT企業のほうが1社進出しております。このオフィスをつくってから、実際に進出が昨年度あたりまで、そういった形で伸びてきておりますけども、現時点では、ちょっとタイの状況などもありまして、進出のほうはとどまっており、新たな進出案件があるというわけではありませんけども、支援といたしましては、例えば酒造組合の海外への販路拡大、そういった現地での商談会、そういったものも現地のサポートオフィスのほうで支援をしております。具体的にどのぐらいの資本が投資されてっていうことは、今ちょっとここに資料を持ち合わせておりませんので、また調査をさせていただいて御報告させていただければと思いますけども、現地でのサポート、相談窓口としての機能、そういったところでの評価、または県内の、先ほどの酒造組合さんなどが、そういった県内の企業からはいろいろと相談、窓口としての認知度が少しずつ出てきておりまして、そういった意味でのサポートオフィスについての評価はいただいてるところですけども、具体的な数字として、進出してる企業もはっきり言って、好調というよりも現地での販路拡大ですとか、そういったところに苦しんでおられる状況もありますので、サポートオフィスを通じながら、現地へ進出されました県内企業への御支援もこれからやっていきたいと思っております。
成果のところで、数字等で投資額とか、そういうとこはちょっと今持ち合わせておりません。後ほど報告させていただければと思っております。よろしくお願いいたします。
149: ◯成相委員
たまたま酒造組合の話が出たんで、あと、しまねブランド推進課にかかわってくる話かもしれませんけど、これからいろいろ農産品の輸出ということを県が国家プロジェクトでやってるわけなんで、そういう情報がどうなのかね、現地の。タイなんか米出そうといったってだめなんですから、あんなとこへ出そうと思ったって。あそこも輸出国でしょう。だからもう、とてもじゃないけど負けると、価格的に負けるし。あそこもコシヒカリつくってるようですから、日本の農家が行ってですよ。いろいろそういう情報がこっちへ返ってこなくちゃいけないわけなので、そういう情報と、あと、それに絡めてちょっとお伺いしたいんですけど、雇用関係のほうですけどね、雇用政策。戦略産業人材確保推進事業というのは、済みません、これも初めて聞くんだけど、戦略産業人材確保、何を、どんなふうな戦略を持った人材を確保しようと言いましたっけ。済みません、ちょっと不勉強で。
150: ◯加藤委員長
田中課長。
151: ◯田中雇用政策課長
今、成相委員から御質問がありました戦略産業でございますが、今、商工労働部で戦略産業に位置づけておりますのは、ものづくりとITでございます。それを中心として、人材確保ということで、特に県外から、プロフェショナル人材といいますか、専門的な人材のほうをこちらのほうにUIターンしてもらおうというところで拠点を、産業振興財団のほうにございますが、そちらのほうに設けて、その企業へのUIターン促進してるところでございます。
152: ◯加藤委員長
成相委員。
153: ◯成相委員
今、流通、卸、それから、もちろん生産、販売もそうなんだけど、拡大に当たって、もうがらっと変わってきてるわけですよね。そういう人材が不足してるというふうに知ったり読んだりします。そういう今の外国と国内との絡みの中で、今の重点事業となってる農産品なんかの輸出入については、やはりそういう新たな人材を確保しないと、もうこれから適用できないと言われてるわけですよね。ですから、ITもものづくり、もちろん大事だと思いますけれども、もう少しいろいろ研究して、そういう分野の人材確保ということについて視野を広げていかないと対応できなくなるんじゃないかなと思いますけども、これは今やりとりしてもしようがないですけど、要望としてお話しさせてもらいたいですが、何かあれば。
154: ◯加藤委員長
田中課長。
155: ◯田中雇用政策課長
今おっしゃった流通関係の人材育成というのは、本当におっしゃるとおりだと認識しております。
それで、島根県のほうで、今申し上げたものづくり、ITということはもちろん戦略として、戦略産業人材確保としてやっているんですけども、企業が専門的な人材を雇用すると、それも有料職業紹介を使うと紹介料の手数料がかかりますが、その対象はものづくりとITに限らず、そういった人材を雇用した場合には、雇用して、有料職業紹介を使った場合には、その手数料の2分の1を県が補助するというふうな事業もしておりますので、そういったとこで、企業のほうの特にプロフェショナル、専門的人材につきましては、そういった支援も今しているところです。
156: ◯加藤委員長
よろしいですか。ほかに何かございませんか。
ほかになければ、先ほど保証協会のことが出ておりましたけど、実は私は保証協会の非常勤の理事してますし、副委員長は監査役をやっておりまして、先ほど貸し渋りといいますか、その問題が多少あったので、保証協会のほうの執行部と現場での状況をよく把握して、本部での貸し渋りといいますか、現場ではいろんな条件を出して貸し付け決定をして本部に上げるんで、最終決定するんですけど、どうも本部のほうでは人間対人間のかかわり合いを見ずに、その表だけを見てコンピューターに入れて合否を決定をしとるというような状況がございましたので、現場の声をよく聞いて決定をしてくださいという申し入れは一応しておきまして、今後さらに検討しようということでしたので、報告だけをしておきます。
それでは、ほかになければ、以上で商工労働部の所管事項の審査及び調査を終了いたします。執行部の方はお疲れでございました。
〔執行部入れかえ〕
157: ◯加藤委員長
これより両部共管事項の調査を行います。
報告事項については、執行部から説明を受けたいと思います。
それでは、説明をお願いいたします。
福間しまねブランド推進課長。
158: ◯福間しまねブランド推進課長
それでは、島根ふるさと館の駐車場について御報告いたします。表紙をおはぐりいただいて、資料をごらんください。
都市計画道路城山北公園線の拡幅工事は平成20年度より始まっておりますが、このたびは、島根ふるさと館前の最終的な工事が本年11月1日より始まりますので、13台分の駐車スペースがなくなることになりました。それによりまして、その対応について御説明いたします。
2の太字で書いてございます当面の対策についてごらんください。中ほどの地図をごらんいただければと思っております。島根ふるさと館の前のところの駐車場台数が30台から17台に減ることが記載してあります。これによります当面の対応といたしまして、地図の中にBと記載してあります3カ所の有料駐車場で使用できます駐車サービス券200円分を、お土産等2,000円をお買い上げになった方に配付することといたしました。同様のサービスは平成21年6月より、1,000円以上お買い上げの方に100円分のサービス券を配付行っておりますが、今回は、一番近い無料である駐車場が大幅に減ること、近隣の工事等でお客様の混乱が予想されること、サービス対象の駐車場がやや離れてることなどから、駐車場が減ることによるお客様への御迷惑やお客様が離れていくこと、なおかつ、また平均購買単価などを考慮いたしまして、駐車サービス券によるサービスを拡充するものでございます。その対応は、事前の周知も考えまして、隣接しております事業協同組合松江名産センターと共同で10月1日より実施しております。
最後に、ページの一番下に記載してございますが、拡幅工事完了後について、おおむね4月以降だと考えておりますが、この状況について説明いたします。
現在、島根ふるさと館周辺で道路拡幅工事の資材置き場として使っております用地が何カ所かございます。工事完了後に、この用地の中で利用方法が決まってない土地等を中心に駐車場利用としての検討をしております。これは都市計画の主たる建議者であります松江市を交えて検討することとしております。以上でございます。
159: ◯加藤委員長
ただいまの報告に関して、委員の皆さんから何かございますか。
浅野委員。
160: ◯浅野委員
前から言っとるけどね、ふるさと館もだが、城山の前もだな、県民会館もだよ。県庁がありますけん、ありますけんってって、県民会館のほうの管財課もだわ、今までやっとったけんいいですわねという姿勢だよ。これは山陰中央新報からの頼みもあって、あれはちょうど益田の美術館が建つときだった、あんな大きな言っちゃ失礼な言い方だけども。公明党の三島君が言って、ああ、そんな大きいもんができるかなと思った。私たちも、ああ、いいけん、いいけん、県民会館のあそこさえやってもらえばいいけんなって言って、わからんこにおって、県民会館のこと。そのときの計画は、ふるさと館のここは駐車場なくなることはわかっとった、とうからわかっとった。それから城山前の駐車場もなくなることになる、これは市かな。道路広げますから、計画入っとった。したがって、県民会館というものが駐車場は県庁の裏がありますけんって言って、今まで何だい県庁が、管財課だか知らんよ、なまけちょったわけだよ。
そこで、そのときの松江市と県の都市計画課で話がついたのは、このAと書いてあるわね、7台だかだが、あの辺からこっちだ。あのときの計画出ていただいたのは、一畑百貨店が出ていただいた、駅の前へ出ていただいた。それから、続いて、みしまやが出ていただいて、みしまやを、中央新報はあの下へ入れるためだったかもしれんが、結果的にそげになった。それで、一部みしまやが残ったところは市役所がもらっとるわね。それで駐車場に貸しとると。あのAのラインのとこ全部を、1階は、どうせ物産館もあそこじゃいけんから、駐車場がないとこに物産館いうのはならへんから、あそこへお入りいただけませんかと言ったときに、嫌だと言ったわね、物産館の、ある人が。しゃんことはどげでもいいって、どうせ入わなと言って、下を物産館がいいところを入らせてもらって、それから地権者があるわけだから、地権者も商売をやって、2階、3階だか、4階までだったかな、一般駐車場にする計画だった。
それからもう一つは、県民会館の前の健康福祉部が建っとるわね。それから農林中金があった、それから何だいがあった。これは本当に、なるほど道路の関係で逃げてもらっとるわけだが、健康福祉部は警察の前でもどこでも入れてやりゃいいわけだから、土地があるから。それで、ここへ大型駐車場ができるはずだった。何だいできちょらん。議会でも言った、建設環境委員会でも言ったら、いや、それは市役所が要りません、あのときはあげだったがまた変わりましたけん、ようございますけんって言って。結局、何だったかっちゅうと、このAのラインから7台と書いたあそこまでを、あれ民間の土地ですからね、交渉したら、あのとき反対もあった。城山前広げるときに、あの角っこの人なんかが反対だったから。だども、もう時代変わったんだから。それをやりゃいいだらあからもう一遍お願いして、そりゃ市役所にさせりゃいいわけだが、県もやってもいいだが、そういう格好にならにゃ仕方がない、民間のもんですから。
ところが、ここのどこだいだったかな、健康福祉部何かが出りゃいいかと思ったら、何か健康福祉部も耐震設計で出えしませんって言って、あそこまた耐震で今工事するいって。それから、全然駐車場のことについて考えてないが。とうからわかったことだわね。城山前のBが書いちょる。あそこは道路拡幅することになっとるわね。これも物産館と一緒になっとる、道路計画に入っとる。あれなくなるからということもあったんだ。何ぼ言ったってって、県庁の農林や商工ばっかりじゃないと思うけど、何だい知らん顔して、そりゃ前のことでございますぐらいな顔して。市役所もいけんよ。だけん、本当にそういうことにならんのかな、買い物すりゃ200円ぐらいなことだなんてって。
このBのところはもともと公開広場として、何かこぎゃん公開の広場や何かは要らんということならここを立体駐車場にしてもいいし、高いけんな、これ結構、今。あれ県が持っとるかな。どういう格好をしとるか。この間行ったら、Bのむらくもの隣の、あれ一畑の駐車場。あそこへ県民会館を使ったものは持ってくれば駐車料ただにしますと言ったって、あやくちゃもね、こりゃ。ここへ駐車しちょって、帰りに駐車券を、900円とか何ぼとられるけんって言って、県民会館へ行きてただにしてもらって帰るような運転者おりゃへん。
それから、もっとこれね、県知事を中心だか副知事を中心、もっと総合的に考えるべきだと思うよ。これ今、サービス券は200円ぐらいなことだ、どげでもいいようなもんだが。2,000円か、何ぼでもいいわ、どげでもいいだども。基本的に考えて、物産館のこともだ。県民会館なんか駐車場がありゃへん。だけん、そこんとこ、そげしたらもう駐車場はここで、また努力することは大儀でございますから、むらくも会館の前の県の駐車場だから、あれで何ぼでもやれますという格好にしてしまうために、大型バスやなんかとまられんからね。今の健康福祉部が入っとるとこ、大型バスがとまるところの計画になっとった。あれ15年ぐらい前かな。県と市の都市計画で決まっとったわ。その辺のことをもうちょっと県と市も話して、それから物産館がわかった、そんなことわかったことだわ。それから、隣の土地があいちょったに市役所が買って、また、あれ民間に売ってしまったっていうわけよ。近くじゃなきゃいけん、駐車場というものは。ということが私は腹が立ってならんだとも、私らは議員だけん、言ったけんってって、執行部が何だい知らん顔しとるからこぎゃなことが出るわね。こりゃいいよ、やらんよりもいいぐらいなことだ。これがいけんとは言ってませんよ、やらんよりもいいぐらい。
県民会館は、あげな駐車場がないとこに県民会館やなんかつまらへん。ホテルしんじ湖が耐震で何億円ぐらいかけたけんって、あんなこともっと、県民会館の耐震やなんかせんでもあそこへ持っていくほうが島根県民のためにえかったほうがいい。ホテルしんじ湖なんかよりいい。だども、もう決まったことはどうしょうもない。県民会館を8億円かな、かけて耐震が終わってしまう。だから、今さら済んだことは言わんけどもね。しかし、もうちょっと前向きにこのことを考えてやってもらいたいと思う。知事自体だな、これは。人ごとみたいな知事さん顔しちょるかどうか知らんけども。ということを言われたということほど言っといて。もう議会や本会議やなんかで言わんへんけん、ならんことは。
161: ◯加藤委員長
それ、まとめてお答えがございますか。
太田次長。
162: ◯太田商工労働部次長
まず、議員から御照会ありました、殿町の市街地の再開発の関係につきましては、松江市が中心に市街地再開発事業を進めようとしておりましたけども、御照会のあったAの地点についての再開発の部分ですね、この部分については、現在は市の計画からは削除されております。その上で、議員から御指摘がありましたように、殿町全体の駐車場のあり方について、市が中心に検討されるということが今進められようとしております。そこに県もかかわって、いろいろ意見を言っていくというようなことを今進めようとしておりますので、議員の御指摘も含めまして、意見も含めまして、市としっかり協議をしていきたいと思っております。以上です。
163: ◯加藤委員長
浅野委員。
164: ◯浅野委員
そこで、このAっていうだかな、さっき言った民間の土地でしょう。交渉が厄介だ、反対した者はよく知っとる。私の命かけて絶対させんけんなって、道路拡幅の反対だったがな、その人は。もうそれ亡くなって、家族が応じられるようになったから、道路の拡幅ができたわけだが、そいつはいいけどもね、今度は県の健康福祉部だわね。何か耐震設計で、あそこであのまんまで県庁は残そうかと思って、健康福祉部残そうかと思って、何か工事するっていうような話聞いた。
165: ◯細田委員
工事終わった。
166: ◯浅野委員
もう終わったんか、これも。ほんなら、もうどげしようもないか。なしてだかいな。
167: ◯加藤委員長
細田委員。
168: ◯細田委員
問題は、松江北公園線が完成後の話なんだわ、一番最後に書いてある。これは新しい駐車場をつくっとるわけでしょう、要するに、物産館専用の。松江市と協議中っていうのはそこでしょう、違う。
169: ◯加藤委員長
福間課長。
170: ◯福間しまねブランド推進課長
松江県土整備で工事担当してる者に工事平面図を見せていただきまして、若干細長い残地が残るようでございます。今、それは資材置き場として使っておりますけれども、そこを島根ふるさと館と同じように北側、道路の北側ですね。今は横断歩道を渡らないとふるさと館に行けませんけれども、同じ通りのところに細長い残地等が残ることがわかっておりますことと、国の行政評価事務所の跡地もございます。この2カ所を利用させていただけないかということで今調整を考えてるとこでございます。
171: ◯細田委員
何台ぐらい予定できるの。
172: ◯福間しまねブランド推進課長
今、行政評価事務所はかなり大きい面積でございますので、二、三十台分ぐらいの駐車場は確保できると。
173: ◯細田委員
それは昔の行政管理庁でしょう。
174: ◯福間しまねブランド推進課長
はい、そうです。
175: ◯細田委員
だからそれは、今、国の財産ですか、やっぱり。
176: ◯福間しまねブランド推進課長
国の財産です。
177: ◯細田委員
話がしやすいじゃないか。
178: ◯福間しまねブランド推進課長
国はまず都市計画を考える松江市に対して話をするということでございますので、タウンマネジメントという言葉がありますけれども、松江市が前面になって交渉をしたいということでございますので、どういう形にしましても、土地利用計画においては松江市を絡めて考えていくことでございます。
179: ◯細田委員
松江市だが。
180: ◯浅野委員
いや、そげだが。
市長もわからへんだ。知らんけどもね、そんなこと勝手にやめましたということなんてって言ったって、相談すりゃいいもんだ。
181: ◯細田委員
大体、島根ふるさと館っちゅうのは無料だったわけだ、駐車場はね。だけど、こういうふうになったから、100円とか200円とか券上げますから、どうぞ今度使ってくださいというふうな話なんだけど、やっぱり島根ふるさと館は買い物する人だけじゃないんだよ、あそこは。観光客が島根県のふるさとの物産はどんなもんがあるだろうかいって行くのが物すごくお客さんの中では多いんですよ、物買わずに入る人が。そういうことを考えてみると、今、行政管理庁の跡地とかなんとかを早く解決して、完成の前からでももう使用するぐらいな気持ちでいかないと、松江市と協議して。あくまでも無料にするような駐車場っていう格好でつくっていただくと、大変ふるさと館の皆さんも喜ぶじゃないかと思うんだけどね。
182: ◯浅野委員
要望だけどね、市役所、市役所って、市役所ことんならんが、率直なところ。そのことで、だから、市議会でも問題になったそうですよ。例えば今のふるさと館の、あれ隣かと思ったが、隣はまだ人のもので、その隣だけな。市役所が買って、当年度内に買った値段より安うにある者に売ったってって議会で問題になったというわけだ。あらら、物産館が買えばよかったに、何で市役所が買ったかいなと思うぐらいでしょう。ところが隣じゃなくって2軒目のところが、もう民間人にまた、市が買っといて、買った値段よりも安うに民間人が買ったって言うだけん、商売だけん、これは仕方がないかもしれんが、もう少し、この手前とか物産館、ただじゃなけにゃいけんわね。ありゃなかなか物産館、たまに行ってみるが、努力しとりますよ、商売は。駐車場がない、無料じゃないといけん。駐車場がないような物産館で、金出してもらって駐車して物買うようなとこ、県外の人だって一緒なことだ。だから、その辺のことを考えて、もうちょっと県がとんとんとんとんやるべきだよ。健康福祉部なんか、こんなとこになくてもいわね、今の。頼みますよ。
183: ◯加藤委員長
それでは、ただいまの報告に関して、皆さん方から御意見が尽きたところですので、その他、ほかに何かございませんか。
なければ、両部共管事項を終了したいと思います。
何かありますか。
184: ◯成相委員
だけど、もういいです。
185: ◯加藤委員長
短く。
186: ◯成相委員
短くならんけん、長い。
187: ◯加藤委員長
長いですか。
188: ◯成相委員
共管分でしょう、その他の部分。
189: ◯加藤委員長
長ければ、もう休憩いたします。
190: ◯成相委員
そうしてください。
191: ◯加藤委員長
それでは、休憩にし、午後1時から再開をしたいと思います。
〔休 憩〕
192: ◯加藤委員長
それでは、再開をいたします。
再開の前に、労働委員会の審査時において、浅野委員から御質問がありました労働委員会委員報酬等については、ただいまお手元に配付しましたので、ごらんくださいませ。
それでは、農水商工委員会を再開しますけど、その他のところで皆様方からの御意見がございましたら、お伺いいたします。
成相委員。
193: ◯成相委員
しまねブランド推進課ですけどね、しまね食品産業総合支援事業、7,121万円って出てますけど、それで、この具体的な成果みたいなのがちょっとよくわからないんで、概略、ちょっと取り組みのお話しいただきたいと。そこで、ちょっと答弁でいただきましたけど、アンケート調査をされた用紙、何番でしたか忘れましたが、そのうちの半分は、数がですね、半分の業者は県内産品を使っているということでしたが、具体的にどの程度の量になるのか、金額と言ったらいいんですかね。全体像がちょっとそれじゃあわからないので、どういうふうに把握しておられるのか、ちょっとその辺から聞かせてください。
194:
◯加藤委員長
福間課長。
195: ◯福間しまねブランド推進課長
しまね食品産業総合支援事業というのは3つの事業から成り立っております。商工労働部の予算でございますけれども、しまね食品産業総合支援事業、農林水産部の予算でございます県産品ブラッシュアップ支援事業、それと県産品販路拡大事業、これは商工労働部の予算でございますけど、この3つの事業で成り立っております。
この総合支援事業といいますのは、まず商品づくりですね、新商品開発ですとか、新商品開発に係りますHACCPですとか、そういう衛生管理のセミナーとか、新商品づくりとか人づくり、これに対します支援と、続きまして、販路拡大ということで、県のパートナー店、特に首都圏にございますけれども、県のパートナー店との連携によるフェアとかバイヤー商品事業でございます。それと、インターネットを活用した県産品の紹介がございます。そして、最後に情報発信事業ということで、済みません、先に言ってしまいましたけども、インターネットを活用した県産品の紹介とかございます。成果指標といたしましては、首都圏のパートナー店との取引でございまして、これが平成28年度のところで約14億5,000万円等ございます。これらのところを実績として挙げております。
それと、定例会で質問がございました、5割の事業者が主な原材料を使用してるということでございますけども、これは品目についてざくっとした調査をしておりまして、量的なものですとか金額に対しては把握しておりませんので、申しわけございません。
196:
◯加藤委員長
成相委員。
197: ◯成相委員
要するに、答弁では無難につつがなくやっておられるのかなというふうな印象に聞こえかねない答弁だったですよね。今お話聞くと、ちょっとイメージががらっと変わって、実際はかなり立ちおくれてると考えていいわけですね。
というのは、僕はデータ見ないと何ともわからないから、農林業センサスの島根県の流通の中で、農協向けが何%、それから食品製造業、外食産業に何%出したかという数字が出てるわけです。これを見ると、農協が平成27年は76.8%、食品製造業、外食産業は、わずか0.6%ですよ。全国の平均は、これ、農林水産省が出してるんだけど、食品製造業、外食産業はやはり生産額の大きい大規模農家ほどパーセンテージが大きい。小さい農家ほど農協へ出してるわけですね。それでも一番小さな農家でも1.3%あるんですね。一番大きい3億円以上が4%、300万円未満で一番ちっちゃいのが1.3%でしょう。島根県はこれ、ざっくりとした数字しか出てないんですけど、それでも全体の平均した構成比が0.6%いったら余りにも少ないわけですよね。
それで、この間、質問でもしましたように、要するに市場流通で出てる過程での最終消費はたった20%だっちゅうんですよ、農産品の。ほとんど3割が外食、5割が今の加工流通というふうなデータがちゃんとあって、もう一番販路開拓の先としておくれてるわけですね、取り組みとして。島根県は今いろんな、しまね食品産業にしろ、もう市場流通の適正化とか支援策を講じてるのはわかりますけど、やってらっしゃることはわかるけども、実際としては、一番お得意様である県内の販路先についての対応策がまことに不十分と言わざるを得んわけですね。そういう認識に立っていらっしゃるとすれば、具体的にどうするのか。
というのは、私もそうたくさんではありませんけど、認定農業者の人たちの話聞くと、みんな販路の開拓で困ってますよ。どこ売っていいだいわからん。つくったはいいけど、さあ、できた、どこへ売りましょうか。自分で困ってしまうという現状、実情があるんですね。これらについて、もう本当に孤立してますわという印象です、全部じゃないと思います。そりゃ一部うまくつながってやってる生産者団体もあるとは思うけども、しかし、今の数字から見て、何ぼだ、わずか0.3%か、0.6%か、そういうことですから、大概の生産者は困ってると思うんです。今までのような取り組みではとてもこの数字を大きく変えることは恐らく難しいと思うし、現場をちょっと耳にした話を聞いても、それ、とても難しい。そうすると、具体的にどうするかですよね。その戦略は練ってありますか。商工と農林との間で、まさしく橋渡しをなさなきゃいけないしまねブランド推進課として、どういう戦略や具体策を講じるのか、それ聞きたい。
198:
◯加藤委員長
福間課長。
199: ◯福間しまねブランド推進課長
定例会の質問の中でありましたように、27年度に307事業者のうち県産品の使用意向がある約140事業者に対して、どういう島根県産材を必要としているのか、どれぐらい必要としてるのかというような細かい調査を行いました。そして、実際にマッチングをしようと思いましたけれども、コストでありますとか品質、要は収穫時期とか量の問題でなかなか難しいところがございます。商いというのはあくまでも企業者間同士の自由なところで行いますので、安定して県外産のものをつくっておられる企業さんが県内産に置きかえるとなったときに、この年はできたけどこの年はできないというような話になりますと、今度は加工事業そのものがなかなか成り立っていかない部分がございますので、そこらあたりは両者の間でしっかり、情報提供してマッチングはさせていただきますけども、両者の間でやっていく話になるのかなと思っております。
それと、先ほど委員からありましたように、売り先が困っているというような情報がありましたら、それは個別で対応させていただきまして、売り先等をいろいろ探す場合もございますが、その声が届くシステムがまだできていないというのが現状かなと思っております。
200:
◯加藤委員長
成相委員。
201: ◯成相委員
それで、そこが問題点というか、私も思います。やっぱり生産者を束ねてかないと、県内業者が一軒一軒農家歩くわけにいかないですから。ですから、やはりそういう組織づくりをして、要望などを集約するっちゅう、まずそういう組織づくりから始めないと、どうやって情報を吸い上げるか、それさえもないということだと思います。
それから、今のように、年によって、青果物ですから、いろんな、できがいい、ふできがあると思いますけど、それを超えてやらなきゃいけないわけですよね。そうすると、農業改良普及事業とか、あるいは農業試験場あたりの、要するにつくりやすいもの、評価の高いたくさんつくれるもの、それから、それを普及する事業ですね、それとの間のやりとりっていうのはどうなってるんですか。まさに農家の一番最先端にいる優秀な農業改良普及員の皆さんが一番そういう情報がとりやすいわけで、それをどうやってじゃあ商工で反映させるか。それは商工の今の話を、そういう方を通じて、どうそれを生産指導に結びつけていくかっていう、そういう、何ていうかな、横串で刺した連携もどうなんだろうと思うんですが。どういう協議の進め方や協力やってますか。
202:
◯加藤委員長
福間課長。
203: ◯福間しまねブランド推進課長
当課には農林水産品グループというグループがございまして、そこに農林と水産の普及の技術職員がおりますし、6次産業の担当をしてる職員も普及の職員でございます。この普及の職員は農林水産部の農業技術センターで行われます会議とか、そういうところにはちょくちょく出ておりまして、情報交換をする機会を持っておりますので、そこの部分がまだ弱いと言われれば、そういう市場、マーケットの動向ですね、そういうものをつなげるような、そういう場面もつくっていかなくてはいけないかなと思います。
204: ◯成相委員
じゃあ、ちょっともう一つ。
205: ◯成相委員
生産者のうち、どういう階層の生産者をターゲットにすべきだと思いますか。意味わかりますか、言ってる意味。
206:
◯加藤委員長
福間課長。
207: ◯福間しまねブランド推進課長
明確なお答えになるかどうかわかりませんけれども、首都圏からバイヤーを、卸っていうか、仕入れ担当の方ですとか、飲食店のオーナーとか料理人を招聘するときに、一番言われるのは、商材よりもまず生産者の方に会わせてくれっていうのをおっしゃいます。これから商売を続けていくに当たって、商いを続けていくに当たって、その方と信頼関係ができるのかどうかっていうのをしっかり言われまして、とにかく産地と生産者を見せていただきたいと。その次に、どういう商品を扱っているのかということをおっしゃいますので、持続的に商いができる、商売ができる、そういうような人的なネットワークが一番必要なのかなと思っています。
208:
◯加藤委員長
成相委員。
209: ◯成相委員
そこで、一番囲っていうか、相手にしなきゃならない濃密な生産者は主業農家ですよね。主業農家がどこにどれだけいて、どういうものをつくっているかと、どれだけ意欲があるかということが頭に入ってないと、どこへ話を向けていっていいかわからないということがあります。課長のところは、そういう認識をお持ちだとすれば、農林水産部とそういう考え方が共有されてるのかどうなのかね、そこんところ、どういう問題意識なのか、どうなのか。
210:
◯加藤委員長
福間課長。
211: ◯福間しまねブランド推進課長
私ども、全生産者とおつき合いするというのはちょっと物理的に難しゅうございます。これは農林水産部の力をかりて、そこら辺の情報とかネットワークをつくっていかなくてはいけないかなと思っております。
212: ◯成相委員
もう一つ。じゃあ、農林水産部に聞きますけど、今の商工がそういう課題というか問題意識を持っておられる中で、農林のほうとしてはそういう窓口を決めて、つくって、そういう情報提供する体制ができているのかどうなのか、できてないとすればどうするのか、どうなんですか。
213:
◯加藤委員長
長野課長。
214: ◯長野農産園芸課長
農林水産部の農産園芸課の、生産を扱ってる立場として御報告をさせていただきます。
先ほど福間課長が申し上げました、各普及員にやはりマーケティングを任務とするといいますか、しまねブランド推進課と窓口をするような職員が各普及部におりまして、それを通じて、我々県庁の中でもしまねブランド推進課と農林水産部のところで商談の打ち合わせをいたします。それらが連携して普及部に当たるときには、しまねブランド推進課からも、それから我々生産の立場からも、普及部の窓口になってくれる者が明らかになってますから、そこで情報が一元化するようなシステムにはなっています。それが不十分あるいは、十分機能してない場面もございますかもしれませんけども、そこはしっかり対応していく必要があろうと思ってます。以上です。
215: ◯成相委員
じゃあ、最後に一つだけ。
216:
◯加藤委員長
成相委員。
217: ◯成相委員
恐らく、この数字が全部物語ってるので、努力はしてらっしゃると思うけど、それが結びついてないと。だから、この市場流通、農協サイドへ流れるばっかりでこういう行政に応えてない数字が出てるということだと思います。これからひとつ、ぴしっと、今おっしゃってる取り組みが、それから今の課題ですね、どう進展しているのか。そして、島根県の農業者の方々の販路がどう拡大していっているかについては、きちんと数字でこれから、どういう時期にどういうふうにされるかはいいけども、我々農水商工委員会に報告してください。その取り組みの成果が出てこなければ何の意味もないので。いうことで、お願いしていいでしょうか。
218:
◯加藤委員長
福間課長。
219: ◯福間しまねブランド推進課長
いろいろな商談会とか招聘してのいろんなマッチング、これ、1件1件データを今整理しておりまして、何月何日に、どういうバイヤーが、誰とどういう商材をもとに、どういう商談をして、どうなったかっていうようなのを、今データベースをつくっております。それを、じゃあ、あるパートナー店が、どういう商品に、トレンドが移りますので、好まれる大消費地のトレンドが異なりますので、そういうのも把握したりとか、そういうデータベースをつくって関係機関と情報共有をして、あくまでも、やはり企業秘密がございますので、そこら辺を留意しながら商売といいますか、そういう機会が広がるようにしていきたいなと思っております。
220:
◯加藤委員長
よろしいですか。
221: ◯成相委員
はい、ありがとうございました。
222:
◯加藤委員長
ほかにございませんか。
岩田委員。
223: ◯岩田委員
済みません、ちょっと1点、要望事項なんですけど、農業の経営に関するいろんな各種助成金があると思うんですが、割と想定として、金額の大きな例えば設備投資とか、そういったものなんかを想定する。例えば農機具小屋を新しく建てるとか、選果場をつくるとか、そういったものっていうのが実は少額の投資にも使えるそうでございまして、何が言いたいかというと、要は、自分たちのところの新しい商品つくるのに商工会に最近お願いに行ってると。商工会にいろんな補助金の相談とか助成金の相談とかっていうのを行ってるんですよっていう話を聞きまして、ぜひちょっと、今、両部共管なので、お互いになんですけど、生産者が使えるような、こういうことには助成金が使えますよとか、これから6次産業化とかそういうことを進めていく上で。農業のほうの助成金で当然使えるものも、こんなに少額では使えないと思ってましたとか、生産者の誤解も多分にあるようなんですよ。ぜひその辺をうまく生産者の皆さんに情報提供してあげてほしいなと思っておりまして、できれば、逆に言うと、商工マターの助成金とかでも、農業者が使えるものっていうのはきちんと御案内をしてあげてほしいと思っておりまして、ちょっとそういう、せっかく両部共管でやってらっしゃるので、そのメリットを生かした情報提供というのを、ちょっとこの場をかりてお願いさせてください。
224:
◯加藤委員長
要望ですか。
225: ◯岩田委員
はい。
226:
◯加藤委員長
ほかに何かございますか。
なければ、以上で両部共管の事項の調査を終了いたします。執行部の方はお疲れさまでした。
〔執行部入れかえ〕
227:
◯加藤委員長
これより農林水産部所管事項の審査及び調査を行います。
初めに、農林水産部長の挨拶をお願いいたします。
松浦農林水産部長。
228: ◯松浦農林水産部長
農林水産部を代表いたしまして一言御挨拶を申し上げます。
加藤委員長を始め、委員の皆様には農林水産行政の推進に当たり格別の御理解、御指導を賜り、改めて厚く御礼を申し上げます。
また、今月7日から仙台市で開催されました第11回全国和牛能力共進会には、加藤委員長を始め、多くの委員の皆様にお出かけいただき、激励をいただきました。重ねて御礼を申し上げます。全共の成績につきましては、関係者の努力が評価につながらず、大変残念な結果でございました。今後、よかった点、悪かった点、内容を早急に分析し、次に向けてしっかりと取り組んでまいります。詳細は後ほど報告させていただきます。
また、8月9日に、平成32年の全国植樹祭の島根県開催が正式に決定しました。これも後ほど報告させていただきますが、既に実行委員会を立ち上げており、島根らしい大会となりますよう、3年後に向けてしっかりと準備に取り組んでまいります。
本日の委員会では、一般事件案2件、予算案2件の御審議をお願いしております。一般事件案につきましては、県の行う建設事業に対する市町村の負担及び権利の放棄、予算案につきましては、一般会計及び特別会計に係る補正予算案をそれぞれお諮りするものでございます。このほかにも、先ほど申し上げました全共など、合計6件の報告事項を用意しております。委員の皆様には今後とも活力ある農山漁村の実現、持続的な農林水産業の発展のため御指導を賜りたいと存じます。
最後に、本日、十分な御審議を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
229:
◯加藤委員長
それでは、付託議案の審査を行います。
初めに、一般事件案について審査を行います。
第108号議案のうち農林水産部関係分及び第109号議案、以上2件について、順次説明をしてください。
なお、質疑は説明後、一括して受けることといたします。
西村農林水産総務課長。
230: ◯西村農林水産総務課長
それでは、農水商工委員会資料の1ページをごらんください。第108号議案、県の行う建設事業に対する市町村の負担についてでございます。
県が行う建設事業に対する市町村の負担につきましては、土地改良法及び地方財政法において、当該市町村の受益の限度において市町村に負担させることができるとされており、この規定に基づき、平成29年度の建設事業を利用する経費の一部について、関係市町村に対し負担を求めるものでございます。
農林水産部分をまとめて記載しておりますが、県営かんがい排水事業から一番下の水産物供給基盤機能保全事業まで、29事業を挙げてございます。負担率につきましては、昨年度から変更はございません。また、関係する市町村には各地方機関から出向きまして説明を行い、承諾をいただいております。
以上でございます。よろしくお願いします。
231:
◯加藤委員長
前島林業課長。
232: ◯前島林業課長
2ページをごらんください。この案件は、債権放棄に係るものでございますが、出雲市内の製材工場が加工の過程で発生する端材を家畜用の敷料に切削するために導入した機械設備に対して、県が貸し付けを行いました林業・木材産業改良資金貸付金に係るものでございます。
県は、平成16年7月20日、有限会社足立材木店、代表取締役、足立了に対しまして、機械の購入代金の一部、1,133万円を貸し付けております。償還期間10年、無利子の条件で貸し付けたものでございます。その後、7番のところに書いておりますけれども、業績不振に陥った製材工場が、貸し付けから8年を経過した平成24年9月4日、破産手続終結決定により法人消滅をいたしております。これによりまして、主債務者であります足立了への債権は消滅いたしましたが、連帯保証人となっておりました足立美吉ほか2名への履行請求権が県に残っていたものでございます。
3ページをごらんください。債権回収の状況でございます。貸し付けから6年たちました平成22年までのところは計画どおり償還がなされ、681万円が償還されました。それから、破産手続による配当金が平成24年の7月、9月、2度にわたり配当がなされておりまして、この計画どおりの償還金と配当金を合わせまして732万8,000円が償還、回収ができております。
9番で書いておりますけれども、債権放棄の理由でございますが、裁判所の決定によりまして、ここに挙げられておりますとおり、法人の消滅から連帯保証人の免責許可決定確定がなされておりまして、これを踏まえまして、このたびお諮りしますのは、先ほどの2ページ目の5番で貸し付けました1,133万円から配当で回収できました732万8,000円を差し引いた額、400万円ほどの債権放棄についてお諮りするものでございます。以上でございます。
233:
◯加藤委員長
ここで質疑を受けることにいたします。質疑、何かございますか。ありませんか。
それでは、一般事件案2件について、一括して採決を行いたいと思います。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
234:
◯加藤委員長
それでは、お諮りいたします。第108号議案のうち農林水産部関係分及び第109号議案について、原案どおり可決すべきものとすることに異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
235:
◯加藤委員長
異議なしと認め、よって、第108号議案のうち農林水産部関係分及び第109号議案について、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、予算案の審査を行います。
まず、第88号議案のうち農林水産部関係分及び第94号議案の2件について説明をお願いします。
なお、質疑は説明後、一括して受けることにいたします。
西村農林水産総務課長。
236: ◯西村農林水産総務課長
平成29年度9月補正予算について説明いたします。資料の4ページをごらんください。
農林水産部は合計で、B欄でございますけど、12億6,000万円余の増額をお願いするものでございます。内訳は、一般会計において11億5,200万円余の増、特別会計において1億700万円余の増となっております。
5ページから7ページに個別の内訳を記載しております。(1)一般公共事業につきましては、主に当初予算以降の国認証額の増減による補正を計上しております。1億5,300万円余の減額補正でございます。補正後では124億7,200万円余、現計対比で1.2%の減となっております。この減額につきましては、広域漁港整備事業におきまして、県を経由せずに直接事業主体で交付されたものが5億7,800万円余含まれておりまして、したがいまして、実質的な事業費としましては、この差し引きの4億2,500万円の増ということでございます。1)補助公共でございます。農村整備課、農地整備課で増額しております。主に農業生産基盤整備事業、地すべり対策事業などで国の認証額が増であったことによるものでございます。森林整備課の減につきましては、林道事業などで国認証額の減があったためです。これに伴いまして、工事の進捗に影響が出ないよう、その下の表、2)県単公共で増額計上しております。漁港漁場整備課の減額につきましては、先ほどの広域漁港整備事業が主なものでございます。
6ページ、お願いします。(2)災害関連公共事業でございます。5億6,700万円の増額補正でございます。補正の主な内容は、7月4日の大雨に伴います被害対策及び今後の災害への備えとして治山事業を増額したものでございます。
(3)災害復旧事業は5億5,400万円余の増額補正でございます。森林整備課分は、同じく7月4日の大雨に伴う被害対策及び今後の災害への備えとして林道の災害復旧事業を増額しております。漁港漁場整備課分は、この冬、1月に風浪により被災しました小伊津漁港の復旧経費を計上しております。
なお、一番下に参考として掲げておりますが、7月4日の大雨被害対策としましては、全体で約18億円を見込んでおります。このうち約14億円については既定予算で対応することとし、今回の補正につきましては、既定予算で不足します額、3億7,800万円及び今後の災害への備えとして必要な額、5億3,700万円について計上しております。
続きまして、7ページ、(4)一般事業、公共事業を除いたものでございます。一般事業全体では、この表の一番下の欄、1億8,400万円余の増額補正でございます。補正後では234億9,200万円余となっており、現計対比0.8%の増となっております。
(5)特別会計ですが、資金関係の会計について補正をしております。これは28年度の貸付額や償還額の確定により補正するもので、合計1億700万円余の増額となっております。また、公共事業費の補正に伴い、当部所管分としまして土地改良事業債等、8項目について地方債の補正を計上しております。
続きまして、8ページでございます。各課の内訳を記載しております。主なものを申し上げます。
まず、農林水産総務課を始めとしまして、各課で職員給与費の補正を行っております。これは、本年7月1日現在の職員配置に基づいて補正をするものでございます。
9ページに移っていただきまして、農村整備課、農地整備課につきましては、先ほど申し上げました公共事業の補正を計上しております。
続いて、10ページをお願いします。中ほどの林業課でございます。2番目に国庫支出金返還金がございます。これは、5月の委員会で説明いたしました国庫補助事業の不適切事案につきまして、事業主体から返還のあった金額を国へ返還するものでございます。交付決定取り消しに伴う返還金が加算金を含めまして3,700万円余ありまして、これに加えて、当該事業主体がこれまでに受給した他の補助金、7,400万円余についても自主的に返還されたため、あわせて国へ返還することとしまして、総額1億1,200万円余を計上しております。なお、補助金の一部が国の補助を活用した基金事業であったために、事業主体からの返還金は一旦基金へ積み立てる必要がございます。3番目の、森林整備加速化・林業再生事業費でその経費を合わせて計上しております。
続いて、森林整備課では、先ほど申し上げた公共事業の補正の計上であります。
11ページ、水産課でございます。宍道湖自然館管理運営費の補正を計上しております。詳細は後ほど説明いたします。
12ページの漁港漁場整備課も公共事業の補正を計上しております。
以上が9月補正予算案の主な内容でございます。よろしくお願いいたします。
237:
◯加藤委員長
鈴木水産課長。
238: ◯鈴木水産課長
水産課からは、ホシザキグリーン財団からの寄附に係る補正予算について説明させていただきます。資料の13ページをごらんください。
6月の委員会でも御説明させていただきましたが、ホシザキグリーン財団から県立宍道湖自然館ゴビウスの施設整備のための寄附の申し出がございました。この申し出を受けまして、8月に県と財団の間で覚書を交わしております。今後、財団から3に記載の額の範囲で寄附を受け、これを財源にゴビウスの施設整備を進めていくこととしております。具体的な整備施設としましては、2に記載の、1つは、財団が人工繁殖を行っていますシラウオを通年展示するための水槽の設置、それから、ビオトープの観察デッキを予定してるところでございます。以上です。
239:
◯加藤委員長
ここで質疑を受けることにいたします。何か質疑ございますか。
ないようですので、予算案2件について、一括採決を行いたいと思いますが、異議はございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
240:
◯加藤委員長
それでは、お諮りいたします。第88号議案のうち農林水産部関係分及び第94号議案について、原案どおり可決すべきものとすることに異議ございませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
241:
◯加藤委員長
異議なしと認め、よって、第88号議案のうち農林水産部関係分及び第94号議案について、原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。
以上で付託議案の審査を終わります。
続いて、報告事項について説明をお願いいたします。
なお、質疑は説明後、一括して受けることとします。
それでは、順次説明をお願いします。
川津畜産課長。
242: ◯川津畜産課長
失礼いたします。私からは、第11回全国和牛能力共進会の成績について御報告をいたします。お手元の資料14ページをごらんください。
第11回宮城全共については、9月7日から11日までの5日間、仙台市において開催されました。当委員会からも多くの委員の皆様に現地まで激励に駆けつけていただきまして、大変ありがとうございました。
今回の全共は39道府県から、過去最大となる513頭が出品をされました。本県からは9つの出品区分全てに合計で26頭を出品いたしました。
県代表牛の成績につきましては、2の本県代表牛の成績及び、次ページ、15ページの3、成績概要に示しておりますが、まずは、2の表の成績の欄をごらんください。上位区分であります優等賞は第3区の若雌、続いて、第4区の系統雌牛群、第5区の繁殖雌牛群、第8区の若雄後代検定
牛群の4つの区分にとどまりました。9つある全ての区で優等賞を取るという目標には残念ながら及びませんでした。右端の欄に前回の長崎大会の成績を示しておりますが、前回と比較いたしまして、優等賞の入賞数では、前回が5つの区で受賞したのに対しまして、今回が4つの区でありましたので、1つ劣るという大変残念な結果に終わりました。
優等賞の内訳について見てみますと、前回は第1区から第3区、第9区といった1頭を単独で出品する区での入賞に対しまして、今回は3頭から4頭を1セットとして評価する主要な区であります第5区での6席、それから、第8区での8席については、前回よりも評価できる点であったと考えています。今回、上位入賞できなかった要因の分析は今後詳細に行っていくこととしておりますが、現段階では上位入賞県と比較して、肉牛ではロースの大きさとサシのバランス、雌牛では胸の幅や厚みなどの体形が劣っていたことが主な要因として挙げられます。
今後の対応につきましては、4に示しますように、まずは早急に県出品対策委員会において、今回の結果について上位入賞県との違いを詳細に分析すること。2つ目に、次回の取り組みに生かすために各地域に出向いて多くの生産者の皆様の意見を聞くこと。3つ目に、これを受けて、次回大会で成果としてあらわれるような具体的な戦略を関係者と連携して構築していくこととしております。現段階で全国トップクラスの種雄牛、久茂福が造成できていることから、この種雄牛を生かした対策を検討しておりますが、受精卵移殖を活用して優秀な久茂福の子どもを多く生産する取り組みなどについて、関係者との協議を進めているところでございます。
いずれにしましても、今回の宮城全共の反省を踏まえまして、結果を詳細に分析した上で、生産者の皆様と県、JA、全国和牛登録協会などの関係者が一丸となった取り組みができるよう体制をしっかり整えて、平成34年に開催される、次回、鹿児島全共に向けて、早急にかつ戦略的に取り組んでいきたいと思っております。以上でございます。
243: ◯加藤委員長
前島林業課長。
244: ◯前島林業課長
資料16ページをごらんください。平成32年開催の第71回全国植樹祭の島根県開催が正式に決まった件について御報告いたします。
ことし8月2日に知事を会長とします全国植樹祭島根県実行委員会が設置され、昨年から準備をしておりました基本構想が了承に至ったところでございます。その主な内容は1番に掲げているとおりでございます。国土緑化推進機構と島根県の主催で式典行事、植樹行事を行いながら、県が推進しております循環型林業の実践などを通じまして、島根県の特徴や魅力を発信するというような機会にしたいと考えております。地元県としての開催候補地は大田市三瓶山北の原とし、県内外からの招待者4,000人程度をお招きすることとしております。
2番をごらんください。8月9日、国土緑化推進機構の理事会におきまして、32年に開催される全国植樹祭が島根県で開催されることが正式に決定をなされました。これを受けまして、3番のところで掲げておりますが、スケジュールでございます。ことしの11月14日から15日にかけて国土緑化推進機構から役員がおいでになりまして、開催候補地、すなわち三瓶山北の原を視察調査していただきまして、知事と協議の上、開催地が最終決定されるということになります。それ以降、国土緑化推進機構と主催者が両者でございますので相談をしながら、平成32年度の植樹祭開催に向けて万全の準備を進めたいというふうに考えております。以上でございます。
245: ◯加藤委員長
長野農産園芸課長。
246: ◯長野農産園芸課長
失礼いたします。農産園芸課のほうからは、本年産の島根米をめぐる動向、そしてブドウの新品種、この2点について御報告をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
最初に、島根米をめぐる動向について、お手元の資料17ページをごらんください。
1のところに全国的な米の需要動向、これ、農林水産省から公表された数値でありますけども、載せております。29年6月末時点での民間在庫量A、これが昨年を下回る199万トン、平成25年以降、低い水準であります。今後、29年産米がBの目標数量ほど生産されるとしますと、Dの需要量として752万トンが見通されておりますので、ことしから来年にかけての需給環境は引き締まるものと見通されております。
続いて、2に、同じく農林水産省から公表されました、8月15日現在の作柄概況を記載をしております。早場米地帯の状況として、島根県は太平洋側の東北3県等と同じくやや良、一方、北海道、北陸各県等が平年並みとされております。今後、近日中に9月15日現在の作柄概況が公表されることになっておりまして、全国の作柄の大勢が判明をしていくと見込まれます。
次に、こうした需給動向、あるいは作柄概況を踏まえた今年産米価について、3のところにJAしまねの買い取り単価を載せております。JAしまねでは一昨年までの概算金方式にかわり、昨年28年産は一括買い取りを基本とする買い取り制度に転換をされました。さらに、本年29年産からは、買い取り価格の精度向上を図るために昨年度と同様に集荷時に買い取り金を支払う、その上で、さらに、全国的な作況などをもとに12月に追加払いを行うという方式に更新をされているところであります。
3の表には買い取り金の部分を記載しております。例えば、コシヒカリでは60キロで、28年産買い取り金で1万2,200円でありましたが、29年産の買い取り金としては1万2,500円と300円のプラスとして提示がされているところであります。その他の品種についても、ごらんのとおりの金額となっております。新たな買い取り制度のイメージ、一番下に書いてございますが、早期の生産者手取りを確保するため、昨年度から買い取り制度が取り組まれているところですが、本年産からは、より価格の精度向上が期待をされるといったところであります。
続きまして、ブドウの新品種について、次の18ページをごらんください。県農業技術センターでは平成19年から、高糖度、着色しやすい赤色、大粒、これらをキーワードにしたブドウの育種を開始しました。交配、育種用に栽培している赤系の品種、これと、おなじみになった、シャインマスカットでありますけども、これを交配してできた種から苗木を育成して、多くの苗木の中から優良な生育や着色を示す苗木を残して、結果、平成28年に、最もすぐれたこのたびの系統を品種登録候補として選抜をさせていただいたところです。
品種の特徴、シャインマスカットやデラウエア以上の高糖度、これが1点。2つ目、種なし処理、無核化の処理が可能であるという点が2点。そして、皮が薄く、皮ごと食べることができる、この大きく3点を特徴として出してるところであります。現在、品種登録に向けて一般からの名称を募集しておりまして、1,000点以上の今、北海道から鹿児島でしたか、多くの意見をいただいておるところであります。この中から審査会等、所定の手続を経た上で、年内をめどに品種名の候補を決定、早くて来年の1月に農林水産省のほうへ品種登録が出願できると見込んでおりますが、これまでの事例でありますと、出願から登録まで一般的に2年から3年かかる、少し長い取り組みになろうかと思います。
最後、3に生産振興について記載をさせていただいております。このブドウ、夏季の高温により着色に課題が残る巨峰ですとかピオーネ、こういった大粒品種の代替品種に位置づけをしていきたいと考えております。そして、まず、農業技術センターで現地試験圃を県内3カ所設置して試験を開始させていただきます。また、それと並行して、農技センターで育成した苗木を公募で農業者へ配布しまして、早期に栽培面積を確保。一応、今年度のところでは約20名程度、1ヘクタールぐらいの面積を今想定しております。そうした試験圃場での技術検証、あるいは市場性の調査、こういったことを現段階でおおむね3年程度継続をして、その後、老木など生産性の低い園ですとか、あるいは新規参入者の新植によって、早い段階で10ヘクタール程度の面積を県内で確保していきたいと考えております。
トルコキキョウですとかアジサイといった島根オリジナル品種が誕生しようとしております。市場性と独自性を兼ね備えた島根の顔となる品目として、生産から販売まで一体的な戦略を展開していく考えであります。県の園芸振興に向けて力強い大きなアイテムが加わったことから、市町村や団体とも一緒になって県内各産地を中心にしっかり取り組んでまいりますので、皆さん方にも御指導賜りますようお願いを申し上げて、2点に対する説明にかえさせていただきます。よろしくお願いします。
247: ◯加藤委員長
足立農地整備課長。
248: ◯足立農地整備課長
続きまして、私のほうから、防災重点ため池のハザードマップなどの公表について御説明をいたします。お手元の委員会資料19ページをごらんいただきたいと思います。
まず、1の公表の目的でございます。近年、ことし1月の梅雨前線豪雨のような局地的豪雨ですとか、東日本大震災、熊本地震のような大規模な地震が多発する傾向にありまして、そういった災害で農業用のため池が決壊し、人的被害も発生してるということから、ため池の防災減災対策を適切に講じていくことが必要となっております。このため、改修工事などのハード対策にあわせ、今回、ソフト対策として、ため池のハザードマップや耐震診断の結果を広く公表し、日ごろから地域の皆さんに自主的な防災意識を高めていただきますとともに、万が一ため池が決壊したときに想定される、被害の未然防止ですとか軽減を図ろうとするものでございます。
次に、2の公表の概要でございます。県内の農業用ため池のうち、老朽化が進み決壊の危険が大きいため池ですとか、貯水量や被害想定戸数が多い決壊の影響が大きいため池、これを防災重点ため池と呼んでおりますが、この236カ所全てについて作成したハザードマップを県のホームページで公表したいと考えております。また、この防災重点ため池については、現在、耐震診断を進めているところでございますが、今回、調査を終えました82カ所の診断結果もあわせて公表することとしておりまして、残る箇所についても今後調査を進め、その結果を順次ホームページで公表していきたいというふうに考えております。
なお、今回、公表いたします防災重点ため池の市町村ごとの箇所数を、めくっていただきました次の20ページの表に整理して記載しておりますので、ごらんいただきたいと思います。
最後に、19ページに戻っていただきまして、一番下の3の公表日でございますけども、これらの公表につきましては10月2日を予定しております。以上でございます。
249: ◯加藤委員長
鈴木水産課長。
250: ◯鈴木水産課長
続きまして、クロマグロの資源管理について説明させていただきます。資料の21ページをごらんください。
クロマグロは北太平洋を広く回遊する魚でして、日本も加盟する中西部太平洋マグロ類委員会、通称WCPFCと呼ばれる国際機関で資源の管理が行われております。このクロマグロ資源ですが、2010年には1万2,000トン、これは親の量ですけれども、そこまで落ち込む低水準にありますことから、2014年に国際機関におきまして、資源量を10年間で4万1,000トンまで回復させること。そのために、30キロ未満の小形魚の漁獲量を2002年から4年の平均漁獲量から半減させること等が決定されました。小型魚の漁獲量の上限は世界全体で4,725トン、このうち日本が4,007トンとされております。国内では日本の4,007トンを過去の漁獲実績に基づいて国が割り当てを行っております。国が直接許可を出す大型の漁船漁業に対しては2,106トン、残りの1,901トンを、引き縄ですとか定置網といった沿岸漁業向けに各都道府県に対して割り当てがなされております。島根県の場合は73トンの漁獲割り当てを受けております。
その漁獲状況でございますが、初年度、第1管理期間におきましては全国で75.3%、島根県におきましても、枠の62%と低調な漁獲にとどまりました。一方、2年目におきましては、ことしの6月で管理期間が終了したところですけども、全国的にも漁獲が積み上がりまして、日本の4,007トンを300トン以上超える結果となっております。島根県におきましても、73トンの枠に対し157.6トンという漁獲状況でございました。県内では、主にクロマグロを漁獲する漁業種類ごとに漁獲の目安というものを設定しておりますけれども、昨年の秋以降、定置網を中心に漁獲が積み上がりまして、枠を超過する結果となりました。このため、引き縄漁業におきましては漁期の途中でクロマグロの漁獲自粛を余儀なくされるという状況でございました。
次のページをごらんください。漁獲枠を超過した場合、原則として翌年の漁獲枠から差し引くということとされておりまして、島根県の3年目の漁獲枠につきましては、前年の枠の超過分の一部を差し引かれ、国から67.72トンの漁獲枠を割り当てられております。9月13日時点で県内の漁獲量の消化状況は残り15.5トンということで、県枠としては超えておりませんが、7月下旬に定置網におきまして非常に多数のクロマグロが網に入ったということで、現時点において定置網ではクロマグロの漁獲の自粛に取り組んでいただいている状況でございます。しかしながら、定置網ではクロマグロだけの漁獲を避けるということができず、アジ、サバ、イワシですとかイカ、非常に多くのそういう魚種と一緒にクロマグロが入ってしまうということから、クロマグロだけを取り出す場合には、現状ではたもですくって放流するですとか、網を開放する、この場合、ほかの魚種も全て出てしまうことになります。それから、あるいは水揚げをせず休むということしかなく、作業的にも経営的にも大きな負担となっております。
今後の国全体の資源管理の方向でございますが、これまでの3年間は国全体として試行的な漁獲枠管理とされてきておりますが、国のほうでは4年目、来期より法律に基づく漁獲管理へ移行する方針としております。これによりまして、漁獲枠を消化した場合には、国や県が法律に基づく採捕停止命令を出すことになります。定置網漁業の場合は、先ほど御説明したとおり、ほかのいろんな魚と一緒に入ってきてしまう。これを混獲と呼びますが、こういったことから、全国的にも量を管理するというところに非常に大きな困難を抱えております。このため、国のほうでは、ほかの沿岸漁業と切り離して全国規模で統一的に管理しようというような体制の検討もなされているところでございます。
それから、こういった資源管理の実施に伴う減収に対しては、国のほうでは漁業収入安定対策、これは共済と積み立ての仕組みによりまして、減収の場合に最大で95%程度まで補填される仕組みでございますが、この国の事業への加入、活用を求めているところでございます。島根県における加入率は、沿岸漁業のうち、引き縄で積極的にクロマグロをとりに行く漁業者については92%、それから定置網につきましては全体の86%がこの制度に加入しておりますが、この収入安定対策の仕組みとしまして、過去数年間の平均収入を基準として補填する仕組みでありますことから、こういった資源管理に伴う減収が数年間続いた場合には基準そのものがどんどん下がっていってしまうという可能性かございます。クロマグロは国際的に厳しい数量管理を求められている状況ではございますが、このような実態を踏まえまして、国に対して収入安定対策の改善、それから沿岸漁業経営の負担の軽減ができるような管理手法の検討、そういったものを国に求めていく必要があると考えているところでございます。以上でございます。
251: ◯加藤委員長
ただいまの報告に関して、委員さんから何かございましたらお伺いいたします。
成相委員。
252: ◯成相委員
ブドウはとても楽しみだなと思って期待をしたいと思いますけど、その前に、ゴールデンパールっていうメロンつくられましたが。あれ私、ちょっとたまたま試食してみる機会があって、食べたら、非常にうまかったですよね。せっかく商品開発してあれされたけど、農家が十分適応できてない、生産にですね、という声もあったりして、あれ、これからどんなふうに生産振興を図って販売していく考えがあるのか、何かさらに改良していく考えなのか、その辺ちょっとお伺いしたいなということ。
それから、ついでに、農業試験場絡みの話として聞きたいのは、米の品種ですよね。種子法が廃止になるとはいいながら、都道府県ではまだやるということでしたから、今後、他品種の品種開発が必要になるんじゃないかなと、なお一層……。みほひかりはちょっと、全国のみつひかりなどと比べると非常に数量が少ない。やはり、そういうところを目指してやっていく方向にあるのではないかと思いますけど、考えをちょっと伺いたいと思います。2つ。
253: ◯加藤委員長
長野課長。
254: ◯長野農産園芸課長
成相委員の御質問にお答えをさせていただきます。
最初、1点目、ゴールデンパールでありますけども、農業試験場で御指摘のとおり開発をさせていただきました。しかしながら、生産の不安定さもあって、少し定着には難儀をしていたところであります。今年度、農業技術センターの関与もあって、民間レベルで少し新しい生産が、新しい方が取り組まれていると承知しておりますので、そういった生産の状況を少し結果を検証して、今後の方向について改善をしていけたらと思っているところであります。
2点目、農業技術センターの米の品種についてでございます。定例会で答弁もさせていただきましたが、やはり低コスト、それから、130万トンミスマッチと言われております業務用米に向けて、多収性に向いた品種が必要だというふうに我々も考えてるところであります。平地でも、あるいは中山間地域でも収量性が発揮できる品種は早期にやはり探していきたい、このように考えております。
委員からありました、みつひかり、あるいはしきゆたかといったハイブリッド米につきましても、現在、県内で試験栽培もされているところでありますが、これも議員から御指摘がありましたとおり、地域によって少し収量性に不安定なところもありますので、引き続き現地での試作の状況をしっかり確認をして、次へとつなげていきたいと思っているところであります。以上です。
255: ◯加藤委員長
成相委員。
256: ◯成相委員
みつひかりについては、経済性についての検証がずっとされておると思うんですけど、既にもう出てますね。みつひかりは経済的に十分見合うだけの収益を上げられたというのが、これは出てました。そういったようなことであれば、どんどん島根の農家に導入していけば、私はいいとは思わんけど、飼料米生産に向けての所得が増加することでの有力な一つの方策になるんではないかとは思いますよね。ちょっとみつひかりについて、もう一回考察をしていただきたいなということが1つ目。
もう一ついいですか。老朽ため池の話ですけど、老朽ため池のチェックをした後、これ、どういう手だてでどう公表してる、注意喚起をするだけにとどまるわけですか、それとも、さらにかんがい排水事業、何か新たなものをつくって、もっと効率的で安全な施設につくり直そうという、そういう狙いのもとでやるのですか。
257: ◯加藤委員長
足立課長。
258: ◯足立農地整備課長
まず、ハザードマップと今回、耐震診断の結果を公表するわけですけど、ハザードマップにつきましては、地域の住民の方々に公表して、それで安全で素早い避難に役立てていただこうというふうに考えております。一方、耐震診断のほうは、防災重点ため池についての耐震性をチェックいたしまして、もしその耐震性が不足してるということになれば、その改修工事を次の段階としてやっていくように考えていきたいというふうに考えております。
259: ◯加藤委員長
長野課長。
260: ◯長野農産園芸課長
みつひかりに関しての経済性の所見であります。本県ではしきゆたかを過去2年ほど試験栽培をしておりましたが、みつひかりについては、今年度から実は試験栽培を県内2カ所で取り組んでおりまして、その結果を確認しながら対処をしていきたいと思っておりますが、低コスト、あるいは多収性の品種は、やはり大変重要であろうと思っておるところであります。以上です。
261: ◯加藤委員長
成相委員。
262: ◯成相委員
まず老朽ため池のほうですけど、出雲でも老朽ため池防止ということで大規模なダムをつくって、かんがい排水事業をやったんですね。だけど、老朽ため池が危ない危ないというのはまだ全部残っておる。それで、結局どうだったんだろう、そもそも老朽ため池いうか、ため池っていうのはもうずっと昔からあるものですよね、きっと。私よくわからんけど。だけど、ずっと、決壊して何か集落が水浸しになって、すごい被害を受けたという話はちょっと私はあんまりよく知らないんで、そういう危険性があるもんならやらなきゃいけないでしょうけど。ただ、さっき言った、出雲でやった老朽ため池防止ということで、あれ300箇所ぐらいありましたっけ、それで、ダムをつくったのはいいんだけど、もう水を使うたんびに金がかかる。負担金ですね。それで水田農家がどんどん縮小していく中で、先細ってる中で、過重な負担になってきてるという声が耳に入ってるんですよ。ですから、今の米づくりの生産動向等をよく考えていろいろやらんといかんのやなということを感じとったわけです。今のとこ、まだハザードマップ段階であるということであれば、それはそれで有益な情報だろうと思いますけど、よくそこのところを慎重に、次の段階に行くとすればやらにゃいかんことだと思いますけど、ちょっと申し上げさせていただきました。
263: ◯加藤委員長
足立課長。
264: ◯足立農地整備課長
今、委員から御指摘のありました、出雲のほうでかんがい用のダムを造成したことによって使われなくなったため池というのは確かに何カ所かあるというのは承知しております。こういった使われなくなったため池というのは放置しても非常に危険性が高いということで、事業制度としては、その堤体を断ち割って、たまらなくしてしまう、いわゆる廃止してしまうというような事業制度もございますので、今現在そういった、これ、国の100%補助でできる制度というのがありますので、そういったのを使いながら、本当に使われないため池については、防災上の観点から廃止を進めていくということも一方では進めているところでございます。
265: ◯成相委員
わかりました。
今のみつひかりの……、ありがとうございました。ちょっと私、うろ覚えなんですけど、たしか種が20キログラムで8万円ぐらいのコストで、高いんですよね。高いけど、精算してみたら1万5,000円ぐらい利益が出てるんですよ。そういうデータがありましたので、また御検討ください。
266: ◯加藤委員長
浅野委員。
267: ◯浅野委員
3点ほどお伺いしたい。
一つは、植樹祭を三瓶山でやっていただくとありがたい。毎年毎年、植樹祭は天皇陛下、それから育樹祭は皇太子殿下というふうになって、毎年やってて、全国回って、今度また来たわけだが、この前、三瓶山で、たしか昭和47年だったかな、三瓶山であった。私は参列しました、委員長だったから。それで、お手植えの松が植えられたわ。それは昭和天皇陛下だった。今の天皇陛下もお年になられたから、歩くことがえらいから、山のほうでやられんということ、遠いところでは歩かれんということで、何かグラウンドやなんかで、ボックスか何かでこうやられて格好つけだっていうことを聞いとるが、それは別として、それまでの本当の山でお手植えにされたとこというのは最近どこどこですか。急なこと言ってごめんなさい。
ということは、三瓶山でやられたときはお手植えの松だったけども、来年度もあるけど、たくさんのとこでやられた。今度お手植えをされるわけだろうから、新しい天皇陛下の代になるでしょう。それと、後で三瓶山へ行きたときに、人が、何天皇陛下っていうだか知らんが、お手植えの松だってようわかるようなところへお手植えしていただくことが希望ですわ。
と同時に、もう一つは、お手植えの松は何ぼでもとられるわけだ。何で天皇陛下が植えた松やなんか盗人するもんがおるか知らんが、三瓶山の例を聞いとりましたよ。私らは参列したから松の木2本もらって戻って、私は植えてありますがね。そこで今度は、また普通のとこへやっとくと、番人がおるわけじゃないんだけん、またとられるわね。とったらまた植えて。その後、今、あのお手植えの植えられた松はないことわかっとるが、本当の松はないことわかっとるが、後で植えられたのがどこへ残っちょるか、多分わからんと思うわ。そんなこと今調べさせられても、どうせ本当の植えられた松じゃないけん、どげでもいいかもしらんが、今度植えられたら、天皇陛下が植えたのをとられんように頑丈に囲っていただくことが大事なことだ。天皇陛下のを盗人するもんがおるわけだから、現実だ。私もその後何人か聞いとる。ありゃ、たんびたんびになくなりましていって、聞いたことがあるもん。今だけん、時効だけん言うわけだけん。そこで今度は、島根県では、来年はどこだや知らんよ、よその県のことは。島根県ではこげないにやりますけんっていうことをやっていただくように。そのときに生けっとるかどうかわからんけども、わからんが、お願いしておきたいと思うわ。本当にお手植えの松は、格好つけはどげでもいい。ということがお願いの一つですから、ひとつ。農林水産部長は生けっとられるかどうかわからんが、代表かどうかわからんが、ひとつ。当然、今度、11月だけんね。ちょっとその辺のことを、内々という、公に言ってしまったが、話いて、よくお願いしたいという要望がございますので。
268: ◯加藤委員長
要望ですか。
269: ◯浅野委員
今そんなこと言った、人が何か言ったってっていうことまで書かれちゃいけんけん、要望だけん。特に私の体験から、よろしくお願いしたいということが一つ。
それから、米のことですけども、今ここで一生懸命で書いとるけど、少しわて上がっとるだな、島根の米は。品種なんかはようわからん。高く卸屋さんが買ってもらうような米じゃなけないけんわい。全国で一番下から2番目ぐらいだよ。ことしは、1万2,500円は。少しわて上げてもらった。もう3倍ぐらい上げてもらうといいがと思っとるけど、なかなか現実はやられん。
そこで、今度は島根県も入って、その卸屋さんがどこで、何で島根県はこぎゃんなに安い値段で買ったか、同じ卸屋さんがよその県では高あに買っとるだろうと、私は想像で……。その高く買っていただけるような米は、島根県で何の米ならその卸屋が。実際に大した数じゃないもん、買っていただく卸屋は。農協が出えわ。市場のものはいろんなとこ売ってますわ。ちょっとその辺を努力してやっていただきたい。これも要望だけん、何の品種が何ぼだって書いてあるけども、そりゃ1.85ミリが1.9ミリに升目を上げる。こりゃ当たり前のことだけん、そりゃいいんです。品種だ。
それで、何だかね、試験場の何だかだ何だかだっていうことが果たしてこれからもいいかどうかだ。量のことはあるでしょう。量を多く出すと高く業者が買ってごすとかいうことはある。だけども、試験場の品種がどげだこげだ、もう御苦労さんな話だ。牛の人工授精の種も一緒なことですよ。この間、宍道であったやつだいなんかい100万円で牛を宮城県が買ってえんだげな。そりゃ種がよかった。登録牛の何か知らん。しゃんやつと同様に、何かもっと高く買う。あんまり島根県の試験場はちった上げないけませんということなんて言わんこうに、もっと本当に高く。よそなんか見てもわかったもんだわね。よそなんか、どこだったかいな。どこが何ぼ、どこだか……。
島根県は全国から一番低いぐらいだ。農協が買い上げえから。これを、今度は県も一緒になって。知事もだよ。ここに書いちょる、新潟のコシヒカリは名前だけだと思っちょるよ、私は。だけども、1万6,000円だがね。北海道が1万4,700円だ。宮城県も1万4,000円だ。秋田県も1万4,000円、島根県は1万2,000円だよ。これは60キロだけどもね。それから、もう1県どっか知ったとこがあったが。この辺のことを現実的に、島根県の試験場がどうだこうだって私はもうあんまりこだわらんこうに、高く買って、結果論だわね。その辺のことを、私は専門家じゃないけんわからんよ、育種の。だけど、値段が農家を喜ばせるためには農協が高く買ってもらわないけんもん。これが今、農民の不安ですよ。これから選挙だが、7,500円がなあなって、どげだこげだ言って、私はこういうこと聞いたけど、そのこともだが、その辺を今度は高く買っていただくようなことについて、このまんまの数字で多少上がりましたぐらいなことでは、全国から見ると、島根県が……。水田農業だけんな。このことは農林水産部に上げてひとつ考えてやって。農協に任せっ放しじゃいけんだ。米の売価で知事も挨拶されたことは初めてのことだった、去年はね、初めてのことだったけど、そんなことじゃなくて、もっと基本的に。1JAになったことだけん、結局。今後、考えてやっていただきたいということがお願いですが、現実どげですか。
270: ◯加藤委員長
長野課長。
271: ◯長野農産園芸課長
県も入って、取引の状況、検証をというお言葉でございます。行政機関が商行為の中にどの程度入れるかどうかということは、なかなか自信を持ってここでお答えするわけにもいきませんが、浅野委員からは重ねて御意見として頂戴をしておりますので、どんなことができるかというのは我々のところで少し内部でも知恵を出させていただければ。その結果も、どこまでできるかっていうのは重ねてになりますけど、実は商行為に入る自信がありませんで、これはお約束できませんけども、どうかその辺は御容赦を願いたいと思っております。よろしくお願いいたします。
272: ◯浅野委員
これ、要望だけど。
もう1点ね。実は大根島のボタンがあるでしょう。温度処理して花芽が出て。台湾へ送っとるわね。台湾へ送って、台湾はどげかっていうと、台湾の何ていう山だか知らんが、一番高いところで、向こうの業者と連携ができたからでしょう。高いとこの山にそれを植えて、それで、ある程度育てて花を咲かせるやにして、台湾の正月で売っちょるわね。こっちから大根島から出いた人はほんに安いことだけども、結構マージン取られる。台湾、それで悪いことじゃないですよ、努力されて、多少売れるようになった。
きょう午前中、商工労働部が、連携のことからですけども、ベトナムだわタイだわってって言っておられる。タイのチェンマイは、私、前に行ったことがある、貧乏なとこだよ。あの辺の高い山でね、誰かが行きて、こっちから持っていきて、向こうの農家の方々が、本当はバイヤーじゃなけにゃいかんかもしらんが、つくって、花芽が、温度が高いけん、正月で向こうで咲かせるためには台湾のことを教えて、誰かが行きて、それをつくってやって、そして、その農家が高く、バンコクならバンコクへ出て売ってやるとか、あるいはベトナムの高い山じゃないといけん。そういうところを探してやって、せっかくこの技術を台湾で、つくった農家が台北の町へ、正月に送ると、物すごい高く取っちょるわ、値段聞いたら。大根島の農家はそこまでじゃないけども、いいことですよ。向こうの農家を喜ばせることがいいだが。タイの消費者や何かとか東京の消費者や何かより、向こうの農家を喜ばせる、島根県がやったっていうやな格好を開発してやっていくということがこれからの一つの手だてだと思うんで、できることなら花芽ができないところの、こっちで花芽つくったやつを持って、せっかく技術がありますものね。そういうことを商工労働部のほうと連携してやっていただくとありがたいなと、これも要望ですので。
と同時に、私は本当は何でそんなとこへと思ったことは、ロシアのウラジオストクへ持っていきたわね、初めはよかったげな。それで、花芽もできるだけん、売れた。2回目に持っていきたら、結局、税関でストップしてしまって大損したっていうのがウラジオストク。そこで、お願いだけども、それでどげしたかいって言ったら、いや、税関がいけだったもんだけん、向こうの買い受け人がおるけん、持っていくわけだけども、税関が戻してしまった。だけん大損したっていうわけだ、輸送やなんやかい、大根島は。
それから、それを農林水産省の輸出促進課長か、私、お会いしたときに頼んでもあるでしょう。商工労働部の人に聞いたら知っとったわね。なぜそげだったのか。今度出せば、どういうふうに出せば何も。何か農林水産省も、職員が、輸出1兆円か、安倍さんが言ったけんっていって、3年以内にっていうことで、一生懸命やらないけんっていうことで、日本の各県の担当の役人が決まっとるわい、島根県は何だかさんちゅうやつだ。それから、向こうのベトナムとか、ロシアとか担当の役人が決まっちょって3カ月ほどにレクやっちょって、実績発表しちょうっていうことで、いや、農林水産省もえらい役所になったなと思って喜んどったけども。その中で、まだ頼んでおるけども、県も頼んだっていうことだが、ロシアのことが全然返事がないが、その後どげになっとるか。商工労働部だったかいな。教えてください。
273: ◯加藤委員長
石川室長。
274: ◯石川貿易促進支援室長
ボタンのロシアへの輸出でございますが、ちょうど1年前、9月に出したものが、税関ではなくて、検疫のほうが通らなくて、ちょっと返ってきて、今、1年になります。それまで8年ぐらい前からロシアのほうに出しておりまして、少しずつ量がふえて、しかも、ちょっと単価がほかの欧米に比べて高く引き取ってもらっていたものでして、非常に大事な市場だったんですけども、検疫の関係で今ストップしている状況です。
部長も農林水産省の食物防疫課のほうに2回ほど要望にも行って、我々も常にお願いしておりますが、ロシアの検疫担当の政府のほうとずっとやりとりを続けてもらっております。なかなか、国同士の交渉でございますので、間に合わないということでございますけども、鋭意、農林水産省のほうでロシアの日本大使館を通じて、ロシアの検疫と交渉しておられますので、何とか早いうちに輸出が再開できるように、我々も国のほうに働きかけていきたいと思っております。
275: ◯加藤委員長
浅野委員。
276: ◯浅野委員
とにかく早あなけにゃいけんわ。農林水産省も大してやっちょらんと思うよ。わしも電話したもん、あの課長に。あれからもう3カ月たったけど、何だい返事がない。だから、せっかくのことだけんね、農林水産省のほうへしょっちゅう誰か行くわけだし、それから東京事務所も担当がおるわけだから、もっとあの課長のほうへ……。誰が担当か、それは言えんよ。農林水産省のロシア担当もおるわね。担当が決まっとるはずだけん。そことの話はどこまで行っとるか、ちょっと早目にやっちゃって。もうかるようにするのが我々の仕事なんだけん、よろしく頼みます。以上です。
277: ◯加藤委員長
中村委員。
278: ◯中村委員
いいですか。マグロのことでちょっと聞きたいんですけど、これ、第2管理期間というのと第3期のを見てると、実績が出ているんだけど、確かにこれ、定置網で相当枯渇してるっていうのが原因だというのはわかるんですけど、3番目のこの部分では、難しいとはいいながらでも、だけど、何か定置の網については管理が難しいっていうことで、全国的な統一的な管理体制の検討が行われているということですが、これ、どういうことなんですか。
279: ◯加藤委員長
鈴木課長。
280: ◯鈴木水産課長
定置網の場合、クロマグロに限らず、いろんな種類の魚が一度に囲い網の中に入ってしまう、その中で、特定の魚種についてコントロールをしようというような取り組みっていうのは全国的にも初めての試みでございまして、特定の魚種だけ入ったときに取り出す、あるいは、そもそも入らないようにできるのか、そういった技術開発も国のほうで行われてるところでありますけれども、いまだ結果が出ておりません。そこで、国のほうで検討されてる管理の仕組みといいますのは、クロマグロは非常にとれたりとれなかったり、こういった漁場形成に地域差が大きいということを踏まえて、全国で定置網を一つの枠にというか、管理すれば、とれるとこ、とれないとこでならされるんじゃないか、そういったことを考えた仕組みが検討されているところでございます。
281: ◯中村委員
定置網は漁場の管理というか、して、この辺じゃまずいから、ちょっとほかのとこで定置網やらないかいう……。
282: ◯加藤委員長
鈴木課長。
283: ◯鈴木水産課長
年間を通して見た場合に、この県ではいっぱいとれたけども、この県ではとれなかった。一方では超過したけども、ほかのところでは枠を余すところもあった。それ、全体で足し引きをすればある程度は超過が軽減されるんじゃないかと、そういったことも期待した仕組みというのが検討されているところでございます。
284: ◯中村委員
国が調整するってことか、漁獲量を、各県ごとにっていう話か。
285: ◯加藤委員長
園山委員。
286: ◯園山委員
簡単に言いますと、定置網っていうのは西と東にあっても、例えば大田と十六島沖、多古鼻沖みたいにずっとやっとるんですけど、例えば、ことしでいうと、大田とか多伎とかに春先から夏にかけて物すごい量が入っとるんですよ。ところが、じゃあ、ほかも一緒に入るかいうと、入ってないんですよ。だから、とにかく入るとこは入るし、入らんとこは入らんわけですよね。それは、日本中、そういうばらつきがあるんですよ。ただ、とれる季節というのは大体決まっとって、島根県沖へ回遊してくるのは大体この時期、例えば春先と夏。例えば北海道とか三陸になると、北上していく季節がありますので、そうすると、その入るはずの時期にとれんだったら、もうその年は絶対不漁なんですよ、その地域では。ところが、反対に、何かことしは南のほうでたくさんとれとると。だけど、そこで例えば2,000トンもとってしまうと1年中の枠はもうそこでなくなってしまって、定置でとってしまって、じゃあ、ほかにまだ引き縄でもっとヨコワのこんなちっちゃいやつですね、こういうウリンボウみたいなやつをとって、マグロの蓄養、養殖をやってる人に1本2,000円とか3,000円で売って生計を立ててる人たちのもう枠がなくなってしまうんですよ。これから特に引き縄でこういう産まれ子の、ちっちゃなマグロの子を釣る人たちの枠がなくなると、もうその人たちは1年中の売り上げがゼロになってしまう。だから、今もう定置はとることやめて、入っても、逃がしとるっていうのはうそですからね。定置っていうのは網を引いたら、もうその時点で魚は9割方死にますので、ヨコワとかハマチなんかは。そんなもん生かしてとるっていうのは非常に至難のわざですから、一つわてすくっては。1,000本、2,000本のものはクレーンで上げるわけですから、網を、そうすると、もう水から揚げた時点で、氷をだあんとぶち込んだ時点でもう魚は全部御臨終ですから、だけど、それは出荷できないので、全部沖で捨てて帰るわけですよ。だから、7月初めから8月初め、水中カメラ入れて、もうヨコワとっちゃいけんって言われたときには、もうヨコワが入るときには水中カメラで見て、きょうはもう網揚げることやめて帰りましょうという、そういうことまでもうやってるわけですよ。
ところが、第1漁獲期が漁獲が少なかったのでよかったんですけど、去年は入りましたね。漁獲はそこそこある。だけど、ことしはもうとれなくなったら、仮に2,000万円とか3,000万円の売り上げ落ちるわけですよ。だけど、去年の売り上げが1億円あれば、去年の売り上げの95%は保険で出れば9,500万円はことしのとこまでは補償されますけど、3,000万円落ちると来年のスタートは6,500万円からスタートしますので、5年間の平年で上と下を切り捨てても、2024年までこれが続けば間違いなくどんと落ちてきますから、そうすると、分母が落ちてくれば、95%の補填を受けても、大方もう二、三年したら悲惨なことになりますわ。特に引き縄やってる小漁師さんたちは一番最後にその枠が行きますので、アッパーになった時点で、はい、終わりっていうことになりますから、だから、これは何とかもうちょっと国が、特に法律で規制をするんだったら、その裏づけとなる制度を、やっぱりきちっとその救済制度をつくらないと、とった者勝ちになるでしょう。漁期が始まったときにがばっととった人はいいけど、後になるにつれて、とっちゃいけないみたいになりますので、これはぜひ国に善処方を要請する、そういう何らかの私はアクションを起こすべきだと思っておりまして、後刻申し上げようと思ってましたけども、ぜひこの委員会で委員会発議の意見書をつくっていただいて、水産庁なり、あるいは農林水産省なり政府なりに、法の施行と同時に救済措置を考えていただくような意見を島根県議会で提出していただきたいと思っておりますが。
287: ◯加藤委員長
中村委員。
288: ◯中村委員
全漁連というか、全漁連とは今もあれだけど、会長もだけど、全漁連なんか、島根県漁連もその辺動くだろうけども、この問題で、どんな感じで動いてるのか、執行部はわかりますか。
289: ◯園山委員
漁協の対応。
290: ◯加藤委員長
鈴木課長。
291: ◯鈴木水産課長
県のJFとしては国に対してっていうのはございませんけれども、全漁連として、ことし水産庁に対して、国際機関で決まった漁獲枠を早期に見直すようにですとか、沿岸漁業に対する負担の軽減、それから休漁までするようなことになれば、収入補償、そういったことを求めているところでございます。
292: ◯加藤委員長
中村委員。
293: ◯中村委員
そんなら、今、園山委員が意見書みたいなことを言ったのはいいんじゃないの。
294: ◯園山委員
次、ぜひ。
295: ◯加藤委員長
ほかに何かございますか。
成相委員。
296: ◯成相委員
ちょっと今見たら余りお聞きしたことないんで、貿易促進支援室長さん、済みません、貿易というのがついてるから、これは本当、先を見据えて部局としていろいろやっていらっしゃると思うんですけど、この間、何か議会ではヘルシー元気米と雲南市のプレミアムつや姫たたら焔米、それから金芽ローカット玄米とあって、台湾、シンガポールへ輸出されてるっていうことですけど、これどういう品質とか、価格的にはどういう米なんですか。
297: ◯加藤委員長
石川室長。
298: ◯石川貿易促進支援室長
JAの旧西いわみが平成15年から台湾に出されたときは、かなり日本全国より先に出されましたんで、かなりやっぱり高価格で取引されて、それからもう15年近くたっておりまして、今も若干国内よりも高くやっぱり取ってもらっておられるところです。それから、あと、大体、今出とるのがやはり健康にいいとか特色のあるお米が出ておりますので、価格的には国内とそんなに変わらないと思いますけども、海外の中でも高所得者層のほうに買われているんじゃないかなと思います。それから、今、シンガポールのお米は東洋ライスと連携されて輸出を始めておられますが、これは玄米で、シンガポールのほうではやはり健康志向が非常に強くて、取引が拡大する見込みです。
299: ◯加藤委員長
成相委員。
300: ◯成相委員
恐らく高価格米も、シンガポール、香港、台湾っていうのはもう満杯と。とても戦うには厳しい状況が今あると聞いて、私の友人が実はシンガポールに十七、八年住んでるのがいまして、タイとか、いろんなとこを駆けずり回って、特に食の商社にずっといましたからその話を聞かせてくれたんですけど、彼、十七、八年もシンガポールにいても、タイとかに、アメリカ産コシヒカリを食っとったそうですわ。高くて、日本のコシヒカリが買えない。味はもう十分うまい。やっぱり価格競争に持ち込まれてるわけですよね、一般庶民が食べる米は。そうすると、どういう戦略でいくかっていうことを、やっぱり一番情報が入っていらっしゃるでしょうから、国内の米生産の輸出をこれからするわけですよね。来年1兆円にするんでしたっけ。前倒しになりましたが。そうすると、島根県の米生産も、高く売ってくださいっていう声もありますけど、輸出するんなら、どうしてもそういう価格競争に勝てるような米をつくらなきゃいけないのは自明のことだ。そうすると、どういう形でそういう生産の仕組みをつくっていくかいうことをやっぱり議論してもらわないと、どうやってやるんだろうと、私らもわからない。具体的に政策的にそれを裏打ちするものをきちっと提案してくれないと、輸出輸出いったって、こんな高い米、高く売れないことぐらいみんなわかってるわけですからね。その辺のところをどうこれから米づくりやるのっていう、最も基本的な話ですけど、どうするんですかね。
301: ◯加藤委員長
石川室長。
302: ◯石川貿易促進支援室長
おっしゃるように、まだ輸出、島根県でもほんのわずかで、一時ふえた時期があったんですけども、今減ってきとるようで、本当にまだ出てるのはわずかな量です。国のほうでは、これから米の輸出もふやそうということでありますけども、コストをやっぱり下げるということと、やっぱり特色のある、その国々、地域のニーズに合ったものをふやそうということで、この3年ぐらいでほぼ倍以上にふえてきておるところです。島根県のほうでも、そういった今までやってきた特色のある売り方、あるいはコストを下げるということをこれからJA等とも御相談しながらまた検討していきたいなと思っております。
303: ◯加藤委員長
成相委員。
304: ◯成相委員
JAはいいんですけど、さっきしまねブランド推進課長いらっしゃるところでお話しさせてもらったんですけど、これからは外食と加工流通業者との情報をもとにして生産体制つくっていかないと、もうマーケットインなんでしょう、私、わからんけど。実需者の要するにニーズをしっかり反映させないと、生産現場に、ということになると、そこの話を窓口にしないと、いい米生産体制はできないんじゃないんですか。今、流通とか卸のあれももう非常に古くて、全部多段階的にコスト高になってるって指摘されてますよ、生産部門だけじゃなくて。それらを全部トータルでどう変えていくかっていうことについて、何だい見えないわけですよ。それやっぱり商工と農林で協議なさって、しかも、窓口が、それこそ貿易やっていらっしゃるんだったら外国の情報も入ってくるんだろうと想像するわけですけど、そういうところでつくってくれないと、どういうふうに農家、ますますわからないという。それ、どういう米をつくったらいいのということで、そのかわりに、じゃあ、どう支援してくれるんですかって、その次、それが、話が出てくるんじゃないでしょうか、いうこと。
305: ◯加藤委員長
石川室長。
306: ◯石川貿易促進支援室長
JAのほうが農家の方の米の集荷で一番多うございまして、今、業務用の販路拡大とか特色ある米の生産にも取り組んでおられます。私どもとしては、海外のバイヤーさん等の商談会とか、そういう直接海外のニーズを知る機会を設けておりますので、そういう情報は、JAだけではなくて、生産者の方々にもお声がけをして、何人かは御参加をいただいておりますので、そういう形で情報提供をしながら、また、生産担当とも相談しながら進めていきたいと思っております。
307: ◯成相委員
じゃあ、最後に1つ。
308: ◯加藤委員長
成相委員。
309: ◯成相委員
もう一回さっきの話の繰り返しになって嫌なんだけど、結構大きな農家ほど農協離れを起こしてるんですよ。そういう農家はどこへ行ってるかっていうと、ほかの取引を探してる。販路の開拓ですよ、だから。そりゃ、農協農協言ってると、そういうニーズに応えてないように聞こえるんですよね。いや、農協もいいですよ、そりゃ。いいんだけど、しかし、さっきの話じゃないけど、数字がちゃんともう出とうですわ。それでも、ちょっとしかない。300万円未満は、67%が農協へ出しているですよ。農家数がですよ。5億円以上だと44%ですよ。27%もほかに販路を求めてるわけです。それ一つで推測して物言ってるわけですけど、そういうふうなことをよく敏感に嗅ぎ取らないと、農協に全部丸投げ、農協任せという今までのやり方ではもうだめだということでしょう。それをきちっとやっぱり言葉で語ってほしいです、我々に。具体的にこういう方向、ああいう方向っていうことだと思います。それを認識ちょっと新たにしてください。
310:
◯加藤委員長
要望ですか。
311: ◯成相委員
はい。
312:
◯加藤委員長
ほかに何かありませんか。
高見委員。
313: ◯高見委員
全共について教えてもらいたいんですけれども、今回残念な結果とおっしゃいましたけども、5年前もそういう残念な結果だったという総括して、恐らくこの15ページに書いてある今後の対応っていうのは多分5年前も全く同じことをされてると思うんですけれども、5年前に反省といいますか、総括をして、戦略がスタートしてきて、やってきたこと自体が間違っていたのか、それとも、それは、取り組みは合っていたけれども、時間が足りなかったのか、これはどちらですか。
314:
◯加藤委員長
川津課長。
315: ◯川津畜産課長
委員のほうから御指摘ございました。このたびの全共に向けて、特に力を入れて取り組んでまいりましたのが、お手元の資料の7区から9区の肉牛の部、この枝肉でもって審査をする区に今回は特に力を入れて対策を行ってきました。1区から7区の種牛の部というのは、実際、生きた牛の体格を比べて審査する区でございます。この遺伝的に体格を変えていくというのは随分時間がかかりますので、これらの区については今回、道半ばということで臨んだ全共であろうかと思っております。特に力を入れておりましたし、期待をいたしておりました7区から9区、これ、でも、全国的な順位を見てみますと、前回、長崎大会と同等の順位づけであったというふうに反省をいたしております。
実際の数字としてあらわれますのが、今回の上位県と比較して劣っていた点として、ロース芯の大きさ、それから肉質、サシの入りぐあい、ここら辺のところを課題として上げておりますけども、今回の全共と前回の長崎全共のそこら辺のロース芯の大きさですとかサシの入りぐあい、これを比較してみますと、前回、長崎全共では、サシの入りぐあいをあらわすBMSナンバー、これの平均が島根県代表牛8頭の平均で6.3でありました。これが今回の全共では島根県の8頭の平均が7.8ということで、脂肪交雑については大幅に今回の全共では前回と比べてサシの入りぐあいは非常によくなったという評価をいたしております。同じようにして、ロース芯面積についても、前回が58.3平方センチメートルであったものが今回は63.4平方センチメートルということで、これについても向上が見られております。それなのに全国順位は変わらなかったというのが、全国の各県のレベルが同じように随分高くなっておりまして、そういった相対評価の中から今回の順位づけにおいては同じような結果となってしまったということでございます。したがいまして、次回全共に向けては、同じような改良の度合いではなかなか今の相対的な順位より上に上がっていくことができませんので、そこら辺のところを改善する方策について、生産者の皆様、関係者の皆様と一緒になりながら取り組んでいきたいというふうに思っております。
それから、報告の中でも申し上げましたけども、サシに関しては、BMSナンバーが全国トップクラスの久茂福という種雄牛、今でき上がっておりますので、それを中心に次回全共に向けて、これを上手に使いながらサシの入りぐあいをどんどん高めていくというような対策をしていきたいと思っております。以上でございます。
316:
◯加藤委員長
高見委員。
317: ◯高見委員
ありがとうございました。
ということは、5年前にスタートした段階で、今回は全部結果が出なくても仕方ないといいますか、もっと長いスパンで立てている戦略もあるということですので、今後の対応がちょっと、今回は時間が終わってすぐなのであれなんですけれども、そういったやっぱり5年前か、もっと前からかもしれませんけども、から戦略を打ってきてる、その流れがあって、その戦略自体は正しいものがあるということなので、であれば、そういうところがわかるような資料づくりをしていただきたかったなというふうに思っていまして、次の説明していただく段階でもいいんですけれども、そうすると、その戦略自体は合っているけれども、まだこれ時間がかかるとわかっていたものもあれば、方向性自体を変えないといけないものも中にはあると思いますし、そういった材料があれば我々も議論、検証ができますけれども、十把一からげに全部間違ってたわけじゃないわけですし、今ゼロから、今から用意ドンするわけじゃないので、そのあたりがわかるような説明を、報告を次回、次回といいますか、また別の機会でお願いしたいなというふうに思います。
318:
◯加藤委員長
川津課長。
319: ◯川津畜産課長
御指摘ありがとうございました。次回に向けて、そういった資料づくりと戦略等々も含めて御報告できるようにしたいと思います。ありがとうございます。
320:
◯加藤委員長
園山委員。
321: ◯園山委員
全共については、今の時点で、今みたいな総括なんかできない。そんなロース芯が前回よりも伸びましたとかBMSの値が上がりました、そんなの当たり前の話ですよ。だけど、そげだったら、最初から今回は全区で優等を狙いますなどということは出んはず。今回はあくまでも鹿児島全共に向けてとにかくスタートをした途中なので、今回はそこそこの成績でいいですと。ただ、こことここだけはせめて1番から6番までの1列に並べられるような牛を何とか出しますっていうぐらいなら、それはいいですよ。そうじゃないもん。全区で、今は1区から6区までは捨てました、7区から9区までを重視して出しましたなんて、しゃんこと、我々は出す前に聞いたことない。そうじゃない。全区で優等をとりますって出た。だから、今回の総括なんかまだできやせん。今回のよかったとこも、確かにそれは探せばあるかもしれん。だけども、今回どこがいけなかったのか、隣の鳥取県と島根県っていうのは、前回の長崎全共では大して成績変わらへんだったんよ。その前の鳥取全共では、島根県は何ぼ悪くても3席はとっとる、2つで。しかも、肉牛で。鳥取県は、じゃあ、落ちるとこまで落ちて、それがじわじわじわじわ上がってきて、それで今回の成績をとった。それは、今回の成績っていうのはフロックじゃなくて、既に子牛の競りで、鳥取の値段っていうのはもうおととしぐらいから子牛が島根県よりもはるかに高いわけですよ。もう市場の評価が先出てる。その市場の評価を今回の全共できちっと裏づけをしたわけですよ。だから、少なくとも島根県は今回の反省というのはもっと本当に1年ぐらいかけて、どこに問題があって、どこを改善すればどうなるのかということをきちっとやった上でスタートしないと、今回の成績も、行政は一定の成果がありましたっていう、絶対行政の施策っていうのは失敗がないわけですよ。だけど、一定の評価を受けたとか成果がありましたでは、牛を飼って売っとる人たちにとってはもうたまらんわけですよ。鳥取県の牛は100万円で売れる、島根県の牛は80万円でしか売れんっていえば、もうそれだけで、隣の家で蔵が建ちゃ、腹が立つわけだ。だから、そういうもう差が出てる。それをやっぱりたった5年でひっくり返していくには相当なことをやらないとだめですよ。だから、今の時点で、あれがよかった、これがよかったってやな問題じゃない。もう一回きちんと検証した上で、もう一回問題点を洗い出して、それで出直してきますの形をとっていくぐらいの、何だい、前回もちょんぼよかった、いや、よかったども、よそがもうちょんぼよかったもんだけん、いけませだったみたいな、常会でやる運動会の評価みたいなことではやっぱりだめだと思うよ。もっともっともう深刻になって、せめてここでぐらい涙出すぐらいな深刻な顔してもらわんと、あの豊田さんみたいに笑ってまったてていけませんよ。
322:
◯加藤委員長
川津課長。
323: ◯川津畜産課長
委員から御指摘ありました。御指摘いただいたとおりでございます。そうすぐになかなか戦略も定まらないということで、先ほど御報告申し上げましたように、生産者の皆さんの意見等々も伺いながら、しっかりと成績を検証して、次回に向けた対策をやっていきたいというふうに思います。
324:
◯加藤委員長
何かほかにありませんか。
なければ、ただいま委員会として意見書の提出を求める意見がございました。私としても、負担が大きい沿岸漁業者に対しての何らかの対策を講じる必要があると考えております。したがいまして、意見書を提出したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
325:
◯加藤委員長
それでは、異議はないということですので、そのように決定をいたします。
それでは、意見書の案文を準備しておりますので、事務局から配付します。
それでは、事務局から意見書を読み上げます。
326: ◯事務局(佐々木書記)
失礼いたします。それでは、意見書を読み上げます。
クロマグロ資源管理に係る対策の充実を求める意見書(案)。
日本近海において漁獲されるクロマグロについては、太平洋クロマグロ資源が減少したことにより、中西部太平洋マグロ類委員会(WCPFC)において、資源回復のため、関係国が資源管理を実施することが決定され、2015年から漁獲量制限による資源管理が開始された。沿岸漁業で主に漁獲されるヨコワと呼ばれる30キログラム未満の小型魚については、2002年から2004年、平均水準から半減と決定されたことから、一本釣り漁業や定置漁業など沿岸漁業者に対して経済的な負担が大きく、その影響が懸念されている。事実、第2管理期間(2016年7月から2017年6月)では、小型魚の全国の漁獲量が4月に漁獲上限である4,007トンに達し、島根県においても一本釣りや定置漁業者がクロマグロの漁獲自粛を余儀なくされた。また、始まったばかりの第3管理期間(2017年7月から2018年6月)においても、定置網による小型魚のまとまった漁獲が続いたため、7月下旬以降、既に休漁や再放流によるクロマグロの漁獲自粛に追い込まれている。島根県の定置網はクロマグロを狙って操業しているのではなく、他の魚種にまざってやむを得ず入網してしまう混穫であり、クロマグロの漁獲のみを避けることは、作業的にも経営的にも負担が大きく、技術開発が喫緊の課題である。休漁や再放流によって収入が減少した場合、現状では漁業収入安定対策事業による支援制度があるが、数年間、漁獲が減少すると補填の基準が下がるなどの問題がある。
以上のことから、下記のとおり、クロマグロ資源管理に係る沿岸漁業者への対策を早急に講じるよう、政府に対し強く要請する。
記。1、クロマグロの管理目標については、直近のデータを用いて適宜見直すよう、国際社会に強く働きかけること。
2、定置網などクロマグロの混獲が避けられない漁業の特性に配慮するとともに、一本釣りなど零細・小規模で就業者数の多い沿岸漁業者の負担軽減が図られるような資源管理手法を検討すること。
3、特に定置漁業については、再放流や混穫防止の技術を早急に開発・普及するとともに、再放流に係る作業や漁具改良等の経費に対し国が支援すること。
4、休漁等の対応を余儀なくされる漁業者に対しては、漁業経営が維持できるよう、現行の漁業収入安定対策事業の見直しを検討すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
以上でございます。
327:
◯加藤委員長
ただいま読み上げました案文でいかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
328:
◯加藤委員長
異議がないので、それでは、御賛同を得ましたので、島根県議会会議規則第14条第1項により、本委員会の取りまとめの議員提出議案とすることにいたします。
なお、本会議への提出議員を本委員会の委員と、また、関係する議員といたしたいと思いますけど、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
329:
◯加藤委員長
それでは、そのように決定します。
なお、本会議における提案理由の説明については、どなたにお願いをしたらよいでしょうか。私にお任せいただけますか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
330:
◯加藤委員長
それでは、提案理由の説明を園山委員にお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
331:
◯加藤委員長
説明内容は、正副委員長で協議させていただきますので、御了解ください。
報告事項に関して、ほかに何かございますか。
〔「なし」と言う者あり〕
332:
◯加藤委員長
そのほか、委員の皆さんから何かございますか。
中村委員。
333: ◯中村委員
これはほかの場でちょっと言ったことがあるんですけども、最近感じてるんですけども、委員会の場でもちょっと確認しておきたいなと思って発言するんですけど、結構、最近感じてるのは、本当にIターン、Uターンで農業者の方々がいろいろ研修から始まって、それから就農して、基本的には自営就農やってる人が意外と、結構何人かいるんですけれども、その人たち見てると、大方が米づくりしないんですよね。それで、野菜だとか、いろいろ山菜だとかわさびとか、そうしたものだとか、そういうことに一生懸命になって、それで何とかやっていこうというような、そういうのが、特に鹿足の場合は、柿木なんかだったら、そういうところですし、結構多いんですけれども、島根県のほかの地域はどうか僕もわからないですけれど……(「一緒、一緒」と言う者あり)一緒ですか。やっぱりそういうことは、そのこと自体はどうなんだろう。僕自身はいいことではないのかなというふうな思いはしてるんだけど、執行部はその辺をどう見るかっていうことなんですけど。
それで、もしそれが、そういうことでみんなやっていこうっていうんだったら、やっぱり最終的にそれをして、今はまだまだみんな就農したばかりで苦労してて、生計はどう立てていくっていうような状況まではなかなかいかない人たちも結構いるのが当たり前ですけど、それをしっかり育てて、島根県として、いくことで、やっぱり彼らがしっかり生計を立てられるとまでは言わなくても、まあまあやっていけると、島根に来てもという、そういう状況に持っていくことが本当の定住の定着になると思うんですよね。半分ぐらい、しかもIターンだって、Uターンだって、いずれはまた出るかもしれないっていうような調査もあったみたいですけども。そういうこと考えると、まず、どうかな、その辺はどう思っておられるかなと思って、お聞きしたいんですけど。
334:
◯加藤委員長
森上農業経営課長。
335: ◯森上農業経営課長
ありがとうございます。
品目別あるいは作物別、分野別のいわゆるIターン、Uターンの方々の就農実態というふうなものでございますけれども、基本的には、今おっしゃるように、米、土地利用型農業で営農を展開する方っていうのはそんなに多くはない。今おっしゃるとおり、園芸、こういったものに収益性を感じて、就農される方が非常に多うございます。かなりブドウでありますとか、そういった園芸作物をつくることによっての収益力っていうのは高うございますし、実際に出雲あたりのブドウの新規就農というのも非常に多く出てきてるというのもあろうかと思います。
こういった実態というのは、これから先、土地利用型が絶対的に少なくなるとか、いなきゃいけないとか、そういうふうなことは置いといて、やっぱりしっかり島根の中で就農して、定着していただくという観点では、いろんな意味でバックアップ、支援をしていく必要があるだろうというふうに思っています。国が出す就農支援資金でありますとか、あるいは県単での施設あるいは機械、こういったものの整備、いろんな面でバックアップをしていきたいというふうに思いますし、ソフト的にも横のつながり、皆さん方の仲間同士の情報交換というふうな、そういった場もつくっていきながら、寄り添った支援を展開していきたいというふうに考えております。
336:
◯加藤委員長
中村委員。
337: ◯中村委員
ぜひよろしく。
338: ◯成相委員
ちょっとお願いします。
339:
◯加藤委員長
成相委員。
340: ◯成相委員
ちょっと今の、私は関連なんだけど、日本の農業政策は水田に特化してきて、それはやっぱり水資源の涵養だ、農地の保全だ、非常にそういう外部効果も十分だからこそ日本型直接支払いという制度をずっとやってますわね。ちょっと軸足がぶれてきた話のように私は聞こえるんですけど、やはり米づくりというのは日本の農業の主軸に据えていくことじゃないんですか。
問題は、今、若手がなかなか米に就農しないっていうのは、やはりもう物理的に兼業農家がひしめいてますから、農地が出ないですよね、そういうことなんでしょう。それを支援する、また補助金体制があるから、なお出ないということで、減反と、要するにそういう高米価政策というところへ行き着いてるわけでしょう。これをちょっと明確に少し整理して、特に輸出をするのに、ちょっと米以外に何を輸出できるのかなと考えたときに、そう長もちしないものばっかりですから、生野菜にしたって、果樹にしたって、やっぱり米ですよね。米がやはり我が国の輸出に特化していく一つの重要な品目として位置づけていかないと、農政の今後の展開方向を間違えるんじゃないですかね。その辺のところをきちっとした上で問題、課題の整理をしていかないと、全部中途半端になって、共通の政策目標に向かって一丸となれない、みんながばらばらの考え方を持ってしまって、今までみたいに。私はそういうふうに思うんだけど、だから、今、新規就農するいったって、ちょっといろいろモデルをはっきり示さないと、例えば15町歩の、水田農業の場合は集積するんでしたよね。そしたら、一体何ぼ初期投資がかかるのか。そういうこと、ちょっと説明出たことない。機械代だけでも軽く1,000万円以上出ますが。乾燥施設や物置き場や、ありとあらゆる施設入れると5,000万円ぐらいかかるとも聞いてますけど……(「そんなことじゃできんわ」と言う者あり)そんなことじゃいけんって言っちょられますわ。だけん、もっと多い。だとしたら、それどうやって支援していくのかっていう議論が足らないと私は思うんですよ。私が知ってる新規就農者もあっぷあっぷしてますよ。日々、もう予期せぬことで出費がかさんで、もう大変ですよ。そういうことをちょっと足元からきちっとやってくれないと、新規就農者は育たないと思います。ちょっと関連でごめんなさい。
341:
◯加藤委員長
森上課長。
342: ◯森上農業経営課長
大変厳しい御意見ありがとうございます。
新規就農者、しっかりやっぱり育てていくっていうことは、もう間違いないことだと思っています。そういった意味では同じスタンスなのかなというふうに思ってますけれども、ただ、新規就農者の皆さんも、新規就農するときに、自分はこういった部門でしっかり営農をしたいんだっていう御希望もあります。そういったものもしっかり踏まえていかなきゃいけないっていうところはあると思いますし、余りそういった希望は十分にないっていう皆さんもいらっしゃいますので、研修制度等を利用して、その辺のところは自分を見詰め直す、しっかり見きわめるということもやってるところであります。そういったようなところを踏まえながら、今後の方向性を見て、誘導していくというのが必要なお話だろうというふうに一つ思っております。
加えて、今おっしゃいますように、県全体の今後の農業のあり方として、新規就農の皆さんに土地利用型、こういったものを誘導していく上でのガイドライン、あるいは誘導する上でのモデル、こういったようなものもしっかり御提案できるような形、こういったものも必要になってくるんだろうというふうに思ってます。
両方あわせながらしっかり将来を見据えた形での誘導ができれば、それにこしたことはないのかなというふうに思ってます。
343:
◯加藤委員長
ほかに何かありますか。
なければ、以上で農林水産部所管事項の審査及び調査を終了いたします。執行部の方はお疲れさまでございます。委員の方は委員間協議を行います。
〔執行部退席〕
344:
◯加藤委員長
これより委員間協議を行います。
初めに、委員長報告について御相談します。
本委員会の委員長報告の内容について、特に盛り込む事項があれば御意見を伺います。
345: ◯園山委員
これ、さっき、きょう、あれですよね。ふるさと館の駐車場の問題ありますよね。これが話題になったというぐらいのことを盛り込んだらどうですか。
346:
◯加藤委員長
はい。
ほかに。
347: ◯中村委員
暗にそれ、松江市に対する当てつけだ。
348: ◯園山委員
やっぱり県として少し関心を持って進んでいくべきだぐらいのところで、余り、あれせ、これせえとは言われんだろうから。
349: ◯成相委員
きょう委員会でいろいろな方々の意見、農業など一つ何か包括的ないろんな議論が出てきて、そこに投げかけることが執行部へあると思います。だから、そういうのを集約して、大きな問題提起ができたらと私は感じています。
350: ◯園山委員
どうですか。今、県内調査やっただけだが。今度、県外調査をどうせやられるだろうから、それを踏まえて、2月の定例議会かぐらいで中間的な投げかけをやってみられたら。今いろんな意見が出かけとうわけですが。
351:
◯加藤委員長
それでは、委員長報告につきましては、皆さん方の御意見を踏まえて作成をいたしたいと思いますけど、そのことについては正副委員長に一任でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
352:
◯加藤委員長
では、そのようにさせていただきます。
次に、委員派遣についてですが、次回委員会までに所管事項に係る調査を計画されてる方があれば、委員会として派遣決定をしておく必要がありますので申し出てください。(「私はございません」と言う者あり)ありませんか。
次に、本委員会の閉会中の継続審査及び調査事件については、お手元の配付どおり議長に申し出ることとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
353:
◯加藤委員長
じゃあ、そのようにいたします。
次に、その他、何かございますか。
なければ、次のその他でございますが、7月3日及び8月3日から4日に実施いたしました、県内調査の報告書をお手元に配付しておりますので、ごらんください。
そのほか、何かございますか。
ないようでしたら、以上で農水商工委員会を閉会いたします。
発言が指定されていません。 島根県議会 ↑ 本文の先頭へ...