島根県議会 > 2017-03-10 >
平成29年_地方創生・行財政改革調査特別委員会(3月10日)  本文

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  1. 島根県議会 2017-03-10
    平成29年_地方創生・行財政改革調査特別委員会(3月10日)  本文


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    島根県議会の会議録検索 検索結果一覧へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成29年_地方創生・行財政改革調査特別委員会(3月10日)  本文 2017-03-10 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 177 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯森山委員長 選択 2 : ◯大国委員 選択 3 : ◯森山委員長 選択 4 : ◯大国委員 選択 5 : ◯森山委員長 選択 6 : ◯大国委員 選択 7 : ◯森山委員長 選択 8 : ◯大国委員 選択 9 : ◯森山委員長 選択 10 : ◯大国委員 選択 11 : ◯森山委員長 選択 12 : ◯角委員 選択 13 : ◯森山委員長 選択 14 : ◯角委員 選択 15 : ◯森山委員長 選択 16 : ◯大国委員 選択 17 : ◯森山委員長 選択 18 : ◯大国委員 選択 19 : ◯森山委員長 選択 20 : ◯福田委員 選択 21 : ◯森山委員長 選択 22 : ◯大国委員 選択 23 : ◯森山委員長 選択 24 : ◯大国委員 選択 25 : ◯佐々木委員 選択 26 : ◯森山委員長 選択 27 : ◯佐々木委員 選択 28 : ◯森山委員長 選択 29 : ◯角委員 選択 30 : ◯岩田委員 選択 31 : ◯森山委員長 選択 32 : ◯岩田委員 選択 33 : ◯佐々木委員 選択 34 : ◯森山委員長 選択 35 : ◯佐々木委員 選択 36 : ◯角委員 選択 37 : ◯岩田委員 選択 38 : ◯佐々木委員 選択 39 : ◯森山委員長 選択 40 : ◯大国委員 選択 41 : ◯森山委員長 選択 42 : ◯大国委員 選択 43 : ◯森山委員長 選択 44 : ◯大国委員 選択 45 : ◯森山委員長 選択 46 : ◯大国委員 選択 47 : ◯森山委員長 選択 48 : ◯大国委員 選択 49 : ◯森山委員長 選択 50 : ◯福田委員 選択 51 : ◯森山委員長 選択 52 : ◯大国委員 選択 53 : ◯森山委員長 選択 54 : ◯原委員 選択 55 : ◯森山委員長 選択 56 : ◯原委員 選択 57 : ◯大国委員 選択 58 : ◯森山委員長 選択 59 : ◯小沢副委員長 選択 60 : ◯森山委員長 選択 61 : ◯森山委員長 選択 62 : ◯福田委員 選択 63 : ◯森山委員長 選択 64 : ◯大国委員 選択 65 : ◯森山委員長 選択 66 : ◯角委員 選択 67 : ◯森山委員長 選択 68 : ◯福田委員 選択 69 : ◯森山委員長 選択 70 : ◯新田政策企画局長 選択 71 : ◯森山委員長 選択 72 : ◯松尾総務部長 選択 73 : ◯森山委員長 選択 74 : ◯太田政策企画監 選択 75 : ◯森山委員長 選択 76 : ◯太田政策企画監 選択 77 : ◯森山委員長 選択 78 : ◯森山委員長 選択 79 : ◯藤井財政課長 選択 80 : ◯森山委員長 選択 81 : ◯角委員 選択 82 : ◯森山委員長 選択 83 : ◯藤井財政課長 選択 84 : ◯角委員 選択 85 : ◯森山委員長 選択 86 : ◯加藤委員 選択 87 : ◯森山委員長 選択 88 : ◯藤井財政課長 選択 89 : ◯森山委員長 選択 90 : ◯加藤委員 選択 91 : ◯森山委員長 選択 92 : ◯藤井財政課長 選択 93 : ◯森山委員長 選択 94 : ◯加藤委員 選択 95 : ◯森山委員長 選択 96 : ◯太田政策企画監 選択 97 : ◯森山委員長 選択 98 : ◯加藤委員 選択 99 : ◯森山委員長 選択 100 : ◯太田政策企画監 選択 101 : ◯加藤委員 選択 102 : ◯森山委員長 選択 103 : ◯大国委員 選択 104 : ◯森山委員長 選択 105 : ◯太田政策企画監 選択 106 : ◯森山委員長 選択 107 : ◯大国委員 選択 108 : ◯森山委員長 選択 109 : ◯藤井財政課長 選択 110 : ◯森山委員長 選択 111 : ◯大国委員 選択 112 : ◯森山委員長 選択 113 : ◯太田政策企画監 選択 114 : ◯森山委員長 選択 115 : ◯大国委員 選択 116 : ◯森山委員長 選択 117 : ◯太田政策企画監 選択 118 : ◯森山委員長 選択 119 : ◯大国委員 選択 120 : ◯森山委員長 選択 121 : ◯藤井財政課長 選択 122 : ◯森山委員長 選択 123 : ◯田中明美委員 選択 124 : ◯森山委員長 選択 125 : ◯太田政策企画監 選択 126 : ◯森山委員長 選択 127 : ◯田中明美委員 選択 128 : ◯森山委員長 選択 129 : ◯岩田委員 選択 130 : ◯森山委員長 選択 131 : ◯太田政策企画監 選択 132 : ◯森山委員長 選択 133 : ◯岩田委員 選択 134 : ◯森山委員長 選択 135 : ◯太田政策企画監 選択 136 : ◯森山委員長 選択 137 : ◯吉野委員 選択 138 : ◯森山委員長 選択 139 : ◯太田政策企画監 選択 140 : ◯森山委員長 選択 141 : ◯吉野委員 選択 142 : ◯森山委員長 選択 143 : ◯池田委員 選択 144 : ◯森山委員長 選択 145 : ◯新田政策企画局長 選択 146 : ◯森山委員長 選択 147 : ◯池田委員 選択 148 : ◯森山委員長 選択 149 : ◯五百川委員 選択 150 : ◯森山委員長 選択 151 : ◯松尾総務部長 選択 152 : ◯森山委員長 選択 153 : ◯五百川委員 選択 154 : ◯森山委員長 選択 155 : ◯松尾総務部長 選択 156 : ◯森山委員長 選択 157 : ◯成相委員 選択 158 : ◯森山委員長 選択 159 : ◯新田政策企画局長 選択 160 : ◯森山委員長 選択 161 : ◯清水政策企画監 選択 162 : ◯森山委員長 選択 163 : ◯大屋委員 選択 164 : ◯森山委員長 選択 165 : ◯清水政策企画監 選択 166 : ◯森山委員長 選択 167 : ◯大屋委員 選択 168 : ◯森山委員長 選択 169 : ◯森山委員長 選択 170 : ◯事務局(小川書記) 選択 171 : ◯森山委員長 選択 172 : ◯大国委員 選択 173 : ◯森山委員長 選択 174 : ◯大国委員 選択 175 : ◯森山委員長 選択 176 : ◯角委員 選択 177 : ◯森山委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: ◯森山委員長  皆さん、おはようございます。ただいまから地方創生・行財政改革調査特別委員会を開会いたします。  本日開会をさせていただきましたが、まず最初に私のほうから一言御挨拶を申し上げたいと思います。  皆様方には、私ごとでございまして、先月からいろいろと御迷惑、御心配をおかけをしておりますことを、まずもっておわびを申し上げたいというふうに思っております。今回のことにつきましては、議長からも説明責任を果たせということで聞いております。今回のことにつきましても、マスコミのほうから私のほうの事務所のほうへ文書でたくさん質問をいただいておりますし、また、それについては文書で回答をさせていただいております。また、議会におきましては、たくさんのマスコミの方が質問に直接来ておられますけども、それに対しましても誠実に答えをさせていただいておるところでございます。そしてまた、先ほど言いましたように議長からもそういった形でお言葉をいただいておりますので、きょうこの後、文書で議長のほうにしっかりと説明をさせていただきたいというふうに思っております。また、今後につきましてもしかるべく方法で、また説明責任は果たさせていただきたいというふうに思っておりますので、どうか御理解を賜りたいというふうに思っておるところでございます。  それでは、本日は、まち・ひと・しごと創生の島根県総合戦略について説明を受け、また、地方分権の動きについても説明を受け、委員の皆さん方から御意見をいただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 2: ◯大国委員  委員長、済みません、よろしいですか。 3: ◯森山委員長  大国委員。 4: ◯大国委員  先ほど委員長のほうから、この間のいろいろさまざま、例えば出雲ガスの問題、それから政務活動費のこと、秘書給与の肩がわりのこと、このことについておわびという言葉がありました。私たちも、この間、出雲市に申し入れを行ったり、議長宛てに申し入れを行ったりやってまいりました。一番大事なのは、いろいろこう疑念が持たれたときに議員がしっかりその社会的責任、道義的、政治的責任、これを自覚して、それをどう果たしていくかということがまず大事なことだと思います。その中で、先ほど委員長のほうから、誠実に答えているということ、それから、今後もしかるべく方法で説明責任を果たすという趣旨のことをおっしゃいました。しかしながら、今現在のこの間のさまざまな、報道で知る限りのことが中心ですが、対応を見ておりますと、誠実に対応をされているというふうには私は受け取っておりません。しかるべく方法とおっしゃるのであれば、しっかり公の場でみずからの言葉で記者会見を開くなりして、しっかり説明されるべきだというふうに思います。この間いろいろこういうさまざまな問題をめぐって、県民から県政に対する不信、議会に対する不信、いわばこの特別委員会も県民の代表の議員が委員となって議論するわけで、県民との信頼というのが一番大事だと思うんです。その中で、委員長がいろいろ問題抱えられた中で、この議論、地方創生の議論、それから行財政改革、この議論を進めるという、この前提のところが崩れる事態だと思います。  それで委員長は、今後記者会見を開くなりして県民に対してしっかり説明をするということでよろしいわけですか。お答えいただけませんか。 5: ◯森山委員長  今お話がありましたように、先ほどまた私もお話をさせてもらいましたとおり、当初からマスコミの皆さん方に対しては文書で質問をいただいたものに対しては文書でお答えし、そして、直接私に質問をされたことに対してはそれにお返しをしてるというふうに思っておりますので、説明責任を果たしてないというふうには私は思っておりません。そして、ただ、そういった中で、議長のほうからもそういったお言葉をいただいておりますので、この後、文書で議長には説明をし、そしてまたその後、相談をしながら、しかるべき形で説明責任を果たしていきたいというふうに思っております。 6: ◯大国委員  はい、済みません。 7: ◯森山委員長  大国委員。 8: ◯大国委員  委員長、文書でいろいろ指摘事項等あれば回答するということだと思うんですが、政治家たるもの、ここは言論の場だと思います。選挙になれば当然、有権者の皆さんに訴えて、理念なり政治信条なり公約なりしっかり訴えて、みずからの言葉で語るっていうのが私は政治家、それから議員の果たすべき役割だと思うんです。文書でのやりとりっていうの、これは一般の民間企業とかそういうところならわかりますが、政治家たるもの、やっぱりしっかりみずからの言葉で釈明するべきは釈明するし、説明すべきはきちっと説明すると、これが本来のとるべき説明責任の果たし方だというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
    9: ◯森山委員長  それにつきましても、先ほどお話をさせてもらったとおり、文書で来たものにしては文書で、そして直接お聞きになったことについては直接私の言葉で話させていただいております。そのことが新聞なりテレビに出て、私は県民の皆さん方にもそういった意味では伝わっているというふうに考えております。  大国委員。 10: ◯大国委員  それで有権者が、県民の皆さんが、それで理解して納得されているかっていうところ大事だと思うんですが、有権者の皆さんから私のところへいろんな手紙が来たり問い合わせ来たり、意見たくさん寄せられています。有権者から見ると、しっかり議員が表に出て、公の場でみずからの言葉でしゃべって、それで納得っていうことになればこれはそうなんでしょうけども、今のところそういう状況にはない中で、責任果たされているとはとても言える状況にないと思うんですよ。ですので、しっかり記者会見開くなり、公の場でみずからの言葉できちっと説明するということを求めたいと思います。 11: ◯森山委員長  角委員。 12: ◯角委員  私も同じような意見を持っております。今日まで私は、きょうのこの、特にこの行財政にかかわる特別委員会のこのときまでには、何らかの説明責任を果たされるものだというふうに私は期待しておりました。しかし、そういったことがなされてない。今、書面とかいろんなものでしましたとおっしゃられても、一般の県民に向かってはそこのところが伝わっておりませんし、また、私たち自身にもそこはきちんと伝わってないというふうに思っています。そういう意味で、きちんと説明責任を果たされない限り、きょうのこの特別委員会は行財政改革にかかわる特別委員会です。県民が納めた税金をもとにした事業や予算や、あるいはその執行に向けて本当に適切に無駄なく適切な使い方がされているのか、そういうことを審議する場にあって、そういった県民の不信感が払拭されない中でこの特別委員会を開くということ自体、私は疑問に思っているところです。そういう意味で、きちんと説明責任を果たしていただきたい。そのことをお伝えしたいと思っておりますが、その点についてコメントいただければと思います。 13: ◯森山委員長  先ほどお話をさせていただいたとおりでございまして、全く説明責任を果たしてないとは思っておりません。私が文書なりあるいは直接マスコミの皆さん方に話したことがテレビとかあるいは新聞で毎日報道されておりますので、それを私はお読みになっているというふうに考えておりますので、また、それで足りないということでございますので、先ほど議長からもそういった言葉をいただいておりますので、それにつけてもしっかりと説明をしたいと思いますし、また、今後しかるべく方法で説明責任を果たしていきたいと思っております。  角委員。 14: ◯角委員  なぜきょうまでそのことをきちんと言葉として発せられなかったのか、そのことを私は本当に残念に思いますし、そういう中で、きょうのこの行財政にかかわる特別委員会を開かれるということに対して、私は本当にいかがなものかというふうに思っております。ここにおられる皆さんがそれでよしとしておられるのならいたし方ありませんが、私はそういう中できょう最終の委員会として、今議会の最終の委員会となると思うんですけども、そういう中できちんとした私たちの意見も出していかなければいけない中で、果たして県民が信頼をきちんと寄せていただいてるのか、まだまだ私は、私が聞く中では議会に対する不信感が渦巻いているような気がします。そういう中で、そうした私たちのこの委員会の責任が果たせるのか、私は本当に疑問に思っているところです。 15: ◯森山委員長  ほかにございますか。 16: ◯大国委員  委員長、済みません。 17: ◯森山委員長  大国委員。 18: ◯大国委員  新聞で報道されていることをもって県民に対して説明しているというふうにおっしゃっておりますよね。新聞の報道、私も見ておりますが、例えば疑問な点たくさん残されてるんですよ。一つ、出雲ガスの自民党出雲市第二支部への献金の問題で言うならば、ことしの分のお金については返還があったと。じゃあ、過去の分については一体どうされるのか、これ、全く今、表に出てきておりません。それから、政務活動費の問題で言うならば、森山委員長自身としては間違ってはいなかったという認識ですが、報道機関等の指摘があるから返還したと、あるいはグレーな部分もあったなどなど、そういうのが報道の書き方によっていろんなニュアンスで伝わってくるわけです。どれが本当のことなのか、どれが森山委員長が一番県民に伝えたいことなのかっていうのが、いまだもってここはわからないんですよ。そのグレーな部分だとか、それから自分はこれで正しいと思っていたという、そうおっしゃるのであれば、しっかりそのことを県民の前でみずからの言葉でつまびらかにして説明すべきだと思うんですよ。間違ってないと思ってるのに人から言われたから返したとか、じゃあ何を間違ってないと思ってるのか、何が間違ってるのか、何でグレーなのか、何で白って言えないのか、さまざまな疑念が疑問が次々と出てくるわけですよ。そういう中において、マスコミに言ったからといって責任を果たしている、文書出したからといって責任を果たしていると言われても、県民は誰ひとりこれ納得しませんよ。私も納得できません。以上。 19: ◯森山委員長  福田委員。 20: ◯福田委員  いろいろ意見が出ましたが、委員長から冒頭、誠意を持って対応をするという意見の開陳がありましたのでね、それを我々はお聞きしましたんで、議員活動の個人の説明をされてることですから、それを受けとめて、委員会は委員会として議事を進めていただきたい、こんなふうに思います。 21: ◯森山委員長  ほかにございますか。 22: ◯大国委員  済みません、済みません、委員長、済みません、いいですか。 23: ◯森山委員長  大国委員、簡潔にお願いします。 24: ◯大国委員  簡潔にとおっしゃいますが、非常にこれ大事な問題です。委員会の審議の前提となる問題だと思うんですよ。しっかり説明責任を果たされる、しっかり公の場で記者会見なり開いてみずからの言葉で説明するっておっしゃるんならば、私はそれで様子見守りたいと思うんです。ただ、まだそこまで行ってないという状況じゃないですか。審議の前提が今崩れてるということを指摘したいと思います。 25: ◯佐々木委員  いいですか。 26: ◯森山委員長  佐々木委員。 27: ◯佐々木委員  おっしゃるように、説明責任の部分については、私もそういう感じを持っている一人であるということをまず申し上げたいと思います。そういう中で、先ほど福田委員がお話ありましたように、委員長としての考え方、今回「・・・(聴取不能)」して、今後きちっと説明責任を果たしていくんだというような決意が述べられたわけですから、私はそれをぜひ実行してもらいたいんだ、一日も早くやってもらいたいというふうな思いですので、ひとつ森山委員長についてはそこらあたりを十分考えられて行動してほしいというふうにお願い申し上げたいと思います。そして、きょうの委員会はもう既に招集されて、議題も準備されておりますので、粛々とこの委員会の議題についてはぜひ進めていただきたいというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 28: ◯森山委員長  角委員。 29: ◯角委員  先ほども大国委員が言われたように、森山委員長の明確なお答えがない限り、ここに不信感を持たれた中でこの特別委員会を開いて議論しても、県民が果たしてそれに対して信頼を持って受けとめていただけるか、私はそこは本当に疑問に思ってます。そんなことをしてまで島根県議会の不信を大きくしたいのか、私はそういうふうな受けとめ方しかできません。私たちは誠心誠意、誠実にこの議員として活動してまいりましたけども、そういうことで県民からの信頼を失うようなことがあってはいけないというふうに思ってます。そういう意味できちんと、この後、県民に向けて御自分の声で説明責任を果たされるということをおっしゃっていただきたい。そのことがなければ私たちは、それもきょうのこの委員会の後で、もし今できなければ委員会の後でも、そうしなければ、あすの、あるいはきょうのお昼のニュースからもう既に情報がどんどん出ていくわけですから、そこがきちんと森山委員長のお言葉と合わせてこの特別委員会のことが報道されるならそれでよろしいですけども、そうでなければちょっと私は納得いかないです。 30: ◯岩田委員  よろしいですか。 31: ◯森山委員長  はい。 32: ◯岩田委員  ぜひ、私まず申し上げたいのは、委員長としての責任を果たしていただきたいと思っております。それは、きょうこうして委員会が招集されて、既にこれだけ議事の進行ができないままの状態になってる、その原因は森山委員長のいろいろな政治と金の問題ということがあるわけですから、やはり議事をしっかりと進めるためにも、会見を開くとか、こういう形で県民の皆さんに説明したいと、文書って今おっしゃったんですけど、議長が説明を求めているっていうことは、県民の皆さんもまだ十分じゃないっていう認識だっていう何よりの証拠じゃないですか。ですから、しっかりとした御説明を改めてすることを確約いただいて、その上ではないと、やはり議事進行ということにならないというふうに認識をしてます。 33: ◯佐々木委員  説明責任をやられるっていうことは冒頭言ったでしょ。 34: ◯森山委員長  はい。 35: ◯佐々木委員  それでいいんじゃないの。(「議事進行しましょう」と言う者あり) 36: ◯角委員  だから、どういう形でされるか。 37: ◯岩田委員  どういう形で、いつお話しになるのか、御説明なさるのか。これまでも説明をなさってこられたっていうふうにおっしゃるんですけど、でも、少なくともマスコミ報道を見る限り、十分な説明が尽くされたという印象を抱いている県民の皆さんが少ないというふうに感じてます。そのあたりの御認識も踏まえてお話をいただきたいというふうに考えてます。 38: ◯佐々木委員  執行部「・・・(聴取不能)」。 39: ◯森山委員長  先ほどお話ししたとおりでございます。議長からそういったお話もいただいておりますから、議長にはこの後直接説明をさせていただきますし、また、その後またしかるべき形で説明責任を果たしていきたいというふうに思っております。  大国委員。 40: ◯大国委員  私たちが求めているのは、委員長がしっかりと説明責任を果たしてほしいというこの一点なんですよ。説明責任を果たすっていうときに、委員長は文書によって質問があればそれに答える、このことで説明責任を果たしたというふうに考えておられると思うんですよ。あるいは、マスコミに対して聞かれたことに答える、これさえもいまだ不十分だということは思うんですが、やっぱり県民が何を望んでいるかっていうと、みずからの言葉でしっかりと公の場に出て説明される、さまざま報道関係も含めて疑問が出されるでしょう、そのことに対してしっかりと答える。なぜそういう行動をとったのか、なぜこういう事態になったのか、当時の認識はどうだったのかとか、さまざまあるものに対してしっかりと自分の言葉で答えるっていうこの場を設定するというふうにおっしゃるのであれば、私はその場を待ちたいと思います。ただ、委員長の今回、きょうの発言を伺ってるとそうではないということなので、角委員や岩田委員からも言われたように、それで責任を果たしたことにはならないと思うんですよ。なので、しっかりこの場で記者会見開きますと、しっかりそのことで県民の皆さんに対して説明責任果たしますと、こうおっしゃるんであれば、私はこれ以上もう申し上げません。委員長の所見伺います。 41: ◯森山委員長  また同じ答えになります。先ほど言ったとおりでございますので、同じ答えは重ねては申し上げません。 42: ◯大国委員  いいですか、委員長。 43: ◯森山委員長  大国委員。 44: ◯大国委員  執行部来てもらってる中で、しっかり本題に入りたいのは私も同感です。しかしながら、そうはならないっていうのが今の現状なんです。記者会見を森山委員長は開かないっていうことなんですか。 45: ◯森山委員長  そういったことは言っておりません。 46: ◯大国委員  じゃあ開かれるんですか。 47: ◯森山委員長  それも言っておりません。しかるべき方法でということを言っております。 48: ◯大国委員  じゃあ、しかるべき方法っていうときに、じゃあそれ委員長に一任することになるじゃないですか、私たちは。しかるべき方法だから、説明責任を果たすから信じてくれって言われても、そういう状況にないからこうやって言わざるを得ないんですよ。しっかり開かれたらいいじゃないですか。 49: ◯森山委員長  福田委員。 50: ◯福田委員  議事進行をお願いをしたいと思います。極めて個人の政治活動にかかわる問題ですからね。委員長が冒頭おっしゃったように、説明をするとおっしゃってるわけですから、個人がきちっとそれぞれ議員一人一人が同様の自覚持つわけですから、お互いがそういう立場で説明するということだろうと思ってますので、この委員会は委員会として付託された案件を進めるということで、きょうの委員会、これから入っていただきたいと思っておりますので、議事進行をお願いしたいと思います。 51: ◯森山委員長  それでは、そういった御意見が出ました。 52: ◯大国委員  委員長、委員長、済みません。 53: ◯森山委員長  議事進行するべきか、あるいはしないべきかということを、まずお諮りをさせていただきたいと思います。  この地方創生・行財政改革調査特別委員会の議事に従って議事進行をしていきたいと思いますが、それに賛成の方の挙手をお願いいたします。                 〔賛成者挙手〕 54: ◯原委員  発言よろしいですか。 55: ◯森山委員長  原委員。 56: ◯原委員
     皆さん意見が食い違ってますしね、私も変だなと思って今聞いておるんですが、一々おっしゃることの意味も私もよく理解できております。だけども、そのことと、ここで急に急遽委員会を開きたいと、議事の進行に協力してほしいとおっしゃっても、そういうことになるんかなという気がせんでもないんですよ。だけど、理屈で言うならば今の森山委員長さんの問題と、この委員会に付託された審議の問題とは別個だと思うんで、かといってもやもやした中でまともな議論ができるかどうかということもあるだろうと。だから、それ、委員長さん、副委員長さん方の、逆に言うと副委員長さん方の意見も聞きたいし、あるいはまともにこの議論をするんであれば、せっかく議運という場所もあるわけですから、そこでどうあるべきかと、きょう審議に入るべきかどうなのか、入れないという意見もさっきおっしゃってました。どちらがどう判断すべきかということを一回相談されてみたらいいんじゃないですか。私はそう思います。 57: ◯大国委員  委員長、私もよろしいですか。あの、委員長、よろしいですか。(「委員長」と言う者あり) 58: ◯森山委員長  小沢副委員長。 59: ◯小沢副委員長  ちょっと休憩をとらせてもらえんか。 60: ◯森山委員長  ただいま小沢副委員長から一旦休憩をとったらどうかということでございますが、一旦休憩に入らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。また、開会の時間、お知らせをさせていただきます。  休憩に入ります。                  〔休  憩〕 61: ◯森山委員長  執行部の皆さん方、また委員の皆さん方には大変お待たせをいたしまして、申しわけございませんでした。  それでは、ただいまから地方創生・行財政改革調査特別委員会を再開をさせていただきたいと思います。  その前に、先ほど来委員の皆さん方からそれぞれ御意見をいただきました。そういった中で説明責任がまだ果たされてないという御意見でございました。私もいろいろと相談をさせていただきまして、自民の皆さん方とも相談をさせていただきました。そういった中で、記者会見を開きたいというふうに考えておりますので、日程についてはまたお任せをいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  福田委員。 62: ◯福田委員  委員会運営について、お諮りをいただきたいと思います。きょう冒頭、委員長の発言があって、それに対して異論があった。で、休憩っていう事態になりました。この委員会があることは既に事前に各委員に通知されて、委員が出席し、執行部も当然出席をしてるわけです。このことがわかっておれば、事前に議運にこういう問題を議運で協議してほしいと、でないと審議に応じられないということであれば、事前に議運に諮るべき、これが私は委員会の運営ルールだろうと思います。したがって、今後こういう事態が二度と起こらないように、仮にそういう問題があるとすれば、事前に議会運営委員会でその取り扱いを協議をしてもらって、その上で委員会が開かれるか開かれないか、協議の上で委員会運営というのはすべきだと思いますので、きょう、この委員会でそれについては議長に今後申し入れをしてほしいと思いますので、その点お諮りをいただきたいと思います。 63: ◯森山委員長  ただいま福田委員から、この委員会の開き方といいますか、議会運営委員会に諮るべきだというふうなお話もございましたが、この件について何か御質問ございますか。  大国委員。 64: ◯大国委員  議会運営委員会で諮るべきだということなんですが、それは時と場合によって議運で議論するという場は、これはあってもいいと思うんですが、今回の件についてそうすべきだったというのであれば、これはちょっと違うと思うんです。私どもはこの問題、これらの問題を受けて議長宛てに申し入れも行いました。しっかり議会として対応してほしいということを申し入れました、説明責任のことを含めて対応をとったとこです。しかしながら、きょうまでで納得のいく対応がなさらなかったというところで、今回冒頭にいろいろ意見を申し上げたところです。ですので、これ、委員会の会議で、委員長に対していろいろ疑念が持たれていたということですんで、今回の対応をそうすべきだったというのはちょっとおかしいんじゃないかなというふうに私、思います。 65: ◯森山委員長  角委員。 66: ◯角委員  私も同等な意見でございます。共産党議員団が申し入れをされて、そしてマスコミに議長がコメントされたことが載ってました。きちんと説明責任を求めるということを言って、そういうことが出てたわけですから、私たちはこの委員会が開催されるまでに委員長から説明責任が果たされるんだろうというふうに思ってたわけです。ですので、議運にかけることもしなかったわけです。それが、冒頭の委員長のそうした説明責任を果たすような発言もありませんでしたし、だからここで私たちは異議を申し立てたところです。先ほどの御意見については、ちょっと私はいかがなものかというふうに思っております。 67: ◯森山委員長  福田委員 68: ◯福田委員  個人の議会活動も、説明責任の話と、それから議会の運営のルール、これは明確にしておかないといけないと思っておりますので、全員で議論が分かれたとすれば正副委員長のほうで協議をしていただきたいと思います。 69: ◯森山委員長  わかりました。それでは、このことにつきましては正副委員長で協議をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、委員会を再開をさせていただきたいと思います。  それでは、これから所管事項の調査に入りますが、その前に当委員会の関係する部局長から挨拶を受けることといたします。  新田政策企画局長。 70: ◯新田政策企画局長  失礼いたします。政策企画局を代表いたしまして、一言御挨拶を申し上げます。  地方創生・行財政改革調査特別委員会の皆様には、政策企画局の業務の推進につきまして、格別の御指導いただいておりますことに深く感謝を申し上げます。昨年度策定いたしました島根県総合戦略につきましては、産業の振興と雇用の創出など、4つの基本目標を掲げまして全力で取り組んでいるところでございます。これらの実施状況につきましては、9月議会中のこの委員会において報告させていただき、委員の皆様から御意見をいただきました。続く11月議会のこの委員会におきまして、この御意見を受けましての県としての対応等につきまして御説明させていただいたところでございます。  本日は、総合戦略に掲げました施策を今後どのように進めていくのか、平成29年度当初予算案への反映状況などを御説明させていただきます。  また、地方分権改革の動きといたしましては、昨年12月に閣議決定されました「平成28年の地方からの提案等に関する対応方針」、これにつきまして御説明させていただきます。  次に、1点御報告をさせていただきます。地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税につきましては、地方創生を民間企業の寄附により推進するための税制上の仕組みとして、6月のこの委員会で説明させていただいたところでございます。東京等に集中する税財源を地方に分散させる狙いをあわせ持つ制度でございます。この制度の適用の対象となるためには、まず自治体が寄附金を充当して実施する事業案を定めた上で、その事業案に対して実際に寄附を行う企業を1社以上確保し、その上で各自治体は寄附金によって行う事業に関する計画を国に認定してもらう必要があります。この件につきまして、東京事務所などとも連携いたしまして、県が計画している事業の説明や制度の紹介を行ってまいりましたが、4社の企業から寄附の申し出をいただきましたことから、現在、国に計画を申請しているところでございます。この寄附金を充当する事業は、商工労働部所管の産業人材の育成に関する2つの事業でございまして、平成29年度当初予算案に計上しているところでございます。予算案の今議会での議決をいただければ、国からの計画認定を待って、さらなる寄附金の公募、企業への案内を行ってまいる予定でございます。  御報告は以上でございます。委員の皆様には、御指導、御鞭撻のほど何とぞよろしくお願い申し上げまして、御挨拶といたします。 71: ◯森山委員長  松尾総務部長。 72: ◯松尾総務部長  一言御挨拶申し上げます。行財政改革につきましては、委員の先生方、平素から御指導を頂戴しております。まことにありがとうございます。  本日は、来年度当初予算案での総合戦略に関して、新規拡充した主な事業について御説明をさせていただきます。なお、この場をおかりいたしましてではございますけども、これまで平成19年度から行ってまいりました財政健全化方針、この取り組みにつきましては、6月議会でこれまでの取り組みを総括をさせていただき、6月議会で御審議いただきたいと考えているところでございます。また、今後、その後公表されますいわゆる国の骨太の方針、そして地方交付税の直近の措置状況等、こういったことを織り込んだ財政見通しを策定をし、それに基づく今後の財政運営の指針、これについては9月議会で御審議いただきたいと考えているところでございます。委員の先生方には、引き続きまして御指導、御鞭撻をお願いを申し上げ、挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願いを申し上げます。 73: ◯森山委員長  それでは、所管事項の調査を行います。  まず、地方創生に関する調査といたしまして、まち・ひと・しごと創生島根県総合戦略について順次説明を願います。  太田政策企画監。 74: ◯太田政策企画監  失礼いたします。お手元の資料1をお願いいたします。  本日は、先ほど政策企画局長、総務部長のほうから御挨拶で申し上げましたとおり、平成29年度予算を通じまして、どのように総合戦略を進めようとしているのか御説明をさせていただきたいと思います。予算につきましては、昨日までの常任委員会で審議をいただいておるところでございますが、11月議会の本特別委員会で御指摘のありました、総合戦略としてどのように検証する中で予算に反映していくのか、そういったところも示すようにという御意見をいただきましたので、我々といたしましては2つの整理方法でまとめましたので御報告をさせていただきたいと思います。  まず、政策企画局のほうからは、戦略の4つの基本目標ごとに、目標を達成するための各施策につきましてどのように進めていこうとしているのか、予算的な主な事業を交えながら概要を御説明させていただきたいと思っております。後ほど総務部のほうからは、その戦略に基づく事業のうち新規拡充した主な重点的な事業につきまして、予算措置状況をどうしてるのかという形で御説明をさせていただきたいと思います。  今回の報告までの一連の流れを持ちまして、いわゆるPDCAサイクル、いわゆる平成28年度でいきますと予算をどのように事業を実施したのか、進捗状況をどういうふうに把握し、評価してきたのか、それを踏まえて取り組みの方向性どうしたのか、それをもって29年度予算にどう反映してきたのかといった、その一連のサイクルを回したことになります。具体の方法につきましては、まだまだ改善する余地もあるかと思いますが、こうした一連の流れを持ちまして総合戦略の進捗管理、進行管理を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  済みません、前置きが長くなりましたけれども、資料1のほうの表紙をめくってやっていただきまして、1ページをお願いいたします。 75: ◯森山委員長  どうぞ座って説明してください。 76: ◯太田政策企画監  済みません、ありがとうございます、失礼します。  1ページは、基本目標の1、しごとづくりとしごとを支えるひとづくりの分野でございます。この資料の構成でございますが、2つに分けておりまして、(1)番のほうに挙げておりますのは、昨年実施いたしました総合戦略の進捗状況評価の中での総括をまとめております。同じ内容でございますので、説明は省略をさせていただきます。その下に表を掲げております。これは、その基本目標ごとの目標値の状況を再整理しております。表の一番右側がこの戦略の目指す計画期間、平成31年度の最終目標値を掲げておりまして、その左側が来年度の、そのために必要な達成する目標値という位置づけになります。例えば、この基本目標の1でいきますと、雇用創出数は27年度から29年度、来年度いっぱいかけまして4,700人余の雇用創出を目指すといった位置づけになっております。(2)番以降で、そういった目的を達成するための来年度予算での進め方、措置状況をまとめておりますので、きょうはこの(2)番のほうの説明を中心にさせていただきたいと思っております。  まず、このしごとづくりの中では1つ、まず1番に挙げておりますが、地域産業の振興でございます。新たにIoT技術などを活用しまして生産性の向上や製品開発の支援、あるいは食品産業の衛生管理技術や生産性の向上への支援を強化すると、こういったことを通じまして、ものづくり産業の振興に向けた企業の競争力強化を引き続き推進してまいります。また、IT企業につきましては、新たにIT企業が中山間地域へ立地する場合の支援を拡充することなどによりまして、県内ソフト系IT産業の持続的な発展を推進してまいりたいと考えております。さらに、ものづくり企業への研修経費の助成などを含めまして、ものづくり人材の育成支援や地域産業資源を活用した事業化への支援の強化、あるいは引き続き事業承継への支援を推進することによりまして、中小企業の振興を推進してまいります。  2つ目、企業立地の推進でございますが、立地助成金の交付要件の引き下げなどによりまして、情報処理サービス業などの中山間地域への立地支援の強化を通じまして企業立地を推進してまいりたいと考えております。  3点目、観光の振興でございます。石見銀山世界遺産登録10周年などのイベントを活用しました誘客対策、こうしたものを始めまして、外国人観光客の誘致等々、神々やご縁など島根らしさを活用した観光総合対策を引き続き推進してまいります。  4点目、農林水産業の振興につきましては、集落営農組織の法人化と広域連携化を一体的に推進することによります集落営農体制の強化ですとか、園芸産地の中心的な担い手の法人化ですとか、園芸施設の集積支援、あるいは水田放牧の推進、循環型林業の実現に向けた事業、あるいは漁業におきましても高性能漁船の導入支援などを通じまして、農林水産業の持続的発展に向けた取り組みを引き続き推進してまいります。  ページめくっていただきまして、2ページをお願いいたします。雇用対策でございますが、インターンシップの支援ですとか、人材確保に向けた企業との橋渡しをいたしますコーディネーターを配置するなど、県内企業に対する理解を促進すること、県内就職の促進を図るということを進めまして、人材の確保を引き続き推進していきたいと考えております。また、新たにものづくり企業における若手社員の指導者確保ですとか、社員の長期研修、派遣研修などを支援することによりまして、さらに人材育成や職場定着を推進していきたいということを考えております。  6点目、産業振興に必要な社会資本整備につきましては、山陰道の整備促進など、産業振興に必要な社会基盤の整備を着実に進めてまいります。  次のページお願いいたします。3ページをお願いします。3ページは、基本目標の2、結婚・出産・子育ての希望をかなえる社会づくりでございます。こちらは、表に掲げておりますように、合計特殊出生率、平成29年度の目標は1.69といった目標を掲げて取り組むことになります。具体的な進め方でございますが、まず、結婚支援の充実につきましては、鳥取県と連携した取り組みなどによりまして結婚対策を強化すること、あるいは、昨年10月から登録を始めておりますが、縁結びサポート企業と連携した結婚支援などを引き続き推進してまいります。  2点目、妊娠・出産・子育てへの支援でございます。保育料軽減支援策を引き続き推進してまいりますほか、保育士の確保・定着に向けた取り組み強化、あるいは定員の増加と年度途中での入所に対応する保育所等への支援などを通じまして、引き続き子ども・子育ての支援を推進してまいります。また、市町村における妊娠・出産・子育ての総合相談窓口の設置につきましても、引き続き推進してまいります。  3点目、仕事と子育ての両立支援でございます。奨励金によります産休・育休からの復職支援、あるいは職場改善支援などを通じまして、企業と連携した仕事と子育ての両立支援を引き続き推進してまいります。  4点目、女性の活躍推進でございますが、働きやすい職場環境整備に取り組む企業への支援を拡充してまいりますほか、しまね働く女性きらめき応援会議が実施する女性活躍の取り組みを推進してまいります。  ページめくっていただきまして、4ページをお願いいたします。基本目標の3、しまねに定着、回帰・流入するひとの流れづくりでございます。こちらは、社会減400人の改善を31年度までは目指しておりますが、来年度は300人程度の改善を目指しまして、1,000人弱の社会減に抑えるということが大きな目標になっております。このための推進方策でございますが、1つ目、移住・定住の推進でございます。UIターンフェアの規模を拡充し相談対応を強化するなど、引き続き県、市町村、定住財団、関係機関の連携によりまして、総合的な移住・定住支援を推進してまいります。  2点目、地域を担うひとづくりでございます。中山間地域・離島で取り組みます高校の魅力化の取り組みを引き続き支援しますし、対象高校を順次拡大してまいります。また、中山間・離島で取り組まれる教育の魅力化に取り組む市町村への支援も進めてまいります。また、さまざまな形で取り組んでおりますが、小中高校生のキャリア教育を引き続き推進してまいります。  3点目、県内高等教育機関等との連携でございます。平成30年度の県立大学松江キャンパスの4年制大学化の準備を進めてまいりますほか、島大、県立大、高専、県内高等教育機関と連携して取り組んでおりますCOC+事業、これは地域のこういった大学群と企業、自治体が協働して地域を担う人材育成を推進する事業でございますが、こうした事業を引き続き推進してまいります。  5ページをお願いいたします。基本目標の4、地域の特性を活かした安心して暮らせるしまねづくりでございます。こちらでの目標は、小さな拠点づくりを進める公民館エリア数などを102エリアまで拡大するといったところを目標としております。具体的な進め方でございますが、中山間地域・離島対策といたしまして、引き続き市町村への支援ですとかコミュニティービジネスの育成、あるいは人づくりを推進することによりまして小さな拠点づくりを推進してまいります。新たに地域活性化の主体となり得るような、買い物支援に取り組むようなそういったNPOの立ち上げを支援すると、そういった事業もモデル的に進めてまいります。また、3つ目ですが、隠岐地域の町村等が実施します取り組みへの支援を通じまして、特定有人国境離島地域の地域社会の維持対策を推進してまいります。  2点目、健康で安心して暮らせる地域づくりでございます。新たに産婦人科等の研修医に対しての研修資金を貸与するといった取り組みも進めながら、地域医療の確保対策を引き続き推進してまいります。また、地域包括ケアの推進に向けまして、モデル圏域で試行しておりました支援策を全圏域で実施することによりまして、さらに地域包括ケアに向かって取り組んでいくこと、また、介護職員の処遇改善、離職した介護人材の再就職支援などを通じまして介護人材確保対策を強化します。引き続き高齢者福祉を推進してまいります。  基本目標ごとの概要につきましては以上でございます。戦略に掲げる施策につきましては、このほかにも多くの施策を盛り込みまして総合的に取り組んでまいります。引き続きこうした形での議会への経過報告も含めながら、効果的な施策にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。私からは以上でございます。 77: ◯森山委員長  ありがとうございました。  それでは、昼になりましたので、申しわけございませんが、ちょっと休憩をとらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  暫時休憩し、1時から再開をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。                  〔休  憩〕 78: ◯森山委員長  それでは、特別委員会を再開をいたしたいと思います。  続きまして、行政説明を続けてお願いしたいと思いますが、藤井財政課長。 79: ◯藤井財政課長  それでは、私からは、総合戦略に関連して新規・拡充した主な事業の概要について御説明をさせていただきます。最初にA4の1枚紙、資料の2-1をごらんいただきたいと思いますが、この資料につきましては、既に予算の関連資料として配付をし、説明もさせていただいているところでございますけれども、裏のページの一番下をごらんいただきたいと思いますけれども、総合戦略に関連して新規・拡充した予算として、28年度当初予算では総額17.4億円でありましたけれども、29年度当初予算では、さらに4億9,000万円を増額し、全体で22.3億円の計上という形になっております。  続きまして、A3の資料2-2をごらんいただきたいと思います。この資料2-2は、今の資料2-1のさらに詳細をまとめたものでございますが、まず資料の構成について簡単に御説明をさせていただきます。まず、各事業ごとの28年度、それから29年度当初予算額というのを記載しておりますが、これらにつきましては平成27年度当初予算額との差額であります。したがいまして、1カ所だけなんですけれどもマイナスになっているところがありますが、これは27年度当初予算に比べて29年度が予算としては少なくなっているというところでございます。それから中ほどですけれども、29予算の考え方の欄ですが、それぞれの事業ごとに事業の目的、それから予算上での主な指標、それから28年度予算で想定をしていた数、それから括弧の中に書いてますのが今年度28年度の実績見込み、それから矢印の後が来年度29年度の想定数というのをそれぞれ記載させていただいております。また、資料の大きな右側に関しては、各事業が関連いたします総合戦略の施策のKPI、これを記載させていただいております。  それでは、順次、各事業ごとに御説明をさせていただきます。まず、最初の子育て支援についてであります。最初の第1子・第2子保育料軽減事業、こちらは28年度から新規に取り組んでいるところですが、保育料軽減に取り組む市町村数、それから軽減対象児童数を予算上の指標としておりまして、28年度予算では19市町村全ての市町村で、全体で3,779人程度を想定しておりましたが、今年度の実績見込みでは全ての市町村で利用され、対象児童数も3,670人という形になっております。来年度はこれを上回る利用を見込んでおりまして、予算としましては、今年度の当初予算ではそこに書いておりますけど3億3,200万ということなんですが、実績見込み、2月補正後でいいますと2億9,200万円程度でありまして、来年度はこれをさらに増額をしているというところであります。  それから、次の待機児童ゼロ化事業ですが、こちらは今年度420人の定員増を想定しておりましたが、実績では510人ということで、来年度もそれを上回る575人ということで見込んで予算を計上しております。  それから、次の病児保育促進事業でありますが、こちらの事業では全ての市町村でこの病児保育に取り組むということを目指しているわけですが、今年度は2町村での取り組み実績がございまして、来年度はさらに、まだ実施をしておられません5市町村分の予算を計上しているところであります。  それから、次の放課後児童クラブ施設整備事業ですけれども、今年度は5カ所、46人分の整備がありましたけれども、来年度は10カ所、160人分の整備を予定しているところであります。  それから、次の不妊治療支援事業ですけれども、記載しておりますように今年度は想定を若干下回るようでした。年度途中までは想定を上回るようであったようですが、ちょっと途中から一部利用が減ったということですけども、来年度はこの制度の周知に向けた広報をさらに強化をして、助成件数の増を見込んで予算計上をしているところでございます。  それから、次のしまね結婚・子育て市町村交付金ですけれども、今年度18市町村で、主に保育料の軽減でありますとか結婚対策等に利用がありまして、来年度も同額を計上することにしております。  続いて、中小・小規模事業者等出産後職場復帰促進事業ですけれども、この事業では育児休業3カ月以上取得後の職場復帰人数というのを600人程度想定をしておりました。これも今年度からの新しい取り組みであったわけですけれども、なかなか事業周知が不十分だったということもあって、特に今年度は4月から6月の実績が非常に少なくて、今年度の実績、最終の見込みとしては340人程度ということになっております。こちらのほうも来年度はさらに広報を充実するなどして、想定としては28年度と同じ数を想定して予算計上もしているところであります。  次に、しまね女性活躍推進事業ですけれども、こちらのほうは企業登録数の実績が想定を上回っておりまして、予算的にも来年度は拡充をしているところでございます。  次に、大きな2つ目の産業の振興であります。まず、企業立地助成制度ですけれども、ここに記載しておりますように今年度、28年度からは助成対象業種の追加、それから雇用助成限度額の廃止などを行って拡充をしているところでございますが、今年度の企業立地による新規雇用計画数は、今のところ300人程度になるという形になっております。  それから、次の事業承継総合支援事業ですけれども、事業承継計画を策定し、後継者を確保した企業数というのを50社程度で想定をしておりましたけども、今年度の実績は58社ということで、来年度も引き続き同数を想定をしているところです。なお、予算的には、今年度は計画の策定というものが中心でありまして、具体的な取り組みというのは来年度から本格化していくということもありまして、予算的に増額をしているところでございます。
     それから、次の若者の定着促進・支援ですけれども、記載しておりますとおり各事業ごとにおおむね想定をしたとおりの実績がありまして、来年度も引き続き同程度の内容、それから予算で対応をしていくことにしております。  また、下から3つ目のしまね地域産業資源活用支援事業と、下から2つ目のしまねものづくり人財育成促進事業につきましては、来年度からの新規事業ということで記載しております件数あるいは人数を想定して、新たに取り組むという形にしております。  それから、一番下ですけれども、農林漁業の担い手の確保につきましては、国事業なども活用して取り組んでおります。こちらのほうはまだ28年度の実績というのが出ておりませんので1年前の数字になりますが、27年度実績では321人、これは農業、林業、漁業合わせたものですけども、321人の実績ということですので、引き続き新規就業者の確保に取り組むということにしております。  ページめくっていただきまして、大きな3つ目の柱、中山間地域・離島対策についてであります。最初に、小さな拠点づくりの促進ですけれども、まず推進体制整備交付金、こちらのほうは市町村のほうで専従の職員を配置していただくというものですが、今年度は3つの市町村の実績ということでありました。なかなかこちらも初年度ということで周知がされていないということもあったようですが、来年度は現時点で11市町村で配置の見込みでありまして、さらに市町村の体制づくりが進むよう取り組むということにしております。  また、その下、専任職員の配置、県のほうでの専任職員の配置についても、当初は10名ということで想定しておりましたが、今年度は7名の配置ということですが、来年度は引き続き10名の配置に向け募集等を行うということにしております。  それから、その下の中山間地域総合対策推進事業、生活交通ネットワーク総合支援事業につきましては、想定をいずれも若干下回る実績という形になっておりますが、今後市町村との意見交換会などを通じまして、さらなる利用促進を図るということにしております。  それからその下、公民館を核とした持続可能な地域づくり推進事業ですが、こちらは28年度から30年度までの3カ年で全ての公民館を対象に実施をするという計画でありまして、来年度も計画的に実施をするという形になっております。  それからその下、NPO創出伴走支援事業は新規事業ということで、来年度は4団体程度のNPOの立ち上げを想定をしているところでございます。  それから、介護サービス提供支援事業ですけれども、中山間地域・離島のサービス提供が困難な全圏域での福祉車両配備を目指すということでやっております。今年度は実績としては4圏域にとどまっておりますけれども、さらに事業者への働きかけを強化しまして、全圏域での配置を目指すという形にしております。  それから、看護学生向け修学資金につきましては想定どおりの実績がございまして、来年度も引き続き取り組むという予算にしております。  それから、次の中山間地域・離島における企業立地についてであります。今年度の実績としては現時点では130人程度ということですけれども、来年度からはさらにこの中山間地域・離島に関する企業立地については特例業種の追加、あるいは助成メニューの拡充をすることにしておりまして、取り組みを強化していくことにしております。  それからその下、しまね定住推進住宅整備支援事業ですけれども、こちらのほうは今年度想定を上回る実績、市町村からの要望等がありまして、来年度はそれに応えるために予算を拡充しているところでございます。  それからその下、中山間地域・離島での資格取得促進事業ですけれども、今年度は育英会のほうに基金の造成を行いまして、来年度から本格的に募集を開始するというものであります。  それからその下、特定有人国境離島の関係、それから中山間地域・離島の教育魅力化につきましては来年度の新規事業ということで、記載しております件数等を想定して新しく取り組むということにしております。  以上、ちょっと早口で御説明をいたしましたが、全体としましては今年度からスタートした事業も非常に多くありまして、中には想定どおりの実績というのが上がっていないものもありますけれども、来年度以降も予算編成に当たりましては、こうした各事業ごとの実績あるいは成果等を検証した上で、総合戦略で掲げましたその目標を達成するために予算編成を適切に行っていきたいというふうに考えております。以上です。 80: ◯森山委員長  ありがとうございました。  それでは、委員の皆さん方から御質疑をいただきたいと思います。ただいまの説明に対して質疑ございますでしょうか。  角委員。 81: ◯角委員  待機児童ゼロ化の事業のことなんですけども、目標数を上回るっていうんですか、これ、目標数っていうんですか、待機児童数が非常にふえているということがあります。これの対応を今後されていくわけですけども、いろいろ話を聞いていると、結局、待機児童のことが非常に話題になるので、みんなが早目早目に保育所に入れとかなきゃ入れなくなるという心理が働いているということも一方で聞きますし、それから核家族化が進む中で子育てが孤立化している、そういうことが保育所に向かっている、ただ単に経済的な問題だけではなく、あるいはもっと社会に出て活躍したいという思いだけではなくて、何か早目早目にという意識が働いているんではないかということも聞かれます。一方で、働きながら子育てをしている女性に対して、育児休業をとってゆったりと子どもと向き合って子育てをと言っている中で、そういう対応のない家庭保育の人たちもいるわけですよね。家庭保育の助成ということも、この間も質問の中でも言いましたけども、そういう問題など、この待機児童が、どうして待機児童が非常にふえてるのかというところをもう少し丁寧に分析して対応していかないと、ただ数が多くなったからそれに対応して整備していくんだっていうことになると、保育士さんの今度は確保も今、充足も十分でないということもきょうの新聞にも出てましたけども、そういう問題もありますので、もう少しこの待機児童の、なぜこういう数字が出てくるのかというところの分析をもっと丁寧にされて、その対策を考えていただきたいということをお願いしたいと思っています。その点について、何かあれば教えてください。 82: ◯森山委員長  藤井財政課長。 83: ◯藤井財政課長  今、御指摘いただいた点はそのとおりだというふうに思います。待機児童を減らしていくためには、これだけをやればいいということではありません。例えば、きょうはこの待機児童ゼロ化事業の話をしましたが、来年度からああして国の制度の中で保育士の処遇改善もされますし、そういったいろいろな施策を通じて進めていくことが必要だと思いますし、そのあたりは所管する健康福祉部ともよく意見交換をして、次の予算にまたいろいろ検討していきたいというふうに思います。 84: ◯角委員  ぜひともよろしくお願いいたします。  一番はやっぱり子どもが十分に育つ環境をつくってほしいということですので、親の都合だけで取り組んではほしくないので、一番はやっぱり子どもがどういった環境で育つかというところをまず第一の視点に置いて取り組んでください。よろしくお願いいたします。 85: ◯森山委員長  加藤委員。 86: ◯加藤委員  ちょっと関連をしておりますけど、この待機児童の数字だけ見たら違和感を私は感じる。4月1日と10月1日でずっと待機児童がずっと出とるんだわね。それで、なるほど29年のときは春はゼロで秋は70人おるんだわね。今度31年になると両方ともゼロになっておる。多分わしは、秋にゼロだということは春はマイナスが走ってくうへんかと思う、この表から読み取ったときね。そうすると、これは数字的におかしいっていうことがまず1点と。だから、どこに施策を求めるかいうと、さっき角委員が言ったように、待機のところのやっぱりなぜ待機が起きてるかということになると、春にゼロに合わせるのか、秋にゼロに合わせるのか。多分秋にゼロに合わせたら今度職員をふやしたときに、待機児童が減ってきたときには今度職員が余るようになって、職員を切らないけん問題が起きてくる。そういうところが1点があるということ。  それから、商工のところで誘致企業で500人ぐらいふやしましょうと言っておられるんだね、540人、誘致企業で、ねえ。一方で、Iターン、Uターンのところで450人ぐらいか、っていうことを言っておられるんだね、数字的に。ということは、誘致にしたものが若者がそこへ全部行くっていうことになってくるんだ、数字的にいうと。しかし、今、島根県の産業界のところで、保育士も足らん、介護士も足りません、建設業の職員も足らん、ものづくりも足らん、農業も足らんっていっとんだ。そうすると、これは足らんっていうことは、ここでも足らんのに新たな事業誘致したものが全部そこへ行けば、ますます地元の企業は人手不足が走るということ。本当にそれでいいのかなと思います。そうすれば、今度は地元の企業を痛めつけるようになると。多分これは商工のところでパーツごとに多分、うちはこうしますよ、こうしますよ、こうしますよ言われてこの数字になったと思うんだけど、もうちょっとその間で連絡をとり合って、今、人手不足だったら誘致をやめるとか、人手が余るときには誘致をするとか、そういう問題をちゃんとやってかないと、これはここでは余り論してもしようがないことかもしれんけど、もうちょっと部局のとこでね、ちゃんとしたものを資料出いてくださいよ、と思います。 87: ◯森山委員長  藤井財政課長。 88: ◯藤井財政課長  私からは、最初の御質問の待機児童ゼロ事業について、ちょっと御説明をいたしますが、誤解があるとあれなんですが、この事業は、御存じかもわかりませんが、余剰保育士さんに対する人件費を補助するものです。例えば具体的に言うと、4月1日現在で、本当はその子どもの数に対して保育士が、例えば5人なら5人でいいんだけれども、途中で入所される方がおられる可能性があるために、4月1日時点では、例えば1人余剰に保育士を確保すると、そういう場合に支援をするというものです。そうすることによって、結局、途中で入ってこられる、待機児童がなるべく減らすようにするという施策です。ですので、ここに挙げております、例えば今年度の510人の実績というのは、結果的にその年度途中も含めて待機児童に本当はなるかもしれなかった子どもさんが、待機児童にならなくて済んだという数字でありますので、言われることは、この事業だけの問題ではないのかもしれませんが、制度の設計としては、そういう年度途中の待機児童もゼロにしていこうということを狙った制度でありますので、その点は御理解をいただきたいというふうに思います。 89: ◯森山委員長  加藤委員。 90: ◯加藤委員  ということは、職員をふやすということですか。今の休んでる人に対してそういうことをふやしていくということですか。 91: ◯森山委員長  藤井財政課長。 92: ◯藤井財政課長  結果的にそうですね。だから、ある一時期は余剰になり得る。ただ、それが後で子どもが入ってくれば、余剰じゃなくなりますので、その間の余剰部分を県のほうで支援をするという内容です。 93: ◯森山委員長  加藤委員。 94: ◯加藤委員  そうすると、秋はゼロになったときには、春は今度は定員割れをしますよ。定員割れを、秋のときに対応したということになると、職員はそのまま職員おるんだよ。そうすると当然、春には待機はまだなかったんだから、余り。ていうことは、何でそげんなるかいうと、小学校に上がったりするからそこあいてくるから、そこに待機のもんが今まで入ってきとったんだ。入っとった。だけど、秋は、途中始まってからずっとふえて、途中からするから待機起きてるんで、現状としては。これをゼロにしようと思ったら、春は当然すいてくるということ。数字的にそげんなってくると。それとここに合わせて職員をふやすと、いずれはこれが全部が子どもがずっと少なんなったときには、今度はどっこもが余るようなって、あんた首切りましょういうことになりかねないということを言っとる。その懸念がされますよっていうことを私は言ってるの。 95: ◯森山委員長  太田政策企画監。 96: ◯太田政策企画監  委員の御指摘の点でございますけれども、まず県全体として今この戦略で目指しておるところというのは、年間を通じて待機児童がゼロになるように取り組んでいきましょうという取り組みでございます。その待機児童をゼロにするためには、その保育士の確保という点も重要ですし、そういっただけの施設を整備していくことも重要だと思いますが、その前提となる、保育を希望する子どもたちがどういう状態にいるのかというところをしっかりそれを把握しながら取り組む必要があるという認識でおります。で、その点につきましては、国が今その待機児童のあり方、カウントの仕方でありますか、そういったところの見直しも含めながら取り組んでいくということをやっておりますが、健康福祉部のほう、どういう状況にあるのかという把握の仕方、つかみ方というのは、県だけではなかなかできません。市町村と一緒になって、そういったところを適切に把握をしながら対応していくことが必要だと思いますし、そのために現場でどういう施設をつくったり保育士を確保していく必要があるのかというところも、市町村の計画とあわせながらしっかり取り組んでいく必要があります。委員の御指摘のところはあると思いますが、そこら辺はしっかり健康福祉部も市町村と情報、連携を密にしながら、適切に対応していくことが必要だろうと思います。  予算の仕組みとか考え方というのは、先ほど財政課長が説明したとおりでございますが、それだけではなくって、いろんな形で待機児童ゼロに向かっていく取り組みが必要だと思いますので、健康福祉部において市町村としっかり連携をとりながらやるように、それは政策企画局としてもしっかりそこら辺は横串を刺すといいますか、そういった形でもしっかりチェックをしながら進めてまいりたいというふうに思います。 97: ◯森山委員長  加藤委員。 98: ◯加藤委員  私はここで大事なることを論しようと思ってませんので、しっかりと、そのあなた方は各部局へ上がってきたものをまとめてこれ発表しとられるだけであって、本来は各部局のとこでもうちょっとその辺をつくり上げてから予算化をしてもらいたいということが言いたかっただけです。 99: ◯森山委員長  太田政策企画監。 100: ◯太田政策企画監  済みません。それとあともう一点、先ほど委員から御指摘があった、あの同じ趣旨だと思います……(「同じことです」と言う者あり)雇用を一方で創出しながら、一方でそこにマッチングする人材が不足しているという状況を、両方でこう回してるような状況の中でどう進めていくんだという御指摘だと思います。商工労働部を中心に、産学官連携して取り組んでいけるような体制というのも、雇用対策に関してそういった推進本部を持っておりますので、そういったところとしっかり、決してその県だけではなくって、民間の状況も含めながら状況を把握、適切に把握しながら全体として取り組んでいけるように進めてまいりたいと思います。委員の御指摘のほうは、よくよく承知した上で進めてまいりたいと思います。 101: ◯加藤委員  よろしくお願いします。 102: ◯森山委員長  大国委員。 103: ◯大国委員  資料1を見ながらちょっと申し上げたいと思いますが、まず、これいつも申し上げてることなんですが、基本目標ということで、今回この1の(1)でいうならば、4つ掲げておられますよね。これいつも非常にこれ気になるんですが、この4つの、例えばこの4つの項目の目標が、これが達成できれば、じゃいいのかというと、そうじゃないと思います。雇用創出数ですよね、これは新たに雇用だというところだと思うんですが、今の雇用をこう守っていく、あるいは非正規を正規にするとか、これはもう広く根本的にどうなのかっていうところを考えるならば、これだけの目標というのは、物すごいこう部分的な狭い目標だというふうに思います。いろいろこれは事業評価だとかいって言われるんでしょうけどね、そもそもじゃ、太い柱でこういうのあるんだから、目標の掲げ方としてこれっていうのがいいのかっていうところは、これは繰り返しになりますが、ここは重ねて指摘させてほしいと思います。  それから、めくって3ページになるんですが、これもさっき申し上げたことと関連することだと思うんですが、結婚・出産・子育ての希望をかなえる社会づくりと。この社会が実現するためにはどうすればいいのかという点で見るならば、これは各論の目標は掲げてあって、当然一つ一つ大事なものもありますが、それで(2)のところ、結婚支援の充実というふうにありますよね、これ自体私は否定するもんではありません。ただ、なぜ今の若い人たちが結婚しづらいのか、そうならないのか、これ単に出会いの場がないというだけで済ましてしまっちゃいけないと思うんです。根本的な問題は何かといえば、これは雇用環境の問題があったり、これ大きいと思うんですよ。  本会議の質問で尾村議員も強調したんですが、内閣府の調査だと20代男性の既婚率で見ると、正規雇用の人は25%、非正規雇用の方はわずか4%、大きな開きがあります。こういうところでしっかり根本的な問題は何かっていうところを議論した上で、解決策見出さないと、これ一つ一つはいいとしても、根本的な解決にはならないと思う。雇用が非常に大事だということで、雇用対策などもあるんですが、やっぱりこう肝の部分が抜けてる、肝心かなめの根本的な問題の解決というところが、方向性見出せてないというふうに思うんです。ですんで、いろいろ企業誘致とか、いろいろこう雇用創出でやられますでしょう、産業づくりとか、そのときにやっぱりいろんな部局とも連携した上で、雇用は正規雇用をしっかり原則ですよ、これをふやさない限り、私はこの結婚問題一つとっても解決しないと思うんですよ。ですので、今、誘致企業たくさんありますよね、それから、これから中山間地域で来てもらうというのもありますよね。そういうところに対しては、しっかり正規の雇用を求める。それから、その地元の地域と地域の企業と連携を進めるとかいうことを、これ本腰入れてやらないと、いつまでたってもこれ、言っちゃ悪いんですが、小手先の対策なんですよ。わずかなところつかまえてやる対策だと思うんですよ。否定はしません。だから、各部局で連携した上でこの根本的な問題が解決されるように、ぜひこれ協議、検討してほしいと思うんですが、いかがでしょうか。 104: ◯森山委員長  太田政策企画監。 105: ◯太田政策企画監  済みません。委員のほうから、こちらの答弁も何か想定されたような御質問でございまして、なかなか難しいんですが、県として目指しているのは、子育てしやすく活力ある島根です。最終的な目標というのは、そういった方向に向かって戦略で掲げた、あるいは、発展計画で掲げた施策全体として取り組んでいくことによって、最終的なその姿を目指していくことになると考えております。  大国委員の言われるように、とはいえ、その中で一つ一つ要素として、例えば雇用はどういう形で雇用を目指すべきか、あるいは子育てしやすい環境のためにどういったところを目指すべきかというところも、それぞれ見ながら全体としてきちっと県全体のそのバランスがとれた形でそういった方向になるようにという、そういう御指摘だというふうに思います。県として目指すところはそういった大きな方向性があって、我々としては、その方向に向かってどう進んでいくのか、その取り組みの進捗状況をどう把握していくのかというツールとして、ある意味この施策の進捗管理というのはしております。一つ一つの施策の進行管理チェックをしながら、全体としてその方向に向かっていけるように、そういうふうに進んでるかどうかというところを確認するのが我々の仕事だというふうに思っております。行政評価等通じながら、この方向に向かって進んでいるのかというのをしっかりチェックをしながら進めたいと思います。その際には、当然どこがどういうふうに不足しているのかといったところは、各部と議論をしながら進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 106: ◯森山委員長  大国委員。 107: ◯大国委員  だから、こうやって目標設定されるのが物すごく狭い範囲になってしまって、ここを追求されると全体が見えなくなってしまうんじゃないか、肝心かなめの問題が見えなくなってしまって、こう細かいところの県のやってる事業に対してどうなのかというところだけで県政全体の評価になる、これ違った方向だと思いますんで、そこは強調させていただきたいです。  それから、ちょっと各論に入るんですが、このA3の横の資料で、総合戦略に関連して新規・拡充した主な事業の中で、放課後児童クラブ施設整備事業がありますよね。それで、この待機児童の解消を目指しというふうにあって、予算つけられているんですが、児童クラブの待機児童が正確に把握されてるのかなと思うんですが、この把握の状況というのは今、わかりますか。 108: ◯森山委員長  藤井財政課長。 109: ◯藤井財政課長  健康福祉部からもらったデータでちょっとお話をしますと、放課後児童クラブの待機児童数ですが、26年度が68名、27年度が98名、28年度が46名ということで聞いております。ただ、これがちょっといつ時点のものかは、済みません、きょうはっきり申し上げる、御説明できませんが、数字としてはそういうことで聞いております。 110: ◯森山委員長  大国委員。 111: ◯大国委員  例えば出雲市でいうと、私の地元の児童クラブがあって、そこに入りたいけどもいっぱいで入れなかったという声がたくさん入っています。ただ、待機児童どうなってますかっていったら、数字が違うというか出てこないんです。いろいろ聞くと、これはもう各児童クラブで、実はもうなかなかあなた厳しいよとか、そういう実態があるわけで、こうやって上がってくる数字と実態がこれ乖離してると思うんです。ですので、これ市町村自身もつかみ切れてないという実態が恐らくあると思うんで、これ実態を把握しないと有効な対策打てないので、これぐらいかと思ったら本当はこれぐらいあって、これぐらいの手だてしか用意してなかった、全くこれ対応できないということになるわけなんで、その実数をいかにつかむかっていう努力をしっかりやってほしいと思うんですよ。正規の申し込みをして入れなかった人だけが待機児童に上がるのならば、これ間違ったというか、実態に合わない数字が出てきます。実際この現場のところで、入れそうですかどうですかというところまで実態つかまないと、そのやりとりがどの程度のボリュームが行われてるのかというのをつかまないと、これきちっとした対策打てなくなるので、そのことをよく見て、市町村に対しても実態よくつかんでほしいというのを強調してほしいなと思うんですが、どうでしょう。 112: ◯森山委員長  太田政策企画監。 113: ◯太田政策企画監  委員からの御指摘は、施策の進捗状況を把握するためにその数値の把握をしっかり行うようにという御意見というふうに承っております。我々としても、きちんと施策の進捗状況を把握する上で実態をつかむというのが大事だという認識でおります。ただ、一方で、その数字を把握するため、ためといいますか、数字を把握することがメーンになって、そのための仕事量というのが、限られた中で人員の中でなかなかできないというところもあります。したがって、指標の設定の仕方として、例えば現在公表されている数値を使うとか、1年単位でつかめる数値をできるだけ使うとかいったところもあわせ持ちながらやります。施策を進捗管理する上で、一方でそういった視点をやりながら取り組むということは御理解をいただきたいと思います。その上で、委員から冒頭御指摘ありました。それだけでその県の施策がこの方向でいいかどうかっていう判断はできないという御意見でございます。あくまでも我々、この数値っていうのは、こういった県の施策としてどういったところに効果があって、どう反映されてるかというところを把握するための、いわゆるKPIとして使わせていただいております。県全体としてどの方向に向かってるのかというところは、また改めて、例えば決算特別委員会、9月議会で県全体の姿という形をお示しするような方向をとらせていただいておりますので、そういったところでどういった工夫ができるか、再度また検討していきたいと思いますので、その点よろしくお願いいたします。 114: ◯森山委員長  大国委員。 115: ◯大国委員  答弁お上手なんでね、もっともらしいように聞こえる面もあるんですが、施策打つときに実態をよくつかむ、この手間を惜しんでやるっていうのは、これ根本的におかしくなってくると思うんです。何もそんな膨大な作業がかかる、作業、手間がかかること、私要求してるわけじゃないんです。現場はわかってるんですよ。児童クラブでいうなら、児童クラブの運営委員会なり指導員さんなりは、じゃ、次の年度どれぐらいの人数の方が希望されるのかってわかっておられるんですよ。それをつかむだけのことで、何かその一々こう保護者一人一人に尋ねてどうですかとか、そこまでやれとは言ってません。しっかり実態をつかむ努力を、市町村がそれこそできることなんで、何かそれにこう非常にこう手間と時間とられた、それはちょっと間違いだと思うんです。 116: ◯森山委員長  太田政策企画監。 117: ◯太田政策企画監  済みません。ちょっと表現が適切でなかったかもしれません。効率的、効果的にきっちりと実態が把握できるような仕掛け、仕組みがどういうふうにできるのかというところを、改善できるところはしっかり改善できるように取り組んでまいりたいと思います。
    118: ◯森山委員長  大国委員。 119: ◯大国委員  効率的、効果的ということではなくて、実態がよくつかめるように努力するっていうのが本来の姿だと思います。もう言いません。  それから、ちょっと最後になりますが、同じこの1の子育て支援の(4)の1)のところの、この出産後も働き続けることを事業者に促す制度で、これ50人未満の事業者だと思います、事業者ですよね。法人とかそういうことになると思うんですが、事業所単位で見る必要もあると思うんです。事業者としては50人が大きい。50人以上の職員の皆さん抱えておられるところでも、例えば社会福祉法人なんかそうですよね。保育園幾つか運営しておられるとかいうところもあって、そういうところにはこれ適用されないわけです。適用がない。ですので、ここちょっと検討の余地大いにあると思うんで、検討いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 120: ◯森山委員長  藤井財政課長。 121: ◯藤井財政課長  御指摘の点についてはちょっと商工労働部とも話をしていきたいと思います。 122: ◯森山委員長  田中明美委員。 123: ◯田中明美委員  大国委員が言われたように、確かにこの総合戦略のこのKPIだけでは全体的なものは評価できないというふうに私も思いますが、せめてこのKPIのこの項目に対しては、先ほど太田政策企画監がおっしゃったように、進捗管理をされないといけないと思うんですが、この(5)番の農林漁業の担い手確保で、実績が27年度実績で上がってきてるわけですよ。農林水産漁業の関係の項目ってこれ1本しかないわけでありまして、せめて28年度の今の状況ぐらいは農林水産部でわかるんじゃないかと思いますが、そこら辺のところはどうでしょうか。 124: ◯森山委員長  太田政策企画監。 125: ◯太田政策企画監  まず1点、その農林水産業に関する指標について、この表に挙げてるのは、これ1本でございますが、総合戦略全体の中では、いわゆるその経営体の数だったりとか、そういったことがしっかり挙げてありますので、しっかりその担い手だけではなくって、経営体としてどういう状況なのかというのも把握しながら取り組んでまいりたいと思います。その上で担い手の数値につきましては、それぞれ出先のほうといろいろ集約する手間もかかるもんですから、今年度いっぱいの状況を春以降に集約する形になりますので、5月、6月ぐらいが集約する時期と私は農林からは聞いておりますので、次の施策にどう反映するかというために必要なタイミングでは、しっかりそこら辺は把握をしながら取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。 126: ◯森山委員長  田中明美委員。 127: ◯田中明美委員  来年度予算に、やはりその担い手確保ということで予算が上がってるわけですので、今の実績というのは、やっぱり今の状況でやはりみんなで把握できるような体制はとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 128: ◯森山委員長  岩田委員。 129: ◯岩田委員  まず、大枠の話なんですけど、先ほど大国委員からも多少指摘がありましたが、何点か指摘をさせてください。まず、産業振興では観光振興についてのお話がありましたが、毎回この観光入り込み客数なんですね、KPIっていうのが。産業振興であったら、じゃ、この観光入り込み客数がふえるとか、それに付随して、じゃあ、観光産業に働く人がどれぐらい働いたのかということをきちんとつかんでおられるかどうか、そこの目標があってしかるべきだということをまず私考えておりますが、所見を伺いたい。  そして、もう一つ、農業法人についてなんですけど、法人の数だけですよね。この法人がどういう経営実態なのか、つまり一つの法人当たりで平均したらこれぐらいの収益が上がってますよとか、そういうところが目標にないと、枠だけつくったからよしという話ではないというふうに考えていますので、この点についても見解を示してください。  それと、合計特殊出生率、2の、総合戦略の2の部分なんですけど、27年が1.78ということで、非常に高い数字になったんですね。目標値が29年度で1.69、31年度1.7と、これはもちろんその当初の目標なんですけど、それ以上のものが出たときに上方修正するべきじゃないのかという議論はあったのかなかったのか、その辺がちょっと、その設定としてどうなんだというところを指摘させていただきたいというふうに思っています。以上です。 130: ◯森山委員長  太田政策企画監。 131: ◯太田政策企画監  まず、観光産業についての影響度合いの指標として、入り込み客数だけでどうかという御意見でございまして、商工労働部ともそういった視点でのその議論したことございますが、捉まえられる数値として、いわゆるサービス業というくくりでデータをとることはできるんですが、そのうちの観光産業ということになると、どうしてもその裾野が広い、幅広いということもありますし、その業態もいろんな形でありますし、雇用の形態もいろいろな形でありまして、正直その適切な数字が把握できるものがないということなもんですから、今は観光入り込み客数という形で把握をさせていただいております。引き続き、そういったところでどういった視点があるのか、検討はしてまいりたいと思いますが、なかなか現状としては難しい状況にあるということが1点でございます。  それから、農業に関して、その経営体の数のみで良いのかという御指摘でございました。今こちらで挙げておるのは、県全体として強い農業を目指していくんだということでその法人数という形でやっておりますが、実態として、例えばその法人ごとの収益状況といったところも踏まえながら、具体的な対策を打つべきという御指摘だと思います。そういった御指摘を他の委員からいただいていることもありまして、農林水産部としては自分たちのその施策をどう効果的に展開するかという目的で、農業法人を対象とした、認定農業法人を対象としたアンケート調査ですとか、そういった実態調査等は別途やっております。また、補助事業を使った先の事業体が、事業者がどういう状況なのか、そういったところもアンケートをとりながらやっております。指標としてはこういったことを使っておりますが、施策を進める上ではそういった数値も把握をしながら現場のほうでは取り組んでおりますので、決してKPIだけで進めているわけではないということも御理解いただきたいと思います。  それから、3点目、出生率についてでございますが、昨年9月にこの数値を報告をさせていただいたときに、この議会でも説明をさせていただきましたが、平成27年に出生数が大きく伸びました。これは近年この5カ年の状況とも比較して、非常に突出した出生数であったというのが実態であります。我々としては、単年度単年度ごとのこの伸びたり縮んだりというところで一喜一憂することなくしっかりと、まず全体として平成31年度に向かって、1.7に向かって着実に進めていくということが大事でありますので、単年度単年度の指標があるとは思いますけれども、そういったその特殊事情もありますので、現時点ではこの目標は変えないということで御報告をさせていただきます。しっかり大きな流れに向かって進むように取り組んでまいりたいと思います。 132: ◯森山委員長  岩田委員。 133: ◯岩田委員  ごめんなさい。民間企業だと、例えば当年の売り上げが例えばこれだけありましたというときに、やっぱり対前年なんですよね。ですから、私、自治体に今から必要なの、やっぱり経営の視点て必要だと思ってて、もちろん当初決めた計画どおりに着実に歩んでいくというのも一つの方法だとは思うんですが、そういった観点で今お話をさせていただいているということを御理解いただきたいということと、この総合戦略の目標、これが世に出ていくわけです。県民の皆さんに、こういうところを目指してますよというところなんですよ。これがわかりやすいことが必要なんですね。そういうところですとんと落ちる目標設定がされてるかどうかっていうことはもう一回チェックしていただきたい。例えば産業でいえば、農業生産額を幾らにするんだとか、工業生産額を幾らにするんだとか、そういうところの数字が全く出てこないんですよ。つまり県の経済がこの先どうなっていくのかっていうところが具体的に見えないんですね。そういったことは、もちろん各部局で恐らく、絶対把握してるはずなんです。だからそれをやっぱりしっかり打ち出していくということも必要かなと思いますが、いかがでしょうか。 134: ◯森山委員長  太田政策企画監。 135: ◯太田政策企画監  1点目の数値につきましては、これで、この数値で確定して一切見直さないということではなくって、その年々の進捗状況を踏まえて、目標が上回る、目標を上回るような進捗状況になってればその上を目指すという考え方でおります。ただ、出生率に関して言いますと、27年度が突出した状況にあったということから、28年度の状況を見ながら、必要であればまた目標の見直しも検討していくという考え方であるということをお話ししておりましたので、その状況をまた見守ってやっていただければというふうに思います。  あと、その産業全体のあらわす指標というのもあるんじゃないかという御指摘でございます。済みません。繰り返しになるかもしれませんが、こちらのほうのこの進捗管理で使っている数字というのは、県の施策がどう反映しているかというところができるだけつかみやすい数値を持ってきております。その上で、経済関係の指標というのはいろいろあると思います。それは、農林に関してもいろいろあると思いますが、県の施策だけで影響を受けるものでない数値というのも多くありますので、それを目標にするというのはなかなか難しい場合には、こういったできるだけその県の施策がどう効果をあらわしているのかがつかみやすい指標を持ってくるということで、進行管理をしておるということを御理解いただきたいと思います。その上で、また繰り返しになりますが、県全体としてその方向はどう向かっているかというのは、そういった指標もまたお示ししながら、今、島根県というのがどういう状況にあるのかというのは御説明しながら、しっかり対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 136: ◯森山委員長  吉野委員。 137: ◯吉野委員  午前中に説明をいただいた資料1の4ページですが、高卒の県内就職率、また県内高等教育機関卒業者の県内就職率、この目標値自体がかなり思い切ったというか、一生懸命頑張るぞという目標設定であるというふうにも思いますけれども、今27年度だけが書いてございますが、28年度も大体もうほぼ見えているような数字の中で、この高校生の県内就職率75.1%であったものが、これがどうなっているのか。そうすると、29年度の目標に向けてかなり難しい状況なのではないかなと、こう推しはかるわけなんですが、このあたり当初の思惑と乖離が出てきた状況は、当然国内の中でも人手不足なわけですから当然かとは思いますけれども、どういうふうにこう立て直していくのか、ここやっぱりしっかりと考えていく必要があると思っております。そのあたりいかがでしょうか。 138: ◯森山委員長  太田政策企画監。 139: ◯太田政策企画監  28年度、今、最新の数値というのは、ちょっと済みません、持ち合わせておりませんので御説明できませんが、この数字は公立、私立それぞれの高校の就職率といったところもあわせながら見ますので、両者がちょっとそろった形でお示しできる4月以降ということでお話をさせていただければと思います。その上で来年に向かって、ここに向けての対策をどうしていくのかという御指摘だと思いますが、これはあくまでも今現時点ではまだ29年度予算でございまして、この29年度予算を踏まえて取り組んでいく来年の上半期の状況も踏まえながら、しっかり30年度に御指摘のようなところ、弱いポイントがないかどうかしっかりチェックをしながら反映していきたいと考えております。 140: ◯森山委員長  吉野委員。 141: ◯吉野委員  29年度も事業やりながらではありますけれども、ここんところが県内の企業さんも本当に人材が採れるのかという御心配を強くされています。県のほうでも広報部を新設したいという思いの中に、きっとこういった県内の高校生向けにもいろんなことを打っていきたいと、そういう思いもあると思いますので、ここのところ有効な政策ができるよう迅速に対応していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 142: ◯森山委員長  池田委員。 143: ◯池田委員  今、まち・ひと・しごと、総合戦略のことでやってるわけでございまして、局長、私、今回の質問しましたけど、やっぱり政策企画局ってやっぱり広報と広聴がすごく大事だと思ってます。先ほど吉野委員も言いましたけど、そのことについて、今後この特別委員会がまた来年度もあるかどうかっていうのはありますけど、もしこの会をやる場合、そういう広報、広聴をどういう形で一緒にやっていくのかということ。広報も外部だけじゃなくて、県内に対するアピールが私絶対必要だと思うんですよ。いろんな意味において、県はこういうことするから、県民も一緒に協力してもらわないとこれ総合戦略うまくいかないわけですよね。そのことについて本当に広報っていうのは私、広聴、広報っていうのはすごく大事なことだと思っておりますんで、それに対するお考えをお聞きしたいのと、それと、先ほど吉野委員も言われましたし、大国委員も言われましたけど、やっぱり部局も一緒にやっていかないと、なかなか難しい、目標設定にしてもね、それが本当に、こっちはこう思ってるんだけど、これはなかなか、この部局と一緒にならないとなかなかうまくできないっていうのはあると思うんですよ。例えばさっきの高校生の県内就職ですよね。これ高校に、学校、いわゆる学校のほうに幾ら言っても商工労働部のことを一緒にやらないと、絶対うまくいかない。結婚の問題にしても、これ商工労働部絶対絡んでくるわけですよ。そういうことも含めて、例えば事務レベルの方々、各部局とですね、そういう方々と頻繁にいろんな情報交換したりとか、そういうことは、だから総合戦略をうまくやるためには、県民に対するいろんな広報、広聴のこと、それから、各部局間とその連携のこと、市町村も含めですよ、そういうことが大切だと思うわけでございますが、いかがでしょうか。 144: ◯森山委員長  新田政策企画局長。 145: ◯新田政策企画局長  非常に重要な御指摘をいただいたものと考えております。まず、政策企画局と、それから広報部、新しく今回条例案でお願いしております。一つには、今それを急いでといいますか、来年度から設置して動きたいということの一つには、観光を中心とした非常に追い風にあるということと、それから、この地方創生も東京一極集中が実際にはまだ進んでおります。そういった中で、いかにその地域間競争、これにはもう大阪圏も名古屋圏も含めて、東京に吸い取られてる人口をとめるという意味では、非常に地方創生ということを各県がやっている、そういった中でやはりどう打って出るかということが2点目。  それから、3点目は、先ほど池田委員が御指摘なさったように、これから進めていく上で、県民の方々に今の県の置かれている状況であるとか、県が今目指している、一番にやろうとしていることをしっかりと伝えていく。さらには、それに対して県民の皆さんがどう感じている、どう受けとめておられるか、それをしっかりと聞いてそれを反映させていく、それによってPDCAの改善に生かしていく、次の年度に事業展開に生かしていくということで考えております。そういった意味では、広報部をつくることが、池田委員がおっしゃられた県民の考えや意見や思いをしっかり聞き取るということの、そういった機能の強化にもつながるものだと考えております。この特別委員会、来年度以降どのように体制を執行部側が整えるのか、場合によってはテーマに応じて臨機応変にといいますか、関係の部が一緒に参加するというふうなことも考えられると思います。県議会の皆様方と相談して、一番いいような形で進めれるように考えたいと思っております。  それから、政策企画局と広報部、いずれにしましても、これまで政策企画局にあった機能を充実強化して一つの部にするということではありますが、施策を打ってっていうか、横串を刺して施策展開をつくり上げていく、あるいはそれをチェックしていくという政策企画局と、それから県民の皆様のことをお考えを聞いて、それを政策に生かす、その後また広報でそれを皆さんにお伝えすると、これはもう不可分なものだと思います。機能は充実はいたしますが、密接に連携して努めてまいりたいというふうに考えております。  それから、先ほどから御指摘いただいておりますこのKPIの数値についてでございます。ここで今挙げさせていただいておりますのは、1年1年、来年度どうするかを判断するための、いわば身近な物差しであったりスピードメーターであったりというふうなもので、来年度どう改善しようかというものを施策ごとに見る、そのための指標というのがまず第一義的なものでございます。それから、それとは別に、じゃあ、島根県全体見たときに、産業どうなってるんだ、雇用はどうなってるのか、人口ももちろんそうでございます。そういったことについては、今回の質問戦の中でも答弁させていただいたつもりでおりますけれども、このPDCAを回すためのKPI、これとは別に、極端な話、多少時期がずれていても、正式な統計がとれるものであれば、それをここでお示しして、議員の皆様方の御意見も伺いながら工夫を重ねていくと、そういったことで、来年度の大きな宿題だと思っております。そういった点も改善したいと思いますし、それから、先ほどの合計特殊出生率のように、説明をしないと誤解を招く、あるいはミスリードをするというふうなことも御指摘のとおりだと思います。特に県民の皆様方にお示しする場合には、その辺誤解がないように文章で例えば補足するとか、これはこういった目的で設定しておりますというふうな説明も加えるなど、引き続き工夫を続けてまいりたいと思います。以上でございます。 146: ◯森山委員長  池田委員。 147: ◯池田委員  しっかり広報部と、新しい広報部と連携をとってやっていただきたいということと、部局間の連携もしっかりとっていただいて、説明をしっかりやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 148: ◯森山委員長  五百川委員。 149: ◯五百川委員  この前の総務委員会で局長がめり張りをこれからつけていくんだと、こういうことあったから期待してるんだけどね、要は、これから総合戦略が順調に行けば行くほど財源が要るわね。その財源をいかに捻出していくかということと、今のいわゆる財政の健全化というのを、整合性だわね、これをどうするのか。これは要するに限られた財源の中で捻出さないかんわけですから、そうするとやっぱりそれをどこからその財源を捻出するんだと、そういう議論もさないかんね。今の段階で、あれなんだろうな、そう恒常的な財源が期待できるというのはそうない。あえてっちゅうなら核燃料税ぐらいだなと思ってるんだけど、だからほとんど、そういう中でじゃあ、従来の財源をどういう形で今後そっちのほうにシフトさせていくのか、これ当然我々も議論さないかんわね、剥ぎ取ったり乗せたりしなくちゃいけないから。だから今後お願いしたいのは、この委員会がどうなるかは別としてだわね、どっかできちっとその議論を、我々議会との議論をする場を設けてもらいたいということですよ。知事もこの前、もう一律に、来年度は別としてだね、再来年度予算については一律にシーリングをかけるのはもうやめたと、きちっとやはりそこはもう来年度予算が成立して、連休明けぐらいからだわね、早速再来年度予算の編成作業に入る。当然その積み上げていく中では、当然我々と議論して、そういう場を設けないかんと私思ってますが、そういうことについて、総務部長はどう考えてるかお聞きしたいですが。 150: ◯森山委員長  松尾総務部長。 151: ◯松尾総務部長  財源の確保、これについては一回答弁でもさせていただきました。事務事業の見直し、また国等との財源の確保があれば、行政改革という点もございます。その中で、御指摘いただいた事務事業の見直しにつきましては、正直現時点では、具体的にどういうやり方をするのかというのはまだ詰めてはおりません。ただ、御指摘のとおり、これはやっていかなければならない。マイナスシーリングをやらないということであれば当然やっていく必要もございます。したがいまして、具体的なスケジュール間はまだ現時点ではお示しすることは難しゅうございますけども、どうやったやり方をするのか、またどういったスピードでやっていくのか、その途中経過はどうなのか、そういうことを踏まえまして、また国の骨太の方針、そういったことで、最終的には来年度の予算編成作業の中で決着するとは思いますが、御指摘の点を踏まえまして、相談をさせていただきたいというふうに考えております。 152: ◯森山委員長  五百川委員。 153: ◯五百川委員  それでいいと思います。ただはっきり、ここで明言してもらいたいのは、やっぱりきちっと、これから本当に大変な作業に入るわけですよ。それみんなきちっと議会とか、議論の場を設けると、これを約束してもらいたいと思いますが、いかがですか。 154: ◯森山委員長  松尾総務部長。 155: ◯松尾総務部長  かしこまりました。 156: ◯森山委員長  ほかにございますか。  成相委員。 157: ◯成相委員  昼間の総務委員会の話でも十分した話なので、執行部の皆さんには今さら言う必要ないと思う。ちょっとみんなに共有してほしいから改めて意見言わせてもらいたいんですけど、今、岩田委員さんとか池田委員さん言われた、非常に、田中明美委員もおっしゃったですね。やっぱりきちっとした目標とかデータとか、数字上のそのものを示してほしいっていうのはもっともだと思うんですよね。それで、私はちょっと農業に関心があるから、あんま、30分しか話ししませんけど、一番そのデータが不足しているのはやっぱり農業だと僕は感じていまして、それで、それがないと語れんわけです、何も。ですから、それについていろいろきのうも議論させてもらったですけど、やっぱり準備されてないわけですね。お金がかかるからっていうのもわかるんだけど、それこそ一つ政策として、きちっとそういうものを準備して我々と共有図ってもらうという、それが一番必要だと思います。農業は今まで後ろ向きでしたよ、減反ですもん。だから、役人の仕事は減反をいかに守らせて、その奨励金をきちっと払うかという極めて後ろ向きの仕事だったわけでしょ。これからはやっぱりもう成長戦略ですから、やっぱり農業に対するその政策が一大転換図らなきゃいけないのに、その準備ができてないというふうに私には映るんですね。ですからこそ、中山間地域の一体農業はどうなのか、平場はどうなのか、今あの人は、新しい担い手は一体どういう成長をしている農業をやっているのか、それから、今まで非常に少ない、かなり一生懸命やってる1,000万以上の農家はわずか2.9%しかいないって数字がありましたけど、そういう人たちがいて、ふえているのか、生産額はどうなってるのか、所得はどうかということが我々は知りたいわけだわね。そのやっぱり準備はしてもらうことで、じゃあ島根の農業をどうするか、中山間地域ではどういう農業がいいのかっていう議論が共有してくれると私は思うんですよね。ですから、ぜひちょっと知事とよく御協議いただいて統計、さっき統計の話が出ました、広報の話が出ましたけど、統計課あたりでしっかりと県民に知らせるような準備、予算の確保、そういうことをしてほしいと思いますので、私ちょっと来期からここにおれるかわからないんで、最後の議論になるかもしれませんけど、改めてさせといていただきます。よろしくお願いします。 158: ◯森山委員長  どなたですか。  新田政策企画局長。 159: ◯新田政策企画局長  一昨日の総務委員会でも同様の御指摘をいただきました。現在、平成19年度まで中国農政局の島根統計事務所のほうで農業所得の統計データ実際とっておったんですが、それがもろもろの事情があって、各県の数値がとれなくなったというところから、特に現状把握が難しくなったというふうに理解しております。現在、島根県がどうやっているかということを簡単に申し上げますと、一つには、農林関係の統計、センサスを中心とした、そういった国の統計の中で数字を把握するという方法と、それから、それだけでは完全に不足しますので、一つには例えば県が今進めている農業、それのための交付金や補助金を出した先、そこに対して実績の報告なり経営状況の報告なり、それをいただくことによって施策効果がどう上がっているのかということを分析する、あるいは認定農業者の方々にアンケートをとったり、これは成相委員のほうからの御指摘もあってやっておるところですが、そういったことで県単で統計をとる場合に、経費のこともありますが、全国比較ができないものをとってどうやっていくかっていうこともしっかりと検討していかないといけないというふうに思っておりますし、今言ったような統計データではないけれども、定点観測をして、施策を打った方に直接状況を聞いていくというふうなことで生かしていく、今その併用でやっているような状況でございます。統計のとり方につきましては、一昨日、成相委員から非常に大きいヒントもいただいたと思っております。検討を進めて数字としてあらわせるように引き続き努力してまいりたいと考えております。 160: ◯森山委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。  それでは、ほかにないようでございますので、以上で地方創生に関する調査については終わりたいと思います。  続きまして、地方分権に関する調査として、地方分権改革の動きについて説明をいただきたいと思います。
     清水政策企画監。 161: ◯清水政策企画監  私のほうからは、地方分権改革の動きについて御報告します。資料3をお願いいたします。昨年12月20日政府におきまして、平成28年の地方からの提案等に関する対応方針が閣議決定されましたので、概要について御報告します。  地方からの提案等に対する対応状況は、提案の趣旨を踏まえ対応等を行うもの、この中には現行規定で対応が可能であることを通知するなどのもの、今後検討するものも含んでおりますが、約76%となっております。  資料をおめくりいただきまして、2ページの概要をお願いいたします。今回の対応方針において示された主なものは、資料の下のほうに記載があるとおりです。このうち都府県から提案があったものについて、1点事例を御紹介をいたします。1の地方創生でございますが、最初のぽつですが、既存の一戸建ての空き家などを若者向けのシェアハウスに活用するなどの場合、建築基準法では住宅より厳しい寄宿舎の基準を満たす必要がありますが、住宅を寄宿舎に転用することを想定し、一定の要件、規模や追加の安全措置を満たした場合に、基準の合理化、安全確保等を行うことにより、大規模改修などをしないでそのまま使うというようなことができることになったものでございます。  1ページにお戻りいただきまして、中国地方知事会で共同で提案しておりました9件につきましては、記載のとおり6件について提案の趣旨を踏まえて対応するなどとされております。今回の対応方針のうち法律改正事項につきましては、一括法案等が通常国会に提出されることになっております。以上でございます。 162: ◯森山委員長  ただいまの説明に対して、質疑がありましたらお願いします。  大屋委員。 163: ◯大屋委員  この地方からの提案ということの内容に関連してですね、去年ですかね、国のほうから国の機関を地方へ移転をすると、大々的にこれ地方創生事業として、あるいはまた関連事業として国が提案をしたわけですね。島根県を始め、いわゆる47都道府県もそれぞれの市町村から、あるいは我が島根県からもいろいろと提案等があって、県を通じて国のほうへ提案されたと。その後、採用された部分もあるし、結局はいついつまでに出してくださいといって、結局それが完全に採択にのらない部分もあったわけです。その後一向に、私のほう新聞の報道では、消費者庁が例えばその徳島県のほうへ移転が決定したとか内定したとかいう、大きな部分については報道で知る限りですが、その後一向に県のほうからも、今おたくのほうからも、島根県の市町村にこういうことでこうですよということも、それ以後の報告もないし、いついつまでの期限で今どういうふうになっとるかというようなことも全くないわけです。やはりそういう議論というのは、まさにこの地方創生、いわゆる分権、行財政改革、この特別委員会で報告なり、また議論をしたり、どういう今経過になっとるかという資料もやはり要所要所でいただきながら、それを受けて我々もこの議論をしたり、あるいはまた協力したり、市町村との連携もとっていくということがまさに地方創生、あるいは分権、地方の分権改革というところで重要な課題かなというふうに私ども認識しておりましたが、今どういうような状況になっとるのかいうところをひとつ御説明願いたいなというふうに思います。 164: ◯森山委員長  清水政策企画監。 165: ◯清水政策企画監  昨年度、政府機関の地方移転に係る提案ということで、国のほうから募集がございました。この件につきましては、昨年、28年の3月22日に、まち・ひと・しごと創生本部で国の基本方針が決定をされております。委員が先ほどお話しされたような消費者庁の関係などにつきましては、研究機関とか研修機関、中央省庁、これは全面的な移転で、文化庁でありますとか、移転に向けた検証するという消費者庁の件でございますとか、こういう対応方針の決定があったものでございます。島根県の移転内容につきましては、20ほど機関を出しておりましたが、最終的には大田市にあります国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、それから国際協力機構の海士町の関係がございました。私どもの説明が悪かったのかもしれません、申しわけございません。昨年の6月のこの委員会の席で、そういったことについて御報告をさせていただいておりますけれども、今後につきましても、状況などを御説明をさせていただきたいと思います。 166: ◯森山委員長  大屋委員。 167: ◯大屋委員  昨年6月からちょうど半年以上たった今日ですね、やはり今おっしゃる部分もあるし、私どもこの委員会にそういう今おっしゃった部分を資料にもう一度出していただいて、それと、そういうような計画が大田と海士町あるんだけど、それがまた今どういうふうになっとるのかね。それは、やはり大田市並びに海士町とかその市町村との連携も、我々もさらにその経過なり、どういうふうになっとるかということも十分に認識しときませんと、あなたもう出しました、出しました。それも昨年の6月ですよ。国の動向っていうのは常に変化しとる部分と停滞しとる部分あるとは思いますが、そういったところを再度こう資料にこう注釈をつけて、現在どういうふうな推移をしとる、市町村とは連携をどういうふうになっとるということも踏まえて、今議会でいいですから、資料をいただければというふうに、委員長さんお願いしたいと思いますが、きょうではなくてもいいです。 168: ◯森山委員長  では、よろしくお願いしたいと思います。  ほかに何かございますか。  それでは、ほかにないようでございますので、地方分権に関する調査については以上で終わりたいと思います。  執行部の皆様方には御退席いただいて結構でございます。委員の皆様方には引き続いて協議事項がございますので、少しお待ちいただきたいと思います。                 〔執行部退席〕 169: ◯森山委員長  それでは、委員間協議に入りたいと思います。  本日は、最終日の本会議において行う最終報告について御協議いただきたいと思います。  前回の委員会で、委員長報告案の修正につきましては正副委員長に御一任をいただいておりました。皆様方からいただいた御意見を踏まえ、修正案をお配りをいたしたいと思います。配ってありますか。  それでは、その修正案、修正したところだけ、前回委員長報告を読ませていただいておりますので、今回は修正したところだけ説明を事務局からいただきたいと思います。 170: ◯事務局(小川書記)  失礼いたします。お手元にあります地方創生・行財政改革調査特別委員会委員長報告(案)をごらんください。前回、11月定例会で委員長報告素案につきまして御協議をいただき、本日はその際にいただいた意見をもとに修正した委員長報告案をお配りしております。  まず、1ページ目の下線部をごらんいただきたいと思います。前回、総合戦略について戦略を策定したということを記載するだけでなくて、戦略を作成し、取り組んだことの成果を盛り込んではどうかという御意見をいただいております。そこで、1ページ目の下線部に総合戦略での成果を例示ということで3点挙げさせていただいております。  続いて、2ページ目をごらんいただきたいと思います。次は、地方分権についてなんですけれども、先ほど執行部から報告がありましたとおり、地方から国への提案について対応方針が昨年12月20日に閣議決定され、そのことを反映いたしまして、国が地方の提案に対して対応するとした件数を、下線部のとおり6件と150件というのを追加記載しております。なお、それ以外のところは変更しておりません。以上です。 171: ◯森山委員長  それでは、ただいまの修正案につきまして、何か御質問、御意見ございましたらお願いしたいと思います。  大国委員。 172: ◯大国委員  委員長報告についてなんですが、まず、一任したという経過はあるんですが、ちょっと指摘したいのが、2ページ目のところで、総合戦略について、島根県の社会減の最大の原因はということで、4行ほど書いてあって、確かにこれはそりゃそうなんだと思うんですが、なぜこう都市部に集中するかっていうと、大きいのは賃金格差だと思うんです。そういう点ではこれ「魅力ある環境を整備し」ということではなっているんですが、「積極的に情報発信」、これはこれでこういう面はあるかもしれませんが、根本的な解決をどう進めていくかという点ではちょっと不十分なような気がします。それから、行財政改革について、定員削減についてなんですが、この間ずっと定員削減が目標を持ってやられてきている、その中で時間外勤務もかなり多いということもこの間指摘をされている中で、削減ありきというところは、私はこれは改めるべきだというふうに思います。この2)のところで定員削減についてということで、「機動的かつ弾力的な人員配置に取り組んでいくこと」、「県民サービスの低下につながらないよう」とは書いてはあるんですが、実際、人が減らされているということで時間外勤務の問題があるし、県民サービスの低下、これはあると思うんですよ。それから、嘱託職員、臨時職員のバランスのとれた人員配置も行いとあるんですが、非正規職員、正規職員、県の仕事としてやっぱり基本にあるのは、正規職員でというのが第一義的に掲げられるべきであって、臨時・嘱託職員も、これは賃金の向上、官製ワーキングプアなんかもずっと指摘されてるんですが、そういうところをしっかりやるべきだと。  最後に、この「職員の過度な負担とならないよう事務事業の見直しを行い、柔軟な人員配置を行うこと」という、これ読み取りようによっては、事務事業を減らすことによって県の仕事を減らし職員の負担を減らすということになると、自治体の仕事をしっかりやるっていうのが第一義的だと思うんですが、単にこの人員の面で事務事業を考えるという点では、なかなかこれは賛同しにくいと思います。実際の県土整備事務所で職員が、民間の企業の職員が積算のパソコンをそれぞれ使っていたで問題に今なってますが、その背景には、やっぱり人が減っているということがあると思うんで、この委員長報告ではちょっと私は賛同しかねるということだけ申し上げておきます。以上です。 173: ◯森山委員長  以前、これは御一任をいただいていることでございますけれども、ただいまの御意見は、また正副委員長に御一任をしていただければ、また対応を正副委員長で考えていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  ほかにございますか。(「ありません」と言う者あり)  それでは、ほかにないようでございますので、その他でございます。本日御協議いただく事項は以上でございますが、この際何かありましたらお願いします。  大国委員。 174: ◯大国委員  午前中の議論で、議論があったわけですが、委員長のほうから記者会見を行うという表明がありました。県民の信頼を取り戻すためにも、一刻も早く記者会見を行って、説明責任しっかり果たしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。以上です。 175: ◯森山委員長  はい、わかりました。  角委員。 176: ◯角委員  私もそのことをお願いしたわけですけども、私たちの会派でも、昼休みに議長に向けて委員長が表明されたことについて、今会期中にぜひとも記者会見を開いてほしいと、そういう要請をいたしましたので、ぜひそのことを委員長にはお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 177: ◯森山委員長  今、そのことはお聞きしましたので、また日時につきましては私で決めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  そのほかございますでしょうか。  それでは、そのほかないようでございますので、最後の委員会となりましたので、私のほうから御挨拶を申し上げたいと思います。  本日の委員会の中でも、委員の皆さん方には私ごとで大変この委員会が長くなりましたことをまずおわびを申し上げたいと思います。そして、また今後は、先ほどお話をさせてもらったとおりしっかりと説明責任を果たしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、委員の皆様方には、この2年間積極的な御審議をいただきまして、まことにありがとうございました。  地方創生につきましては、総合戦略に挙げられました目標達成に向けて、引き続き全力で取り組んでいくことが必要であります。  地方分権につきましては、国の動きに注視しつつ、しっかりと本県の意見を中央に伝えていくことが必要であろうかと思います。  また、行財政改革につきましては、県が平成19年に策定いたしました財政健全化基本方針に従って取り組んできた結果、平成29年度に基本方針の目標が達成する見込みでございますが、県財政を取り巻く状況を勘案いたしますと、引き続き行財政改革に取り組んでいかなければなりません。これらの課題に対しましても、今後とも皆様方の御協力をお願いを申し上げる次第でございます。  以上をもちまして本日の委員会を終了いたします。ありがとうございました。 発言が指定されていません。 島根県議会 ↑ 本文の先頭へ...